JP2015000369A - 印刷塗工装置 - Google Patents

印刷塗工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015000369A
JP2015000369A JP2013125785A JP2013125785A JP2015000369A JP 2015000369 A JP2015000369 A JP 2015000369A JP 2013125785 A JP2013125785 A JP 2013125785A JP 2013125785 A JP2013125785 A JP 2013125785A JP 2015000369 A JP2015000369 A JP 2015000369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gravure roll
plate cylinder
axial direction
roll
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013125785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6159159B2 (ja
Inventor
山本 弘
Hiroshi Yamamoto
弘 山本
高明 国竹
Takaaki Kunitake
高明 国竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kikai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kikai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kikai Kogyo Co Ltd filed Critical Fuji Kikai Kogyo Co Ltd
Priority to JP2013125785A priority Critical patent/JP6159159B2/ja
Publication of JP2015000369A publication Critical patent/JP2015000369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6159159B2 publication Critical patent/JP6159159B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】グラビアロールの交換作業が簡易で、且つ、装置の使用時には転写液の支持軸への付着を防ぐことができる印刷塗工装置を提供する。【解決手段】支持軸31には、各サイドフレーム3に位置決めされた筒状カバー6が支持軸31と隙間を開けて外嵌めされている。両支持軸31は、サイドフレーム3に版胴2に対して進退可能に設けられ、ロール取付位置に上昇した版胴2の端部を進出動作により係合支持して版胴2を昇降テーブルから受け取る一方、後退動作により版胴2の端部から離脱して版胴2をロール取付位置で待機している昇降テーブル10に受け渡す。両支持軸31の後退動作時、一方の軸端が版胴2の端部から離脱した状態で他方の軸端が版胴2の端部に係合している際には、版胴2はその端部が筒状カバー6に当接して停止し、他方の軸端が版胴2の端部から離脱する。【選択図】図5

Description

本発明は、連続搬送されるウェブに塗工液やインキといった転写液を転写する印刷塗工装置に関する。
従来より、例えば、特許文献1に開示されている印刷装置は、版胴(グラビアロール)と、該版胴の軸心方向両端部に係合して版胴を装置固定側に回転可能に支持する一対の支持軸とを備え、外周面にインキを付着させた版胴の回転動作により連続搬送されるウェブにインキを転写して印刷するようになっている。
そして、上記各支持軸は、版胴の軸心方向に進退可能となっていて、印刷する絵柄等を変更する際、上記両支持軸を後退させることにより印刷後の版胴の軸心方向両端部から離して当該版胴を装置固定側から取り外し、その後、両支持軸の間に印刷前の版胴を配置するとともに両支持軸を進出させることにより上記版胴の軸心方向両端部に係合させることで各支持軸が印刷前の版胴を支持するようになっている。
特開2002−103560号公報(段落0015〜0018欄、図1)
しかし、特許文献1では、各支持軸を版胴の軸心方向両端部に進出させて係合させるので、各支持軸が版胴の軸心方向両端部に密着して噛み込んでしまい、各支持軸を後退させても版胴の軸心方向両端部から各支持部が外れなくなるおそれがある。
また、版胴の周辺は、印刷時に当該版胴から多くのインキが飛び跳ねて付着するが、飛び跳ねたインキが各支持軸の可動部に付着すると、付着するインキによって各支持軸の進退動作に影響が出てしまい、版胴の交換作業がスムーズに行われなくなってしまうおそれもある。
さらに、外周面に塗工液を付着させた塗工ロール(グラビアロール)の回転動作により連続搬送されるウェブに塗工液を転写して塗工する塗工装置においても、上述の印刷装置と同様の課題が生ずる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、グラビアロールの交換作業が簡易で、且つ、装置の使用時には転写液の支持軸への付着を防ぐことができる印刷塗工装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、各支持軸を囲うカバーを設け、該カバーの構造に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、水平方向に互いに離間して配設された装置固定側に、昇降テーブルに搭載されてロール取付位置に上昇したグラビアロールがその両端部を一対の支持軸で回転自在に支持されて取り付けられた印刷塗工装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記各支持軸には、上記各装置固定側に位置決めされた筒状カバーが支持軸と隙間を開けて外嵌めされ、上記両支持軸は、上記各装置固定側に上記グラビアロールに対して進退可能に設けられ、上記ロール取付位置に上昇したグラビアロールの端部を進出動作により係合支持して該グラビアロールを上記昇降テーブルから受け取る一方、後退動作により上記グラビアロールの端部から離脱して該グラビアロールを上記ロール取付位置で待機している昇降テーブルに受け渡し、かつ上記後退動作時、一方の軸端がグラビアロールの端部から離脱した状態で他方の軸端がグラビアロールの端部に係合している際には、上記グラビアロールはその端部が上記筒状カバーに当接して停止し、上記他方の軸端がグラビアロールの端部から離脱することを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記筒状カバーは、上記グラビアロールの軸心方向に移動可能な剛体からなる第1筒部と、一端が上記第1筒部に、他端が装置固定側に接続され、上記第1筒部の移動に伴って上記グラビアロールの軸心方向の長さを調節可能な第2筒部とを備えていることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、上記第1筒部を上記グラビアロールの軸心方向に移動させる移動手段と、上記グラビアロールの軸心方向の長さに対応して設定された上記第1筒部の位置を記憶する記憶部、及び該記憶部で記憶された上記第1筒部の位置まで当該第1筒部を移動させるための移動量を演算する演算部を有し、該演算部で演算した移動量に基づいて上記第1筒部を移動させるよう上記移動手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
第4の発明では、第3の発明において、上記移動手段は、上記グラビアロールの軸心方向に延びる棒状をなし、各端部側の外周面に互いに逆向きの雄ネジ部が形成された作動ロッドと、該作動ロッドの一端に連結され、当該作動ロッドを回転駆動させる駆動モータと、上記雄ネジ部に螺進・螺退可能に螺合する雌ネジ部が内周面に形成されたネジ孔を有し、上記各第1筒部をそれぞれ支持する一対の支持フレームとを備えていることを特徴とする。
第5の発明では、第2の発明において、上記グラビアロールの軸心方向に貫通する貫通孔を有する本体フレームと、上記貫通孔にスライド可能に挿通され、上記第1筒部に連結されたスライド軸とを備え、該スライド軸には、上記グラビアロールの軸心方向に所定の間隔をあけて複数の嵌合凹部が形成され、上記本体フレームには、上記グラビアロールの軸心方向と交差する方向に伸縮するピンを有する位置決め手段が設けられ、上記ピンを伸ばして上記各嵌合凹部に嵌合させることにより上記第1筒部における上記グラビアロールの軸心方向の位置を決めるよう構成されていることを特徴とする。
第1の発明では、各支持軸が後退してグラビアロールを装置固定側から取り外す際、一方の支持軸がグラビアロールから外れて他方の支持軸がグラビアロールに噛み込んで外れ難い状態では、グラビアロールが他方の支持軸に引っ張られて当該グラビアロールの軸心方向端部が筒状カバーの先端に当接することでグラビアロールはそれ以降動かず、支持軸のみが後退するので、簡単にグラビアロールを装置固定側から取り外すことができる。
第2の発明では、軸心方向の長さの異なるグラビアロールに交換した際、各支持軸の長さが変わっても、筒状カバーの長さを変えることができるので、各支持軸の長さに応じて筒状カバーで各支持軸の略全域を囲うことができる。したがって、グラビアロールから飛散する転写液が支持軸に付着するのを防止することができる。また、第1筒部は剛体なので、グラビアロールの軸心方向端部が第1筒部に当接すると、該第1筒部によってグラビアロールの軸心方向端部に反力が確実に加わる。したがって、第1筒部がグラビアロールの移動を確実に停止させ、支持軸のみが後退するのでグラビアロールを装置固定側から簡単に取り外すことができる。
第3の発明では、交換するグラビアロールに対応して自動で第1筒部の位置が変わるので、筒状カバーの長さを変える作業が簡単になり、作業者の負担を減らすことができる。
第4の発明では、1つの駆動モータが回転駆動すると両第1筒部の位置が同時に変更されるので、筒状カバー毎に駆動モータを用意する必要がなく、低コストでシンプルな装置にできる。
第5の発明では、第1筒部を移動させ、且つ、位置決め手段のピンを各嵌合凹部に嵌合させると、予め決められた所定量だけ第1筒部を移動させて位置が決まるので、グラビアロールの交換作業時における筒状カバーの長さ調整作業を簡単に、且つ、正確に行うことができる。
本発明の実施形態1に係る印刷装置の正面図である。 図1のA−A線における断面図である。 図1のB部拡大図である。 筒状カバーを伸ばした状態の図3相当図である。 図3のC−C線における断面図であり、(a)は、版胴を取り外す直前の状態を、(b)は、版胴を取り外す途中の状態を、(c)は、版胴を取り外した直後の状態を示す。 本発明の実施形態2に係る図2相当図である。 図6のD−D線における断面図である。 図6のE部拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
《発明の実施形態1》
図1及び図2は、本発明の実施形態1に係る印刷装置1を示す。該印刷装置1は、連続搬送されるプラスチックフィルム等のウェブWにインキを転写して印刷するものであり、水平方向に離間して配設されたサイドフレーム(装置固定側)3と、該両サイドフレーム3間に設けられ、軸心が水平方向に向く版胴(グラビアロール)2とを備え、上記版胴2の軸心方向両端部には、軸心方向内側に略テーパ状に凹陥する凹陥部2aが形成されている。そして、上記版胴2の下方には、上記版胴2を搭載して昇降させる昇降テーブル10が配置されている。
上記両サイドフレーム3は、上記版胴2の軸心方向に貫通する第1及び第2貫通孔3a,3bが上下に並んで形成され、一方のサイドフレーム3における上記第2貫通孔3bの下方には、上記版胴2の軸心方向に貫通する第3貫通孔3cが形成されている。
上記各サイドフレーム3上部(ロール取付位置P)には、先端側が上記凹陥部2aに対応する略テーパ状をなす支持軸31が対向配置されている。
上記一方の支持軸31は、略水平方向に伸縮するシリンダ32により上記版胴2の軸心方向一端側に対して進退可能となっていて、他方の支持軸31は、略水平方向に伸縮するサーボモータ駆動のボールネジ機構33により上記版胴2の軸心方向他端側に対して進退可能となっている。
そして、上記両支持軸31は、上記昇降テーブル10によりロール取付位置Pに上昇した上記版胴2の両凹陥部2aに進出動作により係合して版胴2を支持して上記昇降テーブル10から受け取る一方、後退動作により上記版胴2の両凹陥部2aから離脱して上記版胴2をロール取付位置Pで待機している上記昇降テーブル10に受け渡すようになっていて、上記版胴2の両凹陥部2aに係合した状態で上記版胴2を回転自在に支持するようになっている(図5参照)。
また、上記一方の支持軸31の基端側には、図3及び図4に示すように、当該支持軸31を回転駆動させるサーボモータ制御の回転駆動部34が設けられ、該回転駆動部34が上記支持軸31を回転駆動させることにより、上記版胴2が回転するようになっている。
上記版胴2の軸心方向と交差する水平方向一側には、図2に示すように、上記版胴2の外周面に圧接して外周面に付着する余分なインキを版胴2の回転動作により掻き取るドクターブレード4が配設されている。
また、上記版胴2の上方には、当該版胴2にウェブWを上方から圧着させる圧胴5が設けられ、該圧胴5は、図示しないスライド機構により、上下にスライド可能となっている。
そして、上記版胴2が上記各支持軸31に支持された状態で、上記圧胴5を下方にスライドさせ、上記版胴2及び上記圧胴5で上記ウェブWを挟み込むとともに、版胴2及び圧胴5の回転動作により上記ウェブWを移動させながら版胴2の外周面に付着したインキをウェブWに転写するようになっている。
上記各支持軸31には、図1及び図2に示すように、上記各サイドフレーム3にそれぞれ位置決めされた筒状カバー6が上記支持軸31と隙間を開けて外嵌めされ、上記筒状カバー6は、版胴2から飛散するインキが支持軸31に付着するのを防止している。
上記筒状カバー6は、上記版胴2の軸心方向に移動可能な剛体からなる金属製第1筒部6aと、一端側開口周縁が上記第1筒部6aに、他端側開口周縁が上記各サイドフレーム3側面に接続され、上記版胴2の軸心方向に長さ調節可能な柔軟な樹脂製第2筒部6bとを備え、該第2筒部6bは、図3及び図4に示すように、上記第1筒部6aの移動に伴って上記版胴2の軸心方向に長さが変わるようになっている。
尚、図2の第2筒部6bの厚みは、便宜上、誇張して記載している。
上記ドクターブレード4の下方には、図2に示すように、上記第1筒部6aを支持する側面視で略L字状の支持フレーム61が設けられている。
該支持フレーム61は、上記第1筒部6aからドクターブレード4側に水平に延出する第1延出フレーム61aと、該第1延出フレーム61aの延出端から下方に延びる第2延出フレーム61bと、該第2延出フレーム61bの延出端から反サイドフレーム3側に向かって版胴2の軸心方向に延出する第3延出フレーム61cとを備えている。
該第3延出フレーム61c下面には、正面視で略矩形状のスライダ61dが固定され、該スライダ61dのサイドフレーム3側には、下方に延びる第4延出フレーム61eが設けられている。
上記第1延出フレーム61aの上記第1貫通孔3aに対応する位置には、上記サイドフレーム3側に向かって版胴2の軸心方向に延びる第1ガイド軸62が設けられ、該第1ガイド軸62は、上記第1貫通孔3aにスライド可能に挿通している。
また、上記スライダ61d及び上記第4延出フレーム61eの重合部分には、上記版胴2の軸心方向に向かって延びるスライド孔64が貫通形成されている。
上記版胴2の下方には、当該版胴2の軸心方向に延びる第2ガイド軸63が設けられ、第2ガイド軸63を上記スライド孔64に挿通させた状態で、上記第2ガイド軸63の両端が上記各サイドフレーム3に固定されている。
上記第4延出フレーム61eの上記第2貫通孔3bに対応する位置には、版胴2の軸心方向に貫通する取付用孔61fが形成され、該取付用孔61fには、内周面に雌ネジ部65aが形成されたネジ孔65bを有するブッシュ65が嵌合している。
上記第2ガイド軸63の下方には、上記版胴2の軸心方向に延びる細い棒状の作動ロッド66が設けられ、該作動ロッド66の両端部側の外周面には、互いに逆向きの雄ネジ部66aが形成されている。
そして、上記各ブッシュ65の雌ネジ部65aが上記作動ロッド66の各雄ネジ部66aに螺進・螺退可能に螺合するとともに、上記作動ロッド66の両端部分が上記各第2貫通孔3bに挿通されている。
上記一方のサイドフレーム3の反版胴2側には、回転軸心が上記版胴2の軸心方向に向く駆動モータ7が設けられている。
該駆動モータ7の出力軸7aは、上記作動ロッド66の一端に連結され、該作動ロッド66は、上記駆動モータ7の回転駆動に連動して回転するようになっている。
そして、上記支持フレーム61、上記作動ロッド66及び上記駆動モータ7で本発明の移動手段8を構成していて、上記駆動モータ7で上記作動ロッド66を回転させることにより、上記両支持フレーム61と共に上記両第1筒部6aを版胴2の軸心方向に移動させるようになっている。
また、上記駆動モータ7の上方には、回転軸心が上記版胴2の軸心方向に向くロータリエンコーダ71が設けられ、該ロータリエンコーダ71の回転軸71aには、第1平歯車71bが回転一体に設けられている。
一方、上記駆動モータ7の出力軸7aには、上記第1平歯車71bに噛み合う第2平歯車7bが回転一体に設けられ、上記駆動モータ7の出力軸7aが回転すると、上記第1平歯車71b及び上記第2平歯車7bを介して上記回転軸71aが回転することにより、上記ロータリエンコーダ71が上記駆動モータ7の回転角度を検出するようになっている。
さらに、上記第4延出フレーム61e下端側の上記第3貫通孔3cに対応する位置には、上記サイドフレーム3側に向かって版胴2の軸心方向に延びる第3ガイド軸67が設けられている。
該第3ガイド軸67は、上記第3貫通孔3cにスライド可能に挿通していて、その略中央部分には、球状体67aが取り付けられている。
また、上記第3ガイド軸67の下方には、上記一方のサイドフレーム3から反版胴2側に向かって当該版胴2の軸心方向に延びる取付フレーム68が設けられている。
該取付フレーム68の先端側及び基端側には、それぞれ上部にスイッチ部69aを有するリミットセンサ69が取り付けられ、上記第1筒部6aが版胴2の軸心方向に移動する際、第3ガイド軸67が版胴2の軸心方向に移動して上記球状体67aが上記各リミットセンサ69のスイッチ部69aに接触すると、それ以上、上記第1筒部6aが移動しないように構成されている。
上記シリンダ32、ボールネジ機構33、回転駆動部34、駆動モータ7及びロータリエンコーダ71には、制御部(制御手段)9が接続されている。
該制御部9は、印刷前の版胴2を支持する上記昇降テーブル10がロール取付位置Pの状態で、上記シリンダ32及び上記ボールネジ機構33に作動信号を出力して上記両支持軸31を上記版胴2の軸心方向両端部に進出させ、上記版胴2を上記両サイドフレーム3に回転可能に支持させるようになっている。
また、上記制御部9は、上記版胴2の軸心方向の長さに対応して設定された上記第1筒部6aの位置を記憶する記憶部9aと、該記憶部9aで記憶された上記第1筒部6aの位置まで当該第1筒部を移動させるための移動量を演算する演算部9bとを有し、上記駆動モータ7に作動信号を出力して上記演算部9bで演算した移動量に基づいて上記第1筒部6aを移動させるよう構成されている。
さらに、上記制御部9は、上記各支持軸31に上記版胴2が回転可能に支持されている状態で、上記昇降テーブル10で上記版胴2を支持し、且つ、上記シリンダ32及び上記ボールネジ機構33を制御して上記両支持軸31を上記版胴2の軸心方向両端部から後退させて上記両サイドフレーム3から上記版胴2を取り外して昇降テーブル10に受け渡すようになっている。
そして、上記支持軸31は、図5(a)〜(c)に示すように、上記版胴2の軸心方向端部に係合した状態で後退した際、一方の軸端が版胴2の端部から離脱した状態で他方の軸端が版胴2の端部に係合している際には、上記版胴2は、その軸心方向端部が上記第1筒部6aに当接して停止し、上記他方の軸端が上記版胴の端部から離脱するようになっている。
次に、上記印刷装置1における版胴2の取付作業について説明する。
まず、両支持軸31が版胴2を支持していない状態において、印刷前の版胴2を昇降テーブル10に搭載するとともに、図示しない操作部で版胴2の種類(軸心方向の長さ等)を入力した後、操作部の取付作業開始ボタンを押す。すると、制御部9は、入力された版胴2の軸心方向の長さに対応して設定された第1筒部6aの位置まで現在の第1筒部6aの位置から移動させるための移動量を演算し、この移動量に基づいて上記第1筒部6aを移動させる。
その後、上記昇降テーブル10がロール取付位置Pまで上昇し、印刷前の版胴2の軸心方向端部に支持軸31が対応する。
しかる後、シリンダ32及びボールネジ機構33により両支持軸31が進出して上記版胴2の各凹陥部2aに係合し、版胴2の取付作業が終了する。
次に、上記印刷装置1における版胴2の取外作業について説明する。
まず、両支持軸31で版胴2を支持している状態において、昇降テーブル10を上昇させて印刷後の版胴2を支持させる。そして、作業者が図示しない操作部の取外作業開始ボタンを押す。すると、シリンダ32及びボールネジ機構33により両支持軸31が版胴2に対して後退する。
このとき、一方の支持軸31が版胴2から外れるとともに他方の支持軸31が版胴2に噛み込んで外れ難い状態になると、図5(a),(b)に示すように、版胴2が他方の支持軸31に引っ張られて当該版胴2の軸端が第1筒部6aの先端に当接して停止する。そして、さらに他方の支持軸31が後退すると、図5(c)に示すように、版胴2はそれ以降動かず、他方の支持軸31の軸端が版胴2の端部から離脱する。したがって、簡単に版胴2をサイドフレーム3から取り外すことができる。
以上より、本発明の実施形態1によると、軸心方向の長さの異なる版胴2に交換した際、各支持軸31の長さが変わっても、筒状カバー6の長さを変えることができるので、各支持軸31の長さに応じて筒状カバー6で各支持軸31の全域を囲うことができる。したがって、版胴2から飛散するインキが支持軸31に付着するのを防止することができる。また、第1筒部6aは剛体なので、版胴2の軸心方向端部が第1筒部6aに当接すると、該第1筒部6aによって版胴2の軸心方向端部に反力が確実に加わる。したがって、第1筒部6aが版胴2の移動を確実に停止させ、支持軸31のみが後退するので版胴2を両サイドフレーム3から簡単に取り外すことができる。
また、交換する版胴2に対応して自動で第1筒部6aの位置が変わるので、筒状カバー6の長さを変える作業が簡単になり、作業者の負担を減らすことができる。
さらに、1つの駆動モータ7が回転駆動すると両筒状カバー6の位置が同時に変更されるので、筒状カバー6毎に駆動モータ7を用意する必要がなく、低コストでシンプルな印刷装置1にできる。
《発明の実施形態2》
図6乃至図8は、本発明の実施形態2に係る印刷装置1を示す。この実施形態2では、第1筒部6aを版胴2の軸心方向に移動させる構造が実施形態1と異なるだけでその他は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分のみを説明する。尚、図7の第2筒部6bの厚みは、便宜上、誇張して記載している。
実施形態2の一方のサイドフレーム(本体フレーム)3の支持軸31近傍には、図6に示すように、上記版胴2の軸心方向に貫通する第4貫通孔3dが形成されている。
実施形態2のドクターブレード4下方には、上記第4貫通孔3dにスライド可能に挿通されたスライド軸11が設けられ、該スライド軸11の版胴2側の端部は、図7に示すように、水平方向に延びる連結部材12で上記第1筒部6aに連結されている。
上記スライド軸11におけるサイドフレーム3の反版胴2側には、図8に示すように、上方に開口する嵌合凹部11aが上記版胴2の軸心方向に所定の間隔をあけて複数形成されている。
また、上記サイドフレーム3における反版胴2側の上記第4貫通孔3d周縁には、上記スライド軸11に外嵌合する環状部材15が設けられ、該環状部材15上部には、インデックスプランジャ(位置決め手段)13が取り付けられている。
該インデックスプランジャ13は、上記版胴2の軸心方向と交差する方向で、且つ、上記環状部材15内方に飛び出すように伸縮するピン13aを有し、該ピン13aを伸ばして上記各嵌合凹部11aに嵌合させることにより、上記第1筒部6aにおける版胴2の軸心方向の位置を決めるよう構成されている。
実施形態2の第1筒部6aの先端下部には、樹脂製のセンサケース14が取り付けられている。
該センサケース14には、近接センサ14aが内方され、図6の仮想線で示すように、交換する版胴2に対して各第1筒部6aが飛び出し過ぎていたとしても、上記昇降テーブル10によって上昇する版胴2を上記近接センサ14aが検知して上記版胴2が上記筒状カバー6に接触するのを防止している。
尚、本発明の実施形態2に係る印刷装置1の版胴2の取付及び取外作業は、筒状カバー6の伸縮を手動で行う点が実施形態1と異なるだけでその他は実施形態1と同じであるので詳細な説明は省略する。
以上より、本発明の実施形態2によると、第1筒部6aを移動させ、且つ、インデックスプランジャ13のピン13aを各嵌合凹部11aに嵌合させると、予め決められた所定量だけ第1筒部6aを移動させて位置が決まるので、版胴2の交換作業時における筒状カバー6の長さ調整作業を簡単に、且つ、正確に行うことができる。
尚、本発明の実施形態1,2では、第2筒部6bを樹脂製としたが、これに限らず、ゴム製でもよく、可撓性を有するものであればよい。
また、本発明の実施形態1,2では、第1筒部6aを金属製としたが、版胴2の取外作業時において版胴2が第1筒部6aに接触した際の衝撃を吸収するために第1筒部6a先端周縁に樹脂製のリング部材を取り付けてもよい。
さらに、上記版胴2から飛散するインキが付着しないように、雄ネジ部66a、第2ガイド軸63及びスライド軸11の各周辺を覆うカバーを設けてもよい。
それに加えて、本発明の実施形態1,2で印刷装置1に適用した構造は、ウェブWに塗工を施す塗工装置にも流用できる。
本発明は、連続搬送されるウェブに塗工液やインキといった転写液を転写する印刷塗工装置に適している。
1 印刷装置(印刷塗工装置)
2 版胴(グラビアロール)
3 サイドフレーム(本体フレーム)
3d 第4貫通孔
6 筒状カバー
6a 第1筒部
6b 第2筒部
7 駆動モータ
8 移動手段
9 制御部(制御手段)
9a 記憶部
9b 演算部
10 昇降テーブル
11 スライド軸
11a 嵌合凹部
12 連結部材
13 インデックスプランジャ(位置決め手段)
13a ピン
31 支持軸
61 支持フレーム
65a 雌ネジ部
65b ネジ孔
66 作動ロッド
66a 雄ネジ部
P ロール取付位置

Claims (5)

  1. 水平方向に互いに離間して配設された装置固定側に、昇降テーブルに搭載されてロール取付位置に上昇したグラビアロールがその両端部を一対の支持軸で回転自在に支持されて取り付けられた印刷塗工装置であって、
    上記各支持軸には、上記各装置固定側に位置決めされた筒状カバーが支持軸と隙間を開けて外嵌めされ、
    上記両支持軸は、上記各装置固定側に上記グラビアロールに対して進退可能に設けられ、上記ロール取付位置に上昇したグラビアロールの端部を進出動作により係合支持して該グラビアロールを上記昇降テーブルから受け取る一方、後退動作により上記グラビアロールの端部から離脱して該グラビアロールを上記ロール取付位置で待機している昇降テーブルに受け渡し、かつ上記後退動作時、一方の軸端がグラビアロールの端部から離脱した状態で他方の軸端がグラビアロールの端部に係合している際には、上記グラビアロールはその端部が上記筒状カバーに当接して停止し、上記他方の軸端がグラビアロールの端部から離脱することを特徴とする印刷塗工装置。
  2. 請求項1に記載の印刷塗工装置において、
    上記筒状カバーは、上記グラビアロールの軸心方向に移動可能な剛体からなる第1筒部と、
    一端が上記第1筒部に、他端が装置固定側に接続され、上記第1筒部の移動に伴って上記グラビアロールの軸心方向の長さを調節可能な第2筒部とを備えていることを特徴とする印刷塗工装置。
  3. 請求項2に記載の印刷塗工装置において、
    上記第1筒部を上記グラビアロールの軸心方向に移動させる移動手段と、
    上記グラビアロールの軸心方向の長さに対応して設定された上記第1筒部の位置を記憶する記憶部、及び該記憶部で記憶された上記第1筒部の位置まで当該第1筒部を移動させるための移動量を演算する演算部を有し、該演算部で演算した移動量に基づいて上記第1筒部を移動させるよう上記移動手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする印刷塗工装置。
  4. 請求項3に記載の印刷塗工装置において、
    上記移動手段は、上記グラビアロールの軸心方向に延びる棒状をなし、各端部側の外周面に互いに逆向きの雄ネジ部が形成された作動ロッドと、
    該作動ロッドの一端に連結され、当該作動ロッドを回転駆動させる駆動モータと、
    上記雄ネジ部に螺進・螺退可能に螺合する雌ネジ部が内周面に形成されたネジ孔を有し、上記各第1筒部をそれぞれ支持する一対の支持フレームとを備えていることを特徴とする印刷塗工装置。
  5. 請求項2に記載の印刷塗工装置において、
    上記グラビアロールの軸心方向に貫通する貫通孔を有する本体フレームと、
    上記貫通孔にスライド可能に挿通され、上記第1筒部に連結されたスライド軸とを備え、
    該スライド軸には、上記グラビアロールの軸心方向に所定の間隔をあけて複数の嵌合凹部が形成され、
    上記本体フレームには、上記グラビアロールの軸心方向と交差する方向に伸縮するピンを有する位置決め手段が設けられ、上記ピンを伸ばして上記各嵌合凹部に嵌合させることにより上記第1筒部における上記グラビアロールの軸心方向の位置を決めるよう構成されていることを特徴とする印刷塗工装置。
JP2013125785A 2013-06-14 2013-06-14 印刷塗工装置 Active JP6159159B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013125785A JP6159159B2 (ja) 2013-06-14 2013-06-14 印刷塗工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013125785A JP6159159B2 (ja) 2013-06-14 2013-06-14 印刷塗工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015000369A true JP2015000369A (ja) 2015-01-05
JP6159159B2 JP6159159B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=52295232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013125785A Active JP6159159B2 (ja) 2013-06-14 2013-06-14 印刷塗工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6159159B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57165438U (ja) * 1981-04-13 1982-10-19
US4414898A (en) * 1981-07-06 1983-11-15 Windmoller & Holscher Mounting for printing cylinders or the like with adjustable side register
JPH0390355A (ja) * 1989-09-01 1991-04-16 Howa Sangyo Kk グラビア輪転機の版胴交換装置
JPH08108517A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Toshiba Mach Co Ltd グラビア印刷機の版胴交換装置
JPH11129438A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Dainippon Printing Co Ltd 版胴支持装置
JP2010076375A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Fuji Kikai Kogyo Kk 版胴支持装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57165438U (ja) * 1981-04-13 1982-10-19
US4414898A (en) * 1981-07-06 1983-11-15 Windmoller & Holscher Mounting for printing cylinders or the like with adjustable side register
JPH0390355A (ja) * 1989-09-01 1991-04-16 Howa Sangyo Kk グラビア輪転機の版胴交換装置
JPH08108517A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Toshiba Mach Co Ltd グラビア印刷機の版胴交換装置
JPH11129438A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Dainippon Printing Co Ltd 版胴支持装置
JP2010076375A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Fuji Kikai Kogyo Kk 版胴支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6159159B2 (ja) 2017-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4362098A (en) Rotary printing press using flexible plates
JP6159159B2 (ja) 印刷塗工装置
US20080178755A1 (en) Ink transfer member position adjusting method and apparatus of rotary stencil printing press
US20080307987A1 (en) Liquid transfer member position adjusting method and apparatus of rotary stencil printing plate liquid coating machine
US20090000497A1 (en) Liquid transfer member pressing force adjusting method and apparatus of rotary stencil printing plate liquid coating machine
US4907507A (en) Operating lever mechanism for offset printing press
JP4397861B2 (ja) オフセット輪転印刷機のインキング装置
US7040224B2 (en) Roller moving apparatus
JP2019064202A5 (ja)
JP2005014468A (ja) 薄膜印刷装置
CN108248212B (zh) 液体转印装置
JP2007516873A (ja) 液状物質の配給ユニット
JP2002240236A (ja) 版胴の見当合わせ補助装置
US5657694A (en) Method of and apparatus for loading a wiper roll against an anilox roll
JP2020157668A (ja) 画像中継装置および画像形成装置ならびに画像形成方法
JP2004115362A (ja) セラミック製タイルの装飾のための回転機械の構成要素を調整するための装置
JP2013063652A (ja) 凹版印刷機のワイピング装置
JP3390934B2 (ja) 印刷ユニット
JP6131228B2 (ja) 回路基板の製造方法及び回路基板製造装置
JPH0213158Y2 (ja)
JPS6130853Y2 (ja)
JP7122158B2 (ja) 印刷機
CN213199184U (zh) 一种印刷单元
JP6221511B2 (ja) 校正機及び校正印刷方法
JPH0535274U (ja) 熱転写装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6159159

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250