JP2009168358A - 冷水発生システム及び吸収式冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】低い熱源温度でも成績係数を向上できる冷水発生システムを得ること。
【解決手段】冷水発生システム70は、温水を熱源として冷水を発生する一重効用吸収式冷凍機1と、多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2とからなる。そして、この冷水発生システム70は、温水及び冷水を、先に一重効用吸収式冷凍機1に流し、次に多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2に流すように構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷水発生システム及び吸収式冷凍機に係り、特に、空気調和装置等の熱源機として使用される冷水発生システム及び吸収式冷凍機に好適なものである。
温水を熱源とする従来の一重効用吸収式冷凍機として、再生器、凝縮器、単段蒸発吸収器、これらの機器を結ぶ溶液流路及び冷媒流路、溶液及び冷媒をサイクル内に循環させる溶液ポンプ及び冷媒ポンプ、熱源である温水を流す熱源温水流路、冷水を流す冷水流路、冷却水を流す冷却水流路を備えたものがある。これに関する特許文献としては、特開2000−266422号公報(特許文献1)が挙げられる。
係る従来の一重効用吸収式冷凍機では、低い冷水温度、例えば7℃程度の冷水を取り出す場合、実用上80℃程度の高い熱源温度が必要であり、それより低い熱源を利用することができない、という課題があった。
そこで、二段吸収サイクルを用いて熱源温度が60℃程度まで利用できる吸収式冷凍機が検討されている。これに関する非特許文献としては、新エネルギー・産業技術総合開発機構平成13年度成果報告書「エネルギー有効利用基盤技術先導研究開発 低温排熱利用ハイブリッド空調システムの研究開発」(非特許文献1)が挙げられる。
特開2000−266422号公報 新エネルギー・産業技術総合開発機構平成13年度成果報告書「エネルギー有効利用基盤技術先導研究開発 低温排熱利用ハイブリッド空調システムの研究開発」
上述した二段吸収サイクルを用いた吸収式冷凍機では、低い熱源温度で利用する場合における吸収式冷凍機の成績係数(COP)を向上することが望まれる。
本発明の目的は、低い熱源温度でも成績係数を向上できる冷水発生システム及び吸収式冷凍機を得ることにある。
前述の目的を達成するための本発明の第1の態様は、温水を熱源として冷水を発生する一重効用吸収式冷凍機と、多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機とからなる冷水発生システムであって、前記温水及び前記冷水を、先に前記一重効用吸収式冷凍機に流し、次に前記多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機に流すように構成したことにある。
係る本発明の第1の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記一重効用吸収式冷凍機を複数台で構成したこと。
(2)前記(1)において、前記一重効用吸収式冷凍機を2台で構成し、前記多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機を1台で構成したこと。
(3)前記一重効用吸収式冷凍機の台数を前記多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機の台数より多くしたこと。
(4)前記一重効用吸収式冷凍機及び前記多段蒸発吸収器を冷却する冷却水を、先に前記一重効用吸収式冷凍機に流し、次に前記多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機に流すように構成したこと。
また、本発明の第2の態様は、再生器、凝縮器、蒸発吸収器、これらの機器を結ぶ溶液流路及び冷媒流路、溶液及び冷媒をサイクル内に循環させる溶液ポンプ及び冷媒ポンプ、熱源である温水を流す熱源温水流路、冷水を流す冷水流路を備えた吸収冷凍機において、1組で対となって機能する単段蒸発吸収器と複数組で対となって機能する多段蒸発吸収器とを組み合わせて前記蒸発吸収器を構成し、前記冷水を、先に前記単段蒸発吸収器に流し、次に前記多段蒸発吸収器に流すように構成したことにある。
係る本発明の第2の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記単段蒸発吸収器及び前記多段蒸発吸収器を冷却する冷却水を、先に前記単段蒸発吸収器に流し、次に多段蒸発吸収器に流すように構成したこと。
(2)前記単段蒸発吸収器を前記多段蒸発吸収器の上に設け、前記単段蒸発吸収器の蒸発器と前記多段蒸発吸収器の一方の段の蒸発器とを上下に連通すると共に、前記単段蒸発吸収器の吸収器と前記多段蒸発吸収器の一方の段の吸収器とを上下に連通し
たこと。
係る本発明の冷水発生システム及び吸収式冷凍機によれば、低い熱源温度でも成績係数を向上できる。
以下、本発明の複数の実施形態について図を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の冷水発生システム及びその変形例を図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の第1実施形態の冷水発生システム70の系統図、図2は図1の冷水発生システム70の変形例の系統図である。
本実施形態の冷水発生システム70は複数の吸収式冷凍機1、2を組み合わせて構成されている。複数の吸収式冷凍機1、2は、本実施形態では、単段蒸発吸収器21を備えた一重効用吸収式冷凍機1と、多段蒸発吸収器20を備えた一重効用吸収式冷凍機2とからなっており、排熱を利用した温水を熱源として駆動するものである。このように、本実施形態では、排熱を有効に冷水発生に利用できるので、単段蒸発吸収器のみを備えた一重効用吸収式冷凍機や冷水不足分を多重効用吸収式冷凍機で補うことと比較して、イニシャルコストやランニングコストを低減することができる。
一重効用吸収式冷凍機1は、単段蒸発吸収器21、再生器22、凝縮器23、濃溶液ポンプ30a、稀溶液ポンプ31、冷媒ポンプ32a、濃溶液流路40a、稀溶液流路41、冷媒流路50、熱源温水流路10a、冷水流路11a、冷却水流路12aを備えて構成されている。
また、多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2は、多段蒸発吸収器20、再生器22、凝縮器23、濃溶液ポンプ30a、30c、稀溶液ポンプ31、冷媒ポンプ32b、32c、濃溶液流路40a、40c、稀溶液流路41、冷媒流路50、51b、51c、熱源温水流路10b、冷水流路11b、冷却水流路12bを備えて構成されている。
熱源温水流路10a、10bは、この順に直列に接続されており、1つの熱源温水流路11を構成している。また、冷水流路11a、11bは、この順に直列に接続されており、1つの冷水流路11を構成している。そして、冷却水流路12a、12bは、それぞれ独立にまたは並列に構成されている。
冷房負荷系から高温となって戻ってきた冷水(例えば、温度15℃程度の冷水)は、まず、一重効用吸収式冷凍機1の冷水流路11aで、その蒸発吸収器21の蒸発器21a内に散布される冷媒と熱交換され、その冷媒の蒸発熱により中間温度(例えば、温度11℃程度)まで冷却される。冷水流路11aから出た冷水は、次に、多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2の冷水流路11bで、多段蒸発吸収器内に散布される冷媒と熱交換され、その冷媒の蒸発熱により所定の冷水温度(例えば、7℃程度)まで冷却され、冷房負荷系に戻される。
一方、排熱などで加熱された熱源温水、例えば90℃〜80℃程度の熱源温水は、まず、一重効用吸収式冷凍機1の熱源温水流路10aで再生器22内の稀溶液を加熱して冷媒蒸気を発生させ、例えば80℃〜60℃程度の温度まで低下される。熱源温水流路10aから出た熱源温水は、次に多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2の熱源温水流路10bで、再生器22内の稀溶液を加熱して冷媒蒸気を発生させ、例えば55℃程度になって外部へ排出される。
本実施形態によれば、一重効用吸収式冷凍機1の出口冷水温度を所定の冷水温度より高くすることができるので、当該吸収式冷凍機1における溶液濃縮及び冷媒再生温度を低くすることができる。さらに、熱源温水10を一重効用吸収式冷凍機1に先に流すことで、当該吸収式冷凍機1における溶液濃縮及び冷媒再生温度と熱源温水温度との差が大きくとれる。従って、熱源の熱を優先的に一重効用吸収式冷凍機1に入力し、効率よく冷水を冷却させることができる。さらに、多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2を用いたことにより、一重効用吸収式冷凍機1で利用できない低温の熱源温水を利用して所定の冷水温度まで冷却することができる。これらによって、排熱をより多く冷水の有効な熱エネルギーに変換できる。
一重効用吸収式冷凍機1は、二段吸収サイクルなどの多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2と比較して一般的に成績係数は良いが、熱源としては高い温度を必要とする。また、吸収式冷凍機サイクルの特性として、冷水温度が高いほど、また、冷却水温度が低いほど再生器22で溶液を濃縮し冷媒を再生するのに必要な温度が低くなる。よって、一重効用吸収式冷凍機1では、熱源温度と冷媒再生温度との差が大きくとれるので、吸収式冷凍機の駆動熱源としてより多くの熱を入れることが可能となる。成績係数の優れた一重効用吸収式冷凍機1側で優先的に熱源の熱を利用し、次に一重効用吸収式冷凍機1で利用のできない低温の排熱を多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2側で利用することで、排熱等の熱の利用範囲を効率よく拡大回収し、有益な冷水を発生することが可能となる。
なお、冷却水量を十分に確保できない場合は、図2に示すように、低い温度の冷却水を先に一重効用吸収式冷凍機1の冷却水流路12aに流した後、次に、多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2の冷却水流路12bに流す冷却水路12とすることが効果的である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の冷水発生システム及びその変形例について図3及び図4を用いて説明する。図3は本発明の第2実施形態の冷水発生システム70の系統図、図4は図3の冷水発生システム70の変形例の系統図である。この第2実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
この第2実施形態では、2台の一重効用吸収式冷凍機1a、1bと、1台の多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2と、を備えた冷水発生システム70である。熱源温水及び冷水を、2台の一重効用吸収式冷凍機1a、1bに先に流した後に、多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2に流す。
具体的には、一重効用吸収式冷凍機1a、1bのそれぞれで熱源温水流路10a、10aと冷水流路11a、11aとが対向流となるように、熱源温水を一重効用吸収式冷凍機1aの熱源温水流路10aに流した後に一重効用吸収式冷凍機1bの熱源温水流路10aに流し、冷水を一重効用吸収式冷凍機1bの冷水流路11aに流した後に一重効用吸収式冷凍機1aの冷水流路11aに流す。
係る第2実施形態によれば、第1実施形態よりもさらに効果が大きくなる。
なお、冷却水量を十分に確保できない場合は、図4に示すように、低い温度の冷却水を先に一重効用吸収式冷凍機1a、1bの冷却水流路12a、12bに流した後、次に、多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機2の冷却水流路12cに流す冷却水路12とすることが効果的である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態の吸収式冷凍機及びその変形例について図5及び図6を用いて説明する。図5は本発明の第3実施形態の吸収式冷凍機80の系統図、図6は図5の吸収式冷凍機80の変形例の系統図である。
本実施形態の吸収式冷凍機80は、多段蒸発吸収器20、単段蒸発吸収器21、再生器22、凝縮器23、濃溶液ポンプ30a、30b、30c、稀溶液ポンプ31、冷媒ポンプ32a、32b、32c、濃溶液流路40a、40b、40c、稀溶液流路41、冷媒流路50、51a、51b、51c、熱源温水流路10、冷却水流路12a、12b、12c、冷水流路11を備えて構成されている。本実施形態においては、冷凍機の冷媒には水、吸収剤には臭化リチウムが用いられ、排熱温水等を熱源として駆動するものである。
多段蒸発吸収器20は、低段蒸発器20a、低段吸収器20c、高段蒸発器20b、高段吸収器20dを備えて構成されている。単段蒸発吸収器21は、単段蒸発器21a、単段吸収器21cを備えて構成されている。再生器22は、低段再生器22a、高段再生器22b、熱源温水流路10を備えて構成されている。凝縮器23は、低段凝縮器23a、高段凝縮器23b、冷却水流路12aを備えて構成されている。冷水流路11は、冷水を単段蒸発器21a、低段蒸発器20aの順に流す。
次に、この吸収式冷凍機80の運転中の動作について説明する。
冷房に供される冷水は、冷水流路11を通して流れ、単段蒸発器21a、低段蒸発器20aにおいて、冷媒ポンプ32a、32cで蒸発器に散布された冷媒の蒸発熱によって冷却されて冷水流路11から冷房負荷系に送られる。このとき発生した冷媒蒸気は、単段吸収器21c、低段吸収器20cの溶液によって吸収される。この吸収によって蒸発器21a、20a内の圧力及び蒸発温度が低圧及び低温に維持される。
ここで、高温となって冷房負荷系から戻ってきた冷水は、単段蒸発器21aで中間温度まで冷却され、低段蒸発器20aで所定の温度まで冷却される。これにより、単段蒸発器21aの蒸発温度及び圧力を、冷水を所定の温度まで冷却するのに必要な蒸発温度及び圧力よりも高温及び高圧にすることができる。このため、単段吸収器21cではより薄い溶液濃度まで冷媒を吸収することが可能となり、単段蒸発吸収器での冷凍能力配分を大きくすることができる。
そして、単段吸収器21cで冷媒を吸収して薄くなった溶液は、低段吸収器20cへ送られ、低段蒸発器20aで冷水の熱を奪って蒸発した冷媒を吸収する。この低段吸収器20cの溶液は、高段蒸発器20bにおいて冷媒ポンプ32bにより散布された冷媒の蒸発熱によって冷却される。
低段吸収器20cで薄くなった溶液は、高段吸収器20dへと送られて高段吸収器20d内へ散布され、高段蒸発器20bで蒸発した冷媒を吸収して稀溶液となり再生器22へと送られる。なお、濃溶液の流入順路は、高段吸収器20d、低段吸収器20aの順番でもかまわない。
再生器22へ流入する稀溶液は十分薄くなっているので、低い熱源温度でも加熱濃縮し冷媒を再生することが可能となる。再生器22で濃縮された濃溶液は、再び単段吸収器21cへ送られる。また、再生した冷媒蒸気は、凝縮器23で冷媒液となり、再び単段蒸発器21a、低段蒸発器20a、高段蒸発器20bへと送られる。
ここで、本実施形態では、凝縮器23を低段凝縮器23a及び高段凝縮器23bに二分割し、再生器22を低段再生器22a及び高段再生器22bに二分割して、再生効率を向上させている。なお、必要に応じて、単段の凝縮器及び単段の再生器としてもよい。
第3実施形態では、吸収式冷凍機の構成として単段蒸発吸収器と多段蒸発吸収器を組み合わせることと、最初に単段蒸発吸収器に冷水を流し、次に多段蒸発吸収器に流すことで、排熱等の熱の利用範囲を効率よく拡大回収し、有益な冷水を発生することが可能となる。
なお、冷却水量を十分に確保できない場合は、図6に示すように、低い温度の冷却水を先に単段蒸発吸収器21に流した後、高段吸収器20dに流し、さらに低段凝縮器23aに流すようにすることが効果的である。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態の吸収式冷凍機及びその変形例について図7及び図8を用いて説明する。図7は本発明の第4実施形態の吸収式冷凍機80の系統図、図8は図7の吸収式冷凍機80の変形例の系統図である。この第4実施形態は、次に述べる点で第3実施形態と相違するものであり、その他の点については第3実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
この第4実施形態では、単段蒸発吸収器21を多段蒸発吸収器20の上に設置したことである。この第4実施形態によれば、重力の作用により溶液循環の一部を行うので、濃溶液ポンプを減らすことができる。
なお、冷却水量を十分に確保できない場合は、図8に示すように、低い温度の冷却水を先に単段蒸発吸収器21cに流した後、高段吸収器20dに流し、さらに低段凝縮器23aに流すようにすることが効果的である。
本発明の第1実施形態の冷水発生システムの系統図である。 図1の冷水発生システムの変形例の系統図である。 本発明の第2実施形態の冷水発生システムの系統図である。 図3の冷水発生システムの変形例の系統図である。 本発明の第3実施形態の吸収式冷凍機の系統図である。 図5の吸収式冷凍機の変形例の系統図である。 本発明の第4実施形態の吸収式冷凍機の系統図である。 図7の吸収式冷凍機の変形例の系統図である。
符号の説明
1、1a、1b…一重効用吸収式冷凍機、2…多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機、10…熱源温水流路、11…冷水流路、12、12a、12b、12c、12d…冷却水流路、20…多段蒸発吸収器、20a…低段蒸発器、20b…高段蒸発器、20c…低段吸収器、20d…高段吸収器、21…単段蒸発吸収器、21a…単段蒸発器、21c…単段吸収器、22…再生器、22a…低段再生器、22b…高段再生器、23…凝縮器、23a…低段凝縮器、23b…高段凝縮器、30a、30b、30c…濃溶液ポンプ、31…稀溶液ポンプ、32a、32b、32c…冷媒ポンプ、40a、40b、40c…濃溶液流路、41…稀溶液流路、50、51a、51b、51c…冷媒流路、70…冷水発生システム、80…吸収式冷凍機。

Claims (8)

  1. 温水を熱源として冷水を発生する一重効用吸収式冷凍機と、多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機とからなる冷水発生システムであって、
    前記温水及び前記冷水を、先に前記一重効用吸収式冷凍機に流し、次に前記多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機に流すように構成した
    ことを特徴とする冷水発生システム。
  2. 請求項1において、前記一重効用吸収式冷凍機を複数台で構成したことを特徴とする冷水発生システム。
  3. 請求項2において、前記一重効用吸収式冷凍機を2台で構成し、前記多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機を1台で構成したことを特徴とする冷水発生システム。
  4. 請求項1において、前記一重効用吸収式冷凍機の台数を前記多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機の台数より多くしたことを特徴とする冷水発生システム。
  5. 請求項1から4の何れかにおいて、前記一重効用吸収式冷凍機及び前記多段蒸発吸収器を冷却する冷却水を、先に前記一重効用吸収式冷凍機に流し、次に前記多段蒸発吸収器を備えた吸収式冷凍機に流すように構成したことを特徴とする冷水発生システム。
  6. 再生器、凝縮器、蒸発吸収器、これらの機器を結ぶ溶液流路及び冷媒流路、溶液及び冷媒をサイクル内に循環させる溶液ポンプ及び冷媒ポンプ、熱源である温水を流す熱源温水流路、冷水を流す冷水流路を備えた吸収冷凍機において、
    1組で対となって機能する単段蒸発吸収器と複数組で対となって機能する多段蒸発吸収器とを組み合わせて前記蒸発吸収器を構成し、
    前記冷水を、先に前記単段蒸発吸収器に流し、次に前記多段蒸発吸収器に流すように構成した
    ことを特徴とする吸収式冷凍機。
  7. 請求項6において、前記単段蒸発吸収器及び前記多段蒸発吸収器を冷却する冷却水を、先に前記単段蒸発吸収器に流し、次に多段蒸発吸収器に流すように構成したことを特徴とする吸収式冷凍機。
  8. 請求項6において、前記単段蒸発吸収器を前記多段蒸発吸収器の上に設け、前記単段蒸発吸収器の蒸発器と前記多段蒸発吸収器の一方の段の蒸発器とを上下に連通すると共に、前記単段蒸発吸収器の吸収器と前記多段蒸発吸収器の一方の段の吸収器とを上下に連通し
    たことを特徴とする吸収式冷凍機。
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