JP2015010067A - 肝機能改善用製剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 生体内において安全であり、かつ肝機能を効率的に改善することができる、肝機能改善用製剤を提供すること。
【解決手段】 キサントシン類を有効成分として含有する、肝機能改善用製剤を開示する。本発明の肝機能改善用製剤によれば、生体内において優れた肝機能の改善効果および/または肝機能障害の予防効果を発揮することができる。また本発明の肝機能改善剤は、生体内において安全であり、飲食品および医薬品などに含有させて利用することができる
【選択図】なし
【解決手段】 キサントシン類を有効成分として含有する、肝機能改善用製剤を開示する。本発明の肝機能改善用製剤によれば、生体内において優れた肝機能の改善効果および/または肝機能障害の予防効果を発揮することができる。また本発明の肝機能改善剤は、生体内において安全であり、飲食品および医薬品などに含有させて利用することができる
【選択図】なし
Description
本発明は、肝機能改善用製剤に関し、より詳細には、生体内において安全かつ優れた肝機能改善作用を有する肝機能改善用製剤に関する。
肝臓は、種々の栄養物の代謝および貯蔵、胆汁の分泌、解毒などを行う重要な臓器である。肝臓の機能は、通常、循環機能、排出機能、代謝機能、保護・解毒機能及び血液学的機能に大別されるが、加齢、ストレス、飲酒、喫煙、および脂肪が多い食事摂取などにより、それらの機能が低下し得、疲労感、倦怠感、食欲不振、黄胆、および微熱を始めとする肝機能障害特有の諸症状があらわれる。肝機能障害の状態が続くと、肝炎、肝硬変、さらには、肝臓癌などの生活習慣病(成人病)の原因にもなり得る。従って、肝機能を正常に保つことは、健康を維持し、生活習慣病を予防するためにも極めて重要である。
本発明は、上記問題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、生体内において安全であり、かつ肝機能を効率的に改善することができる、肝機能改善用製剤を提供することにある。
本発明は、キサントシン類を有効成分として含有する、肝機能改善用製剤を提供する。
1つの実施形態では、上記キサントシン類が、キサントシンである。
1つの実施形態では、上記キサントシン類の含有量が、全重量を基準として0.1重量%から100重量%である。
本発明はまた、上記製剤を含有する飲食品を提供する。
本発明はまた、上記製剤を含有する肝機能改善用医薬品を提供する。
本発明の肝機能改善剤によれば、生体内において優れた肝機能の改善効果および/または肝機能障害の予防効果を発揮することができる。また、本発明の肝機能改善剤は、生体内において安全であり、飲食品および医薬品などに含有させて利用することができる。
(肝機能改善用製剤)
まず、本発明の肝機能改善用製剤について説明する。
まず、本発明の肝機能改善用製剤について説明する。
本発明の肝機能改善用製剤は、キサントシン類を有効成分として含有する。
本明細書において、「キサントシン類」とは、キサントシン化合物そのもの、すなわち、2,6−ジヒドロキシ−9−β−D−リボフラノシル−9H−プリン;肝機能を改善し、薬理学的に許容され得る、キサントシンの誘導体;およびそれらの塩;ならびにこれらの組み合わせ;を包含して言う。
キサントシンの誘導体としては、例えば、キサントシンのリン酸化誘導体、キサントシンのメチル化誘導体、キサンチンおよびその誘導体、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
「キサントシンのリン酸化誘導体」とは、キサントシンの糖部分にリン酸基がエステル結合した化合物を指していい、リン酸基が結合する糖部分の位置は特に限定されず、結合するリン酸基の数は少なくとも1つである。すなわち、キサントシンのリン酸化誘導体は、一(モノ)リン酸体、二(ジ)リン酸体、三(トリ)リン酸体のいずれであってもよい。このようなキサントシンのリン酸化誘導体の例としては、モノリン酸誘導体(例えば、キサントシン−2’−モノリン酸、キサントシン−3’−モノリン酸、キサントシン−5’−モノリン酸(キサンチル酸)など);ジリン酸誘導体(例えば、キサントシン−2’,3’−ジリン酸、キサントシン−2’,5’−ジリン酸、キサントシン−3’,5’−ジリン酸など);トリリン酸誘導体(例えば、キサントシン−2’,3’,5’−トリリン酸など);およびこれらの脂肪酸エステルなどのエステル類;ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
キサントシンのメチル化誘導体としては、例えば、カフェイン、パラキサンチン、テオフィリン、テオブロミンなどのキサンチン類、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
キサントシンの塩としては、上記キサントシン誘導体のモノアルカリ金属塩またはジアルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩など)、および上記キサントシン誘導体のモノアルカリ土類金属塩またはジアルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩など)、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
本発明の肝機能改善用製剤を構成するキサントシン類は、特に限定されないが、例えば、天然物に由来するもの、または化学的に合成されたもののいずれであってもよい。キサントシン類が、天然物に由来するものである場合、例えば、予め肝機能改善作用を阻害し得るような夾雑物を、当業者に公知の手段により除去することにより単離または精製されたキサントシン類であることが好ましい。
このようなキサントシン類は、特に限定されないが、例えば、和光純薬工業株式会社より市販されている。
本発明の肝機能改善用製剤は、例えば、肝機能の改善を目的とした種々の製品に利用される。
本明細書中において、「肝機能」とは、特に限定されないが、肝臓が有する機能、例えば、血液貯蔵(循環量の調整等);血色素の処理(ヘモグロビンの処理排出等);胆汁の生成;胆汁色素の腸肝循環;血漿タンパク質(急性期タンパク質、アルブミン、血液凝固因子、ステロイド結合タンパク質、他のホルモン結合タンパク質等)の合成等の血液および循環における機能;栄養素とビタミン(グルコースおよび/または他の糖類、アミノ酸、脂質および/または脂肪酸、コレステロール、リポタンパク、脂溶性ビタミン、ならびに水溶性ビタミンなど)の代謝などの栄養素の代謝機能;種々の物質(毒素、エストロゲンおよびアンドロステロンなどのステロイド、ならびに他のホルモンなど)の不活性化などの解毒または分解機能;および免疫機能などを包含して言う。これらの肝機能は、特に制限されないが、例えば、老化および/または疾患に伴い障害を受け得るものである。
本明細書中において、肝機能の「改善」とは、特に限定されないが、例えば、肝機能の低下を防止または抑制すること(例えば、肝機能の活性化・維持・改善ならびに老化および疾患に伴う肝機能障害の予防・改善など)の他、急性肝炎、慢性肝炎、肝不全、肝硬変、および脂肪肝などの治療効果をも包含して言う。肝機能の「改善」の具体的な例としては、特に限定されないが、例えば、血液中の過酸化脂質量の増加抑制および/または減少;肝臓の脂肪蓄積抑制;肝臓中のサイトケラチン(中間径フィラメントの構成タンパク質)、カテプシンD(リソソームプロテアーゼ)、LC3(オートファジー関連酵素)、およびBax(細胞死促進タンパク質)の発現量の減少;肝臓中のBcl−xL(細胞死抑制タンパク質)およびSOD2(スーパーオキシドディスムターゼ)の発現量の増加;肝機能の検査項目であるγ−GTP、GOT、GPT、およびALPの上昇抑制;肝機能低下に伴う血中中性脂肪および血中LDL−コレステロールの上昇抑制;アルコール分解の代謝促進;アルコール飲料摂取時の二日酔い、吐気、および頭痛などの防止;ならびにアルコール性の脂肪肝および肝硬変などの予防および改善などが挙げられる。
本発明の肝機能改善用製剤中のキサントシン類の含有量は、特に限定されないが、製剤全重量を基準として、例えば、0.1重量%から100重量%、好ましくは1重量%から100重量%、より好ましくは50重量%から100重量%である。この範囲内でキサントシン類の含有量を設定することによって、肝臓に対する肝機能改善作用を一層効果的に発揮させることができ、かつ製造コストの負担を強いることなく製造効率を高めることができる。
本発明の肝機能改善用製剤は、キサントシン類以外に、肝機能改善作用を奏する薬剤成分および/または添加剤を含有していてもよい。当該薬剤成分および添加剤としては、例えば、ウコン粉末またはエキス、タウリン、マリアアザミ(シリマリン)、L−システインペプチド、亜鉛、セレン、およびギャバ(GABA)、ならびにこれらの組合せが挙げられる。当該薬剤成分および/または添加剤の含有量は、例えば、キサントシン類が有する肝機能改善作用を阻害しない範囲において、当業者により、任意の含有量が適宜設定され得る。
本発明の肝機能改善用製剤は、キサントシン類の肝臓に対する肝機能改善作用を阻害しない範囲の量で、他の添加剤を含有し得る。他の添加剤としては、特に限定されず、例えば、賦形剤、充填剤、希釈剤、着色剤、保存料、香料、甘味剤、緩衝剤、および溶解補助剤、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
賦形剤としては、特に限定されず、例えば、トウモロコシデンプンなどのデンプン類、結晶セルロース、乳糖、グラニュー糖、ブドウ糖などの糖類、マンニトール、キシリトール、ソルビトールなどの糖アルコール、軽質無水ケイ酸、タルク、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、無水リン酸水素カルシウム、第三リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、滑石、およびアラビアゴム、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
充填剤としては、特に限定されず、例えば、微結晶セルロース、マンニトール、ラクトース、およびリン酸カルシウム、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
希釈剤としては、特に限定されず、例えば、炭水化物、グルコースなどの単糖類、スクロース、無水ラクトース、ラクトース一水和物などのオリゴ糖、およびソルビトール、マンニトール、エリスリトール、キシリトールなどの糖アルコール、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
着色剤としては、特に限定されず、例えば、カロチノイド色素、ウコン色素、カラメル色素、カロチン色素、クチナシ色素などの天然色素、および食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色40号、食用赤色102号、食用赤色104号、食用赤色105号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用緑色3号、食用青色1号及び食用青色2号などの食用タール色素、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
保存料としては、特に限定されず、例えば、安息香酸、ポリリジン、ソルビタン、およびプロタミン、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
香料としては、特に限定されず、ミントポリフェノール、カモミールエキス、シソエキスなどの天然香料、およびL−メントールなどの合成香料、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
甘味剤としては、特に限定されず、例えば、上記賦形剤および風味剤として挙げられる糖アルコールのほか、アスパルテーム、およびステビア、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
緩衝剤としては、特に限定されず、例えば、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、およびリン酸二水素ナトリウム、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
溶解補助剤としては、特に限定されず、例えば、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、クエン酸ナトリウム、塩化マグネシウム、炭酸ナトリウム、および炭酸水素ナトリウム、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
当該他の添加剤の含有量は、例えば、キサントシン類が有する肝機能改善作用を阻害しない範囲において、当業者により、任意の含有量が適宜設定され得る。
本発明の肝機能改善用製剤では、例えば、当業者に公知の方法によって、肝機能改善作用を奏する薬剤成分および/または添加剤、他の添加剤、あるいはこれらの組合せがキサントシン類に混合される。
本発明の肝機能改善用製剤は、特に限定されないが、例えば、天然物から抽出、単離、または精製された形態のもの、化学的に合成された形態のもの、あるいはこれらを混合した形態のもののいずれであってもよい。または、これらの形態のものを当業者が通常用いる方法により、例えば、錠剤、顆粒剤、液剤、またはカプセル剤の形態に形成したものであってもよい。
本発明の肝機能改善用製剤は、特に限定されないが、例えば、飲食品および肝機能改善用医薬品として利用され得る。
(肝機能改善用製剤を含有する飲食品)
次に、本発明の肝機能改善用製剤を飲食品として利用する場合について説明する。
次に、本発明の肝機能改善用製剤を飲食品として利用する場合について説明する。
本発明の飲食品には、上記肝機能改善用製剤が含有される。
本発明の飲食品としては、特に限定されないが、例えば、健康食品、機能性食品、栄養補助食品、および特定保健用食品に分類される飲食品(飲料を含む)が挙げられる。食品の形態としては、特に限定されないが、例えば、固形食品、粉末食品、シート状食品、瓶詰め食品、缶詰食品、レトルト食品、カプセル食品、タブレット状食品、流動食品、およびドリンク剤が挙げられる。
具体的な飲食品としては、特に限定されないが、例えば、クッキー、ゼリー、チューインガム、キャンデー、およびスナック菓子などの菓子類;シロップ類;清涼飲料水、茶類、乳酸菌飲料、および発酵乳などの飲料類;乾燥果実、乾燥野菜などの果実または野菜加工品;冷菓;ヨーグルト、加工乳、チーズ、および脱脂乳などの乳製品;卵豆腐などの卵製品;パン類および麺類などの澱粉加工品;燻製品;スープ類;ならびに調味料が挙げられる。
本発明の飲食品の製造は、特に限定されないが、当業者が通常用いる方法により行われる。本発明の飲食品の製造において、キサントシン類が有する肝機能改善作用を阻害しない範囲において、当業者により肝機能改善用製剤が適宜添加される。
本発明の飲食品の製造に用いられる飲食品の素材としては、例えば、穀物類、野菜類、果物類、および卵、ならびにそれらの加工品が挙げられる。
本願発明の飲食品に対するキサントシン類の含有量としては、キサントシン類が有する肝機能改善作用を阻害しない範囲において、特に限定されないが、飲食品全重量に対して、例えば、0.001重量%〜20重量%であり、好ましくは0.01重量%〜1重量%である。0.001重量%よりも少ない場合、本発明の飲食品を摂取した者の肝臓に対する肝機能改善の効果が充分得られないなど、キサントシン類の肝臓に対する肝機能改善作用が充分に発揮されないおそれがある。
本発明の飲食品には、一般的に飲食品に用いられる食品添加剤、例えば、甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤、発色料、漂白料、防かび剤、ガムベース、苦味料、酵素、光沢剤、酸味料、調味料、乳化剤、強化剤、製造用剤、香料、および香辛料抽出物をさらに適宜含有し得る。これらの食品添加物の含有量は当業者によって適宜設定され得る。
本発明の飲食品は、例えば、上記肝機能改善用製剤を飲食品の素材、栄養素(例えば、ビタミン、ミネラル、およびプロテイン)、食品添加剤等とともに当業者に公知の手法により混合することにより製造される。本発明の飲食品は、肝臓に対する肝機能改善作用を有するキサントシン類を飲食品として手軽に摂取することができるという点で特に有用である。
(肝機能改善用製剤を含有する医薬品)
次に、本発明の肝機能改善用製剤を医薬品として利用する場合について説明する。
次に、本発明の肝機能改善用製剤を医薬品として利用する場合について説明する。
本発明の肝機能改善用医薬品には、上記肝機能改善用製剤が含有される。
本発明の肝機能改善用医薬品に肝機能改善用製剤を含有させる方法としては、特に限定されないが、医薬品原料に肝機能改善用製剤を添加する方法が挙げられる。肝機能改善用製剤を添加する方法としては、特に限定されないが、例えば、飲食品の素材に肝機能改善用製剤を混合する方法が挙げられる。本発明の肝機能改善用医薬品中のキサントシン類の含有量としては、特に限定されないが、医薬品全重量に対して、例えば、好ましくは0.001重量%〜20重量%、より好ましくは0.01重量%〜1重量%である。0.001重量%よりも少ない場合、本発明の肝機能改善用医薬品を投与した者の肝臓に対する肝機能改善の効果が充分得られないなど、キサントシン類の肝臓に対する肝機能改善作用が充分に発揮されないおそれがある。
本発明の肝機能改善用医薬品は、特に限定されないが、キサントシン類が有する肝機能改善作用を阻害しない範囲において、例えば、賦形剤、充填剤、希釈剤、着色剤、風味剤、甘味剤、緩衝剤、溶解補助剤、保存料、および香料、ならびにこれらの組み合わせをさらに適宜含有し得る。
本発明の肝機能改善用医薬品の形態としては、特に限定されないが、例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、液剤、またはカプセル剤が挙げられる。これらの形態は、特に限定されないが、当業者が通常用いる方法を用いて形成され得る。
本発明の肝機能改善用医薬品の投与方法としては、特に限定されないが、肝機能改善に一層効果的な方法を使用することが望ましく、例えば、経口投与および静脈投与が挙げられる。経口投与としては、例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、液剤、またはカプセル剤の形態のまま投与してもよく、または、水、エタノール、あるいはこれらの組合せなどの溶媒に溶解もしくは懸濁させてから投与してもよい。静脈投与としては、例えば、本発明の肝機能改善用医薬品を塩類溶液、ブドウ糖溶液、またはこれらの組合せなどの溶媒に溶解または懸濁させて、例えば、点滴または注射器を用いて血液中に投与してもよい。投与時期としては、特に限定されないが、例えば、食事の前後および食間が挙げられる。
本発明の肝機能改善用医薬品の投与量は、投与する患者の年齢、体重、および疾患の程度ならびに医薬品の形態および投与手段に応じて異なるが、通常成人に対し、一日あたりのキサントシン類の量が、例えば、好ましくは0.1mg〜200mg、特に好ましくは10mg〜100mg投与される量に相当する医薬品の投与量であればよく、1日に1回または数回に分けて投与してもよい。
本発明の肝機能改善用医薬品が適用される疾患は、肝機能の低下に起因する肝臓疾患である限り、特に限定されず、例えば、急性肝炎、慢性肝炎、肝不全、肝硬変、および脂肪肝、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。本発明の肝機能改善用医薬品は、有効成分であるキサントシン類が、例えば、血液および肝臓の過酸化脂質量の増加抑制および/または減少させ;肝臓の脂肪蓄積を抑制し;肝臓中のサイトケラチン(中間径フィラメントの構成タンパク質)、カテプシンD(リソソームプロテアーゼ)、LC3(オートファジー関連酵素)、およびBax(細胞死促進タンパク質)の発現量を減少させ;肝臓中のBcl−xL(細胞死抑制タンパク質)およびSOD2(スーパーオキシドディスムターゼ)の発現量を増加させることにより、上記肝臓疾患に対する予防薬または治療薬として用いることができる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1:キサントシンを投与したラットの作製)
肝機能改善用製剤としてキサントシン(Sigma−Aldrich社製)を用意した。28週齢(生後7ヶ月)のラットに、飲料水として、蒸留水に0.1重量%のキサントシンを含有させた水溶液を6週間自由摂取させた(ラットの飲水量は1日あたり約25mLであった)。
肝機能改善用製剤としてキサントシン(Sigma−Aldrich社製)を用意した。28週齢(生後7ヶ月)のラットに、飲料水として、蒸留水に0.1重量%のキサントシンを含有させた水溶液を6週間自由摂取させた(ラットの飲水量は1日あたり約25mLであった)。
(比較例1)
蒸留水に0.1重量%のキサントシンを含有させた水溶液の代わりに、蒸留水を用いたこと以外は実施例1と同様にした。
蒸留水に0.1重量%のキサントシンを含有させた水溶液の代わりに、蒸留水を用いたこと以外は実施例1と同様にした。
(実施例2:血液中の過酸化脂質量の解析)
実施例1で得られたラットの血液を採取し、チオバルビツール酸(TBA)法を用いて血清中の過酸化脂質量を定量し、ラットの血液での過酸化脂質量における、キサントシンの影響を調べた。TBA法は、生体試料中の脂質の過酸化の程度を測定するために用いられる方法である。具体的には、ラットの下大静脈から血液を採取し、遠心分離機を用いて3000rpmにて10分間遠心分離を行い、上清(血清)を得た。得られた血清中の過酸化脂質量を、TBA法により定量した。TBA法の実施にあたり、MDA測定キット(日本老化制御研究所製)を用い、マニュアルに従い脂質酸化損傷マーカーであるMDA(マロンジアルデヒド)を定量した。定量結果を図1に示す。
実施例1で得られたラットの血液を採取し、チオバルビツール酸(TBA)法を用いて血清中の過酸化脂質量を定量し、ラットの血液での過酸化脂質量における、キサントシンの影響を調べた。TBA法は、生体試料中の脂質の過酸化の程度を測定するために用いられる方法である。具体的には、ラットの下大静脈から血液を採取し、遠心分離機を用いて3000rpmにて10分間遠心分離を行い、上清(血清)を得た。得られた血清中の過酸化脂質量を、TBA法により定量した。TBA法の実施にあたり、MDA測定キット(日本老化制御研究所製)を用い、マニュアルに従い脂質酸化損傷マーカーであるMDA(マロンジアルデヒド)を定量した。定量結果を図1に示す。
(比較例2)
実施例1で得られたラットの代わりに、比較例1で得られたラットを用いたこと以外は、実施例2と同様にして血清中の過酸化脂質量を定量した。定量結果を図1に示す。
実施例1で得られたラットの代わりに、比較例1で得られたラットを用いたこと以外は、実施例2と同様にして血清中の過酸化脂質量を定量した。定量結果を図1に示す。
図1から明らかなように、キサントシンを投与しなかったラットの血清と比較して、実キサントシンを投与したラットの血清では、過酸化脂質量が約半分にまで減少していた。このことから、キサントシンは、血液中の過酸化脂質の生成阻害および/または分解に作用することにより、血液中の過酸化脂質量を減少させる作用を有することがわかる。
(実施例3:肝組織中の過酸化脂質量の解析)
ラットの肝組織での過酸化脂質量における、キサントシンの影響を調べた。実施例1で得られたラットから肝臓を摘出し、この肝臓をホモジナイズした後、遠心分離機を用いて12000rpmにて30分間遠心分離を行い、上清を得た。この上清を実施例2と同様にして、肝組織の過酸化脂質量を定量した。定量結果を図2に示す。
ラットの肝組織での過酸化脂質量における、キサントシンの影響を調べた。実施例1で得られたラットから肝臓を摘出し、この肝臓をホモジナイズした後、遠心分離機を用いて12000rpmにて30分間遠心分離を行い、上清を得た。この上清を実施例2と同様にして、肝組織の過酸化脂質量を定量した。定量結果を図2に示す。
(比較例3)
実施例1で得られたラットの代わりに、コントロールとして比較例1で得られたラットを用いたこと以外は、実施例3と同様にして肝組織の過酸化脂質量を定量した。定量結果を図2に示す。
実施例1で得られたラットの代わりに、コントロールとして比較例1で得られたラットを用いたこと以外は、実施例3と同様にして肝組織の過酸化脂質量を定量した。定量結果を図2に示す。
図2から明らかなように、キサントシンを投与しなかったラットの血清と比較して、実キサントシンを投与したラットの肝組織では、過酸化脂質量が約半分にまで減少した。このことから、キサントシンは、血液だけではなく、肝組織中の過酸化脂質の生成阻害または分解にも作用することにより、過酸化脂質量を減少させる作用を有することがわかる。
(実施例4:肝組織での蛍光脂肪染色による解析)
キサントシンを投与したラットの肝臓から肝組織凍結切片を作製し、これを蛍光脂肪染色して肝細胞中の脂肪滴を電子顕微鏡にて観察し、ラットの肝組織での脂肪蓄積における、キサントシンの影響を調べた。まず、実施例1で得られたラットから肝臓を摘出し、この肝臓を10%ホルマリン(和光純薬工業株式会社製)に4℃にて24時間浸漬した。次に、ホルマリンに浸漬した肝臓を、10%スクロース(和光純薬工業株式会社製)を含有する0.1M PBS(タカラバイオ株式会社製)水溶液に4℃にて4時間、10%スクロースを含有する0.1M PBS水溶液に4℃にて4時間、15%スクロースを含有する0.1M PBS水溶液に4℃にて4時間、および20%スクロースを含有する0.1M PBS水溶液に4℃にて10時間浸漬した。その後、凍結用包埋剤(商品名:Neg−50;サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社製)に浸漬し、−50℃で凍結させた。次に、クリオスタットを用いて、ミクロトームにより約20μmの切片を得た。得られた切片をスライドガラスに貼り付け、室温にて乾燥させた後、BODIPY493/503(カタログ番号:D−3922;Life Technologies社製)を用いて染色を行った。染色した切片を電子顕微鏡により観察した。結果を図3および図4に示す。
キサントシンを投与したラットの肝臓から肝組織凍結切片を作製し、これを蛍光脂肪染色して肝細胞中の脂肪滴を電子顕微鏡にて観察し、ラットの肝組織での脂肪蓄積における、キサントシンの影響を調べた。まず、実施例1で得られたラットから肝臓を摘出し、この肝臓を10%ホルマリン(和光純薬工業株式会社製)に4℃にて24時間浸漬した。次に、ホルマリンに浸漬した肝臓を、10%スクロース(和光純薬工業株式会社製)を含有する0.1M PBS(タカラバイオ株式会社製)水溶液に4℃にて4時間、10%スクロースを含有する0.1M PBS水溶液に4℃にて4時間、15%スクロースを含有する0.1M PBS水溶液に4℃にて4時間、および20%スクロースを含有する0.1M PBS水溶液に4℃にて10時間浸漬した。その後、凍結用包埋剤(商品名:Neg−50;サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社製)に浸漬し、−50℃で凍結させた。次に、クリオスタットを用いて、ミクロトームにより約20μmの切片を得た。得られた切片をスライドガラスに貼り付け、室温にて乾燥させた後、BODIPY493/503(カタログ番号:D−3922;Life Technologies社製)を用いて染色を行った。染色した切片を電子顕微鏡により観察した。結果を図3および図4に示す。
(比較例4)
実施例1で得られたラットの代わりに、コントロールとして比較例1で得られたラットを用いたこと以外は、実施例4と同様にして切片を作製および染色し、電子顕微鏡により観察した。結果を図3および図4に示す。
実施例1で得られたラットの代わりに、コントロールとして比較例1で得られたラットを用いたこと以外は、実施例4と同様にして切片を作製および染色し、電子顕微鏡により観察した。結果を図3および図4に示す。
図3から明らかなように、キサントシンを投与しなかったラットの肝組織と比較して、キサントシンを投与したラットの肝組織では、肝細胞中の脂肪滴のサイズが小さく、かつ脂肪滴の分布密度も低いことがわかった。細胞1個あたりの脂肪滴において、その数が少なくかつサイズも小さいことがわかった。このことから、キサントシンは、肝細胞中の脂肪滴の生成阻害または分解に作用する結果、キサントシンを投与しなかったラットと比較して、細胞1個あたりの脂肪滴の数およびサイズを減少させることがわかる。なお、キサントシンを投与しなかったラットの肝組織と比較して、キサントシンを投与したラットの肝組織では、細胞1個あたりのミトコンドリアの数が増加する傾向も観察された。
図4から明らかなように、キサントシンを投与しなかったラットの肝組織と比較して、キサントシンを投与したラットの肝組織では、肝細胞中の脂肪滴が著しく減少し、脂肪滴のサイズも小さいことがわかった。このことから、形態学的な観点からも、キサントシンが肝細胞中の脂肪滴の生成阻害または分解に作用する結果、キサントシンを投与しなかったラットと比較して、細胞1個あたりの脂肪滴の数およびサイズを減少させたことがわかる。なお、キサントシンを投与したラットでは、肝細胞中の脂肪滴の周囲をミトコンドリアが包囲する傾向が高いことがわかった。
(実施例5:肝組織での各種タンパク質発現量の解析)
ウエスタンブロット法を用いて、ラットの肝組織での各種タンパク質の発現量における、キサントシンの影響を調べた。まず、実施例1で得られたラットから肝臓を摘出し、この肝臓をホモジナイズした後、遠心分離機を用いて12000rpmにて30分間遠心分離を行い、上清を得た。そして、この上清をSDS−PAGE電気泳動に供して上清中の各種タンパク質を分離し、さらにポリフッ化ビニリデン(PVDF)膜に転写した。その後、抗サイトケラチン抗体(EXBIO社製)、抗カテプシンD(CD)抗体(Uscn Life Science社製)、抗LC3抗体(和光純薬工業株式会社製)、抗Bax抗体(Gene Tex社製)、抗Bclx−L抗体(Gene Tex社製)、および抗マンガンスーパージオキシドディスムターゼ(SOD2)抗体(StressMarq Biosciences社製)を用いて、サイトケラチン、CD、SOD2、LC3、Bax、Bclx−L、およびSOD2をそれぞれ発光検出させた。結果を図5に示す。
ウエスタンブロット法を用いて、ラットの肝組織での各種タンパク質の発現量における、キサントシンの影響を調べた。まず、実施例1で得られたラットから肝臓を摘出し、この肝臓をホモジナイズした後、遠心分離機を用いて12000rpmにて30分間遠心分離を行い、上清を得た。そして、この上清をSDS−PAGE電気泳動に供して上清中の各種タンパク質を分離し、さらにポリフッ化ビニリデン(PVDF)膜に転写した。その後、抗サイトケラチン抗体(EXBIO社製)、抗カテプシンD(CD)抗体(Uscn Life Science社製)、抗LC3抗体(和光純薬工業株式会社製)、抗Bax抗体(Gene Tex社製)、抗Bclx−L抗体(Gene Tex社製)、および抗マンガンスーパージオキシドディスムターゼ(SOD2)抗体(StressMarq Biosciences社製)を用いて、サイトケラチン、CD、SOD2、LC3、Bax、Bclx−L、およびSOD2をそれぞれ発光検出させた。結果を図5に示す。
(比較例5)
実施例1で得られたラットの代わりに、コントロールとして比較例1で得られたラットを用いたこと以外は、実施例5と同様にして、肝組織における各種タンパク質の発現量を調べた。測定結果を図5に示す。
実施例1で得られたラットの代わりに、コントロールとして比較例1で得られたラットを用いたこと以外は、実施例5と同様にして、肝組織における各種タンパク質の発現量を調べた。測定結果を図5に示す。
図5から明らかなように、キサントシンを投与しなかったラットの肝組織と比較して、キサントシンを投与したラットの肝組織では、サイトケラチン、CD、SOD2、LC3、およびBaxの発現量が減少していたのに対して、Bclx−LおよびSOD2の発現量は増加していた。このことから、キサントシンは、細胞の障害的状況で発現量が増加するタンパク質、すなわちサイトケラチン、CD、LC3、およびBaxの発現量を減少させ、一方で、細胞が活性化した状態または若い状態のときに発現量が増加するタンパク質、すなわちSOD2およびBclx−Lを増加させたことがわかる。この結果から、キサントシンは、比較的高齢のラットにおける肝機能の活性化、維持、および改善に作用し、老化および/または疾患に伴う肝機能障害の予防および改善に作用することがわかる。
(実施例6:肝組織での免疫組織化学的染色による解析)
キサントシンを投与したラットの肝臓から肝組織凍結切片を作製し、これを免疫組織化学的染色して肝細胞中の各種タンパク質の発現量をレーザー顕微鏡にて観察し、ラットの肝組織での各種タンパク質の発現量における、キサントシンの影響を調べた。まず、実施例1で得られたラットから肝臓を摘出し、10%ホルマリンの代わりに4%パラホルムアルデヒド(PFA)・りん酸緩衝液(和光純薬工業株式会社製)を用いた以外は、実施例4と同様にして切片を得た。得られた切片をスライドガラスに貼り付け、室温にて乾燥させた後、抗サイトケラチン抗体、抗カテプシンD(CD)抗体、抗LC3抗体、抗Bax抗体、抗Bclx−L抗体、および抗マンガンスーパージオキシドディスムターゼ(SOD2)抗体を用いて反応させ、サイトケラチン、CD、SOD2、LC3、Bax、Bclx−L、およびSOD2それぞれの発現量をレーザー顕微鏡にて観察した。抗SOD2抗体を用いた免疫組織化学的染色の結果を図6に示す。
キサントシンを投与したラットの肝臓から肝組織凍結切片を作製し、これを免疫組織化学的染色して肝細胞中の各種タンパク質の発現量をレーザー顕微鏡にて観察し、ラットの肝組織での各種タンパク質の発現量における、キサントシンの影響を調べた。まず、実施例1で得られたラットから肝臓を摘出し、10%ホルマリンの代わりに4%パラホルムアルデヒド(PFA)・りん酸緩衝液(和光純薬工業株式会社製)を用いた以外は、実施例4と同様にして切片を得た。得られた切片をスライドガラスに貼り付け、室温にて乾燥させた後、抗サイトケラチン抗体、抗カテプシンD(CD)抗体、抗LC3抗体、抗Bax抗体、抗Bclx−L抗体、および抗マンガンスーパージオキシドディスムターゼ(SOD2)抗体を用いて反応させ、サイトケラチン、CD、SOD2、LC3、Bax、Bclx−L、およびSOD2それぞれの発現量をレーザー顕微鏡にて観察した。抗SOD2抗体を用いた免疫組織化学的染色の結果を図6に示す。
(比較例6)
実施例1で得られたラットの代わりに、コントロールとして比較例1で得られたラットを用いたこと以外は、実施例6と同様にして免疫組織化学的染色を行い、サイトケラチン、CD、SOD2、LC3、Bax、Bclx−L、およびSOD2をそれぞれの発現量をレーザー顕微鏡にて観察した。抗SOD2抗体を用いた免疫組織化学的染色の結果を図6に示す。
実施例1で得られたラットの代わりに、コントロールとして比較例1で得られたラットを用いたこと以外は、実施例6と同様にして免疫組織化学的染色を行い、サイトケラチン、CD、SOD2、LC3、Bax、Bclx−L、およびSOD2をそれぞれの発現量をレーザー顕微鏡にて観察した。抗SOD2抗体を用いた免疫組織化学的染色の結果を図6に示す。
図6から明らかなように、キサントシンを投与しなかったラットの肝組織と比較して、キサントシンを投与したラットの肝組織では、SOD2の発現量が増加していた。また、図には示していないが、Bclx−Lの発現量も同様に増加し、一方で、サイトケラチン、CD、LC3、およびBaxの発現量が減少していた。このことから、実施例5の結果と同様、キサントシンは、細胞の障害的状況で発現量が増加するタンパク質、すなわちサイトケラチン、CD、LC3およびBaxの発現量を減少させ、一方で、細胞が活性化した状態または若い状態のときに発現量が増加するタンパク質、すなわちSOD2およびBclx−Lを増加させたことがわかる。このように、免疫学的観点からも、キサントシンは、比較的高齢のラットにおける肝機能の活性化、維持、および改善に作用し、老化および/または疾患に伴う肝機能障害の予防および改善に作用することがわかる。
本発明によれば、キサントシン類を有効成分として含有する肝機能改善用製剤が提供される。本発明の肝機能改善用製剤は、例えば、肝機能の活性化・維持・改善または老化および疾患に伴う肝機能障害の予防・治療に用いることができる。さらに、本発明の肝機能改善用製剤は、生体内において安全であり、かつ肝機能を効率的に改善することができ、例えば、飲食品および医薬品などに利用することができる。
Claims (5)
- キサントシン類を有効成分として含有する、肝機能改善用製剤。
- キサントシン類がキサントシンである、請求項1に記載の肝機能改善用製剤。
- 前記キサントシン類の含有量が、全重量を基準として0.1重量%から100重量%である、請求項1または2に記載の製剤。
- 請求項1から3のいずれかに記載の製剤を含有する、飲食品。
- 請求項1から3のいずれかに記載の製剤を含有する、肝機能改善用医薬品。
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JP2013137183A JP2015010067A (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | 肝機能改善用製剤 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022141182A1 (zh) * | 2020-12-30 | 2022-07-07 | 财团法人医药工业技术发展中心 | 一种治疗酒精性脂肪肝的医药组合物及其应用 |
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-
2013
- 2013-06-28 JP JP2013137183A patent/JP2015010067A/ja active Pending
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