JP2014507662A - ラインスキャン血球計算システムおよび方法 - Google Patents

ラインスキャン血球計算システムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014507662A
JP2014507662A JP2013555505A JP2013555505A JP2014507662A JP 2014507662 A JP2014507662 A JP 2014507662A JP 2013555505 A JP2013555505 A JP 2013555505A JP 2013555505 A JP2013555505 A JP 2013555505A JP 2014507662 A JP2014507662 A JP 2014507662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
linear
cell
linear light
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013555505A
Other languages
English (en)
Inventor
ヘン、シン
パット、ポール
Original Assignee
バイオ−ラド ラボラトリーズ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイオ−ラド ラボラトリーズ インコーポレイテッド filed Critical バイオ−ラド ラボラトリーズ インコーポレイテッド
Publication of JP2014507662A publication Critical patent/JP2014507662A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
    • G01N15/1456Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry without spatial resolution of the texture or inner structure of the particle, e.g. processing of pulse signals
    • G01N15/1459Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry without spatial resolution of the texture or inner structure of the particle, e.g. processing of pulse signals the analysis being performed on a sample stream
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
    • G01N15/1434Optical arrangements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
    • G01N15/1434Optical arrangements
    • G01N2015/144Imaging characterised by its optical setup

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

リニア光センサを使用して血球計算を実施するためのシステムおよび方法。照明場、リニア光センサによってスキャンされるライン、またはその両方が、結像の対象となる細胞を横切って掃引される。細胞と掃引される照明との間の相対的運動は、細胞をプレートに付着させかつプレートを搬送することによって、または他の技法によって、1つまたは複数の可動光学コンポーネントを使用して生成される。

Description

本発明は、ラインスキャン血球計算システムおよび方法に関する。
血球計算は、生体細胞の計数および特徴付けに関する技術である。図1は、流れ血球計算として知られている1つの技法の簡略図を示す。流れ血球計算の基本形態では、細胞101は流体に懸濁され、狭い透明チューブ102内にて1列になって連なるエントレインメントが生じる。エントレインメントは、流体力学的絞り込みを含むいくつかの方法のうちの任意の方法によって達成されうる。光源103は、各細胞101が測定場所104を通過するときに各細胞101を照明する。光源103は、たとえばレーザとすることができる。光源103からの光は、測定される細胞101によって散乱する。一部の光105は、細胞101に達するために進んできたのと全体的に同じ方向に散乱する。光105は、「前方散乱」と呼ばれることがあり、前方センサ106によって収集することができる。一部の光は、他の方向にも散乱する場合がある。この光は、「側方散乱」と呼ぶことができ、側方散乱光107の一部を、1つまたは複数の他のセンサ108によって収集することができる。センサ106および108からの出力信号は、コンピュータ109に送られ、コンピュータ109は、信号を記憶し解析することができる。散乱光の量および分布を解析することによって、各細胞に関する情報、たとえば細胞のサイズおよび細胞の内部構造に関する一部の情報を識別することが可能である。
流れ血球計算は、散乱光を直接測定し、または、蛍光を利用することができる。蛍光血球計算では、細胞を、1つまたは複数の蛍光体でマーク付けすることができ、蛍光体は、光源103からの光によって励起されて、蛍光による光を生成する。放出光の性質は、細胞に関してさらなる情報を明らかにする場合がある。
図1に示す技法は、専ら散乱光の測定によって、細胞構造に関する情報を推測するが、任意の特定の細胞の画像を生成しない。「画像血球計算(image cytometry)」(個々の細
胞の画像)と呼ばれる別の技法は、カメラまたは顕微鏡によって記憶することができる。
一態様によれば、血球計算を実施するためのシステムは、光源と、光整形要素であって、光源からの光に、スキャン領域において長尺状のまたはスリット状の照明場を照明させる、光整形要素と、少なくとも1つのリニア光センサを備えるセットとを備える。システムはまた、スキャン領域の照明された部分の画像をリニア光センサセット上にフォーカスさせる光学系と、可動光学コンポーネントであって、長尺状のまたはスリット状の照明場およびリニア光センサによって結像されるスキャン領域の部分の両方に、結像される対象の細胞を横切って掃引させる、可動光学コンポーネントとを含む。システムは、長尺状のまたはスリット状の照明場およびリニア光センサによって結像されるスキャン領域の部分が、結像の対象となる細胞を横切って掃引される間に、リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得する。いくつかの実施形態では、可動光学コンポーネントは回転自在のミラーを備える。いくつかの実施形態では、システムは、可動光学コンポーネントを移動させるガルバノメータをさらに備える。光源はレーザを備えることができる。光整形要素は円柱レンズを備えることができる。いくつかの実施形態では、セットは、少なくとも2つのリニア光センサを備え、セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像は、結合されて、セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較
して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成する。いくつかの実施形態では、画像は、スキャン領域内の実質的に同じそれぞれの場所に対応するそれぞれの画像からのピクセル値をデジタル的に結合することによって結合される。画像は、時間遅延積分によって結合される。システムは、蛍光によって細胞から発する光をリニア光センサセットに優先的に提供するように構成された波長選択性フィルタをさらに備える。
いくつかの実施形態では、システムは、対物レンズと、可動光学コンポーネントと対物レンズとの間の4f光学系とをさらに備える。可動光学コンポーネントは、スキャン中にシステムの唯一の可動コンポーネントとすることができる。システムは、少なくとも1つのリニア光センサを備える第2のセットをさらに備え、第2のセットは、第1のセットによって受信される光と異なる波長帯域の光を受信する。いくつかの実施形態では、システムは、両方のリニア光センサセットから画像データを受信し、下流画像処理を使用して画像を結合する処理ユニットをさらに備える。
別の態様によれば、血球計算を実施するためのシステムは、光源と、光整形要素であって、光源からの光に、スキャン領域において長尺状のまたはスリット状の照明場を照明させる、光整形要素と、少なくとも1つのリニア光センサを備えるセットと、スキャン領域から発する光を収集し、収集された光の少なくとも一部をリニア光センサセットに送る光ファイバ束と、結像の対象となる細胞と光ファイバ束の一端との間の相対的運動を生成するためのメカニズムとを備える。システムは、細胞がスキャン領域を通過する間に、リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得する。いくつかの実施形態では、長尺状のまたはスリット状の照明場および光ファイバ束の端部は、結像の対象となる細胞とスキャン領域との間の相対的運動を生成するよう移動する。いくつかの実施形態では、セットは、少なくとも2つのリニア光センサを備え、セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像は、結合されて、セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成する。
別の態様によれば、血球計算を実施するためのシステムは、光学モジュールであって、スキャン領域において長尺状のまたはスリット状の照明場を照明する光源、少なくとも1つのリニア光センサを備えるセット、及びスキャン領域の照明された部分の画像をリニア光センサセット上にフォーカスさせる光学系を含む、光学モジュールを備える。システムは、結像の対象となる細胞用のホルダと、スキャン領域が細胞を横断するように細胞に対して光学モジュールを移動させるためのメカニズムとを含む。システムは、スキャン領域が細胞を横断する間に、リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得する。
いくつかの実施形態では、セットは、少なくとも2つのリニア光センサを備え、セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像は、結合されて、セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成する。
別の態様によれば、血球計算を実施するための方法は、長尺状のまたはスリット状の照明場によってスキャン領域を照明すること、スキャン領域の照明された部分の画像を、少なくとも1つのリニア光センサを備えるセット上にフォーカスさせること、および、可動光学コンポーネントであって、長尺状のまたはスリット状の照明場およびリニア光センサによって結像されるスキャン領域の部分の両方に、スキャン領域内で、結像の対象となる細胞を横切って掃引させる、可動光学コンポーネントを移動させることを含む。方法は、長尺状のまたはスリット状の照明場およびリニア光センサによって結像されるスキャン領域の部分が、結像の対象となる細胞を横切って掃引される間に、リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得することをさらに含む。いくつかの実施形態では、可動光学コンポーネントを移動させることは、回転自在のミラーを回転させることを含む。いくつかの実施形態では、可動光学コンポーネントを移動させることは、ガルバノメータ
を回転させることを含む。セットは、少なくとも2つのリニア光センサを備え、方法は、セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像を結合することであって、それにより、セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成する、結合することをさらに含む。いくつかの実施形態では、方法は、スキャン領域の照明された部分の画像を、少なくとも1つのリニア光センサを備える第2のセット上にフォーカスさせることをさらに含み、第2のセットは、第1のセットと異なる波長帯域の光を受信する。
別の態様によれば、血球計算を実施するための方法は、長尺状のまたはスリット状の照明場によってスキャン領域を照明すること、光ファイバ束を使用してスキャン領域から発する光を収集することであって、光ファイバ束は、収集された光の少なくとも一部を少なくとも1つのリニア光センサを備えるセットに送る、収集すること、結像の対象となる細胞と光ファイバ束の一端との間の相対的運動を生成すること、および、細胞がスキャン領域を通過する間に、リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得することを含む。いくつかの実施形態では、セットは、少なくとも2つのリニア光センサを備え、方法は、セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像を結合することであって、それにより、セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成する、結合することをさらに含む。
別の態様によれば、血球計算を実施するための方法は、結像の対象となる細胞をスキャン領域内に保持すること、および、細胞に対して光学モジュールを移動させることを含み、光学モジュールは、スキャン領域において長尺状のまたはスリット状の照明場を照明する光源、少なくとも1つのリニア光センサを備えるセット、及びスキャン領域の照明された部分の画像をリニア光センサセット上にフォーカスさせる光学系を備える。方法は、スキャン領域が細胞を横断する間に、リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得することをさらに含む。
流れ血球計算として知られる技法の略図。 ある実施形態による高速高分解能ラインスキャン画像血球計算システムの略概念図。 画像形成プロセスを示す図。 画像形成プロセスを示す図。 画像形成プロセスを示す図。 本発明の別の実施形態によるシステムの正投影図。 本発明の別の実施形態によるシステムの正投影図。 本発明の別の実施形態によるシステムの正投影図。 本発明のさらに別の実施形態によるシステムの正投影図。 別の実施形態によるシステムの正投影図。 長尺状照明場を生成するためのシステムの実施形態を示す図。 長尺状照明場を生成するためのシステムの実施形態を示す図。 長尺状照明場を生成するためのシステムの実施形態を示す図。 静止細胞を横切って照明場を掃引する例示的なシステムの側面図。 本発明の他の実施形態による、血球計算を実施するためのシステムの側面図。 本発明の他の実施形態による、血球計算を実施するためのシステムの斜め図。 図12Aのシステムの一部分の側面図。 本発明の実施形態による、細胞がマイクロスライドに付着され、光学系に対して搬送されて、細胞がスキャンされるシステムを示す図。 本発明に従って取得された画像を示す図。
図2は、ある実施形態による高速高分解能ラインスキャン画像血球計算システム200の略概念図を示す。図2のシステムは、流れ血球計算システムであるが、本発明の実施形態を他の種類の血球計算でも利用することができることを当業者は認識するであろう。
細胞101は、1列でチューブ102を通って進むように流体内にて連なる。システムを、多くの異なる種類の細胞を特徴付けるために使用することができるが、典型的な適用形態では、細胞101は、たとえば直径約10〜20マイクロメートルとすることができ、また、たとえば10ミリメートル/秒の速度でチューブ102を通って進むことができる。光源201は、チューブ102上に光の場203を提供する。光源201は、レーザ、発光ダイオード、白熱光源、蛍光光源、または別の種類の光源とすることができる。光源201は、実質的に単色の光、広領域スペクトル光、または2つ以上の狭い波長帯域を含む光を生成することができる。オプションの光整形要素202は、細胞101がそこを通って搬送される長尺状のまたはスリット状の場203内に光源201からの光を集中させるために、種々のレンズ、プリズム、反射体、または他の光学コンポーネントを含むことができる。以下で述べるように、狭いライン画像だけがスキャンされることになるため、目的場全体が照明される従来の落射照明と対照的に、狭い場だけが照明される必要がある。光整形要素202によって実現される集中は、通常の対称的な落射照明と比較して、2桁〜6桁ほどだけ有効照明レベルを増加させる。
光源201からの一部の光は、細胞のうちの1つの細胞101(少なくともその一部分は、場203内にある)を透過するまたはそれによって散乱する。光の一部は、1つまたは複数のレンズ204によってリニアセンサ205上に向け直される。リニアセンサ205は、電荷結合素子(CCD)センサ、相補的金属酸化物半導体(CMOS)センサ、または列に配列された複数の光感応性部位を有する別の種類のセンサとすることができる。レンズ204およびセンサ205は、ドイツのアーレンスブルグのBasler AGから入手可能なBasler SprintラインスキャンCMOSカメラなどのラインスキャンカメラの一部とすることができる。個々のセンサ部位は、「ピクセル(pixel)」と
呼ばれることがある。センサピクセルによって検知されるスキャンラインの対応する部位もまた、「ピクセル」と呼ばれる。センサ205は、たとえば、ピクセルの1つまたは複数の列であって、各列が512、1024、2048、または別の適切な数のピクセルを含む、ピクセルの1つまたは複数の列を備えることができる。ピクセルの列上に入射する光の強度は、ピクセルアレイであって、所定の露出時間の間、ピクセル部位内に電荷が蓄積することを可能にし、蓄積された電荷量を、光強度を表す数値に変換する、ピクセルアレイをクリアすることによって読取ることができる。このプロセスは、細胞がスキャンエリアを通過するときに繰返し実施される。1つの例示的な実施形態では、システムは、20マイクロ秒ごとにまたは50kHzのスキャンレートで測定値を取得する(「ラインをスキャンする(scan a line)」)ことができる。10ミリメートル/秒の細胞搬送速度お
よび50kHzのスキャンレートを使用することは、200nmの結像ピクセルサイズをもたらす。他の搬送速度およびスキャンレートが可能であり、他の結像ピクセルサイズをもたらすことができる。結果として得られる測定アレイは、細胞の適切な画像に再構成されうる。
図3A〜3Cは、画像形成プロセスを示す。図3Aでは、スキャンライン301は、ピクセルa、b、c、d、およびeを含む。細胞101は、図3Bに示すようにスキャンライン301を通過して搬送され、図3Bは、連続するサンプル時間T〜Tにおいて細胞101に重ね合わされたスキャンライン301を示す。(図3Bは、1サンプル時間について正確に1つのピクセルを横断する細胞を示すが、これは、要件ではなく、実際には
、細胞移動速度、サンプルレート、およびピクセルサイズの特定の組合せについて起こることになるだけである。実際には、連続するスキャンラインは、結像される細胞上でオーバラップする場合がある、または、連続するスキャンラインによって読取られる細胞のエリア間にギャップが存在する場合がある。)ピクセルa、b、c、d、およびeによって読取られる光量は、細胞101の構造によって影響を受ける。たとえば、細胞がスキャンライン301を全く横切らないとき、比較的高い光量が登録される。細胞101の比較的透明な部分がピクセルを横切るとき、そのピクセルによって登録される光量はある程度減少する。細胞101の核がピクセル内にあるとき、そのピクセルにおいて登録される光量は、大幅に減少する場合がある。図3Cは、時間の関数として、ピクセルa、b、およびcにおいて登録された光量(0〜1の範囲の任意のスケール上)のトレースを示す。図3Dは、いくつかの連続するラインスキャン中にスキャンされるデータを共に積重ね、それぞれの数値的な光の測定値を印刷されたグレースケールで表すことによって形成された再構成画像を示す。図3Dは、少数の時間でサンプリングされた少数のピクセルだけを使用して構築され、したがって、細胞101の比較的粗い図を示すが、実際には、本発明の実施形態によるシステムは、各細胞の通過中に、より多くのまたはより少ないラインをスキャンすることができ、各ラインは、図示するよりも多くのまたは少ないピクセルを含むことができる。一実施形態では、システムは、各細胞の通過中に約50ラインをスキャンすることができ、各ラインは、約50ピクセルを含むことができる。スキャンされるラインおよび各細胞について影響を受けるピクセルの正確な数は、細胞のサイズ、ラインスキャン周波数、スキャンラインを通過して細胞が流れる速度、ならびに使用される特定のセンサおよび光学コンポーネントに依存することになる。
システムの理論的分解能は、対物レンズの品質に主に依存する。システムの実用的なスキャン分解能はまた、スキャンレート、スキャンラインを通過して細胞を搬送する速度、ならびに使用される特定のセンサおよび光学系に依存する。Y方向のピクセル分解能は、特定のレンズおよびセンサを含む結像システムによって決定される。X方向のピクセル分解能は、ν・dtに等しく、ここで、νはサンプル送出速度であり、dtはカメラの露出時間である。好ましくは、νは、特定の流れ実験の前に予め決定されるかまたはシステムを通した細胞の通過の過程中に測定される既知のパラメータである。理想的には、スキャンされる細胞は、スキャンラインの通過中に回転なしでかつジッタなしの状態であるべきである。
図2のシステムの動作は、光源201からの散乱光がセンサ205によって測定される直接光結像の文脈で上述される。同じ原理に基づいて動作するシステムは、蛍光結像を実施するために使用することができ、実際には、システムは、蛍光結像において特に有用である場合がある。その場合、光源201からの光は、測定される細胞101内で蛍光を励起することになり、結果として得られる放出光は、センサ205によって収集され測定されることになる。放出光は、一般に、光源201からの励起光より長い波長であることになる。蛍光結像では、光源光が、蛍光によって放出される光の測定を圧倒しないようまたは光の測定に干渉しないように、種々のフィルタまたはコンポーネントの幾何学的配置構成を使用して、センサ205が光源201からの光を受信しないようにすることが望ましい場合がある。通常、蛍光によって放出される光は、光源光より強烈ではなく、より長い露出時間、より強い照明、または感度が高いセンサが、直接結像に比べて蛍光結像に必要とされる場合がある。同様に、図3Cに示す蛍光結像の時間的信号変化の形状は、直接結像の場合と異なる。直接結像では、細胞内のさらなる構造が、より少ない光がセンサ205の対応するピクセルによって受信されることをもたらす傾向がある。蛍光結像では、さらなる構造が、さらなる蛍光体を運び、構造がほとんどない細胞部分に対応するピクセルと比較して、より多くの光が、対応するセンサピクセルに達することをもたらす場合がある。
図4は、本発明の別の実施形態によるシステム400の正投影図を示す。図4の実施形態は、単色蛍光結像血球計算に特に適する場合がある。図4の実施形態では、光源401は光を放出する。光源401は、レーザ、発光ダイオード、白熱光源、蛍光光源、または別の種類の光源とすることができる。光源401は、実質的に単色の光、広領域スペクトル光、または2つ以上の狭い波長帯域を含む光を生成することができる。1つの例示的な実施形態では、光源401は、488nmの公称波長の光を放出するレーザである。励起フィルタ402が利用されて、特に光源401が広領域スペクトル光である場合にシステムによって利用される光の波長帯域をさらに狭くするか、またはそうでなければ、特定の血球計算実験にとって望ましくない波長を生成することができる。オプションの光整形要素またはコンデンサレンズ403は、細胞101がそこを通って搬送されるスキャン領域404に放出光を集中させることができる。好ましくは、細胞101は、光源401からの光によって励起されると蛍光を発する1つまたは複数の蛍光体でマーク付けされている。米国、カルフォルニア州、カールスバッドのLife Technologies Corporationから入手可能な蛍光体のALEXA FLUOR(商標)シリーズを含む多くの異なる蛍光体が知られている。光整形要素またはコンデンサレンズによって実現される集中は、細胞101の有効照明を改善し、より強い蛍光信号をもたらす。より強い信号は、システムで使用されるセンサの露出時間に対して少ない制約をもたらす。長尺状のまたはスリット状の照明場は、非対称照明パターンを自然に有する光源、たとえば、半導体レーザまたは発光ダイオードによく適する。
細胞101から散乱する光は、対物レンズ405によって採取され、向け直され、ダイクロイックミラー408から反射し、チューブレンズ408を通過し、ラインスキャンカメラ409に達し、そこで、スキャン領域404の順次ライン画像が、処理ユニット410による解析のために採取される。エミッションフィルタ407が、システム内に設置されて、カメラ409に送出される光の波長帯域を狭くすることができる。ダイクロイックミラー408もまた、フィルタリングを提供することができる。このフィルタリングは、細胞101によって散乱される場合がある光源401からの直接光の影響を低減することができる。対物レンズ405およびチューブレンズ408は、好ましくは、「無限空間(infinity space)」が両者間に生成されるように、無限遠補正光学系を形成する。こうしたシステム(当技術分野で知られている)では、システムの性能は、対物レンズとチューブレンズとの距離に対して比較的感度がなく、ダイクロイックミラー408とエミッションフィルタ407などの他のコンポーネントの挿入用の空間を可能にする。
図5は、本発明の別の実施形態によるシステム500の正投影図を示す。図5のシステムは、同時二色蛍光結像血球計算のために構成される。図5のシステムでは、2つの波長帯域を含む励起光が、結像される細胞101に提供される。これは、実線と破線で示す異なる波長の光を生成する2つの光源501によって図5に示される。光を、1つまたは複数のフィルタ502によってさらに調節することができる。他の配置構成が可能である。たとえば、単一の広領域スペクトル光源を利用することができ、特定の波長帯域が、フィルタ502によって優先的に選択される。または、単一光源が使用されて、2つの異なる蛍光波長を励起しうる。好ましい実施形態では、光源501は、2つのレーザを備え、1つのレーザは、532nmの公称波長の第1の狭帯域の光を生成し、他のレーザは、633nmの公称波長の第2の狭帯域の光を生成する。光は、光整形要素またはコンデンサレンズ503によってスキャン領域504に集中することができる。要素503は、種々のレンズ、プリズム、反射体、または他の光学コンポーネントを、単独でまたは組合せて備え、好ましくは、スキャン領域504の長尺状のエリア上に光源501によって生成される光を集中させることができる。
好ましくは、細胞101は、1つまたは複数の蛍光体でマーク付けされ。それにより、蛍光体は、光源103からの励起光が細胞101に達すると、少なくとも2つの異なる色
特性の光が蛍光によって生成される。たとえば、1つの蛍光体は、532nmの励起光に強く反応し、約550nmの放出ピークを有する放出光を生成することができ、第2の蛍光体は、633nmの励起光に強く反応し、約650nmの放出ピークを有する放出光を生成することができる。これらの異なる放出は、励起光の2つの色が示されるのと同様な方法で、破線と実線を使用して図5におおよそ示されるが、放出後に特定のラインタイプで示す光は、一般に、同じラインタイプで示す励起光と同じスペクトル特性を持たないことが理解される。
スキャン領域504からの光は、その後、対物レンズ505によって採取され、ダイクロイックミラー506に送られる。ミラー506は、主にある波長帯域からの光が、ミラー506から反射され、残りの光が通過するように、あるフィルタリングを提供することができる。ミラー506から反射される光は、別のエミッションフィルタ507を通過して、光のスペクトル特性をさらに制限し、その後、チューブレンズ508を通過し、カメラ509に達する。そのため、カメラ509は、細胞101内の第1の蛍光体マーカによって放出される光を優先的に受信し、光源510の光または第2の蛍光体マーカによって放出される光による汚染をほとんど受けない。すなわち、カメラ509に達する光は、好ましくは、第1の蛍光体の蛍光放出から選択される第3の波長帯域内に入る。
ダイクロイックミラー506を通過した光は、その後、別のダイクロイックミラー510から反射され、別のダイクロイックエミッションフィルタ511を通過し、第2のチューブレンズ512を通過し、カメラ513に達することができる。そのため、カメラ509は、細胞101内の第2の蛍光体マーカによって放出される光を優先的に受信し、光源510の光または第1の蛍光体マーカによって放出される光による汚染をほとんど受けない。すなわち、カメラ513に達する光は、好ましくは、第2の蛍光体の蛍光放出から選択される第4の波長帯域内に入る。
カメラ509および513は、その後、異なる放出スペクトルで細胞101の同時画像をスキャンできる。カメラ509および513の出力は、その後、記憶、解析、表示、または他の目的のために処理ユニット514に渡される。処理ユニット514は、たとえばコンピュータシステムまたは画像データを処理することが可能な他のプロセッサベースシステムとすることができる。処理ユニット514は、外部の独立型デバイスとすることができる、または、試験機器に一体化することができる。
多くの変形がシステムについて可能である。たとえば、ダイクロイックミラー510を、省略し、フィルタ511、チューブレンズ512、およびカメラ513を、ダイクロイックミラー506を通過した光を直接受信するために配置することができる。システム内のフィルタの一部は、使用される特定の光源および蛍光材料に応じて、オプションとすることができる。光源、フィルタ、ミラー、レンズ、またはカメラのさらなるセットを付加することができ、それにより、3つ、4つ、またはさらに多くの異なるスペクトル帯域で、同時結像を実施することができる。
こうして述べたダイクロイックミラーおよびフィルタが、完全な波長弁別または完全な効率を持たないことを当業者は認識するであろう。特定のフィルタによって通過されることを意図される波長帯域内の一部の光は、吸収または反射される場合がある。しかし、フィルタおよびミラーは、システムが異なる放出光色を効果的に弁別できるように、指定された波長を優先的に通過または阻止するように十分にうまく働く。他の変形では、ダイクロイック以外のコンポーネントは、プリズム、格子、または他の光学コンポーネントを含む色分離のために使用することができる。
図6は、本発明の別の実施形態によるシステム600の正投影図を示す。システム60
0は、システム500と同様であり、追加のスリットアパーチャ601および602がカメラ601および602の前部に設置される。スリットアパーチャ601および602は、システムの焦点面以外の場所から採取される一部の光がそれぞれのカメラに達するのを阻止または排除する傾向がある効果を持つ。この効果は、細胞101の上の焦点外の場所から発する細かい破線の光線束603によって図6に示される。レンズ508から発する、結果として得られる光線束604は、システムの焦点面からの光よりもレンズ508に接近してフォーカスすることになる。束604内の光がスリットアパーチャ601に達するときまでに、束604は、既に分散し始めているため、束604の中心のほんのわずかな部分が、スリット601を通過し、カメラ509に達しうる。こうして、システムは、細胞101においてシステムの焦点面からの光を優先的に受信し、他の深さの場所から受信される少なくとも一部の光を排除する。
単一センサによって受信される光を制限するために、小さな円形アパーチャが、こうして使用されると、この技法は、共焦点結像と呼ばれる。図6のシステムでは、アパーチャ601および602は、スリットであり、したがって、1つだけの軸内で光を排除する。この開示のために、これは、「半共焦(semi-confocal)」結像と呼ばれる。この技法は、
半共焦結像を利用しないシステムによって記録される画像と比較して、システムによって記録される画像のコントラストを改善する。
本発明を具現化する血球計算システムの別の利点は、血球計算システムを、点検出器スタイルシステムに修正することができる、または、点検出器スタイルシステムになるよう構成可能にすることができることであり、点検出器スタイルシステムでは、リニア検出器の中央の少数のピクセルだけが動作中であるか、または、列内の一部のピクセルまたは全てのピクセルが1ピクセルまたは少数のピクセルにビニングされる。これは、リニア光センサの長さに対応する次元(図6のY方向)において分解能が減少する画像をもたらす。光センサのそれぞれの露出は、たとえばセンサピクセルの全てがビニングされる場合、センサ上に入射する光の量の単一数値表現をさらにもたらすことができる。任意選択で、照明場は、ずっと小さな円または楕円に整形されて、そのモードで動作するときのシステムの速度を高めうる。この種のシステムの利点は、細胞の非常に高速の単一断面画像が生成されうることである。この種のシステムは、電子通信帯域幅が制限されるが、十分な照明が利用可能であるときに特に有用である場合がある。このように構成可能なシステムは、ラインスキャン結像血球計算と非結像型流れ血球計算の両方に適用可能である場合がある。
図7は、本発明のさらに別の実施形態によるシステム700の正投影図を示す。図7のシステムでは、同時二色蛍光結像血球計算が、1つのリニア光センサまたはラインスキャンカメラだけを使用して可能になる。システム700内の照明システムは、たとえば、図5に示すシステム500に関して上述した照明システムの任意のシステムとすることができる。すなわち、1つまたは複数の光源が、たとえば細胞101内の2つの異なる蛍光体から、2つの異なる蛍光スペクトルを励起する。細胞101からの蛍光によって放出される光の一部は、対物レンズ505によって取込まれ、向け直され、ダイクロイックミラー701に向かう。図7の実線と破線は、2つの異なる蛍光スペクトルを含む光がダイクロイックミラー701に達することを示す。ミラー702は、光を選択的にフィルタリングするため、1つの波長帯域が優先的にミラー701から反射し、他の波長が、優先的にミラー701を通過し、継続してミラー702に向かう。所望に応じて光を送り調節するさらなるミラーおよびフィルタを、光学系内に設置することができる。たとえば、ミラー703は、ミラー702からの光を向け直してチューブレンズ705に向かわせ、ミラー703はまた、さらなるフィルタリングを提供することができる。同様に、ミラー704は、ミラー701からの光を向け直してチューブレンズ705に向かわせ、ミラー704はまた、さらなるフィルタリングを提供することができる。エミッションフィルタ707お
よび708などの1つまたは複数のさらなるフィルタを、光学経路内に設置することができる。チューブレンズ705は、リニア光センサ706上に光を再フォーカスし、リニア光センサ706は、ラインスキャンセンサの一部とすることができ、処理ユニット514によって読取られうる。
ミラーの配置構成は、センサ706に達する光の2つの帯域間に幾何学的オフセットを提供するため、センサ706の一部は、蛍光スペクトルの1つのスペクトルで放出される光から選択される1つの波長帯域内の光を受信し、センサ706の別の部分は、他の蛍光スペクトルで放出される光から選択される他の波長帯域内の光を受信する。たとえば、センサ706が、列で配列された512のピクセルを含む場合、ほぼ第1の256ピクセルは、1つの波長帯域内の光を受信することができ、一方、ほぼ残りの256ピクセルは、他の波長帯域内の光を受信することができる。上記のように、処理ユニット514は、センサ706から繰り返されるラインスキャンを受信し、細胞101の2つの画像(各波長帯域について1つの画像)を再構築できる。こうしたシステムは、1つのリニア光センサまたはラインスキャンカメラだけを必要とし、2つのリニア光センサまたはラインスキャンカメラを有するシステムと比較して低減されたコストで構築することができる。他の種類の光学系はまた、2つの波長帯域内の光を、リニア光センサの別個の部分に送るために使用することができる。たとえば、こうした光学系は、光学格子を備えることができる。スリットアパーチャを、システム700などのシステム内に含むことができるため、システムは半共焦結像を実施する。
図8は、さらに別の実施形態によるシステム800の正投影図を示す。システム800は、図4に示すシステム400の変形として示すが、システム800のさらなる特徴を、多色結像、蛍光結像、または他の技法を実施するシステムを含む他のシステムで使用することができることを当業者は認識するであろう。
システム800は、密接配置された3つのセンサの平行列802、803、804を有する例示的なカメラ801を使用する。(センサ列は図8で端を前向きで示される。)システムの光学部品の動作によって、列のそれぞれは、細胞101上の異なる「ストライプ(stripe)」を結像させる。そのため、カメラ801は、細胞101がスキャン領域404のそばを通過するときに細胞101の任意の特定の部分を結像するための3つの異なる機会を有する。すなわち、細胞101の特定の部分が、最初に列802上に結像されることになる。細胞101のその同じ部分は、後の時間に列803上に結像され、さらに後の時間に、列804上に結像されることになる。図8では、不必要な詳細までシステムの動作を曖昧にしないように、細胞101をセンサ列802、803、804に接続する中心光線束だけが示される。
一技法では、3つの異なる画像を、細胞101から採取することができ、1つの画像はセンサ列802、803、804のそれぞれによって作られる。異なる画像は、互いに対して時間的にシフトされる、または、空間的に、X方向にシフトされると考えることができる。これらの複数の画像を使用して、信号対雑音特性が改善された複合画像を生成することができる。たとえば、3つの画像が、アライメントがとられるようデジタル的にシフトバックされ、細胞101上の実質的に同じ場所に対応する3つの画像からのピクセル値が加算される場合、結果として得られる複合画像は、個々の画像の任意の1つの画像と比較して約√3の倍数だけ改善した信号対雑音比を有することになる。カメラ801が3つのスキャンラインを有するものとして示されたが、スキャンラインは、2、4、または任意の使用可能な数nを有することができる。nラインを有するカメラによるこのデジタル的加算および平均技法によって生成される複合画像は、単一画像と比較して、約√nの倍数だけ改善した信号対雑音比を有することになる。画像の結合を、スキャンされる画像ラインが利用可能であるため「その場で(on the fly)」行うことができるため、単一リニア
センサによって作られる特定の細胞の完全な画像は全く構築されない。
ピクセルの複数の列を有するカメラ」801は、付加的にまたは別法として、時間遅延積分(TDI)を実施するように構成することができる。TDIでは、細胞101に対する露出から得られる種々のピクセル内の電荷は、デジタル値に変換される前に、ピクセル列内に蓄積される。細胞101に対するセンサの露出は、実質的に同期されるため、細胞101上の特定の場所が、1つの露出中にセンサ列802に、次の露出中にセンサ列803に、次の露出中にセンサ列804に露出される。1回目の露出中に列802内で蓄積される電荷は、列803内にシフトされ、2回目の露出によって加算され、結果として得られる電荷は、列804内にシフトされ、3回目の露出によって加算される。蓄積された電荷は、その後、デジタル値に変換される。TDIはまた、単一画像と比較して信号対雑音比の約√nの改善をもたらす。
デジタル画像結合と共に使用するためであれ、TDIと共に使用するためであれ、同時の平行画像ラインをスキャンすることの1つの利点は、その技法が、利用可能な照明をよりよく利用することである。要素403などの光整形要素は、一般に、スキャンラインの単一ピクセル幅のストリップ上に光をフォーカスしないことなる。照明場は、ある程度の認識可能な幅を有することになり、照明の一部は、単一ラインカメラシステム内で無駄にされる場合がある。
こうしたシステムの別の利点は、分解能が、信号対雑音特性を改善するためにピクセルを単にビニングするシステム内のものであるため、分解能が低下しないことである。
図5に示すシステム500のようなシステムはまた、各カメラ509、513が2つ以上のリニア光センサのセットを含むように適合されうることを当業者は認識するであろう。結像は、カメラ801に関して上述したように各カメラ509、513によって実施されるため、多色結像を、デジタル画像結合またはTDIによって達成することができる。
同様に、図7に示すシステム700のようなシステムは、センサ706が、少なくとも2つのリニア光センサのセットで置換されるように適合されうる。システムは、その後、波長選択された光を、リニア光センサのセットの2つの部分に別々に送ることになる。
図2、4、5、6、および7のシステムは、単一リニア光センサを有する「セット(set)」を含むものと考えることができる。
さらに、デジタル画像結合によるのであれ、時間遅延積分によるのであれ、少なくとも2つの平行リニア光センサから画像を結合することは、ビニングまたは他の分解能減少技法によって結合されうる。ビニングは、分解能が減少するが、信号対雑音特性がさらに改善された画像を生成することができる。
図9A〜9Cは、ラインスキャン血球計算を実施するのに好都合な長尺状照明場を生成するためのさらなる技法を示す。
ラインスキャン血球計算技法は、全ての実施形態において長尺状照明場の使用を必要としない場合がある。従来の円形落射照明を利用することができ、照明パワーが十分に高いことを実現する。散乱した非蛍光光を使用した結像の場合、照明源の十分なパワーを達成することが難しくない場合がある。しかし、蛍光によって放出する光を実際に検知する場合、長尺状場内に励起光を集中させることが、ずっとエネルギー効率的であり、たとえば、必要とされる励起レーザパワーを、数十〜数百ワットで測定されるレベルから数十〜数百ミリワットで測定されるレベルまで低減しうる。
図9Aは、長尺状照明場を提供するための技法の実施形態を含むシステム900の1つの図を示す。システム900は、図4に示すシステム400のものと同様のいくつかのコ
ンポーネントおよび配置構成を使用するが、図9Aに示す照明技法は、他の検知配置構成と共に使用することもできることを当業者は認識するであろう。システム900では、照明が、検知が実施されるのと同じ方向からレーザ901によって提供されるため、サンプルの上の空間が遮るものがないままである。したがって、この配置構成は、サンプルステージとコンデンサレンズとの間の距離より厚くないサンプルに制限する場合がある、以前に述べた配置構成に比べてずっと大きなサンプルを収容することができる。図9Aのシステムの別の利点は、対物レンズ405が、照明場の形成に関与することである。対物レンズ405は、通常、非常に高品質のレンズであるため、対物レンズ405が作る照明場を明確に画定することができる。
図9Aの例示的なシステムでは、レーザ901は、細胞101に送られるビーム902を生成する。ビーム902は、円柱レンズ903を通過する。この開示のために、円柱レンズは、1つだけの次元で湾曲を有する任意のレンズである。しかし、円柱レンズは、円柱によって画定される湾曲表面を有する必要がない。図9Aの図では、円柱レンズ903は、その円柱軸がX方向に平行な状態で配置され、レンズ903は、ビーム902に影響を及ぼさないように見える。ビーム902は、継続してダイクロイックミラー406を通り、対物レンズ405に達し、対物レンズ405は、ビームを細胞101上にフォーカスする。細胞101から発する光は、対物レンズ405を通過し、ミラー406から優先的に反射し、1つまたは複数のフィルタ407に当たり、レンズ408を通過し、カメラ409に達することができる。
図9Bは、X軸に沿う図からの、図9Aの照明部分の実施形態を示す。すなわち、図9Bは、図9Aの図から90°回転した図を示す。この図では、チューブ102は、円として投影され、円柱レンズ903は、湾曲プロファイルを有するものとして示される。図9Bの例示的な実施形態では、円柱レンズ903の材料および寸法は、レンズ903が、比較的長い−円柱レンズと対物レンズとの間の距離より大きい−焦点長を有するように選択される。円柱レンズ903を通過した後、ビーム902は、この図で見られるように、比較的徐々に収束するのが見られる。対物レンズ405は、その後、照明場が幅広化されるように、Y方向にビームを収束させ再拡張する。図9Aで示すように、対物レンズ405は、同時に、X方向にビームをフォーカスする。結果として得られる照明場は、細胞101に当たるとき、明確に画定された長尺状形状を有することができる。
図9Cは、X軸に沿う図からの、図9Aの照明部分の別の実施形態を示す。この実施形態では、円柱レンズ903の材料および寸法は、レンズ903が、比較的短い−円柱レンズと対物レンズとの間の距離より短い−焦点長を有するように選択される。円柱レンズ903を通過した後、ビーム902は、収束し、その後、対物レンズ405に達する前に再び再分散するのが見られる。対物レンズ405は、ビーム902が再び収束するが、ビーム902が細胞101に達するときに、ビーム902がカメラ409によってスキャンされるラインの少なくとも一部分にまたがるのに依然として十分に広くなるようにビーム902を向け直す。再び、対物レンズ405は、同時に、X方向にビームをフォーカスする。結果として得られる照明場は、細胞101に当たるとき、明確に画定された長尺状形状を有することができる。
他の実施形態では、スキャンは、細胞が静止して結像されることを維持し、照明場、システムによって結像されるライン、または両方を細胞にわたって掃引することによって達成することができる。図10は、このように動作する例示的なシステム1000の側面図を示す。システム1000では、細胞101は、スライド、ステージ、または他のホルダ1001上でのスキャン中にスキャン領域内で静止して保持される。対物レンズ1002およびチューブレンズ1003は協働して、カメラの一部とすることができるリニアラインセンサ1004(図10で端を前向きで観察される)上に細胞101の画像を形成する
。リニアラインセンサ1004は、正方形またはほぼ正方形である感光性ピクセル部位を有することができる、または、感度の改善をもたらす場合がある細長いアスペクト比を有するピクセルを含むことができる。細長いピクセルを有するセンサの例は、米国、コネチカット州、ストラトフォートのOriel Instrumentsから入手可能なOriel LineSpec CCD検出器である。
対物レンズ1002およびチューブレンズ1003は、好ましくは、他の光学コンポーネントを収容するために無限空間が両者間に生成されるように無限遠補正光学系を形成する。光源1005は、スキャン用の照明光を提供する。光源1005は、たとえば、レーザまたは他の種類の光源とすることができる。光整形要素1006は、照明光がスキャン領域において長尺状照明場を照明するように照明光を整形する。光整形要素1006は、光源からの光を集中させるために、種々のレンズ、プリズム、反射体、または他の光学コンポーネントを含むことができる。たとえば、光整形要素1006は、図10に示すように、円柱レンズを含むことができる。
図10の配置構成では、ダイクロイックミラー1007は、光源1005からの光を送り、フィルタリングする。ダイクロイックミラー1007は、たとえば、光源1005によって生成される波長の光を実質的に反射するが、他の波長の光を実質的に透過させることができる。
照明光は、可動光学コンポーネントによってさらに操向される。可動光学コンポーネントの例は、個々のレンズ1010および1011を含む4f光学系と連携して動作する回転自在のミラー1008である。回転自在のミラー1008は、たとえばガルバノメータによって作動することができ、スキャン中のシステム1000の唯一の可動コンポーネントとすることができる。4f光学系は、通常、それぞれが焦点長fを有する一対の同様のレンズを備え、レンズは、2fの距離だけ離間する、図10の例では、レンズ1010および1011は、回転自在のミラー1008から距離f、対物レンズ1002から距離f、それぞれ離間する。系は、回転自在のミラー1008の角度が変化するときに、対物レンズ1002へのエントリ位置を実質的に変化させることなく、光が対物レンズ1002に入る角度を変化させるという効果を持つ。
系はまた、長尺状照明場と結像されるラインが一致するように、照明場が操向されるときに、リニア光センサ1004上で結像されるラインを操向するという効果を持つ。細胞101から発する光は、こうして対物レンズ1002によって収集され、4f光学系1009および回転自在のミラー1008によって操向されて、チューブレンズ1003の光学軸に実質上追従し、リニア光センサ1004上に結像される。光は、反射によって、蛍光によって、または両方によって、細胞101から発することができる。ダイクロイックミラー1007は、細胞101の特徴に関連する蛍光体の蛍光に対応する波長の光を優先的に透過させるように構成することができる。
動作時、システム1000は、照明光および結像されるラインが細胞101にわたって掃引される間に、リニア光センサ1004上に入射する光の測定値を繰返し取得する。測定値を、上述したように、記憶、処理、表示、または他の使用のためにコンピュータまたは他の処理ユニット1012によって収集することができる。スキャンが終了すると、細胞101を、スキャン領域から移動させ、別の細胞を、スキャンのために所定場所にもたらすことができる。たとえば、ホルダ1001を、別のモーションシステム(図示せず)によって移動させることができる、または、細胞がエントレインする流体を、スキャン領域にわたって流れさせることができる。こうして、細胞の数を特徴付けることができる。
例示的なシステム1000では、リニア光センサ1004は、単一光センサを含むセッ
トと考えることができる。他の実施形態では、リニア光センサのセットは、2つ以上のセンサを含むことができ、セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像は、結合されて、セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成することができる。たとえば、画像が、時間遅延積分を使用して結合される場合がある、時間遅延および平均法を使用して結合される場合がある、ピクセルビニングを使用して結合される場合がある、デジタル的に結合される場合がある、または、他の方法によって結合される場合がある。
図11は、本発明の他の実施形態による、血球計算を実施するためのシステム1100の側面図を示す。図11の構成では、細胞101などの細胞を、適切なホルダ内のウェル1101に含む場合があるか、または、特徴付けのためにその他の方法で所定場所に保持する場合がある。小型光学スキャン用モジュール1102は、ハウジング1106内に共に搭載された、光源1103、光学系1104、およびリニア光センサ1105を含む。光源1103は、光整形要素を含み、好適にはスキャン領域において長尺状照明場を照明することができる。光学系1104は、1つまたは複数のレンズ、プリズム、ミラー、フィルタ、または他の光学要素を含み、スキャン領域の一部の画像をリニア光センサ1105上にフォーカスすることができる。リニア光センサ1105は、1つまたは複数の光センサのセットを含むことができる。スキャン領域が細胞を横断するように、任意の適したモーションコントロールシステム(図示せず)によって、モジュール1102を、特徴付けされる細胞に対して搬送することができる。モーションコントロールシステムは、ステッパモータ、サーボモータ、リニアモータ、ベルトドライブ、親ネジ、マイクロポジショニングステージ、あるいは他のコンポーネントまたはコンポーネントの組合せを利用することができる。リニア光センサ1105からの信号を、記憶、解析、表示、または他の目的のために処理ユニット1107に渡すことができる。たとえば、信号を、ケーブル1108を使用してまたは他の方法によってモジュール1102から処理ユニットに渡すことができる。中間コントローラ1109が、存在する場合があり、タイミング信号、アナログ−デジタル変換、代替的に、これらの機能の任意のまたは全ての機能は、処理ユニット1107によってまたはモジュール1102内の回路によって実施されうる。照明、結像光学部品、およびリニア光センサがモジュール1102内に存在する限り、機能を、モジュール1102とコントローラ1109(存在する場合)と処理ユニット1107との間で割当てることができる。
これまで述べた他のシステムの場合と同様に、システム1100は、複数のリニア光センサによって生成された画像を、たとえば時間遅延積分、ピクセルビニング、デジタル的結合、またはその他の方法によって結合して、単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成することができる。
図12Aは、本発明の他の実施形態による、血球計算を実施するためのシステム1200を示す。例示的なシステム1200は、長尺状照明場および結像される細胞が相対的運動を受ける点で、システム1100の動作と同様の原理に基づいて動作するが、システム1200は異なる検知技術を使用し、モーションコントロールにおける利点を有することができる。
図12Aの構成では、細胞101などの細胞を、適切なホルダ1205内のウェル1201に含むことができるか、または、別の方法で配置することができる。たとえば、細胞101が、プレートに付着する場合がある、可動性流体内で搬送される場合がある、または、その他の方法で、特徴付けのために存在する場合がある。光源1202は、光整形要素を含み、好ましくは、スキャン領域において長尺状照明場を照明することができる。収集光学部品1203は、スキャン領域内の特定の場所からリニア光センサ1204に光を別々に収集し送る特徴を含む、ファイバ束、内視鏡アレイ、または他の要素で作ることが
できる。他の実施形態の場合と同様に、リニア光センサ1204は、1つまたは複数のリニア光センサのセットを備えることができる。図12Aに示す実施形態などのいくつかの実施形態では、収集光学部品1203は、スキャン領域の場所のリニアなセットからリニア光センサ1204上の場所へ光を送るファイバのリニアアレイになるよう形成されるファイバ束を含む。好ましくは、ファイバのリニアアレイは、結像される細胞101とスキャン領域との間の相対的運動の方向に全体的に垂直に配設される。
いくつかの実施形態では、ファイバ束は、柔軟性があるため、スキャン領域に隣接する端部だけが、細胞とスキャン領域との間の相対的運動を生成するために移動する必要がある。そのため、可動コンポーネントの総重量は、考えられる他の設計と比較して、低減される場合があり、モーションコントロールシステム(図示せず)について厳しくない負荷をもたらす。
図12Bは、システム1200の一部分を側面図で示し、ファイバ束1203の端部上に細胞の画像を形成するために存在することができる中継光学部品1206を示す。たとえば、中継光学部品1206は、1つまたは複数のレンズあるいは他のコンポーネントを備えることができる。
これまで述べた他のシステムの場合と同様に、システム1200は、複数のリニア光センサによって生成された画像を、たとえば時間遅延積分、ピクセルビニング、デジタル的結合、またはその他の方法によって結合して、単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成することができる。
本発明の実施形態による機器および技法はまた、細胞付着技法のために適する。たとえば、細胞を、マイクロスライドまたは他のキャリアに付着させることができ、マイクロスライドまたは他のキャリアは、次に、電動ステージに搭載される。図13は、細胞101などの細胞がマイクロスライド1301に付着され、光学系に対して搬送されて、細胞をスキャンするシステム1300を示す。システム1300は、細胞搬送技法を除いて、図7に示すシステム700と同様である。この送出技法または同様の送出技法を、本明細書でも述べる他の実施形態と連携して利用することができる。
システム700に関して先に説明したように、システム1300は、リニア光センサ706の異なる部分を使用して、細胞の2つの異なる画像を同時に取込む。いくつかの適用形態では、2つの画像を、異なる波長帯域を使用して取込むことができる。たとえば、細胞101の一部の構造を、第1の蛍光体でタグ付けし、他の構造を、第2の蛍光体でタグ付けすることができる。システム内のコンポーネント、たとえばフィルタ707および708は、リニア光センサ706のある部分に、1つの蛍光体によって放出される光を主に受信させ、リニア光センサ706の別の部分に、他の蛍光体によって放出される光を主に受信させる。異なる細胞構造が、裸眼で識別することが難しいほどに、2つの蛍光体の放出ピークが共に近くても、システム1300は、構造の可視化の向上を可能にすることができる。スペクトルリニア分離などの画像処理技法が利用されて、構造の弁別をさらに向上させることができる。
図14は、本発明の実施形態に従って取得された画像を示す。タグ付けされた皮膚細胞のオリジナル画像1401は、リニア光センサ706の2つの異なる部分によって同時に記録された2つの半分1402および1403を含む。この実験では、細胞内のアクチンが第1の蛍光体でタグ付けされ、ミトコンドリアが第2の蛍光体でタグ付けされた。
画像の半分1402および1403のサブセクション1404および1405が例証のために使用される。サブセクション1404および1405は、異なる蛍光体に対応する
異なる波長帯域で取得されるが、たとえば2つの蛍光体の放出スペクトルのオーバラップのせいで、2つの画像間にかなりのクロストークが存在する。図14の例では、タグ付けされたアクチンを示す第1のサブセクション1404の特徴は、第2のサブセクション1405内で特に見ることができる。スペクトル分離は、画像間のクロストークの量を低減するために適用され、画像1406および1407をもたらす。所望される場合、処理済み画像1406および1407で見ることができる特徴を、誤った色および融合画像を対比させて割当てることができる。分離技法は、同様に他の光学的配置構成によって、たとえば図5に示すシステム500によって得られる画像について実施することができることが認識されるであろう。他の種類の下流画像処理またはデータ解析も使用することができる。
本発明の実施形態は、電気泳動、圧力駆動流、光ピンセット、電動並進ステージなどを含む広範囲の細胞送出技法のうちの任意の細胞送出技法を使用するシステムで利用することができる。細胞は、油エマルションのペイロードとして、エレクトロウェッティング作動式液滴のペイロードとして、または磁気ビードタギングで支援された磁気搬送によって運ぶことができる。
添付された特許請求の範囲において、用語「ある(a)」または「ある(an)」は、「1つ
または複数(one or more)」を意味することを意図される。用語「備える(comprise)」な
らびに「備える(comprises)」および「備える(comprising)」などのその変形は、ステッ
プまたは要素の列挙に先行するとき、さらなるステップまたは要素の追加がオプションであり、排除されないことを意味することを意図される。本発明は、ここで、明確さおよび理解のために詳細に述べられた。しかし、特定の変更および修正を、添付特許請求の範囲内で実施することができることを当業者は理解するであろう。

Claims (26)

  1. 血球計算を実施するためのシステムにおいて、
    光源と、
    スキャン領域において長尺状またはスリット状の照明場を前記光源からの光に照明させるための光整形要素と、
    少なくとも1つのリニア光センサを備えるセットと、
    前記スキャン領域の照明された部分の画像を前記リニア光センサセット上にフォーカスさせるための光学系と、
    可動光学コンポーネントであって、結像の対象となる細胞を横断する方式にて、前記長尺状またはスリット状の照明場と、前記リニア光センサによって結像される前記スキャン領域の部分との両方を掃引するための、可動光学コンポーネントとを備え、
    前記長尺状またはスリット状の照明場および前記リニア光センサによって結像される前記スキャン領域の前記部分が、結像の対象となる細胞を横断して掃引される間に、前記リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得する、システム。
  2. 前記可動光学コンポーネントは回転自在のミラーを備える請求項1に記載のシステム。
  3. 前記可動光学コンポーネントを移動させるガルバノメータをさらに備える請求項1に記載のシステム。
  4. 前記光源はレーザを備える請求項1に記載のシステム。
  5. 前記光整形要素は円柱レンズを備える請求項1に記載のシステム。
  6. 前記セットは、少なくとも2つのリニア光センサを備え、前記セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像は結合された結果、前記セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成する、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記画像は、前記スキャン領域内の実質的に同じそれぞれの場所に対応するそれぞれの画像からのピクセル値をデジタル的に結合することによって結合される請求項6に記載のシステム。
  8. 前記画像は、時間遅延積分によって結合される請求項6に記載のシステム。
  9. 蛍光によって前記細胞から発する光を前記リニア光センサセットに優先的に提供するように構成された波長選択性フィルタをさらに備える請求項1に記載のシステム。
  10. 対物レンズと、
    前記可動光学コンポーネントと前記対物レンズとの間の4f光学系とをさらに備える請求項1に記載のシステム。
  11. 前記可動光学コンポーネントは、スキャン中にシステムの唯一の可動コンポーネントである請求項1に記載のシステム。
  12. 少なくとも1つのリニア光センサを備える第2のセットをさらに備え、前記第2のセットは、前記第1のセットによって受信される光と異なる波長帯域の光を受信する請求項1に記載のシステム。
  13. 両方のリニア光センサセットから画像データを受信し、下流画像処理を使用して前記画像を結合する処理ユニットをさらに備える請求項12に記載のシステム。
  14. 血球計算を実施するためのシステムにおいて、
    光源と、
    スキャン領域において長尺状またはスリット状の照明場を前記光源からの光に照明させるための光整形要素と、
    少なくとも1つのリニア光センサを備えるセットと、
    前記スキャン領域から発する光を収集し、前記収集された光の少なくとも一部を前記リニア光センサセットに送る光ファイバ束と、
    結像の対象となる細胞と前記光ファイバ束の一端との間の相対的運動を生成するためのメカニズムとを備え、
    細胞が前記スキャン領域を通過する間に、前記リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得する、システム。
  15. 前記長尺状またはスリット状の照明場および前記光ファイバ束の端部は、結像される前記細胞と前記スキャン領域との間の相対的運動を生成するよう移動する請求項14に記載のシステム。
  16. 前記セットは、少なくとも2つのリニア光センサを備え、前記セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像は結合された結果、前記セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成する、請求項14に記載のシステム。
  17. 血球計算を実施するためのシステムにおいて、
    スキャン領域において長尺状またはスリット状の照明場を照明する光源と、少なくとも1つのリニア光センサを備えるセットと、前記スキャン領域の照明された部分の画像を前記リニア光センサセット上にフォーカスさせる光学系とを備える、光学モジュールと、
    結像の対象となる細胞用のホルダと、
    前記スキャン領域が前記細胞を横断する方式で前記細胞に対して前記光学モジュールを相対移動させるためのメカニズムとを備え、
    前記スキャン領域が前記細胞を横断する間に、前記リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得するシステム。
  18. 前記セットは、少なくとも2つのリニア光センサを備え、前記セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像は結合された結果、前記セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成する、請求項17に記載のシステム。
  19. 血球計算を実施するための方法において、
    長尺状またはスリット状の照明場によってスキャン領域を照明する工程と、
    前記スキャン領域の照明された部分の画像を、少なくとも1つのリニア光センサを備えるセット上にフォーカスする工程と、
    可動光学コンポーネントであって、前記スキャン領域内にて結像の対象となる細胞を横切る方式で、前記長尺状またはスリット状の照明場と、前記リニア光センサによって結像される前記スキャン領域の部分との両方を掃引するための、可動光学コンポーネントを移動する工程と、
    前記長尺状またはスリット状の照明場と、前記リニア光センサによって結像される前記スキャン領域の前記部分とが、結像の対象となる細胞を横断して掃引される間に、前記リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得する工程とを備える、血球計算
    を実施するための方法。
  20. 可動光学コンポーネントを移動させる工程は、回転自在のミラーを回転させることを含んでなる、請求項19に記載の血球計算を実施するための方法。
  21. 可動光学コンポーネントを移動する工程は、ガルバノメータを回転させることを含んでなる、請求項19に記載の血球計算を実施するための方法。
  22. 前記セットは、少なくとも2つのリニア光センサを備え、方法は、前記セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像を結合する工程であって、それにより、前記セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成する、画像を結合する工程をさらに備える、請求項19に記載の血球計算を実施するための方法。
  23. 前記スキャン領域の照明された部分の画像を、少なくとも1つのリニア光センサを備える第2のセット上にフォーカスさせる工程をさらに備え、前記第2のセットは、前記第1のセットと異なる波長帯域の光を受信する、請求項19に記載の血球計算を実施するための方法。
  24. 血球計算を実施するための方法において、
    長尺状またはスリット状の照明場によってスキャン領域を照明する工程と、
    光ファイバ束を使用して前記スキャン領域から発する光を収集する工程であって、前記光ファイバ束は、前記収集された光の少なくとも一部を少なくとも1つのリニア光センサを備えるセットに送る、前記スキャン領域から発する光を収集する工程と、
    結像の対象となる細胞と前記光ファイバ束の一端との間の相対的運動を生成する工程と、
    細胞が前記スキャン領域を通過する間に、前記リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得する工程とを備える、方法。
  25. 前記セットは、少なくとも2つのリニア光センサを備え、方法は、前記セット内の個々のリニア光センサによって採取される画像を結合する工程であって、それにより、前記セット内の単一のリニア光センサによって採取される画像と比較して、改善された信号対雑音特性を有する画像を形成する、画像を結合する工程をさらに備える、請求項24に記載の血球計算を実施するための方法。
  26. 血球計算を実施するための方法において、
    結像の対象となる細胞をスキャン領域内に保持する工程と、
    前記細胞に対して光学モジュールを相対移動させる工程であって、光学モジュールは、スキャン領域において長尺状またはスリット状の照明場を照明する光源と、少なくとも1つのリニア光センサを備えるセットと、前記スキャン領域の照明された部分の画像を前記リニア光センサセット上にフォーカスさせる光学系とを備える、光学モジュールを相対移動させる工程と、
    前記スキャン領域が前記細胞を横断する間に、前記リニア光センサセット上に入射する光の測定値を繰返し取得する工程とを備える、方法。
JP2013555505A 2011-02-22 2012-02-21 ラインスキャン血球計算システムおよび方法 Pending JP2014507662A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161445227P 2011-02-22 2011-02-22
US61/445,227 2011-02-22
US13/399,808 2012-02-17
US13/399,808 US8761486B2 (en) 2011-02-22 2012-02-17 Line scan cytometry systems and methods
PCT/US2012/025969 WO2012115979A1 (en) 2011-02-22 2012-02-21 Line scan cytometry systems and methods

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014507662A true JP2014507662A (ja) 2014-03-27

Family

ID=46721199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013555505A Pending JP2014507662A (ja) 2011-02-22 2012-02-21 ラインスキャン血球計算システムおよび方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8761486B2 (ja)
EP (1) EP2678660A4 (ja)
JP (1) JP2014507662A (ja)
CA (1) CA2827726C (ja)
WO (1) WO2012115979A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5901814B1 (ja) * 2015-03-25 2016-04-13 日本分光株式会社 顕微分光装置
JP6134402B1 (ja) * 2016-01-29 2017-05-24 シスメックス株式会社 生体試料撮像装置及び生体試料撮像方法
US9778166B2 (en) 2014-02-24 2017-10-03 National University Corporation Kagawa University Microparticle measurement device
JPWO2018047815A1 (ja) * 2016-09-06 2019-07-04 国立大学法人 東京大学 フローサイトメーター
WO2020004353A1 (ja) * 2018-06-29 2020-01-02 株式会社エンプラス 検出装置、検出方法、及び検出プログラム
WO2021193218A1 (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 ソニーグループ株式会社 粒子分析システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2022519038A (ja) * 2019-02-01 2022-03-18 エッセン インストゥルメンツ,インコーポレイテッド ディー/ビー/エー エッセン バイオサイエンス,インコーポレイテッド スペクトル分離

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9068917B1 (en) * 2006-03-14 2015-06-30 Kla-Tencor Technologies Corp. Systems and methods for inspection of a specimen
FR2983583B1 (fr) * 2011-12-02 2013-11-15 Saint Gobain Dispositif d'analyse des defauts d'aspect d'un substrat transparent
US9746412B2 (en) 2012-05-30 2017-08-29 Iris International, Inc. Flow cytometer
US9372143B2 (en) * 2013-05-15 2016-06-21 Captl Llc Scanning image flow cytometer
US9562860B1 (en) 2013-06-19 2017-02-07 Theranos, Inc. Methods and devices for sample analysis
EP3152545A2 (en) 2014-06-05 2017-04-12 IntelliCyt Corporation Flow cytometer with optical system assembly
US10539497B2 (en) 2014-06-05 2020-01-21 Essen Instruments, Inc. Automated alignment of optics within a flow cytometer
JP6539023B2 (ja) * 2014-07-18 2019-07-03 株式会社堀場製作所 粒子分析装置
EP3214426B1 (en) * 2014-10-27 2024-03-27 Universidade de Aveiro Equipment for the chromatic discrimination and counting of organisms
US10900885B2 (en) 2014-12-19 2021-01-26 Captl Llc Flow cytometry using hydrodynamically planar flow
CN104535481B (zh) * 2014-12-29 2017-04-05 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 成像流式细胞仪
US10036698B2 (en) 2015-06-19 2018-07-31 Captl Llc Time-sequential cytometry
US10883931B2 (en) * 2016-02-24 2021-01-05 Sony Corporation Optical measuring instrument, flow cytometer, and radiation counter
EP3372966B1 (en) * 2017-03-10 2021-09-01 Hitachi High-Tech Analytical Science Limited A portable analyzer using optical emission spectoscopy
JP7187474B2 (ja) 2017-03-31 2022-12-12 ライフ テクノロジーズ コーポレーション フローサイトメトリーを撮像するための装置、システム、および方法
EP3654018B1 (en) * 2017-07-11 2023-06-21 Hamamatsu Photonics K.K. Sample observation device and sample observation method
US11137337B2 (en) 2019-01-21 2021-10-05 Essen Instruments, Inc. Flow cytometry with data analysis for optimized dilution of fluid samples for flow cytometry investigation
US10753875B1 (en) * 2019-01-31 2020-08-25 Rarecyte, Inc. Spectral unmixing of spectroscopic emission images
US11237095B2 (en) * 2019-04-25 2022-02-01 Particle Measuring Systems, Inc. Particle detection systems and methods for on-axis particle detection and/or differential detection
KR20220097404A (ko) 2019-10-10 2022-07-07 1859, 인크. 미세유체 스크리닝을 위한 방법 및 시스템
JP7420551B2 (ja) * 2019-12-27 2024-01-23 リオン株式会社 粒子測定装置
US11709116B2 (en) 2020-02-04 2023-07-25 Sartorius Bioanalytical Instruments, Inc. Liquid flourescent dye concentrate for flow cytometry evaluation of virus-size particles and related products and methods

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02226027A (ja) * 1989-02-27 1990-09-07 Hamamatsu Photonics Kk 分光解析装置
JPH02226028A (ja) * 1989-02-27 1990-09-07 Hamamatsu Photonics Kk 分光演算装置
JPH0749301A (ja) * 1993-08-03 1995-02-21 Toa Medical Electronics Co Ltd 粒子分析装置
JPH10293094A (ja) * 1997-02-24 1998-11-04 Olympus Optical Co Ltd サイトメータ
JP2001116696A (ja) * 1999-10-21 2001-04-27 Olympus Optical Co Ltd 走査型光学装置
JP2004534206A (ja) * 2001-01-05 2004-11-11 イムニベスト・コーポレイション 物体をイメージするためのデバイスおよび方法
JP2005539209A (ja) * 2002-01-22 2005-12-22 ヴィジョンゲイト,インコーポレーテッド 光投影画像システム、および核を有する細胞および疾病に関与する細胞質密度の特徴を自動的に検出する方法
JP2007502419A (ja) * 2003-08-11 2007-02-08 イムニベスト・コーポレイション 時間遅延積分による対象を撮像するための装置および方法
JP2009058776A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Olympus Corp フォーカシング光学系を有する光学系およびこれを用いたレーザ顕微鏡装置
WO2010108020A1 (en) * 2009-03-20 2010-09-23 Bio-Rad Laboratories, Inc. Serial-line-scan-encoded multi-color fluorescence microscopy and imaging flow cytometry

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4920275A (en) * 1988-12-30 1990-04-24 Canon Kabushiki Kaisha Particle measuring device with elliptically-shaped scanning beam
EP0448931B1 (en) * 1990-01-26 1996-04-03 Canon Kabushiki Kaisha Method for measuring a specimen by the use of fluorescence light
JPH06186156A (ja) * 1992-10-21 1994-07-08 Toa Medical Electronics Co Ltd 粒子分析装置
JPH06186155A (ja) * 1992-10-21 1994-07-08 Toa Medical Electronics Co Ltd 粒子分析装置
US5336878A (en) 1993-05-10 1994-08-09 Hewlett-Packard Company Variable speed single pass color optical scanner
US5437946A (en) 1994-03-03 1995-08-01 Nikon Precision Inc. Multiple reticle stitching for scanning exposure system
US5475487A (en) 1994-04-20 1995-12-12 The Regents Of The University Of California Aqueous carrier waveguide in a flow cytometer
JP3411112B2 (ja) * 1994-11-04 2003-05-26 シスメックス株式会社 粒子画像分析装置
JP3735190B2 (ja) 1997-10-28 2006-01-18 オリンパス株式会社 走査型サイトメータ
US6112003A (en) * 1998-08-28 2000-08-29 Hewlett-Packard Company Optical scanner having multiple resolutions
US8131053B2 (en) * 1999-01-25 2012-03-06 Amnis Corporation Detection of circulating tumor cells using imaging flow cytometry
US7450229B2 (en) * 1999-01-25 2008-11-11 Amnis Corporation Methods for analyzing inter-cellular phenomena
US6243189B1 (en) 1999-04-20 2001-06-05 Alfonso Carlos Ribes Inexpensive, high quality scanning system
EP1245944B1 (en) * 2001-03-29 2007-02-14 Sysmex Corporation Flow cytometer
EP2259050A3 (en) 2003-08-26 2010-12-22 Blueshift Biotechnologies, Inc. Time dependent fluorescence measurements
WO2005068971A1 (en) * 2004-01-14 2005-07-28 Luminex Corporation Methods and systems for dynamic range expansion
US7852538B2 (en) 2004-07-07 2010-12-14 Sony Corporation Hologram recording apparatus and hologram recording method
US7113266B1 (en) 2005-03-30 2006-09-26 Beckman Coulter, Inc. Flow cytometer for differentiating small particles in suspension
US7616311B2 (en) * 2005-05-02 2009-11-10 Jmar Llc Systems and methods for a multiple angle light scattering (MALS) instrument having two-dimensional detector array
US7551279B2 (en) * 2005-09-19 2009-06-23 Jmar Technologies, Inc. Systems and methods for detecting normal levels of bacteria in water using a multiple angle light scattering (MALS) instrument
US7518723B2 (en) * 2005-09-19 2009-04-14 Jmar Technologies, Inc. Systems and methods for detecting radiation, biotoxin, chemical, and biological warfare agents using a multiple angle light scattering (MALS) instrument
CN101000306B (zh) * 2006-01-09 2010-11-17 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 细胞分析仪
JP4817442B2 (ja) * 2006-07-31 2011-11-16 シスメックス株式会社 粒子分析装置用光学系、及びそれを用いた粒子分析装置
CN101153868B (zh) * 2006-09-30 2012-05-30 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 流式细胞分析仪
US7605919B2 (en) * 2006-10-30 2009-10-20 Brightwell Technologies Inc. Method and apparatus for analyzing particles in a fluid
US7800742B2 (en) * 2007-10-03 2010-09-21 Sysmex Corporation Cell analyzer and cell analyzing method
US8712116B2 (en) * 2007-10-17 2014-04-29 Ffei Limited Image generation based on a plurality of overlapped swathes
US20110017915A1 (en) 2009-07-23 2011-01-27 Palo Alto Research Center Incorporated Drift scanner for rare cell detection

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02226027A (ja) * 1989-02-27 1990-09-07 Hamamatsu Photonics Kk 分光解析装置
JPH02226028A (ja) * 1989-02-27 1990-09-07 Hamamatsu Photonics Kk 分光演算装置
JPH0749301A (ja) * 1993-08-03 1995-02-21 Toa Medical Electronics Co Ltd 粒子分析装置
JPH10293094A (ja) * 1997-02-24 1998-11-04 Olympus Optical Co Ltd サイトメータ
JP2001116696A (ja) * 1999-10-21 2001-04-27 Olympus Optical Co Ltd 走査型光学装置
JP2004534206A (ja) * 2001-01-05 2004-11-11 イムニベスト・コーポレイション 物体をイメージするためのデバイスおよび方法
JP2005539209A (ja) * 2002-01-22 2005-12-22 ヴィジョンゲイト,インコーポレーテッド 光投影画像システム、および核を有する細胞および疾病に関与する細胞質密度の特徴を自動的に検出する方法
JP2007502419A (ja) * 2003-08-11 2007-02-08 イムニベスト・コーポレイション 時間遅延積分による対象を撮像するための装置および方法
JP2009058776A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Olympus Corp フォーカシング光学系を有する光学系およびこれを用いたレーザ顕微鏡装置
WO2010108020A1 (en) * 2009-03-20 2010-09-23 Bio-Rad Laboratories, Inc. Serial-line-scan-encoded multi-color fluorescence microscopy and imaging flow cytometry

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9778166B2 (en) 2014-02-24 2017-10-03 National University Corporation Kagawa University Microparticle measurement device
WO2016152823A1 (ja) * 2015-03-25 2016-09-29 日本分光株式会社 顕微分光装置
US10295470B2 (en) 2015-03-25 2019-05-21 Jasco Corporation Microspectroscope
JP5901814B1 (ja) * 2015-03-25 2016-04-13 日本分光株式会社 顕微分光装置
WO2017130862A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 シスメックス株式会社 生体試料撮像装置及び生体試料撮像方法
JP2017134017A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 シスメックス株式会社 生体試料撮像装置及び生体試料撮像方法
JP6134402B1 (ja) * 2016-01-29 2017-05-24 シスメックス株式会社 生体試料撮像装置及び生体試料撮像方法
JPWO2018047815A1 (ja) * 2016-09-06 2019-07-04 国立大学法人 東京大学 フローサイトメーター
WO2020004353A1 (ja) * 2018-06-29 2020-01-02 株式会社エンプラス 検出装置、検出方法、及び検出プログラム
JP2020003384A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 株式会社エンプラス 検出装置、検出方法、及び検出プログラム
JP2022519038A (ja) * 2019-02-01 2022-03-18 エッセン インストゥルメンツ,インコーポレイテッド ディー/ビー/エー エッセン バイオサイエンス,インコーポレイテッド スペクトル分離
JP7426393B2 (ja) 2019-02-01 2024-02-01 ザルトリウス バイオアナリティカル インストゥルメンツ, インコーポレイテッド スペクトル分離
WO2021193218A1 (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 ソニーグループ株式会社 粒子分析システム、情報処理方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CA2827726C (en) 2017-06-13
EP2678660A4 (en) 2015-08-26
US20130050782A1 (en) 2013-02-28
CA2827726A1 (en) 2012-08-30
WO2012115979A1 (en) 2012-08-30
WO2012115979A9 (en) 2013-02-28
US8761486B2 (en) 2014-06-24
EP2678660A1 (en) 2014-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014507662A (ja) ラインスキャン血球計算システムおよび方法
US9091654B2 (en) Serial-line-scan-encoded multi-color fluorescence microscopy and imaging flow cytometry
US9068916B2 (en) Microassembled imaging flow cytometer
US5929986A (en) Synchronous spectral line imaging methods and apparatus
JP5269879B2 (ja) サンプル表面を検査する分光画像形成方法及びシステム
KR20010090718A (ko) 마이크로볼륨 레이저-스캐닝 사이토미터용 신규한 광학구조물
JP3551860B2 (ja) Dna検査方法及びdna検査装置
CN105203507B (zh) 远心、宽场荧光扫描成像系统和方法
JP4495083B2 (ja) 蛍光相関分光解析装置
JP3999701B2 (ja) 分光分析装置
US11041756B2 (en) Method and apparatus of filtering light using a spectrometer enhanced with additional spectral filters with optical analysis of fluorescence and scattered light from particles suspended in a liquid medium using confocal and non confocal illumination and imaging
US20110017915A1 (en) Drift scanner for rare cell detection
CN116249891A (zh) 探测发射光的方法、探测设备和激光扫描显微镜
US20230221178A1 (en) Apparatus and a method for fluorescence imaging
JP3453595B2 (ja) 多波長蛍光計測装置
JP2009230021A (ja) 光学顕微鏡、及びスペクトル測定方法
JP2021139887A (ja) 識別装置
TW201719126A (zh) 用於樣本之光譜成像之光學計量系統
CN115598105B (zh) 拉曼检测的对焦方法及对焦系统
US7211807B2 (en) Readout method performed by stripe scanning planar objects with substances emitting fluorescence radiation
CN116087155A (zh) 一种光谱探测装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140715

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141015

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150512

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150811

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150914

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151009

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160209