JP2014236791A - 千切刃体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板1に、切断端辺に研磨手段で形成した刃部を設けた櫛歯状の三角刃(三角櫛歯)を備えた千切刃体を、確実に且つ効率よく製造する方法を提供する。
【解決手段】薄金属帯板11の幅方向中間に、三角櫛歯2の形成間隔と対応する切起こしを所定間隔で形成し(切起こし加工)、当該切起こした突出部32を砥石aで研磨して刃22を形成し(研磨加工)、その後刃22の後方端縁を縦断するように薄金属帯板11の後方側縁14を切除し(側縁切除加工)、切除端縁15に露出した切起こしの切り込み部分31間を折曲起立させて(起立加工)、三角櫛歯2を形成してなるものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、主にピーラーや野菜調理器に使用される三角櫛歯を櫛歯状に横列形成した千切刃体の製造方法に関するものである。
野菜の千切りを行うピーラーや野菜調理器は、野菜に筋目を入れる櫛歯状の三角櫛歯(三角櫛歯)を備えた千切刃体と、所定の厚さに切断するスライス刃との組み合わせで構成されている。前記の三角櫛歯は、薄金属基板から三角形状の櫛歯を所望の間隔で切起こして形成しているもので、特に野菜を切断する側の傾斜辺に刃部を形成することが従前から提案されている。
起立する三角櫛歯の傾斜辺に刃部を形成する手段として、特許文献1(特開平11−32926号公報)には、薄金属基板において、三角櫛歯の折曲底辺以外の二辺を切溝とし、起立した三角櫛歯の傾斜辺となる箇所をプレスで押し潰して縁刃を形成する製法と、切起こした起立三角櫛歯に刃毎にV状周面を備えた砥石で研磨する製法が開示されている。
また特許文献2(特開2005−304901号公報)には、薄金属基板の一側に斜めの切り込みを入れて、三角櫛歯を直角に起立させずに、傾斜状態とし、三角櫛歯の傾斜辺(筋入れ端辺)を研磨して刃部に形成した後、三角櫛歯を直角に起立させて千切刃体の製造手段が開示されているものである。
特開平11−32926号公報。 特開2005−304901号公報。
特許文献1記載のプレス加工のみで刃部を形成した場合には、刃先の鋭利さに欠け、切れ味に問題がある。また研磨手段によって刃付け(刃部形成)を行うと、鋭利な刃先が形成されるが、特許文献1に開示されているように、狭い間隔で並列して起立する三角櫛歯毎に、而も傾斜辺に対して研磨作業を行うことは、実際の製造工程を考慮すると、煩雑な作業で生産効率の点から見ると実現性が非常に低い。
これに対して三角櫛歯の傾斜起立によって三角櫛歯の傾斜辺(筋入れ端辺)を研磨して刃部を形成する手段は、前記特許文献1記載の研磨による刃部形成よりも実際的である。しかし、前記の刃部形成のための研磨は、三角櫛歯が傾斜起立状態であるために、前記の研磨対象の端辺は、薄金属板基板の側縁側では前記基板よりも高く、根元側が基板と同一の高さとなり、研磨時に際しては、薄金属板基板の支持角度(砥石の回転軸に対する角度)と、三角櫛歯の傾斜起立角度と、更に砥石幅が確実に一致しないと、傾斜起立した三角櫛歯の端辺への刃部形成を実現することができない。而も三角櫛歯の先端となる基板の側縁において、研磨砥石の圧力を受けると三角櫛歯の傾斜角度に微妙な変動が生じ易く、この僅かな変動によって端辺の刃部形成にムラが生じてしまう虞がある。
そこで本発明は、千切刃体の刃付け(刃部形成)が確実に行われ、且つ容易に製造することができる製造方法を提案したものである。
本発明の請求項1に係る千切刃体の製造方法は、薄金属帯板から櫛歯状の三角刃を備えた千切刃体を製造する方法であって、薄金属帯板の幅方向中間に、三角櫛歯の形成間隔と対応する切起こしを所定間隔で形成し、当該切起こし突出部分を研磨して刃を形成した後、刃端縁を縦断するように薄金属板の側縁部分を切除し、切除端縁に露出した切起こしの切り込み間を折曲起立させて三角櫛歯を形成してなることを特徴とするものである。
即ち最初の工程として切起こし加工を行うもので、切起こし加工は、最終的に千切刃体の基板となる薄金属帯板の中間に斜めの切込みを入れて切起こしを形成するものである。斜めの切込角度は、三角櫛歯が千切刃体の側縁に対して直交して起立する場合には、三角櫛歯の刃付傾斜辺(刃部)の傾斜角度に対応する角度であり、千切刃体の側縁に対して直交しない場合には、当該角度を考慮して定められる。また切起こしの範囲は、三角櫛歯の刃部(研磨によつて形成される範囲)に対応する切込みの縁辺である。
次に切起こし突出部分を研磨して(研磨加工)、刃を形成する。前記の切起こし加工及び研磨加工は、薄金属板の中間部分で実施するために加工が正確に且つ確実に行われる。
研磨加工後に、金属帯板の側縁切除を行う(側縁切除加工)。切除は研磨加工で形成した刃の端縁を縦断するように切除するもので、前記切除によって切除端縁に切込み部分が露出する。そこで切込み間の切除端縁が三角櫛歯の後辺となるように折曲起立させると(起立加工)、刃部(刃付傾斜辺)が前辺となる三角櫛歯が並立した千切刃体が製出される。
また本発明の請求項2に係る千切刃体の製造方法は、前記の発明において、特に刃形成後に、前記刃を加圧変形して、折曲起立させて三角櫛歯を形成した際に、三角櫛歯の表裏中間に刃先が位置するようにして、研磨加工で形成された刃先が両刃形態となるようにしたものである。
また本発明の請求項3に係る千切刃体の製造方法は、前記の各発明において、長尺の薄金属帯板の側縁に機械送り部を設けて、所定の加工を連続的に施してなるもので、連続機械加工によって効率的な製造が実現できる。
本発明方法の構成は上記のとおりで、千切刃体の三角櫛歯の刃部の形成を、基板となる薄金属板の幅方向中間の切起こし部分の突出した箇所の研磨で行うもので、製造過程において研磨箇所に変動が生ずる虞がなく、確実に刃が形成され、刃形成後に刃端縁を縦断するように切除することで、従前の製造工程と同様の櫛状切り込みが設けられた部材が製出されることになり、後は常法とおりの三角櫛歯の折曲起立を行うことで、容易に且つ確実に刃部を備えた千切刃体を製造できる。
本発明の対象の千切体の使用状態の説明図。 同製造工程の説明図(三角櫛歯の断面図)。 同図(連続製造の説明)。
次に本発明方法の実施形態について説明する。本発明は、図1に示すように野菜の千切りを行う野菜調理器Aにおいて採用される千切刃体Bの製造方法に係り、完成された千切刃体Bは、基板1と基板1から折曲起立して横列した三角櫛歯2からなり、三角櫛歯2の前辺(傾斜辺)には刃部21が形成されているものである。
前記の千切刃体Bは、機械による連続加工で製出するもので、千切刃体Bの幅(前後幅)が7.5mmで三角櫛歯2の前後幅が4mm程度であり、三角櫛歯2の刃部(傾斜辺)21の角度を45度とした例を参考に説明する。尚前記の数値並びに後述する各数値はあくまでも発明内容を把握するための参考数値であり、本発明が、これらの数値によって限定されるものではない。
製造ベースとなる長尺の薄金属帯板11は、最終的に基板1となるもので、幅は所定の側縁切除分を含め16mm程度である。この薄金属帯板11の前方側縁(製出される千切刃体Bの刃部21を形成する側を前方とする)12には、薄金属帯板11の機械進行を行う透孔(機械送り部)13を、所定間隔で設けてなる。
千切刃体Bの製出は、前記薄金属帯板01において、切起こし加工、研磨加工、プレス加工、側縁切除加工、起立加工、仕上げ切除加工を順次行うものである。
切起こし加工は、切込み31を形成すると同時に切込み31の縁辺を突出させて突出部(切起こし)32を形成する。切込み31は、前記の機械送り用の前方側縁(2.5mm幅)12より後方縁側に、三角櫛歯2の幅と対応する幅(4mm)で刃部21の傾斜角度45度と一致させ、且つ三角櫛歯2の左右間隔(4mm)に対応した間隔で設けるものである。また突出部32の高さは、薄金属帯板11の厚み以上とするものである(図2イ)。
研磨加工は、前記の突出部32を砥石aで研磨して、切込み31の縁辺に刃部21となる刃22を形成する(図2ロ)。
プレス加工は、刃22の部分を加圧変形して、三角櫛歯2を形成した際に、刃部21の刃先23が三角櫛歯2の表裏中間に位置するように、予め両刃形状の刃22を形成するものである(図2ハ)。このプレス加工を省略すると、片刃状の刃部が形成されるものである。
次の側縁切除加工は、金属帯板の後方側縁14を一定幅で切除するもので、切除ラインは、刃22の後方端を縦断するもので、前記切除によって、切除端縁15に切込み31の端面が露出する。
起立加工は、切込み31間を薄金属帯板11に対して直立し、且つ直立面が切除端縁15に対して直角になるように折曲起立させるもので、前記の折曲起立によって、前後4mm高さ4mmの二等辺三角形で、且つ前方の傾斜辺に刃部21を備えた三角櫛歯2が形成される。
仕上げ加工は、機械送り部である透孔13を設けた前方側縁12を切り落とすと共に、長さ方向一定間隔で切断して、千切刃体Bを製出するものである。
従って前記の切起こし加工、研磨加工、プレス加工、側縁切除加工、起立加工、仕上げ加工は、連続的な機械加工で行うことができ、効率的に且つ確実に千切刃体Bを製造することができる。
尚千切刃体Bを図1のピーラー形式のものではなく、テーブル載置型の野菜調理器に採用されるような基板1に対して斜めに横列する三角櫛歯2を備えた千切刃体を形成する場合には、切込み31の角度を適宜設定し、また起立加工時の三角櫛歯2の折曲起立を、薄金属帯板11の面に対しては直角に起立し、切除端縁15に対しては所定の角度となるようにすれば良いものである。
A 野菜調理器
B 千切刃体
a 砥石
1 基板
11 薄金属帯板
12 前方側縁
13 透孔(機械送り部)
14 後方側縁
15 切除端縁
2 三角櫛歯
21 刃部
22 刃
23 刃先
31 切込み
32 突出部(切起こし)

Claims (3)

  1. 薄金属帯板から櫛歯状の三角刃を備えた千切刃体を製造する方法であって、薄金属帯板の幅方向中間に、三角櫛歯の形成間隔と対応する切起こしを所定間隔で形成し、当該切起こし突出部分を研磨して刃を形成した後、刃端縁を縦断するように薄金属板の側縁部分を切除し、切除端縁に露出した切起こしの切り込み部分から折曲起立させて三角櫛歯を形成してなることを特徴とする千切刃体の製造方法。
  2. 刃形成後に、前記刃を加圧変形して、折曲起立させて三角櫛歯を形成した際に、三角櫛歯の表裏中間に刃先が位置するようにしてなる請求項1記載の千切刃体の製造方法。
  3. 長尺の薄金属帯板の側縁に機械送り部を設けて、所定の加工を連続的に施してなる請求項1又は2記載の千切刃体の製造方法。
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