JP2015013697A - 台車搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】チェーンを常に張った状態で使用することができ、且つチェーンと台車との結合部にかかる負荷を低減することができる台車搬送装置を提供する。
【解決手段】水平なフレーム2の一方端にモータ5によって駆動されるスプロケット6aを設け、フレーム2の他方端にもスプロケット7aを設け、ローラーチェーン9を巻き掛ける。ローラーチェーン9の端部をそれぞれ台車4の前側、後側に結合して走行させる。ローラーチェーン9の下方に、受けレール10を設けてローラーチェーン9の垂れ下がりを防止する。
【選択図】図2
【解決手段】水平なフレーム2の一方端にモータ5によって駆動されるスプロケット6aを設け、フレーム2の他方端にもスプロケット7aを設け、ローラーチェーン9を巻き掛ける。ローラーチェーン9の端部をそれぞれ台車4の前側、後側に結合して走行させる。ローラーチェーン9の下方に、受けレール10を設けてローラーチェーン9の垂れ下がりを防止する。
【選択図】図2
Description
本発明は、モータで駆動されるローラーチェーンによって、台車を水平方向に搬送する台車搬送装置に関する。
鋳造設備(例えば、鋳型造型ライン)においては、定盤台車を載せた台車を搬送する装置として、特許文献1に開示される装置が知られている。特許文献1の装置は、台車が走行するフレームの両端に設けられたスプロケット間にチェーンを掛け渡し、このチェーンの両端を台車の前後端に取付け、モータでスプロケットを正逆両方向に回転することによって、台車を往復移動させる構造である。この装置は、鋳枠から定盤台車を分離するために、台車が走行するフレームをシリンダによって傾斜させる構造となっている。このため台車は原位置に戻る際には、チェーンに引かれながら傾斜面を上ることとなる。
しかしながら、このような特許文献1の装置においては、次のような問題があった。まず、チェーンは通常の使用によってもピン等の磨耗により伸びが生じる。このようにチェーンが伸びた状態、つまり弛んだ状態で搬送装置を稼働させると、チェーンの振動により騒音が生じたり、またチェーンやそれに係合するスプロケットの寿命が短くなるという問題があった。
また、特許文献1の装置ではフレームを傾斜させた状態で、つまりフレームを上るように台車を移動させるため、チェーンに強い負荷がかかることになる。そのため、チェーンと台車との結合部に強い負荷がかかり、結合部の寿命が短くなってしまうという問題があった。
以上の問題に鑑み、本発明は、チェーンを常に張った状態で使用することができ、且つチェーンと台車との結合部にかかる負荷を低減することができる台車搬送装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するためになされた本発明の台車搬送装置は、台車が走行する水平なフレームの一方端にモータによって駆動されるスプロケットを設け、前記フレームの他方端にもスプロケットを設け、これらのスプロケット間に有端状のローラーチェーンを巻き掛け、前記ローラーチェーンの端部をそれぞれ前記台車の前側、後側に結合し、かつ前記ローラーチェーンの下方に、ローラーチェーンの垂れを受ける受けレールを、ローラーチェーンに沿って設けたことを特徴とするものである。
また請求項2のように、前記台車の前側、後側の少なくとも一方に台車の進行方向と同じ向きに伸縮するスプリングの一方端を接続し、このスプリングの他方端を結合部材を介して前記ローラーチェーンに接続した構造とすることが好ましい。
また請求項3のように、前記台車の前側、後側の少なくとも一方に半円形状を有する半円形部材を取り付け、前記ローラーチェーンの端部をこの半円形部材の半円部に沿うように曲げて、その端部を前記台車に接続した構造とすることが好ましい。
請求項1の発明によれば、ローラーチェーンの下方にローラーチェーンの垂れを受ける受けレールを設けたため、ローラーチェーンが伸びても垂れ下がることを防止することができる。そのため、ローラーチェーンの振動を防止することができ、ローラーチェーンの振動による騒音やチェーンおよびスプロケットの損傷を防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、チェーンをスプリングで引っ張ることによりその弛みを防止することができ、チェーンを常に張った状態にすることができる。
請求項3の発明によれば、ローラーチェーンにより台車を引っ張る際にローラーチェーンが半円形部材に強く押し当てられ、台車とローラーチェーンの結合部にかかる負荷を大きく低減することができる。そのため、台車とチェーンの結合部の寿命を大幅に伸ばすことができる。さらに、スプリングにかかる負荷も低減することができるため、台車を急加速、急減速させてもスプリングの伸縮によって台車の挙動に影響が生じることがない。
以下、図面に基づき本発明を詳細に説明する。
図2に示すように、本発明の台車搬送装置1は、フレーム2と、フレーム2上に設けられる走行用レール3と、走行用レール3上に載置される台車4とを有する。フレーム2は水平であり、台車4はこのフレーム2上を走行用レール3を介して往復移動する。
図2に示すように、本発明の台車搬送装置1は、フレーム2と、フレーム2上に設けられる走行用レール3と、走行用レール3上に載置される台車4とを有する。フレーム2は水平であり、台車4はこのフレーム2上を走行用レール3を介して往復移動する。
フレーム2の一方端(本実施例においては左端)には、回転軸6を有するモータ5が設けられる。フレーム2の他方端には、軸受8に支持される回転軸7が設けられる。回転軸6および回転軸7には、それぞれスプロケット6a、7aが取り付けられている。
回転軸6,7のそれぞれのスプロケット6a、7a間に、有端状のローラーチェーン9が巻き掛けられている。ローラーチェーン9の両端部は、台車4の前側、後側にそれぞれ結合されている。なお本実施例では、図2の左側が前側、右側が後側である。
図2および図3に示すように、ローラーチェーン9の下方には、ローラーチェーン9に沿うように受けレール10が設けられている。受けレール10は、上側と下側のローラーチェーン9をそれぞれ支えるように、該上側、下側のローラーチェーン9のそれぞれの下方に設けられている。
台車4の後側には、コイル状のスプリング11が取り付けられている。スプリング11の一方端が台車4に接続され、台車4の進行方向と同じ向きに伸縮するようになっている。また台車4の後側にはブラケット12が設けられ、ブラケット12には、結合部材であるピン13が摺動可能に設けられている。そして、スプリング11の他方端が、ピン13に接続されている。ピン13には、ローラーチェーン9の端部が接続される。
一方、台車4の前側には結合部材であるブラケット14が設けられ、ブラケット14に直接、ローラーチェーン9の端部が接続されている。ただし、台車4の前側についても後側と同様、スプリングを用いた構造とすることも可能である。
本実施形態では、台車4の前側、後側には、半円形状を有する半円形部材15,15が設けられている。ローラーチェーン9の各端部は半円形部材15,15の半円形状に沿うように曲げられて、そしてブラケット14またはピン13に接続されている。なお、半円形部材15は台車4の前後何れか片側のみに取付けることもできる。
次に台車搬送装置1の動作について説明する。
まず、図2に示すように、台車4が搬送開始地点に配置される。本実施例では、図1,2の右側である。その状態で、被搬送物16が台車4上に載置される。なお被搬送物16は本実施形態では定盤台車であり、図1および図3に示す矢印Aの方向から台車4へと搬送される。
まず、図2に示すように、台車4が搬送開始地点に配置される。本実施例では、図1,2の右側である。その状態で、被搬送物16が台車4上に載置される。なお被搬送物16は本実施形態では定盤台車であり、図1および図3に示す矢印Aの方向から台車4へと搬送される。
次にモータ5を駆動してローラーチェーン9を引っ張り、台車4を矢印Bの方向へ搬送する。このとき、上側のローラーチェーン9はモータ5の駆動により引っ張られるため、弛みが生じることはない。一方、下側のローラーチェーン9には弛みが生じるが、この弛みは受けレール10に受け止められ、ローラーチェーン9が垂れ下がった状態になることはない。またこのとき、スプリング11の伸長により、ピン13を介してローラーチェーン9が引っ張られる。即ち、ローラーチェーン9の弛みはスプリング11の伸長に吸収されるため、下側のローラーチェーン9の弛みを解消することができる。
ローラーチェーン9がモータ5の駆動により引っ張られることにより、ローラーチェーン9の端部と台車4に取り付けられたブラケット14との接続部も引っ張られる。しかしながら、ローラーチェーン9は半円形部材15に沿うように曲げられてブラケット14に接続されている。そのため、モータ5の駆動によりローラーチェーン9を引っ張ると、ローラーチェーン9は半円形部材15に強く押し当てられる。つまり、ローラーチェーン9を引っ張る力の大部分は半円形部材15に伝わり、ブラケット14とローラーチェーン9との接続部にかかる力は大きく低減される。従って、その接続部の寿命を大幅に伸ばすことができる。
台車4が搬送終了地点(図2の左側)に到達したら、被搬送物16は台車4上から搬送される。被搬送物16は図1,3に示す矢印C方向に搬送される。
被搬送物16が台車4上から搬送された後、モータ5を逆回転させて台車4を矢印Bの反対方向へ搬送する。このとき、下側のローラーチェーン9が引っ張られる。上側のローラーチェーン9には弛みが生じるが、前記したと同様に受けレール10に受け止められて垂れ下がることはない。
またローラーチェーン9の端部とピン13との接続部も引っ張られるが、ローラーチェーン9は半円形部材15に沿うように曲げられてピン13に接続されている。そのため、モータ5の駆動によりローラーチェーン9を引っ張るとローラーチェーン9は半円形部材15に強く押し当てられ、ピン13とローラーチェーン9との接続部にかかる力は大きく低減される。従ってローラーチェーン9が引っ張られる力によってスプリング11が圧縮されることはなく、スプリング11の圧縮およびその後の伸長によって台車の挙動に影響は生じない。
1 台車搬送装置
2 フレーム
3 走行用レール
4 台車
5 モータ
6 回転軸
6a スプロケット
7 回転軸
7a スプロケット
8 軸受
9 ローラーチェーン
10 受けレール
11 スプリング
12 ブラケット
13 ピン
14 ブラケット
15 半円形部材
16 被搬送物
2 フレーム
3 走行用レール
4 台車
5 モータ
6 回転軸
6a スプロケット
7 回転軸
7a スプロケット
8 軸受
9 ローラーチェーン
10 受けレール
11 スプリング
12 ブラケット
13 ピン
14 ブラケット
15 半円形部材
16 被搬送物
Claims (3)
- 台車が走行する水平なフレームの一方端にモータによって駆動されるスプロケットを設け、前記フレームの他方端にもスプロケットを設け、
これらのスプロケット間に有端状のローラーチェーンを巻き掛け、
前記ローラーチェーンの端部をそれぞれ前記台車の前側、後側に結合し、
かつ前記ローラーチェーンの下方に、ローラーチェーンの垂れを受ける受けレールを、ローラーチェーンに沿って設けたことを特徴とする台車搬送装置。 - 前記台車の前側、後側の少なくとも一方に台車の進行方向と同じ向きに伸縮するスプリングの一方端を接続し、
このスプリングの他方端を結合部材を介して前記ローラーチェーンに接続したことを特徴とする請求項1記載の台車搬送装置。 - 前記台車の前側、後側の少なくとも一方に半円形状を有する半円形部材を取り付け、前記ローラーチェーンの端部をこの半円形部材の半円部に沿うように曲げて、その端部を前記台車に接続したことを特徴とする請求項1または2記載の台車搬送装置。
Priority Applications (2)
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JP2013139396A JP2015013697A (ja) | 2013-07-03 | 2013-07-03 | 台車搬送装置 |
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JP2021040568A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 株式会社クボタ | サトウキビ収穫機 |
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- 2014-03-27 CN CN201420143446.5U patent/CN203794120U/zh not_active Expired - Lifetime
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