JPH11208854A - 線状体式倍送り装置とその駆動方法 - Google Patents

線状体式倍送り装置とその駆動方法

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JPH11208854A
JPH11208854A JP2377998A JP2377998A JPH11208854A JP H11208854 A JPH11208854 A JP H11208854A JP 2377998 A JP2377998 A JP 2377998A JP 2377998 A JP2377998 A JP 2377998A JP H11208854 A JPH11208854 A JP H11208854A
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JP
Japan
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connection
frame
chain
carrier
roller
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JP2377998A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Moroe
義洋 諸江
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Tsudakoma Corp
Kyowa Denki Kogyo KK
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Kyowa Denki Kogyo KK
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、小型の装置でより大きな移動
量の増幅が可能な線状体式倍送り装置とその駆動方法を
提供する。 【解決手段】 所定位置に固定されたフレーム16と、
このフレーム16に対して所定方向に往復運動可能に設
けられた移動体14及び搬送体26と、この移動体14
を往復運動させる駆動装置42,44,46を有する。
移動体14に設けられた一対のホイール20と、この一
対のホイール20に掛け回されたエンドレス状のチェー
ン等の線状体22を有する。チェーン等の線状体22が
形成するループの一方の側と、フレーム16とを少なく
とも2箇所の離れた位置で連結及び解除可能なフレーム
連結作動手段50,51,54,55と、このループの
他方の側と搬送体26とを少なくとも2箇所の離れた位
置で連結及び解除可能な搬送体連結作動手段48,4
9,52,53とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野この発明は、駆動
装置の移動量を、チェーン等の線状体により機械的に2
倍に増幅する倍送り機構である線状体式倍送り装置とそ
の駆動方法に関する。 【0002】
【従来の技術】従来、駆動装置による搬送体の移動量を
機械的に2倍に増幅する倍送り機構を備えた装置として
は、図15に示す構造がよく知られている。この倍送り
装置は、パレットチェンジャ等の各種搬送装置に用いら
れているもので、駆動装置としてパレット台10に固定
された流体圧シリンダ12を備え、この流体圧シリンダ
12のピストンロッド12aが、移動体14に固定され
ている。移動体14は、パレット台10に固定されたフ
レーム16内に設けられ、このフレーム16内をピスト
ンロッド12aの伸縮方向に移動可能に設けられてい
る。移動体14の上面はフレーム16の上部に設けられ
たガイドローラ18によって案内され、移動体14はフ
レーム16内で、その底面に沿って滑らかに移動可能に
設けられている。
【0003】移動体14は、一対のチェーンホイール2
0を備え、一対のチェーンホイール20間に、チェーン
22が掛け回されている。チェーン22は、その1コマ
が所定の個所で、チェーン固定フック24によりフレー
ム16に固定されている。さらに、そのチェーン22の
ループの、チェーン固定フック24が固定されている個
所と反対側の位置、即ち上側に張られたチェーン22の
1コマには、搬送フック28により搬送体26が固定さ
れている。このチェーン固定フック24と搬送フック2
8は、各々チェーン22の1コマをフレーム16、搬送
体26に各々連結して固定する部材である。そして、搬
送体26にはパレット30が載置されて所定の搬送を行
う。搬送体26は、チェーン22とともに移動体14の
移動方向に移動するように図示しないガイド部によりガ
イドされる。
【0004】この倍送り装置の動作は、図15の(B)
に示す搬送体26の退避位置から、シリンダ12が作動
してピストンロッド12aが突出すると、連結部材33
を介して移動体14がその突出量だけ移動する。する
と、移動体14の移動により、チェーン22の1コマが
固定フック24によりフレーム16に固定されているの
で、移動体14の移動に合わせてチェーンホイール20
が回転しながら移動する。そしてこれによりチェーン2
2は移動体14の移動量だけ移動体14に対して相対的
に回動する。従って、搬送フック28によりチェーン2
2に固定された搬送体26は、フレーム16に対して、
移動体14の移動量にチェーン22の回動量を加えた距
離、すなわち駆動装置であるシリンダ12による移動体
14の移動量の2倍の距離を移動し、パレット30を所
定位置に搬送する。また、ピストンロッド12aが後退
する際にも同様の動作により、搬送体26が移動し、パ
レット30を退避させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の倍送り装置
において搬送体26の限界移動量は、一対のチェーンホ
ィール20の軸間距離により制限される。チェーン固定
フック24及び搬送フック28が一対のチェーンホイー
ル20間を移動できる範囲は、チェーンホィール20に
接触するまでであり、一対のチェーンホィール20の軸
間距離をLとすると、搬送体26の限界移動量は2L以
下となる。従って、パッレト30の搬送距離を伸ばすに
は、チェーンホイール20の軸間距離Lを長くする必要
があり、移動体14の長大化により、装置全体の大型化
を招いてしまうものであった。
【0006】この発明は上記従来の技術の問題点に鑑み
て成されたもので、簡単な構成で、小型の装置でより大
きな移動量を得ることが可能な線状体式倍送り装置とそ
の駆動方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定位置に
固定されたフレームと、このフレームに対して所定方向
に往復運動可能に設けられた移動体及び搬送体と、上記
移動体を往復運動させる駆動装置と、上記移動体に設け
られた一対のホィールと、この一対のホィールに掛け回
されたエンドレス状の線状体と、この線状体が形成する
ループの一方の側と上記フレームとを少なくとも2箇所
の離れた位置で連結可能なフレーム連結作動手段と、上
記線状体が形成するループの他方の側と上記搬送体とを
少なくとも2箇所の離れた位置で連結可能な搬送体連結
作動手段とを備え、上記移動体の移動にともない、上記
フレーム連結作動手段の一方の連結箇所が上記ホィール
の一方の側に移動したとき、他方の連結箇所を前もって
連結状態とした上で一方の連結箇所の連結を解除させる
とともに、上記搬送体連結作動手段の一方の連結箇所が
上記ホィールの他方の側に移動したとき、他方の連結箇
所を前もって連結状態とした上で一方の連結箇所の連結
を解除させることにより、上記フレーム連結作動手段及
び上記搬送体連結作動手段を常時少なくとも1箇所で連
結状態とし、その結果、上記移動体の同方向への続行運
動により上記搬送体をさらに上記移動体と同方向に移動
可能とし、上記搬送体が往復方向で上記移動体の各々2
倍の移動量を得ることができる線状体式倍送り装置であ
る。
【0008】ここで、上記線状体上にある上記フレーム
連結作動手段の一方の連結箇所をフレーム連結箇所F
1、他方の連結箇所をフレーム連結箇所F2とし、上記
線状体上にある上記搬送体連結作動手段の一方の連結箇
所を搬送体連結箇所H1、他方の連結箇所を搬送体連結
箇所H2とし、上記F1,F2,H1及びH2は、上記
線状体上にF1,F2,H1,H2の順に配置され、上
記H1とH2の上記線状体上の間隔をAとし、上記F1
とF2の上記線状体上の距離をBとし、上記H1とF2
の上記線状体上の間隔をD1とし、上記H2とF1の上
記線状体上の間隔をD2とし、ホィールのピッチ円周長
をCとし、上記一対のホィールの軸間距離をLとする
と、上記A,B,D1,D2が C/2<Dl<C/2+L,0<D2<C/2+L 0<A<L,0<B<L または C/2<D2<C/2+L,0<Dl<C/2+L 0<A<L,0<B<L のいずれか一方の条件を満たすように設定されている線
状体式倍送り装置である。
【0009】また、上記線状体は、ローラチェーンであ
り、上記一対のホィールは一対のチェーンホイールであ
り、上記フレーム連結作動手段は、上記ローラチェーン
の両側部に取り付けられた一対のローラからなる連結部
材と、上記フレームに固定され、中心部にローラチェー
ン及びチェーンホィールが通過可能な溝を持ち、両側部
には上記口一ラを着脱可能なU字形状等の凹部を持ち、
上記連結部材と連結及び連結解除可能な保持部材からな
り、上記搬送体連結作動手段は、上記ローラチェーンの
両側部に取り付けられた一対のローラからなる連結部材
と、上記搬送体に固定され、中心部にローラチェーン及
びチェーンホィールが通過可能な溝を持ち、両側部には
上記ローラを着脱可能なU字形状等の凹部を持ち、上記
連結部材と連結及び連結解除可能な保持部材からなる線
状体式倍送り装置である。
【0010】また、上記線状体はローラチェーンであ
り、上記一対のホィールは一対のチェーンホィールであ
り、上記フレーム連結作動手段は、上記ローラチェーン
の隣接する各ローラからなる連結部材と、上記フレーム
に固定され、上記連結部材と連結及び連結解除可能なア
クチュエータとピンからなる保持部材からなり、上記搬
送体連結作動手段は、上記ローラチェーンの隣接する各
ローラからなる連結部材と、上記搬送体に固定され、上
記連結部材と連結及び連結解除可能なアクチュエータと
ピンからなる保持部材からなる線状体式倍送り装置であ
る。
【0011】また、上記線状体は両面に歯が形成された
タイミングベルトであり、上記一対のホィールは一対の
タイミングプーリであり、フレーム連結作動手段は、上
記タイミングベルトの歯からなる連結部材と、上記フレ
ームに固定され、上記連結部材と噛合う歯を持ち、上記
連結部材と連結及び連結解除可能なラックからなる保持
部材からなり、上記搬送体連結作動手段は、上記タイミ
ングベルトの歯からなる連結部材と、上記搬送体に固定
され、上記連結部材と噛合う歯を持ち、上記連結部材と
連結及び連結解除可能なラックからなる保持部材からな
る線状体式倍送り装置である。
【0012】またこの発明は、所定位置に固定されたフ
レームと、このフレームに対して所定方向に往復運動可
能に設けられた移動体及び搬送体と、上記移動体を往復
運動させる駆動装置と、上記移動体に設けられた一対の
ホィールと、この一対のホィールに掛け回されたエンド
レス状の線状体と、この線状体が形成するループの一方
の側と上記フレームとを少なくとも2箇所の離れた位置
で連結可能なフレーム連結作動手段と、上記線状体が形
成するループの他方の側と上記搬送体とを少なくとも2
箇所の離れた位置で連結可能な搬送体連結作動手段とを
備え、上記移動体の移動にともない、上記フレーム連結
作動手段の一方の連結箇所が上記ホィールの一方の側に
移動したとき、他方の連結箇所を前もって連結状態とし
た上で一方の連結箇所の連結を解除させるとともに、上
記搬送体連結作動手段の一方の連結箇所が上記ホィール
の他方の側に移動したとき、他方の連結箇所を前もって
連結状態とした上で一方の連結箇所の連結を解除させる
ことにより、上記フレーム連結作動手段及び上記搬送体
連結作動手段を常時少なくとも1箇所で連結状態とし、
その結果、上記移動体の往復方向への続行運動により、
上記搬送体をさらに上記移動体と同方向に移動させ、往
復方向に上記搬送体を上記移動体の各々2倍の距離移動
させる線状体式倍送り装置の駆動方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1〜図5はこの発明の第
一実施形態を示すもので、この実施形態の線状体式倍送
り装置40は、工作機械のパレットチェンジャ等の各種
搬送装置として用いられているもので、この実施形態で
は、パレット台10にフレーム16が固定され、このフ
レーム16に移動体14が水平方向に摺動可能に設けら
れている。フレーム16には、モータ42が固定される
とともに、モータ42により回転するピニオン44が設
けられ、ピニオン44は、移動体14の側縁部に設けら
れたラック46に噛合している。そして、移動体14
は、フレーム16の内面内及びガイドローラ18に沿っ
て水平方向に滑らかに移動可能に設けられている。これ
らモータ42,ピニオン44,ラック46が駆動装置に
相当する。
【0014】移動体14は、一対のチェーンホイール2
0を備え、一対のチェーンホイール20間に、線状体と
してのチェーン22が掛け回されている。チェーン22
はループを形成し、ループの一方の側であるチェーン2
2の上側には、図1(B)、図4(B)に示すように、
第1の搬送体連結箇所H1及び第2の搬送体連結箇所H
2の線状体側の搬送体連結作動手段として、チェーンホ
ィール20の軸間距離Lより少し短い間隔Aを有してロ
ーラ48,49が軸着されている。すなわち、チェーン
ローラ48,49には各々ピン23が図2、図3に示さ
れるようにチェーン22の両側に延ばされており、その
ピン23の両端にローラ48,49が回転自在に軸着さ
れている。さらに、このローラ48,49と対向するチ
ェーン22の位置に、すなわちチェーン22が形成する
ループの他方の側であるチェーン22の下側に、第1の
フレーム連結箇所F1及び第2のフレーム連結筒所F2
の線状体側のフレーム連結作動手段として、チェーンホ
ィール20の軸間距離Lより少し短い間隔Bを有してロ
ーラ50,51が同様に軸着されている。ここでも同様
に、2本のチェーンローラのピンが上記チェーンローラ
48,49のピン23と同様にチェーン22の両側に延
ばされており、そのピンの両端にローラ50,51が回
転自在に軸着されている。
【0015】チェーン22は、移動体14の中央部に延
在し、チェーン22の上方に搬送体26が位置してい
る。搬送体26には、パレット30が載置されて所定の
搬送を行う。そして、搬送体26は、チェーン22とと
もに移動体14の移動方向に移動するように図示しない
ガイド部によりガイドされる。図3に示すように、搬送
体側の搬送体連結作動手段として、搬送体26の下面に
は、一対のU字状の凹部を両側部に有したローラフック
52,53が固定されている。ローラフック52,53
のU字状の凹部にチェーン22に設けられたローラ4
8,49は各々嵌合可能であり、ローラフック52,5
3とローラ48,49とは係合及び係合解除可能な状態
におかれ、ローラフック52,53間の間隔(ピッチ)
は、チェーン22のローラ48,49間の間隔(ピッ
チ)と等しい。また、フレーム側のフレーム連結作動手
段として、フレーム16の上面にも、上記ローラフック
52,53と同様な形状のローラフック54,55が固
定されている。ローラフック54,55のU字状の凹部
にチェーン22に設けられたローラ50,51が各々嵌
合可能であり、ローラフック54,55とローラ50,
51とは係合及び係合解除可能な状態におかれ、ローラ
フック54,55間の間隔(ピッチ)は、チェーン22
のローラ50,51間の間隔(ピッチ)と等しい。
【0016】この線状体式倍送り装置40において、図
4、図5に示すように、搬送体26は、図面において左
右にフレーム16及び移動体14から突出する位置まで
移動する。図1(B)、図4(B)に示す位置から移動
体14を図面左方向にピニオン44により移動させる
と、ローラ50,51はフレーム16に固定されたロー
ラフック54,55に係合しているので、チェーン22
が相対的に移動体14に対して反時計回りに回動する。
そして、ローラ49が一方のチェーンホイール20の上
端部を通過すると、搬送体26のローラフック53に係
合していたローラ49がチェーンホイール20に沿って
回動して離れる。同様にローラ51はフレーム16側の
ローラフック55から上方に回動して離れる。そして、
さらに搬送体26が移動し、ローラ48とローラフック
52が係合状態で移動方向先端部のチェーンホイール2
0の近傍にまで移動して停止する[図1(A)、図4
(A)]。この時、フレーム16側の一方のローラ51
はローラフック55から離れているが、他方のローラ5
0はローラフック54からは離れていない。この位置
が、搬送体26の図面左方向への最大移動位置である。
【0017】次に図4(A)の状態から搬送体26を図
面右方向に移動する場合には、上記とは逆にモータ42
を回転させ、移動体14を図面右方向へ移動させる。す
ると、上記とは逆に、チェーン22は移動体14に対し
て相対的に時計回りに回動する。そして搬送体26が右
方向に移動し、ローラフック53が左側のチェーンホィ
ール20の上部に達するとローラ49がローラフック5
3に係合し、また、ローラ51が右側のチェーンホィー
ル20の最下部付近に達するとローラ51がローラフッ
ク55に係合する。この後、ローラ48,49がローラ
フック52,53と、ローラ50,51がローラフック
54,55と各々係合した状態[図1(B)、図4
(B)]を経て、図5に示すように、上記とは逆に図面
右方向に移動体14が移動し、搬送本体26が移動体1
4から突出する。
【0018】この時は、ローラ48がローラフック52
から離れ、ローラ49とローラフック53が突出方向の
先端まで係合状態で移動する。同様に、ローラ50がフ
レーム16側のローラフック54から離れるが、ローラ
51はフレーム側のローラフック55に係合した状態で
搬送がなされる。
【0019】なお、以上の動作においては、搬送体26
の移動量は従来装置と同様に移動体14の移動量の2倍
となることは変わりない。
【0020】この実施形態において、線状体の第1の搬
送体連結箇所H1はチェーン22に設けられたローラ4
8であり、線状体の第2の搬送体連結筒所H2はチェー
ン22に設けられたローラ49であり、線状体の第1の
フレーム連結箇所F1はチェーン22に設けられたロー
ラ50であり、線状体の第2のフレーム連結箇所F2は
チェーン22に設けられたローラ51である。
【0021】ここで、この実施形態の線状体の各ローラ
間間隔(ピッチ)とチェーンホイル20及びチェーンホ
イルの軸間距離の関係は、図1に示すように、線状体の
ローラ48とローラ49のピッチをA、線状体のローラ
50とローラ51のピッチをB、線状体のローラ48と
ローラ51のピッチをD1、線状体のローラ49とロー
ラ50のピッチをD2とし、一対のチェーンホィール2
0のピッチ円周長をCとし、一対のチェーンホィール2
0の軸間距離をLとすると、搬送体26の限界移動量
が、従来技術の限界移動量2Lを少なくとも越えるため
には、上記A,B,D1,D2が C/2<D1<C/2+L, 0<D2<C/2+L 0<A<L, 0<B<L または C/2<D2<C/2+L, 0<D1<C/2+L 0<A<L, 0<B<L のいずれか一方の条件を満たすように設定されている必
要があり、この実施形態ではこの条件を満たす位置に、
線状体22の各ローラは配置されている。
【0022】また、この実施形態の倍送り装置は、前記
数式においてD1、D2の値を共にC/2に近づけれ
ば、搬送体28の移動量の限界値は4L近くになり、従
来の倍送り装置と同様の大きさで、従来の倍送り装置の
約2倍の限界移動量を得ることができる。
【0023】次にこの発明の第二実施形態の線状体式倍
送り装置について、図6〜図8を基にして説明する。こ
こで、上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説
明を省略する。この実施形態の線状体式倍送り装置60
は、搬送体26の限界移動量を大きくするために、上記
実施形態の搬送体26を長くし、搬送体26に設けられ
たローラーフック52,53の延長上にローラフック6
2を、ローラフック52,53間の間隔とローラフック
53,62間の間隔が等しくなるようにして、搬送体2
6に設けたものであり、このローラフック62に対応す
る位置にローラ63がチェーン22に軸着されている。
さらに、フレーム16を長くし、フレーム16に設けら
れたローラーフック54,55の延長上にローラフック
64を、ローラフック54,55間の間隔とローラフッ
ク55,64間の間隔が等しくなるようにして、フレー
ム16に設けたものであり、このローラフック64に対
応する位置にローラ65がチェーン22に軸着されてい
る。
【0024】なお、この実施形態において、線状体の第
1の搬送体連結箇所H1はチェーン22に設けられたロ
ーラ48であり、線状体の第2の搬送体連結箇所H2は
チェーン22に設けられたローラ49であり、線状体の
第1のフレーム連結筒所F1はチェーン22に設けられ
たローラ50であり、線状体の第2のフレーム連結簡所
F2はチェーン22に設けられたローラ51であり、上
記H1、H2、F1、F2は、第1の実施形態で規定さ
れた条件式を満足する様に配置されている。また、この
実施形態の駆動装置は、上記実施形態と同様に、フレー
ム16に固定されたモータ42とピニオン44、及び移
動体14に設けられたラック46とによる。
【0025】この実施形態の線状体式倍送り装置は、図
6,図8に示すように、搬送体26に設けられたローラ
フック52,62間の間隔、及びフレーム16に設けら
れたローラフック54,64間の間隔を、チェーンホィ
ール20の軸間距離以上の間隔に設定できる。
【0026】すなわち、搬送体26の両端のローラフッ
ク52,62がチェーン22のローラ48,63に係合
していなくても、搬送体26は中央部のローラフック5
3がチェーン22のローラ49に係合しているので、搬
送体26はチェーン22ともに移動可能である。同様
に、フレーム16の両端のローラフック54、64がチ
エーン22のローラ50,65に係合していなくてもフ
レーム16は中央部のローフフック55がチェーン22
のローラ51に係合しているので、移動体はチェーン2
2ともに移動可能である。
【0027】この線状体式倍送り装置40においては、
図6,図7,図8に示すように搬送体26は図面におい
て左右にフレーム16及び移動体14から突出する位置
まで移動する。この移動は、図6(C)に示す位置で移
動体14を図面左方向にピニオン44により移動させる
と、ローラ51はフレーム16に固定されているローラ
フック55に係合しているので、チェーン22が相対的
に移動体14に対して反時計方向に回動する。そしてロ
ーラ48がローラフック52と係合しローラ50がロー
ラフック54と係合し図6(B)に示す様に、搬送体2
6はローラフック52,53でチェーン22のローラ4
8,49と係合した状態になり、フレーム16はローラ
フック54,55でチェーン22のローラ50,51と
係合した状態になる。さらに搬送体26が図面左方向に
移動し、ローラ48とローラフック52が係合状態で移
動方向先端部のチェーンホィール20の近傍まで移動し
停止する[図6(A)]。この時、フレーム16側の2
箇所のローラ51,65はローラフック55,64と係
合解除されているが、ローラ50はローラフック54と
係合された状態にある。この位置が、搬送体26の図面
左方向への最大移動位置である。
【0028】次に図6(A)の状態から搬送体26を図
面右方向に移動する場合には、上記とは逆にモータ42
を回転させ、移動体14を図面右方向へ移動させる。す
ると上記とは逆に、チェーン22は移動体14に対して
相対的に時計回りに回動する。そして搬送体26が右方
向に移動し、ローラフック53が左側のチェーンホィー
ル20の上部に達すると、ローラ49がローラフック5
3に係合し、また、ローラ51が右側のチェーンホイー
ル20の最下部付近に達すると、ローラ51がローラフ
ック55に係合し、図6(B)の状態となり、更に、図
6(C)の状態を経て、図7に示すように、上記とは逆
に図面右方向に移動体14が移動し、搬送本体26が移
動体14から突出する。図8は、図6、図7を一つの図
に簡略に表わしたものであり、搬送体26の最大移動範
囲を表わす。
【0029】この実施形態の線状体式倍送り装置とその
駆動方法によれば、移動体14が従来とほぼ同様の大き
さであっても、より大きな移動距離を得ることが可能な
ものである。
【0030】次にこの発明の第三実施形態について図9
を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の部
材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態の
線状体式倍送り装置70は、上記第一実施形態の変形例
であり、駆動装置として油圧シリンダ12を設けたもの
である。この実施形態の場合、油圧シリンダ12のピス
トンロッド12aは、一方向へしか突出しないので、図
面左方向へ突出した状態で、搬送体26は図面左方向へ
の最大突出位置であり、ピストンロッド12aがシリン
ダ12内に後退した状態で、搬送体26は、図面右方向
への最大突出位置となる。この実施形態によっても、上
記第一実施形態と同様に、大きな移動量を得ることがで
きる。
【0031】次にこの発明の第四実施形態について図1
0を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の
部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態
は、チェーン22の変形例で、チェーン22は3列チェ
ーンであり、チェーンホイール20は中間の第2チェー
ンと噛み合い、両側の第1,3チェーンのチェーンロー
ラにローラフック52,53,54,55,62,64
が各々係合する。ここでは、第1チェーンと第3チェー
ンのチェーンローラが、先の実施形態におけるチェーン
22の両側部に取り付けられた一対のローラとして機能
し、これによりチェーン22に特別のローラを設ける必
要がなくなり、構成が単純化され、3列チェーン化によ
り強度も高くなる。
【0032】次にこの発明の第五実施形態について図1
1を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の
部材は同一符号を付して説明を省略する。第一実施形態
におけるフレーム16のローラフック54、55の位置
に、アクチュエータ68が設けられており、搬送体26
とチェーン22には、第一実施形態と同一のローラフッ
ク52、53及びローラ48、49が設けられている。
この実施形態では、フレーム側に設けられたフレーム連
結作動手段の保持部材は、アクチュエータ68と連結ピ
ン69であり、線状体側に設けられたフレーム連結作動
手段の連結部材はチェーン22の隣接する各チェーンロ
ーラである。
【0033】アクチュエータ68の連結ピン69がチェ
ーン22と係合時、移動体14の移動によりチェーンホ
イール20が接近すると、図示しないアクチュエータ制
御回路からの指令により、アクチュエータ68の連結ピ
ン69が後退し、チェーンホイール20は連結ピン69
に妨げられずに通過する。逆に、チェーンホイール20
が通過しチェーン22が上方に敷設されると、アクチュ
エータ制御回路からの指令により、アクチュエータ68
の連結ピン69がチェーンローラ間に突出し、アクチュ
エータ68とチェーン22は係合される。
【0034】次にこの発明の第六実施形態について図1
2、図13を基にして説明する。ここで、上記実施形態
と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。この
実施形態の線状体式倍送り装置80は、移動体14に設
けられた一対のホイールがタイミングプーリ82により
構成され、このタイミングプーリ82に、線状体である
タイミングベルト84が噛み合っている。タイミングベ
ルト84にはその両面に歯が形成され、タイミングプー
リ82に噛み合うとともに、フレーム連結作動手段の保
持部材として、フレーム16に固定されたラック86に
噛合可能に設けられている。
【0035】また、搬送体26の下部には、搬送体連結
作動手段の保持部材としてタイミングベルト84の歯に
噛み合う形状のラック部88,89が両端部に設けられ
ている。ラック86の長さは、移動体14の移動可能距
離を規制し、ラック部88,89の間隔は、搬送体26
の突出距離を規制している。従ってラック86はその両
端部の位置にのみラック部が形成されていても良い。な
お、第六実施形態に置ける線状体の第1の搬送体連結箇
所H1,第二の搬送体連結箇所H2、第一のフレーム連
結箇所F1、及び第2のフレーム連結箇所F2は、図1
2に図示するH1、H2、F1、F2の位置のタイミン
グベルト84の歯であり、F1、F2に対応するフレー
ム16の連結作動手段の保持部材はF1、F2に対応す
る位置のラック86の歯である。
【0036】なお、この実施形態の駆動装置は、上記第
一実施形態と同様に、フレーム16に固定されたモータ
42とピニオン44、及び移動体14に設けられたラッ
ク46とによる。
【0037】この実施形態の線状体式倍送り装置によれ
ば、タイミングベルト84とラック86、ラック部8
8,89により、移動体14及び搬送体26の前後方向
突出動作が可能であり、安定したがたつきのない移動が
可能となる。
【0038】次にこの発明の第七実施形態について図1
4を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の
部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態
の線状体式倍送り装置90は、上記第二実施形態と上記
第六実施形態とを組み合わせた構成であって、搬送体2
6下面の一端部と中央部及び他端部に搬送体連結作動手
段の保持部材として各々ラック部91,92,93が固
定され、このラック部91,92,93と噛み合う両面
歯のタイミングベルト94が一対のタイミングプーリ9
5間に掛け回されている。さらに、フレーム16にも、
その一端部と中央部及び他端部にフレーム連結作動手段
の保持部材として、ラック部96,97,98が固定さ
れている。なお、この実施形態の駆動装置は、上記第一
実施形態と同様に、フレーム16に固定されたモータ4
2とピニオン44、及び移動体14に設けられたラック
46とによる。
【0039】これにより、図14(C)に示すように、
フレーム16及び搬送体26の両端部の保持部材である
ラック部91,93,96,98がタイミングベルト9
4と噛み合っていなくても、中央部のラック部92,9
7が各々タイミングベルト94と噛み合っているので、
移動体14及び搬送体26が移動可能である。
【0040】従って、移動体14の往復方向の各移動量
を、一対のタイミングプーリ94の軸間距離以上の移動
量にすることができ、フレーム16を中心にその両側
に、搬送体26がきわめて大きな移動量を得ることがで
きる。
【0041】なお、第七実施形態における線状体の第1
の搬送体連結箇所H1、第2の搬送体連結箇所H2、第
1のフレーム連結箇所F1および第2のフレーム連結箇
所F2は、図14に図示するH1、H2、F1、F2の
位置のタイミングベルト94の歯である。
【0042】この移動は、図14(c)に示す搬送体2
6が中間位置にある状態で、移動体14を図面左方向に
ピニオン44により移動させると、タイミングベルト9
4の第2フレーム連結箇所F2相当部分が、フレーム1
6に固定されているフック部97に係合しているので、
タイミングベルト94が相対的に移動体14に対して反
時計方向に回転する。そしてタイミングベルト94の第
1搬送体連結箇所H1相当部分が、ラック部93と係合
し、タイミングベルト94の第1フレーム連結箇所F1
相当部分が、ラック部96と係合し、図14(B)に示
す様に、搬送体26はラック部92、93でタイミング
ベルト94のH1、H2相当部分と係合した状態にな
り、フレーム16はラック部96、97でタイミングベ
ルト94のF1、F2相当部分と係合した状態になる。
さらに搬送体26が図面左方向に移動し、タイミングベ
ルト94のH1相当部分とラック部93が、係合状態で
移動方向先端部のタイミングプーリ95の近傍まで移動
し停止する[図14(A)]。この時、フレーム16側
の二箇所のラック部97、98はタイミングベルト94
と係合が解除されているが、ラック部96はタイミング
ベルト94のF1相当部分と係合された状態にある。こ
の位置が、搬送体26の図面左方向へ最大移動位置であ
る。
【0043】次に図14(A)の状態から搬送体26を
図面右方向に移動する場合には、上記とは逆にモータ4
2を回転させ、移動体14を図面右方向へ移動させる。
すると、上記とは逆に、タイミングベルト94は移動体
14に対して相対的に時計回りに回転する。そして搬送
体26が右方向に移動し、ラック部92が左側のタイミ
ングプーリ95の上部に達すると、タイミングベルト9
4のH2相当部分がラック部92に係合し、また、タイ
ミングベルト94のF2相当部分がラック部97に達し
て係合し、図14(B)の状態となり、さらに、図14
(C)の状態を経て、上記とは逆に図面右方向に移動体
14が移動し、搬送本体26が移動体14から突出す
る。
【0044】なお、この発明の線状体式倍送り装置とそ
の駆動方法は、上記実施形態に限定されず、上記実施形
態の各構成の任意の組み合わせが可能であり、その組み
合わせはこの発明を構成する。
【0045】
【発明の効果】この発明の線状体式倍送り装置とその駆
動方法は、従来の倍送り装置と同様の大きさの装置で、
従来の倍送り装置の送り量より大きな送り量を得ること
ができ、しかも構成が簡単であり、複雑化することな
く、確実な駆動が可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の線状体式倍送り装置
の概略説明図である。
【図2】この発明の第一実施形態の線状体式倍送り装置
の平面図である。
【図3】この第一実施形態のローラとローラフックを示
す部分側面図部分(A)、部分正面図(B)である。
【図4】この発明の第一実施形態の線状体式倍送り装置
の搬送体が一方へ突出した状態の側面図(A)と、搬送
体が移動体と重なった位置での側面図(B)である。
【図5】この発明の第一実施形態の線状体式倍送り装置
の搬送体が他方へ突出した状態の側面図である。
【図6】この発明の第二実施形態の線状体式倍送り装置
の搬送体が一方へ突出した状態の側面図(A)と、搬送
体が移動体と重なった位置での側面図(C)と、側面図
(A)と側面図(C)の間の状態での側面図(B)であ
る。
【図7】この第二実施形態の線状体式倍送り装置の搬送
体が他方へ突出した状態の側面図である。
【図8】この発明の第二実施形態の線状体式倍送り装置
の移動動作を示す概略図。
【図9】この発明の第三実施形態の線状体式倍送り装置
の搬送体が一方へ突出した状態の側面図である。
【図10】この発明の第四実施形態の線状体式倍送り装
置のローラとローラフックを示す部分側面図部分
(A)、部分正面図(B)である。
【図11】この発明の第五実施形態の線状体式倍送り装
置のチェーンとフレーム側のフレーム連結作動手段であ
るアクチュエータの係合状態を示す側面図(A)と、係
合解除状態の側面図(B)である。
【図12】この発明の第六実施形態の線状体式倍送り装
置の搬送体が一方へ突出した状態の側面図(A)と、搬
送体が移動体と重なった位置での側面図(B)である。
【図13】この発明の第六実施形態の線状体式倍送り装
置の搬送体が他方へ突出した状態の側面図である。
【図14】この発明の第七実施形態の線状体式倍送り装
置の搬送体が一方へ突出した状態の側面図(A)と、搬
送体が移動体と重なった位置での側面図(C)と、側面
図(A)と側面図(C)の間の状態での側面図(B)で
ある。
【図15】従来の技術の線状体式倍送り装置の搬送体が
一方へ突出した状態の側面図(A)と、搬送体が移動体
と重なった位置での側面図(B)である。
【符号の説明】
10 パレット台 14 移動体 16 フレーム 18 ガイドローラ 20 チェーンホイール 22 チェーン 26 搬送体 30 パレット 42 モータ 44 ピニオン 46 ラック 48,49,50,51 ローラ 52,53,54,55 ローラフック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に固定されたフレームと、この
    フレームに対して所定方向に往復運動可能に設けられた
    移動体及び搬送体と、上記移動体を往復運動させる駆動
    装置と、上記移動体に設けられた一対のホィールと、こ
    の一対のホィールに掛け回されたエンドレス状の線状体
    と、この線状体が形成するループの一方の側と上記フレ
    ームとを少なくとも2箇所の離れた位置で連結可能なフ
    レーム連結作動手段と、上記線状体が形成するループの
    他方の側と上記搬送体とを少なくとも2箇所の離れた位
    置で連結可能な搬送体連結作動手段とを備え、上記移動
    体の移動にともない、上記フレーム連結作動手段の一方
    の連結箇所が上記ホィールの一方の側に移動したとき、
    他方の連結箇所を前もって連結状態とした上で一方の連
    結箇所の連結を解除させるとともに、上記搬送体連結作
    動手段の一方の連結箇所が上記ホィールの他方の側に移
    動したとき、他方の連結箇所を前もって連結状態とした
    上で、一方の連結箇所の連結を解除させることにより、
    上記フレーム連結作動手段及び上記搬送体連結作動手段
    を常時少なくとも1箇所で連結状態とし、上記移動体の
    同方向の続行運動によりさらに上記搬送体を上記移動体
    と同方向に移動可能としたことを特徴とする線状体式倍
    送り装置。
  2. 【請求項2】 上記線状体上にある上記フレーム連結作
    動手段の一方の連結箇所をフレーム連結箇所F1、他方
    の連結箇所をフレーム連結箇所F2とし、上記線状体上
    にある上記搬送体連結作動手段の一方の連結箇所を搬送
    体連結箇所H1、他方の連結箇所を搬送体連結箇所H2
    とし、上記F1,F2,H1及びH2は、上記線状体上
    にF1,F2,H1,H2の順に配置され、上記H1と
    H2の上記線状体上の間隔をAとし、上記F1とF2の
    上記線状体上の距離をBとし、上記H1とF2の上記線
    状体上の間隔をD1とし、上記H2とF1の上記線状体
    上の間隔をD2とし、ホィールのピッチ円周長をCと
    し、上記一対のホィールの軸間距離をLとすると、上記
    A,B,D1,D2が C/2<Dl<C/2+L,0<D2<C/2+L 0<A<L,0<B<L または C/2<D2<C/2+L,0<Dl<C/2+L 0<A<L,0<B<L のいずれか一方の条件を満たすように設定されている請
    求項1記載の線状体式倍送り装置。
  3. 【請求項3】 上記線状体はローラチェーンであり、上
    記一対のホィールは一対のチェーンホイールであり、上
    記フレーム連結作動手段は、上記ローラチェーンの両側
    部に取り付けられた一対のローラからなる連結部材と、
    上記フレームに固定され、中心部にローラチェーン及び
    チェーンホィールが通過可能な溝を備え、両側部には上
    記口一ラを着脱可能な凹部を備え、上記連結部材と連結
    及び連結解除可能な保持部材からなり、上記搬送体連結
    作動手段は、上記ローラチェーンの両側部に取り付けら
    れた一対のローラからなる連結部材と、上記搬送体に固
    定され、中心部にローラチェーン及びチェーンホィール
    が通過可能な溝を備え、両側部には上記ローラを着脱可
    能な凹部を備え、上記連結部材と連結及び連結解除可能
    な保持部材からなる請求項1または2記載の線状体式倍
    送り装置。
  4. 【請求項4】 上記線状体はローラチェーンであり、上
    記一対のホィールは一対のチェーンホィールであり、上
    記フレーム連結作動手段は、上記ローラチェーンの隣接
    する各ローラからなる連結部材と、上記フレームに固定
    され、上記連結部材と連結及び連結解除可能なアクチュ
    エータとピンとによる保持部材からなり、上記搬送体連
    結作動手段は、上記ローラチェーンの隣接する各ローラ
    からなる連結部材と、上記搬送体に固定され、上記連結
    部材と連結及び連結解除可能なアクチュエータとピンと
    による保持部材からなる請求項1または2記載の線状体
    式倍送り装置。
  5. 【請求項5】 上記線状体は両面に歯が形成されたタイ
    ミングベルトであり、上記一対のホィールは一対のタイ
    ミングプーリであり、フレーム連結作動手段は、上記タ
    イミングベルトの歯からなる連結部材と、上記フレーム
    に固定され、上記連結部材と噛合う歯を備え、上記連結
    部材と連結及び連結解除可能なラックによる保持部材か
    らなり、上記搬送体連結作動手段は、上記タイミングベ
    ルトの歯からなる連結部材と、上記搬送体に固定され、
    上記連結部材と噛合う歯を備え、上記連結部材と連結及
    び連結解除可能なラックとによる保持部材からなる請求
    項1または2記載の線状体式倍送り装置。
  6. 【請求項6】 所定位置に固定されたフレームと、この
    フレームに対して所定方向に往復運動可能に設けられた
    移動体及び搬送体と、上記移動体を往復運動させる駆動
    装置と、上記移動体に設けられた一対のホィールと、こ
    の一対のホィールに掛け回されたエンドレス状の線状体
    と、この線状体が形成するループの一方の側と上記フレ
    ームとを少なくとも2箇所の離れた位置で連結可能なフ
    レーム連結作動手段と、上記線状体が形成するループの
    他方の側と上記搬送体とを少なくとも2箇所の離れた位
    置で連結可能な搬送体連結作動手段とを備え、上記移動
    体の移動にともない、上記フレーム連結作動手段の一方
    の連結箇所が上記ホィールの一方の側に移動したとき、
    他方の連結箇所を前もって連結状態とした上で一方の連
    結箇所の連結を解除させるとともに、上記搬送体連結作
    動手段の一方の連結箇所が上記ホィールの他方の側に移
    動したとき、他方の連結箇所を前もって連結状態とした
    上で一方の連結箇所の連結を解除させることにより、上
    記フレーム連結作動手段及び上記搬送体連結作動手段を
    常時少なくとも1箇所で連結状態とし、その結果、上記
    移動体の同方向への続行運動によりさらに上記搬送体を
    同方向に移動させ、上記移動体の移動距離に加えて、上
    記搬送体の上記移動体に対する移動距離を加えた距離だ
    け上記搬送体を往復運動させる線状体式倍送り装置の駆
    動方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009190807A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Tokki Corp 搬送装置
CN108792425A (zh) * 2018-07-11 2018-11-13 合肥苍旻自动化有限公司 一种输送传动装置

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JP2009190807A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Tokki Corp 搬送装置
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