JP2014237171A - フラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及びアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法 - Google Patents

フラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及びアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014237171A
JP2014237171A JP2013122255A JP2013122255A JP2014237171A JP 2014237171 A JP2014237171 A JP 2014237171A JP 2013122255 A JP2013122255 A JP 2013122255A JP 2013122255 A JP2013122255 A JP 2013122255A JP 2014237171 A JP2014237171 A JP 2014237171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
brazing
fluxless brazing
copper layer
aluminum sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013122255A
Other languages
English (en)
Inventor
英敏 熊谷
Hidetoshi Kumagai
英敏 熊谷
寿和 田中
Toshikazu Tanaka
寿和 田中
尾崎 良太
Ryota Ozaki
良太 尾崎
久富 裕二
Yuji Hisatomi
裕二 久富
尚希 山下
Naoki Yamashita
尚希 山下
知浩 小路
Tomohiro Komichi
知浩 小路
田中 宏和
Hirokazu Tanaka
宏和 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UACJ Corp
Original Assignee
UACJ Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UACJ Corp filed Critical UACJ Corp
Priority to JP2013122255A priority Critical patent/JP2014237171A/ja
Publication of JP2014237171A publication Critical patent/JP2014237171A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【解決課題】不活性ガス雰囲気中で、フラックスを用いることなく、アルミニウム製部材のろう付け接合が可能なアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法及びそれに用いられるフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートを提供すること。
【解決手段】アルミニウム材、アルミニウム合金材、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材からなる基板の表面に、0.1μm以上の金属銅層が形成されていることを特徴とするフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート。
【選択図】なし

Description

本発明は、エバポレータ、コンデンサ、ラジエータ、ヒータ、インバータ冷却器などのアルミニウム製の熱交換器や、電気部品の冷却フィン等のアルミニウム製の部材を、フラックスレスろう付けにより接合することができるアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法、及びそれに用いられるフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに関する。
自動車熱交換器、エバポレータ等は、外面にフィンを有し、内面が作動流体(冷媒)の通路となるチューブ、ヘッダー及びタンクから構成されており、必要に応じてチューブの内側にはインナフィンが挿入され、タンク材には配管材が接続されている。
これら構成部材には、JIS A3003などのAl−Mn系合金単層材、JIS A3003などのAl−Mn系合金を芯材とし、芯材の片面あるいは両面にAl−Si系合金ろう材をクラッドしたアルミニウム合金クラッド板材、芯材の一方の面にろう材をクラッドし、他方の面にAl−Zn系合金またはAl−Zn−Mg系合金の犠牲陽極材をクラッドした三層構造のアルミニウム合金クラッド板材、純アルミニウムあるいはAl−Cu系合金の多穴管などが用いられている。配管材には、JIS A3003などのAl−Mn系合金を心材とし、内面、あるいは内面と外面にJIS A7072などのAl−Zn系合金の犠牲陽極材をクラッドした二層または三層のクラッドパイプが用いられている。
チューブとフィンとの接合、チューブとヘッダープレートとの接合、またはクラッド板からチューブを製造する場合のろう付け接合のために、これらの部材には、7〜12質量%のSiを含有するAl−Si系ろう材がクラッドされているクラッド材が用いられている。
そして、ろう付け接合は、フッ化物系フラックスやセシウム系フラックスを用いた不活性ガス雰囲気ろう付け、あるいは、真空ろう付により行われる。
ところが、従来のろう付方法においては、基板表面の酸化皮膜を除去するためにフラックスを用いたり、炉内を真空にしたりする必要があり、熱交換器の製造にかかるコストが高いといった問題があった。また、フラックスを用いるろう付においては基板にMgを含む場合、フラックスとMgが反応して酸化皮膜の除去が困難となり健全な金属継手が得られない問題があった。さらに、真空ろう付においては、犠牲陽極層である皮材に添加したZnがろう付中に蒸発するため、皮材の犠牲陽極効果を得られない問題もあった。
そこで、フラックスを用いないろう付け接合方法が検討されており、特許文献1には、フラックスレスろう付け方法が開示されている。
特表2005−510365号公報(特許請求の範囲)
しかし、特許文献1に開示されているフラックスレスろう付け方法では、ろう材となる共晶形成層の表面に、酸化皮膜の生成を抑制する効果を有するニッケルなどのろう付け促進層となる皮膜を形成させる必要があり、製造コストを増大させるという問題があった。
従って、本発明の目的は、不活性ガス雰囲気中で、フラックスを用いることなく、アルミニウム製部材のろう付け接合が可能なアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法及びそれに用いられるフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、金属銅層が形成されているアルミニウム製シートを用いることにより、大気圧下の不活性ガス雰囲気中で、フラックスを用いることなくろう付け接合が可能となることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明(1)は、アルミニウム材、アルミニウム合金材、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材からなる基板の表面に、0.1μm以上の金属銅層が形成されていることを特徴とするフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートを提供するものである。
また、本発明(2)は、アルミニウム材、アルミニウム合金材、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材からなる基板の表面に、0.9μm以上の金属銅層が形成されていることを特徴とするフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートを提供するものである。
また、本発明(3)は、一方のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの加工材(a)と他方のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの加工材(b)とをろう付け接合するアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法であって、
該加工材(a)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及び該加工材(b)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのいずれもが、アルミニウム材、アルミニウム合金材、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材からなる基板の表面に、0.1μm以上の金属銅層が形成されているフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートであり、
該加工材(a)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに形成されている金属銅層の厚みと、該加工材(b)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに形成されている金属銅層の厚みの合計が、1.0μm以上であり、
該加工材(a)及び該加工材(b)を、酸素濃度が100ppm以下の不活性ガス雰囲気中、550℃以上でろう付け加熱すること、
を特徴とするアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法を提供するものである。
本発明によれば、不活性ガス雰囲気中で、フラックスを用いることなく、アルミニウム製部材のろう付け接合が可能なアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法及びそれに用いられるフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートを提供することができる。
実施例及び比較例における試験材の組み立て図である。 実施例及び比較例において形成されるフィレットを示す図である。
本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートは、アルミニウム材、アルミニウム合金材、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材からなる基板の表面に、0.1μm以上の金属銅層が形成されていることを特徴とするフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートである。
本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートは、基板の表面に金属銅層が形成されているアルミニウム製のシートである。
基板は、アルミニウム材(a)、アルミニウム合金材(b)、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材(c)からなる。
基板となるアルミニウム材(a)は、アルミニウム及び不可避不純物からなる。つまり、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのうち、基板がアルミニウム材(a)の場合、アルミニウム及び不可避不純物からなるシート状のアルミニウム材(a)の片面又は両面に、金属銅層が形成されている。
基板となるアルミニウム合金材(b)に係るアルミニウム合金としては、Al−Cu系合金、Al−Si系合金、Al−Mn系合金、Al−Si−Mg系合金、Al−Zn系合金、Al−Fe系合金、Al−Ni系合金等が挙げられる。つまり、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのうち、基板がアルミニウム合金材(b)の場合、Al−Cu系合金、Al−Si系合金、Al−Mn系合金、Al−Si−Mg系合金、Al−Zn系合金、Al−Fe系合金、Al−Ni系合金等のアルミニウム合金からなるシート状のアルミニウム合金材(b)の片面又は両面に、金属銅層が形成されている。
基板となるクラッド材(c)は、心材の両面又は片面に皮材がクラッドされたクラッド材である。クラッド材(c)の心材は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる。クラッド材(c)の心材に係るアルミニウム合金としては、Al−Cu系合金、Al−Si系合金、Al−Mn系合金、Al−Si−Mg系合金、Al−Zn系合金、Al−Fe系合金、Al−Ni系合金等が挙げられる。クラッド材(c)の皮材は、アルミニウム合金からなる。クラッド材(c)の皮材に係るアルミニウム合金としては、Al−Zn系合金が挙げられる。つまり、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのうち、基板がクラッド材(c)の場合、アルミニウム若しくはアルミニウム合金(Al−Cu系合金、Al−Si系合金、Al−Mn系合金、Al−Si−Mg系合金、Al−Zn系合金、Al−Fe系合金、Al−Ni系合金等のアルミニウム合金)からなる心材の片面若しくは両面に、Al−Zn系合金等のアルミニウム合金からなる皮材がクラッドされているシート状のクラッド材(c)の片面又は両面に、金属銅層が形成されている。通常、クラッド材(c)にクラッドされている皮材は、犠牲陽極材であるが、犠牲陽極材に限定されることはない。
基板を構成する上記アルミニウム合金に係るAl−Cu系合金は、5.0質量%以下のCu、1.5質量%以下のSi、1.0質量%以下のFe、2.0質量%以下のMn、2.0質量%以下のMg、5.0質量%以下のZn及び0.5質量%以下のTiを含有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム合金である。Cu、Si、Mg、Znが上記範囲外だと、材料の固相線が低下し、ろう付加熱時に材料が溶融する恐れがある。Fe、Mn、Tiが上記範囲外だと、板の製造が困難になる。
基板を構成する上記アルミニウム合金に係るAl−Si系合金は、1.5質量%以下のSi、1.0質量%以下のFe、1.0質量%以下のCu、1.5質量%以下のMn、1.5質量%以下のMg、1.5質量%以下のZn及び0.5質量%以下のTiを含有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム合金である。Si、Cu、Mg、Znが上記範囲外だと、材料の固相線が低下し、ろう付時に材料が溶融する恐れがある。Fe、Mn、Tiが上記範囲外だと、板の製造が困難になる。
基板を構成する上記アルミニウム合金に係るAl−Mn系合金は、2.0質量%以下のMn、1.5質量%以下のSi、1.0質量%以下のFe、1.5質量%以下のCu、1.5質量%以下のMg、1.5質量%以下のZn及び0.5質量%以下のTiを含有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム合金である。Si、Cu、Mg、Znが上記範囲外だと、材料の固相線が低下し、ろう付時に材料が溶融する恐れがある。Fe、Mn、Tiが上記範囲外だと、板の製造が困難になる。
基板を構成する上記アルミニウム合金に係るAl−Si−Mg系合金は、Si及びMgを合計で3.0質量%以下含有し、更に、1.0質量%以下のFe、1.5質量%以下のCu、1.5質量%以下のZn及び0.5質量%以下のTiを含有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム合金である。Si+Mg、Cu、Znが上記範囲外だと、材料の固相線が低下し、ろう付時に材料が溶融する恐れがある。Fe、Mn、Tiが上記範囲外だと、板の製造が困難になる。
基板を構成する上記アルミニウム合金に係るAl−Zn系合金は、10.0質量%以下のZn、1.5質量%以下のSi、1.0質量%以下のFe、5.0質量%以下のCu、1.5質量%以下のMn、1.5質量%以下のMg及び0.5質量%以下のTiを含有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム合金である。Si、Cu、Mg、Znが上記範囲外だと、材料の固相線が低下し、ろう付時に材料が溶融する恐れがある。Fe、Mn、Tiが上記範囲外だと、板の製造が困難になる。
基板を構成する上記アルミニウム合金に係るAl−Fe系合金は、1.5質量%以下のFe、1.5質量%以下のSi、1.5質量%以下のCu、1.5質量%以下のMn、1.5質量%以下のMg及び0.5質量%以下のTiを含有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム合金である。Si、Cu、Mg、Znが上記範囲外だと、材料の固相線が低下し、ろう付時に材料が溶融する恐れがある。Fe、Mn、Tiが上記範囲外だと、板の製造が困難になる。
基板を構成する上記アルミニウム合金に係るAl−Ni系合金は、4.0質量%以下のNi、1.5質量%以下のSi、1.5質量%以下のFe、1.5質量%以下のCu、1.5質量%以下のMn、1.5質量%以下のMg及び0.5質量%以下のTiを含有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム合金である。Si、Cu、Mg、Znが上記範囲外だと、材料の固相線が低下し、ろう付時に材料が溶融する恐れがある。Ni、Fe、Mn、Tiが上記範囲外だと、板の製造が困難になる。
本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに係る金属銅層は、基板の表面に形成されている金属銅の層である。金属銅層は、金属銅からなるが、不純物として他の成分を含有することは許容される。そして、金属銅層中の他の成分の含有量が少ない方が好ましく、具体的には金属銅層中の銅の含有量は99質量%以上が好ましい。
基板の表面に金属銅層を形成させる方法は、特に制限されず、例えば、蒸着法により基板の表面に金属銅を蒸着させて金属銅の薄膜を形成させる方法、スパッタリング法により金属銅を基板の表面に堆積させて金属銅の薄膜を形成させる方法、湿式メッキ法により基板の表面に銅のメッキ被膜を形成させる方法、基板の表面に銅箔を接着させる方法、基板用鋳塊の表面に銅板材をクラッドし、熱間圧延により複合材を作成する方法等が挙げられる。
蒸着法は、金属膜の原料となる金属を加熱して蒸発させ、金属膜を形成させる対象物の表面に、蒸発した金属を堆積させる方法である。
スパッタリング法は、金属膜の原料となる金属に高エネルギーの粒子を衝突させ、飛散した金属粒子を、金属膜を形成させる対象物の表面に堆積させる方法である。
湿式メッキ法は、硫酸銅水溶液中に金属膜を形成させる対象物と対極となる銅板を浸漬させ、対象物を陰極、銅板を陽極として電流を流すことにより行われる。
そして、金属銅層は、蒸着法又はスパッタリング法により形成された金属銅層であることが、基板と金属銅層との密着性が高くなるために、ろう付け加熱時において基板と金属銅層の界面で共晶融解が起こり易くなる点で、好ましい。
また、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートは、基板の表面に金属銅層が形成される前に、アルカリ洗浄又は酸洗浄により、あるいは、スパッタリングにより、基板の表面の酸化被膜が除去され、酸化被膜の除去処理が行われた基板の表面に金属銅層が形成されたものであることが、基板と金属銅層との密着性が高くなるために、ろう付け加熱時において基板と金属銅層の界面で共晶融解が起こり易くなる点で、好ましい。
本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートにおいて、基板の表面に形成されている金属銅層の厚みは、0.1μm以上、好ましくは0.5μm以上、特に好ましくは0.9μm以上、更に好ましくは1.0μm以上である。なお、本発明において、金属銅層の厚みは、金属銅層全体の平均値である。また、金属銅層の厚みの測定は、以下のようにして行われる。測定対象となるアルミニウム製シートを10mm×10mmに切断した後、クロスセクションポリッシャ法と呼ばれる方法で、アルミニウム製シートの断面を露出させる。すなわち、アルミニウム製シートの表面の一部に遮蔽板を設置し、表面に対してアルゴンイオンビームを照射すると、遮蔽板の設置されていないアルミニウム製シートが除去されるため、遮蔽板の端部に位置するアルミニウム製シートの断面を、平滑に、だれることなく、露出させることができる。その断面を、走査型電子顕微鏡にて倍率2000〜1万倍で観察し、断面の任意の5か所の銅層の厚みを測定する。次いで、異なる位置で、測定対象となるアルミニウム製シートを切断し、同様に、切断面の任意の5か所の銅の厚みを測定する。そして、測定値を平均して、平均値を金属銅層の厚みとする。
本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートにおいて、基板の表面に形成されている金属銅層の厚みの上限であるが、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートは、ろう付け加熱されると、金属銅層のCuと基板のアルミニウムの界面でAl−Cu共晶となって融解し、それがろう材となって接合部位に流動していき、ろう付け接合が行われる。従って、金属銅層の量にともなって基板のAlも溶解するため、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの基板の厚みに対して、金属銅層の厚みが大き過ぎると、基板の溶解量が大きくなり、基板自体の強度が保たれずに座屈してしまうおそれがある。このことから、基板の表面に形成されている金属銅層の厚みの上限については、金属銅層の厚みが、基板の厚みの1/7以下、好ましくは1/10以下である。また、金属銅層の形成時間と生産効率との観点からは、基板の表面に形成されている金属銅層の厚みは、100μm以下であることが、好ましい。
ろう付け接合は、一方のアルミニウム製部材(a)と他方のアルミニウム製部材(b)とを接合するために行われるが、本発明では、一方のアルミニウム製部材(a)と他方のアルミニウム製部材(b)の両方に、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの加工材を用いることにより、酸素濃度が100ppm以下の不性ガス雰囲気中で550℃以上、好ましくは555℃以上で加熱すれば、フラックスを用いることなく、ろう付け接合を行うことができる。このとき、一方のアルミニウム製部材(a)を構成するフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの金属銅層の厚みと、他方のアルミニウム製部材(b)を構成するフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの金属銅層の厚みの合計が、1.0μm以上であると、接合部にフィレットが形成されて、ろう付け接合が可能となる。例えば、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのうち、金属銅層の厚みが0.1μmのものは、ろう付けの相手となるアルミニウム製シートが、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのうち、金属銅層の厚みが0.9μm以上のものであれば、合計の金属銅層の厚みが1.0μm以上となるので、両者を用いて、酸素濃度が100ppm以下の不性ガス雰囲気中、550℃以上、好ましくは555℃以上の加熱で、フラックスレスろう付け接合を行うことができる。つまり、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのうち、金属銅層の厚みが0.1μm以上0.9μm未満のものは、ろう付け接合の相手材に、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのうち、金属銅層の厚みが合計で1.0μm以上となるものを選択することにより、酸素濃度が100ppm以下の不性ガス雰囲気中、550℃以上、好ましくは555℃以上の加熱で、フラックスレスろう付け接合を行うことができる。また、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの金属銅層の厚みは0.1μm以上であるので、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのうち、金属銅層の厚みが0.9μm以上のものは、相手材がどのような本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートであっても、金属銅層の合計の厚みが1.0μm以上となるため、酸素濃度が100ppm以下の不性ガス雰囲気中、550℃以上、好ましくは555℃以上の加熱で、フラックスレスろう付け接合を行うことができる。
本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートにおいて、金属銅層を、基板の両面に形成させるか、片面に形成させるか、あるいは、片面に形成させる場合にいずれの面に形成させるかは、アルミニウム製シートが何に用いられるか、組み付け体のどこにフィレットが形成されるか等により、適宜選択される。
本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの厚み(基材+金属銅層)は、0.01〜3.0mm、好ましくは0.03〜3.0mmである。
本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートは、熱交換器のフィン材用、チューブ材用、ヘッダ材用又はタンク材用のアルミニウム製シートとして、好適に用いられる。つまり、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートは、熱交換器のフィン材、チューブ材、ヘッダ材又はタンク材の形状に加工され、ろう付けされる。また、他には、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートは、電気機器の冷却フィン材として用いられる。
本発明のアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法は、一方のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの加工材(a)と他方のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの加工材(b)とをろう付け接合するアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法であって、
該加工材(a)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及び該加工材(b)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのいずれもが、アルミニウム材、アルミニウム合金材、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材からなる基板の表面に、0.1μm以上の金属銅層が形成されているフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートであり、
該加工材(a)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに形成されている金属銅層の厚みと、該加工材(b)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに形成されている金属銅層の厚みの合計が、1.0μm以上であり、
該加工材(a)及び該加工材(b)を、酸素濃度が100ppm以下の不活性ガス雰囲気中、550℃以上でろう付け加熱すること、
を特徴とするアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法である。
本発明のアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法は、一方のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの加工材(a)と他方のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの加工材(b)とをろう付け接合するためのろう付け方法であり、ろう付けを行う加工材(a)及び加工材(b)の両方に、本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートを加工して得られる加工材を用いるろう付け方法である。
本発明のアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法に係るフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート、すなわち、加工材(a)に加工されるフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及び加工材(b)に加工されるフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートは、前記本発明のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートと同様である。
本発明のアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法では、加工材(a)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに形成されている金属銅層の厚みと、加工材(b)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに形成されている金属銅層の厚みの合計が、1.0μm以上、好ましくは3.0μm以上である。金属銅層の厚みの合計が上記範囲未満だと、正常にろう付け接合が行われない。また、加工材(a)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに形成されている金属銅層の厚みと、加工材(b)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに形成されている金属銅層の厚みの合計の上限は、基板の厚み等により適宜選択されるが、好ましくは100μmである。
本発明のアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法では、加工材(a)と加工材(b)を組み付けた後、加工材(a)及び加工材(b)を、酸素濃度が100ppm以下の不活性ガス雰囲気中、550℃以上、好ましくは555℃以上でろう付け加熱することにより、ろう付け接合を行う。不活性ガスとしては、窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス等が挙げられる。不活性ガス中の酸素濃度は、100ppm以下、好ましくは50ppm以下、特に好ましくは10ppm以下である。不活性ガス中の酸素濃度が上記範囲を超えると、ろう付け接合が正常に行われない。加熱温度は、550℃以上、好ましくは555℃以上、特に好ましくは560℃以上である。Al−Cu共晶の融点は、548℃なので、加熱温度が548℃以上であれば、ろう付けが可能であるが、加熱炉内の温度の制御等の観点からは、550℃以上が好ましい。加熱温度の上限値であるが、加熱温度は、基板の融点以下の温度であればよく、基板の種類により適宜選択されるが、610℃以下が好ましい。また、ろう付け加熱温度が低く、ろう付け加熱の際に酸化され難いという点で、加熱温度は、580℃以下が好ましい。ろう付け加熱は、通常、大気圧下で行われる。
そして、本発明のアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法では、フラックスを用いることなく、ろう付け接合を行う。
なお、チューブ材において、1枚のろう付け接合用アルミニウム製シートが筒状に加工され、その両端同士がろう付け接合される場合、1枚のろう付け接合用アルミニウム製シートの両端同士のろう付け接合においては、本発明のアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法における加工材(a)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及び加工材(b)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートとは、いずれも、筒状に加工される前の1枚のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートを指す。
本発明では、フラックスを用いなくても、基板の表面に存在している金属銅が、ろう付け加熱により、基材のアルミニウムと反応してAl−Cu共晶となって溶融し、それが接合部位に流動することにより、フレットを形成する。一方、基板の表面にSi層が形成されているアルミニウム製シートでは、フラックスを用いないと、ろう付け加熱したときに、Al−Si共晶は生じるものの、それが接合部位に流動しないので、フレットは形成されない。これは、CuがSiに比べて酸化され難いので、ろう付け加熱のときの金属銅層の表面に存在する酸化物がSiの場合に比べて少ないため、ろう付け加熱によって生じたAl−Cu共晶が接合部位に流動することができるが、SiはCuに比べて酸化され易いので、ろう付け加熱のときに、金属Si層の表面に酸化被膜が存在しているため、ろう付け加熱によって生じたAl−Si共晶が接合部位に流動することができないためであると推測される。
以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明する。これらの実施例は本発明の一実施態様を示すものであり、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例及び比較例)
<基板の作製>
連続鋳造により、表1に示す化学組成の合金を準備した。
次いで、熱間圧延及び冷間圧延により、表2示す板厚の基板を作製した。なお、C19については、皮材としてA10を、心材としてA1を用いて、熱間圧延及び冷間圧延により、片面にA10がクラッド率10%でクラッドされた表2に示す板厚の基板を作製した。
<基板の酸化被膜の除去>
上記のようにして得た基板に、表2に示す下地処理を行った。
(1)酸洗浄
・処理液:0.2%HNOと1.0%HSOの混合液
・処理液の温度:60℃
・処理時間:5秒間浸漬
・後処理:60℃で1秒間水洗後、130℃で3秒間熱風乾燥
(2)アルカリ洗浄
・処理液:0.1%NaOH水溶液
・処理液の温度:55℃
・処理時間:5秒間浸漬
・後処理:60℃で1秒間水洗後、130℃で3秒間熱風乾燥
(3)スパッタリング
・スパッタ元素:Ar
・印加電圧:3kV
・印加電流:300mA
・時間:300秒
<金属銅膜の成膜>
上記のようにして得た下地処理後の基板の片面に、表2に示す方法で、表2に示す膜厚のCu膜を成膜して、金属銅層が形成されているアルミニウム製シートを得た。なお、C22では、基板の下地処理を行なわずに、成膜を行った。D7では、基板の下地処理のみ行い、成膜を行わなかった。D5及びD6では、Cuの代わりにSiを用いて、Si膜の成膜を行った。
(1)蒸着法
・基板の寸法:50×200mm
・基板温度:室温
・雰囲気圧力:0.001Pa以下
・ヒーター出力:0.5〜5kW
・成膜速度:1〜5nm/s
(2)スパッタリング法
・基板の寸法:50×200mm
・基板温度:室温
・スパッタ元素:Ar
・雰囲気圧力:0.001Pa以下
・印加電圧:3kV
・印加電流:300mA
・成膜速度:0.1nm/s
(3)金属銅層の厚みの測定
得られた金属銅層が形成されているアルミニウム製シートから、10mm×10mm切り出し、金属銅層の厚みの測定対象とした。次いで、アルミニウム製シートをクロスセクションポリッシャ法により断面を露出させ、走査型電子顕微鏡にて倍率2000〜1万倍で観察し、切断面の任意の5か所の銅層の厚みを測定した。次いで、異なる位置で、測定対象となるアルミニウム製シートを切断し、同様に、切断面の任意の5か所の銅の厚みを測定した。得られた測定値を平均して、平均値を金属銅層の厚みとして求めた。
<ろう付け接合試験>
得られた金属銅層が形成されているアルミニウム製シートを、図1に示す水平板(25mm×60mm)又は垂直板(20mm×55mm)の大きさに切り出し、表3に示す組み合わせで、逆T字に組み立てた。次いで、組み立てた逆T字試験片を、表3に示す酸素濃度の窒素ガス雰囲気で、表3に示す加熱温度でろう付け加熱した。試験後の逆T字試験片を観察し、フィレットの形成状態から、ろう付け性を評価した。その結果を表3に示す。
なお、図1中、逆T字試験片では、図1中の水平板の上面側をCu膜が形成されている側の面にし、図1中の垂直板の向かって右側の面(図1で見えている側の面)をCu膜が形成されている側の面にした。
(フィレット接触角)
逆T字試験片のフィレット形成部を樹脂埋め研磨した後、顕微鏡にて倍率50〜400倍で観察し、図2に示すように、フィレットと水平板との接触角を測定し、接触角が30°以下の場合を合格「○」とし、30°を超えた場合を不合格「×」とした。
(接合率)
逆T字試験片に形成されたフィレットの外観を、顕微鏡にて倍率10〜50倍で観察し、フィレット切れを生じた長さを測定し、下記式(1)により、接合率を計算した。なお、接合率が20%以上の場合が合格である。
接合率(%)=((継手長さ−Σフィレット切れ長さ)/50)×100
(継手長さ=50mm、フィレット切れの少ない方で測定、フィレット切れ長さ:フィレット切れが複数個所で起きている場合、その積算をΣフィレット切れ長さとする。)

Claims (8)

  1. アルミニウム材、アルミニウム合金材、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材からなる基板の表面に、0.1μm以上の金属銅層が形成されていることを特徴とするフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート。
  2. アルミニウム材、アルミニウム合金材、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材からなる基板の表面に、0.9μm以上の金属銅層が形成されていることを特徴とするフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート。
  3. 熱交換器のフィン材用、チューブ材用、ヘッダ材用又はタンク材用のアルミニウム製シートであることを特徴とする請求項1又は2いずれか1項記載のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート。
  4. 厚みが0.01〜3.0mmであることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート。
  5. 前記金属銅層が、蒸着法又はスパッタリング法により形成された金属銅層であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート。
  6. アルミニウム材、アルミニウム合金材、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材からなる基板を、アルカリ洗浄又は酸洗浄、あるいは、スパッタリングにより処理した後に、蒸着法又はスパッタリング法により、該金属銅層の形成面に、前記金属銅層を形成させたものであることを特徴とする請求項5記載のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート。
  7. 一方のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの加工材(a)と他方のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートの加工材(b)とをろう付け接合するアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法であって、
    該加工材(a)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及び該加工材(b)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートのいずれもが、アルミニウム材、アルミニウム合金材、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる心材の片面若しくは両面に皮材がクラッドされているクラッド材からなる基板の表面に、0.1μm以上の金属銅層が形成されているフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートであり、
    該加工材(a)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに形成されている金属銅層の厚みと、該加工材(b)のフラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シートに形成されている金属銅層の厚みの合計が、1.0μm以上であり、
    該加工材(a)及び該加工材(b)を、酸素濃度が100ppm以下の不活性ガス雰囲気中、550℃以上でろう付け加熱すること、
    を特徴とするアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法。
  8. 前記不活性ガス雰囲気の酸素濃度が10ppm以下であることを特徴とする請求項7記載のアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法。
JP2013122255A 2013-06-10 2013-06-10 フラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及びアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法 Pending JP2014237171A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013122255A JP2014237171A (ja) 2013-06-10 2013-06-10 フラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及びアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013122255A JP2014237171A (ja) 2013-06-10 2013-06-10 フラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及びアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014237171A true JP2014237171A (ja) 2014-12-18

Family

ID=52134807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013122255A Pending JP2014237171A (ja) 2013-06-10 2013-06-10 フラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及びアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014237171A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51112455A (en) * 1974-11-15 1976-10-04 Ass Eng Ltd Connected structure and method of connecting same
JPH03114692A (ja) * 1989-09-28 1991-05-15 Showa Alum Corp アルミニウム合金ろう材
JPH09300095A (ja) * 1996-05-15 1997-11-25 Sumitomo Light Metal Ind Ltd アルミニウムろう付け用部材
JP2005509528A (ja) * 2001-11-21 2005-04-14 ダナ カナダ コーポレーション 無融剤ろう付けにおける改良
JP2006320931A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Nippon Light Metal Co Ltd ろう付け方法およびろう付け製品
JP2012071347A (ja) * 2010-08-31 2012-04-12 Hitachi Cable Ltd 接合材料、その製造方法、および接合構造の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51112455A (en) * 1974-11-15 1976-10-04 Ass Eng Ltd Connected structure and method of connecting same
JPH03114692A (ja) * 1989-09-28 1991-05-15 Showa Alum Corp アルミニウム合金ろう材
JPH09300095A (ja) * 1996-05-15 1997-11-25 Sumitomo Light Metal Ind Ltd アルミニウムろう付け用部材
JP2005509528A (ja) * 2001-11-21 2005-04-14 ダナ カナダ コーポレーション 無融剤ろう付けにおける改良
JP2006320931A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Nippon Light Metal Co Ltd ろう付け方法およびろう付け製品
JP2012071347A (ja) * 2010-08-31 2012-04-12 Hitachi Cable Ltd 接合材料、その製造方法、および接合構造の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5873343B2 (ja) 高耐食性アルミニウム合金ブレージングシート、ならびに、これを用いた自動車用熱交換器の流路形成部品
JP2018001266A (ja) フラックスフリーろう付用のブレージングシート、フラックスフリーろう付方法および熱交換器のフラックスフリーろう付方法
JP2018103260A (ja) フラックスフリーろう付用のブレージングシート、フラックスフリーろう付方法および熱交換器の製造方法
WO2014077237A1 (ja) アルミニウム合金クラッド材および該クラッド材を成形したチューブを組み付けた熱交換器
JP2009068083A (ja) 耐食性に優れたアルミニウム製熱交換器用部材および耐食性に優れたアルミニウム製熱交換器の製造方法
US20120292001A1 (en) Soldered aluminum heat exchanger
JP2009058139A (ja) 耐食性に優れたアルミニウム製熱交換器用部材
JP2020015095A (ja) フラックスフリー熱接合法に用いられるアルミニウム複合材料およびアルミニウム複合材料を製造するための方法
JP2012057183A (ja) アルミニウム合金製クラッド材およびそれを用いた熱交換器
JP2014189814A (ja) 高耐食性アルミニウム合金ブレージングシート及び自動車用熱交換器の流路形成部品
JP2022533827A (ja) フラックスレスろう付け用途向けのアルミニウム合金、その製造方法、及びその使用
JP6351924B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム製クラッド板及びその製造方法、ならびに、当該クラッド板を用いたアルミニウム製熱交換器及びその製造方法
JP5649405B2 (ja) フラックスレスろう付用アルミニウム合金ブレージングシートおよびアルミニウム材のフラックスレスろう付け方法
WO2020085488A1 (ja) アルミニウム合金ブレージングシート及びその製造方法
JP2020070498A (ja) アルミニウム合金ブレージングシート及びその製造方法
JP6226642B2 (ja) アルミニウム合金材料のろう付け方法及びろう付け構造体の製造方法
JP6178483B1 (ja) アルミニウム合金ブレージングシート
WO2022050030A1 (ja) アルミニウム合金押出チューブ及び熱交換器
JP2019069474A (ja) アルミニウム合金ブレージングシート、その製造方法、アルミニウム合金シート及び熱交換器
JP6738667B2 (ja) 大気環境における耐食性に優れるアルミニウム合金製熱交換器及びアルミニウム合金製熱交換器の製造方法
JP4263160B2 (ja) アルミニウム合金クラッド材並びにそれを用いた熱交換器用チューブ及び熱交換器
JP2014237171A (ja) フラックスレスろう付け接合用アルミニウム製シート及びアルミニウム製部材のフラックスレスろう付け方法
JP2006509635A (ja) クラッド層および鉄合金の被覆層を有するろう付けシート製品およびその製造方法
CN112041472B (zh) 铝合金制换热器
JP7231443B2 (ja) 自己耐食性に優れるアルミニウム合金クラッドフィン材及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170301

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170424

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170629

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170712