JP2005332556A - 光ディスクの記録再生方法及び光ディスク - Google Patents

光ディスクの記録再生方法及び光ディスク Download PDF

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Abstract

【課題】
多様な光ディスク媒体と多様なアプリケーションと、多様な媒体供給メーカーとが混在する利用環境において、光ディスク媒体を使用するユーザに対して判断できる管理情報を提供する手段が必要とされる。
【解決手段】
光ディスクの管理情報領域内に媒体ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報を再生するシステムにおいて、該光ディスクを駆動装置に装着した後の記録または再生のための準備期間において、該管理情報領域を再生して、該固有情報を駆動装置に接続された表示装置に具象することを特徴とする光ディスクの記録再生方法により、光ディスクユーザが確認を目視で行ない品質保証や製造元責任を明確にすることで信頼性の高いシステム運用が可能になる。
【選択図】 図3

Description

本発明は光ディスクの記録・再生方法に関し、より詳細には光記録媒体を駆動するために必要な管理情報を含む管理情報領域に記録した固有情報の再生技術に関する。
光ディスクは、主として情報を記録し、再生する光ディスク装置において用いられてきたが、昨今、さらに当該光ディスクに記録された情報を表示する機能を一体に備えた複合システムが開発されている。この複合システムには、例えば、ムービーカメラがある。かかるムービーカメラでは、例えば液晶や有機ELにより構成された表示装置に、撮影情報を再生、表示する。これにより、ユーザは容易に撮影状況を確認することができる。
光ディスクには、画像を記録するユーザ情報領域と光ディスクに関する管理情報を記録する管理情報領域とが設けられている。管理情報領域は、リードイン領域やコントロールトラック領域と呼称される場合もある。光ディスクの管理情報領域及びユーザ情報領域に形成される情報トラックのフォーマットは、光ディスクの種類により様々である。ここで、光ディスクには、追記及び書き換え可能な光ディスクであるCD−R及びCD−RWや、CD−R及びCD−RWよりさらに高記録密度化した追記及び書き換え可能なDVD―R、DVD−RW及びDVD−RAM、更に高記録密度化したBDディスク、HD−DVDがあり、その品種は多様であるが、それぞれは管理情報領域を備えている。
これらの光ディスクは、それぞれ情報トラックのフォーマットは異なっていても光ディスクの管理情報として光ディスクを駆動するために駆動装置において必要な情報が記録される点で共通する。光ディスクを駆動するために駆動装置において必要な情報には、例えば、記録再生のための初期条件情報、光ディスクのベンダー情報(以下、単に媒体ベンダー情報とする)、製造管理情報、フォーマットバージョン情報、セキュリティ情報が含まれる。
これらの光ディスクに記録されている管理情報は駆動装置に対して必要な情報を提供するものであり、ユーザに対して情報を提供するものではない。即ち、一般に管理情報は、駆動装置が光ディスクの駆動を障害なく実行するために駆動装置に提供される。光ディスクのユーザは、媒体ベンダーと駆動装置ベンダーとの組み合せに対して関心を持つに留まる。
駆動装置ベンダーは、通常、推奨する媒体ベンダーを指定することによって、駆動装置による記録の保証をしている。このため、ユーザによって、媒体ベンダーと駆動装置ベンダーの組合せを詳細に調べるために、解析ソフトを用いて光ディスク中の管理情報を読み込み、媒体ベンダー情報が取得される場合がある。この解析ソフトを利用すれば、ユーザは、媒体ベンダー情報を取得することにより、異なるブランドが付されたOEM品であることを認識できる。
このように媒体ベンダー情報は外部より容易に知ることができる情報であるが、駆動装置はこの媒体ベンダー情報により各種の設定を行うため、媒体ベンダー情報を誤って認識すると、駆動装置が誤作動するだけでなく、動作不能にいたる場合もある。この点において、媒体ベンダー情報は非常に重要な情報である。
このように管理情報のひとつである、媒体ベンダー情報は、駆動装置の設定をする重要な情報であるが、簡単に情報を入手することができるため、悪意の第3者が自身の供給する光ディスクに自身以外をベンダーとする媒体ベンダー情報を管理情報中に含めることによって混乱する事件が発生した。駆動装置は管理情報である媒体ベンダー情報を信じて管理情報に記録されないさらに詳細な駆動条件を設定しているのが現状である。この点からすると、悪意の第3者は、自身の供給する光ディスクを駆動装置に受け入れさせるために正当な媒体ベンダー情報を不正コピーし、当該光ディスク中に記録したものと考えられている。
管理情報としての媒体ベンダー情報は当該媒体ベンダーが生産したものであることを示す指標としての意味合いもある。
仮に媒体ベンダー情報の不正コピーを許すと、様々な問題が発生する。まず、駆動装置の適切な設定を阻害し、ユーザの効果的な利用を不可能にする。次に、駆動装置に障害が生じた場合に、障害に対するクレームが、不正にコピーされた媒体ベンダー情報により特定される媒体ベンダーに届けられ、結果的に障害が発生した光ディスクには本来無関係である媒体ベンダーの信用を失墜させることすらある。
このように媒体ベンダー情報の不正コピーによる影響は媒体のユーザのみに留まらず、本来の正当な媒体ベンダー・駆動装置ベンダーにも多大な有形・無形の損害を引き起こす危険性がある。
ここで問題になる媒体ベンダー情報は、通常、コードで記録される。具体的には、媒体ベンダー情報は、アスキーコードが使用され、3〜8文字程度で媒体ベンダーを識別している。
媒体ベンダー情報は、管理情報として意味のあるコードデータが設定されるが、従来は、実際の媒体ベンダーとは異なる媒体ベンダーに対応するコードデータを使用することについてはこれを規制する手段はなかった。また、コードデータを表わす文字数が少ない場合には著作権等によりその複製を制限し、法的救済を受けることは難しい。しかし少なくとも使用開始する段階で、使用する媒体がどのようなものであるかユーザに情報提供することができればユーザに判断を委ねることが可能になる。
多様な光ディスク、多様なアプリケーション、多様な媒体ベンダーが混在する利用環境において、光ディスクを使用するユーザに対して判断できる情報を提供する手段が必要とされている。
従来の光ディスクにおける、管理情報提供手段が、例えば特許文献1や特許文献2に開示されている。特許文献1及び特許文献2では、光ディスク上に肉眼で目視できる固有情報パターンを浮かび出して、ユーザに認識できるようにしている。この固有情報パターンを設けた領域は、特に管理情報領域として設定した領域ではないが、利用者に確認できる形で媒体ベンダーの確認が行えるようにしている。
特開平8−31009号公報 特開平7−130134号公報
しかし、従来の技術では固有情報を認識するパターンが媒体のみで構成する目視情報であるため、ユーザによる識別はできるが、記録再生装置を用いた識別ができないため、管理情報と整合性のない不正な構成であっても記録再生を実行してしまう問題がある。
また、従来の媒体のベンダー情報は3〜8文字程度のアスキーコードで、情報を簡単に入手できるため、簡単に盗用することができた。また、従来の媒体のベンダー情報は情報量が少なく、媒体ベンダーを特定するための直接的な情報ではないため、ユーザは媒体のベンダー情報を入手して媒体ベンダーを識別するには、市場に媒体を供給している媒体ベンダー情報や媒体ベンダーがどのようなコードを使用しているかなどの知識が必要であり、ユーザは不正ディスクであることを認識することが難しかった。また、目視可能な固有パターンを用いる場合、ユーザは目視により媒体の製造者を識別することができるが、駆動装置では固有パターンを認識するわけではないので、目視可能な固有パターンと、ドライブが識別した媒体のベンダー情報が異なっていたとしても、駆動装置は正常に動作してしまい、不正ディスクを排除することができない。
本発明は、光ディスクのユーザに対して媒体ベンダーの情報を提供する手段を備え、記録再生装置においても不正ディスクであることの識別も可能な光ディスク駆動システムを提案する。またその情報提供に適した管理情報を備えた光ディスクを提案する。
すなわち、本発明の目的は、媒体ベンダー情報が、ユーザが目視で確認することができ、且つ、駆動装置が読み込んで識別可能であり、それらが一致するかによって、不正な媒体を排除することができるシステムを提案することにある。
光ディスクの駆動部と光ディスクの記録再生に関する情報を表示するための複合システム、特にムービーカメラのように撮影した状況の確認目的のために液晶等の表示装置を一体に構成した製品に対する管理情報の表示方法について述べる。
光ディスク駆動装置と表示装置は一体に構成されるため光ディスクに記録された管理情報を表示または表現する環境は整えられており、表示用として整えられた管理情報を管理情報領域に記録した光ディスク媒体と該表示用管理情報を表示するための駆動装置におけるプロセスを規定すれば、管理情報の表示装置へ表示することが可能である。
光ディスクにユーザデータを記録再生する最中において、媒体の管理情報を表示してはユーザに対して邪魔になる恐れがある。しかし光ディスク媒体の駆動装置へのローディング処理をする期間は、ユーザデータの記録再生が行えないため、この期間に管理情報を表示装置に表示することは受け入れられよう。また光ディスク媒体の中に記録されているユーザ情報のファイル管理単位で表示するような場合、例えば再生タイトルが異なる映像の切替時に媒体管理情報領域に記録されている情報を表示することも有意義な手段である。
以上、光ディスク媒体の固有の管理情報をユーザに目視的に光ディスク媒体の駆動装置により表示することを可能にする手段について提案する。
本発明にかかる光ディスクの記録再生方法は、光ディスクの管理情報領域に、媒体ベンダー及び/又は情報供給ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報を記録するステップと、前記光ディスクを駆動する駆動装置によって前記管理情報領域に記録された固有情報を読み出すステップと、読み出された固有情報を前記駆動装置に接続された表示装置によって表示するステップとを備えたものである。
ここで、前記固有情報の表示は、前記光ディスクを前記駆動装置に装着した後の記録または再生のための準備期間に実行することが好ましい。また、前記固有情報の表示は、前記光ディスクを前記駆動装置に装着した媒体初期化時に実行するようにしてもよい。
さらに、前記固有情報は、画像情報として前記管理情報領域に記録されていることが望ましい。好適な実施の形態における固有情報は、商標である。
本発明にかかる光ディスクは、管理情報領域に媒体ベンダー及び/又は情報供給ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報を記録した光ディスクであって、前記固有情報は、当該光ディスクを駆動する駆動装置に接続された表示装置によって表示されるものである。
ここで、前記固有情報の表示は、前記光ディスクを前記駆動装置に装着した後の記録または再生のための準備期間に実行することが好ましい。また、前記固有情報の表示は、前記光ディスクを前記駆動装置に装着した媒体初期化時に実行するようにしてもよい。
さらに、前記固有情報は、画像情報として前記管理情報領域に記録されていることが望ましい。好適な実施の形態における固有情報は、商標である。また、前記固有情報のすべて若しくはその一部を使用して、前記光ディスクに記録する情報の記録又は再生に係る情報を生成又は還元することとしてもよい。さらに、前記固有情報のすべて若しくはその一部を使用して、前記光ディスクに記録する情報の記録又は再生時において当該情報の記録又は再生を有効或いは無効とすることとしてもよい。
本発明の光ディスクでは、管理情報として媒体ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報を記録する。例えばこの固有情報は画像情報であり、特定の企業あるいは特定の集団、あるいは特定の商品及び商品群に対応したものであって目視することによりその特徴が判別できる内容を有したものである。このような画像は著作権が発生するもの、あるいは商標として登録されたものを含んでいる。
つまりこの画像情報を第3者が許可無く使用できるものではないと認められるものを含んでいる。この画像の使用は独占的に使用できる権利を有するものであり、これを表示することにより光ディスク媒体の品質保証や製造元責任を明確にできる利点がある。このように第3者の利用が制限された画像情報を管理情報領域に記録し駆動装置に接続された表示装置によって表示するようにしたので、仮に当該画像情報を第3者が複製し、他の媒体ベンダーの供給した光ディスクの管理情報領域に記録したとしても、その複製行為自体を不正行為として禁止できるため、より迅速に責任を追及できる。
これら管理情報領域に記録されるべき特定した画像情報を光ディスク上の決められた管理情報領域に記録するルールを仕様書として決めることで、この仕様に基づく駆動装置は決められた領域に記録された管理情報として扱うことができるため、媒体ベンダーと駆動装置ベンダーが異なる場合においても、管理情報としての画像情報を表示装置に表示することは容易なことである。つまり光ディスクのユーザは駆動装置と光ディスクの組み合わせにおいて、光ディスクに記録された管理情報の表示を行うことを可能とする。
さらに媒体ベンダーとは別に光ディスクに情報を記録してユーザに提供する情報供給ベンダーが存在する。ここに記録情報はコンテンツ情報として取扱われるものであって映画・音楽・文字情報・画像情報との組み合わせにより構成されるものである。これらコンテンツの著作権表示のためにこのシステムを使用することができる。情報供給ベンダーを示し、著作権を表現する商標やキャラクタ情報をコンテンツプログラムを表示する前又は後に表示することで、ユーザに目視的に認識させることができる。このとき、情報供給ベンダーを示す固有情報と媒体ベンダーを示す固有情報の双方を同時に表示するようにしてもよい。
光ディスクの管理情報として媒体ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報は、光ディスクを駆動装置にローディングしている間に表示することができる。なぜなら管理情報は光ディスクを駆動装置が駆動を開始する際に、最初に媒体から読み出す管理情報であるからである。ユーザ領域に存在する情報は管理情報を使用して駆動装置がセッティングされてから読み出すものであり、最初に読み出される管理情報として記録されている媒体ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報はそれ以前に読み出されるデータであって、光ディスクの初期化を含めたローディング作業中でも表示が可能な状態にある。従ってこの表示の時点で、ユーザは該光ディスクの固有情報とする画像データの確認が行えるのである。通常この光ディスクのローディング中は、システムは停止しており初期設定の期間、ユーザは待たされている。この待ち時間に管理情報を表示することで該当光ディスク媒体の品質保証や製造元責任を明確にできることになる。
本発明の光記録媒体を製造するためには、管理情報領域の中に媒体ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報を記録する領域を設定し、媒体ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報を記載しなければならない。こうして作られた光ディスク媒体は、該光ディスクを駆動装置に装着した後の記録または再生のための準備期間において、該管理情報領域に格納された情報を再生して、駆動装置に接続された表示装置に具象することを可能とする。
本発明によれば、ユーザに対して光ディスクの信頼性と保証をアピールすることができる。また、第3者の管理情報をコピーした光ディスクの流通を阻止し、品質の良い記録媒体の確認をユーザ自信が行うことにより信頼性の高いシステム運用が可能になる。
さらに、固有情報を表示装置に表現するようにしたので、著作権等により保護されるシステムを構築することができる。
以下に、本発明の光記録媒体の駆動システムについて実施の形態を用いて具体的に説明するが、本発明はこれに限定されない。
本発明の実施の形態を図1に従って説明する。光ディスク1はユーザ情報を記録するユーザ情報領域10と、ユーザ情報の記録に関する管理情報を記録する管理情報領域12とを有する。ユーザ情報領域10と管理情報領域12の間には、通常記録には使用しない第3の領域11を設ける場合にもある。第3の領域11は、鏡面加工されたり、溝やピット列が設けられたりする。第3の領域11は、いわゆる緩衝領域として設けられ、ユーザ情報領域10と管理情報領域12の異なるフォーマット構成を吸収する領域である。図1に示す例では、管理情報領域12がユーザ情報領域10よりも内周側に配置されているが、これに限らず、管理情報領域12をユーザ情報領域10よりも外周側に配置したり、管理情報領域12をユーザ情報領域10の内周側及び外周側のそれぞれに配置するようにしてもよい。配置場所がいずれの場合でも、管理情報領域12は、光ディスクを駆動する際にユーザ情報領域10よりも先に再生される。
図2は駆動装置の構成を説明する図である。光ディスク1はスピンドルモータ5によって回転駆動される。光ヘッド2は、光ディスク1の管理情報を再生する。光ヘッド2は、光ヘッドサーボコントロールユニット6により制御され、光ディスク1のデータ記録面にトラッキングしフォーカスサーボが掛けられる。光ヘッド2は、光ディスク1より再生信号を検出し、その再生信号を記録再生管理ユニット4に出力する。記録再生管理ユニット4は光ヘッド2より再生信号を入力するとともに、記録再生に必要な情報処理とスピンドルモータ5や光ヘッドサーボコントロールユニット6への指示を実行する。
次に、図2を参照しながら、光ディスク1の再生処理について説明する。駆動装置が光ディスク1を駆動し始める前に、記録再生管理ユニット4は、スピンドルモータ5を再生に必要な線速度を得るように回転させる。スピンドルモータ5が所定の線速度に達すると、光ヘッドサーボコントロールユニット6により光ヘッド2はフォーカスサーボが掛けられ、これにより光ディスク1の記録面にレーザ光が集光する。続いて、光ヘッド2は光ヘッドサーボコントロールユニット6によりトラッキングサーボが掛けられ、これにより光ディスク1の記録トラックにトラッキングする。その後、光ヘッド2は、管理情報領域12まで移動し、管理情報を再生する。
このとき、光ヘッド2がフォーカスサーボを掛けた後に、一旦管理情報領域12に移動し、そしてその後にトラッキングサーボを掛けるようにしてもよい。
管理情報が再生できた場合には、光ディスク1を駆動するために必要な情報により駆動装置を設定する。例えば再生レーザ光出力値、記録レーザ光出力値、フォーマットバージョン、特定媒体メーカー用データ等の設定を実行する。
本発明の実施の形態では、かかる管理情報の中に、媒体ベンダーを特定し、第三者による使用が禁止された固有情報を含む。この固有情報は、表示装置において画像を表示させる画像データ形式により格納される。画像データは駆動装置が光ディスクの初期化動作を行っている期間に表示を行うことができる。画像データは静止画像データ、動画像データの双方を含む。また、固有情報は、音声データにより構成することも可能である。この場合には、スピーカなどの音声出力手段によって、当該音声データ形式の固有情報を音声出力する。
図3に光ディスクを光ディスク駆動装置に装填してから、ユーザ領域の記録再生動作が開始可能な状態に至るまでのプロセスを示した。
光ディスクを駆動装置に装填する(S101)と、駆動装置は、まず、光ディスクの管理情報領域に記録されている管理情報を再生する(S102)。本発明の実施の形態においては、この管理情報に、画像データ形式の固有情報が含まれる。再生された管理情報は駆動装置の初期値設定に使用される(S103)と同時に、管理情報領域に記録された画像データ形式の固有情報の表示を行う(S104)。駆動装置の設定が完了(S105)すれば、ユーザ領域の記録再生動作が可能になる(S106)。この状態を受けて、管理情報領域に格納された画像データ形式の固有情報の表示を完了する(S107)。
同様に光ディスクを初期化する作業が発生する場合にも、初期化期間に管理情報領域に記録された画像データ形式の固有情報の表示を行うことができる。通常、光ディスクを使用し始めるときにフォーマット処理が必要であり、このフォーマット処理の期間が上記の初期化期間に相当する。
図4に図3を用いて説明したプロセスの状況を示している。図4において、まず、記録用の光ディスク1を、光ディスク駆動装置と表示装置101が一体化された光ディスク記録対応ビデオカメラ100に装填する。ビデオカメラ100では、光ディスク1の装填後光ディスク駆動装置の初期化作業が終了するまでは、撮影に入れない。ユーザは初期化作業中、待たされることになる。この待機時間中に、図4に示されるように表示装置101を用いて管理情報の一部を表示させることができる。ここでは「XYZ」なる画像データを表示している。この例では、画像データ「XYZ」は媒体ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報を示している。例えば、画像データ「XYZ」は、媒体ベンダーの商標である。画像データ「XYZ」の表示は、光ディスク駆動装置の初期化作業が終了するまで、すなわち、撮影可能な状態に移行するまで、継続して実行される。この例では商標を画像データの例として説明したが、情報のタイトル名や、規格書のロゴあるいは所有者の名前、規格団体の名称やロゴ等のいずれであってもよい。尚、光ディスクに記録された固有情報は、光ディスクの再生中に継続して表示するようにしてもよく、ユーザの要求に応じて適宜表示するようにしてもよい。
続いて、本発明の実施の形態にかかる光ディスクを作成するための手順について説明する。
図5は光ディスク原盤に対して管理情報等の情報を記録するマスタリング装置の構成を示す図である。図5に示す構成図を用いて、光ディスク原盤に対して情報を記録するマスタリングについて説明する。光ディスクは、所望のプリフォーマットパターンがカッティングされた光ディスク原盤から金型としてのスタンパを形成し、そのスタンパを使用して射出成型することによってレプリカディスクが複製される。光ディスク原盤のカッティングは、マスタリング装置である光ディスク原盤露光装置によって行なわれる。
図5において、13は光ディスク原盤、14は光ディスク原盤13を回転駆動するスピンドルモータ、15はスピンドルモータを駆動制御するスピンドルモータドライバ、16はコントローラである。また、17はフォーマッタ、18は光ヘッドより出力される光ビームに対して信号変調をかける光変調器もしくは偏向器、19は光ディスク原盤13に対する光ヘッドの位置を測定し、コントローラ16に対して測定結果を出力するリニアスケール、20は光ビームを出射する光ヘッドである。
マスタリング装置は、管理情報を予め定められた管理情報領域に記録する。具体的には、マスタリング装置は、スピンドルモータ14に連結された高精度の回転テーブルに載置された光ディスク原盤13と光ヘッド20により記録位置を特定して記録する。そして、フォーマッタ17により生成されたフォーマット情報に応じて光変調器18が光ヘッド20より出力される光ビームに対して信号変調をかける。このとき、フォーマット情報には、固有情報を含む管理情報を予め定められた管理情報領域に記録するための情報が含まれている。従って、光ディスク原盤13には、管理情報領域に、固有情報を含む管理情報が記録される。
マスタリング装置により記録された情報はスタンパとして大量生産に使用される金型に引き継がれる。従ってマスタリング装置により記録される情報は、ユーザ情報領域に記録されるユーザ情報とは区別して管理される。
上述の例では、光ディスクの管理情報領域に媒体ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報を画像データとして格納するようにしたが、さらに、セキュリティの向上の観点から次のような情報を格納するようにしてもよい。即ち、光ディスクの管理情報領域に、記録媒体に記録されたデータの保有者を特定する固有情報と、記録媒体へのデータの記録に基づいて決定される履歴情報を記録媒体の製造段階において予め記録する。管理情報領域には、さらに、固有情報や履歴情報を格納した領域とは異なる領域に、ディスクの記録/再生/消去条件等、光ディスクの駆動装置の駆動条件に関する情報である管理情報が記録されるが、この管理情報の一部に、固有情報と履歴情報を使用して演算された演算管理情報を記録する。駆動装置は、固有情報と履歴情報を使用して演算管理情報をデコードし、正常な管理情報が取得できた場合に、光ディスクを駆動する。正常に管理情報をデコードできない場合は、光ディスクの駆動を停止する。
このようにすることで、仮に光ディスクに記録された管理情報をそのままコピーして使用しても、管理情報は別の領域に記録する固有情報と履歴情報により管理されるため、これらの情報の内容が変わった場合には管理情報が再現できない。そのため、記録媒体の正確な駆動に必要とされる管理情報の演算に固有情報を使用しているので、固有情報も管理情報と共に複製することが必要となり、第3者による複製の特定が容易となる。又、履歴情報は経時的に変化する内容であり、演算処理された管理情報も変換された情報が変化するので、第3者による複製の抑制につながる。従って、管理情報を演算処理し、その演算処理された管理情報と、管理情報のデコードに必要な情報とを記録媒体に記録するので、例えば光ディスクなどの高密度光ディスクの信頼性と記録される情報のセキュリティを確保する。
また、前記固有情報のすべて若しくはその一部を使用して、前記光ディスクに記録する情報の記録又は再生に係る情報を生成又は還元することとしてもよい。さらに、前記固有情報のすべて若しくはその一部を使用して、前記光ディスクに記録する情報の記録又は再生時において当該情報の記録又は再生を有効或いは無効とすることとしてもよい。
具体的には、マスタリング装置は、管理情報を予め定められた管理情報領域に記録する際に、固有情報のすべて若しくは一部を使用して、少なくとも当該固有情報を含む管理情報に対して、排他的論理和演算等の演算処理を実行する。これにより、管理情報領域には、固有情報と、演算処理後の管理情報が格納される。ここで、演算処理アルゴリズムは、データ処理分野で知られた様々なアルゴリズムを用いることができる。マスタリング装置により記録された情報はスタンパとして大量生産に使用される金型に引き継がれ、そして、光ディスク上に記録される。
光ディスクの管理情報領域に格納された演算処理後の管理情報を再生する場合には、駆動装置が記録時の演算処理アルゴリズムに対応したアルゴリズムにより演算処理を行う。この再生時の演算処理においても、演算処理後の管理情報と共に光ディスク上に格納された固有情報のすべて若しくはその一部を使用する。例えば、固有情報のすべて若しくは一部を使用して、演算処理後の管理情報に対して、排他的論理和演算等の演算処理を実行する。
このようにして得られた管理情報には、固有情報が含まれているから、駆動装置は、この固有情報と、光ディスク上にそのまま格納された固有情報とを比較する。比較の結果、両者が一致した場合には、駆動装置は、再生を有効として再生を実行する。また、比較の結果、両者が不一致の場合には、駆動装置は、再生を無効として再生を実行しない。
同様にして、新たに、ユーザ情報領域に情報を記憶する場合にも認証処理を実行してもよい。即ち、駆動装置は、固有情報のすべて若しくは一部を使用して、演算処理後の管理情報に対して、排他的論理和演算等の演算処理を実行する。駆動装置は、この演算処理により得られた固有情報と、光ディスク上にそのまま格納された固有情報とを比較する。比較の結果、両者が一致した場合には、駆動装置は、記録を有効としてユーザ情報領域への情報の記録を実行する。また、比較の結果、両者が不一致の場合には、駆動装置は、記録を無効としてユーザ情報領域への情報の記録を実行しない。このように、固有情報を認証に活用することによって、予め定められた演算処理を実行可能な駆動装置のみ、当該光ディスクの管理情報を得ることができ、再生や記録を行なうことが可能となる。これにより、模造品でない光ディスク及び駆動装置の組合せのみ再生や記録を行なうことができるから、模造品を排除できる。
本発明の光ディスクの概略平面図である。 本発明の光ディスク駆動装置を説明する図である。 本発明の光ディスクを駆動装置に装填してからユーザ領域の記録再生開始までの期間で管理情報である画像データの表示を行うシーケンスを説明する図である。 本発明の一例を説明する図である。 本発明の管理情報記録装置を説明する図である。
符号の説明
1 光ディスク
2 駆動装置光ヘッド
4 記録再生管理ユニット
5 スピンドルモータ
6 光ヘッドサーボコントロールユニット
10 ユーザ情報領域
12 管理情報領域
13 原盤
14 スピンドルモータ
15 スピンドルモータドライバ
16 コントローラ
17 フォーマッタ
18 光変調器、光偏向器
19 リニアスケール
20 マスタリング光ヘッド

Claims (12)

  1. 光ディスクの管理情報領域に、媒体ベンダー及び/又は情報供給ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報を記録するステップと、
    前記光ディスクを駆動する駆動装置によって前記管理情報領域に記録された固有情報を読み出すステップと、
    読み出された固有情報を前記駆動装置に接続された表示装置によって表示するステップとを備えた光ディスクの記録再生方法。
  2. 前記固有情報の表示は、前記光ディスクを前記駆動装置に装着した後の記録または再生のための準備期間に実行することを特徴とする請求項1記載の光ディスクの記録再生方法。
  3. 前記固有情報の表示は、前記光ディスクを前記駆動装置に装着した媒体初期化時に実行することを特徴とする請求項1記載の光ディスクの記録再生方法。
  4. 前記固有情報は、画像情報として前記管理情報領域に記録されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の光ディスクの記録再生方法。
  5. 前記固有情報は、商標であることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の光ディスクの記録再生方法。
  6. 前記固有情報のすべて若しくはその一部を使用して、前記光ディスクに記録する情報の記録又は再生に係る情報を生成又は還元することを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の光ディスクの記録再生方法。
  7. 前記固有情報のすべて若しくはその一部を使用して、前記光ディスクに記録する情報の記録又は再生時において当該情報の記録又は再生を有効或いは無効とすることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の光ディスクの記録再生方法。
  8. 管理情報領域に媒体ベンダー及び/又は情報供給ベンダーを特定し第三者による使用を禁止された固有情報を記録した光ディスクであって、
    前記固有情報は、当該光ディスクを駆動する駆動装置に接続された表示装置によって表示される光ディスク。
  9. 前記固有情報は、前記光ディスクを前記駆動装置に装着した後の記録または再生のための準備期間に再生され、表示されることを特徴とする請求項8記載の光ディスク。
  10. 前記固有情報は、前記光ディスクを前記駆動装置に装着した媒体初期化時に再生され、表示されることを特徴とする請求項8記載の光ディスク。
  11. 前記固有情報は、画像情報として前記管理情報領域に記録されていることを特徴とする請求項8〜10いずれかに記載の光ディスク。
  12. 前記固有情報は、商標であることを特徴とする請求項8〜11いずれかに記載の光ディスク。
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JP2008016171A (ja) * 2006-06-09 2008-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 識別情報記録システム、管理装置、記録装置及び記録制御回路
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