JP2014505725A - 前立腺がん治療薬 - Google Patents

前立腺がん治療薬 Download PDF

Info

Publication number
JP2014505725A
JP2014505725A JP2013554436A JP2013554436A JP2014505725A JP 2014505725 A JP2014505725 A JP 2014505725A JP 2013554436 A JP2013554436 A JP 2013554436A JP 2013554436 A JP2013554436 A JP 2013554436A JP 2014505725 A JP2014505725 A JP 2014505725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
prostate cancer
sake
temperature
cpe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013554436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5760098B2 (ja
Inventor
ユタカ 宮内
Original Assignee
ユタカ 宮内
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユタカ 宮内 filed Critical ユタカ 宮内
Publication of JP2014505725A publication Critical patent/JP2014505725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5760098B2 publication Critical patent/JP5760098B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • A61K36/75Rutaceae (Rue family)
    • A61K36/752Citrus, e.g. lime, orange or lemon
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P13/00Drugs for disorders of the urinary system
    • A61P13/08Drugs for disorders of the urinary system of the prostate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2236/00Isolation or extraction methods of medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicine
    • A61K2236/30Extraction of the material
    • A61K2236/33Extraction of the material involving extraction with hydrophilic solvents, e.g. lower alcohols, esters or ketones
    • A61K2236/333Extraction of the material involving extraction with hydrophilic solvents, e.g. lower alcohols, esters or ketones using mixed solvents, e.g. 70% EtOH

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Alternative & Traditional Medicine (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

ヒトを対象とする前立腺がんの治療方法を開示する。この方法は、新鮮な柑橘類の果皮を日本酒に抽出して得られる組成物を、抗前立腺がん有効量で投与する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、前立腺がんを治療するための方法に関する。
ある種の天然に産出する非栄養的な活性物質は、植物中に存在し植物体もしくは果実から抽出でき、それらは医学的な治療性能を示すことが知られている。特に、柑橘類の果汁もしくはオレンジの果皮から、残留物からの抽出物の状態で単離されるある種のフラボノイド化合物は、がんの治療および予防用の薬剤として使用されることが示されている。例えば、特許文献1を参照されたい。その全ての記載は、参照内容として本明細書の記載とする。
特許文献1は、特にオレンジ果汁工場からの冷圧搾オレンジ果皮油の固形廃棄物から得られるオレンジ果皮抽出物が、ネズミのイン・ビボモデルでの試験において、大腸がんの治療における潜在的な効力を示したことを開示している。これらの廃棄果皮油固形物は温エタノール中に溶解させ、繰り返し洗浄後、試験用の医薬成分として使用される。
米国特許第7201928号
本発明者は、いくつか異なる種類の柑橘類の果皮およびアロエの日本酒抽出物から調製される組成物が、有意な薬効を示し、ヒトの前立腺がんの治療および軽減に効果的であることを発見した。より具体的に、本発明者は、本発明の方法に用いられる特定の組成物がヒトの前立腺がんを縮小し、寛解に至ることが可能であることを発見した。
本発明の方法は、ヒトの前立腺がんの治療であって、そのような治療を必要とするヒトもしくは前立腺がんの兆候を示すヒトに、新鮮な柑橘類の果皮およびアロエから得られる抽出物を抗前立腺がん有効量で投与する。特に本発明は、新鮮な柑橘類の果実の皮(CPE)の日本酒抽出物を抗前立腺がん有効量で投与することにより、上記の治療を必要とするヒトの前立腺がんの増殖を抑制する方法を提供する。
A、B、C、およびDは、PC−3細胞を注射した未治療のネズミの写真である。 A、B、C、およびDは、25μLのCPEの注射を開始して18日後に撮影されたネズミの写真である。 A、B、C、およびDは、50μLのCPEの注射を開始して18日後に撮影されたネズミの写真である。 23日間の治療後のネズミの体重の変異を示すグラフである。 23日間の治療後のネズミの腫瘍の体積の変異を示すグラフである。 A、B、C、およびDは、PC−3細胞を注射した未治療のネズミの写真である。 A、B、C、およびDは、100μLのCPEの経口投与を開始して17日後に撮影されたネズミの写真である。 A、B、C、およびDは、200μLのCPEの経口投与を開始して17日後に撮影されたネズミの写真である。 21日間の治療後のネズミの体重の変異を示すグラフである。 A、B、C、およびDは、PC−3細胞を注射した未治療のネズミの写真である。 A、B、C、およびDは、50μLのCPEの経口投与を開始して21日後に撮影されたネズミの写真である。 A、B、C、およびDは、100μLのCPEの経口投与を開始して21日後に撮影されたネズミの写真である。 21日間の治療後のネズミの腫瘍の体積の変異を示すグラフである。
本発明の組成物は、経口投与、筋肉内投与、あるいは皮下投与のいずれも可能である。好ましい方法は経口投与である。通常は、ヒトに対する1日の総投与量は、1日当たり約5乃至120cc、好ましくは1日当たり10乃至60cc、最も好ましくは1日当たり10乃至30ccである。この総投与量は、1日に1乃至3回の増分で与えることができ、例えば1日当たり10ccの総投与量を、3ccを1日に2回および4ccを1日に1回からなる3回の増分で与えることができる。1日の総投与量が30ccである場合には、3回の10ccからなる増分、もしくは1回の20ccの投与量と1回の10ccの投与量との組み合わせにより与えることができる。治療は一般に患者の前立腺がんが寛解するまで継続し、この寛解は通常、血中のタンパク質特異性抗原(PSA)レベルの測定もしくは他の前立腺がんの存在を診断するための一般的な医学的手法を用いて測定される。当業者は、ここに記載する動物およびヒトの実験結果を用いて、前立腺がんの治療を必要とするヒトに投与すべき有効量を決定することができる。「有効量」とは、動物もしくはヒトのいずれかのイン・ビボにおいて、前立腺がんの増殖を抑制する濃度を意味する。例えば、ヒトの試験投与量は、動物の研究における有効な投与量、例えばIC50値から外挿できる。あるいは、イン・ビボにおける有効量を、体重若しくは体表面積(例、AUC:曲線下面積)を基準として外挿することもできる。上記の外挿法は、この技術において一般的である。本発明に従い新鮮な柑橘類の果皮の抽出物を含む組成物は、1種もしくはそれ以上の添加剤を用い、栄養補助食品として投与するように処方できる。
食品薬としての組成物は、任意の経路で投与するように処方できる。その経路は、限定される訳ではないが、吸入もしくは通気(口もしくは鼻を経由)、経口、バッカル、非経口、膣内あるいは直腸内を経由する各種の投与法を含む。一つの態様として経口投与では、上記組成物を直接食物に加えて、通常の食事の一部として摂取することができる。食品薬を食物に添加もしくは混合するため、様々な方法が当業者に知られている。本発明の組成物は、機能的もしくは栄養的な補助食品中に、1乃至99質量%の割合で使用することができる。
本発明において使用する組成物は、錠剤もしくはカプセルの形状でも投与することができ、錠剤やカプセルは薬学的に許容される賦形剤、例えば、結合剤、充填剤、潤滑剤、崩壊剤、もしくは湿潤剤と共に、通常の方法で調製される。錠剤およびカプセルの処方において使用される特定の化合物の例は、米国薬局方に詳細に記載されている。前記抽出物を含む錠剤は、薬剤の活性を増大もしくは維持するため、この技術分野でよく知られている方法により被覆することもできる。
経口投与のため、液状の調剤も用いることができる。液状の調剤は、溶液、シロップ、もしくは懸濁液のいずれの形態でもよく、あるいは使用前に水もしくは他の適切な溶剤で戻すことができる乾燥品であってもよい。上記の液状の調剤は、薬学的に許容できる添加剤と共に通常の方法で調製でき、添加剤の例は、懸濁剤、乳化剤、非水性溶剤、および保存剤である。具体的な添加剤についても、当業者によく知られており、米国薬局方のような文書に列挙されている。ある態様において、経口投与は、食品薬の活性成分が放出される時期が制御されるように処方される。バッカル投与では、抽出物を錠剤もしくは薬用ドロップとして処方することができる。
吸入投与では、本発明で使用する組成物を、気密容器内の噴霧剤スプレーの形態もしくは適切な高圧ガスを用いての噴霧器により供給できる。気密噴霧剤の場合、投与量の単位はバルブを配置することによって測定することができ、これにより計量された投与量を放出する。
非経口投与される組成物は、大量投与もしくは連続注入のいずれかの方法で注射が可能となるように処方される。注射の処方は、アンプルのような単一投与形態もしくは多数投与単位において、添加する保存剤と共に処方できる。注射のための組成物は、油性もしくは水性の溶剤中の懸濁液、溶液、もしくは乳剤のいずれの形態であってもよい。組成物は、懸濁剤、安定化剤、および/または分散剤のような調合剤を含むことができる。活性成分は、使用前に適切な溶剤で戻すための粉末状態で存在していてもよい。非経口注射のための調合剤の具体例は、米国薬局方に記載されている。直腸内投与もしくは膣内投与については、本発明で使用する組成物を座薬、クリーム、ゲル、もしくは持続性浣腸剤として処方することができる。
栄養補助食品に対しては、上記組成物を5乃至95質量%の割合で加え、この技術分野の通常の方法に従い混合することができる。動物用の栄養補助食品は、様々な形態で調製できる。そのような形態は、限定される訳ではないが、液体、粉末、もしくは固形丸薬の形態を含む。ただし、好ましい治療方法は、本発明の組成物の経口投与である。
本発明の組成物は、新鮮な柑橘類の果実の皮を剥き、得られた皮を日本酒と一定時間、柑橘類の果実の日本酒に溶解可能である全ての化合物の実質的に全量を抽出するために充分な温度および圧力で混合することにより製造できる。好ましくは、抽出工程の温度が周囲の温度もしくは室温であり、圧力が大気圧である。本明細書で使用する「室温」は、温度調整された建物内の温度を意味し、「周囲温度」はその周囲の温度を意味する。抽出工程における温度と圧力は、処理方法における個々の必要性に適合するように変更することができる。従って、抽出速度を変更するため、より高温および/またはより高圧の条件を採用することができる。好ましくは、温度は約4℃乃至120℃の範囲であり、圧力は大気圧(1気圧、1バール)乃至100バールの範囲である。
また、個々の果実の皮を剥き、果皮から抽出し、抽出物を混合し、さらに本明細書に記載するように処理してもよい。使用する日本酒は、好ましくは日本製であって、最も好ましくは精製された一級酒である。一般にそのような日本酒は、アルコール分が約5乃至20%であり、好ましくは約15%である。
一般的な原則として、抽出時間は約1乃至25日間であり、好ましくは5乃至20日間であり、最も好ましくは7乃至8日間である。その後、濾過により残っている果皮を液体抽出物から除き、分離した抽出物を約1乃至60ヶ月間、好ましくは6乃至18ヶ月間、最も好ましくは約12ヶ月間熟成させる。熟成は、好ましくは室温または周囲の温度で実施する。ただし、この点についても変更が可能であり、例えば、処理者における特別な事情に応じて、より高い温度を採用できる。液体はそのまま使用しても、濾過によって固形分の残渣を除いてもよい。組成物中のアルコールは除去されないが、濾過工程の有無にかかわらず、本明細書に記載の方法において上記液体を使用することができる。
本発明者は、さらに本発明の製造において様々な柑橘類の種類を使用した結果、以下の柑橘類の果実の果皮を用いることが特に好ましいことを発見した:
ネーブルオレンジ、
ハッサク(C. hassaku Hort)、
レモン、
ダイダイ(C. aurantium)、
宮内伊予柑(C. miyauchi iyo Hort)、
ウンシュウミカン(C. unshiu)、
キンカン(fortunella, kumquat/cumquat)、
タンジェリン(tangerine)。
これら特定の果実の皮をそれぞれ使用しても、様々な種類を組み合わせて使用してもよい。抽出物は、添加剤としてキダチアロエ(aloe arborescens)を含むことができる。
柑橘類の果実の皮は、日本で栽培され収穫された柑橘類の果実から得られることがさらに好ましい。皮を剥く前に柑橘類の果実を水で洗浄し、手で皮を剥く。
本発明で使用する組成物に適する製造方法は、使用に適した柑橘類の果実を含め、米国特許第5152990号に記載されている。その全ての記載は、参照内容として本明細書の記載とする。
[実施例1]
患者は80歳の男性であり、排尿障害および前立腺がんと診断された。患者は、前立腺の摘出を拒否した。患者に、本発明の柑橘類の果皮の抽出物組成物(CPE)を、約一年間かけて経口投与して治療した。経口投与は朝、昼、および就寝前に分割して各5cc、1日の総投与量は15ccであった。患者は上記期間中である2004年6月9日から2005年6月6日にかけて、LH−RH(アナログ注射による黄体形成ホルモン−放出剤、ナフトピジル利尿剤およびビカルタミド)の薬物治療も受けた。患者のPSAを、治療期間の一年間、おおよそ一ヶ月毎を基準に測定した。この治療およびPSA試験の結果を第1表に示す。
第1表
──────────────────────────────────────
日付 PSA
──────────────────────────────────────
2004年 6月 9日 278
2004年 7月26日 19.9
2004年 8月23日 12.4
2004年 9月18日 10
2004年10月18日 8.95
2004年11月15日 7.91
2004年12月13日 5.26
2005年 1月 8日 3.89
2005年 3月 7日 1.9
2005年 5月 9日 1.26
2005年 6月 6日 1
──────────────────────────────────────
[実施例2]
患者は67歳の男性であった。患者は1994年に冠動脈バイパス手術を受け、2005年6月2日に排尿障害で診察を受けた。患者は、カルベディロール;バイアスピリン;ジルチアゼム塩酸塩;およびメキシレチン塩酸塩の薬物治療を受けていた。本発明の組成物(CPE)の経口投与を2005年6月7日に開始し、2007年3月17日まで継続した。最初の経口投与は朝5ccおよび就寝時5ccに分割し、1日の総量は10ccであった。患者のPSAを、2005年6月6日から2007年3月17日まで周期的な間隔で測定した。治療およびPSA試験の結果を第2表に示す。
第2表
──────────────────────────────────────
日付 PSA
──────────────────────────────────────
2005年 6月 6日 24.4
2005年 6月22日 24.4
2005年 7月14日 24.4
2005年7月2日より、投与量を15cc(1日3回5ccずつ)に増量した。
──────────────────────────────────────
2005年 8月 2日 20.5
2005年 8月15日 13.3
2005年 8月22日* 13.3
2005年 9月21日 1.1
2005年10月18日 0.5
2005年12月20日 0.5
2006年 2月14日 0.4
2006年 4月11日 0.4
2006年 8月 4日 0.3
2006年12月 4日 0.3
2007年 4月 4日 0.3
──────────────────────────────────────
註(*)
患者はT3aNOMOのC段階の浸潤がんと診断され:ビカルタミド(80mg);4週間に一度、酢酸ゴセレリン(3.6mg)の注射;タムスロシン塩酸塩利尿剤による治療を受けた。
以上の臨床結果では、長期間に及ぶPSAの測定における有意性がある減少によって証明されるように、前立腺がんと診断されたヒトの患者に本発明の組成物を経口投与することで、がんを実質的に改善および治療する結果が示された。
[実施例3]
本発明の組成物の治療における有効性を、ヒトのがん細胞腫瘍の異種移植を受けたSCIDネズミを治療することによってイン・ビボで評価した。具体的には、5週齢の雄のヌードマウス(台湾、花蓮県、慈済大学動物センターより購入)を、制度上のガイドラインに従い無菌状態に殺菌した隔離室で保管し、食物、水、かご、および寝床の全てを使用前に殺菌した。全ての手順は、日本および台湾の国立動物管理使用委員会により承認された。0.2mlのリン酸緩衝塩水(PBS)中のがん細胞(5×10)を、各ヌードマウスの肩甲骨間に皮下注射した。移植後、ノギスを用いて腫瘍の大きさを測定し、下記式に従い腫瘍の体積を概算した:
腫瘍の体積(mm)=L×W/2
式中、Lは長さ、Wは幅である。
腫瘍が50〜100mmの平均サイズに到達後、実験動物に50μlのPBS(対照群)もしくはCPE(低投与量:25μl、高投与量:50μl)のいずれかを、23日の間に週5回、腹膜内注射した。実験の最後に、各群について腫瘍の平均体積と腫瘍の重さ/体重の平均比を測定した。それを、平均値±SDで表す。
図1のA、B、C、およびDは、PC−3細胞を注射した未治療のネズミの写真である。写真は、腫瘍の体積がおおよそ50〜100mmの大きさに達して18日後に撮影された。図2のA、B、C、およびDは、25μLのCPEの注射を開始して18日後に撮影されたネズミの写真である。図3のA、B、C、およびDは、50μLのCPEの注射を開始して18日後に撮影されたネズミの写真である。これらの写真において、各実験動物に存在する腫瘍は容易に認識できるように丸で囲んである。
これらの図から理解できるように、25μLのCPEで治療したネズミは、PC−3異種移植腫瘍が強力に縮小する結果を示した。50μLのCPEで治療したネズミでは、腫瘍サイズのほぼ完全は縮小を示した。
図4は、上記のCPEの注射による治療から23日後および治療しない対照群の3群のネズミについて、体重の変異(グラム)を示すグラフである。ここに示されるように、腫瘍が増殖したにもかかわらず、平均体重の変化は比較的小さい。
図5は、上記のCPEの注射による治療から23日後および治療しない対照群の3群のネズミについて、腫瘍の体積(mm)の変異を示すグラフである。示されている通り、未治療群と25μLの注射を受けた群との比較から、腫瘍の体積に有意性がある縮小が観察された。50μLの治療を受けた群における腫瘍の体積の縮小は、さらに大きかった(腫瘍は、ほぼ完全に消滅した)。
[実施例4]
実施例3の記載と同じ注射、成分、および測定法を採用し、それぞれ4匹からなる3群のネズミを治療した。腫瘍が50〜100mmの平均サイズに到達後、実験動物に50μlのPBS(対照群)の注射または100μLもしくは200μLのCPEの経口投与いずれかを、21日の間に週5回、行った。実験の最後に、各群について腫瘍の平均体積と腫瘍の重さ/体重の平均比を測定し、平均値±SDで表した。
図6のA、B、C、およびDは、PC−3細胞を注射した未治療のネズミの写真である。写真は、腫瘍の体積がおおよそ50〜100mmの大きさに達して17日後に撮影された。図7のA、B、C、およびDは、週5回の100μLのCPEの経口投与から17日後に撮影されたネズミの写真である。図8のA、B、C、およびDは、週5回の200μLのCPEの経口投与から17日後に撮影されたネズミの写真である。これらの写真において、各実験動物に存在する腫瘍は容易に認識できるように丸で囲んである。
これらの図から理解できるように、100μLのCPEの経口投与で治療したネズミは、PC−3異種移植腫瘍が顕著に縮小する結果を示した。200μLのCPEで治療したネズミは、さらに大きな腫瘍サイズの縮小を示した。腫瘍のいくつかは、200μLの投与で消滅した。
[実施例5]
CPEの治療における有効性を、ヒトのがん細胞腫瘍の異種移植を受けたSCIDネズミを治療することによってイン・ビボで試験した。5週齢の雄のヌードマウス(台湾、花蓮県、慈済大学動物センターより購入)を、制度上のガイドラインに従い無菌状態に殺菌した隔離室で保管し、食物、水、かご、および寝床の全てを使用前に殺菌した。全ての手順は、国立動物管理使用委員会により承認された。
0.2mlのPBS中のがん細胞(5×10)を、各ヌードマウスの肩甲骨間に皮下注射した。移植後、ノギスを用いて腫瘍の大きさを測定し、下記式に従い腫瘍の体積を概算した:
腫瘍の体積(mm)=L×W/2
式中、Lは長さ、Wは幅である。
腫瘍が50〜100mmの平均サイズに到達後、実験動物にCPEの腹膜内(i.p.)処置もしくは経口投与を行った。CPEの腹膜内処置では、実験動物に50μlのPBS(対照群)もしくはCPE(低投与量:25μl、高投与量:50μl)のいずれかを、23日の間に週5回、注射した。CPEの経口投与では、実験動物に200μLの滅菌水(対照群)もしくはCPE(低投与量:50μl、高投与量:100μl)のいずれかを経口投与した。いずれの治療も、21日の間に週に5日実施した。実験の最後に、腫瘍を摘出して秤量し、腫瘍の一部を緩衝ホルマリン中に固定し、残りの部分をウェスタンブロット法で分析した。最後に、各群について腫瘍の平均体積と腫瘍の重さ/体重の平均比を測定した。それを、平均値±SDで表す。
[結果]
抗がん作用(異種移植モデル)
CPAの経口投与により、イン・ビボにおいて腫瘍増殖が抑制される。
経口CPEの治療における有効性をイン・ビボで、ヒト前立腺がん細胞の系統PC−3腫瘍の異種移植を受けた免疫不全のネズミを治療することによって試験した。実験動物に、21日の間に週5回、50および100μLのCPEを経口投与した。図9に示すように、各群における体重は有意な違いを示さず(陽性群:20.41±2.11g、CPE50μL:21.22±0.53g、CPE100μL:21.34±0.90g)、研究期間中に不健康な症候は観察されなかった。この結果は、CPEの経口投与に、著しい副作用や毒性がないことを示唆している。図10のA、B、C、およびDは、PC−3細胞を注射した未治療のネズミの写真であり、腫瘍の体積がおおよそ50〜100mmのサイズに到達して21日後に撮影された。図11のA、B、C、およびDは、週5回の50μLのCPEの経口投与を開始して21日後に撮影されたネズミの写真である。図12のA、B、C、およびDは、週5回の100μLのCPEの経口投与を開始して21日後に撮影されたネズミの写真である。各例では、腫瘍の体積がおおよそ50〜100mmのサイズに到達してから、CPEの経口投与を開始した。これらの写真は、本発明に従い治療した実験動物における腫瘍のサイズの減少を明確に示している。
図13は、21日間のCPEの経口投与後における、ネズミの腫瘍の体積の縮小を描写するグラフである。特に本発明者は、陽性(未治療)群における平均腫瘍サイズが1021.9±476mmであって、CPE50μLおよび100μLを経口投与した群においてそれぞれ57.7±42.0mmを示すまで劇的に縮小していることに着目した。ただし、CPE50μL経口投与群とCPE100μL経口投与群との間には、投与量による応答の違いは観察されなかった。これらの結果は、イン・ビボにおけるCPEの経口投与による抗前立腺がん作用の増加を明確に示している。
これらの図から理解できるように、25μLのCPEで治療したネズミは、PC−3異種移植腫瘍が強力に縮小する結果を示した。50μLのCPEで治療したネズミでは、腫瘍サイズのほぼ完全縮小を示した。

Claims (19)

  1. ヒトを対象にする前立腺がんの治療方法であって、新鮮な柑橘類の果実の皮の日本酒抽出物を抗前立腺がん有効量で、上記の治療を必要とする対象に投与する方法。
  2. 抽出物を経口投与する請求項1に記載の方法。
  3. 1日に1乃至5回、5乃至120mlの投与量で抽出物を経口投与する請求項1に記載の方法。
  4. 1日の総投与量が10乃至60mlとなるように抽出物を経口投与する請求項1に記載の方法。
  5. 対象の前立腺がんが寛解するために充分な期間、抽出物を経口投与する請求項1に記載の方法。
  6. 上記抽出物が、新鮮な柑橘類の果実から皮を剥き、得られた皮を日本酒と混合し、柑橘類の皮に含まれる日本酒に溶解可能である実質的に全ての化合物を日本酒中に抽出するため充分な温度および圧力の条件下で混合物を一定期間、放置することにより得られる請求項1に記載の方法。
  7. 上記温度が周囲温度である請求項6に記載の方法。
  8. 上記温度が室温である請求項6に記載の方法。
  9. 上記温度が4℃乃至120℃であり、上記圧力が大気圧乃至100バールである請求項6に記載の方法。
  10. 1種類以上の新鮮な柑橘類の果実を日本酒と混合する請求項6に記載の方法。
  11. 新鮮な柑橘類の果実の皮が、日本で栽培され収穫された柑橘類からなる群より選ばれる請求項10に記載の方法。
  12. 皮を剥く前に、柑橘類の果実を水で洗浄する請求項6に記載の方法。
  13. 新鮮な柑橘類の果実の皮を手で剥く請求項1に記載の方法。
  14. 新鮮な柑橘類の果実が、ネーブルオレンジ、ハッサク、レモン、ダイダイ、宮内伊予柑、ウンシュウミカン、キンカン、タンジェリン、およびそれらの組み合わせからなる群より選ばれる請求項11に記載の方法。
  15. 上記抽出物がさらにキダチアロエを含む請求項11に記載の方法。
  16. 上記抽出物を周囲温度で熟成させる請求項6に記載の方法。
  17. 前立腺がんを有するヒトを治療する方法であって、ネーブルオレンジ、ハッサク、レモン、ダイダイ、宮内伊予柑、ウンシュウミカン、およびそれらの組み合わせからなる群より選ばれる新鮮な柑橘類の果実の皮の日本酒抽出物を抗前立腺がん有効量で、上記ヒトに投与する方法。
  18. 前立腺がんが寛解するために充分な期間、治療を継続する請求項17に記載の方法。
  19. 1日に2乃至3回、10mlの投与量で日本酒抽出物を経口投与することにより治療を実施する請求項17に記載の方法。
JP2013554436A 2011-05-10 2011-08-20 前立腺がん治療薬 Active JP5760098B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161484417P 2011-05-10 2011-05-10
US61/484,417 2011-05-10
US201161525340P 2011-08-19 2011-08-19
US61/525,340 2011-08-19
PCT/US2011/048532 WO2012154192A1 (en) 2011-05-10 2011-08-20 Method for treating prostate cancer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014505725A true JP2014505725A (ja) 2014-03-06
JP5760098B2 JP5760098B2 (ja) 2015-08-05

Family

ID=47139461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013554436A Active JP5760098B2 (ja) 2011-05-10 2011-08-20 前立腺がん治療薬

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8425952B2 (ja)
EP (1) EP2707011A4 (ja)
JP (1) JP5760098B2 (ja)
CA (1) CA2812217C (ja)
TW (1) TWI504403B (ja)
WO (1) WO2012154192A1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62218402A (ja) * 1986-03-20 1987-09-25 Yutaka Miyauchi ペクチンの製造方法
JPH0196126A (ja) * 1987-10-08 1989-04-14 Kao Corp 5α−リダクターゼ阻害剤
JPH03227911A (ja) * 1990-01-31 1991-10-08 Yutaka Miyauchi 育毛剤
JPH04342517A (ja) * 1990-07-20 1992-11-30 Yutaka Miyauchi 5α−リダクターゼ阻害剤
JPH0570360A (ja) * 1991-09-10 1993-03-23 Lion Corp 抗男性ホルモン剤
JP2005130811A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Yutaka Miyauchi 柑橘類の果皮を原材料とする液状飲用物
JP2005137204A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Yutaka Miyauchi 液状飲用物
JP2005198642A (ja) * 2003-12-15 2005-07-28 Yutaka Miyauchi 柑橘類の果皮を原材料とする液状飲用物
US20070275106A1 (en) * 2006-03-15 2007-11-29 Chi-Tang Ho Hydroxylated polymethoxyflavone compositions

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2279791C (en) * 1998-08-14 2011-11-08 Marcus B. Gohlke Dietary supplement combining colostrum and lactorferrin in a mucosal delivery format
US7201928B1 (en) * 1999-09-21 2007-04-10 Rutgers, The State University Of New Jersey Extracts of orange peel for prevention and treatment of cancer
CN101418258A (zh) * 2008-11-06 2009-04-29 杨令权 一种含有sod的芽米酒及其酿制方法
CN101983689B (zh) * 2010-08-26 2012-10-17 葛德钜 一种治疗前列腺炎的药物及其制备方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62218402A (ja) * 1986-03-20 1987-09-25 Yutaka Miyauchi ペクチンの製造方法
JPH0196126A (ja) * 1987-10-08 1989-04-14 Kao Corp 5α−リダクターゼ阻害剤
JPH03227911A (ja) * 1990-01-31 1991-10-08 Yutaka Miyauchi 育毛剤
JPH04342517A (ja) * 1990-07-20 1992-11-30 Yutaka Miyauchi 5α−リダクターゼ阻害剤
JPH0570360A (ja) * 1991-09-10 1993-03-23 Lion Corp 抗男性ホルモン剤
JP2005130811A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Yutaka Miyauchi 柑橘類の果皮を原材料とする液状飲用物
JP2005137204A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Yutaka Miyauchi 液状飲用物
JP2005198642A (ja) * 2003-12-15 2005-07-28 Yutaka Miyauchi 柑橘類の果皮を原材料とする液状飲用物
US20070275106A1 (en) * 2006-03-15 2007-11-29 Chi-Tang Ho Hydroxylated polymethoxyflavone compositions

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6014035001; NEW薬理学(改訂第6版) , 20110405, p.224-225 *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012154192A1 (en) 2012-11-15
EP2707011A1 (en) 2014-03-19
EP2707011A4 (en) 2014-11-19
TW201306857A (zh) 2013-02-16
TWI504403B (zh) 2015-10-21
CA2812217A1 (en) 2012-11-15
JP5760098B2 (ja) 2015-08-05
US8425952B2 (en) 2013-04-23
CA2812217C (en) 2015-11-17
US20130045288A1 (en) 2013-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3065353B2 (ja) 受精卵を含む組成物
JP7069490B2 (ja) ユウリコマ・ロンギフォリア抽出物並びに免疫系の増強及び/又は刺激におけるその使用
JP5266254B2 (ja) 選択的セロトニン再取り込み阻害組成物およびその方法
JP2006502969A (ja) 内因性性腺刺激ホルモン産生の増強
CN108245496A (zh) 虾青素抗炎增效组合
JP2014015430A (ja) 深部体温上昇剤
Nanavati Phytosome: a novel approach to enhance the bioavailability of phytoconstituent
JP2007520515A (ja) 家禽におけるコクシジウム症の処置のためのシマルバアマラ及び/又はモモルディカカランティア抽出物
JP6474114B2 (ja) 睡眠障害の治療用のカノコソウ根抽出物とラベンダーオイルの組合わせ
KR20190013575A (ko) 탈모 방지 또는 발모 촉진용 조성물
CN104983844A (zh) 具有粘膜修复功能的组合物配方及其制剂的制备过程
WO2013093456A1 (en) Drug delivery technology
JPH09208484A (ja) 活性酸素消去剤及びそれを含む組成物
RU2351354C1 (ru) Средство для лечения и профилактики заболеваний щитовидной железы
JPH0436243A (ja) 催眠・鎮静剤
RU2333764C1 (ru) Средство для лечения и профилактики заболеваний щитовидной железы
BR112014030570B1 (pt) extratos de tomilho selvagem e uso destes
JP5760098B2 (ja) 前立腺がん治療薬
NL8105635A (nl) Geneesmiddel met transplantaatafstotings- en/of immunologische ontstekingsremmende werking, alsmede werkwijze voor de remming van transplantaatafstoting en/of immunologische ontsteking.
US20150297661A1 (en) Analgesic compositions and methods of use
JP2003104901A (ja) 健康指向性組成物
JP2009057336A (ja) 羅漢果エキスを含有する創傷治癒促進組成物と適用方法
JP2016537428A (ja) エフェドラ・アラタ抽出物及びその使用方法
JP3851668B2 (ja) 医薬用組成物
US20070028930A1 (en) Active agent and formulations to minimize or alleviate bladder urgency and irritation and/or to enhance sexual function

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130816

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5760098

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250