JP2014520532A - 乳化剤組成物およびこのような乳化剤組成物の使用方法 - Google Patents

乳化剤組成物およびこのような乳化剤組成物の使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乳化剤およびレシチンを含む乳化剤組成物を開示する。
【解決手段】乳化剤組成物は乾燥形態とすることができ、化合物を水中に分散させるために使用することができる。
【選択図】図2

Description

発明者
シレーン・バセース
マイケル・プライス
ブルース・セブリー
関連出願の相互参照
本特許出願は2011年6月30日に出願された米国特許仮出願第61/503,101号の優先権を主張するものであり、その記載内容全体を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。
技術分野
本開示の様々な実施形態は、食品および工業用途に使用することができる乳化剤組成物に関する。他の実施形態は、様々な乾燥品の水中への分散性を高めるために使用することができる乾燥乳化剤のブレンドに関する。
背景
乾燥乳化剤は乾燥品の水和を促進するために使用することができる。例えば、乾燥パン酵母の製造において、乳化剤は、酵母を湿気から保護すると共に、パン生地内においては酵母の復水を促す目的で使用される。
乾燥酵母産業に使用されてきた乳化剤の1つにモノステアリン酸ソルビタン(SMS)がある。SMSは融点が高く、水中で乳化させるために65℃付近まで加熱することを必要とする、HLB(親水性−親油性バランス)の低い乳化剤(HLB約4.5)である。60℃を超える温度でSMSを酵母と混合する処理を行うと酵母の一部が熱分解により失われてしまう。
乾燥酵母産業に使用されてきた他の乳化剤としてはモノグリセリドのクエン酸エステル(CITREM)が挙げられる。CITREMはSMSの全部または一部の代替品として使用することができる。CITREMはSMSよりもHLBが高く、SMSよりも親水性が高いので水分散性が高い。グリセロールの飽和脂肪酸エステルおよび/またはプロピレングリコールの脂肪酸エステルも乳化剤として使用することができる。しかしながら、これらの乳化剤は非常に高価である上に、冷水への溶解性が限られているという難点がある。
したがって、より性能が高く、かつ費用対効果の高い乾燥乳化剤が必要とされている。
発明の概要
本発明は、様々な実施形態のそれぞれにおいてこれらの要求を満たし、費用対効果がより高く、食品および工業用途に利用することができる乳化剤組成物を開示する。
一実施形態における乳化剤組成物は乳化剤およびレシチンを含む。この乳化剤組成物は乾燥形態にある。この乳化剤組成物の乾燥化合物を分散させるための使用も開示する。
他の実施形態における方法は、乾燥乳化剤を乾燥レシチンと混合する工程であって、これにより乳化剤ブレンドを製造することを含む。
さらなる実施形態における組成物は、脱脂(de-oiled)レシチンとモノステアリン酸ソルビタンまたはショ糖エステルとを含む。この組成物は乾燥形態にある。
さらなる実施形態における酵母製品を製造するための方法は、レシチンおよび乳化剤を含む乳化剤組成物を溶融させることと、この乳化剤組成物を水中に懸濁させることと、懸濁した乳化剤組成物を脱水酵母と混合し、それによって酵母製品を製造することと、この酵母製品を乾燥させることとを含む。
本発明の組成物の一実施形態の分散性を示すものである。 本発明の組成物の様々な実施形態の表面張力を示すものである。 本発明の組成物の他の実施形態の表面張力を示すものである。 本発明の組成物のさらなる実施形態の表面張力を示すものである。 本発明の組成物の実施形態の耐電解質性(electrolyte tolerance)を示すものである。 本発明の一実施形態の組成物の濡れ性をグラフに表したものである。
発明の詳細な説明
本特許出願(特許請求の範囲を含む)においては、実施例および特に指定した場合を除く全ての例における量または特性を表す数値は全て「約」という語で修飾されているものと理解されたい。以下の記載において説明する数値パラメータは全て、別段の指示がない限り、本開示による組成物および方法の所望の特性に応じて変化させることができる。本明細書に記載する各数値パラメータは、少なくとも、報告する有効数字の桁数に照らして、通常の丸め手法を適用して解釈すべきであるが、これは特許請求の範囲への均等論の適用を制限しようとするものではない。
本明細書の一部を構成するものとして特許、刊行物または他の開示資料を援用する場合は、本開示に記載する既存の定義、記述内容または他の開示資料と矛盾しない範囲に限り、その全体または一部を援用する。本明細書の開示内容が本明細書に援用する資料と矛盾する場合は常に本明細書の開示内容を優先する。
本明細書に開示する実施形態は、乾燥乳化剤ブレンドを構成するレシチンおよび他の乳化剤を含む組成物を含む組成物および方法を対象とする。乾燥乳化剤ブレンドは粉末とすることができ、あるいは水分含有率を5重量%未満とすることができる。他の実施形態においては、本組成物の粒子の平均粒度を5〜2000ミクロンとすることができ、他の実施形態においては平均粒度を10〜300ミクロンとすることができる。
一実施形態においては、レシチンは低HLB乳化剤と混合され、他の実施形態においては、レシチンは高HLB乳化剤と混合される。様々な実施形態においては、本組成物は、レシチンを本開示による組成物の5〜95重量%、10〜90重量%、20%〜80重量%の範囲の量、特定の実施形態においては30%〜70重量%の量でブレンドしたものであり、他の乳化剤は、本開示による組成物の5〜95重量%、10〜90重量%、20%〜80重量%の範囲の量、特定の実施形態においては30%〜70重量%の量で存在する。
レシチンは、例えば、卵黄、大豆およびキャノーラまたは菜種等の動物組織および植物組織に含まれる脂質である。レシチンには、これらに限定されるものではないが、リン脂質、例えば、ホスファチジルコリン(「PC」)、ホスファチジルイノシトール(「PI」)、およびホスファチジルエタノールアミン(「PE」)等の構成成分が含まれる。レシチンは両親媒性の性質を有するため、有効な加工助剤、乳化剤、分散剤および/または界面活性剤となる。レシチンはまた、水性媒体中でナノ分散体を形成し、高配合された有効物質を保持することができる天然成分でもある。しかしこのような水性媒体中におけるレシチンのpHおよび電解質に対する耐性は不十分になる傾向がある。
本開示による組成物および方法に使用するのに好適なレシチンとしては、これらに限定されるものではないが、粗精製濾過(crude filtered)レシチン、液状(fluid)レシチン、脱脂レシチン、化学改質および/または酵素改質(chemically and/or enzymatically modified)レシチン、規格化(standardized)レシチンおよびこれらのいずれかのブレンドが挙げられる。本開示に採用するレシチンの親水性−親油性バランス(「HLB」)値は、概して、レシチンを得るためおよび製造するために用いる処理条件および添加剤に応じて1.0〜10.0の範囲になる傾向にある。例えば、粗精製濾過レシチンのHLB値は約4.0であり、油中水型エマルジョンに有利である。規格化レシチンは、HLB値が10.0〜24.0の範囲にある共乳化剤を含み、それによってHLB値が7.0〜12.0のレシチン組成物が生成し、これは水中油型エマルジョンを生成するのに有利である。レシチンのHLBの初期値に関わらず、あらゆるレシチンまたはレシチンの組合せが本開示による組成物および方法に使用するのに適している。本開示による組成物および方法に有用なレシチンは、親水性−親油性バランスの値が10.0〜24.0の範囲にあり、特定の実施形態においては10.0〜18.0の範囲にある、共乳化剤を含むことができる。
他の実施形態においては、本発明のレシチンは脱脂レシチンである。本特許出願の譲受人であるArcher-Daniels-Midland Companyに譲受された米国特許出願第6,140,519号(当該明細書を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する)には、本特許出願に使用することができる脱脂レシチンを製造するための方法が記載されている。
他の実施形態においては、イリノイ州ディケーター(Decatur, IL)のArcher-Daniels-Midland Companyより入手できる商標ULTRALECの脱脂レシチンを本発明による組成物および方法において使用することができる。商標ULTRALECの脱脂レシチンは、アセトン不溶物を最低でも97%、水分を最高でも1%、ヘキサン不溶物を最高でも0.05%含み、有効(effective)HLBは7である。
レシチン等の両親媒性物質の乳化性および/または界面活性はその親水性−親油性バランス(「HLB」)値から予測することができる。HLB値は、両親媒性物質が相対的に油または水のどちらを選択するかの指標としての役割を果たすことができる。HLB値が高いほど分子の親水性が高く、HLBが低いほど分子の疎水性が高い。HLB値については米国特許第6,677,327号に説明されている。HLBは、Griffin,“Classification of Surface-Active Agents by 'HLB,'”J. Soc. Cosmetic Chemists 1 (1949); Griffin,“Calculation of HLB Values of Non-Ionic Surfactants,”J. Soc. Cosmetic Chemists 5 (1954); Davies,“A quantitative kinetic theory of emulsion type, I. Physical chemistry of the emulsifying agent,”Gas/Liquid and Liquid/Liquid Interfaces, Proceedings of the 2d International Congress on Surface Activity (1957);およびSchick,“Nonionic Surfactants: Physical Chemistry”, Marcel Dekker, Inc., New York, N.Y., pp. 439-47 (1987)にも解説されている。
本明細書に開示する実施形態は、本開示組成物を調製する方法も対象とする。一実施形態においては、乾燥形態のレシチンを乾燥形態の乳化剤と混合する。他の実施形態においては、所望の粒度(例えば、平均粒度10〜300ミクロン)を得るために乾燥レシチンおよび乾燥乳化剤を一緒に磨砕することができる。
一実施形態においては、レシチンと混合される乳化剤は低HLB乳化剤であり、これらに限定されるものではないが、モノステアリン酸ソルビタンが挙げられる。他の実施形態においては、レシチンと混合される乳化剤は高HLB乳化剤であり、これらに限定されるものではないが、ショ糖エステルが挙げられる。この高HLB乳化剤のHLB値は10〜18の間または14〜18の間とすることができ、低HLB乳化剤のHLB値は3〜9の間または3〜6の間とすることができる。他の実施形態においては、乳化剤として、モノステアリン酸ソルビタン、ショ糖エステル、アルキルポリグリコシド、ソルビタンエステル、ポリグリセロールエステル、ポリオールエステル、イソソルビドエステル、アルキルポリグルコシドまたはこれらの任意の組合せを用いることができる。さらなる実施形態においては、乳化剤として、カチオン性、アニオン性、非イオン性または両イオン性のものを用いることができる。
他の実施形態においては、レシチンと混合される乳化剤としてアルキルポリグリコシド(APG)を用いることができ、これは水和性農薬分散剤(dispersible pesticide dispersant)等の多くの農業用途に利用することができる。水和性農業用化合物を、本明細書に記載する乳化剤および/またはレシチンと混合し、水中投入用に粉砕して細粒化することによって水和性農業用製品を製造することができる。水和性農業用化合物は顆粒水和剤であってもよい。一実施形態においては、この農業用化合物は、栄養剤、土壌改良剤または農薬として使用される農業用含硫黄製品であってもよい。さらなる実施形態においては、この水和性農業用製品は、これらに限定されるものではないが、ブドウ、トマト、落花生等の草本性作物に使用することができる。
本明細書に開示する実施形態はまた、本開示による組成物の使用方法も対象とする。様々な実施形態において、本開示による組成物は、食品成分を即席食品化するための食品システム(food system)に使用することができる。食品成分としては:カカオ製品(これらに限定されるものではないが、粉末ココア等);タンパク質(小麦タンパク質、大豆タンパク質、キャノーラタンパク質、乳製品タンパク質(dairy protein)、カゼイン酸ナトリウム、乳タンパク質、卵タンパク質、ホエータンパク質が挙げられるが、これらに限定されるものではない);粉乳;栄養補助食品(ステロールおよび/またはステロールエステルが挙げられるが、これらに限定されるものではない);ミネラル類;ビタミン類;高脂肪食品成分;高タンパク食品成分;および脱水酵母を挙げることができる。本乳化剤組成物はまた、植物油と一緒に使用してエマルジョンを製造することができる。本開示による組成物は化粧品およびパーソナルケア製品にも使用することができ、あるいは農業用製品にさえも使用することができる。
他の実施形態においては、本発明の組成物は脱水酵母製品を製造するためのプロセスに使用することができる。このようなプロセスには、所望の水分含有率および/または所望のタンパク質含有率を有する酵母を提供する工程が含まれるであろう。この酵母は、粉々に崩しても、および/または本発明の乳化剤組成物と混合してもよい。乳化剤組成物を溶融させ、溶融した乳化剤組成物を混合しながら水中に懸濁させることによりエマルジョンを生成することによって乳化剤を調製することができる。本発明の乳化剤組成物はモノステアリン酸ソルビタン等の従来の乳化剤よりも低い温度で溶融するので、酵母の熱分解が低減されることになり、実用性が高くなると期待される。このエマルジョンを酵母に乾燥重量基準で0.25%までの量で添加する。酵母/エマルジョンの混合物を網目を通して押出成形することにより酵母/乳化剤組成物の粒子を形成することができる。この酵母/乳化剤組成物を乾燥し、回収し、包装することができる。
さらなる実施形態においては、乳化剤組成物は、ケーキ、マフィン、クッキー、パン、パイ皮、ビスケット、パンケーキまたは他のベーカリー製品を製造するためのベーカリーミックスに使用することができる。このようなミックスにおいて、乳化剤組成物は、食品成分(カカオ製品、ステロール、ビタミン、ミネラル、粉乳、脂肪を含む製品、タンパク質含有成分、高脂肪粉乳、加工デンプン(modified starch)および脱水酵母が挙げられるが、これらに限定されるものではない)の分散を促進することができる。
本明細書に示す実施形態をさらに説明するために、例示的かつ非限定的な実施例を次に示す。当業者であれば、これらの実施例の本発明の範囲内で様々な変形が可能であることを理解するであろう。
実施例1
モノステアリン酸ソルビタン(SMS)は冷水に不溶/非分散性であり、溶解させるために60℃で溶融させることが必要な低HLB水/油乳化剤である。しかしながら、SMSは一旦溶液を冷却すると沈殿する。通常、SMSは、このようなエマルジョンを安定化させるためにポリソルベート60またはポリソルベート80と併用される。
高温のSMS溶液に少量のポリソルベート80(高HLB)および違いを示す目的で橙赤色染料を添加すると、ポリソルベート80は高温のSMS中に完全に溶解した。図1の左側の試験管の底には沈殿した物質が見られ、分離が生じていることから分かるように、ポリソルベートを添加した後もSMSの分散作用は認められなかった。
ある量の脱脂レシチン(商標ULTRALEC P、イリノイ州ディケーターのArcher-Daniels-Midland Companyより入手可能)および橙赤色染料を高温のSMS溶液に加えた。予期せぬことに、これを冷却しても、図1の右側に示すように分離が起こらず、脱脂レシチンがSMS中で完全に分散性を保っていることが分かった。
実施例2
脱脂レシチン(商標ULTRALEC Pの脱脂レシチン、イリノイ州ディケーターのArcher-Daniels-Midland Companyより入手可能)およびモノステアリン酸ソルビタン(SMS(米国のBASFより入手可能)を使用し、次に示すブレンドが生成するように適量の脱脂レシチンおよびモノステアリン酸ソルビタンを秤量することによって乾燥ブレンドを作製した:脱脂レシチン:SMSの30:70ブレンド;脱脂レシチン:SMSの50:50ブレンド;および脱脂レシチン:SMSの70:30ブレンド。乳化剤を秤量し、実験室用粉砕機で微粉末を作製した。
脱脂レシチン、SMSおよび3種のブレンドの1%水溶液の表面張力を25℃で測定した。脱脂レシチン1%の表面張力は45ダイン/cmであり、同じ濃度のSMSの表面張力は約28ダイン/cmであった。脱脂レシチン、SMSならびに脱脂レシチン:SMSが30:70、50:50および70:30である3種のブレンドの表面張力を図2に示す。この3種のブレンドの表面張力はいずれもSMS単独の表面張力と同等であり、このようなブレンドが良好な相乗作用を呈することを示している。図3は、この実施例のブレンドの相乗作用を示すグラフである。本乳化剤ブレンドの濡れ性は、ブレンド比に関わらず、SMS単独の場合と比較してさほど変化しないままのようである。しかしながら、脱脂レシチンはSMSよりも低温で溶融することから、さらなる利点として、このようなブレンドは酵母産業またはより低い溶融温度が必要とされる他の用途において良好に機能するであろう。
実施例3
脱脂レシチン(商標ULTRALEC Pの脱脂レシチン、イリノイ州ディケーターのArcher-Daniels-Midland Companyより入手可能)およびショ糖エステルであるL−1695(ショ糖ラウリン酸エステル(米国の三菱化学フーズ株式会社(Mitsubishi-Kagaku Foods Corporation)より入手可能)を使用し、適量の脱脂レシチンおよびショ糖エステルを秤量して次に示すブレンドを作製することにより乾燥ブレンドを製造した:ショ糖エステル:脱脂レシチンの10:90ブレンド;ショ糖エステル:脱脂レシチンの30:70ブレンド;ショ糖エステル:脱脂レシチンの50:50ブレンド;ショ糖エステル:脱脂レシチンの70:30ブレンド;およびショ糖エステル:脱脂レシチンの90:10ブレンド。秤量した乳化剤を実験室用粉砕機で微粉末化した。
脱脂レシチン、ショ糖エステルおよび5種のショ糖エステル:脱脂レシチンブレンドの0.1%溶液を調製した。各溶液の表面張力を25℃で測定した。表面張力を図4に示す。左端がショ糖エステル100%、右端が脱脂レシチン100%であり、その間で量を変化させた。ショ糖エステルに脱脂レシチンを添加しても、この乳化剤の組合せの特性はショ糖エステルそのものと比較して実質的に変化しない。ショ糖エステルL−1695(ショ糖ラウリン酸エステル(モノエステル80%))のHLBは約16であり、表面張力は約32ダイン/cmであるが、起泡性も高い。脱脂レシチンをショ糖エステルに添加しても表面張力はショ糖エステル単独の場合に匹敵する値に維持されるが、それと同時に起泡性は低下する。さらに、ショ糖エステルは低pHおよび高電解質濃度で十分に機能するので、脱脂レシチン/ショ糖エステルの組合せもこのようなpHおよび電解質濃度で十分に機能するであろうと期待される。
実施例4
商標ULTRALEC Pの脱脂レシチン、ショ糖エステル、脱脂レシチン:ショ糖エステルの90:10ブレンド;脱脂レシチン:ショ糖エステルの80:20ブレンド;脱脂レシチン:ショ糖エステルの70:30ブレンドの1%(w/v)溶液を塩化ナトリウム1%の存在下に調製した。図5に示すように、脱脂レシチンそのものは試験管の底の沈降物から分かるように耐電解質性を示さなかったが、脱脂レシチン:ショ糖エステルのブレンドは、均一な色および試験管の底に沈降物が存在しないことから分かるように耐電解質性を示すことが明らかであった。図5は、左から右に向かって、脱脂レシチン;脱脂レシチン:ショ糖エステルの90:10ブレンド;脱脂レシチン:ショ糖エステルの80:20ブレンド;脱脂レシチン:ショ糖エステルの70:30ブレンド;およびショ糖エステルである。
実施例5
商標SMARTBINDの小麦タンパク分離物(カンザス州のADM Milling Company of Overland Parkより入手可能)を、水および脱脂レシチン/ショ糖エステルまたはレシチン/ポリグリセロールエステルを含む乳化剤溶液と一緒に造粒した。脱脂レシチンは商標ULTRALEC Pの脱脂レシチン(イリノイ州ディケーターのArcher-Daniels-Midland Companyより入手可能)とした。レシチンは商標YELKIN SSのレシチン(イリノイ州ディケーターのArcher-Daniels-Midland Companyより入手可能)とし、ポリグリセロールエステルは商標POLYALDO 10-1-CC KFGのポリグリセロールエステル(スイス国バーゼル(Basel, Switzerland)のLonza Group Ltd.より入手可能)とした。
小麦タンパク分離物を30℃の水を用いて噴霧造粒(spray agglomeration)した後、表1に示す量の乳化剤溶液(固形分5%)を用いて40℃で噴霧造粒した。
Figure 2014520532
造粒後、造粒産物12.5グラムを水237.5グラム中に周囲温度で分散させた。分散液に関する結果を表2に示す。脱脂レシチンおよびショ糖エステルのブレンドは脱脂レシチン単独またはショ糖エステル単独の場合よりも分散性が高かった。
Figure 2014520532
実施例6
脱脂レシチン(商標ULTRALEC Pの脱脂レシチン、イリノイ州ディケーターのArcher-Daniels-Midland Companyより入手可能)80%およびショ糖エステルL−1695すなわちショ糖ラウリン酸エステル(米国三菱化学フーズ株式会社より入手可能)20%の乾燥ブレンドを作製した。
ショ糖エステルの粒度分析を行ったところ、ショ糖エステルは大粒のロウ状のフレーク状粒子であり、嵩密度が0.40g/ccであり、ショ糖エステルの粒度分布の80%超が40メッシュ(400μm)を超えることがわかった。ショ糖エステルと脱脂レシチンとをブレンドする最初の試験では、ブレンドが不均一であり、分離しやすい可能性があった。
ショ糖エステルを粉砕して脱脂レシチン粒子と実質的に等しい粒度に低減する、すなわちショ糖エステル粒子の80%超の粒度が40メッシュ(400μm)未満となるのに必要な条件を求めるために、Fitzmill LI-Aを用いてショ糖エステルの粉砕試験を行った。回分式Vブレンダーを使用して、粉砕したショ糖エステルおよび脱脂レシチンのブレンド試験を行ったところ、回分式ブレンドを2分間行うことにより、均一性が視認できる脱脂レシチン粒子および粉砕されたショ糖エステルのブレンドが得られることが分かった。ブレンド試験が成功した後、ブレンドの規模を拡大して:Schench AccuRateからの商標MECHATRON LIWの少量用(low range)振動フィーダー(vibro feeder)を使用して脱脂レシチンを14lb/時(6.35kg/時)の速度で供給し;Schenck 302スクリューフィーダーを使用してショ糖エステルを6lb/時(2.72kg/時)の速度で供給し;缶体の回転数を10に設定して理論上の滞留時間を5分間としたジグザグブレンダー(zig-zag blender)を使用してショ糖エステルおよび脱脂レシチンをブレンドした。このようなブレンド試験により、粒度が実質的に等しいショ糖エステル20%および脱脂レシチン80%が均一にブレンドされた組成物を得た。
実施例7
高脂肪粉乳を実施例6の脱脂レシチン/ショ糖エステルブレンドと一緒に造粒した。高脂肪粉乳(脂肪分25〜30%、Land-O-Lakesより入手可能)を30℃の水を用いて噴霧造粒した後、40℃の脱脂レシチン/ショ糖エステルブレンドの溶液(固形分5%)を用いてStephan Mixerで噴霧造粒した。溶液を減圧下に一定速度で撹拌しながら低速で噴霧した。造粒された粉乳を水分含有率が1%未満になるまで乾燥させた。また、対照として、脱脂レシチン/ショ糖エステルブレンドを使用せずに高脂肪粉乳を造粒した。
実施例8
濡れ速度/分散性を測定するために、実施例7において調製した脱脂レシチン/ショ糖エステルのブレンドを含む造粒粉乳および対照について接触角測定を行った。測定はKruss Easy Drop AngleのV−103型の装置を使用して行った。造粒した粉乳試料を長方形のウェルプレートに詰め、この粉乳の床に水滴を載せた。Kruss Easy Drop Angle装置を用いて各試料のビデオを撮影し、時間の経過に伴う接触角を測定した。濡れ速度を求めるために、時間に対する接触角をプロットした。傾きは試料が水中に分散するのに要する時間を示しており、固体粉末の濡れ性を定量化することができる。結果を表3および図6に示す。10回を超える測定を行い、平均値を求めた。傾きが高いほど粉末の濡れ速度が速い。
Figure 2014520532
本開示内容を特定の例示的な実施形態、組成物およびその使用を参照して説明してきた。しかしながら、当業者であれば、本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく様々な代替、修正または例示的な実施形態の任意の組合せが可能であることを認識するであろう。したがって、本開示は、例示的な実施形態の記載により制限されるのではなく、出願された特許請求の範囲により限定される。

Claims (36)

  1. 乳化剤と、
    レシチンと
    を含み、乾燥形態にある、乳化剤組成物。
  2. 前記レシチンが、粗精製濾過レシチン、液体レシチン、脱脂レシチン、化学改質および/または酵素改質レシチン、規格化レシチンならびにこれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項1に記載の乳化剤組成物。
  3. 前記レシチンが脱脂レシチンである、請求項1または2に記載の乳化剤組成物。
  4. 前記乳化剤が3〜9の間のHLB値を有する、請求項1または2に記載の乳化剤組成物。
  5. 前記乳化剤10〜18の間のHLB値を有する、請求項1または2に記載の乳化剤組成物。
  6. 前記乳化剤が、カチオン性、アニオン性、非イオン性、または両イオン性である、請求項1または2に記載の乳化剤組成物。
  7. 前記乳化剤が、モノステアリン酸ソルビタン、ショ糖エステル、アルキルポリグリコシド、ソルビタンエステル、ポリグリセロールエステル、ポリオールエステル、イソソルビドエステル、アルキルポリグルコシドおよびこれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項1または2に記載の乳化剤組成物。
  8. 前記乳化剤が5〜95重量%存在する、請求項1または2に記載の乳化剤組成物。
  9. 前記レシチンが5〜95重量%存在する、請求項1または2に記載の乳化剤組成物。
  10. 粉末である、請求項1または2に記載の乳化剤組成物。
  11. 水分含有率が5%未満である、請求項1または2に記載の乳化剤組成物。
  12. 前記乳化剤組成物を水溶液中に分散させると、分散した乳化剤組成物が、極端なpH、極端な電解質濃度およびこれらの組合せに耐性を示す、請求項1または2に記載の乳化剤組成物。
  13. 請求項1または2に記載の乳化剤組成物を含む乾燥酵母組成物。
  14. 請求項1または2に記載の乳化剤組成物を含むタンパク質含有組成物。
  15. 前記タンパク質含有組成物が、前記タンパク質と前記乳化剤組成物との造粒物を含む、請求項14に記載のタンパク質含有組成物。
  16. 前記タンパク質含有組成物が、平均粒度が5〜2000ミクロンの間にある粒子を含む、請求項14または15に記載のタンパク質含有組成物。
  17. 前記タンパク質が、小麦タンパク質、大豆タンパク質、キャノーラタンパク質、乳製品タンパク質、カゼイン酸ナトリウム、ホエータンパク質、乳タンパク質、卵タンパク質およびこれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項14または15に記載のタンパク質含有組成物。
  18. 請求項1または2に記載の乳化剤組成物を含む食品。
  19. 前記食品が、ケーキ、マフィン、クッキー、パン、パイ皮、ビスケット、パンケーキまたは他のベーカリー製品を製造するための乾燥ベーカリーミックスである、請求項18に記載の食品。
  20. 前記食品組成物がエマルジョンであり、前記食品が植物油をさらに含む、請求項18に記載の食品。
  21. 乾燥乳化剤を乾燥レシチンと混合する工程であって、これにより乳化剤ブレンドを生成する工程を含む、方法。
  22. 前記乾燥乳化剤と前記乾燥レシチンを一緒に磨砕する工程をさらに含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記乳化剤ブレンドを水溶液中に配置する工程をさらに含む、請求項21または22に記載の方法。
  24. 乾燥化合物を前記水溶液中で前記乳化剤ブレンドと一緒に造粒する工程をさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 乾燥化合物を分散させる方法であって、
    前記乾燥化合物を請求項1または2に記載の乳化剤組成物と混合する工程であって、これによりブレンドを生成する工程と、
    前記ブレンドを水溶液中に配置する工程と
    を含む方法。
  26. 前記乾燥化合物がタンパク質である、請求項25に記載の方法。
  27. 前記タンパク質が、小麦タンパク質、大豆タンパク質、キャノーラタンパク質、乳製品タンパク質、カゼイン酸ナトリウム、ホエータンパク質、乳タンパク質、卵タンパク質およびこれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項26に記載の方法。
  28. 前記乾燥化合物がカカオ製品である、請求項25に記載の方法。
  29. 前記乾燥化合物が脱水酵母または加工デンプンである、請求項25に記載の方法。
  30. 前記乾燥化合物が食品成分である、請求項25に記載の方法。
  31. 前記食品成分が、カカオ製品、ステロール、ビタミン、ミネラル、粉乳、脂肪含有製品、タンパク質含有成分および脱水酵母からなる群から選択される、請求項30に記載の方法。
  32. 脱脂レシチンと、
    モノステアリン酸ソルビタンまたはショ糖エステルと
    を含み、乾燥形態にある、組成物。
  33. 酵母製品を製造するための方法であって、
    レシチンと乳化剤を含む乳化剤組成物を溶融させる工程と、
    前記乳化剤組成物を水中に懸濁させる工程と、
    前記懸濁している乳化剤組成物を脱水酵母と混合する工程であって、これにより前記酵母製品を生成する工程と、
    前記酵母製品を乾燥させる工程と
    を含む、方法。
  34. 前記レシチンが脱脂レシチンである、請求項33に記載の方法。
  35. 前記乳化剤が、モノステアリン酸ソルビタン、ショ糖エステル、アルキルポリグリコシド、ソルビタンエステル、ポリグリセロールエステル、ポリオールエステル、イソソルビドエステル、アルキルポリグルコシドおよびこれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項33または34に記載の方法。
  36. 請求項1または2に記載の乳化剤組成物を含む農業用組成物であって、顆粒水和剤をさらに含む、農業用組成物。
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