JP2015159407A - 半導体装置 - Google Patents

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修一 石橋
Shuichi Ishibashi
修一 石橋
宮野 和孝
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Abstract

【課題】信号品質の劣化が少ないデューティ調整回路を提供する。
【解決手段】内部クロック信号PCLK0を受けてデューティ調整された内部クロック信号PCLKA1を生成するデューティオフセット回路151と、内部クロック信号PCLKA1を受けてデューティ調整された内部クロック信号PCLKA2を生成するデューティオフセット回路152と、内部クロック信号PCLKA1,PCLKA2のいずれかを選択するセレクタ回路159と、を備える。本発明によれば、一部のデューティオフセット回路をバイパスすることが可能であることから、内部クロック信号が通過する論理回路の段数を必要に応じて減らすことができる。これにより、デューティ調整回路そのものによる内部クロック信号の信号品質の悪化を抑制することが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、内部クロック信号のデューティ比を調整するデューティ調整回路を備えた半導体装置に関する。
代表的な半導体メモリデバイスであるDRAM(Dynamic Random Access Memory)は、DDR(Double Data Rate)型と呼ばれるタイプが主流である。DDR型のDRAMは、内部クロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの両方に同期してデータを入出力することから、内部クロック信号のデューティ比を正確に50%に維持する必要があり、このためにデューティ調整回路が用いられることが多い(特許文献1参照)。
ここで、内部クロック信号のデューティ比が50%から外れてしまう要因としては、外部要因と内部要因が存在する。外部要因とは外部クロック信号に起因するものであり、外部クロック信号のデューティ比がそもそも50%から外れている場合に生じる。これに対し、内部要因とは半導体装置内の伝送パスに起因する要因であり、内部クロック信号が伝送パスを通過するうちに、デューティ比のずれが拡大する現象である。
特開2008−210436号公報
ここで、上述した内部要因は、内部クロック信号の伝送パスを構成する論理回路の段数が多いほど顕著となる。これは、内部要因によるデューティ比のずれは、論理回路を構成するPチャンネル型MOSトランジスタの能力と、Nチャンネル型MOSトランジスタの能力の差によって主に発生するからである。
その一方で、デューティ調整回路には内部クロック信号が通過する多数の論理回路が含まれている。このため、デューティ比を調整するためのデューティ調整回路そのものが、内部クロック信号のデューティ比をずらす原因になるという矛盾を抱えていた。
本発明の一側面による半導体装置は、第1のクロック信号を受けてデューティ調整された第2のクロック信号を生成する第1のデューティオフセット回路と、前記第2のクロック信号を受けてデューティ調整された第3のクロック信号を生成する第2のデューティオフセット回路と、前記第2及び第3のクロック信号のいずれかを選択する第1のセレクタ回路と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の側面による半導体装置は、内部クロック信号のデューティを調整する複数のデューティオフセット回路が縦続接続されてなるデューティ調整回路と、前記デューティ調整回路から出力される前記内部クロック信号のデューティを検知することによってデューティ検知信号を生成するデューティ検知回路と、前記デューティ検知信号に基づいて、前記デューティ調整回路に含まれる1又は2以上の前記デューティオフセット回路をバイパスさせる制御回路と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、一部のデューティオフセット回路をバイパスすることが可能であることから、内部クロック信号が通過する論理回路の段数を必要に応じて減らすことができる。これにより、デューティ調整回路そのものによる内部クロック信号の信号品質の悪化を抑制することが可能となる。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるDLL回路100の構成を示すブロック図である。 デューティ調整回路150の構成を示すブロック図である。 デューティオフセット回路151の回路図である。 デューティ調整回路150の動作を説明するためのタイミング図であり、デューティ調整量が小さい場合を示している。 デューティ調整回路150の動作を説明するためのタイミング図であり、デューティ調整量が大きい場合を示している。 変形例によるデューティ調整回路150の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるDLL回路100の構成を示すブロック図である。 オフセット調整回路180の構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の全体構成を示すブロック図である。
半導体装置10は、DRAMであり、図1に示すようにメモリセルアレイ11を備える。メモリセルアレイ11は、互いに交差する複数のワード線WLと複数のビット線BLを備え、それらの交点に配置されるメモリセルMCを備える。ロウデコーダ12は、ワード線WLを選択し、カラムデコーダ13は、ビット線BLを選択する。ビット線BLは、センス回路14内の対応するセンスアンプSAにそれぞれ接続されており、カラムデコーダ13により選択されたビット線BLは、センスアンプSAを介してアンプ回路15に接続される。
アクセス制御回路20は、制御信号に基づいて、ロウデコーダ12、カラムデコーダ13、センス回路14及びアンプ回路15を制御する。
これらの制御信号は、外部端子21〜24を介してアドレス信号ADD、コマンド信号CMD、外部クロック信号CK,CKBなどであり、これらの信号は、アクセス制御回路20に供給される。外部クロック信号CK,CKBは、互いに相補の信号である。
具体的には、コマンド信号CMDがアクティブコマンドを示している場合、アドレス信号ADDはロウデコーダ12に供給される。これに応答して、ロウデコーダ12はアドレス信号ADDが示すワード線WLを選択し、これにより対応するメモリセルMCがそれぞれビット線BLに接続される。その後、アクセス制御回路20は、所定のタイミングでセンス回路14を活性化させる。
一方、コマンド信号CMDがリードコマンド又はライトコマンドを示している場合、アドレス信号ADDはカラムデコーダ13に供給される。これに応答して、カラムデコーダ13はアドレス信号ADDが示すビット線BLをアンプ回路15に接続する。これにより、リード動作時においては、センスアンプSAを介してメモリセルアレイ11から読み出されたリードデータDQがアンプ回路15及びデータ入出力回路30を介してデータ端子31から外部に出力される。また、ライト動作時においては、データ端子31及びデータ入出力回路30を介して外部から供給されたライトデータDQが、アンプ回路15及びセンスアンプSAを介してメモリセルMCに書き込まれる。
アクセス制御回路20は、DLL回路100含む。DLL回路100は、外部クロック信号CK,CKBを受け、これに基づいて位相制御された内部クロック信号LCLKを生成する回路である。
DLL回路100は、内部クロック信号LCLKを遅延させるディレイライン(DL)110と、内部クロック信号LCLKのデューティ比を50%に調整するデューティ調整回路(DCC)150を含む。DLL回路100の詳細については後述する。内部クロック信号LCLKは、データ入出力回路30に含まれる出力回路30aに供給される。これにより、リードデータDQ及びデータストローブ信号DQSは、内部クロック信号LCLKに同期してデータ端子31及びデータストローブ端子32からそれぞれ出力される。
電源回路40は、電源端子41,42を介してそれぞれ供給される外部電位VDD及び接地電位VSSを受け、これらに基づいて内部電圧VPP,VPERI,VARYなどを生成する。これら各回路ブロックは、それぞれ所定の内部電圧を動作電源として使用する。これら内部電源は、電源回路40によって生成される。内部電位VPPは外部電位VDDを昇圧することによって生成され、内部電位VPERI,VARYは外部電位VDDを降圧することによって生成される。
内部電圧VPPは、主にロウデコーダ12において用いられる電圧である。ロウデコーダ12は、アドレス信号ADDに基づき選択したワード線WLをVPPレベルに駆動し、これによりメモリセルMCに含まれるセルトランジスタを導通させる。内部電圧VARYは、主にセンス回路14において用いられる電圧である。センス回路14が活性化すると、ビット線対の一方をVARYレベル、他方をVSSレベルに駆動することにより、読み出されたリードデータの増幅を行う。内部電圧VPERIは、アクセス制御回路20などの大部分の周辺回路の動作電圧として用いられる。これら周辺回路の動作電圧として外部電圧VDDよりも電圧の低い内部電圧VPERIを用いることにより、半導体装置10の低消費電力化が図られている。
図2は、本発明の第1の実施形態によるDLL回路100の構成を示すブロック図である。
DLL回路100は、内部クロック信号PCLK1を遅延させることによって内部クロック信号LCLKを生成するディレイライン110を備える。内部クロック信号PCLK1は、外部クロック信号CK,CKBを受けるクロックレシーバ25から出力される内部クロック信号PCLK0がデューティ調整回路150を通過した信号である。
ディレイライン110は、遅延量の調整ピッチが粗いコースディレイライン(CDL)111と遅延量の調整ピッチが細かいファインディレイライン(FDL)112が直列接続された構成を有している。ディレイライン110から出力される内部クロック信号LCLKは、バッファ113及びクロックツリー114を介して出力回路30aに供給され、上述の通り、リードデータDQやデータストローブ信号DQSの出力タイミングを規定するタイミング信号として用いられる。内部クロック信号LCLKは、レプリカ回路120にも供給される。
レプリカ回路120は、バッファ113、クロックツリー114及び出力回路30aからなる回路群と実質的に同じ遅延時間を有する回路であり、内部クロック信号LCLKを受けてレプリカクロック信号RCLKを出力する。ここで、出力回路30aは、内部クロック信号LCLKに同期してリードデータDQやデータストローブ信号DQSを出力するものであることから、レプリカ回路120から出力されるレプリカクロック信号RCLKは、リードデータDQやデータストローブ信号DQSと正確に同期する。DRAMにおいては、リードデータDQやデータストローブ信号DQSが外部クロック信号CK,CKBに対して正確に同期している必要があり、両者の位相にずれが生じている場合にはこれを検出し、補正する必要がある。かかる検出は、位相判定回路130によって行われ、判定の結果は位相判定信号PDとして出力される。
ディレイライン制御回路140は、位相判定信号PDに基づいてディレイライン110の遅延量を制御する回路である。位相判定信号PDは、ディレイライン制御回路140に供給される。
具体的には、内部クロック信号PCLK0よりもレプリカクロック信号RCLKの位相が遅れていることを位相判定信号PDが示している場合、ディレイライン制御回路140はディレイライン110の遅延量を減少させる。逆に、内部クロック信号PCLK0よりもレプリカクロック信号RCLKの位相が進んでいることを位相判定信号PDが示している場合、ディレイライン制御回路140は、ディレイライン110の遅延量を増大させる。このような動作により、レプリカクロック信号RCLKの位相が内部クロック信号PCLK0と一致するよう、ディレイライン110の遅延量が調整される。レプリカクロック信号RCLKの位相が内部クロック信号PCLK0と一致している場合、リードデータDQやデータストローブ信号DQSが外部クロック信号CK,CKBに対して正確に同期した状態が得られる。
DLL回路100は、デューティ調整回路150を含む。
デューティ調整回路150は、デューティ比を調整する。特に限定されるものではないが、本実施形態ではディレイライン110の前段にデューティ調整回路150が挿入されており、クロックレシーバ25から出力される内部クロック信号PCLK0のデューティ比を調整することにより、内部クロック信号PCLK1を生成する。本発明においてデューティ調整回路150の挿入箇所はこれに限定されず、内部クロック信号の伝搬パスに挿入されている限り任意の場所、例えば、ディレイライン110の後段に挿入しても構わない。
デューティ検知回路(DCD)160は、内部クロック信号LCLKのデューティ比を検出する。デューティ検知回路160による内部クロック信号LCLKの検出位置は、出力回路30aにより近いことが好ましく、本実施形態ではクロックツリー114を通過した内部クロック信号LCLKのデューティ比を検出している。但し、本発明がこれに限定されるものではなく、図2において破線で示すように、クロックツリー114を通過する前の内部クロック信号LCLKのデューティ比を検出しても構わない。デューティ検知回路160によって検出されたデューティ検知信号D1は、DCC制御回路170に供給される。
DCC制御回路170は、デューティ検知信号D1を受け、これに基づいてデューティ制御信号D2を生成し、これをデューティ調整回路150に供給する。デューティ調整回路150は、デューティ制御信号D2に基づいて内部クロック信号PCLK0のデューティ比を変化させ、これを内部クロック信号PCLK1として出力する。
図3は、図2に示されるデューティ調整回路150の構成を示すブロック図である。
デューティ調整回路150は、2個のデューティオフセット回路151,152が縦続接続された構成を有する。
デューティオフセット回路151,152は、入力された内部クロック信号のデューティを変化させる回路であり、それぞれDCC制御回路170から供給されるデューティ制御信号D21,D22によって制御される。また、デューティオフセット回路151,152の後段には、これらの出力信号である内部クロック信号PCLKA1,PCLKA2のいずれかを選択するセレクタ回路159が設けられている。
セレクタ回路159は、DCC制御回路170から供給される選択信号SELに基づいて、内部クロック信号PCLKA1,PCLKA2のいずれかを選択する。
具体的には、選択信号SELがローレベルであればデューティオフセット回路151から出力される内部クロック信号PCLKA1を選択し、選択信号SELがハイレベルであればデューティオフセット回路152から出力される内部クロック信号PCLKA2を選択する。
かかる構成により、セレクタ回路159がデューティオフセット回路151の出力信号を選択している場合には、デューティオフセット回路152はバイパスされる。この場合、デューティ調整回路150に入力される内部クロック信号PCLK0は、1個のデューティオフセット回路151のみを通過することになる。一方、セレクタ回路159がデューティオフセット回路152の出力信号を選択している場合、デューティ調整回路150に入力される内部クロック信号PCLK0は、2個のデューティオフセット回路151,152を通過することになる。
図4は、デューティオフセット回路151の回路図である。
デューティオフセット回路151は、インバータINV及び並列接続された4つのクロックトインバータCV1,CV2,CV4,CV8を備える。インバータINVは、内部クロック信号PCLK0を受けて内部クロック信号PCLKA0を生成し、これをクロックトインバータCV1,CV2,CV4,CV8に供給する。クロックトインバータCV1,CV2,CV4,CV8は、内部クロック信号PCLKA0を受けて内部クロック信号PCLKA1を生成する。
クロックトインバータは互いに同じ回路構成を有するため、ここでは代表してクロックトインバータCV1の構成について説明する。クロックトインバータCV1は、内部電位VPERIが供給される電源配線VLと接地電位VSSが供給される電源配線SLとの間にこの順に直列接続されたPチャンネル型MOSトランジスタMP11,MP12と、Nチャンネル型MOSトランジスタMN12,MN11によって構成されている。
トランジスタMP12,MN12のゲート電極は、共通接続され、内部クロック信号PCLKA0が供給される入力ノードn1を構成する。また、トランジスタMP12,MN12のドレインは、共通接続され、内部クロック信号PCLKA1が出力される出力ノードn2を構成する。
トランジスタMP11のゲート電極は、デューティ制御信号D21の一部である制御信号P1が供給される。これにより、制御信号P1がローレベルに活性化している場合、クロックトインバータCV1は、入力ノードn1のレベルに基づいて出力ノードn2をプルアップすることが可能となる。逆に、制御信号P1がハイレベルに非活性化している場合、クロックトインバータCV1は出力ノードn2をプルアップできない状態となる。このように、直列接続されたトランジスタMP11,MP12は、制御信号P1によって選択的に活性化されるプルアップ回路UPを構成する。
トランジスタMN11のゲート電極は、デューティ制御信号D21の一部である制御信号N1が供給される。これにより、制御信号N1がハイレベルに活性化している場合、クロックトインバータCV1は、入力ノードn1のレベルに基づいて出力ノードn2をプルダウンすることが可能となる。逆に、制御信号N1がローレベルに非活性化している場合、クロックトインバータCV1は出力ノードn2をプルダウンできない状態となる。このように、直列接続されたトランジスタMN11,MN12は、制御信号N11によって選択的に活性化されるプルダウン回路DNを構成する。
このように、クロックトインバータCV1は、プルアップ回路UPとプルダウン回路DNを互いに独立して制御することができる。この点、一般的なクロックトインバータと相違している。
他のクロックトインバータCV2,CV4,CV8についても、それぞれ対応する制御信号が入力される他は、上述したクロックトインバータCV1と同じ回路構成を有している。
ここで、クロックトインバータCV1,CV2,CV4,CV8の駆動能力には2のべき乗の重み付けがされている。具体的には、クロックトインバータCV1の駆動能力を1DCとすると、クロックトインバータCV2,CV4,CV8の駆動能力は、それぞれ2DC,4DC,8DCである。したがって、制御信号P1,P2,P4,P8に基づいてプルアップ能力を16段階(0DC〜15DC)に制御することができ、さらに、制御信号N1,N2,N4,N8に基づいてプルダウン能力を16段階(0DC〜15DC)に制御することができる。
図5及び図6は、デューティ調整回路150の動作を説明するためのタイミング図である。ここで、図5は、デューティ調整量が小さい場合を示す。図6は、デューティ調整量が大きい場合を示す。
図5では、DLL回路100がリセットされると、選択信号SELは初期値であるローレベルとなる。したがって、DLL回路100がリセットされると、セレクタ回路159は、デューティオフセット回路151から出力される内部クロック信号PCLKA1を選択し、これを内部クロック信号PCLK1として出力する。つまり、初期状態では、デューティオフセット回路152はバイパスされる。
その後、デューティ検知回路160によって内部クロック信号LCLKのデューティ比が検知され、これに基づいてデューティ制御信号D21の値が更新される。これにより、デューティ調整回路150に含まれるデューティオフセット回路151は、内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%に近づくようデューティ比を変化させる。図5及び図6では、初期状態における内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%未満であり、このため、内部クロック信号LCLKのデューティ比が徐々に大きくなるよう制御されている。
ここで、図5では、内部クロック信号LCLKのデューティ比は、デューティオフセット回路151による調整によって、50%に到達している。このため、2段目のデューティオフセット回路152を使用することなく、内部クロック信号LCLKの生成を行うことができる。
これに対し、図6では、内部クロック信号LCLKのデューティ比は、デューティオフセット回路151による調整によっては、50%に到達することができない。つまり、デューティオフセット回路151によってデューティ比を最大限に拡大しても(図6に示されるD21=MAX)、内部クロック信号LCLKのデューティ比は50%に到達しない。
デューティオフセット回路151によってデューティ比を最大限に拡大してもデューティ比が50%に到達しない場合、DCC制御回路170は、選択信号SELをハイレベルに変化させ、デューティオフセット回路152の使用を行う。具体的には、(i)デューティ制御信号D21の値が最大値(D21=MAX)を示したこと、これに加えて、(ii)内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%に到達しないこと、に応答して、DCC制御回路170は選択信号SELをローレベルからハイレベルに切り替える。
これにより、デューティ調整回路150から出力される内部クロック信号PCLK1は、2つのデューティオフセット回路151,152を通過することになるため、デューティ比の調整可能量が拡大する。そして、図6に示すように、2つのデューティオフセット回路151,152による調整によって、内部クロック信号LCLKのデューティ比が50%に到達している。このように、必要なデューティ比の調整量が大きい場合には、2つのデューティオフセット回路151,152が用いられることになる。
このように、本実施形態においてはデューティ調整回路150に2つのデューティオフセット回路151,152が備えられており、デューティ比の必要な調整量が小さい場合には一方のデューティオフセット回路152がバイパスされ、デューティ比の必要な調整量が大きい場合には両方のデューティオフセット回路151,152が使用される。これにより、デューティ比の調整可能量を十分に確保しつつ、デューティ比の調整量が小さい場合においては、内部クロック信号が通過する論理回路の段数を減らすことが可能となる。このため、デューティ比の調整量が小さい場合には、デューティ調整回路150による信号品質の悪化を抑制することが可能となる。
尚、上記実施形態では、デューティ調整回路150に2つのデューティオフセット回路151,152を用いているが、3以上のデューティオフセット回路を用いることも可能である。
図7は、変形例によるデューティ調整回路150の構成を示すブロック図である。
図7に示すデューティ調整回路150は、3個のデューティオフセット回路151〜153が縦続接続された構成を有しており、これらの出力信号である内部クロック信号PCLKA1〜PCLKA3のいずれかがセレクタ回路159によって選択される。具体的には、まずは1個のデューティオフセット回路151のみを使用してデューティ調整を行い、調整量が不足する場合には2個のデューティオフセット回路151,152を使用してデューティ調整を行い、それでも調整量が不足する場合には3個のデューティオフセット回路151〜153を使用する。つまり、バイパスされるデューティオフセット回路の個数が段階的に減少するよう制御される。
このような構成によれば、デューティ比の調整可能量をより拡大しつつ、デューティ比の実際の調整量に応じ、内部クロック信号が通過する論理回路の段数を減らすことが可能となる。
図8は、本発明の第2の実施形態によるDLL回路100の構成を示すブロック図である。
図8に示すDLL回路100は、内部クロック信号LCLKのデューティ比をオフセットさせるオフセット調整回路180が追加されている点において、図2に示したDLL回路100と相違している。その他の点は、図2に示したDLL回路100と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
オフセット調整回路180は、デューティ検知回路160によって検知される内部クロック信号LCLKのデューティ比と、実際に出力回路30aに供給される内部クロック信号LCLKのデューティ比のずれ(オフセット)を相殺するための回路である。このようなオフセットは、デューティ検知回路160への内部クロック信号LCLKの伝送パスと、出力回路30aへの内部クロック信号LCLKの伝送パスのわずかな特性差によって生じ、オフセット調整回路180によって製造段階で相殺される。
図9は、オフセット調整回路180の構成を示すブロック図である。
図9に示すように、オフセット調整回路180は、図3に示したデューティ調整回路150と同様の回路構成を有している。つまり、2個のデューティオフセット回路181,182が縦続接続され、これらの出力信号のいずれかをセレクタ回路189によって選択して出力する構成を有している。デューティオフセット回路181,182は、入力された内部クロック信号LCLKのデューティを変化させる回路であり、それぞれ不揮発性記憶回路190から供給されるデューティオフセット信号D31,D32によって制御される。セレクタ回路189による選択は、不揮発性記憶回路190から供給される選択信号SELFに基づいて行われる。不揮発性記憶回路190へのプログラミングは、製造段階で行われる。
そして、デューティオフセット回路181から出力される内部クロック信号LCLKが選択されている場合には、デューティオフセット回路182はバイパスされる。このため、オフセット調整回路180に入力される内部クロック信号LCLKは、1個のデューティオフセット回路181のみを通過することになる。これにより、オフセットの調整可能量を十分に確保しつつ、オフセットが小さい場合においては、内部クロック信号LCLKが通過する論理回路の段数を減らすことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10 半導体装置
11 メモリセルアレイ
12 ロウデコーダ
13 カラムデコーダ
14 センス回路
15 アンプ回路
20 アクセス制御回路
21〜24 外部端子
25 クロックレシーバ
30 データ入出力回路
30a 出力回路
31 データ端子
32 データストローブ端子
40 電源回路
41,42 電源端子
100 DLL回路
110 ディレイライン
111 コースディレイラインディレイライン
112 ファインディレイラインディレイライン
113 バッファ
114 クロックツリー
120 レプリカ回路
130 位相判定回路
140 ディレイライン制御回路
150 デューティ調整回路
151〜153 デューティオフセット回路
159 セレクタ回路
160 デューティ検知回路
170 DCC制御回路
180 オフセット調整回路
181,182 デューティオフセット回路
189 セレクタ回路
190 不揮発性記憶回路
BL ビット線
CV1,CV2,CV4,CV8 クロックトインバータ
DN プルダウン回路
INV インバータ
MC メモリセル
MN11,MN12,MP11,MP12 トランジスタ
n1 入力ノード
n2 出力ノード
SA センスアンプ
SL 電源配線
UP プルアップ回路
VL 電源配線
WL ワード線

Claims (12)

  1. 第1のクロック信号を受けてデューティ調整された第2のクロック信号を生成する第1のデューティオフセット回路と、
    前記第2のクロック信号を受けてデューティ調整された第3のクロック信号を生成する第2のデューティオフセット回路と、
    前記第2及び第3のクロック信号のいずれかを選択する第1のセレクタ回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のクロック信号と前記第1のセレクタ回路から出力される第4のクロック信号のデューティ差が所定値以下である場合、前記第1のセレクタ回路は前記第2のクロック信号を選択することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1のクロック信号と前記第1のセレクタ回路から出力される第4のクロック信号のデューティ差が前記所定値を超えている場合、前記第1のセレクタ回路は前記第3のクロック信号を選択することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第4のクロック信号の位相を調整することによって第5のクロック信号を生成するディレイラインをさらに備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 外部端子と、
    前記第5のクロック信号に同期してデータを前記外部端子から出力する出力バッファをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 相補の外部クロック信号を受けて前記第1のクロック信号を生成するクロックレシーバをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第5のクロック信号のデューティを検知することによってデューティ検知信号を生成するデューティ検知回路をさらに備え、
    前記第1のデューティオフセット回路、前記第2のデューティオフセット回路及び前記第1のセレクタ回路は、前記デューティ検知信号に基づいて制御されることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記第5のクロック信号を受けてデューティ調整された第6のクロック信号を生成するオフセット調整回路と、
    前記第6のクロック信号のデューティを検知することによってデューティ検知信号を生成するデューティ検知回路と、をさらに備え、
    前記第1のデューティオフセット回路、前記第2のデューティオフセット回路及び前記第1のセレクタ回路は、前記デューティ検知信号に基づいて制御されることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記オフセット調整回路は、
    前記第5のクロック信号を受けてデューティ調整された第7のクロック信号を生成する第3のデューティオフセット回路と、
    前記第7のクロック信号を受けてデューティ調整された第8のクロック信号を生成する第4のデューティオフセット回路と、
    前記第7及び第8のクロック信号のいずれかを選択することによって前記第6のクロック信号を生成する第2のセレクタ回路と、を含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第3のデューティオフセット回路、前記第4のデューティオフセット回路及び前記第2のセレクタ回路は、不揮発性記憶回路に保持されたデューティオフセット信号に基づいて制御されることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 内部クロック信号のデューティを調整する複数のデューティオフセット回路が縦続接続されてなるデューティ調整回路と、
    前記デューティ調整回路から出力される前記内部クロック信号のデューティを検知することによってデューティ検知信号を生成するデューティ検知回路と、
    前記デューティ検知信号に基づいて、前記デューティ調整回路に含まれる1又は2以上の前記デューティオフセット回路をバイパスさせる制御回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  12. 前記制御回路は、前記デューティ検知信号に基づき、バイパスさせる前記デューティオフセット回路の個数を減らすことを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
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