JP2015012352A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック時間の短いデューティ調整回路を提供する。【解決手段】デューティ制御信号D1に基づいて内部クロック信号PCLK0のデューティ比を調整することにより内部クロック信号PCLK1を生成するデューティ調整回路150と、内部クロック信号PCLK1を遅延させることによって内部クロック信号LCLKを生成するディレイライン110と、第1のモードにおいては内部クロック信号PCLK1のデューティ比を検出することによってデューティ制御信号D1を生成し、第2のモードにおいては内部クロック信号LCLKのデューティ比を検出することによってデューティ制御信号D1を生成するデューティ検知回路160と、を備える。本発明によれば、モードによってフィードバックループの構成を切り替えることができるため、高速なロック動作が可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、クロック信号のデューティ比を調整するデューティ調整回路を備えた半導体装置に関する。
代表的な半導体メモリデバイスであるDRAM(Dynamic Random Access Memory)は、DDR(Double Data Rate)型と呼ばれるタイプが主流である。DDR型のDRAMは、クロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの両方に同期してデータを入出力することから、クロック信号のデューティ比を正確に50%に維持する必要があり、このためにデューティ調整回路が用いられることが多い(特許文献1参照)。
デューティ調整回路は、クロック信号の位相を制御するDLL(Delay Locked Loop)回路に組み込まれることが一般的である。DLL回路にはクロック信号を遅延させるディレイラインが含まれており、ディレイラインを通過したクロック信号のデューティ比をデューティ検知回路によって検知し、その結果をデューティ調整回路にフィードバックすることによってクロック信号のデューティ比が調整される。
特開2008−210436号公報
しかしながら、ディレイラインはある程度大きな固有遅延を有しているため、デューティ調整回路とデューティ検知回路からなるフィードバックループのループ長が比較的長くなる。このため、デューティ制御におけるフィードバック応答性が低くなり、所望のデューティ比に到達するまでに長い時間がかかるという問題があった。
本発明の一側面による半導体装置は、デューティ制御信号に基づいて第1のクロック信号のデューティ比を調整することにより第2のクロック信号を生成するデューティ調整回路と、前記第2のクロック信号を遅延させることによって第3のクロック信号を生成するディレイラインと、第1のモードにおいては前記第2のクロック信号のデューティ比を検出することによって前記デューティ制御信号を生成し、第2のモードにおいては前記第3のクロック信号のデューティ比を検出することによって前記デューティ制御信号を生成するデューティ検知回路と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の側面による半導体装置は、クロック信号の伝搬パスに挿入され、デューティ制御信号に基づいて前記クロック信号のデューティ比を調整するデューティ調整回路と、前記デューティ調整回路から出力される前記クロック信号のデューティ比を検出することにより前記デューティ制御信号を生成するデューティ検知回路と、を備え、第1のモードにおいては、前記デューティ調整回路及び前記デューティ検知回路を含むフィードバックループが第1のループ長となるよう、前記伝搬パスの第1のノードに現れる前記クロック信号のデューティ比を前記デューティ検知回路によって検知し、第2のモードにおいては、前記フィードバックループが前記第1のループ長よりも長い第2のループ長となるよう、前記伝搬パスの前記第1のノードとは異なる第2のノードに現れる前記クロック信号のデューティ比を前記デューティ検知回路によって検知することを特徴とする。
本発明によれば、モードによってフィードバックループの構成を切り替えることができることから、デューティ制御におけるフィードバック応答性を高めることが可能となる。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の全体構成を示すブロック図である。 DLL回路100の構成を示すブロック図である。 デューティ調整回路150及びDCC制御回路170の構成を説明するためのブロック図である。 DLL回路100のデューティ調整動作を説明するためのタイミング図である。 DLL回路100のデューティ調整動作を説明するための別のタイミング図である。 デューティ調整回路150の構成を示すブロック図である。 デューティ調整部151の回路図である。 変形例によるクロックトインバータCV1の回路図である。 ヒューズ信号FP,FNを生成するための回路を示すブロック図である。 合成回路155の回路図である。 DCC制御回路170の構成を模式的に示すブロック図である。 デューティ検知信号D1のビットb6〜b2の値と駆動能力との関係を説明するための模式図であり、デューティ比が50%未満である場合を示している。 デューティ検知信号D1のビットb6〜b2の値と駆動能力との関係を説明するための模式図であり、デューティ比が50%超である場合を示している。 デューティ調整部151〜154による調整量を説明するための模式図であり、デューティ比が50%未満である場合を示している。 デューティ比が50%未満である場合における内部クロック信号のデューティ比の変化を示す波形図である。 デューティ調整部151〜154による調整量を説明するための模式図であり、デューティ比が50%超である場合を示している。 デューティ比が50%超である場合における内部クロック信号のデューティ比の変化を示す波形図である。 合成回路155の動作を説明するための波形図であり、(a)はデューティ比が50%未満である場合の波形を示し、(b)はデューティ比が50%超である場合の波形を示している。 第1の変形例によるデューティ調整回路150Aの構成を示すブロック図である。 第2の変形例によるデューティ調整回路150Bの構成を示すブロック図である。 第3の変形例によるデューティ調整回路150Cの構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の全体構成を示すブロック図である。
本実施形態による半導体装置10はDRAMであり、図1に示すようにメモリセルアレイ11を備えている。メモリセルアレイ11には、互いに交差する複数のワード線WLと複数のビット線BLが設けられており、それらの交点にメモリセルMCが配置されている。ワード線WLの選択はロウデコーダ12によって行われ、ビット線BLの選択はカラムデコーダ13によって行われる。ビット線BLは、センス回路14内の対応するセンスアンプSAにそれぞれ接続されており、カラムデコーダ13により選択されたビット線BLは、センスアンプSAを介してアンプ回路15に接続される。
ロウデコーダ12、カラムデコーダ13、センス回路14及びアンプ回路15の動作は、アクセス制御回路20によって制御される。アクセス制御回路20には、外部端子21〜24を介してアドレス信号ADD、コマンド信号CMD、外部クロック信号CK,CKBなどが供給される。外部クロック信号CK,CKBは、互いに相補の信号である。アクセス制御回路20は、これらの信号に基づいてロウデコーダ12、カラムデコーダ13、センス回路14、アンプ回路15及びデータ入出力回路30を制御する。
具体的には、コマンド信号CMDがアクティブコマンドを示している場合、アドレス信号ADDはロウデコーダ12に供給される。これに応答して、ロウデコーダ12はアドレス信号ADDが示すワード線WLを選択し、これにより対応するメモリセルMCがそれぞれビット線BLに接続される。その後、アクセス制御回路20は、所定のタイミングでセンス回路14を活性化させる。
一方、コマンド信号CMDがリードコマンド又はライトコマンドを示している場合、アドレス信号ADDはカラムデコーダ13に供給される。これに応答して、カラムデコーダ13はアドレス信号ADDが示すビット線BLをアンプ回路15に接続する。これにより、リード動作時においては、センスアンプSAを介してメモリセルアレイ11から読み出されたリードデータDQがアンプ回路15及びデータ入出力回路30を介してデータ端子31から外部に出力される。また、ライト動作時においては、データ端子31及びデータ入出力回路30を介して外部から供給されたライトデータDQが、アンプ回路15及びセンスアンプSAを介してメモリセルMCに書き込まれる。
図1に示すように、アクセス制御回路20にはDLL回路100が含まれている。DLL回路100は、外部クロック信号CK,CKBを受け、これに基づいて位相制御された内部クロック信号LCLKを生成する回路である。DLL回路100には、内部クロック信号LCLKを遅延させるディレイライン(DL)110と、内部クロック信号LCLKのデューティ比を50%に調整するデューティ調整回路(DCC)150が含まれている。DLL回路100の詳細については後述する。内部クロック信号LCLKは、データ入出力回路30に含まれる出力回路30aに供給される。これにより、リードデータDQ及びデータストローブ信号DQSは、内部クロック信号LCLKに同期してデータ端子31及びデータストローブ端子32からそれぞれ出力される。
これら各回路ブロックは、それぞれ所定の内部電圧を動作電源として使用する。これら内部電源は、図1に示す電源回路40によって生成される。電源回路40は、電源端子41,42を介してそれぞれ供給される外部電位VDD及び接地電位VSSを受け、これらに基づいて内部電圧VPP,VPERI,VARYなどを生成する。内部電位VPPは外部電位VDDを昇圧することによって生成され、内部電位VPERI,VARYは外部電位VDDを降圧することによって生成される。
内部電圧VPPは、主にロウデコーダ12において用いられる電圧である。ロウデコーダ12は、アドレス信号ADDに基づき選択したワード線WLをVPPレベルに駆動し、これによりメモリセルMCに含まれるセルトランジスタを導通させる。内部電圧VARYは、主にセンス回路14において用いられる電圧である。センス回路14が活性化すると、ビット線対の一方をVARYレベル、他方をVSSレベルに駆動することにより、読み出されたリードデータの増幅を行う。内部電圧VPERIは、アクセス制御回路20などの大部分の周辺回路の動作電圧として用いられる。これら周辺回路の動作電圧として外部電圧VDDよりも電圧の低い内部電圧VPERIを用いることにより、半導体装置10の低消費電力化が図られている。
図2は、DLL回路100の構成を示すブロック図である。
図2に示すDLL回路100は、内部クロック信号PCLK1を遅延させることによって内部クロック信号LCLKを生成するディレイライン110を備えている。内部クロック信号PCLK1は、外部クロック信号CK,CKBを受けるクロックレシーバ25から出力される内部クロック信号PCLK0がデューティ調整回路150を通過した信号である。ディレイライン110は、遅延量の調整ピッチが粗いコースディレイライン(CDL)111と遅延量の調整ピッチが細かいファインディレイライン(FDL)112が直列接続された構成を有している。ディレイライン110から出力される内部クロック信号LCLKは、バッファ113及びクロックツリー114を介して出力回路30aに供給され、上述の通り、リードデータDQやデータストローブ信号DQSの出力タイミングを規定するタイミング信号として用いられる。
内部クロック信号LCLKは、レプリカ回路120にも供給される。レプリカ回路120は、バッファ113、クロックツリー114及び出力回路30aからなる回路群と実質的に同じ遅延時間を有する回路であり、内部クロック信号LCLKを受けてレプリカクロック信号RCLKを出力する。ここで、出力回路30aは内部クロック信号LCLKに同期してリードデータDQやデータストローブ信号DQSを出力するものであることから、レプリカ回路120から出力されるレプリカクロック信号RCLKは、リードデータDQやデータストローブ信号DQSと正確に同期する。DRAMにおいては、リードデータDQやデータストローブ信号DQSが外部クロック信号CK,CKBに対して正確に同期している必要があり、両者の位相にずれが生じている場合にはこれを検出し、補正する必要がある。かかる検出は、位相判定回路130によって行われ、判定の結果は位相判定信号PDとして出力される。
位相判定信号PDは、ディレイライン制御回路140に供給される。ディレイライン制御回路140は、位相判定信号PDに基づいてカウント値CNTをカウントアップ又はカウントダウンし、これによってディレイライン110の遅延量を制御する回路である。具体的には、内部クロック信号PCLK0よりもレプリカクロック信号RCLKの位相が遅れていることを位相判定信号PDが示している場合、ディレイライン制御回路140はカウント値CNTをカウントダウンし、ディレイライン110の遅延量を減少させる。逆に、内部クロック信号PCLK0よりもレプリカクロック信号RCLKの位相が進んでいることを位相判定信号PDが示している場合、ディレイライン制御回路140はカウント値CNTをカウントアップし、ディレイライン110の遅延量を増大させる。このような動作により、レプリカクロック信号RCLKの位相が内部クロック信号PCLK0と一致するよう、ディレイライン110の遅延量が調整される。レプリカクロック信号RCLKの位相が内部クロック信号PCLK0と一致している場合、リードデータDQやデータストローブ信号DQSが外部クロック信号CK,CKBに対して正確に同期した状態が得られる。
図2に示すように、DLL回路100にはデューティ比を調整するデューティ調整回路150が含まれている。本実施形態ではディレイライン110の前段にデューティ調整回路150が挿入されており、クロックレシーバ25から出力される内部クロック信号PCLK0のデューティ比を調整することにより、内部クロック信号PCLK1を生成する。
本実施形態においては、セレクタ180によって内部クロック信号PCLK1又はLCLKのいずれか一方が選択され、選択された内部クロック信号PCLK1又はLCLKのデューティ比がデューティ検知回路(DCD)160によって検出され、これに応じてデューティ検知信号D1が生成される。デューティ検知回路160による内部クロック信号LCLKの検出位置は、出力回路30aにより近いことが好ましく、本実施形態ではクロックツリー114を通過した内部クロック信号LCLKのデューティ比を検出している。但し、本発明がこれに限定されるものではなく、図2において破線で示すように、クロックツリー114を通過する前の内部クロック信号LCLKのデューティ比を検出しても構わない。
セレクタ180による選択は、リセット信号RST及び切替信号SELに基づいて行われる。詳細については後述するが、リセット信号RSTが活性化すると内部クロック信号PCLK1が選択され、その後、切替信号SELが活性化すると内部クロック信号LCLKが選択される。内部クロック信号PCLK1が選択される状態は「第1のモード」であり、内部クロック信号LCLKが選択される状態は「第2のモード」である。リセット信号RSTは、DLL回路100を初期化する際などに活性化される信号であり、図1に示したアクセス制御回路20の内部で生成される。また、切替信号SELはデューティ検知回路160によってデューティ比が所定値を超えたことに応答して活性化される。具体的には、デューティ比が50%未満から50%超に変化した際、或いは、デューティ比が50%超から50%未満に変化した際に切替信号SELが活性化する。
リセット信号RSTは、デューティ検知回路160にも供給される。詳細については後述するが、リセット信号RSTの活性化により第1のモードが選択されると、デューティ検知回路160は第1の周期でデューティ検知信号D1を更新する。その後、切替信号SELの活性化により第2のモードに移行すると、デューティ検知回路160は第1の周期よりも長い第2の周期でデューティ検知信号D1を更新する。
デューティ検知回路160によって検出されたデューティ検知信号D1は、DCC制御回路170に供給される。DCC制御回路170はデューティ検知信号D1を受け、これに基づいてデューティ制御信号D2を生成し、これをデューティ調整回路150に供給する。デューティ調整回路150は、デューティ制御信号D2に基づいて内部クロック信号PCLK0のデューティ比を変化させ、これを内部クロック信号PCLK1として出力する。
図3は、デューティ調整回路150及びDCC制御回路170の構成を説明するためのブロック図である。
図3に示すように、デューティ調整回路150は粗調整回路150X及び微調整回路150Yが直列に接続された構成を有している。粗調整回路150Xは、内部クロック信号PCLK0のデューティ比を相対的に粗いピッチで調整する回路であり、DCC制御回路170に含まれるカウンタ170Xのカウント値CNTXによって制御される。一方、微調整回路150Yは、内部クロック信号PCLK0のデューティ比を相対的に細かいピッチで調整する回路であり、DCC制御回路170に含まれるカウンタ170Yのカウント値CNTYによって制御される。
DCC制御回路170は、リセット信号RSTの活性化によって第1のモードが選択されると、デューティ検知信号D1に基づいてカウンタ170Xのカウント値CNTXを更新する。これにより、第1のモードにおいては、粗調整回路150Xを用いたデューティ比の調整が行われる。その後、切替信号SELの活性化によって第2のモードに移行すると、デューティ検知信号D1に基づいてカウンタ170Yのカウント値CNTYを更新する。これにより、第2のモードにおいては、微調整回路150Yを用いたデューティ比の調整が行われる。
図4は、DLL回路100のデューティ調整動作を説明するためのタイミング図である。
図4に示す例では、時刻t1にリセット信号RSTが活性化しており、これにより第1のモードが選択される。また、図4に示す例では、時刻t1における内部クロック信号PCLK1のデューティ比が50%未満であり、したがって、デューティ調整回路150はデューティ比を増大させる方向に制御を行う。第1のモードにおいては、デューティ調整回路150によるデューティ比の調整が第1の周期T1ごとに実行される。第1の周期T1は、例えば16クロックサイクル(16tCK)である。
これにより、第1の周期T1ごとに内部クロック信号PCLK1のデューティ比が高められ、その値は徐々に50%に近づく。第1のモードにおいては、図3に示した粗調整回路150Xを用いたデューティ調整が行われるため、第1の周期T1ごとのデューティ調整量はPT1である。そして、時刻t2において内部クロック信号PCLK1のデューティ比が50%を超えると、切替信号SELが活性化し、第2のモードに移行する。
第2のモードに移行すると、セレクタ180によって内部クロック信号LCLKが選択されるため、デューティ検知回路160は内部クロック信号PCLK1に変えて、内部クロック信号LCLKのデューティ比を検知する。ここで、第2のモードにおいては、デューティ調整回路150によるデューティ比の調整が第2の周期T2(>T1)ごとに実行される。第2の周期T2は、例えば32クロックサイクル(32tCK)である。第2のモードにおける周期T2を第1のモードにおける周期T1よりも長く設定しているのは、第1のモードにおけるフィードバックループ(150→180→160→170→150)よりも、第2のモードにおけるフィードバックループ(150→110→113→114→180→160→170→150)の方がループ長が長く、このため固有遅延が大きいためである。
第2のモードにおいては、図3に示した微調整回路150Yを用いたデューティ調整が行われるため、第2の周期T2ごとのデューティ調整量はPT2(<PT1)である。これにより、第2の周期T2ごとに内部クロック信号LCLKのデューティ比が調整量P2ずつ50%に近づき、最終的には50%近傍で安定する。
このように、本実施形態においては、デューティ制御の初期においては第1のモードで動作を行い、内部クロック信号PCLK1のデューティ比が50%を超えたことに応答して第2のモードに移行している。このため、デューティ比が50%から大きく乖離している可能性のある初期においては速やかにデューティ比を変化させることが可能となる。しかも、デューティ比が50%近傍である内部クロック信号PCLK1をディレイライン110に入力することができるため、ディレイライン110の通過に伴ってパルスが消失するといった問題を解消することができる。そして、第2のモードに移行した後は、DLL回路100の出力信号である内部クロック信号LCLKのデューティ比を正確に50%近傍に制御することが可能となる。
尚、第1のモードから第2のモードに切り替わると、デューティ比の検知対象が内部クロック信号PCLK1から内部クロック信号LCLKに切り替わるため、図5に示すように、第2のモードに移行した直後は、検知されるデューティ比の連続性が失われる場合がある。しかしながら、第1のモードから第2のモードに切り替わる時点においては、ディレイライン110に入力される内部クロック信号PCLK1のデューティ比がほぼ50%となっていることから、第2のモードに移行した直後における内部クロック信号LCLKのデューティ比も50%近傍であることが期待される。但し、第2のモードに移行した直後における内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%から乖離している場合には、まず粗調整回路150Xを動作させた後、微調整回路150Yを動作させても構わない。
以下、デューティ調整回路150のより具体的な回路例について説明する。但し、本発明において使用するデューティ調整回路150の回路構成がこれに限定されるものではない。
図6は、デューティ調整回路150の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、デューティ調整回路150は、4つのデューティ調整部151〜154及び合成回路155によって構成されている。デューティ調整部151,152は直列接続されており、伝搬パスAを構成する。デューティ調整部153,154も直列接続されており、伝搬パスBを構成する。伝搬パスAと伝搬パスBは並列である。そして、伝搬パスAから出力される内部クロック信号PCLKA1と、伝搬パスBから出力される内部クロック信号PCLKB1が合成回路155に入力され、内部クロック信号PCLK1として出力される。デューティ調整部151〜154は図3に示した粗調整回路150Xに相当し、合成回路155は図3に示した微調整回路150Yに相当する。
デューティ調整部151〜154は互いに同じ回路構成を有しており、それぞれ内部クロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの一方のスルーレートを変化させる役割を果たす。デューティ調整部151〜154によるスルーレートの調整には互いに異なる制御信号が用いられる。具体的には、デューティ調整部151には制御信号P1,N1が用いられ、デューティ調整部152には制御信号P2,N2が用いられ、デューティ調整部153には制御信号P3,N3が用いられ、デューティ調整部154には制御信号P4,N4が用いられる。これら制御信号P1〜P4,N1〜N4は、上述したデューティ制御信号D2を構成する信号の一部(例えばカウント値CNTX)である。
図7は、デューティ調整部151の回路図である。
図7に示すように、デューティ調整部151は、並列接続された6つのクロックトインバータCV1,CV2,CV4,CV8,CV2F,CV4Fを備え、内部クロック信号PCLK0を受けて内部クロック信号PCLKA0を生成する。これらクロックトインバータは互いに同じ回路構成を有しているため、ここでは代表してクロックトインバータCV1の構成について説明する。クロックトインバータCV1は、内部電位VPERIが供給される電源配線VLと接地電位VSSが供給される電源配線SLとの間にこの順に直列接続されたPチャンネル型MOSトランジスタMP11,MP12と、Nチャンネル型MOSトランジスタMN12,MN11によって構成されている。
トランジスタMP12,MN12のゲート電極は共通接続され、内部クロック信号PCLK0が供給される入力ノードn1を構成する。また、トランジスタMP12,MN12のドレインは共通接続され、内部クロック信号PCLK1が出力される出力ノードn2を構成する。
一方、トランジスタMP11のゲート電極には制御信号P1の一部である制御信号P11が供給される。これにより、制御信号P11がローレベルに活性化している場合、クロックトインバータCV1は、入力ノードn1のレベルに基づいて出力ノードn2をプルアップすることが可能となる。逆に、制御信号P11がハイレベルに非活性化している場合、クロックトインバータCV1は出力ノードn2をプルアップできない状態となる。このように、直列接続されたトランジスタMP11,MP12は、制御信号P11によって選択的に活性化されるプルアップ回路UPを構成する。
同様に、トランジスタMN11のゲート電極には制御信号N1の一部である制御信号N11が供給される。これにより、制御信号N11がハイレベルに活性化している場合、クロックトインバータCV1は、入力ノードn1のレベルに基づいて出力ノードn2をプルダウンすることが可能となる。逆に、制御信号N11がローレベルに非活性化している場合、クロックトインバータCV1は出力ノードn2をプルダウンできない状態となる。このように、直列接続されたトランジスタMN11,MN12は、制御信号N11によって選択的に活性化されるプルダウン回路DNを構成する。
このように、クロックトインバータCV1は、プルアップ回路UPとプルダウン回路DNを互いに独立して制御することができる。この点、一般的なクロックトインバータと相違している。
他のクロックトインバータCV2,CV4,CV8,CV2F,CV4Fについても、それぞれ対応する制御信号が入力される他は、上述したクロックトインバータCV1と同じ回路構成を有している。
ここで、クロックトインバータCV1,CV2,CV4,CV8の駆動能力には2のべき乗の重み付けがされている。具体的には、クロックトインバータCV1の駆動能力を1DCとすると、クロックトインバータCV2,CV4,CV8の駆動能力は、それぞれ2DC,4DC,8DCである。したがって、制御信号P1を構成する制御信号P11,P12,P14,P18に基づいてプルアップ能力を16段階(0DC〜15DC)に制御することができ、さらに、制御信号N1を構成する制御信号N11,N12,N14,N18に基づいてプルダウン能力を16段階(0DC〜15DC)に制御することができる。これら制御信号P1,N1は、デューティ検知回路160の出力であるデューティ検知信号D1に基づき、DCC制御回路170によって生成される。
尚、プロセス上の制約によって、駆動能力が2DC未満のトランジスタを作成することが困難である場合には、図8に示すように、トランジスタMP11,MN11をそれぞれ直列接続された2つのトランジスタによって構成すればよい。図8に示す例では、トランジスタMP11を構成する2つのPチャンネル型MOSトランジスタMP11a,MP11bの駆動能力がいずれも2DCであり、これが直列接続されていることから、1DCの駆動能力を得ることができる。同様に、トランジスタMN11を構成する2つのNチャンネル型MOSトランジスタMN11a,MN11bの駆動能力がいずれも2DCであり、これが直列接続されていることから、1DCの駆動能力を得ることができる。
一方、クロックトインバータCV2F,CV4Fは、デューティ調整部151に固定的な駆動能力を与えるための回路であり、それぞれ2DC,4DCの駆動能力を有している。クロックトインバータCV2F,CV4Fを活性化させるか否かは、ヒューズ信号FP,FNによって選択することができる。例えば、クロックトインバータCV2Fのみを活性化させる場合には、ヒューズ信号FP12,FN12を活性化させればよい。また、クロックトインバータCV4Fのみを活性化させる場合には、ヒューズ信号FP14,FN14を活性化させればよい。
クロックトインバータCV2F,CV4Fについては、プルアップ回路UPとプルダウン回路DNを独立に制御する必要はなく、一般的なクロックトインバータと同様、共通に制御しても構わない。この場合、活性化されているクロックトインバータCV2F,CV4Fについては、プルアップ及びプルダウンともに可能となり、非活性化されているクロックトインバータCV2F,CV4Fについては出力がハイインピーダンス状態となる。
図9は、ヒューズ信号FP,FNを生成するための回路を示すブロック図である。
図9に示すように、ヒューズ信号FP,FNはヒューズ回路181に記憶されている。ヒューズ回路181は、光学ヒューズ素子や電気ヒューズ素子(アンチヒューズ素子)などを含む不揮発性記憶回路であり、製造段階においてヒューズ信号FP,FNのプログラムが行われる。ヒューズ回路181から出力されるヒューズ信号FP,FNは、セレクタ183を介してデューティ調整回路150に供給される。
一方、テスト動作時においてヒューズ信号FP,FNを可変とすべく、テストモード回路182も設けられている、テストモード回路182は、任意のテストヒューズ信号TFP,TFNを出力可能であり、テスト信号TESTを活性化させることにより、セレクタ183を介してデューティ調整回路150に供給することができる。
このように、クロックトインバータCV2F,CV4Fを使用するか否かは、テスト動作時を除き固定的となる。したがって、デューティ調整部151によるプルアップ能力及びプルダウン能力の切り替えは、あくまでそれぞれ16段階である。しかしながら、クロックトインバータCV2F,CV4Fを用いることにより、デューティ調整部151のプルアップ能力及びプルダウン能力の調整比が変化する。例えば、クロックトインバータCV2Fのみを使用する場合には、デューティ調整部151の駆動能力は2DC〜17DCの範囲で調整することができ、クロックトインバータCV2F,CV4Fの両方を使用する場合には、デューティ調整部151の駆動能力は6DC〜21DCの範囲で調整することができる。この場合、前者では調整率、つまり最大駆動能力と最小駆動能力の比が8.5倍(=17/2)となるのに対し、後者では調整率が3.5倍(=21/6)となる。前者はデューティの調整可能範囲を大きく確保したい場合、例えば比較的低速な製品に対して好適であり、後者はデューティの最小調整ピッチを細かくしたい場合、例えば比較的高速な製品に対して好適である。このように、本実施形態では、デューティの調整可能範囲や最小調整ピッチを容易に変更することが可能である。
以上説明した構成により、デューティ調整部151から出力される内部クロック信号PCLKA0の立ち上がり波形は制御信号P1,FPに基づいて制御され、立ち下がり波形は制御信号N1,FNに基づいて制御される。
他のデューティ調整部152〜154についても、それぞれ対応する制御信号が入力される他は、上述したデューティ調整部151と同じ回路構成を有している。デューティ調整部152は内部クロック信号PCLKA0を受けて内部クロック信号PCLKA1を生成し、デューティ調整部153は内部クロック信号PCLK0を受けて内部クロック信号PCLKB0を生成し、デューティ調整部154は内部クロック信号PCLKB0を受けて内部クロック信号PCLKB1を生成する。そして、内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1は、いずれも合成回路155に供給される。
図10は、合成回路155の回路図である。
図10に示すように、合成回路155は、内部クロック信号PCLKA1が入力される4つのインバータ回路IVA1〜IVA4と、内部クロック信号PCLKB1が入力される4つのインバータ回路IVB1〜IVB4を備えている。さらに、合成回路155は、それぞれ対応する制御信号IM1〜IM4によっていずれか一方が導通するトランスファゲート対TG1〜TG4を備えており、インバータ回路IVA1〜IVA4,IVB1〜IVB4の出力は、トランスファゲート対TG1〜TG4の導通側を介して合成される。
具体的に説明すると、インバータ回路IVA1〜IVA4の出力ノードは、それぞれトランスファゲートTGA1〜TGA4を介して短絡され、インバータ回路IVB1〜IVB4の出力ノードは、それぞれトランスファゲートTGB1〜TGB4を介して短絡される。そして、トランスファゲート対TG1〜TG4を構成する2つのトランスファゲート(例えばTGA1とTGB1)は、それぞれ対応する制御信号IM1〜IM4によっていずれか一方が導通することから、制御信号IM1〜IM4に応じて内部クロック信号PCLKA1とPCLKB1の合成比を制御することができる。
例えば、トランスファゲートTGA1〜TGA4のうち3つを導通状態とし、トランスファゲートTGB1〜TGB4のうち1つを導通状態とすれば、3:1の合成比で内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1を合成して内部クロック信号PCLK1を生成することができる。或いは、トランスファゲートTGA1〜TGA4のうち2つを導通状態とし、トランスファゲートTGB1〜TGB4のうち2つを導通状態とすれば、1:1の合成比で内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1を合成して内部クロック信号PCLK1を生成することができる。
これら制御信号IM1〜IM4についても、上述したデューティ制御信号D2を構成する信号の一部(例えばカウント値CNTY)である。したがって、デューティ制御信号D2には、制御信号P1〜P4,N1〜N4,IM1〜IM4が含まれることになる。上述の通り、デューティ制御信号D2はDCC制御回路170によって生成される。
図11は、DCC制御回路170の構成を模式的に示すブロック図である。
DCC制御回路170は、デューティ検知回路160から出力される例えば8ビットのデューティ検知信号D1を受け、これをデコード及び論理演算することによってデューティ制御信号D2を生成する。特に限定されるものではないが、本実施形態においてはデューティ検知信号D1が8ビットのバイナリ信号であり、このうち上位6ビットb7〜b2は制御信号P1〜P4,N1〜N4を生成するために用いられ、下位2ビットb1,b0は制御信号IM1〜IM4を生成するために用いられる。特に、最上位ビットb7はデューティ比が50%未満であるか50%超であるかを示す信号として用いられる。このことは、デューティ検知信号D1の値が「01111111b」以下であれば内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%未満であり、デューティ検知信号D1の値が「10000000b」以上であれば内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%超であることを意味する。この場合、最上位ビットb7が反転したことに応答して、上述した切替信号SELを活性化させればよい。
図11に示すように、DCC制御回路170は、デューティ検知信号D1のビットb6〜b2をデコードするデコーダ171と、デューティ検知信号D1のビットb1,b0をデコードするデコーダ172と、デコーダ171の出力信号とデューティ検知信号D1の最上位ビットb7に基づいて論理演算を行うロジック回路173とを備えている。ロジック回路173は、最上位ビットb7が0の場合、つまり、内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%未満である場合には、ビットb6〜b2の値が小さくなるほど、デューティ調整回路150の駆動能力が小さくなるよう制御信号P1〜P4,N1〜N4を生成する。逆に、最上位ビットb7が1の場合、つまり、内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%超である場合には、ビットb6〜b2の値が大きくなるほど、デューティ調整回路150の駆動能力が小さくなるよう制御信号P1〜P4,N1〜N4を生成する。一方、デコーダ172の出力は、制御信号IM1〜IM4として用いられる。
ここで、制御信号P1,P3,N2,N4は第1の制御信号を構成し、最上位ビットb7が0の場合、つまり、内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%未満である場合において、実際のデューティ比に応じてその値が制御される。この場合、第2の制御信号を構成する制御信号P2,P4,N1,N3は最大値に固定される。これら制御信号P1,P3,N2,N4は互いに関連する値をとる。本実施形態では、P1=P3,N2=N4であり、且つ、P1,P3とN2,N4は互いに反転信号となるため、1種類の制御信号を派生させることによってこれら制御信号P1,P3,N2,N4を生成することができる。
同様に、制御信号P2,P4,N1,N3は第2の制御信号を構成し、最上位ビットb7が1の場合、つまり、内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%超である場合において、実際のデューティ比に応じてその値が制御される。この場合、第1の制御信号を構成する制御信号P1,P3,N2,N4は最大値に固定される。後述するように、これら制御信号P2,P4,N1,N3は互いに関連する値をとる。本実施形態では、P2=P4,N1=N3であり、且つ、P2,P4とN1,N3は互いに反転信号となるため、1種類の制御信号を派生させることによってこれら制御信号P2,P4,N1,N3を生成することができる。
図12及び図13は、デューティ検知信号D1のビットb6〜b2の値と駆動能力との関係を説明するための模式図であり、図12はデューティ比が50%未満である場合、図13はデューティ比が50%超である場合を示している。
図12及び図13に示す符号190は、デューティ検知信号D1のビットb6〜b2の値であり、合計で32種類の値を採りうる。デューティ比が50%未満である場合には、ビットb6〜b2の値が小さいほどデューティ比がより小さい状態であることを示し、デューティ比が50%超である場合には、ビットb6〜b2の値が大きいほどデューティ比がより大きい状態であることを示す。また、符号191は伝搬パスAの調整量を示し、符号192は伝搬パスBの調整量を示す。
ここで、調整量A2〜A17及びB2〜B17は、上述した駆動能力2DC〜17DCに相当する調整量である。但し、伝搬パスAにおける調整量A2〜A17は、伝搬パスBにおける調整量B2〜B17に対し、駆動能力が0.5DC分だけ小さく設計されている。
ビットb6〜b2の値に応じた伝搬パスA,Bの調整量の設定は、次のように行われる。
まず、デューティ比が50%未満である場合、ビットb6〜b2の値が図12の符号193で示す「10000b」であれば、伝搬パスAの調整量はこれに対応するA10に設定される。一方、伝搬パスBについては、調整量A10よりも調整量が1ピッチ大きい調整量B9に設定される。ここで、デューティ比が50%未満である場合には、必ず、デューティ調整部151,153についてはプルアップ回路UPの駆動能力が制御信号P1,P3によって調整される一方、プルダウン回路DNの駆動能力は最大値に固定され、デューティ調整部152,154についてはプルダウン回路DNの駆動能力が制御信号N2,N4によって調整される一方、プルアップ回路UPの駆動能力は最大値に固定される。
したがって、本例においては、模式図である図14に示すように、デューティ調整部151,153に含まれるプルアップ回路UPの駆動能力がそれぞれ10DC及び9DCに設定され、デューティ調整部152,154に含まれるプルダウン回路DNの駆動能力がそれぞれ10DC及び9DCに設定される。他のプルアップ回路UP及びプルダウン回路DNについては、最大の駆動能力(17DC)に設定される。その結果、内部クロック信号PCLK0が入力されると、内部クロック信号PCLKA0,PCLKB0の立ち上がりエッジが鈍るとともに、内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1の立ち下がりエッジが鈍ることになる。
図15は、デューティ比が50%未満である場合における内部クロック信号のデューティ比の変化を示す波形図である。図15において、実線で示す波形は実際の波形であり、破線で示す波形はデューティ比が50%である場合の波形である。この点は、後述する図17においても同様である。
上述の通り、デューティ比が50%未満である場合には、初段のデューティ調整部151,153においてプルアップ能力が小さくなるよう調整されるため、プルアップ能力に応じて内部クロック信号PCLKA0,PCLKB0の立ち上がりエッジが鈍る。ここで、次段のデューティ調整部152,154の論理しきい値は中間電位VMに設定されていることから、デューティ調整部152,154において入力レベルがローレベルからハイレベルに切り替わるタイミングが遅れることになる。これは、内部クロック信号PCLK0の立ち下がりエッジが遅れたことと等価であることから、デューティ比が拡大する。
さらに、次段のデューティ調整部152,154においてプルダウン能力が小さくなるよう調整されるため、プルダウン能力に応じて内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1の立ち下がりエッジが鈍る。ここで、次段の合成回路155の論理しきい値についても中間電位VMに設定されていることから、合成回路155において入力レベルがハイレベルからローレベルに切り替わるタイミングが遅れることになる。これは、内部クロック信号PCLK0の立ち下がりエッジがさらに遅れたことと等価であることから、デューティ比がさらに拡大する。このような原理によりデューティ比が50%近傍まで拡大される。
次に、デューティ比が50%超である場合、ビットb6〜b2の値が図13の符号193で示す「10000b」であれば、伝搬パスAの調整量はこれに対応するA9に設定される。一方、伝搬パスBについては、調整量A9よりも調整量が1ピッチ大きい調整量B9に設定される。ここで、デューティ比が50%超である場合には、必ず、デューティ調整部151,153についてはプルダウン回路DNの駆動能力が制御信号N1,N3によって調整される一方、プルアップ回路UPの駆動能力は最大値に固定され、デューティ調整部152,154についてはプルアップ回路UPの駆動能力が制御信号P2,P4によって調整される一方、プルダウン回路DNの駆動能力は最大値に固定される。
したがって、本例においては、模式図である図16に示すように、デューティ調整部151,153に含まれるプルダウン回路DNの駆動能力がいずれも9DCに設定され、デューティ調整部152,154に含まれるプルアップ回路UPの駆動能力がいずれも9DCに設定される。他のプルアップ回路UP及びプルダウン回路DNについては、最大の駆動能力(17DC)に設定される。その結果、内部クロック信号PCLK0が入力されると、内部クロック信号PCLKA0,PCLKB0の立ち下がりエッジが鈍るとともに、内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1の立ち上がりエッジが鈍ることになる。
図17は、デューティ比が50%超である場合における内部クロック信号のデューティ比の変化を示す波形図である。
上述の通り、デューティ比が50%超である場合には、初段のデューティ調整部151,153においてプルダウン能力が小さくなるよう調整されるため、プルダウン能力に応じて内部クロック信号PCLKA0,PCLKB0の立ち下がりエッジが鈍る。ここで、次段のデューティ調整部152,154の論理しきい値は中間電位VMに設定されていることから、デューティ調整部152,154において入力レベルがハイレベルからローレベルに切り替わるタイミングが遅れることになる。これは、内部クロック信号PCLK0の立ち上がりエッジが遅れたことと等価であることから、デューティ比が減少する。
さらに、次段のデューティ調整部152,154においてプルアップ能力が小さくなるよう調整されるため、プルアップ能力に応じて内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1の立ち上がりエッジが鈍る。ここで、次段の合成回路155の論理しきい値についても中間電位VMに設定されていることから、合成回路155において入力レベルがローレベルからハイレベルに切り替わるタイミングが遅れることになる。これは、内部クロック信号PCLK0の立ち上がりエッジがさらに遅れたことと等価であることから、デューティ比がさらに減少する。このような原理によりデューティ比が50%近傍まで減少される。
このように、DCC制御回路170に含まれるロジック回路173は、デューティ検知信号D1のビットb7〜b2の値に基づいて制御信号P1〜P4,N1〜N4を生成し、これによりデューティ調整部151〜154の駆動能力を制御することによって、2つの内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1を生成する。上述の通り、伝搬パスAの調整量と伝搬パスBの調整量は、駆動能力0.5DC分だけ異なっているため、内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1のデューティ比の差は、駆動能力0.5DCに相当する最小ピッチとなる。このようなデューティ差を持った内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1は、合成回路155に入力される。
図18は合成回路155の動作を説明するための波形図であり、(a)はデューティ比が50%未満である場合の波形を示し、(b)はデューティ比が50%超である場合の波形を示している。
デューティ比が50%未満である場合には、内部クロック信号PCLK0に対して内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1の立ち下がりエッジが遅れる。そして、図18(a)に示すように、内部クロック信号PCLKA1の立ち下がりエッジは、内部クロック信号PCLKB1の立ち下がりエッジに対して駆動能力0.5DCに相当する遅れを有している。このような2つの内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1を合成回路155によって合成すれば、制御信号IM1〜IM4の値に応じて3つの中間位相M1,M2,M3のいずれかを得ることができる。
一方、デューティ比が50%超である場合には、内部クロック信号PCLK0に対して内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1の立ち上がりエッジが遅れる。そして、図18(b)に示すように、内部クロック信号PCLKA1の立ち上がりエッジは、内部クロック信号PCLKB1の立ち上がりエッジに対して駆動能力0.5DCに相当する遅れを有している。このような2つの内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1を合成回路155によって合成すれば、制御信号IM1〜IM4の値に応じて3つの中間位相M1,M2,M3を得ることができる。
図18(a)に示す中間位相M1〜M3は、それぞれ3:1、1:1、1:3の合成比で内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1を合成した場合に得られる内部クロック信号PCLK1の立ち下がりエッジを示している。また、図18(b)に示す中間位相M1〜M3は、それぞれ3:1、1:1、1:3の合成比で内部クロック信号PCLKA1,PCLKB1を合成した場合に得られる内部クロック信号PCLK1の立ち上がりエッジを示している。合成比の選択は、デューティ検知信号D1のビットb1,b0に基づき、制御信号IM1〜IM4によって行うことができる。
尚、合成比を1:0にした場合には、内部クロック信号PCLKA1のみによって内部クロック信号PCLK1の波形が決まり、合成比を0:1にした場合には、内部クロック信号PCLKB1のみによって内部クロック信号PCLK1の波形が決まる。このように、合成回路155は、中間値ではない波形をそのまま出力することもできるため、デューティ比の調整ピッチを1/4(分解能を4倍)に高精度化できることになる。
そして、デューティ調整部151〜154を用いたデューティ比の調整は32段階であり、且つ、合成回路155によって分解能が4倍とされることから、本実施形態によるデューティ調整回路150は、合計で128段階の調整ピッチを確保することが可能となる。ここで、仮にトランジスタのバイアスレベルを微調整するタイプのデューティ調整回路を用いた場合には、128階調のバイアス電位を高精度に生成する必要が生じ、わずかなノイズによってデューティ比に大きな誤差が生じてしまう。これに対し、本実施形態においては、バイアス電位を用いることなく、完全なデジタル制御によってデューティ比を変化させていることから、ノイズ耐性が高く、安定したデューティ調整動作を行うことが可能となる。
しかも、本実施形態においては、初段のデューティ調整部151,153においてはPチャンネル型及びNチャンネル型のMOSトランジスタの一方の駆動能力を制御することによってデューティ比を調整し、次段のデューティ調整部152,154においてはPチャンネル型及びNチャンネル型のMOSトランジスタの他方の駆動能力を制御することによってデューティ比を調整していることから、プロセス条件などによってPチャンネル型MOSトランジスタのしきい値とNチャンネル型MOSトランジスタのしきい値にずれが生じている場合であっても、デューティ比の調整ズレを相殺することができる。
図19は、第1の変形例によるデューティ調整回路150Aの構成を示すブロック図である。
第1の変形例によるデューティ調整回路150Aは、伝搬パスAのみを使用している点において、図6に示したデューティ調整回路150と相違している。これに関連し、合成回路155も用いられない。かかる構成によれば、図6に示したデューティ調整回路150に比べると調整ピッチが粗くなるが、占有面積を削減することができる。また、図6に示したデューティ調整回路150と同様、しきい値のずれに起因するデューティ比の調整ズレを相殺することができる。第1の変形例によるデューティ調整回路150Aを用いた場合、第1のモードにおける最小調整ピッチと第2のモードにおける最小調整ピッチは同じとなる。つまり、本発明はこのような態様も含まれる。
図20は、第2の変形例によるデューティ調整回路150Bの構成を示すブロック図である。
第2の変形例によるデューティ調整回路150Bは、デューティ調整部152,154を省略している点において、図6に示したデューティ調整回路150と相違している。かかる構成によれば、しきい値のずれに起因するデューティ比の調整ズレは相殺することはできないものの、占有面積を削減しつつ、図6に示したデューティ調整回路150と同様の微細な調整ピッチを得ることができる。
図21は、第3の変形例によるデューティ調整回路150Cの構成を示すブロック図である。
第3の変形例によるデューティ調整回路150Cは、デューティ調整部151のみを用いている点において、図6に示したデューティ調整回路150と相違している。かかる構成によれば、回路構成を大幅に簡素化することが可能となる。第3の変形例によるデューティ調整回路150Cを用いた場合も、第1のモードにおける最小調整ピッチと第2のモードにおける最小調整ピッチは同じとなる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、図6〜図21を用いてデューティ調整回路のいくつかの具体例について説明したが、本発明においてデューティ調整回路の構成が特に限定されるものではない。したがって、クロックトインバータからなるデューティ調整回路を用いる代わりに、位相補間器(インターポレータ)からなるデューティ調整回路を用いても構わない。
また、クロックトインバータからなるデューティ調整回路を用いる場合であっても、その具体的構成は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、デューティ検知信号D1のビットb7〜b2の値に基づいて制御信号P1〜P4,N1〜N4を生成し、ビットb1,b0の値に基づいて制御信号IM1〜IM4を生成しているが、これら制御信号P1〜P4,N1〜N4,IM1〜IM4を生成するために用いるビットがこれに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、各デューティ調整部151〜154に含まれる複数のクロックトインバータの駆動能力に2のべき乗の重み付けを持たせているが、この点は本発明において必須ではない。したがって、互いに同じ駆動能力を有する複数のクロックトインバータを並列接続することによってデューティ調整部を構成することも可能である。
さらに、上記実施形態では、合成回路155に含まれる複数のインバータ回路の駆動能力に差を設けていないが、これらの駆動能力に2のべき乗の重み付けを持たせることも可能である。
また、上記実施形態では、内部クロック信号のデューティ比を増大又は減少させることによって50%に調整しているが、目標となるデューティ比は50%に限定されるものではない。さらに、内部クロック信号のデューティ比を増大及び減少の両方が可能であることは必須でなく、例えば入力される内部クロック信号のデューティ比が目標値よりもあらかじめ小さいことが判明していれば、デューティ比の減少機能は不要であり、増大機能のみを有していれば足りる。この場合、デューティ調整部151,153に含まれるプルダウン回路DN及びデューティ調整部152,154に含まれるプルアップ回路UPについては、駆動能力が調整可能である必要はなく、固定的であっても構わない。
10 半導体装置
11 メモリセルアレイ
12 ロウデコーダ
13 カラムデコーダ
14 センス回路
15 アンプ回路
20 アクセス制御回路
21〜24 外部端子
25 クロックレシーバ
30 データ入出力回路
30a 出力回路
31 データ端子
32 データストローブ端子
40 電源回路
41,42 電源端子
100 DLL回路
110 ディレイライン
111 コースディレイライン
112 ファインディレイライン
113 バッファ
114 クロックツリー
120 レプリカ回路
130 位相判定回路
140 ディレイライン制御回路
150,150A,150B,150C デューティ調整回路
150X 粗調整回路
150Y 微調整回路
151〜154 デューティ調整部
155 合成回路
160 デューティ検知回路
170 DCC制御回路
170X,170Y カウンタ
171,172 デコーダ
173 ロジック回路
180 セレクタ
181 ヒューズ回路
182 テストモード回路
183 セレクタ
A,B 伝搬パス
BL ビット線
CV1,CV2,CV4,CV8,CV2F,CV4F クロックトインバータ
DN プルダウン回路
IVA1〜IVA4,IVB1〜IVB4 インバータ回路
MC メモリセル
MN11,MN11a,MN11b,MN12 Nチャンネル型MOSトランジスタ
MP11,MP11a,MP11b,MP12 Pチャンネル型MOSトランジスタ
n1 入力ノード
n2 出力ノード
SA センスアンプ
SL,VL 電源配線
TG1〜TG4 トランスファゲート対
TGA1〜TGA4,TGB1-TGB4 トランスファゲート
UP プルアップ回路
WL ワード線

Claims (12)

  1. デューティ制御信号に基づいて第1のクロック信号のデューティ比を調整することにより第2のクロック信号を生成するデューティ調整回路と、
    前記第2のクロック信号を遅延させることによって第3のクロック信号を生成するディレイラインと、
    第1のモードにおいては前記第2のクロック信号のデューティ比を検出することによって前記デューティ制御信号を生成し、第2のモードにおいては前記第3のクロック信号のデューティ比を検出することによって前記デューティ制御信号を生成するデューティ検知回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記デューティ検知回路は、リセット信号に応答して前記第1のモードで動作し、その後、前記第2のモードに移行することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記デューティ検知回路は、前記第2のクロック信号のデューティ比が所定値に達したことに応答して、前記第1のモードから前記第2のモードに移行することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記所定値は50%であることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記デューティ検知回路は、前記第1のモードにおいては第1の周期で前記デューティ制御信号を更新し、前記第2のモードにおいては前記第1の周期よりも長い第2の周期で前記デューティ制御信号を更新することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記デューティ調整回路は、前記デューティ検知回路が前記第1のモードで動作している場合にはデューティ比の調整ピッチを第1のピッチとし、前記デューティ検知回路が前記第2のモードで動作している場合にはデューティ比の調整ピッチを前記第1のピッチよりも小さい第2のピッチとすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記第3のクロック信号を遅延させることによって第4のクロック信号を生成するレプリカ回路と、
    前記第1のクロック信号と前記第4のクロック信号の位相を比較することによって位相判定信号を生成する位相判定回路と、
    前記位相判定信号に応じてカウント値を更新するディレイライン制御回路と、をさらに備え、
    前記ディレイラインは、前記カウント値に応じて遅延量を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 外部端子と、
    前記第3のクロック信号に同期して前記外部端子を駆動する出力回路と、をさらに備え、
    前記外部端子に現れる信号波形は、前記第4のクロック信号の信号波形と一致することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記デューティ制御信号は複数の制御信号からなり、
    前記デューティ調整回路は、互いに並列接続された複数のクロックトインバータを有し、
    前記複数のクロックトインバータは、前記複数の制御信号によってそれぞれ独立に制御されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記複数のクロックトインバータは、それぞれ入力ノードと、出力ノードと、前記入力ノードのレベルに基づいて前記出力ノードをプルアップするプルアップ回路と、前記入力ノードのレベルに基づいて前記出力ノードをプルダウンするプルダウン回路とを含み、
    前記プルアップ回路及び前記プルダウン回路の少なくとも一方は、対応する前記複数の制御信号のいずれかによって選択的に活性化されることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. クロック信号の伝搬パスに挿入され、デューティ制御信号に基づいて前記クロック信号のデューティ比を調整するデューティ調整回路と、
    前記デューティ調整回路から出力される前記クロック信号のデューティ比を検出することにより前記デューティ制御信号を生成するデューティ検知回路と、を備え、
    第1のモードにおいては、前記デューティ調整回路及び前記デューティ検知回路を含むフィードバックループが第1のループ長となるよう、前記伝搬パスの第1のノードに現れる前記クロック信号のデューティ比を前記デューティ検知回路によって検知し、
    第2のモードにおいては、前記フィードバックループが前記第1のループ長よりも長い第2のループ長となるよう、前記伝搬パスの前記第1のノードとは異なる第2のノードに現れる前記クロック信号のデューティ比を前記デューティ検知回路によって検知することを特徴とする半導体装置。
  12. 前記伝搬パスの前記第1のノードと前記第2のノードとの間に挿入され、前記クロック信号を遅延させるディレイラインをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
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