JPH02226027A - 分光解析装置 - Google Patents

分光解析装置

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JPH02226027A
JPH02226027A JP4615489A JP4615489A JPH02226027A JP H02226027 A JPH02226027 A JP H02226027A JP 4615489 A JP4615489 A JP 4615489A JP 4615489 A JP4615489 A JP 4615489A JP H02226027 A JPH02226027 A JP H02226027A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被i’llJ定物の光学特性を特定の波長に着
目して解析する分光解析装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、被測定物の分光解析にはフィルタが用いられてい
た。すなわち、光源によって照明された被11定物とT
Vカメラの間に、特定波長の光のみを透過するフィルタ
を配設し、TVカメラの出力から特定波長の光の二次元
的画像を得ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来技術によれば、測定すべき光の中心
波長あるいは波長幅が異なるごとに、異なる透過特性を
存するフィルタを用いなければならなかった。例えば、
第9図(a)のような光学像において、波長λ 、λ 
、λdにおける第9e 図(b)〜(d)の分光像を得ようとするときは、それ
ぞれ波長λ 、λ 、λdを透過するフィルe 夕を用いる必要があった。このため、彼、11]定物と
測定目的に応じて、任意の中心波長と任意の波長幅で分
光画像を得ることは、極めて困難なことであった。
そこで本発明は、披/I−1定物の分光画像を所望の中
心波長および波長幅で、簡単に求めることのできる分光
解析装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る分光解析装置は、被311定物からの反射
、透過、発光あるいは螢光等による光を受光して光学像
を形成する結像手段と、この光学像の1ラインまたは1
点からなる分光対象領域を選択的に分光して分光像を形
成する分光手段と、この分光像の分光対象領域における
所定波長の光強度を検出する強度検出手段と、分光対象
領域を光学像の測定対象領域で移動させる領域移動手段
と、強度検出手段の出力にもとづき測定対象領域内の所
定波長の光強度分布を求める解析手段とを備えることを
特徴とする。
ここで、分光手段は無収差分光器からなるようにしても
よく、解析手段は光強度分布を二次元平面で表示する表
示手段を備えるようにしてもよい。
〔作用〕
本発明によれば、分光手段によってライン状もしくは点
状の分光対象領域の分光像が形成され、強度検出手段に
よって分光対象領域における特定波長の光強度が得られ
る。そして、領域移動手段によって分光対象領域は測定
対象領域の範囲に実質的に広げられるので、解析手段に
よってこの測定対象領域における被測定物の光学特性が
、特定波長の光強度分布として得られることになる。ま
た、表示手段を設けるようにすれば、これを視覚的に解
析することもできる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係る分光解析装置の構成
図である。図示の通り、被測定物1を照明する光源は、
披nj定物1の裏面側に配設される透過照明部2Aもし
くは表面側に配設される反射照明部2Bから構成され、
これら照明部2A。
2Bはそれぞれ光源としてのランプ、投光レンズなどを
何している。被測定物1がらの光は結像レンズ3に受光
され、これによって披淋1定物1の光学像が無収差分光
器4の入射面41に結像される。
入射面41にあらかじめ形成された入射スリット(後述
)を透過した光はグレーディング43で分光され、分光
像が無収差分光器4の出射面44に結像される。
この分光像はTVカメラ5により撮像され、撮像データ
はコンピュータなどの処理部6に送られて後述の処理が
施される。一方、披Δ13定物1はX−Yステージ7に
よって移動自在になっており、このX−Yステージ7は
ステージ制御部8によって制御されている。従って、X
−Yステージ7による被測定物1の移動制御により、被
M!定物1の訓電範囲を入射スリットで定まる一次元的
な分光対象領域から二次元的なn1定対象領域に広げ、
この結果を処理部6で計算してCRT9で表示すること
により、被測定物1の分光画像が観測できる。
次に、第1図の装置における分光光学系の要部を、第2
図を参照して説明する。
第2図は被」I定物1、結像レンズ3および無収差分光
器4の関係を模式的に示す斜視図である。
図示の通り、Y字状の光学模様を有する被測定物1の光
学像は、無収差分光器4の入射面41に形成される。こ
こで、入射面41には1本のライン状の入射スリット4
2が形成されており、従ってこの入射スリット42に対
応する被測定物1の上のラインΩが、選択的に分光像を
形成すべき分光対象領域となる。入射スリット42を通
過した光は無収差分光器4内のグレーディング43で反
射されて分光され、これによって出射面44に分光像が
形成される。
ここで、図中の被測定物1上の点p  、p  。
P は入射スリット42の点P、P。
P ′に対応しており、この点P、P1P ′の分光像
は出射面44のラインP。′P、、P   に対応して
いる。従って、被測定物1のラインgの光学情報は、そ
のy軸方向の位置情報を保ったままで出射面44に結像
され、その波長ごとの光強度はy軸と直交する軸方向(
λ軸方向)で得られることになる。
次に、第1図および第2図の装置における分光像の処理
を、第3図を参照して説明する。
第2図に示す如く出射面44に形成された分光像は、C
CDカメラなどからなる第1図のTV左カメラで撮像さ
れ、ビデオ信号はA/D変換されて処理部6におけるイ
メージメモリに記憶される。
第3図(a)はMXN画素の二次元イメージメモリに記
憶された分光像の一例を示している。ここで、N画素の
λ軸は波長に対応し、M画素のy軸は被測定物1のライ
ンgにおけるy方向位置に対応している。このイメージ
メモリの光強度情報は、第3図(b)に示すように、そ
れぞれ中心波長λ 、A 、・・・λ 、波長幅Δλ 
、Δλ2.・・・1  2    n       L Δλ で積分または平均化される。すると、第3Ω 図(c)に示す如く、y軸方向における各波長ごとの空
間的な光強度分布が求められるので、これを第3図(d
)に示す如く、各波長ごとのイメージメモリM  、 
M 2 、・・・M に記憶する。これにn より、被測定物1におけるラインpが設定されたX方向
の位置XOにおいて、y軸方向の光強度分布が、中心波
長λ 、λ1.・・・λ ごとにイメーn ジメモリM、M2.・・・M に格納される。
i             n なお、上記説明においてテレビカメラ5の必要なところ
(つまり、λ ±ΔλI/2のところ)のみを走査し、
各波長毎にビデオ信号を積分する等した後A/D変換し
、直接イメージメモリM1〜M に格納しても良い。
以上の処理が終了すると、−次元的な分光対象領域が二
次元的な広がりを有する測定対象領域で移動させられる
。すなわち、第1図の処理部6はステージ制御部8に指
令を与え、これによってステージ制御部8はX−Yステ
ージ7を駆動することになる。すると、第2図に示す入
射スリット42がX軸方向に移動するので、先に示した
X方向の位置Xoとは異なる位置Xtにおいて、同様の
分光分析がされる。これにより、第3図(d)のイメー
ジメモリM  、M  、・・・M には、次の1  
2    n 位置x1での分光強度分布が格納される。以下、同様の
処理をX方向の全ての位置について実行すると、イメー
ジメモM  、M  、・・・M には、波1  2 
   n 長λ 、λ 、・・・λ の分光強度分布が、x−yo
   1    n の二次元平面において記憶される。このため、第1図の
CRT9において、各波長λ 、λ 、・・・l λ ごとの分光画像を被測定物1と同一の二次元平面で
表示できることになる。
ここで、分光器として無収差分光器4を用いることの有
用性を、第4図面の簡単な説明する。
例えば第4図(a)のような分光スペクトルを持つ光を
、分光器の入射スリット42に入射すると、従来の分光
器では出射面44での分光像が同S (b)のようにな
る。すなわち、分光出力像に歪みとボケが生じてしまう
。これに対し、無収差分光器を用いると、同図(c)の
如く出力像に歪みやボケは現れない。すなわち、入射ス
リット42に光が入射する位置Q、Q1.Q2により出
力像が歪むことがなく、また波長軸(λ軸)と直交する
fl& (空間軸)の分解能も向上する。
次に、第5図を参照して本発明の第2実施例を説明する
第5図はその要部を示す構成図である。そして、これが
前述の第1実施例と異なる点は、入射面41にはスリッ
トではなく、入射ピンホールPが設けられ、これによっ
て点状の分光対象領域が設定されていることである。そ
して、これに対応してTVカメラに変えて(TVカメラ
でもよい)−次元のラインセンサ51が出射面44に対
向して設けられていることである。この実施例によれば
、被測定物1の座標(x、yo)の点Pの光学像は入射
面41の入射ピンホールPに形成され、これがグレーデ
ィング43で分光されて出射面44に分光像が形成され
る。この分光像の光強度はラインセンサ51によって波
長ごとに読み出され、処理部6中のA/D変換器61で
ディジタルデータに変えられて処理部6中のラインメモ
リ62に格納される。従って、ラインメモリ62には被
測定物lの点Pにおける分光された光強度信号が記憶さ
れる。そこで、このラインメモリ62のデータを、中心
波長をλ 、λ 、・・・λ とし、波長1  2  
  n 幅をΔλ 、Δλ 、・・・Δλ としてイメージメ1
、   2     n モリM  、M  、・・・M に転送すると、このイ
メ+21 −ジメモリには光強度の空間分布がx−y平面で得られ
ることになる。
以上の処理を被測定物1の点P(x、y)について行な
ったら、x−yステージにより被測定物1を移動させ、
分光対象領域をx−y方向に走査して同様の処理を行な
う。すると、処理部6のイメージメモリM  、M  
、・・・M には、第11  2    n 実施例と同様の光強度分布が記憶される。従って、CR
T9によって分光画像を表示することができる。
次に、第6図を参照して本発明の第3実施例を説明する
第6図はその要部構成図である。そして、これが第1実
施例と比較して特徴的なことは、無収差分光器4の出射
面44の前面に、波長軸(λ軸)に直交するスリット幅
が可変なスリット44 をS 有する出射スリット板44 が設けられ、このスリット
44 に対向してラインセンサ51が設けS られていることである。この実施例によれば、無収差分
光器4により形成される分光像は第1実施例のものと同
様であるが、無収差分光器4の出射面44には上記のス
リット44 があるので、特S 定波長の光のみがラインセンサ51に届くことになる。
従って、出射側のスリット44 のλ軸方S 向の中心位置によってラインセンサ51で検出される中
心波長が定まり、スリット44 の幅を変S える事により検出される波長幅を任意に定められること
になる。
このため、スリット44 およびラインセンサS 51を波長軸(λ軸)方向に走査して結果をイメージメ
モリM  、M  、・・・M に記録すれば、彼1 
    2        n 測定物1のラインg′における光強度が、y軸方向の位
置情報を保持したままで波長ごとに記録できる。よって
、第1実施例と同様に被測定物1を移動させて上記の処
理を繰り返せば、二次元平面で分光画像をkQ側できる
第7図は上記第6図の第3実施例に係る変形例の要部を
示している。
これらの変形例に共通する特徴は、無収差分光器4の出
q・1面44側には、それぞれ3つのスリット44〜4
4 が設けられ、これによって中心Sa       
  Se 波長の異なる(λ 、λ 、λ )3つの光の強a  
   be 度を検出するようになっていることである。すなわち、
第7図(a)では出射スリット板44 において、3つ
のスリット44〜44 が波長軸sa        
sc 方向に並べて形成され、これらにはそれぞれ光ファイバ
束52a〜52cが設けられている。そして、先ファイ
バ束52a〜52cの出射光はラインセンサ51a〜5
1cに導かれている。この例によれば、3つの異なる波
長の光を同時に検出し、これを処理部(図示せず)に送
って処理することができる。
第7図(b)の例では、1個のラインセンサ51が設け
られ、これがスライドボックス53の作用により矢印入
方向に移動可能になっている。
この例によれば、ラインセンサ51をそれぞれスリット
44〜44 の位置に移動設定することsa     
   sc で、異なる波長の光を検出するこ・とができる。
第7図(e)の例では、分光器の結像面44に結像され
た分光像をリレーするレンズ54と、このレンズ54か
らの光を反射させる回転ミラー55、及びスリット幅可
変なスリット57を何するスリット板58を備える。こ
の例によれば、回転ミラー55を軸56を中心に回転さ
せることで、ラインセンサ51に44からの光をスリッ
ト板58上で波長方向にスキャンし、スリット57を通
過した光を入射できる。
本発明は上記の実施例に限定されることなく、種々の変
形が可能である。
例えば、被測定物1を照明する透過型あるいは反射型の
光源は必須ではなく、被測定物1が発光性あるいは螢光
性の物体であるときは、無光源とできる。また、光源を
用いるときは、キセノンランプ等の白色源のほか、レー
ザ光源を用いてもよい。
入射スリットあるいは入射対ピンホール等で定められる
分光対象領域を、二次元的な広がりを持つΔpノ定対象
領域で移動させる手法は、被測定物1をX−Yステージ
7で移動させるものに限らず、例えば第8図のようにし
てもよい。同図において、ミラー31は2本の軸31.
32を中心としてスキャン可能になっている。このよう
にすれば、被Ill定物1を移動させずにミラー31を
回転させることで、入射スリット42への結像位置を変
えることができる。なお、光ファイバ束を用いたり、2
枚以上のミラーを用いたりしても、同様に結像位置の移
動が可能である。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した通り本発明では、分光手段によっ
てライン状もしくは点状の分光対象領域の分光像が形成
され、強度検出手段によって分光対象領域における特定
波長の光強度が得られる。
そして、領域移動手段によって分光対象領域は測定対象
領域の範囲に実質的に広げられるので、解析手段によっ
てこの測定対象領域における被測定物の光学特性が、特
定波長の光強度分布として得られることになる。このた
め、被ilj定物の分光画像を所望の中心波長および波
長幅で、CRT等の画面上で簡単に求めることができる
本発明の分光解析装置は、生物、物理、化学等の基礎研
究をはじめ、工業製品の検査等の幅広い分野に応用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る分光解析装置の第1実施例の構成
図、第2図は第1実施例の要部説明図、第3図は第1実
施例における分光像の処理を説明する図、第4図は無収
差分光器の特色を示す図、第5図は第2実施例の要部説
明図、第6図は第3実施例の要部説明図、第7図は第3
実施例の変形例を示す図、第8図は本発明の詳細な説明
図、第9図は分光画像解析の説明図である。 1・・・被測定物、2・・・光源、3・・・結像レンズ
、4・・・無収差分光器、5・・・TV左カメラ6・・
・処理部、7・・・X−Yステージ、8・・・ステージ
制御部、41・・・入射面、42・・・入射スリット、
44・・・出射面、51・;・ラインセンサ。 特許出願人  浜松ホトニクス株式会社代理人弁理士 
  長谷用  芳  樹(d) 波長:λd 分光解析 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被測定物からの光を受光して光学像を形成する結像
    手段と、前記光学像の1ラインまたは1点からなる分光
    対象領域を選択的に分光して分光像を形成する分光手段
    と、前記分光像における所定波長の光強度を検出する強
    度検出手段と、前記分光対象領域を前記光学像の測定対
    象領域で移動させる領域移動手段と、前記強度検出手段
    の出力にもとづき前記測定対象領域内の前記所定波長の
    光強度分布を求める解析手段とを備えることを特徴とす
    る分光解析装置。 2、前記被測定物を照明する光源を更に備える請求項1
    記載の分光解析装置。 3、前記分光手段は無収差分光器からなる請求項1記載
    の分光解析装置。 4、前記解析手段は前記光強度分布を表示する表示手段
    を備える請求項1記載の分光解析装置。 5、前記被測定領域は前記光学像の二次元的領域であり
    、前記表示手段は前記光学像の形状に対応した二次元平
    面で光強度分布を表示する請求項4記載の分光解析装置
    。 6、前記強度検出手段は前記分光像における1波長もし
    くは複数波長の光強度を検出することを特徴とする請求
    項1記載の分光解析装置。
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