JP2014241200A - 燃料電池システム及びその停止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池の劣化を抑制する燃料電池システム及びその停止方法を提供する。
【解決手段】燃料電池10と、冷媒循環流路を通流する冷媒とモータルームRの空気との間で熱交換可能なラジエータ42と、燃料電池10の温度である第1温度を検出する温度センサ45と、ラジエータ42の温度である第2温度を検出する温度センサ46と、外部からのシステム停止要求に応じて燃料電池10への反応ガスの供給を停止した後、第1温度が第2温度よりも高い間、冷媒ポンプ41を駆動することでモータルームRの空気を温め、第1温度と第2温度とが等しくなったときに冷媒ポンプ41を停止させるECU60と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システム及びその停止方法に関する。
アノードに水素(燃料ガス)が供給され、カソードに酸素を含む空気(酸化剤ガス)が供給されることで発電する燃料電池が知られている。燃料電池システムが低温環境下で長時間停止すると、燃料電池の電極反応で生成された水(残留水)が凍結し、燃料電池が劣化するおそれがある。したがって、このような燃料電池の劣化を抑制することが要請される。
例えば、特許文献1には、外部からのシステム停止要求に応じて燃料電池の発電を停止した後、外気温が閾値以下である場合、燃料電池の発電を再開して当該発電を所定時間継続する燃料電池装置について記載されている。
特開平11−214025号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、システム停止中(ソーク中)であるにも関わらず燃料電池の発電を行うため、ユーザに違和感を与える可能性がある。また、燃料電池の構造や単セルの特性等に起因して、ソーク中に燃料電池内の温度分布が不均一になる可能性がある。この場合、局所的な温度低下に伴って、燃料電池の劣化を招く可能性がある。
そこで、本発明は、燃料電池の劣化を抑制する燃料電池システム及びその停止方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る燃料電池システムは、反応ガス流路及び冷媒流路を有し、前記反応ガス流路に反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、前記冷媒流路を含み、当該冷媒流路を介して冷媒が循環する冷媒循環流路と、前記冷媒循環流路に配設され、冷媒を循環させる冷媒循環手段と、前記冷媒循環流路に配設されると共に、前記冷媒循環流路を通流する冷媒と、前記燃料電池が収容されている収容室の空気と、の間で熱交換可能な熱交換器と、前記燃料電池の温度である第1温度を検出する第1温度検出手段と、前記熱交換器の温度である第2温度を検出する第2温度検出手段と、前記第1温度及び前記第2温度に応じて、前記冷媒循環手段の駆動を制御する制御手段と、を備える燃料電池システムであって、前記制御手段は、外部からシステム停止要求が入力された後、前記第1温度が前記第2温度よりも高い間、前記冷媒循環手段を駆動することで前記収容室の空気を温め、前記第1温度と前記第2温度とが等しくなったときに前記冷媒循環手段を停止させる収容室昇温処理を実行することを特徴とする。
このような構成によれば、外部からシステム停止要求が入力された場合、制御手段は、燃料電池の温度(第1温度)と熱交換器の温度(第2温度)とが等しくなるまで冷媒循環手段を駆動し、冷媒循環流路において冷媒を循環させる。これによって、熱交換器からの熱が収容室の空気に吸熱され、収容室に収容されている燃料電池を外側から温めることができる。これによって、燃料電池に残留した水の凍結を防止できるとともに、その温度分布を均一化することで燃料電池の劣化を抑制できる。
また、制御手段は、第1温度と第2温度とが等しくなったときに冷媒循環手段を停止させる。したがって、燃料電池を比較的高温に保つことができると共に、収容室昇温処理を実行する際の消費電力量を低減できる。
また、本発明に係る燃料電池システムは、反応ガス流路及び冷媒流路を有し、前記反応ガス流路に反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、前記冷媒流路を含み、当該冷媒流路を介して冷媒が循環する冷媒循環流路と、前記冷媒循環流路に配設され、冷媒を循環させる冷媒循環手段と、前記冷媒循環流路に配設されると共に、前記冷媒循環流路を通流する冷媒と、前記燃料電池が収容されている収容室の空気と、の間で熱交換可能な熱交換器と、前記燃料電池の温度である第1温度を検出する第1温度検出手段と、前記熱交換器の温度である第2温度を検出する第2温度検出手段と、前記第1温度及び前記第2温度に応じて、前記冷媒循環手段の駆動を制御する制御手段と、を備える燃料電池システムであって、前記制御手段は、外部からシステム停止要求が入力された場合、前記第1温度と前記第2温度との温度差に応じて処理継続時間を設定し、前記冷媒循環手段を前記処理継続時間駆動することで前記収容室の空気を温める収容室昇温処理を実行し、前記温度差が大きいほど前記処理継続時間を長く設定することを特徴とする。
このような構成によれば、制御手段は、外部からシステム停止要求が入力された場合、冷媒循環手段を処理継続時間だけ駆動することで収容室の空気を温める。ここで、前記した処理継続時間は、燃料電池の温度(第1温度)と熱交換器の温度(第2温度)との温度差が大きいほど長くなるように設定される。したがって、燃料電池と熱交換器との温度差に応じて収容室を適切に温め、燃料電池の劣化を抑制できる。
また、前記制御手段は、前記収容室昇温処理を実行する際、前記冷媒循環手段が有するモータの回転速度を、前記燃料電池の通常発電時よりも小さくすることが好ましい。
このような構成によれば、収容室昇温処理を実行する際、冷媒循環手段のモータによって徒に電力が消費されることを防止できる。したがって、収容室昇温処理を行う際の消費電力量を低減できる。
なお、「通常発電時」におけるモータの回転速度とは、例えば、燃料電池システムが搭載される車両の走行中、燃料電池を適温に保つために冷媒循環手段を駆動させる際のモータの回転速度であって、燃料電池の温度や発電量に基づいて決定される。
また、前記制御手段は、外部からシステム停止要求が入力された場合、次回に燃料電池が低温環境下で起動する低温起動、及びシステム停止中に低温環境下となる低温ソークのうち、少なくとも一つが起こる可能性があるか否かを判定し、前記少なくとも一つが起こる可能性があるとき、前記収容室昇温処理を実行することが好ましい。
このような構成によれば、制御手段は、低温起動及び低温ソークのうち少なくとも一つが起こる可能性がある場合に収容室昇温処理を実行するため、不要な電力消費を防止できる。
また、前記冷媒循環流路は、前記冷媒流路から流出する冷媒が前記熱交換器を迂回して前記冷媒流路に戻るように接続されるバイパス流路を有し、前記バイパス流路の一端に配設されると共に、自身を通流する冷媒の温度に応じて前記熱交換器への冷媒の通流/迂回を切り替える切替手段を備え、前記制御手段は、前記収容室昇温処理を実行する際、冷媒が前記バイパス流路を迂回するように前記切替手段を制御することが好ましい。
このような構成によれば、収容室昇温処理を実行中、燃料電池の冷媒流路から流出する高温の冷媒がバイパス流路を通流することなく熱交換器に流入し、収容室の空気と熱交換する。すなわち、熱交換器を通流する冷媒と収容室の空気とが高効率で熱交換するため、収容室昇温処理を行う際のエネルギ効率を高めることができる。
また、前記収容室と外部空間とを連通/遮断する開閉手段を備え、前記制御手段は、前記収容室昇温処理を実行する際、前記開閉手段によって前記収容室と外部空間とを遮断することが好ましい。
このような構成によれば、収容室昇温処理中、収容室への外気の流入が開閉手段によって防止できる。したがって、収容室の昇温が促進され、燃料電池を外側から効率的に温めることができる。これによって、発電停止中における燃料電池の温度低下を抑制できる。
また、前記収容室に設置され、前記熱交換器に向けて送風する送風手段を備え、前記制御手段は、前記収容室昇温処理の実行中、前記送風手段を駆動することが好ましい。
このような構成によれば、送風手段が駆動することで収容室全体に温かい空気が行きわたるため、収容室の昇温が促進される。したがって、燃料電池を効率的に温めることができる。
また、前記収容室は、前記燃料電池に接続されるモータが収容されるモータルームであることが好ましい。
このような構成によれば、モータルームの温度を上昇させることで、モータルームに収容された燃料電池を温めることができる。
また、本発明に係る燃料電池システムの停止方法は、反応ガス流路及び冷媒流路を有し、前記反応ガス流路に反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、前記冷媒流路を含み、当該冷媒流路を介して冷媒が循環する冷媒循環流路と、前記冷媒循環流路に配設され、冷媒を循環させる冷媒循環手段と、前記冷媒循環流路に配設されると共に、前記冷媒循環流路を通流する冷媒と、前記燃料電池が収容されている収容室の空気と、の間で熱交換可能な熱交換器と、前記燃料電池の温度である第1温度を検出する第1温度検出手段と、前記熱交換器の温度である第2温度を検出する第2温度検出手段と、を備える燃料電池システムの停止方法であって、外部からシステム停止要求が入力された後、前記第1温度検出手段によって前記第1温度を検出する燃料電池温度検出工程と、前記第2温度検出手段によって前記第2温度を検出する熱交換器温度検出工程と、前記第1温度が前記第2温度よりも高い間、前記冷媒循環手段が駆動することで前記収容室の空気を温める冷媒循環工程と、前記第1温度と前記第2温度とが等しくなったときに、前記冷媒循環手段が停止する循環停止工程と、を含むことを特徴とする。
このような構成によれば、燃料電池温度検出工程において検出した燃料電池の温度(第1温度)よりも、熱交換器温度検出工程において検出した熱交換器の温度(第2温度)が高い間、冷媒循環手段が駆動して収容室の空気を温める(冷媒循環工程)。したがって、収容室に収容されている燃料電池を外側から温め、燃料電池の劣化を抑制できる。
また、第1温度と前記第2温度とが等しくなったときに冷媒循環手段が停止することで(循環停止工程)、収容室を昇温させる際の消費電力量を低減できる。
また、本発明に係る燃料電池システムの停止方法は、反応ガス流路及び冷媒流路を有し、前記反応ガス流路に反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、前記冷媒流路を含み、当該冷媒流路を介して冷媒が循環する冷媒循環流路と、前記冷媒循環流路に配設され、冷媒を循環させる冷媒循環手段と、前記冷媒循環流路に配設されると共に、前記冷媒循環流路を通流する冷媒と、前記燃料電池が収容されている収容室の空気と、の間で熱交換可能な熱交換器と、前記燃料電池の温度である第1温度を検出する第1温度検出手段と、前記熱交換器の温度である第2温度を検出する第2温度検出手段と、を備える燃料電池システムの停止方法であって、外部からシステム停止要求が入力された場合、前記第1温度検出手段によって前記第1温度を検出する燃料電池温度検出工程と、前記第2温度検出手段によって前記第2温度を検出する熱交換器温度検出工程と、前記第1温度と前記第2温度との温度差に応じて処理継続時間を設定する処理継続時間設定工程と、前記冷媒循環手段が前記処理継続時間、駆動することで前記収容室の空気を温める冷媒循環工程と、を含み、前記温度差が大きいほど前記処理継続時間が長く設定されることを特徴とする。
このような構成によれば、燃料電池温度検出工程において検出した燃料電池の温度(第1温度)と、熱交換器温度検出工程において検出した熱交換器の温度(第2温度)と、の温度差に応じて処理継続時間が設定される(処理継続時間設定工程)。なお、前記した温度差が大きいほど冷媒循環手段の駆動を継続する処理継続時間が長く設定される。そして、冷媒循環手段が処理継続時間だけ駆動することで(冷媒循環工程)、収容室の空気の温度を上昇させ、燃料電池の劣化を抑制できる。
本発明によれば、燃料電池の劣化を抑制する燃料電池システム及びその停止方法を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。 燃料電池、走行モータ、及びラジエータを含む機器がモータルームに収容された状態を示す模式図である。 システム停止時における燃料電池システムの動作の流れを示すフローチャートである。 モータルーム昇温処理を行う際のタイムチャートであり、(a)は冷媒温度(燃料電池の温度TFC、ラジエータの温度TRAD)の変化、(b)は低温判定フラグ、(c)はグリルシャッターの開閉、(d)は暖機完了フラグ、(e)は電動サーモスタットのON/OFF、(f)は冷媒ポンプのモータ回転速度、(g)はラジエータファンのON/OFFを示している。 本発明の第2実施形態に係る燃料電池システムにおいて、システム停止時の動作の流れを示すフローチャートである。 燃料電池とラジエータとの温度差と、モータルーム昇温処理の継続時間と、の関係を示すマップである。
≪第1実施形態≫
<燃料電池システムの構成>
図1に示すように、燃料電池システム1は、燃料電池10と、燃料電池10のアノードに対してアノードガス(水素)を供給するアノード系と、燃料電池10のカソードに対してカソードガス(酸素を含む空気)を供給するカソード系と、燃料電池10を経由するように冷媒を循環させて燃料電池10を適温に保つ冷媒系と、燃料電池10の発電電力を消費する電力消費系と、これらを制御するECU60と、を備えている。
<燃料電池>
燃料電池10は、固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)であり、膜/電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)を一対の導電性のセパレータ(図示せず)で挟持してなる単セル(図示せず)を複数積層して構成されている。
燃料電池10の各セパレータには、各膜/電極接合体の全面に水素又は酸素を供給するための溝及び貫通孔が形成されており、これらの溝及び貫通孔がアノード流路11、カソード流路12として機能する。なお、反応ガス(水素、酸素を含む空気)が供給される「反応ガス流路」は、アノード流路11及びカソード流路12を含んで構成される。
また、前記したセパレータには、燃料電池10を冷却するための冷媒(例えば、エチレングリコールを含む水)が通流する冷媒流路13が形成されている。
燃料電池10では、アノード流路11を介して水素(反応ガス)が供給されると(式1)の電極反応が起こり、カソード流路12を介して酸素を含む空気(反応ガス)が供給されると(式2)の電極反応が起こり、各単セルで電位差(Open Circuit Voltage:OCV)が発生する。
2H2→4H++4e-・・・(式1)
2+4H++4e-→2H2O・・・(式2)
<アノード系>
アノード系は、水素タンク21と、遮断弁22と、を備えている。
水素タンク21は、高純度の水素が圧縮充填されたタンクであり、配管a1を介して遮断弁22に接続されている。
遮断弁22は、ECU60からの指令に従って開閉することで水素タンク21の水素を燃料電池10に対して供給/遮断する弁であり、配管a2を介してアノード流路11に接続されている。
なお、図1では図示を省略したが、遮断弁22を介して供給される水素を減圧する減圧弁が配管a2に設置され、アノード流路11から排出されたアノードオフガスを希釈する希釈器が配管a3に設置されている。
<カソード系>
カソード系は、コンプレッサ31と、背圧弁32と、を備えている。
コンプレッサ31は、ECU60からの指令に従って内部の羽根車(図示せず)を回転させることで車外から空気を吸引・圧縮し、配管b1を介してカソード流路12に供給するものである。
背圧弁32は、その開度を調整することでカソード流路12を通流する空気の圧力(背圧)を制御するものであり、配管b2を介してカソード流路12に接続されている。
なお、図1では図示を省略したが、配管b1を介して供給される低湿潤の空気と、配管b2を介して排出される高湿潤のカソードオフガスと、の間で水分交換するための加湿器が設置されている。
<冷媒系>
冷媒系は、冷媒ポンプ41と、ラジエータ42と、電動サーモスタット43と、ラジエータファン44と、温度センサ45,46と、を備えている。
冷媒ポンプ41(冷媒循環手段)は、ECU60からの指令に従って駆動し、冷媒流路13に冷媒を圧送するポンプである。冷媒ポンプ41は、その吸入側が配管c1を介して電動サーモスタット43に接続され、吐出側が配管c2を介して冷媒流路13の入口に接続されている。
ラジエータ42(熱交換器)は、燃料電池10と空気(走行風、モータルームRの空気:図2参照)とを冷媒を介して熱交換する熱交換器である。ラジエータ42の流入口は配管c3を介して冷媒流路13の出口に接続され、流出口は配管c4を介してに電動サーモスタット41接続されている。ラジエータ42は、例えば、複数の放熱フィン(図示せず)と、この放熱フィンを貫通する複数のチューブ(図示せず)とを有し、放熱フィンを介して冷媒から空気に放熱するようになっている。
電動サーモスタット43(切替手段)は、自身を通流する冷媒の温度に応じてラジエータ42への冷媒の通流/迂回を切り替え、燃料電池10の温度を調整する温度調整機構である。電動サーモスタット43は、冷媒の温度が所定値以上になると膨張するワックス(図示せず)と、ワックスの膨張に伴って移動する弁体(図示せず)と、ECU60からの指令に応じてワックスを加熱するヒータ(図示せず)と、を有し、バイパス配管c5の一端に配設されている。
なお、冷媒流路13を介して冷媒が循環する「冷媒循環流路」は、配管c1,c2、冷媒流路13、配管c3〜c5、及びラジエータ42のチューブ(図示せず)を含んで構成される。また、バイパス配管c5(バイパス流路)は、冷媒流路13から流出する冷媒がラジエータ42を迂回して冷媒流路13に戻るように、一端が電動サーモスタット43に接続され、他端が配管c3に接続されている。
冷媒の温度が所定温度(例えば、65℃)以下である場合、前記したワックスは膨張せず、冷媒はバイパス配管c5を介して冷媒流路13に流入する。一方、冷媒の温度が所定温度以上になるとワックスが膨張し、冷媒がバイパス配管c5を迂回してラジエータ42に流入する。ちなみに、燃料電池10の温度が比較的低い場合であっても、ECU60からの指令に応じて前記したヒータに電流が流れると、ワックスが膨張してラジエータ42に冷媒が流入する。
ラジエータファン44(送風手段)は、ECU60からの指令に従って駆動することでラジエータ42に送風し、前記した熱交換を促進するファンである。
温度センサ45(第1温度検出手段)は、配管c3を通流する冷媒の温度を燃料電池10の温度(第1温度)として検出し、ECU60に出力する機能を有している。
温度センサ46(第2温度検出手段)は、配管c4を通流する冷媒の温度10をラジエータ42の温度(第2温度)として検出し、ECU60に出力する機能を有している。
<電力消費系>
電力消費系は、VCU51と、走行モータ52と、を備えている。
VCU51(Voltage Control Unit)は、燃料電池10の発電電力やバッテリ(図示せず)の充放電を制御するものであり、DC/DCチョッパ(図示せず)、DC/DCコンバータ(図示せず)等の電子回路が内蔵されている。
走行モータ52(モータ)は、例えば、永久磁石同期式の三相交流モータであり、3相交流電力で燃料電池車の駆動輪を回転駆動させる。
<制御系>
ECU60(Electric Control Unit:制御手段)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェースなどの電子回路を備えて構成され、その内部に記憶したプログラムに従って各種機能を発揮する。
ECU60には、IG70から入力されるON/OFF信号、温度センサ45から入力される燃料電池10の温度TFC、温度センサ46から入力されるラジエータ42の温度TRAD等の情報が入力される。ECU60は、自身に入力される各信号に応じて、遮断弁22、コンプレッサ31、背圧弁32、冷媒ポンプ41、電動サーモスタット43、ラジエータファン44、VCU51等の動作を統括制御する。
<その他機器>
IG70(Ignition Switch)は、燃料電池システム1の起動スイッチであり、運転席周りに設けられている。IG70は、ECU60に対してON信号(システム起動信号)/OFF信号(システム停止信号)を出力する機能を有している。
<モータルームについて>
図2は、燃料電池、走行モータ、及びラジエータを含む機器がモータルームに収容された状態を示す模式図である。なお、図2では、前記した遮断弁22、コンプレッサ31等の図示を省略し、走行モータ52及び冷媒の通流に直接関係する機器(ラジエータ42等)のみを図示した。また、水素タンク21と燃料電池10とを接続する配管a1,a2や、燃料電池10と走行モータ52とを電気的に接続する配線等の図示を省略した。
モータルームR(収容室)は、空気取入口Hが形成された殻状の壁部材Kの内部空間であり、燃料電池10、ラジエータ42、走行モータ52を含む機器が収容されている。前記した空気取入口Hには、ECU60からの指令に従ってモータルームRと外部空間とを連通/遮断するグリルシャッターG(開閉手段)が設置されている。
図2に示すように、モータルームRにおいてラジエータ42がグリルシャッターGの後方に設置され、送風ファン44がラジエータ42後方に設置されている。なお、送風ファン44が駆動した場合、燃料電池10に向けて後方に送風される。
グリルシャッターGが開いた状態で車両が走行すると、空気取入口Hを介してモータルームRに走行風(空気)が流入する。これによって、燃料電池10の発電中にラジエータ42から放熱し、燃料電池10を適温で維持できる。
また、モータルームRに燃料電池10設置することで、発電停止時に燃料電池10の熱でモータルームRを温めることができる(詳細については後記する)。
<ECUの各機能>
(ECU−低温起動推定機能)
ECU60は、システム停止時において、モータルームRの外部に設置された温度センサ(図示せず)の検出温度等に基づき、次回に燃料電池10が低温環境下(例えば、氷点下)で起動する低温起動、及びシステム停止中に低温環境下となる低温ソークのうち、少なくとも一つが起こる可能性があるか否かを判定し、その判定結果に応じて低温判定フラグ(図4(b)参照)のON/OFFを切り替える機能を有している。
(ECU−温度比較機能)
ECU60は、IG70からOFF信号が入力された場合、温度センサ45から入力される燃料電池10の温度TFCと、温度センサ46から入力されるラジエータ42の温度TRADと、を比較し(差を算出し)、これらの温度TFC,TRADが等しいか否かを判定する機能を有している。
(ECU−駆動制御機能)
ECU60は、燃料電池システム1が次回に低温起動する可能性が高い場合、グリルシャッターGを閉じた後、ラジエータファン44、電動サーモスタット43、及び冷媒ポンプ41を駆動する機能を有している。
<燃料電池システムの動作>
次に、燃料電池システム1の運転中の動作について簡単に説明した後、停止時の動作について説明する。
燃料電池システム1の運転中、ECU60はグリルシャッターG(図2参照)を開状態とする。これによって、空気取入口Hを介してモータルームRに走行風が流入し、ラジエータ42の放熱フィン(図示せず)を介して冷媒と熱交換する。また、ECU60は、冷媒ポンプ41のモータ(図示せず)を所定の回転速度NC(図4(f)参照)で回転させ、冷媒流路13に冷媒を通流させる。これによって、燃料電池10が適温に保たれる。
図3は、システム停止時における燃料電池システムの動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS101においてECU60は、IG70からOFF信号(システム停止要求)が入力されたか否かを判定する。IGからOFF信号が入力された場合(S101→Yes)、ECU60の処理はステップS102に進む。一方、IGからOFF信号が入力されていない場合(S101→No)、ECU60はステップS101の処理を繰り返す。
ステップS102においてECU60は、冷媒ポンプ41を停止する。なお、図3では省略したが、ECU60は、システム停止時において遮断弁22を閉じ、コンプレッサ31を停止することで燃料電池10への反応ガスの供給を停止することによって、燃料電池10での発電を停止する。
次に、ステップS103においてECU60は、次回に燃料電池10が低温環境下で起動する低温起動、及びシステム停止中に低温環境下となる低温ソークのうち、少なくとも一つが起こる可能性があるか否かを判定する。例えば、ECU60は、外気温が所定温度(例えば、0℃)以下であるか否かに基づいて前記判定を行う。その他、ECU60は、日時情報、天気情報、GPS(Global Positioning System)に基づく車両の位置情報等に基づいて前記判定を行ってもよい。
低温起動及び低温ソークのうち少なくとも一つが起こる可能性が高い、すなわち、前記した低温判定フラグ(図4(b)参照)がONである場合(S103→Yes)、ECU60の処理はステップS104に進む。一方、低温起動及び低温ソークのいずれも起こらないと推定される、すなわち、低温判定フラグがOFFである場合(S103→No)、ECU60は処理を終了する(END)。
ステップS104においてECU60は、それまで開いていたグリルシャッターGを閉じる。これによって、燃料電池10、走行モータ52等を収容しているモータルームRが外部空間から遮断される。
ステップS105においてECU60は、暖機完了フラグがONであるか否かを判定する。ここで、暖機完了フラグとは、IG70からON信号が入力された後、燃料電池10の暖機が少なくとも一回完了した場合にONに切り替えられるフラグである。ちなみに、低温環境下であっても、運転者がIG70をONした直後に再度OFFに切り替えると暖機は行われず、暖機完了フラグはOFFのままとなる。このように、暖機完了フラグを参照することで、前記した冷媒循環流路の冷媒が比較的高温であるか否かを容易に判定できる。
暖機完了フラグがONである場合(S105→Yes)、ECU60の処理はステップS106に進む。一方、暖機完了フラグがOFFである場合(S105→No)、ECU60は処理を終了する(END)。この場合、ECU60は後記するモータルーム昇温処理(S106〜S110)を実行しない。これによって、低温の冷媒がラジエータ42から冷媒流路13に流入することを防止し、燃料電池10の劣化を抑制できる。
次に、ECU60は、モータルーム昇温処理(収容室昇温処理:S106〜S110)を実行する。すなわち、ステップS106においてECU60は、温度センサ45によって検出される燃料電池10の温度TFCを読み込む(燃料電池温度検出工程)。次に、ステップS107においてECU60は、温度センサ46によって検出されるラジエータ42の温度TRADを読み込む(熱交換器温度検出工程)。
ステップS108においてECU60は、冷媒循環処理を実行する(冷媒循環工程)。すなわち、ECU60は、ラジエータファン44を駆動すると共に、電動サーモスタット43のヒータによってワックスを加熱する。その結果、ワックスが膨張し、冷媒流路13とラジエータ42とが連通する(電動サーモスタット43:開)。したがって、燃料電池10が比較的低温である場合でも、ラジエータ42に冷媒を通流させることができる。
また、ECU60は冷媒ポンプ41を駆動し、配管c1→配管c2→冷媒流路13→配管c3→ラジエータ42→配管c4の経路で冷媒を循環させる。なお、図4(f)に示すように、モータルームRの昇温処理を行う際、冷媒ポンプ41のモータ(図示せず)の回転速度NLを通常発電時の回転速度NCよりも小さくすることが好ましい。
なお、前記した通常発電時の回転速度NCとは、例えば、燃料電池システムSが搭載される車両の走行中、燃料電池10を適温に保つために冷媒ポンプ31を駆動させる際のモータの回転速度である。また、回転速度NLは、例えば、冷媒循環流路で冷媒を循環させることが可能な最低回転速度以上であって、全セルに均一に流配できる最低限の流量を供給可能な回転速度である。これによって、モータルーム昇温処理を行う際の消費電力量を低減できる。
また、ECU60は、電動サーモスタット43のヒータの加熱を開始した後(時刻t3:図4(e)参照)、所定時間Δt後に冷媒ポンプ41の駆動を開始することが好ましい(時刻t4:図4(f)参照)。これによって、ヒータの熱でワックスが膨張しきった後(つまり、冷媒がバイパス配管c5を迂回するようにした後)、冷媒を循環させることができる。その結果、ラジエータ42での熱交換を高効率で行うことができる。
ステップS109においてECU60は、燃料電池10の温度TFCとラジエータ42の温度TRADとが等しいか否かを判定する。温度TFCと温度TRADとが等しい場合(S109→Yes)、ECU60の処理はステップS110に進む。なお、「温度TFCと温度TRADとが等しい」とは、差(TFC−TRAD)がゼロである場合の他、当該差が微少である場合も含まれる。
ステップS110においてECU60は、冷媒循環処理を終了する(循環停止工程)。すなわち、ECU60は、ラジエータファン44及び冷媒ポンプ41を停止し、電動サーモスタット43のヒータを切って閉状態にする。
一方、燃料電池10の温度TFCとラジエータ42の温度TRADとが等しくない、すなわちTFC>TRADである場合(S109→No)、ECU60の処理はステップS106に戻る。つまり、ECU60は、燃料電池10の温度TFCがラジエータ42の温度TRADよりも高い間(S109→No)、継続して冷媒を循環させる(図2の黒矢印、S108:冷媒循環工程)。ちなみに、図3では省略したが、冷媒循環処理を終了してから所定時間経過後、ECU60は低温判定フラグをOFFに切り替える(図4(b)の時刻t6)。
<作用・効果>
図4のタイムチャートを参照しつつ、本実施形態に係る燃料電池システム1の作用・効果について説明する。IG70からシステム停止要求が入力された時点において(S101→Yes)、低温判定フラグはONである(図4(b)の時刻t1、S103→Yes)。この場合、ECU60によってグリルシャッターGを閉じることで(図4(c)の時刻t2、S104)、モータルームRに低温の外気が流入することを防止できる。また、低温判定フラグがONである場合にのみモータルーム昇温処理を実行するため、不要な電力消費を防止できる。
なお、図4に示す例では、直前のIG−ON後、少なくとも一回は燃料電池10の暖機が完了している(S105→Yes)。したがって、IG−OFF時において燃料電池10の温度TFCは、ラジエータ42の温度TRADよりも高くなっている(T1>T2:図4(a)の時刻t1)。さらに、ECU60が電動サーモスタット43のヒータに電流を流してワックスを加熱することで(図4(e)の時刻t3、S108)、燃料電池10が比較的低温である場合でも強制的にワックスを膨張させ、ラジエータ42に向けて冷媒を流入させることができる。
また、ECU60によってラジエータファン44を駆動することで(図4(e)の時刻t3、S108)、モータルームR全体に温かい空気が行きわたる(図2の白抜矢印)。その結果、モータルームRの昇温が促進され、ソーク中の温度低下によって燃料電池10に残留している水分が凍結することを抑制できる。
また、ECU60は、前記したヒータによる加熱を開始してから所定時間Δtの経過後、冷媒ポンプ41の駆動を開始する(図4(f)の時刻t4)。したがって、バイパス配管c5に冷媒が通流することがなく、ラジエータ42での放熱が高効率で進み、比較的短時間でモータルーム昇温処理を終えることができる。さらに、モータルーム昇温処理時、ECU60は、冷媒ポンプ41のモータの回転速度NLを通常発電時の回転速度NCよりも低くする。これらの処理によって、モータルーム昇温処理に要する消費電力量を低減できる。
また、ECU60は、燃料電池10の温度TFCとラジエータ42の温度TRADとが等しくなるまでラジエータ42側に冷媒を循環させる(図4(f)の時刻t4〜t5、S109→No)。したがって、モータルームRの空気が放熱フィンを介して冷媒から吸熱し、昇温する。昇温した空気によって燃料電池10が外側から温められるため(図2の白抜矢印)、燃料電池10内の温度分布を均一化できる。その結果、燃料電池10が有する固体高分子膜の局所的な劣化を抑制し、燃料電池10の長寿命化を図ることができる。
また、ECU60は、グリルシャッターGを閉じた状態でモータルームRの空気を昇温するため、燃料電池10及び他の補機(コンプレッサ31、各種弁等)に残留した水分の凍結を効果的に抑制できる。その結果、低温状態で燃料電池システム1が起動する頻度を減らし、燃料電池1の耐久年数を長くすることができる。
また、仮に燃料電池10の温度TFCとラジエータ42の温度TRADが等しくなった後も継続して冷媒を循環させると、冷媒の伝熱係数が大きいため、温度TFCが低下し続ける可能性がある。本実施形態では、温度TFCと温度TRADとが等しくなった時点で(図4(a)の時刻t5:温度te、S109→Yes)、冷媒の循環を停止する(図4(f)の時刻t5、S110)。これよって、燃料電池10を比較的高温の状態で保ち、かつ、モータルーム昇温処理に必要な消費電力量を低減できる。
また、本実施形態では、燃料電池10を発電することなくモータルームRの温度を上昇させ、外側から燃料電池10を温める。したがって、前記した特許文献1に記載の発明のように、IG−OFFした状態で燃料電池10の発電を再度行うことがなく、運転者に違和感を与えることを防止できる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、モータルーム昇温処理を行う際の手順が第1実施形態と異なるが、その他(燃料電池システム1の構成等)は第1実施形態と同様である。したがって、当該異なる部分について説明し、第1実施形態と重複する部分については説明を省略する。
図5は、システム停止時における燃料電池システムの動作の流れを示すフローチャートである。ステップS101〜S107の処理は、第1実施形態の場合と同様であるから説明を省略する。なお、本実施形態においてモータルームRの空気を昇温するモータルーム昇温処理(収容室昇温処理)は、図5に示すステップS106以下の処理(S110まで)に相当する。
ステップS201においてECU60は、燃料電池10の温度TFCからラジエータ42の温度TRADを減算した温度差(TFC−TRAD)を算出し、当該温度差が所定値ΔT1以上であるか否かを判定する。なお、所定値ΔT1(>0)は、燃料電池10の熱によってモータルームRを昇温可能であるか否かの閾値であり、予め設定されている。
温度差(TFC−TRAD)が所定値ΔT1以上である場合(S201→Yes)、ECU60の処理はステップS202に進む。一方、温度差(TFC−TRAD)が所定値ΔT1未満である場合(S201→No)、ECU60は処理を終了する(END)。
ステップS202においてECU60は、温度差(TFC−TRAD)に基づいて、モータルームRを昇温する際の処理継続時間Δt1を設定する(処理継続時間設定工程)。すなわちECU60は、図6に示すように、温度差(TFC−TRAD)が大きいほど処理継続時間Δt1を長く設定する。なお、図6に示すマップは、IG−OFF時の温度差(TFC−TRAD)に対応する処理継続時間Δt1だけモータルーム昇温処理を実行した場合、燃料電池10とラジエータ42との温度差が所定値以下になるように予め設定されている。
ちなみに、IG−OFF時において冷媒流路13に存在する冷媒をラジエータ42全体に供給できる最低限の時間(一定値)として、前記した処理継続時間Δt1を設定してもよい。これによって、冷媒ポンプ41の駆動に要する消費電力量を最低限に抑えることができる。
ステップS108で冷媒循環処理(冷媒循環工程)を実行した後、ステップS203においてECU60は、冷媒循環処理を開始してから処理継続時間Δt1が経過したか否かを判定する。処理継続時間Δt1が経過した場合(S203→Yes)、ECU60の処理はS110に進む。一方、処理継続時間Δt1が経過していない場合(S203→No)、ECU60の処理はステップS108に戻る。
<効果>
本実施形態に係る燃料電池システム1によれば、ECU60は、燃料電池10の温度TFCと、ラジエータ42の温度TRADと、の温度差に基づいてモータルーム昇温処理の処理継続時間Δt1を設定する。したがって、温度TFCと温度TRADとが等しくなったか否かを逐次監視する第1実施形態と比較して、単純な処理でモータルームR(つまり、燃料電池10及び各補機)を温めることができる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る燃料電池システム1について前記各実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、第1実施形態では、燃料電池10の温度TFCとラジエータ42の温度TRADとが等しくなったときに(S109→Yes)、モータルーム昇温処理を終了する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、各温度TFC,TRADを監視し、温度差(TFC−TRAD)が所定値以下になったときにモータルーム昇温処理を終了するようにしてもよい。
また、前記各実施形態では、IG−OFFの後に一旦冷媒ポンプ41を停止する場合について説明したが(図3、図5:S102)、これに限らない。すなわち、冷媒ポンプ41を継続して駆動しつつ、モータルーム昇温処理の際、冷媒ポンプ41が有するモータの回転速度を下げる(NC→NL:図4(f)参照)ようにしてもよい。また、冷媒ポンプ41のモータの回転速度を下げることなく、通常発電時の回転速度NCのままでモータルーム昇温処理を継続してもよい。
また、前記各実施形態では、モータルームRにグリルシャッターGが設置される場合について説明したが、外部空間と連通/遮断することが可能であれば、「開閉手段」として他の部材を用いてもよい。また、モータルーム昇温処理を実行する際、「開閉手段」によってモータルームRが完全に密閉されている必要はなく、外気の導入が抑制されていればよい。この場合においてECU60は、外気の導入が抑制されているか否かを「開閉手段」の状態等に基づいて判定し、外気の導入が抑制されている場合にモータルーム昇温処理を実行することが好ましい。
また、前記各実施形態では、モータルームRにラジエータファン44を設置する場合について説明したが、ラジエータファン44を省略してもよい。この場合でも、グリルシャッターGを閉じた状態でラジエータ42から放熱することで、燃料電池10等を温めることができる。
また、前記各実施形態では、低温判定フラグがONであるときに(S103→Yes)、モータルーム昇温処理を実行する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、ステップS103の処理を省略し、モータルーム昇温処理を実行するか否かを暖機完了フラグのみに基づいて決定してもよい(S105、図4(d)参照)。また、暖機完了フラグに代えて、燃料電池10の温度が所定温度以上である場合にモータルーム昇温処理を実行するようにしてもよい。
また、前記各実施形態では、電動サーモスタット43(切替手段)がワックス及びヒータを有する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、電動サーモスタット43に代えてソレノイド及び弁体を有する三方弁(切替手段)を用いてもよい。この場合、ECU60からの指令に応じてソレノイドに電流を流すことで弁体を着座/離座させ、冷媒の通流方向を切り替える。また、三方弁によって冷媒流路13とラジエータ42内とを連通させると同時に、冷媒ポンプ41の駆動を開始してもよい(つまり、図4に示すΔt=0secとしてもよい)。
また、前記各実施形態では、電動サーモスタット43がバイパス配管c5の一端(配管c1、c4の接続箇所)に設置される場合について説明したが、これに限らない。すなわち、電動サーモスタット43をバイパス配管c5の他端(配管c3との接続箇所)に設置してもよい。
また、前記各実施形態では、燃料電池10の温度TFCを検出する温度センサ45を配管c3に設置し、ラジエータ42の温度TRADを検出する温度センサ46を配管c4に設置する場合について説明したが、これに限らない。例えば、燃料電池10自体に温度センサを設置することで温度TFCを検出してもよい。また、ラジエータ42自体に温度センサを設置することで温度TRADを検出してもよい。
また、前記各実施形態では、燃料電池10をモータルームRに設置する場合について説明したが、これに限らない。例えば、ラジエータ42をモータルームR(収容室)に設置し、燃料電池10を車両のセンタトンネル(収容室)に設置し、空気取入口Hからの空気がモータルームRを介してセンタトンネルに流入するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、燃料電池システム1を車両に搭載する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、燃料電池システム1を列車、船舶、航空機等の移動体に搭載してよいし、定置式のシステムに搭載してもよい。
1 燃料電池システム
10 燃料電池
11 アノード流路(反応ガス流路)
12 カソード流路(反応ガス流路)
13 冷媒流路
41 冷媒ポンプ(冷媒循環手段)
42 ラジエータ(熱交換器)
43 電動サーモスタット(切替手段)
44 ラジエータファン(送風手段)
45 温度センサ(第1温度検出手段)
46 温度センサ(第2温度検出手段)
52 走行モータ(モータ)
60 ECU(制御手段)
G グリルシャッター(開閉手段)
R モータルーム(収容室)
c1,c2,c3,c4 配管(冷媒循環流路)
c5 バイパス配管(冷媒循環流路、バイパス流路)

Claims (10)

  1. 反応ガス流路及び冷媒流路を有し、前記反応ガス流路に反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、
    前記冷媒流路を含み、当該冷媒流路を介して冷媒が循環する冷媒循環流路と、
    前記冷媒循環流路に配設され、冷媒を循環させる冷媒循環手段と、
    前記冷媒循環流路に配設されると共に、前記冷媒循環流路を通流する冷媒と、前記燃料電池が収容されている収容室の空気と、の間で熱交換可能な熱交換器と、
    前記燃料電池の温度である第1温度を検出する第1温度検出手段と、
    前記熱交換器の温度である第2温度を検出する第2温度検出手段と、
    前記第1温度及び前記第2温度に応じて、前記冷媒循環手段の駆動を制御する制御手段と、を備える燃料電池システムであって、
    前記制御手段は、
    外部からシステム停止要求が入力された後、前記第1温度が前記第2温度よりも高い間、前記冷媒循環手段を駆動することで前記収容室の空気を温め、前記第1温度と前記第2温度とが等しくなったときに前記冷媒循環手段を停止させる収容室昇温処理を実行する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 反応ガス流路及び冷媒流路を有し、前記反応ガス流路に反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、
    前記冷媒流路を含み、当該冷媒流路を介して冷媒が循環する冷媒循環流路と、
    前記冷媒循環流路に配設され、冷媒を循環させる冷媒循環手段と、
    前記冷媒循環流路に配設されると共に、前記冷媒循環流路を通流する冷媒と、前記燃料電池が収容されている収容室の空気と、の間で熱交換可能な熱交換器と、
    前記燃料電池の温度である第1温度を検出する第1温度検出手段と、
    前記熱交換器の温度である第2温度を検出する第2温度検出手段と、
    前記第1温度及び前記第2温度に応じて、前記冷媒循環手段の駆動を制御する制御手段と、を備える燃料電池システムであって、
    前記制御手段は、
    外部からシステム停止要求が入力された場合、前記第1温度と前記第2温度との温度差に応じて処理継続時間を設定し、前記冷媒循環手段を前記処理継続時間駆動することで前記収容室の空気を温める収容室昇温処理を実行し、
    前記温度差が大きいほど前記処理継続時間を長く設定する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  3. 前記制御手段は、前記収容室昇温処理を実行する際、前記冷媒循環手段が有するモータの回転速度を、前記燃料電池の通常発電時よりも小さくする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記制御手段は、外部からシステム停止要求が入力された場合、次回に燃料電池が低温環境下で起動する低温起動、及びシステム停止中に低温環境下となる低温ソークのうち、少なくとも一つが起こる可能性があるか否かを判定し、前記少なくとも一つが起こる可能性があるとき、前記収容室昇温処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記冷媒循環流路は、前記冷媒流路から流出する冷媒が前記熱交換器を迂回して前記冷媒流路に戻るように接続されるバイパス流路を有し、
    前記バイパス流路の一端に配設されると共に、自身を通流する冷媒の温度に応じて前記熱交換器への冷媒の通流/迂回を切り替える切替手段を備え、
    前記制御手段は、前記収容室昇温処理を実行する際、冷媒が前記バイパス流路を迂回するように前記切替手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記収容室と外部空間とを連通/遮断する開閉手段を備え、
    前記制御手段は、前記収容室昇温処理を実行する際、前記開閉手段によって前記収容室と外部空間とを遮断する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記収容室に設置され、前記熱交換器に向けて送風する送風手段を備え、
    前記制御手段は、前記収容室昇温処理の実行中、前記送風手段を駆動する
    ことを特徴とする請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記収容室は、前記燃料電池に接続されるモータが収容されるモータルームである
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  9. 反応ガス流路及び冷媒流路を有し、前記反応ガス流路に反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、
    前記冷媒流路を含み、当該冷媒流路を介して冷媒が循環する冷媒循環流路と、
    前記冷媒循環流路に配設され、冷媒を循環させる冷媒循環手段と、
    前記冷媒循環流路に配設されると共に、前記冷媒循環流路を通流する冷媒と、前記燃料電池が収容されている収容室の空気と、の間で熱交換可能な熱交換器と、
    前記燃料電池の温度である第1温度を検出する第1温度検出手段と、
    前記熱交換器の温度である第2温度を検出する第2温度検出手段と、
    を備える燃料電池システムの停止方法であって、
    外部からシステム停止要求が入力された後、前記第1温度検出手段によって前記第1温度を検出する燃料電池温度検出工程と、
    前記第2温度検出手段によって前記第2温度を検出する熱交換器温度検出工程と、
    前記第1温度が前記第2温度よりも高い間、前記冷媒循環手段が駆動することで前記収容室の空気を温める冷媒循環工程と、
    前記第1温度と前記第2温度とが等しくなったときに、前記冷媒循環手段が停止する循環停止工程と、を含む
    ことを特徴とする燃料電池システムの停止方法。
  10. 反応ガス流路及び冷媒流路を有し、前記反応ガス流路に反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、
    前記冷媒流路を含み、当該冷媒流路を介して冷媒が循環する冷媒循環流路と、
    前記冷媒循環流路に配設され、冷媒を循環させる冷媒循環手段と、
    前記冷媒循環流路に配設されると共に、前記冷媒循環流路を通流する冷媒と、前記燃料電池が収容されている収容室の空気と、の間で熱交換可能な熱交換器と、
    前記燃料電池の温度である第1温度を検出する第1温度検出手段と、
    前記熱交換器の温度である第2温度を検出する第2温度検出手段と、
    を備える燃料電池システムの停止方法であって、
    外部からシステム停止要求が入力された場合、前記第1温度検出手段によって前記第1温度を検出する燃料電池温度検出工程と、
    前記第2温度検出手段によって前記第2温度を検出する熱交換器温度検出工程と、
    前記第1温度と前記第2温度との温度差に応じて処理継続時間を設定する処理継続時間設定工程と、
    前記冷媒循環手段が前記処理継続時間、駆動することで前記収容室の空気を温める冷媒循環工程と、を含み、
    前記温度差が大きいほど前記処理継続時間が長く設定される
    ことを特徴とする燃料電池システムの停止方法。
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