JP2014237962A - 構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法 - Google Patents

構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014237962A
JP2014237962A JP2013121072A JP2013121072A JP2014237962A JP 2014237962 A JP2014237962 A JP 2014237962A JP 2013121072 A JP2013121072 A JP 2013121072A JP 2013121072 A JP2013121072 A JP 2013121072A JP 2014237962 A JP2014237962 A JP 2014237962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seismic isolation
isolation layer
base
layer
seismic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013121072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6164473B2 (ja
Inventor
杉本 浩一
Koichi Sugimoto
浩一 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2013121072A priority Critical patent/JP6164473B2/ja
Publication of JP2014237962A publication Critical patent/JP2014237962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6164473B2 publication Critical patent/JP6164473B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】免震層の変位を抑えつつ、上部構造物の変形も抑えることができる構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法を提供する。【解決手段】構造物2の免震構造1は、免震層3と、該免震層3の上方に配置された上部構造物4とを備える構造物の免震構造であって、前記免震層3に設けられた積層ゴム11と、前記上部構造物4における該免震層3の直上階5に設けられ、該上部構造物4の振動を抑える減衰装置13と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法に関するものである。
一般に、建築物等の上部構造物と地盤との間の免震層に、積層ゴム等で構成される免震装置を設けた免震構造物が知られている。このような免震構造物では、地震時には免震層が地震エネルギーを吸収することができる。
また、上部構造物の振動を低減させる減衰装置を上部構造物内に配置した制震構造物が提案されている(下記特許文献1参照)。
特開平11−324392号公報
しかしながら、上記のような免震構造物では、想定以上の巨大地震が発生した場合には、免震層が地震エネルギーを充分に吸収することができずに、大きく変位して隣接する擁壁への衝突が懸念される。また、免震層が大きく変位するにともなって、免震装置を構成する積層ゴムが大変形して破断する虞がある。
また、上記の特許文献1に記載の制震構造物では、巨大地震時には、減衰装置が応答加速度を充分に抑制できずに、建物の振動や変形を充分に低減させることができない虞がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、免震層の変位を抑えつつ、上部構造物の変形も抑えることができる構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る構造物の免震構造は、免震層と、該免震層の上方に配置された上部構造物とを備える構造物の免震構造であって、前記免震層に設けられた積層ゴムと、前記上部構造物における該免震層の直上階に設けられ、該上部構造物の振動を抑える減衰装置と、を備えることを特徴とする。
このように構成された構造物の免震構造は、巨大地震時には、例えば免震層が水平方向に50cm以上変位すると免震層に設けられた積層ゴムの剛性が著しく高くなるように構成されている。また、免震層の直上階に設けられた減衰装置は、免震層から上部構造物に伝達された地震エネルギーを吸収する。よって、免震層の変位を抑えつつ、上部構造物の変形も抑えることができる。
また、本発明に係る構造物の免震構造は、前記積層ゴムは、前記免震層の水平方向の変位を規制するように、初期剛性に対する二次剛性の比が2.5〜4に設定されていることが好ましい。
このように構成された構造物の免震方装置は、積層ゴムの初期剛性に対する二次剛性の比が2.5〜4であるように構成されているため、巨大地震時には免震層の水平方向の変位を確実に抑えて、構造物の振動を低減させることができる。
また、本発明に係る構造物の免震構造は、前記免震層の水平方向の変位を規制する摩擦ストッパーを備えることが好ましい。
このように構成された構造物の免震構造は、免震層に設けられた摩擦ストッパーが、免震層の変位を抑制することができる。
また、本発明に係る構造物は、上記のいずれか一に記載の構造物の免震構造を備えることを特徴とする。
このように構成された構造物では、巨大地震時には、免震層に設けられた積層ゴムの剛性が著しく高くなるように構成されている。また、免震層の直上階に設けられた減衰装置は、免震層から上部構造物に伝達された地震エネルギーを吸収する。よって、免震層の変位を抑えつつ、上部構造物の変形も抑えることができる。
また、本発明に係る構造物の免震方法は、前記免震層の水平方向への変位にともなって前記積層ゴムの剛性を高くさせることで、前記上部構造物の振動を低減させることを特徴とする。
このように構成された構造物の免震方法は、巨大地震時に免震層が水平方向に変位するにともなって、免震層に設けられた積層ゴムの剛性を高くさせることで、免震層の変位を抑えることができる。また、免震層の直上階に設けられた減衰装置が、免震層から上部構造物に伝達された地震エネルギーを吸収することで、上部構造物の変形も抑えることができる。よって、上部構造物の振動を低減させることができる。
本発明に係る構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法によれば、免震層の変位を抑えつつ、上部構造物の変形も抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る構造物の免震構造を示す模式図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る構造物の免震構造を示す模式図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例1を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例1における上部構造物の骨格曲線の設定を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例1における免震層の復元力を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例1における(a)入力地震動として告知波Lv.2を採用した場合の時刻歴加速度波形を示す図、(b)入力地震動として上町断層3Bを採用した場合の時刻歴加速度波形を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例1における地震応答解析の結果を示す図であり、入力地震動として告知波Lv.2を入力した際の(a)1階の応答加速度を示す図、(b)最大免震層変位を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例1における地震応答解析の結果を示す図であり、入力地震動として告知波Lv.2を入力した際の各層の層間変形角を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例1における地震応答解析の結果を示す図であり、入力地震動として上町断層3Bを入力した際の(a)1階の応答加速度を示す図、(b)最大免震層変位を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例1における地震応答解析の結果を示す図であり、入力地震動として上町断層3Bを入力した際の(a)Kr2/Kr1=2の場合の各層の層間変形角を示す図、(b)Kr2/Kr1=3の場合の各層の層間変形角を示す図、(c)はKr2/Kr1=4の場合の各層の層間変形角を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例2を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例2における(a)免震層の復元力を示す図、(b)摩擦減衰ストッパーの設定を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例2における地震応答解析の結果を示す図であり、(a)1階の応答加速度を示す図、(b)最大免震層変位を示す図である。 地震応答解析で用いた本発明の実施例2における地震応答解析の結果を示す図であり、(a)Kr2/Kr1=2の場合の各層の層間変形角を示す図、(b)Kr2/Kr1=3の場合の各層の層間変形角を示す図、(c)はKr2/Kr1=4の場合の各層の層間変形角を示す図である。
本発明の一実施形態に係る構造物の免震構造について説明する。
図1に示すように、免震構造1が設けられる構造物2は、地盤G等との間に設けられた免震層3と、免震層3の上方に配置された上部構造物4とを備えている。
この構造物2に設けられる免震構造1は、免震層3に設けられた積層ゴム11及び免震層減衰要素12と、上部構造物4における免震層3の直上階5に設けられ、上部構造物4の振動を抑える減衰装置13とを備えている。
積層ゴム11は、巨大地震時に免震層3の水平方向の変位を規制するように、初期剛性(Kr1)に対する二次剛性(Kr2)の比(Kr2/Kr1)が2.5〜4となるように設定されている。
例えば、免震層減衰要素12は鋼材ダンパーであり、減衰装置13はオイルダンパーである。このオイルダンパーの減衰力は、上部構造物4の重量が4000tonの場合に、100tf/(cm/s)以上とされている。
本実施形態では、減衰装置13は、上部構造物4における免震層3の直上階5にのみ設けられ、他の階には設けられていない。
次に、上記のように構成された構造物2の免震方法について説明する。
巨大地震時には、免震層3の水平方向への変位にともなって、積層ゴム11の剛性を高くさせる。いわゆるハードニングを積極的に起こさせるようにする。例えば、巨大地震時に免震層3が水平方向に50cm以上変位すると、積層ゴム11がハードニングを起こす。
このように構成された構造物2の免震構造1では、巨大地震時には、上記のように免震層3に設けられた積層ゴム11の剛性が著しく高められるとともに、免震層3の直上階5に設けられた減衰装置13は免震層3から上部構造物4に伝達された地震エネルギーを吸収する。よって、免震層3の変位を抑えつつ、上部構造物4の変形も抑えることができる。
また、巨大ではないレベルの地震時には、免震層3に設けられた積層ゴム11及び免震層減衰要素12が、地震エネルギーを吸収することができる。
(変形例)
図2に示すように、変形例に係る構造物の免震構造21では、免震層3に設けられた摩擦ストッパー22をさらに備えている。この摩擦ストッパー22は、免震層3の水平方向の変位を規制する。また、摩擦ストッパー22は、例えば表面(水平面)が研磨された鋼材同士を、互いに表面が接触するように配置されたものである。
このように構成された構造物の免震構造21では、免震層3に設けられた摩擦ストッパー22が、免震層3の変位を抑制することができる。よって、免震層3の変位を確実に抑えることができる。
(実施例1)
次に、本実施形態の構造物2の免震構造1について行った地震応答解析について説明する。ここでは、5質点の免震建物モデルを作成し、積層ゴム11の初期剛性に対する2次剛性の比(Kr2/Kr1)、ダンパーの有無・大小をパラメータとしてそれぞれ地震応答解析を行い、その結果を比較した。
具体的には、図3に示すように、解析モデルは、5質点の等価せん断型モデルを使用した。
この5質点の等価せん断型モデルにおける主構造(上部構造物4)の諸条件は次のように設定した。
各質点の質量は一様に1000tonとし、合計5000tonとした。また、上部構造物4の各層(各階)の剛性は、最上層と最下層の剛性比が0.57:1.0の台形分布となるようにして与えた。基礎固定時の1次固有周期は0.43secとした。また、ベースシア係数Cb=0.15とし、Ai分布で各層の層せん断力を求めて、図4のように各層の骨格曲線を設定し、復元力モデルに武田モデルを使用した。また、上部構造物4の減衰は、歪エネルギー比例型で5次まで3%とした。
また、免震層3の諸条件は次のように設定した。
積層ゴム11のゴム総厚は20cmとし、免震層3を含めた1次固有周期を5.0secとした。また、免震層3の免震層減衰要素12には鋼材ダンパーを用い、負担率αを0.04として耐力を設定し、降伏変位が20mmのバイリニアでモデル化した。
また、図5に積層ゴム11の復元力を示す。積層ゴム11は、せん断ひずみg=250%よりハードニングを起こし2次剛性Kr2となり、せん断ひずみg=400%で限界変位となる。
また、免震層3の直上階5である1階に設けられる減衰装置13を構成するオイルダンパーは、1台辺り50tf/(cm/s)として、80tfでリリーフするものとした。
次に、本解析のパラメータを表1のように設定した。
Figure 2014237962
積層ゴム11における初期剛性Kr1に対する2次剛性の比(Kr2/Kr1)を2〜4(ハードニングを2倍〜4倍)と設定した。また、オイルダンパーの減衰力を0,100,200,300,400に設定した。また、入力地震動を告知波Lv.2及び上町断層3Bに設定した。告知波Lv.2と上町断層3Bとの時刻歴加速度波形を、それぞれ図6(a),(b)に示す。
次に、地震応答解析の結果について説明する。
入力地震動として告知波Lv.2を入力した際の各応答値を図7及び図8に示す。図7(a)は1階の応答加速度を示し、図7(b)は最大免震層変位を示し、図8は各層の層間変形角を示している。
図7(a)に示されるように、1階の応答加速度は、オイルダンパーの有無及びオイルダンパーの減衰力の大小によってほとんど変化しないことが確認された。また、図7(b)に示されるように、最大免震層変位は、オイルダンパーの有無及びオイルダンパーの減衰力の大小によってほとんど変化せず、20cm以下と小さいことが確認された。さらに、図8に示されるように、各層の層間変形角は、1/1000以下であることが確認された。つまり、いずれの数値からも想定した範囲内である地震波ならば、本発明に係る構造物2の免震構造1が有効に機能していることが分かる。
次に、入力地震動として上町断層3Bを入力した際の各応答値を図9及び図10に示す。図9(a)は1階の応答加速度を示し、図9(b)は最大免震層変位を示している。図10(a)はKr2/Kr1=2の場合の各層の層間変形角を示し、図10(b)はKr2/Kr1=3の場合の各層の層間変形角を示し、図10(c)はKr2/Kr1=4の場合の各層の層間変形角を示している。
図9(b)に示されるように、Kr2/Kr1=2の場合に、免震層変位は約70cmである。よって、クリアランスが狭い敷地では、構造物2が擁壁に衝突する可能性がある。一方、Kr2/Kr1が大きくなる、すなわち積層ゴム11のハードニングが大きくなるにしたがって、免震層3の変位が低減されることが確認された。つまり、巨大地震に対応するために、通常よりもハードニング(Kr2/Kr1)が大きい積層ゴム11を利用することは、構造物2の変位低減に有効であることが確認された。
一方、図9(a)に示されるように、Kr2/Kr1が大きくなる、すなわち積層ゴム11のハードニングが大きくなるにしたがって、1階の応答加速度が増加する傾向がある。しかし、免震層3の直上階5である1階に減衰装置13であるオイルダンパーを設置することにより、1階の応答加速度を低減させる効果がある。
また、図10(a),(b),(c)に示されるように、1階にオイルダンパーを設置することにより、突出した1階の層間変形角を大きく低減する効果があることが分かる。さらに、2階以上では、決定的となる悪影響を受けていない。この傾向は、Kr2/Kr1、すなわちハードニングが大きくなるほど顕著である。これは、積層ゴム11が免震層3の変位を抑制するストッパーのような役割をした場合、地震エネルギーが1階に伝達されることで1階の変形角が大きくなってしまうためである。
これらの結果から、想定範囲である告知波Lv.2に対しては、免震層変位、応答加速度、層間変形角等の応答値は小さく、被害のない振動レベルであることが分かる。
また、巨大地震である上町断層を震源域とした3B波を入力すると、通常の免震建物では免震層変位が大きく擁壁に衝突する可能性があるが、積層ゴム11のハードニングを大きくする程、免震層変位を低減することができることが分かる。
さらに、ハードニングを大きくすると、1階の応答加速度と上部構造物の層間変形角が増加する傾向にあるが、1階にオイルダンパーを設置することにより、どちらも抑制することができる。特に、ハードニングを4倍としたモデルでは、1階の層間変形角が1/100と倒壊レベルであるのに対して、オイルダンパーを付加すると変形を1/2〜1/3に低減する効果があることが分かる。
(実施例2)
次に、実施例2における地震応答解析について説明する。
実施例2に係る5質点の等価せん断型モデルにおける主構造(上部構造物4)の諸条件は次のように設定した。
各質点の質量は一様に1000tonとし、合計5000tonとした。また、上部構造物4は武田モデルとして、ベースシア係数Cb=0.15とする。クリアランスは70cm、擁壁剛性は400tf/cmとし、50cmから摩擦ストッパーが作動する。
また、免震周期を5.0secとし、ダンパーの降伏せん断係数α=0.04、積層ゴム11モデルは図12(a)に示す折れ線モデルとした。免震層3の復元力特性を図12に示す。
また、摩擦ストッパー22の摩擦係数は0.1とされている。
また、免震層3の直上階5である1階に設けられる減衰装置13を構成するオイルダンパーは、1台辺り50tf/(cm/s)として、80tfでリリーフするものとした。
また、入力地震動を上町断層3Bとした。
本解析のパラメータを以下の通りとする。
積層ゴム11における初期剛性Kr1に対する2次剛性の比(Kr2/Kr1)を2〜4(ハードニングを2倍〜4倍)と設定した。また、オイルダンパーの減衰力を0,100,200,300,400に設定した。
次に、地震応答解析の結果について説明する。
入力地震動として上町断層3Bを入力した際の各応答値を図13及び図14に示す。図13(a)は1階の応答加速度を示し、図13(b)は最大免震層変位を示している。また、図14(a)はKr2/Kr1=2の場合の各層の層間変形角を示し、図14(b)はKr2/Kr1=3の場合の各層の層間変形角を示し、図14(c)はKr2/Kr1=4の場合の各層の層間変形角を示している。
図13(a)に示されるように、オイルダンパーの減衰力の増加にともなって、1階の応答加速度は低下することが確認された。また、図13(b)に示されるように、摩擦ストッパー22の付加により、免震層変位は70cm以下であり、擁壁に衝突していないことが分かる。また、図14に示されるように、層間変形角は1/50以下程度となっている。また、1階にオイルダンパーを付加することで1階の層間変形角をさらに抑えることができため、1階にオイルダンパーを設置することは上部構造物4の変形を抑える上で有効であることが分かる。
なお、上述した実施の形態において示した組立手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
1,21…免震構造 2…構造物 G…地盤 3…免震層 4…上部構造物 5…直上階 11…積層ゴム 12…免震層減衰要素 13…減衰装置 22…摩擦ストッパー

Claims (5)

  1. 免震層と、該免震層の上方に配置された上部構造物とを備える構造物の免震構造であって、
    前記免震層に設けられた積層ゴムと、
    前記上部構造物における該免震層の直上階に設けられ、該上部構造物の振動を抑える減衰装置と、を備えることを特徴とする構造物の免震構造。
  2. 前記積層ゴムは、前記免震層の水平方向の変位を規制するように、初期剛性に対する二次剛性の比が2.5〜4に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の構造物の免震構造。
  3. 前記免震層の水平方向の変位を規制する摩擦ストッパーを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の構造物の免震構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の構造物の免震構造を備えることを特徴とする構造物。
  5. 請求項4に記載の構造物における免震方法であって、
    前記免震層の水平方向への変位にともなって前記積層ゴムの剛性を高くさせることで、前記上部構造物の振動を低減させることを特徴とする構造物の免震方法。
JP2013121072A 2013-06-07 2013-06-07 構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法 Active JP6164473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013121072A JP6164473B2 (ja) 2013-06-07 2013-06-07 構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013121072A JP6164473B2 (ja) 2013-06-07 2013-06-07 構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014237962A true JP2014237962A (ja) 2014-12-18
JP6164473B2 JP6164473B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=52135313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013121072A Active JP6164473B2 (ja) 2013-06-07 2013-06-07 構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6164473B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017125742A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 清水建設株式会社 建物の健全性判定用の質量/剛性分布設定方法及び建物の健全性判定用の質量/剛性分布設定システム
JP2021095934A (ja) * 2019-12-13 2021-06-24 株式会社ブリヂストン 免震構造体および免震装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61130640A (ja) * 1984-11-30 1986-06-18 Toshiba Corp 構造物の免震装置
JP2000320594A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Bando Chem Ind Ltd 免震構造体
JP2010070909A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Shimizu Corp 免震構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61130640A (ja) * 1984-11-30 1986-06-18 Toshiba Corp 構造物の免震装置
JP2000320594A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Bando Chem Ind Ltd 免震構造体
JP2010070909A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Shimizu Corp 免震構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017125742A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 清水建設株式会社 建物の健全性判定用の質量/剛性分布設定方法及び建物の健全性判定用の質量/剛性分布設定システム
JP2021095934A (ja) * 2019-12-13 2021-06-24 株式会社ブリヂストン 免震構造体および免震装置
JP7312101B2 (ja) 2019-12-13 2023-07-20 株式会社ブリヂストン 免震構造体および免震装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6164473B2 (ja) 2017-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6482373B2 (ja) 免震構造
JP6979805B2 (ja) 免震構造物
JP5567094B2 (ja) 長周期化建築物
Lavan On the efficiency of viscous dampers in reducing various seismic responses of wall structures
JP5945889B2 (ja) 免震構造
KR101229488B1 (ko) 스카이 브릿지용 제진 댐퍼
JP6164473B2 (ja) 構造物の免震構造、構造物及び構造物の免震方法
JP5316849B2 (ja) 制震構造
TWI607138B (zh) 鍋爐的支撐構造體
JP2010203150A (ja) 制震架構
JP6709600B2 (ja) 多層免震構造物
JP5984012B2 (ja) 積層ゴム支承
JP6308741B2 (ja) 中間免震構造物
JP2010242449A (ja) 既存建物の制震改修構造および制震改修方法
JP5727690B2 (ja) 長周期化建築物
JP6397544B2 (ja) 中間免震構造物
JP2010281171A (ja) 制振補強構造を有する建物および制振補強方法
JP2016135944A (ja) 免震構造
JP6628988B2 (ja) 免震装置
JP6132157B2 (ja) 液体貯蔵用タンクの免振構造
JP6384174B2 (ja) 制振構造
JP2014156707A (ja) 制振構造
JP7374694B2 (ja) 免震建物群の設計方法
JP2017145621A (ja) 免震構造物
JP6507886B2 (ja) 免震構造の評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6164473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150