JP2014528503A - 生成される一酸化炭素の後続利用を含む二酸化炭素によるコークスの乾式急冷法 - Google Patents

生成される一酸化炭素の後続利用を含む二酸化炭素によるコークスの乾式急冷法 Download PDF

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Abstract

本発明は、二酸化炭素によるコークスの乾式急冷法であって、生成される一酸化炭素の後続利用を含むコークスの乾式急冷法に関する。この方法は、石炭からコークスへの周期的なコークス化を含み、コークスはコークス炉から排出された後急冷装置に送られ、急冷装置には乾式急冷用として二酸化炭素が導入される。このため、ブードワ反応によって一酸化炭素が生成され、生成された一酸化炭素はコークス炉の加熱に用いられる。この方法によって、コークス化の間に発生した熱を一酸化炭素の製造に使用することが可能になり、製造された一酸化炭素は加熱プロセスに使用できるので、全体として、全プロセスを通してきわめて均衡の取れた熱収支が実現される。【選択図】図1

Description

本発明は、二酸化炭素によるコークスの乾式急冷法であって、生成される一酸化炭素の後続利用を含むコークスの乾式急冷法に関する。この方法は、石炭からコークスへの周期的なコークス化を含み、コークスはコークス炉から排出された後急冷装置に送られ、急冷装置には乾式急冷用として二酸化炭素が導入される。このため、ブードワ(Boudouard)反応によって一酸化炭素が生成され、生成された一酸化炭素はコークス炉の加熱に用いられる。この方法によって、コークス化の間に発生した熱を一酸化炭素の製造に使用することが可能になり、製造された一酸化炭素は加熱プロセスに使用できるので、全体として、全プロセスを通してきわめて均衡の取れた熱収支が実現される。
ほとんどのコークス製造法は、従来型のコークス化室、または、「熱回収」型もしくは「非回収」型のコークス化室を含む大きなコークス炉団またはコークス炉バンクにおいて実施される。従来型のコークス化室においては、コークス炉ガスは捕集して処理されるが、「熱回収」型または「非回収」型のコークス炉バンクにおけるコークス炉ガスは、その炉を加熱するためにコークス炉内で燃焼される。本明細書において、多くの実施形態において、コークス炉の加熱は、コークスのケーキの上部のガス空間と、コークス化室下部のコークス炉の底部とにおいて、複数段で実施される。
コークス化のプロセスは周期的に遂行されるが、このサイクルは、装入、コークス化、排出および急冷である。コークス化後、コークスは、約1100℃の温度でコークス化室から押し出される。その場合、コークスは、コークスのケーキを集め、それを急冷装置に搬送する急冷車の中に押し出される。多くの実施形態において、この急冷装置は湿式の急冷タワーである。この急冷タワーにおいて、コークスのケーキに水が噴射され、水は蒸発すると共に、コークスのケーキをコークスの着火温度未満の温度に冷却する。これによって、コークスを、危険を生じることなく開放空気中において搬送できるようになる。急冷後、コークスの温度はコークスのケーキ内に不均等に分布するが、通常100℃未満である。
独国特許第19614482C1号明細書は、湿式急冷タワーの一実施形態を提示している。この開示は、石炭をコークス化する方法において、給水装置を備えた急冷タワー内に配置されるコークス樋およびコークス移送シュートを用いて高温のコークスを湿式急冷するためのプラントを記述している。他方で、このシュートは、底端部においてコークス排出装置および水放出フラップを具備するコークス急冷車に適応している。給水装置は、直接移送シュートに直に位置付けられ、コークス急冷車の中に放水する。コークス急冷車は水密にシールすることが可能であり、またコークス急冷車には制御装置が装備される。この制御装置は、給水されている間はコークス排出フラップを水密に閉じた状態に維持し、給水が完了すると直ちに水放出フラップを開く。急冷用として水が用いられる場合は、コークスのケーキ内に保有される熱エネルギーのすべては、使用されることなく消散される。
この理由から、近年、水の代わりに気体を用いて高温コークスを乾式急冷する方式が追求されるようになった。ここで、気体は、高温コークスを貫通して流れ、コークスがその着火温度未満の温度に冷却されるまで捕集されまたは抜き出される。高温の気体は、通常熱回収ユニットを通して導かれ、その熱回収ユニットにおいて、蒸気が生成され、従って、熱エネルギーが回収される。この蒸気は補助ユニットの駆動用または発電用として使用できる。この目的には、窒素のような不活性ガスまたは高炉ガスがよく用いられる。
国際公開第9109094B1号パンフレットは、急冷室内において、循環急冷ガスを用いてコークスを乾式急冷する方法を記述している。前記方法は、コークスから流出するガスの速度を、同伴されるコークスダスト粒子の粒子サイズが3mm未満になり、かつ、高温の急冷ガスが排熱ボイラに流入する際には、同伴されるコークスダストの粒子サイズが1mm未満になるように、調整することを可能にする。前記方法は、このガスを次のような装置を通して流すことを含む。すなわち、急冷室と、ほぼ等しいサイズの円形断面および金属製の円筒形の外側ケーシングを有する副室と、特に、急冷室の傾斜した屋根部とから構成される装置である。その屋根部の傾斜は、それが高温ガスの流路に向かって上昇するように、従って、コークス堆積体の上部の環状のガス流路の断面積を増大するように取られており、それによって、急冷の間、高温の急冷ガスのガス速度を、それが全長にわたって見掛け上一様のままであるように十分に調整できる。
国際公開第8602939A1号パンフレットは、急冷ガスを用いてコークスを乾式急冷する方法を記述している。前記方法は、コークスおよび急冷ガスを2段階の急冷機を通して向流方向に供給することを含む。第1段階は約800℃のコークス温度に急冷することを含み、第2急冷段階を通して導かれる急冷ガスは水蒸気を含み、その結果、急冷ガスのループが直接熱処理ステップと結合される。この熱処理ステップにおいては、炭化物の焼尽が基本的に生じないように蒸気が添加される。これは、第1急冷段階における急冷が、専ら熱交換器の壁面を介してのコークスおよび冷却材の間の間接的な熱交換によってのみ生起し、第2段階における急冷が、専ら蒸気含有急冷ガスによって遂行されることによって実現される。
コークスの乾式急冷に関する現行技術の方法は種々の実施形態を含んでいる。欧州特許出願公開第0317752A2号明細書は、コークスの乾式急冷機の性能を改善する方法であって、高温のコークスを急冷筒に導入する前に破砕する工程を含む方法を記載している。独国特許出願公開第3030969A1号明細書は、コークス炉団室から押し出されて急冷室内に排出される高温の原コークスを乾式急冷する方法を記述している。この方法においては、原コークスは、急冷材との直接接触または間接接触、あるいはその両者によって急冷される。このため、原コークスを、急冷室に装入する前に2つ以上のサイズ分画に予備分類し、個々のサイズ分画を、別個の急冷室における急冷操作にかける。
さらに別の実施形態は急冷ガスの熱回収または清浄化に関する。独国特許出願公開第2435500A1号明細書は、過熱廃熱蒸気を用いて、コークス化する石炭を予備加熱する方法を記述する。この過熱廃熱蒸気は、乾式のコークス急冷機内において、その最高温度レベルのコークスがその熱の一部分を蒸気ジャケットの壁面に放出することによって生成されるものである。独国特許出願公開第3217146A1号明細書は、コークスの乾式急冷機のループガスの除塵装置を記載している。この装置においては、ガスの流入流路およびガスの流出流路が互いに直角に配置され、ガス流出流路は、ガスループ内に組み込まれる廃熱回収ボイラの流入開口に円錐型の伸縮継ぎ手を介して直接接続され、傾斜したダスト排出部分を備えたダスト捕集室が、ガス流入流路の反対側に配置される。
しかし、前記のいくつかの方法およびその実施形態は、急冷の間に、コークスの熱を回収できないか、あるいはコークスの熱を非効率にしか回収できないかのいずれかの欠点を有する。急冷の間に大量のガスが発生し、これが熱回収ユニットを通過する必要があり、急冷技術が難しくなるか経済的に非効率になるからである。この理由から、押し出されるコークス内に存在する熱を、吸熱化学反応によって利用することが有利になるであろう。これによって、このエネルギーを化学的な形態において利用できるようになる。
適切な1つの吸熱化学反応はブードワ反応である。この反応を生起させるため、二酸化炭素(CO)を高温のコークスを通して流す。高温のコークスは二酸化炭素と反応し、一酸化炭素(CO)を形成する。この反応は吸熱反応であり、次式で表現される。
Figure 2014528503
ここで、一酸化炭素は、コークスの急冷によって加熱されるガスに含まれ、コークス炉の加熱に使用できる。ブードワ平衡を利用した二酸化炭素による高温コークスの急冷が、英国特許出願公開第245702A号明細書に記述されている。この出願明細書は、一酸化炭素を燃料ガスとして使用することは記述しているが、コークスを二酸化炭素によって急冷装置内で急冷し、続いて一酸化炭素を捕集し、さらに続いて、その一酸化炭素でコークス炉室を加熱することは提案していない。
従って、本発明の目的は、石炭を周期的に炭素化する方法であって、コークス化のサイクル終了後、高温のコークスを乾式急冷するために二酸化炭素(CO)を使用する方法を提供することにある。したがって、二酸化炭素は少なくとも部分的にコークスと反応して、ブードワ平衡に従って一酸化炭素(CO)を形成し、得られた一酸化炭素を捕集して、それを少なくとも1つのコークス炉の加熱に使用する。
本発明によれば、二酸化炭素を使用するコークスの急冷は、好ましくは急冷筒として設計される急冷装置において行われる。石炭のコークス化とコークス化のプロセスの完了とに続いて、コークスのケーキが急冷車に移され、または排出され、急冷車がコークスのケーキを急冷装置に搬送する。この急冷装置において、コークスのケーキは周囲雰囲気から隔離され、二酸化炭素がそれを通過して流される。これは、急冷プロセスの間、特に重い二酸化炭素がより軽い一酸化炭素によって排除されるように、垂直上向きのガス流れの方向において行うことが望ましい。二酸化炭素は、任意の状態のガス混合物とすることができ、他のガスとの混合物とすることも可能であるが、純粋な形態において冷却されかつ乾燥されたものを使用することが望ましい。
特に特許請求されるのは、コークスの乾式急冷法であって、
・石炭を、コークス炉内において、高カロリーガスによる加熱によって加熱し、周期的なコークス化によってコークスを生成し、そのコークスを、コークス化の完了と同時にコークス急冷車の中に押し出し、
・赤熱したコークスをコークス急冷車においてコークス急冷装置に搬送し、そのコークス急冷装置において、前記赤熱したコークスを、急冷ガスによって着火温度未満の温度に急冷し、かつ、
・急冷ガスとして、前記赤熱したコークスと少なくとも部分的に反応して、ブードワ反応に従って一酸化炭素(CO)を形成する二酸化炭素(CO)を使用する、
乾式急冷法において、
・コークス急冷装置において実施される乾式急冷によって、得られた一酸化炭素含有急冷ガスを捕集し、かつ、
・前記コークス炉を一酸化炭素(CO)で加熱するために、得られたガス混合物を少なくとも部分的にコークス炉に戻す、
ことを特徴とする乾式急冷法である。
急冷目的のために添加される二酸化炭素は、乾燥したものまたは未乾燥のものとすることができる。好ましくない副生品の生成を避けるために、添加される二酸化炭素は、通常乾燥された純粋形態のものである。この目的用として、任意の発生源から二酸化炭素を取り出すことが可能であり、一実施形態例においては、二酸化炭素がガス洗浄プロセスに由来する。前記二酸化炭素は、清浄化なしに使用可能であるが、使用に先立って清浄化することもできる。窒素のような他の不活性ガスを二酸化炭素に添加することもできる。
二酸化炭素は、添加のために、貯蔵タンクに一時的に貯蔵することができる。コークス急冷の間に得られた一酸化炭素も一時的に貯蔵することができる。これら2つのガスの部分流れを分岐して、コークス製造プラントとは無関係の目的に使用してもよい。ガスの濃度を測定する計測器を二酸化炭素および一酸化炭素のラインに装備することができる。これらのガスの種々の時点における使用を決定するために、これらの読み取り値を参照することができる。これは、手動で、またはコンピュータによって行うことができる。
別の一実施形態においては、蒸気(HO)が急冷ガスとしての二酸化炭素に添加される。次いで、この蒸気はコークスと反応して水素(H)および一酸化炭素(CO)を形成し、それによって、コークスと反応する二酸化炭素によって形成される一酸化炭素と共に合成ガスが生成される。この合成ガスは、専ら加熱用として使用することも、部分流れを分岐させて他の任意の目的に使用することも可能である。
蒸気は、急冷用として用いられる二酸化炭素に任意の点で添加することができる。例えば、蒸気を、二酸化炭素がコークスの急冷に用いられる前に添加することができる。しかし、蒸気を、急冷装置に、あるいは、二酸化炭素用の供給点の上部の急冷筒部に、前記二酸化炭素とは別個に、かつ、流れの方向の下流側において供給することも可能である。この目的のため、水を、液体の形態で二酸化炭素の流れに注入することも可能である。さらにまた、蒸気を、コークスの一部分が二酸化炭素とすでに反応した場合、流れの方向において下流側で、コークスのケーキに、直接側部の供給ノズルから添加することもできる。
さらに、蒸気は、別個の一酸化炭素(CO)のシフトを遂行するために、従って合成ガスへの転換を実現するために、二酸化炭素による急冷の後に、一酸化炭素に添加することも可能である。次いで、蒸気は、二酸化炭素がコークスを通って流れた後に添加される。この目的のためには、液体の水を添加してもよい。この場合、典型的な一実施形態においては、液体の水を、急冷ガスがコークスのケーキを通って流れた後に、急冷ガスの中に噴射する。次いで、ブードワ反応が遂行された後、一酸化炭素は、冷却され、一酸化炭素(CO)を水−ガスのシフト反応によって二酸化炭素(CO)および水素(H)に転換するために、転換反応器を通して流される。
また、急冷工程およびコークスのケーキを通過する前に、蒸気を過剰に添加することができ、これによって、過剰の蒸気と一酸化炭素とを水素に転換するための反応を引き続いて遂行することが可能になる。この場合、蒸気(HO)の一部分は、高温のコークスと水−ガス反応においてすでに反応し、一酸化炭素(CO)および水素(H)を形成することができる。また、蒸気の代わりに液体の水を用いることも可能である。液体の水は、一酸化炭素の流れがコークスを通過する前にその流れに噴射される。この手順は、急冷ガスへの蒸気の供給と組み合わせて実施することも可能である。
急冷ガスに水を添加するか、あるいは後続の転換反応の間に水を添加すると、合成ガスが得られる。その部分流れを分岐して、合成ガスを他の任意の目的に使用することが可能である。本発明の一実施形態においては、それを、少なくとも部分的にコークス炉の加熱に用いることができる。
コークス炉の加熱に用いる一酸化炭素は、コークス炉に供給する前に燃料ガスと混合することができる。一実施形態においては、この燃料ガスは炭化水素系であり、従って、炭化水素系燃料ガスが一酸化炭素と混合される。本発明の一実施形態においては、燃料ガスが天然ガスである。これは、コークス炉に供給する前に一酸化炭素と混合され、コークス炉の加熱に用いられる。また、コークス炉加熱用の一酸化炭素を、他のプロセスにおける副生品として生成され、まだある程度の発熱量を有する燃料ガスと混合することも可能である。例えば、高炉プロセスから得られる高炉ガスを、コークス炉に供給する前の一酸化炭素に添加することが可能である。本発明の別の実施形態においては、コークス炉に供給する前の一酸化炭素に、追加加熱用としてコークス炉ガスを供給することも可能である。
ブードワ反応によって生成され、必要に応じて燃料ガスが添加された一酸化炭素は、コークス炉に供給する前に別に処理することなく加熱用として直接使用できる。しかし、その一酸化炭素は、コークス炉において加熱用として使用する前に、熱回収プロセスにかけることも可能である。有利な一実施形態においては、一酸化炭素は、約1000℃の温度においてコークスのケーキを通して流される。コークスのケーキを通過した後、一酸化炭素の温度は通常なお約900℃である。これは、ブードワ反応がこの温度限界値未満ではほとんど停止するからである。
この温度は、熱回収するのに十分であり、従って、有利な一実施形態においては、一酸化炭素を、燃焼用としてコークス炉に供給する前に熱回収ユニットに通す。例えば、この熱を、供給される二酸化炭素を向流流れにおいて予熱するのに用いることが可能である。また、この熱を種々の目的にも使用できるが、蒸気の発生に利用すると有利である。蒸気は、種々の目的に利用することも可能であるが、通常機械的エネルギーを発生させるのに用いられる。典型的な実施形態においては、蒸気は、タービンを駆動して電力を発生させるのに用いられる。
急冷後、コークスのケーキは通常500〜900℃の温度を有する。コークスを急冷後に着火温度未満の温度に最終的に下げるために、二酸化炭素による急冷操作に続いて、現行技術の方法を用いた最終的な急冷が、本発明の範囲内において実施される。
コークス急冷用の二酸化炭素は、単に1つの流れとしてコークスのケーキの中に導くことができる。任意の個数の部分流れに分割することも可能である。本発明の方法の一実施形態においては、供給される二酸化炭素の流れが少なくとも2つの部分流れに分割される。二酸化炭素の一方部分流れはコークス急冷装置に下から供給され、二酸化炭素の他方の部分流れは、急冷されるコークスが500〜900℃の温度を有する急冷筒の一部分に供給される。二酸化炭素の部分流れは急冷装置の任意の位置に供給できるが、上記の位置によって熱の利用が最適になるので、この位置において実施することが望ましい。コークスの完全な急冷を実現するために、二酸化炭素の付加的な部分流れを任意の時点で供給することも可能である。この部分流れは、一般的に、高温のコークスのケーキの任意の点においてコークスの中に供給できる。
この方法の実施に使用するためには、コークス炉団またはコークス炉バンクは任意の設計のものとすることができ、かつ任意に構成することができる。コークスが製造されかつ一酸化炭素によって加熱されるコークス炉団は、例えば、コークス炉ガスが捕集されかつ処理されるコークス炉団とすることができる。コークスが製造されかつ一酸化炭素によって加熱されるコークス炉バンクは、例えば、「熱回収」型のコークス炉団とすることができる。最後に、コークスが製造されかつ一酸化炭素によって加熱されるコークス炉バンクは、例えば、「非回収」型のコークス炉団とすることもできる。コークス炉団またはコークス炉バンク内に配置されるコークス炉も、最終的には、コークスの製造と一酸化炭素による加熱とに適している限り、任意に設計することができる。コークスの押し出しを、急冷の際に得られる一酸化炭素が供給される方式とは異なるコークス炉団またはコークス炉バンクにおいて実施することもできるが、これは、通常は行われない。
本発明の一実施形態においては、コークス炉からの排ガスまたは完全に燃焼したコークス炉ガスをガス洗浄にかける。これによって、排ガスから二酸化炭素を洗浄して、得られた二酸化炭素をコークス急冷用の二酸化炭素に加えることができる。この方法によって、排ガスからの二酸化炭素がコークスの急冷に用いられ、一酸化炭素への転換後はコークス炉の加熱に使用されるので、全プラントに対する均衡の取れた二酸化炭素(CO)収支が実現できる。その結果、二酸化炭素の全排出量が低下し、理想的には存在しなくなる。
本発明を実施するためには、コークスの急冷装置は任意の設計のものとすることができる。例えば、コークス急冷装置を好適にはコークス急冷筒とすることができる。しかし、コークス急冷装置をコークス急冷室とすることも可能である。これには、急冷を改善または最適化するために補助機器を装備することができる。本発明の一実施形態においては、コークス急冷室に、ガス速度が均等化される副室を装備する。急冷装置または後続の一酸化炭素用の移送ラインには、除塵装置を装備することもできる。これによって、高いダスト含有量の石炭を使用しても、あるいは急冷中に大量のダストが発生しても、ダストを低減できる。
さらに、本発明による方法においては、液体およびガス用の貯蔵タンク、ポンプ、弁、加熱または急冷機器、あるいは温度またはガス成分濃度測定用の計測器などの補助機器を任意の位置で使用することができる。
本発明は、コークス化後のコークスの熱エネルギーを吸熱化学反応によって利用するという利点、従って、高温コークスの熱エネルギーを先行技術の方法よりも良好に利用し得るという利点を有する。さらに、下流側における排ガスのガス洗浄が行われる場合は、本発明は、二酸化炭素を還流させるので、大気中への排出に関して二酸化炭素の収支を大幅に低下させるという利点、あるいは、それをゼロに低減することさえ可能になるという利点を有する。従って、この方法の環境適合性が大幅に改善され得る。
以下、本発明を図面に基づいて詳しく説明する。この図面は単に事例的一実施形態を表しており、本発明はこれに限定されない。
図1は、石炭を炭素化する機能を有するコークス炉を示す。
図1は、石炭を炭素化する機能を有するコークス炉を示す。これはコークス化室(1)を表しており、このコークス化室(1)は、石炭のケーキ(2)と、コークス化室のドア(3)と、コークスのケーキ(2)の上部の一次加熱空間(4)と、コークスのケーキ(2)の下部の二次加熱空間(5)とを有する。コークスのケーキ(2)を急冷するために集める急冷車(6)はコークス化室(1)の前面に停車している。前記急冷車(6)は、コークス急冷室(7)の前面に移され、コークスのケーキ(2)が、供給フラップ(7a)を通してコークス急冷室(7)の中に排出される。前記フラップ(7a)は、コークス急冷室(7)が充満されると直ちに閉止される。続いて、二酸化炭素(8、CO)がコークス急冷室(7)の中に下から流入し、ブードワ平衡に従って高温のコークスのケーキ(2)と反応して一酸化炭素(9、CO)を形成する。この一酸化炭素は、上方に引き抜かれ、除塵ユニット(10)における除塵と、熱交換器(11)における二酸化炭素(8)予熱のための熱交換とに続いて、コークス炉(1)の二次加熱空間(5)の中に導入される。ここで、一酸化炭素は、一次加熱空間(4)から二次加熱空間(5)にすでに流入した部分燃焼済みのコークス炉ガスに添加されて、燃焼する。その結果、一酸化炭素は、コークス化室(1)の底部を通ってコークスのケーキ(2)の加熱に寄与する。燃焼後、完全に燃焼したコークス炉ガスは、排ガス(12)として二次加熱空間(5)から排出され、ガス洗浄装置(13)に送られる。これによって、二酸化炭素(13a)が得られる。これは二酸化炭素(8)用の貯蔵タンク(14)を介してコークス(2)の急冷に用いられる。清浄化された排ガス(13b)はガス洗浄装置(13)から排出され、熱回収ユニット(15)に送られる。ここで、電力を発生する発電機(15a)がタービンによって駆動される。冷却された排ガス(15b)は煙突(16)から排出される。急冷されたコークス(5a)は、排出フラップ(7b)から排出され、最終急冷に送られる。
1 コークス化室
2 石炭またはコークスのケーキ
3 コークス化室のドア
4 一次加熱空間
5 二次加熱空間
5a 急冷されたコークス
6 急冷車
7 コークス急冷室
7a 供給フラップ
7b 急冷コークス用の排出フラップ
8 二酸化炭素
9 一酸化炭素
10 除塵ユニット
11 熱交換器
12 排ガス
13 ガス洗浄装置
13a ガス洗浄からの二酸化炭素
13b 清浄化された排ガス
14 貯蔵タンク
15 熱回収ユニット
15a 発電機
15b 冷却された排ガス
16 煙突

Claims (18)

  1. コークス(2)の乾式急冷法であって、
    ・石炭(2)を、コークス炉(1)内において、高カロリーガスによる加熱によって加熱し、周期的なコークス化によってコークス(2)を生成し、前記コークスを、前記コークス化の完了と同時にコークス急冷車(6)の中に押し出し、
    ・前記赤熱したコークス(2)をコークス急冷車(6)においてコークス急冷装置(7)に搬送し、前記コークス急冷装置(7)において、前記赤熱したコークス(2)を、急冷ガス(8)によって着火温度未満の温度に急冷し、かつ、
    ・前記急冷ガス(8)としては、前記赤熱したコークス(2)と少なくとも部分的に反応して、ブードワ反応に従って一酸化炭素(9、CO)を形成する二酸化炭素(8、CO)を使用する、
    乾式急冷法において、
    ・コークス急冷装置(7)において実施される前記乾式急冷によって、得られた一酸化炭素含有急冷ガス(9)を捕集し、かつ、
    ・前記コークス炉を前記一酸化炭素(CO)で加熱するために、前記得られたガス混合物(9)を少なくとも部分的に前記コークス炉(1)に戻す、
    ことを特徴とする乾式急冷法。
  2. 請求項1に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記急冷ガス(8)に蒸気を添加する、ことを特徴とする乾式急冷法。
  3. 請求項2に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記蒸気を、余剰の二酸化炭素(8)を一酸化炭素(9)に転換する反応が引き続いて遂行され得るように、前記コークス急冷装置(7)に、前記コークスのケーキ(5a)の上部であって流れの方向において下流側に添加する、ことを特徴とする乾式急冷法。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、液体の水を、余剰の二酸化炭素(8)を一酸化炭素(9)に転換する反応が引き続いて遂行され得るように、前記コークスのケーキ(5a)を通過した後の急冷ガス(8)の中に噴射する、ことを特徴とする乾式急冷法。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、炭化水素系の燃料ガスを、前記コークス炉(1)の加熱に用いられる前記一酸化炭素(9)と、前記一酸化炭素(9)が前記コークス炉(1)に供給される前に混合する、ことを特徴とする乾式急冷法。
  6. 請求項5に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記燃料ガスが天然ガスである、ことを特徴とする乾式急冷法。
  7. 請求項5に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記燃料ガスが高炉プロセスから得られる高炉ガスである、ことを特徴とする乾式急冷法。
  8. 請求項5に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記燃料ガスがコークス炉ガスである、ことを特徴とする乾式急冷法。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記一酸化炭素(9)を、加熱用として前記コークス炉(1)に供給する前に熱回収プロセス(11)にかける、ことを特徴とする乾式急冷法。
  10. 請求項9に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記熱回収プロセス(11)において蒸気が生成される、ことを特徴とする乾式急冷法。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、急冷用の前記二酸化炭素(8)を少なくとも2つの部分流れに分割し、二酸化炭素の一方の部分流れ(8)を前記コークス急冷装置(7)に下から供給し、二酸化炭素の他方の部分流れ(8)を、急冷されるコークス(5a)が500〜900℃の温度を有する前記コークス急冷装置(7)の一部分に供給する、ことを特徴とする乾式急冷法。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記コークス(2)が製造されかつ前記一酸化炭素(9)によって加熱される前記コークス炉団(1)が、「熱回収」型のコークス炉団(1)である、ことを特徴とする乾式急冷法。
  13. 請求項1乃至11の何れか1項に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記コークス(2)が製造されかつ前記一酸化炭素(9)によって加熱される前記コークス炉団(1)が、「非回収」型のコークス炉団(1)である、ことを特徴とする乾式急冷法。
  14. 請求項1乃至11の何れか1項に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記コークス(2)が製造されかつ前記一酸化炭素(9)によって加熱される前記コークス炉団(1)が、前記コークス炉ガス(12)が捕集されかつ処理されるコークス炉団(1)である、ことを特徴とする乾式急冷法。
  15. 請求項1乃至14の何れか1項に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記コークス炉(1)からの排ガス(12)またはコークス炉ガスをガス洗浄(13)にかけ、前記ガス洗浄(13)において、前記排ガス(12)から二酸化炭素(13b)を洗浄して、得られた二酸化炭素(13b)を前記コークス(5a)急冷用の前記二酸化炭素(8)に加える、ことを特徴とする乾式急冷法。
  16. 請求項1乃至15の何れか1項に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記コークス急冷装置(7)がコークス急冷筒である、ことを特徴とする乾式急冷法。
  17. 請求項1乃至15の何れか1項に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記コークス急冷装置(7)がコークス急冷室である、ことを特徴とする乾式急冷法。
  18. 請求項17に記載のコークス(2)の乾式急冷法において、前記コークス急冷室(7)に副室が装備される、ことを特徴とする乾式急冷法。
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