JP2015008592A - ガス遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作装置の高さを縮小化して、圧力容器、碍管および操作装置の一体輸送を可能とすることで、輸送コストを低減するとともに現地組立作業による不具合の発生を抑制可能なガス遮断器を提供すること。
【解決手段】横形の圧力容器1の上部には碍管8が取り付けられている。トーションバーユニット4は、圧力容器1と略同じ高さに配置されている。操作装置3は、圧力容器1の一端部側で圧力容器1と略同じ高さに配置され、トーションバーユニット4から得た可動接触子の操作力を連結機構5に出力する。連結機構5は、操作装置3による操作力を可動接触子に伝達する。操作箱7は、トーションバーユニット4、操作装置3、および連結機構5を収納するとともに、その下端が圧力容器1の下端と略同じ高さとなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス遮断器に関するものである。
従来の横形のガス遮断器は、水平な圧力容器を有するガス遮断器本体と、この圧力容器の上部に取り付けられた碍管と、前記ガス遮断器本体に付設され、前記圧力容器内の可動接触子を駆動することで遮断または投入操作をする操作装置とを備えている。また、操作装置は、可動接触子を駆動するための駆動力を蓄勢部から得る。蓄勢部としては、例えばトーションバーまたはコイルばねを利用するものがある。
従来のトーションバー式の操作装置は、圧力容器の一端部に配置された操作箱内に収納される。また、トーションバーを有するトーションバーユニットは、トーションバーの延伸方向に長寸であることから、圧力容器の下に配置される。トーションバーユニットのこの配置のもとでは、トーションバーユニットが取り付けられる操作装置は圧力容器よりも低い高さで配置される。そのため、操作箱は高さ方向に長寸となる。
また、従来のコイルばね式の操作装置は、圧力容器の一端部に配置された操作箱内に収納される。また、コイルばねを有するコイルばねユニットは、少なくともその一部が圧力容器の下端よりも下に配置される。コイルばねユニットのこの配置のもとでは、コイルばねユニットが取り付けられる操作装置は圧力容器の軸線よりも低い高さで配置される。そのため、操作箱は高さ方向に長寸となる。
また、特許文献1では、縦形の圧力容器の下にガス遮断器の操作装置を配置している。この操作装置は、可動接触子を駆動するための駆動力をトーションバーユニットから得ている。
特開平11−260202号公報
近年、ガス絶縁開閉装置の小型化および低価格化が求められている。そのため、従来のガス絶縁開閉装置の原低開発または改良が重要となっている。原低開発の一例として、輸送コストの低減が可能な機器開発が挙げられる。
しかしながら、ガス絶縁開閉装置を現地に輸送し据え付ける場合、輸送制限があるため、ガス絶縁開閉装置を予め構成機器に分解した状態で複数台のトラックで輸送し、現地で組み立てることが一般的である。そのため、輸送コストが増加するという問題がある。
特に、ガス遮断器については、ガス遮断器本体、碍管、および操作装置を一体で輸送することが、輸送コストの削減上は好ましい。
しかしながら、上記従来のトーションバー式の操作装置を備えた横形のガス遮断器では、トーションバーユニットを圧力容器の下に配置する構成としていることから、操作装置および連結機構を収納する操作箱が高さ方向に長寸化し、ガス遮断器の高さがトラックの輸送制限を越えてしまうという問題があった。そのため、圧力容器と碍管を別体とするなど、ガス遮断器を分解した状態で現地に輸送する必要があり、輸送コストが増加するという問題がある。
また、上記従来のコイルばね式の操作装置を備えた横形のガス遮断器では、コイルばねユニットを圧力容器に対して下側に配置する構成としていることから、操作装置および連結機構を収納する操作箱が高さ方向に長寸化し、ガス遮断器の高さがトラックの輸送制限を越えてしまうという問題があった。そのため、圧力容器と碍管を別体とするなど、ガス遮断器を分解した状態で現地に輸送する必要があり、輸送コストが増加するという問題がある。
また、特許文献1に記載のガス遮断器の場合、縦形の圧力容器の下に操作装置が配置されるので、横形のガス遮断器の場合よりも一層高さが高くなり、全装輸送が困難となる。したがって、この場合も、ガス遮断器を分解した状態で現地に輸送する必要があり、輸送コストが増加するという問題がある
なお、現地でガス遮断器を組み立てる場合、特に、現地でガス遮断器本体に碍管を取り付ける場合は、圧力容器内にごみ等の異物が混入し、不具合の発生原因と成り得るため、圧力容器と碍管は一体で輸送することが好ましい。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、操作装置の高さを縮小化して、圧力容器、碍管および操作装置の一体輸送を可能とすることで、輸送コストを低減するとともに現地組立作業による不具合の発生を抑制可能なガス遮断器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るガス遮断器は、水平方向である第1の方向に軸線を平行にして配置された圧力容器内に、固定接触子および前記第1の方向に往復動作して当該固定接触子に切離する可動接触子が配置される消弧室が設けられたガス遮断器本体と、前記圧力容器の上部に取り付けられた碍管と、前記圧力容器と略同じ高さで前記圧力容器の横に配置され、下端が前記圧力容器の下端よりも高い位置に配置される蓄勢部と、この蓄勢部の一端部が取り付けられ、前記圧力容器の第1の方向における一端部側にて下端が前記圧力容器の下端よりも高い位置となるように配置され、前記蓄勢部から前記可動接触子を駆動するための操作力を得て当該操作力を前記第1の方向と直交する水平方向である第2の方向の駆動力として出力する操作装置と、前記可動接触子と前記操作装置との間に介在して双方に連結され、前記操作装置が出力する前記第2の方向の駆動力を前記第1の方向の駆動力に変換して前記可動接触子に伝達することで前記操作装置による前記可動接触子の前記第1の方向の駆動を可能にする連結機構と、前記蓄勢部、前記操作装置、および前記連結機構を収納し、下端が前記圧力容器の下端と略同じ高さの操作箱と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、操作装置の高さを縮小化して、圧力容器、碍管および操作装置の一体輸送を可能とすることで、輸送コストを低減するとともに現地組立作業による不具合の発生を抑制することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係るガス遮断器の構成を示す側面断面図である。 図2は、実施の形態1に係るガス遮断器の構成を示す上面断面図であり、特に投入状態を示す図である。 図3は、実施の形態1に係るガス遮断器の構成を示す上面断面図であり、特に遮断状態を示す図である。 図4は、従来のガス遮断器の構成を示す側面断面図である。 図5は、従来のガス遮断器の構成を示す正面断面図である。 図6は、実施の形態2に係るガス遮断器の構成を示す側面断面図である。 図7は、実施の形態2に係るガス遮断器の構成を示す上面断面図であり、特に投入状態を示す図である。 図8は、従来の別のガス遮断器の構成を示す側面断面図である。
以下に、本発明に係るガス遮断器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るガス遮断器の構成を示す側面断面図である。図2は、本実施の形態に係るガス遮断器の構成を示す上面断面図であり、特に投入状態を示す図である。図3は、本実施の形態に係るガス遮断器の構成を示す上面断面図であり、特に遮断状態を示す図である。図2、図3は、図1の矢印Vの方向から見た図である。以下、図1〜図3を参照して、本実施の形態に係るガス遮断器の構成について説明する。
本実施の形態に係るガス遮断器は、横形の圧力容器1と、圧力容器1内に設けられた消弧室2と、圧力容器1の上部に取り付けられた一対の碍管8と、圧力容器1内および碍管8内に配置されて消弧室2に接続された導体9と、消弧室2内の可動接触子2aを駆動して固定接触子2bに切離させる操作装置3と、操作装置3に取り付けられ、可動接触子2aを駆動するための操作力を操作装置3に与えるトーションバーユニット4と、操作装置3の操作力を可動接触子2aに伝達する連結機構5と、操作装置3、トーションバーユニット4および連結機構5を収納する操作箱7と、圧力容器1の下部に設けられた架台取付部10aとを備えている。このガス遮断器は、定格電圧が例えば200kV程度のものを対象としている。
ガス遮断器本体は、圧力容器1と、圧力容器1内の消弧室2と、圧力容器1内の導体9とを備えて構成される。圧力容器1は円筒形状で、軸線を水平にして配置されている。圧力容器1内および碍管8内には六弗化硫黄ガス等の絶縁ガスが封入されている。消弧室2は遮断部を構成し、可動接触子2aと固定接触子2bとを備えている。可動接触子2aは図中矢印Dの方向(圧力容器1の軸線方向)に往復動作可能である。なお、図2、図3では、開閉状態をスイッチの開閉状態に模して描いているが、可動接触子2aは実際には矢印Dの方向に往復動作する。
また、図示例では、ガス遮断器は例えば相分離型である。すなわち、圧力容器1は三相分離して設けられ、各圧力容器1内に各相の消弧室2が設けられ、各圧力容器1に一対の碍管8および一対の架台取付部10aが取り付けられる。ただし、図2および図3では、二相分の圧力容器1のみを描き、残りの一相分については図示を省略している。
蓄勢部としてのトーションバーユニット4は、圧力容器1と略同じ高さで圧力容器1の横に配置され、圧力容器1と略平行に配置されるとともに、その下端は圧力容器1の下端の高よりも高くなっている。詳細には、トーションバーユニット4の下端は、圧力容器1の軸線よりも高い位置に配置されている。なお、圧力容器1は三相分配列されているが、トーションバーユニット4は圧力容器1の配列の一端側に配置されている。
トーションバーユニット4の一端部に操作装置3が取り付けられている。したがって、操作装置3の高さは、トーションバーユニット4の高さに略等しい。操作装置3の下端は、圧力容器1の下端よりも高い位置に配置される。また、操作装置3は、圧力容器1の軸線方向の一端部側に配置されている。つまり、操作装置3は、三相の圧力容器1の同じ一端部側でかつ配列方向の一端側に配置されている。操作装置3は、トーションバーユニット4に蓄勢された捩じり力を操作力として、連結機構5を介して可動接触子2aを駆動することができる。
連結機構5の構成は次のとおりである。操作装置3には、ロッド5aの一端部が連結されている。ロッド5aは、圧力容器1の軸線方向と直交する水平方向に延伸している。ロッド5aの他端部には、ピン5fを介してレバー5dが連結されている。レバー5dは、固定された軸5gに回動自在に軸支されている。さらに、レバー5dには、レバー5eが固定されている。つまり、レバー5d,5eは一体に構成され、いずれも軸5gに回動自在に軸支されている。なお、軸5gは、圧力容器1の軸線方向およびロッド5aの延伸方向(駆動方向)に直交する方向に平行である。また、レバー5d,5eは、軸5gを中心に一定の角度を成している。そして、このレバー5eには、最もトーションバーユニット4側の相の圧力容器1内の可動接触子2aがリンク5hを介して連結されている。また、ロッド5aの他端部には、ピン5fを介してロッド5bの一端部が接続されている。ロッド5bは、ロッド5aと略平行に延伸している。ロッド5bの他端部にも、ピン5fを介してレバー5dが連結されている。このレバー5dにはレバー5eが固定され、レバー5d,5eは軸5gを中心に一定の角度を成し、軸5gに回動自在に軸支されている。軸5gは、圧力容器1の軸線方向およびロッド5aの延伸方向(駆動方向)に直交する方向に平行である。そして、このレバー5eには、配列の中央の相の圧力容器1内の可動接触子2aがリンク5hを介して連結されている。さらに、ロッド5bの他端部には、ピン5fを介してロッド5cの一端部が接続されている。図示は省略しているが、ロッド5cの他端部にも、ピン5fを介してレバー5dが連結され、このレバー5dにはレバー5eが固定され、レバー5d,5eは軸5gを中心に一定の角度を成し、軸5gに回動自在に軸支されている。軸5gは、圧力容器1の軸線方向およびロッド5aの延伸方向(駆動方向)に直交する方向に平行である。そして、このレバー5eには、最もトーションバーユニット4から遠い側の相の圧力容器1内の可動接触子2aがリンク5hを介して連結されている。
なお、ロッド5a〜5cの駆動方向(矢印Aの方向)は、可動接触子2aの往復動作方向と直交する水平方向である。
操作箱7は、上面視で、略L形である。すなわち、操作箱7は、ロッド5a〜5cおよび三相のレバー5d,5e等の連結機構5を収納する箱体部7aと、トーションバーユニット4を収納する箱体部7bとから成る。なお、操作装置3は、箱体部7aと箱体部7bとの接続箇所である角部に配置される。また、操作箱7内には、制御機構も存在するが図示を省略している。
また、操作装置3およびトーションバーユニット4が圧力容器1と略同じ高さに配置されていることから、操作箱7の下端は圧力容器1の下端と略同じ高さにすることができる。図示例では、操作箱7の下端は圧力容器1の下端よりも僅かに低くなっている。
圧力容器1の下部には、架台取付部10aが取り付けられている。架台取付部10aには、図示しない架台を着脱することができる。図示例では、圧力容器1の下部に架台取付部10aを取り付けた状態で、架台取付部10aの下端は操作箱7の下端と略同じ高さであり、図示例では僅かに低くなっている。
次に、本実施の形態の動作について説明する。具体的には、本実施の形態に係るガス遮断器の遮断動作について説明する。図2の状態は、投入状態である。図3に示すように、遮断時には、操作装置3は、トーションバーユニット4に蓄勢される捩じり力を操作力として、ロッド5aを引き込む。これにより、ロッド5b,5cもロッド5aに追従してそれらの延伸方向に略平行に操作装置3側に向かって移動するとともに、各相のレバー5d,5eが軸5gを中心に反時計回りに所定の角度回動し、レバー5eにリンク5hを介して連結された可動接触子2aが駆動されて遮断状態となる。こうすることで、一台の操作装置3で、三相一括して遮断をすることができる。なお、投入動作については、上記と逆の動作となる。
本実施の形態では、トーションバーユニット4を圧力容器1の横に配置し、かつ、その下端を圧力容器1の下端よりも高くなるように配置したので、操作装置3の高さも圧力容器1の高さ以上とすることができ、操作箱7の下端を圧力容器1の下端と略同じ高さにすることができる。したがって、操作箱7の寸法が圧力容器1の下方に大きく拡大されることがなく、ガス遮断器の高さh(図1参照)を輸送制限以下に抑えることができ、圧力容器1に碍管8および操作装置3等を装着した状態での全装可搬が可能となり、輸送コストを低減することができる。
また、本実施の形態によれば、圧力容器1と碍管8とを一体で輸送することができるので、現地で組み立てた場合のように圧力容器1内にごみ等の異物が混入することがなく、不具合の発生を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、ガス遮断器は相分離型としたが、三相一括型、すなわち、一つの圧力容器1内に三相の消弧室2が含まれている場合にも適用することができる。この場合、図2および図3で、ロッド5b,5cを省略し、最もトーションバーユニット4側の圧力容器1内の可動接触子2aを駆動するレバー5d,5eおよびリンク5h等の構造を適用して構成すればよい。
また、連結機構5の詳細構造は、図2および図3の構造に限定されない。連結機構5は、可動接触子2aと操作装置3との間に介在して双方に連結され、操作装置3の出力する矢印A方向の駆動力を矢印D方向の駆動力に変換して可動接触子2aに伝達することで、操作装置3による可動接触子2aの矢印D方向の駆動を可能にするものであればよい。
次に、従来のガス遮断器の構成について説明する。図4は、従来のガス遮断器の構成を示す側面断面図である。図5は、従来のガス遮断器の構成を示す正面断面図であり、図4の矢印Wの方向から見た図である。以下、図4および図5を参照して、従来のガス遮断器の構成について説明する。
従来のガス遮断器は、横形の圧力容器1と、圧力容器1内に設けられた消弧室2と、圧力容器1の上部に取り付けられた一対の碍管8と、圧力容器1内および碍管8内に配置され、消弧室2に接続された導体9と、消弧室2内の可動接触子(図示せず)を駆動して固定接触子(図示せず)に切離させる操作装置3と、操作装置3に取り付けられ、可動接触子(図示せず)を駆動するための操作力を操作装置3に与えるトーションバーユニット4と、トーションバーユニット4を収納するケース4aと、操作装置3の操作力を可動接触子(図示せず)に伝達する連結機構15と、ガス遮断器本体を電気的に制御する制御機構6と、操作装置3、制御機構6、および連結機構15を収納する操作箱7と、圧力容器1の下部に設けられた架台10とを備えている。
従来のガス遮断器では、トーションバーユニット4は圧力容器1よりも低い高さで配置されている。また、連結機構15は、圧力容器1と略同じ高さに配置されている。
連結機構15の構成は次のとおりである。操作装置3にはロッド15eが連結され、ロッド15eにはレバー15bが連結されている。ここで、ロッド15eは操作装置3から上方に伸びており、上下方向(図中矢印Bの方向)に往復動作可能である。レバー15bは三相の圧力容器1の配列方向に延伸するシャフト15aに連結されている。シャフト15aには、各相の圧力容器1に対応して、レバー15cが連結されている。また、各レバー15cにはそれぞれリンク15dが連結され、各リンク15dには可動接触子(図示せず)が連結されている。
従来のガス遮断器では、操作装置3によりロッド15eを駆動することで、レバー15bを介してシャフト15aが回動し、各相のレバー15cがシャフト15aに追従して同時に回動し、さらに各相のレバー15cに連結された各相のリンク15dを介して可動接触子が駆動される。
しかしながら、従来のガス遮断器では、トーションバーユニット4を圧力容器1の下に配置していることから、操作装置3および連結機構15を収納する操作箱7が高さ方向に長寸化する。すなわち、操作箱7の下端は圧力容器1の下端よりも下方にある。そのため、従来のガス遮断器の高さH(図4)は、本実施の形態に係るガス遮断器の高さh(図1)よりも例えば2倍程度大きくなり、トラックの輸送制限を越えてしまうという問題がある。
そのため、従来のガス遮断器では、圧力容器1と碍管8を別体とするなど、ガス遮断器を分解した状態で現地に輸送する必要があり、輸送コストが増加するという問題がある。また、現地で圧力容器1に碍管8を取り付ける場合、圧力容器1内にごみ等の異物が混入する可能性があり、不具合発生の原因となり得る。
これに対し、本実施の形態では、トーションバーユニット4および操作装置3の下端を圧力容器1の下端よりも高くするとともに、操作装置3に連結されるロッド5aの駆動方向を水平でかつ可動接触子2aの駆動方向と直交する方向とし、このロッド5aの駆動方向を可動接触子2aの駆動方向に変換するように連結機構5を構成している。これにより、操作箱7が下方に長寸とならず、ガス遮断器の全装可搬が可能となる。
実施の形態2.
図6は、本実施の形態に係るガス遮断器の構成を示す側面断面図である。図7は、本実施の形態に係るガス遮断器の構成を示す上面断面図であり、特に投入状態を示す図である。図7は、図6の矢印Vの方向から見た図である。
本実施の形態に係るガス遮断器は、横形の圧力容器1と、圧力容器1内に設けられた消弧室2と、圧力容器1の上部に取り付けられた一対の碍管8と、圧力容器1内および碍管8内に配置されて消弧室2に接続された導体9と、消弧室2内の可動接触子2aを駆動して固定接触子2bに切離させる操作装置3と、操作装置3に取り付けられ、可動接触子2aを駆動するための操作力を操作装置3に与えるコイルばねユニット44と、操作装置3の操作力を可動接触子2aに伝達する連結機構5と、操作装置3、コイルばねユニット44および連結機構5を収納する操作箱77と、圧力容器1の下部に設けられた架台取付部10aとを備えている。
すなわち、実施の形態1では、蓄勢部として、トーションバーユニット4が用いられていたが、本実施の形態では、コイルばねユニット44が用いられる。そのため、図6および図7では、図1および図2と同一の構成要素には同一の符号を付し、以下では、図1および図2との相違を中心に説明する。
コイルばねユニット44は、投入コイルばね44aおよび遮断コイルばね44bを備えている。投入コイルばね44aは遮断器の投入に利用され、遮断コイルばね44bは遮断器の遮断に利用される。遮断コイルばね44bは、例えば、投入コイルばね44aの下部に配置されている。コイルばねユニット44は、圧力容器1と略同じ高さで圧力容器1の横に配置されるとともに、その下端は圧力容器1の下端の高よりも高くなっている。詳細には、コイルばねユニット44の下端は、圧力容器1の軸線よりも高い位置に配置されている。なお、圧力容器1は三相分配列されているが、コイルばねユニット44は圧力容器1の配列の一端側に配置されている。
コイルばねユニット44の一端部に操作装置3が取り付けられている。したがって、操作装置3の高さは、コイルばねユニット44の高さに略等しい。操作装置3の下端は、圧力容器1の下端よりも高い位置に配置される。また、操作装置3は、圧力容器1の軸線方向の一端部側に配置されている。つまり、操作装置3は、三相の圧力容器1の同じ一端部側でかつ配列方向の一端側に配置されている。操作装置3は、コイルばねユニット44に蓄勢されたばね力を操作力として、連結機構5を介して可動接触子2aを駆動することができる。
操作箱77は、上面視で、略L形である。すなわち、操作箱77は、ロッド5a〜5cおよび三相のレバー5d,5e等の連結機構5を収納する箱体部77aと、コイルばねユニット44を収納する箱体部77bとから成る。箱体部77bは、図1の箱体部7bに比べて短寸となる。なお、操作装置3は、箱体部77aと箱体部77bとの接続箇所である角部に配置される。また、操作箱77内には、制御機構も存在するが図示を省略している。
また、操作装置3およびコイルばねユニット44が圧力容器1と略同じ高さに配置されていることから、操作箱77の下端は圧力容器1の下端と略同じ高さにすることができる。図示例では、操作箱77の下端は圧力容器1の下端よりも僅かに低くなっている。
圧力容器1の下部には、架台取付部10aが取り付けられている。架台取付部10aには、図示しない架台を着脱することができる。図示例では、圧力容器1の下部に架台取付部10aを取り付けた状態で、架台取付部10aの下端は操作箱77の下端と略同じ高さであり、図示例では僅かに低くなっている。
本実施の形態では、コイルばねユニット44を圧力容器1の横に配置し、かつ、その下端を圧力容器1の下端よりも高くなるように配置したので、操作装置3の高さも圧力容器1の高さ以上とすることができ、操作箱77の下端を圧力容器1の下端と略同じ高さにすることができる。したがって、操作箱77の寸法が圧力容器1の下方に大きく拡大されることがなく、ガス遮断器の高さh(図1参照)を輸送制限以下に抑えることができ、圧力容器1に碍管8および操作装置3等を装着した状態での全装可搬が可能となり、輸送コストを低減することができる。
また、本実施の形態によれば、圧力容器1と碍管8とを一体で輸送することができるので、現地で組み立てた場合のように圧力容器1内にごみ等の異物が混入することがなく、不具合の発生を抑制することができる。
図8は、従来の別のガス遮断器の構成を示す側面断面図である。なお、図8では、図4と同一の構成要素には同一の符号を付している。従来の別のガス遮断器では、蓄勢部としてコイルばねユニット55が設けられている。コイルばねユニット55は、投入コイルばね55aおよび遮断コイルばね55bを備えている。遮断コイルばね55bは、投入コイルばね55aの上部に配置されている。ただし、コイルばねユニット55は、その上端が圧力容器1の軸線よりも低く、かつ、その下端が圧力容器1の下端よりも低くなっている。また、コイルばねユニット55、操作装置3、および図示しない連結機構は操作箱88内に収納されている。
この従来の別のガス遮断器では、コイルばねユニット55の下端が圧力容器1の下端よりも下に配置されることから、操作箱88の下端も圧力容器1の下端よりも下になる。そのため、この従来の別のガス遮断器の高さH(図8)は、本実施の形態に係るガス遮断器の高さh(図6)よりも例えば2倍程度大きくなり、トラックの輸送制限を越えてしまうという問題がある。
そのため、この従来の別のガス遮断器では、圧力容器1と碍管8を別体とするなど、ガス遮断器を分解した状態で現地に輸送する必要があり、輸送コストが増加するという問題がある。また、現地で圧力容器1に碍管8を取り付ける場合、圧力容器1内にごみ等の異物が混入する可能性があり、不具合発生の原因となり得る。
これに対し、本実施の形態では、コイルばねユニット44および操作装置3の下端を圧力容器1の下端よりも高くするとともに、操作装置3に連結されるロッド5aの駆動方向を水平でかつ可動接触子2aの駆動方向と直交する方向とし、このロッド5aの駆動方向を可動接触子2aの駆動方向に変換するように連結機構5を構成している。これにより、操作箱77が下方に長寸とならず、ガス遮断器の全装可搬が可能となる。
本発明は、ガス遮断器に有用である。
1 圧力容器、2 消弧室、2a 可動接触子、2b 固定接触子、3 操作装置、4 トーションバーユニット、4a ケース、5 連結機構、5a〜5c ロッド、5d,5e レバー、5f ピン、5g 軸、5h リンク、6 制御機構、7,77,88 操作箱、7a,7b 箱体部、8 碍管、9 導体、10 架台、10a 架台取付部、15 連結機構、15b,15c レバー、15d リンク、15e ロッド、44 コイルばねユニット、44a,55a 投入コイルばね、44b,55b 遮断コイルばね。

Claims (6)

  1. 水平方向である第1の方向に軸線を平行にして配置された圧力容器内に、固定接触子および前記第1の方向に往復動作して当該固定接触子に切離する可動接触子が配置される消弧室が設けられたガス遮断器本体と、
    前記圧力容器の上部に取り付けられた碍管と、
    前記圧力容器と略同じ高さで前記圧力容器の横に配置され、下端が前記圧力容器の下端よりも高い位置に配置される蓄勢部と、
    この蓄勢部の一端部が取り付けられ、前記圧力容器の第1の方向における一端部側にて下端が前記圧力容器の下端よりも高い位置となるように配置され、前記蓄勢部から前記可動接触子を駆動するための操作力を得て当該操作力を前記第1の方向と直交する水平方向である第2の方向の駆動力として出力する操作装置と、
    前記可動接触子と前記操作装置との間に介在して双方に連結され、前記操作装置が出力する前記第2の方向の駆動力を前記第1の方向の駆動力に変換して前記可動接触子に伝達することで前記操作装置による前記可動接触子の前記第1の方向の駆動を可能にする連結機構と、
    前記蓄勢部、前記操作装置、および前記連結機構を収納し、下端が前記圧力容器の下端と略同じ高さの操作箱と、
    を備えることを特徴とするガス遮断器。
  2. 前記操作箱は、上面視で、略L形であることを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
  3. 前記ガス遮断器は相分離型であり、
    前記連結機構は、
    一端部が前記操作装置に連結され前記操作装置により前記第2の方向に往復動作する第1のロッドと、
    この第1のロッドの他端部に連結されるとともに、前記第1および第2の方向に直交する第3の方向に平行な第1の軸に回動自在に軸支された第1のレバーと、
    この第1のレバーに固定され、前記第1の軸に回動自在に軸支されるとともに、第1の相の圧力容器内の可動接触子が連結される第2のレバーと、
    前記第1のロッドの前記他端部に一端部が連結され、前記第1のロッドの前記第2の方向の動作に伴って同方向に動作する第2のロッドと、
    この第2のロッドの他端部に連結されるとともに、前記第3の方向に平行な第2の軸に回動自在に軸支された第3のレバーと、
    この第3のレバーに固定され、前記第2の軸に回動自在に軸支されるとともに、第2の相の圧力容器内の可動接触子が連結される第4のレバーと、
    前記第2のロッドの前記他端部に一端部が連結され、前記第2のロッドの前記第2の方向の動作に伴って同方向に動作する第3のロッドと、
    この第3のロッドの他端部に連結されるとともに、前記第3の方向に平行な第3の軸に回動自在に軸支された第5のレバーと、
    この第5のレバーに固定され、前記第3の軸に回動自在に軸支されるとともに、第3の相の圧力容器内の可動接触子が連結される第6のレバーと、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のガス遮断器。
  4. 前記圧力容器の下部には、架台が着脱可能な架台取付部が設けられており、
    前記架台取付部の下端は、前記操作箱の下端よりも僅かに下となることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス遮断器。
  5. 前記蓄勢部はトーションバーユニットであり、
    このトーションバーユニットは前記圧力容器と平行に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス遮断器。
  6. 前記蓄勢部はコイルばねユニットであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス遮断器。


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