JP2015013662A - 包装体及び包装体用カバー体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 PTPシートに収容された収容物の取り出しが容易にできる包装体及び包装体用カバー体を提供することを課題とする。
【解決手段】 PTPシートと、前記PTPシートの外側を覆うカバー体とを備えた包装体であって、前記PTPシートは、一面側に開口を有し内部に収容物が収容される収容部を含む基材部と、前記収容部の開口を塞ぐように前記基材部の一面側に配置されたシート状の蓋材とを備え、前記カバー体は、前記PTPシートの前記基材部側を覆う第一シート体と前記蓋材側を覆う第二シート体とを含み、前記第一シート体は、前記カバー体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成された押圧片を有する包装体等を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、包装体、及び包装体用カバー体に関する。
従来より、プレススルーパック(PTP)シートとよばれる包装体が、医薬用錠剤等の薬品、サプリメント、食品等の包装体として使用されている。
該PTPシートは、収容物を収容可能な凹状の収容部を備えたシート状の基材部と、該基材部の一面側であって前記収容部が開口する面側に配され前記収容部の開口を塞ぐ蓋材とから構成され、前記収容部を外側から押して変形させることにより内部の収容物が蓋材を突き破って取り出されるように構成されている。
また、かかるPTPシートを薬品や食品等用の包装体として使用する場合に、PTPシートの外面側にカバー体を配置して使用することがある。
例えば、特許文献1及び特許文献2には、PTPシートの両面を覆うシート状のカバー体が記載されている。かかるカバー体の表面には、例えば、収容物に関する使用上の注意等を表示することができる。また、カバー体を装着することで、サイズの小さいPTPシートであっても、該PTPシートを紛失することや、PTPシートごと服用してしまう誤飲事故等を防止することができる。
特許文献1には、かかるカバー体を用いた包装体において収容物を取り出す場合に、PTPシートの収容部及び開口に相当する位置のカバー体を切り取り、PTPシートの収容部と、開口に相当する箇所の蓋材とを露出させて、前記収容部を外側から押すことにより収容物によって蓋材を突き破り、収容部を取り出すことが記載されている。
特許文献2には、カバー体の一部を切断し、カバー体の内部からPTPシートを取り出して、PTPシートから収容物を取り出すことが記載されている。
しかし、従来の包装体では、収容物を取り出す際には収容部を指等で押して内部の収容物を押し出す必要があり、取出し作業が煩雑であるという問題がある。
特開2001−46467号公報 特許5186247号公報
本発明は、上記の問題点等に鑑み、PTPシートに収容された収容物を容易に取り出すことができる包装体及び包装体用カバー体を提供することを課題とする。
本発明に係る包装体は、
PTPシートと、前記PTPシートの外側を覆うカバー体とを備えた包装体であって、
前記PTPシートは、一面側に開口を有し内部に収容物を収容する収容部を含む基材部と、前記収容部の開口を塞ぐように前記基材部の一面側に配置されたシート状の蓋材とを備え、
前記カバー体は、前記PTPシートの前記基材部側を覆う第一シート体と前記蓋材側を覆う第二シート体とを含み、
前記第一シート体は、前記カバー体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成された押圧片を有する。
本発明に係る包装体は、前述のように構成されていることにより、前記PTPシートから前記収容物を取り出す際に、前記カバー体が前記PTPシートに装着された状態で、前記カバー体を前記第一シート体側に折り曲げると、前記押圧片が前記収容部を外側から押圧する。該前記押圧片による押圧で前記収容部は内側に押されて内部の収容物を蓋材側に移動させ、該収容物が蓋材を突き破る。よって、指等でPTPシートの収容部を押すことなく、収容物を容易に取り出すことができる。
前記第一シート体は、前記収容部上を横切る仮想直線上に相当する位置に折り曲げを誘導する折曲誘導部を有していてもよい。
前記第一シート体は、前記収容部上を横切る仮想直線上に相当する位置に折り曲げを誘導する折曲誘導部を有している場合には、前記仮想直線に沿ってカバー体を折り曲げやすい。従って、PTPシートから収容物をより容易に取り出すことができる。
前記第一シート体は、前記押圧片の両端部から延びる引裂誘導切込み部を有していてもよい。
前記第一シート体が、前記押圧片の両端部から延びる引裂誘導切込み部を有している場合には、前記押圧片を前記引裂誘導切込み部に沿って引き裂くことができ、前記押圧片の存在していた箇所に開口を形成することができる。
よって、収容物を容易に取り出した後に、使用済みのPTPシートを開口を通して、前記カバー体から取り出し、前記PTPシートとカバー体とを別々に廃棄することが簡単にできる。
本発明に係る包装体用カバー体は、
一面側に開口を有し内部に収容物が収容される収容部を含む基材部と、前記収容部の開口を塞ぐように前記基材部の一面側に配置されたシート状の蓋材とを備えたPTPシートの外側を覆う包装体用カバー体であって、
前記PTPシートの前記基材部側を覆う第一シート体と前記蓋材側を覆う第二シート体とを含み、
前記第一シート体は、前記第一シート体及び前記第二シート体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成された押圧片を有する。
本発明によれば、PTPシートに収容された収容物を容易に取り出すことができる。
(a)本実施形態の包装体を収容部側から見た図、(b)同蓋材側から見た図、(c)X−X線断面図、(d)Y−Y線断面図。 (a)PTPシートを収容部側から見た図、(b)同蓋材側から見た図、(c)Z−Z線断面図。 (a)カバー体又は包装体用カバー体を第一シート体側から見た図、(b)同第二シート体側から見た図。 包装体から収容物を取り出す状態を示す概略斜視図。 変形例のカバー体又は包装体用カバー体を一面側から見た図。 変形例のカバー体又は包装体用カバー体を一面側から見た図。
以下、本発明に係る包装体及び包装体用のカバーの実施形態について、図面を参照しつつ詳しく説明する。
まず、本実施形態の包装体10について図1乃至4を示して説明する。
本実施形態の包装体10は、図1及び2に示すように、PTPシート1と、前記PTPシートの外側を覆うカバー体2とを備えた包装体10である。
前記PTPシート1は、一面側に開口を有し内部に収容物Cが収容される収容部1bを含む基材部1aと、前記収容部1bの開口を塞ぐように前記基材部1aの一面側に配置されたシート状の蓋材1cとを備えている。
前記カバー体2は、前記PTPシート1の前記基材部側を覆う第一シート体2Aと前記蓋材側を覆う第二シート体2Bとを含み、前記第一シート体2Aは、前記カバー体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成された押圧片21とを有する。
本実施形態のPTPシート1は、前記収容部1bを外側から押して変形させることにより内部の収容物Cが蓋材1cを突き破って取り出されるように構成されているプレススルーパックシートとよばれる包装体の一種である。
具体的には、前記PTPシート1は、図2に示すように、上面視矩形状のシートからなる基材部1aを備え、該基材部1aは、前記シートの中央部に形成された窪み状の収容部1bと、該収容部1bの開口周縁から外向きに延設されたシート状のフランジ部1dとを備えている。
前記収容部1bの形状は、例えば、円形の開口を有する椀状等、収容部1b内部に収容される収容物に応じて任意の形状であってもよい。
本実施形態のPTPシート1の前記収容部1bは単数であってもよく、あるいは複数であってもよい。PTPシート1が複数の収容部1bを有する場合には、各収容部1bが、開口の周縁から延設されるフランジ部1dによって連結されている構成であってもよい。
収容部1bの内側空間には、薬、食品、化粧品等の収容物Cが収容されている。
収容部1bは、該収容物Cを前記開口から外側へ押し出し可能に構成されている。具体的には、収容部1bは指等によって変形可能な材質で形成されており、該収容部1bを外側から押すことで、収容部1bが変形して、内部の収容物Cが前記蓋材1cに押し付けられ、該収容物Cは蓋材1cを突き破って、収容部1bから取り出されるように構成されている。
前記基材部1aは1つの部材から形成されていてもよく、あるいは、複数の部材から形成されていてもよい。
前記基材部1aが1つの部材からなる場合には、例えば、1枚の原反シートを加工することで基材部1aの前記収容部1bとフランジ部1dとが一体的に形成されていてもよい。
具体的には、収容部1bを形成するための収容部形成用凸状治具を用いて、前記原反シートの該当箇所を体面側から該治具で押圧し、押圧されて窪んだ部分が収容部1bとして形成され、押圧されていない平らな部分がフランジ部1dとして形成された基材部1aであってもよい。
また、例えば、前記収容部は、凹状に形成された金型を用いて原反シートの該当箇所を真空引きすることにより形成されていてもよく、原反シートの該当箇所に向かって圧縮空気を吹き付けることにより形成されていてもよい。
前記基材部1aが複数の部材から形成される場合には、収容部の形状に成形された部材と、フランジ部用のシート部材とを、収容部の開口に当たる位置で連結することで、基材部1aが形成されていてもよい。
前記基材部1aの材質としては特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂等が挙げられ、中でも、成形性、シール性等の観点から、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂が好ましい。
前記基材部1aの前記フランジ部1dの厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、0.005mm以上0.03mm以上程度である。
かかる範囲の厚みであれば、適度な強度を付与しやすいため好ましい。
前記収容部1bの厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、0.05mm以上
1mm以上程度である。
かかる範囲の厚みであれば、適度な強度を保ちつつ変形容易に形成しやすいため好ましい。
本実施形態の蓋材1cは、基材部1aと一致する大きさ及び形状のシート部材から形成されている。尚、蓋材1cは、前記開口を塞ぐことができる大きさ及び形状であれば、基材部1aと一致する大きさ及び形状であることには限定されない。
前記蓋材1cは前記基材部1aの一面側に、前記収容部1bの開口を塞ぐように配置されている。具体的には、蓋材1cの一面側と、前記基材部1aのフランジ部1dの一面側とを接着剤、ヒートシール、接着テープ等の接着手段によって接着することで、該蓋材1cは前記基材部1aの一面側に、前記収容部1bの開口を塞ぐように配置される。
前記蓋材1cの材質は、前記基材部1aに接着可能な材質であれば特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、紙、金属箔等のシート部材が挙げられる。あるいは、これらのシート部材の中の複数種類が積層されたラミネートシート部材であってもよい。
中でも、前記基材部1aの前記フランジ部1dとヒートシール可能な材質であることが好ましく、例えば、基材部1aと同じ材質の熱可塑性樹脂(ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等)や、これらの熱可塑性樹脂とアルミ箔等の金属シートとが積層されたラミネートシート部材等が挙げられる。
前記蓋材1cが、熱可塑性樹脂からなる場合には、前記基材部1aと蓋材1cとをヒートシールすることで接着してもよい。
本実施形態において前記蓋材1は、前記基材部1aの外周縁と、蓋材1cの外周縁とが一致するように、基材部1aと重ねて接着されることで、前記収容部1bの開口を塞ぎ、収容部1bの内側の空間を密閉する。
前記蓋材1は、前記収容物Cによって突き破ることが可能に構成されている。
かかる蓋材としては、例えば、前記収容物Cによって突き破ることが可能な程度の強度を有する材質のシート部材等を用いた蓋材や、開口に当たる位置にミシン目等が形成されることで強度を低下させた蓋材などが挙げられる。
本実施形態のカバー体2は、図1及び3に示すように、同じ大きさ及び同じ形状の二枚のシート体である第一シート体2Aと第二シート体2Bとを有している。
図1(c)、(d)に示すように、該第一及び第二シート体2A、2Bは積層され、該第一及び第二シート体2A、2Bの間に前記PTPシート1を挟むようにして、カバー体2は前記PTPシート1の外側を覆うようにして装着される。
前記第一シート体2Aの略中央部には、半月形状に開口する貫通孔20が形成されており、前記収容部1bの一部が該貫通孔20から露出するように、前記PTPシート1の前記基材部1a側に第一シート体2Aが配置される。
具体的には、前記貫通孔20は、収容部の開口周縁の一部と一致するような円弧状の周縁部と、該円弧状の周縁部に対向する位置において貫通孔20の中央部に向かって突出するように形成された押圧片21の端縁部とで構成される開口周縁部を有している。
前記押圧片21は、第一シート体2Aに円弧状の切込みが設けられることで形成されている。具体的には、前記貫通孔20の円弧状の周縁部の両側から連続する円弧状の切込みが形成されることで、円弧状の端縁部を有する押圧片21が形成される。
尚、押圧片の端縁部の形状は円弧状であることに限定されるものではなく、直線状の切込みによって直線状の端縁部を有する押圧片であってもよい。
前記貫通孔20及び押圧片21は、包装体10を第一シート体2A側から見た場合に、前記収容部1bが、面積にして1/5〜4/5程度露出するように構成されている。
前記第一シート体2Aは、前記収容部上を横切る仮想直線L上に相当する位置に折り曲げを誘導する折曲誘導部Sを有していてもよい。
本実施形態の第一シート体2Aにおいて、前記折曲誘導部Sは、前記収容部1bの略中央を横切る仮想直線L上の位置に形成された、複数の短い略長方形状の貫通孔(本実施形態では4つの貫通孔)から構成されている。
前記貫通孔20と前記折曲誘導部Sとは連通されてなる。すなわち、図3(a)に示すように前記複数の折曲誘導部Sのうち貫通孔20側に形成された前記折曲誘導部S1と、前記貫通孔20とを連通する貫通部Pが形成されている。
前記折曲誘導部Sは、前記仮想直線Lに相当する位置のある点において第一シート体2Aを厚み方向に貫通された、あるいは、厚みを薄くされた箇所であって、第一シート体2Aが折り曲げられやすい箇所である。
かかる折曲誘導部としては、例えば、線状に切り込みが形成されることで構成されていてもよく、短い線状の貫通部が複数個、前記仮想直線上に配置されていることで構成されていてもよく、あるいは、前記仮想直線上において、第一シート体2Aの厚みを薄くするいわゆるハーフカットが線状、又は点状に形成されることで構成されていてもよい。
前記第一シート体2Aは、前記折曲誘導部Sを境界とする2枚の折り曲げ片2A1、2A2を備えており、前記押圧片21は一方の折り曲げ片2A1側と連結され、該押圧片21の端縁部は、前記貫通孔20において、一方の折り曲げ片2A1から他方の折り曲げ片2A2側に向かって突出するように構成されている。
また、前記押圧片21の先端部が前記仮想直線Lを超えるように、前記押圧片21は他方の折り曲げ片2A2側に向かって突出するように構成されている。
前記第一シート体2Aは、前記押圧片21の両端部から延びる引裂誘導切込み部Tを有する。具体的には、前記貫通孔20と連通する前記折曲誘導部S1の周縁部であって且つ前記押圧片21の両端部である位置から延びる直線上において、前記第一シート体2Aを厚み方向に貫通するミシン目が形成されることで前記引裂誘導切込み部Tは構成されている。
前記引裂誘導切込み部Tとしては、例えば、前記第一シート体2Aの厚みを薄くするいわゆるハーフカットなどから構成されていてもよい。
前記引裂誘導切込み部Tの長さは、例えば、前記貫通孔20の開口周縁部からPTPシート1の周縁部に相当する位置より外側に長さに形成する。すなわち、前記押圧片21を引裂誘導切込み部Tに沿って引き裂いた場合に、PTPシート1が露出して取り出し可能な程度の長さに前記引裂誘導切込み部Tは形成される。
前記第二シート体2Bは、PTPシート1の前記蓋材側を覆っており、該第二シート体2Bの略中央部には円形の取出孔2aが形成されている。該取出孔2bと前記収容部1bの開口とが対応するように、前記PTPシート1の前記蓋材1c側に第ニシート体2Bが配置される。すなわち、第二シート体2Bは、蓋材1cを突き破った収容物Cが前記取出孔2bから取り出されるように構成されている。
第一シート体2A及び第二シート体2Bの大きさや形状は、特に限定されるものではないが、例えば、装着されるPTPシート1よりも大きく形成されることが好ましい。
すなわち、カバー体2をPTPシート1に装着した場合に、PTPシート1の基材部1aの外周縁が、カバー体2の第一及び第二シート体2A、2Bの外周縁の内側に位置するような大きさであることが好ましい。
カバー体2をPTPシート1よりも大きくすることにより、PTPシートが比較的小さいものであっても収容物の取り出しが容易に行なえる。また、比較的小さいPTPシートの紛失を抑制できる。さらには、収容物が内服薬である場合にはPTPシート1ごと飲み込む等の事故を防止できる。
前記カバー体2の第一シート体2A及び第二シート体2Bの材質は、カバー体として、PTPシート1に外側に装着した場合に、形状を保持できる程度強度を有するものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂シート、紙シート、金属箔シート、及びこれらが積層されたラミネートシート等が挙げられる。
中でも、紙シートが強度の観点から好ましい。
また、本実施形態の包装体10において、前記押圧片21は、第一シート体2Aに切込みが設けられることで、第一シート体2Aを構成するシートと同じ材質から形成されている。この場合、前記第一シート体2Aの材質としては、前記押圧片21が、カバー体を前記第一シート体側に折り曲げた際に、収容部を外側から押圧できる程度の強度を有するような材質から構成される。
また、第一シート体2A及び第二シート体2Bの厚みは、カバー体2をPTPシート1に装着した状態で、前記折曲誘導部Sに沿って第一シート体2A側に折り曲げ可能な程度の厚みであれば、特に限定されるものではない。また、第一シート体2A及び第二シート体2Bの厚みは同じであっても良く、違っていても良い。
例えば、第一シート体2A及び第二シート体2Bの合計の厚みは、材質が紙シートである場合には、0.4mm〜1.6mm、好ましくは0.6mm〜0.8mm程度の厚みあること等が挙げられる。
本実施形態のカバー体2の第一シート体2A及び第二シート体2Bの外面には、印刷等によって、各種情報が表示される表示部(図示せず)が形成されていてもよい。
かかる表示部に表示される情報は、特に限定されるものではないが、例えば、収容物Cについての注意書きや、包装体の開封方法、宣伝広告等が挙げられる。
具体的には、収容物Cが内服薬等の場合には、服用の時期や、服用方法、服作用等の注意書き等を記載することなどが挙げられる。
次に、本実施形態の包装体10から収容物Cを取り出す場合について説明する。
まず、包装体10を、第二シート体2B、すなわち、PTPシート1の蓋材1c側が下を向くように持つ。そして、図4に示すように、前記折曲誘導部S沿いにカバー体2を上方、すなわち、第一シート体2A側に二つ折りする。
この時、折り曲げ位置には折曲誘導部Sが形成されているため、第一カバー体2Aを容易に折り曲げることができる。
前記第一シート体2Aを前記折曲誘導部S沿いに折り曲げると、折り曲げ片2A1、2A2が、図4の矢印が示すように、折り曲げ線を支軸として互いに近づくように回動される。このとき、一方の折り曲げ片2A1とともに前記押圧辺21も動くが、前述のとおり前記押圧片21は、適度な強度を有しているため、該押圧片21の先端部でPTPシート1の収容部1bを外側から内側に向かって押圧する。押圧片21によって押圧された前記収容部1bは変形し内部の収容物Cが蓋材1cに押し付けられ、蓋材1cを突き破って取り出される。
このとき、本実施形態のカバー体2は、前記押圧片21の先端部が前記仮想直線Lを超えるように、前記押圧片21は他方の折り曲げ片2A2側に向かって突出するように構成されているため、確実に収容部1bを押圧することができる。
以上のように、本実施形態の包装体10は、カバー体2を折り曲げるだけで、指等でPTPシートの収容部1bを押さなくても容易に収容物Cを取り出すことができる。
特に、高齢者や病人などのように指に力が入りにくい使用者が使用するのに適した包装体である。
さらに、収容物Cを取り出した後、包装体10を廃棄する際に、PTPシート1とカバー体2とを分別して廃棄する場合には、前記押圧片21を前記引裂誘導切込み部Tに沿って引き裂くことで、第一シート体2AからPTPシート1を取り出せる程度の開口を容易に形成することができる。よって、PTPシート1を該開口から取り出して、カバー体2と分離して廃棄することが容易にできる。
尚、PTPシート1及びカバー体2は予めカバー体がPTPシートに装着された包装体10として製造されてもよく、あるいは、前述のようなPTPシートと、該PTPシートに使用可能な包装体用カバー体とが別々に製造されて、使用時に包装体用カバー体をPTPシートに装着するように構成されていてもよい。
本実施形態の包装体用のカバー体としては、前述のような本実施形態のカバー体2と同様に構成されたものが挙げられる。
すなわち、一面側に開口を有し内部に収容物を収容する収容部を含む基材部と、前記収容部の開口を塞ぐように前記基材部の一面側に配置されたシート状の蓋材とを備えたPTPシートの外側を覆う包装体用カバー体であって、前記第一シート体は、前記第一シート体及び前記第二シート体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成された押圧片を有する包装体用カバー体である。
本実施形態の包装体用カバー体は、例えば、使用時に目的とするPTPシートに装着するように構成されているため、PTPシートと包装体用カバー体とを別々に保管することができ、コンパクトに保管することができる。
本実施形態のカバー体及び包装体用カバー体において、前記押圧片は、第一シート体とは別の部材から構成されていてもよい。
すなわち、第一シート体の貫通孔の周縁部に別の部材の押圧片を取り付けることで、押圧片を構成してもよい。
本実施形態のカバー体及び包装体用カバー体において、第一シート体は貫通孔20を有していなくてもよい。
この場合には、押圧片は、第一シート体に形成された線状の切込みによって構成されていてもよい。
本実施形態のカバー体及び包装体用カバー体において、第一シート体は前記折曲誘導部を有していなくてもよい。
この場合には、前記押圧片によって収容部を押圧できるような位置をカバー体の折り曲げ位置としてもよい。
本実施形態のカバー体及び包装体用カバー体において、第一シート体は引裂誘導切込み部を有していなくてよい。
この場合には、使用済みのPTPシートをカバー体から取り出すのに、貫通孔からPTPシートを取り出してもよく、あるいは、第一シート体をハサミ等を用いて切断してPTPシートをカバー体から取り出してもよい。
本実施形態のカバー体及び包装体用カバー体としては、例えば、第一シート体と第二シート体とが、別々のシート体として製造され、PTPシートに装着する際に、第一シート体と第二シート体とが接着されるものであってもよい。
或いは、図5に示すように、第一シート体2Aと第二シート体2Bとが一辺において連結された一枚のシート状に形成されるカバー体2であってもよい。この場合には、前記一辺で二つ折りしながら、PTPシートにカバー体2を装着することができる。
或いは、図6に示すように、第一シート体の両側方に、該第一シート体の両辺において、第二シート体を分割した分割シート体が連結された一枚のシート状として形成されていてもよい。この場合には、前記両辺から各分割シート体が該第一シート体の一面側に向かって折り曲げられることで、カバー体及び包装体用カバー体として構成される。
本実施形態の前記PTPシートの収容部は、基材部の中央部に一箇所形成されていたが、収容部の個数は複数であってもよい。
この場合、カバー体の取出孔及び貫通孔は、複数の収容部に対応するように複数形成されていることが好ましい。
本実施形態の前記カバー体及び包装体用カバーの第二シート体2Bは、前記収容部1bの開口に対応する位置に開口する取出孔2bを有しているが、かかる取出孔2bを有していることに限定されるものではない。
例えば、第二シート体2Bの前記収容部1bの開口に対応する位置に、切り取り用のミシン目等を形成しておき、収容物Cを取り出す際に、これらのミシン目から第一シート体の一部を切り取ることで開口を露出させてもよい。あるいは、第一シート体の前記収容部1bの開口に対応する位置をハサミや手で切り取ることで同様に開口を露出させてもよい。
尚、本実施形態にかかる包装体及び包装体用カバー体は以上のとおりであるが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1:PTPシート、1a:基材部、1b:収容部、1c:蓋材、
2:カバー体(包装体用カバー体)、2A:第一シート体、2B:第二シート体、21:押圧片、
10:包装体、S:折曲誘導部、C:収容物
本発明に係る包装体は、
PTPシートと、前記PTPシートの外側を覆うカバー体とを備えた包装体であって、
前記PTPシートは、一面側に開口を有し内部に収容物を収容する収容部を含む基材部と、前記収容部の開口を塞ぐように前記基材部の一面側に配置されたシート状の蓋材とを備え、
前記カバー体は、前記PTPシートの前記基材部側を覆う第一シート体と前記蓋材側を覆う第二シート体とを含み、
前記第一シート体は、前記カバー体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成された押圧片を有する。
前記第一シート体は、前記収容部の外面の少なくとも一部を覆う位置に配置され、且つ前記第一シート体及び前記第二シート体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成されている。
本発明に係る包装体用カバー体は、
一面側に開口を有し内部に収容物が収容される収容部を含む基材部と、前記収容部の開口を塞ぐように前記基材部の一面側に配置されたシート状の蓋材とを備えたPTPシートの外側を覆う包装体用カバー体であって、
前記PTPシートの前記基材部側を覆う第一シート体と前記蓋材側を覆う第二シート体とを含み、
前記第一シート体は、前記第一シート体及び前記第二シート体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成された押圧片を有する。
前記第一シート体は、前記収容部の外面の少なくとも一部を覆う位置に配置され、且つ前記第一シート体及び前記第二シート体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成されている。

Claims (6)

  1. PTPシートと、前記PTPシートの外側を覆うカバー体とを備えた包装体であって、
    前記PTPシートは、一面側に開口を有し内部に収容物を収容する収容部を含む基材部と、前記収容部の開口を塞ぐように前記基材部の一面側に配置されたシート状の蓋材とを備え、
    前記カバー体は、前記PTPシートの前記基材部側を覆う第一シート体と前記蓋材側を覆う第二シート体とを含み、
    前記第一シート体は、前記カバー体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成された押圧片を有する包装体。
  2. 前記第一シート体は、前記収容部上を横切る仮想直線上に相当する位置に折り曲げを誘導する折曲誘導部を有する請求項1に記載の包装体。
  3. 前記第一シート体は、前記押圧片の両端部から延びる引裂誘導切込み部を有する請求項1または2に記載の包装体。
  4. 一面側に開口を有し内部に収容物を収容する収容部を含む基材部と、前記収容部の開口を塞ぐように前記基材部の一面側に配置されたシート状の蓋材とを備えたPTPシートの外側を覆う包装体用カバー体であって、
    前記PTPシートの前記基材部側を覆う第一シート体と前記蓋材側を覆う第二シート体とを含み、
    前記第一シート体は、前記第一シート体及び前記第二シート体を前記第一シート体側に折り曲げた際に前記収容部を外側から押圧するように構成された押圧片を有する包装体用カバー体。
  5. 前記第一シート体は、前記収容部上を横切る仮想直線上に相当する位置に折り曲げを誘導する折曲誘導部を有する請求項4に記載の包装用カバー体。
  6. 前記第一シート体は、前記押圧片の両端部から延びる引裂誘導切込み部を有する請求項4または5に記載の包装用カバー体。
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