JP2015011603A - 機器メンテナンス管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】機器のメンテナンス情報を管理する。【解決手段】送信端末100は、ユーザからの指示に基づいて、異常が発生した機器を特定するための機器特定情報と、異常内容を特定するための異常内容特定情報とを含む異常情報を管理者端末200および管理装置400へ送信し、管理者端末200は受信した異常情報を表示装置に表示し、異常に対する対応の依頼についての承認を受け付け、メンテナンス会社へ機器の異常に対する対応依頼情報を送信し、メンテナンス会社端末300は、管理者端末200から受信した対応依頼情報を表示装置に表示し、メンテナンス会社の担当者から、依頼を受けた機器の設置場所への訪問予定日の入力を受け付け、訪問予定日特定情報を管理装置400へ送信する。管理装置400は、受信した異常情報と、対応依頼情報と、訪問予定日特定情報とを関連付けたメンテナンス情報を記録装置に記録する。【選択図】図1
Description
本発明は、機器メンテナンス管理システムに関する。
次のような設備機器の故障診断システムが知られている。この故障診断システムは、故障が発生した機器の情報を2次元バーコードで表示し、読み取った2次元バーコードの情報に基づいて機器の故障診断を行う(例えば、特許文献1)。
機器が故障した際に、機器のメンテナンスを行うに当たっては、その設備機器が設置されている場所を管理している管理者の承諾、メンテナンス担当者による状況確認のための事前訪問等が必要となるのが一般的であるため、これらの流れを自動化することが望まれるが、従来の故障診断システムでは、これらの点について何ら検討されていなかった。
本発明による機器メンテナンス管理システムは、機器の異常情報を送信する送信端末と、機器を管理する管理者が操作する管理者端末と、機器のメンテナンス会社が有するメンテナンス会社端末と、送信端末、管理者端末、メンテナンス会社端末と通信を行ってシステム全体を管理する管理装置とが通信回線を介して接続され、送信端末は、ユーザからの指示に基づいて、異常が発生した機器を特定するための機器特定情報と、異常内容を特定するための異常内容特定情報とを含む異常情報を管理者端末および管理装置へ送信する異常情報送信手段を備え、管理者端末は、送信端末から受信した異常情報を表示装置に表示する異常情報表示手段と、管理者から異常に対する対応の依頼についての承認を受け付ける承認受付手段と、承認受付手段によって承認を受け付けたときに、メンテナンス会社へ機器の異常に対する対応を依頼するための対応依頼情報をメンテナンス会社端末および管理装置へ送信する対応依頼情報送信手段とを備え、メンテナンス会社端末は、管理者端末から受信した対応依頼情報を表示装置に表示する対応依頼情報表示手段と、メンテナンス会社の担当者から、異常に対する対応依頼を受けた機器の設置場所への訪問予定日の入力を受け付ける訪問予定日受付手段と、訪問予定日受付手段で受け付けた訪問予定日を特定するための訪問予定日特定情報を管理装置へ送信する訪問予定日特定情報送信手段とを備え、管理装置は、送信端末から受信した異常情報と、管理者端末から受信した対応依頼情報と、メンテナンス会社端末から受信した訪問予定日特定情報とを関連付けたメンテナンス情報を記録装置に記録するメンテナンス情報記録手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、管理者への機器の異常内容の通知、異常内容を把握した上での管理者による対応依頼の承諾、メンテナンス担当者の訪問日の入力といった、機器のメンテナンスを行うために必要な作業をシステム上で一元管理することができる。
図1は、本実施の形態における機器メンテナンス管理システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。機器メンテナンス管理システム10は、管理対象の機器の異常情報を送信する送信端末100と、機器を管理する管理者が操作する管理者端末200と、機器のメンテナンス会社が有するメンテナンス会社端末300と、送信端末100、管理者端末200、メンテナンス会社端末300と通信を行ってシステム全体を管理する管理装置400とが、例えばインターネットや携帯電話網等の通信回線を介して接続されている。
本実施の形態では、管理対象の機器として空調機器を想定し、空調機器が故障した場合等、空調機器に異常が発生した場合に、機器メンテナンス管理システム10を用いてメンテナンス会社へメンテナンスの依頼を行うための一連の処理を行う場合について説明する。本実施の形態における機器メンテナンス管理システム10を用いた管理対象とする、メンテナンス会社へ空調機器のメンテナンス依頼を行うための手続は、以下の流れを想定する。なお、以下に説明する手続きの流れや処理の内容は一例であり、本実施の形態における機器メンテナンス管理システム10の用途は、空調機器のメンテナンス管理に限定されるものではない。
まず、店舗に設置された業務用の空調機器に異常が発生した際に、店舗の店員が送信端末100を操作して、空調機器のメンテナンス窓口となって機器メンテナンス管理システム10全体を管理する管理業者と、店舗を管理する本部組織へ空調機器の異常発生を報告する。本部組織では、決定権を有する管理者が、メンテナンス会社へ空調機器の状況把握のための出動要請に対する承認を行う。管理者によって出動要請が承認された場合には、メンテナンス会社のメンテナンス担当者が店舗へ赴いて、空調機器の異常状態を調査した後に、調査結果の報告書と異常対応のための費用の見積書等を作成して、上記本部組織の管理者へ提出する。本部組織の管理者は、メンテナンス担当者によって作成された報告書と見積書の内容に基づいて、空調機器の異常対応依頼の承認を行う。管理者によって空調機器の異常対応依頼が承認された場合には、メンテナンス会社のメンテナンス担当者は、再度店舗へ赴き、空調機器を正常に動作させるための対応を行う。ここでの対応としては、異常が生じている部品の部品交換や異常が生じている箇所の修理等が想定される。メンテナンス担当者は、異常に対する対応を完了した後は、対応完了の報告を空調機器を管理する管理業者と、店舗を管理する本部組織へ行う。
以下、本実施の形態における機器メンテナンス管理システム10において、送信端末100、管理者端末200、メンテナンス会社端末300、管理装置400で実行される処理の詳細について説明する。
送信端末100としては、機器の異常を検出して、該異常に関する異常情報を送信する機能を有する端末が用いられる。例えば、店舗に設置された空調機器に接続され、店舗の店員が空調機器を操作するためのリモコン端末に、空調機器の異常を検出する機能、及び検出した異常内容を示す異常情報を外部へ送信するための通信機能を搭載すれば、該リモコン端末を送信端末100として利用することができる。あるいは、リモコン端末に液晶画面等の表示部を設け、リモコン端末が検出した空調機器の異常内容を示す異常情報を表示部に表示させ、該表示部に表示された内容を店員が所持する通信機能を備えた端末や店舗に設置された通信機能を備えた端末、例えばスマートフォンやタブレット端末で読み取って外部へ送信するようにすれば、店員が所持する端末や店舗に設置された端末を送信端末100として利用することができる。なお、本実施の形態では、店員が所持する端末を送信端末100として利用する例について説明する。
図2は、店員が所持するスマートフォンを送信端末100として用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。送信端末100は、タッチパネル101と、通信モジュール102と、撮像装置103と、制御装置104と、マイク105と、スピーカー106とを備えている。
タッチパネル101は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、送信端末100のユーザである店員は、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、送信端末100を操作することができる。タッチパネル101は、店員によるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置104へ出力する。
通信モジュール102は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介してインターネットに接続するためのモジュールが用いられる。本実施の形態では、送信端末100は、通信モジュール102を介して管理者端末200や管理装置400と通信を行う。
撮像装置103は、レンズ、撮像素子、その他周辺回路によって構成される。撮像素子は、例えばCCDやCMOSなどのイメージセンサにより構成され、レンズを通過した光束による被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成し、生成したアナログ画像信号を画像データとして制御装置104へ出力する。
制御装置104は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、送信端末100の全体を制御する。なお、制御装置104を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、撮像装置103によって取得された画像データは、バッファメモリに一時的に記録される。また、不揮発性のメモリには、送信端末100を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。
マイク105は、店員による発話音声を入力するための集音装置である。マイク105から入力されたアナログデータは、制御装置104でデジタル信号に変換される。また、スピーカー106は、音声を出力するための出力装置である。
管理者端末200としては、例えば、店舗を管理する本部組織に設置されたパソコンやタブレット端末が用いられ、店舗に設置された空調機器のメンテナンスに関する決定権を有する管理者によって操作される。図3は、管理者端末200としてパソコンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。管理者端末200は、操作部材201と、接続IF(インターフェース)202と、制御装置203と、記録装置204と、表示装置205とを備えている。
操作部材201は、管理者端末200の操作者である管理者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
接続IF202は、管理者端末200をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。本実施の形態では、管理者端末200は、接続IF202を介して送信端末100、メンテナンス会社端末300、管理装置400と通信を行う。
制御装置203は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、管理者端末200の全体を制御する。なお、制御装置203を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続IF202を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
記録装置204は、管理者端末200が蓄える種々のデータや、制御装置203が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置204に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、使用者が取得したプログラムのデータを記録装置204にインストールすることによって、制御装置203がプログラムを実行できるようになる。
表示装置205は、例えば液晶モニタであって、制御装置203から出力される種々の情報を表示する。
メンテナンス会社端末300としては、例えば、空調機器のメンテナンスを行うメンテナンス会社に設置されたパソコンやタブレット端末が用いられ、空調機器のメンテナンスを担当するメンテナンス担当者によって操作される。図4は、メンテナンス会社端末300としてパソコンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。メンテナンス会社端末300は、操作部材301と、接続IF(インターフェース)302と、制御装置303と、記録装置304と。表示装置305とを備えている。
操作部材301は、メンテナンス会社端末300の操作者であるメンテナンス担当者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
接続IF302は、メンテナンス会社端末300をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。本実施の形態では、メンテナンス会社端末300は、接続IF302を介して管理者端末200、管理装置400と通信を行う。
制御装置303は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、メンテナンス会社端末300の全体を制御する。なお、制御装置303を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続IF302を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
記録装置304は、メンテナンス会社端末300が蓄える種々のデータや、制御装置303が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置304に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、使用者が取得したプログラムのデータを記録装置304にインストールすることによって、制御装置303がプログラムを実行できるようになる。
表示装置305は、例えば液晶モニタであって、制御装置303から出力される種々の情報を表示する。
管理装置400としては、例えば、空調機器のメンテナンス窓口となる管理業者に設置されたサーバー装置やパソコンが用いられ、管理業者の管理担当者によって操作される。図5は、管理装置400としてサーバー装置を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。管理装置400は、操作部材401と、接続IF(インターフェース)402と、制御装置403と、記録装置404とを備えている。
操作部材401は、管理装置400の操作者である管理担当者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
接続IF402は、管理装置400をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。本実施の形態では、管理装置400は、接続IF402を介して送信端末100、管理者端末200、メンテナンス会社端末300と通信を行う。
制御装置403は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、管理装置400の全体を制御する。なお、制御装置403を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続IF402を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
記録装置404は、管理装置400が蓄える種々のデータや、制御装置403が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置404に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、使用者が取得したプログラムのデータを記録装置404にインストールすることによって、制御装置403がプログラムを実行できるようになる。
本実施の形態では、店舗で空調機器の異常が発生した場合には、送信端末100、管理者端末200、メンテナンス会社端末300、管理装置400のそれぞれは、以下のように処理を行う。
空調機器の異常が発生した店舗において、店員は、リモコン端末に表示された異常情報を送信端末100で読み取って、異常情報の送信を指示することができる。例えば、リモコン端末は、異常が発生した空調機器を特定するための機器特定情報と、空調機器の異常の内容を示す異常内容特定情報とを含んだ異常情報を二次元バーコードに変換して表示部に表示する機能を備えている。送信端末100には、撮像装置103で二次元バーコードを撮像して読み取るためのアプリケーションがインストールされており、店員は、リモコン端末に表示された二次元バーコードを撮像装置103で撮像することにより、送信端末100に異常情報を読み取らせることができる。なお、機器特定情報としては、空調機器の製造番号や機器IDといった機器を一意に特定するための情報が用いられる。
送信端末100の制御装置104は、ユーザによって撮像装置103を用いた撮像が指示された場合には、撮像装置103から出力される画像データを読み込んで、二次元バーコードを異常情報に変換する。そして、制御装置104は、店員から異常情報の送信が指示された場合には、変換して得た異常情報を管理者端末200と管理装置400へ送信する。
管理装置400では、制御装置403は、送信端末100から受信した異常情報をメンテナンス情報として記録装置404に記録する。このとき、制御装置403は、メンテナンス情報を一意に特定するための情報として、例えばメンテナンスIDを発行し、該メンテナンスIDに関連付けてメンテナンス情報を記録すれば、以下に説明する処理において、メンテナンス情報を一意に管理することができる。例えば、制御装置403は、発行したメンテナンスIDを送信端末100、管理者端末200、メンテナンス会社端末300へ通知しておき、各端末は、以下の処理で種々の情報を送信する際にメンテナンスIDを付すようにすれば、後述する処理において、各端末から受信した情報をどのメンテナンス情報に含めて記録すればよいかを判断することが可能となる。
管理者端末200では、制御装置203は、送信端末100から異常情報を受信した場合には、受信した異常情報と、空調機器の状況確認をメンテナンス会社へ依頼することの指示を受け付けるための承認ボタンとを表示した承認画面を表示装置205に表示する。店舗を管理する本部組織の管理者は、承認画面に表示された異常情報に基づいて、異常が発生した空調機器と、その異常内容を把握した上で、メンテナンス会社へ空調機器の状況確認を依頼するか否かを判断し、依頼する場合には、操作部材201を操作して、承認画面上の承認ボタンを押下する。
制御装置203は、承認画面上で承認ボタンが押下されたことを検出した場合には、送信端末100から受信した異常情報と、メンテナンス会社へ空調機器の異常に対する対応を依頼するための情報とを含んだ対応依頼情報をメンテナンス会社端末300と管理装置400へ送信する。
管理装置400では、制御装置403は、管理者端末200から受信した対応依頼情報を上述したメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。これによって、メンテナンス情報により、異常情報と対応依頼情報とが関連付けられる。
メンテナンス会社端末300では、制御装置303は、管理者端末200から対応依頼情報を受信した場合には、受信した対応依頼情報を表示した対応依頼画面を表示装置305に表示する。メンテナンス会社のメンテナンス担当者は、対応依頼画面に表示された対応依頼情報に含まれる異常情報に基づいて、空調機器に異常が発生している店舗や異常の内容を把握した上で、状況確認のために店舗を訪問する予定日を対応依頼画面上に設けられた入力欄に入力する。制御装置303は、店舗への訪問予定日が入力された場合には、訪問予定日を特定するための訪問予定日特定情報を管理装置400へ送信する。
管理装置400では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から受信した訪問予定日特定情報を上述したメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。これによって、メンテナンス情報により、異常情報と対応依頼情報と訪問予定日特定情報とが関連付けられる。
メンテナンス担当者は、上述した訪問予定日に店舗を訪問して、空調機器の状況を確認した後に、メンテナンス会社へ戻り、メンテナンス会社端末300上で、店舗で確認した空調機器の状況に基づいて確認情報を入力する。この確認情報には、空調機器の異常に対して施すべきメンテナンス内容を示す情報と、メンテナンス内容に対するメンテナンス費用の見積金額を示す情報とが含まれる。
制御装置303は、メンテナンス担当者によって入力された確認情報を、上述した店舗を管理する本部組織の管理者端末200へ送信して、店舗を管理する本部組織の管理者へ通知する。また、制御装置303は、確認情報を管理装置400へ送信する。
管理装置400では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から受信した確認情報を上述したメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。これによって、メンテナンス情報により、異常情報と対応依頼情報と訪問予定日特定情報と確認情報とが関連付けられる。
管理者端末200では、制御装置203は、管理装置400から受信した確認情報と、管理者から確認情報に基づいて特定されるメンテナンス内容およびメンテナンス費用に同意するか否かの選択を受け付けるための同意ボタンを表示した同意画面を表示装置205に表示する。
制御装置203は、管理者によって操作部材201が操作されて同意ボタンが押下されたときに、メンテナンス会社へ空調機器のメンテナンスを依頼するためのメンテナンス依頼情報をメンテナンス会社端末300および管理装置400へ送信する。このとき、制御装置203は、管理装置400の管理企業に対して提出する、正式なメンテナンス作業の発注書を発行するようにしてもよい。
管理装置400では、制御装置403は、管理者端末200から受信したメンテナンス依頼情報を上述したメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。これによって、メンテナンス情報により、異常情報と対応依頼情報と訪問予定日特定情報と確認情報とメンテナンス依頼情報とが関連付けられる。なお、管理者によって同意されない場合は、そのメンテナンス情報は、メンテナンスが行われない未承認情報として記録装置404に残ることになる。この未承認情報は、管理装置400の操作者である管理担当者が削除することができる。
メンテナンス会社端末300では、制御装置303は、管理者端末200から受信したメンテナンス依頼情報を表示したメンテナンス依頼画面を表示装置305に表示して、メンテナンス担当者にメンテナンス依頼があったことを通知する。メンテナンス担当者は、店舗を管理する本部組織の管理者からメンテナンス依頼に応じて、空調機器のメンテナンスのために店舗を訪問するメンテナンス予定日をメンテナンス依頼画面上に設けられた入力欄に入力する。制御装置303は、メンテナンス予定日が入力された場合には、メンテナンス予定日を特定するためのメンテナンス予定日特定情報を管理装置400へ送信する。
管理装置400では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から受信したメンテナンス予定日特定情報を上述したメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。これによって、メンテナンス情報により、異常情報と対応依頼情報と訪問予定日特定情報と確認情報とメンテナンス依頼情報とメンテナンス予定日特定情報とが関連付けられる。
メンテナンス担当者は、上述したメンテナンス予定日に店舗を訪問して、空調機器の異常を解消するためのメンテナンスを行う。その後、メンテナンス担当者は、メンテナンス会社へ戻り、メンテナンス会社端末300上で、空調機器に施したメンテナンスの内容等を含むメンテナンス結果を報告するための報告情報を入力する。
メンテナンス会社端末300では、制御装置303は、空調機器のメンテナンス作業を行ったメンテナンス担当者から、空調機器のメンテナンス結果を報告する報告情報の入力を受け付けると、受け付けた報告情報を管理装置400へ送信する。
管理装置400では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から受信した報告情報を上述したメンテナンス情報に含めて記録装置404へ記録する。これによって、メンテナンス情報により、異常情報と対応依頼情報と訪問予定日特定情報と確認情報とメンテナンス依頼情報とメンテナンス予定日特定情報と報告情報とが関連付けられる。その結果、管理装置400の記録装置404には、上記一連の処理の中で送受信される、各空調機器ごとのメンテナンスに関する全ての情報を関連付けたメンテナンス情報が記録されることになる。制御装置403は、各空調機器を一意に識別するための識別情報をキーとし、該識別情報に過去のメンテナンス情報を関連付けて記録するようにすれば、空調機器ごとにメンテナンス情報の履歴を記録することができる。
本実施の形態では、空調機器が設置されている店舗の店員は、送信端末100を操作して、自店舗に設置されている空調機器のメンテナンス情報を確認することができる。例えば、店員は、送信端末100上で、メンテナンス情報を確認したい空調機器の識別情報を入力してメンテナンス情報の問い合わせを指示することができ、制御装置104は、メンテナンス情報の問い合わせが指示された場合には、入力された識別情報を管理装置400へ送信して、メンテナンス情報の問い合わせ要求を行う。
管理装置400では、制御装置403は、送信端末100からメンテナンス情報の問い合わせ要求を受け付けた場合には、記録装置404に記録されているメンテナンス情報の中から、送信端末100から受信した識別情報を含むメンテナンス情報を読み出して、送信先端末100へ送信する。
送信端末100では、制御装置104は、管理装置400から受信したメンテナンス情報をタッチパネル101に表示する。これによって、店員は、自店舗に設置されている空調機器について、過去のメンテナンス履歴を確認することができる。また、空調機器の異常発生を通報した場合には、その空調機器に対するメンテナンスが管理者によって承認されたか、メンテナンス担当者の訪問日はいつかといった、メンテナンスの進捗状況を把握することができる。
同様に、店舗を管理する本部組織の管理者、メンテナンス会社のメンテナンス担当者といった、管理者端末200やメンテナンス会社端末300を操作することができる人物も、管理者端末200やメンテナンス会社端末300を操作して、特定の空調機器に関するメンテナンス情報を確認することができる。この場合に、管理者端末200やメンテナンス会社端末300で実行される処理や、メンテナンス情報の問い合わせ要求を受け付けた管理装置400で実行される処理は、上述した送信端末100からメンテナンス情報の問い合わせを行う場合の処理と同様のため、ここでの説明は省略する。
図6は、本実施の形態において、送信端末100で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図6に示す処理は、送信端末100の電源がオンされると起動するプログラムとして、制御装置104によって実行される。
ステップS10において、制御装置104は、店員によって、上述したように空調機器のリモコン端末に表示された二次元バーコードの撮像が指示されたか否かを判断する。ステップS10で否定判断した場合には、後述するステップS50へ進む。これに対して、ステップS10で肯定判断した場合には、ステップS20へ進む。
ステップS20では、制御装置104は、撮像装置103を制御して撮像を行い、撮像装置103から出力される画像データを読み込むことにより、二次元バーコードの読み取りを行う。その後、ステップS30へ進む。
ステップS30では、制御装置104は、ステップS20で読み取った二次元バーコードを異常情報に変換して、ステップS40へ進む。
ステップS40では、制御装置104は、ステップS30で変換して得た異常情報を管理者端末200と管理装置400へ送信する。その後、ステップS50へ進む。
ステップS50では、制御装置104は、店員によってメンテナンス情報を確認したい空調機器の識別情報が入力されて、メンテナンス情報の問い合わせが指示されたか否かを判断する。ステップS50で否定判断した場合には、後述するステップS90へ進む。これに対して、ステップS50で肯定判断した場合には、ステップS60へ進む。
ステップS60では、制御装置104は、店員によって入力された空調機器の識別情報を管理装置400へ送信して、メンテナンス情報の問い合わせ要求を行う。その後、ステップS70へ進む。
ステップS70では、制御装置104は、管理装置400からメンテナンス情報を受信したか否かを判断する。ステップS70で肯定判断した場合には、ステップS80へ進む。
ステップS80では、制御装置104は、管理装置400から受信したメンテナンス情報をタッチパネル101に表示する。その後、ステップS90へ進む。
ステップS90では、店員によって送信端末100の電源オフが指示されたか否かを判断する。ステップS90で否定判断した場合には、ステップS10へ戻る。これに対して、ステップS90で肯定判断した場合には、処理を終了する。
図7は、本実施の形態において、管理者端末200で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図7に示す処理は、管理者端末200の電源がオンされると起動するプログラムとして、制御装置203によって実行される。
ステップS110において、制御装置203は、送信端末100から上述した異常情報を受信したか否かを判断する。ステップS110で否定判断した場合には、後述するステップS150へ進む。これに対して、ステップS110で肯定判断した場合には、ステップS120へ進む。
ステップS120では、制御装置203は、送信端末100から受信した異常情報と、上述した承認ボタンとを表示した承認画面を表示装置205に表示する。その後、ステップS130へ進む。
ステップS130では、制御装置203は、操作部材201からの出力信号に基づいて、店舗を管理する本部組織の管理者によって承認ボタンが押下されたか否かを判断する。ステップS130で否定判断した場合には、後述するステップS150へ進む。これに対して、ステップS130で肯定判断した場合には、ステップS140へ進む。
ステップS140では、制御装置203は、送信端末100から受信した異常情報と、メンテナンス会社へ空調機器の異常に対する対応を依頼するための情報とを含んだ対応依頼情報をメンテナンス会社端末300と管理装置400へ送信する。その後、ステップS150へ進む。
ステップS150では、制御装置203は、管理装置400から上述した確認情報を受信したか否かを判断する。ステップS150で否定判断した場合には、後述するステップS190へ進む。これに対して、ステップS150で肯定判断した場合には、ステップS160へ進む。
ステップS160では、制御装置203は、受信した確認情報と、上述した同意ボタンとを表示した同意画面を表示装置205に表示する。その後、ステップS170へ進む。
ステップS170では、制御装置203は、操作部材201からの出力信号に基づいて、管理者によって同意ボタンが押下されたか否かを判断する。ステップS170で否定判断した場合には、後述するステップS190へ進む。これに対して、ステップS170で肯定判断した場合には、ステップS180へ進む。
ステップS180では、制御装置203は、メンテナンス会社へ空調機器のメンテナンスを依頼するためのメンテナンス依頼情報をメンテナンス会社端末300と管理装置400へ送信する。その後、ステップS190へ進む。
ステップS190では、制御装置203は、管理者によってメンテナンス情報を確認したい空調機器の識別情報を入力されて、メンテナンス情報の問い合わせが指示されたか否かを判断する。ステップS190で否定判断した場合には、後述するステップS230へ進む。これに対して、ステップS190で肯定判断した場合には、ステップS200へ進む。
ステップS200では、制御装置203は、管理者によって入力された空調機器の識別情報を管理装置400へ送信して、メンテナンス情報の問い合わせ要求を行う。その後、ステップS210へ進む。
ステップS210では、制御装置203は、管理装置400からメンテナンス情報を受信したか否かを判断する。ステップS210で肯定判断した場合には、ステップS220へ進む。
ステップS220では、制御装置203は、管理装置400から受信したメンテナンス情報を表示装置205に表示する。その後、ステップS230へ進む。
ステップS230では、管理者によって管理者端末200の電源オフが指示されたか否かを判断する。ステップS230で否定判断した場合には、ステップS110へ戻る。これに対して、ステップS230で肯定判断した場合には、処理を終了する。
図8は、本実施の形態において、メンテナンス会社端末300で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図8に示す処理は、メンテナンス会社端末300の電源がオンされると起動するプログラムとして、制御装置303によって実行される。
ステップS310において、制御装置303は、管理者端末200から上述した対応依頼情報を受信したか否かを判断する。ステップS310で否定判断した場合には、後述するステップS350へ進む。これに対して、ステップS310で肯定判断した場合には、ステップS320へ進む。
ステップS320では、制御装置303は、受信した対応依頼情報を表示した対応依頼画面を表示装置305に表示する。その後、ステップS330へ進む。
ステップS330では、制御装置303は、メンテナンス会社のメンテナンス担当者によって、対応依頼画面上に設けられた入力欄に、上述した訪問予定日が入力されたか否かを判断する。ステップS330で肯定判断した場合には、ステップS340へ進む。
ステップS340では、制御装置303は、入力欄に入力された訪問予定日を特定するための訪問予定日特定情報を管理装置400へ送信する。その後、ステップS350へ進む。
ステップS350では、制御装置303は、メンテナンス担当者によって上述した確認情報が入力されたか否かを判断する。ステップS350で否定判断した場合には、後述するステップS370へ進む。これに対して、ステップS350で肯定判断した場合には、ステップS360へ進む。
ステップS360では、制御装置303は、入力された確認情報を管理者端末200と管理装置400へ送信する。その後、ステップS370へ進む。
ステップS370では、制御装置303は、管理者端末200から上述したメンテナンス依頼情報を受信したか否かを判断する。ステップS370で否定判断した場合には、後述するステップS410へ進む。これに対して、ステップS370で肯定判断した場合には、ステップS380へ進む。
ステップS380では、制御装置303は、受信したメンテナンス依頼情報を表示したメンテナンス依頼画面を表示装置305に表示する。その後、ステップS390へ進む。
ステップS390では、制御装置303は、メンテナンス担当者によって、メンテナンス依頼画面上に設けられた入力欄にメンテナンス予定日が入力されたか否かを判断する。ステップS390で肯定判断した場合には、ステップS400へ進む。
ステップS400では、制御装置303は、入力されたメンテナンス予定日を特定するためのメンテナンス予定日特定情報を管理装置400へ送信する。その後、ステップS410へ進む。
ステップS410では、制御装置303は、空調機器のメンテナンス作業を行ったメンテナンス担当者から、空調機器のメンテナンス結果を報告する報告情報が入力されたか否かを判断する。ステップS410で否定判断した場合には、後述するステップS430へ進む。これに対して、ステップS410で肯定判断した場合には、ステップS420へ進む。
ステップS420では、制御装置303は、入力された報告情報を管理装置400へ送信する。その後、ステップS430へ進む。
ステップS430では、制御装置303は、メンテナンス担当者によってメンテナンス情報を確認したい空調機器の識別情報を入力されて、メンテナンス情報の問い合わせが指示されたか否かを判断する。ステップS430で否定判断した場合には、後述するステップS470へ進む。これに対して、ステップS430で肯定判断した場合には、ステップS440へ進む。
ステップS440では、制御装置303は、メンテナンス担当者によって入力された空調機器の識別情報を管理装置400へ送信して、メンテナンス情報の問い合わせ要求を行う。その後、ステップS450へ進む。
ステップS450では、制御装置303は、管理装置400からメンテナンス情報を受信したか否かを判断する。ステップS450で肯定判断した場合には、ステップS460へ進む。
ステップS460では、制御装置303は、管理装置400から受信したメンテナンス情報を表示装置305に表示する。その後、ステップS470へ進む。
ステップS470では、メンテナンス担当者によってメンテナンス会社端末300の電源オフが指示されたか否かを判断する。ステップS470で否定判断した場合には、ステップS310へ戻る。これに対して、ステップS470で肯定判断した場合には、処理を終了する。
図9は、本実施の形態において、管理装置400で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図9に示す処理は、管理装置400の電源がオンされると起動するプログラムとして、制御装置403によって実行される。
ステップS510において、制御装置403は、送信端末100から上述した異常情報を受信したか否かを判断する。ステップS510で否定判断した場合には、後述するステップS530へ進む。これに対して、ステップS510で肯定判断した場合には、ステップS520へ進む。
ステップS520では、制御装置403は、受信した異常情報をメンテナンス情報として記録装置404に記録する。その後、ステップS530へ進む。
ステップS530では、制御装置403は、管理者端末200から上述した対応依頼情報を受信したか否かを判断する。ステップS530で否定判断した場合には、後述するステップS550へ進む。これに対して、ステップS530で肯定判断した場合には、ステップS540へ進む。
ステップS540では、制御装置403は、受信した対応依頼情報をメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。その後、ステップS550へ進む。
ステップS550では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から上述した訪問予定日特定情報を受信したか否かを判断する。ステップS550で否定判断した場合には、後述するステップS570へ進む。これに対して、ステップS550で肯定判断した場合には、ステップS560へ進む。
ステップS560では、制御装置403は、受信した訪問予定日特定情報をメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。その後、ステップS570へ進む。
ステップS570では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から上述した確認情報を受信したか否かを判断する。ステップS570で否定判断した場合には、後述するステップS590へ進む。これに対して、ステップS570で肯定判断した場合には、ステップS580へ進む。
ステップS580では、制御装置403は、受信した確認情報をメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。その後、ステップS590へ進む。
ステップS590では、制御装置403は、管理者端末200から上述したメンテナンス依頼情報を受信したか否かを判断する。ステップS590で否定判断した場合には、後述するステップS610へ進む。これに対して、ステップS590で肯定判断した場合には、ステップS600へ進む。
ステップS600では、制御装置403は、受信したメンテナンス依頼情報をメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。その後、ステップS610へ進む。
ステップS610では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から上述したメンテナンス予定日特定情報を受信したか否かを判断する。ステップS610で否定判断した場合には、後述するステップS630へ進む。これに対して、ステップS610で肯定判断した場合には、ステップS620へ進む。
ステップS620では、制御装置403は、受信したメンテナンス予定日特定情報をメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。その後、ステップS630へ進む。
ステップS630では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から上述した報告情報を受信したか否かを判断する。ステップS630で否定判断した場合には、後述するステップS650へ進む。これに対して、ステップS630で肯定判断した場合には、ステップS640へ進む。
ステップS640では、制御装置403は、受信した報告情報をメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する。その後、ステップS650へ進む。
ステップS650では、制御装置403は、送信端末100、管理者端末200、メンテナンス会社端末300のいずれかから、メンテナンス情報の問い合わせ要求を受け付けたか否かを判断する。ステップS650で否定判断した場合には、後述するステップS680へ進む。これに対して、ステップS650で肯定判断した場合には、ステップS660へ進む。
ステップS660では、制御装置403は、記録装置404に記録されているメンテナンス情報の中から、要求元の端末から受信した識別情報を含むメンテナンス情報を読み出す。その後、ステップS670へ進む。
ステップS670では、制御装置403は、ステップS660で読み出したメンテナンス情報を、要求元の端末へ送信する。その後、ステップS680へ進む。
ステップS680では、管理装置400の操作者によって、管理装置400の電源オフが指示されたか否かを判断する。ステップS680で否定判断した場合には、ステップS510へ戻る。これに対して、ステップS680で肯定判断した場合には、処理を終了する。
以上説明した実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)送信端末100では、制御装置104は、店員からの指示に基づいて、異常が発生した空調機器を特定するための機器特定情報と、異常内容を特定するための異常内容特定情報とを含む異常情報を管理者端末200および管理装置400へ送信する。管理者端末200では、制御装置203は、送信端末100から受信した異常情報を表示装置205に表示して、管理者から異常に対する対応の依頼についての承認を受け付け、メンテナンス会社300へ機器の異常に対する対応を依頼するための対応依頼情報をメンテナンス会社端末300と管理装置400へ送信する。メンテナンス会社端末300では、制御装置303は、管理者端末200から受信した対応依頼情報を表示装置305に表示し、メンテナンス担当者から、異常に対する対応依頼を受けた空調機器の設置場所への訪問予定日の入力を受け付けて、受け付けた訪問予定日を特定するための訪問予定日特定情報を管理装置400へ送信する。管理装置400は、送信端末100から受信した異常情報と、管理者端末200から受信した対応依頼情報と、メンテナンス会社端末300から受信した訪問予定日特定情報とを関連付けたメンテナンス情報を記録装置404に記録するようにした。これによって、異常情報、対応依頼情報、訪問予定日特定情報を含んだメンテナンス情報を管理装置400で一元管理することができる。また、店員、管理者、メンテナンス担当者は、送信端末100、管理者端末200、メンテナンス会社端末300のそれぞれから管理装置400にアクセスして、記録装置404に記録されたメンテナンス情報を閲覧することにより、異常情報、対応依頼情報、訪問予定日特定情報を確認することができる。
(1)送信端末100では、制御装置104は、店員からの指示に基づいて、異常が発生した空調機器を特定するための機器特定情報と、異常内容を特定するための異常内容特定情報とを含む異常情報を管理者端末200および管理装置400へ送信する。管理者端末200では、制御装置203は、送信端末100から受信した異常情報を表示装置205に表示して、管理者から異常に対する対応の依頼についての承認を受け付け、メンテナンス会社300へ機器の異常に対する対応を依頼するための対応依頼情報をメンテナンス会社端末300と管理装置400へ送信する。メンテナンス会社端末300では、制御装置303は、管理者端末200から受信した対応依頼情報を表示装置305に表示し、メンテナンス担当者から、異常に対する対応依頼を受けた空調機器の設置場所への訪問予定日の入力を受け付けて、受け付けた訪問予定日を特定するための訪問予定日特定情報を管理装置400へ送信する。管理装置400は、送信端末100から受信した異常情報と、管理者端末200から受信した対応依頼情報と、メンテナンス会社端末300から受信した訪問予定日特定情報とを関連付けたメンテナンス情報を記録装置404に記録するようにした。これによって、異常情報、対応依頼情報、訪問予定日特定情報を含んだメンテナンス情報を管理装置400で一元管理することができる。また、店員、管理者、メンテナンス担当者は、送信端末100、管理者端末200、メンテナンス会社端末300のそれぞれから管理装置400にアクセスして、記録装置404に記録されたメンテナンス情報を閲覧することにより、異常情報、対応依頼情報、訪問予定日特定情報を確認することができる。
(2)メンテナンス会社端末300では、制御装置303は、空調機器の設置場所に訪問したメンテナンス担当者から、空調機器の異常に関する確認情報の入力を受け付けて、管理装置400へ送信するようにし、管理装置400では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から受信した確認情報をメンテナンス情報に含めて記録するようにした。これによって、メンテナンス担当者が現地で確認した空調機器に関する報告情報もメンテナンス情報に含めて管理装置400で一元管理することができる。また、店員や管理者は、送信端末100や管理者端末200から管理装置400にアクセスして、記録装置404に記録されたメンテナンス情報を閲覧することにより、確認情報も確認することができる。
(3)確認情報には、メンテナンス担当者が特定した空調機器の異常に対して施すべきメンテナンス内容を示す情報と、メンテナンス内容に対するメンテナンス費用の見積金額を示す情報とを含むようにした。そして、管理者端末200では、制御装置203は、管理装置400から受信した確認情報を表示装置305に表示し、管理者から確認情報に基づいて特定されるメンテナンス内容およびメンテナンス費用に同意する旨の選択を受け付けたときに、メンテナンス会社へ空調機器のメンテナンスを依頼するためのメンテナンス依頼情報をメンテナンス会社端末300および管理装置400へ送信するようにした。これによって、店舗を管理する本部組織の管理者は、空調機器に対して必要なメンテナンスの内容と、メンテナンスのためにかかる費用とを把握した上で、メンテナンスの依頼に同意するか否かを判断することが可能になる。
(4)メンテナンス会社端末300は、管理者端末200から受信したメンテナンス依頼情報を表示装置305に表示し、メンテナンス担当者から、メンテナンス依頼を受けた空調機器のメンテナンス予定日の入力を受け付けて、メンテナンス予定日を特定するためのメンテナンス予定日特定情報を管理装置400へ送信するようにした。そして、管理装置400では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から受信したメンテナンス予定日特定情報をメンテナンス情報に含めて記録装置404へ記録するようにした。これによって、メンテナンス予定日特定情報もメンテナンス情報に含めて管理装置400で一元管理することができる。また、店員や管理者は、送信端末100や管理者端末200から管理装置400にアクセスして、記録装置404に記録されたメンテナンス予定日特定情報を閲覧して、メンテナンス担当者によるメンテナンス予定日を把握することができる。
(5)メンテナンス会社端末300は、空調機器のメンテナンス作業を行ったメンテナンス担当者から、空調機器のメンテナンス結果を報告する報告情報の入力を受け付け、該報告情報を管理装置400へ送信するようにした。そして、管理装置400では、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から受信した報告情報をメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録するようにした。これによって、報告情報もメンテナンス情報に含めて管理装置400で一元管理することができる。また、店員や管理者は、送信端末100や管理者端末200から管理装置400にアクセスして、記録装置404に記録された報告情報を閲覧して、空調機器のメンテナンス結果を確認することができる。
(6)管理装置400では、制御装置403は、各空調機器を一意に識別するための識別情報をキーとし、該識別情報に過去のメンテナンス情報を関連付けて記録することにより、空調機器ごとにメンテナンス情報の履歴を記録するようにした。これによって、店員、管理者、メンテナンス担当者は、空調機器ごとに過去のメンテナンス状況を把握することができる。
(7)管理装置400では、制御装置403は、送信端末100、管理者端末200、またはメンテナンス会社端末300からメンテナンス情報の閲覧要求を受け付け、メンテナンス情報を要求元の端末へ送信するようにした。これによって、店員、管理者、メンテナンス担当者は、送信端末100、管理者端末200、またはメンテナンス会社端末300を操作して、空調機器のメンテナンス情報を確認することができる。
(8)送信端末100は、空調機器の設置場所で空調機器を利用するユーザ、すなわち店員が所持するスマートフォンであって、制御装置104は、リモコン端末の表示部に表示された二次元バーコードの入力を受け付けて、異常情報を読み取るようにした。これによって、店員は、リモコン端末の表示部を見て空調機器の異常に気付いた場合には、すぐに自身が所持するスマートフォンを用いて異常情報を管理者端末200と管理装置400へ送信することができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の機器メンテナンス管理システム10は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、管理装置400の制御装置403は、メンテナンス会社端末300から訪問予定日特定情報やメンテナンス予定日特定情報を受信した場合には、これらをメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する例について説明した。しかしながら、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から受信した訪問予定日特定情報やメンテナンス予定日特定情報をメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録するとともに、送信端末100や管理者端末200へ送信して、メンテナンス担当者の訪問日を店員や管理者に通知するようにしてもよい。これによって、店員や管理者は、送信端末100や管理者端末200を操作して管理装置400へメンテナンス情報の問い合わせをしなくても、メンテナンス担当者の訪問予定日やメンテナンス予定日を把握することができる。
なお、上述した実施の形態の機器メンテナンス管理システム10は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、管理装置400の制御装置403は、メンテナンス会社端末300から訪問予定日特定情報やメンテナンス予定日特定情報を受信した場合には、これらをメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録する例について説明した。しかしながら、制御装置403は、メンテナンス会社端末300から受信した訪問予定日特定情報やメンテナンス予定日特定情報をメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録するとともに、送信端末100や管理者端末200へ送信して、メンテナンス担当者の訪問日を店員や管理者に通知するようにしてもよい。これによって、店員や管理者は、送信端末100や管理者端末200を操作して管理装置400へメンテナンス情報の問い合わせをしなくても、メンテナンス担当者の訪問予定日やメンテナンス予定日を把握することができる。
(2)上述した実施の形態では、送信端末100は、空調機器の設置場所で空調機器を利用するユーザ、すなわち店員が所持する端末、例えばスマートフォンである例について説明した。しかしながら、送信端末100は、空調機器に接続された端末であってもよい。例えば、上述したリモコン端末に管理者端末200や管理装置400と通信を行うための通信モジュールを搭載し、検出した空調機器の異常情報を直接、管理者端末200や管理装置400へ送信するようにしてもよい。これによって、店員は、リモコン端末を操作するだけで、空調機器の異常情報を直接、管理者端末200や管理装置400へ送信させることができる。
(3)上述した実施の形態では、メンテナンス担当者は、空調機器のメンテナンスを行った場合には、店員が所持する送信端末100を操作して、空調機器に対して行ったメンテナンスの内容を入力できるようにしてもよい。制御装置104は、空調機器のメンテナンス内容が入力された場合には、これを過去のメンテナンス履歴として、メモリに記録する。これによって、店員、管理者、メンテナンス担当者は、送信端末100上で店舗に設置されている空調機器のメンテナンス履歴を確認することができる。
あるいは、メンテナンス担当者は、空調機器のリモコン端末を操作して、リモコン端末に空調機器に対して行ったメンテナンスの内容を入力できるようにしてもよい。リモコン端末の制御装置は、空調機器のメンテナンス内容が入力された場合には、これを過去のメンテナンス履歴として、メモリに記録する。これによって、店員、管理者、メンテナンス担当者は、リモコン端末上でそのリモコン端末が接続されている空調機器のメンテナンス履歴を確認することができる。この場合、リモコン端末は、操作者から空調機器のメンテナンス履歴の出力が指示された場合には、メンテナンス履歴を示す情報を二次元バーコードに変換して表示部に表示するようにしてもよい。これによって、店員は、リモコン端末に表示されたメンテナンス履歴を示す二次元バーコードを撮像装置103で撮像することにより、送信端末100でメンテナンス履歴を読み取って確認することができる。
(4)上述した実施の形態では、メンテナンス会社端末300では、制御装置303は、メンテナンス担当者から確認情報や報告情報の入力を受け付ける例について説明した。しかしながら、メンテナンス会社は、メンテナンス担当者に、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末等の端末を所持させ、メンテナンス担当者が訪問場所またはメンテナンス作業実施場所である店舗で、確認作業が終わった後、またはメンテナンス作業が行った後に確認情報や報告情報が入力できるようにしてもよい。この場合、制御装置303は、メンテナンス担当者が所持する端末から確認情報や報告情報を受信することにより、確認情報や報告情報の入力を受け付けることになる。
例えば、メンテナンス担当者が所持する端末には、確認情報や報告情報を入力するための報告書のフォーマットデータが記録されており、メンテナンス担当者は、該フォーマットデータをモニタ上に表示させて、確認情報や報告情報を入力を行うようにすればよい。メンテナンス担当者が所持する端末は、メンテナンス担当者によって確認情報や報告情報が入力されて、送信が指示された場合には、フォーマットに従って入力された確認情報や報告情報をメンテナンス会社端末300へ送信する。上述したように、制御装置303は、入力された確認情報や報告情報を管理装置400へ送信するため、メンテナンス担当者は、空調機器が設置されている現場で確認情報や報告情報を入力して、管理装置400へアップすることができる。同様に、メンテナンス担当者が所持する端末には、見積書のフォーマットデータが記録されており、メンテナンス担当者は、該フォーマットデータをモニタ上に表示させて、メンテナンス費用の見積情報を入力できるようにしてもよい。
なお、上記の確認情報や報告情報を入力するための報告書のフォーマットには、空調機器が設置されている店舗の責任者が作業完了確認のサインをする入力欄を設けておき、メンテナンス担当者は、現場で確認情報や報告情報を入力した場合には、その内容を店舗の責任者に確認してもらった上で、タッチパネル操作で、サインの入力欄に責任者のサインをもらうようにしてもよい。これによって、通常のメンテナンス作業における確認サインをもらう習慣を機器メンテナンス管理システム10に取り込むことができる。
なお、メンテナンス担当者は、確認情報に含まれるメンテナンス内容を示す情報は、作業後に自身が所持する端末から入力し、メンテナンス内容に対するメンテナンス費用の見積金額を示す情報は、帰社後にメンテナンス会社端末300から入力するようにしてもよい。
また、制御装置403は、管理者端末200からメンテナンス情報の問い合わせ要求があり、対象となるメンテナンス情報に見積情報が含まれる場合には、該見積情報を表示した画面上に相見積ボタンを表示して、管理者が他社に相見積を依頼できるようにしてもよい。制御装置403は、管理者によって相見積ボタンが押下された場合には、管理者よって指定された相見積を依頼する連絡先、例えばメールアドレスに対して、上述した確認情報に含まれるメンテナンス内容を示す情報と、メンテナンス内容に対するメンテナンス費用の見積金額のうち、メンテナンス内容を示す情報のみを記載した相見積情報を送信する。あるいは、メンテナンス費用の見積金額が、例えば交換部品の明細ごとの見積金額である場合には、その中から金額を消去し、交換部品の明細のみを残した情報も付加して相見積情報を送信するようにしてもよい。これによって、送信先の依頼先では、必要な交換部品などのメンテナンス内容を把握した上で、独自の見積金額を出すことができるため、管理者は、容易に他社から相見積を取ることができる。
(5)上述した実施の形態では、管理装置400では、記録装置404に、各空調機器を一意に識別するための識別情報をキーとし該識別情報に過去のメンテナンス情報を関連付けた空調機器ごとのメンテナンス情報の履歴を記録しておき、制御装置403は、送信端末100、管理者端末200、メンテナンス会社端末300から特定の空調機器に関するメンテナンス情報の問い合わせ要求を受け付ける例について説明した。しかしながら、記録装置404には、メンテナンス対象である空調機器に関する様々な情報を記録しておき、店員、管理者、メンテナンス担当者は、送信端末100、管理者端末200、メンテナンス会社端末300から管理装置400へアクセスして、空調機器に関する情報を閲覧できるようにしてもよい。例えば、店舗の竣工時に作成される、空調機器の配置図や配線図をデータ化した竣工図データを店舗単位または空調機器単位に記録装置404に記録しておくようにしてもよい。これにより、例えば、メンテナンス担当者は、店舗を訪問する前にメンテナンス会社端末300上で店舗の竣工図データを確認することができるため、持参すべき工具の種類、脚立の長さを把握することができ、また、空調機の機種、系統、室外機の置き場所等も事前に把握することができるので、事前準備が容易になる。また、メンテナンス担当者が所持する端末から管理装置400へアクセスすれば、現場でも即時に竣工図データを閲覧することができる。
また、店舗単位または空調機器単位に上述した竣工図データを記録装置404に記録した場合には、制御装置403は、管理者端末200から上述したメンテナンス依頼情報を受信したときに、メンテナンスが依頼された店舗の竣工図データまたはメンテナンスが依頼された空調機器の竣工図データを記録装置404から読み出して、メンテナンス会社端末300へ送信するようにしてもよい。これによって、メンテナンス担当者は、メンテナンスを行うことが決定した空調機器、または該空調機器が設置されている店舗の竣工図データを、自動的に入手することが可能となる。
(6)上述した実施の形態では、管理装置400の制御装置403は、管理者端末200から対応依頼情報を受信した場合には、これをメンテナンス情報に含めて記録装置404に記録するようにした。さらに、制御装置403は、管理者端末200から対応依頼情報を受信した場合には、店舗を管理する本部組織に対するメンテナンス費用の徴収処理を行うようにしてもよい。具体的には、店舗を管理する本部組織は、機器メンテナンス管理システム10を運営する運営企業、または管理装置400を管理する管理企業との間で、メンテナンス契約を結んでおく。このメンテナンス契約は、例えば、契約期間が1年間で契約金は50万円であるものとする。メンテナンス契約を結んだ店舗を管理する本部組織には、契約期間内で有効なポイントとして、例えば30ポイントが付与される。店舗を管理する本部組織が所有するポイント数は、記録装置404に記録されて管理される。制御装置403は、管理者端末200から対応依頼情報を受信した場合には、その店舗を管理する本部組織が有するポイントから1ポイントを減算する。これによって、空調機器の異常に対する対応を依頼した本部組織に対して、ポイントを用いて間接的にメンテナンス費用を徴収することができる。なお、契約期間内に消費しきれなかったポイントは、所定期間、例えば1年間のみ持ち越しできるようにしてもよい。また、契約期間内に全てのポイントを消費してしまった場合には、管理装置400にアクセスして、ポイントを追加購入できるようにしてもよい。
(7)上述した機器メンテナンス管理システム10には、店舗を管理する本部組織から管理装置400を管理する管理企業に対して支払いを行うための決済機能を設けることもできる。例えば、管理者は、管理者端末200から管理装置400にアクセスして決済画面を表示させ、該決済画面上に表示されている決済ボタンを押下することにより、前回の締日以降にかかったメンテナンス費用の支払いを指示することができる。管理装置400の制御装置403は、決済ボタンが押下されたことを検出した場合には、あらかじめ登録されている決済情報に基づいて、決済処理を行う。例えば、あらかじめ登録されているクレジットカード番号に基づいてクレジット会社への請求処理を行ったり、あらかじめ登録されている金融機関の口座からの引き落とし処理を行ったりすればよい。これによって、メンテナンス費用の決済を容易に行うことができる。なお、制御装置403は、予定されている支払い期限を過ぎても決済処理が完了していない場合には、管理者端末200へ決済処理が完了していないことを通知するお知らせメールを送信するようにしてもよい。
(8)上述した実施の形態では、メンテナンス会社端末300では、制御装置303は、管理者端末200から対応依頼情報を受信した場合には、受信した対応依頼情報を表示した対応依頼画面を表示装置305に表示し、メンテナンス会社のメンテナンス担当者は、状況確認のために店舗を訪問する予定日を対応依頼画面上に設けられた入力欄に入力する例について説明した。この場合、店舗を管理する本部組織の管理者から対応が依頼された後は、メンテナンス担当者により迅速な対応が求められる可能性がある。このため、制御装置303は、管理者端末200から対応依頼情報を受信してからの経過時間をタイマを用いて計時するようにし、この経過時間を対応依頼画面上に設けられた表示欄に表示するようにしてもよい。これによって、メンテナンス担当者は、対応依頼を受け付けてからの経過時間を把握して、迅速な対応に努めることができる。例えば、運用上の取り決めとして、午前に対応依頼がされた場合は当日中に訪問、午後に対応依頼がされた場合には、翌営業日中に訪問のようなルールがある場合には、メンテナンス担当者に対応依頼を受け付けてからの経過時間を提示することが有効となる場合がある。なお、制御装置303は、メンテナンス担当者によって上述した訪問予定日が入力された場合には、タイマによる計時を停止して、タイマを0にリセットすればよい。また、このタイマを用いた計時処理は、管理装置400の制御装置403が行い、通信回線を介して対応依頼画面上に表示させるようにしてもよい。
(9)上述した実施の形態では、送信端末100は、通話機能を備えたスマートフォンを想定しているため、マイク105とスピーカー106とを備えるが、送信端末100として通話機能を備えない携帯情報端末を用いる場合には、マイク105とスピーカー106は搭載されない。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
10 機器メンテナンス管理システム
100 送信端末
101 タッチパネル
102 通信モジュール
103 撮像装置
104 制御装置
105 マイク
106 スピーカー
200 管理者端末
201 操作部材
202 接続IF
203 制御装置
204 記録装置
205 表示装置
300 メンテナンス会社端末
301 操作部材
302 接続IF
303 制御装置
304 記録装置
305 表示装置
400 管理装置
401 操作部材
402 接続IF
403 制御装置
404 記録装置
100 送信端末
101 タッチパネル
102 通信モジュール
103 撮像装置
104 制御装置
105 マイク
106 スピーカー
200 管理者端末
201 操作部材
202 接続IF
203 制御装置
204 記録装置
205 表示装置
300 メンテナンス会社端末
301 操作部材
302 接続IF
303 制御装置
304 記録装置
305 表示装置
400 管理装置
401 操作部材
402 接続IF
403 制御装置
404 記録装置
Claims (21)
- 機器の異常情報を送信する送信端末と、前記機器を管理する管理者が操作する管理者端末と、前記機器のメンテナンス会社が有するメンテナンス会社端末と、前記送信端末、前記管理者端末、前記メンテナンス会社端末と通信を行ってシステム全体を管理する管理装置とが通信回線を介して接続された機器メンテナンス管理システムであって、
前記送信端末は、
ユーザからの指示に基づいて、異常が発生した機器を特定するための機器特定情報と、異常内容を特定するための異常内容特定情報とを含む前記異常情報を前記管理者端末および前記管理装置へ送信する異常情報送信手段を備え、
前記管理者端末は、
前記送信端末から受信した前記異常情報を表示装置に表示する異常情報表示手段と、
前記管理者から前記異常に対する対応の依頼についての承認を受け付ける承認受付手段と、
前記承認受付手段によって承認を受け付けたときに、前記メンテナンス会社へ前記機器の異常に対する対応を依頼するための対応依頼情報を前記メンテナンス会社端末および前記管理装置へ送信する対応依頼情報送信手段とを備え、
前記メンテナンス会社端末は、
前記管理者端末から受信した前記対応依頼情報を表示装置に表示する対応依頼情報表示手段と、
前記メンテナンス会社の担当者から、異常に対する対応依頼を受けた前記機器の設置場所への訪問予定日の入力を受け付ける訪問予定日受付手段と、
前記訪問予定日受付手段で受け付けた前記訪問予定日を特定するための訪問予定日特定情報を前記管理装置へ送信する訪問予定日特定情報送信手段とを備え、
前記管理装置は、
前記送信端末から受信した前記異常情報と、前記管理者端末から受信した前記対応依頼情報と、前記メンテナンス会社端末から受信した前記訪問予定日特定情報とを関連付けたメンテナンス情報を記録装置に記録するメンテナンス情報記録手段を備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項1に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記管理装置は、
前記メンテナンス会社端末から受信した前記訪問予定日特定情報を前記送信端末へ送信して、前記メンテナンス会社の担当者による訪問日を通知する訪問予定日通知手段をさらに備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項1または2に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記メンテナンス会社端末は、
前記機器の設置場所に訪問した前記担当者から、前記機器の異常に関する確認情報の入力を受け付ける確認情報受付手段と、
前記確認情報受付手段で受け付けた前記確認情報を前記管理装置へ送信する確認情報送信手段とをさらに備え、
前記管理装置では、前記メンテナンス情報記録手段は、前記メンテナンス会社端末から受信した前記確認情報を前記メンテナンス情報に含めて記録することを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項3に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記確認情報受付手段は、前記機器の設置場所に訪問した前記担当者が所持する担当者端末から前記確認情報を受信することにより、前記確認情報の入力を受け付けることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項3または4に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記管理装置は、
前記メンテナンス会社端末から受信した前記確認情報を前記管理者端末へ送信して前記担当者による前記機器の異常に関する確認内容を前記管理者へ通知する確認情報通知手段をさらに備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項5に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記確認情報は、前記担当者が特定した前記機器の異常に対して施すべきメンテナンス内容を示す情報と、前記メンテナンス内容に対するメンテナンス費用の見積金額を示す情報とを含むことを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項6に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記管理者端末は、
前記管理装置から受信した前記確認情報を表示装置に表示する確認情報表示手段と、
前記管理者から前記確認情報に基づいて特定されるメンテナンス内容およびメンテナンス費用に同意するか否かの選択を受け付ける同意受付手段と、
前記同意受付手段によって同意する旨の選択を受け付けたときに、前記メンテナンス会社へ前記機器のメンテナンスを依頼するためのメンテナンス依頼情報を前記メンテナンス会社端末および前記管理装置へ送信するメンテナンス依頼情報送信手段とをさらに備え、
前記管理装置では、前記メンテナンス情報記録手段は、前記管理者端末から受信した前記メンテナンス依頼情報を前記メンテナンス情報に含めて記録することを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項7に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記メンテナンス会社端末は、
前記管理者端末から受信した前記メンテナンス依頼情報を表示装置に表示するメンテナンス依頼情報表示手段と、
前記メンテナンス会社の担当者から、メンテナンス依頼を受けた前記機器のメンテナンス予定日の入力を受け付けるメンテナンス予定日受付手段と、
前記メンテナンス予定日受付手段で受け付けた前記メンテナンス予定日を特定するためのメンテナンス予定日特定情報を前記管理装置へ送信するメンテナンス予定日特定情報送信手段とをさらに備え、
前記管理装置では、前記メンテナンス情報記録手段は、前記メンテナンス会社端末から受信した前記メンテナンス予定日特定情報を前記メンテナンス情報に含めて記録することを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項8に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記管理装置は、
前記メンテナンス会社端末から受信した前記メンテナンス予定日特定情報を前記送信端末へ送信して、前記機器のメンテナンス予定日を通知するメンテナンス予定日通知手段をさらに備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項7〜9のいずれか一項に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記管理装置は、
前記管理者端末から前記メンテナンス依頼情報を受信した場合には、メンテナンス対象の機器が設置されている場所における前記機器の配置図や配線図をデータ化した竣工図データを前記記録装置から読み出して、前記メンテナンス会社端末へ送信する竣工図データ送信手段をさらに備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項7〜10のいずれか一項に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記メンテナンス会社端末は、
前記機器のメンテナンス作業を行った前記担当者から、前記機器のメンテナンス結果を報告する報告情報の入力を受け付ける報告情報受付手段と、
前記報告情報受付手段で受け付けた前記報告情報を前記管理装置へ送信する報告情報送信手段とをさらに備え、
前記管理装置では、前記メンテナンス情報記録手段は、前記メンテナンス会社端末から受信した前記報告情報を前記メンテナンス情報に含めて記録することを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項11に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記報告情報受付手段は、前記機器のメンテナンス作業を行った前記担当者が所持する担当者端末から前記報告情報を受信することにより、前記報告情報の入力を受け付けることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項7〜12のいずれか一項に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記管理者端末は、
前記同意受付手段によって同意する旨の選択を受け付けたときに、前記管理装置の管理企業に対するメンテナンス作業の発注書を出力する発注書出力手段をさらに備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項7〜13のいずれか一項に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記管理者端末は、
前記管理者から、前記確認情報に含まれるメンテナンス費用の見積金額に対する、他社への相見積の指示を受け付ける相見積指示受付手段と、
前記相見積指示受付手段によって他社への相見積の指示を受け付けたときに、前記確認情報から金額を消去した相見積情報を管理者によって指定された送信先へ送信する相見積情報送信手段をさらに備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項1〜14のいずれか一項に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記メンテナンス会社端末は、
記管理者端末から前記対応依頼情報を受信してから前記訪問予定日受付手段が訪問予定日の入力を受け付けるまでの経過時間を計時する計時手段と、
前記計時手段によって計時された経過時間を前記表示装置に表示する経過時間表示手段とをさらに備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項1〜15のいずれか一項に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記管理装置では、前記メンテナンス情報記録手段は、前記機器ごとに前記メンテナンス情報の履歴を記録することを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項1〜16のいずれか一項に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記管理装置は、
前記送信端末、前記管理者端末、または前記メンテナンス会社端末から前記メンテナンス情報の閲覧要求を受け付ける閲覧要求受付手段と、
前記閲覧要求受付手段によって閲覧要求を受け付けたときに、前記メンテナンス情報を要求元の端末へ送信するメンテナンス情報送信手段とをさらに備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項1〜17のいずれか一項に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記送信端末は、前記機器に接続された端末であることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項1〜17のいずれか一項に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記送信端末は、前記機器の設置場所で前記機器を利用するユーザが所持する端末であることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項19に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記機器には、前記異常情報を特定するための情報を表示する表示部が接続されており、
前記送信端末は、前記表示部に表示された内容を撮像して画像データを取得する撮像手段と、
前記撮像手段によって取得された画像データに基づいて、前記異常情報を特定する異常情報特定手段とをさらに備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。 - 請求項1〜20のいずれか一項に記載の機器メンテナンス管理システムにおいて、
前記送信端末は、前記機器のメンテナンス履歴を記録するメンテナンス履歴記録手段をさらに備えることを特徴とする機器メンテナンス管理システム。
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JP2021101312A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-08 | 東京瓦斯株式会社 | 修理情報管理システム、修理情報管理方法、及びプログラム |
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JP2003303244A (ja) * | 2002-02-07 | 2003-10-24 | Osaka Gas Co Ltd | 故障情報システム |
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JP4539094B2 (ja) * | 2004-01-05 | 2010-09-08 | ダイキン工業株式会社 | 修理結果管理装置および遠隔管理システム |
JP2006040157A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 修理票管理システム及び方法 |
JP2010208797A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 昇降機保守訪問予定連絡装置 |
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