JPH0213158Y2 - - Google Patents

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JPH0213158Y2
JPH0213158Y2 JP13375982U JP13375982U JPH0213158Y2 JP H0213158 Y2 JPH0213158 Y2 JP H0213158Y2 JP 13375982 U JP13375982 U JP 13375982U JP 13375982 U JP13375982 U JP 13375982U JP H0213158 Y2 JPH0213158 Y2 JP H0213158Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、フオーム輪転機(ビジネスフオー
ム輪転印刷機)における印刷部の圧胴調整装置、
さらに詳しくは、巻取紙を使用してビジネスフオ
ームの印刷および加工を行なうフオーム輪転機に
おいて、印刷部のフレームに着脱自在に取付けら
れる印刷胴交換ユニツトに設けられた圧胴とこれ
に接する版胴またはブランケツト胴との軸間距離
を調整するための装置に関する。
従来の技術とその問題点 この種のフオーム輪転機は、印刷部のフレーム
に着脱自在に取付けられる複数の印刷胴交換ユニ
ツトを備えており、必要に応じこれらを取替えて
使用できるようになつている。また、使用する巻
取紙の紙厚に応じて上記圧胴の軸間距離を調整す
る必要があり、このために圧胴調整装置が印刷胴
交換ユニツトに設けられる。
ところで、この印刷胴交換ユニツトは印刷部に
着脱される印刷胴交換ユニツトの限られた部分に
設ける必要があり、複雑な構造にすることができ
ない。このため、従来の圧胴調整装置は手動で圧
胴調整を行なうものであり、したがつて、作業が
面倒で、時間がかかるという問題があつた。
印刷胴交換ユニツトに圧胴調整用のモータが設
けられれば、比較的簡単に圧胴調整ができるよう
になるが、これでは印刷胴交換ユニツトが複雑で
大型のものになつてしまう。しかも、フオーム輪
転機はいくつかの印刷胴交換ユニツトを備えてい
るので、これらに全てモータを設けると、フオー
ム輪転機全体が高価なものになつてしまい、不経
済である。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、印刷
胴交換ユニツトにモータを設けなくてもモータに
よつて簡単に圧胴調整ができる経済的な圧胴調整
装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この考案による印刷部の圧胴調整装置は、圧胴
を備えた印刷胴交換ユニツトが印刷部のフレーム
に着脱自在に取付けられるようになされたフオー
ム輪転機において、印刷胴交換ユニツトの両側板
に形成された円形孔に回動自在に嵌め止められた
1対の円板状の偏心部材、各偏心部材にそれぞれ
固定された偏心部材回動用アーム、アームに連結
された調整棒、調整棒を印刷部のフレーム側に付
勢するばね、印刷部のフレームに軸方向移動自在
に支持されて一端に調整棒の一端が押付けられる
押し棒、印刷部に設けられた圧胴調整用モータ、
およびモータの回転を押し棒の往復直線運動に変
換する変換機構を備えており、偏心部材の回動中
心から偏心した部分に圧胴の回転軸の両端部が支
持されているものである。
作 用 印刷胴交換ユニツトが印刷部のフレームに固定
されると、調整棒の一端が押し棒の端にばねによ
つて押付けられる。そして、このような状態でモ
ータが回転して押し棒が移動することにより、調
整棒が移動してアームおよび偏心部材が回動し、
その結果、圧胴の回転軸が偏心部材の中心を中心
にして回動し、圧胴とこれに接する版胴またはブ
ランケツト胴との軸間距離が変化する。
印刷胴交換ユニツト側の調整棒とフレーム側の
押し棒とは互いに押付けられているだけであるか
ら、印刷胴交換ユニツトがフレームから取外され
ると、圧胴調整装置は、調整棒と押し棒の間で、
印刷胴交換ユニツト側の部分とフレーム側の部分
に簡単に分離する。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の実施例を説
明する。なお、この明細書において、前後左右は
巻取紙の進行方向に対していうものとする。
図面はオフセツトフオーム輪転機を示し、この
輪転機は、第1図および第2図に示すように、給
紙部1、オフセツト印刷部2、バツクカーボン印
刷部3、加工部4、排紙部5、ならびにこれらの
駆動装置6および制御装置7より構成されてい
る。
駆動装置6は、1個の駆動モータ8と、これに
より回転する駆動軸9と、駆動軸9の複数箇所に
設けられたウオーム減速機10とを備えている。
駆動軸9は、これら複数の減速機10のウオーム
11と複数の中空軸12とが交互に連結されて1
直線状をなすものであり、前後方向に水平に伸び
ている。そして、後述するように、各減速機10
のウオーム歯車13の回転がフオーム輪転機の各
部分に伝えられる。従来のフオーム輪転機の場合
は、駆動軸の回転が傘歯車を介して等速でまたは
若干増速して各部分に伝えられるため、駆動軸は
低速高トルクで回転する。ところが、このフオー
ム輪転機の場合は、駆動軸9の回転が減速して各
部分に伝えられるため、駆動軸9は従来のものに
比較して高速低トルクで回転する。
制御装置7はフオーム輪転機全体を制御するも
のであり、図示は省略したが、集中制御盤と、フ
オーム輪転機の各部分に適当に配置された複数の
個別制御盤とを含んでいる。集中制御盤には、マ
イクロコンピユータ、各種操作スイツチおよび表
示器などが設けられ、個別制御盤には、各種操作
スイツチおよび表示器などが設けられている。
給紙部1は、オフセツト印刷部2に巻取紙14
を一定張力かつ一定速度で連続的に送るものであ
る。
オフセツト印刷部2の詳細は第3図〜第9図に
示されており、この印刷部2は、第3図に示すよ
うに、フレーム40に設けられたインキ装置41
および湿し装置42、ならびにフレーム40に着
脱自在に取付けられる印刷胴交換ユニツト43よ
り構成されている。
インキ装置41は、インキ壺44、インキ壺ロ
ーラ45、インキ壺ローラ回転駆動用アーム4
6、インキ壺ローラ回転量調整用ストツパ47、
インキ呼出しローラ48、複数の練りローラ4
9,50、2個のインキ着けローラ51,52、
洗浄用のノズル53およびドクタ54を備えてい
る(第3図参照)。壺ローラ45は一方向クラツ
チ(図示略)を介してアーム46の一端部に取付
けられており、アーム46は壺ローラ45の中心
軸を中心にして上下に回動し、アーム46が下方
に回動するときに壺ローラ45が一定量ずつ回転
する。呼出しローラ48は、次のようにして壺ロ
ーラ45と練りローラ49の間に配置されてい
る。すなわち、切換えレバー55の一端部が軸5
6を中心にして回動しうるようにフレーム40に
取付けられるとともに、移しレバー57の一端部
が軸58を中心にして回動しうるように切換えレ
バー55の回動端部に取付けられ、移しレバー5
7の揺動端部に呼出しローラ48が取付けられて
いる。切換えレバー55の中間部とフレーム40
との間および移しレバー57の中間部とフレーム
40との間に、切換えレバー駆動用空気シリンダ
59および移しレバー駆動用空気シリンダ60が
それぞれ設けられている。切換えレバー駆動用空
気シリンダ59は、運転時とインキ装置41洗浄
時とで切換えレバー55の位置すなわち移しレバ
ー57の回転中心軸58の位置を切換えるもので
ある。そして、運転時には第3図に示す位置に切
換えレバー55が停止し、この状態で移しレバー
駆動用空気シリンダ60を伸縮させて移しレバー
57を揺動させることにより、呼出しローラ48
が壺ローラ45と練りローラ49に交互に接触し
て壺ローラ45から練りローラ49にインキを一
定量ずつ移す。また、インキ装置41洗浄時に
は、切換えレバー55は上記位置より第3図の時
計方向に若干回動した位置に停止し、これにより
呼出しローラ48は壺ローラ45と練りローラ4
9の両方に同時に接触する。2個の着けローラ5
1,52の左右両端部は、これらが接する練りロ
ーラ49の回転中心軸を中心にして別々に回動し
うる2組のレバー61,62の回動端部にそれぞ
れ取付けられ、これらのレバー61,62とフレ
ーム40との間には空気シリンダ63,64がそ
れぞれ設けられている(第8図参照)。そして、
運転時には、これらの着けローラ51,52は、
第3図および第8図に示すように一定の運転位置
に位置している。
湿し装置42は、霧吹き式給水器65と、複数
のローラ66,67,68,69とを備えている
(第3図参照)。水着けローラ69の左右両端部
は、これが接するローラ68の回転中心軸を中心
にして回動しうるレバー70の回動端部に取付け
られ、このレバー70とフレーム40との間には
空気シリンダ71が設けられている(第8図参
照)。
オフセツト印刷部2のフレーム40には、運転
位置に位置決めされた一方のインキ着けローラ5
1とほぼ同軸の印刷胴駆動歯車72が取付けられ
ている(第4図および第8図参照)。この歯車7
2は、インキ着けローラ51の外径とほぼ等しい
ピツチ径を有し、インキ着けローラ51とは別に
回転しうる。そして、印刷胴駆動歯車72は、第
4図に詳細に示すように、タイミングベルト73
および天地見当調整用差動装置33を介して駆動
装置減速機10のウオーム歯車13に連結されて
いる。差動装置33は、制御装置7により制御さ
れるサーボモータ34を備えている。
印刷胴交換ユニツト43は、水平板74の下面
に複数のキヤスタ75を有する台車76、この水
平板74の真上に配置された水平底板77の左右
両側に1対の対向状の垂直側板78を有する印刷
胴支持体79、ならびに支持体79の側板78相
互間に回転自在に支持された版胴80、ブランケ
ツト胴81および圧胴82を備えている。台車7
6の水平板74と印刷胴支持体79の左右片側だ
けが垂直連結板83で連結され、これによつて印
刷胴支持体79が台車76の上方に一体状に固定
されている。
第5図および第6図に示すように、印刷胴支持
体79の左右両側板78外面に、後方に突出した
アーム84がそれぞれ固定され、各アーム84の
後端部にローラ85がそれぞれ取付けられてい
る。一方、これに対応するフレーム40の両外側
面には、水平状の固定金具86と空気シリンダ8
7により上下に回動する揺動アーム88が上下に
配置され、各アーム88の揺動端寄りの部分の上
側に、ローラ85の外径より若干大きい内径を有
する半円状の切欠き89が設けられている。そし
て、印刷胴交換ユニツト43は、次のようにして
フレーム40に固定される。すなわち、キヤスタ
75を使用して、まず交換ユニツト43を左右一
側方からフレーム40の若干前方に移動させ、つ
いで両側板78の後端面がフレーム40の前端面
に接するとともに両側のローラ85がフレーム4
0の固定金具86と下方に回動している揺動アー
ム88の間に進入するように交換ユニツト43を
後方に移動させ、アーム88を上方に回動させて
その切欠き89の前側部分と固定金具86との間
にローラ85を挾んで固定する。これにより、印
刷胴支持体79の両側板78がフレーム40の前
端面に圧接させられるとともに、交換ユニツト4
3全体が若干持上げられ、交換ユニツト43は常
にフレーム40前部の一定位置に固定される。そ
して、交換ユニツト43は、上記と逆の手順によ
り、フレーム40から取外される。また、フレー
ム40下部に設けられたベツド90の左右片側の
垂直側板91および水平頂板92に、交換ユニツ
ト43の着脱時に左右方向および前後方向に移動
する交換ユニツト43との干渉を避けるための必
要最小限の切欠き93が設けられ、交換ユニツト
43がフレーム40の前方にあるときには、ベツ
ド90の頂板92は台車76の水平板74と印刷
胴支持体79の水平底板77との間に位置するよ
うになつている。
版胴80は、第4図〜第6図および第8図に詳
細に示すように、印刷胴支持体79の両側板78
に回転自在かつ左右移動自在に支持された回転軸
94に固定されている。一方の側板78より外側
に突出した回転軸94の先端部には、版胴80の
外径とほぼ等しいピツチ径を有する歯車95が固
定されている。そして、交換ユニツト43がフレ
ーム40に固定されたときに、運転位置にある2
個のインキ着けローラ51,52に版胴80が所
定の圧力で接するとともに、版胴80の歯車95
がフレーム40の印刷胴駆動歯車72とかみ合う
ようになつている。また、他方の側板78より外
側に突出した回転軸94の先端部に短円柱体98
が固定され、版胴80とほぼ等しい外径を有する
1対のカラー99がこの短円柱体98の左右両端
に一体に形成されている。そして、一方のカラー
の外周の1箇所に突起96が形成されている。
オフセツト印刷部2のフレーム40には、必要
に応じて版胴80を左右方向に若干移動させるた
めの横移動装置100が設けられている(第5図
および第6図参照)。この装置100は、フレー
ム40に固定されて左右方向外側に水平に突出し
たガイド棒101と、ガイド棒101と平行にな
るようにフレーム40に回転自在に支持された送
りねじ102と、ガイド棒101に左右移動自在
に嵌められるとともに送りねじ102にねじ嵌め
られた移動ブロツク103と、このブロツク10
3に固定された軸の先端部に回転自在に取付けら
れて短円柱体98の左右のカラー99の間に進入
するローラ105と、制御装置7により制御され
る送りねじ駆動用サーボモータ106とから構成
されており、ローラ105の外径は左右のカラー
99の相互間隔より若干小さい。そして、数値指
令または手動操作スイツチの指令により、モータ
106が回転して移動ブロツク103およびロー
ラ105が左右に移動し、その結果、版胴80も
左右に移動する。なお、版胴80の左右方向の位
置は制御装置7に数値表示される。また、移動ブ
ロツク103に固定されたアームの先端部に、カ
ラー99の突起96に対応する近接スイツチ97
が取付けられており、これらによつて版胴80の
回転角度検出器104が構成されている。
ブランケツト胴81は、第4図〜第6図および
第8図に詳細に示すように、印刷胴支持体79の
両側板78に回転自在に支持された回転軸107
に固定されている。ブランケツト胴81の外径と
ほぼ等しいピツチ径を有する歯車108が、この
回転軸107の一端部に固定され、版胴80の歯
車95と常時かみ合つている。
圧胴82は、第3図、第6図および第7図に詳
細に示すように、圧胴調整装置109を介して印
刷胴交換ユニツト43の印刷胴支持体79の両側
板78相互間に取付けられている。
圧胴調整装置109は、使用する巻取紙14の
紙厚が変わつた場合にこれに応じてブランケツト
胴81と圧胴82との軸間距離を調整するための
ものであり、次のように、印刷胴交換ユニツト4
3側の部分と印刷部2のフレーム40側の部分と
から構成されている。
すなわち、印刷胴交換ユニツト43の両側板7
8に形成された円形孔111に、円板状の偏心部
材110が回動自在に嵌め止められ、各部材11
0の内側の面には、上下に伸びる偏心部材回動用
アーム112の上端部がそれぞれ固定されてい
る。各偏心部材110の中心から所定距離偏心し
た部分に、回転軸113の左右両端部が支持さ
れ、この回転軸113に圧胴82が固定されてい
る。圧胴82の外径とほぼ等しいピツチ径を有す
る歯車115が、片側の偏心部材110より外側
に突出したこの回転軸113の先端部に固定さ
れ、ブランケツト胴81の歯車108とかみ合つ
ている。各偏心部材回動用アーム112の下端部
には、前後方向に伸びる調整棒116の中間部に
形成されたおねじ部117がねじ止められてい
る。各調整棒116の前後部は、側板78内面に
固定された前後のガイド118,119の比較的
大きな孔120を貫いて前後に突出しており、各
調整棒116の前端には調整用のつまみ122が
一体に形成されている。そして、このつまみ12
2で調整棒116を回転させることにより、アー
ム112に対する調整棒116の取付位置が調整
される。また、各調整棒116の前側のガイド1
18とアーム112との間の部分には、アーム1
12の下端部を常に後向きに付勢する圧縮コイル
ばね123が嵌められている。
一方、印刷部2のフレーム40の下部には、左
右に伸びる軸124が回転自在に支持され、この
軸124の一端部は圧胴調整用サーボモータ12
5に連結されている。この軸124の左右2箇所
にウオーム126が設けられ、これらのウオーム
126とかみ合う2個のウオーム歯車127がフ
レーム40に回転自在に支持されている。各ウオ
ーム歯車127の中心にめねじ部が形成され、前
後に伸びる2本の押し棒128の中間部に形成さ
れたおねじ部129がこれらのめねじ部にねじ嵌
められている。各押し棒128は、たとえばすべ
りキーなどを用いて、フレーム40に前後に移動
しうるが回転はしないように支持されており、モ
ータ125の回転により左右の押し棒128が同
調して前後に移動する。
印刷胴交換ユニツト43がフレーム40の一定
位置に固定されたときには、左右の調整棒116
の後端面116aがそれぞれ対応する押し棒12
8の前端面128aにばね123によつて押付け
られる。そして、この状態でモータ125が回転
して押し棒128が前後に移動することにより、
調整棒116が前後に移動してアーム112およ
び偏心部材110が回動し、その結果、圧胴82
の回転軸113が偏心部材110の中心を中心に
して上下に回動し、ブランケツト胴81の回転軸
107と圧胴82の回転軸113との軸間距離が
変化する。この軸間距離と押し棒128の移動量
すなわちモータ125の回転量との間には一定の
関係がある。制御装置7は、紙厚と上記軸間距離
すなわちモータ125の回転量との関係を記憶し
ており、運転開始前に自動調整ボタンを押すこと
により、制御装置7に設定された紙厚に応じた量
だけモータ125を回転させ、上記軸間距離を自
動的に調整する。また、上記軸間距離の調整は数
値指令によつて行なうこともでき、上記のように
自動的に調整された軸間距離を運転開始前または
運転中に数値指令によつて変えることも可能であ
る。
なお、押し棒128が前後に移動すると、調整
棒116は偏心部材110の中心を中心とする緩
やかな円弧を描いて前後に回動する。しかしなが
ら、ガイド118,119の孔120は大きいの
で、調整棒116の運動を妨げることがない。ま
た、調整棒116と押し棒128とは互いに押付
けられているだけであるから、調整棒116が回
動しても、押し棒128は回動することがなく、
前後に移動するだけである。
また、圧胴調整装置109の印刷胴交換ユニツ
ト43側の調整棒116とフレーム40側の押し
棒128とは上記のように端面116a,128
a同志が互いに押付けられているだけであるか
ら、印刷胴交換ユニツト43をフレーム40から
取外すだけで、圧胴調整装置109を調整棒11
6と押し棒128との間で印刷胴交換ユニツト4
3側の部分とフレーム40側の部分とに簡単に分
離することができる。
このフオーム輪転機は複数の印刷胴交換ユニツ
ト43を備え、必要に応じこれらを取替えて使用
できるようになつている。第9図は、第8図の場
合と寸法の異なる版胴80、ブランケツト胴81
および圧胴82を備えた交換ユニツト43をフレ
ーム40に固定した状態を示している。複数の各
交換ユニツト43の版胴80の位置は、交換ユニ
ツト43がフレーム40に固定されたときに一定
の運転位置に位置決めされている2個のインキ着
けローラ51,52に所定の圧力で接するように
決められており、版胴80の回転軸94には版胴
80の外径とほぼ等しいピツチ径を有する歯車9
5が固定され、ブランケツト胴81および圧胴8
2の回転軸107,113には各胴81,82の
外径とほぼ等しいピツチ径を有する歯車108,
115がそれぞれ固定されている。したがつて、
交換ユニツト43を取替える場合でも、次に使用
する交換ユニツト43を前述のようにフレーム4
0の一定位置に固定するだけで、一定の運転位置
にある2個のインキ着けローラ51,52に版胴
80が所定の圧力で接するとともに、その歯車9
5が印刷胴駆動歯車72にかみ合うことになり、
従来のように版胴の寸法が変わるたびにインキ着
けローラの位置を変えて調整する必要がない。な
お、インキ着けローラ51,52の摩耗などによ
り版胴80との接触圧が変化したときには、空気
シリンダ63,64によりインキ着けローラ5
1,52を若干移動させて接触圧を調整する。ま
た、交換ユニツト43を取替えて版胴80の寸法
を変えた場合でも、版胴横移動装置100のロー
ラ105を版胴80の回転軸94に固定された短
円柱体98の左右のカラー99の間に進入させう
るように、カラー99の外径を版胴80の外径と
ほぼ等しくするとともに、ローラ105がインキ
着けローラ51の側から左右のカラー99の間に
進入するようになつている。
オフセツト印刷部2においては、駆動装置減速
機10のウオーム歯車13の回転は、前述のよう
に差動装置33およびタイミングベルト73を介
して、インキ装置41および湿し装置42に伝え
られるとともに、印刷胴駆動歯車72に伝えら
れ、この歯車72の回転がさらに歯車95,10
8,115によつて版胴80、ブランケツト胴8
1および圧胴82に伝えられる。
インキ装置41を洗浄するときには、空気シリ
ンダ63,64により2個のインキ着けローラ5
1,52を版胴80から離すとともに、切換えレ
バー駆動用空気シリンダ59により切換えレバー
55を第3図の時計方向に回動させて呼出しロー
ラ48を壺ローラ45と練りローラ49に同時に
接触させる。そして、このような状態で全てのロ
ーラ45,48〜52を回転させながら、これら
にノズル53から洗浄液を供給する。呼出しロー
ラ48が壺ローラ45と練りローラ49に同時に
接触していることにより、洗浄液は壺ローラ45
から着けローラ51,52に至るインキ装置41
の全てのローラ45,48〜58に移され、これ
らの表面が全て洗浄される。したがつて、呼出し
ローラが壺ローラと練りローラに交互に接触する
ことしかできない従来のインキ装置のように壺ロ
ーラを別に洗浄する必要がない。
運転時には、2つのインキ着けローラ51,5
2を運転位置に位置決めして版胴80に接触させ
るとともに、切換えレバー55を第3図の反時計
方向に回動させた状態で移しレバー駆動用シリン
ダ60により移しレバー57を揺動させて、呼出
しローラ48を壺ローラ45と練りローラ49に
交互に接触させる。
印刷胴交換ユニツト43の版胴80の回転軸9
4に設けられた回転角度検出器104および版胴
80と駆動装置6との間に設けられた差動装置3
3は、天地見当調整を行なうために、版胴80を
回転させて任意の角度位置に停止させるためのも
のである。駆動装置6が停止した状態で差動装置
33のサーボモータ34が回転することによつて
版胴80が回転し、角度検出器104は、近接ス
イツチ97がカラー99の突起96を検知した点
を原点として、この点からのモータ34の回転量
より版胴80の角度位置を検出する。差動装置3
3のモータ34は、制御装置7からの数値指令ま
たは手動操作スイツチの指令により回転して、版
胴80を任意の角度位置に停止させ、版胴80の
角度位置は制御装置7に表示される。また、運転
時には、差動装置33のモータ34は停止し、駆
動軸9の回転がそのまま版胴80に伝えられる。
給紙部1からオフセツト印刷部2に送られてき
た紙14は、フレーム40に支持されたローラ1
30を通つたのち、ブランケツト胴81と圧胴8
2の間を通り、この間に印刷が行なわれてバツク
カーボン印刷部3に送り出される。
バツクカーボン印刷部3は、印刷が終わつた巻
取紙14の裏にバツクカーボン印刷を行なつて、
これを加工部4に送り出すものである。
加工部4には、第1図および第2図に示すよう
に、パンチ装置158、スリツタ装置159、縦
ミシン装置160、第1横ミシン装置161およ
び第2横ミシン装置162がこの順に設けられて
いる。
パンチ装置158は、紙14の左右両側部に送
り孔をあけるためのものである。スリツタ装置1
59は、紙14の左右両縁部を切落して紙幅を揃
えるためのものである。縦ミシン装置160は、
紙14に縦ミシン加工を施すためのものである。
第1横ミシン装置161および第2横ミシン装置
162は、紙14に長さ方向に所定の間隔をおい
て横ミシン加工を施すためのものである。
加工部4と排紙部5の間に、引取ローラ206
が設けられている。引取ローラ206は、加工が
終わつた紙14を一定の張力で引取つて排紙部5
に送り出すためのものである。
排紙部5には、第1図および第2図に示すよう
に、ジグサグ折り機211と巻取装置212が設
けられ、用途によりいずれか一方が使用される。
ジグザグ折り機211は、加工部4から送られ
てきた紙14を横ミシンの位置でジグザグ状に折
つて積重ねるものである。巻取装置212は、加
工部4から送られてきた紙14をドラムなどに巻
取るものである。
なお、給紙部1、バツクカーボン印刷部3、加
工部4のパンチ装置158、スリツタ装置15
9、縦ミシン装置160および横ミシン装置16
1,162、引取ローラ206、排紙部5のジグ
ザグ折り機211および巻取装置212は公知の
任意の構成をとりうるので、詳細な図示および説
明は省略した。
上記実施例ではオフセツトフオーム輪転機を示
したが、この考案は凸版フオーム輪転機など他の
種類のフオーム輪転機にももちろん適用できる。
考案の効果 この考案の圧胴調整装置によれば、印刷部2に
設けられたモータ125により印刷胴交換ユニツ
ト43に設けられた圧胴82とこれに接する版胴
80またはブランケツト胴81との軸間距離を簡
単に調整することができ、印刷胴交換ユニツト4
3にモータを設ける必要がない。そして、印刷部
2だけにモータ125を含む駆動部分を設けて、
残りの部分だけを印刷胴交換ユニツト43に設け
ればよいので、印刷胴交換ユニツト43の単純化
および小型化が可能であり、フオーム輪転機全体
が高価になるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図はオフ
セツトフオーム輪転機の構成図、第2図は同駆動
装置と紙の流れを示す説明図、第3図はオフセツ
ト印刷部の縦断面図、第4図は第3図−線の
断面図、第5図はオフセツト印刷部の印刷胴交換
ユニツトの部分を拡大して示す側面図、第6図は
第5図−線の断面図、第7図は第6図−
線の拡大断面図、第8図は第6図−線の矢視
図、第9図は上記と異なる印刷胴交換ユニツトを
示す第8図相当の図面である。 2……オフセツト印刷部、40……フレーム、
43……印刷胴交換ユニツト、78……側板、8
2……圧胴、110……偏心部材、112……ア
ーム、113……回転軸、116……調整棒、1
17……おねじ部、123……ばね、124……
軸、125……圧胴調整用モータ、126……ウ
オーム、127……ウオーム歯車、128……押
し棒、129……おねじ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧胴82を備えた印刷胴交換ユニツト43が印
    刷部2のフレーム40に着脱自在に取付けられる
    ようになされたフオーム輪転機において、印刷胴
    交換ユニツト43の両側板78に形成された円形
    孔111に回動自在に嵌め止められた1対の円板
    状の偏心部材110、各偏心部材110にそれぞ
    れ固定された偏心部材回動用アーム112、アー
    ム112に連結された調整棒116、調整棒11
    6を印刷部2のフレーム40側に付勢するばね1
    23、印刷部2のフレーム40に軸方向移動自在
    に支持されて一端に調整棒116の一端が押付け
    られる押し棒128、印刷部2に設けられた圧胴
    調整用モータ125、およびモータ125の回転
    を押し棒128の往復直線運動に変換する変換機
    構を備えており、偏心部材110の回動中心から
    偏心した部分に圧胴82の回転軸113の両端部
    が支持されているフオーム輪転機における印刷部
    の圧胴調整装置。
JP13375982U 1982-09-01 1982-09-01 フオ−ム輪転機における印刷部の圧胴調整装置 Granted JPS5938039U (ja)

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JPS5938039U JPS5938039U (ja) 1984-03-10
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JPH0758669B2 (ja) * 1988-05-18 1995-06-21 秩父セメント株式会社 トリマコンデンサ

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