JP2014506020A - 無線送信装置、無線送信方法および無線送信プログラム - Google Patents

無線送信装置、無線送信方法および無線送信プログラム Download PDF

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Abstract

与干渉抑圧信号は、送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧する。無線送信装置において、与干渉抑圧信号波形整形部は、送信情報シンボルと切り離して与干渉抑圧信号の波形整形を行う。

Description

本発明は、無線送信装置、無線送信方法および無線送信プログラムに関する。
次世代無線通信システムに関して、伝送速度の広帯域化およびシステムの多様化に起因して、周波数資源が枯渇することが懸念されている。近年、周辺の電波環境や利用者のニーズを認知し、認知結果に基づいて自律的に最適な通信を行うコグニティブ無線システムが検討されている。コグニティブ無線の分野において、周波数資源の有効利用の観点からダイナミックスペクトルアクセス方法が注目を集めている。ダイナミックスペクトルアクセス方法では、既存の無線システムに割り当てられている周波数帯が、別の無線システムで2次利用される。
具体的には、ダイナミックスペクトルアクセス方法では、新規の無線システムである2次システムが、既存の無線システムである1次システムに割り当てられた周波数帯の空きスペクトルを1次システムの通信を妨げないように利用する。
図16は、ダイナミックスペクトルアクセスを行う通信システムの一例を示す説明図である。図16に示す例では、1次システム2210に割り当てられた周波数帯の空きスペクトルが、1次システム2210の通信を妨げないように2次システム2220で利用される。すなわち、2次システム2220の上り回線または下り回線において、1次システム2210の上り回線または下り回線に割り当てられた周波数帯が共用される。
図16に示す例では、1次システム2210は、基地局2211と、移動局2212と、移動局2213とを含む。基地局2211は、移動局2212および1移動局2213とデータの送受信を行う。
2次システム2220は、基地局2221と、移動局2222と、移動局2223とを含む。基地局2221は、移動局2222および移動局2223とデータの送受信を行う。2次システム2220の基地局および移動局は、1次システム2210の通信を妨げないように1次システム2220に割り当てられた周波数帯の空きスペクトルを利用して、通信(データの送信)を行う。
ダイナミックスペクトルアクセスの他の例として、ダイナミックスペクトルアクセスに関する標準化規格IEEE(米国電気電子学会)802.22 WRAN(Wireless Regional Area Network)に基づくダイナミックスペクトルアクセスがある。IEEE802.22は、米国において1次システムである地上波TV放送の周波数帯の空きチャネルを、2次システムである固定無線アクセスシステムが利用するための標準規格である。
次に、ダイナミックスペクトルアクセスに関する与干渉抑圧技術を説明する。図17Aおよび図17Bは、1次システムの使用帯域と2次システムのスペクトルの例を示す説明図である。図17Aには、与干渉抑圧技術適用前のスペクトルの例が示されている。図17はBには、与干渉抑圧技術適用後のスペクトルの例が示されている。
基本的に、2次システムでは、1次システムの通信を妨げないように通信が行われることが要請される。従って、2次システムでは、スペクトル2302−1、2には、1次システムの使用帯域2301−1、2、3に干渉を与えないように抑圧されることが求められる。しかし、図17Aに示すように、実際の送信スペクトルには、送信帯域外に漏れ込む漏洩電力が存在するので、2次システムの一部のスペクトルが1次システムに対して干渉を及ぼす可能性がある。
2次システム側で、1次システム使用帯域との間に十分なガードバンドが設けられれば、1次システムへの干渉が抑圧される。しかし、十分なガードバンドは、周波数利用効率の低下をもたらす可能性がある。
以上に説明したように、複数のシステムが同一周波数帯を共用するコグニティブ無線方式では、2次システムにおいて、データを送信するときに、周波数利用効率を低下させず、かつ、1次システムに対する与干渉が抑圧されることが重要である。2次システムがOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ベースの無線アクセス方式を採用するシステムである場合には、サブキャリアのサイドローブ成分により帯域外への漏洩電力が大きくなる。そのため、何らかの与干渉抑圧対策が施されることが重要である。
1次システムに対する与干渉を抑圧する与干渉抑圧伝送方式(方法)として、例えば、デジタルフィルタを使用する方法、ヌル再生法、ガウス形マルチキャリア方法、サブキャリアウェイティング、Time windowing、AIC(Active Interference Cancellation)、CC(Cancellation Carrier)がある。
デジタルフィルタを使用する方法では、FIR(Finite Impluse Response)フィルタやIIR(Infinite Impluse Response)フィルタによってスペクトルが整形される。ヌル再生法では、複数のOFDMシンボルが結合された後に、ヌルサブキャリア置換のためにFFT(Fast Fourier Transform)が実行される。さらに、ヌルサブキャリア置換した後にIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)が実行される。ガウス形マルチキャリア方法は、ガウスパルス波形でスペクトル整形を行うマルチキャリア伝送方法である。サブキャリアウェイティングでは、サブキャリア信号に変換されるシンボル間に重み付けが行われる。Time windowingでは、時間領域でOFDMシンボルが整形される。AICおよびCCでは、帯域外漏洩成分をキャンセルするためのトーンが発生される。
以下、商用化されている既存の無線システムとの親和性が高く、周囲の電波状況に合わせて動的に与干渉抑圧できるAICおよびCCを説明する。なお、AIC方式とCC方式とが統一して説明される。
図18は、非特許文献1に記載されたCC方式を実現するための無線送信機の構成例を示すブロック図である。図18に示す無線送信機は、CC方式を実装した送信機であって、変調部2401と、CC信号生成挿入部2402と、逆フーリエ変換部2403と、ゼロパディング挿入部2404とを備えている。
変調部2401は、送信情報ビット列を入力し、入力された送信情報ビット列の各ビットを変調の単位であるシンボル(変調シンボル点)にマッピングする変調処理を行う。変調部2401は、変調処理によって得た送信情報シンボルをCC信号生成挿入部2402に出力する。
CC信号生成挿入部2402は、変調部2401から出力される送信情報シンボルを入力する。CC信号生成挿入部2402は、与干渉回避帯域のうち送信帯域近傍の部分与干渉回避帯域において与干渉を抑圧するような与干渉抑圧信号(CC信号)を計算する。CC信号生成挿入部2402は、CC信号が挿入された送信情報シンボルを逆フーリエ変換部2403に出力する。
逆フーリエ変換部2403は、CC信号が挿入された送信情報シンボルを入力し、入力された送信情報シンボルに対して逆フーリエ変換処理を施す。逆フーリエ変換部2403は、逆フーリエ変換により生成されたOFDMシンボルをゼロパディング挿入部2404に出力する。
ゼロパディング挿入部2404は、逆フーリエ変換により生成されたOFDMシンボルを入力し、OFDMシンボル間にゼロパディング(ZP)ガードインターバルを挿入する。ゼロパディング挿入部2404は、ゼロパディングガードインターバルが挿入されたOFDMシンボルを送信変調信号として出力する。
図19は、CC信号生成挿入部2402のより詳細な構成例を示すブロック図である。図19に示すように、CC信号生成挿入部2402は、コピー部3001と、CC信号計算部3002と、CC信号挿入部3003とを含む。
コピー部3001は、変調部2401から送信情報シンボルを入力し、送信情報シンボルをコピーする。コピー部3001は、コピーした送信情報シンボルをCC信号計算部3002およびCC信号挿入部3003に出力する。
CC信号計算部3002は、コピー部3001から送信情報シンボルを入力し、与干渉を抑圧するCC信号を計算する。CC信号計算部3002は、計算したCC信号をCC信号挿入部3003に出力する。
CC信号挿入部3003は、コピー部3001から送信情報シンボルを入力し、CC信号計算部3002からCC信号とを入力する。CC信号挿入部3003は、送信情報シンボルにCC信号を挿入する。CC信号挿入部3003は、CC信号が挿入された送信情報シンボルを逆フーリエ変換部2403に出力する。
図20は、非特許文献2に記載されたCC方式による与干渉抑圧の例を示す説明図である。図20において、横軸は周波数を示し、縦軸は電力密度を示す。図20には、送信帯域2602と送信帯域外(与干渉回避帯域)2601の周波数位置との関係が示されている。図20には、送信帯域2602と与干渉回避帯域2601とが示されている。CC方式では、2次システムの無線送信機は、2次システムの送信帯域2602から与干渉回避帯域2601へのスペクトル漏れ込み成分を打ち消すための与干渉抑圧信号(CC信号)2603を設定する。CC信号2603は文献1に開示されたAICトーンに相当する。CC信号2603は、与干渉回避帯域2601のうち送信帯域2602近傍の一部の帯域、すなわち部分与干渉抑圧帯域の電力を抑圧するように生成される。図20には、送信帯域2602において与干渉回避帯域2601の近傍に2本のCC信号2603が設定された例が示されている。CC信号2603は、与干渉回避帯域2601のうち、特に漏れ込み電力が大きい部分与干渉回避帯域への漏洩電力を最小化する。従って、与干渉回避帯域幅が広い場合に、AIC方式と比べて漏洩電力を抑圧することができる。すなわち、CC方式は、ダイナミックスペクトルアクセスを用いた2次システムの送信装置に好適に適用可能である。特許文献1にもAICによる与干渉抑圧処理の一例が記載されている。
特開2009−89393号公報
AIC方式およびCC方式の課題を説明する。文献1に記載されたAIC方式や文献2に記載されたCC方式では、与干渉抑圧効果を高めるために、与干渉抑圧信号であるCC信号のOFDMシンボル間にゼロパディングガードインターバルが挿入される。このため、CC信号のOFDMシンボル間の不連続性が大きくなる。その結果、与干渉が抑圧される部分与干渉回避帯域外では、CC信号のサイドローブ成分によって与干渉電力スペクトル密度が増大する。
本発明は、1次システムに対する与干渉をより低減できる無線送信装置、無線送信方法を提供することを目的とする。
本発明による無線送信装置は、送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧する与干渉抑圧信号を、送信情報シンボルと切り離して波形整形する与干渉抑圧信号波形整形手段を備えることを特徴とする。
また、本発明による無線送信方法は、送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧する与干渉抑圧信号を、送信情報シンボルと切り離して波形整形することを特徴とする。
また、本発明による無線通信プログラムは、コンピュータに、送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧する与干渉抑圧信号を、送信情報シンボルと切り離して波形整形する処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、与干渉抑圧信号による部分与干渉回避帯域における与干渉抑圧の効果が維持されつつ、部分与干渉回避帯域外においても与干渉抑圧の効果を得ることができる。従って、1次システムに対する与干渉がより低減する。
第1の実施形態の無線送信装置が備えるベースバンド部100の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態のベースバンド部100の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の無線送信装置が備えるベースバンド部500の構成例を示すブロック図である。 CC信号生成分離部505のより詳細な構成例を示すブロック図である。 CC信号計算部1002のより詳細な構成例を示すブロック図である。 ゼロパディング挿入部507の出力信号を模式的に示す説明図である。 サイクリックエクステンション部508の出力信号を模式的に示す説明図である。 Time windowing部509の出力信号を模式的に示す説明図である。 IFFT処理部506−1の入力信号の例を示す入力信号パターン図である。 IFFT処理部506−2の入力信号の例を示す入力信号パターン図である。 第2の実施形態のベースバンド部500の動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の無線送信装置が備えるベースバンド部500’の構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態による与干渉抑圧の例を示す説明図である。 本発明の概要を示すブロック図である。 本発明の概要を示すブロック図である。 ダイナミックスペクトルアクセスを行う通信システムの一例を示す説明図である。 1次システムの使用帯域と与干渉抑圧技術適用前の2次システムのスペクトルの例を示す説明図である。 1次システムの使用帯域と与干渉抑圧技術適用後の2次システムのスペクトルの例を示す説明図である。 CC方式を実現するための無線送信機の構成例を示すブロック図である。。 CC信号生成挿入部2402の構成を示すブロック図である。 文献2に記載されたCC方式による与干渉抑圧の例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。なお、各実施形態では、無線アクセス方式としてOFDMを適用したシステムが想定されている。また、各実施形態では、本発明の無線送信装置が2次システムの送信機に適用されている。
実施形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態の無線送信装置に備えられるディジタル処理を行うベースバンド部100の構成例を示すブロック図である。一般に、ベースバンド部100は、RF部の前段に位置する。ベースバンド部100は、送信情報ビット列を入力し、デジタル処理によって送信変調信号を生成して出力する。本実施形態では、与干渉抑圧処理は、ベースバンド部100において、送信変調信号を生成する際に行われる。
図1に示すように、ベースバンド部100は、与干渉抑圧信号生成分離部101と、送信情報信号処理部102と、与干渉抑圧信号処理部103と、合成部104とを備える。
与干渉抑圧信号生成分離部101は、変調処理された送信情報シンボルを入力し、周波数領域の処理によって与干渉抑圧信号を生成する。与干渉抑圧信号生成分離部101は、周波数領域の処理による与干渉抑圧信号の生成方式として、CC方式を用いてもよい。与干渉抑圧信号生成分離部101は、例えば、与干渉回避帯域のうちの送信帯域近傍の部分与干渉回避帯域において与干渉を抑圧するような与干渉抑圧信号を生成する。与干渉抑圧信号生成分離部101は、入力された送信情報シンボルを送信情報信号処理部102に出力し、生成した与干渉抑圧信号を与干渉抑圧信号処理部103に出力する。すなわち、与干渉抑圧信号生成分離部101は、入力された送信情報シンボルに与干渉抑圧信号を挿入せず、入力された送信情報シンボルを後段の処理部に出力し、生成された与干渉抑圧信号を後段の他の処理部に出力する。
送信情報信号処理部102は、与干渉抑圧信号生成分離部101から出力される送信情報シンボルを入力し、所定の信号処理(以下、第1の信号処理という。)を行う。シンボル信号処理は、送信情報シンボルを、送信する周波数にマッピングする処理を含む。第1の信号処理として、例えば、逆フーリエ変換処理がある。さらに、第1の信号処理は、例えばゼロパディング挿入処理などの信号処理を含んでもよい。このように、「第1の信号処理」は、1つの処理に限られず、送信情報シンボルに対する一連の信号処理によって実現される処理でもよい。また、送信情報信号処理部102は、送信情報シンボルに第1の信号処理が施された信号(以下、送信情報信号という。)を合成部104に出力する。
与干渉抑圧信号処理部103は、与干渉抑圧信号生成分離部101から出力される与干渉抑圧信号を入力し、与干渉抑圧信号に対して波形整形を含む所定の信号処理(以下、第2の信号処理という。)を行う。第2の信号処理は、少なくとも、送信する周波数に与干渉抑圧信号をマッピングする処理と、周波数マッピングされた与干渉抑圧信号を波形整形する処理とを含む。「第2の信号処理」は、1つのセクションで実現されてもよいし、周波数マッピング機能を実現するセクションと波形整形機能を実現するセクションとで実現されてもよい。例えば、第2の信号処理における周波数マッピング処理として逆フーリエ変換処理が使用され、波形整形処理としてサイクリックエクステンション処理およびTime windowing処理が使用される。このように、「第2の信号処理」は、1つの処理に限られず、与干渉抑圧信号に対する一連の信号処理によって実現される処理でもよい。また、与干渉抑圧信号処理部103は、与干渉抑圧信号に第2の信号処理を施した信号(以下、波形整形与干渉抑圧信号という。)を合成部104に出力する。
合成部104は、送信情報信号処理部102から出力される送信情報信号と、与干渉抑圧信号処理部103から出力される波形整形与干渉抑圧信号とを入力し、これらを合成する。合成部104は、合成した信号を送信変調信号として出力する。
図2は、ベースバンド部100の与干渉抑圧処理に関する動作の一例を示すフローチャートである。図2に示すように、与干渉抑圧信号生成分離部101は、変調処理された送信情報シンボルが入力されると、入力された送信情報シンボルに対する周波数領域の処理により与干渉抑圧信号を生成し、入力された送信情報シンボルと生成した与干渉抑圧信号とを分離して出力する(ステップA01)。
次に、送信情報信号処理部102は、与干渉抑圧信号生成分離部101から出力された送信情報シンボルを入力して、第1の信号処理を行い、信号処理が施された信号(すなわち、送信情報信号)を合成部104に出力する(ステップA02)。
与干渉抑圧信号処理部103は、与干渉抑圧信号生成分離部101から出力される与干渉抑圧信号を入力して、波形整形を含む第1の信号処理を行い、信号処理が施された信号(すなわち、波形整形与干渉抑圧信号)を合成部104に出力する(ステップA03)。
合成部104は、送信情報信号処理部102から出力される送信情報信号および与干渉抑圧信号処理部103から出力される波形整形与干渉抑圧信号を入力し、送信情報信号と波形整形与干渉抑圧信号とを合成する(ステップA04)。そして、合成部104は、合成した信号を送信変調信号として出力する。
なお、与干渉抑圧信号生成分離部101における与干渉抑圧信号の計算方法は、文献2に記載された方法と同様でよい。すなわち、与干渉抑圧信号生成分離部101は、例えば、部分与干渉回避帯域の漏洩電力を抑圧するように与干渉抑圧信号を計算する。
また、ステップA02およびステップA03の処理の順序に制約はない。例えば、ステップA02の処理とステップA03の処理との実行順序を逆にしてもよい。ステップA02の処理とA03の処理とが並列して実行されてもよい。
本実施形態では、与干渉抑圧信号が送信情報シンボルとは切り離して波形整形されるので、与干渉抑圧信号のサイドローブ成分により発生する与干渉が低減する。すなわち、与干渉が抑圧される部分与干渉回避帯域に加えて部分与干渉回避帯域外でも与干渉抑圧の効果を得ることができ、1次システムに対する与干渉がより低減される。
また、1次システムに対する与干渉量が一定レベルに保たれるようにした場合には、2次システムの送信電力の増大が抑制されるか、または1次システムと2次システムとの空間的な離隔距離が小さくなる。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態を図面を参照して説明する。図3は、本発明の第2の実施形態の無線送信装置に備えられるディジタル処理を行うベースバンド部500の構成例を示すブロック図である。図3に示すベースバンド部500は、符号化部501と、インタリーバ502と、変調部503と、サブキャリアマッピング部504と、CC信号生成分離部505と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理部506−1、506−2と、ゼロパディング挿入部507と、サイクリックエクステンション部508と、Time windowing部509と、加算部510とを備える。
符号化部501は、送信情報ビット列を入力し、誤り訂正用の符号化処理を行い、符号化したビット列をインタリーバ502に出力する。符号化部501は、符号化処理で、例えば、畳み込み符号やターボ符号などを用いる。
インタリーバ502は、符号化部501から符号化ビット列を入力し、ビットの配列を変更するインタリーブ処理を行い、インタリーブしたビット列を変調部503に出力する。
変調部503は、インタリーバ502からビット列を入力し、ビット列をシンボルにマッピングする変調処理を行う。また、変調部503は、変調した送信情報シンボルをサブキャリアマッピング部504に出力する。
サブキャリアマッピング部504は、変調部503から出力される送信情報シンボルを入力し、入力される送信情報シンボルを所定単位(例えば、送信フレーム単位)のパラレル信号に変換するシリアル/パラレル(S/P)変換を行い、送信するサブキャリアに対応するように送信情報シンボルを周波数マッピングする。サブキャリアマッピング部504は、周波数マッピングした送信情報シンボルをCC信号生成分離部505に出力する。
CC信号生成分離部505は、サブキャリアマッピング部504から出力される周波数マッピングされた送信情報シンボルを入力する。CC信号生成分離部505は、入力された送信情報シンボルに対する周波数領域の処理を実行することによって、部分与干渉回避帯域における与干渉電力を低減するようにCC信号(与干渉抑圧信号)を生成する。CC信号生成分離部505は、送信情報シンボルをIFFT処理部506−1に出力し、生成したCC信号をIFFT処理部506−2に出力する。
IFFT処理部506−1は、CC信号生成分離部505から出力される送信情報シンボルを入力する。IFFT処理部506−1は、入力された送信情報シンボルに対してIFFT処理(逆フーリエ変換処理)を施すことによって、OFDMシンボルを生成する。IFFT処理部506−1は、生成した送信情報のOFDMシンボルをゼロパディング挿入部507に出力する。
ゼロパディング挿入部507は、IFFT処理部506−1から出力される送信情報のOFDMシンボルを入力する。ゼロパディング挿入部507は、入力された送信情報のOFDMシンボル間にゼロパディングガードインターバルを挿入する。ゼロパディング挿入部507は、ゼロパディングガードインターバルが挿入されたOFDMシンボルを加算部510に出力する。
IFFT処理部506−2は、CC信号生成分離部505から出力されるCC信号を入力する。IFFT処理部506−2は、入力されたCC信号に対してIFFT処理を施すことによって、CC信号のOFDMシンボルを生成する。IFFT処理部506−2は、生成したCC信号のOFDMシンボルをサイクリックエクステンション部508に出力する。
サイクリックエクステンション部508は、IFFT処理部506−2から出力されるCC信号のOFDMシンボルを入力する。サイクリックエクステンション部508は、時間領域においてOFDMシンボルを拡張するサイクリックエクステンション処理を行う。サイクリックエクステンション部508は、サイクリックエクステンション処理された拡張OFDMシンボルをTime windowing部509に出力する。
Time windowing部509は、サイクリックエクステンション部508から出力される拡張OFDMシンボルを入力し、時間領域の窓関数処理によって、拡張OFDMシンボルの波形整形を行う。Time windowing部509は、波形整形された拡張OFDMシンボルを加算部510に出力する。
加算部510は、ゼロパディング挿入部507から出力されるゼロパディングガードインターバルが付加されたOFDMシンボルと、Time windowing部509から出力される波形整形された拡張OFDMシンボルとを入力する。加算部510は、入力された両信号を加算し、加算結果を送信変調信号として出力する。
なお、本実施形態では、第1の実施形態における送信情報信号処理部102のより具体的な例として、IFFT処理部506−1と、ゼロパディング挿入部507とが示されている。また、第1の実施形態における与干渉抑圧信号処理部103のより具体的な例として、IFFT処理部506−2と、サイクリックエクステンション部508と、Time windowing部509とが示されている。
図4は、CC信号生成分離部505のより詳細な構成例を示すブロック図である。図4に示すように、CC信号生成分離部505は、コピー部1001と、CC信号計算部1002とを含んでいてもよい。
コピー部1001は、サブキャリアマッピング部504から出力される周波数マッピングされた送信情報シンボルを入力し、入力された送信情報シンボルをコピーする。コピー部1001は、コピーによって2つになった送信情報シンボルの一方(例えば、入力された送信情報シンボル)をIFFT処理部506−1に出力し、他方の送信情報シンボル(例えば、コピーによって生成された送信情報シンボル)をCC信号計算部1002に出力する。
CC信号計算部1002は、コピー部1001から出力される送信情報シンボルを入力する。CC信号計算部1002は、送信情報シンボルを元に、部分与干渉回避帯域における与干渉を抑圧するようにCC信号を計算して生成する。CC信号計算部1002は、生成されたCC信号をIFFT処理部506−2に出力する。
図5は、CC信号計算部1002のより詳細な構成例を示すブロック図である。図5に示すように、CC信号計算部1002は、CC係数生成部1101と、CC係数乗算部1102とを含んでいてもよい。
CC係数生成部1101は、CC係数を計算し、計算されたCC係数をCC係数乗算部1102に出力する。CC係数は、例えば、後述する式(7)の行列Wに相当する。なお、CC係数生成部1101におけるCC係数の生成タイミングは、与干渉抑圧が行われる周波数位置が決定された後であればよく、特に限定されない。例えば、CC係数生成部1101は、CC信号を計算するときに、算出対象となるCC信号により与干渉抑圧が行われる周波数位置を入力する。しかし、与干渉抑圧が行われる周波数位置が事前に決定されているようなシステムでは、当該周波数位置に対応するCC係数が予め計算されていてもよい。
CC係数乗算部1102は、CC係数生成部1101からCC係数を入力し、コピー部1001から送信情報シンボルを入力し、CC係数と送信情報シンボルとを乗算することによってCC信号を生成する。CC係数乗算部1102は、生成したCC信号をIFFT処理部506−2に出力する。CC信号は、例えば、後述の式(7)により計算される。
次に、CC信号計算部1002におけるCC信号生成式の例を、図20に示された送信帯域と与干渉回避帯域との例を参照して説明する。図20に示された例では、CC信号によって、送信帯域2602における送信サブキャリア2604の与干渉抑圧が行われる。CC信号による与干渉抑圧では、与干渉回避帯域2601に隣接する送信帯域2602内にNCC本のCC信号2603が挿入される。CC信号2603は、N本のサブキャリアに相当する与干渉回避帯域2601のうち、送信帯域2602近傍のNi_partial本に相当する部分与干渉回避帯域に対して抑圧を行う。
IFFT処理部506−2の出力である時間領域のサンプルn(n=0、1、・・・、N−1)のOFDM信号x(n)は、以下の式(1)で表される。
Figure 2014506020
式(1)において、X(k)、k(k=0、1、・・・、N−1)は、送信するシンボルを示す。なお、NはIFFTのFFTサイズを示す。
また、M倍(M≧1)にアップサンプリングした周波数位置l(l=0、1、・・・、NM−1)におけるOFDM信号のスペクトルY(l)は、以下の式(2)で表される。
Figure 2014506020
式(1)と式(2)から、OFDM信号のスペクトルY(l)は、以下の式(3)で表される。なお、式(3)において、P(l、k)は、変換カーネルを示す。
Figure 2014506020
与干渉回避帯域のアップサンプリング前のサブキャリア数をNとし、与干渉回避帯域のうち、CC信号によって与干渉電力が最小化される部分与干渉回避帯域のアップサンプリング前のサブキャリア数をNi_partial(Ni_partial<N)とし、部分与干渉回避帯域におけるアップサンプリング後のサイドローブ成分M(Ni_partial−1)+1行の列ベクトルdは、以下の式(4)で表される。
=Pg ・・・式(4)
式(4)において、Pは、P(l、k)を要素とする行列Pの部分行列である。部分行列は、行列Pから、部分与干渉回避帯域におけるアップサンプリング後のサイドローブ成分に相当するMu〜M(u+Ni_partial−1)行が抽出された(M(Ni_partial−1)+1)×Nの行列である。gは与干渉回避帯域およびCC信号に相当する成分をゼロにした送信情報シンボルから構成されるN行の列ベクトルを示す。uはアップサンプリング前の部分与干渉回避帯域の開始サブキャリア番号を示す。
また、部分与干渉回避帯域におけるサイドローブ成分を打ち消すための信号は、以下の式(5)で表される。
h=−d・・・式(5)
CC信号数をNCCと仮定すると、Pは部分与干渉回避帯域に相当する行のみが考慮された行列Pの部分行列である。部分行列は、行列Pから、u−NCC〜u+Ni_partial−1列が抽出された(M(Ni_partial−1)+1)×(Ni_partial+NCC)の行列である。hは干渉成分を打ち消すCC信号の(Ni_partial+NCC)行の列ベクトルである。
行列Pは正方行列でないため、最小自乗誤差法によって列ベクトルhが求められる。式(5)に基づいて、自乗誤差eは、例えば、以下の式(6)で表される。
=‖Ph+d ・・・式(6)
式(6)に基づいて、干渉成分を打ち消す列ベクトルhは、以下の式(7)で表される。
Figure 2014506020
Wは(Ni_partial+NCC)×Nの行列であり、CC係数生成部1101の出力信号に相当する。以上のように、干渉成分を打ち消すCC信号の列ベクトルhは、行列Wと送信情報シンボルの列ベクトルgから計算される。CC信号の列ベクトルhは、CC係数乗算部1102の出力に相当する。なお、CC信号の列ベクトルhはNi_partial+NCC個の要素から構成されるが、CC信号は、NCCに相当する要素のみを含む信号でもよい。
図6は、ゼロパディング挿入部507の出力信号を模式的に示す説明図である。図6に示すように、ゼロパディング挿入部507は、入力された送信情報のOFDMシンボル602の先頭に、サイクリックプレフィックス(CP)長(LCP)[サンプル]のゼロパディングガードインターバル(ZP)601を付加する。
図7は、サイクリックエクステンション部508の出力信号を模式的に示す説明図である。図7に示すように、サイクリックエクステンション部508は、入力されたCC信号のOFDMシンボルにおける後方のLCP長の部分を、当該OFDMシンボル先頭に付加する。なお、OFDMシンボル先頭に付加されたこの信号(OFDMシンボルにおける後方部分(LCP)のコピー)をCP701と呼ぶ。さらに、サイクリックエクステンション部508は、OFDMシンボルにおける前方部分のWindow重複長(LOV)[サンプル]を、当該OFDMシンボル最後部に付加する。OFDMシンボル最後部に付加されたこの信号(OFDMシンボルの前方部分(LOV)のコピー)をTail703と呼ぶ。
図8は、Time windowing部509の出力信号を模式的に示す説明図である。図8に示すように、Time windowing部509は、サイクリックエクステンション部508により拡張されたOFDMシンボルの両端を、時間領域において波形整形する。波形整形として、例えばナイキストの第1基準を満たすレイズドコサインロールオフ波形に基づく波形整形がある。Time windowing部509は、サイクリックエクステンションする前段階のOFDMシンボル区間に対して波形整形を施してもよい。Time windowing部509は、波形整形されたOFDMシンボルの周波数応答のゼロクロス位置が、図6に示されたゼロパディングガードインターバル(ZP)が付加されたOFDMシンボルの周波数応答のゼロクロス位置と一致するように波形整形してもよい。
波形整形された信号は、例えばOFDMシンボルのCP区間(Head window801)と前方のOFDMシンボルのTail区間(Tail window803)の一部とが重複している信号でもよい。また、波形整形された信号は、OFDMシンボルのTail区間と後方のOFDMシンボルのCP区間の一部とが重複している信号でもよい。
図9は、IFFT処理部506−1の入力信号の例を示す入力信号パターン図である。図9には、CC信号に相当するシンボルおよび与干渉回避帯域に相当するシンボルにゼロが挿入され、送信情報シンボルのみが入力される例が示されている。
図10は、IFFT処理部506−2の入力信号の例を示す入力信号パターン図である。図10には、送信情報シンボルおよび与干渉回避帯域に相当するシンボルにゼロが挿入され、CC信号のみが入力される例が示されている。
次に、本実施形態の動作を説明する。図11は、本実施形態におけるベースバンド部500の動作の一例を示すフローチャートである。図11に示す例では、まず、変調部503が、符号化およびインタリーブされたビット列を入力して変調シンボルを生成する(ステップB01)。
次に、サブキャリアマッピング部504は、変調部503から変調された送信情報シンボルを入力し、入力された送信情報シンボルをS/P変換して周波数マッピングを行う(ステップB02)。
次に、CC信号生成分離部505は、サブキャリアマッピング部504から周波数マッピングされた送信情報シンボルを入力する。CC信号生成分離部505は、入力された送信情報シンボルを基に、与干渉回避帯域のうちの送信帯域近傍の部分与干渉回避帯域において与干渉を抑圧するようなCC信号を生成する。そして、入力された送信情報シンボルと生成したCC信号とを分離して出力する(ステップB03)。
次に、IFFT処理部506−1は、CC信号生成分離部505から送信情報シンボルを入力し、送信情報シンボルに対してIFFT処理を施す(ステップB04)。
IFFT処理部506−1がIFFT処理が完了すると、ゼロパディング挿入部507は、IFFT処理部506−1からOFDMシンボルを入力し、OFDMシンボル間にゼロパディングガードインターバルを挿入する(ステップB05)。
IFFT処理部506−2は、CC信号生成分離部505からCC信号を入力し、CC信号に対してIFFT処理を施す(ステップB06)。
IFFT処理部506−2がIFFT処理が完了すると、サイクリックエクステンション部508は、IFFT処理部506−2からOFDMシンボルを入力し、サイクリックエクステンション処理によってOFDMシンボルを拡張する(ステップB07)。
次いで、Time windowing部509は、サイクリックエクステンション部508から拡張OFDMシンボルを入力し、時間領域の窓関数によって拡張OFDMシンボルの波形整形を行う(ステップB08)。
ゼロパディング挿入部507による送信情報のOFDMシンボルに対するゼロパディングガードインターバルの挿入処理およびTime windowing部509によるCC信号の拡張OFDMシンボルに対する波形整形処理が完了すると、加算部510は、ゼロパディング挿入部507からゼロパディングガードインターバルが挿入されたOFDMシンボルを入力し、Time windowing部509から波形整形された拡張OFDMシンボルを入力し、OFDMシンボルと拡張OFDMシンボルとを加算する合成処理を行う(ステップB09)。
なお、ステップB04〜B05の送信情報シンボルに対する信号処理(送信情報信号処理群)と、ステップB06〜B08のCC信号に対する信号処理(与干渉抑圧信号処理群)との実行順序に制約はない。例えば、ステップB06〜B08の与干渉抑圧信号処理群の後に、ステップB04〜B05の送信情報信号処理群が実行されてもよい。また、ステップB04〜B05の送信情報信号処理群と、ステップB06〜B08の与干渉抑圧信号処理群とが並列実行されてもよい。
また、送信情報のOFDMシンボルに対して行われる周波数領域の処理による与干渉抑圧伝送方式は、CC方式に限定されず、他の方式を採用することができる。また、CC信号のOFDMシンボルに対して行われる時間領域の処理による与干渉抑圧伝送方式は、Time windowingに限定されず、他の方式を採用することができる。
以上のように、本実施形態では、CC信号が窓関数で処理されることによって、CC信号自身の時間領域における不連続性が軽減されつつ、干渉源となる送信サブキャリアのサイドローブ成分とCC信号のサイドローブ成分との周波数軸上のゼロクロスが維持される。このため、CC信号による部分与干渉回避帯域における与干渉抑圧効果が維持されつつ、部分与干渉回避帯域外においても与干渉抑圧効果が得られる。
一般的な技術が用いられる場合には、干渉源となる送信サブキャリアのサイドローブ成分とCC信号のサイドローブ成分とが周波数軸上でゼロクロスし、与干渉抑圧効果を高めるためにCC信号にゼロパディングガードインターバルが挿入される。本実施形態では、CC信号にゼロパディングが挿入されずにサイクリックエクステンションされて波形整形されることによって周波数軸上のゼロクロスが維持される。その結果、CC信号の時間軸上での不連続性が軽減されつつ、部分与干渉回避帯域における与干渉抑圧効果が高くなる。すなわち、部分与干渉回避帯域に加えて部分与干渉回避帯域外においても与干渉抑圧効果を得ることができ、1次システムに対する与干渉がより低減される。
CC信号の時間軸上での不連続性が軽減されれば、周波数軸上におけるCC信号のサイドローブ成分の減衰特性が急峻になり、部分与干渉回避帯域外におけるCC信号自身の与干渉電力スペクトル密度が低減するからである。
なお、仮に送信信号全域(送信情報のOFDMシンボル+CC信号のOFDMシンボル)に対して波形整形を含む信号処理が行われると、送信情報のOFDMシンボルに歪みが生じて伝送特性が劣化する。しかし、CC信号のOFDMシンボルは、伝送特性に直接的な影響を及ぼさないので、伝送特性の劣化を抑えつつOFDMシンボルを波形整形することが可能である。このため、本実施形態では、CC信号のみが切り出されて送信情報シンボルとは別に波形整形が行われる。
また、本実施形態では、1次システムに対する与干渉量が一定レベルに保たれるようにした場合に、2次システムの送信電力の増大が抑制されるか、または1次システムと2次システムとの空間的な離隔距離が小さくなる。
本実施形態では、2次システムは、1次システムの使用帯域外の周波数を用いて通信することが前提である。2次システム送信機の送信帯域外の与干渉電力スペクトル密度は、2次システムの送信機の送信帯域内の電力密度が大きいほど増大する。2次システム送信機が1次システム受信機に与える干渉量が一定レベルに保たれると仮定した場合、本実施形態の効果(すなわち、2次システム送信機が送信帯域外の与干渉電力スペクトル密度を抑圧する効果)の分だけ、2次システムの送信機の送信帯域内の電力密度を増大できるからである。また、2次システム送信機が1次システム受信機に与える干渉量が一定レベルに保たれると仮定した場合、本実施形態による効果の分だけ、2次システム送信機と1次システム受信機の伝搬損失が小さい(離隔距離が短い)位置関係が許容される。
実施形態3.
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態は、図3に示された第2の実施形態の変形例である。以下、第2の実施形態とは異なる部分のみを説明する。図12は、本実施形態の無線送信装置に備えられるディジタル処理を行うベースバンド部500’の構成例を示すブロック図である。
図12に示すベースバンド部500’は、図3に示された第2の実施形態のベースバンド部500の構成に、IFFT処理部506−3と、サイクリックエクステンション部1202と、Time windowing部1203とが付加されている。また、第2の実施形態におけるベースバンド部500のサブキャリアマッピング部504に代えて、サブキャリアマッピング部1201が設けられている。加算部510に代えて加算部1204が設けられている。。
サブキャリアマッピング部1201は、変調部503から変調された送信情報シンボルを入力し、入力される送信情報シンボルを所定単位(例えば、送信フレーム単位)のパラレル信号に変換するS/P変換を行う。サブキャリアマッピング部1201は、S/P変換によって周波数マッピングされた送信情報シンボルのうち、与干渉回避帯域近傍に周波数マッピングされる送信情報シンボルをCC信号生成分離部505に出力する。また、サブキャリアマッピング部1201は、周波数マッピングされた送信情報シンボルのうち、与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる送信情報シンボルをIFFT処理部506−3に出力する。
IFFT処理部506−3は、サブキャリアマッピング部1201から出力される送信情報シンボル(送信帯域において与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる送信情報シンボル)を入力し、入力された送信情報シンボルに対してIFFT処理を施してOFDMシンボルを生成する。IFFT処理部506−3は、IFFT処理された与干渉回避帯域から遠方の送信情報のOFDMシンボルをサイクリックエクステンション部1202に出力する。
サイクリックエクステンション部1202は、IFFT処理部506−3から出力されるOFDMシンボル(与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる送信情報のOFDMシンボル)を入力する。サイクリックエクステンション部1202は、入力されたOFDMシンボルに対して時間領域においてOFDMシンボルを拡張するサイクリックエクステンション処理を施す。サイクリックエクステンション部1202は、サイクリックエクステンション処理された拡張OFDMシンボルをTime windowing部1203に出力する。
Time windowing部1203は、サイクリックエクステンション部1202から出力される拡張OFDMシンボル(与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる送信情報の拡張OFDMシンボル)を入力し、入力された拡張OFDMシンボルに対して時間領域の窓関数処理により波形整形を施す。すなわち、Time windowing部1203は、遠方送信情報シンボルに対して、波形整形処理を含む所定の第3の信号処理を施す。Time windowing部1203は、波形整形された拡張OFDMシンボルを加算部1204に出力する。なお、Time windowing部1203の波形整形特性は、Time windowing部509の波形整形特性とは異なる。Time windowing部1203は、例えば、OFDMシンボル区間の波形整形を行わずにCP区間およびTail区間のみを波形整形する。
サンプルtの波形整形特性g(t)は、例えば以下の式(8)で表される。なお、式(8)において、NFFTはFFTサイズを示す。
Figure 2014506020
図13は、本実施形態における与干渉抑圧の例を示す説明図である。本実施形態では、図13に示すように、送信帯域1302において与干渉回避帯域1301から遠方の干渉源となる送信サブキャリア1304に対して、Time windowingによって与干渉の抑圧が行われる。なお、送信帯域1302において与干渉回避帯域1301から近傍の干渉源となる送信サブキャリア数Q本のサブキャリア1305に対して、上述した実施形態と同様CC方式によって与干渉の抑圧が行われる。すなわち、近傍送信情報シンボルに対して所定の第4の信号処理が施される。CC方式による与干渉抑圧が行われる場合、与干渉回避帯域1301に隣接する送信帯域1302内に時間領域において波形整形されたNCC本のCC信号1303が挿入される。なお、CC信号1303は、N本のサブキャリアに相当する与干渉回避帯域1301のうち、送信帯域1302近傍のNi_partial本に相当する部分与干渉回避帯域に対する抑圧を行う。
図13には、干渉源となる送信帯域1302内のサブキャリアのうち与干渉回避帯域1301の近傍に位置する、Q本のサブキャリア1305に対してCC方式による与干渉抑圧が行われ、それ以外のサブキャリア1304に対して、Time windowingによる与干渉抑圧が行われる例が示されている。
加算部1204は、ゼロパディング挿入部507からゼロパディングガードインターバルが付加された与干渉回避帯域の近傍の送信情報のOFDMシンボルを入力し、Time windowing部509から波形整形されたCC信号の拡張OFDMシンボルを入力し、Time windowing部1203から波形整形された与干渉回避帯域から遠方の送信情報の拡張OFDMシンボルを入力する。加算部1204は、入力された3つの信号を加算し、加算結果を送信変調信号として出力する。
なお、本実施形態では、IFFT処理部506−2とサイクリックエクステンション部508とTime windowing部509とで与干渉抑圧信号処理部103が構成される。また、IFFT処理部506−1とゼロパディング挿入部507とで送信情報(近傍)信号処理部1021が構成される。IFFT処理部506−3とサイクリックエクステンション部1202とTime windowing部1203とで送信情報(遠方)信号処理部1022が構成される。また、本実施形態では、少なくとも送信情報(近傍)信号処理部1021が送信情報信号処理部102に相当する処理部である。なお、送信情報(近傍)信号処理部1021と送信情報(遠方)信号処理部1022とを合わせて送信情報信号処理部102とすることも可能である。
以上のように、本実施形態では、第2の実施形態と同様に、CC信号が窓関数で処理されることによって、CC信号自身の時間領域における不連続性が軽減される。従って、部分与干渉回避帯域および部分与干渉回避帯域外において与干渉抑圧効果が得られるだけでなく、与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる送信情報のサブキャリアに対して窓関数処理が施されることによって部分与干渉回避帯域外においてより高い与干渉抑圧効果が得られる。
なお、本実施形態では、与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる送信情報のサブキャリアに対して波形整形を含む信号処理が施される。しかし、OFDMシンボル区間の波形整形は行われず、CP区間およびTail区間のみの波形整形が行われる。よって、伝送特性の劣化が防止されつつ、部分与干渉回避帯域外においてより高い与干渉抑圧効果が得られる。
なお、与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる送信サブキャリア1304と、CC信号1303とが異なるIFFT信号処理系統(IFFT処理部506−3以降の処理部と、IFFT処理部506−2以降の処理部と)によって信号処理される例が示されたが、与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる送信サブキャリア1304とCC信号1303とが同一のIFFT信号処理系統によって信号処理されてもよい。
また、本実施形態でも、与干渉回避帯域の近傍に周波数マッピングされる送信サブキャリア1305のOFDMシンボルに対して施される周波数領域の処理による与干渉抑圧伝送方式は、CC方式に限定されず、他の方式を採用することができる。また、与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる送信サブキャリア1304のOFDMシンボルに対して施される時間領域の処理による与干渉抑圧伝送方式、および、CC信号のOFDMシンボルに対して施される時間領域の処理による与干渉抑圧伝送方式は、Time windowingに限定されず、他の方式を採用することができる。
また、上記の各実施形態では、マルチキャリア伝送におけるOFDMの無線送信装置が例にされたが、第1〜3の実施形態の構成は、例えば、シングルキャリア伝送のDFT(Discrete Fourier Transform)−Spread OFDMにも適用可能である。
また、上記の各実施形態では、本発明による無線送信装置が2次システムに適用されたが、第1〜3の実施形態におけるベースバンド部の構成は、1次システムが備える無線送信装置(例えば、2次システム基地局や2次システム移動局)に可能である。
また、第1〜3の実施形態におけるベースバンド部の各構成は、例えば、ハードウェア回路として実現可能である。また、ベースバンド部の各構成は、例えば、制御プログラムに基づいて動作するコンピュータ回路(例えば、CPU(Central Processing Unit))で実現可能である。その場合、制御プログラムは、無線送信装置またはベースバンド部内部の記憶媒体(例えば、ROM(Read Only Memory)やハードディスク等)、または外部の記憶媒体(例えば、リムーバブルメディアやリムーバブルディスク等)に記憶され、コンピュータ回路によって読み出される。
次に、本発明の概要にを説明する。図14および図15は、本発明の概要を示すブロック図である。図14に示すように、本発明による無線送信装置は、与干渉抑圧信号波形整形手段71を備えることを特徴とする。与干渉抑圧信号波形整形手段71は、送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧する与干渉抑圧信号を、送信情報シンボルと切り離して波形整形する。なお、上記の実施形態において、与干渉抑圧信号波形整形手段71は、例えば、与干渉抑圧信号処理部103、Time windowing部509として開示されている。
与干渉抑圧信号波形整形手段71は、例えば、与干渉抑圧信号を、時間領域の窓関数により波形整形する。
また、図15に示すように、本発明による無線送信装置は、さらに与干渉抑圧信号生成分離手段72を備えてもよい。与干渉抑圧信号生成分離手段72は、送信情報シンボルを入力し、入力された送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧するための与干渉抑圧信号を生成し、入力された送信情報シンボルと生成した与干渉抑圧信号とを分離して出力する。なお、上記の実施形態において、与干渉抑圧信号生成分離手段72は、例えば、与干渉抑圧信号生成分離部101として開示されている。
また、本発明による無線送信装置は、送信情報シンボルを入力し、入力された送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧するための与干渉抑圧信号を生成し、入力された送信情報シンボルと生成した与干渉抑圧信号とを分離して出力する与干渉抑圧信号生成分離手段(例えば、与干渉抑圧信号生成分離部101)と、与干渉抑圧信号生成分離手段から供給される送信情報シンボルを入力し、入力された送信情報シンボルに対して、所定の信号処理を行う送信情報信号処理手段(例えば、送信情報信号処理部102)と、与干渉抑圧信号生成分離手段から供給される与干渉抑圧信号を入力し、入力された与干渉抑圧信号に対して、波形整形を含む所定の信号処理を行う与干渉抑圧信号処理手段(例えば、与干渉抑圧信号処理部103)と、送信情報信号処理手段から供給される、送信情報シンボルに対する所定の信号処理の結果得られる信号である送信情報信号と、与干渉抑圧信号処理手段から供給される、与干渉抑圧信号に対する波形整形を含む所定の信号処理の結果得られる信号である波形整形与干渉抑圧信号とを入力し、入力された送信情報信号と波形整形与干渉抑圧信号とを合成する合成手段(例えば、合成部104)とを備えていてもよい。無線送信装置がそのように構成の場合、与干渉抑圧信号波形整形手段71は、与干渉抑圧信号処理手段として無線送信装置に実装される。
また、送信情報信号処理手段は、入力された送信情報シンボルを逆フーリエ変換してOFDMシンボルを生成する第1逆フーリエ変換手段(例えば、IFFT処理部506−1)と、第1逆フーリエ変換手段によって生成されたOFDMシンボルに、ゼロパディングガードインターバルを付加するゼロパディング挿入手段(例えば、ゼロパディング挿入部507)とを含んでいてもよい。
また、与干渉抑圧信号処理手段は、入力された与干渉抑圧信号を逆フーリエ変換してOFDMシンボルを生成する第2逆フーリエ変換手段(例えば、IFFT処理部506−2)と、第2逆フーリエ変換手段によって生成されたOFDMシンボルに対して、時間領域における拡張処理を行う第1時間領域拡張手段(例えば、サイクリックエクステンション部508)と、第1時間領域拡張手段による拡張処理の結果得られる拡張OFDMシンボルに対して、時間領域の窓関数による波形整形処理を行う第1波形整形処理手段(time windowing部509)とを含んでいてもよい。
また、第1波形整形処理手段は、拡張OFDMシンボルを、ナイキストの第1基準を満たすロールオフフィルタ特性に基づいて、時間領域の波形整形を行ってもよい。
また、本発明による無線送信装置は、送信情報シンボルを入力し、入力された送信情報シンボルを、送信帯域において与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる遠方送信情報シンボルと、送信帯域において与干渉回避帯域の近傍に周波数マッピングされる近傍送信情報シンボルとに分離するサブキャリアマッピング手段(例えば、サブキャリアマッピング部1201)と、サブキャリアマッピング手段から供給される遠方送信情報シンボルを入力し、入力された遠方送信情報シンボルに対して、波形整形を含む所定の信号処理を施す遠方送信情報信号処理手段(例えば、送信情報(遠方)信号処理部1022)とを備え、与干渉抑圧信号生成分離手段は、サブキャリアマッピング手段から供給される近傍送信情報シンボルを入力し、近傍送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧する与干渉抑圧信号を生成し、送信情報信号処理手段は、与干渉抑圧信号生成分離手段から供給される近傍送信情報シンボルを入力し、入力された近傍送信情報シンボルに対して、所定の信号処理を施してもよい。
また、そのような場合には、無線送信装置は、近傍送信情報シンボルに対する所定の信号処理の結果得られる信号である近傍送信情報信号と、与干渉抑圧信号に対する波形整形を含む所定の信号処理の結果得られる信号である波形整形与干渉抑圧信号と、遠方送信情報シンボルに対する波形整形を含む所定の信号処理の結果得られる信号である波形整形遠方送信情報信号とを入力し、入力された送信情報信号と波形整形与干渉抑圧信号とを合成する合成手段(例えば、加算部1204)を備えていてもよい。
なお、遠方送信情報信号処理手段は、例えば、入力された遠方送信情報シンボルを逆フーリエ変換してOFDMシンボルを生成する第3逆フーリエ変換手段(例えば、IFFT処理部506−3)と、第3逆フーリエ変換手段によって生成されたOFDMシンボルに対して、時間領域における拡張処理を施す第2時間領域拡張手段(例えば、サイクリックエクステンション部1202)と、第2時間領域拡張手段による拡張処理の結果得られる拡張OFDMシンボルに対して、時間領域の窓関数による波形整形処理を行う第2波形整形処理手段(time windowing部1203)とを含む。
本発明は、上記の実施形態および実施例に好適に開示されているが、本発明は、それらには限定されず、当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の変形を行うことが可能である。
この出願は、2011年2月22日に出願された日本特許出願2011−36233を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、送信帯域以外の帯域への与干渉を抑圧して無線信号を送信する必要がある装置、方法、プログラムであれば好適に適用可能である。

Claims (11)

  1. 送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧する与干渉抑圧信号を、前記送信情報シンボルと切り離して波形整形する与干渉抑圧信号波形整形手段を備える
    ことを特徴とする無線送信装置。
  2. 前記与干渉抑圧信号波形整形手段は、与干渉抑圧信号を、時間領域の窓関数により波形整形する
    請求項1に記載の無線送信装置。
  3. 入力された前記送信情報シンボルと生成した前記与干渉抑圧信号とを分離して出力する与干渉抑圧信号生成分離手段と、
    前記与干渉抑圧信号生成分離手段から入力される前記送信情報シンボルに対して、所定の第1の信号処理を施すことによって送信情報信号を生成する送信情報信号処理手段と、
    前記与干渉抑圧信号生成分離手段から入力される前記与干渉抑圧信号に対して、波形整形処理を含む所定の第2の信号処理を施すことによって波形整形与干渉抑圧信号を生成する与干渉抑圧信号処理手段と、
    前記送信情報信号と前記波形整形与干渉抑圧信号とを合成する合成手段とを備える
    請求項1または請求項2に記載の無線送信装置。
  4. 窓関数は、少なくとも送信OFDM情報シンボル間の信号を処理する
    請求項2に記載の無線送信装置。
  5. 前記送信情報信号処理手段は、
    前記送信情報シンボルを逆フーリエ変換することによって、OFDMシンボルを生成する第1逆フーリエ変換手段と、
    前記第1逆フーリエ変換手段によって生成されたOFDMシンボルに、ゼロパディングガードインターバルを付加するゼロパディング挿入手段とを含む
    請求項3に記載の無線送信装置。
  6. 前記与干渉抑圧信号処理手段は、
    前記与干渉抑圧信号を逆フーリエ変換することによって、OFDMシンボルを生成する第2逆フーリエ変換手段と、
    前記第2逆フーリエ変換手段によって生成されたOFDMシンボルに対して、時間領域における拡張処理を施す第1時間領域拡張手段と、
    前記拡張処理の結果得られる拡張OFDMシンボルに対して、時間領域の窓関数による波形整形処理を施す第1波形整形処理手段とを含む
    請求項3または請求項5に記載の無線送信装置。
  7. 前記第1波形整形処理手段は、ナイキストの第1基準を満たすロールオフフィルタ特性に基づいて、時間領域の波形整形処理を行う
    請求項6に記載の無線送信装置。
  8. 入力された前記送信情報シンボルを、送信帯域において与干渉回避帯域から遠方に周波数マッピングされる遠方送信情報シンボルと、送信帯域において与干渉回避帯域の近傍に周波数マッピングされる近傍送信情報シンボルとに分離するサブキャリアマッピング手段と、
    前記遠方送信情報シンボルに対して、波形整形処理を含む所定の第3の信号処理を施す遠方送信情報信号処理手段とを備え、
    前記与干渉抑圧信号生成分離手段は、前記与干渉抑圧信号として、前記近傍送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧する信号を生成し、
    前記送信情報信号処理手段は、前記与干渉抑圧信号生成分離手段から供給される前記近傍送信情報シンボルを入力し、入力された前記近傍送信情報シンボルに対して、所定の第4の信号処理を施す
    請求項3から請求項7のうちのいずれか1項に記載の無線送信装置。
  9. 送信情報信号処理手段から供給される、前記第4の信号処理の結果得られる信号である近傍送信情報信号と、前記第2の信号処理の結果得られる信号である波形整形与干渉抑圧信号と、遠方送信情報信号処理手段から供給される、前記第3の信号処理の結果得られる信号である波形整形遠方送信情報信号とを入力し、入力された送信情報信号と波形整形与干渉抑圧信号とを合成する合成手段を備える
    請求項8に記載の無線送信装置。
  10. 送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧する与干渉抑圧信号を、前記送信情報シンボルと切り離して波形整形する
    ことを特徴とする無線送信方法。
  11. コンピュータに、
    送信情報シンボルによる所望送信帯域外の漏洩電力を抑圧する与干渉抑圧信号を、前記送信情報シンボルと切り離して波形整形する処理
    を実行させるための無線送信プログラム。
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