JP2014517175A - 軌道のバラストをクリーニングするための機械 - Google Patents

Abstract

軌道（３）のバラスト（２）をクリーニングするための機械（１）は、複数のチェーン通路（７）内をガイドされる除去チェーン（８）を有している。ふるい分け装置（１０）にバラストを搬送するために設けられたチェーン通路（７）は、底部開口（１３）を有している。この底部開口（１３）内には、軸線を中心として回転可能な複数のふるい分け軸が、ふるい分け底部を形成するために配置されている。

Description

本発明は、軌道のバラストをクリーニングするための機械であって、レール走行装置に支持された機械フレームと、ふるい分け装置と、廃物搬送ベルトと、複数のチェーン通路内をガイドされるエンドレスの除去チェーンから形成されている、バラスト取込み用に設けられた除去装置とを備えており、互いに結合されたチェーン通路が、軌道平面に対して傾斜された除去平面内に位置決めされているものに関する。

ＤＥ３６４１９１７Ａ１により既に、クリーニング効率改善のために、チェーン通路の底面をふるい分け面として形成することが公知である。しかしながら、この付加的なふるい分け装置は、ふるい分けようとするバラストに湿った粘土が付着している場合には、効果を発揮しない。

本発明の課題は、冒頭で述べた形式の機械を改良して、特に汚れの著しいバラストにおいて、改良されたクリーニング性能が得られるようにすることにある。

この課題は本発明に基づき、独立請求項の特徴部に記載の複数の特徴を有する、冒頭で述べた形式の機械によって解決される。

これらの特徴の組合わせにより、取り込まれたバラストの極めて有効な前ふるい分け手段が得られるので、ふるい分け装置の負担が軽減され、延いてはクリーニングの質が改善される。

本発明の別の利点は、従属請求項及び図面の説明に記載されている。

以下に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳しく説明する。

軌道のバラストをクリーニングするための機械の概略的な側面図である。 底部開口を有するチェーン通路の拡大側面図である。 前記底部開口を上から見た図である。

図１に示した軌道３のバラスト２をクリーニングするための機械１は、レール走行装置４に支持された機械フレーム５を有している。バラスト２を取り込むために、除去装置６が設けられている。この除去装置６は、複数のチェーン通路７内をガイドされるエンドレスの除去チェーン８から形成されており、この場合、互いに結合されたチェーン通路７は、軌道平面に対して傾斜された除去平面９内に位置決めされている。除去装置６により取り込まれたバラスト２は、ふるい分け装置１０に供給される。クリーニングに際して発生する廃物は、廃物搬送ベルト１１を介して除去される。クリーニングされたバラスト２は、搬送ベルト１２を介して軌道３上に投下される。

図２及び図３から判るように、ふるい分け装置１０にバラスト２を搬送するために設けられた、除去装置６のチェーン通路７は、底部開口１３を有している。この底部開口１３内には、バラスト搬送方向１４に連続して位置決めされていて、軸線１５を中心として回転可能な複数のふるい分け軸１６が配置されている。これらのふるい分け軸１６は、それぞれ軸線１５の方向で互いに間隔を置かれた、ふるい分け底部１８を形成する複数のふるい分け体１７を有している。この場合、ふるい分け軸１６は、除去チェーン８がふるい分け体１７のすぐ上側でチェーン通路７内をバラスト搬送方向１４に案内されるように、位置決めされている。

ふるい分け体１７は、ふるい分け軸１６の軸線１５に対して垂直に配置されたディスク１９として、星形又は多角形の画成線２０を備えて形成されている。ふるい分け軸１６は、チェーン２２を介して互いに回転伝動するように結合されていて、駆動装置２３によって回転させられる。底部開口１３は、合理的には廃物搬送ベルト１１の上側に配置されている。廃物搬送ベルト１１と底部開口１３との間には、シュート２１が設けられている。

搬送方向１４に延びる底部開口１３の長さは、基本的に最大の構成で、チェーン通路７の全長にわたって延在していてよい。これに関連して、底部開口全体の下側に、廃物除去専用の搬送ベルトが設けられていると合理的である。

Claims (5)

1. 軌道（３）のバラスト（２）をクリーニングするための機械（１）であって、レール走行装置（４）に支持された機械フレーム（５）と、ふるい分け装置（１０）と、廃物搬送ベルト（１１）と、複数のチェーン通路（７）内をガイドされるエンドレスの除去チェーン（８）から形成されている、バラスト取込み用に設けられた除去装置（６）とを備えており、互いに結合されたチェーン通路（７）が、軌道平面に対して傾斜された除去平面（９）内に位置決めされているものにおいて、
   イ）ふるい分け装置（１０）にバラストを搬送するために設けられたチェーン通路（７）は、底部開口（１３）を有しており、
   ロ）該底部開口（１３）内に、バラスト搬送方向（１４）に連続して位置決めされていて、軸線（１５）を中心として回転可能な複数のふるい分け軸（１６）が配置されており、
   ハ）各ふるい分け軸（１６）は、軸線（１５）の方向で互いに間隔を置かれた、ふるい分け底部（１８）を形成する複数のふるい分け体（１７）を有していることを特徴とする、軌道（３）のバラスト（２）をクリーニングするための機械（１）。
2. 前記ふるい分け体（１７）は、ふるい分け軸（１６）の軸線（１５）に対して垂直に配置されたディスク（１９）として形成されていて、星形又は多角形の画成線（２０）を備えている、請求項１記載の機械。
3. 前記ふるい分け軸（１６）は、互いに回転伝動するように結合されている、請求項１記載の機械。
4. 前記底部開口（１３）は、前記廃物搬送ベルト（１１）の上側に配置されている、請求項１記載の機械。
5. 前記底部開口（１３）と前記廃物搬送ベルト（１１）との間に、シュート（２１）が配置されている、請求項４記載の機械。

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