JP2014238473A - 光ファイバテープ心線の検査装置、検査方法および製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】隣り合う光ファイバ心線間が長手方向に間欠的に連結された光ファイバテープ心線の連結構造を確実に検査できるようにする。【解決手段】光ファイバテープ心線の検査装置は、複数本の光ファイバ心線が平行一列に並べられて共通被覆により一体化され、隣り合う光ファイバ心線間の長手方向に間欠的な切込みが形成された間欠切込み光ファイバテープ心線1の切込みの状態を検査する。検査装置は、間欠的な切込みが掲載された光ファイテープ心線の切込みに圧入して切込みを拡げる突起部を有する突起付きローラ20と、突起付きローラ20の表面の状態を検出するセンサ(光学センサ30)と、そのセンサによる検出結果に基づいて間欠的な切込みが適正に形成されていることを判断する判断部31と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、複数本の光ファイバ心線を平行一列に並べ、隣り合う光ファイバ心線同士が間欠的に結合された形態の光ファイバテープ心線の検査装置、検査方法および製造装置に関する。
複数本の光ファイバ心線を平行一列に並べて一体化された光ファイバテープ心線において、光ファイバ心線を単心に分離するのが容易であると共に、テープ心線の平行一列の保持状態を維持して多心一括融着接続等を行うことができる光ファイバテープ心線が知られている。この光ファイバテープ心線は、複数本の光ファイバ心線が平行一列に並べられ、その長手方向に結合部と非結合部とが交互に形成され、隣り合う光ファイバ心線同士が間欠的に連結された形状とされたもので、種々の形状と製造方法が提案されている。
例えば特許文献1に記載の光ファイバテープ心線は、4本の光ファイバ素線が平面上に並列配置され、これら光ファイバ素線の周囲の一部がテープ材で被覆され、残部がテープ材で被覆されていない構成を有する。そしてテープ材で被覆されている第1領域と、テープ材で被覆されていない第2領域とが、長手方向に沿って交互に存在している。
また、特許文献2に記載の光ファイバテープ心線は、並列する3心以上の光ファイバからなり、互いに隣接する2心の光ファイバ間のみを連結する複数の連結部が、光ファイバテープ心線の長手方向及び幅方向の2次元的に間欠的に配設される。そして同一の光ファイバに施された連結部の長さが、同一の光ファイバの非連結部の長さよりも短く構成され、かつ光ファイバテープ心線の幅方向で隣り合う連結部同士間は互いに接触しないように離間距離が設けられている。
また、特許文献2に記載の光ファイバテープ心線は、並列する3心以上の光ファイバからなり、互いに隣接する2心の光ファイバ間のみを連結する複数の連結部が、光ファイバテープ心線の長手方向及び幅方向の2次元的に間欠的に配設される。そして同一の光ファイバに施された連結部の長さが、同一の光ファイバの非連結部の長さよりも短く構成され、かつ光ファイバテープ心線の幅方向で隣り合う連結部同士間は互いに接触しないように離間距離が設けられている。
上記のような光ファイバ心線同士が間欠的に連結された形状を有する光ファイバテープ心線を製造する場合、複数の光ファイバ心線を平行一列に並べて間欠的に連結部と非連結部とを形成するため、これらの連結部と非連結部とが仕様通りに正確に形成されていることを確実に検査する技術が求められる。
例えば、特許文献3には、溝幅が光ファイバテープ心線の幅以上で底部に少なくとも一箇所の段差部が設けられたガイド溝を有するガイドローラと、ガイドローラによりガイドされる光ファイバテープ心線のエッジ部間の間隔、エッジ本数、または表面の凹凸を測定する測定器とを備えた検査装置が開示されている。この検査装置は、光ファイバ心線間が連結されていない箇所において段差部により光ファイバ心線間を分離させ、エッジ間隔、エッジ本数、または凹凸により、光ファイバ素線間が分離されていることを測定し、非連結箇所の長さ、周期を測定する。
特許文献3に開示のように、段差部が設けられたガイド溝を有するガイドローラを用いて光ファイバ心線を分離させる構成では、段差自体が小さいため、段差部分における光ファイバ心線の分離が十分でなく、エッジを確実に補足することが難しい。特に光ファイバ心線に加えられている張力の程度によって、段差があっても光ファイバ心線が分離しにくくなると、分離部分のエッジを確実に補足することが難しくなる。
本発明は、上述した実状に鑑みてなされたもので、隣り合う光ファイバ心線間が長手方向に間欠的に連結された光ファイバテープ心線の連結構造を確実に検査できるようにした検査装置および検査方法と、当該連結構造の検査装置を含むファイバテープ心線の製造装置の提供を目的とする。
本発明による光ファイバテープ心線の検査装置は、複数本の光ファイバ心線が平行一列に並べられて共通被覆により一体化され、隣り合う光ファイバ心線間の長手方向に間欠的な切込みが形成された間欠切込み光ファイバテープ心線の切込みの状態を検査する、光ファイバテープ心線の検査装置であって、間欠的な切込みが掲載された光ファイテープ心線の切込みに圧入して切込みを拡げる突起部を有するローラと、ローラの表面の状態を検出するセンサと、センサによる検出結果に基づいて間欠的な切込みが適正に形成されていることを判断する判断部と、を備える。
また、上記のローラは、光ファイバテープ心線に形成された切込みの形成位置に適合する位置に複数の前記突起部が配することができる。
また、上記判断部は、センサによる検出結果に基づいて、光ファイバテープ心線の切込みにローラの突起部が圧入し、隣り合う光ファイバ心線が突起部の両側に分かれて位置していることが検出されたときに、切込みが適正に形成されていることを判断することが好ましい。
さらに上記判断部は、センサによる検出結果に基づいて、光ファイバテープ心線の長手方向に前記ローラの突起部と突起部との間で、隣り合う光ファイバ心線の前記切込みの無い部分が一体化されていることが検出されたときに、前記切込みが適正に形成されていることを判断することが好ましい。
また、上記判断部は、センサによる検出結果に基づいて、光ファイバテープ心線の切込みにローラの突起部が圧入し、隣り合う光ファイバ心線が突起部の両側に分かれて位置していることが検出されたときに、切込みが適正に形成されていることを判断することが好ましい。
さらに上記判断部は、センサによる検出結果に基づいて、光ファイバテープ心線の長手方向に前記ローラの突起部と突起部との間で、隣り合う光ファイバ心線の前記切込みの無い部分が一体化されていることが検出されたときに、前記切込みが適正に形成されていることを判断することが好ましい。
また、本発明による光ファイバテープ心線の製造装置は、上記の光ファイバテープ心線の検査装置と、光ファイテープ心線の走行路中で検査装置の上流側に、複数本の光ファイバ心線が平行一列に並べられて共通被覆により一体化された光ファイバテープ心線に対して、隣り合う光ファイバ心線間の長手方向に間欠的な切込みを形成する切込み形成部とを有する。
また、本発明による光ファイバテープ心線の検査方法は、複数本の光ファイバ心線が平行一列に並べられて共通被覆により一体化され、隣り合う光ファイバ心線間の長手方向に間欠的な切込みが形成された間欠切込み光ファイバテープ心線の前記切込みの状態を検査する、光ファイバテープ心線の検査方法であって、間欠的な切込みが掲載された光ファイテープ心線の前記切込みに圧入して切込みを拡げる突起部を有するローラ表面に、間欠的に切込みが形成された光ファイバテープ心線を導入し、センサとそのセンサによる検出結果に基づいてローラの表面の状態を判断する判断部とを使用して、間欠的な切込みが適正に形成されていることを判断する。
本発明によれば、隣り合う光ファイバ心線間が長手方向に間欠的に連結された光ファイバテープ心線の連結構造を確実に検査できるようにした検査装置および検査方法と、当該連結構造の検査装置を含むファイバテープ心線の製造装置を提供することができる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の製造装置により製造する光ファイバテープ心線の一例を示す図である。図において、1は光ファイバテープ心線(テープ心線)、2は光ファイバ心線、3は共通被覆、4は切込み部分、5は非切込み部分を示す。光ファイバ心線2は、例えば、外径が125μmのガラスファイバに、被覆径が250μm前後のファイバ被覆を施した光ファイバ素線とも言われているもの、また、そのファイバ被覆の外面に着色層を施したものを含めた単心の光ファイバを言うものとする。
光ファイバテープ心線1は、光ファイバ心線2の3心以上を平行一列に並べ、共通被覆3により一体化してテープ状としたものであって、共通被覆3には、隣り合う光ファイバ心線2間で所定長さの切込み部分4と非切込み部分5が交互に形成されている形態のものを言う。
この例では、光ファイバテープ心線1の共通被覆3に形成された切込み部分4は、テープ心線の上下面を貫通している。そして切込み部分4が形成された部分では、隣り合う光ファイバ心線同士が互いに分離していて、隣り合う光ファイバ心線を互いに引き離す方向(長手方向と直交する方向)に引っ張ることにより、光ファイバ心線を湾曲させて分けることが可能となる。一方、切込み部分4が形成されていない非切込み部分5では、隣り合う光ファイバ心線同士が互いに共通被覆3により一体とされて、テープ状態を保持する。
切込み部分4と非切込み部分5は、種々の形態(パターン)で形成することができるが、図1の例は、隣り合う切込み部分4の位置を長手方向で異なるようにし、隣より1つ離れた切込み部分4同士の位置が一致するように形成されている。
この他、隣り合う切込み部分4が、光ファイバ心線2の並列方向で全て一致するように形成されるようにしてもよく、あるいは隣り合う切込み部分4の位置が、長手方向に順にずれていくように形成するようにしてもよい。
この他、隣り合う切込み部分4が、光ファイバ心線2の並列方向で全て一致するように形成されるようにしてもよく、あるいは隣り合う切込み部分4の位置が、長手方向に順にずれていくように形成するようにしてもよい。
また、切込み部分4の長さと非切込み部分5の長さは、任意に設定することができる。
例えば、光ファイバ心線の単心分離性を重視する場合には、切込み部分4の切込み長さを非切り込み部分5より長くする。また、テープ心線としての一体性を重視する場合には、非切込み部分5の長さを切込み部分4より長くする。また、単心分離性と一体性をバランスさせるのであれば、切込み部分4と非切込み部分5の長さを等しくする、等の形態とすることができる。
例えば、光ファイバ心線の単心分離性を重視する場合には、切込み部分4の切込み長さを非切り込み部分5より長くする。また、テープ心線としての一体性を重視する場合には、非切込み部分5の長さを切込み部分4より長くする。また、単心分離性と一体性をバランスさせるのであれば、切込み部分4と非切込み部分5の長さを等しくする、等の形態とすることができる。
図2は、光ファイバテープ心線の製造装置の要部の構成例を示す図で、図2(A)は、複数の光ファイバ心線を共通被覆層により一体化したテープ心線に対して、切込み部分を付与する刃付きローラとセンサの配置構成例を示す図、図2(B)は、刃付きローラの拡大斜視図である。
平行一列に配置された複数本の光ファイバ心線は、図示しない押出し被覆装置にて共通被覆層により一括被覆され、図2(A)に示す刃付きローラ10に搬送されてその所定位置に切込み部が形成される。この例は、4心の光ファイバ心線を用いた光ファイバテープ心線に適用されるもので、4心の光ファイバ心線のうちの3か所の隣接光ファイバ心線間に、それぞれ切込み部を形成するための3つの刃付きローラ10が備えられている。光ファイバテープ心線1は、複数の搬送ローラ11により搬送される。
図2(B)に示すように、各刃付きローラ10は、切込み部分を形成すべき位置に刃10aが設けられる。この例では、刃10aとして3つの丸刃が隣接して設けられ、これら3つの丸刃のセットにより一続きの切込み部分4を形成することができる。
光ファイバテープ心線の並列方向において、刃10aの位置は3つの刃付きローラ10ごとに異なっていて、これら3つの刃付きローラ10によって、3か所の隣接光ファイバ心線間に順に切込みを入れることができる。刃付きローラ10の外周長と、1セットの刃10aの周方向の長さ、および各セットの刃10aの間隔を設定することにより、光ファイバテープ心線1に対する切込み部分4の長さ及びピッチを設定することができる。
光ファイバテープ心線の並列方向において、刃10aの位置は3つの刃付きローラ10ごとに異なっていて、これら3つの刃付きローラ10によって、3か所の隣接光ファイバ心線間に順に切込みを入れることができる。刃付きローラ10の外周長と、1セットの刃10aの周方向の長さ、および各セットの刃10aの間隔を設定することにより、光ファイバテープ心線1に対する切込み部分4の長さ及びピッチを設定することができる。
図2の刃付きローラ10で切込みを入れられた光ファイバテープ心線1は、図1に示すような状態になっている。そして、切込み部分4が所定の状態で適正に形成されていることを検査するために、刃付きローラ10の下流側に突起付きローラ20と、光学センサ30と、光学センサ30の検出結果に基づいて光ファイバテープ心線1の切込みの状態を反判断する判断部31が設けられる。これら突起付きローラ20、光学センサ30、および判断部31により、本発明の検査装置が実現される。また、光学センサ30は、本発明に適用するセンサの一例である。
光学センサ30は、例えばレーザ光などを発光する発光素子と、発光素子から発光した光の反射光を受光する受光素子とを備え、受光素子が受光した光に応じた出力値を出力する。判断部31では、光学センサ30からの出力値に基づいて、突起付きローラ20上の光ファイバテープ心線1の状態を判断する。判断部31は例えば所定のプログラムを実行する制御プロセッサを備えた情報処理装置等により実現される。
突起付きローラ20は、刃付きローラ10により切込み部分4が形成された光ファイバテープ心線1の搬送に同期して、光ファイバテープ心線1の切込み部分4の位置に突起部が当接するように制御される。そしてその突起部が切込み部分4に圧入することにより、切込み部分4を強制的に拡げて、その状態で光学センサ30によるセンシングを行う。
図3は、突起付きローラの表面形状を示す側面概略図(図3(A))と、突起付きローラ20の表面で光ファイバテープ心線の切込み部分4が広げられた状態を示す図(図3(B))である。突起付きローラ20の表面には、光ファイバテープ心線1に付与された切込み部分4の形成位置に適合する位置に複数の突起部21が突設される。突起付きローラ20は、刃付ローラ10により切込み部分4が付与された光ファイバテープ心線1の搬送に同期し、突起部21が常に切込み部分4の位置に当接するように制御される。ここでは光ファイバテープ心線1が突起付きローラ20に接触する領域をさらに長くして、突起付きローラ20の外周に沿って光ファイバテープ心線1が搬送されるように構成してもよい。
図3(B)に示すように、切込み部分4が付与された光ファイバテープ心線1が突起付きローラ20に搬送されてくると、突起部21の先端が切込み部分4に圧入し、突起付きローラ20の幅方向に切込み部分4が拡げられる。突起部21は、切込み部分4に圧入させることから、その先端部は曲面形状であることが好ましい。また、突起付きローラ20の外周面における光ファイバテープ心線1の滑りを防止するため、突起付きローラ20の外周は、ゴムやポリウレタンなどの滑性の低い材料で覆われるようにすることが好ましい。
光ファイバテープ心線1に切込み部分4が拡げられていない状態では、適切に切込み部分4が付与されているか否かをセンサにより検査することが難しい。これに対して、突起付きローラ20によって切込み部分4が拡げられることにより、切込み部分4が開き、その状態を光学センサ30によって検出することにより、切込み部分4が適切に付与されているかどうかを判断することができる。
この場合、光学センサによって突起部21の近傍の光ファイバ心線の形状を検出し、突起部の両側に確実に光ファイバ心線が分かれていることを判断する。また、光ファイバテープ心線の流れ方向における突起部と突起部との間の光ファイバテープ心線の状態を検出し、突起部と突起部との間では、隣り合う光ファイバ心線が確実に連結され一体化されていることを判断する。光学センサの発光光源の照射位置は、これら光ファイバテープ心線1の状態を判断できるように適切に設定される。この場合、設定すべき照射位置に応じて複数の光学センサを使用してもよい。また、光ファイバテープ心線の全幅を覆うように光源光の照射領域を2次元状に設定できる光学センサを用いてもよい。
図4は、突起付きローラ上で検出される切込みの不具合の例を説明する図である。上記のように、突起付きローラ20は、その突起部21によって光ファイバテープ心線1の切込み部分4を拡げることで、光学センサ30による検出を確実にしている。
例えば図4(A)に示すように、光ファイバテープ心線1の切込み部分4以外の部分で、本来隣接する光ファイバ心線が連結され一体化すべき部分が意図せずに分離してしまった場合、突起付きローラ20上では、光ファイバテープ心線1の分離部1aにおいて、隣接する光ファイバ心線が離間してしまう。この状態を光学センサ30で検出することにより、切込みの不具合を確実に判断することができる。
例えば図4(A)に示すように、光ファイバテープ心線1の切込み部分4以外の部分で、本来隣接する光ファイバ心線が連結され一体化すべき部分が意図せずに分離してしまった場合、突起付きローラ20上では、光ファイバテープ心線1の分離部1aにおいて、隣接する光ファイバ心線が離間してしまう。この状態を光学センサ30で検出することにより、切込みの不具合を確実に判断することができる。
また、図4(B)に示すように、隣接する光ファイバ心線が切込み部分4で分離しているべき部分で、意図せずに切込みが付与されず一体化したままになってしまった場合、突起付きローラ20上では、光ファイバテープ心線1の一体化部1bにおいて、隣接する光ファイバ心線が一体化したままとなり、これらの光ファイバ心線が突起部21の両側に分かれずに片側に寄ってしまう。この状態を光学センサ30で検出することにより、切込みの不具合を確実に検出することができる。
図5は、本発明の製造装置により製造する光ファイバテープ心線の他の例を示す図である。光ファイバテープ心線1は、光ファイバ心線2の3心以上を平行一列に並べ、共通被覆3により一体化してテープ状としたものであって、共通被覆3には、隣り合う光ファイバ心線2間で所定長さの切込み部分4と非切込み部分5が交互に形成されている。
この例では、図1の例と異なり光ファイバテープ心線1の共通被覆3に付与される切込み部分4は、光ファイバテープ心線1の上下面を貫通することなく、厚さ方向に途中まで切断されている。厚さ方向に途中まで切断された切込み部分4を有する光ファイバテープ心線1が、図3に示すような突起付きローラ20に搬送されると、突起付きローラ20の突起部21が切込み部分4を突き上げるように当接し、切込み部分4の先端をきっかけにしてその先の部分の共通被覆3の樹脂層を切り裂くことで、切込み部分4における隣接光ファイバを分離させることができる。
これにより、突起付きローラ20の表面では、図3(B)に示す状態と同様の状態になり、光学センサ30にて突起付きローラ20上の状態を検出することで、切込みの不具合を検査することができる。
これにより、突起付きローラ20の表面では、図3(B)に示す状態と同様の状態になり、光学センサ30にて突起付きローラ20上の状態を検出することで、切込みの不具合を検査することができる。
なお、上記の例では、光ファイバ心線1には、複数の光ファイバ心線1を平行一例に並べて共通被覆3により一体化した後、共通被覆3の所定部分に切込みを入れることによって切込み部分4を形成しているが、この他、平行一列に並べられた光ファイバ心線1に対して間欠的に被覆材料を塗布することにより、隣接する光ファイバ心線1が被覆材料で連結されている部分と連結されていない部分とを形成し、この連結されていない部分を切込み部分4として構成するようにしてもよい。
1…光ファイバテープ心線、1a…分離部、1b…一体化部、2…光ファイバ心線、3…共通被覆、4…切込み部分、5…非切込み部分、10…刃付ローラ、10a…刃、11…搬送ローラ、20…突起付きローラ、21…突起部、30…光学センサ、31…判断部。
Claims (6)
- 複数本の光ファイバ心線が平行一列に並べられて共通被覆により一体化され、隣り合う光ファイバ心線間の長手方向に間欠的な切込みが形成された間欠切込み光ファイバテープ心線の前記切込みの状態を検査する、光ファイバテープ心線の検査装置であって、
前記間欠的な切込みが形成された光ファイテープ心線の前記切込みに圧入して切込みを拡げる突起部を有するローラと、前記ローラの表面の状態を検出するセンサと、前記センサによる検出結果に基づいて前記間欠的な切込みが適正に形成されていることを判断する判断部と、を備える光ファイバテープ心線の検査装置。 - 前記ローラは、前記光ファイバテープ心線に形成された切込みの形成位置に適合する位置に複数の前記突起部が配されている、請求項1に記載の光ファイバテープ心線の検査装置。
- 前記判断部は、前記センサによる検出結果に基づいて、前記光ファイバテープ心線の切込みに前記ローラの突起部が圧入し、隣り合う光ファイバ心線が前記突起部の両側に分かれて位置していることが検出されたときに、前記切込みが適正に形成されていることを判断する、請求項2に記載光ファイバテープ心線の検査装置。
- 前記判断部は、前記センサによる検出結果に基づいて、前記光ファイバテープ心線の長手方向に前記ローラの突起部と突起部との間で、隣り合う光ファイバ心線の前記切込みの無い部分が一体化されていることが検出されたときに、前記切込みが適正に形成されていることを判断する、請求項2または3に記載の光ファイバテープ心線の検査装置。
- 請求項1〜4のいずれか1に記載の光ファイバテープ心線の検査装置と、光ファイテープ心線の走行路中で前記検査装置の上流側に、複数本の光ファイバ心線が平行一列に並べられて共通被覆により一体化された光ファイバテープ心線に対して、隣り合う光ファイバ心線間の長手方向に間欠的な切込みを形成する切込み形成部とを有するファイバテープ心線の製造装置。
- 複数本の光ファイバ心線が平行一列に並べられて共通被覆により一体化され、隣り合う光ファイバ心線間の長手方向に間欠的な切込みが形成された間欠切込み光ファイバテープ心線の前記切込みの状態を検査する、光ファイバテープ心線の検査方法であって、
前記間欠的な切込みが形成された光ファイテープ心線の前記切込みに圧入して切込みを拡げる突起部を有するローラ表面に、前記間欠的に切込みが形成された光ファイバテープ心線を導入し、
センサと前記センサによる検出結果に基づいて前記ローラの表面の状態を判断する判断部とを使用して、前記間欠的な切込みが適正に形成されていることを判断する、光ファイバテープ心線の検査方法。
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