JP2014528931A - カバジタキセルの結晶形 - Google Patents

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Abstract

本発明は、形態C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C8b、C9、及びC9pと表される、無水物形態を含めたカバジタキセルの結晶形、及びこれらの形態の調製方法を提供する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2011年9月9日に出願された米国特許仮出願番号第61/533,111号及び2012年3月7日に出願された同第61/606,288号に合致する優先権を主張する。これらの2つの仮出願の内容全体を参照により本明細書中に援用する。
連邦政府によって支援された研究開発下で得られた発明に対する権利に関する声明
該当なし
コンパクトディスクで提出した「配列表」、表、又はコンピュータプログラム一覧の付録の参照
該当なし
発明の背景
Jevtana(登録商標)は、その活性薬剤成分(API)であるカバジタキセル(cabazitaxel)がタキサンクラスに属し、且つ、化学構造と作用様式の両方が抗癌剤パクリタキセルやドセタキセルに近似している、注射可能な抗腫瘍薬である。カバジタキセルは、イチイの木の針葉部から抽出される10−デアセチルバッカチンIII(10−DAB)からの半合成によって調製される。カバジタキセルの化学名は、(2α,5β,7β,10β,13α)−4−アセトキシ−13−({(2R,3S)−3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロパノイル}オキシ)−1−ヒドロキシ−7,10−ジメトキシ−9−オキソ−5,20−エポキシ−タキサ−11−エン−2−イルベンゾアートであり、その化合物が1:1アセトン溶媒和物として販売されている(以下の化合物A)。
Figure 2014528931
カバジタキセルのアセトン溶媒和物は、C4557NO14.C36Oの分子式及び1moleあたり894.01グラムの分子量を有する白色〜黄色がかった白色の粉末である。無溶媒状態の分子量は、1moleあたり835.93グラムである。
カバジタキセルは、ドセタキセルのジメチル誘導体(ジメトキシドセタキセルとも呼ばれる)であって、そしてそれ自体は、半合成のものであり、Rhone-Poulenc Rorerによって元々開発され、ホルモン抵抗性前立腺癌の治療のために米国食品医薬品局(FDA)によって承認された。カバジタキセルは微小管阻害剤である。
カバジタキセルのアセトン溶媒和物の結晶形とその調製方法は、米国特許第7,241,907号で開示されている;この溶媒和物タイプのXRPD(X線粉末回折)パターンは図1aに示されている。
無水形態、水和物、エタノール溶媒和物、及びエタノール/水のヘテロ溶媒和物(heterosolvates)を含めたカバジタキセルの他の結晶形は、WO2009/115655で主張されている。特定の非エタノール溶媒和物は、WO2009/115655及びU.S.2011/0144362に示されているが、化学的に特徴づけされていなかった。
発明の概要
一態様において、本発明は、形態(Form)C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C8b、及びC9pから成る群から選択されるカバジタキセルの結晶形を提供する。新規形態は、1H NMR(核磁気共鳴)分光法、XRPD、FTIR(フーリエ変換赤外線)分光法(IR分光法とも簡略化される)、TGA(熱重量分析)、及びDSC(示差走査熱量測定)によって化学的に特徴づけされた。
第二の態様において、本発明は、1若しくは複数の新規結晶形のカバジタキセルと1若しくは複数の医薬的に許容され得る賦形剤を含んでいる調製品(preparation)を提供する。
第三の態様において、本発明は、カバジタキセルの結晶形C9pの調製方法を提供する。いくつかの実施形態において、本発明の方法は:
a)カバジタキセル、酢酸、及びH2Oを含んだ溶液をゆっくり冷やして、固形物質を含む混合物を形成するステップ;
b)ステップa)から生じた混合物を濾過し、単離された固形物を洗浄するステップ;そして、
c)窒素ガスパージ(nitrogen gas purge)を伴って減圧下、ステップb)から生じた単離され洗浄された固形物を乾燥させるステップ、
を含む。
いくつかの実施形態において、本発明のカバジタキセルの結晶形C9pの調製方法は:
a)カバジタキセルを酢酸蒸気にさらすステップ;そして、
b)得られたAcOH溶媒和物を窒素ガス流でパージするステップ、
を含む。
これまでに知られている1:1のカバジタキセル:アセトン溶媒和物のXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C1のXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C1のIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C1のDSCトレースを示す。 カバジタキセルの形態C1のTGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C1の1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C2のXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C2のIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C2のDSC/TGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C2の1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C3のXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C3のIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C3のDSC/TGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C3の1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C4のXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C4のIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C4のDSC/TGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C4の1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C5のXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C5のIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C5のDSC/TGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C5の1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C6のXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C6のIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C6のDSC/TGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C6の1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C7のXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C7のIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C7のDSC/TGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C7の1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C8のXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C8のIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C8のDSC/TGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C8の1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C9のXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C9のIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C9のDSC/TGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C9の1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C8bのXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C8bのIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C8bのDSCトレースを示す。 カバジタキセルの形態C8bのTGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C8bの1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C9pのXRPDパターンを示す。 カバジタキセルの形態C9pのIRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C9pのDSCトレースを示す。 カバジタキセルの形態C9pのTGAトレースを示す。 カバジタキセルの形態C9pの1H NMRスペクトルを示す。 カバジタキセルの形態C9pの乾燥中の重量変化を示す。
発明の詳細な説明
本発明はカバジタキセルの新規結晶形を提供する。結晶形は、本明細書中に記載した手法によって作製でき、且つ、他の結晶形を実質的に含まない。「実質的に含まない」という用語は、10%以下の量の別の形態、好ましくは8%、5%、4%、3%、2%、1%、0.5%、又はそれ以下の量の別の形態を指す。
一態様において、本発明は、(2α,5β,7β,10β,13α)−4−アセトキシ−13−({(2R,3S)−3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロパノイル}オキシ)−1−ヒドロキシ−7,10−ジメトキシ−9−オキソ−5,20−エポキシ−タキサ−11−エン−2−イルベンゾアートの結晶形を提供する。
本発明の結晶化合物は、X線粉末回折(XRPD)、赤外線スペクトル法(IR)、示差走査熱量計測(DSC)、熱重量分析(TGA)、及び結晶学を含めた多くの技術によって特徴づけられる。
いくつかの実施形態において、本発明は、実質的に、図2a、3a、4a、5a、6a、7a、8a、9a、10a、11a、又は12aのものに合致するXRPDパターンを特徴とする化合物の結晶形を提供する。
他の実施形態において、化合物の結晶形は、7.83、8.91、9.33、10.21、12.55、12.85、13.32、13.56、14.37、14.7、15.17、15.6、15.98、16.54、17.0、17.25、17.69、18.28、18.72、19.42、19.74、20.0、20.46、21.06、21.37、21.74、21.94、22.17、23.09、23.49、23.71、23.97、24.27、24.78、25.12、25.82、26.27、26.91、27.49、27.74、28.32、及び28.78度2θ(±0.1度2θ(2シータとも言われる))における1若しくは複数のピークを含むXRPDパターンを特徴とする形態C1であり、ここで、前記XRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。もう1つの実施形態において、化合物の結晶形は、7.83、8.91、9.33、10.21、12.55、12.85、13.32、13.56、14.37、14.7、15.17、15.6、15.98、16.54、17.0、17.25、17.69、18.28、18.72、19.42、19.74、20.0、20.46、21.06、21.37、21.74、21.94、22.17、23.09、23.49、23.71、23.97、24.27、24.78、25.12、25.82、26.27、26.91、27.49、27.74、28.32、及び28.78度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。ある他の実施形態において、化合物の結晶形は、50cps(1秒当たりのカウント数)を超える強度を有する図2aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。他の実施形態において、化合物の結晶形は、実質的に図2aに合致するXRPDパターンを特徴とする。
結晶形C1は、Karl Fischer(KF)滴定データ及び1H NMR分光法によって証明されるように、カバジタキセルの無水イソプロパノール溶媒和物である。形態1のIPA含有量は、1H NMRスペクトルの代表的なピーク(−CH、δ4.01ppm)を積分することによって計算され、そして、1:0.9のカバジタキセル:IPAのモル比が示された(図2e)。形態C1は、KF滴定によって測定されるように、約0.1重量%の水を含んでいる。形態C1の熱理分析は、TGA及びDSCによって行われた。形態C1のDSC吸熱は、約176℃に最大温度を有する幅広い吸熱変化を呈する(図2c)。この変化は、約158℃〜約178.5℃の範囲にわたる温度におけるサンプルの脱溶媒和及び溶解に起因する。TGA及びホットステージ顕微鏡法(hot stage microscopy)(HSM)は、DSC分析によって観察された熱的挙動を反映する。例えば、TGAは、125℃〜200℃において6.7%の重量減少を示し、それに続いて、約220℃における分解による急激な重量減少を示した(図2d)。
他の実施形態において、化合物の結晶形は、7.89、8.59、10.1、12.6、12.84、13.29、13.77、14.03、14.93、15.81、16.67、16.99、17.37、17.97、18.85、19.42、20.08、20.38、20.8、21.49、21.96、22.45、22.76、23.13、23.93、24.45、24.84、25.33、26.01、26.67、27.09、27.72、28.2、28.53、29.33、30.33、30.81、31.66、32.08、32.7、33.27、及び34.03度2θ(±0.1度2θ)における1若しくは複数のピークを含むXRPDパターンを特徴とする形態C2であり、ここで、前記XRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。いくつかの実施形態において、化合物の結晶形は、7.89、8.59、10.1、12.6、12.84、13.29、13.77、14.03、14.93、15.81、16.67、16.99、17.37、17.97、18.85、19.42、20.08、20.38、20.8、21.49、21.96、22.45、22.76、23.13、23.93、24.45、24.84、25.33、26.01、26.67、27.09、27.72、28.2、28.53、29.33、30.33、30.81、31.66、32.08、32.7、33.27、及び34.03度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物の結晶形は、40cpsを超える強度を有する、図3aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。他の実施形態において、化合物の結晶形は、実質的に図3aに合致するXRPDパターンを特徴とする。
結晶形C2はまた、実質的に図3bに合致するIRスペクトル、実質的に図3cに合致するDSC/TGAトレース、又は実質的に図3dに合致する1H NMRスペクトルを特徴とする。
他の実施形態において、化合物の結晶形は、7.8、8.86、10.16、11.1、12.62、13.43、14.41、14.96、15.28、15.74、16.45、16.99、17.66、18.1、18.52、19.0、19.68、20.4、21.07、21.64、21.9、22.32、22.84、23.49、23.98、24.5、25.07、25.41、25.69、26.2、26.69、27.08、27.53、28.14、29.49、30.4、30.86、31.38、31.96、33.97、34.34、及び35.32度2θ(±0.1度2θ)における1若しくは複数のピークを含むXRPDパターンを特徴とする形態C3であり、ここで、前記XRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。いくつかの実施形態において、結晶形C3は、7.8、8.86、10.16、11.1、12.62、13.43、14.41、14.96、15.28、15.74、16.45、16.99、17.66、18.1、18.52、19.0、19.68、20.4、21.07、21.64、21.9、22.32、22.84、23.49、23.98、24.5、25.07、25.41、25.69、26.2、26.69、27.08、27.53、28.14、29.49、30.4、30.86、31.38、31.96、33.97、34.34、及び35.32度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、結晶形C3は、30cpsを超える強度を有する、図4aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、結晶形C3は、実質的に図4aに合致するXRPDパターンを特徴とする。
本発明の結晶形C3はまた、実質的に図4bに合致するIRスペクトル、実質的に図4cに合致するDSC/TGAトレース、又は実質的に図4dに合致する1H NMRスペクトルを特徴とする。
他の実施形態において、化合物の結晶形は、8.5、9.02、9.94、12.53、13.12、14.03、14.93、15.87、16.81、17.29、17.79、18.74、19.62、20.21、20.65、21.55、22.03、22.5、23.3、23.85、24.36、25.23、25.91、26.44、26.86、27.4、27.82、28.29、28.87、30.09、31.0、32.37、33.06、34.24、34.99、36.21、36.52、37.26、37.92、38.35、及び39.2度2θ(±0.1度2θ)における1若しくは複数のピークを含むXRPD回折パターンを特徴とする形態C4であり、ここで、前記のXRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。いくつかの実施形態において、結晶形C4は、8.5、9.02、9.94、12.53、13.12、14.03、14.93、15.87、16.81、17.29、17.79、18.74、19.62、20.21、20.65、21.55、22.03、22.5、23.3、23.85、24.36、25.23、25.91、26.44、26.86、27.4、27.82、28.29、28.87、30.09、31.0、32.37、33.06、34.24、34.99、36.21、36.52、37.26、37.92、38.35、及び39.2度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、形態C4は、30cpsを超える強度を有する、図5aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、結晶形C4は、実質的に図5aに合致するXRPDパターンを特徴とする。
本発明の結晶形C4はまた、実質的に図5bに合致するIRスペクトル、実質的に図5cに合致するDSC/TGAトレース、又は実質的に図5dに合致する1H NMRスペクトルを特徴とする。
他の実施形態において、化合物の結晶形は、7.83、8.78、10.12、11.11、12.59、12.83、13.48、14.29、14.94、15.19、15.74、16.53、16.99、17.58、18.1、18.39、18.75、19.1、19.78、20.36、20.98、21.7、22.12、22.46、22.88、23.26、23.73、23.99、24.25、24.92、25.33、25.85、26.18、26.7、27.14、27.73、28.3、28.59、28.86、29.49、30.5、及び30.79度2θ(±0.1度2θ)における1若しくは複数のピークを含むXRPDパターンを特徴とする形態C5であり、ここで、前記のXRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。いくつかの実施形態において、結晶形C5は、7.83、8.78、10.12、11.11、12.59、12.83、13.48、14.29、14.94、15.19、15.74、16.53、16.99、17.58、18.1、18.39、18.75、19.1、19.78、20.36、20.98、21.7、22.12、22.46、22.88、23.26、23.73、23.99、24.25、24.92、25.33、25.85、26.18、26.7、27.14、27.73、28.3、28.59、28.86、29.49、30.5、及び30.79度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、形態C5は、40cpsを超える強度を有する、図6aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。他の実施形態において、結晶形C5は、実質的に図6aに合致するXRPDパターンを特徴とする。
本発明の結晶形C5はまた、実質的に図6bに合致するIRスペクトル、実質的に図6cに合致するDSC/TGAトレース、又は実質的に図6dに合致する1H NMRスペクトルを特徴とする。
他の実施形態において、化合物の結晶形は、7.77、8.81、10.13、12.55、12.78、13.37、14.26、14.78、15.14、15.6、16.43、16.97、17.57、18.09、18.42、18.81、19.52、20.38、20.96、21.46、21.91、22.23、22.82、23.42、23.94、24.91、25.31、25.68、25.95、26.45、26.69、27.04、27.42、27.97、28.19、28.59、29.36、30.27、30.82、31.33、31.68、及び32.75度2θ(±0.1度2θ)における1若しくは複数のピークを含むXRPDパターンを特徴とする形態C6であり、ここで、前記のXRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。いくつかの実施形態において、結晶形C6は、7.77、8.81、10.13、12.55、12.78、13.37、14.26、14.78、15.14、15.6、16.43、16.97、17.57、18.09、18.42、18.81、19.52、20.38、20.96、21.46、21.91、22.23、22.82、23.42、23.94、24.91、25.31、25.68、25.95、26.45、26.69、27.04、27.42、27.97、28.19、28.59、29.36、30.27、30.82、31.33、31.68、及び32.75度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、形態C6は、40cpsを超える強度を有する、図7aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。他の実施形態において、結晶形C6は、実質的に図7aに合致するXRPDパターンを特徴とする。
本発明の結晶形C6はまた、実質的に図7bに合致するIRスペクトル、実質的に図7cに合致するDSC/TGAトレース、又は実質的に図7dに合致する1H NMRスペクトルを特徴とする。
他の実施形態において、化合物の結晶形は、7.75、8.57、10.08、11.03、12.51、12.8、13.39、14.01、14.78、15.58、16.4、16.93、17.37、17.9、18.62、19.0、19.67、20.31、20.75、21.55、22.04、22.64、23.51、23.97、24.4、25.19、25.78、26.05、26.61、26.98、27.61、28.09、28.47、29.26、29.58、30.25、30.76、31.4、32.01、32.36、33.27、及び33.64度2θ(±0.1度2θ)における1若しくは複数のピークを含むXRPDパターンを特徴とする形態C7であり、ここで、前記のXRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。別の実施形態において、結晶形C7は、7.75、8.57、10.08、11.03、12.51、12.8、13.39、14.01、14.78、15.58、16.4、16.93、17.37、17.9、18.62、19.0、19.67、20.31、20.75、21.55、22.04、22.64、23.51、23.97、24.4、25.19、25.78、26.05、26.61、26.98、27.61、28.09、28.47、29.26、29.58、30.25、30.76、31.4、32.01、32.36、33.27、及び33.64度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、結晶形C7は、40cpsを超える強度を有する、図8aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。他の実施形態において、結晶形C7は、実質的に図8aに合致するXRPDピークを特徴とする。
本発明の結晶形C7はまた、実質的に図8bに合致するIRスペクトル、実質的に図8cに合致するDSC/TGAトレース、又は実質的に図8dに合致する1H NMRスペクトルを特徴とする。
他の実施形態において、化合物の結晶形は、7.92、8.84、9.4、10.09、12.54、12.84、13.47、14.29、14.9、15.13、15.75、15.91、16.16、16.72、16.91、17.13、17.56、18.02、18.2、18.44、18.93、19.15、19.8、20.28、20.9、21.12、21.68、22.24、22.46、23.12、23.41、23.95、24.52、24.9、25.27、25.69、26.09、26.31、26.76、27.34、28.0、及び28.32度2θ(±0.1度2θ)における1若しくは複数のピークを含むXRPDパターンを特徴とする形態C8であり、ここで、前記XRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。いくつかの実施形態において、結晶形C8は、7.92、8.84、9.4、10.09、12.54、12.84、13.47、14.29、14.9、15.13、15.75、15.91、16.16、16.72、16.91、17.13、17.56、18.02、18.2、18.44、18.93、19.15、19.8、20.28、20.9、21.12、21.68、22.24、22.46、23.12、23.41、23.95、24.52、24.9、25.27、25.69、26.09、26.31、26.76、27.34、28.0、及び28.32度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、結晶形C8は、40cpsを超える強度を有する、図9aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、結晶形C8は、実質的に図9aに合致するXRPDパターンを特徴とする。
本発明の結晶形C8はまた、実質的に図9bに合致するIRスペクトル、実質的に図9cに合致するDSC/TGAトレース、又は実質的に図9dに合致する1H NMRスペクトルを特徴とする。
他の実施形態において、結晶形C8bは、DMSO水溶液からの再結晶によって形成される。形態C8のXRPDパターンと異なっている形態C8bのXRPDパターンは、図11aに示されている。いくつかの実施形態において、カバジタキセルの結晶形は、7.19、7.63、8.16、9.22、10.14、10.73、11.66、12.12、12.78、13.58、14.00、14.59、15.14、15.86、16.40、17.22、17.54、18.14、18.94、19.95、20.45、21.00、21.24、21.65、22.13、22.45、23.17、23.56、23.90、24.55、25.25、25.74、26.74、27.61、28.49、29.09、29.74、30.3、31.00、32.11、32.63、及び33.14度2θ(±0.1度2θ)における1若しくは複数のピークを含むXRPDパターンを特徴とする形態C8bであり、ここで、前記のXRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。いくつかの実施形態において、結晶形C8bは、7.19、7.63、8.16、9.22、10.14、10.73、11.66、12.12、12.78、13.58、14.00、14.59、15.14、15.86、16.40、17.22、17.54、18.14、18.94、19.95、20.45、21.00、21.24、21.65、22.13、22.45、23.17、23.56、23.90、24.55、25.25、25.74、26.74、27.61、28.49、29.09、29.74、30.3、31.00、32.11、32.63、及び33.14度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、形態C8bは、30cpsを超える強度を有する、図11aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、結晶形C8bは、実質的に図11aに合致するXRPDパターンを特徴とする。
形態C8とC8bのXRPDパターンの相違は、2つの結晶形が異なっていることを示し、そしてそれは、2つの形態のDSC及びTGAデータの相違によって確認される。形態C8bのDSCトレースは、脱水及び脱溶媒和に相当する66℃に最大温度を有する吸熱変化、及びサンプル溶解に相当する140℃に最大温度を有する吸熱変化を示す(図11c)。結晶形C8bのTGA及びホットステージ顕微鏡法が、DSCによって観察された熱的挙動を裏付けている。例えば、TGAトレースは、30℃−160℃に7.4%の重量減少を示し、それに続いて、約220℃に分解による急激な重量減少を示す(図11d)。
1H NMR分光法及びKF滴定によって示されているように、形態C8bは一水和DMSO溶媒和物である。形態C8bのDMSO含有量は、1H NMRスペクトルの代表的なDMSOピーク(−S−CH3、δ2.61ppm)を積分することによって計算され、そして、1:0.7〜0.9のカバジタキセル:DMSOのモル比が示された(図11e)。
他の実施形態において、カバジタキセルの結晶形は、8.2、8.76、9.33、10.25、10.99、11.73、12.24、12.92、14.04、14.72、15.33、15.92、16.46、17.69、18.42、19.31、19.79、20.5、21.42、22.18、22.54、23.34、23.69、24.02、24.73、25.47、25.78、26.69、27.44、27.98、28.62、29.38、29.76、30.16、30.44、31.29、32.02、32.73、33.78、34.37、34.98、及び36.01度2θ(±0.1度2θ)における1若しくは複数のピークを含むXRPDパターンを特徴とする形態C9であり、ここで、前記のXRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。いくつかの実施形態において、結晶形C9は、8.2、8.76、9.33、10.25、10.99、11.73、12.24、12.92、14.04、14.72、15.33、15.92、16.46、17.69、18.42、19.31、19.79、20.5、21.42、22.18、22.54、23.34、23.69、24.02、24.73、25.47、25.78、26.69、27.44、27.98、28.62、29.38、29.76、30.16、30.44、31.29、32.02、32.73、33.78、34.37、34.98、及び36.01度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、形態C9は、30cpsを超える強度を有する、図10aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、結晶形C9は、実質的に図10aに合致するXRPDパターンを特徴とする。
本発明の結晶形C9はまた、実質的に図10bに合致する赤外スペクトル、実質的に図10dに合致するDSC/TGAトレース、又は実質的に図10cに合致する1H NMRスペクトルを特徴とする。
XRPD分析は、形態C9が結晶性であることを裏付けた。形態C9は、TGA分析によって170℃にて5%の重量減少を示すと同時に、DSCトレースにおいて、153〜159℃の融点に相当する157℃における吸熱変化を示している(図10c)。分解は約220℃にて起こり、TGAによってこの温度の近辺で観察された大きい重量減少によって示唆されるとおりである。動的蒸気吸着(DVS)分析は、完全に可逆的な重量減少を示すことなく、湿度変化による重量増加を示し(2サイクルにわたり試験された)、そして、除湿によるAcOHの減少と一致した。これはDVS分析後の1H NMR分光法によって確認された。形態C9のKF滴定は、約2.3%の水の存在を示唆した。
他の実施形態において、化合物の結晶形は形態C9pである。発明者らは、要するに、形態C9が結晶形の混合物であり、且つ、新規酢酸溶媒和物であることを発見した。形態C9p、酢酸溶媒和物は、ここで、形態C9を実質的に含まない、純粋な形で調製された。形態C9pのXRPDパターンは、図12aに示されている。形態C9pのXRPDパターンは、形態C9のものと明らかに異なっている。
いくつかの実施形態において、結晶形C9pは、7.24、8.16、8.69、9.25、10.21、10.74、11.73、12.22、12.87、13.66、14.12、14.70、15.25、15.88、16.34、17.40、17.72、18.29、19.10、19.69、20.07、20.47、21.04、21.42、21.71、22.16、22.53、22.86、23.40、23.69、23.91、24.71、25.37、25.75、26.68、27.01、27.57、28.31、28.67、28.85、29.32、29.71、30.43、31.27、32.19、32.72、33.42、33.73、34.25、35.06、36.02、36.52、37.48、38.04、38.77、及び39.48度2θ(±0.1度2θ)における1若しくは複数のピークを含むXRPDパターンを特徴とし、ここで、前記のXRPDパターンは、CuKα1放射線を使用することで得られる。いくつかの実施形態において、結晶形C9pは、7.24、8.16、8.69、9.25、10.21、10.74、11.73、12.22、12.87、13.66、14.12、14.70、15.25、15.88、16.34、17.40、17.72、18.29、19.10、19.69、20.07、20.47、21.04、21.42、21.71、22.16、22.53、22.86、23.40、23.69、23.91、24.71、25.37、25.75、26.68、27.01、27.57、28.31、28.67、28.85、29.32、29.71、30.43、31.27、32.19、32.72、33.42、33.73、34.25、35.06、36.02、36.52、37.48、38.04、38.77、及び39.48度2θ(±0.1度2θ)における2以上、3以上、4以上、又は5以上のピークを含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、形態C9pは、30cpsを超える強度を有する、図12aに提供したようなピーク(度2θ(±0.1度2θ)単位)を含むXRPDパターンを特徴とする。いくつかの実施形態において、結晶形C9pは、実質的に図12aに合致するXRPDパターンを特徴とする。
本発明の結晶形C9pはまた、実質的に図12bに合致するIRスペクトル、実質的にそれぞれ図12c及び図12dに合致するDSC及びTGAトレース、又は実質的に図12eに合致する1H NMRスペクトルを特徴とする。
1H NMR分光法及びKF滴定によって示されているように、形態C9pの結晶化合物は一水和酢酸溶媒和物である。酢酸含有量は、1H NMRスペクトルの代表的なピーク(−CH3、δ2.11ppm)を積分することによって計算され、そして、約1:1〜0.9のカバジタキセル:AcOHのモル比が示された(図12e)。KF滴定によって測定されるように、形態C9pの水分含量は約2重量%である。形態C9pの熱理分析が、TGA及びDSCを使用することで行われた。DSCトレースは、形態C9pが77℃と147℃に最大温度を有する2つの吸熱変化を示すことを示している(図12c)。脱水状態及び脱溶媒和は、150℃〜165℃における溶解に先立ち、150℃前に起こる。TGA及びHSMは、DSC分析で観察された熱的挙動を反映した。例えば、TGAトレースは、30℃〜160℃にて約8.0%の重量減少を示し、それに続いて、約220℃に分解による急激な重量減少を示す(図12d)。
関連する態様において、本発明は:
a)カバジタキセル、酢酸、及びH2Oを含んだ溶液をゆっくり冷やして、固形物質を含む混合物を形成するステップ;
b)ステップa)から生じた混合物を濾過し、単離された固形物(濾過ケーキ(filter cake)としても知られる)を洗浄するステップ;
c)窒素ガスパージ(nitrogen gas purge)を伴って減圧下、ステップb)から生じた単離され洗浄された固形物を、その固形物の重量が一定になるまで乾燥させるステップ、
を含む、カバジタキセルの結晶形C9pの調製方法を提供する。
ステップa)の溶液は、結晶形の相当量が許容される純度で溶液から結晶化する温度まで冷やされる。いくつかの実施形態において、ステップa)の溶液は、50℃以上のいずれかの温度から40℃以下の任意の温度に冷やされ得る。例えば、溶液は、50℃以上の温度から0℃〜40℃、又は5℃〜30℃、又は20℃〜25℃の温度まで冷やされることができる。いくつかの実施形態において、ステップa)の溶液は、20℃以上のいずれかの温度から10℃以下の任意の温度に冷やされ得る。例えば、溶液は、20℃〜25℃の温度から−80℃〜10℃、又は0℃〜10℃、又は0℃〜5℃の温度まで冷やされることができる。いくつかの実施形態において、ステップb)における洗浄は、水を使用して行われる。ステップc)における乾燥時間は、乾燥時間が長すぎたり、温度が高すぎたり、又は圧力が低すぎるときに起こり得る溶媒和物の部分的又は完全な脱溶媒和を避けるように制御される。いくつかの実施形態において、乾燥ステップは、カバジタキセル:AcOHのモル比が約1:1になるまで行われる。乾燥ステップは、次の:i)乾燥させる固形物の重量を観察し、そして、重量変化が小さくなるか又は重量が一定になったときに乾燥を終わらせることによる;及び/又はii)乾燥させる固形物のAcOHレベルを観察し、そして、AcOH対カバジタキセルのモル比が約1対1になったときに乾燥を終わらせることによる、を含めたいくつかの方法で制御できる。乾燥させる固形物のAcOHのレベルは、ガスクロマトグラフィー(GC)や1H NMR分光法を含めた当業者に知られている解析技術を使用することで測定できる。図13には、以下の実施例13に記載のようにAcOH水溶液から結晶化した溶媒和物の乾燥中のカバジタキセルの形態C9pの重量変化が示されている。いくつかの実施形態において、ステップc)における乾燥は60〜200torrで行われる。いくつかの実施形態において、ステップc)における乾燥は、60〜200torr、且つ、20〜25℃にて行われる。いくつかの実施形態において、ステップc)における乾燥は、60〜200torr、且つ、周囲温度、すなわち、約22℃にて行われる。圧力は、窒素ガスパージにより加減される。
もう一つの態様において、本発明は、カバジタキセルの結晶形C9pの調製方法であって:
a)酢酸溶媒和物を形成するのに十分な条件下、固形のカバジタキセルを酢酸蒸気と接触させるステップ;そして、
b)得られた酢酸溶媒和物を窒素ガス流でパージするステップ、
を含む前記調製方法を提供する。
前記方法で使用される固形のカバジタキセルは、無水結晶形又は溶媒和物(例えばEtOAc溶媒和物など)である。接触ステップa)は、焼結ガラスブフナー漏斗内にカバジタキセルを入れ、そして、酢酸蒸気流がカバジタキセルを通り抜けるように、ブフナー漏斗の細い口に酢酸蒸気流を通すことによって実現された。このステップは周囲温度にて行うことができる。いくつかの実施形態において、カバジタキセルを酢酸蒸気と接触させることは、窒素ガスの雰囲気中に蒸気を流すことを伴う。酢酸蒸気は、周囲温度にて窒素ガス流を酢酸のリザーバに通すことによって作り出すことができる。窒素気流中の酢酸蒸気のレベルは、酢酸のリザーバの温度を変更することによって、及び/又は窒素気流の流量を変更することによって調整できる。そして、固形物は、窒素ガスによってパージされ、カバジタキセル溶媒和物に関連しない余分な酢酸が取り除くことができる。溶媒和物の酢酸含有量は、カバジタキセル対酢酸のモル比が約1:1になることを確保するために窒素パージステップ中に任意に観察される。窒素によってパージされる固形物質中の酢酸のレベルは、GCや1H NMR分光法を含めた当業者に知られている解析技術を使用することで測定できる。前記方法は、接触ステップ及びパージステップ中に形態C9pが雰囲気にさらされるので、一水和物として形態C9pの溶媒和物をもたらす。
以下の表1は、結晶形C1〜C9pの調製に使用した条件の概要を説明し、そして、表2は、新規形態のXPRDピークの位置を示している。
Figure 2014528931
Figure 2014528931
Figure 2014528931
別の態様において、本発明は、1若しくは複数のカバジタキセルの新規結晶形、並びに1若しくは複数の医薬的に許容され得る賦形剤を含む医薬組成物を提供する。医薬的に許容され得る賦形剤は、対象に対する固形物の投与の助けとなり、そして、対象による活性物質の吸収を促進し得る。本発明において有用な医薬賦形剤としては、これだけに限定されるものではないが、結合剤、増量剤、崩壊剤、潤滑剤、コーティング剤、甘味料、香味料、及び着色料が挙げられる。当業者は、他の医薬賦形剤が本発明において有用であることが分かる。
実施例
以下の実施例は、本願発明をさらに詳しく説明するために提供されるものであり、本願発明を制限するためのものではない。
実施例1
カバジタキセルの結晶形C1の調製
カバジタキセル(0.1g)を0.6mLのIPA中に溶解し、そして、加熱しながら追加の0.4mLの水を加えた。溶液を室温までゆっくり冷やした。混合物を濾過し、そして、集めた固形物を真空内、20〜30℃にて3〜4日間乾燥させて、白色の固形物としてカバジタキセルの形態C1(融点:153.8〜161.9℃)を得た。
実施例2
カバジタキセルの結晶形C2の調製
カバジタキセル(0.1g)と1mLのEtOAcのスラリーを、70〜80℃にて約2時間加熱した。混合物は、室温まで冷まし、そして、2日間撹拌した。混合物を濾過し、そして、集めた固形物を真空炉内で乾燥させて、カバジタキセルの形態C2(融点:156.5〜160.0℃)を得た。
実施例3
カバジタキセルの結晶形C2の調製
カバジタキセルの形態C2はまた、室温におけるEtOAc及びn−ヘプタンからの再結晶によって調製した。EtOAc(3mL)中のカバジタキセル(0.1g)の溶液を加熱しながら調製した。n−ヘプタン(6mL)を加えて、生成物を沈殿させた。混合物を濾過し、そして、得られた固形物を真空炉内で乾燥させて、カバジタキセルの形態C2の白色固形物を得た。
実施例4
カバジタキセルの結晶形C3の調製
0.4mLのTHF及び0.6mLのn−ヘプタン中のカバジタキセル(0.1g)の熱溶液を室温までゆっくり冷ました。混合物を濾過し、そして、得られた固形物を真空炉内で乾燥させて、白色固形物としてカバジタキセルの形態C3(融点:158.9〜165.4℃)を得た。
実施例5
カバジタキセルの結晶形C4の調製
1mLのトルエン中のカバジタキセル(0.1g)のスラリーを70〜80℃にて約2時間加熱し、次に、室温まで冷まし、そして、2日間撹拌した。混合物を濾過し、そして、得られた固形物を真空炉内で乾燥させて、白色固形物としてカバジタキセルの形態C4(融点:152.7〜168.9℃)を得た。カバジタキセルの形態C4はまた、0.4mLのTHF及び1.2mLのトルエンからのカバジタキセル(0.1g)の再結晶によって室温にて調製した。
実施例6
カバジタキセルの結晶形C5の調製
0.8mLのメチルエチルケトン及び0.8mLのn−ヘプタン中のカバジタキセル(0.1g)の熱溶液を室温までゆっくり冷ました。混合物は濾過し、そして、得られた固形物を真空炉内で乾燥させて、白色固形物としてカバジタキセルの形態C5(融点:159.0〜173.5℃)を得た。
実施例7
カバジタキセルの結晶形C6の調製
1mLのジエチルケトン及び0.7mLのn−ヘプタン中のカバジタキセル(0.1g)の熱溶液を室温までゆっくり冷ました。混合物を濾過し、そして、得られた固形物を真空炉内で乾燥させて、白色固形物としてカバジタキセルの形態C6(融点:153.2〜164.2℃)を得た。
実施例8
カバジタキセルの結晶形C7の調製
0.8mLの炭酸ジエチル及び0.5mLのn−ヘプタン中のカバジタキセル(0.1g)の熱溶液を室温までゆっくり冷ました。混合物を濾過し、そして、得られた固形物を真空炉内で乾燥させて、白色固形物としてカバジタキセルの形態C7(融点:161.2〜180℃)を得た。
実施例9
カバジタキセルの結晶形C8の調製
1.5mLのDMSO及び0.5mLのH2O中のカバジタキセル(0.1g)の熱溶液を室温までゆっくり冷ました。混合物を濾過し、そして、得られた固形物を真空炉内で乾燥させて、白色固形物としてカバジタキセルの形態C8(融点:168.5〜174.2℃)を得た。
実施例10
カバジタキセルの結晶形C9の調製
1mLのAcOH及び0.5mLのH2O中のカバジタキセル(0.1g)の熱溶液を室温までゆっくり冷ました。混合物を濾過し、そして、得られた固形物を真空炉内で乾燥させて、白色固形物としてカバジタキセルの形態C9(融点:152.5〜159.3℃)を得た。形態C9は、TGA分析によって170℃にて5%の重量減少を示し、そして、DSCトレースで見られた157℃における吸熱は、153〜159℃の融点に相当した。DVS分析は、完全に可逆的な(2サイクルにわたり試験した)重量減少を示すことはなく、湿度変化による重量増加を示した。これは、除湿によるAcOHの減少と一致し、そしてそれは、DVS試験後の1H NMR分光分析によって確認された。形態C9のKF分析は、約2.3%の水を示した。
実施例11
カバジタキセルの結晶形C8bの調製
45mLのDMSO及び18mLのH2O中のカバジタキセル(5.5g、6.6mmol)の熱溶液を20〜25℃までゆっくり冷ました。混合物を濾過し、そして、H2Oで洗浄した。得られた固形物を、窒素ガスパージを伴って、減圧(60〜200torr)下、20〜25℃にて乾燥させて、白色固形物としてカバジタキセルの形態C8b(融点:5.3g、6.3mmol、125.2〜144.8℃)を得た。
実施例12
カバジタキセルの結晶形C9pの調製
50mLのAcOH及び42mLのH2O中のカバジタキセル(6.2g、7.4mmol)の熱溶液を20〜25℃までゆっくり冷ました。混合物を濾過し、そして、H2Oで洗浄した。得られた固形物を、窒素ガスパージを伴って、減圧(60〜200torr)下、20〜25℃にて濾過ケーキの重量が一定になるまで乾燥させた。AcOHレベルは、カバジタキセルに関して約1モル当量であった。白色固形物としてカバジタキセル形態C9p(融点:5.3g、6.3mmol、144〜154.8℃)を得た。
実施例13
カバジタキセルの結晶形C9pの調製
無水カバジタキセル(76.5mg、0.09mmol)を、焼結ガラスブフナー漏斗内に入れた。酢酸蒸気を、酢酸のリザーバを通して窒素ガスを流すことによって生じさせ、そして、蒸気を、カバジタキセルサンプルを通って流れるように、ブフナー漏斗の細い口を通過させた。固形のカバジタキセルを、約25℃にて17時間酢酸蒸気に晒した。そして、物質を約25℃にて約30分間窒素ガスによってパージし、そして、白色の固形物として形態C9p(49g、0.06mmol)を得た。
実施例14
カバジタキセルの結晶形C9pの調製
カバジタキセル形態C2(200mg、0.24mmol)を、実施例14に記載のように、22時間酢酸蒸気に晒した。そして、固形物質を約25℃にて約30分間窒素ガスによってパージして、白色の固形物として形態C9p(162mg、0.2mmol)を得た。
上記発明を、例示のために、そして、明快な理解を目的として幾分詳細に説明したが、当業者は、特定の変更や修飾が添付の請求項の範囲内で実施され得ることを理解するものとする。加えて、本明細書中に提供した各参考文献の全体を、各参考文献が参照によって個別に援用されたのと同程度に参照により援用する。本出願と本明細書中に提供した参考文献の間に矛盾が存在した場合、本出願が優先されるものとする。

Claims (19)

  1. 形態C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C8b、及びC9pから成る群から選択される結晶形であって、他の結晶形を実質的に含まないカバジタキセルの結晶形。
  2. 形態C1を有する、請求項1に記載のカバジタキセルの結晶形。
  3. 形態C2を有する、請求項1に記載のカバジタキセルの結晶形。
  4. 形態C3を有する、請求項1に記載のカバジタキセルの結晶形。
  5. 形態C4を有する、請求項1に記載のカバジタキセルの結晶形。
  6. 形態C5を有する、請求項1に記載のカバジタキセルの結晶形。
  7. 形態C6を有する、請求項1に記載のカバジタキセルの結晶形。
  8. 形態C7を有する、請求項1に記載のカバジタキセルの結晶形。
  9. 形態C8を有する、請求項1に記載のカバジタキセルの結晶形。
  10. 形態C8bを有する、請求項1に記載のカバジタキセルの結晶形。
  11. 形態C9pを有する、請求項1に記載のカバジタキセルの結晶形。
  12. 前記形態が、カバジタキセルに対して約1モル当量の酢酸を含む、請求項11に記載のカバジタキセルの結晶形。
  13. 前記形態が形態C9である、カバジタキセルの結晶形。
  14. 医薬的に許容され得る賦形剤と、請求項2〜13のいずれか1項に記載のカバジタキセルの結晶形を含んでいる組成物。
  15. カバジタキセルの結晶形C9pの調製方法であって、以下の:
    a)カバジタキセル、酢酸、及びH2Oを含んだ溶液をゆっくり冷やして、固形物質を含む混合物を形成するステップ;
    b)ステップa)から生じた混合物を濾過し、単離された固形物を洗浄するステップ;そして、
    c)窒素ガスパージを伴って減圧下、ステップb)から生じた単離され且つ洗浄された固形物を乾燥させるステップ、
    を含む、前記調製方法。
  16. 前記乾燥ステップc)が、約60〜約200torrの圧力にて行われる、請求項15に記載の方法。
  17. カバジタキセルの結晶形C9pの調製方法であって、以下の:
    a)カバジタキセルを酢酸蒸気に晒すステップ;
    b)得られたAcOH溶媒和物を窒素ガス流でパージするステップ、
    を含む、前記調製方法。
  18. 前記ステップa)で使用されるカバジタキセルが、無水結晶形、結晶溶媒和物の形態、又は非晶形である、請求項15又は請求項17に記載の方法。
  19. 前記カバジタキセルの結晶形C9pが、カバジタキセルに対して約1モル当量の酢酸を含む、請求項15又は請求項17に記載の方法。
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