JP2014526561A - 皮膚剥脱のための組成物およびその使用 - Google Patents

皮膚剥脱のための組成物およびその使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノール等の複数の物質を含む皮膚剥離組成物と、加えてレチノール(ビタミンA)またはレチノール誘導体等の炎症後色素沈着過剰低減物質とを提供する。皮膚は、最初に、アルコール調製物、続いて酸の組み合わせ、そして最後にレチノールまたはレチノール誘導体を用いて調製される。アスコルビン酸(ビタミンC)およびビタミンE等の他の作用物質も必要に応じて添加することができる。皮膚剥脱組成物の適用は、クリームもしくはゲルのいずれかの形態で局所的であってよく、治療される領域の皮膚層内への組成物のより深い浸透を達成するために、皮膚内に皮下的にさらに注入することができる。

Description

関連出願
本願は、参照によりその全体が組み込まれる、2011年9月23日に出願された「COMPOSITIONS FOR SKIN EXFOLIATION AND USE THEREOF」と題される米国実用特許出願第13/243,567号の利益を主張する。
ニキビ、傷跡、色素沈着障害、日光への露出等を含む様々な皮膚のトラブルにより、それらの治療を目的とする様々な組成物および療法の開発に至っている。そのような治療は、下の皮膚層を若返らせるか、またはそれに栄養を与えるのを助けるために適用されるスキンクリーム、ローション、または軟膏を含み得る。さらなる治療には、損傷した皮膚層の除去を補助する化合物(すなわち、皮膚剥離剤)の適用を含む。
皮膚剥離は、一般に、皮膚の層を除去するために、皮膚に適用される1つ以上の酸性成分を含む。皮膚層を除去することにより、新たな層の皮膚裏層を発達させ、多くの場合、均一な色調の健康な皮膚をもたらし、さらに皮膚のトラブルを減少させる。患者の既存の皮膚の状態レベルによって、より深い皮膚層または重篤な症例の皮膚障害を治療するために、皮膚剥離組成物の酸性濃度の増加またはその長期適用を行うことができる。
本明細書において、処方を必要とせずに入手可能である皮膚剥離組成を提供し、これは、患者の治療に確実な濃度を有し、既知の皮膚剥離組成物よりも痛みおよび不快感を減少させる速い迅速な治療結果を提供し、任意の調製時間または停止時間を実質的に減少し、既知の皮膚剥離組成物よりも速い治療結果をさらに提供する。
本開示は、皮膚科組成物およびその適用方法、特に効率的かつ効果的に化学剥離手順を行うための組成物に関する。本目的は、医療専門家に予測可能な結果をもたらし、順序の利便性を向上する剥脱手順について、一貫した、単一の供給源を患者に提供することである。
化学剥離は様々な深度で行うことができる。非常に表面的な剥離(剥脱)は、一般に、剥離が角質層を薄くする、および/または除去し、顆粒層より下に及ばない、実際には比較的表面的なものである。表面的な剥離(表皮)剥離は、顆粒層から基底細胞層に延在する表皮の一部または全てを除去するものである。中間(乳頭真皮)剥離は、表皮の全て、および乳頭真皮の一部/全てを除去するものである。最後に、深い(網状真皮)剥離は、網状真皮の上部に至るまで乳頭真皮を除去するものである。
本明細書に記載される方法の使用は、化学剥離を受ける使用者の皮膚に1つ以上の利益を提供することができる。例えば、化学剥離を受ける患者は、口周囲の小皺改善、眼周囲の小皺改善、色素沈着過剰改善、色素沈着低下改善、触覚の粗さの改善、くすみ改善、ニキビ跡改善、光による損傷の改善、皮膚の色合いのむらの改善、斑状色素沈着の改善、および/または全体的な皮膚の質の向上を認める場合がある。また、本明細書に記載される方法を採用する化学剥離を受ける患者は、紅斑の悪化を経験しないかもしれない。
本開示は、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノール等の複数の物質を含む皮膚剥離組成物と、加えてレチノール等の炎症後色素沈着過剰低減物質とを提供する。一部の実施形態では、炎症後色素沈着過剰低減物質は、レチナール、レチンアルデヒド、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、およびビタミンAの他の誘導体も含み得る。本方法に使用する組成物は、化学物質供給元から予め作製された溶液を購入するよりも純粋な粉末または結晶から直接調製されるものを含む。脂質ベースで販売されるレチノール(ビタミンA;(2E,4E,6E,8E)−3,7−ジメチル−9−(2,6,6−トリメチルシクロヘキ−1−エニル)ノナ−2,4,6,8−テトラエン−1−オール)は、BASFから商業的に入手可能であるが、発明者は、本明細書に記載される方法において、この商業的に入手可能である製品がアルコールに溶解された粉末の実質的に精製されたレチノールほど効果的ではないと判断した。
さらに、本レチノール組成物は、非常に表面的な剥離に関しては少なくとも3%の濃度で、または表面的な剥離に関しては少なくとも5%の濃度で調製され得る。
本明細書において、皮膚の剥脱方法が提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。本明細書に開示される本剥脱プロセスの利益は、酸性溶液の適用後にさらなる皮膚の中和を必要としないことである。
本明細書において、光による損傷の改善、小皺および皺の改善、皮膚の色合いのむらの改善、および/または斑状色素沈着の改善の方法が提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
本明細書において、皮膚の剥脱方法が提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。本明細書に開示される本剥脱プロセスの利益は、酸性溶液の適用後にさらなる皮膚の中和を必要としないことである。
本明細書において、光による損傷の改善、小皺および皺の改善、皮膚の色合いのむらの改善、および/または斑状色素沈着の改善の方法が提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
ある実施形態では、本レチノール組成物は、非常に表面的な剥離に関しては少なくとも3%の濃度で、または表面的な剥離に関しては少なくとも5%の濃度で調製され得る。
本明細書に開示される本剥脱プロセスの利益は、酸性溶液の適用後にさらなる皮膚の中和を必要としないことである。一実施形態では、本方法は、全体的な光による損傷を改善する。別の実施形態では、本方法は、小皺および皺を改善する。また別の実施形態では、本方法は、皮膚の色合いのむらを改善する。そのような方法において、本明細書に記載されるレチノールによる治療後の皮膚における改善は、例えば未治療の皮膚と比較して、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍以上であり得る。そのような方法において、本明細書に記載されるレチノールによる治療後の皮膚における改善は、例えばレチノイン酸による治療方法と比較して、少なくとも1.5倍、または少なくとも2倍であり得る。
皮膚は、アルコール溶液等の適切な溶液で洗浄され得る。そのような溶液に使用されるアルコールの非限定的な例としては、イソプロピルアルコールが挙げられるが、これに限定されない。
本明細書に記載される方法に使用される酸性溶液は、表面的な表皮および/または真皮を十分に剥脱するいずれの酸または酸の組み合わせを含む。酸性溶液は、乳酸、サリチル酸、レゾルシノール、グリコール酸、リンゴ酸、マンデル酸(mandalic acid)、クエン酸、トリクロロ酢酸(TCA)、フェノール、酒石酸、またはそれらの組み合せのうちの1つ以上を含有し得る。一実施形態では、酸性溶液は、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む。別の実施形態では、酸性溶液は、イソセテス−20をさらに含む。
レチノール溶液は、酸性溶液を適用した後、皮膚が乾燥すれば適用することができる。さらにレチノール溶液は、治療される皮膚の状態に基づき、酸性溶液を適用した後、1回、または2回以上適用することができる。例えば、レチノール溶液は、酸性溶液の適用から約3分〜約1週間後に皮膚に適用することができる。一実施形態では、レチノール溶液は、酸性溶液の適用から約3分後に皮膚に適用される。別の実施形態では、レチノール溶液は、酸性溶液の適用から約3分後、その後約1週間の間毎日皮膚に適用される。
レチノール溶液は、少なくとも3%または少なくとも5%の濃度で純粋な化学粉末から直接調製される。一実施形態では、レチノール溶液は、少なくとも約98%の純度、および少なくとも3%または少なくとも5%の濃度を有する。他の実施形態では、レチノール溶液は、約3%または約5%の濃度を有する。また別の実施形態では、レチノール溶液は、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、または少なくとも10%以上の濃度を有する。
いくつかの場合では、酸性溶液および/またはレチノール溶液は、1つ以上のアジュバントをさらに含有し得る。
他の実施形態では、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、または他のレチノイド誘導体も使用され得る。一実施形態では、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、または他のレチノイド誘導体は、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%以上の濃度である。一実施形態では、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、または他のレチノイド誘導体は、溶液中約5%の濃度である。別の実施形態では、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、または他のレチノイド誘導体は、溶液中約3%の濃度である。いくつかの場合では、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、または他のレチノイド誘導体溶液は、界面活性剤、安定剤を欠くか、または界面活性剤および安定剤を欠く。
本明細書に記載される組成物を使用することにより、治療された皮膚の少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、または少なくとも約90%が剥脱される。一実施形態では、表面的な真皮の全てまたは一部が剥脱される。別の実施形態では、表皮の全てまたは一部が剥脱される。
本方法は、洗浄ステップの前に、またはレチノール溶液の適用後に、皮膚に日焼け止め、保湿剤、皮膚軟化剤、抗酸化剤、収斂薬のうちの1つ以上を適用することをさらに含み得る。
乳酸、サリチル酸、レゾルシノール、グリコール酸、リンゴ酸、マンデル酸、クエン酸、トリクロロ酢酸(TCA)、フェノール、酒石酸、またはそれらの組み合せのうちの1つ以上を含む、本明細書に記載される皮膚剥脱治療に使用するための組成物が本明細書において提供される。一実施形態では、酸性溶液は、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む。別の実施形態では、酸性溶液は、イソセテス−20、パンテノール、変性アルコール、またはそれらの組み合わせをさらに含有し得る。
約3%または約5%のレチノールを含む、本明細書に記載される皮膚剥脱治療に使用するための組成物が本明細書において提供される。一実施形態では、組成物は、前記レチノールを含む純粋な粉末を用いて調製される。別の実施形態では、組成物は、界面活性剤、安定剤、またはそれらの両方を含まない。
皮膚洗浄剤、酸性溶液、レチノール溶液、および溶液を適用するための説明書を含む、皮膚を剥脱するためのキットが本明細書において提供され、キットの成分のそれぞれは上に記載されている。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約3%のレチノール溶液を適用することとを含み、レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約3%のレチノール溶液を適用することとを含み、レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚をイソプロピルアルコール溶液で洗浄することと、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む酸性溶液を皮膚に適用することと、皮膚に5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。一実施形態では、酸性溶液は、イソセテス−20、パンテノール、変性アルコール、またはそれらの組み合わせをさらに含む。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約3%のレチノール溶液を適用することとを含み、レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約3%のレチノール溶液を適用することとを含み、レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は、界面活性剤または安定剤を含有しない。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚をイソプロピルアルコール溶液で洗浄することと、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む酸性溶液を皮膚に適用することと、皮膚に5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。一実施形態では、酸性溶液は、イソセテス−20、パンテノール、変性アルコール、またはそれらの組み合わせをさらに含む。
また他の実施形態では、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、または他のレチノイド誘導体は、皮膚の剥脱にも使用され得る。一実施形態では、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、または他のレチノイド誘導体は、少なくとも3%または少なくとも5%以上の濃度である。一実施形態では、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、または他のレチノイド誘導体は、溶液中約5%の濃度である。別の実施形態では、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、または他のレチノイド誘導体は、溶液中約3%の濃度である。いくつかの場合では、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、または他のレチノイド誘導体溶液は、界面活性剤、安定剤を欠くか、または界面活性剤および安定剤を欠く。
参照による組み込み
本明細書に記載される全ての刊行物、特許および特許出願は、各個別の刊行物、特許、または特許出願が、明確かつ個別に参照により組み込まれることが示されているのと同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。
本開示の特徴は、詳細に特許請求の範囲に記載されている。本組成物、キット、及び方法の特徴および利点のより良い理解は、開示される実施形態の原理が利用される例示的な実施形態に記載される以下の詳細な説明および添付の図面を参照することによって得られる。
研究1の結果を図示する(研究者および対象の評価、剥離の有効性および忍容性)。結果は、各示される治療を好むまたは差がない対象の割合として示される。 レチノール3%(オイル処方)、レチノイン酸0.3%でより多い剥離を示す、または差がない、研究2の対象の割合を図示する。結果は、各示される治療を好む、または差がない対象の割合として示される。 レチノール3%(オイルなし処方)、レチノイン酸0.3%でより多い剥離を示す、または差がない、研究2の対象の割合を図示する。結果は、各示される治療を好む、または差がない対象の割合として示される。 レチノイン酸0.3%と比較した、レチノール3%での患者の治療の研究者および対象(研究3の剥離後1、2、および3)による60の観察の結果を示す。結果は、各示される治療を好む、または差がない対象の割合として示される。 剥離後#1の対象評価の結果を提供する。結果は、各示される治療を好む、または差がない対象の割合として示される。 剥離後#2の対象評価の結果を提供する。結果は、各示される治療を好む、または差がない対象の割合として示される。 剥離後#3の対象評価の結果を提供する。結果は、各示される治療を好む、または差がない対象の割合として示される。 専門医師による盲検写真に基づく剥離後#3の有効性の独立した評価の結果を提供する。レチノール治療は、光による損傷、小皺、および皺、ならびに皮膚の色合いのむらにおいて、レチノイン酸の約2倍の改善が得られた。5%のレチノールによる治療後の皮膚の色合いのむらの改善は、0.3%のレチノイン酸と比較して、統計的に有意にであった。
いくつかの点において有益であるが、皮膚剥離は負の副作用を有し得る。使用される特定の酸成分により、皮膚層の除去は、皮膚の色素沈着における差、すなわち、治療された皮膚領域上に明るいまたは暗い斑点として現れる炎症後色素沈着過剰(PIH)をもたらす場合がある。そのような色素沈着の合併症を防止するまたは減少させるために、治療される皮膚領域は、皮膚剥離自体を適用する前に、さらなる予備組成物を数回適用することを必要とする場合がある。そのような予備的な適用の反復は、色素沈着異常を経験する可能性を最小にする目的で、皮膚が皮膚剥離を最終的に受けることができる前の数週間にわたって延長することができる。さらに、治療後、患者は、皮膚剥離適用後の数日間、剥離した皮膚の外見のため社会的交流を縮小することを望む場合がある。また、治療の深度により、患者は、ある程度の痛みおよび不快感さえ経験する場合がある。皮膚剥離の適用前の皮膚の準備と、治療後に生じる停止時間の組み合わせは、皮膚剥離治療の成功に必要な時間量を長引かせ、それによって患者に負担がかかり、不便である。
レチノイン酸(Retin−A(登録商標)として一般的に知られている)は、ニキビ等の皮膚障害に対抗するために採用することができ、日光への長期曝露による皮膚の皺の現れおよび老化を減少させるためにも使用されてきた。しかしながら、レチノイン酸は、PIHの基礎原因であるメラニン合成を阻害するようにも思われる。PIHは、皮膚剥離手順後に斑状皮膚、すなわち、色素に差がある皮膚表面領域として現れることが多い。レチノイン酸による治療は、現在、医師による処方を必要とする。処方は0.3%の最終濃度に製剤化されるが、この濃度での処方は信頼できず、多くの場合、最終濃度は処方された量を下回る。皮膚剥脱手順にレチノイン酸を用いた場合、医療専門家は、薬局から溶液を注文しなければならず、処方内での差は剥脱手順の結果において差をもたらす。
本開示の組成物は小皺および皺を減少させる、孔径を減少させる、皮膚を剥脱する、ニキビを減少させる、または排除する、皮膚の色合いを調節する、皮膚の輝きを強化する、およびより均一な外見の柔かく滑らかな皮膚を提供するのに有用である。組成物は、レチノイン酸含有剥脱溶液を含む他の皮膚剥脱組成物および手順と比較して、達成される結果の均一性および一貫性も増加させることができる。
特に記載されない限り、本明細書において使用される全ての割合および比率は全組成物の重量であり、全ての測定は25℃または室温で行われる。全ての割合は重量/重量による。
本明細書で使用される、「皮膚科組成物」とは、ヒトの皮膚への局所投与に有用な組成物を指す。
本明細書で使用される、用語「局所適用」とは、皮膚の表面に組成物を適用するか、または拡散することを意味する。
本明細書で使用される、用語「美容的に許容される」とは、そのように記載される組成物またはその成分が、十分に高純度であり、過度の毒性、不適合性、不安定性、アレルギー応答等がなくヒトの皮膚との接触に使用するのに適するものを意味する。
本明細書で使用される、用語「溶液」とは、液体混合物を指す。
本明細書で使用される、用語「治療する(treat)」、「治療する(treating)」、または「治療(treatment)」とは、望ましくない皮膚科症状の激増を予防的に防止するか、または既存の望ましくない皮膚科症状を治療的に寛解する、および/または化学剥離手順の美的利益の持続時間を延長する、もしくは化学剥離手順の反復頻度を減少させるための、本開示の組成物の使用を指す。
本明細書で使用される、用語「実質的に純粋」とは、実質的に、他の成分、組成物、または材料を含まない組成物および調製物を指す。例えば、レチノールを含むレチノイド誘導体等の実質的に純粋な分子は、少なくとも60乾燥重量%、少なくとも70乾燥重量%、少なくとも80乾燥重量%、少なくとも90乾燥重量%、または少なくとも90乾燥重量%のレチノイド誘導体であり得る。レチノイド誘導体は、分配クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、および当該技術分野において既知の他の手順を含む標準的な化学手順により精製され得る。レチノール溶液および調製物を含むレチノイド誘導体の調製物および溶液の特徴付けおよびアッセイは、レチノイド調製物を定量化し、特徴付けするUV吸光度測定および既知の手順を含む既知の手順に従い実施され得る。例えば、USP(米国薬局方)規格およびモノグラフ手順を参照。
本明細書で使用される、用語「有効量」とは、1つ以上の治療後に美容的利益を提供するのに十分な量を意味する。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、(a)剥脱される皮膚を洗浄することと、(b)皮膚に酸性溶液を適用することと、(c)酸性溶液の適用後に、皮膚にレチノール水溶液を適用することとを含む。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、(a)剥脱される皮膚を洗浄することと、(b)皮膚に酸性溶液を適用することと、(c)酸性溶液の適用後に、皮膚にレチノール水溶液を適用することとを含む。
一態様では、皮膚の洗浄は、アルコール溶液を適用することによって達成され、溶液は、例えばイソプロピルアルコールを含有し得る。
(b)の酸性溶液中に存在し得る酸は、乳酸、サリチル酸、レゾルシノール、グリコール酸、リンゴ酸、マンデル酸、クエン酸、トリクロロ酢酸(TCA)、フェノール、酒石酸、またはそれらの組み合せを含むが、これらに限定されない。非限定的な一例では、酸性溶液は、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む。酸性溶液は、イソセテス−20、パンテノール、またはそれらの組み合わせをさらに含み得る。一実施形態では、酸性溶液は、1つ以上のアジュバントをさらに含み得る。
一態様では、(c)の溶液は、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%以上の濃度でレチノールを含有し得る。他の実施形態では、(c)の溶液は、約1%〜約3%、約1%〜約5%、約1%〜約10%、約2%〜約5%、約2%〜約10%、約2%〜約6%、約2%〜約8%、約3%〜約5%、約3%〜約10%、約3%〜約6%、約3%〜約8%、約4%〜約6%、または約4%〜約10%の濃度でレチノールを含有し得る。一実施形態では、溶液は、溶液中に約5%の濃度でレチノールを含有する。別の実施形態では、溶液は、溶液中約3%の濃度でレチノールを含有する。レチノール溶液は、実質的に、界面活性剤および/または安定剤を含まなくてよい。例えば、溶液は、1%未満の界面活性剤および/または安定剤を含有し得る。いくつかの実施形態では、(c)の溶液は、レチノール誘導体を含み得る。他の実施形態では、(c)の溶液は、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル等を含み得る。
本方法の一態様では、レチノール溶液は、酸性溶液適用から約3分〜約1週間後に皮膚に適用することができる。そのような一方法では、レチノール溶液は、酸性溶液適用から約3分後に皮膚に適用される。別の方法では、レチノール溶液は、1回以上皮膚に適用される。例えば、溶液は、約1週間、毎日適用することができる。
本組成物のレチノール溶液は、レチノールの実質的に純粋な化学粉末源から調製される。一実施形態では、レチノール溶液は実質的に純粋である。一実施形態では、レチノール溶液の純度は、少なくとも約99%、少なくとも約98%、少なくとも約97%、少なくとも約96%、少なくとも約95%、少なくとも約93%、少なくとも約90%、少なくとも約80%、少なくとも約70%、または少なくとも60%である。一実施形態では、レチノール溶液の純度は、少なくとも約98%である。一部の実施形態では、レチノール溶液は、約99%未満、約98%未満、約97%未満、約96%未満、約95%未満、約93%未満、約90%未満、約80%未満、約70%未満、または約60%未満の純度の供給源のレチノールを実質的に含まない。
別の実施形態では、レチノール溶液は、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%以上の濃度でレチノールを含む。他の実施形態では、レチノール溶液は、約1%〜約3%、約1%〜約5%、約1%〜約10%、約2%〜約5%、約2%〜約10%、約2%〜約6%、約2%〜約8%、約3%〜約5%、約3%〜約10%、約3%〜約6%、約3%〜約8%、約4%〜約6%、または約4%〜約10%の濃度でレチノールを含む。別の実施形態では、レチノール溶液は、約3%〜約5%の濃度でレチノールを含む。一実施形態では、レチノール溶液は、1つ以上のアジュバントをさらに含み得る。
本方法の他の態様では、治療された皮膚の少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、または少なくとも約90%が剥脱される。
本方法では、非常に表面的な(剥脱)剥離は、角質層を薄くする、および/または除去し、顆粒層より下に及ばない。表面的な(表皮)剥離は、顆粒層から基底細胞層までの表皮の一部または全てを除去する。中間(乳頭真皮)剥離は、表皮の全て、および乳頭真皮の一部または全てを除去する。深い(網状真皮)剥離は、網状真皮の上部に至るまで乳頭真皮を除去する。
一態様では、本方法は、洗浄ステップの前に、またはレチノール溶液の適用後に、皮膚に日焼け止め、保湿剤、皮膚軟化剤、抗酸化剤、収斂薬のうちの1つ以上を適用することをさらに含む。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に3%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に3%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚をイソプロピルアルコール溶液で洗浄することと、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む酸性溶液を皮膚に適用することと、皮膚に5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。一実施形態では、酸性溶液は、イソセテス−20および/またはパンテノールをさらに含む。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚をイソプロピルアルコール溶液で洗浄することと、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む酸性溶液を皮膚に適用することと、皮膚に5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。一実施形態では、酸性溶液は、イソセテス−20および/またはパンテノールをさらに含む。
本明細書において、光による損傷の改善、小皺および皺の改善、皮膚の色合いのむらの改善、および/または斑状色素沈着の改善の方法が提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。本明細書において、光による損傷の改善、小皺および皺の改善、皮膚の色合いのむらの改善、および/または斑状色素沈着の改善の方法が提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。本明細書に開示される本剥脱プロセスの利益は、酸性溶液の適用後にさらなる皮膚の中和を必要としないことである。一実施形態では、本方法は、全体的な光による損傷を改善する。別の実施形態では、本方法は、小皺および皺を改善する。また別の実施形態では、本方法は、皮膚の色合いのむらを改善する。そのような方法において、本明細書に記載されるレチノールによる治療後の皮膚における改善は、例えば未治療の皮膚と比較して、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍以上であり得る。そのような方法において、本明細書に記載されるレチノールによる治療後の皮膚における改善は、例えばレチノイン酸による治療方法と比較して、少なくとも1.5倍、または少なくとも2倍であり得る。
本明細書において、光による損傷の改善、小皺および皺の改善、皮膚の色合いのむらの改善、および/または斑状色素沈着の改善の方法も提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。本明細書に開示される本剥脱プロセスの利益は、酸性溶液の適用後にさらなる皮膚の中和を必要としないことである。一実施形態では、本方法は、全体的な光による損傷を改善する。別の実施形態では、本方法は、小皺および皺を改善する。また別の実施形態では、本方法は、皮膚の色合いのむらを改善する。そのような方法において、本明細書に記載されるレチノールによる治療後の皮膚における改善は、例えば未治療の皮膚と比較して、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍以上であり得る。そのような方法において、本明細書に記載されるレチノールによる治療後の皮膚における改善は、例えばレチノイン酸による治療方法と比較して、少なくとも1.5倍、または少なくとも2倍であり得る。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約3%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約3%のレチノール溶液を適用することとを含み、レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、溶液は、界面活性剤または安定剤を含有しない。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に約5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚をイソプロピルアルコール溶液で洗浄することと、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む酸性溶液を皮膚に適用することと、皮膚に5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。一実施形態では、酸性溶液は、イソセテス−20、パンテノール、変性アルコール、またはそれらの組み合わせをさらに含む。
上述の皮膚剥脱治療の(b)に使用するための組成物は、乳酸、サリチル酸、レゾルシノール、グリコール酸、リンゴ酸、マンデル酸、クエン酸、トリクロロ酢酸(TCA)、フェノール、酒石酸、またはそれらの組み合せのうちの1つ以上を含み得る。一例では、酸性溶液は、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールの組み合わせを含む。酸性溶液は、イソセテス−20および/またはパンテノール(例えばD−パンテノール)をさらに含み得る。
上述の皮膚剥脱治療の(c)に使用するための組成物は、担体と、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%以上の濃度のレチノールとを含み得る。他の実施形態では、レチノール溶液は、約1%〜約3%、約1%〜約5%、約1%〜約10%、約2%〜約5%、約2%〜約10%、約2%〜約6%、約2%〜約8%、約3%〜約5%、約3%〜約10%、約3%〜約6%、約3%〜約8%、約4%〜約6%、または約4%〜約10%の濃度のレチノールを含む。例えば、組成物は、担体と、約3%または約5%の濃度のレチノールとを含有する。一実施形態では、レチノールは、約3%の濃度で存在する。別の実施形態では、レチノールは、約5%の濃度で存在する。レチノール組成物は、レチノールを含む純粋な粉末を用いて調製され得る。一部の実施形態では、(c)の溶液はレチノール誘導体を含み得る。一部の実施形態では(c)の溶液は、レチンアルデヒド、レチナール、パルミチン酸レチニル、または酢酸レチニルを含み得る。そのような溶液は、安定剤および/または界面活性剤を含まずに製剤化され得る。
本方法の組成物は、様々な化学剥離に有用である。組成物は、示される成分に加えて、多様な追加成分を含み得る。そのような成分としては、吸収剤、消泡剤、抗菌剤、酸化防止剤、結合剤、生物学的添加剤、キレート剤(例えば2ナトリウムEDTA、3ナトリウムEDTA、メタケイ酸ナトリウム等)、変性剤、外部鎮痛薬(例えばアスピリン、非ステロイド系抗炎症薬)、ステロイド系抗炎症薬(ヒドロコルチゾン等)、防腐剤(例えばイミダゾリジニル尿素、ジアゾリジニル尿素、フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン等)、還元剤、皮膚漂白剤(例えば、ヒドロキノン、コウジ酸、メタ重亜硫酸ナトリウム等)、皮膚保護剤、可溶化剤、溶剤、および増粘剤が挙げられるが、これらに限定されない。これらの追加成分の例外は以下に具体的に記載される。
皮膚洗浄剤、酸性溶液、レチノール溶液、および上記の溶液を適用するための説明書を含む、皮膚を剥脱するためのキットが本明細書において提供され、溶液は上に記載されている。キットは、上に記載される追加成分のうち1つ以上をさらに含み得る。キットは、1回の治療パッケージとしてパッケージングされるか、または2回以上の治療に十分な溶液および成分を含有し得る。
予備治療の留意点
予備治療レジメンは、本明細書に記載される組成物および方法に関連して、皮膚の特徴を改善し得る。
本組成物および方法により治療される患者は、次の製品および手順を避けるべきである:電気分解、無駄毛処理、除毛クリーム、レーザー脱毛。BOTOX(登録商標)注入を受けた患者は、皮膚剥脱治療を受ける前にそれらの治療の完全な効果が見られるまで待つべきである。
皮膚剥脱治療の3日前、患者は、次の製品および手順を避けるべきである:Retin−A登録商標)、Renova(登録商標)、Differin(登録商標)、Tazorac(登録商標)、ならびにレチノール、AHA、もしくはBHA、または過酸化ベンゾイルを含有するあらゆる製品、および乾燥性もしくは刺激性であり得るいずれの剥脱製品。剥離前のこれらの製品/治療の使用は、皮膚の感受性を増加させ、強い反応をもたらす可能性がある。
本組成物および方法により皮膚剥脱治療を受けることに関する禁忌は、例えば、治療される領域の活発な口唇ヘルペス、単純ヘルペス、またはいぼ、創傷した、日焼けした、過剰に敏感な皮膚、皮膚炎および炎症性酒さ、1年以内のAccutane(登録商標)の使用、化学療法および放射線療法の治療歴、アレルギー(特にアスピリンなどのサリチル酸塩に対するアレルギー)、発疹、もしくは他の皮膚反応の既往歴がある患者、またはこの治療の成分のいずれかに敏感である可能性がある、妊娠、もしくは現在授乳中の者、白斑を有する患者、および自己免疫疾患(慢性関節リウマチ、乾癬、狼瘡、多発性硬化症等)の既往歴もしくは患者の免疫系を弱める可能性があるいずれの状態を有する患者を含む。医学的な美顔治療または手順(例えばレーザー療法、外科手技、美容充填剤、微小皮膚切除術(microdermabrasion)等)を受けた患者は、非常に表面的な剥離または表面的な剥離を受ける前に皮膚の感受性が完全に消散するまで待つべきである。
予備組成物
予備洗浄溶液は、皮膚から垢および油を除去するのに十分な量等の、使用者の皮膚に利益を提供する量で皮膚に適用するために調製されるものである。洗浄溶液は、これに限定されないが、アルコール溶液を含み、典型的には、石鹸を含まず、水、洗剤、界面活性剤、湿潤剤、皮膚コンディショニング剤、pH調整剤、抽出物、防腐剤、芳香剤、および着色剤を含むが、皮膚から垢および油を除去するのに適したいずれの洗浄剤を使用することができる。一実施形態では、洗剤溶液は、アルコール溶液を含む。例示的な非限定的なアルコール溶液は、イソプロピルアルコール、水/常水、およびアセトンを含む。
剥離溶液
様々な皮膚再生を刺激する酸が一緒に組み合わせられてよく、試験は、皮膚への適用に適した化粧品に組み込むために、それらの有効性および副作用を評価するために使用され得る。
本組成物および方法に使用するための酸は、良好な美容的に許容される特徴を有するもの、特にいずれの不快な臭いがない、毒性が低いもしくは実質的に毒性がない、貯蔵期間の安定性を有する、規制問題、既知のおよび許容される副作用がない、ならびに最終製品組成物において外見が白色もしくは無色であるものである。
好ましい酸は、これらに限定されないが、乳酸、サリチル酸、レゾルシノール、グリコール酸、リンゴ酸、マンデル酸、クエン酸、トリクロロ酢酸(TCA)、フェノール、酒石酸等を含む。
乳酸は、軽度および中程度の皮膚剥離用に、単独で、または他の酸との組み合せで頻繁に使用される。より深い剥離結果を拡張するには十分に弱い。本明細書に有用な組成物の乳酸は、約5%〜約80%の濃度で存在する。一実施形態では、本明細書に有用な組成物の乳酸は、約12%の濃度で存在する。
2−ヒドロキシ安息香酸としても知られるサリチル酸は、約157〜159℃の融点を有する白色結晶粉末である。参照により本明細書に組み込まれる、THE MERCK INDEX,Twelfth Edition,entry 8484,p.1433(1996)を参照。本明細書において有用な組成物のサリチル酸は、約10%〜約50%の濃度で存在する。一実施形態では、本明細書において有用な組成物のサリチル酸は、約12%の濃度で存在する。
ジヒドロキシベンゼンであるレゾルシノール(レゾルシン;C(OH))。本明細書において有用な組成物のレゾルシノールは、約5%〜約60%の濃度で存在する。一実施形態では、本明細書において有用な組成物のレゾルシノールは、約10%の濃度で存在する。
グリコール酸は、皮膚細胞間の結合を分解する弱い酸である。本明細書において有用な組成物のグリコール酸は、約5%〜約70%の濃度で存在する。一実施形態では、本明細書において有用な組成物のグリコール酸は、約10%の濃度で存在する。
リンゴ酸、マンデル酸、クエン酸、トリクロロ酢酸(TCA)、フェノール、および酒石酸は、本組成物に使用され得る酸の例である。これらの酸のそれぞれは、約2%〜約80%の濃度で存在し得る。一実施形態では、これらの酸のそれぞれは、約10%の濃度で存在し得る。
一態様では、酸性溶液は、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールの組み合わせを含む。
製剤のpHは、酸の利用能および製剤の安定性を最適化するように調製され得る。低pHは、典型的には、イオン化を抑制し、酸の角質層への浸透を強化するために利用される。pHの範囲は約2.5〜約4、または約3〜約4であり得る。
多様な酸、塩基、および緩衝剤は、本方法において有用な組成物のpHを調節および/または維持するために利用され得る。pHを調節および/または維持するのに有用な材料の例としては、アンモニア、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、塩酸、リン酸、リン酸水素ナトリウム、リン酸2水素ナトリウム、クエン酸等が挙げられるが、これらに限定されない。
これらの成分は、様々な異なる形態のものであり得る局所用の美容的に許容される担体において安全かつ有効な量で存在する。
薬学的に許容される局所用担体は、典型的には、合計で、上のステップ1の組成物の約0.1重量%〜約95重量%、約70%〜約91%、または約80%〜約90%を含む。
一態様では、酸性溶液は、イソセテス−20をさらに含む。イソセテス−20は、イソセチルアルコールのポリエチレングリコールであり、乳化剤および界面活性剤として化粧品用途に使用される。発明者は、イソセテス−20を含むことにより、適用中、皮膚全体への酸の拡散を増大させることを発見した。別の態様では、酸性溶液はパンテノールをさらに含む。
一態様では、非常に表面的な剥離酸性溶液は、以下を含む:
Figure 2014526561
別の態様では、表面的な剥離酸性溶液は、以下を含む:
Figure 2014526561
レチノール組成物
レチノイン酸は、剥脱を加速し、皮膚に酸性溶液を適用した後の全体的なコラーゲンおよび細胞外マトリックスの発達を強化するのを補助する。以前に化学剥離治療に使用されてきたレチノイン酸溶液は、0.3%のレチノイン酸の濃度を有する処方を必要とする点で問題がある。さらに重要なことは、処方は、0.3%の一貫した量のレチノイン酸を有さないことが判明しており、治療後に過敏をもたらした。
逆に、本願の発明者は、レチノール溶液がレチノイン酸調製物の改善された代替を提案することを認識した。さらに、本発明者は、商業的に入手可能なレチノール溶液が皮膚の剥脱治療における使用に適さないことを確認した。むしろ、純粋な粉末から溶液を作製することにより、非常に良好な結果につながった。
レチノール溶液は、少なくとも3%または少なくとも5%の濃度で、実質的に純粋な化学粉末から直接調製される。一実施形態では、レチノール溶液は、少なくとも約99%、少なくとも約98%、または少なくとも約95%の純度、および少なくとも3%または少なくとも5%の濃度を有する。また別の実施形態では、レチノール溶液は、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%以上の濃度を有する。他の実施形態では、レチノール溶液は、約1%〜約3%、約1%〜約5%、約1%〜約10%、約2%〜約5%、約2%〜約10%、約2%〜約6%、約2%〜約8%、約3%〜約5%、約3%〜約10%、約3%〜約6%、約3%〜約8%、約4%〜約6%、または約4%〜約10%の濃度を有する。
レチノール溶液は、少なくとも3%または少なくとも5%の濃度で実質的に純粋な化学粉末から直接調製される。一実施形態では、レチノール溶液は、少なくとも約99%、少なくとも約98%、または少なくとも約95%の純度、および少なくとも3%または少なくとも5%の濃度を有する。また別の実施形態では、レチノール溶液は、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%以上の濃度を有する。他の実施形態では、レチノール溶液は、約1%〜約3%、約1%〜約5%、約1%〜約10%、約2%〜約5%、約2%〜約10%、約2%〜約6%、約2%〜約8%、約3%〜約5%、約3%〜約10%、約3%〜約6%、約3%〜約8%、約4%〜約6%、または約4%〜約10%の濃度を有する。
代表的な表面的な剥離溶液(%W/W)は、95%のSDアルコールSDA 40−2(200 proof;Remet Corp.)に溶解された5%のレチノール結晶(Palm Pharmaceuticals,Inc.)を含有する。
代表的な非常に表面的な剥離溶液(%W/W)は、97%のSDアルコールSDA 40−2(200 proof;Remet Corp.)に溶解された3%のレチノール結晶(Palm Pharmaceuticals,Inc.)を含有する。
当業者は、様々な濃度のレチノール溶液が治療される皮膚の状態および浸透する皮膚の深度に基づき製剤化され得ることを理解するだろう。
一態様では、レチノール溶液は安定剤または界面活性剤を含有しない。よって、一例では、代表的な表面的な剥離溶液(%W/W)は、95%のSDアルコールSDA 40−2(200 proof;Remet Corp.)に溶解された5%のレチノール結晶(Palm Pharmaceuticals,Inc.)を含有し、安定剤または界面活性剤を含有しない。別の例では、代表的な非常に表面的な剥離溶液(%W/W)は、97%のSDアルコールSDA 40−2(200 proof;Remet Corp.)に溶解された3%のレチノール結晶(Palm Pharmaceuticals,Inc.)を含有し、安定剤または界面活性剤を含有しない。
保護的な剥離後組成物
皮膚の改善は、色素沈着および乾燥をもたらし得る太陽光線によって遅れるか、または悪化する可能性がある。したがって、保護組成物は、日光による損傷または乾燥を軽減するために、本開示の治療レジメンにおいて補正組成物と任意に組み合わせることができる補足組成物のクラスの1つである。
好適な保護組成物は、皮膚の損傷、暗色化、または乾燥を減少させることができるいずれの組成物を含む。実施形態では、保護組成物は、紫外光線を遮るための日焼け止めを含む。実施形態では、好適な保護組成物は、乾燥の制御を補助するために製剤化された保湿剤であるクリームを含む。
好適な商業的に入手可能な保護組成物の1つはEnvironmental Defense Sunscreen(商標)SPF 30+である。この保護組成物は、広域スペクトルの日焼け防止を提供し、有利に、本開示に従う治療レジメンの一部として適用することができる。
キット
皮膚洗浄剤、酸性溶液、レチノール溶液、および溶液を適用するための説明書を含む、皮膚を剥脱するためのキットが本明細書において提供され、キットの成分のそれぞれは上に記載されている。
説明書に含まれるプロトコルは、例えば以下の実施例に記載されるものを含む。
キットは、個別にまたは一緒に、組成物成分のそれぞれに関して1つ以上の箱もしくは容器、溶液を混合するための材料、ヘッドバンドもしくは外科用キャップ、外科用手袋、小さな綿のガーゼパッド(3” x 3”)、敏感な顔面を保護するための保湿剤、小型の手持式ファン(任意)、および SkinMedica Environmental Defense Sunscreen(商標)SPF 30も含み得る。
キットは皮膚剥脱にも分類され得る。
使用方法
本開示は、皮膚の老化を剥脱し、皮膚の外見を改善するための方法にも関する。そのような方法は、本明細書に記載される有効量の組成物を送達するためのパッドまたは他の手段を皮膚に局所的に適用することを含む。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。当業者は、患者の特定の皮膚状態を最適に治療するために、各適用のタイミングが経験的に決定され得ることを認識するだろう。
組成物を使用することにより、治療された皮膚の少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、または少なくとも約90%が剥脱される。一実施形態では、表面的な真皮の全てまたは一部が剥脱される。別の実施形態では、表皮の全てまたは一部が剥脱される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に3%のレチノール溶液を適用することとを含み、レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に3%のレチノール溶液を適用することとを含み、レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚に5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚をイソプロピルアルコール溶液で洗浄することと、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む酸性溶液を皮膚に適用することと、皮膚に3%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。一実施形態では、酸性溶液は、イソセテス−20、パンテノール、変性アルコール、またはそれらの組み合わせをさらに含む。
皮膚を剥脱するための方法が本明細書において提供され、本方法は、剥脱される皮膚をイソプロピルアルコール溶液で洗浄することと、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む酸性溶液を皮膚に適用することと、皮膚に5%のレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用され、前記溶液は界面活性剤または安定剤を含有しない。一実施形態では、酸性溶液は、イソセテス−20、パンテノール、変性アルコール、またはそれらの組み合わせをさらに含む。
本明細書において、光による損傷の改善、小皺および皺の改善、皮膚の色合いのむらの改善、および/または斑状色素沈着の改善の方法が提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
本明細書において、光による損傷の改善、小皺および皺の改善、皮膚の色合いのむらの改善、および/または斑状色素沈着の改善の方法が提供され、本方法は、剥脱される皮膚を洗浄することと、皮膚に酸性溶液を適用することと、皮膚にレチノール溶液を適用することとを含み、前記レチノール溶液は、酸性溶液が皮膚に適用された後に皮膚に適用される。
本明細書に開示される本剥脱プロセスの利益は、酸性溶液の適用後にさらなる皮膚の中和を必要としないことである。一実施形態では、本方法は、全体的な光による損傷を改善する。別の実施形態では、本方法は、小皺および皺を改善する。また別の実施形態では、本方法は、皮膚の色合いのむらを改善する。そのような方法において、本明細書に記載されるレチノールによる治療後の皮膚における改善は、例えば未治療の皮膚と比較して、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍以上であり得る。そのような方法において、本明細書に記載されるレチノールによる治療後の皮膚における改善は、例えばレチノイン酸による治療方法と比較して、少なくとも1.5倍、または少なくとも2倍であり得る。
そのような方法において、レチノール溶液は、酸性溶液を適用した後、皮膚が乾燥すれば適用することができる。さらにレチノール溶液は、治療される皮膚の状態に基づき、酸性溶液を適用した後、1回、または2回以上適用することができる。例えば、レチノール溶液は、酸性溶液の適用から約3分〜1週間後に皮膚に適用することができる。一実施形態では、レチノール溶液は、酸性溶液の適用から約3分後に皮膚に適用される。別の実施形態では、レチノール溶液は、酸性溶液の適用から約3分後、その後約1週間の間毎日皮膚に適用される。
当業者が本明細書に記載される組成物および方法をより良く実践することができるために、以下の実施例を図示の目的で示す。
次の供給品が本明細書に記載される皮膚剥脱方法において使用される: 洗浄(予備)溶液(1治療当たり約4mL)、酸性剥離溶液バイアル1つ、プラスチック製計量カップ、レチノール3%または5%溶液(アルコールに溶解された実質的に純粋な粉末から調製された1治療当たり約3mL)、ヘッドバンドもしくは外科用キャップ、外科用手袋、小さな綿のガーゼパッド(3” x 3”)、敏感な顔面を保護するための保湿剤、小型の手持式ファン(任意)、および日焼け止め(例えばSkinMedica Environmental Defense Sunscreen(商標)SPF 30)。
実施例1:非常に表面的な皮膚剥脱プロトコル
治療前の指示
非常に表面的な剥離を行う前の1週間、患者は、次の製品および/または手順を避けるべきである:電気分解、無駄毛処理、除毛クリーム、レーザー脱毛。また、BOTOX(登録商標)注入を受けた患者は、皮膚剥脱治療を受ける前にそれらの治療の完全な効果が見られるまで待つべきである。
非常に表面的な剥離を行う前の3日間、患者は、次の製品および/または手順を避けるべきである:Retin−A(登録商標)、Renova(登録商標)、Differin(登録商標)、Tazorac(登録商標)、ならびにレチノール、AHA、もしくはBHA、または過酸化ベンゾイルを含むあらゆる製品、および乾燥性もしくは刺激性であり得るいずれの剥脱製品。剥離前のこれらの製品/治療の使用は、皮膚の感受性を増加させ、強い反応をもたらす可能性がある。
皮膚剥脱手順を受けるべきではない患者を示す禁忌は、例えば、治療される領域の活発な口唇ヘルペス、単純ヘルペス、またはいぼ、創傷した、日焼けした、過剰に敏感な皮膚、皮膚炎および炎症性酒さ、1年以内のAccutane(登録商標)の使用、化学療法および放射線療法の治療歴、アレルギー(特にアスピリンなどのサリチル酸塩に対するアレルギー)、発疹、もしくは他の皮膚反応の既往歴がある患者、または本治療の成分のいずれかに敏感である可能性がある者、妊娠中、現在授乳中の患者、白斑を有する患者、および自己免疫疾患(慢性関節リウマチ、乾癬、狼瘡、多発性硬化症等)の既往歴もしくは患者の免疫系を弱める可能性があるいずれの状態を有する患者を含む。医学的な美顔治療または手順(例えばレーザー療法、外科手技、美容充填剤、微小皮膚切除術等)を受けた患者は、皮膚剥脱手順を受ける前に皮膚の感受性が完全に消散するまで待つべきである。
剥脱/剥離手順
医療専門家が手順を行う場合、手順前に説明と同意を得るべきである。医療専門家は、患者が現在使用している全ての局所用製品および薬剤を見直し、患者が全ての治療前の指示に従ったかを確認し、手順を行う前に皮膚を慎重に検査するべきである。以前の過敏ないずれかの領域が観察された場合、それらの領域に対して手順を行うべきではない。
快適さおよび安全のため、患者は、頭を約45度に持ち上げられたリクライニング位置に配置される。髪をヘッドバンドまたは外科用キャップで覆う。医療専門家は、敏感な領域(唇、口の端、鼻の脇の隙間、および眼の端)を少量のワセリンまたはいずれの保湿剤で保護するよう注意するべきである。
洗浄/予備溶液、酸性/剥離溶液、およびレチノール溶液のロット番号および使用期限は、有害な反応が生じた場合の事象において、患者のチャートに記録されるべきである。
ステップ1:洗浄/予備溶液
上述のように、洗浄(予備溶液)は、イソプロピルアルコール、水/常水、およびアセトンで調製される。
湿った皮膚に溶液を適用することは強い反応および予測できない結果が生じる可能性があるため、この溶液を適用する前に、皮膚は、完全に乾いているかを確実にするためにチェックされなければならない。
約4mLの洗浄/予備溶液を提供される計量カップに注ぎ、溢すのを防ぐためにカップを硬い表面上に置く。医療専門家は、畳んたガーゼ(3” x 3”)を飽和するまで溶液に浸し、剥離が適用される皮膚の領域を洗浄する。溶液を次のパターンで顔に適用する。:額の中心からこめかみに向かって始め、生え際から下がる;顔の側面および顎の線: 生え際から顔の中心に向かう;:鼻の中心を下がって側面まで;下顎:各方向に中心から外;上唇の上: 各方向に中心から外(唇に直接適用しない);そして首およびデコルテ:最初の顔の手順に対して好ましい耐性が見られる場合、洗浄/予備溶液は、首およびデコルテに投与することができる。首の皮膚は、顔の皮膚より敏感であるため、 洗浄/予備溶液は、首の側面にのみ(耳たぶから下)に適用されるべきであり、喉の領域を避け、非常に軽い圧力を用い、皮膚を擦り、引張ることを避ける。
ステップ2:酸性/剥離溶液
非常に表面的な酸性/剥離溶液は、以下の量の変性アルコール、サリチル酸、乳酸、レゾルシノール、パンテノール、イソセテス−20を含む。
Figure 2014526561
医療専門家は、4mLの酸性/剥離溶液を提供される計量カップに注ぎ、溢すのを防ぐためにカップを硬い表面上に置く。溶液に浸すために清潔な畳んだガーゼを使用し、材料の約半分を飽和する。洗浄/予備溶液を適用する(ステップ1)に記載されるのと同じパターンで溶液を顔に適用する。顔の各部分を治療する前に、酸性/剥離溶液でガーゼを再度浸す。医療専門家は、眼窩周囲の縁の上に酸性/剥離溶液を適用してはならない。重要なことは、この溶液は、決して骨質の眼窩縁の内部(眼の直接下)に適用してはならない。溶液を3〜4分間顔の上に放置する。患者は、軽度から中程度の刺痛、灼熱感、または温感を感じる場合がある。必要ならば、顔を冷やすためにファンを使用してもよく、症状は、通常2〜3分以内に鎮静するか、または軽度になる。これが患者の最初の非常に表面的な皮膚剥脱手順である場合、または患者が薄い、脆弱な、または敏感な皮膚を有する場合、酸性/剥離溶液を1層のみ適用するべきである。患者が非常に表面的な皮膚剥脱手順を以前に受けており、初回層の酸性/剥離溶液を十分に忍容した場合、2回目の溶液の適用が適用され得る。医療専門家は、2回目を適用する前に、1〜3分間待つべきである。これにより、過剰な発赤、または皮膚上の白斑であるいずれの「霜降り」をチェックすることができる。「霜降り」または過剰な発赤が存在する場合、2回目の層を適用してはならない。重度の太陽による損傷またはニキビを有する者等の、より積極的な治療を必要とするこれらの患者に関しては、3回目の酸性/剥離溶液が適用され得る。
ステップ1が首およびデコルテに適用された場合、さらなる酸性/剥離溶液を使用することができ、適用は全治療領域に拡大することができる。首およびデコルテへの酸性/剥離溶液の適用は、1回の塗布に限られるべきである。非常に表面的な皮膚剥脱手順は、首(耳たぶより下)の側面にのみ適用され、喉の領域は避けるべきである。非常に軽い圧力が適用されなければならず、皮膚を擦るおよび引張ることは避けなければならない。首の皮膚は顔の皮膚よりも敏感であるため、紅斑がわずかに長く残る可能性がある。
酸性/剥離溶液は、自己中和し、中和を必要としない。洗浄は必要ではない。手順中の灼熱感、紅斑、および/またはかゆみが重度の場合、冷水で溶液を洗い流すことができる。
ステップ3:レチノール溶液
非常に表面的なレチノール溶液(% W/W)は、3%のレチノール結晶(Palm Pharmaceuticals,Inc.)を97%のSDアルコールSDA 40−2(200 proof;Remet Corp.)と混合することにより調製される。
ステップ2後の皮膚の短い3〜4分の冷却期間の後、レチノール溶液を適用することができる。医療専門家は、慎重に約3mLを計量カップに注ぎ、新しいガーゼを用いて、前のステップに記載されるパターンで皮膚に溶液を適用する。ステップ2の適用により過剰な灼熱感、発赤、または「霜降り」が生じた領域に対しては、レチノール溶液の適用は避けるべきである。重要なことは、レチノール溶液を適用するときに、圧力を加えてはならない。溶液は簡単に広がり、自然に鼻の側面の隙間または口の角に吸収されるため、それらの領域に溶液を使用しないように注意しなければならない。レチノール溶液は、眼窩周囲の縁の上に適用してはならず、また決して骨質の眼窩縁の内部(眼の直接下)または唇に適用してはならない。このステップの完了時、患者の皮膚は、わずかに黄色を帯びた色合いであってよい。これは普通であり、変色は、典型的に1〜2時間で消散する。黄色の色合いは、顔から洗い流してはならない。この時点で、皮膚は温感および刺痛を感じる場合がある。
非常に表面的な剥離が首およびデコルテに適用される場合、さらなるレチノール溶液を使用することができ、全治療領域への拡大された適用が行われる。レチノール溶液は、首(耳たぶより下)の側面にのみ適用され、喉の領域は避けるべきであり、同時に、首およびデコルテへのレチノール溶液の適用中、いかなる圧力も避けなければならない。
ステップ4: 日焼け防止
ステップ3の適用後、30+の日焼け止め(例えばEnvironmental Defense Sunscreen(商標)SPF 30+)を多めに顔全体に適用する。首およびデコルテが治療された場合、適用はこれらの領域にも拡大される。
一部の患者は、日焼け止め適用直後に刺痛または灼熱感のわずかな増加を体験する可能性があるが、これらの症状は数分以上長く続かないはずである。患者は、手順が行われた後、少なくとも1週間の間、剥脱手順後の太陽への曝露を避けるよう、いつも以上に気を付けなければならない。
ステップ5:手順後の指示および注意事項
レチノール溶液は治療の一部として使用されるため、手順直後、皮膚は淡黄色の色合いを帯びるが、これは一時的であり、典型的には1〜2時間で消える。患者は、顔を洗う前に、黄色の色合いが完全に消える(1〜2時間)まで待つか、または夜まで待つべきである。
患者が、少なくとも30のSPFの日焼け止めを使用し、少なくとも1週間直射日光を避けることは不可欠である。太陽に過敏な患者は、剥離後はより過敏である可能性があるため、手順直後の曝露を防ぐために、いつも以上に気を付けなければならない。皮膚は、2〜3日の間、通常より赤い可能性があり、患者は、この期間、激しい運動を避けるべきである。
治療から約48時間後に皮膚が剥離し始める。この剥離は、一般に、2〜3日続き、患者は、皮膚をつつく、または引張らないように注意しなければならない。洗顔するとき、患者は、こすり洗い、またはウォッシュクロスを使用してはならない。石鹸を含有しない弱い洗浄剤(例えばSkinMedica Sensitive Skin Cleanser)を使用する。
皮膚が剥離している間、患者は、あらゆる乾燥を軽減するために、必要なときに何回でも医療専門家によって推奨される保湿剤(例えばSkinMedica Ultra Sheer Moisturizer)を適用するべきである。
患者は、剥離プロセスが完了した後のみ、レチン−A、αヒドロキシ酸(AHA)製品または漂白クリームの定期的な使用を再開してよい。
患者は、これらに限定されないが、顔面治療、微小皮膚切除術、レーザー治療(レーザー脱毛を含む)、顔面の脱毛、BOTOX(登録商標)注入、および注入可能充填剤を含むいずれの他の顔面手順を行う前に、剥離が完全に鎮静するまで待たなければならない。
剥離後にいずれの発赤または変色が生じた場合には、メークアップで容易に隠すことができ、大半の活動をすぐに再開することができる。
手順は、所望の結果が達成されるまで、3〜4週間ごとに繰り返すことができる。結果は蓄積され、最大利益は一連の3回以上の剥離で見られる。
実施例2:表面的な皮膚剥脱プロトコル
治療前の指示および剥脱/剥離手順は、実施例1に上述される通りである。表面的な皮膚剥脱プロトコルは、大半の場合、患者により深い剥脱を提供する。
ステップ1:洗浄/予備溶液
上述のように、洗浄(予備溶液)は、イソプロピルアルコール、水/常水、およびアセトンで調製される。
湿った皮膚に溶液を適用することは強い反応および予測できない結果が生じる可能性があるため、この溶液を適用する前に、皮膚は、完全に乾いているかを確実にするためにチェックされなければならない。
約4mLの洗浄/予備溶液を提供される計量カップに注ぎ、溢すのを防ぐためにカップを硬い表面上に置く。医療専門家は、畳んたガーゼ(3” x 3”)を飽和するまで溶液に浸し、剥離が適用される皮膚の領域を洗浄する。溶液を次のパターンで顔に適用する。:額の中心からこめかみに向かって始め、生え際から下がる;顔の側面および顎の線: 生え際から顔の中心に向かう;:鼻の中心を下がって側面まで;下顎:各方向に中心から外;上唇の上:各方向に中心から外(唇に直接適用しない);そして首およびデコルテ:最初の顔の手順に対して好ましい耐性が見られる場合、洗浄/予備溶液は、首およびデコルテに投与することができる。首の皮膚は、顔の皮膚より敏感であるため、洗浄/予備溶液は、首の側面にのみ(耳たぶから下)に適用されるべきであり、喉の領域を避け、非常に軽い圧力を用い、皮膚を擦り、引張ることを避ける。
ステップ2: 酸性/剥離溶液
表面的な酸性/剥離溶液は、以下の量の変性アルコール、サリチル酸、乳酸、レゾルシノール、パンテノール、イソセテス−20を含む。
Figure 2014526561
医療専門家は、4mLの酸性/剥離溶液を提供される計量カップに注ぎ、溢すのを防ぐためにカップを硬い表面上に置く。溶液に浸すために清潔な畳んだガーゼを使用し、材料の約半分を飽和する。洗浄/予備溶液を適用する(ステップ1)に記載されるのと同じパターンで溶液を顔に適用する。顔の各部分を治療する前に、酸性/剥離溶液でガーゼを再度浸す。医療専門家は、眼窩周囲の縁の上に酸性/剥離溶液を適用してはならない。重要なことは、この溶液は、決して骨質の眼窩縁の内部(眼の直接下)に適用してはならない。溶液を3〜4分間顔の上に放置する。患者は、軽度から中程度の刺痛、灼熱感、または温感を感じる場合がある。必要ならば、顔を冷やすためにファンを使用してもよく、症状は、通常2〜3分内に鎮静するか、または軽度になる。これが患者の最初の表面的な皮膚剥脱手順である場合、または患者が薄い、脆弱な、または敏感な皮膚を有する場合、酸性/剥離溶液を1層のみ適用するべきである。患者が表面的な皮膚剥脱手順を以前に受けており、初回層の酸性/剥離溶液を十分に忍容した場合、2回目の溶液の適用が適用され得る。医療専門家は、2回目を適用する前に、1〜3分間待つべきである。これにより、過剰な発赤、または皮膚上の白斑であるいずれの「霜降り」をチェックすることができる。「霜降り」または過剰な発赤が存在する場合、2回目の層を適用してはならない。重度の太陽による損傷またはニキビを有する者等の、より積極的な治療を必要とするこれらの患者に関しては、3回目の酸性/剥離溶液が適用され得る。
ステップ1が首およびデコルテに適用された場合、さらなる酸性/剥離溶液を使用することができ、適用は全治療領域に拡大することができる。首およびデコルテへの酸性/剥離溶液の適用は、1回の塗布に限られるべきである。表面的な皮膚剥脱手順は、首(耳たぶより下)の側面にのみ適用され、喉の領域は避けるべきである。非常に軽い圧力が適用されなければならず、皮膚を擦るおよび引張ることは避けなければならない。首の皮膚は顔の皮膚よりも敏感であるため、紅斑がわずかに長く残る可能性がある。
酸性/剥離溶液は、自己中和し、中和を必要としない。洗浄は必要ではない。手順中の灼熱感、紅斑、および/またはかゆみが重度の場合、冷水で溶液を洗い流すことができる。
ステップ3:レチノール溶液
表面的なレチノール溶液(% W/W)は、5%のレチノール結晶(Palm Pharmaceuticals,Inc.)を95%のSDアルコールSDA 40−2(200 proof;Remet Corp.)と混合することにより調製される。
ステップ2後の皮膚の短い3〜4分の冷却期間の後、レチノール溶液を適用することができる。医療専門家は、慎重に約3mLを計量カップに注ぎ、新しいガーゼを用いて、前のステップに記載されるパターンで皮膚に溶液を適用する。ステップ2の適用により過剰な灼熱感、発赤、または「霜降り」が生じた領域に対しては、レチノール溶液の適用は避けるべきである。重要なことは、レチノール溶液を適用するときに、圧力を加えてはならない。溶液は簡単に広がり、自然に鼻の側面の隙間または口の角に吸収されるため、それらの領域に溶液を使用しないように注意しなければならない。レチノール溶液は、眼窩周囲の縁の上に適用してはならず、また決して骨質の眼窩縁の内部(眼の直接下)または唇に適用してはならない。このステップの完了時、患者の皮膚は、わずかに黄色を帯びた色合いであってよい。これは普通であり、変色は、典型的に1〜2時間で消散する。黄色の色合いは、顔から洗い流してはならない。この時点で、皮膚は温感および刺痛を感じる場合がある。
表面的な剥離が首およびデコルテに適用される場合、さらなるレチノール溶液を使用することができ、全治療領域への拡大された適用が行われる。レチノール溶液は、首(耳たぶより下)の側面にのみ適用され、喉の領域は避けるべきであり、同時に、首およびデコルテへのレチノール溶液の適用中、いかなる圧力も避けなければならない。
ステップ4:日焼け防止
ステップ3の適用後、30+SPFの日焼け止め(例えばEnvironmental Defense Sunscreen(商標)SPF 30+)を多めに顔全体に適用する。首およびデコルテが治療された場合、適用はこれらの領域にも拡大される。
一部の患者は、日焼け止め適用直後に刺痛または灼熱感のわずかな増加を体験する可能性があるが、これらの症状は数分以上長く続かないはずである。患者は、手順が行われた後、少なくとも1週間の間、剥脱手順後の太陽への曝露を避けるよう、いつも以上に気を付けなければならない。
ステップ5:手順後の指示および注意事項
レチノール溶液は治療の一部として使用されるため、手順直後、皮膚は淡黄色の色合いを帯びるが、これは一時的であり、典型的には1〜2時間で消える。患者は、顔を洗う前に、黄色の色合いが完全に消える(1〜2時間)まで待つか、または夜まで待つべきである。
患者が、少なくとも30のSPFの日焼け止めを使用し、少なくとも1週間直射日光を避けることは不可欠である。
太陽に過敏な患者は、剥離後はより過敏である可能性があるため、手順直後の曝露を防ぐために、いつも以上に気を付けなければならない。
皮膚は、2〜3日の間、通常より赤い可能性があり、患者は、この期間、激しい運動を避けるべきである。
治療から約48時間後に皮膚が剥離し始める。この剥離は、一般に、2〜3日続き、患者は、皮膚をつつく、または引張らないように注意しなければならない。
洗顔するとき、患者は、こすり洗い、またはウォッシュクロスを使用してはならない。石鹸を含有しない弱い洗浄剤(例えばSkinMedica Sensitive Skin Cleanser)を使用する。
皮膚が剥離している間、患者は、あらゆる乾燥を軽減するために、必要なときに何回でも医療専門家によって推奨される保湿剤(例えばSkinMedica Ultra Sheer Moisturizer)を適用するべきである。
患者は、剥離プロセスが完了した後のみ、レチン−A、αヒドロキシ酸(AHA)製品または漂白クリームの定期的な使用を再開してよい。
患者は、これらに限定されないが、顔面治療、微小皮膚切除術、レーザー治療(レーザー脱毛を含む)、顔面の脱毛、BOTOX(登録商標)注入、および注入可能充填剤を含むいずれの他の顔面手順を行う前に、剥離が完全に鎮静するまで待たなければならない。
剥離後にいずれの発赤または変色が生じた場合には、メークアップで容易に隠すことができ、大半の活動をすぐに再開することができる。
手順は、所望の結果が達成されるまで、3〜4週間ごとに繰り返すことができる。結果は蓄積され、最大利益は一連の3回以上の剥離で見られる。
実施例3:患者の研究
レチノイン酸の代替え化合物としてのレチノールの使用を試験するために、3つの研究が行われた。2%(w/w)の濃度のレチノールが最初に試験され、必要に応じて増加された。最初の2つの研究は、実施例1および2に上述される1回の剥脱(剥離)で使用されたときの剥離および耐性をレチノイン酸0.3%と比較することにより、製剤および用量を確立した。3つめの研究は、一連の3回の剥離手順で使用されたときの選択された製剤および投薬量の有効性および耐性をレチノイン酸0.3%と比較した。
研究1:レチノール2% 対.RA 0.3%
本研究の目的は、剥離の有効性および耐性に関して、レチノール2%がレチノイン酸0.3%と同等であるかを判断することであった。
研究設計は、7日間にわたる(0日目(初回治療のため)、4日目、および7日目にセンターを訪問)スプリットフェースの単盲検(患者)であった。患者は10人(N=10)であり、対象は、フィッツパトリック皮膚タイプがI−IVの18〜65歳である。
治療は以下の通りである。
1.全顔に非常に表面的な剥離(準備および剥離)1回。
2.左側:2ccのレチノール2%
3.右側:2ccのレチノイン酸0.3%
治療プロトコルは上の実施例に記載される通りである。
評価は、研究者および対象によって行われた。剥離、紅斑、灼熱感/刺痛、かゆみ、およびこわばりが評価された。研究者および対象はそれぞれ、剥離の有効性に関して左側および右側の顔を評価し、次の選択肢のうちの1つを選択した。
左側:左側は、右側よりも多い剥離を示す。
右側:右側は、左側よりも多い剥離を示す。
差なし:両側の剥離量において識別可能な差はなく、両側とも等しく剥離した。
対象は、剥離を受けた後の1週間、毎日日誌を記録した。対象は、次の5段階尺度を用いて、彼らの顔の各側の剥離を格付けした。
0=剥離なし:皮膚は全く滑らかであり、剥離は見られない。
1=最小限の剥離:皮膚は滑らかであり、剥離/剥離片の領域は少ない。
2=軽度の剥離:皮膚は一般的に滑らかであり、剥離/剥離片の領域がいくつかある。
3=中程度の剥離:顔の複数の領域に顕著な剥離/剥離片がある。
4=重度の剥離:顔の複数の領域に皮膚剥離の大きな剥離片/薄片がある。
対象はまた、4段階の尺度で、灼熱感/刺痛、かゆみ、およびこわばりも格付けした。
この研究の結果(研究者および対象の評価;剥離の有効性および耐性)は、図1に提供される。研究者および対象の評価の両方が、レチノール治療側と比較して、レチノイン酸治療側の顔において、より多くの剥離、刺痛/灼熱感を示した。
研究者および対象の評価の両方が、レチノール2%が、剥脱プロセスで使用されるとき、レチノイン酸0.3%と同等の割合ではないことを示した。
研究2:レチノール3% 対.RA 0.3%
次の研究は、レチノールの割合を3.0%に増加したときの効果を判断するために行われ、結果をレチノイン酸0.3%と比較した。
本研究の目的は、剥離の有効性および耐性に関して、レチノールの処方および割合がレチノイン酸0.3%と同等であるかを判断することであった。
治療は以下の通りであった。
1.全顔に非常に表面的な剥離(準備および剥離)1回。
2.左側:2ccのレチノール3%
・オイル処方(N=20)
・オイルなし処方(N=6)
3.右側: 2ccのレチノイン酸0.3%
研究設計は、7日間にわたる(0日目(初回治療のため)、4日目、および7日目にセンターを訪問)スプリットフェースの単盲検(患者)臨床研究であった。患者は26人(N=26)であり、フィッツパトリック肌タイプがI−IVの18〜65歳である。
評価は、研究者および対象によって行われた。剥離、紅斑、灼熱感/刺痛、かゆみ、およびこわばりが上のスコアシステムを用いて評価された。研究者および対象はそれぞれ、剥離の有効性に関して左側および右側の顔を評価し、上述の選択肢のうちの1つを選択した。
評価の結果は、図2(オイル処方)および図3(オイルなし処方)に示される。レチノール3.0%(オイルなし処方)は、レチノイン酸0.3%と類似する剥離有効性および耐性を示すことが分かった。
研究3:レチノール3%(オイルなし)対.RA 0.3%
研究ステップは、アルコール中レチノール3%(すなわちオイルなし)が、一連の剥離に使用されるとき、レチノイン酸0.3%と同等の有効性(光による損傷における改善等)、剥離有効性、および耐性を有するかを判断するために行われた。
本研究の目的は、一連の3回の剥離手順で使用されるとき、軽度〜中程度の光による損傷を有する対象にけるレチノール3%(オイルなし)対レチノイン酸0.3%の耐性および有効性を比較するために行われた。
研究設計は、3ヶ月にわたる研究期間(初回治療、5日目、4週目、4週+5日目、8週目、8週+5日目、8週目から2週間後(最終訪問))のスプリットフェースの単盲検(患者)臨床研究であった。患者は20人(N=20)であり、フィッツパトリック肌タイプがI−IVの18〜65歳である。患者は軽度〜中程度の光による損傷(皺、色素沈着過剰、ニキビ、またはニキビ跡)を有した。
治療は以下の通りであった。
全顔に非常に表面的な剥離(準備および剥離)1回
左側:2ccのレチノール3%(オイルなし)
右側:2ccのレチノイン酸0.3%
評価は、研究者および対象によって、上のスコアシステムを用いて行われた:有効性(すなわち、光による損傷および剥離)および耐性(すなわち、紅斑、灼熱感/刺痛、かゆみ、およびこわばり)。
研究者および対象の両方が、剥離の有効性に関して左側および右側の顔を評価し、次の選択肢のうちの1つを選択した。
左側:左側は、右側よりも多い剥離を示す。左側は、光による損傷においてもさらなる改善を示す。
右側:右側は、左側よりも多い剥離を示す。右側は、光による損傷においてもさらなる改善を示す。
差なし:両側の剥離量において識別可能な差はなく、両側とも等しく剥離した。光による損傷の見かけにおいて、両側とも等しく改善された。
この研究の結果は、図4〜7に示される。
図4に図示されるように、研究者は5%の対象においてレチノール治療側を好み、研究者は0%の対象においてレチノイン酸治療側を好み、そして研究者は、95%の対象において両側間に差がないことを認めた。
図5は、#1剥離後の対象の評価の結果を提供する。15%の対象がレチノール治療側を好み、10%の対象がレチノイン酸治療側を好み、そして、75%の対象が両側間に差がないと感じた。
図6は、#2剥離後の対象の評価の結果を提供する。5%の対象がレチノール治療側を好み、10%の対象がレチノイン酸治療側を好み、そして、85%の対象が両側間に差がないと感じた。
図7は、#3剥離後の対象の評価の結果を提供する。5%の対象がレチノール治療側を好み、0%の対象がレチノイン酸治療側を好み、そして、95%の対象が両側間に差がないと感じた。
95%の対象において、研究者および対象の両方の評価は、治療終了時の両側間の有効性(光による損傷)および耐性に差がないことを示した。
対象1人(5%)が、レチノール治療側を好む相違を示した。この対象は、レチノール治療側に刺激作用(発疹、発赤)を発症し、これは3日間局所用ハイドロコルチゾンで治療され、この時点で刺激作用は消散した。対象は再度挑戦したが、反応を示さなかった。
図8は、専門医師による盲検写真評価に基づく#3剥離後の有効性の独立した評価の結果を提供する。レチノール治療は、光による損傷、小皺および皺、ならびに皮膚の色合いのむらにおいて、レチノイン酸の約2倍の改善をもたらした。
結論として、これらの研究は、エタノール中レチノール3%がレチノイン酸0.3%と同等の剥離有効性および耐性を示すことを示した。レチノールは、全体的な光による損傷、小皺および皺の現れ、ならびに皮膚の色合いのむらの改善に関して、レチノイン酸と比較して優れた有効性をもたらすことが分かった。皮膚の色合いのむらに対するレチノールの効果に関する優れた結果は統計的に有意であった(p=0.037)。
好ましい実施形態が本明細書において示され、説明されてきたが、そのような実施形態が単に例として提供されることは当業者には明らかであろう。ここで、当業者は、本発明から逸脱することなく多くの変形、修正、および置換を想定するだろう。本明細書に記載される発明の実施形態に対する様々な代替えが本発明の実践において採用され得ることを理解するべきである。以下の特許請求の範囲は本発明の範囲を定義し、これらの特許請求の範囲内の方法および構造ならびにそれらの等価物はそれによって網羅されることが意図される。

Claims (20)

  1. 皮膚剥脱治療に使用するための組成物であって、薬学的に許容される担体と、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%以上のレチノール溶液とを含み、前記レチノール溶液が、実質的に純粋なレチノール源から調製される、組成物。
  2. 前記組成物が、界面活性剤、安定剤、又はそれらの両方を実質的に含まない、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記レチノール溶液が、少なくとも約98%の純度を有する、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記レチノール溶液が、少なくとも98%の純度の粉末から調製される、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記レチノール溶液が、3%または5%の濃度で存在する、請求項1に記載の組成物。
  6. 皮膚を剥脱するためのキットであって、
    a.皮膚洗浄剤と、
    b.酸性溶液と、
    c.実質的に純粋なレチノール源から調製されるレチノール溶液と、
    d.溶液を適用するための説明書と、を含む、キット。
  7. 前記皮膚洗浄剤が、イソプロピルアルコール溶液を含む、請求項6に記載のキット。
  8. 前記酸性溶液が、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールを含む、請求項6に記載のキット。
  9. 前記酸性溶液が、イソセテス−20、パンテノール、またはそれらの組み合わせをさらに含む、請求項8に記載のキット。
  10. 前記レチノール溶液が、少なくとも約3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%以上の濃度を含む、請求項6に記載のキット。
  11. 前記レチノール溶液が、界面活性剤、安定剤、またはそれらの両方を含有しない、請求項6に記載のキット。
  12. 前記レチノール溶液が、少なくとも約98%の純度を有する、請求項6に記載のキット。
  13. 皮膚を剥脱するための方法であって、
    a.剥脱される皮膚を洗浄することと
    b.前記皮膚に酸性溶液を適用することと、
    c.レチノール溶液であって、少なくとも約3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、またはそれ以上の濃度のレチノールを含有し、実質的に純粋な源から調製され、かつ前記酸性溶液が前記皮膚に適用された後に前記皮膚に適用される、レチノール溶液を、前記皮膚に適用することと、を含む、方法。
  14. (a)が、前記皮膚にアルコール溶液を適用することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記アルコール溶液が、イソプロピルアルコール溶液を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記レチノール溶液が、前記酸性溶液が前記皮膚に適用された後に、前記皮膚に適用され、前記酸性溶液が、界面活性剤または安定剤を含有しない、請求項13に記載の方法。
  17. 前記酸性溶液が、乳酸、サリチル酸、およびレゾルシノールの組み合わせを含む、請求項13に記載の方法。
  18. 前記酸性溶液が、イソセテス−20、パンテノール、またはこれらの組み合わせをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記方法が、全体的な光による損傷、小皺および皺の現れ、皮膚の色合いのむら、またはそれらの組み合わせを改善する、請求項13に記載の方法。
  20. 前記改善が、未治療の皮膚と比較して、少なくとも1.5倍、または少なくとも2倍である、請求項19に記載の方法。
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