JP6049376B2 - 画像形成装置、カートリッジ、画像形成装置本体、及びカートリッジの誤挿入防止システム - Google Patents

画像形成装置、カートリッジ、画像形成装置本体、及びカートリッジの誤挿入防止システム Download PDF

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Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置、カートリッジ、画像形成装置本体及びカートリッジの誤挿入防止システムに関する。
ここで、画像形成装置とは、電子写真プロセス、静電記録プロセス、磁気記録プロセスなどの公知の各種の画像形成原理・方式を用いて記録媒体に画像を形成する装置である。例えば複写機、プリンタ(例えばレーザープリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、画像表示装置(電子黒板や電子白板)等が含まれる。記録媒体とは、画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、用紙、OHTシート、二次転写部材などが含まれる。
カートリッジとは、画像が形成される像担持体とこの像担持体に作用する画像形成プロセス手段を有する画像形成部の一部または全てが一体的にカートリッジ化されたものである。そして、画像形成装置本体に取り外し可能に装着されて、記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスに寄与するものである。画像形成装置本体は、カートリッジ方式の画像形成装置においてカートリッジを除いた画像形成装置構成部分である。
像担持体としては、電子写真プロセスにおける電子写真感光体、静電記録プロセスにおける静電記録誘電体、磁気記録プロセスにおける磁気記録磁性体、その他の各種の画像形成原理・方式にて画像形成が可能な部材が挙げられる。画像形成プロセス手段は像担持体に作用して画像を形成する画像形成プロセス機器である。
以下、便宜上、カートリッジ方式の電子写真画像形成装置を例にして説明する。カートリッジとしては、例えば、プロセスカートリッジや現像カートリッジが挙げられる。
プロセスカートリッジは、電子写真プロセス手段としての、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと像担持体としての電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して、電子写真画像形成装置本体に取り外し可能に装着されるものである。電子写真画像形成装置本体は、以下、装置本体と記す。
従って、プロセスカートリッジには、プロセス手段としての現像手段と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して、装置本体に取り外し可能に装着されるものも含まれる。また、プロセスカートリッジには、プロセス手段としての、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して、装置本体に取り外し可能に装着されるものも含まれる。
電子写真感光体と現像手段とを一体的に有するプロセスカートリッジを所謂一体型と称する。また、電子写真感光体と現像手段以外のプロセス手段とを一体的に有するプロセスカートリッジを所謂分離型と称する。即ち、現像手段をプロセスカートリッジとは別の現像ユニットに設けて、この現像ユニットと対になって画像を形成するプロセスカートリッジを所謂分離型と称する。
プロセスカートリッジは、使用者自身によって装置本体に対する着脱を行うことができる。そのため、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、現像カートリッジとは、現像ローラ(電子写真感光体に現像剤を適用する現像剤担持体)を有する。また、現像ローラによって、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するのに用いられる粉体現像剤(トナー)を収容しており、装置本体に取り外し可能に装着されるものである。
現像カートリッジの場合には、電子写真感光体は装置本体或いはカートリッジ支持部材に取り付けられている。或いは、電子写真感光体は、前記の所謂分離型プロセスカートリッジに設けられている(この場合には、プロセスカートリッジは、現像手段を有してはいない)。現像カートリッジも、使用者自身によって装置本体に対する着脱を行うことができる。そのため、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができる。
そこで、カートリッジとしては、前記の所謂一体型又は所謂分離型のプロセスカートリッジが含まれる。また、カートリッジとしては、所謂分離型のプロセスカートリッジと現像カートリッジが対になって用いられる場合が含まれる。また、カートリッジとしては、電子写真感光体が装置本体或いはカートリッジ支持部材に固定して取り付けられており、電子写真感光体に作用可能に現像カートリッジが着脱可能に用いられる場合が含まれる。カートリッジとしては装置本体に取り外し可能に装着されて記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスに寄与するユニットが含まれる。
カートリッジ方式の画像形成装置においては、カートリッジが装着される画像形成装置本体に適合するカートリッジのみでなく、適合しないカートリッジも装置本体のカートリッジ装着部に装着されてしまう場合がある。いわゆるカートリッジの誤挿入である。以下、画像形成装置本体に適合するカートリッジを適合カートリッジ、適合しないカートリッジを不適合カートリッジと記す。
ここで、不適合カートリッジには、画像形成装置本体に対してもともと機種違いのカートリッジが含まれる。機種違いのカートリッジではないけれども、現像剤の色が互いに異なるなどの複数のカートリッジがそれぞれ対応するカートリッジ装着部に装着されて使用される画像形成装置本体に対してカートリッジが非対応のカートリッジ装着部に装着される場合も含まれる。
特許文献1には上記のような不適合カートリッジの誤挿入を防止する方法が提案されている。これは、カートリッジに設けられたカートリッジ挿入動作に連動して開かれる感光体ドラムの保護シャッターを、不適合カートリッジの場合は適合カートリッジよりも早く開かせて装置本体に設けられた本体シャッター当接部に当接させるものである。この当接により不適合カートリッジの誤挿入を防止するものである。
また、特許文献2には、カートリッジの挿入動作に連動して、装置本体に移動可能に設けられた規制部材を、カートリッジに移動可能に設けられた移動部材によって退避させることで誤挿入を防止する方法が提案されている。
特許第3658381号公報 特許第4667444号公報
上記従来例では、不適合カートリッジが装置本体に挿入された場合でも装置本体のカートリッジ装着部の奥の方までカートリッジが挿入可能であるため、ユーザーに不適合カートリッジであることを認識させることが困難である場合があった。
また、特許文献2では、カートリッジと画像形成装置本体の両方に誤挿入を防止するための移動可能な部材を設けているため、複数の製品の間において誤挿入を防止する必要がある場合に構成が複雑になり、コストアップの要因になる恐れがあった。
さらに、画像形成装置本体には、長手方向に移動可能な部材が設けられているため、画像形成装置本体が長手方向に大きくなる可能性があった。
本発明は上記従来技術を更に発展させたものである。本発明の目的は、画像形成装置のカートリッジ挿入口付近において適合可否を認識可能で、且つ、画像形成装置本体の長手方向に影響を及ぼすことなく容易な構成で確実に誤挿入を防止することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、第1当接部と第2当接部とが設けられた、画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジと、被当接部を有し、突出位置と退避位置との間を前記カートリッジの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材と、前記可動部材が前記突出位置にあるとき開放位置に、前記可動部材が前記退避位置にあるとき遮断位置に移動可能な回転部材と、を有し、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際、前記第1当接部が可動部材の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部が前記被当接部と離間し、前記第1当接部が前記回転部材の前記可動方向における突出位置側を通過可能であることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置のカートリッジ挿入口付近に誤挿入防止構成を配置することができる。また、画像形成装置本体の長手方向に影響を及ぼすことなく容易な構成で複数の製品の間においても確実に誤挿入を防止できる。よって、画像形成装置のカートリッジ挿入口付近において適合可否を認識可能で、画像形成装置本体の長手方向に影響を及ぼすことなく容易な構成で確実に誤挿入を防止することができる。
実施例1においてカートリッジを画像形成装置本体に挿入する際の誤挿入防止構成の動作説明図である。 実施例1における画像形成装置の斜視図である。 開閉扉を開いた状態の画像形成装置本体と、画像形成装置本体に対して着脱されるカートリッジの斜視図である。 画像形成装置の縦断右側面図である。 図4におけるカートリッジ部分の拡大図である。 カートリッジのクリーニングユニットと現像ユニットとの分解斜視図である。 (a)はカートリッジ装着部の左側ガイド部材部分を見た部分的斜視図、(b)は右側ガイド部材部分を見た部分的斜視図である。 カートリッジを画像形成装置本体に挿入する際の説明図である。 誤挿入防止部材の構成を説明する斜視図である。 誤挿入防止部材の構成を説明する断面図である。 誤挿入防止構成の説明図である。 誤挿入防止ボスと誤挿入防止部材の拡大図である。 不適合カートリッジの誤挿入防止ボスの説明図である。 不適合カートリッジ挿入の際の誤挿入防止構成の動作説明図である。 異なる画像形成装置本体の誤挿入防止構成の説明図である。 異なる画像形成装置本体に不適合カートリッジが挿入される場合の誤挿入防止構成の動作説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
(1)画像形成装置例の全体的な概略説明
図2は本実施例における画像形成装置100の斜視図、図3は開閉扉13を開いた状態の画像形成装置本体Aと、画像形成装置本体Aに着脱可能なカートリッジBの斜視図、図4は画像形成装置100の縦断右側面図である。
本実施例における画像形成装置100は、電子写真プロセスを用いて記録媒体(以下、シート材と記す)Pに画像を形成する、カートリッジ方式の電子写真レーザープリンタ(電子写真画像形成装置)である。即ち、パソコン等の外部ホスト装置300(図4)から制御回路部(制御手段)200に入力する電気的画像情報に対応する画像をシート材Pに形成して画像形成物(ハードコピー)として出力することができる。
102は操作部であり、各種の画像形成条件等の情報を制御回路部200に入力することが出来る。また、操作部102は各種の情報を表示する表示部を有する。本実施例においては、操作部102は画像形成装置本体Aの開閉扉13に配設されている。
ここで、本実施例の画像形成装置100に関して、正面側(手前側)とはシート材Pを収容したシートトレイ4をほぼ水平に出し入れ操作する側である。背面側(奥側)とは正面側とは反対面側である。左右とは画像形成装置100を正面側から見て左または右である。上下とは重力方向において上または下である。画像形成装置本体(以下、装置本体と記す)Aとは、画像形成装置100からカートリッジBを除いた画像形成装置構成部分である。
本実施例のカートリッジBまたはこれを構成している部材に関して、長手方向とは像担持体としての電子写真感光体ドラム62の回転軸線方向であり、カートリッジBを装置本体Aに着脱する方向G1、G2(図3)と直交する方向である。短手方向とはカートリッジBを装置本体Aに着脱する方向G1、G2である。正面側とはカートリッジBを装置本体Aに挿入する方向G1の上流側から見た面、背面側とはカートリッジBを正面側から見てその反対側の面(カートリッジ挿入方向G1の下流側から見た面)である。左右とはカートリッジBを正面側から見て左または右である。
図4において、装置本体A内のほぼ中央部はカートリッジ装着部101とされている。カートリッジBはこの装着部101に対して取り外し可能に装着されている。本実施例においてはカートリッジBは後述するように一体型のプロセスカートリッジである。即ち、画像が形成される像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)62と、このドラム62に作用する画像形成プロセス手段としての、帯電手段66、現像手段32、クリーニング手段77を有している。
本実施例において、帯電手段66は帯電ローラ(導電性弾性ローラ)、現像手段32は現像剤として磁性一成分トナーを用いた非接触現像方式の現像ローラ、クリーニング手段77はクリーニングブレードである。
カートリッジBが装置本体Aの装着部101に所定に装着されている状態において、画像形成装置100は画像形成動作が可能である。即ち、カートリッジBの駆動力受け部63(図3)が装置本体A側の駆動出力部(不図示)に対して結合している。これにより、装置本体A側の駆動機構部(不図示)の駆動力がカートリッジB側に伝達されてドラム62、現像ローラ32、現像剤搬送部材43などの回転部材の駆動が可能となる。本実施例の画像形成装置100においては、装置本体Aの右側及びカートリッジBの右側をそれぞれ駆動側とし、左側を非駆動側としている。
また、カートリッジB側の電気接点部(不図示)が装置本体A側の電気接点部(不図示)に対して電気的に導通している。これにより、装置本体A側の給電部(不図示)からカートリッジB側の帯電ローラ66、現像ローラ32などの受電部材に対するバイアス印加が可能となる。
カートリッジBの上方部には露光装置(露光手段)としてのレーザースキャナユニット3が配設されている。このユニット3は、外部ホスト装置300から制御回路部200に入力する電気的画像情報に対応して変調したレーザー光Lを出力する。レーザー光Lは、カートリッジ上面の露光窓部74からカートリッジB内に進入してドラム62の面を走査露光する。カートリッジBのドラム62の下面には転写ローラ(転写手段)7が当接していてドラム62と転写ニップ部を形成している。転写ローラ7は導電性弾性ローラであり、所定の転写バイアスが印加される。
転写ローラ7の下方部にはシート材Pを収容したシートトレイ4が配設されている。このトレイ4は画像形成装置100の正面側からほぼ水平に出し入れ操作することができる(フロントローデング)。トレイ4を画像形成装置100から手前側に引き出しのように引き出してシート材Pの補充を行うことができる。引き出されたトレイ4は押し込んで画像形成装置内に所定に納めることができる。図2、図4において、V1はトレイ4の引き出し方向、V2は押し込み方向を示している。4aはトレイ4の正面側に配設されている取手部である。
装置本体A内の手前側にはトレイ4の上方部に、ピックアップローラ5a、リタードローラ対5b、搬送ローラ対5c、レジストローラ対5d、転写前ガイド6が順次に配設されている。これらにより、トレイ4から転写ローラ7へ至るシート材搬送経路が構成されている。
また、装置本体A内の奥側には加熱ローラ9a及び加圧ローラ9bから構成されている定着装置(定着手段)9が配設されている。転写ローラ7と定着装置9との間にはシート材搬送ガイド8が配設されている。また、装置本体A内の定着装置9よりも奥側には、搬送ローラ対10a、搬送ローラ対10aから上方へ向かうシート材搬送経路10b、その先の排出ローラ対10が順次に配設されている。装置本体Aの上面は排出トレイ11にしてある。
画像形成の動作は次のとおりである。制御回路部200はプリントスタート信号に基づいて駆動機構部を起動する。これにより、ドラム62が図4において矢印Rの時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。レーザースキャナユニット3、現像ローラ32、現像剤搬送部材43、転写ローラ7、定着装置9なども所定の方向と速度にて駆動される。帯電ローラ66はドラム62の回転に従動して回転する。この帯電ローラ66に対して給電部より所定の帯電バイアスが印加される。これにより、ドラム62の表面が所定の極性、電位に一様に帯電される。
そのドラム62の一様帯電処理面がレーザースキャナユニット3から出力される画像信号に対応して変調されたレーザー光Lにより走査露光される。これにより、ドラム62の面に露光パターンに対応した静電像が形成される。この静電像が現像ローラ32によりトナー像(現像剤像)として現像されてドラム62と転写ローラ7との転写ニップ部へ搬送される。
一方、レーザー光Lの出力タイミングとあわせて、所定の制御タイミングでピックアップローラ5aが駆動される。これにより、シートトレイ4からシート材Pが繰り出されて、リタードローラ対5bにより一枚分離給送される。そして、そのシート材Pが搬送ローラ対5c、レジストローラ対5d、転写前ガイド6を通って所定の制御タイミングで転写ニップ部へ導入されて挟持搬送されていく。シート材Pが転写ニップ部を挟持搬送されていく間、転写ローラ7には給電部より所定の転写バイアスが印加される。これにより、ドラム62側のトナー像がシート材Pの面に対して順次に転写されていく。
転写ニップ部を通ったシート材Pはドラム62の面から分離されて搬送ガイド8により定着装置9に導入される。シート材分離後のドラム62の面は転写残トナーがクリーニングブレード77で除去(クリーニング)されて繰り返して画像形成に供される。
定着装置9に導入されたシート材Pは定着ニップ部で挟持搬送されて加熱・加圧される。これにより、未定着トナー像がシート材面に固着画像として定着される。定着装置9を出たシート材Pは搬送ローラ対10a、シート材搬送経路10b、排出ローラ対10を順次に通って画像形成物として排出トレイ11上に排出される。矢印Dはシート材搬送方向(記録媒体搬送方向)を示している。
(2)カートリッジ
次にカートリッジBの構成について図5、図6を用いて説明する。図5は図4におけるカートリッジB部分の拡大図である。本実施例におけるカートリッジBは一体型のプロセスカートリッジであり、クリーニングユニット60と現像ユニット20との結合体である。図6はクリーニングユニット60と現像ユニット20との分解斜視図である。
クリーニングユニット60は左右方向に長いクリーニング枠体71を有する。この枠体71に対して、画像が形成される像担持体としてのドラム62と、このドラム62に作用する画像形成プロセス手段としての帯電ローラ66とクリーニングブレード77が配設されている。
ドラム62は枠体71の左右の側板71L、71R間に左側軸部と右側軸部とがそれぞれ軸受部材を介して回転可能に保持させて配設されている。
帯電ローラ66はドラム62の上側にドラム62と並行に配列されており、枠体71の左右の側板71L・71R間に軸受部材を介して回転可能に回転可能に保持されると共に、押圧部材(不図示)によりドラム62に対して所定の押圧力で押圧されている。
クリーニングブレード77は弾性ブレードであり、金属等の剛性支持部材77aを介して枠体71内の廃トナー室71bの所定の部位に対して固定されている。ブレード77はドラム62の回転方向Rに対してカウンターの姿勢で配設されており、ドラム62に所定の押圧力をもって当接している。
現像ユニット20は本実施例においては現像剤Tとして磁性一成分トナーを用いた非接触現像装置である。このユニット20は、トナー収納容器21、上蓋22、現像容器23、現像ブレード42、現像ローラ32、マグネットローラ34、現像剤搬送部材43、左側の第1サイド部材26L、右側の第2サイド部材26R、付勢部材46L・46R等の組立体である。
トナー収納容器21、上蓋22、第1サイド部材26L、第2サイド部材26R、で構成されるトナー室29に現像剤としての磁性一成分トナーTが収容されている。現像容器23は開口部29aを介してトナー室29と連通している。トナー室29内には図5において矢印Cの時計方向に回転駆動される現像剤搬送部材43が配設されている。
現像ローラ32は現像容器23内に配設されている。現像ローラ32は中空ローラ(スリーブ)であって、左右の第1と第2のサイド部材26L、26R間にそれぞれ軸受部材を介して回転可能に保持されて配設されている。現像ローラ32の左右両端部にはそれぞれ間隔保持部材としてのスペーサコロ38L、38Rが現像ローラ32と同心に回転可能に配設されている。スペーサコロ38L、38Rは互いに同外径であり、現像ローラ32の外径よりも所定に大きい。
現像ローラ32の内部には同心に非回転のマグネットローラ(固定磁石)34が挿入されて配設されている。現像ブレード42は、基部側が現像容器23に固定され、先端側が現像ローラ32に腹当てに当接されて配設された弾性部材であり、現像ローラ32の表面に担持されるトナーの層厚を規制する部材である。現像ローラ32の開口部29a側とは反対側のローラ面は現像容器23から外側に露呈している。
上記のクリーニングユニット60と現像ユニット20は、左右の結合部材75L、75Rによって、この結合部材75L、75Rを回転中心として互いに回動可能に結合されている。この結合方法の詳細を説明する。図6に示すように、現像容器23の左右両端に形成した左右のアーム部23aL、23aRの先端に、それぞれ現像ローラ32の回転軸線と平行な回動穴23bL、23bRが設けられている。一方、クリーニング枠体71の左右の側板71L、71には、左右の結合部材75L、75Rをそれぞれ嵌入するための嵌入穴71aL、71aRが形成されている。
そして、左右のアーム部23aL、23aRをクリーニング枠体71の所定の位置に合わせて、左右の結合部材75L、75Rをそれぞれ回動穴23bL、23bRと嵌入穴71aL、71aRに挿入している。左右の結合部材75L、75Rは同一軸線上にある。
このようにクリーニングユニット60と現像ユニット20を結合することで、クリーニングユニット60と現像ユニット20とが結合部材75L、75Rを中心に回動可能に結合される。
このとき、左右のアーム部23aL、23aRの根元に取り付けられた左右の付勢部材(コイルバネ)46L、46Rがクリーニング枠体71と当接する。この付勢部材46L、46Rにより、左右の結合部材75L、75Rを回動中心として現像ユニット20をクリーニングユニット60へ付勢している。
これにより、現像ローラ32の左右のスペーサコロ38L、38Rがドラム62の左右両端部の外周面部に対して確実に押し付けられ、現像ローラ32は図5のようにドラム62から所定の間隔αをもって非接触に対向して保持される。クリーニングユニット60と現像ユニット20との間に露光窓部74が形成されている。
カートリッジBがカートリッジ装着部101に所定に装着されている状態においては、カートリッジBのクリーニングユニット60が装置本体A側の固定機構(不図示)により装置本体A側の位置決め部に対して押圧される。これにより、カートリッジBは装置本体Aに位置決め固定された状態に保持される。また、カートリッジBの駆動力受け部63(図3)が装置本体A側の駆動出力部(不図示)に対して結合している。カートリッジB側の電気接点部(不図示)が装置本体A側の電気接点部(不図示)に対して電気的に導通している。この状態において画像形成装置100は画像形成動作が可能である。
即ち、ドラム62は図5において矢印Rの時計方向に所定の速度で回転駆動される。帯電ローラ66はドラム62の回転に従動して回転する。現像ローラ32はマグネットローラ34の外回りを矢印Uの反時計方向に所定の速度で回転駆動される。帯電ローラ66と現像ローラ32にはそれぞれ所定の制御タイミングで所定の帯電バイアスと現像バイアスが印加される。
搬送部材43は矢印Cの時計方向に所定の速度で回転駆動される。この搬送部材43の回転により搬送部材43に設けられたシート部材(パドル)43aによりトナー室29内のトナーTが開口部29aを通して現像容器23内のトナー供給室28に搬送される。シート部材43aはシート状の可撓性の材質たとえばPPS、PC、PETからなり、トナーTの撹拌と搬送を行っている。
トナー供給室28に搬送されたトナーTの一部が現像ローラ32の表面にマグネッツトローラ34の磁気力で担持され現像ローラ32の回転で搬送され、途中で現像ブレード42により層厚保規制を受けて層厚が整えられる。そのトナー層が引き続く現像ローラ32の回転で現像ローラ32とドラム62との対向部である現像部に搬送されてドラム62の静電像の現像に供される。現像残りのトナー層は引き続く現像ローラ32の回転でトナー供給室28に戻し搬送され、現像ローラ32には再びトナー供給室28のトナーが供給される。
シート材Pに対するトナー像転写後のドラム62はクリーニングブレード77により外周面上の残留トナーが除去され、再び、画像形成プロセスに使用される。ドラム62から除去されたトナーはクリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。
(3)カートリッジ交換方式
カートリッジBは、画像形成に使用されるにつれて現像ユニット20に収容されている現像剤(トナー)Tが消費される。
そこで、例えば、カートリッジBの現像剤残量を検知する手段(不図示)を具備させて、制御回路部200において、検知残量値を、予め設定したカートリッジ寿命予告や寿命警告のための閾値と比較させる。そして、検知残量値が閾値よりも少ない残量値となったカートリッジBについては、操作部102の表示部に寿命予告あるいは寿命警告を表示させる。これにより使用者に、交換用のカートリッジBの準備を促す、あるいはカートリッジBの交換を促して、出力画像の品質を維持するようにしている。
本実施例の画像形成装置100においては、装置本体Aに、装置本体Aの正面側のほぼ上側半部および上面側のほぼ手前側半部を開放することが出来る開閉扉13が配設されている。開閉扉13は装置本体Aに対してヒンジ部(回動中心)13a中心に開閉可能に取り付けられている。開閉扉13はヒンジ部13a中心に図2、図4のように装置本体Aに対して手前側に倒し込んだ閉鎖位置W1と、図3のように、装置正面からみて後側上方に立て起こした開放位置W2とに回動可能である。
開閉扉13の閉鎖位置W1はロック手段(不図示)により保持されている。開閉扉13の取手部13bに手指を掛けて取手部13bに配設されているロック解除部材を動かすことでロックが解除されて開閉扉13を閉鎖位置W1から開放位置W2へ移動させることが出来る。本実施例においては、装置本体Aに対するカートリッジBの交換は開閉扉13を図3のように開いた状態にして行う。
開閉扉13を閉鎖位置W1から開放位置W2へ移動させと、開閉扉13はスタンド部材13cの起立力により開放位置W2に保持される。この開閉扉13の開きにより、図3のように、装置本体Aの正面側のほぼ上側半部および上面側のほぼ手前側半部に形成された開口部103が開放される。この開口部103は、装置本体Aの内部のカートリッジ装着部101へカートリッジBを挿入する際にカートリッジBが通過し、かつ装置本体Aの外部へカートリッジBが通過しうる大きさの開口部である。
そして、装置本体Aのカートリッジ装着部101にカートリッジBが装着されている状態では開口部103から装着カートリッジBの正面側(現像ユニット20の側)が露呈している。カートリッジBが装着されていない状態ではカートリッジ装着部101が見える(図3)。
カートリッジBが装着部101に装着されている場合において、開閉扉13の閉鎖位置W1から開放位置W2への移動に連動する連動機構(不図示)で固定機構が解除動作してカートリッジBの位置決め固定状態が解除される。また、カートリッジBの駆動力受け部63に対する装置本体A側の駆動出力部の結合が解除される。これにより、カートリッジBの装着部101からの取り出しが可能な状態になる。
図6、図8に示すように、カートリッジB側には、クリーニングユニット60のクリーニング枠体71の左右の側板71L、71Rの外面には、それぞれ、着脱ガイドボス(着脱規制部)72La・72Lb、72Ra・72Rbが左右対称に設けられている。
本実施例においては、それらの着脱ガイドボス72La・72Lb、72Ra・72Rbは、それぞれ、カートリッジBの挿入方向G1の下流側と上流側とに所定の間隔をあけて2つずつ設けられている。着脱ガイドボス72La・72Laが下流側に位置しており、着脱ガイドボス72Lb・72Lbが上流側である。
一方、装置本体A側のカートリッジ装着部101における左右の側板16L、16Rの内面には、図7の(a)と(b)とに示すように、それぞれ、左右対称に左右のガイド部材12L、12Rが設けられている。ガイド部材12L、12Rは装置正面側から見て後方に向かって斜め下向きの傾斜部材とされている。このガイド部材12L、12Rにはそれぞれガイド溝12La、12Raが設けられている。ガイド溝12La、12Raは左右対称であり、装置正面側から見て後方に向かって斜め下向きに傾斜している。
図8に示すように、ガイド溝12La、12Raの溝幅Hは、カートリッジBの着脱ガイドボス72La、72Lb、72Ra、72Rbの直径Iよりも少し広く設定されている。
カートリッジ装着部101に装着されているカートリッジBの左右側の着脱ガイドボス72La・72Lb、72Ra・72Rbは、それぞれ、左右側のガイド部材12L、12Rのガイド溝12La、12Raに係合している。それらの着脱ガイドボス72La・72Lb、72Ra・72Rbはこのガイド溝12La、12Raに沿って案内される。
カートリッジBを装置本体Aの装着部101から取り出す際には、開口部103から露呈している装着カートリッジBの正面側、即ち現像ユニット20の側を掴む。そして、カートリッジBを、左右の着脱ガイドボス72La・72Lb、72Ra、72Rbを、それぞれ、左右のガイド部材12L、12Rのガイド溝12La、12Raに沿わせながら、図3、図8の矢印G2の取り出し方向に移動する。これにより、カートリッジBは装置本体Aから外部に取り出される。
カートリッジBを装置本体Aの装着部101に挿入する際には、カートリッジBを、現像ユニッツト20側を掴みクリーニングユニット60側を先にして開口部103から装着部101内に差し入れる。そして、カートリッジB側の左右の着脱ガイドボス72La・72Lb、72Ra、72Rbを、それぞれ、左右のガイド部材12L、12Rのガイド溝12La、12Raに係合させる。
更に、カートリッジBを、左右の着脱ガイドボス72La・72Lb、72Ra、72Rbを、それぞれ、左右のガイド部材12L、12Rのガイド溝12La、12Raに沿わせながら、図3、図8の矢印G1の挿入方向に移動する。その際、カートリッジBの着脱ガイドボス72La、72Lb、72Ra、72Rbがガイド溝12La、12Raにより規制されることで、カートリッジBの挿入姿勢が保持されている。そして、カートリッジBを、その挿入移動が規制部(不図示)で規制されるまで十分に挿入する。
そして、開閉扉13を開放位置W2から閉鎖位置W1へスタンド部材13cの起立力に抗して移動させて閉じてロック手段で保持させる。この開閉扉13の開放位置W2から閉鎖位置W1への移動に連動する連動機構により固定機構が固定動作する。これによりカートリッジBが装置本体A側の位置決め部に位置決め固定される。また、カートリッジBの駆動力受け部63に対して装置本体A側の駆動出力部が結合した状態になる。
(4)誤挿入防止構成
次に、カートリッジの誤挿入防止構成について説明する。最初に、(4−1)装置本体A1に適合カートリッジB1が挿入された場合について説明する。その後、(4−2)装置本体A1に不適合カートリッジB2が挿入された場合、(4−3)装置本体A1とは異なる装置本体A2に不適合カートリッジB1が挿入された場合について、順次説明する。
なお、装置本体A2に適合カートリッジB2が挿入された場合については、装置本体A1に適合カートリッジB1が挿入された場合と同様の構成となるため、説明を省略する。また、装置本体A1と装置本体A2、カートリッジB1とカートリッジB2において、同一の機能を有する部材や部位については、同一の記号を付する。
(4−1)装置本体A1に適合カートリッジB1が挿入された場合
まず、装置本体A1に適合カートリッジB1が挿入された場合について、図1、図3、図6〜図12を用いて説明する。
カートリッジB1のクリーニング枠体71の非駆動側、本実施例においては左側の側板71Lの外面には、図6、図8に示すように、ボス形状の第1当接部73aと第2当接部73b(以下誤挿入防止ボス)が設けられている。
誤挿入防止ボス73a、73bは、カートリッジB1の駆動側(右側)と非駆動側(左側)のどちらか一方に設けても良いし、両側に設けても良い。本実施例では、カートリッジB1の非駆動側に設けられた場合について説明する。
なお、後述する装置本体A1の誤挿入防止構成も、カートリッジB1の誤挿入防止ボス73a、73bが設けられた側に配置する必要があるため、本実施例では、非駆動側に配置した場合で説明する。
一方、装置本体A1の左側のガイド部材12Lには、図3、図7の(a)、図9〜図11に示すように、誤挿入防止溝12Lbが設けられている。ここで、図11で示すように、誤挿入防止溝12Lbの上面12Lb1とガイド溝12Laの下面12La1との距離を
Jとする。また、カートリッジB1における着脱ガイドボス72La、72Lbの誤挿入防止ボス73a、73b側の接線K1と誤挿入防止ボス73a、73bとの距離をKとする。距離Jは距離Kよりも狭く設定されている。
よって、カートリッジB1を装置本体A1に挿入する際には、前述したように、カートリッジBの着脱ガイドボス72La、72Lbをガイド溝12Laに沿わせることで、誤挿入防止ボス73a、73bは、誤挿入防止溝12Lbを通過する。
ここで、接線K1と誤挿入防止ボス73a、73bとの距離Kと、上面12Lb1と下面12La1の距離Jの差は、ガイド溝12Laの溝幅Hと着脱ガイドボス72Laの直径Iとの差よりも広く設定されている(K−J>H−I)。よって、誤挿入防止ボス73a、73bは誤挿入防止溝12Lbの上面12Lb1と当接することなく、カートリッジB1が装置本体A1に挿入される。
このことにより、前述したように、カートリッジB1を装置本体A1に挿入する際のカートリッジB1の挿入姿勢は、カートリッジB1の着脱ガイドボス72La、72Lbがガイド溝12Laにより規制されることで保持されている。
また、装置本体A1には、図3、図7の(a)に示すように、左側のガイド部材12Lの誤挿入防止溝12Lbに一部が突出するように誤挿入防止部材(可動部材)15が設けられている。さらに、装置本体A1には、に誤挿入防止部材15と連動して回動する回転部材80が設けられている。
ガイド部材12Lには、図9の(a)の分解斜視図に示すように、装置本体A1の側板16Lと接する面に、凹部12Lcが形成されている。凹部12Lcの長手方向(装置の左右方向)の幅Nよりも深く設定されている。誤挿入防止部材15は、図10に示すように、ガイド部材12Lの凹部12Lcに、圧縮バネ17a、17bにより矢印E方向に付勢され、矢印F方向に退避可能に収納されている。
このとき、誤挿入防止部材15に設けられた突出量規制凸部15a、15bが、それぞれガイド部材12Lに設けられた突出量規制凸部12Ld、12Leに当接することで、誤挿入防止部材15のガイド部材12Lからの突出量が規制されている。このようにして、誤挿入防止部材15は、ガイド部材12Lの誤挿入防止溝12Lbに一部が突出する突出位置Yに保持されている。
一方、図9および図11に示すように、回転部材80には、係合穴80bと、ガイド部材12Lと対向する面に回転量規制凸部80cが設けられている。また、ガイド部材12Lの凹部12Lcには回転部材支持ボス12Lfと回転量規制凸部12Lgが設けられ、さらに、回転部材80とガイド部材12Lの間には、ねじりコイルばね17cが設けられている。
そして、回転部材80は、回転量規制凸部80cと回転量規制凸部12Lgに、ねじりコイルばね17cを取り付け、係合穴80bと回転部材支持ボス12Lfを係合させて、ガイド部材12Lに回動可能に取り付けられている。
そのため、回転部材80は、ねじりコイルばね17cにより、回転部材支持ボス12Lfを回動中心として、図10において時計回り方向に常時回動付勢されている。そして、誤挿入防止部材15が前述した突出位置Yにあるとき、回転部材80の面80aは誤挿入防止部材15の当接面15c4と当接することで、回転部材80は、ガイド部材12Lの凹部12Lcより突出しない開放位置X1で保持される。
前述したように、カートリッジB1を装置本体A1に挿入する際には、カートリッジB1の着脱ガイドボス72La、72Lbがガイド溝12Laを通過し、誤挿入防止ボス73a、73bが誤挿入防止溝12Lbを通過する。すなわち、図11に示すように、カートリッジB1を、ガイド部材12Lに対して挿入方向である矢印G1方向に移動することで、カートリッジB1を装置本体A1に挿入可能となる。
次に、カートリッジB1を装置本体A1に挿入する際の誤挿入防止構成の動作を、図1の(a)〜(f)を用いて詳細に説明する。図12は、図1の補助図であり、カートリッジB1側の誤挿入防止ボス73a、73b部分と、装置本体A1側の誤挿入防止部材15部分の拡大図である。以下、図1の(a)〜(f)に誤挿入防止構成の動作沿って説明する。
(a):カートリッジB1の着脱ガイドボス72La、72Lbをガイド部材12Lのガイド溝12Laに沿わせて、カートリッジB1を図1a中矢印G1の挿入方向に移動する。このとき、誤挿入防止部材15は自由状態であり、突出位置Yに位置している。回転部材80は誤挿入防止部材15が突出位置Yに位置しているのでガイド部材12Lの凹部12Lcより突出しない開放位置X1で保持されている。
(b):そうすると、誤挿入防止ボス73aが突出位置Yにある誤挿入防止部材15の被当接部15c(以下、凸部)に当接する。このとき、回転部材80の面80aは、誤挿入防止部材15の当接面15c4から付勢力を受けない。そのため、回転部材80は開放位置X1で保持される。そして、誤挿入防止ボス73aの押し上げ面73a1が、誤挿入防止部材15の凸部15cの面15c1に当接することで、誤挿入防止部材15を矢印F方向に退避移動させる。
(c):その後、誤挿入防止部材15は、凸部15cの面15c2が誤挿入防止ボス73aの面73a2に当接する退避位置Zまで退避する。このことにより、カートリッジB1は更に矢印G1方向に移動可能となる。そして、更にカートリッジを移動させると、誤挿入防止ボス73bの面73b2と誤挿入防止部材15の凸部15cの面15c2とが当接する。これにより誤挿入防止部材15は退避位置Zに移動した状態で保持される。
(d):このように、誤挿入防止部材15の凸部15cがカートリッジB1の誤挿入防止ボス73a、73bの挿入経路よりも誤挿入防止部材15の退避方向である矢印F方向に退避する。これにより、誤挿入防止ボス73a、73bは、誤挿入防止部材15の凸部15cの面15c2を通過する。
一方、回転部材80の面80aは、誤挿入防止部材15の当接面15c4と当接しているため、前述したように誤挿入防止部材15が矢印F方向に退避することで、(c)、(d)において矢印F方向に付勢力S1を受ける。
このことにより、回転部材80は、回転部材支持ボス12Lfを回動中心として、開放位置X1から反時計回りに回動する。そのため、回転部材80は、ガイド部材12Lの凹部12Lcより(d)において矢印E方向に一部が突出し、誤挿入防止部材ボス73aと当接可能な遮断位置X2まで移動する。
(e):更にカートリッジB1を移動させると、誤挿入防止ボス73aの面73a2と誤挿入防止部材15の面15c2とは当接が解除された状態になる。一方、誤挿入防止ボス73bの面73b3と誤挿入防止部材15の面15c3とが当接する。これにより、誤挿入防止部材15の面15c3は誤挿入防止ボス73bの面73b3に沿って移動し、誤挿入防止部材15は退避位置Yから突出位置Yへ向かう矢印E方向に移動する。
一方、回転部材80は、誤挿入防止部材15が(e)において矢印E方向に移動し始めることにより、回転部材80の面80aが誤挿入防止部材15の当接面15c4から受ける付勢力S2は、前述した付勢力S1より小さくなる。これは、矢印E方向において、誤挿入防止部材15が退避位置Zから突出位置Yへ移動することにより、圧縮バネ17a、17bの圧縮力が減少し、回転部材80の面80aが誤挿入防止部材15の当接面15c4から受ける付勢力が小さくなるためである。これにより、回転部材80は回転部材支持ボス12Lfを回動中心として遮断位置X2から時計回りに回動し始める。
(f):そして、更にカートリッジB1を移動させると、誤挿入防止部材15は、前述したように誤挿入防止部材15に設けられた突出量規制凸部15a、15bとガイド部材12Lに設けられた突出量規制凸部12Ld、12Leに当接する。これにより、誤挿入防止部材15の位置は突出位置Yに規制される。
更にカートリッジB1を移動させると、誤挿入防止ボス73bの面73b3と誤挿入防止部材15の面15c3とは当接が解除された状態になり、回転部材80の面80aは誤挿入防止部材15の当接面15c4から付勢力を受けない。そのため、前述したように回転部材80は、開放位置X1で保持される。これにより、誤挿入防止ボス73a、73bは回転部材80よりも矢印E方向を通過する。
このようにして、カートリッジB1の誤挿入防止ボス73a、73bが、誤挿入防止部材15の凸部15cおよび回転部材80の矢印E方向を通過することで、カートリッジB1は、装置本体A1の画像形成位置まで挿入可能となる。
カートリッジ装着部101に有るカートリッジB1を装置本体A1の外部に取り出す際の誤挿入防止構成の動作は上記の挿入の場合と逆動作となる。即ち、カートリッジ装着部101に有るカートリッジB1を取り出し方向G2に引き移動することで、誤挿入防止構成は図1において(f)→(e)→(d)→(c)→(b)→(a)の動作をすることでカートリッジB1が取り出される。
(4−2)装置本体A1に不適合カートリッジB2が挿入された場合
次に、装置本体A1に不適合カートリッジB2が挿入された場合について、図11、図13、図14を用いて説明する。図13は不適合カートリッジB2の誤挿入防止ボスの説明図である。図14は、そのカートリッジB2を装置本体A1に挿入する際の誤挿入防止構成の動作説明図である。
図13に示すように、カートリッジB2のクリーニング枠体71の非駆動側(左側の側板71L)には、カートリッジB1(図11)と同様、誤挿入防止ボス73c、73dが設けられている。ただし、誤挿入防止ボス73cと誤挿入防止ボス73dの、挿入方向である図13中矢印G1方向の距離O2は、図11に示した、カートリッジB1の場合の誤挿入防止ボス73a、73bの距離O1よりも広く設定してある。
カートリッジB2を装置本体A1に挿入した場合の動作を、図14の(a)〜(c)を用いて詳細に説明する。
(a):カートリッジB2の着脱ガイドボス72La、72Lbをガイド部材12Lのガイド溝12Laに沿わせて、カートリッジB2を矢印G1のカートリッジ挿入方向に移動する。このとき、誤挿入防止部材15は自由状態であり、突出位置Yに位置している。回転部材80は誤挿入防止部材15が突出位置Yに位置しているのでガイド部材12Lの凹部12Lcより突出しない開放位置X1で保持されている。
そうすると、装置本体に適合カートリッジが挿入された場合と同様に、誤挿入防止ボス73cが誤挿入防止部材15の凸部15cに当接する。このことにより、誤挿入防止ボス73cの押し上げ面73c1が、誤挿入防止部材15の凸部15cの面15c1に当接することで、誤挿入防止部材15を矢印F方向に退避移動させる。
(b):そして、誤挿入防止部材15は、誤挿入防止ボス73cの面73c2が誤挿入防止部材15の凸部15cの面15c2と当接することで、退避位置Zに移動する。このことにより、カートリッジB1は更に矢印G1方向に移動可能となる。
一方、回転部材80の面80aは、誤挿入防止部材15の当接面15c4と当接しており、誤挿入防止部材15が矢印F方向に退避することで、矢印F方向に付勢力S1を受ける。このことにより、回転部材80は、回転部材支持ボス12Lfを回動中心として、開放位置X1から反時計回りに回動する。ガイド部材12Lの凹部12Lcより矢印E方向に一部が突出することで、回転部材80は誤挿入防止部材ボス73aと当接可能な遮断位置X2まで移動する。
(c):更にカートリッジB2を移動させると、誤挿入防止ボス73cの面73c1と回転部材80とは当接する。これは、誤挿入防止ボス73dが誤挿入防止部材15の凸部15cの面15c2と当接しているため、誤挿入防止部材15は退避位置Zに移動した状態にある。このことにより、回転部材80は遮断位置X2に移動した状態で保持されるためである。
このことにより、カートリッジB2は、それ以上矢印G1方向には移動不可能となる。よって、カートリッジB2を、装置本体A1の画像形成位置まで挿入することは不可能となる。
なお、この状態からのカートリッジB2の取り出し(G2方向への移動)は誤挿入防止ボス73cの面73c2と誤挿入防止部材15の凸部15cの面15c1が当接して誤挿入防止部材15が退避位置Zまで移動することで可能である(図14の(b))。そして、誤挿入防止部材15は自由状態になることで元の突出位置Yに復帰する。回転部材80も元の開放位置X1に復帰する(図14の(a))。
(4−3)装置本体A2に不適合カートリッジB1が挿入された場合
次に、装置本体A1とは異なる装置本体A2に不適合となるカートリッジB1が装置本体A2に挿入された場合について、図11、図15、図16を用いて説明する。図15は装置本体A1とは異なる装置本体A2の誤挿入防止構成の説明図である。図16はこの装置本体A2にカートリッジB1を挿入する際の誤挿入防止構成の動作説明図である。
装置本体A2の非駆動側には、図15に示すように、装置本体A1と同様に、誤挿入防止部材18が設けられている。ただし、カートリッジB1の挿入方向である矢印G1方向において、誤挿入防止部材18と回転部材80の距離Q2は、図11に示した、誤挿入防止部材15と回転部材80の距離Q1よりも狭く設定してある。
これは、装置本体A2に対して適合カートリッジB2が挿入された場合に、装置本体A1に適合カートリッジB1が挿入された場合と同様の動作でカートリッジB2の挿入を可能にするためである。即ち、カートリッジB2が装置本体A2の画像形成位置まで挿入可能になるように誤挿入防止部材18と回転部材80を設けているためである。つまり、誤挿入防止ボス73cが誤挿入防止部材18の矢印E方向を通過後、誤挿入防止ボス73dが誤挿入防止部材18と当接しない状態で、且つ、誤挿入防止ボス73cが回転部材80と当接しない状態となるように設定している。
カートリッジB1を装置本体A2に挿入した場合の動作を、図16の(a)〜(c)を用いて詳細に説明する。
(a):カートリッジB1の着脱ガイドボス72La、72Lbをガイド部材12Lのガイド溝12Laに沿わせて、カートリッジB1を矢印G1の挿入方向に移動する。このとき、誤挿入防止部材18は自由状態であり、突出位置Yに位置している。回転部材80は誤挿入防止部材18が突出位置Yに位置しているのでガイド部材12Lの凹部12Lcより突出しない開放位置X1で保持されている。
(b):そうすると、装置本体に適合カートリッジが挿入された場合と同様に、誤挿入防止ボス73aが誤挿入防止部材18の凸部18cに当接する。このことにより、誤挿入防止ボス73aの押し上げ面73a1が、誤挿入防止部材18の凸部18cの面18c1に当接することで、誤挿入防止部材18を矢印F方向に退避移動させる。
そして、誤挿入防止部材18は、誤挿入防止ボス73aの面73a2が誤挿入防止部材18凸部18cの面18c2と当接することで退避位置Zに移動する。このことにより、カートリッジB1は更に矢印G1方向に移動可能となる。
一方、回転部材80の面80aは、誤挿入防止部材18の当接面18c4と当接しており、誤挿入防止部材18が矢印F方向に退避することで、矢印F方向に付勢力S1を受ける。このことにより、回転部材80は、回転部材支持ボス12Lfを回動中心として、開放位置X1から反時計回りに回動し、ガイド部材12Lの凹部12Lcより矢印E方向に一部が突出する。このことにより、回転部材80は誤挿入防止部材ボス73aと当接可能な遮断位置X2まで移動する。
(c):更にカートリッジB1を移動させると、誤挿入防止ボス73aの面73a1と回転部材80とは当接する。これは、誤挿入防止ボス73bが誤挿入防止部材18の凸部18cの面18c2と当接しているため、誤挿入防止部材18は退避位置に移動した状態にあり、このことにより、回転部材80は遮断位置に移動した状態で保持されるためである。
このことにより、カートリッジB1は、それ以上矢印G1方向には移動不可能となる。よって、カートリッジB1を、装置本体A2の画像形成位置まで挿入することは不可能となる。
なお、この状態からのカートリッジB2の取り出し(G2方向への移動)は誤挿入防止ボス73cの面73a2と誤挿入防止部材18の凸部18cの面18c2が当接して誤挿入防止部材15が退避位置Zまで移動することで可能である(図16の(b))。そして、誤挿入防止部材15は自由状態になることで元の突出位置Yに復帰する。回転部材80も元の開放位置X1に復帰する(図16の(a))。
(5)まとめ
上記の実施例1をまとめると、画像形成装置100の構成については次のとおりである。
1)記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置100である。第1当接部73aと第2当接部73bとが設けられた、画像形成装置本体Aに着脱可能なカートリッジBを有する。また、被当接部15cを有し、突出位置Yと退避位置Zとの間をカートリッジBの挿入方向G1と交差する可動方向において移動可能な可動部材15を有する。前記可動部材15が前記突出位置Yにあるとき開放位置X1に、前記可動部材15が前記退避位置Zにあるとき遮断位置X2に移動可能な回転部材80を有する。
前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際、前記第1当接部73aが可動部材15の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し、前記第1当接部73aが前記回転部材80の前記可動方向における突出位置側を通過可能である。
2)前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際、前記第1当接部73aが前記可動部材15の前記被当接部15cの側を通過する。この通過した後、前記第1当接部73aは、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し前記可動部材15を前記退避位置Zまで退避させたとき前記回転部材80と離間した状態である。
3)前記可動部材15は、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の下流側、且つ、前記可動部材15の退避方向Fの側に傾いた平面15c3を有する。
4)前記可動部材15と前記回転部材80は、前記カートリッジBを前記装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の上流側、且つ、前記可動部材15の前記可動方向における突出位置側に傾いた平面15c1を有する。
5)前記可動部材15は、前記回転部材80よりも前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の上流側に配置されている。
6)前記可動部材15は、付勢手段17a、17bによって前記突出位置Yに付勢されている。
7)前記可動部材15は、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際に前記カートリッジBを案内するガイド部材12Lによって保持されている。また、前記カートリッジBには、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際に前記ガイド部材12Lによって案内される着脱ボス72La、72Lbが設けられている。
また、カートリッジBの構成については次のとおりである。
1)記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置100の画像形成装置本体Aに着脱可能なカートリッジBである。前記画像形成装置本体Aは、被当接部15cを有し、突出位置Yと退避位置Zとの間をカートリッジBの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材15を有している。また、前記可動部材15が前記突出位置Yにあるとき開放位置X1に、前記可動部材15が前記退避位置Zにあるとき遮断位置X2に移動可能な回転部材80を有している。
カートリッジBには第1当接部(73a)と第2当接部(73b)とが設けられている。そして、前記画像形成装置本体Aに挿入する際、前記第1当接部73aが可動部材15の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し、前記第1当接部73aが前記回転部材80の前記可動方向における突出位置側を通過可能である。
2)前記画像形成装置本体Aに挿入する際、前記第1当接部73aが前記可動部材15の前記被当接部15cの側を通過する。その通過した後、前記第1当接部73aは、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し前記可動部材15を前記退避位置Zまで退避させたとき前記回転部材80と離間した状態である。
また、画像形成装置本体Aの構成については次のとおりである。
1)第1当接部73aと第2当接部73bとが設けられたカートリッジBが着脱可能で、記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置100の画像形成装置本体Aである。被当接部15cを有し、突出位置Yと退避位置Zとの間を前記カートリッジBの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材15を有する。また、前記可動部材15が前記突出位置Yにあるとき開放位置X1に、前記可動部材15が前記退避位置Zにあるとき遮断位置X2に移動可能な回転部材80を有する。
そして、前記カートリッジBを挿入する際、前記第1当接部73aが可動部材15の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し、前記第1当接部73aが前記回転部材80の前記可動方向における突出位置側を通過可能である。
2)前記カートリッジBを挿入する際、前記第1当接部73aが前記可動部材15の前記被当接部15cの側を通過する。その通過した後、前記第1当接部73aは、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し前記可動部材15を前記退避位置Zまで退避させたとき前記回転部材80と離間した状態である。
3)前記可動部材15は、前記カートリッジBを挿入する際の挿入方向G1の下流側、且つ、前記可動部材15の退避方向Fの側に傾いた平面15c3を有する。
4)前記可動部材15は、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の上流側、且つ、前記可動部材15の前記可動方向における突出位置側に傾いた平面15c1を有する。
5)前記可動部材15は、前記回転部材80よりも前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の上流側に配置されている。
6)前記可動部材15は、付勢手段17a、17bによって前記突出位置Yに付勢されている。
7)前記可動部材15は、前記カートリッジBを挿入する際に前記カートリッジBに設けられた着脱ボス72La、72Lbを案内するガイド部材12Lによって保持されている。
また、カートリッジBの誤挿入防止システムでの構成については次のとおりである。
記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置100の画像形成装置本体Aに着脱可能なカートリッジBの誤挿入防止システムである。前記画像形成装置本体Aは、被当接部15cを有し、突出位置Yと退避位置Zとの間を前記カートリッジBの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材15を有する。また、前記可動部材15が前記突出位置Yにあるとき開放位置X1に、前記可動部材15が前記退避位置Zにあるとき遮断位置X2に移動可能な回転部材80を有する。前記カートリッジBには、第1当接部73aと第2当接部73bとが設けられている。
そして、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際、前記第1当接部73aが可動部材15の前記可動方向における突出位置側を通過する。その通過した後、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し、前記第1当接部73aが前記回転部材80の前記可動方向における突出位置側を通過可能である。
以上で説明したような誤挿入防止構成とすることで、画像形成装置本体Aのカートリッジ挿入口付近に誤挿入防止構成を配置することができる。また、誤挿入防止部材15をガイド部材12Lの凹部12Lcに配置し、移動方向を図1中矢印E、F方向とし、且つ、誤挿入防止ボス73a、73bが誤挿入防止部材15の図1中矢印E方向を通過することで、装置本体Aの長手方向に影響を及ぼすことがない。さらに、構成が容易で複数の製品の間においても確実に誤挿入を防止できる。
よって、画像形成装置本体Aのカートリッジ挿入口付近において適合可否を認識可能で、画像形成装置本体の長手方向に影響を及ぼすことなく容易な構成で確実に誤挿入を防止することができる画像形成装置、およびカートリッジを提供することができる。
[実施例2]
実施例1の構成において、第1当接部材73a(73e)と第2当接部材73b(73f)を画像形成装置本体Aの側に、可動部材15(18)と回転部材80をカートリッジBの側に配設した誤挿入防止構成にすることも出来る。
即ち、画像形成装置100の構成については次のとおりである。
1)記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置100である。画像形成装置本体Aに着脱可能なカートリッジBを有する。前記カートリッジBは、被当接部15cを有し、突出位置Yと退避位置Zとの間を前記カートリッジBの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材15を有する。また、前記可動部材15が前記突出位置Yにあるとき開放位置X1に、前記可動部材15が前記退避位置Zにあるとき遮断位置X2に移動可能な回転部材80を有する。画像形成装置本体Aは第1当接部73aと第2当接部73bとを有する。
そして、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際、前記第1当接部73aが可動部材15の前記可動方向における突出位置側を通過する。その通過した後、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し、前記第1当接部73aが前記回転部材80の前記可動方向における突出位置側を通過可能である。
2)前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際、前記第1当接部73aが前記可動部材15の前記被当接部15cの側を通過する。その通過した後、前記第1当接部73aは、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し前記可動部材15を前記退避位置Zまで退避させたとき前記回転部材80と離間した状態である。
3)前記可動部材15は、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の下流側、且つ、前記可動部材15の退避方向Fの側に傾いた平面15c3を有する。
4)前記可動部材15は、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の上流側、且つ、前記可動部材15の前記可動方向における突出位置側に傾いた平面15c1を有する。
5)前記可動部材15は、前記回転部材80よりも前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の上流側に配置されている。
6)前記可動部材15は、付勢手段17a、17bによって前記突出位置Yに付勢されている。
7)前記カートリッジBには、前記画像形成装置本体Aに挿入する際に前記画像形成装置本体Aの側のガイド部材12Lによって案内される着脱ボス72La、72Lbが設けられている。
また、カートリッジBの構成については次のとおりである。
1)第1当接部73aと第2当接部73bとが設けられており、記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置100の画像形成装置本体Aに着脱可能なカートリッジBである。被当接部15cを有し、突出位置Yと退避位置Zとの間を前記カートリッジBの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材15を有する。前記可動部材15が前記突出位置Yにあるとき開放位置X1に、前記可動部材15が前記退避位置Zにあるとき遮断位置X2に移動可能な回転部材80を有する。
そして、前記画像形成装置本体Aに挿入する際、前記第1当接部73aが可動部材15の突出方向Eを通過した後、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し、前記第1当接部73aが前記回転部材80の前記可動方向における突出位置側を通過可能である。
2)前記画像形成装置本体Aに挿入する際、前記第1当接部73aが前記可動部材15の前記被当接部15cの側を通過する。その通過した後、前記第1当接部73aは、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し前記可動部材15を前記退避位置Zまで退避させたとき前記回転部材80と離間した状態である。
3)前記可動部材15は、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の下流側、且つ、前記可動部材15の退避方向Fの側に傾いた平面15c3を有する。
4)前記可動部材15は、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の上流側、且つ、前記可動部材15の前記可動方向における突出位置側に傾いた平面15c1を有する。
4)前記可動部材15は、前記回転部材80よりも前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際の挿入方向G1の上流側に配置されている。
5)前記可動部材15は、付勢手段17a、17bによって前記突出位置Yに付勢されている。
また、画像形成装置本体Aの構成については次のとおりである。
1)カートリッジBが着脱可能で、記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置100の画像形成装置本体Aである。前記カートリッジBは、被当接部15cを有し、突出位置Yと退避位置Zとの間を前記カートリッジBの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材15を有する。また、前記可動部材15が前記突出位置Yにあるとき開放位置X1に、前記可動部材15が前記退避位置Zにあるとき遮断位置X2に移動可能な回転部材80を有する。前記画像形成装置本体Aは、第1当接部73aと第2当接部73bとを有する。
そして、前記カートリッジBを挿入する際、前記第1当接部73aが可動部材15の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し、前記第1当接部73aが前記回転部材80の前記可動方向における突出位置側を通過可能である。
2)前記カートリッジBを挿入する際、前記第1当接部73aが前記可動部材15の前記被当接部15cの側を通過する。その通過した後、前記第1当接部73aは、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間し前記可動部材15を前記退避位置Zまで退避させたとき前記回転部材80と離間した状態である。
3)前記カートリッジBを挿入する際に前記カートリッジBに設けられた着脱ボス72La、72Lbを案内するガイド部材12Lを有する。
また、カートリッジBの誤挿入防止システムの構成については次のとおりである。
記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置100の画像形成装置本体Aに着脱可能なカートリッジBの誤挿入防止システムである。前記画像形成装置本体Aは第1当接部73aと第2当接部73bとを有する。前記カートリッジBは、被当接部15cを有し、突出位置Yと退避位置Zとの間を前記カートリッジBの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材15を有する。また、前記可動部材15が前記突出位置Yにあるとき開放位置X1に、前記可動部材15が前記退避位置Zにあるとき遮断位置X2に移動可能な回転部材80を有する。
そして、前記カートリッジBを前記画像形成装置本体Aに挿入する際、前記第1当接部73aが可動部材15の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部73bが前記被当接部15cと離間する。そして、前記第1当接部73aが前記回転部材80の前記可動方向における突出位置側を通過可能である。
上記の本実施例2の構成によっても実施例1と同様の効果が得られる。
[その他の事項]
1)実施例に記載されている構成部品の機能、材質、形状その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
2)本発明において画像形成装置は実施例の電子写真画像形成装置に限られない。静電記録プロセス、磁気記録プロセスなどの他の公知の各種の画像形成原理・方式を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置が含まれる。
3)1つのカートリッジが着脱可能な画像形成装置に限られない。互いに色違いであるなどの複数のカートリッジをそれぞれの所定の装着部に取り外し可能に装着してカラー画像などを形成する画像形成装置も含まれる。
4)カートリッジは実施例の一体型のプロセスカートリッジに限られない。画像が形成される像担持体に対して作用する画像形成プロセス手段を備えた分離型のプロセスカートリッジ、画像が形成される像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段を備えた現像カートリッジが含まれる。その他、画像形成装置本体に取り外し可能に装着されて記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスに寄与するユニットが含まれる。
100・・画像形成装置、A・・画像形成装置本体、B・・カートリッジ、P・・記録媒体、73a・・第1当接部、73b・・第2当接部、12L・12R・・ガイド部材、12Lb、12Rb・・ガイド溝、15・・可動部材、15c・・被当接部、Y・・突出位置、Z・・退避位置、80・・回転部材、X1・・開放位置、X2・・遮断位置

Claims (32)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    第1当接部と第2当接部とが設けられた、画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジと、
    被当接部を有し、突出位置と退避位置との間を前記カートリッジの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材と、
    前記可動部材が前記突出位置にあるとき開放位置に、前記可動部材が前記退避位置にあるとき遮断位置に移動可能な回転部材と、
    を有し、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際、前記第1当接部が可動部材の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部が前記被当接部と離間し、前記第1当接部が前記回転部材の前記可動方向における突出位置側を通過可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際、前記第1当接部が前記可動部材の前記被当接部の側を通過した後、前記第1当接部は、前記第2当接部が前記被当接部と離間し前記可動部材を前記突出位置まで突出させたとき前記回転部材と離間した状態であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記可動部材は、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の下流側、且つ、前記可動部材の退避方向の側に傾いた平面を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記可動部材は、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の上流側、且つ、前記可動部材の前記可動方向における突出位置側に傾いた平面を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記可動部材は、前記回転部材よりも前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の上流側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記可動部材は、付勢手段によって前記突出位置に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記可動部材は、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際に前記カートリッジを案内するガイド部材によって保持されており、前記カートリッジには、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際に前記ガイド部材によって案内される着脱ボスが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 被当接部を有し、突出位置と退避位置との間をカートリッジの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材と、前記可動部材が前記突出位置にあるとき開放位置に、前記可動部材が前記退避位置にあるとき遮断位置に移動可能な回転部材と、を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
    第1当接部と第2当接部とが設けられており、
    前記第1当接部は、前記画像形成装置本体に挿入する際、前記可動部材の前記被当接部と接触し、前記可動部材を前記退避位置に位置させ、前記可動方向における突出位置側を通過可能な位置に設けられ、
    前記第2当接部は、前記可動部材の前記被当接部と接触し、前記可動部材を前記退避位置に位置させ、前記可動方向における突出位置側を通過し、前記第1当接部が前記可動部材の前記突出位置側を通過した後、前記被当接部と離間する位置に設けられ、前記第1当接部が前記回転部材の前記可動方向における突出位置側を通過可能とされていることを特徴とするカートリッジ。
  9. 第1当接部と第2当接部とが設けられたカートリッジが着脱可能で、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の画像形成装置本体であって、
    被当接部を有し、突出位置と退避位置との間を前記カートリッジの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材と、
    前記可動部材が前記突出位置にあるとき開放位置に、前記可動部材が前記退避位置にあるとき遮断位置に移動可能な回転部材と、
    を有し、前記カートリッジを挿入する際、前記第1当接部が可動部材の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部が前記被当接部と離間し、前記第1当接部が前記回転部材の前記可動方向における突出位置側を通過可能であることを特徴とする画像形成装置本体。
  10. 前記カートリッジを挿入する際、前記第1当接部が前記可動部材の前記被当接部の側を通過した後、前記第1当接部は、前記第2当接部が前記被当接部と離間し前記可動部材を前記突出位置まで突出させたとき前記回転部材と離間した状態であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置本体。
  11. 前記可動部材は、前記カートリッジを挿入する際の挿入方向の下流側、且つ、前記可動部材の退避方向の側に傾いた平面を有することを特徴とする請求項または10に記載の画像形成装置本体。
  12. 前記可動部材は、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の上流側、且つ、前記可動部材の前記可動方向における突出位置側に傾いた平面を有することを特徴とする請求項乃至11の何れか一項に記載の画像形成装置本体。
  13. 前記可動部材は、前記回転部材よりも前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の上流側に配置されていることを特徴とする請求項乃至12の何れか一項に記載の画像形成装置本体。
  14. 前記可動部材は、付勢手段によって前記突出位置に付勢されていることを特徴とする請求項乃至13の何れか一項に記載の画像形成装置本体。
  15. 前記可動部材は、前記カートリッジを挿入する際に前記カートリッジに設けられた着脱ボスを案内するガイド部材によって保持されていることを特徴とする請求項乃至14の何れか一項に記載の画像形成装置本体。
  16. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置の画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジの誤挿入防止システムであって、
    前記画像形成装置本体は、被当接部を有し、突出位置と退避位置との間を前記カートリッジの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材と、前記可動部材が前記突出位置にあるとき開放位置に、前記可動部材が前記退避位置にあるとき遮断位置に移動可能な回転部材と、が設けられており、
    前記カートリッジには、第1当接部と第2当接部とが設けられており、
    前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際、前記第1当接部が可動部材の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部が前記被当接部と離間し、前記第1当接部が前記回転部材の前記可動方向における突出位置側を通過可能であることを特徴とする誤挿入防止システム。
  17. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    被当接部を有し、突出位置と退避位置との間をカートリッジの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材と、前記可動部材が前記突出位置にあるとき開放位置に、前記可動部材が前記退避位置にあるとき遮断位置に移動可能な回転部材と、が設けられた、画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジと、第1当接部と第2当接部と、
    を有し、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際、前記第1当接部が可動部材の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部が前記被当接部と離間し、前記第1当接部が前記回転部材の前記可動方向における突出位置側を通過可能であることを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際、前記第1当接部が前記可動部材の前記被当接部の側を通過した後、前記第1当接部は、前記第2当接部が前記被当接部と離間し前記可動部材を前記突出位置まで突出させたとき前記回転部材と離間した状態であることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記可動部材は、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の下流側、且つ、前記可動部材の退避方向の側に傾いた平面を有することを特徴とする請求項17または18に記載の画像形成装置。
  20. 前記可動部材は、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の上流側、且つ、前記可動部材の前記可動方向における突出位置側に傾いた平面を有することを特徴とする請求項17乃至19の何れか一項に記載の画像形成装置。
  21. 前記可動部材は、前記回転部材よりも前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の上流側に配置されていることを特徴とする請求項17乃至20の何れか一項に記載の画像形成装置。
  22. 前記可動部材は、付勢手段によって前記突出位置に付勢されていることを特徴とする請求項17乃至21の何れか一項に記載の画像形成装置。
  23. 前記カートリッジには、前記画像形成装置本体に挿入する際に前記画像形成装置本体の側のガイド部材によって案内される着脱ボスが設けられていることを特徴とする請求項17乃至22の何れか一項に記載の画像形成装置。
  24. 第1当接部と第2当接部とが設けられており、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
    被当接部を有し、突出位置と退避位置との間を前記カートリッジの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材と、前記可動部材が前記突出位置にあるとき開放位置に、前記可動部材が前記退避位置にあるとき遮断位置に移動可能な回転部材と、を有し、前記画像形成装置本体に挿入する際、前記第1当接部が可動部材の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部が前記被当接部と離間し、前記第1当接部が前記回転部材の前記可動方向における突出位置側を通過可能であることを特徴とするカートリッジ。
  25. 前記画像形成装置本体に挿入する際、前記第1当接部が前記可動部材の前記被当接部の側を通過した後、前記第1当接部は、前記第2当接部が前記被当接部と離間し前記可動部材を前記突出位置まで突出させたとき前記回転部材と離間した状態であることを特徴とする請求項24に記載のカートリッジ。
  26. 前記可動部材は、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の下流側、且つ、前記可動部材の退避方向の側に傾いた平面を有することを特徴とする請求項24または25に記載のカートリッジ。
  27. 前記可動部材は、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の上流側、且つ、前記可動部材の前記可動方向における突出位置側に傾いた平面を有することを特徴とする請求項24乃至26の何れか一項に記載のカートリッジ。
  28. 前記可動部材は、前記回転部材よりも前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際の挿入方向の上流側に配置されていることを特徴とする請求項24乃至27の何れか一項に記載のカートリッジ。
  29. 前記可動部材は、付勢手段によって前記突出位置に付勢されていることを特徴とする請求項24乃至28の何れか一項に記載のカートリッジ。
  30. 被当接部を有し、突出位置と退避位置との間をカートリッジの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材と、前記可動部材が前記突出位置にあるとき開放位置に、前記可動部材が前記退避位置にあるとき遮断位置に移動可能な回転部材と、を有するカートリッジが着脱可能で、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の画像形成装置本体であって、
    第1当接部と第2当接部とを有し、
    前記第1当接部は、前記カートリッジを挿入する際、前記可動部材の前記被当接部と接触し、前記可動部材を前記退避位置に位置させ、前記可動方向における突出位置側を通過可能な位置に設けられ
    前記第2当接部は、前記可動部材の前記被当接部と接触し、前記可動部材を前記退避位置に位置させ、前記可動方向における突出位置側を通過し、前記第1当接部が前記可動部材の前記突出位置側を通過した後、前記被当接部と離間する位置に設けられ、前記第1当接部が前記回転部材の前記可動方向における突出位置側を通過可能とされていることを特徴とする画像形成装置本体。
  31. 前記カートリッジを挿入する際に前記カートリッジに設けられた着脱ボスを案内するガイド部材を有することを特徴とする請求項0に記載の画像形成装置本体。
  32. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置の画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジの誤挿入防止システムであって、
    前記画像形成装置本体は第1当接部と第2当接部とを有し、
    前記カートリッジは、被当接部を有し、突出位置と退避位置との間を前記カートリッジの挿入方向と交差する可動方向において移動可能な可動部材と、前記可動部材が前記突出位置にあるとき開放位置に、前記可動部材が前記退避位置にあるとき遮断位置に移動可能な回転部材と、が設けられた、画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジと、を有し、前記カートリッジを前記画像形成装置本体に挿入する際、前記第1当接部が可動部材の前記可動方向における突出位置側を通過した後、前記第2当接部が前記被当接部と離間し、前記第1当接部が前記回転部材の前記可動方向における突出位置側を通過可能であることを特徴とする誤挿入防止システム。
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