JP2015012769A - 電力変換装置および電気・機械エネルギ変換システム - Google Patents

電力変換装置および電気・機械エネルギ変換システム Download PDF

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Abstract

【課題】モジュラー・マルチレベルPWMインバータでは、各相に1個ずつのリアクトルを必要とするため、装置の全体の体積・重量が大きく、広い設置面積を必要とする。
【解決手段】電力変換装置102は、コンデンサを有して任意の電圧を出力可能な単位変換器105を1または複数個直列に接続したアーム104u,104v,104wと、各アーム104の一端がY結線される第1ノードであるP点と回転電機103の中性点が接続される第2ノードであるN点とを備えている。各アーム104の他端は、回転電機103の各相巻線の一端に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電力を交流電力に変換し、または、その逆に交流電力を直流電力に変換する電力変換装置、および、この電力変換装置を用いた電気・機械エネルギ変換システムに関する。
非特許文献1のまえがきには、「本論文では、三相MMIを用いた高圧モータドライブの実現可能性について検討する。400V、15kVミニモデルを設計・製作し、制御法と運転特性を実証する。」と記載され、非特許文献1のFig.1(a)には、三相MMIの主回路構成が示されている。MMIとは、モジュラー・マルチレベルPWM(Pulse Width Modulation)インバータの略称である。この三相MMIは、1つまたは複数の単位変換器の直列回路からなるアームとリアクトルとの直列回路を三相ブリッジ状に接続した電力変換装置である。非特許文献1のFig.3〜5には、この三相MMIの交流出力端子に接続した交流電動機を駆動した実験結果が開示されている。
この三相MMIは、マルチレベル変換器の一種であり、IGBT(Insulated-Gate Bipolar Transistor)、GTO(Gate Turn-Off Thyristor)、GCT(Gate-Commutated Thyristor)などのようにオン・オフ制御可能なスイッチング素子を用いて、このスイッチング素子の耐圧以上の電圧を出力可能である。
萩原誠・西村和敏・赤木泰文、「モジュラー・マルチレベルPWMインバータを用いた高圧モータドライブ:第1報:400V、15kWミニモデルによる実験的検証」、電気学会論文誌D、2010年4月、130巻、4号、pp.544−551
非特許文献1のFig.1(a)に示す電力変換装置は、各アームを循環する電流を抑制するため、各相に1個ずつのリアクトルを必要とする。このため、電力変換装置全体の体積・重量が大きくなり、設置面積が広くなるという虞があった。
更に、各相のアームと回転電機との間にリアクトルを設けているため、アーム電圧を直接に回転電機に印加できず、回転電機の制御性が低下する虞があった。
そこで、本発明は、リアクトル無しに回転電機とアームとを接続することを可能とする電力変換装置、および、この電力変換装置を用いた電気・機械エネルギ変換システムを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、エネルギ貯蔵要素を有して任意の電圧を出力可能な単位変換器を、1または複数個直列に接続したアームを3個以上と、各前記アームの一端がY結線される第1ノードと、を備えており、各前記アームの他端は、回転電機の各相巻線の一端に接続される、ことを特徴とする電力変換装置とした。
これにより、アームと回転電機の各相巻線とは、リアクトル無しに接続されているので、回転電機の制御性を向上させることができる。また、各相ごとのリアクトルが不要なので、電力変換装置全体の体積・重量をコンパクトにして、狭い面積に接地可能となる。
請求項12に記載の発明では、エネルギ貯蔵要素を有して任意の電圧を出力可能な単位変換器を、1または複数個直列に接続したアームを3個以上と、各前記アームの一端がY結線される第1ノードと、を備える電力変換装置と、機械負荷が結合され、各前記アームの他端が各相巻線の一端に接続された回転電機と、を備えることを特徴とする電気・機械エネルギ変換システムとした。
これにより、電力変換装置は、回転電機の制御性を向上させ、かつ、電力変換装置全体の体積・重量をコンパクトにして狭い面積に接地可能なので、コンパクトで制御性のよい電気・機械エネルギ変換システムを提供することができる。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、リアクトル無しに回転電機とアームとを接続することを可能とする電力変換装置、および、この電力変換装置を用いた電気・機械エネルギ変換システムを提供可能である。
第1の実施形態に於ける電力変換装置を示す概略の構成図である。 双方向チョッパ回路方式の単位変換器を示す図である。 フルブリッジ回路方式の単位変換器を示す図である。 第1の実施形態に於ける回転電機の構成と動作を示す図である。 第2の実施形態に於ける電力変換装置を示す概略の構成図である。 第2の実施形態に於ける中性点引き出しリアクトルを示す図である。 第2の実施形態の変形例に於ける中性点引き出しリアクトルを示す図である。
以降、本発明を実施するための形態を、図を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に於ける電力変換装置102を示す概略の構成図である。
図1に示すように電気・機械エネルギ変換システム101は、直流電源装置107と、電力変換装置102と、回転電機103と、機械負荷109とを備えている。
直流電源装置107は、P点とN点とを介して直流電力を供給するものである。直流電源装置107は、例えば、ダイオード整流器、サイリスタ整流器、PWM整流器、モジュラー・マルチレベル整流器、電池、二次電池、直流電力系統などであり、直流電力を供給するものであればよい。
電力変換装置102は、直流電源装置107から、P点とN点とを介して供給される直流電力を交流電力に変換し、U点、V点、W点に接続した回転電機103を駆動するものである。回転電機103は、例えば三相モータである。U点は、回転電機103のU相巻線の一端である。V点は、回転電機103のV相巻線の一端である。W点は、回転電機103のW相巻線の一端である。回転電機103の各相巻線は、Y結線されて第2ノードであるN点に接続されている。
この回転電機103は、軸108と機械負荷109とが機械的に結合される。機械負荷109は、軸108に結合されて回転駆動される。これにより、電気・機械エネルギ変換システム101は、直流電力として供給された電気エネルギを機械エネルギに変換することができる。
U点、V点、W点は、回転電機103の固定子巻線の一端である。なお、U点、V点、W点は、回転電機103の回転子巻線の一端であってもよく、これら回転子巻線の他端がY結線された中性点が、第2ノードであるN点に接続されていてもよい。以下の説明では、U点、V点、W点が固定子巻線の一端であるか、回転子巻線の一端であるかを特に区別せずに説明する。
次に、電力変換装置102の内部構成を説明する。
電力変換装置102は、3個のアーム104u,104v,104wと、制御部111とを備えている。アーム104u,104v,104wは、エネルギ貯蔵要素であるコンデンサ203を有して任意の電圧を出力可能な1または複数の単位変換器105を直列接続して構成されている。以下、アーム104u,104v,104wを特に区別しないときには、単にアーム104と記載している場合がある。第1の実施形態では、回転電機103の相数が3相なので、アーム104は3個である。しかし、これに限られず、回転電機103の相数が4相以上であれば、その相数と同一個数のアーム104を備えていてもよく、3個以上であってもよい。
アーム104u,104v,104wの一端は、第1ノードであるP点にY結線される。アーム104uの他端は、U点を介して回転電機103のU相巻線の一端に接続されている。アーム104vの他端は、V点を介して回転電機103のV相巻線の一端に接続されている。アーム104wの他端は、W点を介して回転電機103のW相巻線の一端に接続されている。
回転電機103の中性点は、U相巻線の他端とV相巻線の他端とW相巻線の他端とが接続されているノードであり、第2ノードであるN点に接続されている。これにより、電力変換装置102は、回転電機103の各相巻線に交流電流を流して回転駆動させることができる。
第2ノードであるN点は更に、接地点106に接続されている。このように、回転電機103の中性点は、第2ノードを介して接地されるので、回転電機103の対地電位の直流成分を概ね零とすることができるので、漏電の虞がなくなる。
これらP点とN点には、直流電源装置107が接続されている。
制御部111は、各アーム104u,104v,104wを構成する1または複数の単位変換器105を制御するものである、制御部111は、各アーム104u,104v,104wを構成する各単位変換器105に接続されて、その出力電圧を制御し、よって、回転電機103の回転駆動を制御する。
ここで、説明の便宜のため、図1に示した電圧・電流を以下のように定義する。
P点とN点との間の電圧は、直流電圧Vdcである。直流電源装置107からP点に流れる電流は、直流電流Idcである。
アーム104uは、アーム電圧Vuを出力する。アーム104vは、アーム電圧Vvを出力する。アーム104wは、アーム電圧Vwを出力する。なお、各アーム電圧Vu,Vv,Vwは、各アーム104u,104v,104wに含まれる各単位変換器105の出力電圧の和である。アーム104uからU点には、アーム電流Iuが流れる。アーム104vからV点には、アーム電流Ivが流れる。アーム104wからW点には、アーム電流Iwが流れる。
印加電圧Vmuは、回転電機103のU点とN点との間に印加されている電圧である。印加電圧Vmvは、回転電機103のV点とN点との間に印加されている電圧である。印加電圧Vmwは、回転電機103のW点とN点との間に印加されている電圧である。
以下、図2、図3を用いて単位変換器105の内部構成と出力電圧の制御法の一例を説明する。
電力変換装置102は、単位変換器105として、例えば片極性の電圧を出力できる双方向チョッパ回路方式の単位変換器105C(図2参照)を用いることができる。これにより、電力変換装置102は、単位変換器105Cの入出力端子とエネルギ貯蔵要素であるコンデンサ203との間に介在するスイッチング素子数を最小限の1個とすることができるので、電力変換に伴うエネルギロスを少なくすることができる。
電力変換装置102は更に、単位変換器105として、両極性の電圧を出力できるフルブリッジ回路方式の単位変換器105F(図3参照)を用いることができる。これにより、電力変換装置102は、単位変換器105Fの入出力端子からエネルギ貯蔵要素であるコンデンサ203の正電圧と負電圧と、零電圧とを出力することができるので、この電力変換装置102に交流電力が供給された場合であっても、回転電機103を回転駆動することができる。
第1の実施形態の各アーム104は、すべて双方向チョッパ回路方式の単位変換器105C(図2参照)で構成されている。しかし、これに限られず、各アーム104は、すべてフルブリッジ回路方式の単位変換器105F(図3参照)で構成されていてもよい。各アーム104は更に、双方向チョッパ回路方式の単位変換器105C(図2参照)とフルブリッジ回路方式の単位変換器105F(図2参照)とが混在して構成されていてもよい。これにより、電力変換に伴うエネルギロス減少という効果と、両極性の電圧出力による入出力電圧の自由度の増大の効果とを得ることができる。
図2は、双方向チョッパ回路方式の単位変換器105Cを示す図である。
図2に示すように、単位変換器105Cは、上側のスイッチング素子201Hと環流ダイオード202Hが逆並列接続された回路と、下側のスイッチング素子201Lと環流ダイオード202Lが逆並列接続された回路と、コンデンサ203とを備えている。
上側のスイッチング素子201Hのコレクタには、環流ダイオード202Hのカソードが接続され、かつ、コンデンサ203の一端に接続されている。スイッチング素子201Hのエミッタは、環流ダイオード202Hのアノードが接続され、かつ、a点を介して、この単位変換器105Cの一方の入出力端子に接続されている。スイッチング素子201Hのゲートには、ゲートドライバ204が接続されている。
同様に、下側のスイッチング素子201Lのコレクタには、環流ダイオード202Lのカソードが接続され、かつ、a点に接続されている。スイッチング素子201Lのエミッタには、環流ダイオード202Lのアノードが接続され、この単位変換器105Cの他方の入出力端子に接続され、かつ、n点を介してコンデンサ203の他端に接続されている。スイッチング素子201Lのゲートには、ゲートドライバ204が接続されている。ゲートドライバ204は、コントローラ205に電気的に接続されている。コントローラ205は、光ファイバを介して制御部111に接続されている。
コンデンサ203は、例えば電解コンデンサであり、双方向チョッパ回路方式の単位変換器105Cのエネルギ貯蔵要素である。
本明細書では、上側のスイッチング素子201Hと下側のスイッチング素子201L、および後記する図3に示すX相上側のスイッチング素子201XH、X相下側のスイッチング素子201XL、Y相上側のスイッチング素子201YH、Y相下側のスイッチング素子201YLを総称して、単にスイッチング素子201と記載している場合がある。
図2に示すように、第1の実施形態では、スイッチング素子201としてIGBTを用いている。しかし、これに限られず、本発明は、スイッチング素子201として、GTO、GCT、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)など、オン・オフ制御可能なパワー半導体デバイスである他の種類のスイッチング素子を用いてもよい。
出力電圧Vjkは、図2のa点と、コンデンサ203の他端であるn点との間に印加される電圧であり、双方向チョッパ回路方式の単位変換器105Cの出力電圧である。ここでjは、u相、v相、w相のいずれかである。kは、1からMの間の自然数であり、Mは各アーム104u,104v,104wに含まれる単位変換器105Cの数を示している。
電流Ijは、この単位変換器105Cの一方の入出力端子からa点に流れる。ここでjは、u相、v相、w相のいずれかを示す記号である。
以下、出力電圧Vjkと、スイッチング素子201H,201Lのオン・オフ状態の関係を説明する。
上側のスイッチング素子201Hがオン、下側のスイッチング素子201Lがオフの場合、電流Ijに関わらず、出力電圧Vjkは、コンデンサ電圧VCjkと概ね等しくなるように制御可能である。
上側のスイッチング素子201Hがオフ、下側のスイッチング素子201Lがオンの場合、電流Ijに関わらず、出力電圧Vjkを零と概ね等しくなるように制御可能である。
図3は、フルブリッジ回路方式の単位変換器105Fを示す図である。
図3に示すように、単位変換器105Fは、X相に、上側のスイッチング素子201XHと環流ダイオード202XHが逆並列接続された回路、および、下側のスイッチング素子201XLと環流ダイオード202XLが逆並列接続された回路を直列に接続した回路を備えている。
単位変換器105Fは、Y相に、上側のスイッチング素子201YHと環流ダイオード202YHが逆並列接続された回路、および、下側のスイッチング素子201YLと環流ダイオード202YLが逆並列された回路を直列接続した回路を備え、更にX相回路とY相回路にコンデンサ203を並列接続している。
X相回路に於いて、上側のスイッチング素子201XHのコレクタには、環流ダイオード202XHのカソードが接続され、かつ、コンデンサ203の一端に接続されている。スイッチング素子201XHのエミッタは、環流ダイオード202XHのアノードが接続され、かつ、x点を介して、この単位変換器105Fの一方の入出力端子に接続されている。スイッチング素子201XHのゲートには、ゲートドライバ204が接続されている。
同様に、下側のスイッチング素子201XLのコレクタには、環流ダイオード202XLのカソードが接続され、かつ、x点に接続されている。スイッチング素子201XLのエミッタには、環流ダイオード202XLのアノードが接続され、かつ、コンデンサ203の他端に接続されている。スイッチング素子201XLのゲートには、ゲートドライバ204が接続されている。
Y相回路に於いて、上側のスイッチング素子201YHのコレクタには、環流ダイオード202YHのカソードが接続され、かつ、コンデンサ203の一端に接続されている。スイッチング素子201YHのエミッタは、環流ダイオード202YHのアノードが接続され、かつ、y点を介して、この単位変換器105Fの他方の入出力端子に接続されている。スイッチング素子201YHのゲートには、ゲートドライバ204が接続されている。
同様に、下側のスイッチング素子201YLのコレクタには、環流ダイオード202YLのカソードが接続され、かつ、y点に接続されている。スイッチング素子201YLのエミッタには、環流ダイオード202YLのアノードが接続され、かつ、コンデンサ203の他端に接続されている。スイッチング素子201YLのゲートには、ゲートドライバ204が接続されている。
ゲートドライバ204は、コントローラ205に電気的に接続されている。コントローラ205は、光ファイバを介して制御部111に接続されている。
コンデンサ203は、単位変換器105Fのエネルギ貯蔵要素である。なお、これに限られず、単位変換器105Fは、コンデンサ203に代えて、二次電池などをエネルギ貯蔵要素として用いてもよい。
出力電圧Vjkは、x点とy点との間に印加された電圧であり、かつ、フルブリッジ回路方式の単位変換器105Fの出力電圧である。電流Ijは、単位変換器105Fの一方の入出力端子からx点に流れる。
以下、出力電圧Vjkと、各スイッチング素子201XH,201XL,201YH,201YLのオン・オフ状態の関係を説明する。
X相の上側のスイッチング素子201XHがオン、下側のスイッチング素子201XLがオフ、Y相の上側のスイッチング素子201YHがオン、下側のスイッチング素子201YLがオフの場合、電流Ijに関わらず、出力電圧Vjkを零と概ね等しくなるように制御可能である。
X相の上側のスイッチング素子201XHがオン、下側のスイッチング素子201XLがオフ、Y相の上側のスイッチング素子201YHがオフ、下側のスイッチング素子201YLがオンの場合、電流Ijに関わらず、出力電圧Vjkをコンデンサ電圧VCjkと概ね等しくなるように制御可能である。
X相の上側のスイッチング素子201XHがオフ、下側のスイッチング素子201XLがオン、Y相の上側のスイッチング素子201YHがオン、下側のスイッチング素子201YLがオフの場合、電流Ijに関わらず、出力電圧Vjkをコンデンサ電圧VCjkの逆極性の電圧(−VCjk)と概ね等しくなるように制御可能である。
X相の上側のスイッチング素子201XHがオフ、下側のスイッチング素子201XLがオン、Y相の上側のスイッチング素子201YHがオフ、下側のスイッチング素子201YLがオンの場合、電流Ijに関わらず、出力電圧Vjkを零と概ね等しくなるように制御可能である。
以下、回転電機103の印加電圧Vmu,Vmv,Vmwを制御する方法および、印加電圧Vmu,Vmv,Vmwを介して回転電機103の運転を制御する方法を説明する。
まず、各アーム104u,104v,104wが出力するアーム電圧Vu,Vv,Vwは、そのアーム104に含まれる1または複数の単位変換器105の出力電圧Vjkの和であるため、個々の単位変換器105の出力電圧を制御すれば、アーム電圧Vu,Vv,Vwを制御できる。
回転電機103の印加電圧Vmu,Vmv,Vmw、直流電圧Vdc、アーム電圧Vu,Vv,Vwは(1)〜(3)式を満足する。
回転電機103のU相の印加電圧Vmuは、(1)式に示したように、直流電圧Vdcからアーム電圧Vuを減算したものとなる。
Figure 2015012769
回転電機103のV相の印加電圧Vmvは、(2)式に示したように、直流電圧Vdcからアーム電圧Vvを減算したものとなる。
Figure 2015012769
回転電機103のW相の印加電圧Vmwは、(3)式に示したように、直流電圧Vdcからアーム電圧Vwを減算したものとなる。
Figure 2015012769
言い換えれば、各アーム104u,104v,104wは、アーム電圧Vu,Vv,Vwを制御することにより、(1)〜(3)式に基づき、任意の電圧を回転電機103の各相に印加することができる。制御部111が、直流電圧Vdcと、アーム電圧Vu,Vv,Vwに含まれる直流成分とが概ね等しくなるように制御すれば、回転電機103の印加電圧Vmu,Vmv,Vmwが、交流成分のみを含むように制御できる。以上より、制御部111は、回転電機103の印加電圧Vmu,Vmv,Vmwを可変振幅・可変周波数の三相交流電圧とするように制御可能である。
制御部111は、回転電機103の印加電圧Vmu,Vmv,Vmwを可変振幅・可変周波数の三相交流電圧に制御できるため、例えば、V/f制御やベクトル制御を行うことにより、回転電機103のトルク、回転速度、位置などを制御可能である。
なお、本発明によれば、回転機の印加電圧Vmu,Vmv,Vmwの振幅を同一とした場合、非特許文献1に記載された比較例に対して、直流電圧Vdcを1/2に低減できるという効果も得られる。その理由を以下で説明する。
非特許文献1に記載の比較例では、各相に8個の単位変換器を用いており、これら8個の単位変換器を正側4個と負側4個に分け、4個の単位変換器が交流電圧を1/4ずつ分担している。直流電圧に関しては、8個の単位変換器が1/8ずつ分担している。言い換えれば、各相が備える単位変換器をM個とすれば、(M/2)個の単位変換器で交流電圧を分担し、M個の単位変換器で直流電圧を分担している。
本実施形態では、交流電圧と直流電圧のどちらでも、M個の単位変換器105で分担するように構成している。よって、同じ振幅の交流電圧を出力する場合には、比較例に対して直流電圧を1/2に低減することができる。
図1に示したように、アーム電流Iu,Iv,Iwは正相成分と零相成分とを含んでいる。アーム電流Iu,Iv,Iwの正相成分は、回転電機103内部に回転磁界を形成し、回転電機103のトルク、回転速度、位置などの制御に寄与するものである。アーム電流Iu,Iv,Iwの零相成分は、各アーム電流Iu,Iv,Iwの和の(1/3)に相当する。各アーム電流Iu,Iv,Iwの和は、直流電流Idcに等しい。これにより、アーム電流Iu,Iv,Iwの零相成分は、直流電流Idcの(1/3)に相当する。したがって、(Idc/3)は、零相電流として回転電機103を流れる。零相電流に起因して生じる回転電機103の磁界は、零になる。よって、零相電流は、回転電機103のトルク、回転速度、位置などの制御に影響しない。
以下、図4を参照して、直流電流Idcの1/3(=Idc/3)が、零相電流として回転電機103に流れた場合における、回転電機103の磁界が概ね零となることを説明する。
図4(a)〜(c)は、回転電機103の構成と動作とを示す図である。図4(a)は、回転電機103内部の回路図である。図4(b)は、回転電機103の斜視図である。図4(c)は、回転電機103の零相電流による磁界を示す図である。
図4(a)に示すように、回転電機103は、U相の巻線1031Uと、V相の巻線1031Vと、W相の巻線1031Wとを備え、これらがY結線されて中性点Nに接続されている。
図4(b)に示すように、回転電機103は、U相の巻線1031Uと、V相の巻線1031Vと、W相の巻線1031Wとが、それぞれ空間的に120度ずつ異なる位置に巻かれている。これにより、アーム電流Iu,Iv,Iwの正相成分は、回転磁界を形成することができる。
図4(c)は、図4(b)に示す回転電機103の回転軸に垂直な断面図であり、各巻線1031U,1031V,1031Wを示している。図4(c)では更に、アーム電流Iu,Iv,Iwに含まれる正相成分を無視し、零相成分(Idc/3)によって発生する磁界Hu0,Hv0,Hw0のみを示している。
U相のアーム104uと回転電機103のU相の巻線1031Uを流れるアーム電流Iuの零相成分(Idc/3)は、U1点に於いて図を裏から表に貫く方向に流れ、U2点に於いて図を表から裏に貫く方向に流れる。U相の巻線1031Uを流れるアーム電流Iuの零相成分(Idc/3)は、磁界Hu0を形成する。
V相のアーム104vと回転電機103のV相の巻線1031Vを流れるアーム電流Ivの零相成分(Idc/3)は、V1点に於いて図を裏から表に貫く方向に流れ、V2点に於いて図を表から裏に貫く方向に流れる。V相の巻線1031Vを流れるアーム電流Ivの零相成分(Idc/3)は、磁界Hv0を形成する。
W相のアーム104wと回転電機103のW相の巻線1031Wを流れるアーム電流Iwの零相成分(Idc/3)は、W1点において図を裏から表に貫く方向に流れ、W2点に於いて図を表から裏に貫く方向に流れる。W相の巻線1031Wを流れるアーム電流Iwの零相成分(Idc/3)は、磁界Hw0を形成する。
図4(c)に示す通り、3つの巻線1031U,1031V,1031Wを流れる零相電流(Idc/3)が形成する磁界Hu0,Hv0,Hw0は、同じ大きさで、かつ、方向が120度ずつ異なるベクトルである。そのため、磁界Hu0,Hv0,Hw0のベクトル和は零となる。言い換えれば、各巻線1031U,1031V,1031Wを流れる零相電流(Idc/3)は、回転電機103に磁界を形成しない。したがって、零相電流(Idc/3)は、トルク、回転速度、位置などの制御には影響しない。
以上、アーム電圧Vu,Vv,Vwを介して回転電機103のトルク、回転速度、位置などを制御可能であること、および、直流電流Idcの1/3が回転電機103に流れても、トルク、回転速度、位置などの制御に影響しないことを説明した。
第1の実施形態によれば、比較例(非特許文献1)で必須であった各相に1つずつのリアクトルを用いることなく、回転電機103を駆動する電力変換装置102を構成できるという効果が得られる。
更に、この電力変換装置102の回転電機103の軸108に、機械負荷109を機械的に接続すれば、回転電機103の機械負荷109を含めた電気・機械エネルギ変換システム101を構成できるという効果が得られる。
比較例(非特許文献1)に於いて直流端子の一端を接地した場合、回転電機の対地電位の直流成分は、直流電源装置が出力する直流電圧の1/2となってしまう。これに対して、第1の実施形態の電力変換装置102は、回転電機103の対地電位の直流成分を概ね零にすることができる。よって、回転電機103の絶縁耐力を確保するための絶縁体の厚みを低減できるという効果や、回転電機103と外部との間隔を狭くすることができるという効果が得られる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に於ける電力変換装置102Aを示す概略の構成図である。図1に示す第1の実施形態の電力変換装置102と同一の要素には同一の符号を付与している。
図5に示す第2の実施形態の電気・機械エネルギ変換システム101Aは、第1の実施形態とは異なる電力変換装置102Aと、回転電機103Aとを備えている。第2の実施形態の電力変換装置102Aは、第1の実施形態と同様の構成に加えて、中性点引き出しリアクトル110を備えている。
第2の実施形態の電力変換装置102Aは、1つまたは複数の単位変換器105を直列接続した各アーム104の他端を第1ノードであるP点にY結線し、各アーム104の他端を、回転電機103の各祖巻線の一端と、中性点引き出しリアクトル110の各相巻線の一端とに、並列に接続している。中性点引き出しリアクトル110の中性点は、第2ノードであるN点に接続されている。直流電源装置107は、P点とN点とを介して、この電力変換装置102Aに直流電力を供給している。
回転電機103Aは、第1の実施形態の回転電機103(図1参照)とは異なり、中性点を引き出していない。この第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるほか、第1の実施形態とは異なり回転電機103の中性点を用いることなく、この回転電機103を駆動する電力変換装置102Aを構成できる効果が得られる。これにより、回転電機103がY結線の場合に限られず、Δ結線の場合にも適用可能である。
中性点引き出しリアクトル110の中性点は、N点を介して接地点106に接続されている。このようにすることで、第1の実施形態と同様に回転電機103の対地電位の直流成分を概ね零とすることができると共に、中性点引き出しリアクトル110の対地電位を下げることができるので、漏電の虞がなくなる。
直流電流Idcは、1/3ずつ分流して各アーム104u,104v,104wを流れ、中性点引き出しリアクトル110を介して、第2ノードであるN点に流れる。なお、アーム104u,104v,104wから回転電機103Aに至る電流経路には、比較例のようなリアクトルが接続されていない。
非特許文献1に記載された比較例では、アーム間を流れる循環電流を抑制するために、各相の上アームと下アームとの間にリアクトルを接続していた。それに対して、第2の実施形態の電力変換装置102Aは、中性点引き出しリアクトル110が、循環電流を抑制するため、各アーム104u,104v,104wと回転電機103Aの間にリアクトルを接続することは不要である。よって、アーム104u,104v,104wが出力するアーム電圧Vu,Vv,Vwを、リアクトルを介さず直接に回転電機103に印加できる。これにより、回転電機103の制御性を向上できるという効果が得られる。
中性点引き出しリアクトル110には、三相交流電力は通過せず、直流電力のみが通過する。よって、中性点引き出しリアクトル110は、正相インダクタンスを大きく設計し、零相インダクタンスを小さくすることが好適である。中性点引き出しリアクトル110の正相インダクタンスを大きくすることによって、各アーム104u,104v,104wに流れるアーム電流Iu,Iv,Iwの正相成分の大部分が、回転電機103Aに流れるので、効率よく回転駆動させることができる。ただし、中性点引き出しリアクトル110の零相インダクタンスは、直流電流Idcの制御に必要な最低限の値よりは大きくしなければならない。
また、中性点引き出しリアクトル110の零相インダクタンスを小さくすることによって、直流電流Idcを抑え、中性点引き出しリアクトル110に生じる磁束を小さくすることができる。よって、中性点引き出しリアクトル110、および、これを用いた電力変換装置102Aを小形化できるという効果が得られる。
次に、図6、図7を用いて、中性点引き出しリアクトル110の内部構成例を説明する。
図6は、中性点引き出しリアクトル110の1つの構成例である中性点引き出しリアクトル110Aを示している。
中性点引き出しリアクトル110Aは、U相の鉄心脚1101Uと、V相の鉄心脚1101Vと、W相の鉄心脚1101Wとを備えている。
U相の鉄心脚1101Uは、U相のZig巻線1102Uと、W相のZag巻線1103Wとを巻回している。V相の鉄心脚1101Vは、V相のZig巻線1102Vと、U相のZag巻線1103Uとを巻回している。同様にW相の鉄心脚1101Wは、W相のZig巻線1102Wと、V相のZag巻線1103Vとを巻回している。
U相のZig巻線1102Uの一端はU点に接続され、他端はU相のZag巻線1103Uの一端に接続されている。U相のZag巻線1103Uの他端は、N点に接続されている。V相のZig巻線1102Vの一端はV点に接続され、他端はV相のZag巻線1103Vの一端に接続されている。V相のZag巻線1103Vの他端は、N点に接続されている。W相のZig巻線1102Wの一端はW点に接続され、他端はW相のZag巻線1103Wの一端に接続されている。W相のZag巻線1103Wの他端は、N点に接続されている。
U相の鉄心脚1101Uに於いて、U相のZig巻線1102UとW相のZag巻線1103Wとは、これらZig巻線1102UとZag巻線1103Wとに共通して流れる零相電流に起因する起磁力が相殺するように磁気結合している。
V相の鉄心脚1101Vに於いて、V相のZig巻線1102VとU相のZag巻線1103Uとは、これらZig巻線1102VとZag巻線1103Uとに共通して流れる零相電流に起因する起磁力が相殺するように磁気結合している。
同様にW相の鉄心脚1101Wに於いて、W相のZig巻線1102WとV相のZag巻線1103Vとは、これらZig巻線1102WとZag巻線1103Vとに共通して流れる零相電流に起因する起磁力が相殺するように磁気結合している。
言い換えれば、中性点引き出しリアクトル110Aの各Zig巻線1102U,1102V,1102Wと、各Zag巻線1103U,1103V,1103Wとは、千鳥結線を構成している。中性点引き出しリアクトル110Aには、アーム電流Iu,Iv,Iwに含まれる零相電流(Idc/3)が流れる。よって、中性点引き出しリアクトル110Aは、零相電流(Idc/3)に起因する起磁力を相殺し、各鉄心脚1101U,1101V,1101Wに生じる直流磁束を概ね零にできる。これにより、中性点引き出しリアクトル110A、および、これを用いた電力変換装置102Aを小形化できるという効果が得られる。
図7(a),(b)は、中性点引き出しリアクトル110のもう1つの構成例である中性点引き出しリアクトル110Bを示している。
図7(a)に示すように、中性点引き出しリアクトル110Bは、U相の鉄心脚1104Uと、V相の鉄心脚1104Vと、W相の鉄心脚1104Wとからなる三脚鉄心1104を備えている。
U相の鉄心脚1104Uは、U相の巻線1105Uを巻回している。U相の巻線1105Uは、一端がU点に接続され、他端が中性点Nに接続されている。
V相の鉄心脚1104Vは、V相の巻線1105Vを巻回している。V相の巻線1105Vは、一端がV点に接続され、他端が中性点Nに接続されている。
同様に、W相の鉄心脚1104Wは、W相の巻線1105Wを巻回している。W相の巻線1105Wは、一端がW点に接続され、他端が中性点Nに接続されている。
図7(b)に示すように、U相の鉄心脚1104Uと、V相の鉄心脚1104Vと、W相の鉄心脚1104Wとは、三脚鉄心1104を構成している。すなわち、中性点引き出しリアクトル110Bは、三脚鉄心リアクトルである。
三脚鉄心104を用いた場合、零相電流(Idc/3)に起因する起磁力によって生じる磁束は、磁気抵抗の高い鉄心外の空間を通る。このため、零相電流(Idc/3)に起因する磁束を小さくすることができる。よって、中性点引き出しリアクトル110B、および、これを用いた電力変換装置102Aを小形化できるという効果が得られる。
(変形例)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば上記した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路などのハードウェアで実現してもよい。上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈して実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記録装置、または、フラッシュメモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に置くことができる。
各実施形態に於いて、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明の変形例として、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 電力変換装置102,102Aの説明は、電力を逆方向にしても成立する。すなわち、電力変換装置102,102Aは、回転電機103,103Aを発電機として、その発電電力をP点とN点との間に供給してもよい。
(b) 電力変換装置102,102Aは、回転電機103,103Aが三相であり、アーム104が3個である。しかし、これに限られず、電力変換装置は、回転電機が四相またはそれ以上の相数であり、この回転電機の相数分のアーム104を用いてもよい。
(c) 第2実施形態の中性点引き出しリアクトル110の構成例として、千鳥結線で構成される中性点引き出しリアクトル110A(図6参照)や、三脚鉄心を含んで構成される中性点引き出しリアクトル110B(図7参照)が示されている。しかし、これに限られず、中性点を引き出すことが可能な他の構成の中性点引き出しリアクトルを、電力変換装置に用いてもよい。
(d) 単位変換器105のエネルギ貯蔵要素は、電解コンデンサに限られず、電気二重層コンデンサや、二次電池などを用いてもよい。
101,101A 電気・機械エネルギ変換システム
102,102A 電力変換装置
103,103A 回転電機
1031U,1031V,1031W 巻線
104,104u,104v,104w アーム
105,105C,105F 単位変換器
106 接地点
107 直流電源装置
108 軸
109 機械負荷
110,110A,110B 中性点引き出しリアクトル
1101U,1101V,1101W 鉄心脚
1102U,1102V,1102W Zig巻線
1103U,1103V,1103W Zag巻線
1104U,1104V,1104W 鉄心脚
1105U,1105V,1105W 巻線
111 制御部
201,201H,201L,201XH,201XL,201YH,201YL スイッチング素子
202H,202L,202XH,202XL,202YH,202YL 環流ダイオード
203 コンデンサ (エネルギ貯蔵要素)
204 ゲートドライバ
P点 (第1ノード)
N点 (第2ノード)

Claims (12)

  1. エネルギ貯蔵要素を有して任意の電圧を出力可能な単位変換器を、1または複数個直列に接続したアームを3個以上と、
    各前記アームの一端がY結線される第1ノードと、
    を備えており、
    各前記アームの他端は、回転電機の各相巻線の一端に接続される、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記回転電機の中性点が接続される第2ノードと、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記回転電機の中性点が接続される前記第2ノードは、接地される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記回転電機と並列に接続される中性点引き出しリアクトルと、
    前記中性点引き出しリアクトルの中性点が接続される第2ノードと、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記中性点引き出しリアクトルの正相インダクタンスは、零相インダクタンスよりも大きい、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記中性点引き出しリアクトルは、千鳥結線で構成される、
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記中性点引き出しリアクトルの鉄心は、三脚鉄心リアクトルである、
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電力変換装置。
  8. 前記中性点引き出しリアクトルの中性点が接地される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  9. 前記単位変換器の一部または全部が双方向チョッパ回路である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  10. 前記単位変換器の一部または全部がフルブリッジ回路である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  11. 前記単位変換器の一部が双方向チョッパ回路であり、別の一部にフルブリッジ回路である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  12. エネルギ貯蔵要素を有して任意の電圧を出力可能な単位変換器を、1または複数個直列に接続したアームを3個以上と、
    各前記アームの一端がY結線される第1ノードと、
    を備える電力変換装置と、
    機械負荷が結合され、各前記アームの他端が各相巻線の一端に接続された回転電機と、
    を備えることを特徴とする電気・機械エネルギ変換システム。
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