JP2014508069A - 自転車用の調整可能組立体 - Google Patents

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Abstract

幾つかの実施形態によれば、自転車用の調整可能組立体は、第1の支持体と、第1の支持体の少なくとも一部内に滑動可能に位置付けられる第2の支持体とを備え、第1の支持体及び第2の支持体の一方が第1の自転車部分に取り付けるように適合され、第1の支持体及び第2の支持体の他方が第2の自転車部分に取り付けるように適合されている。幾つかの実施形態において、第2の支持体は、拡張位置と収縮位置との間で選択的に移動するように構成された拡張部分を備える。一実施形態において、拡張部分は、拡張部分が拡張位置にあるときに第1の支持体の少なくとも一部に接触し係合するように構成され、拡張部分が収縮位置をとることが可能になったときに、第1の支持体は、第2の支持体に対して選択的に移動するように構成されている。
【選択図】 図5

Description

(関連出願の説明)
本出願は、米国特許法119条に基づき、2011年3月11日に出願された米国特許仮出願第61/452,024号に対する優先権を主張し、その内容全体が引用により本明細書に組み込まれる。
本出願は、全体的には、自転車用の調整可能組立体に関し、より具体的には、垂直方向に調整可能な自転車サドルポスト及びハンドルバー組立体に関する。
特定の状況においては、サイクリストにとって彼又は彼女が自転車に乗っている間にサドル、ハンドルバー組立体及び/又は他の自転車組立体を選択的に昇降させることが望ましい場合がある。例えば、坂を下っているときには、サドルを下げることが好都合とすることができる。更に、坂を登っているときには、サドルを上げることが好都合とすることができる。自転車のサドルの高さは、乗り手の出力効率を決定する上で重要とすることができる。加えて、サドルが不適切に位置決めされた自転車を長時間にわたって使用すると、不快感及び/又は負傷につながることがある。従来技術において調整可能なシートポスト組立体は公知である。しかしながら、このようなシートポスト組立体は、極めて複雑で、信頼性に欠け、及び/又は作動若しくは維持するのが困難であることが多い。従って、本明細書では改善された調整可能な自転車組立体が開示される。
米国特許公開第2009/0001684号明細書
幾つかの実施形態によれば、自転車用の調整可能組立体は、第1の支持体と第2の支持体とを備え、第1の支持体及び第2の支持体は互いに相対的に滑動自在に移動するように構成されている。幾つかの実施形態において、第1の支持体及び/又は第2の支持体は、第1の自転車部分に取り付けるように適合され、第1の支持体及び第2の支持体の他方は、第2の自転車部分に取り付けるように適合されている。幾つかの実施形態において、第2の支持体は、第1の位置と第2の位置との間で移動するように構成された拡張部分(例えば、コレット、滑動可能又は他の方法で移動可能なボール又は軸受、歯止め、その他)を備える。幾つかの実施形態において、組立体が非作動位置にあるときに、拡張部分は拡張位置(例えば、半径方向に拡張した位置)をとる。他の実施形態において、組立体が非作動位置にあるときに、拡張部分は収縮又は縮小位置(例えば、半径方向に収縮した位置)をとる。幾つかの実施形態において、拡張部分は、少なくとも1つの球状又は部分的に球状部分を有する複数の滑動可能ボール、軸受又は他の部材を備え、ボール、軸受又は他の部材は、半径方向内向き又は半径方向外向き方向で弾性的に付勢されている。幾つかの実施形態において、このようなボール、軸受又は他の部材は、このようなボール、軸受又は他の部材が結合された1又は複数のピン又は他の弾性的に付勢された部材を用いて、弾性的に付勢される(例えば、半径方向に外向き又は内向きに)。一実施形態において、拡張部分は、拡張部分が第1の位置にあるときに第1の支持体の少なくとも一部に接触し係合するように構成され、第1の支持体は、拡張部分が第2の位置をとることが可能になったときに、第2の支持体に対して選択的に移動するように構成されている。
幾つかの実施形態によれば、保持組立体は、係合位置で拡張部分に隣接して滑動自在に移動し、拡張部分が第1の位置から第2の位置に移動するのを阻止するように構成されている。幾つかの実施形態において、組立体は、保持組立体に作動可能に接続されたケーブルを更に備え、ケーブルの第1の方向への移動により保持組立体が係合位置から離れて移動し、これにより拡張部分が、第1の位置から第2の位置に移動できるようになる。幾つかの実施形態において、拡張部分は、休止時に拡張位置をとる。他の実施形態において、拡張部分は、休止時に収縮位置をとる。
幾つかの実施形態によれば、拡張部分は、少なくとも1つのモータ及び/又は他の装置(例えば、サーボモータ、回転モータ、他のタイプのモータ、ソレノイド、その他)を用いて、第1の位置と第2の位置との間で選択的に移動する。幾つかの実施形態において、このようなモータ又は他の装置は、1又は複数のギヤボックス、ギヤ減速装置及び/又は同様のものに機械的又は作動可能に結合される。幾つかの実施形態において、拡張部分は、液圧及び/又は空気圧により第1の位置と第2の位置との間で移動する。一実施形態において、第1の自転車部分は自転車フレームを備え、第2の自転車部分は自転車サドルを備える。他の実施形態において、第1の自転車部分はフォーク組立体を備え、第2の自転車部分はハンドルバー組立体を備える。幾つかの実施形態において、ケーブルは、第1の支持体、第2の支持体及び/又はシールヘッド部分を通って組立体の外部に出るように構成され、シールヘッド部分は、第1の支持体と第2の支持体との重なり部に全体的に沿って配置されている。
幾つかの実施形態によれば、第1の支持体は、自転車に乗っている間に第2の支持体に対して移動するように構成されている。幾つかの実施形態において、組立体は、第1の支持体を第2の支持体から離れて付勢しようとして組立体内で力を加える1又は複数の付勢部材(例えば、空気ばね、コイルばね、弾性部材、エラストマ材料、その他)を更に備え、付勢部材は、拡張部分が第2の位置にあるときに調整可能組立体を上昇させるように構成されている。幾つかの実施形態において、拡張部分が第2の位置にあるときに、第2の支持体が第1の支持体に対して移動すると拡張部分が外れて即時上昇高さの第1の支持体に係合する。
幾つかの実施形態によれば、調整可能組立体の拡張部分は、第1の部分の複数の所定領域(例えば、溝、凹部、その他)の1つに係合し、調整可能組立体が別個の垂直方向位置の間にあるように構成されている。幾つかの実施形態において、このような所定の又は別個の領域は、第1の部分の外周全体の周りに部分的(例えば、断続的)に又は連続的若しくは実質的に連続的に延びている。幾つかの実施形態によれば、第1の部分は、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、又は10個よりも多い所定の若しくは別個の領域を備える。他の実施形態において、第1の部分は、いかなる所定の領域も備えない。このような実施形態において、拡張部分は、第1の部分の所望の部分(例えば、内径、他の部分、その他)に自由に係合し、調整可能組立体の所望の垂直方向の向き又は位置を維持する。幾つかの実施形態において、調整可能組立体は、拡張部分が第1の部分の隣接する係合箇所(例えば、溝、他の凹部、その他)間で移動したときに、可聴式確認を提供するように構成されている。このようにして、ユーザは、調整可能組立体が次の垂直高さ(例えば、上方又は下方)に移動したことを音声で確認することができる。他の実施形態において、乗り手に対して垂直方向位置の可視ディスプレイ(例えば、ダイヤル、デジタル読出し及び/又は他のディスプレイなど)を乗り手が容易に観ることができるハンドルバー若しくは他の何れかの箇所又はその近くに設けることができる。
幾つかの実施形態によれば、第1の支持体の内部表面は複数の溝を備え、拡張部分は、第1の位置にあるときに溝の少なくとも1つに接触し係合するように構成されている。幾つかの実施形態において、第1の支持体は、第2の支持体の内部で少なくとも部分的に滑動自在に移動するよう構成されている。一実施形態において、第2の支持体は、第1の支持体の内部で少なくとも部分的に滑動自在に移動するように構成されている。
幾つかの実施形態によれば、自転車用の調整可能組立体は、内部表面を有する第1の支持体と、第1の支持体に対して滑動自在に移動するよう構成された第2の支持体とを備え、第1の支持体及び第2の支持体の一方は第1の自転車部分に取り付けるように適合され、第1の支持体及び第2の支持体の他方は第2の自転車部分に取り付けるように適合されている。幾つかの実施形態において、第2の支持体は、第1の位置と第2の位置との間で移動するように構成された拡張部分(例えば、コレット、1又は複数の可動なボール、軸受、歯止め及び/又は他の部材、その他)を備える。幾つかの実施形態において、拡張部分は、第1の位置にあるときに接触面に少なくとも部分的に係合し、接触面は第1の支持体の一部であり、又は第1の支持体と共に移動するように構成されている。幾つかの実施形態において、第1の支持体は、拡張部分が第2の位置をとることが可能になったときに、第2の支持体に対して選択的に移動するように構成されている。幾つかの実施形態において、調整可能組立体は、係合位置で拡張部分に隣接して滑動自在に移動し、拡張部分が第1の位置から第2の位置に移動するのを阻止するように構成された保持組立体を更に備える。
幾つかの実施形態によれば、調整可能組立体は、拡張部分が第2の位置にあるときに調整可能組立体の高さを上昇させるように構成された付勢部材を更に備える。幾つかの実施形態において、付勢部材は、空気ばね、コイルばね、エラストマ材料及び別の弾性部材のうちの少なくとも1つを備える。一実施形態において、接触面は、調整可能組立体の半径方向中心線に沿って延び、拡張部分は、接触面の周辺に少なくとも部分的に位置付けられる。幾つかの実施形態において、第1の支持体は、自転車に乗っている間に第2支持体に対して移動するように構成されている。
幾つかの実施形態によれば、接触面は、異なる垂直方向箇所に沿って複数の別個の溝を備え、拡張部分が第1の位置にあるときに、別個の溝に拡張部分によって少なくとも部分的に係合するように構成されている。
幾つかの実施形態によれば、自転車用の調整可能組立体は、内部表面を有する第1の支持体と、滑動可能な第2の支持体とを備え、第1の支持体は、第2の支持体に対して相対的に滑動自在に移動して、調整可能組立体の高さを変更するように構成されている。幾つかの実施形態において、第1の支持体及び/又は第2の支持体は、第1の自転車部分に取り付けるように適合され、第1の支持体及び第2の支持体の他方は、第2の自転車部分に取り付けるように適合されている。一実施形態において、第2の支持体は拡張部分を備え、拡張部分は、少なくとも1つの可動部材(例えば、コレット、歯止め、ボール、軸受、その他)と、少なくとも1つのサーボモータとを備え、少なくとも1つのサーボモータは、少なくとも1つの可動部材を半径方向拡張位置と半径方向収縮位置との間で選択的に移動させるように構成されている。幾つかの実施形態において、少なくとも1つの可動部材は、少なくとも1つの可動部材が半径方向拡張位置にあるときに、第1の支持体の内部表面に係合するように構成され、第1の支持体は、少なくとも1つの可動部材が半径方向収縮位置をとることが可能になったときに、第2の支持体に対して選択的に移動するように構成されている。
幾つかの実施形態によれば、自転車用の調整可能組立体は、第1の支持体と、第1の支持体の少なくとも一部内に滑動可能に位置付けられた第2の支持体とを備え、第1の支持体及び第2の支持体の一方が、第1の自転車部分に取り付けるように適合され、第1の支持体及び第2の支持体の他方が、第2の自転車部分に取り付けるように適合されるようになる。幾つかの実施形態において、第2の支持体は、拡張位置と収縮位置との間で移動するように構成された拡張部分を備える。一実施形態において、拡張部分は、拡張部分が拡張位置にあるときに第1の支持体の少なくとも部分に接触し係合するように構成され、第1の支持体は、拡張部分が収縮位置をとることが可能になったときに、第2の支持体に対して選択的に移動するように構成されている。
幾つかの構成によれば、拡張部分は、複数の滑動可能ボール、軸受及び/又は他の要素を備える。一実施形態において、拡張部分は、1又は複数の可動歯止めを備える。幾つかの構成において、拡張部分は休止時に拡張位置をとる。代替の実施形態において、拡張部分は休止時に収縮位置をとる。幾つかの構成において、拡張部分は、サーボモータ、又は別のタイプの機械式装置、電気機械式装置、液圧式装置又は空気圧式装置を用いて、拡張位置と収縮位置との間で移動する。幾つかの実施形態において、拡張部分は、ソレノイドを用いて、拡張位置と収縮位置との間で移動する。他の構成において、拡張部分は、拡張位置と収縮位置との間を液圧で移動する。
幾つかの実施形態によれば、第1の自転車部分は自転車フレームを備え、第2の自転車部分は自転車サドルを備える。代替の実施形態において、第1の自転車部分はフォーク組立体を備え、第2の自転車部分はハンドルバー組立体を備える。一実施形態において、第1の支持体は、自転車に乗っている間に第2の支持体に対して移動するよう構成される。
幾つかの実施形態によれば、調整可能組立体は、第2の支持体に力を作用させる付勢部材を更に備え、該付勢部材が、拡張部分が収縮位置にあるときに第1の支持体に対して拡張部分及び第2の支持体を上昇させるように構成されるようになる。幾つかの実施形態において、拡張部分が収縮すると、第2の支持体が第1の支持体に対して移動したとき、拡張部分が外れて第1の支持体の直接隣接する溝に係合する。
幾つかの実施形態によれば、自転車用の調整可能組立体は、内部表面を有する第1の支持体と、第1の支持体の少なくとも一部の内部に滑動可能に位置付けられる第2の支持体と、第1の支持体に取り付けられた第3の支持体とを備える。一実施形態において、第3の支持体は外側表面を備え、第3の支持体が第2の支持体の内部に沿って少なくとも部分的に位置付けられるようになる。幾つかの実施形態において、第1の支持体又は第2の支持体は、第1の自転車部分に取り付けるように適合され、第1の支持体及び第2の支持体の他方は、第2の自転車部分に取り付けるように適合されている。幾つかの実施形態において、第2の支持体は、拡張位置と収縮位置との間で移動するように構成された拡張部分を備え、拡張部分は、第3の支持体の方向で半径方向内向きに拡張するように適合されている。一実施形態において、拡張部分は、拡張部分が拡張位置にあるときに第3の支持体に係合するように構成されている。幾つかの実施形態において、第1の支持体は、拡張部分が収縮位置をとることが可能になったときに、第2の支持体に対して選択的に移動するよう構成されている。
幾つかの実施形態によれば、調整可能組立体は、第2の支持体に力を作用させる付勢部材を更に備え、付勢部材は、拡張部分が収縮位置にあるときに第1の支持体及び第3の支持体に対して拡張部分及び第2の支持体を上昇させるように構成されている。幾つかの実施形態において、付勢部材は空気ばねを備える。幾つかの構成において、第1の支持体は、自転車に乗っている間に第2の支持体に対して移動するように構成されている。
幾つかの実施形態によれば、第3の支持体の外部表面は複数の溝を備え、拡張部分は、拡張位置にあるときに溝の1つに係合するように構成されている。一実施形態において、第1の自転車部分は自転車フレームを備え、第2の自転車部分は自転車サドルを備える。幾つかの実施形態において、拡張部分は、少なくとも1つのコレット、滑動可能ボール若しくは軸受、可動歯止め及び/又は他の何れかの可動部材を備える。幾つかの構成において、拡張部分は、休止時に拡張位置をとり、代替の実施形態において、拡張部分は休止時に収縮位置をとる。幾つかの構成において、拡張部分は、サーボモータ又は他の何れかのタイプの機械的、液圧的、電気機械的又は空気圧的に作動する装置を用いて、拡張位置と収縮位置との間で移動する。幾つかの実施形態において、このようなサーボモータ又は他の装置は、拡張部分内に位置付けられ、又は拡張部分に組み込まれている。幾つかの構成において、拡張部分は、ソレノイドを用いて、拡張位置と収縮位置との間で移動する。
幾つかの実施形態によれば、自転車用の調整可能組立体は、内部表面を有する第1の支持体と、第1の支持体の少なくとも一部内に滑動可能に位置付けられる第2の支持体とを備え、第1の支持体又は第2の支持体は、第1の自転車部分に取り付けるように適合され、第1の支持体及び第2の支持体の他方は、第2の自転車部分に取り付けるように適合されている。一実施形態において、第2の支持体は、少なくとも1つの可動部材と少なくとも1つのサーボモータとを含む拡張部分を備える。幾つかの実施形態において、サーボモータは、1又は複数の可動部材を半径方向拡張位置と半径方向収縮位置との間で選択的に移動させるように構成され、このような可動部材は、少なくとも1つの可動部材が半径方向拡張位置にあるときに第1の支持体の内部表面に係合するよう構成される。幾つかの実施形態において、第1の支持体は、少なくとも1つの可動部材が半径方向収縮位置をとることが可能になったときに、第2の支持体に対して選択的に移動するように構成されている。
幾つかの実施形態によれば、可動部材のうちの1つ以上は歯止めを備える。一実施形態において、可動部材は、1又は複数の可動(例えば、滑動可能な)ボール又は軸受を備える。幾つかの実施形態において、可動部材は、第1の支持体の溝、凹部又は他の特徴要素に係合するよう構成されている。他の実施形態において、可動部材は、何れらかの溝、凹部又は他の特徴要素を含まない第1の支持体の部分(例えば、第1の支持体の隣接面のほぼ円筒状又は滑らかな部分)に係合するように構成されている。幾つかの実施形態において、可動部材のうちの1又は複数の外側表面の少なくとも一部は、全体的に滑り止めの特徴要素及び/又は材料を備え、少なくとも1つの可動部材が半径方向拡張位置にあるときに第1の支持体と第2の支持体との間の係合を強化する。
幾つかの実施形態によれば、拡張部分は休止時に半径方向拡張位置をとり、代替の実施形態において、拡張部分は休止時に半径方向収縮位置をとる。一実施形態において、第1の自転車部分は自転車フレームを備え、第2の自転車部分は自転車サドルを備える。幾つかの構成において、第1の自転車部分はフォーク組立体を備え、第2の自転車部分はハンドルバー組立体を備える。一実施形態において、第1の支持体は、自転車に乗っている間に第2の支持体に対して移動するように構成されている。幾つかの実施形態において、調整可能組立体は、第2の支持体に力を作用させるように付勢された付勢部材を更に備え、該付勢部材は、拡張部分が収縮位置にあるときに第1の支持体に対して拡張部分及び第2の支持体を上昇させるように構成されるようになる。
幾つかの実施形態によれば、自転車用の調整可能組立体は、内部表面を有する第1の支持体と、第1の支持体の少なくとも一部内に滑動可能に位置付けられる第2の支持体とを備える。一実施形態において、第1の支持体及び第2の支持体の一方は、第1の自転車部分に取り付けるように適合され、第1の支持体及び第2の支持体の他方は、第2の自転車部分に取り付けるように適合されている。幾つかの実施形態において、第1の支持体及び第2の支持体の一方は、自転車のフレームに恒久的に取り付けられ、又はその一部とされている。更に、第2の支持体は、拡張位置と収縮位置との間で移動するように構成された拡張部分を備える。拡張部分は、拡張部分が拡張位置にあるときに第1の支持体の内部表面に係合するように構成されている。加えて、第1の支持体は、拡張部分が収縮位置をとることが可能になったときに、第2の支持体に対して選択的に移動するように構成されている。幾つかの実施形態において、第1の自転車部分は自転車フレームを備え、第2の自転車部分は自転車サドルを備える。他の構成において、第1の自転車部分はフォーク組立体を備え、第2の自転車部分はハンドルバー組立体を備える
幾つかの実施形態によれば、自転車は、調整可能組立体を含む。幾つかの構成において、組立体は、第1の自転車部分に取り付けるように構成された第1の支持体を含み、第1の支持体は内部表面を有する。組立体は、第2の自転車部分に取り付けるように構成された第2の支持体を更に含み、該第2の支持体は、第1の支持体内に滑動可能に位置付けられる。第2の支持体は、拡張位置にあるときに第1の支持体の内部表面に係合するように構成された可動部分を含む。一実施形態において、組立体は、拡張部分の内部空間の内外へ少なくとも部分的に滑動自在に移動するように構成された保持組立体を更に含み、可動部分が、調整可能組立体が可動部材の内部空間内に位置付けられたときに全体的に内向きに収縮できないようになる。更に、組立体は、保持組立体を可動部分の内部空間の内外に選択的に移動させるよう構成されたアクチュエータを備える。幾つかの実施形態において、第2の支持体は、保持組立体が可動部材の内部空間の外に移動したときに、第1の支持体に対して選択的に移動することができる。更に、第2の支持体は、保持組立体が可動部分の内部空間内に位置付けられたときに、第1の支持体に対して固定されるように構成されている。幾つかの構成において、第1の自転車部分は自転車フレームを備え、第2の自転車部分は自転車サドルを備える。他の実施形態において、第1の自転車部分はフォーク組立体を備え、第2の自転車部分はハンドルバー組立体を備える。
幾つかの実施形態によれば、自転車構成要素の垂直方向位置を調整する方法は、外側支持体及び内側支持体を有する調整可能組立体を準備する段階を含む。幾つかの構成において、内側支持体は、外側支持体内に滑動可能に位置付けられる。更に、内側支持体は、拡張位置にあるときに外側部分の内面に係合するように構成された拡張部分を含む。調整可能組立体は、外側支持体に対して内側支持体を付勢するように構成された付勢組立体を更に含む。一実施形態において、組立体は、アクチュエータを更に備え、該アクチュエータは、拡張部分が拡張位置に維持されるロック方向か、又は拡張部分が全体的に収縮位置に移動できるようになるアンロック方向であるように拡張部分を選択的に可能にするように構成されている。
幾つかの構成において、内側支持体は、拡張部分がアンロック方向にあるときに外側支持体に対して選択的に滑動自在に移動するように構成されている。更に、内側支持体は、拡張部分がロック方向にあるときに外側支持体に対して全体的に固定されるように構成されている。本方法は、保持組立体の外側部分を第1の自転車部分に固定し、保持組立体の内側部分を第2の自転車部分に固定する段階を更に含む。幾つかの構成において、本方法は、第2の自転車部分に作用する下向きの力を低減して拡張部分がアンロック方向にあるようにアクチュエータを移動させることにより第1の自転車部分に対して第2の自転車部分を選択的に上昇させる段階、又は、第2の自転車部分に下向きの力を作用させて拡張部分がアンロック方向にあるようにアクチュエータを移動させることにより第1の自転車部分に対して第2の自転車部分を選択的に降下させる段階を更に含む。加えて、本方法は、拡張部分がロック方向にあるようにアクチュエータを移動させることにより、第2の自転車部分の選択された垂直方向位置を維持する段階を含む。幾つかの実施形態によれば、第1の自転車部分は自転車フレームを備え、第2の自転車部分は自転車サドルを備える。他の構成において、第1の自転車部分はフォーク組立体を備え、第2の自転車部分はハンドルバー組立体を備える。
幾つかの実施形態において、自転車用の調整可能なシートポスト組立体は、内部表面を有する第1の支持体と、第1の支持体の少なくとも一部内に滑動可能に位置付けられる第2の支持体とを備える。1つの構成において、第1の支持体は自転車フレームに取り付けるように適合され、第2の支持体は自転車サドルに取り付けるように適合されている。代替の実施形態において、第2の支持体は自転車フレームに取り付けるように適合され、第1の支持体は自転車サドルに取り付けるように適合されている。更に、第2の支持体は、拡張位置と収縮位置との間で移動するように適合されたコレット又は他の拡張部分を含む。コレット又は他の拡張部分は、拡張部分が拡張位置にあるときに第1の支持体の内部表面に係合するように構成されている。加えて、第1の支持体は、拡張部分が収縮位置をとることが可能になったときに、第2の支持体に対して選択的に移動するように構成されている。
幾つかの実施形態において、第1の支持体の内部表面は複数の溝を備え、拡張部分は、拡張位置にあるときに溝の1つに係合するように構成されている。他の構成において、拡張部分は、コレット又は別の拡張可能部材を備える。一実施形態において、コレットは、収縮及び/又は拡張を促進するように、スロットが形成され及び/又は他の方法で構成される。幾つかの実施形態において、コレット又は他の拡張部分は、ばね鋼及び/又は他の弾性材料を含む。別の実施形態において、第2の支持体は主本体部を備え、拡張部分は、主本体部とは別個に形成される。代替的の実施形態において、拡張部分は、第2の支持体と一体的に形成されている。
幾つかの実施形態によれば、調整可能なシートポストは、自転車サドルに取り付けられた支持体(例えば、第1の支持体又は第2の支持体)を自転車フレームに取り付けられた支持体(例えば、第2の支持体又は第1の支持体)に対して付勢するように構成された付勢組立体を更に含む。一実施形態において、拡張部分は、拡張部分に外力が作用しない休止状態の間は拡張位置にあり、その結果、拡張部分は通常、第1支持体の溝の1つに係合するようになる。幾つかの実施形態において、拡張部分は、コレット又は他の拡張部分を備える。
幾つかの実施形態において、調整可能なシートポストの第1の支持体及び第2の支持体は、ほぼ円筒状又は他の管状の形状を有する。他の実施形態において、外側支持体と内側支持体は異なる形状を有する。他の実施形態において、溝は、第1の支持体の内部表面の周りに円周方向に配置される。1つの構成において、調整可能なシートポスト組立体は、拡張部分の内部空間の内又に少なくとも部分的に滑動自在に移動するように構成された保持組立体更に備える。幾つかの実施形態において、拡張部分は、保持組立体が拡張部分の内部空間内に位置付けられるときに、全体的に内向きに収縮できないようになる。幾つかの実施形態において、保持組立体は、支え部分、ロック部分、及び/又は他の何れかの部分若しくは構成要素を備える。
幾つかの実施形態によれば、保持組立体及び/又は他の部材は、通常、拡張部分の内部空間内で少なくとも部分的に弾性的に付勢されている。他の構成において、調整可能なシートポスト組立体は、保持組立体(例えば、支持部分、ロック部分、その他)又は他の部材に機械的に取り付けられたコネクタを更に含み、該コネクタの第1の方向の移動により、保持組立体及び/又はその一部分若しくは構成要素(例えば、支持部分、ロック部分、その他)の1又は複数が、拡張部分の内部空間内で移動するようになる。更に、コネクタの第2の方向の移動により、保持組立体及び/又はその一部分若しくは構成要素の支え部分の1又は複数が、拡張部分の内部空間の外に移動し、この第2の方向は第1の方向とはほぼ反対である。幾つかの実施形態において、コネクタは、ケーブル、ロッド又は他のアクチュエータを備える。
幾つかの実施形態において、コネクタは、自転車に乗っている間に操作するよう構成されたレバーに作動可能に接続されている。他の構成において、シートポスト組立体は、コネクタ及び保持組立体に作動可能に接続されたロックピンを更に含む。一実施形態において、ロックピンは、拡張部分の内部空間内に位置付けられたときに、拡張部分が内向きに収縮するのを阻止するように構成されている。
他の実施形態によれば、自転車は、自転車フレームに取り付けるように構成された第1の支持体と、自転車サドルに取り付けるように構成された第2の支持体とを備える調整可能なシートポスト装置又は組立体を含む。幾つかの実施形態において、第1の支持体は内部表面を含み、第2の支持体は第1の支持体内に滑動可能に位置付けられる。1つの構成において、第2の支持体は、拡張位置にあるときに第1の支持体の内部表面に係合するように構成された可動部分を含む。調整可能なシートポストは、可動部分の内部空間の内外に少なくとも部分的に滑動自在に移動するように構成された保持組立体及び/又は他の何れかの部材を更に含む。一実施形態において、可動部分は、保持組立体が拡張部分の内部空間内に位置付けられたときに、全体的に内向きに収縮することができない。幾つかの構成において、保持組立体は、支え部分、ロック部分及び/又はあらゆる部分若しくは構成要素を備える。他の構成において、シートポストは、保持組立体(例えば、保持組立体の支え部分、ロック部分及び/又は他の何れかの部分若しくは構成要素)を可動部分の内部空間の内外に選択的に移動させるように構成されたケーブル、ロッド又は他のアクチュエータを更に備える。幾つかの実施形態では第2の支持体は、保持組立体及び/又は他の部材が可動部分の内部空間の外に移動したときに、第1の支持体に対して選択的に移動することができる。幾つかの実施形態において、第2の支持体は、保持組立体及び/又は他の部材が可動部分の内部空間内に位置付けられたときに、第1の支持体に対して固定するように構成されている。
幾つかの構成において、第1の支持体の内部表面は、複数の溝を備える。一実施形態において、第2の支持体の可動部分は、可動部分が拡張位置にあるときに溝の1つに係合するように構成されている。他の実施形態において、第2の支持体は、主本体部を備える。別の実施形態において、可動部分は、主本体部とは別個に形成されている。
幾つかの実施形態によれば、可動部分は、第2の支持体と一体的に形成されている。他の構成において、第2の支持体の可動部分は、拡張部分を備える。一実施形態において、拡張部分は、コレット又は他の拡張可能部材を備える。幾つかの実施形態において、コレットは、スロットが形成され、又は拡張又は収縮するのを助ける他の特徴要素を含む。幾つかの構成において、第2の支持体は上端及び下端を備え、可動部分は、第2の支持体の下端又はその近くに位置付けられる。他の実施形態において、可動部分は、第2の支持体の他の何れかの部分に沿って位置付けられる。
幾つかの実施形態において、自転車のシートポスト組立体は、第1の支持体に対して第2の支持体を付勢するように構成された付勢組立体を更に備える。1つの構成において、保持組立体は、通常は、可動部材の内部空間内で少なくとも部分的に弾性的に付勢されている。他の実施形態において、アクチュエータは、保持組立体に機械的に取り付けられたコネクタを備え、保持組立体は、コネクタが全体的に移動したときに可動部分の内部空間から外へ移動するように構成されている。幾つかの実施形態において、コネクタは、ケーブル、ロッド又は他のアクチュエータを備える。他の実施形態において、コネクタは、自転車のハンドルバーの近くに配置されたレバー又は他の作動装置に作動可能に接続されている。幾つかの実施形態において、コネクタは、サドルの真下に位置付けられ又は自転車の他の何れかの箇所に沿って位置付けられたレバー又は他の作動装置に作動可能に取り付けられる。
幾つかの実施形態によれば、自転車サドルの垂直方向位置を調整する方法は、調整可能なシートポスト組立体を準備するステップを含む。幾つかの実施形態において、シートポスト組立体は、外側支持体と、該外側支持体内に滑動可能に位置付けられる内側支持体とを含む。幾つかの構成において、内側支持体は、拡張位置にあるときに外側支持体の内部表面に係合するように構成された拡張部分を備える。幾つかの実施形態において、調整可能なシートポスト組立体は、外側支持体に対して内側支持体を付勢するように構成された付勢組立体と、拡張部分が拡張位置に維持されるロック方向、又は拡張部分が全体的に収縮位置に移動可能になるアンロック方向に拡張部分が選択的に可能となるように構成されたアクチュエータと、を更に備える。
幾つかの実施形態において、内側支持体は、拡張部分がアンロック方向にあるときに外側支持体に対して選択的に滑動自在に移動するように構成されている。他の実施形態において、内側支持体は、拡張部分がロック方向にあるときに外側支持体に対して全体的に固定されるように構成されている。幾つかの構成において、自転車サドルの垂直方向位置を調整する方法は、シートポスト組立体の外側部分を自転車フレームに固定するステップと、シートポスト組立体の内側部分を自転車サドルに固定するステップとを更に含む。一実施形態において、本方法は、自転車サドルに作用する重量又は下向きの力を低減して拡張部分がアンロック方向にあるようにアクチュエータを移動させることにより、自転車フレームに対して自転車サドルを選択的に上昇させるステップか、又は、自転車サドルに重量及び/又は下向き方向の力を作用させて、拡張部分がアンロック方向にあるようにアクチュエータを移動させることにより自転車フレームに対して自転車サドルを選択的に降下させるステップを更に含む。幾つかの実施形態において、自転車サドルの垂直方向位置を調整する方法は、拡張部分がロック方向にあるようにアクチュエータを移動させることにより、自転車サドルの選択された垂直方向位置を維持するステップを更に含む。
幾つかの構成において、拡張部分は、スロット付きのコレット、別のタイプのコレット又は幾つかの別の拡張可能部材を備える。一実施形態において、アクチュエータは、コネクタ(例えば、ケーブル、ロッド、他のアクチュエータ、その他)及びレバーを含み、レバーはコネクタに作動可能に接続されている。幾つかの実施形態において、自転車サドルを選択的に上昇又は降下させるステップは、レバーを弾性力に抗して第1の位置から第2の位置に移動させるステップを含む。他の実施形態において、選択位置を維持するステップは、レバーが第1の位置に移動するようにレバーを解除するステップを含む。
本出願において開示されたこれら及び他の特徴要素、態様及び利点は、本発明を限定ではなく例示することを意図した特定の好ましい実施形態に関する図面を参照しながら説明する。添付図面は、本明細書で開示される概念を例示することを目的としており、縮尺通りでない場合がある点を理解されたい。
一実施形態による、調整可能なサドルポスト組立体を備えた自転車の側面図である。 一実施形態による、調整可能なサドルポスト組立体の斜視図である。 図2の調整可能なサドルの部分斜視断面図である。 図2の調整可能なサドルポスト組立体の断面図である。 図4の調整可能なサドルポストの詳細な断面図である。 図2から図5の調整可能なサドルポスト組立体の内側支持体の分解斜視図である。 本明細書で開示された一実施形態による、調整可能なサドルポスト組立体で使用するように構成されたコレットの斜視図である。 一実施形態による、複数のボールを備える拡張部分の異なる図である。 一実施形態による、複数のボールを備える拡張部分の異なる図である。 コレット又は他の拡張部分に対する保持組立体の位置が選択的に修正された、図4の調整可能なサドルポスト組立体の異なる断面図を示している。 コレット又は他の拡張部分に対する保持組立体の位置が選択的に修正された、図4の調整可能なサドルポスト組立体の異なる断面図を示している。 コレット又は他の拡張部分に対する保持組立体の位置が選択的に修正された、図4の調整可能なサドルポスト組立体の異なる断面図を示している。 一実施形態による、自転車のフォークで使用するように構成された収縮位置の調整可能組立体の斜視図である。 拡張位置にある図9Aの調整可能組立体を示す。 一実施形態による、自転車フォーク組立体のレッグ内に位置付けられる図9A及び図9Bの調整可能組立体を示す。 図9A及び図9Bの調整可能組立体の断面図である。 明確にするために特定の構成要素が隠されている、図9A及び図9Bの調整可能組立体の側面図である。 明確にするために特定の構成要素が隠されている、図9A及び図9Bの調整可能組立体の断面図である。 明確にするために特定の構成要素が隠されている、図9A及び図9Bの調整可能組立体の斜視図である。 別の実施形態による、調整可能組立体の断面図である。 別の実施形態による、調整可能組立体の断面図である。 別の実施形態による、調整可能組立体の部分断面図である。 別の実施形態による、調整可能組立体を概略的に示した図である。 別の実施形態による、調整可能組立体の部分的側面図である。 図15Aの調整可能組立体の断面図である。 図15Aの調整可能組立体の断面図である。 別の実施形態による、調整可能組立体の側面図である。 図16Aの調整可能組立体の断面図である。 調整可能組立体で使用するように構成された拡張部分の一実施形態の上部斜視図である。 図17の拡張部分の底部斜視図である。 図17の拡張部分の底部図である。 別の実施形態による、調整可能組立体の斜視図である。 図20Aの調整可能組立体の上面図である。 図20Aの調整可能組立体の側面図である。 図20Aの調整可能組立体の断面図である。 別の実施形態による、調整可能組立体の斜視図である。 明確にするために組立体の部分が隠され又は除かれている、図21Aの調整可能組立体の異なる斜視図である。 明確にするために組立体の部分が隠され又は除かれている、図21Aの調整可能組立体の異なる斜視図である。 図21Aの調整可能組立体の断面図である。 別の実施形態による、調整可能組立体の斜視図である。 図22Aの調整可能組立体の異なる断面図である。 図22Aの調整可能組立体の異なる断面図である。 図22Aの調整可能組立体の異なる断面図である。 別の実施形態による、調整可能組立体の斜視図である。 図23Aの調整可能組立体の異なる断面図である。 図23Aの調整可能組立体の異なる断面図である。 図23Aの調整可能組立体の異なる断面図である。 一実施形態による、拡張可能部材又は拡張部分及び対応するロックピンの斜視図である。 図24Aの拡張可能部材又は拡張部分及び対応するロックピンの断面図である。 別の実施形態による、調整可能組立体の斜視図である。 図25Aの調整可能組立体の異なる断面図である。 図25Aの調整可能組立体の異なる断面図である。 図25Aの調整可能組立体の異なる断面図である。 図25Aの調整可能組立体の異なる断面図である。 図25Aの調整可能組立体に組み込まれた拡張部分の一実施形態の斜視図である。
本出願は、望ましくはユーザが自転車に乗っている間でも自転車の構成要素又は他の部分を選択的に昇降できるように構成された自転車用の垂直方向に調整可能な組立体に向けられる。調整可能組立体並びにこれに関連する様々なシステム及び特徴要素は、自転車サドルの関連において記載されているが、これは、この関連において特に有用性があることに起因する。しかしながら、本明細書で記載した調整可能なポスト組立体及び方法は、これらの様々なシステム及び特徴要素と同様に、例えば、限定ではないが、自転車のフロントフォーク及びハンドルバー領域、又は自転車の他の何れかの部分など、他の関連においても同様に用いることができる。便宜上、調整可能組立体は、本明細書では調整可能なシートポスト組立体を具体的に参照して説明する。
図2に例示したように、シートポスト組立体20は、外側支持体30に対して滑動自在に移動するように構成された内側支持体60を含むことができる。自転車サドル16(図1)又は他のシート部材は、内側支持体60の上側部分(例えば、サドルヘッド62)に取り付けることができる。幾つかの実施形態において、外側支持体30は、自転車フレーム14(図1)に取り付けられる。更に、他の実施形態において、外側支持体30は、自転車フレームに恒久的に取り付けるか、又はその一部として製造することができる。従って、外側支持体30に対して内側支持体60を垂直方向に移動させることにより、座った乗員が、必要に応じてサドルを選択的に昇降できるようにすることができる。
引き続き図1及び図2において示した実施形態を参照すると、外側支持体30は自転車フレーム14に取り付けるように構成され、他方、内側支持体60は、サドル16又は他のシート部材に取り付けるように構成されている。上述のように、外側支持体30は、自転車フレーム内に組み込むことができる。しかしながら、代替として、外側支持体30は、自転車サドル16又は他のシート部材に取り付けるように構成してもよく、内側支持体60は、自転車フレーム14に取り付けるように構成してもよい。
加えて、シートポスト組立体20は、要望又は必要に応じて、自転車フレーム14及び/又は自転車サドル16に恒久的に又は取り外し可能に取り付けることができる。例えば、シートポスト組立体20の外側支持体30は、フレーム14の一部であってもよい。1つの構成において、シートポスト組立体10は、クランプ装置、機械的締結具及び/又は同様のものを用いて自転車フレーム14に固定されている。
図3に例示したように、外側支持体30は、上端又はその近くにシートヘッド部分32を含むことができる。シールヘッド部分32は、流体、固体(例えば、塵埃)又は他の何らかの物質が外側支持体30及び/又は内側支持体60の内部に進入するのを防ぐように有利に構成することができる。加えて、本明細書でより詳細に説明するように、シールヘッド部分32は、空気又は他の流体のチャンバ58又はシートポスト組立体20の他の内部部分からの放出を防ぐのを助けることができる。幾つかの実施形態において、シールヘッド部分32は、内側支持体60の外周面にほぼ当接及び接触する円周方向ワイパ36を備える。ワイパ36は、1又は複数のエラストマ(例えば、ゴム)、熱可塑性又は他の可撓性、剛性又半剛性の材料を含むことができる。
図示の実施形態において、ワイパ36は、内側支持体60の外周面に向けて弾性的に付勢されたリップ部37又は他の部材を備える。このような設計の結果、流体、固体及び/又は他の物質が内側支持体60と外側支持体30との間の空間から漏出又は他の方法で放出する可能性が低減される。更に、ワイパ36の代わりに又はこれに加えて、1又は複数の他のシール部材を使用して、流体及び/又は他の物質がシールヘッド部分32を通ってシートポスト組立体20の内部への侵入又は内部からの流出を阻止又は最小限にすることができる。例えば、シールヘッド部分32は、要望又は必要に応じて、1又は複数のOリング38、39、或いは他のシール部材を備えることができる。
図4及び図5に例示した断面図を参照すると、外側支持体30は、その内部表面に沿って複数の円周方向溝40、凹部又は他の特徴要素を備えることができる。本明細書で詳細に説明するように、外側支持体30の内部に沿った溝40は、好ましくは、内側支持体60のコレット又は他の拡張部分が係合するようなサイズ、形状、及びその他に適合されている。図示の構成では、外側支持体30は、互いに直接隣接して位置する合計で8個の溝40を含む。加えて、例示した溝40の各々は、同じ又は実質的に同じ湾曲した形状を有することができる。しかしながら、他の実施形態において、溝40の数量、サイズ、形状、間隔、箇所及び/又は他の詳細事項は、特定の適用又は用途に対する要望又は要求に応じて変えることができる。例えば、溝40の曲率半径は、本明細書で例示したものよりも大きくても、又は小さくてもよい。加えて、溝40は、外側支持体30の内部のより大きい部分又はより小さい部分に沿って延びることができる。
シートポスト組立体20の外側支持体30,内側支持体60及び/又は他の何れかの部分は、例えばアルミニウム、チタン、鋼鉄、他の金属若しくは合金、炭素繊維、熱可塑性プラスチック及び/又は同様のものなどの1又は複数の材料を含むことができる。使用する材料又は材料の厳密な組み合せに関係なく、外側支持体30及び内側支持体60は、これらが受ける可能性がある種々の力、モーメント及び他の応力に耐えるように設計されるのが好ましい。外側支持体30の内部に沿った溝40、及び/又は、外側支持体30又は内側支持体60の内部若しくは外部に沿った他の何れかの特徴要素は、このような支持体の製造と同時に形成することができる。或いは、溝40又は他の何れかの特徴要素は、1又は複数の形成方法を用いて、支持体30、60の製作に続いて機械加工又は他の方法で形成することができる。
引き続き図4を参照すると、外側支持体30の下側部分は、内側支持体60が所望の閾位置を越えて降下するのを阻止するパッド44又は他の底部を含むことができる。図示のように、外側支持体30の下側部分はまた、下側溝42を含むことができ、該溝は、内側支持体60が外側支持体30に対してこのような下方閾位置又は他の最下設定値に移動したときに、内側支持体60のコレット又は他の拡張部分が全体的に係合することができる。
図4に例示したように、外側支持体30の下側部分は、ばね又はエアプラグ組立体50を備えることができる。幾つかの実施形態において、エアプラグ組立体50がパッド44又は他の部分若しくは部材の下方に位置付けられ、外側支持体30内での内側支持体60の更なる降下を垂直方向で制限する。エアプラグ組立体50は、外側支持体30の内部で加圧空気又は他の流体の容積を維持するように構成することができる。例えば、図示の構成では、エアプラグ組立体50は、外側支持体30の断面領域全体を横断して延びる。1又は複数のOリング56又は他のシール部材が、エアプラグ組立体50の円周縁部と外側支持体30の内壁との間に全体的に位置付けられ、外側支持体30の内部で空気又は他の流体を維持するのを助けることができる。更に、シールヘッド部分32はまた、所望の空気ばねの維持を助けることができる。
引き続き図4を参照すると、エアプラグ組立体50は、シュレーダ弁54又は他の空気調整装置を含むことができる。シュレーダ弁54又は他のタイプの弁は、ユーザが、エアプラグ組立体50の上方に形成された外側支持体のキャビティ58内に空気又は他の流体を注入できるように構成することができる。本明細書でより詳細に説明するように、キャビティ58は、空気又は他の流体を用いて加圧され、内側支持体60(例えば、内側支持体60のチャンバ58に直接隣接する部分)に力を効果的に作用させる空気ばねを形成することができる。例示の実施形態において、シュレーダ弁は、外側支持体30の底部の開放端から接近可能である。しかしながら、他の構成において、シュレーダ弁又は他の何れかのタイプの弁は、シートポスト組立体20の異なる部分に沿って位置付けることができる。更に、空気ばねの代わりに又はこれに加えて、コイルスプリング、異なるタイプの弾性部材、又は別のタイプの装置若しくは方法を使用して、内側支持体60に力を作用させることができる。
図4に例示したように、調整可能なシートポスト組立体20は、外側支持体30に対して滑動可能に位置付けられる内側支持体60を備えることができる。幾つかの実施形態において、本明細書で例示したように、外側支持体30及び内側支持体60は、全体的に中空の円筒管形状を有する。しかしながら、他の構成において、支持体30、60の形状、サイズ、厚さ及び/又は他の詳細事項は、所望又は必要に応じて変えることができる。図示の実施形態において、内側支持体は、外側支持体30の上端内に置かれるように構成される。しかしながら、本明細書で説明するように、シートポスト組立体20は、内側支持体60の位置と外側支持体30の位置とを逆できるように異なる構成にすることができる(例えば、内側支持体は低端部外側支持体内に置くことができる)。
引き続き図4及び図5を参照すると、内側支持体60は、その下端部に沿ってコレット又は他の拡張部分70を含むことができる。拡張部分70は、スロット付きコレット、別のタイプの弾性部材又は他の非弾性拡張可能部材を備えることができる。図示の実施形態において、拡張部分70は、内側支持体60に固定される別個の部材である。拡張部分70及び内側支持体60の隣接表面は、互いに機械的に係合するのに使用できる1又は複数の特徴要素(例えば、溝、他の凹部、突起、その他)を含めるように機械加工することができる。或いは、拡張部分70及び内側支持体60は、例えば、タブ、ねじ、溶接、リベット、ファスナ、フランジ、接着剤、摩擦嵌め接続及び/又は同様のものなどの1又は複数の他の取り付け装置又は方法を用いて接続することができる。他の構成において、内側支持体60は、拡張部分70と一体的に形成される。図4及び図5では、拡張部分70は、内側支持体60の端部に全体的に固定されている。しかしながら、コレット70又は他の拡張部分は、内側支持体60の他の何れかの箇所に沿って位置付けることができる。
図7は、シートポスト組立体20の内側支持体30に取り付けるよう適合されたコレット70の一実施形態の斜視図を例示している。図示のように、コレット70は、内向きに弾性的に縮小することを可能にする1又は複数のスロット72及び/又は他の特徴要素を含むことができる。図示の構成において、スロット72の各々は、垂直方向に向いており、コレット本体に沿って配置された円形開口部74で終端している。スロット72は、望ましくは、コレット70を一連のコレットセクション又はアーム75に分割する。
引き続き図4から図6を参照すると、コレット70は、外側支持体30の内壁に沿って位置付けられた溝40の1つと係合するように構成された突出部分76を含むことができる。しかしながら、コレット70又は内側支持体60の他の拡張部分の1又は複数の領域は、外側支持体30の溝40を係合するように的道させることができる。他の実施形態において、コレット70又は他の拡張部分は、どのような溝40又は他の特徴的な特徴要素も含まない領域(例えば、外側支持体30の内面のほぼ滑らかな表面)に沿って外側支持体30の内部と係合するように構成されている。更に他の実施形態において、図13A及び図13Bを参照して本明細書で説明されるように、コレット又は他の拡張部分は、内向きに延びて、外側支持体に固定又は他の方法で接続された中央シャフトの溝及び/又は他の部分を係合するように構成される。
コレット70のスロット72、開口部74及び/又はアーム75の数量、サイズ、形状、間隔及び/又は他の詳細事項は、要望又は要求に応じて変えることができる。例えば、幾つかの実施形態において、コレット70はスロット又は開口部を全く含まなくてもよい。代わりに、コレット70は、その一部の1又は複数の部分が弾性的に縮小又は拡張(例えば、円周方向に)できるように構成することができる。或いは、特定のコレットアーム間のスロットを極めて幅広にし、外側支持体の溝と嵌合する物理的構造を持たないコレット70の周囲の大きな角度方向部分があるようにすることができる。しかしながら、望ましくは、アームは、スロットの周囲の少なくとも180度、少なくとも240度、少なくとも270度、少なくとも300度、少なくとも320度、及び好ましくは実質的に360度全体の周りに延びる突出部分を定める。
図4及び図5に例示したように、内側支持体60のコレット70の突出部分76又は他の拡張部分は、外側支持体30の内壁に沿って位置付けられた溝40の形状と合致又は実質的に合致するような形状、サイズ、及びその他の構成にすることができる。従って、突出部分76は、その円周方向に拡張した状態にあるときには、溝の1つとほぼ好適に係合することができる。本明細書でより詳細に説明するように、コレット70の突出部分76は、コレット70が外側支持体30の内壁に沿って異なる溝40又は他の領域に係合するよう、内向きに選択的に収縮できるようにすることができる。その結果、内側支持体60の垂直方向位置は、外側支持体30に対して選択的に変えることができる。
特定の構成において、コレット70又は他の拡張部分は、ばね鋼及び/又は別の弾性材料を含む。本明細書でより詳細に説明するように、このような材料を使用することにより、外側支持体30の曲線輪郭の内壁の異なる部分が係合したときに、コレット70又は他の拡張部分が収縮及び拡張できるようになる。1つの構成において、コレット70は、どのような力も作用していないときに拡張位置(図4から図6に例示したように)に留まるように構成されている。
本明細書で詳細に説明するように、内側支持体の拡張部分は、外側支持体の内壁に係合するための1又は複数の他の装置又は特徴要素を含むことができる。幾つかの実施形態において、拡張部分は、外側支持体の対応する特徴要素又は部分に係合する1又は複数の歯止め、ボール及び/又は他のセクション、部分若しくは特徴要素を備える。例えば、このような歯止め、ボール又は他の要素は、(収縮又は非拡張方向から)半径方向外向きに揺動、滑動、転動又は他の方法で移動することができる。
内側支持体60は、保持組立体80を含むことができ、幾つかの実施形態において該保持組立体80は、コレット70又は他の拡張部分(例えば、歯止め、ボール、過度に可動な特徴要素)の内部に少なくとも部分的に収まるように通常は付勢される。本明細書で詳細に説明するように、幾つかの実施形態において、保持組立体80は支え部分81及びロック部分90を備える。しかしながら、他の実施形態において、保持組立体80は、支え部分81のみ、又はロック部分90のみを含むことができる。更に、保持組立体80は、支え部分81及び/又はロック部分90に加えて若しくはその代わりに、1又は複数の他の部分又は部材を含むことができる。この厳密な構成に関係なく、保持組立体80は、好ましくは、コレット70又は内側支持体60の他の拡張部分を拡張位置に維持して、コレット70又は他の拡張部分が外側支持体30の溝40又は他の内側部分に係合されたままであるように適合される。本明細書でより詳細に説明するように、これにより、内側支持体60と外側支持体30との間の相対移動が阻止されるので、自転車サドルの垂直方向位置が維持されるようになる。
図5に例示したように、支え部分81は、ほぼ管状の上側部分と、円周方向に拡大した下側部分82と、を含むことができる。幾つかの構成において、拡大下側部分82は、拡大下側部分82が弾性的に付勢されたときにコレット70の突出部分に沿って隣接するテーパ付き内側表面77と対応して全体的に嵌合するようなサイズ、形状、傾斜、及びその他の構成にされたテーパ付き外側表面83を含む。図6には、保持組立体80を含む内側支持体60の一実施形態の組立分解図が例示されている。
幾つかの実施形態によれば、内側支持体60は、保持組立体80(例えば、支え部分81、ロック部分90)をコレット70の内部に向けて付勢するのを助ける1又は複数のコイルばね又は他の付勢部材を含む。例えば、図5に示すように、ばねハウジング86又は別の同様の部材(例えば、プレート、他の当接面、その他)を用いて、保持組立体80の支え部分81に押し付ける所望の付勢力を維持することができる。本明細書でより詳細に説明するように、保持組立体80の支え部分81及び/又は他の何れかの部分は、1又は複数のばね88又は他の弾性部材の付勢力に抗して選択的に移動され、支え部分81の拡大下側部分82及び/又は保持組立体80の他の何れかの部分を、コレット70の突出部分76又は内側支持体60の他の拡張部分の内部から全体的に外へ上向きに移動させることができる。これにより、有利には、十分に大きい上向き又は下向き方向の力が内側支持体60に作用したときに、コレット70の突出部分76が収縮できるようにすることができる。その結果、内側支持体60は、外側支持体30に対して滑動自在に移動することができる。このようにして、内側支持体60に取り付けられたサドル又は他のシート部材の垂直方向位置を選択的に変更することができる。
上述のように、保持組立体80は、コレット70の突出部分76をその通常の拡張状態に維持又は「ロック」し、外側支持体30と内側支持体60との間の相対移動を阻止するのを助けることができる。突出部分76が拡張したままであるのを更に確実にするために、保持組立体80は、ロック部分90又は他の同様の部分、特徴要素、若しくは装置を含むことができる。図4及び図5に描いた実施形態において、ロック部分90は、全体的に、支え部分81の真下で直接隣接して位置付けられる。図示のように、ロック部分90は、支え部分81の中央キャビティと滑動自在に位置付けることができる。しかしながら、他の実施形態において、支え部分81とロック部分90との相対位置、このような構成要素が相互作用する様態、及び/又はこれらの構成要素の他の詳細事項は、要望又は必要に応じて変えることができる。
支え部分81と同様に、ロック部分90は、1又は複数のコイルばね94又は他の弾性部材を用いて、コレット70の突出部分76の内部に向けて弾性的に付勢することができる。例えば、図示のように、ばね94が支え部分81の内部キャビティ部内に位置付けられて、ロック部分90に対して下向き方向の力を作用させるようにすることができる。例示の実施形態において、ロック部分90は、ばね94の付勢力に抗して(例えば、図示のように上方に)十分に大きく移動した場合に、支え部分81の拡大下側部分82に接触するように構成されている。従って、支え部分81の下側部分82をコレット70の突出部分76から外へ移動させるために、ロック部分90は、支え部分81の拡大下側部分82に接触するまで(例えば、図5に例示したように上方に)移動する。その結果、ロック部分90が引き続き移動することにより、ロック部分90及び支え部分81が1又は複数のばね88、94の付勢力に抗して同時に移動するようになる。保持組立体80(例えば、ロック部分90、支え部分81、その他)が移動してコレット70の突出部分76(又は他の拡張部分)の内部から十分に離れると、コレット70が内向きに収縮可能になり、内側支持体60が外側支持体30に対して移動できるようになる。
本明細書で例示し且つ説明した実施形態では、保持組立体80は支え部分81及びロック部分90を含むが、保持組立体80は、コレット70又は内側支持体60の他の拡張部分が内向きに収縮するのを阻止するために、支え部分81又はこれに類似する装置のみを有してもよいことは理解されるであろう。或いは代替として、保持組立体80は、ロック部分90のみを含み、支え部分81を含まなくてもよい。しかしながら、幾つかの実施形態において、例えば支え部分81などの拡張部分又は傾斜外面を有する他の部分は、摩耗又は製造にも拘わらずコレット70と溝との堅固な嵌合を確保する助けとなるので、このような部分を使用することが好ましい。加えて、他の構成において、調整可能なポスト組立体20は、コレット70又は内側支持体60の他の拡張部分が外側支持体の溝40又は他の部分と係合した状態に保持するのを確保する全く異なる方法を含むことができる。例えば、コレット70又は内側支持体60の他の拡張部分を維持するように構成された保持組立体80は、複雑でない設計又はより複雑な設計を含むことができる。幾つかの実施形態において、保持組立体80は、単一の部分及び/又は構成要素(例えば、支え部分81、ロック部分、他の何れかの部分又は部材、その他)のみを備えることができる。他の構成では、保持組立体80は、2個、3個、4個又はそれ以上の異なる部分及び/又は構成要素を含むことができる。
上述のように、拡張部分は、外側支持体の内壁を選択的に係合可能な複数の可動部材の何れか1つを含むことができる。一例として、図7B及び図7Cに例示した実施形態を参照すると、拡張部分70’は、半径方向に縮小した位置(図7B)と半径方向に拡張した位置(図7C)との間で転動する1又は複数のボール72’を備えることができる。他の構成において、歯止め、タブ又は他の要素は、半径方向縮小位置と半径方向拡張位置との間で揺動、滑動、転動、又は別の移動をすることができる。本明細書で開示されたコレット構成と同様に、このような可動部材は、通常の半径方向拡張位置又は他の外向きへの方向を維持するように構成することができる(例えば、可動部材が外側支持体の対応する特徴要素又は部分と接触し係合できるように)。幾つかの実施形態において、拡張可能部分又は可動部分の歯止め、ボール若しくは他の部材は、半径方向に拡張される構成で弾性的に付勢される(例えば、1又は複数のばね、他の弾性的装置、その他を用いて)。代替として、このような構成要素又は特徴要素に関する所望の外向き構成は、例えば、スリーブ、レバー、カム、ピン及び/又は同様のものなどの1又は複数の他の装置又は方法を用いて維持することができる。
拡張部分に含まれる歯止め、ボール又は他の可動部材は、保持組立体を用いて半径方向に拡張した向きにロックすることができる。保持組立体は、コレットの実施形態に関する図4から図6を参照して説明したものと同様であり、一定の利点を享受することができる。しかしながら、代替として、他のタイプの設計を使用して、可動部材が所望の向き(例えば、半径方向外向きに)で安全且つ適切に維持されるのを確実にすることが可能である。
例えば、1又は複数のボールを備える拡張部分においては、外向きに転動して外側支持体の隣接する内壁に沿って対応する特徴要素を係合するように適合され、保持組立体のスリーブ又は他の部分が、拡張部分の内部内で移動して、ボールを拡張部分の外周に沿って付勢及び維持する(例えば、ロックする)のを助けるようにすることができる。幾つかの実施形態において、スリーブ又は他の保持組立体の位置が拡張部分に対して適切に維持されている限り、スリーブ又は他の保持組立体によってボール又は他の可動部材が外向きの拡張方向に確実保持される。例えば、図7Cでは、スリーブ80’又は他の保持部材は、拡張部分70’の内部内で移動して、ボール72’が半径方向外向き方向に移動して保持されるのを確保することができる。
これらの厳密な構成に関係なく、拡張部分の可動構成要素又は特徴要素(例えば、歯止め、ボール、その他)は、望ましくは、半径方向拡張位置と半径方向縮小位置との間で移動して、外側支持体に対する内側支持体の垂直方向位置を選択的に調整することができる。従って、コレットの実施形態を参照して本明細書で上述したように、有利には、自転車のシートポスト、フォーク及び/又は他の部分の垂直位置は、ユーザが調整することができる。
幾つかの実施形態において、作動装置又はシステムを用いて、保持組立体80(例えば、支え部分81、ロック部分90など)及び/又はシートポスト組立体20の他の何れかの部分を移動させることができる。図4及び図5を参照すると、内側支持体60の内部を通って延びるケーブル100、ロッド、コネクタ又は他の可動部材は、支え部分81及びロック部分90の下方に位置するケーブルロック部材92に作動可能に接続されている。例示した構成では、ケーブルロック部材92は、例えば、ねじ付きファスナ、リベット、他のタイプのファスナ、溶接、ピン、接着剤及び/又は同様のものなどの1又は複数の接続装置又は方法を用いて、隣接するロック部分90に固定される。代替として、ケーブルロック部材92は、ロック部分90への単なる取り付けに加えて又はその代わりに、保持組立体80の支え部分81及び/又は他の何れかの部分に取り付けることができる。
引き続き図4及び図5の断面図を参照すると、ケーブル100、ロッド、コネクタ又は他の可動部材は、ケーブルロック部材92の通路内に挿入することができる。更に、ケーブル100は、セットスクリュ又は他のファスナを1又は複数の横方向開口部94内に挿入して締結することにより、ケーブルロック部材92に固定することができる。しかしながら、1又は複数の代替の装置又は方法を使用して、ケーブル100をケーブルロック部材92に固定することができる。ケーブル100、ロッド、コネクタ又は他の可動部材は、好ましくは、調整可能なシートポスト組立体20の使用中に曝される可能性がある力及び応力に耐えるように構成された1又は複数の耐久性材料を備える。例えば、ケーブル100は、1又は複数の金属(例えば、鋼鉄)、熱可塑性物質、複合材料及び/又は同様のものを含むことができる。
本明細書で例示した調整可能なシートポスト組立体の実施形態において、ケーブル100は、内側支持体60の軸方向中心又はその近くを通って配設するように構成されている。従って、内側支持体60の構成要素のうちの1つ又は複数は、そこを通るケーブルの遮られない通路を収容するように構成される必要がある場合がある。例えば、図示のように、保持組立体80の上側円筒部分(例えば、支え部分81、ロック部分90など)は、ケーブル100がそこを通って配設される開口部84を含むことができる。加えて、ケーブル100は、限定ではないが、ばね88、94、ばねハウジング86、コレット70若しくは他の拡張部分及び/又は同様のものを含む、シートポスト組立体20の1又は複数の他の構成要素を通って配設することができる。
図4において、ケーブル100、ロッド、又は他の可動部材は、内側支持体60の上端又はその近くに配置されたプルロッド組立体110に取り付けられる。ケーブル100とケーブルロック部材92との間の接続に関して本明細書で上述したように、1又は複数の装置又は方法を使用して、ケーブル100をプルロッド組立体110に固定することができる。幾つかの実施形態において、シートポスト組立体20内に位置するケーブル100において所望量の張力を維持することができる。例示した構成では、ケーブル100のこのような張力は、ばね118又は他の弾性部材を、内側支持体60の内部上面とプルロッド組立体110に取り付けられたばねプレート116との間に位置付けることにより生じる。結果として、プルロッド組立体110は、プルロッド組立体110及びケーブル100をレバー、スイッチ、ボタン及び/又は他の作動装置に作動可能に接続するよう構成された別のケーブル(図示せず)、ロッド又は他の部材に機械的に接続することができる。幾つかの実施形態において、このようなレバー又は他の作動装置は、自転車のハンドルバー領域又はその近くに位置付けられ、ユーザがシートポスト組立体を好都合に操作できるようにしている。代替として、プルロッド組立体110及びケーブル100は、自転車の異なる箇所(例えば、サドルの真下、1又は複数のフレーム部材に沿って、その他)に配置されたレバー又は他の作動装置に作動可能に接続することができる。
上述のように、ケーブル100がその休止位置から後退した(例えば、図4及び図5に例示したように上方に移動した)ときに、保持組立体80(例えば、支え部分81、ロック部分90、スリーブ及び/又は保持組立体80の他の何れかの部分若しくは構成要素)は、コレット70の突出部分76又は内側支持体60と共に形成され若しくはこれに取り付けられた他の拡張部分(例えば、ボール、歯止め、他の可動部材、その他)から離れて移動することができる。その結果、コレット70又は他の拡張可能部材は、内向きに収縮又は他の方法で移動(例えば、滑動、転動、その他)し、拡張部分(例えば、コレットの突出部分76、ボール、歯止め、その他)が、内側支持体60の別の溝40又は別の内部表面若しくは部分を選択的に係合できるようになる。同様に、ケーブル100が、その休止位置に弾性的に復帰することが許容されたときに(例えば、1又は複数のばね88、94、118又は他の付勢部材の助けによって)、保持組立体80は、コレット70の突出部分の内部で移動し、これにより内向きに収縮するコレットの能力を抑制又は制限することができる。本明細書でより詳細に説明するように、これは、外側支持体30と内側支持体60との間の相対移動を阻止又は低減するのを助けることができる。
他の実施形態において、本明細書でより詳細に説明するように、調整可能なシートポスト組立体は、1又は複数の他の装置、システム又は方法を利用して、保持組立体をコレット又は他の拡張部分に対して選択的に移動させることができる。例えば、可動ケーブル又はロッドの代わりに、液圧式、電動式又は他の機構を使用して、保持組立体の位置を変更することができる。このような代替の設計を組み込んだ実施形態が、図13から図19を参照しながら以下でより詳細に説明される。
使用時には、空気又は他の流体は、ポンプ又は他の流体供給装置を用いてシュレーダ弁54を通じて外側支持体30内に注入することができる。外側支持体30の気密又は実質的に気密なチャンバ58内に収納された空気又は他の流体の量により、内側支持体60を外側支持体30から離れるように(例えば、上方、すなわち例示した実施形態において矢印59で示す方向に)付勢する傾向がある空気ばねの大きさが決定付けられることになる。上述のように、他の構成において、調整可能なシートポスト組立体20は、内側支持体60を外側支持体30から全体的に離すように付勢するのを助けるために、本明細書で開示された空気ばねに加えて又はその代わりに、1又は複数のばね又は他の付勢部材を含むことができる。
所望容積の空気又は他の流体が外側支持体30のチャンバ58内に注入されると、或いは、チャンバ58内で所望の流体圧力に達すると、シートポスト組立体20は、自転車10のフレーム14及びサドル16(図1)に固定することができる。一実施形態において、外側支持体30は、外側支持体30を受け入れるようなサイズ、形状、及びその他の構成にされた自転車フレーム14の中空部材内に挿入することができる。このような構成では、シートポスト組立体20の外側支持体30又は他の部分は、クランプ装置(図示せず)、ファスナ及び/又は他の何れかの装置若しくは方法を用いて、フレーム14に固定することができる。代替として、外側支持体30は、自転車フレーム14構造自体の一部であってもよい。
更に、サドル16は、内側支持体60のサドルヘッド62に固定することができる。図2及び図4に例示したように、サドルヘッド62は、標準又は非標準のサドルを受け入れるように構成することができる。幾つかの実施形態において、自転車は、レバー又は他の作動装置を内側支持体60内に位置するケーブル100に動作可能に接続する外部ケーブル又は他の部材を更に備える。上述のように、このようなレバー又は他の作動装置は、自転車のハンドルバー領域又はその近くに好都合に配置することができる。代替として、レバー又は他の作動装置は、サドルの真下若しくはその近くに、或いは自転車の他の部分に沿って配置することができる。
有利には、調整可能なシートポスト組立体20により、ユーザが自転車に乗っている間でも自転車サドルの垂直方向位置を変えることができるようになる。本明細書で開示された様々な実施形態を参照して上述のように、このことは、調整可能なシートポスト組立体20の外側支持体30に対して内側支持体60を滑動自在に移動させることによって達成することができる。外側支持体30及び内側支持体60が互いにどのように滑動自在に移動できるかに関する一実施形態の追加の詳細事項が、図8Aから図8Cに関連して本明細書で提供される。
特に図8Aを参照すると、調整可能なシートポスト組立体20は、コレット70又は他の拡張部分を有する内側支持体60を備えることができ、コレット70又は他の拡張部分は、コレット70が拡張位置にあるときに外側支持体30の溝40又は内壁の別の部分に係合するように構成されている。上述のように、コレット70又は内側支持体60の他の拡張部分は、コレット70が要望に応じて拡張又は収縮できるようにばね金属及び/又は1又は複数の他の弾性材料を備えることができる。更に、コレット70又は他の拡張部分は、その弾性特性を更に高めるために1又は複数のスロット72、開口部74及び/又は他の特徴要素を含むことができる。一実施形態において、コレット70は、力が実質的に又は全く作用していないときに拡張位置に留まるように構成されている。このようにして、図8Aに例示したように、コレット70の突出部分76又は他の拡張部分は、通常は外側支持体30の溝40又は内壁の別の表面に係合することができる。本明細書で詳細に説明するように、代替の実施形態において、拡張部分は、コレット又は同様の拡張可能装置に代わりに、半径方向外側に移動して外側支持体の内壁に係合するように構成された1又は複数の他の部材(例えば、ボール、歯止め、その他)を含む。
本明細書でより詳細に説明するように、コレット70又は他の拡張部分の収縮(例えば、内向きの縮小、滑動又は他の移動)は、保持組立体80(例えば、スリーブ、ばね、又は他の付勢部材、その他)がコレット70の突出部分76の内部に位置付けられたときに阻止又は制限することができる。幾つかの実施形態において、保持組立体80は支え部分81を備える。他の構成において、シートポスト組立体20の保持組立体80は、コレット70又は他の拡張部分が拡張状態に実質的にロックされ又は他の方法で維持されるのを確保することができるロック部分90又は他の何れかの装置を更に含むことができる。すなわち、コレット70は、全体的に内向きに収縮することができず、外側支持体30の溝40又は他の内部表面に係合したままとなる。従って、内側支持体60は、外側支持体30に対して滑動自在に移動することができない。
幾つかの実施形態によれば、自転車サドルの垂直位置を変更するために、乗り手は、シートポスト組立体20のケーブル100、ロッド、コネクタ又は他の可動部材に作動可能に接続されたレバー又は他の作動装置(図示せず)を操作することができる。他の実施形態において、以下で説明するように、ユーザは、1又は複数のボタン、ダイヤル又は他のコントローラを作動させて、シートポスト組立体が所望の垂直方向に移動できるようにすることができる。例えば、このようなコントローラは、1又は複数の機械式、空気圧式及び/又は電子式接続部を介して、シートポスト又は他の可動組立体と連通することができる。幾つかの実施形態において、コントローラは、有線接続又は無線通信接続を介して可動組立体の1又は複数の構成要素(例えば、サーボモータ、他のタイプのモータ、その他)と通信する。
引き続き図8Aから図8Cに例示した実施形態を参照すると、ケーブル100が全体的に矢印102で示される方向に移動することにより、保持組立体80のロック部分90が支え部分81に向かって上向きに移動するようにすることができる。上述のように、保持組立体80は、必ずしも支え部分及びロック部分90の両方を含む必要はない。加えて、上述のように、保持組立体は、図8Aから図8Cに例示したものとは異なる設計及び全体的構成を含むことができる。図8Bの断面図において、ケーブル100は、ロック部分90が支え部分81の下面と接触するように方向102に沿って十分に離れて移動している。ロック部分90及び支え部分81の隣接面は、嵌合接触した状態にあるときに互いにほぼ適合するようなサイズ、形状、及びその他の構成にすることができる。このようにして、図8Bに例示したように、ケーブル100の移動によって、ロック部分90がコレットの突出部分76の内側表面77から離れて移動するのを助けることができる。
図8Cは、図8A及び図8Bのシートポスト組立体20を例示しており、保持組立体80全体(例えば、ロック部分90、支え部分81、その他)がコレット70の突出部分76又は拡張部分の内部から部分的に離れて上向きに移動している。幾つかの実施形態において、保持組立体80は、ケーブル100、ロッド又は他の可動部材の連続した移動(例えば、全体的に矢印102で示す方向での)によってこのように移動する。図示の構成では、保持組立体80は、突出部分76の内部から十分に離れて移動して、コレット70又は他の拡張部分が内向きに収縮することができるようになる。幾つかの実施形態において、コレット70に対する保持組立体80の位置は、レバー又は他の作動装置が操作(例えば、押下、引張、その他)されている限り維持することができる。従って、レバー又は他の作動装置を解除することにより、ケーブル100をその初期位置に向かって弾性的に付勢することが可能となり、その結果、保持組立体80のロック部分90、支え部分81及び/又は他の何れかの部分若しくは構成要素が、コレット70の突出部分76内に停止する(図8Aに示すように)ようになる。上述のように、これにより、コレット70又は他の拡張部分が内向きに収縮するのが再び阻止され、外側支持体30に対して内側支持体60を効果的にロックすることができる。
例えば図8Cに例示したように、保持組立体80が突出部分76の内部から十分に離れて移動した状態では、コレット70又は他の拡張部分が収縮し、内側支持体60が外側支持体30に対して移動可能になることができる。
一実施形態において、外側支持体30のチャンバ58内の流体圧力は、内側支持体60に対して(例えば、図8Cにおいて全体的に矢印59で示す方向に)力を作用させるように構成することができる。従って、チャンバ58内の圧力が十分に高く、コレット70又は他の拡張部分が内向きに収縮することができる場合には、内側支持体60は、外側支持体30に対して上方に移動することができる。上述のように、本明細書で開示された空気ばねの代わりに又はこれに加えて、コイルばね又は他の何れかの付勢装置若しくは方法を使用して、外側支持体30に対して内側支持体60に作用する力を発生させることができる。
内側支持体60に作用する弾性力を発生させる厳密な様態に関係なく、ユーザは、サドルに作用するあらゆる下向き方向の力を排除又は低減して(例えば、彼又は彼女の体重をサドルからペダルへシフトする)、ケーブル100、ロッド、コネクタ又は他の可動部材を図8Cにおいて全体的に矢印102で示される方向に移動させることによって(例えば、レバー又は他の作動装置を移動させることによって)、サドルの垂直位置を選択的に上昇させることができる。上述のように、ケーブル100のこのような移動によって、コレット70又は内側支持体60の他の拡張部分(例えば、ボール、歯止め、他の外向きに滑動可能若しくは移動可能な部材、その他)を内向きに収縮可能にすることができる。空気ばね又は他の弾性部材によって生成される力が十分に大きい場合、コレット70又は他の拡張部分は、外側支持体30に対して(例えば、図8Aから図8Cに例示した実施形態において上方に)移動することになる。
コレット70が、外側支持体30の内部表面に沿って位置付けられた複数の溝40又は他の特徴要素の1つに係合するようにされた構成において、コレット70又は他の拡張部分(例えば、ボール、歯止め、その他)は、内向きに収縮して、隣接する溝40を分離しているリッジ41又は他の特徴要素を通過することができる。コレット70又は他の拡張部分が上方に移動すると、外側支持体30の異なる溝又は他の内部部分に係合することになる。コレット70又は他の拡張部分が外側支持体30に対して移動する割合は、空気ばね又は他の弾性部材によって生成される力の大きさ、内側支持体60に作用する何らかの反対向きの力(例えば、内側支持体30、サドル及び同様のものの重量、乗り手がサドルに及ぼす体重又は他の下向き方向の力、その他)の大きさ、コレット70と外側支持体30の溝40又は他の内部領域の隣接する表面間の摩擦力、コレット70又は他の拡張部分が撓む(例えば、収縮又は拡張する)割合、及び/又は同様のものに応じて変わる可能性がある。
幾つかの構成において、コレット70又は他の拡張部分(例えば、ボール、歯止め、その他)は、コレット70が取り付けられた外側支持体30及びサドルと共に連続的に上昇し、次第により高い溝又は外側支持体30の他の内部位置と係合するようになる。所望の垂直方向位置に達すると、ユーザは、ケーブル100をその初期位置に戻すことができる(例えば、レバーの解除又は別の作動装置を操作することにより)。例えば、一実施形態において、レバーを解除することにより、ばね118又は他の付勢部材(図4)がプルロッド組立体110を下向きに移動させるようになる。その結果、プルロッド組立体110に作動可能に接続されたケーブル100もまた下向きに移動することになる。これにより、図8Aに例示したように、保持組立体80(例えば、支え部分81、ロック部分90、その他)は、コレット70の突出部分76の内部又は内側支持体60の他の拡張部分に再び係合することができる。これにより、コレット70が内向きに収縮することが阻止され、コレット70は、係合された特定の溝40内に効果的に維持できるようになる。
幾つかの実施形態によれば、サドルの垂直方向位置を降下するために、ユーザは、図8B及び図8Cを参照して上述のように、レバー又は別の作動装置を操作して、ケーブル100、ロッド又は他の可動部材を全体的に矢印102で示す方向に移動させるようにすることができる。その結果、保持組立体80は、コレット70の突出部分76の内部又は内側支持体60に取り付けられ若しくはこれと一体的に形成された他の拡張部分の内部から離れて移動することができる。このようにして、コレット70又は他の拡張部分が内向きに収縮することができ、従って、外側支持体30の下側の溝40又は他の内部に選択的に移動することができる。
例えば、幾つかの構成において、保持組立体80の支え部分81、ロック部分90及び/又は他の何れかの部分若しくは構成要素が、コレット70の突出部分76の内部から十分に離れて移動すると、ユーザは、彼又は彼女の体重をサドルに(図8Cにおいて全体的に矢印Wで示すように)シフトすることができ、或いは、下向き方向の力を内側支持体60に加えることができる。サドルの垂直位置の上昇に関して本明細書で上述したように、コレット70又は他の拡張部分が内向きに収縮し、その結果、突出部分が、外側支持体30の内壁に沿って隣接する溝40間に位置するリッジ41又は他の部分を越えて移動できるようになる。従って、コレット70又は他の拡張部分は、外側支持体30の下側の溝40又は他の部分に係合し、内側支持体60に取り付けられたサドルの垂直位置を効果的に降下することができる。所望の垂直位置が達成されると、ユーザは、レバー又は他の作動装置を解除し、内側支持体60が外側支持体30に対してそれ以上移動するのを効果的に阻止することができる。
本明細書で提供されるサドルの垂直方向位置を変更する実施例では、外側支持体30に対して内側支持体60がどの方向(及びどの割合)で移動することになるかに関する決定を助けることができる種々の力及び他の要因が存在する。上述のように、これらの一部は、空気ばね又は他の付勢部材によって生成される上向きの力、ユーザがサドル(ひいては内側支持体60)に加える体重W又は他の下向き方向の力、シートポスト組立体20の内側支持体60、サドル12及び/又は他の構成要素の重量、相対移動することを意図した隣接面(例えば、コレット70の外側表面及び外側支持体30の内部表面)間の摩擦力、コレット70又は他の拡張部分の弾性特性、及び/又は同様のものを含むことができる。調整可能なシートポスト組立体は、本明細書で説明したものの代わりに又はこれに加えて、1又は複数の他の力又は要因が、外側支持体30に対する内側支持体60の移動に影響を及ぼすことができるように修正できる点を理解されたい。
外側支持体30の内部に沿って複数の溝40又は他の係合する凹部若しくは特徴要素を備えた調整可能なシートポスト組立体20の実施形態は、追加の利点をもたらすことができる。例えば、コレット70又は内側支持体30の他の拡張部分が外側支持体30に対して移動されると、コレット70は、複数の溝40又は他の箇所のうちの1つに係合することができる。コレット70又は他の拡張部分が別個の上側又は下側溝40若しくは箇所の間を移動することにより、ユーザは、サドルの現在の垂直位置をより正確に評価し、サドルに関する望ましい垂直方向設定値をより厳密に選択できるようになる。
幾つかの構成において、コレット70又は他の拡張部分が溝40又は箇所に対して移動すると、スナップ嵌合又は他の確実な係合が生ずる。このようにして、隣接する(例えば、上側又は下側)溝40又は箇所間のコレット70の移動は、ユーザが感知又は他の方法で検出することができる。例えば、シートポスト組立体20は、外側支持体30及び内側支持体60間のこのような移動により、ユーザが知覚できる触覚応答をもたらすように構成することができる。他の実施形態において、コレット70又は他の拡張部分の別個の溝40又は箇所間の移動により、何らかの触覚反応の代わりに又はこれに加えて、ユーザが知覚できる可聴応答(例えば、クリック音又はスナップ音)を生じさせることができる。
従って、コレット70又は内側支持体60の他の拡張部分が、外側支持体30の別個の溝40又は箇所の間で移動して且つこれらに係合するように構成されたこのような実施形態においては、ユーザは、自転車サドルの所望の垂直方向位置の選択がより容易であると感じることができる。一例として、ユーザは、特定の上り坂と特定の下り坂との間でのサドル位置の所望の垂直方向の変更には、1、2、3、4又はそれ以上の溝位置だけコレットを降下させることが必要となると判断することができる。その結果、シートポスト組立体20において触覚及び/又は可聴応答特徴要素を含めることは、乗り手にとって有益とすることができる。
更に、上述のように、内側支持体60の拡張部分70は、本明細書で説明し例示したものとは異なる設計又は構成を備えることができる。幾つかの実施形態において、拡張部分70は、選択的に膨張又は収縮して、外側支持体30の内壁に係合又は係合解除するよう構成されたバルーン又は他の膨張可能部分を備える。本明細書で開示された実施形態において、コレット70又は他の拡張部分を備える内側支持体60又は他の部材は、自転車サドルに取り付けるように構成されている。更に、外側支持体30は、自転車フレームに取り付けるように構成されている。しかしながら、他の実施形態において、調整可能なシートポスト組立体の構成は、内側支持体60をフレームに取り付け、外側支持体30をサドルに取り付けることができるように修正することができる。このような構成では、シートポスト組立体は、内側支持体60が全体的に外側支持体30の下方にあるように効果的に反転させることができる。シートポスト組立体は、本明細書で例示し説明したことの代わりに又はこれに加えて、1又は複数の他の特徴要素又は特性を含むように修正できる点は理解されるであろう。
上述のように、シートポスト組立体20は、レバー又は他の作動装置に作動可能に接続され、ユーザがシステムの機能を制御できるようにすることができる。幾つかの実施形態において、このようなレバー又は他の作動装置は、自転車のハンドルバー領域又はその近くに配置される。これにより、ユーザは、自転車に乗っているときでも、サドルの垂直方向の位置を好都合且つ安全に修正することができる。代替として、レバー又は他の作動装置は、シートポスト組立体の近く(例えば、サドルの底部又はその近く)に、或いは自転車の他の何れかの箇所に位置付けることができる。レバー又は他の作動装置の厳密な位置に関係なく、シートポスト組立体は、ユーザが自転車に乗り始める前、或いはこのようにし始めた後に調整することができる。
幾つかの実施形態において、調整可能なシートポスト組立体20は、自転車フレームに恒久的に固定されている(例えば、外側支持体又は内側支持体が、フレームに恒久的に固定され又はフレームに組み込まれる)。代替として、シートポスト組立体20は、要望又は必要に応じて、自転車フレームに対して選択的に取り外しされ及び/又は交換されるように構成することができる。加えて、本明細書で開示されたもの及びその均等物などの調整可能なシートポスト組立体は、マウンテンバイク、ロードバイク及び/又は同様のものを含むあらゆるタイプの自転車で使用することができる。
図9A及び図9Bには、自転車のフォーク組立体に使用するように構成された垂直方向に調整可能な組立体220の一実施形態が例示されている。図9Cには、このような調整可能組立体220を受けるように構成された自転車フォーク300の1つの構成が例示されている。図9A及び図9Bに示したように、垂直方向に調整可能な組立体220は、上側部分262及び下側部分263を含むことができる。
図9Cに示すように、調整可能組立体220は、自転車フォーク300の上側フォークレッグ310内に位置付けることができる。本明細書でより詳細に説明するように、有利には、組立体220により、フォークの全長をユーザにより要求通りに選択的に修正することができるようになる。例えば、乗り手が坂を上っているときには、フォークの長さを短くするよう選択し、自転車の前部が、ペダルを踏む力に起因して「後輪走行」位置に持ち上げられる又は後方にひっくり返る可能性を低減することができる。同様に、乗り手が坂を下っているときには、フォークの長さを増大させることを選択し、体重を自転車の前部から離れるようにシフトさせることができる。これにより、下り坂での乗り手の重心に起因して自転車が前方にひっくり返る可能性を低減するのを助けることができる。
引き続き図9Cを参照すると、調整可能組立体220は、自転車フォーク300の上側フォークレッグ310に沿って位置付けられる。しかしながら、他の構成において、組立体220は、自転車フォーク組立体の下側フォークレッグ350又は他の何れかの部分に取り付けることができる。更に、図9Cでは、調整可能組立体220は、フォークレッグ306のうちの1つの内部にのみ位置付けられる。しかしながら、他の構成において、調整可能組立体220は、他のフォークレッグ308の内部のみ、又はフォークレッグ306、308両方の内部に位置付けることができる。
上述のように、このような調整可能組立体220は、自転車の1又は複数の他の部分で使用するために修正されて、自転車の1又は複数の構成要素若しくは部分の垂直位置、水平位置又は他の位置を選択的に修正することができる。例えば、調整可能組立体は、自転車のヘッドチューブ内に位置付けられ、ハンドルバー組立体の垂直方向位置を修正することができる。加えて、本明細書で上述したように、垂直方向に調整可能な組立体220は、例えばシートポスト組立体のような自転車の1又は複数の他の部分に取り付けるように異なるように構成することができる。
図9Bには、図9Aの組立体220が延伸位置で例示されている。図2から図8Cに例示した実施形態を参照して上述のように、組立体200は、互いに対して滑動自在に相対移動するよう構成された2つの支持体230、260を含むことができる。その結果、このような相対移動により、垂直方向に調整可能な組立体220が機械的に接続された1又は複数の構成要素又はシステムの垂直方向位置を修正することができる。例えば、支持体230、260が相対移動することにより、ユーザは、フォーク組立体300のレッグ306、308の有効長さを選択的に変えることができる。幾つかの実施形態において、組立体220は、2つの支持体230、260間に比較的緊密なシールを形成するのを助けるシールヘッド232を含む。
幾つかの構成によれば、図9Cに例示したように、垂直方向に調整可能な組立体220は、自転車フォーク300の上側フォークレッグ310と共に位置付けことができる。このようにして、図示のように、組立体220の外側支持体230は、上側フォークレッグ310内に収まるようなサイズ、形状、又はその他の構成にすることができる。本明細書でより詳細に説明するように、幾つかの実施形態において、調整可能組立体220は、上側フォークレッグ310又はそれが位置付けられる他の何れかの支持体若しくは部材内で自由に滑動するように構成されている。従って、このような移動を可能にするように構成された1又は複数の滑動リング231又は他の部材は、調整可能組立体220の外側に沿って位置付けることができる。
本明細書で説明及び/又は例示したもののような垂直方向に調整可能な組立体220は、自転車の初期の構成要素(例えば、フォーク組立体、シートポスト組立体、その他)として含めることができる。代替として、これらは、自転車の1つ又は複数の初期構成要素と置き換わるアフタマーケット要素であってもよい。
図9A及び図9Bの調整可能組立体と図2から図8Cの実施形態との間の構造的相違について、以下で説明する。図10の断面図を参照すると、外側支持体230の内壁は、複数の溝240を含む。他の実施形態を参照して本明細書でより詳細に説明するように、これらの溝240は、コレット270又は内側支持体230の他の拡張部分の外側表面に係合するようなサイズ、形状又はその他の構成にすることができる。従って、内側支持体260と外側支持体230の相対位置は、特定の別個の箇所に選択的に固定することができる。図10に例示の実施形態において、外側支持体230は、その内壁に沿って合計で3つの溝240を含む。一実施形態において、最も上側の溝と最も下側の溝とを隔てる距離は、約33mm(およそ1.3インチ)である。しかしながら、外側支持体230は、特定の適用又は用途に対する要望又は必要に応じて、より多い又はより少ない溝240を含むことができ、及び/又は溝を隔てる距離を約33mmよりも大きく又は小さくすることができる点は理解されるであろう。
引き続き図10を参照すると、外側支持体230の内部空間は、チャンバ258又は他のキャビティを備えることができ、これらは、選択的に加圧されて上向きの力(例えば、図10において全体的に矢印259で示す)を生成することができる。上述のように、このような上向きの力は、内側支持体260を組立体220の下側部分263から全体的に離れて上方に付勢するのを助けることができる。これにより組立体220の垂直方向長さが効果的に延びることで、1又は複数の構成要素(例えば、ピストンロッド324、その他)の垂直方向位置を修正することができるようになる。
図10に図示した実施形態において、空気又は他の流体は、組立体220の上側部分262の近くに配置された空気プラグ組立体250を通じて外側支持体230のチャンバ258内へ注入することができる。図示のように、空気プラグ組立体250は、シュレーダ弁254又は別のタイプの弁を備えることができ、これらにより、空気又は他の流体を上側管体組立体251及び下側管体組立体218を通じてチャンバ258に供給できるようにする。他の装置又は方法を用いて、外側支持体230内に加圧チャンバ258を提供するのを助けることができる点は理解されるであろう。他の構成において、1又は複数のばね又は他の付勢部材を使用して、チャンバ258内に生成される空気ばねの代わりに又はこれに加えて、外側支持体230を内側支持体260から離れるように付勢するのを助けることができる。空気プラグ組立体250は、キャップ222又は他のカバーにより保護することができる。このようにして、ユーザは、空気又は他の流体をチャンバ258の内外に移送するために、このようなキャップ222を取り外すことが必要になる場合がある。
例示の実施形態は、シートポスト組立体を参照して本明細書で詳細に説明したように、保持組立体280とコレット270との間に同様の相互作用を含む。このように、幾つかの実施形態において、通常条件下では、保持組立体280の支え部分281及びロック部分290は、コレット270又は他の拡張部分の下側部分内に付勢又は他の方法で固定される。その結果、コレット270は、外側支持体230の溝240内に堅固に位置付けられる。これにより、外側支持体230及び内側支持体260間、並びにこれらが取り付けられる構成要素間の相対移動が阻止される。
コレット270を内向きに(例えば、それが位置付けられている特定の溝240から離れて上向き又は下向きに)収縮できるようにするために、保持部材280(例えば、支え部分281、ロック部分290、その他)は、図8Aから図8Cを参照して全体的に上述のように、コレット270の内部から外に上方に移動する必要がある。図10及び図11Bに例示したように、ばね272、274又は他の付勢部材を使用して、通常は、コレット270の内部に保持部材280の支持部分281及びロック部分290を付勢することができる。
図2から図8Cに例示された組立体とは違って、図10に示す垂直方向に調整可能な組立体はケーブルを含まない。その代わりに、保持部材280は、下側管体組立体218に機械的に接続されている。このようにして、堅固で中空であることにより、このような下側管体組立体218は、保持部材280を移動させると共に、外側支持体230のチャンバ258に空気又は他の流体を供給するよう構成することができる。シートポスト組立体に関して本明細書で説明したのと同様にして、下側管体組立体218は、ばね272、274の付勢力に抗して選択的に上昇されて、保持組立体をコレット270の内部から外へ移動させることができる。その結果、コレット270は、外側支持体230の内部に沿って異なる(例えば、より上側の又はより下側の)溝240に移動できるようにすることができる。
図9Cに戻って参照すると、外側支持体230は、ピストンロッド324に取り付けることができる。図示のように、ピストンロッド324は、ダンパ330のダンパ管332の内部で移動するように構成されたピストン326を含むことができる。このような構成を使用して、自転車の前輪に所望レベルの緩衝又は減衰をもたらすことができる。更に、サスペンションシステムが正しく機能するために、フォークレッグ306は、空気ばねチャンバを有し且つ上側フォークレッグ310及び下側フォークレッグ350を互いから離れるように付勢するよう適合されたサスペンションばね314を含むことができる。幾つかの実施形態において、ダンパ330及びその種々の構成要素は、フォーク組立体内に好都合に位置付けることができる内蔵型カートリッジ内に含められる。サスペンションフォークのピストンロッド324、ピストン326、ダンパ、サスペンションばね、並びに他の構成要素及び特徴要素に関する追加の情報は、名称「自転車用サスペンション組立体」で2008年6月5日に出願され、米国特許公開第2009/0001684号として公開された米国特許出願第12/134,116号に開示されており、この米国特許出願は、引用により全体が本明細書に組み込まれる。
幾つかの実施形態において、図9Cに示すように、ピストンロッド324は、調整可能組立体220の外側支持体230に接続される。このように、調整可能組立体220の内側支持体260と外側支持体230との間の相対移動により、ピストンロッド324の有効長さが変化する。外側支持体230及び内側支持体260が互いに対して延伸位置にあるときには、ピストンロッド324の有効長さが長くなる。その結果、フォーク300の上側フォークレッグ310は、下側フォークレッグ350に対して上向きに移動する。従って、フォーク300の全長(例えば、高さ)が増大し、自転車の前端部が持ち上げられるようになる。同様に、調整可能組立体220の外側支持体230及び内側支持体260が互いに近接して移動したときには、ピストンロッド324の有効長さを短くすることができる。これにより、上側フォークレッグ310は、下側フォークレッグ350に対して下向きに移動するようになる。その結果、自転車の前端部は選択的に降下することができる。
幾つかの実施形態によれば、ピストンロッド324は、調整可能組立体220の外側支持体230の底部に螺合又は他の方法で取り付けられる。しかしながら、他の構成において、ピストンロッド324と調整可能組立体220との間の接続は、要望又は必要に応じて異なる(例えば、より複雑になる)ことができる。幾つかの実施形態において、ピストン326又はその近くに位置付けられる1又は複数の弁又は他の装置、及び/又は調整可能組立体220の下方に全体的に位置する別の構成要素若しくは装置を制御することが望ましいとすることができる。例えば、ダンパ330の減衰効果は、ピストン326又はその近くに位置付けられる弁を操作することにより調節することができる。図10に例示したように、ピストンロッド324は、調整可能組立体220の中心線に沿って延びるロッド252に回転可能に結合することができる。図示のように、ロッド252は、1又は複数のカップリング253又は他の連結装置を用いて、上側管体組立体251に機械的に接続される。ピストンロッド324の有効長さを変更してフォーク組立体300の全長を修正できるようにするために、ロッド252は、外側支持体230及び内側支持体260が相対移動するときに生ずる緩みを吸収するように構成することができる。例えば、一実施形態において、ロッドは、上側管体組立体251の一部内で移動するように構成されており、その逆もまた同様である。
幾つかの実施形態において、上側管体組立体251及びロッドは各々、これらが互いに回転可能に結合されるのを確保するために、対応する六角形、D形又は他の断面形状を含む。加えて、図10に例示したように、調整可能組立体220の外側支持体230の底部は、ロッド252が通過してピストンロッド324を係合させるシール255を含むことができる。このようなシール255は、外側支持体230のチャンバ258内の空気ばねが適切に維持されるのを確実にする。引き続き図10を参照すると、上側管体組立体251及びひいてはロッド252は、調整可能組立体220の頂部付近に位置付けられたダンパ制御ノブ224に回転可能に結合される。このようにして、ユーザは、ノブを作動させて、調整可能組立体220の下方に位置付けられるダンパ弁又は他の装置を操作することできる。
ダンパ弁又は他の装置の制御が要求又は必要とされない実施形態において、調整可能組立体220は、本明細書で説明され且つ図10に例示したロッド252、底部シール255及び/又は他の構成要素を含める必要はない。このような配置では、ピストンロッド324は、調整可能組立体220の外側支持体230の底部に螺合又は他の方法で取り付けることができる。
幾つかの実施形態において、図9Aから図12に例示したように、垂直方向に調整可能な組立体220は、保持組立体280をコレット270又は他の拡張部分の内外に選択的に移動させるのに使用される1又は複数の回転可能ノブ226を含むことができる。例えば、図11Bの断面図で例示したように、ノブ226は、ノブ226と共に回転するように構成されたコネクタ227に直接的又は間接的に(例えば、ボルト、他のファスナ、その他を用いて)取り付けることができる。
引き続き図12を参照すると、コネクタ227は、ノブ226を操作したときに回転するように同様に構成された1又は複数のカム面228を含むことができる。図11Bの断面図で最も良く分かるように、下側管体組立体218の上端は、コネクタ227のカム面228と係合するようなサイズ、形状、及びその他に適合された外側フランジ217又は他の突出特徴要素を含むことができる。従って、下側管体組立体218が保持組立体280に作動可能に接続されているので、ノブ226が組立体220の中心軸線の周りを回転することにより、フランジ217が、コネクタ227の傾斜カム面228に沿って移動するようにすることができる。その結果、有利には、保持組立体280の垂直方向位置は修正可能である。
引き続き図12を参照すると、コネクタ227のカム面228は、コネクタ227と下側管体組立体218との間の相対移動を少なくとも一時的に阻止するように設計された下側ノッチ229A及び上側ノッチ229B、平坦部分又は他の特徴要素を含む。幾つかの実施形態において、このような一時的ロックは、組立体の第2のノブ224又は他の作動装置を操作することにより解除することができる。
使用時には、ユーザが自転車の前端部を持ち上げることを望む場合はいつでも、ノブ226を回転させ、保持部材280をコレット270の内部から全体的に離れて上向きに移動させることができる。その結果、ユーザは、上向きの力(例えば、外側支持体のチャンバ258内に生成される空気ばね)でコレット270を溝240に移動させるのを助けるようにすることが可能になる。所望の垂直位置が得られると、ユーザは、保持部材280がコレット270の内部で再び堅固に降下するのを確保するために、ノブ226を反対方向に回転させ、異なるノブ若しくは作動装置を作動させ、及び/又は別の必要な作業を実施することができる。代替として、ユーザが自転車の前端部を降下するのを望む場合、下向き方向の力(例えば、空気ばね力とはほぼ反対の方向)を作用させて、コレット270をより下側の溝240に移動させることができる。
上述のように、調整可能組立体220の外側支持体230と内側支持体260との相対位置を修正することにより、乗り手は、外側支持体230が取り付けられたピストンロッド324の長さを効果的に変えることができる。その結果、上側フォークレッグ310の相対位置は、下側フォークレッグ350に対して修正することができる。これにより、ユーザは、フォーク組立体300の全長を選択的に変更し、自転車の前端部を昇降させることができる。上述のように、これは、自転車に乗って坂を上り又は下るときに特に有利とすることができる。
幾つかの実施形態において、ユーザは、図10に例示したようにノブ226を操作して、調整可能組立体220の位置を変更する。しかしながら、他の構成において、調整可能組立体220の位置は、自転車のハンドルバー又はその近くに位置付けられたレバー、ノブ又は他の作動装置を用いて制御することも可能である。これにより、ユーザは、自転車に乗っている間にハンドルから手を離す必要もなく、フォーク組立体300の位置を容易且つ安全に修正することができる。
幾つかの実施形態によれば、拡張部分又は他の可動部材が隣接する支持体(例えば、外側支持体)と係合する様態は、上述したものとは異なっていてもよい。例えば、拡張部分(例えば、コレット、ボール、歯止め、その他)は、半径方向内向きに収縮又は他の方法で移動し(例えば、調整可能組立体の中心線又は半径中心に向かって)、隣接する支持体と係合接触し、組立体の所望の垂直位置を維持するように構成することができる。従って、拡張部分(例えば、1又は複数のコレット、ボール、歯止め、その他)の少なくとも一部は、特定の適用又は用途による要求又は必要に応じて、外向き又は内向きに移動し、対向又は隣接する支持体(例えば、外側支持体、内側支持体)の少なくとも一部と係合するように構成することができる。
図13A及び図13Bには、拡張部分(又は他の可動部材)470と隣接する支持体(例えば、外側支持体430)との間の異なる係合機構を備えた可動組立体の実施形態が概略的に例示されている。図示の可動組立体420において、外側支持体430は、該外側支持体の内部空間又は領域を定める外側主ハウジング432を備える。更に、図示のように、外側支持体430は、外側部材430の中心(例えば、長手方向の中心線又は半径方向中心に、或いはその近くに)に沿って位置付けられるシャフト434又は他の部材を備えることができる。幾つかの実施形態において、このような中心シャフト434は、外側支持体430の1又は複数の部分に恒久的又は取り外し可能に結合されている。例えば、図示の構成において、中心シャフトは、少なくとも部分的に、外側支持体430の底面又は底部に取り付けられる。しかしながら、シャフト434は、特定の適用又は構成に対する要求又は必要に応じて、底面の代わりに又はこれに加えて、外側支持体430の他の何れかの部分に接続することができる。
引き続き図13A及び図13Bに示した実施形態を参照すると、外側支持体430の中心シャフト434は、複数の溝440、凹部、及び/又は他の特徴要素を含むことができ、これらは、拡張部分が半径方向内向きに(例えば、中心シャフト434の方向で、支持中心線に向かって)移動したときに、拡張部分470を受け入れるように適合されている。従って、拡張部分470に作用する内向きにの力が十分に大きい場合には、拡張部分470(例えば、コレット、ボール、歯止め、他の可動部材、その他)は、シャフト434と係合可能であり、乗り手が調整可能組立体420の垂直方向位置を変更すると決定するまで、シャフト434に対して静止状態を維持することができる。
これは、拡張部分が反対の半径方向(例えば、内向き)に移動して、組立体の外側支持体430を内側支持体460に対して固定している点以外は、本明細書で図示し説明した可動支持体の他の構成と同様である。更に、本明細書で説明した他の実施形態と同様に、図13A及び図13Bに概略的に例示した組立体420は、拡張部分470に対して特定の向きで移動したときに、拡張部分470の内向きに突出する部材又は部分472(例えば、コレットのスロット、滑動可能ボール、歯止め、その他)が内部シャフト434の隣接する部分(例えば、溝、シャフトの他の外面、その他)に固定されたままに確実にする保持組立体480を含むことができる。本明細書で上述したように、保持組立体480は、スリーブ、他の可動部材、及び/又は他の何れかのタイプの支え部分及び/又はロック部分を備えることができる。調整可能組立体が内側シャフトと半径方向内向きに移動するように適合された拡張部分とを備えるこのような構成は、本明細書で開示された調整可能組立体又はその均等物の実施形態の何れかに組み込むことができる。
一例として、図13Aに概略的に例示した構成では、拡張部分470は、隣接する中心シャフト434から係合解除された状態で示されている。このような向きにおいて、内側支持体460は、十分に大きな下向き又は上向きの力が組立体420に加わり又は作用した場合には、外側支持体430に対して移動可能である。図13Bには、突出部材が中心シャフト434の溝、凹部又は他の外面内又はこれらに沿って固定されるように半径方向内向きの位置にある拡張部分470が概略的に示されている。本明細書で上述したように、拡張部分470が確実にシャフト434及びひいては外側支持体430に係合し且つ固定したままとなるのを助けるために、保持組立体480は、拡張部分470の一部内で移動するように構成することができる。幾つかの実施形態において、このような保持組立体480は、要望又は必要に応じて、支え部分及びロック部分の少なくとも1つを備える。
本明細書で開示された調整可能組立体の幾つかの実施形態によれば、対向する支持体の対応する表面に係合する拡張可能部分又は拡張部分は、通常は、「拡張した」又は外向きの位置を維持するように構成されている。例えば、本明細書でより詳細に説明するように、図7Aに描いたコレット70は、通常は半径方向外向に付勢された複数の部材を備える。同様に、拡張部分の他の実施形態に含まれる個々のボール(図7B及び図7C)又は歯止めは、通常は半径方向外向きにすることができる。しかしながら、本明細書で開示された実施形態の何れかにおいて、調整可能組立体の1又は複数の拡張部分は、これらの通常の休止位置に関して異なる全体的構成を含むことができる。例えば、幾つかの実施形態によれば、拡張部分のコレット、ボール、歯止め及び/又は他の構成要素は、半径方向に圧縮された(例えば、内向きの)方向を維持している。
拡張部分が休止してほぼ半径方向に縮小した位置を維持し、拡張部分は、対向する支持体の隣接表面に係合するためにほぼ半径方向に拡張した位置にあることが必要な実施形態においては、調整可能組立体の外側支持体は、内側支持体に対して自由に移動することができる。従って、調整可能組立体を備える自転車のシートポスト、フォーク又は他の部分の垂直方向位置は、ユーザが選択的に修正することができる。このような構成では、拡張部分を外向きに拡張又は他の方法で移動させて、対向する支持体と係合接触させるために、1又は複数の外力が必要とすることができる。このような外力は、限定ではないが、拡張部分に必要な力を加えるよう構成された、1又は複数のばね、他の弾性部材、スリーブ、エラストマ材料若しくは構成要素、膨張可能部材及び/又は他の装置、システム若しくは方法を含むことができる。幾つかの実施形態において、拡張部分に必要な半径方向の力を加える装置又はシステムは、拡張部分の設計に組み込まれる。他の構成において、このような装置又はシステムは、拡張部分とは別個の要素である(例えば、このような実施形態において、エネルギを与える構成要素又は部材は、拡張部分と接触状態にあることができ、又はそうでなくてもよい)。
幾つかの実施形態において、本明細書で開示された調整可能組立体の何れかの1又は複数の構成要素又はその均等物は、ケーブル、ロッド又は他の機械的若しくは非機械的な装置若しくは方法を用いて、少なくとも部分的に移動(例えば、調整可能組立体の長手方向軸線に沿って平行移動)、回転、又は他の方法で操作される。例えば、図14に例示したように、調整可能組立体520は、1又は複数の空気式導管504を含むことができる。このような導管又は他の空気式接続部は、機械的に作動するケーブル又はロッドの必要性を排除することができる。他の実施形態において、このような導管504は、ケーブル、他の機械的な移動装置、及び/又は他の何れかのタイプの移動機構に置き換え及び/又は補完をすることができる。従って、プルロッド組立体510(及び全ての他の相互接続された構成要素、例えば、プランジャ、ロッド、その他)は、ばね512又は他の付勢部材の力に抗して移動して、拡張可能部材又は拡張部分(例えば、コレット、滑動可能ボール、歯止め、他の可動部材、その他)に対して保持部材を移動させるようにすることができる。
液圧で調節するように構成された調整可能組立体550の一実施形態が、図14Aに概略的に例示されている。図示のように、液圧式ライン又は導管560を使用して、自転車のハンドルバー組立体570を調整可能なシート組立体550に作動可能に接続することができる。本明細書で開示された他の実施形態と同様に、調節可能組立体550は、外側管体内で滑動移動可能な内側管体を備えることができる。組立体550は、選択的に移動されて組立体の内側管体と外側管体との間の相対移動を阻止又は許容することができる拡張部分を更に含むことができる。このように、組立体550は、本明細書で開示された他の組立体又はその均等物の何れか1つに従って構成することができる。
図15図Aから図15Cには、拡張可能部材又は拡張部分(例えば、コレット、滑動可能ボール、球状又は部分的に球状の部分を有する他の物、歯止め、他の可動部材、その他)に対して保持組立体の必要な移動を生じさせるように構成された
ソレノイド組立体606を備える調整可能組立体620が例示されている。図示のように、ソレノイド組立体606は、幾つかの実施形態においては調整可能なシートポスト620の上側部分又はその近くに位置し、プルロッド組立体610を選択的に収縮させて、コレット、ボール、歯止め及び/又は他の拡張部分670が半径方向収縮位置にあるのを「ロック解除」又は他の方法で許容するようにすることができる。ソレノイドは、1又は複数のバッテリ(例えば、充電可能なバッテリ、使い捨てバッテリ、その他)及び/又は他の何れかの電源により電力を供給することができる。図15Aから図15Cに例示した実施形態を含む幾つかの実施形態において、このような移動は、対応する保持組立体680(例えば、支持部分、ロック部分、スリーブ及び/又は同様のもの)を拡張部分の対応する領域から離れて移動させることにより達成される。例えば、幾つかの実施形態において、保持組立体680は、コレット又は他の拡張可能若しくは拡張部分670の内部空間又は領域から外に移動する。本明細書で上述したように、拡張部分670のこのような収縮により、拡張部分の1又は複数の構成要素が、外側支持体の何れかの溝及び/又は他の部分との係合接触から離れて移動することができる。従って、これにより、調整可能組立体610の内側支持体が外側支持体に対して選択的に移動し、調整可能組立体620の垂直方向の向きを修正可能にすることができる。
幾つかの実施形態によれば、ソレノイド組立体の直径は、約18mm(又は組立体の対応する管体の別の内径、例えば、10mm、12mm、14mm、16mm、18mm、20mm、22mm、約22mmよりも大きい、約10mmよりも小さい、前述の直径の間の範囲、その他)に等しいか又はそれよりも小さい。このようにして、組立体は、組立体の対応する管体(例えば、内側管体又は外側管体)の内径内部に好都合に位置付けることができる。幾つかの実施形態によれば、ソレノイド組立体の長さは、約25mmから約65mmとすることができる。しかしながら、他の実施形態において、ソレノイド組立体は、特定の適用又は用途に対する要望又は要求に応じて、約25mmよりも短く又は約65mmよりも長くすることができる。
幾つかの実施形態において、調整可能組立体に結合された空気式導管(図14)、液圧式導管560(図14A)、ソレノイド接続部608(図15Aから図15C)、回転モータ又はサーボモータ(図16Aから図16B)及び/又は他の何れかの装置は、自転車のハンドルバー領域又はその近くに配設され、乗り手が自転車を運転している間に、レバー、ボタン、ダイヤル、ノブ又は他のコントローラ570(図14A)を用いて調整可能組立体の位置を好都合に調整できるようになる。
幾つかの実施形態によれば、調整可能組立体は、拡張部分が半径方向縮小位置と半径方向拡張位置との間で移動するのを助けるための電気サーボモータ及び/又は1又は複数の他のタイプの電動装置を備える。このような組立体720の一実施例が、図16A及び図16Bを参照して例示され説明されている。他の実施形態において、調整可能組立体は、サーボモータの代わりに又はこれに加えて、回転モータを備える。このようなサーボモータ及び/又は回転モータは、要望又は必要に応じて、1又は複数のギヤボックス又は他のギヤ減速装置を含むことができる。このように、サーボモータ及び回転モータは、本明細書では同義的に使用される。本明細書で開示された他の構成と同様に、図示の組立体720は、外側支持体730内に少なくとも部分的に滑動可能に配置された内側支持体760を含むことができる。図16Bの断面図を参照すると、サーボモータ又は回転モータ710(及び/又は他のタイプの電気機械式モータ若しくは装置)は、拡張部分770の近くで外側支持体730の内部に位置付けることができる。図示の実施形態において、サーボモータ及び回転モータ710は、拡張部分770の直ぐ上方にある。しかしながら、他の構成において、調整可能組立体720の内部又はその近くにあるサーボモータ(及び/又は同様の装置)の位置は、所望又は必要に応じて変えることができる。上述のように、1又は複数のギヤボックス又は同様の組立体は、所望又は必要に応じて、調整可能組立体設計内に組み込まれた回転モータ、サーボモータ及び/又は他の何れかのモータと共に使用することができる。
図16A及び図16Bの調整可能組立体において方向付けされるように、サーボモータ又は回転モータ710及び隣接する拡張部分770の一実施形態が、図17から図19の詳細な斜視図に示されている。図示のように、電気サーボモータ、回転モータ又は他のモータ710は、隣接する回転プレート774に機械的に結合することができる。幾つかの実施形態によれば、サーボモータ及び/又は回転モータの直径は、約18mm(又は組立体の対応する管体の別の内径、例えば、10mm、12mm、14mm、16mm、18mm、20mm、22mm、約22mmよりも大きい、約10mmよりも小さい、前述の直径の間の範囲、その他)と等しく又はこれよりも小さい。このように、組立体は、該組立体の対応する管体(例えば、内側管体又は外側管体)の内径内に好都合に位置付けることができる。幾つかの実施形態によれば、組立体において使用される(単独で、又は1又は複数のギヤボックス若しくは関連する組立体と組み合わせて)サーボモータ、回転モータ及び/又は他のモータの長さは、約25mmから65mmとすることができる。しかしながら、他の実施形態において、モータ(単独で、又は1又は複数のギヤボックス若しくは関連する組立体と組み合わせて)は、特定の適用又は用途に対する要望又は要求に応じて、約25mmよりも短い、又は約65mmよりも長い。一例として、調整可能組立体において使用されるサーボモータ又は回転モータは、Micromo(フロリダ州Clearwater所在)により提供される。
幾つかの実施形態において、サーボモータ又は回転モータ710は、例えば、図19において全体的に矢印Aで示すように、プレート774を組立体の中心線の周りで回転させるように構成されている。幾つかの実施形態において、1又は複数のカムアクチュエータ775は、回転プレートに取り付けられ、サーボモータが電気的に通電又は作動されたときに回転プレートと共に移動するように構成されている。カムアクチュエータ775は、ボール軸受及び/又は他の何れかの装置若しくは構成を備えることができる。更に、カムアクチュエータ775に関連する物理量、向き及び/又は他の詳細事項は、本明細書で例示したものとは異なっていてもよい。
引き続き図18及び図19を参照すると、回転プレート774が十分に回転すると、プレートに結合されたカムアクチュエータ775は、歯止め772のカム従動子773に接触することができる。図示のように、カム従動子773は、カムアクチュエータ775を収容する内部空間内に少なくとも部分的に延びることができる。幾つかの実施形態において、カムアクチュエータ775は、カム従動子773に接触し、これらを半径方向外向きに付勢する。従って、歯止め772は、対応する枢動軸778、ヒンジ又は他の回転可能点の周りで回転することができる。このようにして、歯止め772が枢動点の周りで移動することにより、例えば、図19において全体的に矢印Bで示した様態のように、歯止めの少なくとも一部を外向きに付勢する(例えば、拡張部分770の中心から離れる)のを助けることができる。
従って、外向きに延びた歯止め772は、外側支持体又は管体730の溝740及び/又は他の表面若しくは部分に接触して、外側支持体730と内側支持体760との間で所望の垂直方向の向きを維持することができる。例えば、歯止め772は、外側支持体の1又は複数のほぼ円筒状の部分及び/又は他の特徴要素に選択的に係合するように構成することができる。このように、幾つかの実施形態において、外側支持体は、拡張部分と係合するための溝又は他の離散的凹部、或いは他の特徴要素を含む必要がない。幾つかの実施形態において、歯止め772の1又は複数の外側部分は、歯止め772と外側支持体730の隣接面との間の相対摩擦を増大させるのを助けるために、少なくとも部分的に、粗面、滑り止め特徴要素、材料及び/又は構成要素(例えば、比較的高摩擦の材料、隆起部、窪み部、エラストマ層、その他)、及び/又は他の何れかの特徴要素、装置若しくは構成要素を備える。従って、調整可能組立体の垂直位置は、カムアクチュエータが十分に大きい力をカム従動子に作用させるように回転プレート774と同じ長さに維持することができる。
幾つかの実施形態において、歯止め772は、カムアクチュエータ775が歯止め772の対応するカム従動子773から係合解除されると、歯止めの縮小方向に戻るように弾性的に付勢される。歯止め772の弾性的付勢は、1又は複数のばね776、エラストマ部材、他の弾性部材及び/又は同様のものにより達成することができる。しかしながら、本明細書で上述したように、歯止め、コレット、ボール及び/又は他の装置、或いは拡張部分の構成要素若しくは部分は、拡張部分が、静止状態で又は外力が加わっていないときに半径方向に拡張した向きを保持するように構成することができる。
他の実施形態に関して本明細書で上述したように、ソレノイド、サーボモータ、回転モータ、及び/又は他の電気機械的なモータ又は装置を備える調整可能組立体は、自転車のハンドルバー又はその近くに位置付けられるスイッチ、ボタン及び/又は他の何れかのタイプのコントローラにより調節することができる。このようなスイッチ又は他のコントローラは、1又は複数の有線又は無線接続を用いてサーボモータ及び調整可能組立体と通信するように構成することができる。従って、乗り手は、使用中(例えば、乗り手が自転車に乗っている間)に調整可能組立体の垂直方向の位置を好都合且つ確実に変更することができる。
図20Aから図20Dは、図10から図12を参照して本明細書で説明したものに類似した調整可能組立体820の別の実施形態の様々な図を示している。幾つかの実施形態によれば、組立体820は、ユーザが組立体の垂直方向の向きを変更することを望んだときに、外側支持体830内で少なくとも部分的に滑動するように構成された内側支持体860を含む。図20Dの断面図に示すように、ロッド852又は他の部材は、回転可能なレバー又は他のコントローラ824、826(例えば、調整可能組立体820の頂部付近に位置付けられる)を保持組立体880に機械的に接続することができる。幾つかの実施形態において、保持組立体(例えば、支え部分、ロック部分、スリーブ、その他)は、拡張部分870(例えば、コレット、ボール、歯止め、その他)を所望の半径方向向き(例えば、対向する支持体の隣接する表面又は特徴要素に対して外向きに、又は対向する支持体か全体的に離れて内向きに、その他)に維持するのを助ける。
図20Aから図20Dに例示した調整可能組立体を引き続き参照すると、組立体820のレバー、ノブ又は他のコントローラ824、826を駆動及び解除することにより、保持組立体880が収縮して、解除位置に一時的にラッチされるようにすることができる。その結果、コレット、歯止め、ボール又は他の拡張部分870は、半径方向内向きに収縮することが可能となり、外側支持体に対して内側支持体は移動できるようになる。このような一時的ラッチは、拡張部分870及び/又は保持組立体880に結合されたラッチ894又は他の部材の助けによって実行することができる。
幾つかの実施形態によれば、コレット又は他の拡張部分870が外側支持体830の当初の溝、凹部又は他の係合部分を離れると、一時的ラッチが外れ、これによりコレット又は他の拡張部分870に対して外向きの力が再度加わる。その結果、拡張部分は、外側支持体830の次の溝、凹部又は他の特徴要素に係合して止まることができる。このような構成により、拡張部分(例えば、コレット、歯止め、ボール、その他)が、次の垂直停止点と意図せずに誤って係合することを阻止するのを助けることができる。このタイプの過剰移動保護は、本明細書で開示された調整可能組立体の実施形態の何れかに組み込むことができる。
幾つかの実施形態において、調整可能組立体をレバー又は他のコントローラに機械的に接続する(例えば、ユーザが、組立体の垂直方向位置を選択的に調整できるようにする)ケーブルは、調整可能組立体の1又は複数の箇所又は部分に結合されて通過することができる。例えば、幾つかの実施形態において、図2を参照して本明細書で上述したように、ケーブルは、組立体の上側部分を通って(例えば、サドルヘッド、内側支持体又は管体、その他に又はその近くに)配設するように構成することができる。しかしながら、他の実施形態において、制御ケーブルは、要望又は必要に応じて、調整可能組立体の外側支持体、シールヘッド部分及び/又は他の何れかの部分若しくは箇所に固定され、又はこれ通って配設される。
制御ケーブルが調整可能組立体の上部を通って(例えば、サドルの近くで可動内側支持体の上部を通って)配設される構成において、使用中に可動支持体の特定の移動量(例えば、垂直変動)に適応するためには、この領域には比較的大きなケーブルループが必要とされる可能性がある。幾つかの実施形態において、例えば、ケーブルループは、可動管体又は支持体において約100mmから125mmの移動を提供するようなサイズにされている。特定の状況では、ケーブルループの長さが過剰であると、ケーブルが適切且つ注意深く誘導されない場合には問題が生じる可能性がある。例えば、ケーブルのこのような緩みは、特定の状況では、自転車が使用されている間(例えば、跨がる、乗る、降りる)、乗り手の足又は脚部と干渉する場合がある。従って、調整可能組立体の1又は複数の静止部分(例えば、下側又は上側支持体、シールヘッド、その他)を通って制御ケーブルを配設することにより、特定の恩恵及び他の利点を得ることができる。
一例として、図21Aから図21Dでは、機械作動式の調整可能組立体920の一実施形態の様々な図が示されている。図示の構成において、制御ケーブルCは、組立体920のシールヘッド部分を通過するように構成されている。本明細書で開示された他の構成を参照して上述したように、組立体920は、外側支持体又は管体930の少なくとも一部内に滑動可能に配置されるようなサイズ、形状又はその他で構成された内側支持体又は管体960を含むことができる。幾つかの実施形態において、外側支持体930は、自転車フレームに固定され、自転車フレームに対して実質的に静止したままであるように構成されている。対照的に、自転車サドルに固定することができる内側支持体960は、隣接する外側支持体930及び自転車フレームに対して移動することが許容され、乗り手が使用中にサドルの高さを有利に調整できるようになる。このようにして、調整可能組立体から出た制御ケーブル長さに最小限の緩みを設ける必要性が排除又は低減される。
図21B及び図21Cの斜視図を参照すると、機械作動式の制御ケーブルCは、組立体920のシールヘッド部分932又はその近くに配置されたヒンジ組立体936に取り外し可能に又は恒久的に固定することができる。幾つかの実施形態において、ケーブルCは、ヒンジ組立体936に作動可能に接続されたケーブル保持部材937に接続される。明確にするために、これらの図では、ケーブルの機械的作動がなされる様態がより明確に見えるようにするために、外側管体及びシールヘッド部分932の特定の構成要素などの組立体の1又は複数の構成要素が隠されている。図示のように、ケーブル938は、シールヘッド部分932のヒンジ組立体936から、外側管体(明確にするために図21B及び図21Cでは図示していない)に沿って内向きに延びることができる。
引き続き図21Dに示した断面図を参照すると、ケーブル938は、組立体の外側管体又は支持体930の底部又はその近くに配設することができ、ここでプーリ952又は同様の装置を用いてケーブルの方向が反転される。図示のように、有利には、プーリ952は、ケーブル938を組立体の半径方向の中心線と整列させ、その結果、ケーブルは、外側管体の内側(及び場合によっては外側管体の内側構成要素の1又は複数)を通って上方に配設されるようにすることができる。幾つかの実施形態によれば、ケーブル938は、コレット又は他の拡張部材若しくは部分970の内部で少なくとも部分的に弾性的に付勢された保持組立体980に機械的に結合されている。他の実施形態を参照して本明細書で上述したように、拡張部分970は、内側管体960の対応する溝、凹部及び/又は他の表面に係合し、内側管体960と外側管体930との間で所望の相対的向きを維持するようなサイズ、形状及びその他で構成される。加えて、保持組立体980がコレット又は他の拡張部分970の内部領域又は空間内に位置付けられると、拡張部分は、内向きに収縮することができず、これにより拡張部分970が内側管体と係合接触したままであるのを更に確実にする。
幾つかの実施形態において、ケーブル保持部材937に固定され且つシールヘッド部分932から出た制御ケーブルCは、最終的には保持組立体980に結合される外側管体930の内部に(例えば、プーリの周りに)配設されるケーブル938と同じである。しかしながら、他の構成においては、内部ケーブル938は、組立体から出る制御ケーブルCとは異なる。このような実施形態において、別箇のケーブル938及びCは、シールヘッド部分932又はその近くで互いに作動可能に結合(例えば、ケーブル保持部材937、ヒンジ組立体936及び/又は1又は複数の他の構成要素若しくは装置によって)することができる。
従って、制御ケーブルCにおける緩みの必要性を排除するために、コレット又は他の拡張部分970は、外側又は下側の管体又は支持体930に固定することができ、拡張部分970によって係合される溝又は凹部(及び/又は他の表面)は、内側又は上側の管体若しくは支持体960の内側表面に沿って配置される。これは、本明細書で例示し説明した調整可能組立体の実施形態(例えば、図2から図6を参照)の少なくとも一部とは反対になっている。このように、拡張部分、溝若しくは凹部、及び/又は同様のものの厳密な位置及び向きとは関係なく、調整可能組立体は、同様の様態で機能することができる。例えば、図21Aから図21Dの実施形態において、空気ばね(及び/又は他の幾つかのタイプのばね若しくは弾性部材)が、上側管体又は下側管体内に設けられ、上向きの力が確実に上側管体に加わるようにすることができる。
図22Aから図22Dには、調整可能組立体1020の一実施形態が例示され、ここでは機械作動式の制御ケーブルCが、組立体の底部又はその近くから出ている。図22Bから図22Dの断面図に最も良く示されているように、制御ケーブルCは、外側管体1030の底部又はその近くにおいて組立体から出ている。明確にするために、これらの図では、外側管体1030の少なくとも一部は隠れている。ケーブルCは、ピボット又はヒンジ組立体1036に結合され、その結果、ケーブルが下向きに引かれた(例えば、組立体から全体的に離れる)ときに、ピボット又はヒンジ組立体1036が弾性力又は他の付勢力に抗して移動し、内部ケーブル1038も下向きに(例えば、組立体の底部に向かって)移動するようにすることができる。ケーブル1038がこのように下向きに移動することにより、ケーブル1038に直接又は間接的に結合された保持組立体1080もまた、1又は複数のばねS又は他の弾性部材によって生成される付勢力に抗して下向きに移動するようになる。他の実施形態に関して本明細書で上述したように、コレット又は他の拡張部分若しくは部材1070の内部に対して保持組立体1080が移動することにより、拡張部分が内向きに収縮できるようにすることができる。従って、拡張部分1070は、内側管体1060の内壁の対応する溝、凹部及び/又は他の部分から係合解除され、乗り手が、調整可能組立体の垂直位置を好都合に且つ確実に調整できるようにすることができる。
引き続き図22Aから図22Dに示された実施形態を参照すると、コレット又は他の拡張部分1070は、外側管体1030の内部空間内に位置付けられた1又は複数の管体又は部材1052に結合することができる。幾つかの実施形態において、このような内部管体又は部材1052は、1又は複数のプラグ1058又は他の部材若しくは構成要素を用いて、外側管体1030に対して固定した向きに維持される。内部管体、プラグ及び/又は他の構成要素を使用することにより、組立体の強化を助け、コレット又は他の拡張部分1070の構造的完全性及び/又は性能を改善することができる。
図23Aから図23Dには、シートポスト又は自転車の別の構成要素のための調整可能組立体の更に別の実施形態が例示されている。この調整可能組立体は、図22Aから図22Dを参照して本明細書で説明した実施形態と同様に、内側管体1130の底部又はその近くを通って出る制御ケーブルCを備える。しかしながら、図22Aから図22Dの実施形態とは違って、図示の組立体1120の固定又は下側管体は内側管体1130である(外側管体1160ではない)。従って、図23Aから図23Dの調整可能組立体1120では、上側管体と下側管体の向きは全体的に反対にされている。
図24A及び図24Bは、コレット又は拡張部分若しくは部材1270及び対応するロックピン又は保持部材1280の異なる実施形態を例示し、これらは、本明細書で開示された調整可能組立体構成又はその均等物の何れかに組み込むことができる。拡張部分1270の複数の可撓性部材又はレッグ1272は、ほぼ直線的に内向きに撓むように構成されている。換言すると、半径方向内向きの力を受けたときに、コレット又は拡張部分1270の可撓性部材1272は、半径方向内向きに付勢されることになるが、特定の枢動点の周りには枢動しない。例えば、幾つかの実施形態によれば、拡張部分1270の可撓性部材又はレッグ1272は、部材の上側ベース部分1274及び下側ベース部分1276に固定される。このような構成では、ベース部分1274、1276間で延びる複数の可撓性部材又はレッグ1272は、半径方向内向き方向に(例えば、コレット又は拡張部分の中心線に向かって)圧縮又は他の方法で移動することが可能になる。
幾つかの実施形態によれば、拡張部分1270は、管体又は他のほぼ円筒状部材の特定の部分を切断又は他の方法で取り除くことによって製作されている。幾つかの構成において、図示の拡張部分1270は、それに作用する少なくとも幾らかの垂直荷重を支持することができる。従って、このようなコレット又は他の拡張部分1270は、拡張部分1270の構造的完全性を損ない若しくは脅かすことなく、及び/又は拡張部分の機能を妨げ若しくは他の方法で悪影響を与えることなく、
調整可能組立体の管体(例えば、内側又は外側管体)により支持されると同時に、1又は複数の隣接するばね又は他の弾性部材を押し付け又はこれに力を作用することができる。
図25Aには、外側管体1330に対して選択的に移動するように構成された内側管体1360を備える、調整可能組立体1320の別の実施形態が例示されている。図示の実施形態において、内側管体1360は、外側管体1330の内部に滑動可能に位置付けられ、外側管体の上方に延びる。しかしながら、上述のように、内側管体は、特定の適用又は用途に対する要望又は要求に応じて、外側管体の下方に延びるように位置付けることもできる。このような設計上の修正は、本明細書で開示された調整可能組立体の実施形態の何れにも組み込むことができる。本明細書で開示された他の実施形態と同様に、下側管体(例えば、外側管体1330)は、自転車のフレームに固定されるようなサイズ、形状又はその他で構成することができ、他方、上側管体(例えば、内側管体1360)は、自転車サドルに(例えば、サドルヘッド1362を介して)固定することができる。調整可能組立体1320は、当初の構成要素として自転車に組み込むことができる。或いは、組立体1320は、当初のシートポストと交換できるアフターサービス市場製品として供給することができる。
図25B及び図25Cの断面図を参照すると、ケーブル1338又は他の機械的アクチュエータ若しくは接続部は、内側又は上側管体1360の内部を通って配設することができる。幾つかの実施形態において、ケーブル1338は、拡張部分1370に機械的に結合される(1又は複数の構成要素を介して直接的または間接的に)。ケーブル1338の他方の端部は、レバー又は他のアクチュエータに配設することができる。例えば、幾つかの実施形態において、ケーブル1338は、自転車のハンドルバー又はその近くでレバー又は他のアクチュエータに接続され、有利に乗り手が自転車に乗っている間に乗り手が調整可能組立体の位置を調整することを可能にする。図示の構成において、ケーブル又は他のコネクタ1338は、組立体の頂部を通って配設されている。しかしながら、本明細書における他の実施形態を参照して上述したように、ケーブルは、組立体の他の何れかの箇所(例えば、組立体の底部、シールヘッド1332、組立体の別の側部、その他)から出ることができる。
引き続き図25Cの詳細な断面図を参照すると、ケーブル1338は、保持組立体1380に当接又は他の方法で接触するプルロッド1339及び/又は1又は複数の他の中間カップリングに固定される。図示のように、保持組立体1380は、通常はケーブル1338から全体的に離れて拡張部分1370に向かって弾性的に付勢することができる。例えば、保持組立体1380は、ケーブル1338が乗り手によって引き寄せられていないか又は他の方法で作動されていないときに、図25Cに示す「ロック」位置にあることができる。
図25Fに例示したように、拡張部分1370は、内側又は上側管体1360の端部に沿って位置付けることができる。幾つかの実施形態によれば、拡張部分1370は、半径方向縮小位置と半径方向拡張位置との間で選択的に移動することができる複数の可動部材又は要素1372を備える。例示した構成において、拡張部分1370は、互いに等間隔又は実質的に等間隔で配置された合計5個の要素1372を備える。しかしながら、他の実施形態において、拡張部分1370は、要望又は必要に応じて、より多く(例えば、6個、7個、8個、9個、10個、10個より多い)要素、又はより少ない(例えば、1個、2個、3個、4個)要素を備える。加えて、図示のように、要素1372は、拡張部分1370のドライブヘッド又は外側シェル1374の対応する開口部の内外に移動するように構成することができる。
幾つかの実施形態によれば、要素1372は、1又は複数の部分に沿って球状、部分的に球状、又は湾曲した若しくは丸みのある(例えば、非直線)形状を有する。例えば、このような部分的球状部分は、有利には、要素1372の半径方向外側に沿って位置することができる。幾つかの構成において、要素1372の半径方向外面の球状、部分的に球状及び/又は他の湾曲した部分は、外側又は下側管体1330の内部表面に沿って位置した対応する溝又は他の特徴要素1340と少なくとも部分的に一致又は他の方法で嵌合するような形状にされ且つ構成することができる。従って、本明細書で開示された拡張部分の他の実施形態と同様に、要素1372が半径方向拡張位置に移動したときには、拡張部分1370は、少なくとも一時的に外側管体1330に係合し、これにより内側管体1360と外側管体との間のあらゆる相対移動を阻止する。或いは、拡張部分1370の要素1372が半径方向縮小位置に移動したときには、要素1372は、溝1340及び/又は外側管体1330の他の部分から係合解除され、内側管体1360が、外側管体1330に対して移動可能になる。これらの状況では、調整可能組立体1320の垂直位置は、有利には、自転車の乗り手が修正することができる。
引き続き図25Fを参照すると、内側又は上側管体1360は、ボール軸受組立体1390を含むことができる。例示の実施形態において、ボール軸受組立体1390は、拡張部分1370に直接隣接して位置付けられる。しかしながら、他の実施形態において、ボール軸受組立体1390は、内側又は上側管体1360の他の何れかの部分に沿って位置付けることができる。ボール軸受組立体1390は、その厳密な位置、向き、サイズ及び/又は他の詳細事項に関係なく、有利には、使用中に内側管体1360と外側管体1330との間の摩擦を低減して移動を容易にすることができる。他の実施形態において、ボール軸受に加えて又はその代わりに、1又は複数の他の装置、構成要素及び/又は特徴要素を用いて、このような相対移動を可能にすることができる。図25Fに例示したように、幾つかの実施形態において、ボール軸受組立体1390は、5つの別個の垂直列(各列が3個のボール軸受を有する)に配列された合計15個のボール軸受1394を備える。他の実施形態において、ボール軸受1394に関する数量、サイズ、向き(例えば、列数)、間隔及び/又は他の詳細事項は変わることができる。
図25Cにおいて、拡張部分1370の要素1372は、半径方向に縮小した位置にある。従って、図示のように、拡張部分1370は、溝1340と係合していない。幾つかの実施形態において、拡張部分はまた、外側管体1330の他の何れかの部分又は表面に係合しなくてもよい。例示の実施形態において、上述のように、内側管体1360は、外側管体1330に対して移動することが可能になる。例えば、このような状況において、乗り手がサドルを持ち上げた(又はサドルに作用する下向き方向の力を他の方法で低減した)ときに、外側管体1330の内部(及び例示の実施形態では拡張部分1370の下方)に位置付けられるばね(例えば、コイルばね、空気ばね、その他)又は他の弾性部材1358は、有利には、下側管体1330に対して拡張部分及びひいては内側管体1360を上昇させることができる。その結果、自転車サドルは、自転車に乗っているときでも上昇させることができる。或いは、拡張部分1370が縮小位置にある(図25Cに例示したように)間に、乗り手がサドルに下向き方向の力を加えた場合には、内側管体1360は、外側管体1330の内部で移動し(例えば、ばね又は他の弾性部材1358の弾性力に抗して)、これによりサドルを下げることができる。
例示の実施形態において、外側又は下側管体1330は、拡張部分1370及び内側又は上側管体1360に上向きの力を作用させるための単一のコイルばね1358を備える。しかしながら、代替の配置では、2つ又はそれよりも多くのコイルばねを使用してもよい。他の実施形態において、1又は複数のコイルばねの代わりに又はこれに加えて、弾性力を作用させるように構成された1又は複数の空気ばね、エラストマ材料及び/又は他の装置若しくは材料を調整可能組立体1320に組み込むことができる。ばね又は他の付勢部材に関するこのような設計上の代替手段は、本明細書で開示された調整可能組立体の実施形態の何れにも関係している。
図25Dにおいて、拡張部分1370の要素1372(例えば、ボール、歯止め、他の球状又は部分的球状部材、その他)は、半径方向に拡張した位置にあり、その結果、これらの球状又は湾曲面は、外側又は下側管体1330の円周方向の溝1340又は他の部分と少なくとも部分的に係合するようになる。例示したように、幾つかの実施形態において、拡張部分の可動要素1372は、1又は複数のピン1373及び/又は他の部材により支持されている。このようなピン1373又は他の支持部材により、要素1372は、半径方向収縮位置と半径方向拡張位置との間で移動可能にすることができる。幾つかの実施形態において、このようなピン又は他の支持部材は、半径方向内向きの位置若しくは方向、又は半径方向外向きの位置若しくは方向に弾性的に付勢されている。このように、可動要素1372(例えば、ボール、歯止め、他の球状又は部分的球状部材、その他)は、通常は、隣接する支持体1330(例えば、図25C及び図25Eに例示したように)の対応する溝1340又は他の何れかの部分と係合しない半径方向縮小位置にあることができる。このような要素は、保持部材1380が要素の内部内で移動したときに、半径方向拡張位置又は向き(例えば、図25Dに例示したような)に移動することができる。要素1372は、ばね又は他の付勢力(例えば、ピン又は他の支持部材1373によって生成される)に抗して半径方向拡張位置に移動することができる。
幾つかの実施形態によれば、ユーザは、拡張部分1370を半径方向縮小位置に移動させるために、レバー又は他のアクチュエータ(例えば、ボタン、ノブ、その他)を操作し、ケーブル1338を後退又は上向きに(例えば、図25Eにおいて全体的に矢印Aで示す方向)移動させるようにする。他の構成を参照して上述したように、本明細書で開示された調整可能組立体の何れかは、機械作動式ケーブル1338の代わりに又はこれに加えて、拡張組立体の半径方向拡張位置と半径方向収縮位置との間での移動を可能にする別のタイプの構成要素又は装置(例えば、空気式結合部又は液体式結合部、サーボモータ、ソレノイド、その他)を含むことができる。
引き続き図25Eを参照すると、ケーブル1338又は他のアクチュエータが収縮する(又は他の方法で拡張部分1370から離れて移動する)と、ロックピン1339及び保持組立体1380もまた、1又は複数のばねS又は他の弾性部材に抗して同じ方向(例えば、全体的に矢印Bで示す方向)に移動する。その結果、保持組立体1380は、拡張部分1370の要素1372により定められる内部空間から離れて移動する。幾つかの実施形態において、拡張部分1370の要素1372又は他の可動部材は、弾性的に内向きに付勢される。このようにして、保持組立体1380が拡張部分1370の内部から離れて移動すると、要素1372は内向きに(例えば、全体的に矢印Cで示す方向に)収縮して、溝1340又は外側管体1330の他の部分から係合解除される。上述のように、これにより組立体が「アンロックされ」、内側管体1360が外側管体1330に対して移動できるようになる。内側管体は、調整可能組立体1320に下向きに作用する力が付勢部材1358(例えば、コイルばね、空気ばね、エラストマ部材又は材料、他の弾性部材、その他)によって生成される力よりも大きいか又は小さいかに応じて、外側管体の内部又は外部に移動する(例えば、垂直方向下向き又は上向きに)ことができる。
ケーブル1338がその初期位置に移動すると(例えば、乗り手がレバーを解除する、別のアクチュエータ又はコントローラを操作する、その他などにより)、保持組立体1380は、拡張部分1370の内部に戻り、要素を拡張位置に押し出す。従って、要素1372の外面は、外側管体1330の対応する溝又は他の部分に係合し、再び内側管体と外側管体との間の相対移動を阻止することができる。幾つかの実施形態において、保持組立体1380は、拡張組立体1370の内部に位置付けられたときに、拡張組立体の要素を半径方向拡張位置に効果的にロックする。これにより、有利には、調整可能組立体1320の垂直位置が使用中に意図せずに移動しないよう確保することができる。
好ましい実施形態に関するこれまでの説明は、特定の新規の特徴要素を図示し、説明し、指摘してきたが、当業者であれば、本開示の精神から逸脱することなく、例示した装置、デバイス、システム及び/又は方法、並びにその用途の詳細事項の形の様々な省略、置き換え及び/又は変更を成し得ることを理解されるであろう。その結果、本発明の範囲は、上記の説明によって限定されるべきではなく、この説明は、本発明の範囲を限定ではなく例示を意図するものである。
加えて、本発明は、特定の好ましい実施形態及び実施例に関連して開示されたが、当業者であれば、本発明は、具体的に開示された実施形態を超えて、本発明の他の代替の実施形態及び/又は本発明の用途並びにその自明な修正及び均等物にまで広がることを理解するであろう。加えて、本発明の幾つかの変形形態が詳細に図示及び説明されているが、本開示に基づき本発明の範囲内にある他の修正が当業者には容易に理解されるであろう。また、実施形態の具体的な特徴及び態様の様々な組み合わせ又は部分的組み合わせを行うこともでき、これらは依然として本発明の範囲内にある。従って、開示した実施形態の様々な特徴及び態様は、互いに組み合わせて又は置き換えを行い、開示した本発明の様々な様態を形成することができる点を理解されたい。従って、本発明の種々の実施形態の範囲は、添付の請求項並びに請求項が権利を与えられる完全な範囲の均等物を基準として定められるべきである。
14 自転車フレーム
16 自転車サドル
20 シートポスト組立体
30 外側支持体
40 溝
60 内側支持体
70 コレット

Claims (35)

  1. 自転車用の調整可能組立体であって、
    第1の支持体と、
    第2の支持体と、
    を備え、前記第1の支持体及び前記第2の支持体が、互いに相対的に滑動自在に移動するように構成され、前記第1の支持体及び前記第2の支持体の一方が第1の自転車部分に取り付けるように適合され、前記第1の支持体及び前記第2の支持体の他方が第2の自転車部分に取り付けるように適合されており、前記第2の支持体が、第1の位置と第2の位置との間を移動するように構成された拡張部分を備え、前記拡張部分が、該拡張部分が前記第1の位置にあるときに前記第1の支持体の少なくとも一部に接触し係合するように構成されており、前記第1の支持体が、前記拡張部分が前記第2の位置にあることが可能になったときに前記第2の支持体に対して選択的に移動するように構成されている、調整可能組立体。
  2. 係合位置で前記拡張部分に隣接して滑動自在に移動し、前記拡張部分が前記第1の位置から前記第2の位置に移動するのを阻止するように構成された保持組立体を備える、請求項1に記載の調整可能組立体。
  3. 前記保持組立体に作動可能に結合されたケーブルを更に備え、該ケーブルの第1の方向への移動により、前記保持組立体が前記係合位置から離れて移動し、これにより前記拡張部分が前記第1の位置から前記第2の位置に移動できるようになる、請求項2に記載の調整可能組立体。
  4. 前記拡張部分が、半径方向内向き方向に弾性的に付勢された複数のボール、軸受又は他の要素を備える、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  5. 前記拡張部分が、少なくとも1つの可動歯止めを備える、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  6. 前記組立体が非作動位置にあるときには、前記拡張部分が拡張位置をとる、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  7. 前記組立体が非作動位置にあるときには、前記拡張部分が収縮位置をとる、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  8. 前記拡張部分が、少なくとも1つのモータを用いて前記第1の位置と前記第2の位置との間で選択的に移動する、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  9. 前記拡張部分が、少なくとも1つのサーボモータ又は回転モータを用いて、前記第1の位置と前記第2の位置との間で選択的に移動する、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  10. 前記拡張部分が、ソレノイドを用いて前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動する、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  11. 前記少なくとも1つのモータに選択的に電力を供給する電源を更に備える、請求項8の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  12. 前記拡張部分が、前記第1の位置と前記第2の位置との間を液圧で移動する、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  13. 前記拡張部分が、液圧式接続部を用いて前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動する、請求項1から3の何れか1つ記載の調整可能組立体。
  14. 前記第1の自転車部分が自転車フレームを備え、前記第2の自転車部分が自転車サドルを備える、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  15. 前記ケーブルが、前記第1の支持体、前記第2の支持体及びシールヘッド部分の少なくとも1つを通って前記組立体の外部に出るように構成され、前記シールヘッド部分は、前記第1の支持体と前記第2の支持体の重なり部に全体的に沿って配置されている、請求項3に記載の調整可能組立体。
  16. 前記第1の自転車部分がフォーク組立体を備え、前記第2の自転車部分がハンドルバー組立体を備える、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  17. 前記第1の支持体が、自転車に乗っている間に前記第2の支持体に対して移動するように構成されている、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  18. 前記拡張部分が前記第2の位置をとることが可能になったときに、付勢力が作用して前記第1の支持体を前記第2の支持体から離れて移動させて前記調整可能組立体を上昇させ、前記拡張部分が前記第2の位置をとることが可能になったときに、前記付勢力は、前記調整可能組立体を降下させるために乗り手が作用させる下向き方向の力に打ち負かされるように構成されている、請求項17に記載の調整可能組立体。
  19. 前記第1の支持体を前記第2の支持体から離れて付勢しようとして前記組立体内で力を加える付勢部材を更に備え、前記付勢部材は、前記拡張部分が前記第2の位置にあるときに前記調整可能組立体を上昇させるように構成されている、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  20. 前記拡張部分が前記第2の位置にあるときに、前記第2の支持体が前記第1の支持体に対して移動すると前記拡張部分が外れて即時上昇高さの前記第1の支持体に係合する、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  21. 前記第1の支持体の内部表面が複数の溝を備え、前記拡張部分が、前記第1の位置にあるときに前記溝の少なくとも1つに接触し係合するように構成されている、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  22. 前記第1の支持体が、前記第2の支持体の内部で少なくとも部分的に滑動自在に移動するように構成されている、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  23. 前記第2の支持体が、前記第1の支持体の内部で少なくとも部分的に滑動自在に移動するように構成されている、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  24. 前記付勢部材が、空気ばね、コイルばね、エラストマ材料及び別の弾性部材のうちの少なくとも1つを備える、請求項19に記載の調整可能組立体。
  25. 前記拡張部分が、前記第1の部分の複数の所定領域の1つに係合し、前記調整可能組立体が別個の垂直方向位置の間にあるように構成されている、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  26. 前記調整可能組立体は、前記拡張部分が前記第1の部分の隣接する係合箇所間で移動したときに可聴式確認を提供するように構成されている、請求項1から3の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  27. 自転車用の調整可能組立体であって、
    内部表面を有する第1の支持体と、
    滑動可能な第2の支持体と、
    を備え、前記第1の支持体が、前記第2の支持体に対して相対的に滑動自在に移動して、前記調整可能組立体の高さを変更するように構成されており、前記第1の支持体及び前記第2の支持体の一方が第1の自転車部分に取り付けるように適合され、前記第1の支持体及び前記第2の支持体の他方が第2の自転車部分に取り付けるように適合されており、前記第2の支持体が拡張部分を備え、該拡張部分は、少なくとも1つの可動部材及び少なくとも1つのサーボモータを備え、該少なくとも1つのサーボモータが、前記少なくとも1つの可動部材を半径方向拡張位置と半径方向収縮位置との間で移動させるように構成されており、前記少なくとも1つの可動部材が前記半径方向拡張位置にあるときに、前記少なくとも1つの可動部材が前記第1の支持体の内部表面に係合するように構成されており、前記少なくとも1つの可動部材が前記半径方向収縮位置をとることが可能になったときに、前記第1の支持体が前記第2の支持体に対して選択的に移動するように構成されている、調整可能組立体。
  28. 前記少なくとも1つの可動部材が、少なくとも1つの歯止めを備える、請求項27に記載の調整可能組立体。
  29. 前記少なくとも1つの可動部材が、少なくとも1つの部分的球状部分を含む少なくとも1つのボール、軸受又は他の構成要素を備える、請求項28に記載の調整可能組立体。
  30. 前記少なくとも1つの可動部材が、前記第1の支持体の溝、凹部又は他の特徴要素に係合するように構成されている、請求項27から29の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  31. 前記少なくとも1つの可動部材の外側表面の少なくとも一部は、前記少なくとも1つの可動部材が前記半径方向拡張位置にあるときに前記第1支持体と前記第2支持体との間の係合の強化をもたらすための全体的に滑り止めの特徴要素を備える、請求項27から29の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  32. 前記第1の自転車部分が自転車フレーム及び自転車サドルの一方を備え、前記第2の自転車部分が前記自転車フレーム及び前記自転車サドルの他方を備える、請求項27から29の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  33. 前記第1の自転車部分がフォーク組立体及びハンドルバー組立体の一方を備え、前記第2の自転車部分が前記フォーク組立体及び前記ハンドルバー組立体の他方を備える、請求項27から29の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  34. 前記第1の支持体が、自転車に乗っている間に前記第2の支持体に対して移動するように構成されている、請求項27から29の何れか1項に記載の調整可能組立体。
  35. 自転車フレームと、請求項1から34の何れか1項に記載の調整可能組立体と、を備え、前記自転車フレームが、前記調整可能組立体を受け入れるように構成された受け入れ部を備える、自転車。
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