JP2014239601A - ステータ及びステータの製造方法 - Google Patents

ステータ及びステータの製造方法 Download PDF

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健治 小幡
孝志 永冶
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孝志 永冶
貴宏 山本
Takahiro Yamamoto
貴宏 山本
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Abstract

【課題】コストアップを抑制しつつ、ステータコアをモータケースの内側に円滑に収容できるようにする。【解決手段】積層された複数のコアシート36のうちステータコア14の軸方向一端部に位置するコアシート36の外周部には、モータケース12の内側に遊挿されるリード部50が形成されている。また、リード部50を有するコアシート36よりもステータコア14の軸方向他端側に位置するコアシート36の外周部には、リード部50に対してステータコア14の径方向外側に突出し、モータケース12の内側に圧入される圧入部54が形成されている。さらに、リード部50を有するコアシート36と圧入部54を有するコアシート36との間に位置するコアシート36の外周部には、リード部50と圧入部54とを接続するテーパ部52が形成されている。このテーパ部52は、コアシート36の素になる板材の一部にプレス加工を施すことにより形成されたものである。【選択図】図4

Description

本発明は、ステータ及びステータの製造方法に関する。
従来、モータケースと、このモータケースの内側に圧入されたステータコアとを備えたステータが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような従来のステータにおいて、ステータコアは、その軸方向一方側を先端側としてモータケースの内側に圧入される。
特開2012−165491号公報
しかしながら、従来のステータにおいて、ステータコアにおける軸方向一方側の角部は、所謂、ピン角とされていた。このため、ステータコアがその軸方向一方側を先端側としてモータケースの内側に圧入される際に、ピン角によりモータケースの内周面がこじられてモータケースの内周面に焼付き等の不具合が発生することがあった。従って、従来のステータでは、ステータコアをモータケースの内側に円滑に収容することができないという不都合があった。
そこで、ステータコアをモータケースの内側に円滑に収容させるために、複数のコアシートを積層してステータコアを形成してからステータコアにおける軸方向一方側の角部に面取り加工を施してテーパ部を形成することが考えられる。ところが、このようにした場合には、ステータコアの組立後における加工が必要になることからコストアップになる。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであって、コストアップを抑制しつつ、ステータコアをモータケースの内側に円滑に収容することができるようにすることを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のステータは、円筒状のモータケースと、前記モータケースの内周面に沿って設けられた環状部と、前記環状部から前記環状部の径方向内側に延出されたティース部とを有すると共に、積層された複数のコアシートによって構成され、且つ、前記モータケースの内側に収容されたステータコアと、前記複数のコアシートのうち前記ステータコアの軸方向一端部に位置する第一コアシートの外周部に形成され、前記モータケースの内側に遊挿されたリード部と、前記複数のコアシートのうち前記第一コアシートよりも前記ステータコアの軸方向他端側に位置する第二コアシートの外周部に形成されると共に、前記リード部に対して前記ステータコアの径方向外側に突出し、前記モータケースの内側に圧入された圧入部と、前記複数のコアシートのうち前記第一コアシートと前記第二コアシートとの間に位置する中間コアシートの外周部に形成されると共に、前記リード部と前記圧入部とを接続するテーパ状とされ、前記中間コアシートの素になる板材の一部にプレス加工を施すことにより形成されたテーパ部と、を備えている。
このステータによれば、ステータコアがその軸方向一方側を先端側としてモータケースの内側に収容される際には、リード部、テーパ部、圧入部がこの順でモータケースの内側に挿入される。ここで、リード部は、モータケースの内側に遊挿される形状及び寸法とされ、テーパ部は、リード部と、このリード部に対してステータコアの径方向外側に突出する圧入部とを接続するテーパ状に形成されている。従って、ステータコアがその軸方向一方側を先端側としてモータケースの内側に収容される際には、ステータコアの軸方向一端側(つまり、リード部及びテーパ部)によりモータケースの内周面がこじられることを抑制することができる。これにより、ステータコアをモータケースの内側に円滑に収容することができる。
しかも、テーパ部は、中間コアシートの素になる板材の一部にプレス加工を施すことにより形成されたものである(複数のコアシートの製造時に形成されたものである)。従って、例えば、複数のコアシートを積層してステータコアを形成してからステータコアに面取り加工を施してテーパ部を形成する場合に比して、加工に要するコストを低減することができる。
請求項2に記載のステータの製造方法は、請求項1に記載のステータの製造方法であって、前記板材の一部を打ち抜いて前記板材に前記リード部を形成すると共に、前記板材の他の一部を打ち抜いて、前記圧入部と、前記圧入部と同形状の同形状部とを前記板材に形成する工程と、前記板材の一部である前記同形状部に前記プレス加工を施すことにより前記板材に前記テーパ部を形成する工程と、前記板材から、前記リード部を有する前記第一コアシート、前記テーパ部を有する前記中間コアシート、及び、前記圧入部を有する前記第二コアシートを順次打ち抜くと共に該打ち抜いたコアシートを積層して前記ステータコアを形成する工程と、前記リード部側を先端側として前記ステータコアを前記モータケースの内側に収容すると共に、前記圧入部を前記モータケースの内側に圧入する工程と、を備えている。
このステータの製造方法によれば、板材の一部を打ち抜いて、圧入部と、この圧入部と同形状の同形状部とを板材に形成した後、この同形状部にプレス加工を施すことによりテーパ部を形成する(複数のコアシートの製造時にテーパ部を形成する)。従って、例えば、複数のコアシートを積層してステータコアを形成してからステータコアに面取り加工を施してテーパ部を形成する場合に比して、加工に要するコストを低減することができる。
ブラシレスモータの一部断面を含む側面図である。 ステータの底面図である。 分割コアの平面図である。 ステータコアをモータケースの内側に組み付ける様子を説明する図である。 コアシートの素となる板材の平面図である。 ステータコアの製造過程を説明する図である。 ステータコアの製造過程を説明する図である。 ステータコアの製造過程を説明する図である。 (A)は複数のコアシートを分解した状態を示す縦断面図、(B)は複数のコアシートを積層した状態を示す縦断面図である。 複数のコアシートにおける加工工程の一覧を示す表である。 (A)は変形例に係る複数のコアシートを分解した状態を示す縦断面図、(B)は変形例に係る複数のコアシートを積層した状態を示す縦断面図である。 変形例に係る複数のコアシートにおける加工工程の一覧を示す表である。 変形例に係るステータコアの平面図である。 変形例に係るステータコアの側面図である。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係るブラシレスモータMは、ステータ10を備えている。このステータ10は、モータケース12と、ステータコア14と、複数の巻線16とを有している(図2も参照)。モータケース12は、円筒状の一例として、底部18及び円筒部20を有する有底円筒状に形成されている。ステータコア14は、図3に示される分割コア22が周方向に並んで配置されることにより環状に形成されている。
分割コア22は、円弧部24とティース部26とを有している。各分割コア22の円弧部24は、ステータコア14の周方向に連なることにより、円環状の環状部28を形成している(図2も参照)。ティース部26は、円弧部24の長さ方向の中央部から環状部28の径方向内側に延出されている。このティース部26は、より具体的には、円弧部24から円弧部24の径方向に沿って直線状に延びる軸部30と、この軸部30の先端部に形成された傘部32とを有するT字状に形成されている。
複数の分割コア22は、円弧部24の両端部にて互いに隣り合う分割コア22と例えば溶接等により結合される。この複数の分割コア22により構成されたステータコア14には、図2に示されるように、樹脂製のインシュレータ34が装着されており、複数の巻線16は、インシュレータ34を介して各ティース部26に巻回されている。
ステータコア14は、モータケース12の内側に収容されており、環状部28は、モータケース12の内周面に沿って設けられている。ステータコア14を構成する各分割コア22(図2参照)は、図1に示されるように、ステータ10の軸方向に積層された複数のコアシート36によって構成されている。
図2に示されるように、ブラシレスモータMは、ロータ38を有している。ロータ38は、複数のティース部26の径方向内側に配置されており、ステータ10によって形成される回転磁界により回転される。
また、上述のステータ10には、以下の特徴的な構造が採用されている。すなわち、図4に示されるように、モータケース12の円筒部20には、被圧入部40、テーパガイド部42、開口側ガイド部44、及び、フランジ部46が形成されている。被圧入部40は、円筒部20における底部18側の端部からテーパガイド部42に至るまでの部分に形成されている。この被圧入部40の内径寸法は、被圧入部40の軸方向に亘って一定とされている。テーパガイド部42は、被圧入部40よりもモータケース12の開口側に形成されている。このテーパガイド部42は、被圧入部40側に向かうに従って内径が減少するようにテーパ状に形成されている。
開口側ガイド部44は、円筒部20におけるテーパガイド部42からモータケース12の開口に至るまでの部分に形成されている。この開口側ガイド部44の内径寸法は、開口側ガイド部44の軸方向に亘って一定とされている。この開口側ガイド部44は、テーパガイド部42を介して被圧入部40と接続されている。フランジ部46は、モータケース12の開口側の端部からモータケース12の径方向外側に拡がるように形成されている。以上の被圧入部40、テーパガイド部42、開口側ガイド部44、及び、フランジ部46は、モータケース12の周方向の全周に亘って形成されている。
一方、ステータコア14の外周部における軸方向一端部側(モータケース12の底部18側に位置する側)には、リード部50、テーパ部52、及び、圧入部54が形成されている。リード部50は、ステータコア14の外周部における軸方向一端部に形成されており、圧入部54は、ステータコア14の外周部におけるリード部50よりも軸方向他端側に形成されている。
より具体的に述べると、リード部50は、複数のコアシート36のうちステータコア14の軸方向一端部に位置するコアシート36(第一コアシート)の外周部に形成されている。また、圧入部54は、複数のコアシート36のうちリード部50を有するコアシート36よりもステータコア14の軸方向他端側に位置するコアシート36(第二コアシート)の外周部に形成されている。この圧入部54は、リード部50に対してステータコア14の径方向外側に突出している。この圧入部54は、ステータコア14がモータケース12の内側に収容される前の状態において、被圧入部40に対して圧入代Aを有している。
テーパ部52は、ステータコア14の外周部におけるリード部50と圧入部54との間に形成されている。このテーパ部52は、より具体的には、複数のコアシート36のうちリード部50を有するコアシート36と圧入部54を有するコアシート36との間に位置するコアシート36(中間コアシート)の外周部に形成されている。
また、このテーパ部は、リード部50と圧入部54とを接続するテーパ状に形成されている。つまり、このテーパ部は、リード部50側から圧入部54側に向かうに従ってステータコア14の径方向外側に向かうように形成されている。このテーパ部52は、後に詳述する通り、コアシート36の素になる板材60(図5参照)の一部にプレス加工を施すことにより形成されものである。
以上のリード部50、テーパ部52、及び、圧入部54は、一例として、図3に示されるように、各分割コア22に形成された円弧部24の外周部における長さ方向の中央部に形成されている。
次に、上述のステータ10の製造方法について説明する。
上述の複数のコアシート36は、図5に示される長尺状の板材60を打ち抜いて形成される。この板材60は、図示しない搬送装置により矢印B側に搬送される。また、板材60の加工には、図6〜図8に示される加工装置100が使用される。
加工装置100は、図6に示されるように、パイロット穴打抜き部110、リード部外形打抜き部120、圧入部外形打抜き部130、及び、テーパ部プレス加工部140を有している。このパイロット穴打抜き部110、リード部外形打抜き部120、圧入部外形打抜き部130、及び、テーパ部プレス加工部140は、板材60の搬送方向の前側(矢印B側)に向けて順に配置されている。
パイロット穴打抜き部110は、パイロット穴62を形成するためのものであり、穴打抜きパンチ111、ダイプレート112、及び、ダイ入れ子113を有している。
リード部外形打抜き部120は、リード部50を形成するためのものであり、外形打抜きパンチ121、ダイプレート122、ダイ入れ子123、及び、切替レバー124を有している。外形打抜きパンチ121の上端部には、凸部125と凹部126が形成されており、切替レバー124の先端部には、凹部127と凸部128が形成されている。
圧入部外形打抜き部130は、圧入部54、又は、圧入部54と同形状の同形状部56(いずれも図5参照)を形成するためのものであり、外形打抜きパンチ131、ダイプレート132、ダイ入れ子133、及び、切替レバー134を有している。外形打抜きパンチ131の上端部には、凸部135と凹部136が形成されており、切替レバー134の先端部には、凹部137と凸部138が形成されている。
テーパ部プレス加工部140は、テーパ部52を形成するためのものであり、面取りパンチ141、ダイプレート142、切替レバー143、及び、押えプレート144を有している。面取りパンチ141の下端部には、凸部145と凹部146が形成されており、切替レバー143の先端部には、凹部147と凸部148が形成されている。
さらに、加工装置100は、図8に示されるように、ダボ穴打抜き部150、ダボ部形成部160、及び、コアシート外形打抜き積層かしめ部170を有している。このダボ穴打抜き部150、ダボ部形成部160、及び、コアシート外形打抜き積層かしめ部170は、板材60の搬送方向の前側(矢印B側)に向けて順に配置されている。
ダボ穴打抜き部150は、ダボ穴64を形成するためのものであり、穴打抜きパンチ151、ダイプレート152、ダイ入れ子153、及び、切替レバー154を有している。切替レバー154の先端部には、凹部155と凸部156が形成されている。
ダボ部形成部160は、ダボ部66を形成するためのものであり、ダボ出しパンチ161、ダイプレート162、ダイ入れ子163、及び、持ち上げピン164を有している。
コアシート外形打抜き積層かしめ部170は、コアシート36の外形打抜き、コアシート36の積層、及び、コアシート36のかしめ加工を行うためのものであり、外形打抜きパンチ171、ダイプレート172、ダイ入れ子173、ダボ部押えピン174、及び、スクイズプレート175を有している。
そして、この加工装置100により、以下のように、板材60から複数のコアシート36が形成されると共に、この複数のコアシート36が積層されてステータコア14が形成される。
<パイロット穴打抜き工程>
先ず、図6に示されるように、パイロット穴打抜き部110により、パイロット穴62が形成される。このパイロット穴打抜き部110では、板材60が所定の位置に搬送された場合に穴打抜きパンチ111が降下し、この穴打抜きパンチ111によって板材60の一部が打ち抜かれることにより、板材60にパイロット穴62が形成される。板材60を搬送する搬送装置では、このパイロット穴62に図示しないパイロットピンが挿入されて板材60の位置決めが行われる。
<リード部外形打抜き工程>
また、図6に示されるように、リード部外形打抜き部120により、リード部50が形成される。このリード部外形打抜き部120では、板材60が所定の位置に搬送された場合に、切替レバー124がスライドして切替レバー124の凸部128と外形打抜きパンチ121の凸部125とが当接し、外形打抜きパンチ121が降下する。そして、外形打抜きパンチ121が降下することにより、この外形打抜きパンチ121によって板材60の一部が打ち抜かれ、これにより、板材60にリード部50が形成される。
なお、図6に示されるように、リード部外形打抜き部120により形成されたリード部50が圧入外形打抜き部の工程内に搬送された場合には、圧入部外形打抜き部130に設けられた切替レバー134の凹部137及び凸部138に外形打抜きパンチ131の凸部135及び凹部136が噛み合った状態とされ、これにより、外形打抜きパンチ131が上昇された状態とされる。そして、外形打抜きパンチ131が板材60の上方に位置される。この場合には、外形打抜きパンチ131による打抜き加工は行われない。
<圧入部外形打抜き工程>
一方、図7に示されるように、板材60が所定の位置に搬送された場合には、圧入部外形打抜き部130に設けられた切替レバー134がスライドして切替レバー134の凸部138と外形打抜きパンチ131の凸部135とが当接し、外形打抜きパンチ131が降下する。そして、外形打抜きパンチ131が降下することにより、この外形打抜きパンチ131によって板材60の一部が打ち抜かれ、これにより、板材60に圧入部54が形成されるか、又は、この圧入部54と同形状の同形状部56が形成される。
<テーパ部プレス工程>
また、図6に示されるように、圧入部外形打抜き部130により形成された同形状部56がテーパ部プレス加工部140の工程内に搬送された場合には、テーパ部プレス加工部140に設けられた切替レバー143がスライドして切替レバー143の凸部148と面取りパンチ141の凸部145とが当接し、面取りパンチ141が上昇する。そして、面取りパンチ141が上昇することにより、この面取りパンチ141によって板材60の一部である同形状部56の角部にプレス加工が施され、これにより、板材60にテーパ部52が形成される。
なお、リード部外形打抜き部120により形成されたリード部50が、図7に示される如くテーパ部プレス加工部140の工程内に搬送された場合には、切替レバー143の凹部147及び凸部148に面取りパンチ141の凸部145及び凹部146が噛み合った状態とされ、これにより、面取りパンチ141が下降された状態とされる。そして、面取りパンチ141が板材60の下方に位置される。この場合には、面取りパンチ141によるプレス加工は行われない。
また、図7に示されるように、面取りパンチ141によるプレス加工が行われないタイミング(換言すれば、圧入部外形打抜き部130による打抜き加工が行われるタイミング)では、リード部外形打抜き部120に設けられた切替レバー124の凹部127及び凸部128に外形打抜きパンチ121の凸部125及び凹部126が噛み合った状態とされ、これにより、外形打抜きパンチ121が上昇された状態とされる。そして、外形打抜きパンチ121が板材60の上方に位置される。この場合には、外形打抜きパンチ121による打ち打抜き加工は行われない。
そして、以上の要領にて、板材60の一部を打ち抜いて板材60にリード部50を形成すると共に、板材60の他の一部を打ち抜いて、圧入部54と、圧入部54と同形状の同形状部56とを板材60に形成する工程が行われる。また、その後、板材60の一部である同形状部56にプレス加工を施すことにより板材60にテーパ部52を形成する工程が行われる。
<ダボ穴打抜き工程>
次いで、図8に示されるように、板材60が所定の位置に搬送された場合には、ダボ穴打抜き部150に設けられた切替レバー154がスライドして切替レバー154の凸部156と穴打抜きパンチ151の後端部とが当接し、穴打抜きパンチ151が降下する。そして、穴打抜きパンチ151が降下することにより、この穴打抜きパンチ151によって板材60の一部が打ち抜かれ、これにより、板材60にダボ穴64が形成される。
<ダボ出し工程>
また、ダボ部形成部160では、ダボ出しパンチ161及び持ち上げピン164により、ダボ部66が形成される。
<コアシート外形打抜き積層かしめ工程>
そして、コアシート外形打抜き積層かしめ部170では、外形打抜きパンチ171により板材60が打ち抜かれて各コアシート36が形成されると共に、この各コアシート36が積層される。また、このときに、ダボ押えピン174によりダボ部66がかしめられる。
そして、以上の要領にて、板材60から、リード部50を有するコアシート36(第一コアシート)、テーパ部52を有するコアシート36(中間コアシート)、及び、圧入部54を有するコアシート36(第二コアシート)を順次打ち抜くと共に、この打ち抜いたコアシート36を積層してステータコア14(図4参照)を形成する工程が行われる。
<ステータコア圧入工程>
次いで、ステータコア14にインシュレータ34が装着されると共に、複数の巻線16がインシュレータ34を介してステータコア14に巻装される。その後、図4に示されるように、リード部50側を先端側としてステータコア14がモータケース12の内側に収容(挿入)されると共に、圧入部54がモータケース12の内側に圧入される。図4では、理解の容易のために、インシュレータ34及び巻線16の図示が省略されている。そして、以上の要領にて、ステータ10が製造される。
なお、図9には、以上の要領で形成された複数のコアシート36を積層してステータコア14が形成される様子が簡略化されて示されている。この図9に示される例では、一例として、コアシート36の枚数が5枚とされている。
N1,N2のコアシート36の外周部には、リード部50がそれぞれ形成されており、N3のコアシート36の外周部には、テーパ部52が形成されている。また、N4,N5のコアシート36の外周部には、圧入部54がそれぞれ形成されている。さらに、N1のコアシート36には、ダボ穴64が形成されており、N2〜N5のコアシート36には、ダボ部66が形成されている。
また、図10には、図9に示されるステータコア14についての加工工程の順序が示されている。この図9に示される例では、先ず、板材60に対してパイロット穴打抜き加工が施される。次いで、N1,N2のコアシート36に対してリード部外形打抜き加工が施される(このとき、N3〜N5のコアシート36には、リード部外形打ち抜き加工は行われない)。
続いて、N3〜N5のコアシート36に対して圧入部外形打抜き加工が施される(このとき、N1,N2のコアシート36には、圧入部外形打抜き加工は行われない)。そして、N3のコアシート36に対してテーパ部プレス加工が施される(このとき、N4,N5のコアシート36及びN1,N2のコアシート36に対してテーパ部プレス加工は行われない)。
続いて、N1のコアシート36に対してダボ穴打抜き加工が施される(このとき、N2〜N5のコアシート36に対してダボ穴打抜き加工は行われない)。次いで、N2〜N5のコアシート36に対してダボ出し加工が施される(このとき、N1のコアシート36に対してダボ出し加工は行われない)。そして、最後に、板材60に対してコアシート外形打抜き加工が施されると共に、複数のコアシート36が積層されてかしめ加工が施される。この図9に示される例では、以上の要領でステータコア14が形成される。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態の製造方法により製造されたステータ10によれば、ステータコア14がその軸方向一方側を先端側としてモータケース12の内側に収容される際には、リード部50、テーパ部52、圧入部54がこの順でモータケース12の内側に挿入される。ここで、リード部50は、モータケース12の内側に遊挿される形状及び寸法とされ、テーパ部52は、リード部50と、このリード部50に対してステータコア14の径方向外側に突出する圧入部54とを接続するテーパ状に形成されている。従って、ステータコア14がその軸方向一方側を先端側としてモータケース12の内側に収容される際には、ステータコア14の軸方向一端側(つまり、リード部50及びテーパ部52)によりモータケース12の内周面がこじられることを抑制することができる。これにより、ステータコア14をモータケース12の内側に円滑に収容することができる。
しかも、このステータ10の製造方法によれば、板材60の一部を打ち抜いて、圧入部54と、この圧入部54と同形状の同形状部56とを板材60に形成した後、この同形状部56にプレス加工を施すことによりテーパ部52を形成する(複数のコアシート36の製造時にテーパ部52を形成する)。従って、例えば、複数のコアシート36が積層されてステータコア14が形成されてからステータコア14に面取り加工を施してテーパ部52を形成する場合に比して、加工に要するコストを低減することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
図9に示される例では、一例として、一枚のコアシート36のみにテーパ部52が形成されていたが、例えば、図11に示される例のように、複数のコアシート36(ここでは、一例として2枚)に亘ってテーパ部52が形成されていても良い。
この図11に示される例では、図9に対して工程NO.3及びNO,4が次のように変更されている。すなわち、図12に示されるように、圧入部外形打抜き工程では、先ず、N3のコアシート36に対して圧入部外形打抜き加工が施される(このとき、N1,N2のコアシート36に対しては圧入部外形打抜き加工は施されない)。続いて、N4,N5のコアシート36に対して圧入部外形打抜き加工が施される(このとき、N1〜N3のコアシート36に対しては圧入部外形打抜き加工は施されない)。
また、テーパ部プレス工程では、先ず、N3のコアシート36に対してテーパ部プレス加工が施される(このとき、N4,N5のコアシート36及びN1,N2のコアシート36に対してテーパ部プレス加工は施されない)。続いて、N4,N5のコアシート36に対してテーパ部プレス加工が施される(このとき、N1〜N3のコアシート36に対してテーパ部プレス加工は施されない)。
なお、パイロット穴打抜き加工、リード部外形打抜き加工、ダボ穴打抜き加工、ダボ出し加工、コアシート外形打抜き加工、複数のコアシートの積層、及び、かしめ加工は、図9,図10に示される例と同様である。この図9に示される例では、以上の要領でステータコア14が形成される。
また、上述の本発明の一実施形態において、ステータコア14は、複数の分割コア22に分割されていたが、図13,図14に示されるように、環状のコアシート76が積層されることにより構成されていても良い(複数の分割コア22に分割されていなくても良い)。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
M…ブラシレスモータ、10…ステータ、12…モータケース、14…ステータコア、16…巻線、18…底部、20…円筒部、22…分割コア、24…円弧部、26…ティース部、28…環状部、30…軸部、32…傘部、34…インシュレータ、36…コアシート、38…ロータ、42…テーパガイド部、44…開口側ガイド部、46…フランジ部、50…リード部、52…テーパ部、54…圧入部、56…同形状部、60…板材、62…パイロット穴、64…ダボ穴、66…ダボ部、76…コアシート、100…加工装置、110…パイロット穴打抜き部、111…穴打抜きパンチ、112…ダイプレート、113…ダイ入れ子、120…リード部外形打抜き部、121…外形打抜きパンチ、122…ダイプレート、123…ダイ入れ子、124…切替レバー、125…凸部、126…凹部、127…凹部、128…凸部、130…圧入部外形打抜き部、131…外形打抜きパンチ、132…ダイプレート、133…ダイ入れ子、134…切替レバー、135…凸部、136…凹部、137…凹部、138…凸部、140…テーパ部プレス加工部、141…面取りパンチ、142…ダイプレート、143…切替レバー、144…押えプレート、145…凸部、146…凹部、147…凹部、148…凸部、150…ダボ穴打抜き部、151…穴打抜きパンチ、152…ダイプレート、153…ダイ入れ子、154…切替レバー、155…凹部、156…凸部、160…ダボ部形成部、161…ダボ出しパンチ、162…ダイプレート、163…ダイ入れ子、164…持ち上げピン、170…コアシート外形打抜き積層かしめ部、171…外形打抜きパンチ、172…ダイプレート、173…ダイ入れ子、174…ダボ部押えピン、175…スクイズプレート

Claims (2)

  1. 円筒状のモータケースと、
    前記モータケースの内周面に沿って設けられた環状部と、前記環状部から前記環状部の径方向内側に延出されたティース部とを有すると共に、積層された複数のコアシートによって構成され、且つ、前記モータケースの内側に収容されたステータコアと、
    前記複数のコアシートのうち前記ステータコアの軸方向一端部に位置する第一コアシートの外周部に形成され、前記モータケースの内側に遊挿されたリード部と、
    前記複数のコアシートのうち前記第一コアシートよりも前記ステータコアの軸方向他端側に位置する第二コアシートの外周部に形成されると共に、前記リード部に対して前記ステータコアの径方向外側に突出し、前記モータケースの内側に圧入された圧入部と、
    前記複数のコアシートのうち前記第一コアシートと前記第二コアシートとの間に位置する中間コアシートの外周部に形成されると共に、前記リード部と前記圧入部とを接続するテーパ状とされ、前記中間コアシートの素になる板材の一部にプレス加工を施すことにより形成されたテーパ部と、
    を備えたステータ。
  2. 請求項1に記載のステータの製造方法であって、
    前記板材の一部を打ち抜いて前記板材に前記リード部を形成すると共に、前記板材の他の一部を打ち抜いて、前記圧入部と、前記圧入部と同形状の同形状部とを前記板材に形成する工程と、
    前記板材の一部である前記同形状部に前記プレス加工を施すことにより前記板材に前記テーパ部を形成する工程と、
    前記板材から、前記リード部を有する前記第一コアシート、前記テーパ部を有する前記中間コアシート、及び、前記圧入部を有する前記第二コアシートを順次打ち抜くと共に該打ち抜いたコアシートを積層して前記ステータコアを形成する工程と、
    前記リード部側を先端側として前記ステータコアを前記モータケースの内側に収容すると共に、前記圧入部を前記モータケースの内側に圧入する工程と、
    を備えたステータの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106300718A (zh) * 2016-08-30 2017-01-04 珠海凯邦电机制造有限公司 电机及其定子冲片
JP2018074882A (ja) * 2016-11-04 2018-05-10 アスモ株式会社 ランデル型モータ及びランデル型モータの製造方法
JP2018121459A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 日産自動車株式会社 ステータコア、及び、ステータ製造方法

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