JP2014511672A - 乾燥処理されたタバコ及び乾燥処理方法 - Google Patents

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Abstract

タバコを乾燥処理するための方法が提供される。この方法は、タバコを予乾する、傷付ける、空気混和する及び乾燥する各ステップを含み、ここで各ステップは、月ではなく時間又は日にちで測られる。いくつかの態様において、空気混和は、2時間から12時間以下を要し得る。いくつかの態様において、乾燥処理方法の全てが、24時間以下で完了し得る。

Description

本発明は、タバコから製造され若しくはこれに由来する製品、又は別な方法によりタバコを組み込んだ製品であって、人による消費を意図する製品に関する。特に対象とするのは、ニコチアナ属種(Nicotiana species)由来のタバコ植物又は植物の一部から得られ又はこれに由来し、乾燥処理され、及び別な方法により経口使用又は喫煙可能なタバコ製品における使用のために構成された原料又は成分である。
紙巻タバコなどの人気ある喫煙品は、ほぼ円筒状の棒形の構造を有し、巻紙によって囲まれた刻みタバコ(例えば、カットフィラーの形態の)などの喫煙可能材料の充填物、巻き物又は円柱状物を含み、それにより所謂「タバコ棒」を形成しており、これは典型的には、1種以上のニコチアナ属種由来の部分を含む。通常、紙巻タバコは、タバコ棒と端と端とが繋がった位置関係で一直線に配列された、円筒状のフィルタエレメントを有する。典型的には、フィルタエレメントは、周囲を「プラグラップ(plug wrap)」として知られている紙材で囲まれた、可塑化された酢酸セルロース・トウを含む。ある紙巻タバコは、多重の区画を有するフィルタエレメントを組み込み、これらの区画の1つは活性炭粒子を含むことができる。典型的には、フィルタエレメントは、「チップペーパー」として知られている、周囲を囲むように包む材料を用いてタバコ棒の一端に取り付けられる。吸い込まれる本流の煙を大気により希釈するために、先端取り付けのための材料及びプラグラップに穴を開けることもまた、好ましくなっている。紙巻タバコは、その一端に火を付け、タバコ棒を燃やすことによって喫煙者に用いられる。そうして喫煙者は、紙巻タバコの反対側の端(例えばフィルタ端)から吸引することにより、本流の煙を彼/彼女の口の中に受け入れる。
紙巻タバコの製造に用いられるタバコは、典型的にはブレンドされた形態で使用される。例えば、ある種の人気あるタバコブレンドは、一般に「アメリカンブレンド」と呼ばれ、熱風乾燥タバコ、バーレータバコ及びオリエンタルタバコの混合物、並びに多くの場合、再構成されたタバコ及び加工されたタバコの茎などの一定の加工されたタバコを含む。特定の紙巻タバコブランドの製造に用いられるタバコブレンド中の各タバコの種類の正確な量は、ブランド毎に変わる。しかし、多くのタバコブレンドに対して、熱風乾燥されたタバコは、ブレンドの相対的に大きな比率を構成する一方、オリエンタルタバコはブレンドの相対的に小さな比率を構成する。例えば、Tobacco Encyclopedia、Voges(編)44−45頁(1984)、Browne、The Design of Cigarettes、第3版、43頁(1990)及びTobacco Production,Chemistry and Technology、Davisら(編)346頁(1999)を見られたい。
タバコはまた、所謂「無煙の」形態においても味わい得る。特に人気ある無煙タバコ製品は、何らかの形態の加工されたタバコ又はタバコを含む配合物を利用者の口の中に挿入することによって用いられる。様々な種類の無煙タバコ製品が、Sensabaugh,Jr.らに対する米国特許第4,528,993号、Storyらに対する第4,624,269号、Townsendに対する第4,987,907号、Sprinkle三世らに対する第5,092,352号及びWhiteらに対する第5,387,416号、Stricklandらに対する米国特許出願公開第2005/0244521号及びKumarらに対する第2009/0293889号、Arnarpらに対するPCT特許出願公開第WO04/095959号、Atchleyらに対するPCT特許出願公開第WO05/063060号、Bjorkholmに対するPCT特許出願公開第WO05/016036号及びQuinterらに対するPCT特許出願公開第WO05/041699号に示されており、これらのそれぞれを参照により本明細書に組み込む。例えば、Atchleyらに対する米国特許第6,953,040号及びAtchleyらに対する第7,032,601号に示される無煙タバコ配合物の種類、原料及び加工の方法論を見られたく、これらのそれぞれを参照により本明細書に組み込む。
様々なタバコ種が栽培され、収穫され、加工される方法は周知である。Garner、USDA Bulletin 143号、7−54(1909)、Darkisら、Ind.Eng.Chem.、28、1214−1223(1936)、Baconら、USDA Tech.Bulletin 1032号(1951)、Darkisら、Ind.Eng.Chem.、44、284−291(1952)、Baconら、Ind.Eng.Chem.、44、292−309(1952)、Curing Flue−Cured Tobacco in Canada、Publication 1312/E(1987)及びSuggsら、Tob.Sci.、33、86−90(1989)を見られたい。また、Hawks,Jr.、Principles of Flue−Cured Tobacco Production、第2補訂版(1978)、Flue−Cured Tobacco Information 1993、N.C.Coop.Ext.Serv.及びPeeleら、Rec.Adv.Tob.Sci.、21、81−123(1995)も見られたい。これらの引用文献を、参照により本明細書に組み込む。一般的に、収穫は、植物のライフサイクルの中の望ましい時点で植物からタバコ葉を除去することによって、老化過程をかく乱することを包含する。
バージニアタバコなどの特定のタバコを、小屋内で所謂熱風乾燥法を用いて熱風乾燥することは、一般的な慣例である。Cooperら、VPI Bull.、37(6)、3−28(1939)、Brownら、Agric.Eng.、29(3)、109−111(1948)、Johnsonら、Job.Sci.、4、49−55(1960)、Johnson、Rec.Adv.Tob.Sci.、Inag.Vol.、63−78(1974)、Peeleら、Rec.Adv.Job.Sci.、21、81−123(1995)。乾燥処理されるタバコは、周知の認められた農耕条件下で栽培されたものでよく、公知の手法を用いて収穫されたものでよい。このようなタバコは、典型的には、緑タバコと呼ばれる。最も好ましくは、収穫されたタバコは適度に熟した又は成熟したものである。Peeleら、Rec.Adv.Tob.Sci.、21、81−123(1995)。熟した又は成熟したタバコは、典型的には、未熟又は未成熟なタバコが要するよりもより短い乾燥処理時間しか必要としない。
典型的な条件下で、緑タバコは、本技術分野において一般的に乾燥小屋と呼ばれる、タバコを乾燥処理するのに適合した囲い内に入れられる。タバコは典型的には熱の利用を含む乾燥処理条件に晒される。緑タバコは様々なやり方で小屋内に置くことができ、典型的には個人の好みの方法として行われる。然るが故に、小屋内に置かれるタバコの量、箱内のタバコの充填密度、小屋内でのタバコの間隔の空け方及び小屋内での種々のタバコ試料の位置の個々の決定において、幅広い自由裁量がある。例えば、Peeleに対する米国特許出願公開第2001/0386号及びTobacco Production,Chemistry and Technology、Davisら(編)131−133頁(1999)を見られたい。火力乾燥、自然乾燥、日干乾燥及びその他の乾燥処理方法もまた本技術分野において公知である。
乾燥処理の間、タバコが晒される温度条件は様々であり得る。その間タバコの乾燥処理が起こる時間枠もまた様々であり得る。バージニアタバコの熱風乾燥に対して、タバコが晒される温度は、典型的には約35℃から約75℃の範囲であり、タバコがこのような高められた温度に晒される時間は通常少なくとも約120時間であるが、通常は約200時間よりも短い。本明細書中に報告される乾燥処理温度は、概して、乾燥処理プロセスステップ中の乾燥小屋内の平均気温を表わす。平均気温は、乾燥小屋内の1点以上又は1箇所以上において測定され、これは、乾燥処理ステップの間にタバコが受ける温度の正確な指標を与える。典型的には、バージニアタバコは最初に黄化(yellowing)処理ステップに供され、それによってタバコは約35℃から約40℃において約24から約72時間、好ましくは約36から約60時間加熱され、次に、葉の乾燥処理ステップに供され、それによってタバコは約40℃から約57℃において約48時間加熱され、そして次に、中肋(すなわち茎)の乾燥処理ステップに供され、それによってタバコは約57℃から約75℃において約48時間加熱される。乾燥処理の間に、バージニアタバコを約70℃を超えて約75℃までの温度に晒すことは、短時間であってもこのタバコを過剰に高い温度に晒すことが、乾燥処理したタバコの品質を低下させる効果を有し得ることから、望ましくない。典型的には、黄化段階の間は、好ましくはいくらかの大気が小屋に導入され、葉の乾燥段階の間は、好ましくはかなりのより多くの大気が小屋に導入され、そして中肋の乾燥段階の間は、好ましくは小屋内に加熱空気が再循環される。乾燥処理の間の小屋内の相対湿度は様々であり、乾燥処理の間、小屋内の相対湿度が変化することが観測される。典型的には、黄化段階の間、乾燥小屋内において約85%の相対湿度が保たれるが、しかしその後、葉の乾燥段階及び中肋の乾燥段階の間、着実に低下していくことが観測される。勿論、火力乾燥及び自然乾燥はそれぞれ、乾燥処理の様々なステップに対して、異なる温度、湿度及び時間の条件を提供する。
タバコが乾燥処理条件に晒された後、加熱の使用は停止される。典型的には、大気をこのタバコと接触させるために、小屋の外気通風調節装置が開放される。然るが故に、大気中の湿気がタバコに湿り気を与えることとなり、非常に乾燥した乾燥処理したばかりのタバコの脆さが低減される。冷却されたタバコはその後降ろされ、タバコは乾燥小屋から移動される。一般的に、火力乾燥した経口使用タバコ用のタバコは、乾燥処理が完了した後、少なくとも3年間貯蔵、熟成され、その期間に嫌気的発酵が起こる。この嫌気的発酵貯蔵期間の後、熟成されたタバコは、最新の湿性嗅ぎタバコ製品に使用するための準備として、5週間から8週間の好気的発酵を受け、この好気的発酵は、概してタバコ中の苦味を起こす化合物の存在を低減する。
しかし、多くの場合、苦味はタバコ中に残り、マスキングのための風味料の添加又は苦味の低減のための化学物質による処理が必要となる。この伝統的な乾燥処理及び熟成方法に要する長時間は、経口使用タバコ/無煙タバコの製造における高い費用及び遅延を招く。加えて、この方法は、好ましからざる、タバコ特異ニトロソアミンのレベルをもたらす。ニトロソアミンは、空気、食品、飲料、化粧品中及び医薬中にまでも存在することが知られている。Preussmanら、Chemical Carcinogens、第2補訂版、第2巻、Searle(編)ACS Monograph 182、829−868(1984)。タバコ及びタバコの煙もまたニトロソアミンを含むことが知られている。Greenら、Rec.Adv.Tob.Sci.、22、131(1996)。タバコは、タバコ特異ニトロソアミン(TSNA)として知られる種類のニトロソアミンを含むことが知られている。Hecht、Chem.Res.Toxicol.、11(6)、559−603(1998)、Hecht、Mut.Res.、424(1、2)、127−142(1999)。TSNAは、無煙タバコ中に存在することが報告されている、Brunnemannら、Canc.Lett.、37、7−16(1987)、Tricker、Canc.Lett.、42、113−118(1988)、Andersenら、Canc.Res.、49、5895−5900(1989)、cigarette smoke、Spiegelhalderら、Euro.J.Canc.Prev.、5(1)、33−38(1996)、Hoffmanら、J.Toxicol.Env.Hlth.、50、307−364(1997)、Borgerdingら、Food Chem.Toxicol.、36、169−182(1997)、nicotine−containing gum、Osterdahl、Food Chem.Toxic.、28(9)、619−622(1990)及びnicotine−containing transdermal patch、Adlkofer、In:Clarkeら(編)、Effects of Nicotine on Biological Systems II、17−25(1995)。
緑の収穫したばかりのタバコは、実質的にTSNAを含まないことが報告されている。Parsons、Tob.Sci.、30、81−82(1986)、Spiegelhalderら、Euro.J.Canc.Prev.、5(1)、33−38(1996)、Brunnemannら、J.Toxicol.−Clin.Toxicol.、19(6及び7)、661−668(1982−3)、Andersenら、J.Agric.Food Chem.、37(1)、44−50(1989)、Djordjevicら、J.Agric.Food Chem.、37、752−756(1989)。しかし、タバコが受ける収穫後の加工の間に、TSNAが生成することが観測されている。Tricker、Canc.Lett.、42、113−118(1988)、Chamberlainら、J.Agric.Food Chem.、36、48−50(1988)。TSNAは、ニコチンなどのタバコアルカロイドがニトロソ化されたときに形成されると認知されている。Hecht、Chem.Res.Toxicol.、11(6)、559−603(1998)。TSNA生成の機構の研究に向けて費やされた、相当な努力が存在している。
タバコの乾燥処理の間のTSNA生成の機構の研究に向けて、特にバーレータバコに対して、著しい努力が費やされている。結果として、バーレータバコの自然乾燥の間に、微生物に媒介される硝酸塩の亜硝酸塩への転化、及びそれに続く硝酸塩由来の化学種の、タバコ中に存在するアルカロイドとの反応の結果として、TSNAが生成することが推論されている。Hamiltonら、Tob.Sci.、26、133−137(1982)、Burtonら、J.Agric.Food Chem.、40、1050−1055(1992)、Bushら、Coresta Bulletin Information、要約 9814(1995)、Wiernikら、Rec.Adv.Tob.Sci.、21、39−80(1995)、Cuiら、TCRC(1996)。バージニアタバコの熱風乾燥の間にTSNAが生成する機構は、自然乾燥されたバーレータバコに対して推論されるこの機構と類似することも示唆されている。Djordjevicら、J.Agric.Food Chem.、37、752−756(1989)及びPeeleら、Coresta Bulletin Information、要約 9822(1995)を見られたい。PCT第WO98/05226号及びPCT第WO98/58555号並びにO’Donnellらに対する米国特許第5,803,801号も見られたい。
特定の種類のタバコ、特に特選品を、所謂火力乾燥法を用いて乾燥処理することは知られた慣例である。Leggら、TCRC(1986)。バージニアタバコなどの特定のタバコを、小屋内で所謂熱風乾燥法を用いて熱風乾燥することもまた一般的な慣例となっており、その熱風乾燥法の1つの概要が上記に含まれる。Cooperら、VPI Bull.、37(6)、3−28(1939)、Brownら、Agric.Eng.、29(3)、109−111(1948)、Johnsonら、Tob.Sci.、4、49−55(1960)、Peeleら、Rec.Adv.Tob.Sci.、21、81−123(1995)。タバコ葉が収穫され、小屋内に置かれ、熱の利用に供される。近年、特に北アメリカにおいて、タバコを所謂直火乾燥技法を用いて乾燥処理することが一般的な慣例となっている。典型的な直火加熱装置はプロパンを熱源とし、使用している間、これらの加熱装置が排気ガスを生成し、この排気ガスが乾燥処理しているタバコと接触する。結果として、乾燥処理しているタバコは、これらの排気ガス中に存在し得る窒素酸化物を含むプロパンの燃焼生成物に晒されることが一般的であり、乾燥小屋内のタバコが、所要時間が約6日である典型的な乾燥処理周期の間、約0.5から約2キログラムの窒素酸化物に晒されることは特別なことではない。
熱風乾燥技法を用いて乾燥処理された特定の種類のタバコは、自然乾燥された似た種類の類似のタバコに比較して、より高いレベルのTSNAを提供することが報告されている。Chamberlainら、Beitr.Tabak.、15(2)、87−92(1992)。更に、所謂直火加熱技法とニトロソアミン生成との間の潜在的な関係について、タバコ産業外の産業において調査がなされている。IARC Monograph、17、35−47(1978)、Stehlikら、Ecotoxicol.Envir.Saf、6、495−500(1982)、Scanlanら、In:Loeppkyら(編) Nitrosamines and Related N−Nitroso Compounds、34−41(1994)。しかし、直火加熱技法は、常にニトロソアミン生成と関連している訳ではない。Larssonら、Swedish J.Agric.Sci.、20(2)、49−56(1990)。
タバコ中のTSNAレベルを低減する試みがなされている。例えば、自然乾燥の間に温度及び湿気を制御することが、バーレータバコなどの自然乾燥されたタバコ中のTSNAレベルの低下に効果を有し得ることが示唆されている。IARC Monograph、84、451−455(1986)を見られたい。Northwayらに対する米国特許第5,810,020号に記載される方法によるなどの、TSNAを除去するためにタバコを加工することが提案されている。また、極めて低いTSNAレベルを有するタバコを提供するために、マイクロ波の照射の利用と高温処理との組み合わせにおいてタバコを乾燥処理することも提案されている。PCT第WO98/05226号及びPCT第WO98/58555号並びにO’Donnellらに対する米国特許第5,803,801号を見られたい。乾燥処理の間にタバコを化学的に改質してTSNAを低減する少なくとも1つの方法が、Perfettiらに対する米国特許第7,293,564号に提示されている。本発明の原則を守る上で、低温乾燥及び塩乾燥のプロセスステップもまた、最終的なTSNAレベルの低下を助け得る。
無煙タバコ製品の1つの種類は「嗅ぎタバコ(snuff)」と呼ばれる。一般的に「スヌス(snus)」と呼ばれる湿性嗅ぎタバコ製品の種類を含む代表的な当該製品の種類は、欧州、特にスウェーデンにおいて、Swedish Match AB、Fiedler & Lundgren AB、Gustavus AB、Skandinavisk Tobakskompagni A/S及びRocker Production ABなどの会社により、又はこれらの会社を通して製造されている。市販されている代表的な無煙タバコ製品としては、R.J.Reynolds Tobacco CompanyによるCAMEL Snus、CAMEL Orbs、CAMEL Strips及びCAMEL Sticks、American Snuff Company,LLCによるGRIZZLY湿性タバコ、KODIAK湿性タバコ、LEVI GARRETT手巻き用タバコ及びTAYLOR’ PRIDE手巻き用タバコ、Swisher International,Inc.によるKAYAK湿性嗅ぎタバコ及びCHATTANOOGA CHEW噛みタバコ、Pinkerton Tobacco Co.LPによるREDMAN噛みタバコ、U.S.Smokeless Tobacco CompanyによるCOPENHAGEN湿性タバコ、COPENHAGEN Pouches、SKOAL Bandits、SKOAL Pouches、RED SEALロングカット及びREVEL Mint Tobacco Packs並びにPhilip Morris USAによるMARLBORO Snus及びTabokaと呼ばれる無煙タバコ製品が挙げられる。また、代表的な無煙タバコ製品が、House of Oliver Twist A/SによりOliver Twistの商品名でも市販されている。例えば、Bryzgalovら、1N1800 Life Cycle Assessment、Comparative Life Cycle Assessment of General Loose and Portion Snus(2005)も見られたい。加えて、スヌスの製造に関連する特定の品質基準が、所謂GothiaTek基準として構築されている。
米国特許第4,528,993号明細書 米国特許第4,624,269号明細書 米国特許第4,987,907号明細書 米国特許第5,092,352号明細書 米国特許第5,387,416号明細書 米国特許出願公開第2005/0244521号明細書 米国特許出願公開第2009/0293889号明細書 国際公開第2004/095959号 国際公開第2005/063060号 国際公開第2005/016036号 国際公開第2005/041699号 米国特許第6,953,040号明細書 米国特許第7,032,601号明細書 米国特許出願公開第2001/0000386号明細書 国際公開第98/05226号 国際公開第98/58555号 米国特許第5,803,801号明細書 米国特許第5,810,020号明細書 米国特許第7,293,564号明細書
Tobacco Encyclopedia、Voges(編)44−45頁(1984) Browne、The Design of Cigarettes、第3版、43頁(1990) Tobacco Production,Chemistry and Technology、Davisら(編)346頁(1999) Garner、USDA Bulletin 143号、7−54(1909) Darkisら、Ind.Eng.Chem.、28、1214−1223(1936) Baconら、USDA Tech.Bulletin 1032号(1951) Darkisら、Ind.Eng.Chem.、44、284−291(1952) Baconら、Ind.Eng.Chem.、44、292−309(1952) Curing Flue−Cured Tobacco in Canada、Publication 1312/E(1987) Suggsら、Tob.Sci.、33、86−90(1989) Hawks,Jr.、Principles of Flue−Cured Tobacco Production、第2補訂版(1978) Flue−Cured Tobacco Information 1993、N.C.Coop.Ext.Serv. Peeleら、Rec.Adv.Tob.Sci.、21、81−123(1995) Cooperら、VPI Bull.、37(6)、3−28(1939) Brownら、Agric.Eng.、29(3)、109−111(1948) Johnsonら、Job.Sci.、4、49−55(1960) Johnson、Rec.Adv.Tob.Sci.、Inag.Vol.、63−78(1974) Tobacco Production,Chemistry and Technology、Davisら(編)131−133頁(1999) Preussmanら、Chemical Carcinogens、第2補訂版、第2巻、Searle(編)ACS Monograph 182、829−868(1984) Greenら、Rec.Adv.Tob.Sci.、22、131(1996) Hecht、Chem.Res.Toxicol.、11(6)、559−603(1998) Hecht、Mut.Res.、424(1、2)、127−142(1999) Brunnemannら、Canc.Lett.、37、7−16(1987) Tricker、Canc.Lett.、42、113−118(1988) Andersenら、Canc.Res.、49、5895−5900(1989) cigarette smoke、Spiegelhalderら、Euro.J.Canc.Prev.、5(1)、33−38(1996) Hoffmanら、J.Toxicol.Env.Hlth.、50、307−364(1997) Borgerdingら、Food Chem.Toxicol.、36、169−182(1997) nicotine−containing gum、Osterdahl、Food Chem.Toxic.、28(9)、619−622(1990) nicotine−containing transdermal patch、Adlkofer、In:Clarkeら(編)、Effects of Nicotine on Biological Systems II、17−25(1995) Parsons、Tob.Sci.、30、81−82(1986) Brunnemannら、J.Toxicol.−Clin.Toxicol.、19(6及び7)、661−668(1982−3) Andersenら、J.Agric.Food Chem.、37(1)、44−50(1989) Djordjevicら、J.Agric.Food Chem.、37、752−756(1989) Chamberlainら、J.Agric.Food Chem.、36、48−50(1988) Hamiltonら、Tob.Sci.、26、133−137(1982) Burtonら、J.Agric.Food Chem.、40、1050−1055(1992) Bushら、Coresta Bulletin Information、要約 9814(1995) Wiernikら、Rec.Adv.Tob.Sci.、21、39−80(1995) Cuiら、TCRC(1996) Peeleら、Coresta Bulletin Information、要約 9822(1995) Leggら、TCRC(1986) Chamberlainら、Beitr.Tabak.、15(2)、87−92(1992) IARC Monograph、17、35−47(1978) Stehlikら、Ecotoxicol.Envir.Saf、6、495−500(1982) Scanlanら、In:Loeppkyら(編) ニトロソアミン及び関連するN−ニトロソ化合物(Nitrosamines and Related N−Nitroso Compounds)、34−41(1994) Larssonら、Swedish J.Agric.Sci.、20(2)、49−56(1990) IARC Monograph、84、451−455(1986) Bryzgalovら、1N1800 Life Cycle Assessment、Comparative Life Cycle Assessment of General Loose and Portion Snus(2005)
乾燥処理のためのタバコの加工に伴う方法の種類及び時間は様々であり、自然乾燥、熱風乾燥、火力乾燥及びその他の乾燥処理方法を含む。無煙タバコ製品の製造において有用な、タバコ(並びにタバコ組成物及び配合物)の特徴及び特質を変えるための方法を提供することが望ましい。特に、より短い乾燥処理時間、低減された苦味及び低減されたTSNAの存在を含む乾燥処理されたタバコ及びその製造方法を提供することが望ましい。
(要旨)
一態様において、本発明の実施形態は、タバコ及びタバコ製品、並びにタバコの乾燥処理方法を含み得る。別の態様において、本発明の実施形態は、タバコの乾燥処理方法であって、該方法が、タバコを予乾(wilting)する、傷付ける(bruising)、空気混和(aerating)する及び乾燥するステップを含む、方法を含み得る。
ある種の態様において、本発明の方法は、伝統的な方法で乾燥処理された経口使用タバコに比較して、低減された苦味、より短い乾燥処理時間及びより低いTSNA含有量を有する乾燥処理されたタバコを提供し得る。一態様において、本発明は、本明細書に記載された方法に従って乾燥処理されたタバコ材料を含む無煙タバコ製品に使用するためのタバコ組成物を含み得る。
実施形態の様々な要素の関係及び作用は、以下の詳細な記載を参照することによってよりよく理解され得る。しかし、−本開示に鑑みて−当業者は、全て本発明の範囲内である、本明細書に開示された実施形態の異なる態様を利用することが可能となるので、実施形態は本明細書に明示的に詳述された実施形態に限定されるものではない。本明細書及び特許請求の範囲における使い方として、単数形である「a」、「an」及び「the」は、文脈が明らかに別途の規定をしない限りにおいて、複数の指示物を包含する。「乾燥重量パーセント」又は「乾燥重量基準」への言及は、乾燥した成分(すなわち、水を除く全成分)を基準とする重量を意味する。「X%」として与えられる水分含有量の表記は、記載された材料中の水の重量パーセントに関してなされる。
ある態様において、本発明の方法は、経口使用タバコ及びその他のタバコ製品に対して伝統的に用いられている乾燥処理方法に比較して、所要時間において大幅に短い乾燥処理方法を提供し得る。当業者及びタバコ事業に精通した人ならば直ちに、現在の方法に伴う数ヶ月及び数年ですらある期間ではなく、むしろ数時間又は2、3日の内に、経口使用タバコへの最終的な加工の準備ができたタバコを供給する乾燥処理方法に伴う、効率の向上及びコスト削減を認める。乾燥処理時間の低減及び熟成/発酵工程の削除に伴う意義深い製造効率に加えて、最終製品が、伝統的に製造された経口使用/無煙タバコに対して優位にある望ましい特徴を含む。製造されるタバコは、概して、現在知られ、本技術分野で使用されている他の方法により提供される経口使用タバコよりも、少ない苦味及び低いTSNA含有量を含む。
1種以上のニコチアナ属種由来のタバコの選択は様々であることができ、特にタバコ(複数可)の種類は様々であり得る。用いることができるタバコとしては、バージニア(例えばK326)、バーレー、インディアンクルノール(Indian Kurnool)並びに、Katerini、Prelip、Komotini、Xanthi及びYambolタバコ、Maryland、Passanda、Cubano、Jatin及びBezukiタバコ、North Wisconsin及びGalpaoタバコ、Red Russian及びRusticaタバコ、並びに様々なその他の珍しい又は特選のタバコを含むオリエンタルタバコが挙げられる。様々な種類のタバコ、栽培の慣例及び収穫の慣例の記述が、Tobacco Production、Chemistry and Technology、Davisら(編)(1999)に示され、これを参照により本明細書に組み込む。様々な代表的な種類のニコチアナ属種由来の植物が、Goodspeed、ニコチアナ属(The Genus Nicotiana)、(Chonica Botanica)(1954)、Sensabaugh,Jr.らに対する米国特許第4,660,577号、Whiteらに対する第5,387,416号及びLawsonらに対する第7,025,066号、Lawrence,Jr.に対する米国特許出願公開第2006/0037623号及びMarshallらに対する第2008/0245377号に示され、これらのそれぞれを参照により本明細書に組み込む。
本文書の背景技術の項に述べたように、収穫されたニコチアナ属種の植物は、典型的には乾燥処理方法に供される。好ましくは、乾燥処理された収穫タバコは、次に熟成される。ニコチアナ属種の植物の少なくとも一部(例えば、タバコ部分の少なくとも一部)は、未熟の形態で用いることができる。すなわち、植物、又はこの植物の少なくとも一部は、通常熟した又は成熟したと見なされる段階に達する前に収穫することができる。然るが故に、例えば、タバコ植物が萌芽の段階にある、葉を形成し始めている、種を結び始めている、開花し始めているなどの時期に、タバコは収穫されることができる。
ニコチアナ属種の植物の少なくとも一部(例えば、タバコ部分の少なくとも一部)は、熟した形態で用いることができる。すなわち、植物、又はこの植物の少なくとも一部は、この植物(又は植物の一部)が、伝統的に熟した、熟し過ぎた又は成熟したと見なされる時点に到達した時期に収穫することができる。然るが故に、例えば、耕作者によって従来用いられているタバコ収穫技法を用いることを通して、オリエンタルタバコ植物が収穫でき、バーレータバコ植物が収穫でき、又はバージニアタバコ葉が収穫でき又は茎の位置で摘み取ることができる。
収穫の後、ニコチアナ属種の植物又はその一部は、緑の形態で使用し得る(例えば、タバコは、如何なる乾燥処理方法にも供されることなく使用することができる。)。例えば、伝統的な使用において、緑の形態のタバコは、凍結され、凍結乾燥され、放射線照射に供され、黄化され、乾燥され、調理される(例えば、焼かれ、揚げられ又は茹でられる)ことができ、さもなければ、後の使用のための貯蔵若しくは処理に供されることができる。そのようなタバコはまた、熟成条件に供されることもできる。
本発明によれば、タバコは、熟成を行わず、経口使用に適する望ましいタバコ製品を提供するために使用し得る乾燥処理方法に供し得る。そのタバコ製品は、好ましくは使用者にとって望ましい味及び歯触りを提供する。そのタバコ製品は、好ましくは、伝統的な熟成及び乾燥処理技法に伴う苦味を含まず、好ましくは、伝統的な熟成及び乾燥処理技法によって加工された経口使用タバコに比較して大幅に少ないTSNAを含む。
本発明に則り、望ましい経口使用タバコを製造するように構成された方法がここに記載される。
加工業者は、最初に新鮮な緑の葉タバコを受け入れる。葉は、タバコ葉の栽培及び収穫に伴うゴミ(泥、砂、昆虫の一部、塵埃等)を除去するために十分な最少量の水にて洗浄されてもよい。葉は、TSNAの生成に関与するものを含む微生物相を低減又は除去するために、放射線照射されてもよい。放射線照射は、この初期の段階で又は後で行われ得る。放射線照射の代替又は追加として用いられ得る微生物相に関する他の方法として、殺生物剤の適用及びすすぎ/洗浄(例えば、例として、食品グレードの生の農産物に適用される二重又は三重の洗浄手順など)が挙げられる。1つの具体的なすすぎの例として、水道水を用いた噴霧による二重の洗浄が挙げられ、該洗浄は、泥、昆虫及び微生物を除去するために収穫後に用いられる。別な例としては、緑葉野菜に対して商業的に用いられているものと同様の三重洗浄であり、該洗浄は、泥を除去するための噴霧又は浸漬による第1の洗浄、殺菌溶液(例えば50ppmを超える塩素を含まない)の噴霧又は同溶液への浸漬による第2の洗浄及び、殺菌溶液を除去するための、非循環使用の水を用いた最終的な噴霧を含む。葉の上の茎である中肋は、この浄化段階で除去されてもよく、また、予乾ステップの後で除去されてもよい。
次に、葉は、その水分含有量を、典型的な収穫時のレベルである約85%から低減するために予乾される。水分含有量は約70%よりも低く低減されてよく、約64%から約68%まで低減されてよく、しかし、好ましくは少なくとも約60−75%の範囲の水分含有量まで低減され、しかし概して約50%より低くは低減されない。予乾されていない葉は典型的には始めは膨張しており、本明細書に記載された予乾方法は、葉をよりしなやかで容易には破れない状態に保つ。葉を広げて、屋内の通常の室温及び湿度(湿度約50%で約20−24℃)に晒すことにより、このステップは約18時間を要し得る。しかし、当業者であれば、この時間が、周囲の温度、湿度、空気流などに依存して変化し得ることを理解する。例えば、予乾は、温度、相対湿度及びタバコ床の深さに依存して、約5時間から約8時間を要し得る。この予乾は、適切なコンベアベルト上で、又は葉を吊り下げることにより、適切な間隔を空けて、空気の流通がある温かい場所で実施されてもよい。
予乾の前に葉の中肋が除去されていない場合は、次のステップに進行する前にこれらが除去されてもよい。
中肋の除去及び予乾の後、葉は、叩き切られ、引き裂かれ、刻まれ、切断され又はその他の方法でより小さな断片に加工されて(如何なるそれらの組み合わせをも含む)、約3mmから約7mm(約1/8インチから約1/4インチ)の長さの断片とする。これは手動によって、又は、フードプロセッサ(小規模の生産)若しくは大規模な商業生産のために構成された同等の機械装置などの市販の切断機を用いた、自動化された方式によって実施することができる。好ましくは、この行為は葉の表面を「傷付け」、これが葉の細胞からポリフェノールを放出する(例えば、ポリフェノール酸化酵素−カットフルーツにおいて褐変を起こす酵素−などの酵素が放出され得る。)。これは、多くの伝統的な乾燥処理方法とは対照的な位置にあり、伝統的な乾燥処理方法においては、傷付けることは極力避けられる。細胞壁を破壊し、細胞壁の内側から水分を放出させる方法で葉を傷付ける如何なる行為(−例えば−ローラ掛け、圧縮又は叩きなど)も、本明細書に記載された実施形態の範囲内において有用であり得るため、タバコは切断されたり叩き切られたりする必要はない。葉がこの段階において切断されたり叩き切られたりしない場合は、タバコに対して、所望の最終使用(例えば、経口使用、喫煙タバコなど)に対して使用可能な形態とすることが必要であるので、その後の段階において切断されたり叩き切られたりしてよい。
熱風乾燥及び殆どの日干乾燥による養生法は、ポリフェノールの酸化を防止又は制限する。本発明の方法の自然乾燥は、ポリフェノールの酸化を促進する。従来の自然乾燥されたタバコ及びいくつかの日干乾燥されたタバコにおいて、葉の細胞がその構造の完全な状態を失い、破裂し、水を含むポリフェノールが空気に晒されると、ポリフェノールの酸化が起こる。熱風乾燥方式及び殆どの日干乾燥方式は、細胞壁の破裂の前に水分を除去し、そのためポリフェノールの酸化を防ぐ。しかし、熱風乾燥方式において、温度を57℃(135°F)に上昇させる前に、長時間の黄化を行うこと又は十分な水分を適正に除去しないことは、ポリフェノールの酸化を引き起こす。熱風乾燥、日干乾燥及び自然乾燥の従来方式においては、黄化及び乾燥段階において、多くの化学変化、すなわちデンプンの糖への転化、タンパク質の解体など、が起こる。対照的に、本明細書に記載された形式の乾燥処理は、従来の乾燥処理方法において生じるその他の化学的な及び構造上の状態とは独立である、制御されたポリフェノールの酸化過程を可能にする。
次に、切断され/叩き切られたタバコの断片は、酸化を起こさせる空気混和のために広げられ又は回転混合される。タバコ葉の空気混和を行うために、断片は、空気混和用の台、スクリーン、非付着性の金属表面、コンベアベルト又は、断片の周囲に効率的な空気流を好ましく供給するように構成された他の表面の上に、実質的に単層に広げられることが好ましい。他の選択肢としては、タバコを回転混合用容器若しくは蓋付容器又はその他の空気混和が可能な容器(複数可)内に、コンベヤ(例えばコンベアベルト(複数可)、壇、棚枠)又は、タバコを適当な時間固定/移動して空気混和を可能とするように構成され得るその他の表面の上に置き、タバコの周囲に空気流を供給することが挙げられる。回転混合用容器は、その名のとおりに構成されたもの、若しくは水平動の回転容器(例えば、布地乾燥器又はセメント混合器のような)であってよく、及び/又は1つ以上の混合/拡散アーム(例えば台所用ミキサのような)を内包してもよい。平らな、全体に非多孔性の表面の上に広げられた場合には、効率的な空気混和を強化するように構成された空気混和用の台若しくは他の表面又は容器を使用する場合に比較して、空気混和ステップは3倍から6倍の時間を要し得る。空気混和用の台を用いて、空気混和ステップが要する時間は僅か約1時間以下とし得る。一般的に、空気混和ステップの要する時間は12時間以下とし得、時に空気混和の要する時間は9時間以下とし得、しばしば空気混和の要する時間は6時間以下とし得、多くの場合空気混和の要する時間は4時間以下とし得、空気混和の要する時間は2時間以下とし得る。
一例として、加工された(例えば叩き切られた、引き裂かれた等の)タバコは、回転混合筒(又はパンコーティング装置)の中に置かれてもよく、該回転混合筒内で、タバコ断片が動く間に更に摩擦及び傷付けがなされ得る。この工程は「回転混合による酸化」と呼ばれ得る。回転混合工程及び非回転混合工程の間、遊離した液体及び酵素を包含するタバコ材料は酸素及び起こり得る化学的又は生化学的変化に晒される。酸化の程度は、空気に晒される時間及び空気中の水分レベルに応じて変わり得る。空気中の水分が約50%水分以上となり得る条件下で、酸化処理ステップは、約1時間から約6時間を要し得る。
空気混和の間、酸化工程の結果として、タバコは緑の葉から斑な緑−褐色ないし暗褐色に色を変化させる。色の変化は、葉の内部で自然に起こる化学反応の視覚的な指針を提供し、空気混和が完了した時の決定を補助するために用い得る。勿論、所望の空気混和/酸化レベルを測定するための他の葉の試験方法が、本技術分野において知られている。空気混和ステップもまた、予乾について上述したものと同様又は類似の環境条件にて実施してもよい。本方法のこのステップ及び/又はその他のステップにおいて、タバコはエチレンに暴露されてもよい。エチレンへの暴露は、例えば葉緑素の破壊を含む化学変化を刺激し得て、葉緑素の破壊は、タバコ製品(例えば経口使用タバコ)における識別可能な風味の変化に関係し得る。
次に、褐色の葉は、乾燥器(例えば、対流炉又は、好ましくは均等な加熱を提供するその他の乾燥装置)を用いて乾燥し得る。乾燥工程は、酸化を停止し得る及び/又は安定化し得る。乾燥器は約120℃(約250°F)で約45分から約60分、又は、約20%未満であり得る葉の水分含有量を、多くの場合約15%未満、そして好ましくは約10%未満に低減するために必要な時間に設定してもよい。葉の断片における脆さを避けるために、水分含有量は0%よりも大きいままとすることが好ましく、最も望ましい水分レベルは、葉の厚さの違い、密度の違い及びその他の、この乾燥処理方法の後の葉の構造の安定性に影響を与える組成上の因子の違いと相互に関係して、異なるタバコの間で変化することが、当業者により理解される。乾燥工程は、連続的に、周期的に又は随時外部の空気を取り込む乾燥室(例えばオーブン)を提供することによって、一部達成し得る。この急速な乾燥ステップは、伝統的な自然乾燥及び熱風乾燥法に比較して、TSNAの生成を低減し得る。
葉が乾燥された後、これらは最終的な使用のために貯蔵されてよい。経口使用タバコに対しては、葉は恐らくユーザー所望の風味料で処理され、そして−例えば−加湿剤で処理され、小袋に入れられ(例えば、スヌスとしての使用に対して)又はその他の方法により、ユーザーの使いやすい形態に加工及び/又は包装され得る。更なる加工としては、タバコをより微細な断片に切断すること、及び/又はそれを60タイラーメッシュのスクリーン、150タイラーメッシュのスクリーン又は200タイラーメッシュのスクリーンを通過する大きさに分けられ得る顆粒状のタバコ形態に加工することが挙げられる。
熱風乾燥されたバージニア種及び他のタバコ種と比較したとき、本明細書に記載の方法によって加工されたタバコは、具体的なTSNA(例えば、NNK(4−(メチルニトロソアミノ)−1(3−ピリジル)−1−ブタノン))について、正確に定量できるレベルよりも低い最終的なレベルを有し得る。例えば、緑タバコの試料が、予乾並びに2時間、4時間及び6時間の期間の酸化に供された。酸化が平らな表面上又は回転混合用容器内のいずれで行われた場合でも、合計のTSNAは約2μg/g未満であった。合計のTSNAの中で、NNKは、低過ぎて正確に定量できなかった(約81ng/g未満)。合計のTSNA含有量は、初期の放射線照射又は殺生物剤による処理などの加工を通してより低い温度(例えば約60°F未満(約16℃未満))に維持することにより、更に低減し得る。試料は、ユーザーにより味覚試験され、好意的な支持を受け、試料に対する味覚の評価により、上述したような方法において約2時間から約4時間酸化することが可能であった。然るが故に、1つの態様において、本発明は、本明細書に例示された方法の1つによって乾燥処理された部分のタバコを含み得る。
記載されたような方法の実施形態は、多くの他の乾燥処理方法に伴う期間である多くの日にち又は月ではなく、むしろ時間又は少ない数の日にちで測られ得る。上述のように、いくつかの実施形態において、全乾燥処理工程が24時間以内に完了でき、多くの例において48時間未満で完了し得る。
本発明の方法によって乾燥処理されたタバコは、例えば紙巻タバコなどの喫煙可能な物品において使用し得て、又は無煙タバコ製品において使用し得る。最終的なタバコ製品として、水分透過性の容器に包装された粉末又は顆粒状の無煙タバコ配合物を挙げ得る。そのような無煙タバコ配合物は、タバコの顆粒及び甘味料、結合剤、着色剤、pH調節剤、充填材、風味付け剤、崩壊助剤、酸化防止剤及び保存料などのその他の成分を含み得る。容器は、スヌス型製品の製造において知られているもののような、小袋又は袋の形態として構成され得る。容器は、容器内の乾燥した又は多少湿ったタバコ配合物がユーザーに味わえるように、タバコユーザーの口の中に置かれるように構成される。タバコユーザーが無煙タバコ製品を使い終えた後、容器はユーザーの口から取り出され、捨てられ得る。いくつかの小袋又はその他の容器が、水溶解性又は水分散性の材料から製造され得て、タバコ配合物及び容器のそれぞれが全てユーザーにより摂取され得る。
この方法により乾燥処理されたタバコは、更に、摩砕された、顆粒状にされた、微粉末状の又は粉体の形態に加工されることにより、タバコ製品の製造に使用され得る。いくつかの実施形態において、タバコは、所謂「ファインカット」タバコ製品に使用される刻まれたタバコの部分又は断片のそれよりも小さな平均粒子径を有する部分又は断片の形態で用いられる。幾らかの非常に微細な分割されたタバコの粒子又は断片が、20タイラーメッシュのスクリーン、60タイラーメッシュのスクリーン、100タイラーメッシュのスクリーン又は200タイラーメッシュのスクリーンを通過する大きさに分けられ得て、後の方の大きさを有するものは、いくつかの摂取する実施形態に対して好ましい。所望であれば、所望の大きさ又は大きさの範囲の小さな大きさのタバコ粒子が収集され得ることを確実にするために、空気式分級装置が使用されてもよい。
微細に分割された又は粉体型の形態でタバコを提供する方法は様々であり得る。例えば、上述の乾燥処理方法からのタバコの断片は、摩砕、粉砕などのための装置及び技法を用いて、粉体型の形態に粉化、摩砕又は粉砕され得る。本発明の乾燥処理方法に関して記載したように、乾燥処理されたタバコは、ハンマミル、カッタヘッド、空気制御粉砕機などの装置を使用し得る摩砕又は粉砕中の形態で、相対的に乾燥している。例えば、タバコの部分又は断片は、それらの水分含有量が約15%未満から約5%未満の時、摩砕又は粉砕され得る。タバコはまた、放射線照射又は低温殺菌されてもよい。
所望であれば、乾燥処理されたタバコ材料は、表面被覆されて乾燥され、そして所望の形態に摩砕されてもよい。例えば、タバコ材料は、糖(例えば果糖、グルコース及びしょ糖)、湿潤剤(例えばグリセリン及びプロピレングリコール)、風味付け剤(例えばココア及び甘草)、その他などの成分を含んだ水性の表面被覆剤によって表面被覆されてもよい。非水性の表面被覆成分は、好ましくは、タバコの乾燥重量を基準として、約1%から約15%の量にてタバコに塗布される。
最終的なタバコ配合物は、タバコに加えてその他の成分を組み込み得る。これらの成分は、その配合物によって提供される風味の性質を変え得る。例えば、これらの成分、又はこれらの成分の好適な組み合わせは、配合物の苦味、甘味、酸味又は塩味を変える作用をなし得、配合物の認知される乾燥度合若しくは湿潤度合、又は配合物により示されるタバコの味の等級を高め得る。そのような他の成分としては、塩(例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム及びその他)、天然甘味料(例えば、果糖、しょ糖、グルコース、マルトース、マンノース、ガラクトース、乳糖及びその他)、人工甘味料(例えば、スクラロース、サッカリン、アスパルテーム、アセスルフェームK及びその他)、有機及び無機充填材(例えば、穀類、加工された穀類、膨化穀類、マルトデキストリン、デキストロース、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、コーンスターチ、乳糖、マニトール、キシリトール、ソルビトール、微細に分割されたセルロース及びその他)、結合剤(例えば、ポビドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム及びその他の修飾されたセルロース型結合剤、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、デンプン系結合剤、アラビアゴム、レシチン並びにその他)、pH調節剤又は緩衝剤(例えば、金属水酸化物、好ましくは水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、並びに炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどのその他のアルカリ金属緩衝剤並びにその他)、着色剤(例えば、カラメル着色剤及び二酸化チタンを含む染料及び顔料など)、湿潤剤(例えば、グリセリン、プロピレングリコール及びその他)、保存料(例えば、ソルビン酸カリウム及びその他)、シロップ(例えば、ハチミツ、高果糖コーンシロップ及びその他)、崩壊助剤(例えば、微結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、予めゼラチン化されたコーンスターチ及びその他)、酸化防止剤(例えば、アスコルビン酸、グレープシード抽出物及び油、緑茶抽出物及び紅茶抽出物などのポリフェノール含有物質、落花生内果皮、ジャガイモの皮など、参照により本明細書に組み入れる、Santhoshら、Phytomedicine、12(2005)216−220を見られたい。)、及び風味付け剤/風味料が挙げられ得る。風味付け剤は天然品であっても合成品であってもよく、これらの風味の特徴は、限定なしで、新鮮、甘味、薬草性、糖菓性、花き性、果実風又は香辛料と表現され得る。具体的な風味の種類としては、それらに限定されるものではないが、バニラ、コーヒー、チョコレート、クリーム、ミント、スペアミント、メントール、ペパーミント、ウィンターグリーン、ラベンダー、カルダモン、ナツメグ、シナモン、チョウジ、カスカリラ、白檀、ハチミツ、ジャスミン、ショウガ、アニス、セージ、甘草、レモン、オレンジ、リンゴ、桃、ライム、サクランボ、及びイチゴが挙げられる。Leffingwellら、Tobacco Flavoring for Smoking Products、R.J.Reynolds Tobacco Company(1972)も見られたい。風味付け剤はまた、加湿剤、清涼剤又はユーカリ油などのスムージング剤と考えられる成分をも含み得る。これらの風味料は、そのまま(すなわち単独)又は複合物中(例えば、スペアミントとメントール又はオレンジとシナモン)で供給され得る。代表的な種類の成分はまた、Whiteらに対する米国特許第5,387,416号及びQuinterらに対するPCT特許出願公開第WO2005/041699号に示され、それらのそれぞれを参照により本明細書に組み込む。
タバコ配合物中のタバコの量は様々であり得る。好ましくは、タバコ配合物中のタバコの量は、乾燥重量基準にて少なくとも約25%から少なくとも約40%である。タバコ配合物中のその他の成分の量は、乾燥重量基準にて約25%を超える量から約40%を超える量であってよく、90−95%を超えてもよい。
タバコ配合物中のその他の成分の相対的な量は、様々であり得る。最も好ましく使用される任意の甘味料は、タバコ配合物に帰される所望の風味を付与するために十分な量にて用いられる。存在する場合には、代表的な甘味料の量は、人工甘味料及び/又は天然の糖のいずれであっても、配合物の合計の乾燥重量の少なくとも約1%から少なくとも約3%を構成し得る。好ましくは、配合物中の甘味料の量は、配合物の合計の乾燥重量の約40%を超えず、多くの場合約35%を超えず、しばしば約30%を超えない。結合剤は、タバコ配合物に所望の物理的属性及び物理的一体性を付与するために十分な量にて用いられ得る。存在する場合には、代表的な結合剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の少なくとも約1%から少なくとも約3%を構成し得る。好ましくは、配合物中の結合剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の約20%を超えない。望ましい配合物中の結合剤の量は、多くの場合配合物の合計の乾燥重量の約15%を超えず、しばしば約10%を超えない。
崩壊助剤は、例えば、配合物が水と接触すると、物理的一体性を喪失し、様々な成分物質を分散することをもたらすことによる(例えば、水と接触すると膨潤を起こすことによる。)などの、タバコ配合物の所望の物理的属性を制御するために十分な量にて用いられ得る。存在する場合には、代表的な崩壊助剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の少なくとも約1%から少なくとも約10%を構成し得る。好ましくは、配合物中の崩壊助剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の約50%を超えず、しばしば約30%を超えない。
着色剤は、タバコ配合物に所望の視覚的属性を付与するために十分な量にて用いられ得る。存在する場合には、代表的な着色剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の少なくとも約1%から少なくとも約3%を構成し得る。好ましくは、配合物中の着色剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の約30%を超えず、しばしば約10%を超えない。充填材は、好ましくはタバコ配合物の所望の物理的属性及び知覚的属性を制御するために十分な量にて用いられる。存在する場合には、代表的な充填材の量は、有機及び/又は無機の充填材のいずれであっても、配合物の合計の乾燥重量の少なくとも約5%から少なくとも約15%を構成し得る。好ましくは、配合物中の充填材の量は、配合物の合計の乾燥重量の約60%を超えず、しばしば約40%を超えない。存在する場合には、代表的な緩衝又はpH調節剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の少なくとも約1%から少なくとも約3%を構成し得る。好ましくは、配合物中の緩衝又はpH調節剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の約10%を超えず、しばしば約5%を超えない。
風味付け剤は、多くの場合タバコ配合物に所望の知覚的属性を付与するために十分な量にて用いられ得る。存在する場合には、代表的な風味付け剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の少なくとも約1%から少なくとも約3%を構成し得る。好ましくは、風味付け剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の約15%を超えず、しばしば約5%を超えない。塩は、タバコ配合物に所望の知覚的属性を付与するために十分な量にて用いられ得る。存在する場合には、代表的な塩の量は、配合物の合計の乾燥重量の少なくとも約1%から少なくとも約3%を構成し得る。好ましくは、配合物中の塩の量は、配合物の合計の乾燥重量の約10%を超えず、しばしば約5%を超えない。存在する場合には、代表的な酸化防止剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の少なくとも約1%から少なくとも約3%を構成し得る。好ましくは、配合物中の酸化防止剤の量は、配合物の合計の乾燥重量の約25%を超えず、しばしば約10%を超えない。存在する場合には、代表的な保存料の量は、配合物の合計の乾燥重量の少なくとも約0.1%から少なくとも約1%を構成し得る。好ましくは、配合物中の保存料の量は、配合物の合計の乾燥重量の約5%を超えず、しばしば約3%を超えない。
代表的なタバコ配合物は、タバコ配合物の合計の乾燥重量に対して、(乾燥重量基準で)約25%から約60%のタバコ、約1%から約5%の人工甘味料、約1%から約5%の着色剤、約10%から60%の有機及び/又は無機充填材、約5%から約20%の崩壊助剤、約1%から約5%の結合剤、約1%から約5%のpH調節/緩衝剤、約10%までの量の風味付け剤、約2%までの量の保存料及び約5%までの量の塩を組み込み得る。特定の成分のパーセンテージ及び選択は、所望の風味、歯触り及びその他の特性に依存して変わる。
本明細書に記載された方法によって乾燥処理されたタバコを用いたタバコ配合物の様々な成分が組み合わされる方法は様々であってよい。配合物の様々な成分は、円錐形の配合機、混合筒、リボン配合機その他の中で、接触され、組み合わせられ又は一緒に混合され得る。然るが故に、様々な成分と粉体化されたタバコ成分との全体の混合物は、最終製品中において本質的に比較的均一であり得、このことは、最終的な市販製品の異なる試料及びバッチを通して、一貫性のある均一な特性を維持するために望ましい。例えば、それぞれを参照により本明細書に組み込む、Solomonらに対する米国特許第4,148,325号、Korteらに対する第6,510,855号及びWilliamsに対する第6,834,654号に示されている基準手順をも見られたい。
タバコ配合物中の、配合物の消費者による使用の前の段階での水分含有量は様々であり得る。典型的には、タバコ配合物の水分含有量は、ユーザーの口に入る前の段階で小袋中に存在するとして、40%未満であり、15%未満となり得る。あるタバコ配合物の使用前の段階の水分含有量は、10%未満から5%未満である。
配合物の水分含有量が制御される方法は様々であり得る。例えば、配合物は熱的加熱又は対流加熱に供してもよい。具体的な例として、配合物は、約40℃から約95℃の温度であり、約60℃から約80℃の好ましい温度範囲の加温空気中で、所望の水分含有量に達するのに適した時間、オーブン乾燥され得る。
タバコ製品の製造に使用されるタバコ配合物は、好ましくは摩砕された顆粒状、微粒子状又は粉状で供給される。好ましくはないが、タバコ配合物は、更に摩砕し、その結果追加して又は更に粒子径を低減する加工ステップに供されてもよい。
配合物のpHは様々でもよいが、一般的に、ユーザーにとって望ましい風味及び舌触りに支障をきたすことのないように制御される。典型的には、配合物のpHは少なくとも約6.5、多くの場合約7.5でもよい。典型的には、配合物のpHは約9を超えず、多くの場合約8.5を超えない。代表的な配合物は、約6.8から約8.2のpHを示す。配合物のpHを測定するための代表的な技法は、2gの配合物を10mlの高速液体クロマトグラフィー用水に分散し、pH計を用いてpHを測定することを伴う。
所望であれば、配合物の調製の前に、タバコの部分又は断片は放射線照射されてもよく、又は、これらの部分及び断片は低温殺菌されてもよく、さもなければ、制御された加熱処理に供されてもよい。所望であれば、配合物の全て又は一部の調製の後に、成分物質が放射線照射されてもよく、又は、これらの成分物質は低温殺菌されてもよく、さもなければ、制御された加熱処理に供されてもよい。例えば、配合物が調製され、続いて放射線照射又は低温殺菌がなされ、そして次に、配合物に風味付け剤が加えられてもよい。
当業者であれば、本明細書中に明示的に説明されていない実施形態が、本明細書中に記載される異なる実施形態に関する特徴が、互いに及び/又は現在知られている技術又は将来開発される技術と組み合わされることを含めて、本願において提示される特許請求の範囲の範囲内に存する限りにおいて、本発明の範囲内において実施し得ることを理解する。本明細書において具体的な用語が用いられるが、これらは包括的及び説明的な意味のみで用いられ、限定を目的としない。それ故、前述の詳細な説明は、限定するものではなく説明するものと見なされることが意図されるものである。そして、次の特許請求の範囲は、全ての等価物を含み、この発明の精神及び範囲を規定することが意図されることが、理解されるべきである。更に、必ずしも上述の利点のみが本発明の利点ではなく、記載された利点の全てが、本発明の全ての実施形態について達成されることが、必ずしも期待されるものではない。

Claims (20)

  1. タバコを乾燥処理する方法であって、
    緑の葉タバコを受け入れるステップ、
    タバコの茎から中肋を除去するステップ、
    タバコを予乾して、水分含有量を低減するステップ、
    タバコを傷付けるステップ、
    酸化を促進するように構成された方法においてタバコを空気混和するステップ、及び
    約20%未満の水分含有量までタバコを乾燥するステップ
    を含み、
    空気混和するステップが、12時間以下の間行われる、
    方法。
  2. 微生物相を低減するために、タバコを放射線照射するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 微生物相を低減するために、タバコを洗浄するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  4. 微生物相を低減するために、タバコに殺生物剤を適用するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  5. 傷付けるステップが、タバコをローラ掛けする、圧縮する、叩く、叩き切る、切断する、刻む、又はそれらのいずれかの組み合わせを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 空気混和するステップが、タバコの周囲に空気流を供給するように構成された表面上に、タバコを実質的に単層に広げることを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 表面がコンベヤとして構成される、請求項6に記載の方法。
  8. 空気混和するステップが、タバコの周囲に空気流を供給するように構成された容器中にタバコを入れることを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 容器が回転混合用容器として構成される、請求項8に記載の方法。
  10. 空気混和するステップが、6時間以下の間行われる、請求項1に記載の方法。
  11. 空気混和するステップが、4時間以下の間行われる、請求項1に記載の方法。
  12. 空気混和するステップが、2時間以下の間行われる、請求項1に記載の方法。
  13. 乾燥するステップが、約15%未満の水分含有量までタバコを乾燥することを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 乾燥するステップが、約10%未満の水分含有量までタバコを乾燥することを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 請求項1に記載の方法に従って乾燥処理された、一部分のタバコ。
  16. 請求項1に記載の方法によるタバコを含む、タバコ製品。
  17. 無煙の経口使用タバコ製品として構成された、請求項16に記載のタバコ製品。
  18. 緑の葉タバコを受け入れるステップ、
    タバコの茎から中肋を除去するステップ、
    タバコを予乾して、水分含有量を約70%未満まで、しかし約50%未満とならないように低減するステップ、
    タバコを切断することにより傷付けるステップ、
    酸化を促進するように構成された方法において、6時間以下の時間、タバコを空気混和するステップ、及び
    約10%未満の水分含有量まで、空気混和されたタバコを乾燥するステップ、
    を含む、経口使用のタバコを乾燥処理する方法。
  19. 請求項18に記載の方法によるタバコを含む、タバコ製品。
  20. 空気混和するステップが、4時間以下の間行われる、請求項18に記載の方法。
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