JP2014521919A5 - - Google Patents

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本発明は、冷媒作用剤回路から熱を吸収しつつ冷媒を蒸発させる蒸発器と、濃縮された低濃度冷媒作動物質により冷媒蒸気を吸収する吸収器と、を備えた吸収式冷凍機に関する。
吸収式冷凍機においては、一般的に作業物質対は冷媒と同様に塩類溶液からなり、特に、LiBr及び水を含むものが確立されている。しかしながら、LiBr溶液は、酸素存在下で特に腐食性が高い。従って、当初名づけられた吸収式冷凍機類は、以前では閉じたプラントでだけで動作されている。吸収式冷凍機では、通常の場合、蒸発器及び吸収器が真空の圧力段p1の第1のハウジング内に収容され、高濃度冷媒作動物質対からの冷媒を脱着する脱着器及び後に膨張する冷媒を凝縮する凝縮器が、通常、確かに低い酸素分圧をもたらす100mbar未満の真空の圧力段p2の更なるハウジング内に収容されている。それにもかかわらず腐食を避けるために、高合金化されたステンレス鋼が実際に使用されなければならない。また、今まで、塩類溶液は、配管を介して細流化されており、特にハウジングや配管内の全ての部品と接触しているという事実がある。
以前の大部分の水平一括管装置では、水又は塩類溶液などの作動媒体が、穿孔された底部を介して配管され、その上で使用されている。水や塩類溶液は、熱と物質の良好な伝達性を確保するために、完全に配管を潤す必要がある。配管の均一な湿潤を達成するためには、熱及び物質の理想的な交換に必要な最小の量よりも大きい質量流を操作することが常に必要である。
文献米国特許公開2011/0126563A1号は、請求項1の前文の特徴を有する吸収式冷凍機を開示している。さらに、従来の吸収式冷凍機は文献WO2007/144024A1及びEP2123997A1から公知である。
本発明の実質的に基本的な目的は、前述の欠点を解消する改善された吸収式冷凍機を提供することである。また、いわゆるオープン吸収式冷凍機も実現され、その中で、濃縮塩類溶液はシステム境界を介して外部からプロセスに供給され、希釈塩類溶液はシステム境界を介して外部に案内され、すなわち、吸収式冷凍機は蒸発器及び吸収器だけでなく脱着器及び凝縮器も備えなければならない。
この目的は本発明により達成され、本発明においては、蒸発器は、複数の蒸発ユニットを有し、該蒸発ユニットの各々は、熱伝導性気密的液密的障壁によって少なくとも部分的に境界付けされ且つ冷媒作用剤が貫流する冷媒作用剤チャネルと、該熱伝導性障壁に隣接
し且つ冷媒に作用され且つ熱伝導性障壁に対向して配置されるその側面で蒸気透過性液密的膜壁によって蒸気空間から分離される冷媒チャネルとを有し、
吸収器は、複数の吸収ユニットを有し、該吸収ユニットの各々は、熱伝導性気密的液密的障壁によって少なくとも部分的に境界付けされ且つ冷却剤が貫流する冷却剤チャネルを有し、更に、該熱伝導性障壁に隣接して、濃縮された低濃度冷媒作動物質対が供給され且つ熱伝導性障壁に対向して配置されるその側面に設けられた蒸気透過性液密的膜壁を介して蒸気空間からの冷媒蒸気に作用される少なくとも1つの吸収チャネルを有する。
塩類溶液、冷媒作用剤、冷媒、冷却剤などが常に閉じたチャンネルで導入されているので、それぞれのハウジングの噴霧又は濡れは発生しなくなる。閉じたチャネル内の冷媒及び食塩水を含む作動物質対の導入によって、交換表面を完全に理想的な質量流量で湿らせることが、さらに保証される。
境界となる熱伝導性気密的液密的障壁又は蒸気透過性液密的膜壁を含む異なるチャネルはプラスチックのみから成るので、蒸発器及び吸収器のみを含むが蒸発器及び吸収器を備えない、いわゆるオープン吸収式冷凍機が問題なく実現されることができる。かかるオープン吸収式冷凍機では、濃縮された塩類溶液、特にLiBr溶液が外部からシステム境界を介してプロセスに供給され、希釈された塩類溶液又はLiBr溶液がシステム境界を介して外部へ導かれている。腐食は事実上、プラスチック専用使用によりもはや起こり得ない。濃縮された塩類溶液にその分圧に応じて溶解した酸素が、プラスチックの使用を可能としている。これは、以前の慣習上の鋼使用のプラントの腐食と破壊をもたらすであろう。
よって、それぞれのオープン吸収式冷凍機は脱着器や凝縮器を備えず蒸発器及び吸収器だけを備えることができ、蒸発器及び吸収器が共通のハウジング内に収容され得る。冷媒作用剤の生成、特に冷水の生成のための中心部には、冷媒作用剤及び濃縮された塩類溶液、特に濃縮されたLiBr溶液だけが必要とされる。希釈された塩類溶液の再生は、例えば、廃熱が存在すれば、異なる場所で行うことができる。濃縮された塩類溶液用のタンクを備えたストレージ操作は、例えば、このようなオープンシステムでも可能である。
上述したように、吸収式冷凍機は、特に、脱着と凝縮器を備えないいわゆるオープン吸収式冷凍機として設計されてもよい。しかしながら、他の好適な実施例によれば、吸収式冷凍機は、高濃度冷媒作動物質対からの冷媒の脱着のための脱着器と、その後に膨張する冷媒14の凝縮のための凝縮器をさらに備えている。
吸収の際、蒸発器内で形成される冷媒蒸気は、脱着器から来る濃縮された低濃度冷媒作動物質対によって吸収される。一般的にこのプロセスで遊離する溶液熱は外部に導かれ、吸収過程を維持する。冷媒の一部は、脱着器又はエキスペラの高濃度冷媒作動物質対から排出される。
脱着器から来る熱い低濃度冷媒作動物質対の冷却のための熱伝達は、溶液熱交換器で行うことができる。脱着器から来る低濃度冷媒溶液は溶液熱交換器で冷却することができ、脱着器に入る高濃度冷媒溶液を同時に予熱することができる。脱着器内の冷媒の脱離のためのエネルギー必要量は、溶液熱交換器によって低減される。
本発明による吸収式冷凍機の好適な実施例によれば、脱着器は少なくとも1つの脱着ユニットを有し、該脱着ユニットは、熱伝導性気密的液密的障壁によって少なくとも部分的に境界付けされ且つ加熱作用剤が貫流する加熱作用剤チャネルと、該熱伝導性障壁に隣接する脱着チャネルとを有し、脱着チャネルは、高濃度冷媒作動物質対に作用され且つ、熱伝導性障壁に対向して配置されるその側面にて蒸気透過性液密的膜壁によって更なる蒸気空間から分離され、更に、凝縮器は少なくとも1つの凝縮ユニットを有し、該凝縮ユニットは、熱伝導性気密的液密的障壁によって少なくとも部分的に境界付けされ且つ冷却剤が貫流する冷却剤チャネルと、該熱伝導性障壁に隣接する少なくとも1つの凝縮チャネルを有し、凝縮チャネルは、熱伝導性障壁に対向して配置されるその側面に設けられている蒸気透過性液密的膜壁を介した更なる蒸気空間からの蒸気に作用される。
図1は、冷媒14を蒸発させて冷媒作用剤回路16から熱を吸収する蒸発器12と、濃縮された低濃度冷媒作動物質対22を介して冷媒蒸気20を吸収するための吸収器18とを有する吸収式冷凍機10の例示的な実施例の概略を示す。
吸収器18は少なくとも1つの吸収ユニット18’を有し、吸収ユニットは、熱伝導性気密的液密的障壁36によって少なくとも部分的に境界付けされ且つ冷却剤34が貫流する冷却剤チャネル38を有し、更に、該熱伝導性障壁36に隣接して、濃縮された低濃度冷媒作動物質対22が供給され且つ熱伝導性障壁36に対向して配置されるその側面に設けられた蒸気透過性液密的膜壁42を介して蒸気空間32からの冷媒蒸気20に作用される少なくとも1つの吸収チャネル40を有する。
この場合、吸収式冷凍機10は、高濃度冷媒作動物質対48からの冷媒の脱着のための脱着器46と、その後に膨張する冷媒14の凝縮のための凝縮器50をさらに備えている。
脱着器46は少なくとも1つの脱着ユニット46’を有し、該脱着ユニットは、熱伝導性気密的液密的障壁54によって少なくとも部分的に境界付けされ且つ加熱作用剤15が貫流する加熱作用剤チャネル56と、該熱伝導性障壁54に隣接する脱着チャネル58とを有する。該脱着チャネルは、高濃度冷媒作動物質対48に作用され且つ、熱伝導性障壁54に対向して配置されるその側面の蒸気透過性液密的膜壁60によって更なる蒸気空間62から分離されている。
脱着器46からの高温の濃縮された低濃度冷媒作動物質対の冷却のための熱伝達は、溶液熱交換器74で行うことができる。脱着器46からの濃縮された低濃度冷媒作動物質対22は、溶液熱交換器74で冷却される。同時に、脱着器46に入る高濃度冷媒作動物質対48は予熱される。脱着器46内の冷媒の脱着のためのエネルギー必要量は、溶液熱交換器74によって低減される。
作動物質対は、特に、冷媒として水と塩類溶液としてLiBr溶液とを含むことができる。特に、冷媒作用剤16は、冷水とすることができる。
吸収器18は、濃縮された低濃度冷媒作動物質対22に作用される吸収チャネル40を備える。吸収チャネル40は、蒸気透過性液密的膜壁42及び対向する膜壁42と熱伝導性気密的液密的障壁36とによって第1の蒸気空間32に向け境界付けされている。熱伝導性気密的液密的障壁36は冷却液34用の冷却剤チャネル38に隣接しており、冷却剤チャネル38が第1のハウジング44の内部に向かってさらに壁80によって終端している。
また、2つのチャンネル66、68を同様に含む凝縮器50は第2の蒸気空間62の上に隣接して設けられている。よって、蒸気の結露用の凝縮チャンネル68は、第2の蒸気空間62に隣接した凝縮器50の蒸気透過性液密的膜壁70に隣接している。この凝縮チャネル68は、熱伝導性気密的液密的障壁64によって膜壁70に対向して配置された側に接している。冷却剤チャネル66は、第2のハウジング72の内部に向かって更なる壁82によって終端して、直接熱伝導性障壁64に隣接している。
塩類溶液ラインにおける溶液熱交換器74は、脱着器46からの高温で濃縮された低濃度冷媒作動物質対22を、脱着器46からの低温の高濃度冷媒作動物質対48で冷却する。吸収式冷凍機内の圧力差は、当業者に一般に周知の方法でポンプ及び絞り弁を介して補償されている。吸収式冷凍機は、特に、冷水及び温水を供給することができる。しかし、水の代わりに、別の媒体でも加熱と冷却の機能を引き継ぐことができる。
図3は、脱着と凝縮器を備えない、いわゆるオープン吸収式冷凍機10の例示的な実施例を模式的な平面図で示したものである。この態様において、吸収式冷凍機10は、蒸発器12と吸収器18を含むハウジング44を備える。ハウジング44内は真空である。冷媒14、例えば水と、塩類溶液、例えば、LiBr溶液とを含む作業物質対は、このオープン吸収式冷凍機10に供給されている。再処理のために外部に出力され得る塩類溶液は、作業物質対から生成される。吸収式冷凍機は、操作するための冷却側に再び接続されている。
図4による本実施例の高集積化は、特に、蒸気透過性液密的膜壁と熱交換壁によって境界されているチャネルに案内される全ての液体の流れで可能となる。統合された蒸発器/吸収器ユニット82と統合された脱着器/凝縮器ユニット84は、蒸気透過性液密的膜壁と熱交換壁又は熱交換フィルムを伴うフレーム要素の対応する配列によって各々を実現することができる。よって、チャンネルは冷媒作用剤や冷水のため、濃縮、希釈された塩類溶液のため、及び蒸気のため、に製造されている。また、統合された蒸発器/吸収器ユニット82と統合された脱着器/凝縮器ユニット84は、別々のハウジング(図示せず)に配置されている。
10…吸収式冷凍機
12…蒸発器
12’…蒸発ユニット
14…冷媒
15…加熱作用剤
16…冷媒作用剤,冷媒作用剤回路
18…吸収器
18’…吸収ユニット
20…冷媒蒸気
22…濃縮された低濃度冷媒作動物質対
24…熱伝導性液密的障壁
26…冷媒作用剤チャネル
28…冷媒チャネル
30…蒸気透過性液密的膜壁
32…蒸気空間
34…冷却剤,冷却剤回路
36…熱伝導性気密的液密的障壁
38…冷却剤チャネル
40…吸収チャネル
42…蒸気透過性液密的膜壁
44…ハウジング
46…脱着器
46’…脱着ユニット
48…高濃度冷媒作動物質対
50…凝縮器
50’…凝縮ユニット
52…加熱作用剤
54…熱伝導性気密的液密的障壁
56…加熱作用剤チャネル
58…脱着チャネル
60…蒸気透過性液密的膜壁
62…更なる蒸気空間
64…熱伝導性気密的液密的障壁
66…冷却剤チャネル
68…凝縮チャネル
70…蒸気透過性液密的膜壁
72…ハウジング
74…溶液熱交換器
76…絞り弁
78…ポンプ
80…壁
82…統合された蒸発器/吸収器ユニット
84…統合された脱着器/凝縮器ユニット

Claims (14)

  1. 冷媒作用剤回路(16)から熱を吸収しつつ冷媒(14)を蒸発させる蒸発器(12)と、濃縮された低濃度冷媒作動物質(22)により冷媒蒸気(20)を吸収する吸収器(18)と、を備えた吸収式冷凍機(10)であって、
    前記蒸発器(12)は複数の前記蒸発ユニット(12’)を有し、前記蒸発ユニットの各々は、熱伝導性気密的液密的障壁(24)によって少なくとも部分的に境界付けされ且つ冷媒作用剤(16)が貫流する冷媒作用剤チャネル(26)と、前記熱伝導性障壁(24)に隣接し且つ冷媒(14)に作用され且つ前記熱伝導性障壁(24)に対向して配置
    されるその側面で蒸気透過性液密的膜壁(30)によって蒸気空間(32)から分離される少なくとも1つの冷媒チャネル(28)と、を有し、
    前記吸収器(18)は複数の吸収ユニット(18’)を有し、前記吸収ユニットの各々は、熱伝導性気密的液密的障壁(36)によって少なくとも部分的に境界付けされ且つ冷却剤(34)が貫流する冷却剤チャネル(38)と、前記熱伝導性障壁(36)に隣接し且つ濃縮された低濃度冷媒作動物質対(22)が供給され且つ前記熱伝導性障壁(36)に対向して配置されるその側面に設けられた蒸気透過性液密的膜壁(42)を介して蒸気空間(32)からの冷媒蒸気(20)に作用される少なくとも1つの吸収チャネル(40)と、を有し、
    それぞれの前記蒸発ユニット(12’)及びそれぞれの前記吸収ユニット(18’)は交互に設けられ、直接連続する前記蒸発ユニット及び前記吸収ユニット又は前記吸収ユニット及び前記蒸発ユニットのそれぞれの組が相互に対向した前記蒸気透過性液密的膜壁(30,42)を有するように、前記蒸発ユニット及び前記吸収ユニットの連続した配列で、統合された蒸発器/吸収器ユニット(82)が形成され、
    2つの前記吸収ユニット(18’)の間に配置された前記蒸発ユニット(12’)の各々は前記冷媒作用剤チャネル(26)の互いに対向する少なくとも2つの側面にそれぞれ冷媒チャネル(28)を有し、前記冷媒チャネルは、前記熱伝導性気密的液密的障壁(24)によって前記冷媒作用剤チャネルから分離され且つ前記熱伝導性障壁(24)に対向して配置されるその側面にて前記蒸気透過性液密的膜壁(30)によって蒸気空間(32)から分離され、
    2つの前記蒸発ユニット(12’)の間に配置された前記吸収ユニット(18’)の各々は冷却剤チャネル(38)の互いに対向する少なくとも2つの側面にそれぞれ吸収チャネル(40)を有し、前記吸収チャネルは、前記熱伝導性気密的液密的障壁(36)によって前記冷却剤チャネルから分離され且つ前記熱伝導性障壁(36)に対向して配置されるその側面に設けられた前記蒸気透過性液密的膜壁(42)を介して前記蒸気空間(32)からの冷媒蒸気(20)に作用される、ことを特徴とする吸収式冷凍機。
  2. 前記蒸気空間(32)内の圧力は、それぞれの前記蒸発ユニット(12’)の冷媒チャネル(26)内の前記熱伝導性気密的液密的障壁(24)にて蒸気が冷媒作用剤(16)の冷却により生成されるように減圧され、且つ、この蒸気は前記蒸気透過性液密的膜壁(30)を通って前記蒸気空間(32)へ入り、前記蒸気空間を介して、それぞれの前記吸収ユニット(18’)の吸収チャネル(40)は自身に印加された蒸気を取り入れることを特徴とする請求項1に記載の吸収式冷凍機。
  3. 前記蒸発器(12)と前記吸収器(18)は、前記蒸気空間(32)を含む共通のハウジング(44)内に収容されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸収式冷凍機。
  4. 濃度冷媒作動物質対(48)からの冷媒の脱着のための脱着器(46)と、その後に膨張する冷媒(14)の凝縮のための凝縮器(50)を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の吸収式冷凍機。
  5. 前記脱着器(46)は少なくとも1つの脱着ユニット(46’)を有し、前記脱着ユニットは、熱伝導性気密的液密的障壁(54)によって少なくとも部分的に境界付けされ且つ加熱作用剤(15)が貫流する加熱作用剤チャネル(56)と、前記熱伝導性障壁(54)に隣接する少なくとも1つの脱着チャネル(58)とを有し、前記脱着チャネルは、高濃度冷媒作動物質対(48)に作用され且つ、前記熱伝導性障壁(54)に対向して配置されるその側面にて蒸気透過性液密的膜壁(60)によって更なる蒸気空間(62)から分離され、
    前記凝縮器50は少なくとも1つの凝縮ユニット(50’)を有し、前記凝縮ユニット
    は、熱伝導性気密的液密的障壁(64)によって少なくとも部分的に境界付けされ且つ冷却剤(34)が貫流する冷却剤チャネル(66)と、前記熱伝導性障壁(64)に隣接する少なくとも1つの凝縮チャネル(68)を有し、前記凝縮チャネルは、前記熱伝導性障壁(64)に対向して配置されるその側面に設けられている蒸気透過性液密的膜壁(70)を介した前記更なる蒸気空間(62)からの蒸気に作用されることを特徴とする請求項4に記載の吸収式冷凍機。
  6. 前記脱着器(46)は複数の脱着ユニット(46)を備えることを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  7. 前記凝縮器(50)は複数の凝縮ユニット(50’)を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の吸収式冷凍機。
  8. 少なくとも1つの脱着ユニット(46’)が設けられ、前記脱着ユニットは加熱作用剤チャネル(56)の少なくとも2つの相互に対向する側面にそれぞれ脱着チャネル(58)を有し、前記脱着チャネルは熱伝導性気密的液密的障壁(54)によって前記加熱作用剤チャネルから分離され且つ前記熱伝導性障壁(54)に対向して配置された側にて蒸気透過性液密的膜壁(60)によって前記更なる蒸気空間(62)から分離されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1に記載の吸収式冷凍機。
  9. 少なくとも1つの凝縮ユニット(50’)が設けられ、前記凝縮ユニットは冷却剤チャネル(66)の少なくとも2つの相互に対向する側面にそれぞれ凝縮チャネル(68)を有し、前記凝縮チャネルは熱伝導性気密的液密的障壁(64)によって前記冷却剤チャネルから分離され且つ前記熱伝導性障壁(64)に対向して配置された側に設けられた蒸気透過性液密的膜壁(70)を介した前記更なる蒸気空間(62)からの蒸気によって作用されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1に記載の吸収式冷凍機。
  10. それぞれの真空は前記第1の蒸気空間(32)と前記更なる蒸気空間(62)の両方に存在し、前記更なる蒸気空間(62)内の圧力が前記第1の蒸気空間(32)のものよりも高いことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1に記載の吸収式冷凍機。
  11. 一方の前記蒸発器(12)及び前記吸収器(18)と他方の前記脱着器(46)及び前記凝縮器(50)とはそれぞれ、前記第1の及び更なる蒸気空間(32,62)を含む2つの別々のハウジング(44,72)に収容されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1に記載の吸収式冷凍機。
  12. それぞれの脱着ユニット(46’)及びそれぞれの凝縮ユニット(50’)は交互に設けられ、直接連続する脱着ユニット及び凝縮ユニット、又は脱着ユニット及び凝縮ユニットのそれぞれの組が相互に対向した前記蒸気透過性液密的膜壁(60,70)をするように、複数の脱着ユニット及び凝縮ユニットの連続した配列で、統合された脱着器/凝縮器ユニット(84)が形成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1に記載の吸収式冷凍機。
  13. 共通の冷却剤回路(34)は、前記吸収器(18)及び前記凝縮器(50)のために設けられることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1に記載の吸収式冷凍機。
  14. 異なるチャネルの境界となる前記熱伝導性気密的液密的障壁又は前記蒸気透過性液密的膜壁を含む前記異なるチャネルは、プラスチックから成ることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1に記載の吸収式冷凍機。
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