JP2015013734A - エレベータ運転制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術においては、例えば、停電時の運転の点でさらなる改善の余地がある。【解決手段】実施形態のエレベータ運転制御システムは、複数のエレベータと、自家発電機と、制御装置とを備える。制御装置は、平常運転と、動力用電源の停電時に停電時継続運転装置からの電力によってエレベータを運転する停電時継続運転とを切り替えて実行可能である。制御装置は、動力用電源が停電し複数のエレベータを平常運転から停電時継続運転に切り替えた後、自家発電機が起動した場合に、下記の制御を実行可能である。制御装置は、複数のエレベータのうちの少なくとも1つを停電時継続運転から自家発電運転に切り替えると共に残りのエレベータの停電時継続運転を継続する制御を実行可能である。制御装置は、停電時継続運転装置の蓄電装置の残存蓄電量に基づいて、自家発電運転と停電時継続運転とを切り替える制御を実行可能である。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータ運転制御システムに関する。
従来、エレベータ運転制御システムは、昇降路内を乗りかご(カゴ)が移動することにより、乗りかごを任意の階床に移動させる。このようなエレベータ運転制御システムは、停電時に自家用発電機やバッテリの電力を用いて、乗りかごを運転する制御を実行する場合がある。
特開2002−137875号公報
ところで、従来技術においては、例えば、停電時の運転の点でさらなる改善の余地がある。
実施形態のエレベータ運転制御システムは、複数のエレベータと、自家発電機と、制御装置とを備える。複数のエレベータは、動力用電源からの電力とそれぞれに設けられた停電時継続運転装置の蓄電装置からの電力とによって運転可能である。自家発電機は、前記複数のエレベータに供給可能な電力を発電可能である。制御装置は、前記動力用電源の健全時に当該動力用電源からの電力によって前記エレベータを運転する平常運転と、前記動力用電源の停電時に前記停電時継続運転装置からの電力によって前記エレベータを運転する停電時継続運転とを切り替えて実行可能である。前記制御装置は、前記動力用電源が停電し前記複数のエレベータを前記平常運転から前記停電時継続運転に切り替えた後、前記自家発電機が起動した場合に、下記の制御を実行可能である。前記制御装置は、前記複数のエレベータのうちの少なくとも1つを前記停電時継続運転から、前記自家発電機からの電力によって当該エレベータを運転する自家発電運転に切り替えると共に残りの前記エレベータの前記停電時継続運転を継続する制御を実行可能である。さらに、前記制御装置は、前記蓄電装置の残存蓄電量に基づいて、前記複数のエレベータの前記自家発電運転と前記停電時継続運転とを切り替える制御を実行可能である。
図1は、実施形態1に係るエレベータシステムの概略構成例を示すブロック図である。 図2は、実施形態1に係るエレベータ群の概略構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態1に係るエレベータシステムにおける制御の一例を説明するフローチャートである。 図4は、実施形態1に係るエレベータシステムにおける制御の一例を説明するフローチャートである。 図5は、実施形態1に係るエレベータシステムにおける制御の一例を説明するフローチャートである。 図6は、実施形態2に係るエレベータシステムにおける制御の一例を説明するフローチャートである。 図7は、実施形態3に係るエレベータシステムにおける制御の一例を説明するフローチャートである。 図8は、実施形態4に係るエレベータシステムの概略構成例を示すブロック図である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るエレベータシステムの概略構成例を示すブロック図である。図2は、実施形態1に係るエレベータ群の概略構成例を示すブロック図である。図3、図4、図5は、実施形態1に係るエレベータシステムにおける制御の一例を説明するフローチャートである。
本実施形態のエレベータ運転制御システムとしてのエレベータシステム1は、図1に示すように、エレベータ群2の運転を行い効率的な運行サービスを行うものである。エレベータシステム1は、複数のエレベータ3と、自家発電機4と、制御装置5とを備える。複数のエレベータ3は、エレベータ群2を構成する。ここでは、エレベータ群2は、1号機、2号機、3号機の3つのエレベータ3からなる。各エレベータ3は、それぞれ停電時継続運転装置6を備える。各エレベータ3は、商用電源等の動力用電源50からの電力と、それぞれに設けられた停電時継続運転装置6の蓄電装置7からの電力とによって運転可能である。またさらに、各エレベータ3は、自家発電機4からの電力によっても運転可能である。そして、本実施形態のエレベータシステム1は、上記構成要素によって、動力用電源50が停電した際に、自家発電運転(自家発管制運転)と停電時継続運転とを連携させてサービスを継続することができるエレベータ電源バックアップシステムである。
なお、以下の説明では、エレベータシステム1は、エレベータ群2として、1号機、2号機、3号機の3つのエレベータ3を備えるものとして説明するがこれに限らない。エレベータシステム1は、エレベータ群2として、エレベータ3を2つ備えるものであってもよいし、4つ以上を備えるものであってもよい。また、以下の説明では、1号機、2号機、3号機の3つのエレベータ3は、特に断りのない限り、3つを区別せずに単にエレベータ3として説明する。
ここでまず、図2を参照してエレベータ群2について説明する。エレベータ群2は、複数のカゴ8がそれぞれ昇降路を昇降することで運行サービスを行う。
各エレベータ3は、それぞれ、カゴ8、カウンタウェイト9、メインロープ10、巻上機11等を含んで構成される。各エレベータ3は、それぞれ、カゴ8とカウンタウェイト9とをメインロープ10で連結したいわゆるつるべ式のエレベータである。各エレベータ3は、共通の乗場12が設けられる。
カゴ8は、建物に設けられた昇降路を昇降可能である。カゴ8は、カゴ呼び登録装置13、カゴ案内装置14、荷重検出器15等を含んで構成される。カゴ呼び登録装置13は、カゴ8の内部に設けられる。カゴ呼び登録装置13は、利用者による操作入力に応じていわゆるカゴ呼び登録等を行う。カゴ案内装置14は、カゴ8内に設けられる。カゴ案内装置14は、例えば、報知音を出力可能なブザー、種々の音声情報をアナウンス可能なスピーカ、種々の表示情報を表示可能な表示装置等を含んで構成される。荷重検出器15は、カゴ8内の積載荷重を検出する。
カウンタウェイト9は、カゴ8に対するつり合おもりである。
メインロープ10は、昇降路の上部に設けられた巻上機11のメインシーブ11aやそらせシーブ(不図示)等に掛けられる。メインロープ10は、一端にカゴ8が接続され、他端にカウンタウェイト9が接続される。
巻上機11は、例えば、動力を発生させる電動機(モータ)11bを有する。電動機11bは、例えば、動力用電源50(図1参照)、自家発電機4(図1参照)、停電時継続運転装置6(図1参照)の蓄電装置7(図1参照)等から電力が供給される。巻上機11は、電動機11bが駆動することで、この電動機11bに連結されたメインシーブ11aが回転駆動する。そして、巻上機11は、メインシーブ11aとメインロープ10との間に生じる摩擦力を利用してメインロープ10を電動で巻き上げる。また、電動機11bは、回生発電も可能である。つまり、この電動機11bは、いわゆる回転電機であり、供給された電力を機械的動力に変換する電動機としての機能(力行機能)と、入力された機械的動力を電力に変換する発電機としての機能(回生機能)とを兼ね備えている。
乗場12は、カゴ8が着床可能な各エレベータ停止階床に設けられる。各乗場12は、乗場呼び登録装置16、乗場案内装置17等を含んで構成される。乗場呼び登録装置16は、利用者による操作入力に応じていわゆる乗場呼び登録等を行う。乗場案内装置17は、例えば、報知音を出力可能なブザー、種々の音声情報をアナウンス可能なスピーカ、種々の表示情報を表示可能な表示装置等を含んで構成される。
制御装置5は、通常の形式の双方向コモン・バスにより相互に連結されたCPU(中央演算処理装置)、ROM、RAM、バックアップRAM及び入出力ポート装置を有するマイクロコンピュータ及び駆動回路を備えている。ROM(Read Only Memory)は、所定の制御プログラム等を予め記憶している。RAM(Random Access Memory)は、CPUの演算結果を一時記憶する。バックアップRAMは、予め用意されたマップデータ、エレベータ3の仕様等の情報を記憶する。制御装置5は、種々のセンサ、検出器、巻上機11、カゴ呼び登録装置13、カゴ案内装置14、荷重検出器15、乗場呼び登録装置16、乗場案内装置17等の各エレベータ3の各部と電気的に接続される。制御装置5は、各エレベータ3の各部の動作を統括的に制御する。制御装置5は、例えば、カゴ呼び登録装置13、乗場呼び登録装置16等への利用者からの操作入力に応じて、各巻上機11の駆動を制御し、各カゴ8を昇降路内で昇降させる。これにより、各エレベータ3は、各カゴ8を呼び登録に応じた指定された目的階に移動させることができる。この場合、制御装置5は、複数台のエレベータ3によって、複数の階床に対してサービス可能とする。制御装置5は、典型的には、エレベータ群2の複数のカゴ8の状態等に応じて、複数のエレベータ3から、エレベータ群2の乗場12からの乗場呼びに応答するエレベータ3を割り当てる制御を実行可能である。
上記のように構成されるエレベータ群2は、平常運転として、利用者によりカゴ呼び登録装置13、乗場呼び登録装置16等を介してカゴ8の呼び操作が行われた場合、下記のように動作する。すなわち、エレベータ群2は、カゴ呼び登録装置13から制御装置5にこれに応じたカゴ呼び登録信号が入力される。あるいは、エレベータ群2は、乗場呼び登録装置16から制御装置5にこれに応じた乗場呼び登録信号が入力される。そして、エレベータ群2は、制御装置5がこの呼び登録信号に応じてカゴ8のカゴ呼び登録、乗場呼び登録を行う。そして、制御装置5は、例えば、各エレベータ3の複数のカゴ8から、各カゴ8の状態に応じて、呼び登録に応答する最適なカゴ8を割り当てる群管理制御を実行する。制御装置5は、例えば、各エレベータ3、各カゴ8の状態等に基づいて、発生した呼びに対して所定の評価演算を行う。そして、制御装置5は、例えば、この所定の評価演算に応じて、輸送効率上、各カゴ8が合理的に移動しながらそれぞれの呼びに最適に応答するように、カゴ8の着床順序等を定めて各呼びに応答するカゴ8を割り当てて、応答カゴ8を決定する割当処理を行う。制御装置5は、複数のカゴ8の運行を効率的に割り振り、エレベータ群2全体として効率的な運行サービスを行う。制御装置5は、各エレベータ3への割り当てに応じてそれぞれの号機の巻上機11を駆動制御し、カゴ8を目的の階床へと移動させる。これにより、各エレベータ3は、カゴ8が昇降路内を鉛直方向上下に昇降移動し、任意の目的階の乗場12に移動する。そして、各エレベータ3は、カゴ8が目的階の乗場12に着床し、所定の着床位置に着床したことが検出されると、その後、制御装置5が扉を開放する。これにより、乗場12で待機している利用者は、カゴ8内に乗り込むことが可能となる。また、カゴ8内の利用者は乗場12に降りることが可能となる。
図1に戻って、エレベータシステム1の説明を続ける。
自家発電機4は、複数のエレベータ3に供給可能な電力を発電可能である。自家発電機4は、種々の形式の発電機を用いることができる。自家発電機4は、動力用電源50の停電時に、制御装置5の制御により起動され、複数のエレベータ3に電力を供給可能である。自家発電機4の発電容量は、特に制限されないが、典型的には、装置の大型化や製造コストの増大等を回避するため、エレベータ群2のうちの数台のエレベータ3をまかなうことができる程度の容量に設定される。
そして、本実施形態の制御装置5は、動力用電源50の停電状態においても、各エレベータ3において、各号機ごとに設置された停電時継続運転装置6の蓄電装置7によって停電時継続運転を行うことができる。つまり、本実施形態の制御装置5は、上記で説明した平常運転と、停電時継続運転とを切り替えて実行可能である。
ここで、動力用電源50は、主にエレベータ3の平常運転時に利用される主電源である。動力用電源50は、典型的にはいわゆる商用電源(三相交流電源)等が用いられる。一方、停電時継続運転装置6の蓄電装置7は、主に動力用電源50からの電力供給が停止した停電時に利用される非常用の補助電源であり、動力用電源50の停電時に各エレベータ3を運転するための電源である。停電時継続運転装置6は、例えば、昇降路の上部や機械室に設けられる。蓄電装置7は、典型的にはいわゆる蓄電池(二次電池)等が用いられる。各蓄電装置7は、各エレベータ3の平常運転時に動力用電源50から供給される電力の一部、平常運転時、停電時のエレベータ3の回生運転時に電動機11b(図2参照)によって回生発電された回生電力等によって充電される。各蓄電装置7は、計測器7aが設けられている。各計測器7aは、電流計、電圧計等からなり、残存蓄電量(エネルギ残量)を計測する。各計測器7aは、計測した蓄電装置7の残存蓄電量の計測値を制御装置5に送信することができる。
そして、上記平常運転とは、上述のように動力用電源50の健全時に当該動力用電源50からの電力によってエレベータ3を運転するものである。
一方、停電時継続運転とは、平常運転とは異なる運転であり、動力用電源50の停電時の運転である。停電時継続運転とは、動力用電源50の停電時に停電時継続運転装置6の蓄電装置7からの電力によってエレベータ3を運転するものである。さらに言えば、停電時継続運転とは、動力用電源50の停電時に蓄電装置7からの電力によってカゴ8の昇降を継続する運転である。つまり、このエレベータシステム1は、動力用電源50が停電した場合であっても、自家発電機4を使用せずに、停電時継続運転装置6を使用した停電時継続運転によって各エレベータ3を継続して利用することができる。停電時継続運転は、例えば、平常運転に対して種々の制限を設けて、当該平常運転の場合と比較して、電力使用量を抑制してカゴ8を昇降させる運転としてもよい。制御装置5は、例えば、停電時継続運転では、平常運転の場合と比較して、カゴ8の昇降速度を相対的に低くすることで、電動機11bの負荷を抑制し、平常運転の場合と比較して電力使用量を抑制する。
典型的には、制御装置5は、動力用電源50の健全時には平常運転を行う。そして、制御装置5は、動力用電源50が停電した場合、各エレベータ3において電源系統を切り替えて、平常運転から停電時継続運転に切り替える。また、制御装置5は、動力用電源50の停電が復旧した場合、各エレベータ3において電源系統を切り替えて、停電時継続運転から平常運転に復帰する。
そして、本実施形態の制御装置5は、上述したように、動力用電源50の停電時に、自家発電機4を用いた自家発電運転(自家発管制運転)と停電時継続運転装置6を用いた停電時継続運転とを連携させてサービスを継続する制御を実行可能である。
制御装置5は、動力用電源50が停電すると、自家発電機4を始動する。そして、制御装置5は、動力用電源50が停電し複数のエレベータ3を平常運転から停電時継続運転に切り替えた後、自家発電機4が起動し発電が可能な状態となった場合に、下記のような制御を行う。すなわち、制御装置5は、複数のエレベータ3のうちの少なくとも1つを停電時継続運転から、自家発電機4からの電力によって当該エレベータ3を運転する自家発電運転に切り替える制御を実行可能である。それと共に、制御装置5は、残りのエレベータ3の停電時継続運転を継続する制御を実行可能である。そしてさらに、制御装置5は、この状態で蓄電装置7の残存蓄電量に基づいて、複数のエレベータ3の自家発電運転と停電時継続運転とを切り替える制御を実行可能である。
ここで、自家発電運転とは、平常運転、停電時継続運転とは異なる運転であり、動力用電源50の停電時の運転である。自家発電運転とは、動力用電源50の停電時に自家発電機4からの電力によってエレベータ3を運転するものである。さらに言えば、自家発電運転とは、動力用電源50の停電時に自家発電機4からの電力によってカゴ8の昇降を継続する運転である。自家発電運転は、例えば、自家発電機4からの電力を用いる以外は平常運転と同等の運転としてもよいし、平常運転に対して種々の制限を設けて、当該平常運転の場合と比較して、電力使用量を抑制してカゴ8を昇降させる運転としてもよい。ここでは、自家発電運転は、一例として、自家発電機4からの電力を用いる以外は平常運転と同等の運転とする。
なお、本実施形態の制御装置5は、動力用電源50の停電時(すなわち、自家発電運転時、停電時継続運転時)においては、群管理制御部20aによる群管理制御を行わず、各単体制御装置19による単体制御を行うようにしている。
ここでは、制御装置5は、一例として、図1に例示するように、遮断装置18と、単体制御装置19と、統括制御装置20とを含んで構成される。
遮断装置18は、自家発電機4とエレベータ群2との間に介在する。遮断装置18は、自家発電機4からの電力を複数のエレベータ3に供給する状態と、当該電力の供給を遮断する状態とを当該複数のエレベータ3毎に切り替え可能である。遮断装置18は、自家発電機4から1号機への電力を遮断可能な第1遮断装置18a、自家発電機4から2号機への電力を遮断可能な第2遮断装置18b、自家発電機4から3号機への電力を遮断可能な第3遮断装置18cを含んで構成される。遮断装置18は、第1遮断装置18a、第2遮断装置18b、第3遮断装置18cが統括制御装置20に電気的に接続されており、統括制御装置20の制御によりON/OFFが制御される。第1遮断装置18a、第2遮断装置18b、第3遮断装置18cは、ONとされることで、自家発電機4から該当する号機への電力の供給を許容する。一方、第1遮断装置18a、第2遮断装置18b、第3遮断装置18cは、OFFとされることで、自家発電機4から該当する号機への電力の供給を遮断する。
単体制御装置19は、複数のエレベータ3に対応してそれぞれ設けられる。各単体制御装置19は、対応する各エレベータ3の各部を制御するものである。つまり、複数の単体制御装置19は、複数のエレベータ3をそれぞれ制御する。各単体制御装置19は、統括制御装置20と電気的に接続されており、相互に検出信号や駆動信号、制御指令、運行データ等の情報の通信、授受を行うことができる。また、各単体制御装置19は、例えば、計測器7aから蓄電装置7の残存蓄電量の計測値を受信し、受信した計測値を統括制御装置20に送信することができる。さらに、複数の単体制御装置19は、互いに電気的に接続されており、相互に検出信号や駆動信号、制御指令、運行データ等の情報の通信、授受を行うことができる。
統括制御装置20は、複数のエレベータ3の各単体制御装置19と相互に検出信号や駆動信号、制御指令等の情報の通信、授受を行い、エレベータ群2を統括的に管理する。ここでは、統括制御装置20は、機能概念的に、群管理制御部20a、運行データ監視部20b、運転切替部20c等を含んで構成される。
群管理制御部20aは、上述したように、平常運転等において、各エレベータ3の複数のカゴ8から、各カゴ8の状態に応じて、呼び登録に応答する最適なカゴ8を割り当てる群管理制御を実行するものである。群管理制御部20aは、割当処理によって決定された各エレベータ3への割り当てを各単体制御装置19に出力する。
運行データ監視部20bは、各エレベータ3の運行データを監視するものである。運行データ監視部20bは、各単体制御装置19から受信する情報に基づいて、各号機の運行方向、停止階、現在位置、乗客の有無、カゴ呼び、乗場呼びの状態等の運行状況や各蓄電装置7の残存蓄電量を監視する。
運転切替部20cは、各エレベータ3の運転モードを切り替えるものである。運転切替部20cは、上述したように、動力用電源50が停電すると、自家発電機4を制御し始動すると共に、各単体制御装置19を制御し全号機を平常運転から停電時継続運転に切り替える。そして、運転切替部20cは、自家発電機4が起動し発電可能な状態となると、複数のエレベータ3のうちの少なくとも1つを停電時継続運転から自家発電運転に切り替えると共に、残りのエレベータ3の停電時継続運転を継続する。そして、運転切替部20cは、運行データ監視部20bが監視する蓄電装置7の残存蓄電量に基づいて、複数のエレベータ3の自家発電運転と停電時継続運転とを切り替える。
より詳細には、運転切替部20cは、停電時継続運転中のエレベータ3の蓄電装置7の残存蓄電量が予め設定される許容蓄電量未満となった場合に、下記のような制御を実行可能である。すなわち、制御装置5は、自家発電運転中のエレベータ3を停電時継続運転に切り替えると共に、当該停電時継続運転中のエレベータ3を自家発電運転に切り替える制御を実行可能である。ここで、許容蓄電量とは、残存蓄電量に対して設定される閾値であり、例えば、実験等に応じて予め設定される。許容蓄電量は、例えば、カゴ8が意図せず各階床の中間で停止してしまうことなく、所定の昇降行程の昇降を適正に完了するために必要な下限の蓄電量(言い換えれば、ラストランを可能とする最低限の蓄電量)に相当する。
なお、以下の説明では、停電時継続運転中のエレベータ3を「継続運転号機」という場合がある。また、自家発電運転中のエレベータ3を「自家発号機」という場合がある。また、本実施形態のエレベータシステム1は、最初に自家発号機とする号機を予め設定しておいてもよいし、そのときの状況(混雑度や積載荷重の状態、カゴ8の現在位置等)に応じて自動で設定するようにしてもよい。以下の説明では、エレベータシステム1は、最初に自家発号機とする号機を1号機とするがこれに限らない。
運転切替部20cは、各エレベータ3の運転モードを切り替える場合に、第1遮断装置18a、第2遮断装置18b、第3遮断装置18cのON/OFFを制御する。運転切替部20cは、1号機が自家発号機、2号機、3号機が継続運転号機である場合には、第1遮断装置18aをON、第2遮断装置18b、第3遮断装置18cをOFFとする。同様に、運転切替部20cは、2号機が自家発号機、1号機、3号機が継続運転号機である場合には、第2遮断装置18bをON、第1遮断装置18a、第3遮断装置18cをOFFとする。運転切替部20cは、3号機が自家発号機、1号機、2号機が継続運転号機である場合には、第3遮断装置18cをON、第1遮断装置18a、第2遮断装置18bをOFFとする。
次に、図3、図4、図5のフローチャートを参照して制御装置5による制御の一例、ここでは、動力用電源50の停電時の制御の一例を説明する。なお、図3は、自家発号機、継続運転号機の共通の制御、図4は、最初に自家発号機となる号機(ここでは1号機)に対する制御、図5は、残りの号機(ここでは、2号機、3号機)に対する制御を表している。
まず、制御装置5の運転切替部20cは、動力用電源50が停電し、全号機が一旦非常停止すると、図1に示すように、自家発電機4を制御し始動すると共に、各単体制御装置19を制御し全号機を平常運転から停電時継続運転に切り替える(ステップST1)。この場合、運転切替部20cは、電源系統を動力用電源50から停電時継続運転装置6の蓄電装置7に切り替えて、各蓄電装置7から各エレベータ3への電源供給を開始する。
そして、各単体制御装置19は、各エレベータ3において登録されている呼び登録等に応じたカゴ8を目的階へ移動させる(ステップST2)などして、停電時継続運転を継続する(ステップST3)。この間、各単体制御装置19は、例えば、カゴ8内に乗客がいなければ、最寄階に停止し、乗場呼びが登録された場合には停電時継続運転で各エレベータ3を運転する。
次に、運転切替部20cは、自家発電機4が発電可能な状態に確立されたか否かを判定する(ステップST4)。運転切替部20cは、自家発電機4が未だ所定以上の電力を発電可能な状態になっていないと判定した場合(ステップST4:No)、ステップST3の処理に移行し、以降の処理を繰り返し実行する。
制御装置5は、自家発電機4が発電可能な状態に確立されたと判定した場合(ステップST4:Yes)、最初に自家発号機となる1号機に対しては図4に例示する制御を行い、残りの2号機、3号機)に対しては図5に例示する制御を行う。
運転切替部20cは、自家発電機4が発電可能な状態に確立されたと判定した場合(ステップST4:Yes)、図4に示すように、最初に自家発号機となる1号機を、停電時継続運転から自家発電運転に切り替える(ステップST105)。この場合、運転切替部20cは、1号機のカゴ8が目的階に到着した後に第1遮断装置18aをONとし、1号機を自家発電運転に切り替えるようにすればよい。そして、1号機(自家発号機)の単体制御装置19は、自家発電運転を継続する(ステップST106)。
運転切替部20cは、動力用電源50の作動状態に基づいて、動力用電源50が復電したか否かを判定する(ステップST107)。
運転切替部20cは、動力用電源50が復電したと判定した場合(ステップST107:Yes)、1号機(自家発号機)を、自家発電運転から平常運転に切り替えて(ステップST108)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。この場合、運転切替部20cは、1号機のカゴ8が目的階に到着した後に第1遮断装置18aをOFFとし、1号機を平常運転に切り替えるようにすればよい。
運転切替部20cは、動力用電源50が復電していないと判定した場合(ステップST107:No)、自家発電運転と停電時継続運転との切り替え指示があるか否かを判定する(ステップST109)。自家発電運転と停電時継続運転との切り替え指示は、例えば、後述するように2号機、又は、3号機(継続運転号機)の蓄電装置7の残存蓄電量が許容蓄電量未満となった場合に生成される。より詳細には、運行データ監視部20bは、1号機と、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった号機(2号機、又は、3号機)の運行方向や停止階、現在位置、乗客の有無、カゴ呼び、乗場呼びの状態等の運行状況を監視する。そして、当該切り替え指示は、例えば、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった後、監視結果に応じて、1号機のカゴ8と、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった号機のカゴ8とが共に目的階に到着したことが確認された後に生成される。
制御装置5は、運転切替部20cによって自家発電運転と停電時継続運転との切り替え指示がないと判定された場合(ステップST109:No)、ステップST106の処理に移行し、以降の処理を繰り返し実行する。
運転切替部20cは、自家発電運転と停電時継続運転との切り替え指示があると判定した場合(ステップST109:Yes)、1号機(自家発号機)を、自家発電運転から停電時継続運転に切り替える(ステップST110)。この場合、運転切替部20cは、1号機のカゴ8と、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった号機のカゴ8とが共に目的階に到着した後に第1遮断装置18aをOFFとし、1号機を停電時継続運転に切り替えるようにすればよい。そして、1号機(継続運転号機)の単体制御装置19は、停電時継続運転を継続する(ステップST111)。
次に、運転切替部20cは、動力用電源50の作動状態に基づいて、動力用電源50が復電したか否かを判定する(ステップST112)。
運転切替部20cは、動力用電源50が復電したと判定した場合(ステップST112:Yes)、1号機(継続運転号機)を、停電時継続運転から平常運転に切り替えて(ステップST113)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。この場合、運転切替部20cは、1号機のカゴ8が目的階に到着した後に1号機を平常運転に切り替えるようにすればよい。
運転切替部20cは、動力用電源50が復電していないと判定した場合(ステップST112:No)、1号機(継続運転号機)の蓄電装置7の残存蓄電量が許容蓄電量未満であるか否かを判定する(ステップST114)。
運転切替部20cは、1号機(継続運転号機)の蓄電装置7の残存蓄電量が許容蓄電量以上であると判定した場合(ステップST114:No)、ステップST111の処理に移行し、以降の処理を繰り返し実行する。
運転切替部20cは、1号機(継続運転号機)の蓄電装置7の残存蓄電量が許容蓄電量未満であると判定した場合(ステップST114:Yes)、下記のように制御する。すなわち、運転切替部20cは、1号機(継続運転号機)の単体制御装置19を制御して、1号機のカゴ8が目的階に到着した後に運転を停止し(ステップST115)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。
一方、運転切替部20cは、最初に自家発号機となる号機以外の2号機、3号機に対しては自家発電機4が発電可能な状態に確立されたと判定した場合(ステップST4:Yes)、図5に示すように、自家発電機4からの電力を遮断する(ステップST205)。この場合、運転切替部20cは、例えば、1号機が停電時継続運転から自家発電運転に切り替わった後に、第2遮断装置18b、第3遮断装置18cをOFFとする。そして、2、3号機(継続運転号機)の各単体制御装置19は、停電時継続運転を継続する(ステップST206)。
次に、運転切替部20cは、動力用電源50の作動状態に基づいて、動力用電源50が復電したか否かを判定する(ステップST207)。
運転切替部20cは、動力用電源50が復電したと判定した場合(ステップST207:Yes)、2、3号機(継続運転号機)を、自家発電運転から平常運転に切り替えて(ステップST208)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。この場合、運転切替部20cは、2、3号機のカゴ8がそれぞれ目的階に到着した後に、2、3号機をそれぞれ平常運転に切り替えるようにすればよい。
運転切替部20cは、動力用電源50が復電していないと判定した場合(ステップST207:No)、2号機、又は、3号機(継続運転号機)の蓄電装置7の残存蓄電量が許容蓄電量未満であるか否かを判定する(ステップST209)。
運転切替部20cは、2号機、及び、3号機(継続運転号機)の蓄電装置7の残存蓄電量が許容蓄電量以上であると判定した場合(ステップST209:No)、ステップST206の処理に移行し、以降の処理を繰り返し実行する。
運転切替部20cは、2号機、又は、3号機(継続運転号機)の蓄電装置7の残存蓄電量が許容蓄電量未満であると判定した場合(ステップST209:Yes)、自家発電運転と停電時継続運転との切り替え指示があるか否かを判定する(ステップST210)。例えば、運行データ監視部20bは、現在の自家発電運転(例えば、1号機)と、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった継続運転号機(2号機、又は、3号機)の運行方向や停止階、現在位置、乗客の有無、カゴ呼び、乗場呼びの状態等の運行状況を監視する。上記切り替え指示は、例えば、監視結果に応じて、現在の自家発電運転(例えば、1号機)のカゴ8と、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった継続運転号機(2号機、又は、3号機)のカゴ8とが共に目的階に到着したことが確認された後に生成される。なお、当該切り替え指示は、上記以外の種々の条件を満たしたときに生成されるようにしてもよい。
運転切替部20cは、自家発電運転と停電時継続運転との切り替え指示がないと判定された場合(ステップST210:No)、現在の自家発電運転(例えば、1号機)の自家発電運転を継続する。そして、運転切替部20cは、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった継続運転号機(2号機、又は、3号機)の単体制御装置19を制御して、カゴ8が目的階に到着した後に運転を停止し(ステップST211)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。
運転切替部20cは、当該切り替え指示があると判定した場合(ステップST210:Yes)、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった継続運転号機(2号機、又は、3号機)を、停電時継続運転から自家発電運転に切り替える(ステップST212)。この場合、運転切替部20cは、現在の自家発電運転(例えば、1号機)のカゴ8と、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった継続運転号機(2号機、又は、3号機)のカゴ8とが共に目的階に到着した後に各号機の自家発電運転と停電時継続運転とを切り替える。例えば、運転切替部20cは、1号機を自家発電運転から停電時継続運転に、2号機を停電時継続運転から自家発電運転に切り替える場合、第1遮断装置18aをOFFとした後に、第2遮断装置18bをONとする。これにより、運転切替部20cは、1号機を自家発電運転から停電時継続運転に切り替えた後に、2号機を停電時継続運転から自家発電運転に切り替えることができる。そして、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった号機(2号機、又は、3号機)の単体制御装置19は、自家発電運転を継続する(ステップST213)。
次に、運転切替部20cは、動力用電源50の作動状態に基づいて、動力用電源50が復電したか否かを判定する(ステップST214)。
運転切替部20cは、動力用電源50が復電していないと判定した場合(ステップST214:No)、ステップST213の処理に移行し、以降の処理を繰り返し実行する。
運転切替部20cは、動力用電源50が復電したと判定した場合(ステップST214:Yes)、残存蓄電量が許容蓄電量未満となり自家発電運転となった号機(2号機、又は、3号機)を、自家発電運転から平常運転に切り替える(ステップST215)。この場合、運転切替部20cは、当該号機のカゴ8が目的階に到着した後に当該号機を平常運転に切り替えるようにすればよい。また、運転切替部20cは、現在、停電時継続運転を継続中の号機も平常運転に切り替えるようにする。そして、制御装置5は、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。
上記のように構成されるエレベータシステム1は、商用電源等の動力用電源50の停電時に、自家発電機4を用いた自家発電運転と停電時継続運転装置6の蓄電装置7を用いた停電時継続運転とを連携させてサービスを継続することができる。この結果、エレベータシステム1は、エレベータ3が複数台設置されている場合に、例えば、自家発電機4の発電容量等にかかわらず、運転が制限される台数を抑制することができ、利用効率を向上することができる。したがって、エレベータシステム1は、動力用電源50の停電時であっても、自家発電機4と停電時継続運転装置6の蓄電装置7の電力を有効に活用して運行を最適化することができるので、停電時の運転を適正に行うことができる。
また、エレベータシステム1は、停電時継続運転装置6の蓄電装置7の残存蓄電量が許容蓄電量未満になっても、即時にカゴ8を停止するのではなく、運行方向や停止階、現在位置、乗客の有無、カゴ呼び、乗場呼びの状態等の運行状況を監視する。そして、エレベータシステム1は、該当するカゴ8が目的階に到着してから運転を切り替えることで、良好な運行サービスを確保することができる。
以上で説明したエレベータシステム1は、複数のエレベータ3と、自家発電機4と、制御装置5とを備える。複数のエレベータ3は、動力用電源50からの電力とそれぞれに設けられた停電時継続運転装置6の蓄電装置7からの電力とによって運転可能である。自家発電機4は、複数のエレベータ3に供給可能な電力を発電可能である。制御装置5は、動力用電源50の健全時に当該動力用電源50からの電力によってエレベータ3を運転する平常運転と、動力用電源50の停電時に停電時継続運転装置6からの電力によってエレベータ3を運転する停電時継続運転とを切り替えて実行可能である。制御装置5は、動力用電源50が停電し複数のエレベータ3を平常運転から停電時継続運転に切り替えた後、自家発電機4が起動した場合に、下記の制御を実行可能である。すなわち、制御装置5は、複数のエレベータ3のうちの少なくとも1つを停電時継続運転から、自家発電機4からの電力によって当該エレベータ3を運転する自家発電運転に切り替えると共に残りのエレベータ3の停電時継続運転を継続する制御を実行可能である。さらに、制御装置5は、蓄電装置7の残存蓄電量に基づいて、複数のエレベータ3の自家発電運転と停電時継続運転とを切り替える制御を実行可能である。したがって、エレベータシステム1は、動力用電源50が停電した場合であっても、自家発電機4の電力と停電時継続運転装置6の蓄電装置7の電力とを用いて停電時の運転を適正に行うことができる。
[実施形態2]
図6は、実施形態2に係るエレベータシステムにおける制御の一例を説明するフローチャートである。実施形態2に係るエレベータシステムは、制御の内容が実施形態1とは異なる。その他、上述した実施形態と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。また、エレベータ運転制御システムの各構成については、適宜、図1、図2を参照する(以下で説明する実施形態でも同様である。)。
本実施形態のエレベータ運転制御システムとしてのエレベータシステム201(図1参照)は、動力用電源50の停電時に各エレベータ3の各単体制御装置19が所定の態様で相互に連携する。
本実施形態のエレベータシステム201は、動力用電源50の停電時に、自家発号機の単体制御装置19が継続運転号機の単体制御装置19に制御指令を出力する。これにより、エレベータシステム201は、動力用電源50の停電時であっても、簡易的に複数のエレベータ3を群管理することができる。ここでは、エレベータシステム201は、自家発号機がマスタ号機となって、他の号機を簡易的に統括管理する。
例えば、各エレベータ3は、停電時継続運転においては、平常運転時と比較して低速での運転となる。このため、自家発号機、すなわち、マスタ号機の単体制御装置19は、例えば、継続運転号機に対して停止可能階床に制限をかけるべく、当該継続運転号機の単体制御装置19に運転を制限する制御指令を出力する。そして、当該マスタ号機の単体制御装置19は、当該自家発号機において全階床を停止可能階床としてカバーするように運行サービスを行う。また、例えば、自家発号機であるマスタ号機の単体制御装置19は、計測器7aが計測する各号機の蓄電装置7の残存蓄電量、運行データ監視部20bが監視する各号機の運行状態を把握する。そして、当該マスタ号機の単体制御装置19は、把握した各号機の蓄電装置7の残存蓄電量、運行状態に基づいて継続運転号機の単体制御装置19に種々の制御指令を出力する。例えば、当該マスタ号機の単体制御装置19は、蓄電装置7の残存蓄電量が相対的に少ない号機に対して、積載荷重の制限をより厳しくしたり、停止可能階床をさらに制限したりする指令を出力する。
これにより、エレベータシステム201は、動力用電源50の停電時であっても、継続運転号機の蓄電装置7の残存蓄電量等に応じて簡易的に群管理を行うことができ、さらなる利用効率の向上や電力消費の抑制等を実現することができる。
次に、図6のフローチャートを参照して制御装置5による制御の一例を説明する。
まず、制御装置5は、1号機が自家発号機であるか否かを判定する(ステップST301)。
制御装置5は、1号機が自家発号機であると判定した場合(ステップST301:Yes)、1号機をマスタ号機として2、3号機を制御するようにし(ステップST302)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。
制御装置5は、1号機が自家発号機でないと判定した場合(ステップST301:No)、2号機が自家発号機であるか否かを判定する(ステップST303)。
制御装置5は、2号機が自家発号機であると判定した場合(ステップST303:Yes)、2号機をマスタ号機として1、3号機を制御するようにし(ステップST304)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。
制御装置5は、2号機が自家発号機でないと判定した場合(ステップST303:No)、3号機が自家発号機であるか否かを判定する(ステップST305)。
制御装置5は、3号機が自家発号機であると判定した場合(ステップST305:Yes)、3号機をマスタ号機として1、2号機を制御するようにし(ステップST306)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。
制御装置5は、3号機が自家発号機でないと判定した場合(ステップST305:No)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。
以上で説明したエレベータシステム201は、動力用電源50が停電した場合であっても、自家発電機4の電力と停電時継続運転装置6の蓄電装置7の電力とを用いて停電時の運転を適正に行うことができる。
さらに、以上で説明したエレベータシステム201によれば、制御装置5は、複数のエレベータ3をそれぞれ制御する複数の単体制御装置19を含む。そして、自家発電運転中のエレベータ3の単体制御装置19は、動力用電源50の停電時に、停電時継続運転中のエレベータ3の単体制御装置19に制御指令を出力する。したがって、エレベータシステム201は、動力用電源50の停電時であっても、簡易的に群管理を行うことができるので、さらなる利用効率の向上や電力消費の抑制等を図ることができる。
[実施形態3]
図7は、実施形態3に係るエレベータシステムにおける制御の一例を説明するフローチャートである。実施形態3に係るエレベータシステムは、制御の内容が実施形態1、2とは異なる。
本実施形態のエレベータ運転制御システムとしてのエレベータシステム301(図1参照)は、制御装置5が所定の条件下で引き継ぎ制御を実行する。本実施形態の制御装置5は、乗場呼びに応答した継続運転号機の蓄電装置7の残存蓄電量が上記許容蓄電量未満となった場合に、当該乗場呼びに対する応答を自家発号機に引き継ぐ制御を実行可能である。つまり、このエレベータシステム301は、乗場呼びに応答すべく当該呼びがなされた階床に向っていた継続運転号機の残存蓄電量が上記許容蓄電量未満となった場合に、自家発号機を当該乗場呼びに応答させる。
この場合、制御装置5は、例えば、運行データ監視部20bが乗場呼びに応答中の継続運転号機の残存蓄電量を監視し、残存蓄電量が許容蓄電量未満となった場合に当該継続運転号機の単体制御装置19に応答中止の指令を送信する。当該継続運転号機の単体制御装置19は、応答中止の指令を受信すると、当該号機のカゴ8を最寄階に停止させる。なお、当該単体制御装置19は、当該継続運転号機にカゴ呼びが残っている場合にはカゴ8が目的階に到着した後に、運転を停止すればよい。そして、当該継続運転号機の単体制御装置19は、自家発号機の単体制御装置19に引き継ぎ指令を送信する。当該自家発号機の単体制御装置19は、引き継ぎ指令を受信すると、当該乗場呼びに応答を引き継いで、当該号機のカゴ8を当該呼びがなされた階床に移動させる。
これにより、エレベータシステム301は、動力用電源50の停電時に、乗場呼びに応答中の継続運転号機の残存蓄電量が許容蓄電量未満となった場合であっても、自家発号機が当該乗場呼びを引き継ぐことができる。この結果、エレベータシステム301は、利用者が乗場12で乗場呼びを行ったにもかかわらず、エレベータ3が応答しないという事態が発生することを抑制することができる。
次に、図7のフローチャートを参照して制御装置5による制御の一例を説明する。
まず、制御装置5は、乗場呼びに応答した継続運転号機の残存蓄電量が許容蓄電量未満であるか否かを判定する(ステップST401)。制御装置5は、継続運転号機の残存蓄電量が許容蓄電量以上であると判定した場合(ステップST401:No)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。
制御装置5は、継続運転号機の残存蓄電量が許容蓄電量未満であると判定した場合(ステップST401:Yes)、当該乗場呼びに対する応答を自家発号機に引き継ぎ(ステップST402)、現在の制御周期を終了して、次の制御周期に移行する。
以上で説明したエレベータシステム301は、動力用電源50が停電した場合であっても、自家発電機4の電力と停電時継続運転装置6の蓄電装置7の電力とを用いて停電時の運転を適正に行うことができる。
さらに、以上で説明したエレベータシステム301によれば、制御装置5は、乗場呼びに応答した停電時継続運転中のエレベータ3の蓄電装置7の残存蓄電量が予め設定される許容蓄電量未満となった場合に、下記のような制御を実行可能である。すなわちこの場合、制御装置5は、当該乗場呼びに対する応答を自家発電運転中のエレベータ3に引き継ぐ制御を実行可能である。したがって、エレベータシステム301は、利用者が乗場12で乗場呼びを行ったにもかかわらず、エレベータ3が応答しないという事態が発生することを抑制することができるので、利便性を向上することができる。
なお、制御装置5は、継続運転号機の残存蓄電量が許容蓄電量未満となった場合に、当該残存蓄電量が、残っているカゴ呼びに対応可能な蓄電量にも満たない場合には、当該カゴ呼びを自家発号機に引き継ぐようにしてもよい。この場合、制御装置5は、例えば、継続運転号機のカゴ8を目的階への途中階に停止させると共に、自家発号機のカゴ8を当該途中階に移動させる。そして、制御装置5は、カゴ案内装置14、乗場呼び登録装置16等を制御し、継続運転号機のカゴ8内の乗客に対して自家発号機への乗り換えを促す案内を行う。そして、制御装置5は、荷重検出器15による検出結果等に基づいて、乗客の乗り換え完了を確認したら、自家発号機において目的階へのカゴ呼びを自動登録し、カゴ8を目的階に移動させる。これにより、エレベータシステム301は、さらに利便性を向上することができる。
[実施形態4]
図8は、実施形態4に係るエレベータシステムの概略構成例を示すブロック図である。実施形態4に係るエレベータシステムは、切替装置を備える点で実施形態1、2、3とは異なる。
図8に示す本実施形態のエレベータ運転制御システムとしてのエレベータシステム401は、切替装置21を備える。
切替装置21は、停電時継続運転中のエレベータ3を休止状態(OFF)と稼動状態(ON)とに切り替え可能なものである。切替装置21は、1号機の休止状態と稼動状態とを切り替え可能な第1切替スイッチ21a、2号機の休止状態と稼動状態とを切り替え可能な第2切替スイッチ21b、3号機の休止状態と稼動状態とを切り替え可能な第3切替スイッチ21cを含んで構成される。
このエレベータシステム401は、第1切替スイッチ21a、第2切替スイッチ21b、第3切替スイッチ21cがOFFとされることで、当該号機が継続運転号機である場合に、カゴ8が最後の目的階に到着した後に、当該号機が休止状態(OFF)となる。この場合、休止状態とされた継続運転号機は、他の呼びには応答せず待機状態となる。
一方、エレベータシステム401は、第1切替スイッチ21a、第2切替スイッチ21b、第3切替スイッチ21cがONとされることで、当該号機が継続運転号機である場合に、当該号機の休止状態が解除され稼動状態(ON)となる。これにより、稼動状態とされた継続運転号機は、呼びに応答可能な状態となる。
切替装置21は、例えば、エレベータシステム401が設置される建物の管理人室や防災センタ等に設けられ係員等の手動にて休止状態と稼動状態とに切り替え可能であってもよいし、制御装置5による制御によって自動で切り替え可能な構成であってもよい。切替装置21が制御装置5によって自動で切り替え可能な構成である場合、制御装置5は、例えば、エレベータ群2の混雑度を推定し、当該混雑度に応じて切替装置21を制御するようにすればよい。この場合、制御装置5は、例えば、荷重検出器15による検出結果や乗場12の状況を撮影するカメラの映像、画像等に基づいてエレベータ群2の混雑度を推定する。そして、制御装置5は、例えば、混雑度が高い場合には切替装置21を制御して、稼動状態の継続運転号機の台数を相対的に多くし、混雑度が低い場合には切替装置21を制御して、休止状態の継続運転号機の台数を相対的に多くする。
以上で説明したエレベータシステム401は、動力用電源50が停電した場合であっても、自家発電機4の電力と停電時継続運転装置6の蓄電装置7の電力とを用いて停電時の運転を適正に行うことができる。
さらに、以上で説明したエレベータシステム401によれば、停電時継続運転中のエレベータ3を休止状態と稼動状態とに切り替え可能である切替装置21を備える。したがって、エレベータシステム401は、状況に応じて継続運転号機の稼働台数を適正化することができるので、エレベータシステム401全体での電力消費量の抑制と、利便性とを両立することができる。
以上で説明した実施形態、変形例に係るエレベータ運転制御システムによれば、停電時の運転を適正に行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、201、301、401 エレベータシステム(エレベータ運転制御システム)
2 エレベータ群
3 エレベータ
4 自家発電機
5 制御装置
6 停電時継続運転装置
7 蓄電装置
8 カゴ
9 カウンタウェイト
10 メインロープ
11 巻上機
12 乗場
13 カゴ呼び登録装置
14 カゴ案内装置
15 荷重検出器
16 乗場呼び登録装置
17 乗場案内装置
18 遮断装置
19 単体制御装置
20 統括制御装置
20a 群管理制御部
20b 運行データ監視部
20c 運転切替部
21 切替装置
50 動力用電源
実施形態のエレベータ運転制御システムは、複数のエレベータと、自家発電機と、制御装置とを備える。複数のエレベータは、動力用電源からの電力とそれぞれに設けられた停電時継続運転装置の蓄電装置からの電力とによって運転可能である。自家発電機は、前記複数のエレベータに供給可能な電力を発電可能である。制御装置は、前記動力用電源の健全時に当該動力用電源からの電力によって前記エレベータを運転する平常運転と、前記動力用電源の停電時に前記停電時継続運転装置からの電力によって前記エレベータを運転する停電時継続運転とを切り替えて実行可能である。前記制御装置は、前記動力用電源が停電し前記複数のエレベータを前記平常運転から前記停電時継続運転に切り替えた後、前記自家発電機が起動した場合に、下記の制御を実行可能である。前記制御装置は、前記複数のエレベータのうちの少なくとも1つを前記停電時継続運転から、前記自家発電機からの電力によって当該エレベータを運転する自家発電運転に切り替えると共に残りの前記エレベータの前記停電時継続運転を継続する制御を実行可能である。さらに、前記制御装置は、前記蓄電装置の残存蓄電量に基づいて、前記複数のエレベータの前記自家発電運転と前記停電時継続運転とを切り替える制御を実行可能であり、さらに、前記制御装置は、前記複数のエレベータをそれぞれ制御する複数の単体制御装置を含み、前記自家発電運転中の前記エレベータの前記単体制御装置は、前記動力用電源の停電時に、前記停電時継続運転中の前記エレベータの前記単体制御装置に制御指令を出力する。

Claims (5)

  1. 動力用電源からの電力とそれぞれに設けられた停電時継続運転装置の蓄電装置からの電力とによって運転可能である複数のエレベータと、
    前記複数のエレベータに供給可能な電力を発電可能である自家発電機と、
    前記動力用電源の健全時に当該動力用電源からの電力によって前記エレベータを運転する平常運転と、前記動力用電源の停電時に前記停電時継続運転装置からの電力によって前記エレベータを運転する停電時継続運転とを切り替えて実行可能である制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記動力用電源が停電し前記複数のエレベータを前記平常運転から前記停電時継続運転に切り替えた後、前記自家発電機が起動した場合に、前記複数のエレベータのうちの少なくとも1つを前記停電時継続運転から、前記自家発電機からの電力によって当該エレベータを運転する自家発電運転に切り替えると共に残りの前記エレベータの前記停電時継続運転を継続する制御を実行可能であり、さらに、前記蓄電装置の残存蓄電量に基づいて、前記複数のエレベータの前記自家発電運転と前記停電時継続運転とを切り替える制御を実行可能であることを特徴とする、
    エレベータ運転制御システム。
  2. 前記制御装置は、前記停電時継続運転中の前記エレベータの前記蓄電装置の残存蓄電量が予め設定される許容蓄電量未満となった場合に、前記自家発電運転中の前記エレベータを前記停電時継続運転に切り替えると共に、当該停電時継続運転中の前記エレベータを前記自家発電運転に切り替える制御を実行可能である、
    請求項1に記載のエレベータ運転制御システム。
  3. 前記制御装置は、前記複数のエレベータをそれぞれ制御する複数の単体制御装置を含み、
    前記自家発電運転中の前記エレベータの前記単体制御装置は、前記動力用電源の停電時に、前記停電時継続運転中の前記エレベータの前記単体制御装置に制御指令を出力する、
    請求項1又は請求項2に記載のエレベータ運転制御システム。
  4. 前記制御装置は、乗場呼びに応答した前記停電時継続運転中の前記エレベータの前記蓄電装置の残存蓄電量が予め設定される許容蓄電量未満となった場合に、当該乗場呼びに対する応答を前記自家発電運転中の前記エレベータに引き継ぐ制御を実行可能である、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ運転制御システム。
  5. 前記停電時継続運転中の前記エレベータを休止状態と稼動状態とに切り替え可能である切替装置を備える、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベータ運転制御システム。
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