JP2014238009A - 過給機 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油によるメカロスを低減する。
【解決手段】過給機は、セミフローティングメタル8と、過給機本体に形成され、軸受孔2aの内周面21のうち、タービン軸7の軸方向に互いに離間する位置にそれぞれ一端19a、20aを開口させて、セミフローティングメタルに潤滑油を供給する少なくとも2つの供給路19、20と、を備え、セミフローティングメタルは、タービン軸が挿通される挿通孔23と、挿通孔の内周面23aのうち、2つの供給路それぞれに対して、タービン軸の径方向に対向する位置に形成され、タービン軸を軸支する2つの軸受面26、27と、供給路の開口から軸受面に向かって本体部22を貫通して潤滑油を軸受面に流入させる油孔28、29と、本体部のうち2つの軸受面の間に設けられ、軸受面を潤滑した潤滑油を挿通孔から外部に排油する排油孔34と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、軸受孔に潤滑油が供給される過給機に関する。
従来、一端にタービンインペラが設けられ他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸が、ベアリングハウジングに回転自在に軸支された過給機が知られている。こうした過給機をエンジンに接続し、エンジンから排出される排気ガスによってタービンインペラを回転させるとともに、このタービンインペラの回転によって、タービン軸を介してコンプレッサインペラを回転させる。こうして、過給機は、コンプレッサインペラの回転に伴い空気を圧縮してエンジンに送出する。
ベアリングハウジングには軸受孔が形成され、当該軸受孔の中には軸受が配される。軸受は、タービン軸が挿通される挿通孔を有し、その内周面にラジアル荷重を受ける軸受面が形成される。特許文献1に記載の過給機には、このような軸受の一種であり、タービン軸の回転方向の移動が規制されたセミフローティングメタルが設けられている。
特開2012−193709号公報
過給機の小型化が進められる中、空気の圧縮能力を維持するため、コンプレッサインペラやタービン軸の高速回転化が求められている。特許文献1に記載されているようなセミフローティングメタルは、高速回転においても高い安定性を有するが、潤滑油による機械損失(メカロス)が大きくなってしまう。そのため、セミフローティングメタルによるメカロスを低減させる技術の開発が希求されている。
本発明の目的は、潤滑油によるメカロスを低減することが可能な過給機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の過給機は、過給機本体と、過給機本体内に形成された軸受孔と、軸受孔に収容されたセミフローティングメタルと、セミフローティングメタルによって回転自在に軸支され、一端にタービンインペラが設けられ、他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸と、過給機本体に形成され、軸受孔の内周面のうち、タービン軸の軸方向に互いに離間する位置にそれぞれ一端を開口させて、セミフローティングメタルに潤滑油を供給する少なくとも2つの供給路と、を備え、セミフローティングメタルは、タービン軸の軸方向および回転方向の移動が規制された状態で軸受孔内に収容される本体部と、本体部に形成され、タービン軸が挿通される挿通孔と、挿通孔の内周面のうち、2つの供給路それぞれに対して、タービン軸の径方向に対向する位置に形成され、タービン軸を軸支する2つの軸受面と、供給路の開口から軸受面に向かって本体部を貫通して潤滑油を軸受面に流入させる油孔と、本体部のうち2つの軸受面の間に設けられ、軸受面を潤滑した潤滑油を挿通孔から外部に排油する排油孔と、を有することを特徴とする。
セミフローティングメタルの本体部の軸受面には、油孔の軸受面側の端部が開口するとともに、挿通孔の軸方向に延在する内周溝が設けられていてもよい。
セミフローティングメタルの本体部のうち、軸受孔に対向する外周面には、油孔の外周面側の端部が開口するとともに、挿通孔の周方向に延在する外周溝が設けられていてもよい。
軸受孔の隔壁を貫通し、排油孔から流出した潤滑油を、軸受孔から外部に排油する排出孔をさらに備え、軸受孔は、セミフローティングメタルが配される部位よりもタービンインペラ側に設けられ、セミフローティングメタルが配される部位よりも内径が大きく、軸受面を潤滑した後の潤滑油が留まる貯油部を有し、タービン軸は、セミフローティングメタルの挿通孔に挿通された部位よりも外径が大きく形成され、貯油部よりタービンインペラ側に配され、貯油部からタービンインペラ側への潤滑油の流れを抑制するフランジ部を有し、排出孔が形成された軸受孔の隔壁のうち、排出孔よりもタービンインペラ側に設けられ、隔壁を貯油部から軸受孔の外部に貫通し、貯油部から潤滑油が排出される貫通孔をさらに備えてもよい。
本発明によれば、潤滑油によるメカロスを低減することが可能となる。
過給機の概略断面図である。 図1のベアリングハウジング内部の部分拡大図である。 セミフローティングメタルを説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機Cの概略断面図である。以下では、図に示す矢印L方向を過給機Cの左側とし、矢印R方向を過給機Cの右側として説明する。図1に示すように、過給機Cは、過給機本体1を備えて構成される。この過給機本体1は、ベアリングハウジング2と、ベアリングハウジング2の左側に締結ボルト3によって連結されるタービンハウジング4とベアリングハウジング2の右側に締結ボルト5によって連結されるコンプレッサハウジング6と、が一体化されて形成されている。
ベアリングハウジング2には、過給機Cの左右方向に貫通する軸受孔2aが形成されており、この軸受孔2aに、タービン軸7を回転自在に軸支するセミフローティングメタル8が設けられている。タービン軸7の左端部にはタービンインペラ9が一体的に固定されており、このタービンインペラ9がタービンハウジング4内に回転自在に収容されている。また、タービン軸7の右端部にはコンプレッサインペラ10が一体的に固定されており、このコンプレッサインペラ10がコンプレッサハウジング6内に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング6には、過給機Cの右側に開口するとともに不図示のエアクリーナに接続される吸気口11が形成されている。また、締結ボルト5によってベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング6とが連結された状態では、これら両ハウジング2、6の対向面によって、空気を昇圧するディフューザ流路12が形成される。このディフューザ流路12は、タービン軸7(コンプレッサインペラ10)の径方向内側から外側に向けて環状に形成されており、上記の径方向内側において、コンプレッサインペラ10を介して吸気口11に連通している。
また、コンプレッサハウジング6には、ディフューザ流路12よりもタービン軸7(コンプレッサインペラ10)の径方向外側に位置する環状のコンプレッサスクロール流路13が設けられている。コンプレッサスクロール流路13は、不図示のエンジンの吸気口と連通するとともに、ディフューザ流路12にも連通している。したがって、コンプレッサインペラ10が回転すると、吸気口11からコンプレッサハウジング6内に空気が吸気されるとともに、当該吸気された空気は、コンプレッサインペラ10の翼間を流通する過程において遠心力の作用により増速され、ディフューザ流路12およびコンプレッサスクロール流路13で昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
タービンハウジング4には、タービンインペラ9よりもタービン軸7の径方向外側に位置する環状のタービンスクロール流路14が形成されている。また、タービンハウジング4には、タービンインペラ9を介してタービンスクロール流路14に連通するとともに、タービンインペラ9の正面に臨み、不図示の排気ガス浄化装置に接続される吐出口15が形成されている。
また、締結ボルト3によってベアリングハウジング2とタービンハウジング4とが連結された状態では、これら両ハウジング2、4の対向面間に隙間16が形成される。この隙間16は、排気ガスが流通する可変流路xが構成される部分であり、タービン軸7の径方向内側から外側に向けて環状に形成されている。
タービンスクロール流路14は、エンジンから排出される排気ガスが導かれる不図示のガス流入口と連通するとともに、上記の隙間16にも連通している。したがって、ガス流入口からタービンスクロール流路14に導かれた排気ガスは、可変流路xおよびタービンインペラ9を介して吐出口15に導かれるとともに、その流通過程においてタービンインペラ9を回転させることとなる。そして、上記のタービンインペラ9の回転力は、タービン軸7を介してコンプレッサインペラ10に伝達されることとなり、コンプレッサインペラ10の回転力によって、上記のとおりに、空気が昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
エンジンの運転状況によっては、タービンハウジング4に導かれる排気ガスの流量が変化すると、タービンインペラ9およびコンプレッサインペラ10の回転量が変化して、昇圧された流体をエンジンの吸気口に安定的に導くことができなくなる場合がある。そこで、この隙間16には、タービンハウジング4とベアリングハウジング2との対向面に固定され、タービンスクロール流路14と吐出口15との連通開度を可変とする可変静翼機構17が設けられている。
可変静翼機構17は、排気ガスの流量に応じて、タービンインペラ9に導かれる排気ガスの流速を変化させる。具体的に、可変静翼機構17は、エンジンの回転数が低く排気ガスの流量が少ない場合には、可変流路xの開度を小さくしてタービンインペラ9に導かれる排気ガスの流速を向上し、少ない流量でもタービンインペラ9を十分に回転させることができるようにするものである。
図2は、図1のベアリングハウジング2内部の部分拡大図であり、図1中、破線の四角で囲われた部分を示す。以下、図2を参照しながら、軸受孔2a内に収容されたセミフローティングメタル8によるタービン軸7の支持構造について説明する。
供給路18は、ベアリングハウジング2に形成された孔で構成され、ベアリングハウジング2の外部から軸受孔2aに潤滑油を供給する。詳細には、供給路18を構成する孔は分岐しており、分岐した2つの供給路19、20は、軸受孔2aの内周面21のうち、タービン軸7の軸方向に互いに離間する位置にそれぞれ一端19a、20aを開口させて、セミフローティングメタル8に潤滑油を供給する。
ここで、供給路19の一端19a(開口)は、軸受孔2aの内周面21のうち、タービン軸7の軸方向の中心よりタービンインペラ9側(図2中、左側)に設けられ、供給路20の一端20a(開口)は、軸受孔2aの内周面21のうち、タービン軸7の軸方向の中心よりコンプレッサインペラ10側(図2中、右側)に設けられる。
セミフローティングメタル8は、略円筒状の環状部材で構成される本体部22を有する。本体部22には、タービン軸7の軸方向に貫通する挿通孔23が形成されており、本体部22は、挿通孔23にタービン軸7が挿通された状態で、軸受孔2aに収容されている。
また、本体部22にはピン孔24が設けられている。ピン孔24は、挿通孔23の内周面23aから、本体部22の軸受孔2aに対向する外周面22aまで貫通する。そして、ベアリングハウジング2には、軸受孔2aの内周面21から径方向外側まで、軸受孔2aを形成する隔壁2cを貫通するとともに、軸受孔2aに収容された本体部22のピン孔24に対向するネジ孔2bが形成されている。
ピン25は、ネジ溝が切られたネジ部25aを有し、ネジ部25aがネジ孔2bに螺合すると共に、先端側がセミフローティングメタル8のピン孔24に挿通される。こうして、セミフローティングメタル8は、軸受孔2aに対して、タービン軸7の軸方向および回転方向の移動が規制される。
挿通孔23の内周面23aには、タービン軸7の軸方向の両端側それぞれに軸受面26、27が形成されている。軸受面26、27は、それぞれ、供給路19、20の一端19a、20aに対して、タービン軸7の径方向に対向する位置に配される。
油孔28、29は、それぞれ、本体部22の外周面22aのうち、供給路19、20の一端19a、20aに対向する部位から、軸受面26、27まで本体部22を貫通する。すなわち、油孔28、29は、それぞれ、本体部22のうち、供給路19、20の一端19a、20aに対向する部位における本体部22の周方向に複数設けられる。
そして、油孔28、29は、それぞれ、供給路19、20の一端19a、20aから流出した潤滑油を軸受面26、27に流入させる。
図3は、セミフローティングメタル8を説明するための説明図であり、図3(a)には、図2におけるセミフローティングメタル8を抽出して示し、図3(b)には、図3(a)のIII(b)‐III(b)線断面を示す。
図3(a)、(b)に示すように、油孔28は、本体部22のうち、上記の供給路19の一端19aに対向する位置の挿通孔23の周方向に亘って等間隔に4つ設けられる。油孔29は、油孔28と同様、本体部22のうち、上記の供給路20の一端20aに対向する位置の挿通孔23の周方向に亘って等間隔に4つ設けられる。
2つの軸受面26、27は、油孔28、29から流入した潤滑油によって、タービン軸7との間に油膜を保持し、当該油膜圧力によってタービン軸7の径方向の荷重を受け、タービン軸7を回転自在に軸支する。
また、図3(b)に示すように、セミフローティングメタル8の本体部22の外周面22aには、挿通孔23の周方向に延在する外周溝30が設けられており、この外周溝30に、油孔28の外周面22a側の端部28aが開口している。なお、図3(a)からも明らかなように、外周面22aには、油孔29側にも、外周溝30と同様、挿通孔23の周方向に延在する外周溝31が設けられており、この外周溝31に、油孔29の外周面22a側の端部29aが開口している。外周溝30は、4つの油孔28の端部28aを本体部22の周方向に連通する。同様に、外周溝31は、4つの油孔29の端部29aを本体部22の周方向に連通する。
また、セミフローティングメタル8の本体部22の軸受面26、27には、それぞれ、挿通孔23の軸方向に延在する内周溝32、33が設けられており、この内周溝32、33に、図3(a)に示すように、油孔28、29の軸受面26、27側の端部28b、29bが開口している。内周溝32、33は、油孔28、29と同数、すなわち、4つずつ、挿通孔23の周方向に等間隔に形成され、それぞれが、軸受面26、27におけるタービン軸7の軸方向の全長に亘って延在している。
そのため、供給路19、20から供給された潤滑油は、外周溝30、31によってすべての油孔28、29に行き渡り、各油孔28、29から本体部22における挿通孔23の内周面23a側に流入する。そして、内周面23aに到達した潤滑油は、内周溝32、33によって軸受面26、27におけるタービン軸7の軸方向の全長に行き渡り、タービン軸7の回転につれ回ることで軸受面26、27全面を潤滑する。
排油孔34は、本体部22のうち2つの軸受面26、27の間に設けられた孔であって、本体部22をタービン軸7の径方向に貫通し、軸受面26、27を潤滑した潤滑油を挿通孔23から本体部22の外部に排油する。
図2に示すように、排出孔35は、ベアリングハウジング2における軸受孔2aの隔壁2cをタービン軸7の径方向に貫通する孔であって、排油孔34に対向し、排油孔34から流出した潤滑油を、隔壁2cの鉛直下方に形成された排油空間2d(軸受孔2aの外部)に排油する。ここで、排出孔35は、貫通方向がタービン軸7の径方向に対して傾斜していてもよく、潤滑油の排油性を向上させるために、排出孔35の貫通方向を適宜変更してもよい。
また、軸受孔2aには、セミフローティングメタル8が配される部位よりもタービンインペラ9側に貯油部36が設けられている。貯油部36は、セミフローティングメタル8が配される部位よりも内径が大きく形成された部位であって、軸受面26を潤滑した後の潤滑油が一時的に留まる。
タービン軸7のうち、貯油部36のタービンインペラ9側にはフランジ部37が形成されている。フランジ部37は、セミフローティングメタル8の挿通孔23に挿通された部位よりも外径が大きく形成され、タービン軸7の径方向に延在した部位である。そして、軸受孔2aをタービンインペラ9側に流れる潤滑油の一部がフランジ部37に衝突し、貯油部36に滞留する。こうして、フランジ部37は、貯油部36からタービンインペラ9側への潤滑油の流れを抑制する。
貫通孔38は、排出孔35が形成された隔壁2cのうち、排出孔35よりもタービンインペラ9側に設けられた孔であって、隔壁2cを貯油部36から排油空間2dに貫通する。そして、貫通孔38を通って、貯油部36に滞留した潤滑油が当該貯油部36から排出される。
上述したように、本実施形態の過給機Cは、2つに分岐した供給路19、20によって、セミフローティングメタル8の本体部22の油孔28、29に直接潤滑油が供給され、軸受面26、27それぞれに潤滑油が流入する。そのため、少ない潤滑油でも十分な潤滑性を確保するとともに、油量を抑えることで潤滑油によるメカロスを低減することが可能となる。さらに、本体部22の挿通孔23から排油孔34および排出孔35を介して潤滑油が排出されるため、排油性が向上し、さらなるメカロスの低減を実現することができる。
また、貯油部36、フランジ部37、および、貫通孔38によって、軸受孔2aからタービンインペラ9側に流出する潤滑油を排油空間2dに導くことで、タービンインペラ9側への潤滑油の漏れを抑制しつつ、さらなる排油性の向上およびメカロスの低減が可能となる。
また、セミフローティングメタル8の本体部22には、外周溝30、31および内周溝32、33が形成されていることから、潤滑油が効率的に軸受面26、27に行き渡るとともに、エンジンおよび過給機Cの停止時においては、外周溝30、31および内周溝32、33が潤滑油を一時的に貯留する。そのため、エンジンおよび過給機Cの始動時において、外周溝30、31および内周溝32、33に貯留された潤滑油が軸受面26、27に供給されるため、潤滑油の不足を回避し、潤滑性を確保することが可能となる。
上述した実施形態では、セミフローティングメタル8には、外周溝30、31、および、内周溝32、33が形成される場合について説明したが、外周溝30、31、および、内周溝32、33は、必須の構成ではない。すなわち、セミフローティングメタル8に、外周溝30、31、および、内周溝32、33のいずれか一方、または、両方が形成されていなくてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、軸受孔に潤滑油が供給される過給機に利用することができる。
C 過給機
1 過給機本体
2a 軸受孔
2c 隔壁
7 タービン軸
8 セミフローティングメタル
9 タービンインペラ
10 コンプレッサインペラ
19、20 供給路
19a、20a 一端
21 内周面
22 本体部
22a 外周面
23 挿通孔
23a 内周面
26、27 軸受面
28、29 油孔
28a、28b、29a、29b 端部
30、31 外周溝
32、33 内周溝
34 排油孔
35 排出孔
36 貯油部
37 フランジ部
38 貫通孔

Claims (4)

  1. 過給機本体と、
    前記過給機本体内に形成された軸受孔と、
    前記軸受孔に収容されたセミフローティングメタルと、
    前記セミフローティングメタルによって回転自在に軸支され、一端にタービンインペラが設けられ、他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸と、
    前記過給機本体に形成され、前記軸受孔の内周面のうち、前記タービン軸の軸方向に互いに離間する位置にそれぞれ一端を開口させて、前記セミフローティングメタルに潤滑油を供給する少なくとも2つの供給路と、
    を備え、
    前記セミフローティングメタルは、
    前記タービン軸の軸方向および回転方向の移動が規制された状態で前記軸受孔内に収容される本体部と、
    前記本体部に形成され、前記タービン軸が挿通される挿通孔と、
    前記挿通孔の内周面のうち、前記2つの供給路それぞれに対して、前記タービン軸の径方向に対向する位置に形成され、該タービン軸を軸支する2つの軸受面と、
    前記供給路の開口から前記軸受面に向かって前記本体部を貫通して潤滑油を該軸受面に流入させる油孔と、
    前記本体部のうち2つの前記軸受面の間に設けられ、前記軸受面を潤滑した潤滑油を前記挿通孔から外部に排油する排油孔と、
    を有することを特徴とする過給機。
  2. 前記セミフローティングメタルの前記本体部の前記軸受面には、前記油孔の該軸受面側の端部が開口するとともに、前記挿通孔の軸方向に延在する内周溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の過給機。
  3. 前記セミフローティングメタルの前記本体部のうち、前記軸受孔に対向する外周面には、前記油孔の該外周面側の端部が開口するとともに、前記挿通孔の周方向に延在する外周溝が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の過給機。
  4. 前記軸受孔の隔壁を貫通し、前記排油孔から流出した潤滑油を、該軸受孔から外部に排油する排出孔をさらに備え、
    前記軸受孔は、
    前記セミフローティングメタルが配される部位よりも前記タービンインペラ側に設けられ、該セミフローティングメタルが配される部位よりも内径が大きく、前記軸受面を潤滑した後の潤滑油が留まる貯油部を有し、
    前記タービン軸は、
    前記セミフローティングメタルの前記挿通孔に挿通された部位よりも外径が大きく形成され、前記貯油部より前記タービンインペラ側に配され、該貯油部から該タービンインペラ側への潤滑油の流れを抑制するフランジ部を有し、
    前記排出孔が形成された前記軸受孔の隔壁のうち、該排出孔よりも前記タービンインペラ側に設けられ、該隔壁を前記貯油部から該軸受孔の外部に貫通し、該貯油部から潤滑油が排出される貫通孔をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の過給機。
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