JP2015011055A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プロセスカートリッジの着脱においても、単純な機構でカートリッジ接点と本体接点との接触が可能な画像形成装置の提供。
【解決手段】情報を記憶する記憶手段103を備えており、カートリッジ接点と本体接点とが接触することで、装置本体とメモリ103に記憶される情報の通信が可能なプロセスカートリッジ100を着脱可能に備え、本体接点を備えるコネクタ201と、本体接点がカートリッジ接点から離れる方向に移動するようにコネクタ201を付勢する付勢部材206と、を備えており、本体接点が、接触状態と離間状態とをとり得るコネクタユニット200と、付勢部材206による付勢力に抗してコネクタ201を移動させ、接触状態にすることが可能な移動部材205と、を備え、コネクタユニット200は、コネクタ201を接触状態に保持する保持部材204cを有する。
【選択図】図1
【解決手段】情報を記憶する記憶手段103を備えており、カートリッジ接点と本体接点とが接触することで、装置本体とメモリ103に記憶される情報の通信が可能なプロセスカートリッジ100を着脱可能に備え、本体接点を備えるコネクタ201と、本体接点がカートリッジ接点から離れる方向に移動するようにコネクタ201を付勢する付勢部材206と、を備えており、本体接点が、接触状態と離間状態とをとり得るコネクタユニット200と、付勢部材206による付勢力に抗してコネクタ201を移動させ、接触状態にすることが可能な移動部材205と、を備え、コネクタユニット200は、コネクタ201を接触状態に保持する保持部材204cを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロセスカートリッジを着脱可能に備える画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体としての電子写真感光体及び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されているもの知られている。
また、この種のプロセスカートリッジ方式の画像形成装置においては、カートリッジの製造番号や使用状況等の情報を記憶するメモリ基板であるメモリタグをプロセスカートリッジに搭載したものが知られている。このような構成を採用することにより、画像形成装置本体と情報のやりとりをし、プロセスカートリッジの管理や、画像形成プロセスにおいて制御に変化を加えて、画像形成装置の性能を最大限に引き出すことができる。
このメモリタグと画像形成装置本体の通信は発光及び受光素子や磁気コアを介したインダクタ誘導の磁気誘導で通信を行う非接触の方式と、コネクタやバネ材を使用した接触方式のものがある。一般的に、接触式の方が安価である為、接触式が採用される場合が多い。
従来、接触式を用いた構成として、プロセスカートリッジ側のメモリタグと接続する画像形成装置本体側のコネクタ及び接点部が、プロセスカートリッジの装着時の途中にプロセスカートリッジ側のメモリタグに接続する様に移動するものが知られている。
また、特許文献1には、プロセスカートリッジを着脱する為の開口部に設けたカバー部材の開閉時の動きに連動して画像形成装置本体側のコネクタ及び接点部がプロセスカートリッジ側のメモリタグに接続する様に移動する構成が開示されている。
さらに、特許文献2には、特許文献1の構成に加えてカバー部材の開状態、閉状態を検知する検知手段を設けた構成が開示されている。特許文献2の構成においては、カバー部材が閉状態から開方向に移動した際、検知手段によりカバー部材の開状態が検知されてから更に開く方向に移動する途中に、プロセスカートリッジ側のメモリタグと画像形成装置本体側のコネクタ及び接点部が離間する。
ここで、特許文献1においては、次のような課題がある。特許文献1の構成においては、画像形成装置本体側コネクタ及び接点部が開口部に設けられたカバー部材の動きに連動する。しかし、カバー部材の回転支点の位置によっては、カバー部材と画像形成装置コネクタ及び接点部とを連動させる為のリンク部材が大型化してしまう。
また、カバー部材の開閉動作はユーザーの手動操作で行われるケースが多く、その操作速度は一定ではない。すなわち、カバー開状態を検知してから接点部が離間するまでの時間はユーザーのカバー操作速度に依存してしまう。
特許文献2は特許文献1の課題を鑑みて、検知手段によりカバー部材の開状態が検知されてから、更に開く方向に移動する途中において、プロセスカートリッジ側のメモリタグと画像形成装置本体側のコネクタ及び接点部が離間するよう構成されている。この構成により、カバー開状態を検知してから接点部が離間するまでの時間はユーザーのカバー操作速度に依存してしまう課題は解決されている。
また、この種のプロセスカートリッジ方式の画像形成装置においては、カートリッジの製造番号や使用状況等の情報を記憶するメモリ基板であるメモリタグをプロセスカートリッジに搭載したものが知られている。このような構成を採用することにより、画像形成装置本体と情報のやりとりをし、プロセスカートリッジの管理や、画像形成プロセスにおいて制御に変化を加えて、画像形成装置の性能を最大限に引き出すことができる。
このメモリタグと画像形成装置本体の通信は発光及び受光素子や磁気コアを介したインダクタ誘導の磁気誘導で通信を行う非接触の方式と、コネクタやバネ材を使用した接触方式のものがある。一般的に、接触式の方が安価である為、接触式が採用される場合が多い。
従来、接触式を用いた構成として、プロセスカートリッジ側のメモリタグと接続する画像形成装置本体側のコネクタ及び接点部が、プロセスカートリッジの装着時の途中にプロセスカートリッジ側のメモリタグに接続する様に移動するものが知られている。
また、特許文献1には、プロセスカートリッジを着脱する為の開口部に設けたカバー部材の開閉時の動きに連動して画像形成装置本体側のコネクタ及び接点部がプロセスカートリッジ側のメモリタグに接続する様に移動する構成が開示されている。
さらに、特許文献2には、特許文献1の構成に加えてカバー部材の開状態、閉状態を検知する検知手段を設けた構成が開示されている。特許文献2の構成においては、カバー部材が閉状態から開方向に移動した際、検知手段によりカバー部材の開状態が検知されてから更に開く方向に移動する途中に、プロセスカートリッジ側のメモリタグと画像形成装置本体側のコネクタ及び接点部が離間する。
ここで、特許文献1においては、次のような課題がある。特許文献1の構成においては、画像形成装置本体側コネクタ及び接点部が開口部に設けられたカバー部材の動きに連動する。しかし、カバー部材の回転支点の位置によっては、カバー部材と画像形成装置コネクタ及び接点部とを連動させる為のリンク部材が大型化してしまう。
また、カバー部材の開閉動作はユーザーの手動操作で行われるケースが多く、その操作速度は一定ではない。すなわち、カバー開状態を検知してから接点部が離間するまでの時間はユーザーのカバー操作速度に依存してしまう。
特許文献2は特許文献1の課題を鑑みて、検知手段によりカバー部材の開状態が検知されてから、更に開く方向に移動する途中において、プロセスカートリッジ側のメモリタグと画像形成装置本体側のコネクタ及び接点部が離間するよう構成されている。この構成により、カバー開状態を検知してから接点部が離間するまでの時間はユーザーのカバー操作速度に依存してしまう課題は解決されている。
しかしながら、特許文献2においては、プロセスカートリッジの装着時の途中において、画像形成装置本体側のコネクタ部及び接点部がプロセスカートリッジ側のメモリタグに接続する。そのため、プロセスカートリッジの動きに追従して画像形成装置側のコネクタ部及び接点部が移動する必要があり、本体側のコネクタ及び接点部の移動量が大きくなる。また、プロセスカートリッジが動いている状態でプロセスカートリッジ側のメモリタグとの位置合わせを行う為、カバーと連動させる為のリンク機構が複雑化する課題がある。
上記課題に鑑みて、本発明の目的は、カートリッジ接点と本体接点とを接触させるための機構を単純化することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、
情報を記憶する記憶手段を備えており、カートリッジ接点と装置本体に設けられる本体接点とが接触することで、装置本体と前記記憶手段に記憶される情報の通信が可能なプロセスカートリッジを着脱可能に備え、
前記本体接点を備えるコネクタと、前記本体接点が前記カートリッジ接点から離れる方向に移動するように前記コネクタを付勢する付勢部材と、を備えており、前記本体接点が、前記カートリッジ接点と接触可能な位置にある接触状態と、離間する位置にある離間状態とをとり得るコネクタユニットと、
前記付勢部材による付勢力に抗して前記コネクタを移動させ、前記コネクタユニットを前記離間状態から前記接触状態にすることが可能な移動部材と、
を備え、
前記コネクタユニットは、前記コネクタを前記接触状態に保持する保持部材を有することを特徴とする。
情報を記憶する記憶手段を備えており、カートリッジ接点と装置本体に設けられる本体接点とが接触することで、装置本体と前記記憶手段に記憶される情報の通信が可能なプロセスカートリッジを着脱可能に備え、
前記本体接点を備えるコネクタと、前記本体接点が前記カートリッジ接点から離れる方向に移動するように前記コネクタを付勢する付勢部材と、を備えており、前記本体接点が、前記カートリッジ接点と接触可能な位置にある接触状態と、離間する位置にある離間状態とをとり得るコネクタユニットと、
前記付勢部材による付勢力に抗して前記コネクタを移動させ、前記コネクタユニットを前記離間状態から前記接触状態にすることが可能な移動部材と、
を備え、
前記コネクタユニットは、前記コネクタを前記接触状態に保持する保持部材を有することを特徴とする。
本発明によれば、カートリッジ接点と本体接点とを接触させるための機構を単純化することができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
まず、図2を参照して、実施例1に係る画像形成装置の概略について説明する。図2は、実施例1に係る画像形成装置を示す概略断面図である。本実施例に係る画像形成装置は、画像形成プロセスを行うためのプロセス手段を一体にカートリッジ化したプロセスカートリッジ100を着脱可能に備えている。なお、本実施例においては、画像形成装置の一例として、電子写真式のレーザビームプリンタを用いて説明するが、これに限定されるものではなく、例えば電子写真複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置であってもよい。
まず、図2を参照して、実施例1に係る画像形成装置の概略について説明する。図2は、実施例1に係る画像形成装置を示す概略断面図である。本実施例に係る画像形成装置は、画像形成プロセスを行うためのプロセス手段を一体にカートリッジ化したプロセスカートリッジ100を着脱可能に備えている。なお、本実施例においては、画像形成装置の一例として、電子写真式のレーザビームプリンタを用いて説明するが、これに限定されるものではなく、例えば電子写真複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置であってもよい。
画像形成装置本体(以下、単に装置本体ともいう)1は、光学台18上に設けられた、図示しない露光装置(スキャナ)から画像情報に基づいたレーザー光像を筒状の像担持体としての電子写真感光体ドラム101に照射してその感光層に潜像を形成する。この潜像に現像剤としてのトナーを供給することにより現像して電子写真感光体ドラム101の表面に現像剤像としてのトナー像を形成する。
このトナー像の形成と同期して紙等の記録媒体2が、記録媒体積載部3からピックアップローラ4により給紙ローラ5a、分離ローラ5bで形成される分離部に送られる。分離部では積載された記録媒体の最上位置にある一枚が分離され、中間搬送ローラ対6a、6b、レジストローラ対7a、7bによって搬送される。
その後、電子写真感光体ドラム101表面に形成されたトナー像を画像形成装置本体1に設けた転写ローラ13により記録媒体2に転写する。トナー像を転写された記録媒体2は、ガイド部材8でガイドされて加圧ローラ9a、加熱手段9bからなる定着部に送られる。定着部を通過する記録媒体2は加圧ローラ9a、加熱手段9bにより圧力と熱を与えられ、トナー像は記録媒体2に定着される。
トナー像が定着された記録媒体2は後搬送ローラ対10a、10bへと送られる。記録媒体2の一面のみに画像を形成する場合は、その後、排出ローラ11a、排出従動ローラ11bからなる排出ローラ対によって画像形成装置本体1の内部から排出され、排出トレイ12に積載される。記録媒体2の裏面にも画像を形成する際には図示しない搬送経路切り替え手段により、排出ローラ11a、反転従動ローラ11cからなる反転部へと送られる。その後、排出ローラ11aの回転方向が反転することで、両面中間搬送ローラ対16a、16b、再給紙ローラ対17a、17bによって再度レジストローラ対7a、7bに送られる。
レジストローラ対7a、7bを通過した用紙は一面目と同様に転写ローラ13により電子写真感光体ドラム表面に形成されたトナー像を転写される。そして、定着部9a、9b、後搬送ローラ対10a、10bを通過して排出ローラ11a、11bにより画像形成装置本体内から排出され排出トレイ12に積載される。
次に、図1、図2、図19を用いて、実施例1におけるプロセスカートリッジ100、及びコネクタユニット200について説明する。図1は、実施例1におけるコネクタユニット付近の構成を示す拡大概略断面図であって、コネクタユニット支持部材内の構成を示
す図である。図19は、本実施例のメモリタグ基板の外観斜視図である。
す図である。図19は、本実施例のメモリタグ基板の外観斜視図である。
プロセスカートリッジ100は、電子写真感光体ドラム101と、少なくとも、ひとつのプロセス手段を備えたものである。ここで、プロセス手段としては、電子写真感光体ドラムを帯電させる帯電手段、電子写真感光体ドラム表面に形成された潜像にトナー像を現像する現像手段、電子写真感光体ドラム表面上に残留したトナーをクリーニングさせるクリーニング手段がある。
図2に示すプロセスカートリッジ100には、クリーニングされたトナーを収容するクリーニングトナー容器102が設けられている。また、クリーニングトナー容器102を構成する枠体の上部には、カートリッジ側位置決め部としてのガイド部材102a、102bが設けられている。このガイド部材102a、102bは、画像形成装置本体1側のコネクタユニット200をガイドするための部材である。さらに、プロセスカートリッジ100のクリーニングトナー容器102を構成する枠体の上部には、ガイド部材102a、102bの中央部付近にメモリタグ基板103が保持されている。図19に示すように、メモリタグ基板103は、カートリッジ接点103aと記憶手段としてのメモリ103bを備えている。メモリ103bには、カートリッジの製造番号や使用状況等の情報が記憶されている。
一方、画像形成装置本体1側のコネクタユニット200は、コネクタ201と、コネクタを支持するコネクタ支持部材202と、を有している。さらに、コネクタユニット200は、コネクタ付勢部材としてのコネクタ押圧部材203と、ハウジングとしてのコネクタユニット支持部材204と、付勢部材としてのコネクタ支持部材押圧バネ206と、を有している。
図1に示すように、コネクタ押圧部材203は、コネクタ201とコネクタ支持部材202の間に挟み込まれるように配置されている。また、コネクタ押圧部材203は、弾性を有するバネ部材であって、プロセスカートリッジ100に設けられるメモリタグ基板103に近づく方向(図中f1方向)に、コネクタ201を付勢(押圧)するように設けられている。
図1、図2に示すように、コネクタ支持部材202はコネクタユニット支持部材204の側面に設けられた案内溝204bとコネクタ支持部材202の側面に配置された丸棒状の軸202aが嵌り合う。このような構成により、光学台18に対して垂直方向に移動可能に保持されている。
また、コネクタ支持部材押圧バネ206は、光学台18とコネクタ支持部材202との間に挟み込まれるように配置されている。コネクタ支持部材押圧バネ206は、弾性を有するバネ部材であって、プロセスカートリッジ100に設けられるメモリタグ基板103から離れる方向(図中f2方向)に、コネクタ支持部材202を付勢(押圧)するように設けられている。
さらに、図2に示すように、コネクタユニット支持部材204の側面側には、移動部材としてのコネクタ押さえアーム205が配置されている。コネクタ支持部材202の側面に設けられた丸棒状軸202aは、コネクタ押えアーム205の側面に設けられた嵌合溝205bと嵌り合う。また、コネクタ押えアーム205は、その側面に設けられた回転中心穴205aが、コネクタユニット支持部材204の回転支点軸204aに嵌り合うことで、回転中心穴205aを中心に回転可能にコネクタユニット支持部材204に係止されている。
さらに、図1に示すように、光学台18上には回転可能に支持されたリンクアーム207が配置されている。リンクアーム207の一端は、画像形成装置本体1の開閉ドアとしてのカートリッジ着脱ドア14に設けられた突起部14aと当接する。一方、リンクアーム207の他端は、コネクタ押えアーム205の端部と当接可能に設けられている。そして、リンクアーム207の他端が、コネクタ押さえアーム205の端部と当接することによって、本体接点201bとカートリッジ接点103aを接触することができるように構成されている。
さらに、図2〜図4を参照して、コネクタ201の本体接点201bとカートリッジ接点103aとの電気的な接続について詳細に説明する。図3は、コネクタとコネクタ支持部材を示す概略斜視図である。図4は、プロセスカートリッジのメモリタグ基板付近の拡大斜視図である。本体接点201bとカートリッジ接点103aは共に電気接点であり、互いに接触することにより電気的に接続され、通電可能となる。
図3に示すように、コネクタ201は、その長手方向における両端面からそれぞれ突起した被支持部201cを有している。一方、コネクタ支持部材202には、被支持部201cが差し込まれる開口部202bが形成されている。そして、コネクタ201は、被支持部201cが、開口部202bに差し込まれ、長手方向、短手方向のそれぞれに隙間を持った状態でコネクタ支持部材202に支持される。
画像形成可能状態においては、プロセスカートリッジ100に押される力と、コネクタ押圧部材203の付勢力が釣り合う位置でコネクタ201がコネクタ支持部材202から浮いた状態となる。なお、ここで、画像形成可能状態とは、プロセスカートリッジ100が画像形成装置本体1に対して装着が完了した装着位置にあり、画像形成装置本体1に備えられるカートリッジ着脱ドア14が閉じられた状態をいうこととする。
コネクタ201は、その略中央部にメモリタグ基板103のカートリッジ接点103aと接触することにより、電気的に接続される本体接点201bを有している。ここで、コネクタユニット200において、コネクタ201の本体接点201bがメモリタグ基板103のカートリッジ接点103aに接触可能な位置にある状態を接触状態と定義し、離間する位置にある状態を離間状態と定義する。本体接点201bとメモリタグ基板103のカートリッジ接点103aが電気的に接続された状態(接触導通を得た状態)において、画像形成装置本体1とプロセスカートリッジ100間で情報の通信が可能となる。
また、コネクタ201には、本体接点201bを取り囲む様に本体側位置決め部としての位置合わせリブ201aが4本配置されている。また、図3に示しように、位置合わせリブ201aは、その端部にコネクタの長手方向、コネクタの短手方向に角度を持って傾斜する斜面を有している。
前記したように、プロセスカートリッジ100のクリーニングトナー容器102を構成する枠体の上部には、画像形成装置本体1側のコネクタ201をガイドするガイド部材102a、102bが設けられている(図4参照)。ガイド部材102aの先端部にはプロセスカートリッジ挿入方向(コネクタの長手方向)に斜面が設けられ、ガイド部材102bの先端部にはプロセスカートリッジ挿入方向に対して鉛直方向(コネクタの短手方向)に斜面が設けられている。
図2に示すように、画像形成可能状態において、画像形成装置本体1側のコネクタ201の位置合わせリブ201aの斜面と、プロセスカートリッジ側のガイド部材102a、102bの斜面がそれぞれ互いに係合する。その状態において、コネクタ201の本体接点201bと、メモリタグ基板103のカートリッジ接点103aを一定の位置関係に保
ち接触導通を得ることができる。
ち接触導通を得ることができる。
次に、図5、図6を用いて、プロセスカートリッジ挿入時の各部の状態について説明する。図5は、実施例1に係る画像形成装置の概略断面図であって、プロセスカートリッジ挿入途中の状態を示す図である。図6は、実施例1に係るコネクタユニット付近を示す拡大概略断面図であって、プロセスカートリッジ挿入途中の状態を示す図である。図中矢印Aは、プロセスカートリッジ100の挿入方向を示し、図中矢印Eは、プロセスカートリッジの引抜き方向を示している。
本実施例に係る画像形成装置本体1は、プロセスカートリッジ100を挿入するための開口部と、開口部を開閉するためのカートリッジ着脱ドア14を備えている。カートリッジ着脱ドア14は、プロセスカートリッジ100を挿入する際、図5の矢印B方向に回動され、プロセスカートリッジ100を挿入するための開口部が開放された状態になる。
また、画像形成装置本体1の内部にはプロセスカートリッジの挿入を補助する案内部材としてのプロセスカートリッジガイド部材15が設けられている。プロセスカートリッジガイド部材15は、図6に示すように、その端部にプロセスカートリッジ着脱方向A及びEに対して所定の角度Cで傾斜する斜面15aを持っている。
また、クリーニングトナー容器102を構成する枠体の側面にはプロセスカートリッジ100を画像形成装置本体1に挿入する際の姿勢を決めるガイドボス104a、104bが設けられている。プロセスカートリッジ100は、図5の矢印A方向に画像形成装置本体1に挿入されていく。その際、プロセスカートリッジ100のガイドボス104aと104bが、本体側のプロセスカートリッジガイド部材15の間を通過しながら挿入され、装着位置に位置決めされる。
コネクタ支持部材202は、コネクタユニット支持部材204内でコネクタ支持部材押圧バネ206の付勢力によりプロセスカートリッジ100に設けられたメモリタグ基板103から離れる方向(図6中f2方向)に所定量だけ押し上げられている。コネクタ支持部材202に支持されているコネクタ201と、その間に挟み込まれるコネクタ押圧部材203は、コネクタ支持部材202とともに移動して、コネクタ201がプロセスカートリッジ100の挿入軌跡上と干渉しない位置で保持される。
この時、コネクタ押えアーム205も、コネクタ支持部材202との嵌合部が押し上げられることにより回転中心穴205aを中心に所定量だけ図5中の時計回りに回動した状態で保持される。また、リンクアーム207は、コネクタ押えアーム205と当接している一端が反時計回りの力を受けるのと同時にリンクアーム戻しバネ208の付勢力を受けて所定量だけ反時計回りに回転した状態で保持される。
次に、図7、図8を用いて、プロセスカートリッジを挿入後、画像形成可能状態になるまでの各部の動作を説明する。図7は、実施例1に係る画像形成装置の概略断面図であって、カートリッジ着脱ドアを閉じる動作途中の状態を示す図である。図8は、実施例1に係るコネクタユニット付近を示す概略断面図であって、カートリッジ着脱ドアを閉じる動作途中の状態を示す図である。
プロセスカートリッジ100が挿入されて装着位置にある状態となった後、画像形成装置を画像形成可能な状態にする為にはカートリッジ着脱ドア14を、図7の矢印Dの方向に回動させて閉じる必要がある。図7に示すように、カートリッジ着脱ドア14を矢印D方向へ回動させると、カートリッジ着脱ドア14に設けられた突起部14aがリンクアーム207と当接しリンクアーム207は時計回り(図7中S1方向)に回転する。
これに伴い、コネクタ押えアーム205が反時計回り(図7中S2方向)に回転する。そのため、コネクタ押えアーム205によって、コネクタ押えアーム205の側面に設けられた嵌合溝205bと嵌り合う丸棒状軸202aが反時計回り(図7中S2方向)に押されることなる。そのため、コネクタ支持部材202及びコネクタ201が、コネクタ支持部材押圧バネ206の付勢力に抗して、プロセスカートリッジ100に設けられたメモリタグ基板103に近づく方向に移動をはじめる。
さらに、カートリッジ着脱ドア14を図7中D方向に回動させると、図8に示す様にコネクタ支持部材202の端部が、コネクタユニット支持部材204の内壁面に設けられた保持部材としてのコネクタ支持部材係止爪204cを押し拡げながら移動する。そして、最終的にカートリッジ着脱ドア14を完全に閉じると、プロセスカートリッジ100に設けられたメモリタグ基板103のカートリッジ接点103aと、コネクタ201の本体接点201bが所定の押圧力で接触する接触状態となる。そして、コネクタ支持部材係止爪204cによって、コネクタ支持部材押圧バネ206によるコネクタ支持部材202の移動が規制され、この接触状態が保持された状態(保持状態)となる(図1参照)。
この時、画像形成装置本体1に設けられた図示しない検知部材が、カートリッジ着脱ドア14が閉じられた事を検知する。そして、画像形成装置本体1とメモリタグ基板103との通信が可能な状態となり、メモリタグ基板103に記憶される情報は画像形成装置本体1側に送られる。画像形成装置本体1は受け取った情報を基にプロセスカートリッジ100の交換時期を判断し、ユーザーに通知する等の管理を行うとともに、最適な画像を得る為に、画像形成プロセスにおいて制御に変化を加える。
次に、図9、図10を用いて、画像形成可能状態からカートリッジ着脱ドア14を開いた時の各部の動作を説明する。図9は、実施例1に係る画像形成装置の概略断面図であって、カートリッジ着脱ドアが開いた状態を示す図である。図10は、実施例1に係るコネクタユニット付近を示す拡大断面図であって、カートリッジ着脱ドアが開いた状態を示す図である。
カートリッジ着脱ドア14を図9の矢印Bの方向に回動させると、画像形成装置本体1
に設けられた図示しない検知部材が、カートリッジ着脱ドア14が開けられた事を検知する。そして、画像形成装置本体1とメモリタグ基板103との通信が禁止される。
に設けられた図示しない検知部材が、カートリッジ着脱ドア14が開けられた事を検知する。そして、画像形成装置本体1とメモリタグ基板103との通信が禁止される。
カートリッジ着脱ドア14に設けられた突起部14aはカートリッジ着脱ドア14とともに回動する。一方、リンクアーム207はリンクアーム戻しバネ208の付勢力によって、図9に示すように突起部14aを追いかける様に反時計回りに回転する。カートリッジ着脱ドア14を更に図9中Bの方向に回動させると突起部14aとリンクアーム207は離間して、カートリッジ着脱ドア14とリンクアーム207は回動限界位置で停止する。
前記したように、カートリッジ着脱ドア14の突起部14aとリンクアーム207が離間すると、リンクアーム207は、リンクアーム戻しバネ208の付勢力により反時計回りに回転する。リンクアーム207が反時計回りに回転するとコネクタ押えアーム205とリンクアーム207は離間する。そして、コネクタ支持部材202は、コネクタ支持部材押圧バネ206の付勢力を受けてプロセスカートリッジ100のメモリタグ基板103から離れる方向に移動する。そして、コネクタ支持部材202は、コネクタユニット支持部材204の内壁面に設けられたコネクタ支持部材係止爪204cと当接する。
ここで、コネクタ支持部材係止爪204cの保持力と、コネクタ支持部材押圧バネ20
6によってメモリタグ基板103から離れる方向にかかる付勢力の関係は[コネクタ支持部材係止爪の保持力]>[バネ206の付勢力]となる様に構成されている。このため、実施例1において、コネクタ支持部材202は、コネクタ支持部材係止爪204cと当接する位置で保持され、コネクタ201の本体接点201bとメモリタグ基板103のカートリッジ接点103aとの接触状態は維持される。図10に接触状態が保持されている状態を示す。
6によってメモリタグ基板103から離れる方向にかかる付勢力の関係は[コネクタ支持部材係止爪の保持力]>[バネ206の付勢力]となる様に構成されている。このため、実施例1において、コネクタ支持部材202は、コネクタ支持部材係止爪204cと当接する位置で保持され、コネクタ201の本体接点201bとメモリタグ基板103のカートリッジ接点103aとの接触状態は維持される。図10に接触状態が保持されている状態を示す。
次に、図1、図3、図6、図11を参照して、プロセスカートリッジを取り外す際の各部の動きについて説明する。図11は、実施例1に係るコネクタユニット付近の構成を示す概略断面図である。図11(a)は、実施例1に係るコネクタユニット付近の構成を示す概略断面図であって、プロセスカートリッジを画像形成装置本体から取り外す動作途中の状態を示す図である。図11(b)は、実施例1に係るコネクタユニット付近の構成を示す概略断面図であって、プロセスカートリッジを図11(a)の状態よりさらにE方向に引っ張った状態を示す図である。
まず、プロセスカートリッジ100を画像形成装置本体1から取り外す為に、画像形成装置本体1に備えられるカートリッジ着脱ドア14を開ける。そして、図11(a)のE方向に引っ張ると、プロセスカートリッジ100は、ガイドボス104a、104bが画像形成装置本体1内部に設けられたプロセスカートリッジガイド部材15に沿って移動を開始する。
プロセスカートリッジガイド部材15の端部付近には、前述したように、プロセスカートリッジ着脱方向A及びEに対して所定の角度Cで傾斜する斜面15aが設けられている。そのため、プロセスカートリッジ100をE方向に引っ張ると、プロセスカートリッジ100は姿勢を変えながらC方向へと移動し装着位置から取り外される。
この時、画像形成装置本体1側のコネクタ201の位置合わせリブ201aとプロセスカートリッジ100のコネクタガイド部材102a、102bが係合している為、プロセスカートリッジ100の移動に伴いコネクタ201もC方向に移動する。
図11(b)に示す様に、さらにプロセスカートリッジ100をE方向に引っ張ると図3に示したコネクタ201の被支持部201cが、コネクタ支持部材202の開口部202bの上面壁と当接してコネクタ支持部材202をC方向に押し上げようとする。しかし、コネクタ支持部材202は、図1、図2に示す様にコネクタユニット支持部材204の側面に設けられた案内溝204bと丸棒状軸202aが嵌合状態にありC方向には動く事が出来ない。そのため、コネクタ支持部材202は、丸棒状軸202aを回転支点に図11(b)中矢印R1方向(反時計回り)に回転する。
そして、反時計回りに回転したコネクタ支持部材202の図11(b)のE方向側の端部が、コネクタユニット支持部材204に設けられたコネクタ支持部材係止爪204cを押し拡げ乗り越える。片側のコネクタ支持部材係止爪204cの係止が解除されると、一方の係止爪だけではコネクタ支持部材押圧バネ206の付勢力を支える事が出来ずに、コネクタ支持部材202はメモリタグ基板103から離れる方向に移動して図6の状態に戻る。すなわち、プロセスカートリッジ100が画像形成装置本体1から引き抜かれる際の装着位置から外れる動作に伴い、コネクタ支持部材係止爪204cによる保持状態が解除されることとなり、コネクタユニット200は離間状態となる。
上述したように、実施例1においては、プロセスカートリッジ100を挿入して位置決めした後に、画像形成装置本体1側のコネクタ201をプロセスカートリッジ100のメモリタグ基板103に対して位置決めする。そのため、プロセスカートリッジ100の挿
入動作に伴って、画像形成装置本体1側のコネクタ201の位置決めを行う大型のリンク機構等を用いる必要はない。したがって、画像形成装置本体1側のコネクタ201の位置決めを行う機構を小型化する事が可能となった。また、メモリタグ基板103と画像形成装置本体1側のコネクタ201の接触導通状態を保持する保持部材としてのコネクタ支持部材係止爪204cを設け、コネクタ支持部材係止爪204cの解除をプロセスカートリッジの取り外し時の動作によって行う。そのため、ユーザーの作業速度に依存することなくメモリタグ基板103とコネクタ201を離間することが可能となった。
入動作に伴って、画像形成装置本体1側のコネクタ201の位置決めを行う大型のリンク機構等を用いる必要はない。したがって、画像形成装置本体1側のコネクタ201の位置決めを行う機構を小型化する事が可能となった。また、メモリタグ基板103と画像形成装置本体1側のコネクタ201の接触導通状態を保持する保持部材としてのコネクタ支持部材係止爪204cを設け、コネクタ支持部材係止爪204cの解除をプロセスカートリッジの取り外し時の動作によって行う。そのため、ユーザーの作業速度に依存することなくメモリタグ基板103とコネクタ201を離間することが可能となった。
(実施例2)
次に、図12、図13、図14を用いて、実施例2について説明する。実施例2については、以下に説明する保護部材(解除部材)としてのドラム保護部材105を備えることを除いて、他の構成は実施例1と同様であるため、同一の構成については同一の符号を用いて、その説明については省略する。
次に、図12、図13、図14を用いて、実施例2について説明する。実施例2については、以下に説明する保護部材(解除部材)としてのドラム保護部材105を備えることを除いて、他の構成は実施例1と同様であるため、同一の構成については同一の符号を用いて、その説明については省略する。
図12は、実施例2に係る画像形成装置の概略断面図であって、プロセスカートリッジが装着されていない状態で、カートリッジ着脱ドアを閉じた状態を示す図である。図13は、実施例2に係る画像形成装置を示す概略断面図であって、プロセスカートリッジの挿入途中の状態を示す図である。図14は、実施例2に係る画像形成装置の概略断面図であって、図13の状態よりもさらにA方向にプロセスカートリッジを移動させた状態を示す図である。
ユーザーが実際に画像形成装置を使用する際、プロセスカートリッジ交換の他に画像形成装置本体内部の清掃や、詰った紙を除去する時等、プロセスカートリッジを着脱する様々な状況が予想される。この様な状況でユーザーがプロセスカートリッジ100を入れる前に、誤ってカートリッジ着脱ドア14を閉めてしまった場合、カートリッジ着脱ドアの突起部14aとリンクアーム207が当接する。そして、実施例1の説明で述べた様に画像形成装置本体1側のコネクタ201がプロセスカートリッジ100のメモリタグ基板103と接触導通する位置に移動する。
この後、再度カードリッジ着脱ドア14を開けてもコネクタ201は、コネクタ支持部材係止爪204cによりメモリタグ基板103と接触導通する位置に保持されている為、コネクタ201がプロセスカートリッジ100の挿入軌跡上に残っている状態となる。この状態でプロセスカートリッジ100を挿入しようとすると、コネクタ201がプロセスカートリッジ100のクリーニングトナー容器102と接触して挿入動作の妨げとなる。
なお、例えば、プロセスカートリッジ100のクリーニングトナー容器102先端部に本体側のコネクタ201を所定の角度で押し上げる様な斜面を設ける事で挿入動作の妨げになる事は回避できるが、挿入動作時の負荷となり、挿入操作感の悪化が懸念される。そこで、実施例2においては、図13に示す様にプロセスカートリッジ100を画像形成装置本体1から取り外した際に電子写真感光体ドラム101を保護する目的で設けられるドラム保護部材105を設けた。ドラム保護部材105は、電子写真感光体ドラム101を保護するために表面に近接する保護位置と、ドラム表面付近から退避する退避位置との間を回動可能に設けられている。
ドラム保護部材105は、電子写真感光体ドラム101の表面を保護するドラム表面保護部105c、突起部105a、突起部105aとドラム表面保護部105cを繋ぐ腕部105bで構成される。そして、ドラム保護部材105は、プロセスカートリッジ100のクリーニングトナー容器102に図示しない支持軸を中心に回動可能に保持されている。挿入されたプロセスカートリッジ100が所定の位置に達すると、ドラム保護部材105の突起部105aと図示しない画像形成装置本体1に設けられたドラム保護部材姿勢制
御部とが当接する。
御部とが当接する。
ドラム保護部材姿勢制御部材とドラム保護部材の突起部105aが当接すると、ドラム保護部材105全体が支持軸を中心に図14中の矢印R2方向(時計回り)に回動する。そして、プロセスカートリッジ100のクリーニングトナー容器102がコネクタ201と当接する前にコネクタ201とドラム保護部材の腕部105bが当接し、コネクタ201を押し上げる。
コネクタ201が押し上げられると、実施例1におけるプロセスカートリッジ取り外し動作時と同様にコネクタ201の被支持部201cがコネクタユニット支持部材204の開口部202bと当接してコネクタ支持部材202を押し上げる。押し上げられたコネクタ支持部材202の端部がコネクタユニット支持部材204に設けられたコネクタ支持部材係止爪204cを押し拡げ乗り越えることで、プロセスカートリッジ100の挿入軌跡上から退避する。
以上説明したように、実施例2においては、ドラム保護部材105を設けてドラム保護部材105の回転運動によって画像形成装置本体1側のコネクタ201をプロセスカートリッジ挿入軌跡上から退避させる。そのため、誤ってプロセスカートリッジ100を挿入する前に、一旦カートリッジ着脱ドア14を閉じてしまった場合であっても、プロセスカートリッジ100を挿入する際の挿入操作感が悪化することはない。
(実施例3)
次に、図15、図16、図17、図18を用いて、実施例3について説明する。実施例3については、コネクタ201とメモリタグ基板103を接触導通状態とするための機構が異なっていることを除いて、実施例1と同様の構成である。したがって、同一の構成については同一の符号を用いて、その説明は省略する。
次に、図15、図16、図17、図18を用いて、実施例3について説明する。実施例3については、コネクタ201とメモリタグ基板103を接触導通状態とするための機構が異なっていることを除いて、実施例1と同様の構成である。したがって、同一の構成については同一の符号を用いて、その説明は省略する。
図15は、実施例3に係るコネクタユニット付近を示す概略断面図であって、カートリッジ着脱ドアを閉めた状態を示す図である。図16は、実施例3に係るコネクタユニット付近を示す概略断面図であって、カートリッジ着脱ドアを開いた状態を示す図である。図17は、実施例3に係るコネクタユニット付近を示す概略断面図であって、カートリッジを取り外す動作途中の状態を示す図である。図18は、実施例3に係るコネクタユニット付近を示す概略断面図であって、カートリッジ挿入前の状態を示す図である。
実施例3では、図1に示したコネクタ支持部材押圧バネ206と、コネクタユニット支持部材204に設けられたコネクタ支持部材係止爪204cを用いない点で実施例1と構成が異なっている。代わりに、実施例3においては、図15に示す、コネクタ押えアーム205の側面に設けられた軸205c、光学台18に設けられたフック18a、両端を軸205cとフック18aに系合された弾性部材としての引っ張りバネ210を設ける構成を採用する。
図15に示すように、画像形成可能状態においては、実施例1と同様に光学台18上に回転可能に支持されたリンクアーム207の一端が画像形成装置のカートリッジ着脱ドア14に設けられた突起部14aと当接している。そして、他端はコネクタ押えアーム205の端部と当接することでコネクタ201とメモリタグ基板103の接触導通状態を保持している。
同時に、コネクタ押えアーム205の側面に設けられた軸205cには、引っ張りバネ210によって図15中矢印F方向に引っ張り力(弾性力)がかかっている。そして、この引っ張り力によりコネクタ押えアーム205は反時計回りに回転モーメントGがかかっ
ている状態となっている。
ている状態となっている。
カートリッジ着脱ドア14を開けると、カートリッジ着脱ドア14に設けられた突起部14aはカートリッジ着脱ドアとともに回動する。そして、リンクアーム207はリンクアーム戻しバネ208の付勢力により、突起部14aを追いかける様に反時計回りに回転してコネクタ押えアーム205との当接が解除される。
図16に示すように、リンクアーム207との当接が解除されたコネクタ押えアーム205は、図示しないコネクタ押えバネの反力がかかって時計回りに回転するモーメントHを受ける。同時に、引っ張りバネ210によって発生する反時計回りの回転モーメントGも受けている。
この時、二つの異なる方向のモーメントの関係をG>Hとなる様に引っ張りバネ210のバネ圧を設定することで、リンクアーム207は反時計回りのモーメントを受けて、コネクタ201をメモリタグ基板103に押圧する。そのため、コネクタ201の電気接点としての本体接点201bと、メモリタグ基板103の電気接点としてのカートリッジ接点103aは接触状態にあり、電気的に接続された状態が保持される
実施例1と同様に画像形成装置本体1のカートリッジ着脱ドア14を開け、図17のE方向に引っ張ると、プロセスカートリッジ100の移動とともにコネクタ201はC方向に移動して、コネクタ支持部材202を押し上げる。
時計回りに回転する引っ張りバネ210の一端は、コネクタ押えアーム205の側面に設けた軸205cに系合されている。そのため、コネクタ押えアーム205は、光学台18に設けられたフックと系合された他端を中心に回転して行き、矢印F方向の引っ張り力によって発生するモーメントGの方向は時計回りに変化する。
この時計回りのモーメントGにより、コネクタ押えアーム205は回動限界まで回転(揺動)させられ、図18に示す様に、コネクタ201がプロセスカートリッジ100の挿抜軌跡から退避した、プロセスカートリッジ挿入前の状態に戻る。上記の様に、コネクタ押えアーム205の回転(揺動)量によって、コネクタ押えアーム205にかかるモーメントの方向が変化するトグル機構を用いることにより、実施例1と同様の効果を得ることが可能である。
なお、実施例1〜3においては画像形成装置側のコネクタ201の位置合わせリブ201aをコネクタと一体化した構成としているが、これに限定されるものではなく、位置合わせリブ201aを支持部材202に設ける構成でも同様の効果を得る事ができる。
また、実施例1〜3では画像形成装置本体1側のコネクタ201を移動させる動作部材であるリンクアーム207、コネクタ押えアーム205をカートリッジ着脱ドア14に設けた突起部14aで動かす構成としているがこれに限定されるものではない。例えば、プロセスカートリッジ100が画像形成部とトナー容器とに二体化された構成である場合に、トナー容器に同様の突起部を設けてこの突起部によって画像形成装置側のコネクタ201を移動させる構成をとっても同様の効果を得ることが出来る。
1…画像形成装置本体(装置本体)、100…プロセスカートリッジ、103…メモリタグ基板、103a…カートリッジ接点、200…コネクタユニット、201…コネクタ、201b…本体接点、204…コネクタ支持部材係止爪(保持部材)、205…コネクタ押えアーム(移動部材)、206…コネクタ支持部材押圧バネ(付勢部材)
Claims (11)
- 情報を記憶する記憶手段を備えており、カートリッジ接点と装置本体に設けられる本体接点とが接触することで、装置本体と前記記憶手段に記憶される情報の通信が可能なプロセスカートリッジを着脱可能に備え、
前記本体接点を備えるコネクタと、前記本体接点が前記カートリッジ接点から離れる方向に移動するように前記コネクタを付勢する付勢部材と、を備えており、前記本体接点が、前記カートリッジ接点と接触可能な位置にある接触状態と、離間する位置にある離間状態とをとり得るコネクタユニットと、
前記付勢部材による付勢力に抗して前記コネクタを移動させ、前記コネクタユニットを前記離間状態から前記接触状態にすることが可能な移動部材と、
を備え、
前記コネクタユニットは、前記コネクタを前記接触状態に保持する保持部材を有することを特徴とする画像形成装置。 - プロセスカートリッジが装置本体から引き抜かれる際、前記接触状態に保持された状態が解除され、前記コネクタユニットが離間状態となることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記保持部材は、前記コネクタを係止することにより、前記付勢部材による移動を規制する係止爪であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記付勢部材と前記保持部材は、一つの弾性部材で構成されており、
前記弾性部材は、前記移動部材に対して、前記コネクタユニットが前記接触状態を保持するような弾性力を生じさせることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - プロセスカートリッジを着脱するために、装置本体の開口部を開閉する開閉ドアを備え、
前記開閉ドアが閉じられることによって、前記移動部材が、前記付勢部材による付勢力に抗して前記コネクタを移動させ、前記コネクタユニットを前記離間状態から前記接触状態にすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 装置本体には、プロセスカートリッジの挿入軌跡に沿って形成される案内部材が設けられており、
前記案内部材には、プロセスカートリッジが前記付勢部材の付勢力が働く方向と同じ方向に移動するように案内する斜面が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記コネクタユニットは、プロセスカートリッジに設けられるカートリッジ側位置決め部と係合することにより前記カートリッジ接点に対する前記本体接点の位置決めをすることが可能な本体側位置決め部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記カートリッジ側位置決め部と前記本体側位置決め部は、共に斜面を有しており、前記斜面が互いに係合することにより、前記カートリッジ接点に対する前記本体接点の位置決めがされることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記コネクタユニットは、前記本体接点が前記カートリッジ接点に対して近づくように前記コネクタを付勢するコネクタ付勢部材を有していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記コネクタユニットが前記接触状態にある場合においてプロセスカートリッジが挿入される際に、前記保持部材によって前記接触状態に保持された状態を解除する解除部材が設けられることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- プロセスカートリッジは、画像形成プロセスを行うためのプロセス手段として、少なくとも潜像を担持する像担持体を備えており、
前記解除部材は、プロセスカートリッジが挿入される際に、前記像担持体を保護するために前記像担持体の表面付近に近接した保護位置から、前記像担持体の表面付近から退避する退避位置に移動する保護部材であり、
前記保護部材が前記保護位置から前記退避位置に移動するのに伴い、前記保持部材によって前記接触状態に保持された状態を解除することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013133828A JP2015011055A (ja) | 2013-06-26 | 2013-06-26 | 画像形成装置 |
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JP2015011055A true JP2015011055A (ja) | 2015-01-19 |
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ID=52304306
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JP2013133828A Pending JP2015011055A (ja) | 2013-06-26 | 2013-06-26 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2015011055A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016186594A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017120351A (ja) * | 2015-12-30 | 2017-07-06 | シャープ株式会社 | 消耗品容器およびそれを備える画像形成装置 |
US11543768B2 (en) | 2020-06-12 | 2023-01-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
2013
- 2013-06-26 JP JP2013133828A patent/JP2015011055A/ja active Pending
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