JP2014235992A - 照明装置および投光器 - Google Patents

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Abstract

【課題】色ムラが低減された高輝度光源としての照明装置および投光器を実現する。
【解決手段】本実施形態のヘッドランプ(10a)は、複数の投光器(1a)を備え、各投光器(1a)からの光を照射先(R)に向けて投光し、照射先(R)において互いに重ね合わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置および投光器に関する。
近年、励起光源としてLED(light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)などの半導体発光素子を用い、これらの励起光源から生じた励起光を、蛍光物質を含む発光部に照射してインコヒーレントな照明光を発生させる発光装置の研究が行われている。
中でも、高輝度光源が望まれる灯具や照明装置では、励起光源として半導体レーザが用いられた構成が提案されている。半導体レーザから発振されるレーザ光は、コヒーレントな光であるため、指向性が高く、当該レーザ光を励起光として無駄なく集光して、励起光として利用することができる。
特許文献1には、半導体発光素子と、半導体発光素子から出射された青色光を受けて白色光を車両前方へ投影する投影レンズとを備え、投影レンズの後面には、蛍光体から当該投影レンズに入射した青色光を拡散させる拡散部が形成されている、車両用灯具が開示されている。また、特許文献2には、可視領域の色帯のレーザ光により蛍光体を励起し、レーザ光と蛍光体から放出される蛍光とを混色することによって照明光を得る照明装置において、蛍光体の表面に、光混合層を設けたことを特徴とする照明装置が開示されている。
また、特許文献3には、レーザ光を出射する半導体レーザ素子と、半導体レーザ素子から出射されたレーザ光の一部を波長変換した蛍光を、照明光として発する発光部と、発光部が発した照明光に含まれるレーザ光および蛍光を混合する拡散板と、を備えるヘッドランプシステムが開示されている。つまり、特許文献1〜3に記載の技術は、レーザ光あるいは投光された光を散乱させることにより、照明光の色の均一性を向上させている点で共通している。
特開2012−119173号公報(2012年6月21日公開) 特開2012−054084号公報(2012年3月15日公開) 特開2013−026161号公報(2013年2月04日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、レーザ光、あるいは投光する光を拡散させて混合することによって投光する光の色の均一性を向上させるため、投光される光の広がりは大きくなり、見かけ上の光源サイズが大きくなってしまう、という問題がある。
すなわち、特許文献1〜3に記載の技術では、投光する光の色の均一性を向上させる代わりに、蛍光体を励起する励起光としてレーザ光を利用することで小さな光源あるいは狭い投光での高輝度光源を実現できるというメリットが損なわれる。
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高輝度光源を用いた照明装置および投光器であり、色ムラが低減されたものを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る照明装置は、レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源が出射したレーザ光を受けて蛍光を発する蛍光体を含む発光部と、上記発光部が発した光を外部へ放射する光学系と、を有する投光器を備え、上記投光器は、上記発光部に含まれる上記蛍光体の種類の数と同数以上、かつ、複数存在し、複数の上記投光器から投光された光が互いに重なり合うように外部へ光を放射する。
また、本発明の一態様に係る投光器は、レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源が出射したレーザ光により発光する発光部と、上記発光部が発した光を複数の光放射面から外部へ放射する光学系と、を備え、複数の上記光放射面から放射された光を互いに重ね合わせて外部へ投光する。
また、本発明の一態様に係る投光器は、レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源が出射したレーザ光により発光する発光部と、上記発光部が発した光を反射する反射鏡と、を備え、上記反射鏡の反射面は、複数の反射構造を有しており、複数の上記反射構造にて反射した光を互いに重ね合わせて外部へ投光する。
また、本発明の一態様に係る投光器は、レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源が出射したレーザ光により発光する発光部と、上記発光部が発した光を外部へ放射する投光レンズと、を備え、上記投光レンズは、上記発光部が発した光が入射する入射面に複数の屈折構造を有しており、複数の上記屈折構造にて屈折させた光を互いに重ね合わせて外部へ投光する。
上記の構成によれば、レーザ光を励起光として利用し、かつ、投光される光の色の均一性が向上した高輝度光源としての照明装置および投光器を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るヘッドランプの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るヘッドランプに用いる投光器の構造の一例を示す断面図である。 (a)は半導体レーザの回路図を模式的に示す図であり、(b)は半導体レーザの基本構造を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るヘッドランプの概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るヘッドランプに用いる投光器の構造の一例を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る投光器の構造の一例を示す断面図である。 図6に示す投光器のリフレクタの基本構造と保持部材の配置とを示す正面図である。 図7に示すリフレクタの形状例を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る投光器の構造の一例を示す断面図である。 図9に示す投光器のリフレクタに設けられた微小反射構造の例を示す断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る投光器の構造の一例を示す断面図である。 図11に示した投光器の投光レンズに設けられた微小屈折構造の例を示す断面図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施の形態について、図1〜図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。図1では、本発明の照明装置の一例として、複数の投光器1aを組み合わせて構成される自動車用のヘッドランプ(車両用前照灯)10a(照明装置)を例に挙げて説明する。ただし、本発明の照明装置は、自動車以外の車両・移動物体(例えば、船舶・航空機・潜水艇・ロケットなど)のヘッドランプとして実現されてもよいし、その他の照明装置として実現されてもよい。その他の照明装置としては、例えば、サーチライト・プロジェクター・懐中電灯・家庭用照明器具などが挙げられる。また、本発明の投光装置は、照明装置と同様に、自動車以外の車両・移動物体のヘッドランプとして利用されてもよいし、その他の照明装置として利用されてもよい。
また、ヘッドランプ10aは、走行用前照灯(ハイビーム)の配光特性基準を満たすものでもよいし、すれ違い用前照灯(ロービーム)の配光特性基準を満たすものでもよい。
(ヘッドランプ10aの概略構成)
まず、図1を参照しながら、ヘッドランプ10aの概略構成を説明する。図1の(a)は、複数の投光器1aから構成されるヘッドランプ10aを、ヘッドランプ10aを備えて地上を走行中の車両の上方から見た場合の概略構成例を示している。図1の(b)は、図1の(a)に示すヘッドランプ10aを構成する投光器1aの配置を、ヘッドランプ10aの斜め前方から見たときの様子を示す斜視図である。
図1の(a)に示すように、ヘッドランプ10aは、方向A(車両の前方など)に向けて、破線で示すように光Lを投光する複数の投光器1aを備えている。各投光器1aは、ヘッドランプ10aから所定の距離だけ前方の、照射先Rを照射するように光Lを投光する。各投光器1aは、各投光器1aから投光される光Lが、照射先Rにおいて互いに重なり合うように構成されている。その結果、複数の投光器1aから投光される光が、照射先Rにおいて互いに重なり合うことで混合されるため、照射先Rを照らす光の色ムラは低減され、色の均一性の高い照射光を得ることができる。
なお、ここでは、ヘッドランプ10aを構成する投光器1aの数が5つ水平に配置された場合について示しているが、ヘッドランプ10aを構成する投光器1aの数はこれに限定されず、任意の数の投光器1aを組み合わせてもよい。例えば、投光を互いに重ね合わせる投光器1aの数が多いほど照射光の色の均一度は向上するので、投光を互いに重ね合わせる投光器1aの数に上限はない。
一方、投光を互いに重ね合わせる投光器1aは少なくとも2つあればよい。ただし、投光器1aに用いる蛍光体の種類の数と同数の投光器1aから投光される光Lを重ねることで、照射先Rを照らす光の色ムラが低減し、光の色の均一性がより効果的に向上することが確認された。更には、投光器1aに用いる蛍光体の種類の数より1つ以上多い投光器1aからの光Lを重ねることで、光の色の均一性がより好ましいことが分かった。
したがって、光の色ムラの低減のためには、照射先Rにおいて互いに重なり合うように光を投光する投光器1aの数は、投光器1aに用いる蛍光体の種類の数と同数以上、かつ、複数であることが望ましい。光の色ムラの低減のためには、更には、投光器1aに用いる蛍光体の種類の数より1つ以上多いことがより好ましい。
なお、各投光器1aから射出される光Lを重ね合わせた光が、照射先Rを照射する所望の光度となるように、各投光器1aから射出される光Lの光度を調節し得る。例えば、図1のヘッドランプ10aの場合、5つの投光器1aの各々が発する光Lの光量は、照射先Rを照射するのに要する光量の1/5とすればよい。
(投光器1aの構造)
次に、ヘッドランプ10aを構成する投光器1aの基本構造について、図2を参照しながら説明する。図2は、ヘッドランプ10aに用いる投光器1aの構造の一例を示す断面図である。図2に示すように、投光器1aは、半導体レーザ素子3(レーザ光源)、集光レンズ4、発光部7、リフレクタ8(光学系)、およびベース13を備えている。また、図2には、レーザ光を発振させるための電気系Eが一部のみ図示されている。
本実施形態の投光器1aは、発光部7の、レーザ光受光面から発せられる光を主として利用する構成である。
(半導体レーザ素子3)
半導体レーザ素子3は、励起光として利用されるレーザ光を発振する。半導体レーザ素子3は、1チップに1つの発光点を有し、例えば、405nm(青紫色)のレーザ光を発振し、出力2Wであり、直径5.6mmのパッケージに封入されている。半導体レーザ素子3が発振するレーザ光の波長は、405nmに限定されず、380nm以上、470nm以下の波長範囲にピーク波長を有するレーザ光であってよい。半導体レーザ素子3の構成については、後に詳述する。
なお、380nmより短波長のレーザ光を発振する良質な短波長用の半導体レーザ素子3を作製することが可能であれば、本実施形態の半導体レーザ素子3として、380nmより短波長のレーザ光を発振するように設計された半導体レーザを適用することも可能である。
(半導体レーザ素子3の構成)
次に、半導体レーザ素子3の基本構造について説明する。図3(a)は、半導体レーザ素子3を駆動する回路を示す模式図であり、図3(b)は、半導体レーザ素子3の基本構造を示す斜視図である。図3(a)および図3(b)に示されるように、半導体レーザ素子3は、カソード電極23、基板22、クラッド層113、活性層111、クラッド層112、アノード電極21がこの順に積層された構成である。
基板22は、半導体基板であり、蛍光体を励起するための青色〜紫外の励起光を得る場合、GaN、サファイア、SiCを用いることが好ましい。一般的には、半導体レーザ用の基板の他の例として、Si、GeおよびSiCなどのIV属半導体、GaAs、GaP、InP、AlAs、GaN、InN、InSb、GaSbおよびAlNに代表されるIII−V属化合物半導体、ZnTe、ZeSe、ZnSおよびZnOなどのII−VI属化合物半導体、ZnO、Al、SiO、TiO、CrOおよびCeOなどの酸化物絶縁体、並びに、SiNなどの窒化物絶縁体のいずれかの材料が用いられる。
アノード電極21は、クラッド層112を介して活性層111に電流を注入するためのものである。
カソード電極23は、基板22の下部から、クラッド層113を介して活性層111に電流を注入するためのものである。なお、電流の注入は、アノード電極21からカソード電極23の方向に順方向バイアスをかけて行う。
活性層111は、クラッド層113およびクラッド層112で挟まれた構造になっている。
また、活性層111およびクラッド層の材料としては、青色〜紫外の励起光を得る場合、AlInGaNから成る混晶半導体が用いられる。一般に半導体レーザの活性層・クラッド層としては、Al、Ga、In、As、P、N、Sbを主たる組成とする混晶半導体が用いられ、そのような構成としてもよい。また、Zn、Mg、S、Se、TeおよびZnOなどのII−VI属化合物半導体によって構成されていてもよい。
また、活性層111は、注入された電流により発光が生じる領域であり、クラッド層112およびクラッド層113との屈折率差により、発した光が活性層111内に閉じ込められる。
さらに、活性層111には、誘導放出によって増幅される光を閉じ込めるために互いに対向して設けられる表側へき開面114・裏側へき開面115が形成されており、この表側へき開面114・裏側へき開面115が鏡の役割を果す。
ただし、完全に光を反射する鏡とは異なり、誘導放出によって増幅される光の一部は、活性層111の表側へき開面114・裏側へき開面115(本実施形態では、便宜上表側へき開面114とする)から出射され、励起光L0となる。なお、活性層111は、多層量子井戸構造を形成していてもよい。
なお、表側へき開面114と対向する裏側へき開面115には、レーザ発振のための反射膜(図示省略)が形成されており、表側へき開面114と裏側へき開面115との反射率に差を設けることで、低反射率端面である、例えば、表側へき開面114より励起光L0の大部分を発光点103から照射されるようにすることができる。
クラッド層113・クラッド層112は、n型およびp型それぞれのGaAs、GaP、InP、AlAs、GaN、InN、InSb、GaSb、およびAlNに代表されるIII−V属化合物半導体、並びに、ZnTe、ZeSe、ZnSおよびZnOなどのII−VI属化合物半導体のいずれの半導体によって構成されていてもよく、順方向バイアスをアノード電極21からカソード電極23に印加することで活性層111に電流を注入できるようになっている。
クラッド層113・クラッド層112および活性層111などの各半導体層との膜形成については、MOCVD(有機金属化学気相成長)法やMBE(分子線エピタキシー)法、CVD(化学気相成長)法、レーザアブレーション法、スパッタ法などの一般的な成膜手法を用いて構成できる。各金属層の膜形成については、真空蒸着法やメッキ法、レーザアブレーション法、スパッタ法などの一般的な成膜手法を用いて構成できる。
(集光レンズ4)
図2に記載の集光レンズ4は、半導体レーザ素子3から発振されたレーザ光を発光部7上に集光するための非球面のレンズである。上述の機能を有するレンズであれば、集光レンズ4の形状および材質は特に限定されないが、405nm近傍の波長領域の光の透過性が高く、かつ、耐熱性が高い材料で形成されていることが好ましい。
(発光部7)
発光部7は、集光レンズ4により集光されたレーザ光を受けて発光するものであり、レーザ光によって励起されて発光する蛍光体を含んでいる。図2に示すように、発光部7は、レーザ光が照射される側の面と対向する側の面で、ベース13の一部と接触して固定される。
なお、図2に示す発光部7と接するベース13の面は、発光部7のレーザ光が照射される側の面の延長線(図中の破線)がリフレクタ8の方向Aにおける開口部の最外部と交差するように傾けられている。これにより、発光部7から発せられる光をリフレクタ8で反射して、光Lとして無駄なく利用することができるという効果がある。さらに、投光器1aの発光部7上の発光点からの光が直接外部に射出されないので、Aの方向から投光器1aを見る人が眩惑されることを抑制することもできる。
発光部7は、後述するリフレクタ8の形状が回転放物面である場合には、該回転放物面の焦点付近に配置され、該発光部7の中心部がレーザ光により励起される。
発光部7は、蛍光体の粉末を焼結させ、薄片状に形成されたものである。発光部7の形状および大きさは、例えば、1mm×1mmおよび厚さ0.2mmの直方体である。白色で発光するように、発光体7は、例えば、赤色、緑色、および青色に発光する蛍光体のいずれか1つ以上が焼結されている。半導体レーザ素子3は、405nm(青紫色)のレーザ光を発振するため、発光部7に当該レーザ光が照射されると複数の色が混合され、白色光が発生する。
発光部7は、例えば、下記の(1)、(2)、および(3)の3種類の蛍光体を混合して焼結させることで、形成され得る。
(1)CaAlSiN:Eu:赤色の蛍光を発する蛍光体
(2)β‐SiAlON:Eu:緑色の蛍光を発する蛍光体
(3)(BaSr)MgAl1017:Eu:青色の蛍光を発する蛍光体
しかし、発光部7に用いられる蛍光体は、これらに限定されず、さまざまな蛍光体が発光部7に利用され得る。また、混合する蛍光体の種類も、3種類に限定されず、半導体レーザ素子3が発振するレーザ光の波長に応じて、適宜、変更すればよい。例えば、半導体レーザ素子3が、450nm、または、440nm以上、490nm以下の波長範囲にピーク波長を有するレーザ光を発振する場合、上記蛍光体は、黄色の蛍光体、または緑色の蛍光体と赤色の蛍光体とを混合すればよい。
ここで、黄色の蛍光体とは、560nm以上、590nm以下の波長範囲にピーク波長を有する光を発する蛍光体である。なお、緑色の蛍光体とは、510nm以上、560nm以下の波長範囲にピーク波長を有する光を発する蛍光体である。赤色の蛍光体とは、600nm以上、680nm以下の波長範囲にピーク波長を有する光を発する蛍光体である。青色の蛍光体とは、450nm以下の可視光領域の波長範囲にピーク波長を有する光を発する蛍光体である。
なお、発光体7は、蛍光体保持物質(封止剤)としての透明部材の内部に蛍光体が分散されているものであってもよい。この場合、蛍光体保持物質としては、無機ガラスなどの材料が用いられるが、これに限定されない。レーザ光により蛍光体が励起されることにより発生する高熱に耐えることのできる耐熱性と、発生した熱を例えばベース13などに伝導する熱伝導性とを有する材料であれば、蛍光体保持物質は、樹脂、有機無機ハイブリッドガラスであってもよい。また、発光部7は、蛍光体を押し固めたものであってもよい。
(発光部7の発光原理)
次に、半導体レーザ素子3から発振されたレーザ光による蛍光体の発光原理について説明する。
まず、半導体レーザ素子3から発振されたレーザ光が発光部7に含まれる蛍光体に照射されることにより、蛍光体内に存在する電子が低エネルギー状態から高エネルギー状態(励起状態)に励起される。
その後、この励起状態は不安定であるため、蛍光体内の電子のエネルギー状態は、一定時間後にもとの低エネルギー状態(基底準位のエネルギー状態または励起準位と基底準位との間の準安定準位のエネルギー状態)に遷移する。
このように、高エネルギー状態に励起された電子が、低エネルギー状態に遷移することによって蛍光体が発光する。
白色光は、等色の原理を満たす3つの色の混色、または補色の関係を満たす2つの色の混色などで構成でき、この原理・関係に基づき、複数の蛍光体が発する光の色を、上述のように組み合わせることにより白色光を発生させることができる。
(リフレクタ8)
リフレクタ8は、発光部7が発する蛍光を方向Aに向けて反射することにより、所定の立体角内を進む光線束を形成するものである。すなわち、リフレクタ8は、発光部から放射された光を反射することにより、投光器1aの前方へ進む光線束を含む光Lを形成する。
リフレクタ8は、例えば、樹脂で形成された回転放物面などの曲面形状(カップ形状)の内側の表面に、アルミニウムなどの金属薄膜が形成された部材である。また、リフレクタ8には、半導体レーザ素子3からのレーザ光が発光部7に照射されるように、貫通穴6が適当な場所に設けられ得る。なお、貫通穴6は、必ずしも穴である必要はなく、リフレクタ8の一部分が光透過性を有するように構成された箇所であってもよい。
このリフレクタ8の内面の形状は、回転放物面を原型として形成され得るものであり、発光部7からの光を反射して所望の方向に進む光線束となるように自由曲面で構成されてよい。リフレクタ8の形状およびサイズは、例えば、光Lが投光される方向Aの側に設けられた前面開口部が半径10mmの半円形の形状で、前面開口部からの奥行きが8.3mmである。
(ベース13)
ベース13は、リフレクタ下部に配され、発光部7を固定する機能を有する部材である。なお、図2では、発光部7および半導体レーザ素子3がベース13の上に設置される例を示しているが、半導体レーザ素子3の設置位置はベース13上に限定されない。例えば、投光器1aの外部に備えられた半導体レーザ素子3から発振されるレーザ光を、光ファイバなどを利用して投光器1aが備える発光部7へと導くことも可能である。
ベース13は、半導体レーザ素子3および発光部7において発生した熱を受け取る高い熱伝導性を有する、アルミニウムなどの金属で形成された部材であることが好ましい。これにより、半導体レーザ素子3および発光部7と熱的に(すなわち、熱エネルギーの授受が可能なように)接続されることで、半導体レーザ素子3および発光部7で発生した熱を投光器1aの外部へ放熱することができる。
(ヘッドランプ10aの効果)
投光器1aは、半導体レーザ素子3から発振される、高い光密度のレーザ光を発光部7に照射して、発光部7に含まれる蛍光体を励起する。これにより、発光部7上の励起光を受けて光を発する発光点のサイズは小さく、かつ、高輝度の光を発光部7から得ることができる。このように、小さい発光点から高輝度の発光を得ることにより、投光器1aを小さく設計することが可能である。
高い光密度のレーザ光を発光部7に照射するため、発光部7に含まれる蛍光体粒子の発熱が大きくなるので、蛍光体粒子に生じる熱を効率よく放熱する必要がある。そこで、発光部7の熱伝導性を向上させるために、発光部7としては、蛍光体粒子が密に詰まっていて、蛍光体粒子間の距離が短いものが望ましい。さらに、発光部7を薄い板状に形成して、レーザ光を受ける発光部7の面上の発光点と、発光部7のレーザ光を受ける面と対向する面であってベース13と接する面と、の間の距離を短くすることで、効果的に、発光部7の放熱ができるようにすることが望ましい。
しかし、発光部7のレーザ光を受ける面上の発光点のサイズが小さくなる一方で、該発光点のサイズに対する発光部7に含まれる蛍光体粒子のサイズが相対的に大きくなれば、発光部7の発光点における蛍光体粒子の分布が、発光部7から発せられる光の色の不均一性が生じる原因となり得る。さらに、発光部7を薄く形成すれば、各蛍光体粒子からの発光が発光部7の発光点において十分に混色されないまま放出されるために、発光部7の表面における光の色ムラが生じてしまう原因となり得る。
そこで、本実施形態のヘッドランプ10aは、複数の投光器を備え、各投光器1aからの光を照射先Rに向けて投光し、照射先Rにおいて互いに重ね合わせる。これにより、各投光器1aが発する光の色ムラは、投光先である照射先Rを照射する光において低減される。
以上のように、本実施形態に係るヘッドランプ10aは、レーザ光を出射する半導体レーザ素子3と、半導体レーザ素子3が出射したレーザ光を受けて蛍光を発する蛍光体を含む発光部7と、発光部7が発した光を外部へ放射するリフレクタ8(光学系)と、を有する投光器1aを備え、投光器1aは、発光部7に含まれる蛍光体の種類の数と同数以上、かつ、複数存在し、複数の投光器1aから投光された光が互いに重なり合うように外部へ光を放射する構成を備えている。
レーザ光を受けて蛍光を発する発光部7に含まれる蛍光体の種類の数と同数以上、かつ、複数の投光器1aを備えることにより、当該複数の投光器1aから外部へ投光された光は互いに重なり合う。これにより、ヘッドランプ10aからの光の色ムラを低減することができる。
更には、蛍光体の種類の数より1つ以上多い投光器1aからの光Lを互いに重なり合わせることで、より効果的に投光先での光の色ムラを低減させることができる。例えば、発光部7に3種類の蛍光体を用いる場合、少なくとも3つの投光器1a、より好ましくは4つ以上の投光器1aを用いて、該投光器1aから投光される光Lを重ね合わせることで、ヘッドランプ10aから外部へ照射される光Lの均一性を向上させることができる。
それゆえ、本実施形態によれば、投光される光Lの色の均一性が向上した高輝度光源としてのヘッドランプ10aを実現することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図4および図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、実施形態1にて説明した部材と同様の部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(ヘッドランプ10bの概略構成)
ここでは、本発明の照明装置の一例として、複数の投光器1bを組み合わせて構成される自動車用のヘッドランプ(車両用前照灯)10b(照明装置)の別の実施形態について説明する。
ただし、本発明の照明装置は、自動車以外の車両・移動物体(例えば、船舶・航空機・潜水艇・ロケットなど)のヘッドランプとして実現されてもよいし、その他の照明装置として実現されてもよい。その他の照明装置としては、例えば、サーチライト・プロジェクター・懐中電灯・家庭用照明器具などが挙げられる。なお、本発明の投光装置は、投光装置1aと同様に、自動車以外の車両・移動物体のヘッドランプとして利用されてもよいし、その他の照明装置として利用されてもよい。
図4の(a)は、複数の投光器1bから構成されるヘッドランプ10bを、ヘッドランプ10bを備えて地上を走行中の車両の上方から見た場合の概略構成例を示している。図4の(b)は、図4の(a)に示すヘッドランプ10bを構成する投光器1bの配置を、ヘッドランプ10bの斜め前方から見たときの様子を示す斜視図である。実施形態1の投光器1aと異なり、本実施形態の投光器1bは、光Lを出射する側に投光レンズ15を備えている。この投光レンズ15については、投光器1bの構造と共に後に詳述する。
図4の(a)に示すように、ヘッドランプ10bは、方向A(車両の前方など)に対して破線で示すように光Lを投光する投光器1bを備えている。なお、ここでは、ヘッドランプ10bを構成する投光器1bの数が4つ水平に配置された場合について示しているが、ヘッドランプ10bを構成する投光器1bの数はこれに限定されず、任意の数の投光器1bを組み合わせてもよい。
図4の(a)に例示されたヘッドランプ10bでは、4つの投光器1bは、照射先R1において互いに重なり合う光Lを照射する2つの投光器1bと、照射先R2において互いに重なり合う光Lを照射する2つの投光器1bとを含んでいる。すなわち、照射先R1および照射先R2を照射する光は、2つの投光器1bから投光される光を互いに重なり合わせて混合されるため、照射先R1および照射先R2を照らす光の色ムラが低減され、色の均一性の高い照射光となる。
例えば、同じ照射範囲に光Lを射出する投光器1bの数が多いほど照射光の色の均一度は向上するので、光Lを互いに重ね合わせる投光器1bの数に上限はない。
一方、光Lを互いに重ね合わせる投光器1bの数は少なくとも2つあればよい。ただし、投光器1bに用いる蛍光体の種類の数と同数の投光器1bから投光される光Lを重ねることで、照射先R1および照射先R2を照らす光の色ムラが低減し、光の色の均一性がより効果的に向上することが確認された。更には、投光器1bに用いる蛍光体の種類の数より1つ以上多い投光器1bからの光Lを重ねることで、光の色の均一性がより好ましいことが分かった。
なお、各投光器1bから射出される光Lを重ねあわせた光が、ヘッドランプ10bとして規定された投光先を照射する所望の光度となるように、各投光器1bから射出される光Lの光度を調節し得る。例えば、図4のヘッドランプ10bの場合、4つ備えられた投光器1bのうち照射先R1を照射する2つの投光器1bの各々が発する光Lの光量は、照射先R1を照射するのに要する光量の1/2とすればよい。
(投光部1bの構造)
次に、本実施形態の照明装置10bを構成する投光器1bの基本構造について、図5を参照しながら説明する。図5は、投光器1bの構造の一例を示す断面図である。図5に示すように、投光器1bは、半導体レーザ素子3、集光レンズ4、発光部7、保持部材9、ケース11、および投光レンズ15を備えている。また、図5には、レーザ光を発振させるための電源回路Eが一部のみ図示されている。
本実施形態の投光器1bは、発光部7の、レーザ光を受ける面と対向する面から発せられる光を主として利用する構成である。
(半導体レーザ素子3)
半導体レーザ素子3は、励起光として利用されるレーザ光を発振する。半導体レーザ素子3は、1チップに1つの発光点を有し、例えば、405nm(青紫色)のレーザ光を発振し、出力2.5Wであり、直径5.6mmのパッケージに封入されている。半導体レーザ素子3が発振するレーザ光の波長は、405nmに限定されない。また、本実施形態では、励起光源として半導体レーザ素子3を用いるが、半導体レーザ素子3の代わりに、LED(発光ダイオード)を用いることも可能である。
(発光部7)
発光部7は、蛍光体の粒子を焼結させ、薄片状に形成されたものである。発光部7の形状および大きさは、例えば、直径1mmおよび厚さ0.5mmの円板形状である。白色で発光するように、発光体7は、例えば、黄色および青色に発光する蛍光体のいずれか1つ以上が焼結されている。半導体レーザ素子3は、405nm(青紫色)のレーザ光を発振するため、発光部7に当該レーザ光が照射されると複数の色が混合され、白色光が発生する。
発光部7は、例えば、下記の(1)および(2)の2種類の蛍光体を混合して焼結させることで、形成され得る。
(1)α‐SiAlON:黄色の蛍光を発する蛍光体
(2)(BaSr)MgAl1017:Eu:青色の蛍光を発する蛍光体
しかし、発光部7に用いられる蛍光体は、これらに限定されず、さまざまな蛍光体が発光部7に利用され得る。また、混合する蛍光体の種類も、2種類に限定されず、半導体レーザ素子3が発振するレーザ光の波長に応じて、適宜、変更すればよい。
(保持部材9)
保持部材9は、円形の板の中心に発光部7を保持するための穴が設けられた透明な材料で形成されており、投光器1bの内部において発光部7を保持する部材である。保持部材9は、例えば、図5に示すように、発光部7のレーザ光を受ける面と隣接する側面と接している。しかし、保持部材9が発光部7を保持する様式には、特に限定されない。すなわち、発光部7にレーザ光が入射するように保持され、発光部7のレーザ光を受ける面と対向する面から発せられる光が投光器1bの外部へ投光される構成であれば、いかなる保持様式であってもよい。
なお、保持部材9は、発光部7に生じる熱を放熱するために、熱伝導性の高い材料で形成されていることが望ましい。
(ケース11)
ケース11は、投光器1bの各部材を投光器内に格納して、投光器1bを構成する部材である。ケース11は、例えば、金属などを用いて形成される。
(投光レンズ15)
投光レンズ15は、発光部7から出射した蛍光を含む光Lを、方向Aに向けて投光するためのレンズである。投光レンズ15は、例えば、樹脂製の凸レンズであり、所望の照射先R1あるいは照射先R2への投光を実現するために、自由曲面で構成され得る。投光レンズ15のサイズおよび形状の一例としては、直径20mmの円形状である。
(ヘッドランプ10bの効果)
以上のように、本実施形態に係るヘッドランプ10bは、レーザ光を出射する半導体レーザ素子3と、半導体レーザ素子3が出射したレーザ光を受けて蛍光を発する蛍光体を含む発光部7と、発光部7が発した光を外部へ放射する投光レンズ15(光学系)と、を有する投光器1bを備え、投光器1bは、発光部7に含まれる蛍光体の種類の数と同数以上、かつ、複数存在し、複数の投光器1bから投光された光が互いに重なり合うように外部へ光を放射する構成を備えている。
レーザ光を受けて蛍光を発する発光部7に含まれる蛍光体の種類の数と同数以上、かつ、複数の投光器1bを備えることにより、当該複数の投光器1bから外部へ投光された光は互いに重なり合う。これにより、ヘッドランプ10bからの光の色ムラを低減することができる。
更には、蛍光体の種類の数より1つ以上多い投光器1bからの光Lを互いに重なり合わせることで、より効果的に投光先での光の色ムラを低減させることができる。例えば、発光部7に2種類の蛍光体を用いる場合、少なくとも2つの投光器1b、より好ましくは3つ以上の投光器1bを用いて、該投光器1bから投光される光Lを重ね合わせることで、ヘッドランプ10bから外部へ照射される光Lの均一性を向上させることができる。
それゆえ、本実施形態によれば、投光される光Lの色の均一性が向上した高輝度光源としてのヘッドランプ10bを実現することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図6〜図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、実施形態1にて説明した部材と同様の部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
以下では、自動車用の走行用前照灯(いわゆる、ハイビーム)として、車両の右前方、あるいは左前方に設置されて用いられる投光器1cを例に挙げて説明する。なお、投光装置1cは、自動車以外の車両・移動物体のヘッドランプとして利用されてもよいし、その他の照明装置として利用されてもよい。
(投光器1cの構造)
ここでは、本実施形態に係る投光器1cについて、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る投光器1cの構造の一例を示す断面図である。図6に示すように、投光器1cは、半導体レーザ素子アレイ2(レーザ光源)、集光レンズ4、光ファイバ5、発光部7、リフレクタ8(光学系)、保持部材9a、ケース11、透明カバー12、および凸レンズ14を備えている。
本実施形態の投光器1cは、発光部7の、レーザ光を受ける面から発せられる光を主として利用する構成である。
(半導体レーザ素子アレイ2/半導体レーザ素子3)
半導体レーザ素子アレイ2は、励起光を出射する励起光源として機能し、複数(例えば、8つ)の半導体レーザ3を基板上に備えるものである。半導体レーザ3のそれぞれから励起光としてのレーザ光が発振される。
なお、励起光源として複数の半導体レーザ3を用いる必要は必ずしもなく、半導体レーザ3を1つのみ用いてもよいが、高出力のレーザ光を得るためには、複数の半導体レーザ3を用いる方が容易である。
半導体レーザ3は、1チップに1つの発光点を有し、例えば、400nm(青紫色)のレーザ光を発振する。
半導体レーザ素子アレイ2、集光レンズ4、半導体レーザ素子に生じる熱を放熱するためのヒートシンク(図示せず)、および各半導体レーザ素子3からそれぞれ所望の出力でレーザ光を発振させるための電気系Eと配線(図示せず)を、レーザモジュール部としてパッケージングしてもよい。
(光ファイバ5)
光ファイバ5は、半導体レーザ3が発振したレーザ光を発光部7へと導く導光部材であり、複数の光ファイバの束である。この光ファイバ5は、各半導体レーザ素子3からの上記レーザ光を受け取る複数の入射端部5bと、該入射端部5bを束ねてすべてのレーザ光を入射させ、導光して、出射する1本の光ファイバ5とを有している。光ファイバ5は、発光部7のレーザ光照射面に対してレーザ光を出射する。
なお、光ファイバ5は、1本の光ファイバである必要は必ずしもなく、出射端部を複数有する構成であって良い。例えば、複数の出射端部を備えることにより、発光部7にレーザ光が局所的に照射されることが無くなり、発光部7の一部の著しい劣化を防止できる。
(光ファイバ5の材質および構造)
光ファイバ5は、中芯のコアを、当該コアよりも屈折率の低いクラッドで覆った2層構造をしている。コアは、レーザ光の吸収損失がほとんどない石英ガラス(酸化ケイ素)を主成分とするものであり、クラッドは、コアよりも屈折率の低い石英ガラスまたは合成樹脂材料を主成分とするものである。
例えば、光ファイバ5は、コアの径が200μm、クラッドの径が240μm、開口数NAが0.22の石英製のものであるが、光ファイバ5の構造、太さ、および材質は上述のものに限定されない。例えば、光ファイバ5の長軸方向に対して垂直な断面は矩形であってもよい。
また、光ファイバ5は、可撓性を有しているため、半導体レーザ3と発光部7との相対位置関係を容易に変更できる。したがって、光ファイバ5の長さを調整することにより、半導体レーザ3を発光部7から離れた位置に設置することができる。
それゆえ、半導体レーザ3を、冷却し易い位置または交換し易い位置に設置できるなど、ヘッドランプ1の設計自由度を高めることができる。すなわち、入射端部5bと光ファイバ5の出射端部との位置関係を容易に変更することができ、半導体レーザ3と発光部7との位置関係を容易に変更することができるので、ヘッドランプ1の設計自由度を高めることができる。さらには、本実施形態によるヘッドランプ1を搭載する自動車の設計の自由度も高めることが可能となる。
なお、導光部材として光ファイバ以外の部材、または光ファイバと他の部材とを組み合わせたものを用いてもよい。例えば、レーザ光の入射端部と出射端部とを有するロッド状の導光部材、または円錐台形状(または角錐台形状)の導光部材を1つまたは複数用いてもよい。
(発光部7)
発光部7は、蛍光体の粉末を含む薄層が、保持部材9aの表面に一部に形成されたものである。発光部7は、後述するリフレクタ8の形状のベースとして用いられた回転放物面の焦点付近に配置され、例えば、該発光部7の中心部がレーザ光により励起される。
発光部7の形状および大きさは、例えば、直径1mmおよび厚さ0.1mmの円板形状である。白色で発光するように、発光体7は、例えば、赤色、緑色、および青色に発光する蛍光体のいずれか1つ以上が焼結されている。半導体レーザ素子3は、400nm(青紫色)のレーザ光を発振するため、発光部7に当該レーザ光が照射されると複数の色が混合され、白色光が発生する。
発光部7は、例えば、下記の(1)、(2)、および(3)の3種類の蛍光体を混合して焼結させることで、形成され得る。
(1)CaAlSiN:Eu:赤色の蛍光を発する蛍光体
(2)β‐SiAlON:Eu:緑色の蛍光を発する蛍光体
(3)(BaSr)MgAl1017:Eu:青色の蛍光を発する蛍光体
しかし、発光部7に用いられる蛍光体は、これらに限定されず、さまざまな蛍光体が発光部7に利用され得る。また、混合する蛍光体の種類も、3種類に限定されず、半導体レーザ素子3が発振するレーザ光の波長に応じて、適宜、変更すればよい。
(透明カバー12)
透明カバー12は、ケース11と同様に、投光器1cの各部材を投光器内に格納して密閉し、投光器1cを構成する部材である。ケース11は、光透過性の高い透明な材料を用いて形成される。
(凸レンズ14)
光ファイバ5の出射端部から出射したレーザ光を、リフレクタ内の発光部7へ照射するための光学系部材である。
(リフレクタ8)
リフレクタ8は、発光部7が発する蛍光を方向Aに向けて光反射面8aにおいて反射することにより、所定の立体角内を進む光線束を形成するものである。すなわち、リフレクタ8は、発光部から放射された光を反射することにより、投光器1cの前方へ進む光線束を含む光Lを形成する。
リフレクタ8は、例えば、樹脂で形成された回転放物面の曲面形状(カップ形状)の内側の光反射面8aとなる表面に、アルミニウムなどの金属薄膜が形成された部材である。また、リフレクタ8には、半導体レーザ素子3からのレーザ光が発光部7に照射されるように、貫通穴6が適当な場所に設けられ得る。なお、貫通穴6は、必ずしも穴である必要はなく、リフレクタ8の一部分が光透過性を有するように構成された箇所であってもよい。
このリフレクタ8の光反射面8aの形状は、回転放物面に基づいて形成され得るものであり、発光部7からの光を光反射面8aにおいて反射して所望の方向に進む光線束となるように自由曲面で構成されてよい。ただし、リフレクタ8の光反射面8aには、複数の部分領域であるセグメントS(光放射面)が設けられており、各セグメントSは、当該回転放物面と異なる形状の面を有している。このリフレクタ8の光反射面8aが備えるセグメントSの構造の例と、その効果については、後に詳述する。
図7は、図6に示す投光器のリフレクタ8の基本構造と保持部材9aの配置とを示す正面図である。図7に例示するように、リフレクタ8は、投光器1cを方向Aから正対して見ると、略円形である。そして、図6および図7に示すように、発光部7のレーザ光を受ける面が、光ファイバ5の出射端部から出射したレーザ光を受けるように、保持部材9aは、細い柱状の部材であり、リフレクタ8のほぼ中央部まで伸びている。発光部7のレーザ光を受ける面から発せられる光は、該面と対向するように設けられたリフレクタ8の光反射面8aの略前面において反射され、方向Aに向けて光Lが投光される。
(リフレクタ8の光反射面8aの構造)
ここでは、リフレクタ8の光反射面8aの構造について、図8を参照しながら説明する。図8は、リフレクタ8に設けられたセグメントSの構造の例を示す断面図である。
上述のように、光反射面8aに設けられたセグメントSは、光反射面8aの形状の基準の形状として利用された回転放物面とは異なる曲面を有している。すなわち、リフレクタ8の光反射面8aは、全体としては、図8の(a)に示す回転放物面をベースとして用いた自由曲面である。しかし、リフレクタ8の光反射面8aは、複数のセグメントSに分割され、かつ、各セグメントSにおける光反射面8aはベースとなっている回転放物面と異なる曲面あるいは平面であるように構成される。
例えば、図8の(b)に示す光反射面8aでは、各セグメントSは平面で構成されており、図8の(c)に示す光反射面8aでは、各セグメントSは回転放物面とは異なる曲面で構成されている。なお、すべてのセグメントSの形状を回転放物面とは異なる曲面で構成しなければならないのではなく、例えば、一部のセグメントSが回転放物面と同じ曲面を有するようにしてもよい。
(投光器1cの効果)
例えば、リフレクタ8の光反射面8aの形状が回転放物面である場合、該回転放物面の焦点近傍に配置された発光部7から発せられる光は、光反射面8aにおいて反射して、図2に示したような、方向Aに向かって照射される光Lとなる。
これに対して、本実施形態のリフレクタ8の光反射面8aは、複数のセグメントSに分割されており、その各セグメントSが回転放物面とは異なる面を有している。そのため、光反射面8aにおいて反射して、方向Aに照射される光L(図6参照)は、図2に示された光Lと比較して照射範囲が広くなる。すなわち、あるセグメントSにおいて反射した光Lと、他のセグメントにおいて反射した光Lとの少なくとも一部が重なり合い、方向Aに向けて投光される。
なお、光反射面8aが備えるセグメントSの数、曲面形状、および配置は、投光される光の色の均一性が向上するように設計することが可能である。例えば、各セグメントSにおいて反射する光の向き、および広がりを調節して、任意の形状として設計すればよい。各セグメントで反射した光が、他のセグメントで反射した光と重なり合う程度は、各セグメントSの数、曲面の形状、および配置を設定することにより、調節できる。
このように、リフレクタ8の光反射面8aに複数のセグメントSを設けることにより、セグメントSにおいて反射した光Lは、互いに重なり合って投光先に照射される。これにより、投光器1cが発する光Lの色ムラは、投光先を照らす光Lにおいて低減される。
以上のように、本実施形態に係る投光器1cは、レーザ光を出射する半導体レーザ素子3と、半導体レーザ素子3が出射したレーザ光により発光する発光部7と、上記発光部が発した光を複数のセグメントSから外部へ放射するリフレクタ8と、を備え、複数のセグメントSから放射された光を互いに重ね合わせて外部へ投光する構成を備えている。
この構成により、本実施形態に係る投光器1cは、複数のセグメントSそれぞれから放射された光を互いに重ね合わせて外部へ投光するため、色ムラを低減することができる。また、投光器1cは、複数のセグメントSに分割されたリフレクタ8を備えることにより、複数の投光器1cを用いることなく、自投光器のみで色ムラを低減することができる。
(変形例)
前述の実施形態2に示したように、発光部7の、レーザ光を受ける面と対向する面から発せられる光を主として利用する構成を備える投光器1cに対しても、光Lの広がりを大きくして互いに重ね合わせるという本実施形態のセグメントSが適用され得る。
例えば、図5に示された投光器1cが備える投光レンズ15の、発光部7からの光を含む光Lが入射する側の面、および光Lが出射する側の面の表面の少なくともいずれか一方を、複数のセグメントSに分割すればよい。これにより、投光レンズ15の互いに異なるセグメントSを通って、方向Aに向けて出射される光Lが互いに重なり合うので、複数の投光器を用いることなく、自投光器1cのみで色ムラを低減することができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図9および図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
以下では、自動車用の走行用前照灯(いわゆる、ハイビーム)として、車両の右前方、あるいは左前方に設置されて用いられる投光器1dを例に挙げて説明する。なお、投光装置1dは、自動車以外の車両・移動物体のヘッドランプとして利用されてもよいし、その他の照明装置として利用されてもよい。
(投光器1dの構成)
ここでは、本実施形態に係る投光器の一例としての投光器1dについて、図9を参照しながら説明する。図9は、本実施形態に係る投光器1dの構造の一例を示す断面図である。図9に示すように、投光器1dは、半導体レーザ素子アレイ2(レーザ光源)、集光レンズ4、光ファイバ5、発光部7、リフレクタ8(反射鏡)、保持部材9a、ケース11、透明カバー12、および凸レンズ14を備えている。
基本的な構成は、実施形態3の投光器1dと同じであり、本実施形態の投光器1dは、発光部7の、レーザ光を受ける面から発せられる光を主として利用する構成である。
(リフレクタ8)
リフレクタ8は、発光部7が発する蛍光を方向Aに向けて光反射面8aにおいて反射することにより、所定の立体角内を進む光線束を形成するものである。すなわち、リフレクタ8は、発光部から放射された光を反射することにより、投光器1dの前方へ進む光線束を含む光Lを形成する。
リフレクタ8は、例えば、樹脂で形成された回転放物面の曲面形状(カップ形状)の内側の光反射面8aとなる表面に、アルミニウムなどの金属薄膜が形成された部材である。
図9に示すように、実施形態3に係る投光器1dと異なり、本実施形態に係る投光器1dが備えるリフレクタ8は、複数のセグメントに分割されていない。その代わり、本実施形態に係る投光器1dが備えるリフレクタ8の光反射面8aには、反射性を有する複数の小さな凹凸構造(微小反射構造)が設けられている。この光反射面8aの微小反射構造については、以下に詳述する。
(リフレクタ8の光反射面8aの微小反射構造)
ここでは、リフレクタ8の光反射面8aに設けられた微小反射構造について、図10を参照しながら説明する。図10は、リフレクタ8の光反射面8aに設けられた微小反射構造の例を示す断面図である。
このリフレクタ8の光反射面8aの形状は、図10の(a)に示すような、回転放物面に基づいて形成される。そして、リフレクタ8の光反射面8aには、微小反射構造が形成されている。
図10の(b)、(c)、および(d)に示すリフレクタ8は、いずれも図10の(a)に示す回転放物面をベースとして、それらの光反射面8aにそれぞれ形状の異なる微小反射構造を有している。
以下では、図10の(b)に示す微小反射構造を例に挙げて説明する。図10の(b)は、光反射面8aに、円錐形の凸部T1(反射構造)が複数設けられたリフレクタ8の断面図である。なお、図10の(b)〜(d)に示す円で囲まれた図は、微小反射構造の形状を説明するためにリフレクタ8の断面を拡大した様子を示す。
図10の(b)に示す光反射面8aには、図10の(a)に示す回転放物面上に凸部T1が設けられている。すなわち、光反射部8a上の面の一部が、凸部T1に属している。一方、凸部T1に属さない面である面B1(反射構造)は、図10の(a)に示す回転放物面に沿った面である。したがって、面B1は、回転放物面に相当する部分の面であり、光反射部8a上の面に設けられた凸部T1に対して、相対的に凹んだ面を構成する。
発光部7からの光が光反射面8aに入射する場合、凸部T1によって反射される光と面B1によって反射される光とが生じる。
面B1において反射された光は、方向Aに向けて放射され、走行用前照灯として必要な配向パターンを実現する。一方、凸部T1において反射された光は、面B1において反射された光とは異なる方向に反射される。その結果、面B1からの反射光の一部と、微小反射構造である凸部T1からの反射光の一部とが重ね合される。
これにより、図9で示した、方向Aに向けて投光される光Lにおける色ムラは低減される。
図10の(c)では、凸部T2が円錐台形である場合を示し、図10の(d)では、凸部T3が半球形である場合を示している。このように、図10の(b)に示す例では、微小反射構造の形状は、これに限定されない。なお、図10の(c)に示す面B2、図10の(d)に示す面B3も、面B1と同様に、図10の(a)に示す回転放物面に相当する部分の面である。
また、微小反射構造は、図10の凸部T1〜T3のように凸部であることに限定されず、凹部であってもよいし、凸部と凹部とを混在させたものであってもよい。また、各微小反射構造の形状、サイズ、ほぼ均一に揃っている必要はなく、適宜、さまざまな微小反射構造を形成すればよい。
さらに、光反射面8aにおける微小反射構造の密度も均一である必要はなく、適宜、調節して設けることができる。例えば、色ムラが大きい発光部7と色ムラが小さい発光部7とが存在する場合、色ムラが大きい発光部7から発せられる光を主に反射する光反射面8aの領域では、微小反射構造の密度を他の領域よりも高くして設ければよい。例えば、図10の(a)に示す凸部T1の密度を高くすれば、それだけ、凸部T1により反射される光の量が多くなる。これにより、面B1からの反射光の一部と重なり合う凸部T1からの光の量が増加するので、光の色の均一性をより向上させることができる。
反対に、色ムラが小さい発光部7から発せられる光を主に反射する光反射面8aの領域では、微小反射構造の密度を他の領域よりも低くして設ければよい。
(投光器1dの効果)
以上のように、本実施形態に係る投光器1dは、レーザ光を出射する半導体レーザ素子3と、半導体レーザ素子3が出射したレーザ光により発光する発光部7と、発光部7が発した光を反射するリフレクタ8と、を備え、リフレクタ8の光反射面8aは、複数の微小反射構造を有しており、複数の微小反射構造にて反射した光を互いに重ね合わせて外部へ投光する構成である。
上記の構成によれば、投光器1dは、複数の微小反射構造それぞれにて反射した光を互いに重ね合わせて外部へ投光するため、色ムラを低減することができる。また、複数の微小反射構造の形状、サイズ、密度を調整することにより、投光先の光の色ムラの程度を制御することができる。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について、図11および図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
以下では、自動車用の走行用前照灯(いわゆる、ハイビーム)として、車両の右前方、あるいは左前方に設置されて用いられる投光器1eを例に挙げて説明する。なお、投光装置1eは、自動車以外の車両・移動物体のヘッドランプとして利用されてもよいし、その他の照明装置として利用されてもよい。
(投光器1eの構成)
ここでは、本実施形態に係る投光器の一例としての投光器1eについて、図11を参照しながら説明する。図11は、本実施形態に係る投光器1eの構造の一例を示す断面図である。図11に示すように、投光器1eは、半導体レーザ素子3、集光レンズ4、光ファイバ5、発光部7、リフレクタ8、保持部材9a、ケース11、透明カバー12、凸レンズ14、および投光レンズ15を備えている。また、図5には、レーザ光を発振させるための電源回路Eが一部のみ図示されている。
本実施形態の投光器1eは、発光部7の、レーザ光を受ける面から発せられる光を主として利用する構成である。
(発光部7、リフレクタ8、および投光レンズ15の配置)
本実施形態に係る投光器1eを構成する発光部7、リフレクタ8、および投光レンズ15の配置について、図11を用いて以下に説明する。
リフレクタ8は、回転楕円面形状の光反射面8aを有し、該光反射面8aは、発光部7が発する光を反射する。該回転楕円面の2つの焦点のうち、レーザ光が射出される側に近い方の焦点に発光部7が配置される。これにより、光反射面8aにおいて反射した光は、同回転楕円面のもう一方の焦点Fで結像される。
(投光レンズ15)
投光レンズ15は、リフレクタ8の光反射面8aにおいて反射された光を、方向Aに向けて投光するためのレンズであり、上記焦点Fと同じ位置が基準点(または、主点ともいう)となるように設置される。投光レンズ15の材質としては、例えば、光透過性の良い樹脂やガラスなどが用いられる。投光レンズ15は、平凸レンズをベースとした形状をしている。方向Aの側から投光レンズ15を見れば、ほぼ円形をしている。
なお、ここでは、投光レンズ15を、平凸レンズをベースとする形状のレンズとして示したが、所望の投光パターンが得られるように自由曲面で構成すればよく、平凸レンズの形状に限定されない。また、方向Aの側から投光レンズ15を見たときの形状についても、円形に限定されない。
投光レンズ15には、光を屈折させる性質を有する複数の小さな凹凸(微小屈折構造)が設けられている。この投光レンズ15の微小屈折構造については、以下に詳述する。
(投光レンズ15の微小屈折構造)
ここでは、投光レンズ15に設けられた微小屈折構造について、図12を参照しながら説明する。図12は、微小屈折構造が投光レンズ15の光入射面15a(入射面)に設けられた場合の例を示す断面図である。
この投光レンズ15の形状は、図12の(a)に示すような、平凸レンズの形状に基づいて形成される。そして、投光レンズ15の光入射面15aには、微小屈折構造が形成されている。
図12の(b)、(c)、および(d)に示す投光レンズ15は、いずれも図12の(a)に示す平凸レンズの形状をベースとして、それらの光入射面15aにそれぞれ形状の異なる微小屈折構造を有している。
以下では、図12の(b)に示す微小屈折構造を例に挙げて説明する。図12の(b)は、光入射面15aに、円錐形の凸部T1(屈折構造)が複数設けられた投光レンズ15の断面図である。なお、図12の(b)〜(d)に示す円で囲まれた図は、微小屈折構造の形状を説明するために投光レンズ15の断面を拡大した様子を示す。
図12の(b)に示す光入射面15aには、図12の(a)に示すように凸部T1が設けられている。すなわち、光入射面15a上の面の一部が、凸部T1に属している。一方、凸部T1に属さない面である面B1(屈折構造)は、図12の(a)に示す光入射面15aに沿った面である。したがって、面B1は、光入射面15aに相当する部分の面であり、光入射面15a上の面に設けられた凸部T1に対して、相対的に凹んだ面を構成する。
発光部7からの光が光入射面15aに入射する場合、凸部T1によって屈折される光と面B1によって屈折される光とが生じる。
面B1において屈折した光は、方向Aに向けて放射され、走行用前照灯として必要な配向パターンを実現する。一方、凸部T1において屈折した光は、面B1において屈折した光とは異なる方向に屈折する。その結果、面B1からの屈折光の一部と、微小屈折構造である凸部T1からの屈折光の一部とが重ね合される。
これにより、方向Aに向けて投光される光L(図11参照)における色ムラは低減される。
図12の(c)では、凸部T2が円錐台形である場合を示し、図12の(d)では、凸部T3が半球形である場合を示している。このように、図12の(b)に示す例では、微小屈折構造の形状は、これに限定されない。なお、図12の(c)に示す面B2、図12の(d)に示す面B3も、面B1と同様に、図12の(a)に示す光入射面15aと同じ面に相当する部分である。
また、微小屈折構造は、図12の凸部T1〜T3のように凸部であることに限定されず、凹部であってもよいし、凸部と凹部とを混在させたものであってもよい。また、各微小屈折構造の形状、サイズ、ほぼ均一に揃っている必要はなく、適宜、さまざまな微小屈折構造を形成すればよい。
さらに、微小屈折構造の密度も均一である必要はなく、適宜、調節して設けることができる。例えば、色ムラが大きい発光部7と色ムラが小さい発光部7とが存在する場合、色ムラが大きい発光部7から発せられる光を主に屈折させる光入射面15aの領域では、微小屈折構造の密度を他の領域よりも高くして設ければよい。例えば、図12の(a)に示す凸部T1の密度を高くすれば、それだけ、凸部T1により屈折する光の量が多くなる。これにより、面B1からの屈折光の一部と重なり合う凸部T1からの光の量が増加するので、光の色の均一性をより向上させることができる。
反対に、色ムラが小さい発光部7から発せられる光を主に屈折させる光入射面15aの領域では、微小屈折構造の密度を他の領域よりも低くして設ければよい。
なお、ここでは、投光レンズ15の光入射面15aに微小屈折構造を設ける構成を示したが、これに限定されない。例えば、投光レンズ15の光入射面15aと光出射面(投光器1eから外部へ放射される光が出射される側の面)との少なくとも一方の面に、微小屈折構造を設けてもよい。
(投光器1eの効果)
以上のように、本実施形態に係る投光器1eは、レーザ光を出射する半導体レーザ素子3と、半導体レーザ素子3が出射したレーザ光により発光する発光部7と、発光部7が発した光を外部へ放射する投光レンズ15と、を備え、投光レンズ15は、発光部7が発した光が入射する光入射面15aに複数の微小屈折構造を有しており、複数の屈折構造にて屈折させた光を互いに重ね合わせて外部へ投光する構成である。
上記の構成によれば、投光器1eは、複数の微小屈折構造それぞれにて屈折させた光を互いに重ね合わせて外部へ投光するため、色ムラを低減することができる。また、複数の微小屈折構造の形状、サイズ、密度を調整することにより、投光先の光の色ムラの程度を制御することができる。
〔変更例〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段、あるいは構成要素を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る照明装置(ヘッドランプ10a、10b)は、レーザ光を出射するレーザ光源(半導体レーザ素子3)と、上記レーザ光源が出射したレーザ光を受けて蛍光を発する蛍光体を含む発光部7と、上記発光部7が発した光を外部へ放射する光学系(リフレクタ8、投光レンズ15)と、を有する投光器(投光器1a、1b)を備え、上記投光器は、上記発光部7に含まれる上記蛍光体の種類の数と同数以上、かつ、複数存在し、複数の上記投光器から投光された光が互いに重なり合うように外部へ光を放射する構成を備えている。
上記の構成によれば、本発明に係る照明装置は、レーザ光を受けて蛍光を発する発光部に含まれる蛍光体の種類の数と同数以上、かつ、複数の投光器を備え、当該複数の投光器から外部へ投光された光は互いに重なり合って放射される。これにより、本発明に係る照明装置は、光の色ムラを低減することができる。
本発明の態様2に係る照明装置は、上記態様1において、上記投光器は、上記発光部7に含まれる上記蛍光体の種類の数よりも1つ以上多くてもよい。
上記の構成によれば、本発明に係る照明装置は、より効果的に色ムラを低減することができる。
本発明の態様3に係る投光器(投光器1c)は、レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源が出射したレーザ光により発光する発光部と、上記発光部が発した光を複数の光放射面(セグメントS)から外部へ放射する光学系(リフレクタ8)と、を備え、複数の上記光放射面から放射された光を互いに重ね合わせて外部へ投光する構成であってもよい。
上記の構成によれば、本発明に係る投光器は、複数の光放射面それぞれから放射された光を互いに重ね合わせて外部へ投光するため、色ムラを低減することができる。また、本発明に係る投光器は、上記光学系を備えることにより、複数の投光器を用いることなく、自投光器のみで色ムラを低減することができる。
本発明の態様4に係る投光器(投光器1d)は、レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源が出射したレーザ光により発光する発光部と、上記発光部が発した光を反射する反射鏡(リフレクタ8)と、を備え、上記反射鏡の反射面(光反射面8a)は、複数の反射構造(凸部T1〜T3および面B1〜B3)を有しており、複数の上記反射構造にて反射した光を互いに重ね合わせて外部へ投光する構成であってよい。
上記の構成によれば、本発明に係る投光器は、複数の反射構造それぞれにて反射した光を互いに重ね合わせて外部へ投光するため、色ムラを低減することができる。また、複数の反射構造の形状、サイズ、密度を調整することにより、投光先の光の色ムラの程度を制御することができる。
本発明の態様5に係る投光器(投光器1e)は、レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源が出射したレーザ光により発光する発光部と、上記発光部が発した光を外部へ放射する投光レンズと、を備え、上記投光レンズは、上記発光部が発した光が入射する入射面(光入射面15a)に複数の屈折構造(凸部T1〜T3および面B1〜B3)を有しており、複数の上記屈折構造にて屈折させた光を互いに重ね合わせて外部へ投光する構成であってよい。
上記の構成によれば、本発明に係る投光器は、複数の屈折構造それぞれにて屈折させた光を互いに重ね合わせて外部へ投光するため、色ムラを低減することができる。また、複数の屈折構造の形状、サイズ、密度を調整することにより、投光先の光の色ムラの程度を制御することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、高輝度で小型の発光装置、特に車両用等のヘッドランプに適用することができる。
1a〜1e 投光器
2 半導体レーザ素子アレイ
3 半導体レーザ素子(レーザ光源)
4 集光レンズ
5 光ファイバ
7 発光部
8 リフレクタ(光学系)
8a 光反射面
9 保持部材
10a、10b ヘッドランプ(照明装置)
11 ケース
12 透明カバー
13 ベース
14 凸レンズ
15 投光レンズ(光学系)
15a 光入射面(入射面)
R、R1、R2 照射先
S セグメント(光放射面)
T1〜T3 凸部(反射構造、屈折構造)
B1〜B3 面(反射構造、屈折構造)

Claims (5)

  1. レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源が出射したレーザ光を受けて蛍光を発する蛍光体を含む発光部と、上記発光部が発した光を外部へ放射する光学系と、を有する投光器を備え、
    上記投光器は、上記発光部に含まれる上記蛍光体の種類の数と同数以上、かつ、複数存在し、
    複数の上記投光器から投光された光が互いに重なり合うように外部へ光を放射することを特徴とする照明装置。
  2. 上記投光器は、上記発光部に含まれる上記蛍光体の種類の数よりも1つ以上多いことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    上記レーザ光源が出射したレーザ光により発光する発光部と、
    上記発光部が発した光を複数の光放射面から外部へ放射する光学系と、を備え、
    複数の上記光放射面から放射された光を互いに重ね合わせて外部へ投光することを特徴とする投光器。
  4. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    上記レーザ光源が出射したレーザ光により発光する発光部と、
    上記発光部が発した光を反射する反射鏡と、を備え、
    上記反射鏡の反射面は、複数の反射構造を有しており、
    複数の上記反射構造にて反射した光を互いに重ね合わせて外部へ投光することを特徴とする投光器。
  5. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    上記レーザ光源が出射したレーザ光により発光する発光部と、
    上記発光部が発した光を外部へ放射する投光レンズと、を備え、
    上記投光レンズは、上記発光部が発した光が入射する入射面に複数の屈折構造を有しており、
    複数の上記屈折構造にて屈折させた光を互いに重ね合わせて外部へ投光することを特徴とする投光器。
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