JP2015012686A - 高周波電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パルス等の変調波により変調された高周波電力を得る高周波電源装置において、高周波電力のレベルがパルスの周波数より低い周波数で変動するのを防止すること。【解決手段】DC−DC変換部2と、DC−RF変換部3と、変調波で変調された高周波電力のレベルの設定値と高周波電力の検出値との偏差に基づいて発生させた制御指令信号を鋸歯状波形のキャリア信号と比較することにより得たPWM制御信号をDC−DC変換部2に与えて、DC−RF変換部3から出力される変調された高周波電力の各瞬時のレベルを設定されたレベルに保つようにDC−DC変換部2の出力を制御する高周波電力制御部6とを備えた高周波電源装置に、キャリア信号の周波数を、変調波の周波数の整数倍に等しい周波数として演算するキャリア周波数演算部605を設けて、演算された周波数を有するキャリア信号をキャリア信号発生部603から発生させるようにした。【選択図】 図1

Description

本発明は、プラズマ処理装置等の負荷に高周波電力を供給する高周波電源装置に関するものである。
種々の被処理物を処理する際に、高周波電力をプロセスチャンバ内のガスに輻射してプラズマ化する技術が用いられている。例えば、半導体の製造工程では、プロセスチャンバ内に配置した電極に高周波電力を供給してチャンバ内に高周波電力を輻射することによりチャンバ内のガスをプラズマ化し、プラズマ化したガスを被処理物に供給することによりエッチング処理を行なっている。
プラズマ負荷等に高周波電力を供給する高周波電源装置として、特許文献1に示されているように、商用電源の出力を整流して得た直流電圧を昇圧又は降圧するDC−DC変換部と、このDC−DC変換部のDC出力を高周波出力(RF出力)に変換するDC−RF変換部と、DC−RF変換部が出力する高周波出力を設定値に保つようにDC−DC変換部の出力を制御する高周波出力制御部とを備えたものが知られている。
近年、半導体の製造工程では、微細なエッチング加工を可能にするために、パルス波形や階段状波形等の波形を有する変調波により変調された高周波電力をプロセスチャンバ内に輻射することが行なわれるようになっている。変調された高周波電力をプラズマ処理に用いる場合には、変調された高周波電力の各瞬時のレベル(大きさ)が正確に設定値に保たれるように管理されることが必要であり、加工の微細化に伴って、管理をより精密に行って安定な高周波電力をプロセスチャンバ内の電極に供給することが求められるようになっている。
上記のように、パルス波形等の波形を有する変調波により変調された高周波電力を得る高周波電源装置は、図12に示したように構成することができる。図12において、1は商用電源等から得た交流入力(AC入力)を直流電圧(DC電圧)に変換するAC−DC変換部、2はAC−DC変換部1から得られる直流電圧を所望のレベルを有する直流電圧に変換するDC−DC変換部(DC−DCコンバータ)、3はDC−DC変換部2の出力を高周波電力(RF電力)に変換するDC−RF変換部、4はDC−RF変換部3から負荷に与えられる高周波電力の少なくとも進行波成分を検出する高周波出力検出部である。また5はDC−RF変換部から設定された変調波形で変調された高周波電力を出力させる際に変調された高周波電力が各瞬時にとるべきレベルの設定値を設定する高周波出力設定部、6はDC−DC変換部2を制御する高周波電力制御部である。高周波電力制御部6は、高周波出力検出部4により検出される高周波電力の各瞬時のレベルを高周波出力設定部5により設定された各瞬時のレベルの設定値に等しくするようにDC−DC変換部2を制御する。
図12において、DC−RF変換部3は、DC−DC変換部2が出力する直流電圧を電源として高周波信号を増幅する回路により構成することができる。DC−DC変換部2の出力を制御する手法としては、特許文献2に示されているように、出力の設定値と検出値との偏差の情報を含む制御指令信号を、三角波又は鋸歯状の波形を有するキャリア信号と比較することにより得たPWM制御信号を用いてDC−DCコンバータを構成するスイッチ素子をオンオフ制御(PWM制御)する手法が一般に用いられている。
上記のように、DC−DC変換部と該DC−DC変換部の出力を高周波電力に変換するDC−RF変換部とを設けて、DC−DC変換部をPWM制御することにより、レベルが設定値に保たれた高周波電力を得る高周波電源装置において、高周波電力を所定の波形を有する変調波により変調するためには、高周波出力設定部5で設定された高周波電力の各瞬時のレベルの設定値と高周波電力検出部4で検出される変調された高周波電力の各瞬時のレベルの検出値との偏差の情報を含む制御指令信号をキャリア信号と比較することにより得たPWM制御信号をDC−DC変換部2に与えて、各瞬時のレベルが高周波出力設定部5で設定された各瞬時のレベルに等しい変調された高周波電力をDC−RF変換部3から出力させるべくDC−DC変換部の出力を制御するようにすればよい。この場合高周波電力制御部6は、例えば図13に示されているように構成することができる。
図13に示された高周波出力検出部4は、例えばDC−RF変換部3の出力から高周波電圧の進行波成分を検出する方向性結合器と、該方向性結合器により検出された高周波電圧の進行波成分の包絡線の波形の情報を抽出して高周波電圧検出信号を出力する検波回路と、該検波回路から得られる高周波電圧検出信号を負荷に与えられる電力を示す高周波電力検出信号Vrfに変換する変換手段とにより構成される。
また高周波出力設定部5は、所定の変調波形で高周波電力を変調する際に高周波電力が各瞬時においてとるべきレベルの設定値を与える高周波電力設定信号Vm を高周波電力検出信号Vrfと比較し得る形で(高周波電力検出信号Vrfと比較し得る波形を有する形で)発生する。高周波電力設定信号Vmは、変調波(今の例ではパルス)と同様の波形を有する信号であり、そのレベルは高周波電力が各瞬時にとるべきレベルに対応している。
図13に示された高周波電力制御部6を構成する諸要素のうち、601は、DC−RF変換部3の出力周波数(高周波電源装置の出力周波数)に等しい高周波信号を発生する高周波信号発生部である。また602は、高周波出力検出部4が出力する高周波電力検出信号Vrfと、高周波出力設定部5が出力する高周波電力設定信号との偏差を演算すると共に、該偏差にPID演算等の制御演算と増幅とを施すことにより、高周波出力設定部5により設定された高周波電力の各瞬時のレベルの設定値と、高周波電力検出部4により検出された高周波電力の各瞬時のレベルとの偏差の情報を含む制御指令信号Veを出力する誤差増幅部、603′は、変調波の周波数(以下変調周波数という。)よりも高い一定の周波数を有するキャリア信号Vcを発生するキャリア信号発生部、604は誤差増幅部から得られる制御指令信号Veをキャリア信号Vcと比較して、DC−DC変換部2に与えるPWM制御信号Vpwmを発生するPWM制御信号発生部である。
図13に示されたAC−DC変換部1は、商用交流電圧を整流平滑して直流電圧を出力する回路により構成することができる。またDC−DC変換部2は、例えば、上下のアームがスイッチ素子により構成された複数のレグを並列接続した構成を有して、スイッチ素子のオンオフによりAC−DC変換部1から与えられる直流電圧を交流電圧に変換するフルブリッジ型のインバータ回路と、該インバータ回路から出力される交流電圧を整流する整流回路とを備えた周知のDC−DCコンバータにより構成することができる。このようなDC−DCコンバータによりDC−DC変換部を構成する場合、DC−DCコンバータ内のインバータ回路を構成するスイッチ素子をPWM制御信号により所定のデューティ比でオンオフ制御する(PWM制御する)ことにより、DC−DC変換部2からレベルが制御された、パルス状の直流電圧を出力させることができる。
DC−RF変換部3は、例えば、DC−DC変換部2から得られる直流出力を、高周波信号発生部601が出力する高周波信号の周波数に等しい周波数を有する高周波出力に変換するインバータ回路と、該インバータ回路から得られる高周波出力から高調波成分を除去する回路とを備えたD級アンプにより構成することができる。
図14は、図13に示された高周波電力制御部6の各部の信号波形を時間tに対して示したものである。図14(A)はキャリア信号Vcの波形を実線で、誤差増幅部から得られる制御指令信号Veの波形を破線で示し、同図(B)は高周波電力設定信号Vm の波形を示している。また図14(C)はPWM制御信号Vpwmの波形を示し、同図(D)及び(E)はそれぞれDC−DC変換部2が出力する直流電圧Vdcの波形及びDC−RF変換部3が出力する高周波電圧の包絡線の波形を示している。DC−RF変換部3が出力する高周波電圧の波形[図14(E)]のうち、包絡線の内側の薄墨色で示された部分は、高周波信号発生部601が出力する高周波信号の波形に相応した高周波交流波形を呈している。
キャリア信号発生部603′は、変調周波数よりも十分に高く、高周波電源装置の出力周波数よりは低い周波数を有する鋸歯状の波形を有するキャリア信号Vcを発生し、PWM制御信号発生部604は、制御指令信号Veとキャリア信号Vcとを比較して、制御指令信号Veのレベルがキャリア信号Vcのレベルを超えている期間ハイレベルを示し、制御指令信号Veのレベルがキャリア信号Vcのレベル以下になっている期間ローレベルを示すパルス波形のPWM制御信号Vpwm(図14C)をDC−DC変換部2のスイッチ素子に与える。DC−DC変換部2は、変調波(今の例ではパルス)と同様の波形を有し、DC−RF変換部3が出力する高周波電力の値を設定値に等しくするために必要なレベルを有する直流電圧Vdc[図14(D)]をDC−RF変換部3に与える。この場合、キャリア信号Vcの周波数(PWM制御信号の周波数)が、DC−DC変換部2をPWM制御する際のスイッチング周波数となる。
DC−RF変換部3は、DC−DC変換部2から与えられたパルス波形の直流出力Vdcを、高周波信号発生部601が出力する高周波信号の周波数に等しい周波数を有する高周波電力に変換することにより、パルス(変調波)により変調され、かつレベルが高周波電力設定信号Vm により設定された設定値に等しくなるように制御された高周波電力を負荷(図示せず。)に与える。
特開2012−50296号公報 特開2006−246598号公報
上記のような構成を有する高周波電源装置においては、変調波とキャリア信号との間の同期ずれに起因して、図14(C)に示すように、時間の経過に伴ってPWM制御信号Vpwmの位相が僅かずつずれていく状態が周期的に繰り返され、これにより、DC−RF変換部3が出力する高周波電圧の包絡線の波形が、変調周波数よりも低い周波数で変動し、特に、高周波電圧の包絡線の波形の立ち上がり付近で、負荷に与えられる高周波電力のレベルが変調周波数よりも低い周波数で変動することがあった。この変動を高周波電力の低周波変動と呼ぶことにする。この低周波変動は、変調波が、パルス波形や階段状波形のようにステップ状のレベル変化を示す波形を有する場合に特に顕著に現れる。
ここで、PWM動作周期をTpwm[図14(A)参照]、変調波の周期をTp とすると、PWM動作周期と変調波の周期とのズレTdiffは下記の(1)式により与えられる。
Tdiff=|n・Tpwm−Tp| (1)
ここで、nは|n・Tpwm−Tp|の最小値を与えるPWM動作周期の数(整数)であり、図14に示した例ではn=6である。ズレの繰り返し(積み重ね)によるズレ時間がPWM動作周期Tpwmと同じ時間になると、再び同じ動作を繰り返す。ずれ時間がPWM動作周期Tpwmと同じ時間になるまでの繰り返し回数をNrep とすると、Nrep は下記の(2)式により与えられる。
Nrep =Tpwm/Tdiff
=Tpwm/|n・Tpwm−Tp| (2)
この繰り返し回数分の時間が、変調波の周波数よりも低い周波数で起る変動の周期であるから、その変動の周期Tm は下記の(3)式により与えられる。
Tm=Nrep・Tp=(Tpwm・Tp)/|n・Tpwm−Tp| (3)
従って、キャリア信号と変調波との間の同期ズレに起因して起る低周波変動の周波数fm は下記の(4)式により与えられる。
fm=1/Tm =|n・Tpwm−Tp| /(Tpwm・Tp) (4)
例えば、変調波であるパルスの周波数が8kHz(周期125μs)で、PWM周波数(キャリア周波数)が250kHz(PWM動作周期:4μs)の場合、パルス波形の1周期内にPWM制御信号を構成するパルス(PWMパルス)が31回現れ、n・Tpwm =124μs となる。従って、Tdiff=125μs−124μs=1μsの周期のズレが起る。この場合、ズレ時間がPWM動作周期4μsと同じになるのは、4μs/1μs=4周期後となるので、キャリア信号と変調波との間の同期ズレに起因して起る高周波電力の低周波変動の周期は125μs×4=500μsとなる。
上記のように、高周波電力が低い周波数で変動すると、DC−RF変換部から出力される高周波電圧の包絡線の波形に現れる変調波の各立ち上がりの波形が同じにならない現象が生じ、変調波の立ち上がり付近で高周波電力のレベルが変動する。半導体のエッチング処理に用いるプラズマを発生させるために高周波電力を用いる場合のように、高周波電力の波形が精密に管理されていることが必要とされる場合に、負荷に供給される高周波電力が低周波変動する状態が生じることは極力避ける必要がある。
本発明の目的は、負荷に与える高周波電力をパルス波形や階段状波形等の波形を有する変調波により変調する場合に、DC−DC変換部に与えるPWM制御信号を発生させる際に用いるキャリア信号と変調波との間に常に同期性を持たせることができるようにして、高周波電力のレベルが変調周波数よりも低い周波数で変動する現象が生じるのを防ぐことができるようにした高周波電源装置を提供することにある。
本発明は、出力レベルのPWM制御が可能なDC−DC変換部と、DC−DC変換部の出力を高周波出力に変換するDC−RF変換部と、DC−RF変換部から設定された波形を有する変調波で変調された高周波電力を出力させる際に変調された高周波電力が各瞬時にとるべきレベルの設定値を設定する高周波出力設定部と、DC−RF変換部から出力された高周波電力の各瞬時のレベルを検出する高周波電力検出部と、高周波出力設定部で設定された高周波電力の各瞬時のレベルの設定値と高周波電力検出部で検出された高周波電力の各瞬時のレベルの検出値との偏差の情報を含む制御指令信号をキャリア信号と比較することにより得たPWM制御信号をDC−DC変換部に与えて、各瞬時のレベルが高周波出力設定部で設定された各瞬時のレベルに等しい変調された高周波電力をDC−RF変換部から出力させるべくDC−DC変換部の出力を制御する高周波電力制御部とを備えた高周波電源装置を対象とする。
本発明においては、前記の目的を達成するため、キャリア信号の周波数を、変調波の周波数の整数倍に設定するようにした。
上記のように、PWM制御信号を得る際に用いるキャリア信号の周波数を、変調波の周波数の整数倍に設定しておくと、キャリア信号と変調波とに同期性を持たせることができるため、DC−RF変換部から出力される高周波電力のレベルが変調波の周波数よりも低い周波数で変動するのを防ぐことができる。
本発明の好ましい態様では、高周波出力設定部が、変調波の周波数に等しい周波数を有し、変調された高周波電力が各瞬時にとるべきレベルに各瞬時のレベルが対応している高周波電力設定信号を発生するように構成される。この場合高周波電力制御部は、高周波電力設定信号と高周波電力検出部の出力とを入力として、高周波出力設定部で設定された高周波電力の各瞬時のレベルの設定値と高周波電力検出部で検出された高周波電力の各瞬時のレベルの検出値との偏差の情報を含む制御指令信号を発生する誤差増幅部と、高周波電力設定信号の周波数を整数倍することによりキャリア信号の周波数を演算するキャリア周波数演算部と、キャリア周波数演算部により演算された周波数を有するキャリア信号を発生するキャリア信号発生部と、キャリア信号と制御指令信号とを比較してPWM制御信号を出力するPWM制御信号発生部とを備えた構成とされる。
上記のように構成しておくと、DC−DC変換部に与えるPWM制御信号を得る際に用いるキャリア信号の周波数を常に変調波の周波数の整数倍に保って、キャリア信号と変調波とに同期性を持たせた状態を維持することができるため、DC−RF変換部から出力される高周波電力のレベルが変調波の周波数よりも低い周波数で変動するのを防ぐことができる。また高周波電力を変調する変調波の周波数が変更された場合にはPWM制御のスイッチング周波数を直ちに変更後の変調波の周波数の整数倍に調整することができるため、高周波電力を変調する変調波の周波数を適宜に変更する要求にも対応することができる。
本発明の他の好ましい態様においては、高周波電力制御部が、変調波の周波数に等しい周波数を有し、高周波出力設定部により設定された高周波電力の各瞬時のレベルに各瞬時のレベルが対応している高周波電力設定信号を発生する高周波電力設定信号発生部と、高周波電力設定信号と高周波出力検出部から得られる高周波電力検出信号との偏差の情報を含む制御指令信号を発生する誤差増幅部と、変調波の周波数である高周波電力設定信号の周波数を整数倍してキャリア信号の周波数を演算するキャリア周波数演算部と、キャリア周波数演算部により演算された周波数を有するキャリア信号を発生するキャリア信号発生部と、キャリア信号と制御指令信号とを比較してPWM制御信号を出力するPWM制御信号発生部とを備えている。
高周波電力の低周波変動により変調波の波形の立ち上がり付近で生じる高周波電力のレベル変動は、変調波の波形がステップ状の変化を示す波形である場合に特に顕著に現れる。従って本発明は、高周波出力設定部が設定する変調波の波形がパルス波形である場合や、階段状波形である場合に特に有用である。
本発明によれば、DC−DC変換部と、DC−DC変換部から得られる直流電圧を高周波電力に変換するDC−RF変換部と、変調された高周波電力をそのレベルを設定値に保持した状態でDC−RF変換部から出力させるようにDC−DC変換部をPWM制御する高周波電力制御部とを備えた高周波電源装置において、DC−DC変換部に与えるPWM制御信号を得る際に制御指令信号と比較されるキャリア信号の周波数を、変調波の周波数の整数倍に設定するようにしたので、キャリア信号と変調波とに同期性を持たせた状態を維持して、DC−RF変換部から出力される高周波電力のレベルが変調波の周波数よりも低い周波数で変動するのを防ぐことができる。
また請求項2又は3に記載された発明によれば、変調波の周波数が変更された場合にもキャリア信号の周波数を直ちに変更後の変調波の周波数の整数倍に調整することができるため、変調波の周波数を変更する要求にも容易に適応することができる。
本発明の一実施形態の構成を概略的に示したブロック図である。 本発明の他の実施形態の構成を概略的に示したブロック図である。 本発明の実施形態で用いることができるDC−DC変換部の構成例を示した回路図である。 (A)ないし(D)は、図3に示したDC−DC変換部の一制御方法において、同変換部を構成するインバータ回路の各スイッチ素子に与えられる駆動信号の波形を模式的に示した波形図である。 (A)ないし(E)は、図3に示したDC−DCコ変換部の他の制御方法において、同変換部を構成するインバータ回路の各スイッチ素子に与えられる駆動信号の波形と、インバータ回路から出力される電圧の波形とを模式的に示した波形図である。 本発明の実施形態で用いることができるDC−RF変換部の構成例を示した回路図である。 本発明の実施形態で用いることができるDC−RF変換部の他の構成例を示した回路図である。 本発明の実施形態で用いることができるDC−RF変換部の更に他の構成例を示した回路図である。 本発明の実施形態で用いることができるDC−RF変換部の更に他の構成例を示した回路図である。 (A)ないし(E)は、図1に示した実施形態の各部の信号波形を示した波形図である。 (A)ないし(E)は、図1に示した実施形態の各部の他の信号波形を示した波形図である。 本発明が対象とする高周波電源装置の一般的な構成を示したブロック図である。 従来の高周波電源装置の高周波電力制御部の構成を示したブロック図である。 (A)ないし(E)は、従来の高周波電源装置の各部の信号波形を示した波形図である。
以下図面を参照して本発明の実施形態につき詳細に説明する。本実施形態では、高周波電力を変調する変調波の波形がパルス波形であるとする。図1は本発明に係る高周波電源装置の一実施形態の構成を示したもので、同図において1は交流電圧を直流電圧に変換するAC−DC変換部、2はAC−DC変換部1から得られる直流電圧を、所望のレベルを有するパルス波形(変調波の波形)の直流電圧に変換するDC−DC変換部、3はDC−DC変換部2の出力を高周波電力に変換するDC−RF変換部、4はDC−RF変換部3から負荷に与えられる高周波電力の少なくとも進行波成分を検出する高周波出力検出部、5はDC−RF変換部3から設定された波形を有する変調波で変調された高周波電力を出力させる際に変調された高周波電力が各瞬時にとるべきレベルの設定値を設定する高周波出力設定部、6は高周波出力検出部5により検出される高周波電力のレベルを高周波出力設定部5により設定された設定値に等しくするようにDC−DC変換部2を制御する高周波電力制御部である。
AC−DC変換部1は、商用交流電圧を整流する整流回路と、該整流回路の出力を平滑する平滑回路とにより構成される。
DC−DC変換部2としては、例えば、高速スイッチングが可能なMOSFET等の半導体スイッチ素子により上下の各アームが構成されたレグ(上側アームと下側アームとを直列に接続したもの)を2個並列に接続して構成したフルブリッジ型のインバータ回路又は単独のレグを備えたハーフブリッジ型のインバータ回路と、該インバータ回路の出力を変圧するトランスと、該トランスの二次側に得られるインバータ回路のPWM出力を整流する整流回路と、該整流回路の出力のリップルを低減するLC平滑回路とを備えたものを用いることができる。
図3は、フルブリッジ型のインバータ回路を用いたDC−DC変換部の構成例を示したものである。この例では、MOSFET Q1とQ2の直列回路からなるレグと、MOSFET Q3とQ4の直列回路からなるレグとを並列接続することによりインバータ回路が構成され、該インバータ回路の出力がトランスTに入力されている。またトランスTの出力がダイオードD1ないしD4のフルブリッジ回路からなる全波整流回路に入力され、この全波整流回路の出力がコイルL1とキャパシタC1とからなる平滑回路に入力されている。
図3に示されたDC−DC変換部2は、例えば、MOSFET Q1ないしQ4のゲートに、図4(A)ないし(D)に示したような波形を有する駆動信号Vg1ないしVg4を供給して、各駆動信号がハイレベルの期間各MOSFETをオン状態にすることにより駆動される。図4に示した例では、各MOSFETのオン期間Tonを変化させて各MOSFETのオンデューティ比を変化させることにより、DC−DC変換部2の出力電圧をPWM制御している。
また図5(A)ないし(D)に示したように、MOSFET Q1ないしQ4のゲートに供給する駆動信号Vg1ないしVg4のデューティを50%(一定)として、駆動信号Vg1と駆動信号Vg4との位相差θ及び駆動信号Vg2と駆動信号Vg3との位相差θを制御するフェーズシフトPWM制御により、DC−DC変換部2の出力電圧をPWM制御する場合もある。なお図5(E)は、インバータ回路からトランスTに入力される電圧V1の波形を示している。
DC−DC変換部2の出力を高周波電力に変換するDC−RF変換3は、D級アンプやE級アンプ等のスイッチングアンプにより構成することができる。D級アンプとしては、図6に示されたように、MOSFET Q11及びQ12からなるハーフブリッジ型のインバータ回路と、キャパシタC11及びインダクタL11からなるフィルタ回路と、トランスT11とにより構成されたものや、図7に示したように、MOSFET Q11ないしQ14からなるフルブリッジ型のインバータ回路と、キャパシタC11及びインダクタL11からなるフィルタ回路と、トランスT11とにより構成されたもの等を用いることもできる。またプッシュプル構成のD級アンプを用いることもできる。
E級アンプとしては、例えば図8に示したように、MOSFET Q31とチョークコイルL31と、キャパシタC31及びC32とインダクタL32と、トランスT3とにより構成される周知のシングル構成の増幅回路を用いたものや、図9に示したように、MOSFET Q41及びQ42と、チョークコイルL41及びL42と、キャパシタC41ないしC43と、インダクタL43と、トランスT4とにより構成されたプッシュプル構成の増幅回路を備えたもの等を用いることができる。
なお、大出力の高周波電源装置を構成する場合には、DC−RF変換部3に複数の増幅回路を設けて、該複数の増幅回路の出力をパワーコンバイナにより合成して負荷に供給する構成をとる場合もある。
図1に示された高周波出力検出部4は、DC−RF変換部3から出力されて負荷に供給されている高周波出力の少なくとも進行波成分を検出するもので、例えば、DC−RF変換部3の出力から高周波電圧の進行波成分を検出する方向性結合器と、該方向性結合器により検出された高周波電圧の進行波成分の包絡線の波形の情報を抽出する検波回路と、該検波回路から得られる高周波電圧検出信号を負荷に与えられる電力を示す信号に変換する変換手段とにより構成される。高周波電力をパルスにより変調する場合、高周波出力検出部4は、パルスにより変調された高周波電力のレベルを示すパルス波形の高周波電力検出信号Vrfを出力する。なお負荷側から戻ってくる反射波電力を無視できない場合には、反射波電力を考慮して高周波電源装置の出力を制御する必要があるため、高周波出力検出部4が進行波電力と反射波電力の双方を検出するように構成される。
高周波出力設定部5は、DC−RF変換部3から出力させる高周波電力を変調するパルスの波形と、パルスにより変調された高周波電力が各瞬時にとるべきレベルの設定値とを設定する部分で、キーボードやデジタルスイッチ等により設定すべき情報を入力するインターフェース部と、変調波の周波数に等しい周波数を有し、変調された高周波電力が各瞬時にとるべきレベルに各瞬時のレベルが対応している高周波電力設定信号を発生する信号発生手段とにより構成される。本実施形態では、高周波出力設定部5が高周波電力設定信号発生部を兼ねている。
高周波電力制御部6は、高周波出力設定部5から与えられる高周波電力設定信号Vm と高周波出力検出部4から与えられる高周波電力検出信号Vrfとの偏差にPID演算などの制御演算と増幅とを施して、高周波出力設定部5で設定された高周波電力の各瞬時のレベルの設定値と高周波電力検出部4で検出された高周波電力の各瞬時のレベルの検出値との偏差の情報を含む制御指令信号Veを発生する誤差増幅部602と、高周波出力設定部5により設定された変調波の周波数に対してキャリア周波数を演算するキャリア周波数演算部605と、キャリア周波数演算部605により演算されたキャリア周波数を有するキャリア信号Vcを発生するキャリア信号発生部603と、制御指令信号をキャリア信号Vc と比較してDC−DC変換部2に与えるPWM制御信号Vpwm を発生するPWM制御信号発生部604とを備えている。
本実施形態では、高周波出力設定部5からキャリア周波数演算部605に高周波電力設定信号Vmと同じ波形(パルス波形)の信号が与えられる。この場合キャリア周波数演算部605は、高周波出力設定部5から与えられる信号の周波数を検出して、検出した周波数を整数倍することにより、キャリア周波数(キャリア信号の周波数)を演算する。
図1に示した実施形態では、高周波電力制御部6のすべての構成要素がFPGA(Field Programmable Gate Array)内に構成され、高周波出力設定部5が出力する高周波電力設定信号VmがFPGAに送信される。
図1に示された高周波電力制御部6の構成は、変調波の周波数である高周波電力設定信号Vmの周波数を整数倍してキャリア信号の周波数を演算するキャリア周波数演算部605が設けられている点、及びキャリア信号発生部603がキャリア周波数演算部605で演算された周波数を有するキャリア信号を発生するように構成されている点を除き、図13に示した高周波電源装置で用いられていた高周波電力制御部の構成と同様である。
高周波電力検出信号Vrf及び高周波電力設定信号Vmは、誤差増幅部602に与えられる。誤差増幅部602は、高周波電力設定信号Vmと高周波電力検出信号Vrfとの偏差にPID演算などの制御演算と増幅とを施して、高周波出力設定部5で設定された高周波電力の各瞬時のレベルの設定値と高周波電力検出部4で検出された高周波電力の各瞬時のレベルの検出値との偏差を零にするように偏差の情報を含む制御指令信号Ve[図10(A)参照]を発生する。制御指令信号Ve のレベルは、高周波出力設定部5により設定された高周波電力の設定値と高周波出力検出部4により検出された高周波電力のレベルとの偏差に応じて変化する。又、高周波出力設定部5により設定する高周波電力の設定値を大きくすると制御指令信号Veのレベルは大きくなり、高周波出力設定部5により設定する高周波電力の設定値を小さくすると制御指令信号Veのレベルは小さくなる。
キャリア周波数演算部605は、高周波出力設定部5が出力した高周波電力設定信号の周波数(変調波の周波数)を検出して、検出した周波数を整数倍することにより、キャリア周波数を演算する。キャリア周波数は、変調波の周波数のn(nは整数)倍で、かつ変調波の周波数とキャリア周波数と高周波電源の出力周波数との間に、下記の関係が成立するように演算される。
変調波の周波数<<キャリア周波数<<高周波電源装置の出力周波数
キャリア信号Vcは、一般には、図10(A)に示されたように、鋸歯状の波形又は三角波形を有する信号である。
PWM制御信号発生部604は、誤差増幅部602から得られる制御指令信号Veと、キャリア信号発生部603から得られるキャリア信号Vcとを比較して、図10(C)に示すように、制御指令信号Veのレベルがキャリア信号Vcのレベルを超えている期間ハイレベルを示し、制御指令信号Veのレベルがキャリア信号Vcのレベル以下になっている期間ローレベルを示すPWM制御信号Vpwmを出力する。
PWM制御信号発生部604が出力するPWM制御信号は,DC−DC変換部2のスイッチ素子の制御端子に与えられる。DC−DC変換部2は、DC−RF変換部3が出力する高周波電力のレベルを設定値に制御するために必要なレベルを有し、変調波の波形(今の例ではパルス波形)を有するように制御された直流電圧Vdc[(図10(D)]をDC−RF変換部3に与える。従って、DC−RF変換部3は、電圧波形の包絡線が図10(E)に示したようにパルス状の波形を呈する高周波電力を出力する。
本実施形態では、高周波出力設定部により設定された変調波(パルス)の周波数の整数倍の周波数としてキャリア信号の周波数を演算するキャリア周波数演算部605を設けて、演算されたキャリア周波数を有するキャリア信号を発生させるようにしたので、変調波とキャリア信号との間に常に同期性を持たせることができ、図10から明らかなように、変調波の各周期においてPWM制御信号の位相ずれが生じるのを防ぐことができ、DC−RF変換部3から出力される高周波電力が変調波の周波数よりも低い周波数で変動する現象が生じるのを防ぐことができる。
本実施形態では、キャリア周波数演算部605と、キャリア信号発生部603とにより、DC−DC変換部2をPWM制御する際のスイッチング周波数を、高周波出力設定部5により設定された変調波の周波数の整数倍に保持するスイッチング周波数制御手段が構成されている。
上記の説明では、高周波電力制御部6を一つのFPGAにより構成するとしたが、高周波電力制御部6の構成の仕方は任意であり、上記の実施形態に限定されない。例えば、高周波電力制御部6の構成要素の一部をFPGAにより構成し、他の部分を外部クロック入力を持つアナログICや、マイクロコンピュータや、DSP(Digital Signal Processor) 等により構成することもできる。
例えば、図1において、高周波信号発生部601と、キャリア周波数演算部605とをFPGAにより構成し、誤差増幅部602と、キャリア信号発生部603と、PWM制御信号発生部604とをアナログICにより構成することもできる。
上記の実施形態では、高周波出力設定部5が高周波電力設定信号Vmを出力するように構成されているが、高周波出力設定部5は、DC−RF変換部3から出力させる高周波電力のレベル情報と、高周波電力を変調する変調波を特定するためのデータ(波形及び周波数)とをデジタル情報として出力する機能を持つインターフェース(例えばキーボード)により構成し、図2に示したように、高周波出力設定部5から与えられるデジタル情報に基づいて高周波電力設定信号を出力する高周波電力設定信号発生部600を、高周波電力制御部6内に設けるようにしてもよい。
上記の実施形態では、高周波電力を変調する変調波を矩形波状のパルスとしたが、他の任意の波形を有する変調波により高周波電力を変調する場合にも本発明を適用することができる。例えば図11に示したように、ステップ状に変化する階段状波形を有する変調波により高周波電力を変調する場合にも本発明を適用することができる。図11(A)はキャリア信号Vcと制御指令信号Veとを示している。また同図(B)は、図1に示された高周波出力設定部5が誤差増幅部602に与える高周波電力設定信号Vm1を示し、同図(C)は、図1に示されたキャリア周波数演算部605に変調波の繰り返し周期の情報を与えるために、高周波出力設定部5からキャリア周波数演算部605に与えられるパルス信号Vm2を示している。図14(D)は、PWM制御信号Vpwmを示し、同図(E)及び(F)はそれぞれDC−DC変換部2が出力する直流電圧Vdcの波形及びDC−RF変換部3が出力する高周波電圧の波形を示している。
上記の各実施形態において、高周波電力制御部6を構成する各要素は、ハードウェアにより構成してもよく、マイクロプロセッサに所定のプログラムを実行させることにより構成してもよい。
1 AC−DC変換部
2 DC−DC変換部
3 DC−RF変換部
4 高周波出力検出部
5 高周波出力設定部
6 高周波電力制御部
600 高周波電力設定信号発生部
601 高周波信号発生部
602 誤差増幅部
603 キャリア信号発生部
604 PWM制御信号発生部
605 キャリア周波数演算部

Claims (5)

  1. 出力レベルのPWM制御が可能なDC−DC変換部と、前記DC−DC変換部の出力を高周波出力に変換するDC−RF変換部と、前記DC−RF変換部から設定された波形を有する変調波で変調された高周波電力を出力させる際に変調された高周波電力が各瞬時にとるべきレベルの設定値を設定する高周波出力設定部と、前記DC−RF変換部から出力された高周波電力の各瞬時のレベルを検出する高周波電力検出部と、前記高周波出力設定部で設定された高周波電力の各瞬時のレベルの設定値と前記高周波電力検出部で検出された高周波電力の各瞬時のレベルの検出値との偏差の情報を含む制御指令信号をキャリア信号と比較することにより得たPWM制御信号を前記DC−DC変換部に与えて、各瞬時のレベルが前記高周波出力設定部で設定された各瞬時のレベルに等しい変調された高周波電力を前記DC−RF変換部から出力させるべく前記DC−DC変換部の出力を制御する高周波電力制御部とを備えた高周波電源装置であって、
    前記キャリア信号の周波数は、前記変調波の周波数の整数倍に設定されていることを特徴とする高周波電源装置。
  2. 前記高周波出力設定部は、前記変調波の周波数に等しい周波数を有し、前記変調された高周波電力が各瞬時にとるべきレベルに各瞬時のレベルが対応している高周波電力設定信号を発生するように構成され、
    前記高周波電力制御部は、
    前記高周波電力設定信号と前記高周波電力検出部の出力とを入力として、前記高周波出力設定部で設定された高周波電力の各瞬時のレベルの設定値と前記高周波電力検出部で検出された高周波電力の各瞬時のレベルの検出値との偏差の情報を含む制御指令信号を発生する誤差増幅部と、
    前記高周波電力設定信号の周波数を整数倍することにより前記キャリア信号の周波数を演算するキャリア周波数演算部と、
    前記キャリア周波数演算部により演算された周波数を有するキャリア信号を発生するキャリア信号発生部と、
    前記キャリア信号と前記制御指令信号とを比較して前記PWM制御信号を出力するPWM制御信号発生部と、
    を備えている請求項1に記載の高周波電源装置。
  3. 前記高周波電力制御部は、
    前記変調波の周波数に等しい周波数を有し、前記高周波出力設定部により設定された高周波電力の各瞬時のレベルに各瞬時のレベルが対応している高周波電力設定信号を発生する高周波電力設定信号発生部と、
    前記高周波電力設定信号と前記高周波出力検出部から得られる高周波電力検出信号との偏差の情報を含む制御指令信号を発生する誤差増幅部と、
    前記変調波の周波数である前記高周波電力設定信号の周波数を整数倍して前記キャリア信号の周波数を演算するキャリア周波数演算部と、
    前記キャリア周波数演算部により演算された周波数を有するキャリア信号を発生するキャリア信号発生部と、
    前記キャリア信号と前記制御指令信号とを比較して前記PWM制御信号を出力するPWM制御信号発生部とを備えている請求項1に記載の高周波電源装置。
  4. 前記高周波出力設定部が設定する変調波の波形はパルス波形である請求項1,2又は3に記載の高周波電源装置。
  5. 前記高周波出力設定部が設定する変調波の波形は階段状波形である請求項1,2又は3に記載の高周波電源装置。
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