JP2015002290A - 透明導電膜用組成物、透明電極、半導体発光素子、太陽電池 - Google Patents

透明導電膜用組成物、透明電極、半導体発光素子、太陽電池 Download PDF

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晃平 三好
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政志 月原
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Abstract

【課題】Inを用いることなく、短波長の光透過性に優れた透明導電膜を実現する。
【解決手段】 本発明の透明導電膜用組成物は、下記式(1)で表されることを特徴とする。
AlGa1−x−y−zN (式1)
ただし、式中において、0<x<1、0<y<1、0≦z<1、0.001≦1−x−y−z≦0.1であり、MはSi、Geの何れか一種以上を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は主としてAlとGaを含む透明導電膜用組成物、これを含んで構成される透明電極、半導体発光素子、及び太陽電池に関する。
透光性を有する導電材料(以下、「透明導電膜」という。)は、導電性及び光透過性に優れるため、種々のデバイスの透明電極として使用されている。従来、このような透明導電膜としては、アンチモン(Sb)やフッ素(F)をドーパントとして含む酸化スズ(SnO)、アルミニウム(Al)やガリウム(Ga)をドーパントとして含む酸化亜鉛(ZnO)、及びSnをドーパントとして含む酸化インジウム(In)などの酸化物が知られている。なかでも、Snをドーパントとして含む酸化インジウム膜は、ITO(Indium−Tin−Oxide)膜と称され、低抵抗の酸化物透明導電膜が容易に得られることから、広範に利用されている(例えば特許文献1参照)。
ITO膜の形成には、一般的に直流スパッタリング法が用いられる。室温で成膜したITO膜は、5×10−4Ω・cm程度の低い比抵抗を示す。ITO膜は、可視域の光透過率についても良好であり、平均80%以上の光透過率を示す。また、化学的及び熱安定性に優れている。
ところで、近年、例えば青色発光や近紫外発光(例えば、波長300〜400nm)の機能を有する発光材料や発光デバイス(例えばLED、レーザ、有機又は無機EL)が普及し、開発が進められている。これらの電子デバイスには透明電極が必要とされる。
特開2007−113026号公報
S.Fritze, et al.,"High Si and Ge n-type doping of GaN doping - Limits and impact on stress", Applied Physics Letters 100, 122104, (2012)
しかしながら、ITO膜をはじめとする従来の酸化物透明導電膜は、波長400〜800nmの可視光域の平均透過率は優れているものの、波長400nm付近の近紫外光や、より短波長の近紫外光や深紫外光に対しては吸収が起こるため、十分に透過させることができない。よって、このような波長の光を発光するデバイスの電極として、従来の酸化物透明導電膜を用いた場合、この電極で光の吸収が生じ、光の取り出し効率が大きく低下してしまう。
また、別の問題として、ITO膜にはレアメタルであるInが必要となるが、Inの価格が高騰化していると共に、資源国の社会情勢などの影響を受けて供給が不安定な状況にある。よって、Inを用いない透明導電膜が将来的に必要となる可能性がある。
本発明は上記の課題に鑑み、Inを用いることなく、短波長の光透過性に優れた透明導電膜を実現することを目的とする。また、本発明は、このような透明導電膜を含む透明電極、半導体発光素子、及び太陽電池を実現することを目的とする。
本発明の透明導電膜用組成物は、下記式(1)で表されることを特徴とする。
AlGa1−x−y−zN (式1)
ただし、式中において、0<x<1、0<y<1、0≦z<1、0.001≦1−x−y−z≦0.1であり、MはSi、Geの何れか一種以上を含む。
上記の透明導電膜用組成物によれば、Inを含むことなく、比抵抗の小さいすなわち導電性の高い透明導電膜が実現できる。また、「発明を実施するための形態」の項で後述するように、Alの組成比に応じて近紫外域や深紫外域に吸収端を設定することができるため、デバイスの発光波長に応じて、近紫外光や深紫外光といった短波長の光に対しても高い透過性が確保できる。また、可視光に対する透過性に関しても、90%を超える透過率が実現できるため、ITO膜を用いる場合より高い透過性が確保できる。
なお、ホウ素(B)は含まれていなくても、一定程度含有されていても、上記透明導電膜用組成物による透明導電膜によれば、高い透光性と導電性がInフリーで実現できる。
上記の透明導電膜用組成物において、Si又はGeの組成比を特に0.005以上0.05以下としてもよい。この範囲内の組成比にすることで、極めて高い導電性が実現できる。
本発明の透明電極は、上記の透明導電膜用組成物を含んで構成されることを特徴とする。
また、本発明の半導体発光素子は、上記の透明電極を備えたことを特徴とする。これにより、発光素子から放射される光の吸収を抑制しながら、電流を供給するための電極として機能させることができる。
本発明の半導体発光素子は、上記の透明導電膜用組成物を含み、発光波長が400nm以下の短波長の発光素子として構成されることを特徴とする。その具体的な構成としては、種々の構成が想定される。
一例として、本発明の半導体発光素子は、n型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層の間に発光層を有し、
前記p型窒化物半導体層の上層に形成された、上記の透明導電膜用組成物を含んで構成された透明電極と、
前記透明電極の上層に形成された反射電極を備え、
前記発光層を、発光ピーク波長が400nm以下を示す窒化物半導体層で構成することができる。
また、別の一例として、本発明の半導体発光素子は、n型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層の間に発光層を有し、
前記n型窒化物半導体層の上層の全面に形成された、上記の透明導電膜用組成物を含んで構成された透明電極と、
前記透明電極の上層に形成された給電端子を備え、
前記発光層は、発光ピーク波長が400nm以下を示す窒化物半導体層で構成することができる。
上記の透明導電膜用組成物を含んで透明電極を構成したことにより、比抵抗の小さい透明電極が実現できる。これにより、p型窒化物半導体層やn型窒化物半導体層の上層に、Inフリーの透明電極を形成してもオーミック接続が実現されるので、短波長の光の吸収が抑制された発光素子が実現できる。
また、別の一例として、本発明の半導体発光素子は、n型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層の間に発光層を有し、前記n型窒化物半導体層を上記の透明導電膜用組成物を含んで構成することができる。
この構成によれば、上記の透明導電膜用組成物を含んでn型窒化物半導体層を構成したため、n型窒化物半導体層を低い比抵抗の値で実現でき、低い動作電圧によっても発光に必要な電流量を発光層に流すことができ、発光効率を向上させることができる。また、このn型窒化物半導体層の上面に仕事関数の比較的大きい金属材料(例えばNiなど)で構成される電極で形成しても、ノンアニールによってオーミック接続が実現できる。これにより、製造プロセスにおいてAu−Sn合金などのハンダを介して基板の接合処理が必要な縦型の半導体発光素子においても、ハンダの融点を超える温度でのアニール処理が不要となる。
本発明の透明導電膜用組成物によれば、Inを用いることなく、特に短波長の光透過性に優れた透明導電膜が実現できる。
AlGaSi1−x−yNのSi組成比と比抵抗の関係を示すグラフである。 AlGaSi1−x−yNのAl組成比と吸収端の関係を示すグラフである。 第1実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。 従来の半導体発光素子の概略断面図である。 第1実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第1実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第1実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第1実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第1実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第1実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第1実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第2実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。 第2実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第2実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第2実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第2実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第2実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第2実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第2実施形態の半導体発光素子の製造方法を説明するための工程断面図の一部である。 第3実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。 窒化物半導体層とAlGaSi1−x−yN層の間のオーミック特性を説明するための図である。 太陽電池セルの模式的な構成を示す断面図である。
[透明導電膜用組成物]
図1は、AlGaSi1−x−yN(0<x<1、0<y<1)のSi組成比と比抵抗の関係を示すグラフである。なお、Alの組成を6%、40%と固定し、GaとSiの比率を調整することで、Siの組成比を変化させながら比抵抗を測定した。なお、比抵抗は、ホール測定装置を用いて測定されたものである。
図1によれば、Al0.06GaSi0.94−yNにおいて、Si組成を0.16%、すなわち、Al0.06Ga0.9384Si0.0016Nとした場合には略1×10−3Ω・cmであり、Si組成比を高めるほど、その比抵抗は減少していることが分かる。例えば、Si組成を0.5%、すなわち、Al0.06Ga0.935Si0.005Nとした場合には比抵抗が4×10−4Ω・cmであり、Si組成を5%、すなわち、Al0.06Ga0.89Si0.05Nとした場合には比抵抗が6×10−5Ω・cmである。
ところで、窒化物半導体材料として一般的に用いられているGaNにおいても、その比抵抗を小さくする目的で、Siを高濃度にドープすることがなされている。しかし、このGaNに対して注入するドーパントの濃度を1×1019/cm以上にすると、原子結合の状態が悪化するなどの原因により、膜荒れが発生してしまうという現象が知られている(例えば、上記非特許文献1参照)。この膜荒れに起因した結晶状態の悪化により、極めて高濃度にSiをドープしても、比抵抗が十分に低下しないばかりか、表面が荒れ、白濁化する。
GaNに対し、Siドープ濃度を膜荒れが生じない上限値である1×1019/cmのほぼ近傍の9×1018/cmとした場合、その比抵抗は5×10−3Ω・cmであった。つまり、GaNにSiをドープして形成したGaSi1−yNにおいては、5×10−3Ω・cm程度の比抵抗が下限値であるといえる。
これに対し、図1に示すように、Al0.06GaSi0.94−yNとした場合、Si組成を0.16%(Si組成比0.0016)から10%(Si組成比0.1)まで増加させても、GaSi1−yNの場合より低い比抵抗が実現できていることが分かる。
図1においては、Alの組成を40%と固定し、Siの組成を0.5%にした場合と5%にした場合、すなわち、Al0.4Ga0.595Si0.005NとAl0.4Ga0.55Si0.05Nにおける比抵抗も併せて示している。Al0.4Ga0.595Si0.005Nでは比抵抗が略1×10−3Ω・cmであり、Al0.4Ga0.55Si0.05Nでは比抵抗が略1.5×10−4Ω・cmであった。これにより、Alの組成を異ならせた場合であっても、Siの組成を高めることでその比抵抗を小さくできており、GaSi1−yNの場合より低い比抵抗が実現できていることが分かる。つまり、Alの組成に関わらず、AlGaSi1−x−yNのSi組成を高めることでその比抵抗の値を低くできることが裏付けられる。
なお、図1において、Alの組成を6%とした場合に、Si組成を10%、すなわち、Al0.06Ga0.84Si0.1Nとした場合には比抵抗が6.5×10−5Ω・cmであり、Si組成を5%、すなわち、Al0.06Ga0.89Si0.05Nとした場合よりも比抵抗が少し上昇している。これは、GaNにおいてSiを高濃度にした場合に結晶性が悪化して比抵抗が上昇するのと同様の現象が生じているものと推察される。つまり、AlGaSi1−x−yNのSi組成を10%よりも更に高めると、Al0.06Ga0.84Si0.1Nより比抵抗が更に上昇することが予想される。
よって、図1によれば、少なくともSiの組成を0.1%以上10%以下、すなわち、AlGaSi1−x−yN(0<x<1、0<y<1、0.001≦1−x−y≦0.1)とすれば、従来のGaNよりも小さい比抵抗の素子が実現できることが分かる。特に、Siの組成を0.5%以上5%以下、すなわちAlGaSi1−x−yN(0<x<1、0<y<1、0.005≦1−x−y≦0.05)とすれば、従来のGaNよりも極めて小さい比抵抗の素子が実現できることが分かる。
図2は、AlGaSi1−x−yNのAl組成比と吸収端の関係を示すグラフである。なお、図2では、Siの組成を1%と固定し、AlとGaの比率を調整することで、Alの組成比を変化させながら吸収端を求めた。なお、吸収端は、ベガード則を用いて演算により導出されたものである。
図2によれば、Alの組成比を高めることで吸収端を短波長側にシフトできることが分かる。例えば、Alの組成比を0.06とすると吸収端は約350nmであり、組成比を0.4とすると吸収端は約300nmである。つまり、AlGaSi1−x−yNによれば、透過させたい光の波長に応じてAlの組成比を調整することで、短波長の光の吸収が抑制された材料が実現できる。また、吸収端が可視光域から大きく離れた波長となるため、可視光域の光についてもITOなどより極めて高い透光性が実現できる。
つまり、図1及び図2によれば、本発明のAlGaSi1−x−yNによって、Inを用いることなく、短波長の光透過性にも優れた導電性材料が実現できる。なお、図1において、Si組成を同じとした場合においても、Alの組成が6%であるAl0.06GaSi0.94−yNよりも、Alの組成が40%であるAl0.4GaSi0.6−yNの方が比抵抗の値は大きくなっている。これにより、Siの比率を一定とした場合には、Alの組成を高めることで吸収端は短波長側にシフトできる一方で、比抵抗は高くなることが示唆される。しかし、Alの組成を40%、Siの組成を0.5%として形成したAl0.4Ga0.595Si0.005Nによれば、GaNの比抵抗の最小値よりも低い値である、1×10−3Ω・cmであり、吸収端を約300nmとすることができており、深紫外光に対する高い透過性と低い比抵抗が両立できている。更に比抵抗を小さくするためには、Siの組成比を高めればよい。
なお、上記の説明は、AlGaSi1−x−yNという4元系の化合物を想定して説明したが、比抵抗に影響を与えない程度に不純物が混在されることで5元系以上の化合物を構成した場合であっても成立するものである。すなわち、上記AlGaSi1−x−yNに対してホウ素(B)が添加されてなる、AlGaSi1−x−y−zN(0<x<1、0<y<1、0≦z<1、0.001≦1−x−y−z≦0.1)においても、同様に従来のGaNよりも小さい比抵抗が実現できる。
更に、上記の説明では、化合物にSiを含むAlGaSi1−x−yNを想定して説明したが、化学的にSiと性質の近似するGeをSiの代わりに用いることで、AlGaGe1−x−yNを実現した場合であっても、同様の議論が可能である。つまり、この場合、Geの組成比を高めることでその比抵抗を低下させることができる。更に、SiとGeの両者を含む化合物であっても構わない。この場合には、SiとGeの両者の組成比の合計を高めることでその比抵抗を低下させることができるものと考えられる。
すなわち、電気伝導率σ及び抵抗率ρは、移動度μ、キャリア密度n、キャリア電荷によって、σ=1/ρ=qnμで表されることから、3価元素であるAl及びGaに対し4価元素のうちSi、Geの何れかを含む元素をドープすることにより、移動度μが上昇するため、比抵抗1/ρが小さくなったものと考えられる。4価元素のうち、ドナーとなる活性化エネルギーが小さいという理由でSi、Geが好ましく、特にSiを使用することが好ましい。
以上をまとめると、本発明の組成物AlGa1−x−y−zN(0<x<1、0<y<1、0≦z<1、0.001≦1−x−y−z≦0.1であり、MはSi、Geの何れか一種以上を含む)によれば、Inを用いることなく、短波長の光透過性にも優れた導電性材料が実現できる。
[発光素子]
上述した本発明の組成物AlGa1−x−y−zN(0<x<1、0<y<1、0≦z<1、0.001≦1−x−y−z≦0.1であり、MはSi、Geの何れか一種以上を含む)を含む発光素子の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、この組成物で構成された層を「AlGaSi1−x−yN層」と呼ぶ。
(第1実施形態)
半導体発光素子の第1実施形態について図面を参照して説明する。図3は、第1実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。なお、以下の各図において図面の寸法比と実際の寸法比は必ずしも一致しない。
半導体発光素子1は、支持基板11、アンドープ層13、半導体層20、透明電極21、透明電極23、給電端子25、給電端子27、反射電極31、及び反射電極33を備える。また、半導体層20は、n型窒化物半導体層15、発光層17、及びp型窒化物半導体層19が下からこの順に積層されて形成されている。
そして、透明電極21及び透明電極23は、AlGaSi1−x−yN層によって形成されている。透明電極21の上層には反射電極31を介して給電端子25が形成されている。同様に、透明電極23の上層には反射電極33を介して給電端子27が形成されている。
図3に示す半導体発光素子1は、紙面下向きに光を取り出すことが想定された素子である。発光層17から放射された光のうち、上方に進行した光は透明電極23を介して反射電極33に照射され、反射電極33から反射されて支持基板11側へと出射される。ここで、サファイアなどで実現される支持基板11と空気の屈折率の差の影響を受け、一部の光が支持基板11から外部に放射されず、その界面で反射され、半導体発光素子1内にて多重反射を繰り返す。このとき、その一部の光は透明電極21側へと進行する。ここで、透明電極21を透過した光が反射電極31に照射されるため、この反射電極31から反射されて支持基板11側へと再び導くことができる。
図4は、従来の半導体発光素子の概略断面図である。従来の半導体発光素子90は、ITOで形成されたコンタクト電極91及び93を備えている。これは、p型窒化物半導体層19の上面に高い反射性を有する金属材料からなる反射電極33を直接形成すると、良好なコンタクト抵抗が形成されないことから、コンタクト特性を向上させる目的で、縮退半導体であるITO又はNiを薄膜のコンタクト電極93として設け、更にこのコンタクト電極93上にAgやAlで形成された反射電極33を設けた構成を採用している。コンタクト電極91についても同様である。
しかし、ITOは365nm付近に吸収端を有し、NiはITOよりも長波長側に吸収端を有する。従って、ITOやNiからなるコンタクト電極91、93は、短波長の光を吸収するものであるため、短波長の光取り出し効率が低下してしまう。これに対し、図3に示す半導体発光素子1によれば、AlGaSi1−x−yN層で形成された透明電極21及び23を備えたことで、低い比抵抗を実現しながらも、吸収端がITOやNiよりも短波長側に位置する材料を用いることができるため、短波長側の光取り出し効率を特に向上させることができる。
以下、図3に示す半導体発光素子1の詳細な構成及びその製造方法について説明する。なお、以下の説明はあくまで一例である。
支持基板11は、サファイア基板で構成される。なお、サファイアの他、Si、SiC、GaN、YAGなどで構成しても構わない。反射電極31及び反射電極33は、例えばAg系の金属、Al、Rhなどで構成される。
アンドープ層13は、例えばGaNにて形成される。より具体的には、GaNよりなる低温バッファ層と、その上層にGaNよりなる下地層によって形成される。
透明電極21及び透明電極23は、AlGaSi1−x−yN層によって形成されている。なお、図3に示すように、透明電極21と透明電極23は、水平方向に間隙5を有して配置されている。これにより、透明電極23と透明電極21の間で水平方向にリーク電流が流れるのを抑制する効果が得られる。なお、透明電極23はp型窒化物半導体層19の上層に形成され、p型窒化物半導体層19は発光層17の上層に形成され、発光層17は、透明電極21と同様にn型窒化物半導体層15の上層に形成されている。このため、図3に示すように、発光層17と透明電極21が、相互に水平方向に間隙5を有した状態でn型窒化物半導体層15の上層に形成される構成となっている。
給電端子25は反射電極31の上層に、給電端子27は反射電極33の上層にそれぞれ形成され、例えばCr−Auで構成される。給電端子25はボンディングメタル37を介して、給電端子27はボンディングメタル39を介して基板41に電気的に接続されている。
半導体層20は、n型窒化物半導体層15、発光層17、及びp型窒化物半導体層19が下からこの順に積層されて形成される。
n型窒化物半導体層15は、GaN又はAlGaNにて構成され、これらの多層構造であってもよい。例えばアンドープ層13に接触する領域にGaNで構成される層(保護層)を含み、透明電極21に接触する領域にAlGa1−nN(0<n≦1)で構成される層(電子供給層)を含む多層構造とすることができる。少なくとも保護層には、Si、Ge、S、Se、Sn、Teなどのn型不純物がドープされており、特にSiがドープされているのが好ましい。
発光層17は、例えばInGaNからなる井戸層とAlGaNからなる障壁層が繰り返されてなる多重量子井戸構造を有する半導体層で形成される。これらの層はノンドープでもp型又はn型にドープされていても構わない。
p型窒化物半導体層19は、例えばGaNやAlGaNで構成され、Mg、Be、Zn、Cなどのp型不純物がドープされている。
次に、図3に示す半導体発光素子1の製造方法の一例につき、図5A〜図5Gの工程断面図を参照して説明する。
(ステップS1)
図5Aに示すように、支持基板11上に半導体層20を形成する。より詳細には、以下のとおりである。
〈支持基板11の準備〉
まず、支持基板11としてサファイア基板を用いる場合、c面サファイア基板のクリーニングを行う。このクリーニングは、より具体的には、例えばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相蒸着)装置の処理炉内にc面サファイア基板を配置し、処理炉内に流量が10slmの水素ガスを流しながら、炉内温度を例えば1150℃に昇温することにより行われる。
〈アンドープ層13の形成〉
次に、支持基板11(c面サファイア基板)の表面に、GaNよりなる低温バッファ層を形成し、更にその上層にGaNよりなる下地層を形成する。これら低温バッファ層及び下地層がアンドープ層13に対応する。
アンドープ層13のより具体的な形成方法は例えば以下の通りである。まず、МОCVD装置の炉内圧力を100kPa、炉内温度を480℃とする。そして、処理炉内にキャリアガスとして流量がそれぞれ5slmの窒素ガス及び水素ガスを流しながら、原料ガスとして、流量が50μmol/minのトリメチルガリウム(TMG)及び流量が250000μmol/minのアンモニアを処理炉内に68秒間供給する。これにより、支持基板11の表面に、厚みが20nmのGaNよりなる低温バッファ層を形成する。
次に、MOCVD装置の炉内温度を1150℃に昇温する。そして、処理炉内にキャリアガスとして流量が20slmの窒素ガス及び流量が15slmの水素ガスを流しながら、原料ガスとして、流量が100μmol/minのTMG及び流量が250000μmol/minのアンモニアを処理炉内に30分間供給する。これにより、第1バッファ層の表面に、厚みが1.7μmのGaNよりなる下地層を形成する。
〈n型窒化物半導体層15の形成〉
次に、アンドープ層13の上層にAlGa1−nN(0<n≦1)の組成からなる電子供給層を形成する。この電子供給層がn型窒化物半導体層15に対応する。
n型窒化物半導体層15のより具体的な形成方法は例えば以下の通りである。引き続き炉内温度を1150℃とした状態で、MOCVD装置の炉内圧力を30kPaとする。そして、処理炉内にキャリアガスとして流量が20slmの窒素ガス及び流量が15slmの水素ガスを流しながら、原料ガスとして、流量が94μmol/minのTMG、流量が6μmol/minのトリメチルアルミニウム(TMA)、流量が250000μmol/minのアンモニア及び流量が0.025μmol/minのテトラエチルシランを処理炉内に60分間供給する。これにより、Al0.06Ga0.94Nの組成を有し、Si濃度が3×1019/cmで厚みが2μmのn型窒化物半導体層15(電子供給層)がアンドープ層13の上層に形成される。
なお、この後、TMAの供給を停止すると共に、それ以外の原料ガスを6秒間供給することにより、電子供給層の上層に厚みが5nmのn型GaNよりなる保護層を形成するものとしてもよい。
上記の例では、n型不純物としてはSiを用いる場合を説明したが、他の不純物としてGe、S、Se、Sn及びTeなどを用いることができる。
〈発光層17の形成〉
次に、n型窒化物半導体層15の上層にInGaNで構成される井戸層及びn型AlGaNで構成される障壁層が周期的に繰り返される多重量子井戸構造を有する発光層17を形成する。
発光層17のより具体的な形成方法は例えば以下の通りである。まず、MOCVD装置の炉内圧力を100kPa、炉内温度を830℃とする。そして、処理炉内にキャリアガスとして流量が15slmの窒素ガス及び流量が1slmの水素ガスを流しながら、原料ガスとして、流量が10μmol/minのTMG、流量が12μmol/minのトリメチルインジウム(TMI)及び流量が300000μmol/minのアンモニアを処理炉内に48秒間供給するステップを行う。その後、流量が10μmol/minのTMG、流量が1.6μmol/minのTMA、0.002μmol/minのテトラエチルシラン及び流量が300000μmol/minのアンモニアを処理炉内に120秒間供給するステップを行う。以下、これらの2つのステップを繰り返すことにより、厚みが2nmのInGaNよりなる井戸層及び厚みが7nmのn型AlGaNよりなる障壁層による15周期の多重量子井戸構造を有する発光層17が、n型窒化物半導体層15の上面に形成される。
〈p型窒化物半導体層19の形成〉
次に、発光層17の上層に、例えばAlGa1−mN(0≦m<1)の組成からなる正孔供給層を形成する。この正孔供給層がp型窒化物半導体層19に対応する。
p型窒化物半導体層19のより具体的な形成方法は例えば以下の通りである。まず、MOCVD装置の炉内圧力を100kPaに維持し、処理炉内にキャリアガスとして流量が15slmの窒素ガス及び流量が25slmの水素ガスを流しながら、炉内温度を1025℃に昇温する。その後、原料ガスとして、流量が35μmol/minのTMG、流量が20μmol/minのTMA、流量が250000μmol/minのアンモニア及びp型不純物をドープするための流量が0.1μmol/minのビスシクロペンタジエニルマグネシウムを処理炉内に60秒間供給する。これにより、発光層17の表面に、厚みが20nmのAl0.3Ga0.7Nの組成を有する正孔供給層を形成する。その後、TMGの流量を9μmol/minに変更して原料ガスを360秒間供給することにより、厚みが120nmのAl0.13Ga0.87Nの組成を有する正孔供給層を形成する。これらの正孔供給層によりp型窒化物半導体層19が形成される。
更にその後、ビスシクロペンタジエニルマグネシウムの流量を0.2μmol/minに変更して原料ガスを20秒間供給することにより、厚みが5nmのp型GaNよりなる高濃度層(コンタクト層)を形成する。
上記の例では、p型不純物としてMgを用いる場合を説明したが、他の不純物としてBe、Zn、Cなどを用いることができる。
(ステップS2)
次に、ステップS1で得られたウェハに対して活性化処理を行う。より具体的には、RTA(Rapid Thermal Anneal:急速加熱)装置を用いて、窒素雰囲気下中650℃で15分間の活性化処理を行う。
(ステップS3)
図5Bに示すように、n型窒化物半導体層15の一部上面が露出するまで、p型窒化物半導体層19及び発光層17を、ICP装置を用いたドライエッチングによって除去する。
(ステップS4)
図5Cに示すように、反射電極の非形成領域に係る、n型窒化物半導体層15の上面にレジスト35を形成する。
(ステップS5)
図5Dに示すように、AlGaSi1−x−yN層26を全面に形成する。
具体的には、反応性スパッタリングを用いて、厚みが50nmのAl0.1Ga0.89Si0.01N層26を形成する。
その後、アセトンなどの薬品を用いたレジストのリフトオフにより、レジスト及びその直上に位置するAlGa1−x−y−zN層26を除去する。これにより、図5Eに示すように、AlGa1−x−y−zN層26が2つに分離され、透明電極21と透明電極23が形成される。このとき、透明電極21と透明電極23の間に水平方向に関する間隙5が形成される。
(ステップS6)
電子線蒸着装置(EB装置)を用いて、透明電極21の上面にAl又はAgからなる反射電極31を、透明電極23の上面にAl又はAgからなる反射電極33を、それぞれ例えば膜厚120nm程度蒸着する(図5F参照)。
(ステップS7)
反射電極31の上面に給電端子25を、反射電極33の上面に給電端子27をそれぞれ膜厚100nmのCrと膜厚3μmのAuからなる材料膜の成膜によって形成する(図5G参照)。その後、ボンディングメタル37によって給電端子25と支持基板41を接続し、ボンディングメタル39によって給電端子27と支持基板41を接続する。これにより、図3に示す半導体発光素子1が形成される。
なお、上記の例では、p型窒化物半導体層19の上面に形成される透明電極23と、n型窒化物半導体層15の上面に形成される透明電極21の双方を備える場合について説明したが、透明電極23のみを備える構成としても構わない。
(第2実施形態)
半導体発光素子の第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、第1実施形態と共通する箇所については、同一の符号を付してその説明を割愛することがある。
図6は、第2実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。半導体発光素子1aは、支持基板12、導電層44、絶縁層48、半導体層20及び給電端子42を含んで構成される。半導体層20は、p型窒化物半導体層19、発光層17、及びn型窒化物半導体層16が下からこの順に積層されて形成されている。
本実施形態では、n型窒化物半導体層16がAlGaSi1−x−yN層によって形成されている。上述したように、AlGaSi1−x−yN層は極めて低い比抵抗が実現できるため、従来構成の発光素子よりもn層の抵抗値を低下させることが可能となり、低い動作電圧によっても発光に必要な電流量を発光層に流すことができ、発光効率が向上される。
以下、図6に示す半導体発光素子1の詳細な構成及びその製造方法について説明する。なお、以下の説明はあくまで一例である。
支持基板12は、例えばCuW、W、Moなどの導電性基板、又はSiなどの半導体基板で構成される。支持基板12の上層には、多層構造からなる導電層44が形成されている。この導電層44は、本実施形態では、ハンダ層43、保護層45及び反射電極47を含む。
ハンダ層43は、例えばAu−Sn、Au−In、Au−Cu−Sn、Cu−Sn、Pd−Sn、Snなどで構成される。ハンダ層43は、製造方法の項で後述されるように、サファイア基板と支持基板12を接合する際に利用される。
保護層45は、例えばPt系の金属(TiとPtの合金)、W、Mo、Niなどで構成される。後述するように、プロセス時においてハンダ層を介した2基板の貼り合わせを行う際、ハンダを構成する材料が後述する反射電極47側に拡散し、反射率が落ちることによる発光効率の低下を防止する機能を果たしている。
反射電極47は、例えばAg系の金属、Al、Rhなどで構成される。半導体発光素子1aは、発光層17から放射された光を、図6の上方向(n型窒化物半導体層16側)に取り出すことを想定しており、反射電極47は、発光層17から下向きに放射された光を上向きに反射させることで発光効率を高める機能を果たしている。
なお、導電層44は、一部において半導体層20、より詳細にはp型窒化物半導体層19と接触しており、支持基板12と給電端子42の間に電圧が印加されると、支持基板12、導電層44、半導体層20を介して給電端子42へと流れる電流経路が形成される。
絶縁層48は、例えばSiO2、SiN、Zr、AlN、Alなどで構成される。この絶縁層48は、上面がp型窒化物半導体層19の底面と接触している。なお、この絶縁層48は、後述するように素子分離時におけるエッチングストッパー層としての機能を有すると共に、支持基板12の基板面に平行な方向に電流を拡げる機能も有する。
給電端子42はn型窒化物半導体層16の上面に形成され、例えばCr−Auで構成される。この給電端子42は、例えばAu、Cuなどで構成されるワイヤが連絡されており(不図示)、このワイヤの他方は、半導体発光素子1aが配置されている基板の給電パターンなどに接続される(不図示)。
次に、図6に示す半導体発光素子1aの製造方法につき、図7A〜図7Gの工程断面図を参照して説明する。
(ステップS11)
図7Aに示すように、サファイア基板11上に半導体層20を形成する。より詳細には、以下のとおりである。
まず、第1実施形態のステップS1と同様、サファイア基板11上にアンドープ層13を形成する。その後、第1実施形態のステップS5でAlGaSi1−x−yN層26を形成したのと同様の方法により、AlGaSi1−x−yN層からなるn型窒化物半導体層16を形成する。
より詳細には、炉内温度を1150℃とした状態で、MOCVD装置の炉内圧力を30kPaとする。そして、処理炉内にキャリアガスとして流量が20slmの窒素ガス及び流量が15slmの水素ガスを流しながら、原料ガスとして、流量が94μmol/minのTMG、流量が6μmol/minのトリメチルアルミニウム(TMA)、流量が250000μmol/minのアンモニア及び流量が3.5μmol/minのテトラエチルシランを処理炉内に30分間供給するステップを行う。これにより、厚みが1000nmのAl0.1Ga0.89Si0.01Nのn型窒化物半導体層16が形成される。
その後、第1実施形態と同様の方法により、発光層17及びp型窒化物半導体層19を形成する。
(ステップS12)
第1実施形態のステップS2と同様の活性化処理を行う。
(ステップS13)
図7Bに示すように、p型窒化物半導体層19の上層の所定箇所に絶縁層48を形成する。より具体的には、後の工程で給電端子42を形成する領域の下方に位置する箇所に絶縁層48を形成するのが好ましい。絶縁層48としては、例えばSiOを膜厚200nm程度成膜する。なお成膜する材料は絶縁性材料であればよく、例えばSiN、Alでも良い。
(ステップS14)
図7Cに示すように、p型窒化物半導体層19及び絶縁層48の上面を覆うように、導電層44を形成する。ここでは、反射電極47、保護層45、及びハンダ層43を含む多層構造の導電層44を形成する。
導電層44のより具体的な形成方法は例えば以下の通りである。まず、スパッタ装置にてp型窒化物半導体層19及び絶縁層48の上面を覆うように、膜厚0.7nmのNi及び膜厚120nmのAgを全面に成膜して、反射電極47を形成する。次に、RTA装置を用いてドライエアー雰囲気中で400℃、2分間のコンタクトアニールを行う。
次に、電子線蒸着装置(EB装置)にて反射電極47の上面(Ag表面)に、膜厚100nmのTiと膜厚200nmのPtを3周期成膜することで、保護層45を形成する。更にその後、保護層45の上面(Pt表面)に、膜厚10nmのTiを蒸着させた後、Au80%Sn20%で構成されるAu−Snハンダを膜厚3μm蒸着させることで、ハンダ層43を形成する。
なお、このハンダ層43の形成ステップにおいて、図7Dに示すように、サファイア基板11とは別に準備された支持基板12の上面にもハンダ層46を形成するものとして構わない。このハンダ層は、ハンダ層43と同一の材料で構成されるものとしてよい。なお、この支持基板12としては、上述したように例えばCuWが用いられる。
(ステップS15)
次に、図7Eに示すように、サファイア基板11と支持基板12とを貼り合せる。より具体的には、280℃の温度、0.2MPaの圧力下で、ハンダ層43と支持基板12を貼り合わせる。
(ステップS16)
次に、図7Fに示すように、サファイア基板11を剥離する。より具体的には、サファイア基板11を上に、支持基板12を下に向けた状態で、サファイア基板11側からKrFエキシマレーザを照射して、サファイア基板11と半導体層20の界面を分解させることでサファイア基板の剥離を行う。サファイアはレーザが通過する一方、その下層のGaN(アンドープ層)はレーザを吸収するため、この界面が高温化してGaNが分解される。これによってサファイア基板11が剥離される。
その後、ウェハ上に残存しているGaN(アンドープ層)を、塩酸などを用いたウェットエッチング、ICP装置を用いたドライエッチングによって除去し、n型窒化物半導体層16を露出させる。
(ステップS17)
次に、図7Gに示すように、隣接する素子同士を分離する。具体的には、隣接素子との境界領域に対し、ICP装置を用いて絶縁層48の上面が露出するまで半導体層20をエッチングする。これにより、隣接領域の半導体層20同士が分離される。なお、このとき絶縁層48はエッチングストッパー層として機能する。
なお、このエッチング工程では、素子側面を垂直でなく、10°以上のテーパ角を有する傾斜面とするのが好ましい。このようにすることで、後の工程で絶縁層を形成する際、半導体層20の側面に絶縁層が付着しやすくなり、電流リークを防ぐことができる。
また、ステップS17の後、半導体層20の上面にKOH等のアルカリ溶液で凹凸面を形成するものとしても構わない。これにより、光取り出し面積が増大し、光取り出し効率を向上させることができる。
(ステップS18)
次に、n型窒化物半導体層16の上面に給電端子42を形成する。より具体的には、膜厚10nmのNiと膜厚10nmのAuからなる給電端子42を形成する。上述したように、n型窒化物半導体層16は、比抵抗の小さいAlGaSi1−x−yN層で形成されているため、この工程の後、アニール処理を行わなくても、n型窒化物半導体層16と給電端子42の間にはオーミック接続が形成される。これにより、図6に示す半導体発光素子1aが形成される。
なお、図6に示す半導体発光素子1aには図示していないが、その後の工程として、露出されている素子側面、及び給電端子42以外の素子上面を絶縁層で覆うものとしてもよい。より具体的には、EB装置にてSiO膜を形成する。なおSiN膜を形成しても構わない。そして、各素子同士を例えばレーザダイシング装置によって分離し、支持基板11の裏面を例えばAgペーストにてパッケージと接合して給電端子42に対してワイヤボンディングを行う。
(第3実施形態)
半導体発光素子の第3実施形態について図面を参照して説明する。図8は、第3実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。半導体発光素子1bは、支持基板12、導電層44、絶縁層48、半導体層20、透明電極24及び給電端子42を含んで構成される。半導体層20は、p型窒化物半導体層19、発光層17、及びn型窒化物半導体層15が下からこの順に積層されて形成されている。
本実施形態では、第1実施形態の同一の構成のn型窒化物半導体層15の上面に、AlGaSi1−x−yN層によって形成された透明電極24を備え、その上面に給電端子42が形成された構成である。このような透明電極24を備えたことで、高い透光性と低い比抵抗が両立できる。これにより、n型窒化物半導体層15の上面全面に形成しても、光の取り出し効率が低下することがなく、支持基板12の基板面に水平な方向に関して電流経路を拡げることができるため、発光層17の広い領域に電流を流すことができ、広い発光領域が実現される。
また、上述したように、AlGaSi1−x−yN層は比抵抗が極めて小さいため、n型窒化物半導体層15と透明電極24の間は、良好なオーミック特性が実現できる。図9は、n型窒化物半導体層15と透明電極24の間のオーミック性を説明するための図である。
図9(a)は評価用素子の構成を示す図であり、サファイア基板11の上層に、アンドープ層13及びn型窒化物半導体層15を形成し、n型窒化物半導体層15の上面の2箇所にAlGaSi1−x−yN層からなる透明電極24を形成したものである。図9(b)は、図9(a)の評価用素子に対し、2箇所の透明電極24にプローバーを当てて電流を流して、得られた電流電圧特性(I−V特性)をグラフ化したものである。
なお、図9(b)では、Si組成を0.5%としたAl0.06Ga0.935Si0.005Nで透明電極24を形成した評価用素子(実施例1)と、Si組成を5%としたAl0.06Ga0.89Si0.05Nで透明電極24を形成した評価用素子(実施例2)について、I−V特性を測定した。図9(b)によれば、実施例1及び実施例2の双方において、I−V特性が線形形状を示しており、良好なオーミック性が実現できていることが分かる。
本実施形態の詳細な構成については、AlGaSi1−x−yN層によって形成されたn型窒化物半導体層16に代えて、第1実施形態の同一の構成のn型窒化物半導体層15を用いた点、及びその上面全面にAlGaSi1−x−yN層で形成された透明電極24を備えた点を除いては、第2実施形態の半導体発光素子1aとほぼ同じであるため、その説明を割愛する。
製造方法については、第2実施形態で上述したステップS11〜S17と同様の方法を経た後、第1実施形態のステップS5と同様の方法で、n型窒化物半導体層15の上面全面にAlGaSi1−x−yN層で形成された透明電極24を形成し、第2実施形態のステップS18と同様の方法で透明電極24の上面に給電端子42を形成する。その後は第2実施形態と共通である。
[太陽電池]
本発明の組成物AlGa1−x−y−zN(0<x<1、0<y<1、0≦z<1、0.001≦1−x−y−z≦0.1であり、MはSi、Geの何れか一種以上を含む)を含む太陽電池の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下でも、この組成物で構成された層を「AlGaSi1−x−yN層」と呼ぶ。
図10は、太陽電池セルの模式的な構成を示す断面図である。太陽電池セル2は、ガラス基板71、AlGaSi1−x−yN層で形成した透明電極29、半導体層75、及び裏面電極76を備える。本実施例では、半導体層75として、p型アモルファスシリコン72、i型アモルファスシリコン73、及びn型アモルファスシリコン74を含むpinダイオード型を採用している。
従来の太陽電池セルは透明電極としてITOを用いていた。図10のように、AlGaSi1−x−yN層で形成した透明電極29を備えた太陽電池セル2とすることで、ITOよりも可視光の透過効率を向上させることができるため、ガラス基板71を介して入射された可視光を半導体層75に照射させる光量が増加し、発電効率が向上する。
図10に示す太陽電池セル2を製造する場合には、ガラス基板71上に、スパッタリング法によってAlGaSi1−x−yN層を堆積させて透明電極29を形成すればよい。その後、透明電極29の上面にアモルファスシリコンを成長させて半導体層75を形成した後、半導体層75の上面にAlなどで形成された裏面電極76を形成して、所定の回路パターンにパターニングする。
また、図10に示した太陽電池セル2の構造は、あくまで一例である。どのような形式の太陽電池であっても、従来透明導電膜としてITO膜が利用されていた箇所に、本発明のAlGaSi1−x−yN層からなる透明電極を利用することで、発電効率が向上することが期待される。
1、1a、1b : 半導体発光素子
2 : 太陽電池セル
5 : 間隙
11 : 支持基板(サファイア基板)
12 : 支持基板
13 : アンドープ層
15 : n型窒化物半導体層
16 : AlGa1−x−y−zNで形成されたn型窒化物半導体層
17 : 発光層
19 : p型窒化物半導体層
20 : 半導体層
21 : AlGa1−x−y−zNで形成された透明電極
23 : AlGa1−x−y−zNで形成された透明電極
24 : AlGa1−x−y−zNで形成された透明電極
25 : 給電端子
26 : AlGa1−x−y−zN層
27 : 給電端子
29 : AlGa1−x−y−zNで形成された透明電極
31 : 反射電極
33 : 反射電極
35 : レジスト
37 : ボンディングメタル
39 : ボンディングメタル
41 : 基板
42 : 給電端子
43 : ハンダ層
44 : 導電層
45 : 保護層
46 : ハンダ層
47 : 反射電極
48 : 絶縁層
71 : ガラス基板
72 : p型アモルファスシリコン
73 : i型アモルファスシリコン
74 : n型アモルファスシリコン
75 : 半導体層
76 : 裏面電極
90 : 従来の半導体発光素子
91 : ITOで形成されたコンタクト電極
93 : ITOで形成されたコンタクト電極

Claims (8)

  1. 下記式(1)
    AlGa1−x−y−zN (式1)
    (式中、0<x<1、0<y<1、0≦z<1、0.001≦1−x−y−z≦0.1であり、MはSi、Geの何れか一種以上を含む)で表されることを特徴とする透明導電膜用組成物。
  2. 前記式(1)において、0.005≦1−x−y−z≦0.05であることを特徴とする請求項1に記載の透明導電膜用組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の前記透明導電膜用組成物を含んで構成されることを特徴とする透明電極。
  4. 請求項3に記載の前記透明電極を備えたことを特徴とする半導体発光素子。
  5. n型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層の間に発光層を有する半導体発光素子であって、
    前記p型窒化物半導体層の上層に形成された、請求項2に記載の前記透明導電膜用組成物を含んで構成された透明電極と、
    前記透明電極の上層に形成された反射電極を備え、
    前記発光層は、発光ピーク波長が400nm以下を示す窒化物半導体層で構成されていることを特徴とする半導体発光素子。
  6. n型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層の間に発光層を有する半導体発光素子であって、
    前記n型窒化物半導体層の上層の全面に形成された、請求項2に記載の前記透明導電膜用組成物を含んで構成された透明電極と、
    前記透明電極の上層に形成された給電端子を備え、
    前記発光層は、発光ピーク波長が400nm以下を示す窒化物半導体層で構成されていることを特徴とする半導体発光素子。
  7. n型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層の間に発光層を有する半導体発光素子であって、
    前記n型窒化物半導体層は請求項2に記載の前記透明導電膜用組成物を含んで構成されていることを特徴とする半導体発光素子。
  8. 請求項3に記載の前記透明電極を備えたことを特徴とする太陽電池。
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