JP2015008027A - 記録媒体および記録媒体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の記録容量を減少させることなく、不正複製を防止すること。
【解決手段】記録媒体10の記録面10Aには、デジタルデータとして所定長さを有する記録ピット128がレーザー照射によって形成され配列される螺旋状のグルーブ部120と、隣接するグルーブ部120どうしの間に設けられ、記録ピット128の記録面10Aにおける位置を特定するために所定間隔で設けられるランドプリピット126を有する螺旋状のランド部122が設けられている。ランド部122には、ランドプリピット126のダミー用ピット130が設けられており、複製時に記録ピット128の位置を特定できなくすることによって、不正複製を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスク状基材の記録面にデジタルデータが記録された記録媒体および記録媒体の製造方法に関する。
従来、DVDやBD(Blu−ray(登録商標) Disc)などの記録媒体のうち、映像情報や音声情報(以下、「映像音声情報」という)などのコンテンツデータが記録されているものには、一般的に複製防止技術が搭載されている。これは、記録媒体の不正な複製によって、コンテンツデータを制作する事業者が本来得られる収益を損なう可能性があるためである。
DVDやBDには、金型を用いて複製するROM形式のものと、レーザーを用いて複製するR形式のものがある。ROM形式の記録媒体は、映画など数万枚に及ぶ複製を行う場合に使用され、R形式の記録媒体は、数枚から数百枚程度の少数の複製を行う場合に使用されるのが一般的である。ROM形式の記録媒体を用いる場合、金型を制作する必要があるので初期費用が高額になる。一方、R形式の記録媒体を用いる場合、パソコンなどで複製することができるので初期費用がROM形式と比べ安価となる。
R形式の記録媒体には、DVD−RやBD−Rなどの規格がある。ここで、R形式の記録媒体は、ROM形式の記録媒体に比べて安価に製造することができる反面、不正複製に関して脆弱な構造となっている。これは、R形式の記録媒体は、元々パソコン等でデジタルデータを複製するために製品化された規格なので、不正複製を防御する機能を備えていないためである。
DVD−RなどのR形式の記録媒体における不正複製に対する脆弱性の問題を解決するために、たとえば下記特許文献1〜7のような技術が知られている。たとえば、下記特許文献1は、主にグルーブ(groove)内にあるデジタルデータを改造して読取不可領域を形成し、不正複製を防止する技術である。
特許第4743829号公報 特開2000−231759号公報 特開2003−323768号公報 特開2003−338050号公報 特開2002−092881号公報 特開平09−115242号公報 特開2003−296937号公報
しかしながら、上述した従来技術では、不正複製防止のために記録媒体内に読取不可領域を設けたり、ダミーデータを記録したりするため、記録媒体の記録容量の内、一定量がこれらのデータの記録に使われてしまい、本来記録すべきデータの記録容量が減少するという課題がある。また、上述した従来技術では、読取不可領域やダミーデータを再生させないようにするためのプログラムを、記録媒体再生用プログラム(たとえばDVD再生プログラム)とは別個に記録媒体または再生装置に搭載する必要があるという課題がある。これは、読取不可領域は本来の規格(たとえばDVD規格など)に沿ったものではないため、再生装置での再生互換を著しく低下させ、場合によっては再生できない場合が発生してしまうためである。
また、上述した従来技術では、記録媒体に対して所定の解析をおこなえば、容易に読取不可領域や読取不可領域の再生を回避するプログラムの所在が判明してしまうという課題がある。たとえば、上述した特許文献1において、読取不可領域はグルーブ内にあるため、ディスクのソリや傷などディスクの品質を調べるシステムを用いるなど、専門的知識を有している者であれば、読取不可領域の設置場所が判ってしまう。
図8は、読取不可領域が設けられた記録媒体の解析結果の一例である。図8のグラフにおいて、縦軸はPIF値(Parity Inner Failure値)、横軸はディスク上における位置を示す。図8の例では、領域XにおいてPIF値が突出しており、この領域に読取不可領域が設けられていることが推定できる。このように読取不可領域の設置領域を特定できると、リッピングソフト等の不正複製ソフトによって、読取不可領域を飛び越えて記録媒体に収録されているデータを複製されてしまう可能性がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、記録媒体の記録容量を減少させることなく、不正複製に対する強度をより高めた記録媒体および記録媒体の製造方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる記録媒体は、ディスク状基材の記録面にデジタルデータが記録された記録媒体であって、前記記録面は、前記デジタルデータとして所定長さを有する記録ピットがレーザー照射によって形成され配列される螺旋状のグルーブ部と、隣接する前記グルーブ部どうしの間に設けられ、前記記録ピットの前記記録面における位置を特定するために所定間隔で設けられるランドプリピットを有する螺旋状のランド部と、を備え、前記ランド部には、前記ランドプリピットのダミー用ピットが設けられる、ことを特徴とする。
また、本発明にかかる記録媒体の製造方法は、ディスク状基材の記録面にデジタルデータが記録された記録媒体の製造方法であって、前記記録面に、前記デジタルデータとして所定長さを有する記録ピットが配列される領域である螺旋状のグルーブ部と、隣接する前記グルーブ部どうしの間に設けられ、前記記録ピットの前記記録面における位置を特定するために所定間隔で設けられるランドプリピットを有する螺旋状のランド部と、が形成された前記記録媒体に対して、前記ランド部に前記ランドプリピットのダミー用ピットを形成するステップと、前記グルーブ部に前記記録ピットを形成するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体のランド部にダミー用ピットを形成することにより、不正複製を防止する。このため、グルーブ部の記録ピットには改変をおこなわないので、記録媒体の記録容量を減少させることなく不正複製を防止することができる。また、本発明の記録媒体は、再生時に読取不可領域を回避するためのプログラムを搭載する必要がないので、記録媒体の記録容量を確保することができるとともに、記録媒体の汎用性を高めることができる。
実施の形態にかかる記録媒体10の構造を示す説明図である。 記録媒体再生時におけるレーザー照射光のファーフィールド分布である。 記録媒体再生時のプッシュ‐プル信号を示す説明図である。 記録媒体10の製造方法の手順を示すフローチャートである。 記録媒体10のファイル構造を示す説明図である。 記録媒体10の記録面10Aにおけるデータの書き込み配置を模式的に示す説明図である。 ダミー用ピット130の形成領域を模式的に示す説明図である。 読取不可領域が設けられた記録媒体の解析結果の一例である。 従来技術にかかる記録媒体の構造を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる記録媒体および記録媒体の製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態では、DVD−R形式のディスク状記録媒体を例にして説明するが、本発明の適用はDVD−Rに限らず、他の形式の記録媒体にも適用することができる。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる記録媒体10の構造を示す説明図である。図1において、図1Aは記録媒体10の全体形状、図1Bは記録媒体10の記録面の拡大図、図1Cは記録媒体10の拡大断面図である。記録媒体10は、ディスク状基材の記録面10Aにデジタルデータが記録された記録媒体であって、記録面10Aは、デジタルデータとして所定長さを有する記録ピット128がレーザー照射によって形成され配列される螺旋状のグルーブ部120と、隣接するグルーブ部120どうしの間に設けられ、記録ピット128の記録面10Aにおける位置を特定するために所定間隔で設けられるランドプリピット126を有する螺旋状のランド部122と、を備え、ランド部122には、ランドプリピット126のダミー用ピット130が設けられている。
図1Aに示すように、記録媒体10は円盤状のディスクであり、デジタルデータが記録される記録面10Aと、記録されたデータの内容などが記載されるラベル面10B(図1C参照)がある。なお、図1Aに示した螺旋状の形状は、後述するランド部等を模式的に示したものである。本実施の形態では、デジタルデータとして動画データ(コンテンツデータ)が記録されているものとする。
図1Bおよび図1Cに示すように、記録媒体10は、ラベル面10B側から順に、保護層102、反射層104、記録層(色素層)106および樹脂層108が積層されている。記録層(色素層)106には、データを書き込むための案内溝であるグルーブ(groove)部120が形成されており、隣接するグルーブ部120どうしの間はランド部122となっている。ランド部122上の特定の位置に対応するグルーブ部120は、ランド部122よりもレーザーの入射面側に位置する。グルーブ部120は蛇行して波状になっており、この蛇行波をウォブル(wobble)124という。
ウォブル124の蛇行は周期性を有しており、この蛇行を目盛りとして用いることにより、記録媒体10上のデータ位置を特定することができる。たとえば、記録媒体10内で2点間の移動距離を測るには、2点間にある蛇行波の数を数えればよい。ただし、目盛りだけでは相対的な位置しかわからないので、ランド部122上の決まった位置(一定間隔)にエンボス加工で形成されたランドプリピット126が配置されている。データの書込時等にはランドプリピット126およびウォブル124を用いて記録媒体10上の位置を特定する。
図2は、記録媒体再生時におけるレーザー照射光のファーフィールド分布である。また、図3は、記録媒体再生時のプッシュ‐プル信号を示す説明図である。図2に示すように、記録媒体10の再生時には、再生装置からのレーザー照射光がウォブル124(図2上で図示なし)で案内されてグルーブ部120を進行する。図2の領域20Aおよび20Bは、レーザーの照射範囲を模式的に示している。なお、図2ではウォブル124の図示は省略している。また、図2ではランドプリピット126を模式的な形状で示している。
図2に示すように、レーザー照射光のファーフィールド分布は、ランドプリピット126がない領域20Aの分布22Aとランドプリピット126がある領域20Bの分布22Bとで異なっている。このファーフィールド分布の変化により、記録媒体10に記録されているデジタルデータを再生すると、図3に示すような波形が検出される。図3では、ランドプリピット126のある場所での信号レベルがスライスレベルL2より下がっている。再生装置では、このような信号レベルを検出することにより、ランドプリピット126の存在を認識し、記録媒体10上の位置を特定する。なお、レーザーでトラックを追従するときは、後述する記録ピット128に対して外周側のランドプリピット126を検出する。
図1の説明に戻り、記録媒体10に記録されるデジタルデータは、所定長さを有する記録ピット128としてグルーブ部120に沿って記録される。記録ピット128は、記録媒体10にデジタルデータを記録するレコーダー(図示なし)によって、グルーブ部120の記録層106にレーザー照射をおこなうことによって形成される。より詳細には、記録層106は有機色素で形成されており、この有機色素にレーザーを照射することにより、化学変化させて他の部分よりも反射率が低い記録ピット128を形成する。この隣り合う記録ピット128どうしの間隔を利用して、デジタルデータである「0」「1」を決定している。なお、記録層106は有機色素に限らず、無機色素で形成されていてもよい。なお、記録媒体10の製法上、ランド部122にも有機色素が塗布され、したがってランドプリピット126にも有機色素が塗布されている。
ここで、記録媒体10のランド部122には、定間隔に設置されるランドプリピット126とランドプリピット126との間に、疑似的なランドプリピットであるダミー用ピット130が設けられている。なお、ダミー用ピット130が設けられるのは、後述するように記録媒体10のうち一部の領域であればよい。
ダミー用ピット130は、レーザー照射またはエンボス加工によって形成される。上述のように、記録媒体10の記録面10Aには、全体に有機色素(または無機色素)が塗布されているので、生ディスク(ウォブル124を有する螺旋状のグルーブ部120、および隣接するグルーブ部120どうしの間に設けられ、記録ピットの記録面における位置を特定するために所定間隔で設けられるランドプリピット126を有する螺旋状のランド部122を有する従来の記録媒体。図9参照)にレーザー照射をおこなうことにより、ダミー用ピット130を後から上書きすることで形成することが可能である。
なお、ダミー用ピット130の形成時に用いられるレーザーと、記録ピット128の形成時に用いられるレーザーとは同じ波長であってもよい。この場合、記録媒体10の製造装置(デジタルデータの書込装置)が発生可能なレーザー光が単一波長のみであっても、本発明にかかる記録媒体10を製造することができる。また、ダミー用ピット130の大きさは、たとえばランドプリピット126の大きさよりも小さくする。これにより、たとえば再生時におけるダミー用ピット130の影響を低減することができる。
また、図1Bではダミー用ピット130のランド部122における形成位置を、ランドプリピット126と同様にランド部122の幅方向の略中央位置に配置しているが、これに限らず、たとえば、ランド部122の外縁または内縁に沿って、またはランド部122の中心位置より外縁側または内縁側の位置に、またはランドプリピット126に重ねて、配置してもよい。
また、図1Bではランドプリピット126をランド部122の幅方向の略中央位置に配置しているが、これに限らず、ランドプリピット126をランド部122の所定の位置にあればよい。
上述したように、記録媒体10の再生装置では、ランドプリピット126とウォブル124を用いて記録ピット128の記録媒体10内での絶対位置を算出して、映像などのデータを再生する。また、不正複製ソフトについても同様に、ランドプリピット126とウォブル124を用いて記録ピット128の記録媒体10内での絶対位置を算出して、映像などのデータを複製する。ところが、ランドプリピット126とランドプリピット126との間に、本来は存在しないピット(ダミー用ピット130)があると、図2に示したファーフィールド分布が規定と異なることになり、データの位置情報を正しく計算することができなくなる。この場合、不正複製ソフトはランドプリピット126の位置を再計算するが、所定回数以上計算しても結果が得られない場合には複製処理を中止する。すなわち、ダミー用ピット130を設けることにより、不正複製を阻止することができる。
従来の不正複製防止技術のうち、ウォブル124のデータ部(記録ピット128など)に読取不可領域を設ける方式では、読取不可領域を飛び越えてディスク内のデータを再生するソフトが搭載されているので、不正複製ソフトも同様に読取不可領域を飛び越えて複製をおこなうことができる。しかしながら、本発明にかかる記録媒体10のように、ランドプリピット126の間にダミー用ピット130を設ける方式では、データ部は本来と変わりなく、一部のランドプリピット部分のみが本来と異なる。このため、仮にこの変更されたプリピット部分を飛び越えるようにしてしまうと、正常なデータ部を複製することができず、不正複製ソフトの機能が果たせなくなる。
また、一般的にDVDなどの記録媒体には、ECC(error correction code)と呼ばれる誤り訂正システムが具備されており、記録媒体に記録されたデータが何らかの原因で欠落しても、この誤り訂正システムによって修正をおこない、データの再生や複製を可能としている。不正複製防止のために読取不可領域を設ける方式では、読取不可領域を大きくすることによって、誤り訂正システムで読取不可領域の修正をできないようにしている。このため、コピーガードの強度が高くなるほど読取不可領域が大きくする必要があり、限られたディスクの記録容量が読取不可領域のために使われてしまっていた。
一方、本発明にかかる記録媒体10は、グルーブ部120の記録ピット128やランド部122のランドプリピット126は本来の構成とした上で、一部の領域にダミー用ピット130を設けている。これにより、グルーブ部120のデータは改変を行う必要がなく、必要以上に誤り訂正プログラムを作動させることなく、不正複製を防止することができる。
つぎに、本発明にかかる記録媒体10の製造方法をフローチャートで説明する。
図4は、記録媒体10の製造方法の手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、ユーザ(記録媒体10の製造者)は、まず、たとえばDVD−Rなどの既にディスクとして整形が完了しているもの(生ディスク)を作成する(ステップS401)。すなわち、記録媒体10の記録面10Aに、デジタルデータとして所定長さを有する記録ピットが配列される領域である螺旋状のグルーブ部120と、隣接するグルーブ部120どうしの間に設けられ、記録ピットの記録面における位置を特定するために所定間隔で設けられるランドプリピット126を有する螺旋状のランド部122と、を形成するステップをおこなう。なお、ユーザが生ディスクを作成するのではなく、すでに生ディスクとして販売されている記録媒体を購入して以降のステップをおこなってもよい。
つぎに、ステップS401で作成した生ディスクにレーザーを照射して、ランド部122の一部にダミー用ピット130を形成する(ステップS402)。すなわち、生ディスク上のランドプリピット126と異なる位置にダミー用ピット130が形成される。この後、映像や音楽などのコンテンツ情報(記録媒体10に記録されるデジタルデータ)をグルーブ部120にレーザーで書き込んで(ステップS403)、すなわち、グルーブ部120に記録ピット128を形成して、本フローチャートによる処理を終了する。
なお、図4のフローチャートでは、ダミー用ピット130を形成後に記録ピット128(コンテンツ情報など)の書き込みをおこなうようにしたが、これに限らず、生ディスクに記録ピット(コンテンツ情報など)を書き込んだ後に、ダミー用ピット130を形成しても良い。
つぎに、ダミー用ピット130の形成領域について説明する。
図5は、記録媒体10のファイル構造を示す説明図である。また、図6は、記録媒体10の記録面10Aにおけるデータの書き込み配置を模式的に示す説明図である。図5に示すように、記録媒体10内には、再生装置30による動画再生に用いられるVIDEO_TSフォルダ32が記録されている。VIDEO_TSフォルダ32内には、制御情報が記録されたファイル群34、メニュー静止画が記録されたファイル36、動画データが記録されたファイル群38が記録されている。
図6に示すように、記録媒体10の記録面10Aには、内周側から順に、プリライト領域40、リードイン領域42、制御情報記録領域44、メニュー静止画記録領域46、本編動画データ記録領域48、リードアウト領域50が形成されている。記録媒体10を再生装置30(図5参照)に読み込ませると、まず、最内周のプリライト領域40に記録されている記録媒体10の物理的な規格(工場での製造規格)を読み取る。つぎに、再生装置30は、リードイン領域42に記録されている記録媒体10の規格情報を読み取る。ここまでの情報は、生ディスクの状態で記録されている情報である。
つづいて、再生装置10は、コンテンツ毎のデータゾーンである制御情報記録領域44、メニュー静止画記録領域46、および本編動画データ記録領域48に記録された情報を順次読み出す。また、リードアウト領域50は、記録媒体10のエンドを知らせるデータが記録されている。
ダミー用ピット130は、これら記録媒体10の各種情報が書き込まれている領域のうち、たとえば静止画情報が記録されているグルーブ部120に隣接するランド部122に形成する。具体的には、メニュー静止画記録領域46や制御情報記録領域44などに隣接するランド部122にダミー用ピット130を形成する。なお、メニュー静止画記録領域46には名称の通り静止画データ(より詳細には、コンテンツデータの再生を制御するメニュー画面の静止画データ)が記録されている。または、コンテンツの最初に著作権者の「所有権宣言」「警告文」「使用方法に関する注意」などの案内が静止画情報として配置されている領域があるので、この領域に対応するランド部122にダミー用ピット130を形成しても良い。
図7は、ダミー用ピット130の形成領域を模式的に示す説明図である。図7上段には複数のグルーブ部120(120A〜120C)、および複数のランド部122(122A,122B)を図示しているが、図7下段はグルーブ部120Aに記録されたデータ(記録ピット128)の内容を示すものとする。グルーブ120Aには、メニュー画面などの静止画データ70と、その他のデータ(たとえば動画データなど)とが記録されている。ダミー用ピット130は、グルーブ部120Aに隣接するランド部122Aのうち、静止画データ70が記録された領域に対応する領域74に形成される。
このように、ダミー用ピット130を静止画情報が記録されているグルーブ部120に隣接するランド部122に形成することによって、ダミー用ピット130の位置に再生装置30の読取用レーザーが位置しても、本来静止画の領域なので、位置情報の計算で一時的に画面が停止する場合があっても、もともと静止画領域なので視聴者は通常再生と同じ状態で視聴することができる。また、ダミー用ピット130を動画データの再生画面を一時的に停止させるためのコマンドデータが記録されているグルーブ部120に隣接するランド部122に形成してもよい。また、たとえばダミー用ピット130を本編動画データ記録領域48やリードイン領域42に設けた場合でも、グルーブ部120のデータ(記録ピット128)は通常のディスクと同様であるので、通常のディスクと同様に再生等をおこなうことができる。
一方、記録媒体10を複製する場合、複製装置(図示なし)はランドプリピット126の位置情報とグルーブ部120に記録された記録ピット128とを照合しながら複製をおこなうが、その際、複製先の記録媒体側の位置情報も計算する必要がある。
たとえば、DVD−Rなどの記録媒体では、ディスクを製造したメーカーによってランドプリピット126の形状や配列が微妙に異なっている。その他にもディスク製造メーカーごとの特色があるため、プリライト部40にはディスク製造メーカーの情報がディスクごとに書き込まれている。
記録媒体を再生する場合だけであれば、プリライト領域40の情報を元に再生装置のバッファにコンテンツデータを蓄え、ECCを作動させながら再生(送出)するだけよい。
一方、記録媒体間で複製をおこなう場合、複製元と複製先とが異なるディスク製造メーカーの記録媒体である可能性がある。このため、複製装置は、複製元の記録媒体および複製先の記録媒体の両方のプリライト領域40に書き込まれた情報を参考にしながらコンテンツ情報を写し取って行くことになる。
したがって、複製装置と再生装置のバッファ容量が同じであっても、複製の場合の方が再生の場合より余裕が少なくなり、ダミー用ピット130による処理負荷の増加の影響が大きくなる。特に、エンボス加工で設置されたランドプリピット126は、記録ピット128の場合に比べて誤りが少ない物理的形状であるため、ECCでもエラーを照合させるビットの割り当てが少ないという背景がある。
複製装置は、前記位置情報やグルーブ部120の記録ピット128の情報をバッファに一時的に蓄え、ECCなどのシステムを用いてディスクの誤りを修正していく。しかし、バッファでの修正処理に時間がかかると、データの送出が間に合わなくなり、複製が中断してしまう。本発明では、予期せぬ場所にダミー用ピット130があるので、ランドプリピット126が余分にあると認識し、記録媒体10上の位置情報を算出することに時間がかかり、バッファ内でデータの送出が間に合わなくなり、複製を中止することになることを利用して不正複製を防止している。
特に、再生機能が必要でない複製専用装置では、十分な容量のバッファを備えていない場合がある。たとえば、デュプリケーターと言うDVD-R専用複製機では、オンザフライ方式でグルーブ部120のピットをなぞってゆく読取方式であるため、ダミー用ピット130があると、複製を中断してしまうことになる。
また、不正複製ソフトは、単にECCを作動させながら暗号解読し、ハードディスクにデータを転写する方式を採っている。不正複製ソフトは、複製を高速で行うためバッファの容量が少なく、グルーブ部120の記録ピット128の暗号解読をターゲットにしている。記録媒体にダミー用ピット130があると、不正複製ソフトはECCと暗号解読の計算以外の処理もおこなわなくてはならなくなるため、バッファ内のデータ送出が間に合わなくなり、複製を中断してしまうことになる。
以上説明したように、実施の形態にかかる記録媒体10は、ランド部122にダミー用ピット130を形成することにより、不正複製を防止する。このため、グルーブ部120の記録ピット128には改変をおこなわないので、記録媒体10の記録容量を減少させることなく不正複製を防止することができる。また、記録媒体10は、再生時に読取不可領域を回避するためのプログラムを搭載する必要がないので、記録媒体10の記録容量を確保することができるとともに、記録媒体10の汎用性を高めることができる。
また、ダミー用ピット130はごく小さく、その位置情報は電子顕微鏡を使わないと特定することができない。すなわち、ダミー用ピット130が形成された領域を特定して、この領域を回避して複製をおこなうことは非常に困難である。また、電子顕微鏡でディスクを解析するためには、ディスクを分解して、色素膜を取りだす必要がある。電子顕微鏡でディスクを解析するためには、高額な費用が必要となるため、この観点からも不正複製を抑止する効果を得ることができる。
本発明により、DVDなどの記録媒体内のデジタルデータを不正にコピーしようと行為を未然に防止することができ、デジタルデータ作成者の利益や権利を保護することができる。本発明は特に、レーザーによってデータを記録するR形式の記録媒体に適しており、たとえば監視カメラの撮影データの記録に本発明の記録媒体を用いることによって、記録されたデータが不正に複製・改ざんされることを防止することができる。また、インターネットなどのネットワーク上にデジタルデータが流出するのを防止することができる。
10……記録媒体、10A……記録面、10B……ラベル面、102……保護層、104……反射層、106……記録層、108……樹脂層、120……グルーブ部、122……ランド部、124……ウォブル、128……記録ピット、130……ダミー用ピット。

Claims (16)

  1. ディスク状基材の記録面にデジタルデータが記録された記録媒体であって、
    前記記録面は、
    前記デジタルデータとして所定長さを有する記録ピットがレーザー照射によって形成され配列される螺旋状のグルーブ部と、
    隣接する前記グルーブ部どうしの間に設けられ、前記記録ピットの前記記録面における位置を特定するために所定間隔で設けられるランドプリピットを有する螺旋状のランド部と、を備え、
    前記ランド部には、前記ランドプリピットのダミー用ピットが設けられる、
    ことを特徴とする記録媒体。
  2. 前記デジタルデータはコンテンツデータであり、
    前記ダミー用ピットは、前記コンテンツデータの再生を制御するメニュー画面の静止画データが記録されている領域に対応する前記ランド部に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  3. 前記ダミー用ピットは、前記記録媒体の制御ファイルが記録されている領域に対応する前記ランド部に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  4. 前記デジタルデータは動画データであり、
    前記ダミー用ピットは、前記動画データの再生画面を一時的に停止させるためのコマンドデータが記録されている領域に対応するランド部に配置される、
    ことを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  5. 前記デジタルデータは動画データであり、
    前記ダミー用ピットは、前記動画データが記録されている領域に対応するランド部に配置される、
    ことを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  6. 前記記録面は、有機色素または無機色素で覆われており、
    前記ダミー用ピットは、前記ランド部を覆っている前記有機色素または前記無機色素にレーザー照射をおこない、当該有機色素または当該無機色素の反射率を変えることによって形成される、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の記録媒体。
  7. 前記ダミー用ピットは、前記グルーブ部に前記記録ピットを配列する前に前記ランド部にレーザー照射をおこなうことによって形成される、
    ことを特徴とする請求項6記載の記録媒体。
  8. 前記ダミー用ピットは、前記グルーブ部に前記記録ピットを配列した後に前記ランド部にレーザー照射をおこなうことによって形成される、
    ことを特徴とする請求項6記載の記録媒体。
  9. 前記ダミー用ピットの形成時に用いられるレーザーと前記記録ピットの形成時に用いられるレーザーとは同じ波長であること、
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の記録媒体。
  10. 前記ダミー用ピットは、エンボス加工で形成される、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の記録媒体。
  11. 前記ランドプリピットは、前記ランド部の所定の位置に配置されており、
    前記ダミー用ピットは、前記ランド部の外縁または内縁に沿って配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の記録媒体。
  12. 前記ランドプリピットは、前記ランド部の所定の位置に配置されており、
    前記ダミー用ピットは、前記ランド部の中心位置より外縁側または内縁側の位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の記録媒体。
  13. 前記ランドプリピットは、前記ランド部の所定の位置に配置されており、
    前記ダミー用ピットは、前記ランド部の略中心位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の記録媒体。
  14. 前記ランドプリピットは、前記ランド部の所定の位置に配置されており、
    前記ダミー用ピットは、前記ランドプリピットに重ねて配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の記録媒体。
  15. 前記ダミー用ピットの大きさは、前記ランドプリピットの大きさよりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の記録媒体。
  16. ディスク状基材の記録面にデジタルデータが記録された記録媒体の製造方法であって、
    前記記録面に、前記デジタルデータとして所定長さを有する記録ピットが配列される領域である螺旋状のグルーブ部と、隣接する前記グルーブ部どうしの間に設けられ、前記記録ピットの前記記録面における位置を特定するために所定間隔で設けられるランドプリピットを有する螺旋状のランド部と、が形成された前記記録媒体に対して、前記ランド部に前記ランドプリピットのダミー用ピットを形成するステップと、
    前記グルーブ部に前記記録ピットを形成するステップと、
    を有することを特徴とする記録媒体の製造方法。
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