JP2014235170A - 秤装置用の筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】担体部材と連結可能な秤装置用筐体に関し、筐体は担体部材に対し密閉されるようにする。
【解決手段】秤装置と一体形成の底面板と、筐体の下面に配置され周囲を取り囲む弾性を有する密閉部材29で、筐体を担体部材7の表面上に載置する際、及び担体部材7の表面に対して筐体を押圧する際に、底面板がその下面3aのリング状の外側周面領域中で担体部材7の表面に対し密閉されるよう形成され、底面板と連結可能で蓋壁部と周囲を取り囲む側壁部5bとを有する筐体上方部分5であり、側壁部5bが底面板の周囲を取り囲む側壁部を包囲し、かつ側壁部5bの下方端面5cが、筐体が担体部材7上に取り付けられた状態で側壁部5bを底面板に対して密閉するために、底面板の外側周面を越えて突出する密閉部材29の領域に作用する。
【選択図】図4

Description

本発明は、秤装置用筐体に関する。
秤装置用筐体は、様々な形態のものが公知である。公知の秤装置用筐体は、しばしば、その上に秤装置が配置されている底面板を有する。秤装置は、例えば電磁力補償の原理で作動するセンサを有することができる。この種の力センサは、通常、必要な場合、1つ又は複数の変速レバーと連結されるロベルバル・ハンドル機構を有する。検出されるべき荷重力は、第1変速レバーに連結されたロベルバル機構の可動部分に作用する。最後のレバーの端部にはコイルが配置されていて、これが磁場中で一定の高さ位置に保持される。これに加えて、最後のレバーに配置されたコイルには電流がかけられるが、この電流は、現時点で作用する荷重力において、最後のレバーの所定の高さ位置が一定に保たれるように制御される。これにより、コイルを通る電流値は、検出された荷重力の尺度となる。荷重力の検出に必要である全ての構成部品、すなわち、センサ、制御回路及び場合によっては1つ又は複数の検出された測定値を処理するための装置が、筐体の底面板上に配置可能である。この筐体は、通常、底面板の上面を覆う筐体上方部分により、環境の影響とりわけ粉塵及び湿気から保護するために、実質的に密閉されて形成されている。
しかし、筐体からは、一方では荷重担体アームが、他方では、電気的ないし電子的測定信号を出力するための接点が外に導き出されねばならない。荷重担体アームは、通常、筐体の上面ないし蓋側にあり、貫通孔を介して外に導き出される。貫通孔は、密閉部を介して同じく環境の影響に対して密閉される。密閉部としては、この場合、とりわけラビリンス密閉部が考慮の対象になるが、第1密閉部分は、筐体の貫通孔中で、又は、この貫通孔の周囲で、筐体の上面に配置される。この第1密閉部分には、荷重担体アームが可能な限り非接触で貫通により係合する。荷重担体アームは、この場合第2密閉部分と連結され、この第2密閉部分が、第1密閉部分と共に垂直方向の断面中でラビリンス様のリング状の空間を形成する。これにより、非接触で、したがって全くフォースシャント(力の分岐)を引き起こさない貫通孔の密閉が、筐体中で荷重担体アームを通すために達成される。
ケーブル管路又は筐体から電気測定信号を伝送するためのプラグ接点は、筐体の下面、すなわち、底面板の下面に設けることができる。
筐体とその中に配置された秤装置とからなるこの種のユニットを、本明細書の枠内では、ロードセルと称する。
この種のロードセルは、しばしば複雑な秤装置、例えば多重トラック秤装置中に組み込まれる。このために、ロードセルは、通常その底面板でもって、複雑な秤装置の機械の台の上に取り付けられる。
底面板と、深鍋状又は盥状の形状を有する筐体上方部分とを有するこの種の秤装置用筐体を密閉するために、様々な方法が公知である。例えば、双方の筐体部分を溶接する、接着する、又は、これらの筐体部分間に配置された密閉部材を可能な限りハーメチックシールにして閉じることなどが可能である。密閉部として、平面シール又は丸形コードシール(Oリング)が採用されるが、これらは、筐体上方部分と基板の上面との間に配置される。
この種の平面シールないし丸形コードシールには、ロードセルの取り付け時に、すなわち双方の筐体部分を連結する際に、規定の力がかけられ、その際にこれは弾性変形する。この変形により、及び、密閉部の材料の経年劣化により、又は、例えば攻撃的な媒体と接触することにより引き起こされる摩耗により、密閉部材は、しばしば遅かれ早かれその密閉作用を失う。密閉部材の現時点での状態、したがってその密閉作用を、筐体部分が取り付けられた状態で認識するのは非常に困難であるが、この理由は、密閉部材は、通常、密閉されるべき筐体部分の間に完全に配置されているからである。例えば筐体上方部分が、その側壁部で底面板の外側面を包囲し、側壁部の内側と底面板の外側面との間に密閉部材が設けられうるからである。側方で押圧するために、筐体上方部分の側壁部は、側方に設けられた水平に延在するねじ連結により、底面板と連結されうる。あるいは、筐体上方部分の側壁部は、下方領域中の側方でも外側又は内側に曲げられることができ、かつ上から又は下から底面板とねじで固定されうる。この場合、密閉部材は、曲げられた壁部と底面板の上面との間に設けられている。これらの場合、密閉部材は外から見えず、したがって、その状態は、筐体を解体することなしには検査することができないので、密閉作用の欠如はしばしば認識されず、ロードセルに機能的な損傷が起こった場合に初めてこれが突き止められる。
この種のロードセルの損傷を回避するために、例えば取り付けねじを決まった所定の時間的間隔で締め直すことができ、これにより、当初の押圧力を密閉部材上に再びかけることができる。あるいは、当然密閉部材を所定の時間的間隔で交換することも可能である。しかし、このためには、ロードセルを少なくとも部分的に解体することが必要となり、これは、ロードセルの必要な精密性及び信頼性を確保するために、通常、製造メーカの工場でのみ行われるべきである。
力測定装置の状態を検査するために、特許文献1には、ロードセルの内部空間に気体を充填する方法が記載されている。漏れを認識するために、ロードセル筐体内の気体充填の状態を監視する。しかしこれは、技術的にコスト高となり高価となる。
さらに、多くの場合には、ロードセルの筐体を担体部材(例えば機械の台)に対して密閉するという問題がある。これは、ロードセルが、底面板を通って下側に続くケーブル退出口を有する、又は、測定信号を外へ出力する又は制御信号を供給するために、底面板の下面で外に導き出されるプラグ接点を有する場合には、常に有意義で必要である。
欧州特許2130007B1号明細書
したがって、本発明の課題は、秤装置用筐体を、容易にかつ長期間安定的に、その筐体の内部空間が底面板と筐体上方部分との間で周囲環境に対して密閉されるように作ることである。同時に、筐体を担体部材上に取り付ける際に、筐体が担体部材に対して密閉されているようにすることである。
本発明は、この課題を特許請求項1に記載の特徴で解決する。
本発明による秤装置用筐体は、担体部材と連結可能であり、上に秤装置が取り付け可能であるか、あるいは、秤装置又は秤装置の1つの構成部品と一体形成されている底面板を有する。筐体の下面には、周囲を取り囲む弾性を有する密閉部材が配置されている。この密閉部材は、筐体を担体部材の表面上に取り付ける際に、底面板の下面と担体部材の表面との間に作用される所定の押圧力で、底面板の下面の外側周面領域と担体部材の表面との間にある周囲を取り囲むリング状の間隙が密閉されるように形成されている。これにより、底面板を通り機械の台に至るケーブル管路又は底面板の下面に設けられている電気接点が、筐体と担体部材とが取り付けられた状態で、周囲環境の影響に対して保護されている。
この密閉部材は、取り付け時に底面板の下面と担体部材の表面との間に押圧力をかけることにより、弾性変形するように形成されている。この密閉部材は、弾性材料、例えば弾性プラスチック(シリコンなど)からなる。この材料の弾性及び密閉部材の幾何学的形状は、この際に、十分な密閉作用が確保されるように、互いに対して調整されることができる。密閉部材の材料は、応用例に合わせることができる。例えば、食品分野の応用例では、これに適していて、管轄する役所から許可が出された材料を使用することができる。
さらに、追加的に、密閉部を電気機械放射線に対して密閉するように構成し、筐体中に設けられた秤装置ないし筐体と秤装置とからなるロードセルを、少なくとも筐体と担体部材とを取り付けた状態で、電磁耐性を確保するために、磁性及び/又は導電性の材料を密閉部材用に使用可能である。
双方の筐体部分を取り付けた状態では、すなわち、底面板と筐体上方部分とを取り付けた状態では、筐体の筐体上方部分は、底面板をその全周面に渡って、周囲を取り囲む側壁部で包囲し、かつ、側壁部の下方端面は、筐体が担体部材上に取り付けられた状態では、側壁部を底面板に対して密閉するために、底面板の外側周面を越えて突出する密閉部材の領域に、所定の押圧力が作用する。
したがって、唯一の密閉部材を使用することにより、筐体ないし底面板を担体部材に対して密閉することも、筐体上方部分を底面板に対して密閉することも、したがって、筐体内部の密閉も確保される。
さらに、筐体が取り付けられた状態では、攻撃的な媒体に対して底面板が完全に確実に保護されるが、この理由は、底面板が筐体上方部分の全ての側で包囲され、密閉部材により周囲環境に対して完全に仕切られているからである。これにより、底面板が、秤装置の力センサの材料(例えばアルミニウム)と同じ材料からなりうるが、これは、この材料が環境の影響に対して、又は、所定の応用例の場合では利用される又は生じる攻撃的な媒体に対して傷みやすい場合でさえもそうでありうる。この場合、底面板と力センサとの間で、材料間の熱膨張係数が異なる結果生じる熱歪みが生じえないという利点がある。
本発明の好適なある実施形態によれば、筐体ないしロードセルは、底面板を担体部材と機械的に連結することのみによって、担体部材上に取り付けられるように筐体が構成されている。これは、好ましくはねじ連結により行われる。筐体上方部分は、その後、同様に、例えばねじでの固定などの機械的連結のみを介して、底面板に連結されることが可能である。
これにより、秤装置を担体部材から取り外さなくても、担体部材上に取り付けられた筐体ないし完成したロードセルは、筐体上方部分を取り外すことにより開くことができ、底面板の下面と担体部材の上面との間の密閉は維持され続ける。
本発明の好適なある実施形態では、密閉部材は、担体部分の外側周面に設けられていて、担体部分は担体板として形成されていることができる。これにより、密閉部材がその形状に関して十分に機械的に安定化される。とりわけリング状の密閉部材の輪郭が、リングの所望の形態に関して安定化される。この場合、筐体を機械の台ないし担体部材上に取り付ける際に、筐体ないし底面板の周面ないし縁領域の輪郭に応じて密閉部材を配向する必要はないが、この理由は、担体部分により、密閉部材の形状が周面の輪郭に関して安定的に保たれるからである。せいぜい、筐体を、担体部分と密閉部材とからなる組み合わせ部ないしモジュールに対して、このモジュールが底面板と連結されていない場合に、配向せねばならないだけである。
本発明のある構成によれば、担体部分は、周囲を取り囲む縁領域で、又は、縁領域の部分領域で、密閉部材と係合するように形成されていることができ、かつ、密閉部材は、好ましくは担体部分において、底面板による作用方向で、両側で担体部分の縁領域を越えて突出するように設けられている。
密閉部材が係合することにより、密閉部材に押圧力が垂直方向でかけられるのに対して、密閉部材の断面の安定化も行われる(この押圧力は、底面板の外側縁領域の下面から、及び、筐体上方部分の側壁部の下端面から、密閉部材の上面に対して、ならびに、担体部分の表面から密閉部材の下面に対してかけられる)。これにより、密閉部材が取り付け時に非常に変形して、例えば密閉領域にしわが生じることにより、材料歪みの結果、密閉作用が失われるという危険性なしに、比較的柔らかく高弾性を有する密閉材料を用いることができる。
さらに、これにより、全般的に、筐体を担体部材に取り付ける時に又は取り付けられた状態において生じるせん断力に対して密閉部材が安定化される。密閉材料の機械的クリープが防がれる。
担体部分は、縁領域中で又は縁領域の部分領域中で貫通孔を有することができ、密閉部材を担体部分に固定するために、この貫通孔中に密閉部材の対応する領域が係合する。密閉部材の担体部分への固定は、双方の個々の部品を別々に製造する場合には、内側壁において対応する凹部(部分ノッチ)又は周囲を取り囲む凹部を有するリング状の密閉部材が、その凹部ないしノッチでもって、担体部分の外側縁上に押しこまれることにより行われうる。
本発明のある構成によれば、まず担体部分を製造することもでき、その後、その外側周面に密閉部材の材料を周りに射出する。これにより、密閉部材と担体部分との間に強い連結が生じる。
リング状の密閉部材の輪郭を確実に十分に安定化させるために、担体部分は、十分強度ないし剛性を有するような材料から製造される。とりわけ担体部分は、例えば、打ち抜き法又はレーザー切断法を用いて、金属板又は金属薄板から製造されうる。これにより、許容誤差を守ることができる。
本発明の好適なある実施形態によれば、筐体上方部分と底面板とが取り付けられた状態で、確実に、筐体上方部分の側壁部が底面板に対して十分に密閉され、したがって、筐体と担体部材との間での押圧力なしに、筐体内部が周囲環境に対して十分に密閉されているように、担体部分がこれに配された密閉部材と共に筐体の下面に配置されている。
このために、担体部分は十分曲げ剛性をもって形成され、その結果、密閉部材が筐体上方部分の側壁部の下端面により作用されると、十分な密閉が可能である。担体部分は、このために、密閉部材と筐体上方部分の側壁部の端面との間で十分な押圧力が確保されるように、密閉部材が(底面板の下面に対して)垂直方向で固定できなければならない。
担体部分は、側壁部の端面と密閉部材との間で必要な密閉力を発生させるために、底面板の下面で、機械的に、好ましくは解除可能に連結され、例えばねじでの固定により連結される。
本発明のある構成によれば、担体部分は1つ又は複数の貫通孔を有し、この貫通孔は、底面板の下面に形成されているフランジ突起と貫通により係合していて、フランジ突起は、筐体が担体部材上に取り付けられた状態で当接する当接面を有する。この際に、密閉部材は、筐体が担体部材上に取り付けられた状態では、フランジ突起に対して密閉機能を確実にする弾性変形を有するような大きさを持っている(すなわち、幾何学的形状と材料とがそのように選択されている)。
したがって、フランジ突起は、筐体の下面と担体部材の表面との間で、密閉部材が密閉を行う領域中で、正確に規定されたリング状の間隙を確保する。筐体と担体部材とが固定的に取り付けられた状態では、規定の変形が生じるように、フランジ突起と密閉部材とは互いに対して調整されている。したがって、取り付け時に、許容できないほどの高い押圧力により密閉部材に過剰な負荷がかけられるのが回避可能となる。1つ又は複数のフランジ突起は、したがって、フランジが担体部材の上面に当接している限り、筐体が担体部材に連結される取り付け力には依存せず、密閉部材上に作用する実質的に一定の、規定の押圧力が確実に得られる。
本発明の好適なある構成によれば、筐体上方部分と底面板とが取り付けられた状態では、筐体が追加的な押圧力によって平坦な表面の方向に作用されない限りは、筐体が、密閉部材のみによって平坦な表面上に載置されるように、底面板、密閉部材及び担体部分が形成され、かつこれらが筐体の下面に配置されている。
この際、密閉部材と担体部分とからなるモジュールを底面板と連結することにより、一方では、密閉部材が失われないようにする。他方では、取り付けが完了した筐体ないしロードセルが、担体部材上に最終的に取り付けられるまで、それまで必要な処理の期間の間、下敷きの上に硬い当たりで載置することにより生じる損傷に対して保護を行う。なぜならば、密閉部材は、筐体ないし底面板の下面を越えて突出していて、その結果、筐体ないしロードセルを下敷き上に置く場合に、弾性材料上に載置される。例えば引っ掻きなどによる筐体の下面の損傷はこのようにして回避される。同時に、筐体ないしロードセルを下敷き上に置く際の衝撃が緩和され、これにより、機械的衝撃に敏感であるセンサの損傷の危険性が低減される。
本発明のある構成によれば、筐体上方部分の側壁部は、密閉部材に作用する端面で、密閉部材が作用する底面板の縁領域の下面を越えて突出する。これにより、とりわけ筐体がまだ担体部材上に取り付けられてない場合に、かつ、密閉部材の下面が、担体部材の表面により側壁部の端面に対して押圧される場合に、確実な密閉作用が得られる。これにより、密閉部材の断面は、単純に構成可能で、とりわけ、実質的に平坦な表面を有することができ、この表面上に、底面板の縁領域の下面及び筐体上方部分の側壁部の端面が載置される。
本発明のある構成によれば、筐体上方部分を取り付けるために、枠部が、底面板と連結していることができ、又は、底面板と一体形成されていることができる。この場合、密閉作用のために、筐体上方部分の側壁部の端面を、密閉部材に対して押圧するために十分な押圧力を発生させることができるように筐体上方部分は、枠部と連結可能又は連結されていることができる。
これにしたがって、筐体上方部分用に比較的薄い壁状の材料を用いることができるという利点が得られる。筐体に必要な安定性は、取り付けられた状態では、追加的な枠部により達成される。
底面板は、筐体が担体部材上に取り付けられた状態では、担体部材に対して密閉されている縁領域内部(すなわち、密閉部材により取り囲まれている底面板の下面の領域中)で、1つ又は複数の貫通孔及び/又は底面板の下面を介して接触可能な1つ又は複数の電気接点、好ましくはプラグ接続部を有しうる。
この際、この筐体は、公知の筐体に比して、組み込み状態において担体部材に対する筐体の密閉を追加的に行うことにより、例えばケーブル管路用に設けられている貫通孔の密閉、ないし電気接点の保護を確実に行う。
本発明のさらなる実施形態は、従属請求項から明らかとなる。以下に、本発明を、図面中で提示された実施例に基づいてより詳細に説明する。
担体部材上に取り付けられた本発明の秤装置用筐体を、垂直方向の縦中央面で切った断面図である。 図1の周囲を取り囲む密閉部材を備えた担体部分の透視図である。 図2中の配置の担体部分の一部分の透視図である。 図1の秤装置をA−Aの平面に沿って切った断面図である。
秤装置(これについては、詳細には図示していない)用の図1の断面側面図中で示した筐体1は、底面板3と、この底面板3と連結された筐体上方部分5とからなり、この筐体上方部分5は、蓋壁部5aと、周囲を取り囲む側壁部5bとを有する。筐体上方部分は、したがって、実質的に深鍋状又は盥状の形状を有する。ここで、当然、筐体1ないし筐体上方部分5が、実質的に図1中に図示したような角石形状を有する必要はない。底面板も実質的に平坦な構造を有する必要はなく、その上に筐体1が取り付けられるべき担体部材7の構造に適合させることができる。担体部材7は、例えば複雑な装置(例えば多重トラック秤装置)の機械の台の一部分でありえる。
底面板3上には、図面中では詳細に図示していない秤装置の構成部品が配置されうるが、これらは、例えば荷重力を検出するための電気機械的力センサ、及び、これ以外の機械的又は電気的ないし電子的構成部品(例えば、荷重力を電気信号に変換するために規定されている部品)である。この電気信号は、アナログ信号でもよいし、又は、デジタル測定値を含む信号でもよい。
底面板3は、秤装置の1つの構成部品の統合的な構成部分として形成されることも可能で、とりわけ、例えば電磁力補償の原理にしたがって作動しうる電気機械力センサの構成部品として形成されうる。
この場合、筐体1は、筐体内部中に存在する秤装置の構成部品を、環境の影響、とりわけ粉塵、汚染物質及び湿気から保護するという目的のために役立つ。
秤装置ないし秤装置の力センサの、詳しくは提示しない荷重担体アームは、当然筐体1の筐体内部から外に導き出されなければならない。これは貫通孔9を介して行われるが、この貫通孔は図1で提示された筐体1の実施形態では、筐体上方部分5の蓋壁部5a中に形成されている。
貫通孔9中には、第1ラビリンス密閉部11が挿入され、その上方領域が第2ラビリンス密閉部12の下方領域と協働し、この第2ラビリンス密閉部12が、詳しくは提示しない力センサの荷重アームに固定されていることができる。検出されるべき荷重力が引き起こされた際にフォースシャントが生じるのを回避するために、第2ラビリンス密閉部は、その下方領域で第1ラビリンス密閉部11の上方領域を非接触で包囲する。第2ラビリンス密閉部の下方領域と第1ラビリンス密閉部の上方領域とは、したがって、断面では迷路状でリング状の空間13を作り、これが、粉塵、汚染物質又は粒子形態の過剰な湿気などが筐体内部に侵入するのを回避、あるいは、少なくともこれを低減する。
ここで、荷重アームは、筐体上方部の側壁部において外に導き出されても良いという点を言及しておく。筐体中には複数の荷重アームを備えた秤装置も配置可能であり、これらのアームは、筐体中の1つ又は複数の貫通孔を介して外側に導き出されていることができる。この1つ又は複数の荷重アームは、底面板3を介して外側に導き出されることも可能である。
底面板3上には、筐体上方部分5を固定及び安定化させるために、枠部15が配置されていて、この枠部は複数の支柱又はリブ17を有することができる。例えば、底面板3の各縦側に、支柱17を設けることができる。さらに、当然、双方の外側支柱17の間に、1つ又は複数の支柱を設けることもできる。縦方向に延在する支柱17は、この際、横断方向に延在するさらなる支柱(不図示)と連結されていることができる。
図1からわかるように、筐体上方部分5は、枠部15上に、これに係合する形で載せられている。筐体上方部分は、この際、1つ又は複数のねじ(これは、筐体上方部分と貫通により係合し、それぞれ1つの支柱17と係合する)を介したねじ連結により、枠部と連結可能である。
これに加えて、あるいは、これに代えて、第1ラビリンス密閉部11は、同時に筐体上方部分5を枠部15に固定するための取り付け部として機能する。このために、図1に示したように、実質的に円筒状の第1ラビリンス密閉部11の下方領域がねじ山を有し、このねじ山が、枠部中ないし関連する支柱17中の補完的なねじ山に係合する。このようにして、筐体上方部分5が、その蓋壁部5aで関連する支柱の上面に対して押圧される。これにより、筐体上方部分5には垂直方向に作用する押圧力がかけられる。
枠部15ないし支柱17は、ねじ連結により底面板3と連結可能である。図1中では、よりわかりやすくするために1つのねじ連結しか図示していないが、ねじ19が底面板3と下方向から貫通により係合し、割り当てられた支柱17の垂直に延在する部分に係合し、この支柱は、このために、雌ねじ山を備えた孔21を有する。
筐体1を担体部材7上に固定するためにもねじ連結が設けられうる。このねじ連結のうち、図1中ではこの場合も1つのねじ23のみを概略図示するが、このねじ23は、担体部材7を下方向から貫通により係合し、底面板3の下面にあるねじ山付き孔中に係合する。
図1中に図示された底面板3は、さらに、プラグ接続部25を有するが、これも概略的にのみ図示している。プラグ接続部25は、詳細には提示していない接点を有し、これが、プラグを用いて接触可能になり、このプラグ接続部は、担体部材7に形成されている対応するアクセス開口27を通ってアクセスでき、接触自体は、当然プラグ又はこれ以外の適切な手段を用いて行うことができる。
底面板3は、プラグ接続部25の代わりに、あるいは、プラグ接続部25に加えて、1つの貫通孔を有することも可能で、これを通って、相応の電気線が筐体内部中に導かれることができる。
電気接点を用いて、ないし貫通孔を貫通して導かれる線を用いて、力センサにより検出され、場合によっては処理されたロードセル(これは、筐体1とその中に収容される秤装置とから形成されている)の測定信号を、さらなるユニット、例えば、これより上位に置かれた処理ユニットに転送することができる。同時に、当然、これにより通信信号が、上位に置かれたユニットから測定セルに、及び、逆方向に転送可能である。当然このようにして、秤装置へのエネルギー供給もおこなわれうる。
筐体1の筐体内部空間及び筐体1をも担体部材7に対して密閉するために、密閉部材29が設けられていて、これが、底面板3の下方外側縁の周囲を取り囲むように配置されている。このリング状の密閉部材29は、十分柔軟性を有する、弾性密閉材料からなり、例えばシリコンなどのプラスチック製である。
リング状の密閉部材29は、従来通常であった秤装置用の筐体とは異なり、筐体上方部分の下面と底面板の上面との間に密閉作用を発生させるためだけに、これらの双方の部材の間に配置されているのではない。むしろ、このリング状の密閉部材29は、図4(この図は、図1中のA−Aで切った面に沿った部分拡大図である)からわかるように、底面板3の外側縁領域より下方に配置されていて、追加的に、リング状の密閉部材29内であって、底面板3の下面より下方にある空間を、担体部材7の表面に対して密閉するために機能する。これにより、プラグ接続部25ないし底面板3中で電気線を貫通させるための貫通孔も周囲環境に対して(担体部材7より上方で)密閉される。これは当然、筐体1ないしこの中に収容された秤装置のこれ以外の全ての環境の影響に対して保護されるべき構成部品であって、底面板3の下面でリング状の密閉部材29内に設けられた、又は、この筐体外側面を介してアクセス可能である構成部品に関しても該当する。
周囲を取り囲む密閉部材29は、図4からわかるように、その断面が、外側周囲を越えて、すなわち、底面板3の実質的に垂直に延在する外側面を越えて突出し、その結果、側壁部5bの周囲を取り囲む下方端面5cは、筐体が担体部材7上に取り付けられた状態で、同様に、周囲を取り囲む密閉部材29の上面に作用する。側壁部5bの端面5cの押圧力は、この際、なかんずく密閉部材29の幾何学的形状と材料とに依存し、及び、側壁部5bの幾何学的形状に依存する。
図4の実施形態のように、上面が実質的に平坦であり水平に延在する断面を備えた密閉部材29を用いる場合には、好ましくは、側壁部5bは、下端面5cが、底面板3の外側縁領域中にある底面板3の下面3aを越えて突出するように形成される。これにより、確実に、密閉部材29と端面5cとの作用面の領域中でも、密閉部材29による押圧力が発生させられ、この力は、底面板3の下面3aが、リング状の密閉部材29の水平に延在する上面の内側部分に作用し、これにより、端面5cの作用面の領域中で密閉部材29がすでに部分的に変形ないし圧縮を受けている場合でも、密閉を確実にするのに十分である。
したがって、底面板3が担体部材7に対して確実に密閉され、さらに、筐体上方部分5が底面板3に対して確実に密閉され、したがって、筐体1の内部が周囲環境に対して確実に密閉される。
密閉部材29の断面は、図4中に図示するようにリップの領域中で十分な柔軟性を持たせることにより密閉作用を促進させるために、下方のリップを有することができる。図4中では、この図面は筐体1と担体部材7とが取り付けられた状態を示しているにもかかわらず、密閉部材が、圧縮されていない、ないし押圧力で変形されていない状態で図示されている。
密閉部材は、担体部分31により規定された中央面に対して対称的な断面も有しうる。例えば、平坦で平行である上面及び下面を備えている。これにより、密閉部材29ないし担体部分31と密閉部材29とからなるモジュールは、180°回転させて用いることも可能である。このようにして取り付けエラーが回避可能である。
図1〜図4よりわかるように、リング状の密閉部材29は、十分剛性を有するように形成された、例えば板状の担体部分31を用いて、その所望のリング形状(この形状は、実質的に底面板3の周面の形状に一致している、ないしこの形状に調整されている)が安定化されている。担体部分31によるこの安定化がないと、密閉部材29の取り付け時に、それぞれ手動でリング形状の輪郭を配向せねばならないであろう。取り付け工程は、したがって、コスト高となり、不便になるであろう。
図2及び図3に図示された担体部分31(図3は、図2では右側に図示された担体部分31の一部分を、垂直軸の周りで180度回転させた図である)は、実質的に板形状で形成されていて、この板形状の担体部分31は、複数の中央貫通孔35・37と、縁領域に沿った複数の貫通孔33とを有する。しかし、担体部分31をこの種の板形状で形成することは、密閉部材29の安定化を達成するために必須ではない。このためには、場合によっては、枠部様式の、十分剛性を有するような担体部分31で十分である。
図2からわかるように、リング状の密閉部材29は、担体部分31をその周面で取り囲んでいる。担体部分31は、ここで、その外側縁部で、柔軟性を有する密閉部材29の放射状方向で内側領域中で係合しているが、この点は、図4からもわかる。これにより、筐体1が担体部材7上に取り付けられた時に及び取り付けられた状態で発生させられるような垂直方向の押圧力が作用する際には、密閉部材29はさらに安定化される。このようにして、取り付け時又は取り付けられた状態では、すなわち秤装置の作動時には、機械的クリープが回避される。
図3中及び図4中の断面中で認識可能である担体部分31の外側縁領域中の貫通孔33は、密閉部材29を確実に担体部分上に固定するために役立つ。このために、密閉部材が、担体部分31の外側縁領域上に射出され、ないし担体部分31の縁領域は、密閉部材29の材料で回りが射出される。これにより、非破壊的には解除不能な連結が、密閉部材29と担体部分31との間で生じる。しかし、当然、密閉部材29を別に製造することも可能で、この密閉部材29が、その内側に周囲を取り囲むノッチを有することも可能で、このノッチの内側の側壁部に突起を設けて、この突起を、担体部分31の貫通孔33中に係合させることも可能である。
担体部分31は、密閉部材29と共に、底面板3の下面と解除可能に連結されうる。このために、担体部分31は中央貫通孔35を有しうる。したがって、担体部分31はねじ38(図1参照)により底面板3の下面と連結されうる。
これにより、取り付けが完了した筐体1は、その中に収容された秤装置(この中には、密閉部材29ないし密閉部材29と担体部分31とからなるモジュールが含まれる)と共に、予め取り付けられうるという利点が得られる。この予め取り付けられた状態で、すでに筐体内部が密閉されるが、この理由は、密閉部材29がその上面で、底面板3の外側縁領域の下面3aと、筐体上方部分5の周囲を取り囲む筐体壁部5bの下端面5cとに作用するからである。
この際に、密閉部材29と担体部分31とが底面板3の下面に対して調整されていて、この筐体が取り付けられた状態では、十分に高い押圧力が、密閉部材29と、下面3aないし端面5cとの間に存在することが当然必要である。このために、担体部分31は十分剛性を有するように形成されていなければならず、これにより担体部分31が、密閉部材29上に作用する押圧力の結果、弾性をもって又は可塑性をもって変形することにより、押圧力が低減することがないようにされる。換言すると、担体部分は、周囲を取り囲むその縁領域が、この領域に配置されている密閉部材29と共に下方向に(すなわち底面板3の下面から離れる方向に)曲がらないように、剛性を有さねばならない。
筐体(予め取り付けられた密閉部材を含む)が、平坦な下敷き上に置かれている際に、好ましくは、筐体が密閉部材29の下面上にのみ載置されているように、密閉部材29の下面が、底面板3の下面を越えるように突出するように、密閉部材29と底面板3の下面とが構成されている。これにより、例えば、引っ掻きによる筐体の下面の損傷が回避される。さらに、筐体ないし取り付けが完了したロードセルを下敷き上に載置する際の衝撃が緩和され、その結果、ロードセルの機械的に高感度の部品の損傷の危険性が低減される。
筐体を担体部材7(これは、例えば、機械の台の一部分でありうる)上に取り付ける際に、密閉部材29には、さらに垂直方向に作用する押圧力がかけられるが、これは、例えば図1及び図4中で図示したねじ連結(ねじ23)により発生させられうる。これにより、一方では、密閉部材29の上面と、周囲を取り囲む側壁部5bの下面5cないし底面板3の外側縁領域下面3aとの間の押圧力が上昇する。他方、密閉部材29の下面と、担体部材7の載置面との間に十分な押圧力が生じ、その結果、底面板3の下面より下方の空間と、リング状の密閉部材29内の空間とが密閉される。
底面板3は、規定の押圧力を発生させるために、フランジ突起39を有することができ、このフランジ突起が、貫通孔37中で担体部分31と貫通により係合する。筐体1を担体部材7上に取り付けるための1つ又は複数のねじ23用のねじ山付き孔は、この場合、好ましくはフランジ突起39の下面に設けられているが、この点は、図1及び図4に図示されている。
密閉部材29は、筐体1が取り付けられていない状態で、垂直方向で、担体部材7上で下方向に向かって、底面板3の下面を越えて突出するので、ねじ23を締め付ける際に相応の密閉作用が生じる。フランジ突起39と密閉部材29の断面とは、好ましくは互いに調整され、これにより、筐体1が担体部材7上に取り付けられる時に、フランジ突起39が担体部材7の表面に載置されるまで、ねじ連結が強く締め付けられうる、フランジ突起39が担体部材7上に最初に載置された状態から、ねじ23をさらに締め付けることにより、取り付け力はより上昇するが、しかし筐体1の下面5c及び底面板3の下面3aと、担体部材7の上面との間の押圧力は一定のままである。したがって、密閉部材29の過剰な負荷を回避することができ、取り付けは明らかにより容易になりうる。
1つないし複数のフランジ突起39は、さらに、担体部分31を密閉部材29と共に、底面板3ないし筐体1の下面に対して確実に正確に位置付けるという目的にも役立つことができる。このために、担体部分31中の貫通孔37は、適切な幾何学的形状を有し、この幾何学的形状は、フランジ突起39の側壁部の幾何学的形状と関連付けて、担体部分31ないしこれと連結される密閉部材29が、水平面中ないし底面板3の下面の平面中で確実に精確に位置づけられる。例えば貫通孔37の形状は、フランジ突起39の外側周面の形状に相当する。
したがって、この筐体1には、取り付けられた状態において、筐体1が担体部材7に対して、また筐体1自体が(ないし筐体上方部分5が底面板3に対して)、確実にきわめて容易に有効に密閉されることができるという利点がある。
筐体上方部分5は、それ以外の筐体(その中に収容された秤装置を含む)を担体部材7から取り外すことなく、取り外すことができる。筐体1の内部における秤装置の保守作業は、したがって、容易に可能となる。
さらに、密閉部材29は、担体部分31と共に容易に交換することができる。このために、筐体1を開く必要はない。
密閉部材29は外側から認識可能で、その結果、密閉部材の状態を、容易に外観試験にかけることができる。
様々な採用目的用に、同じロードセルを、例えば材料及び断面の幾何学的形状が異なる様々な密閉部材と共に用いることができる。様々な密閉部材を、材料及び幾何学的形状に関して(例えば、板状の材料の強度に関して)異なる様々な担体部分に配置することも可能である。密閉部材29は、それぞれ特徴的な色を有することも可能であり、例えば、密閉部材ないし密閉部材と担体部分との組み合わせが、食品産業における使用のために設けられている、又はこれに適していることを示す色を有することも可能である。
密閉部材と担体部分とをモジュール式に組み合わせると、さらに、密閉力の結果生じる機械的クリープに対して密閉部材を安定化させるために、筐体中にも担体部材中にも、1つ又は複数の凹部(例えば、ノッチ)を設ける必要がなくなるという利点がある。
1 筐体
3 底面板
3a 下面
5 筐体上方部分
5a 蓋壁部
5b 側壁部
5c 下端面
7 担体部材
9 貫通孔
11 第1ラビリンス密閉部
12 第2ラビリンス密閉部
13 リング状の空間
15 枠部
17 支柱
19 ねじ
21 孔
23 ねじ
25 プラグ接続部
27 アクセス開口
29 密閉部材
31 担体部分
33 貫通孔
35 貫通孔
37 貫通孔
38 ねじ
39 フランジ突起

Claims (12)

  1. 担体部材と連結可能である秤装置用筐体であって、
    (a) 上部に前記秤装置が取り付け可能であるか、あるいは、前記秤装置又は前記秤装置の1つの構成部品と一体形成されている底面板(3)と、
    (b) 前記筐体(1)の下面に配置されていて、周囲を取り囲む弾性を有する密閉部材(29)であって、前記筐体(1)を前記担体部材(7)の表面上に載置する際、及び前記担体部材(7)の前記表面に対して前記筐体(1)を押圧する際に、前記底面板(3)が前記底面板(3)の下面(3a)のリング状の外側周面領域中で、前記担体部材(7)の表面に対して、密閉されるように形成されている密閉部材(29)と、
    (c) 前記底面板(3)と連結可能であり、蓋壁部(5a)と周囲を取り囲む側壁部(5b)とを有する筐体上方部分(5)であって、前記側壁部(5b)は、前記底面板(3)の周囲を取り囲む側壁部を包囲し、かつ、前記側壁部(5b)の下方端面(5c)は、前記筐体(1)が前記担体部材(7)上に取り付けられた状態では、前記側壁部(5b)を前記底面板(3)に対して密閉するために、前記底面板(3)の外側周面を越えて突出する前記密閉部材(29)の領域に作用する、筐体上方部分(5)と
    を備えた筐体。
  2. 前記筐体(1)は、前記底面板(3)を前記担体部材(7)と機械的に連結することのみによって、好ましくはねじ連結によって、前記担体部材(7)上に取り付け可能であり、かつ、前記筐体上方部分(5)は、機械的連結のみを介して、好ましくはねじ連結により前記底面板(3)に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  3. 前記密閉部材(29)は、担体部分(31)の外側周面に設けられていて、前記担体部分(31)は好ましくは担体板として形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の筐体。
  4. 前記担体部分(31)は、周囲を取り囲む縁領域で、又は、前記縁領域の部分領域で、前記密閉部材(29)と係合するように形成されていて、かつ、前記密閉部材(29)は、好ましくは前記担体部分(31)において、前記底面板(3)による作用方向で、両側で前記担体部分(31)の前記縁領域を越えて突出するように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の筐体。
  5. 前記担体部分(31)は、前記縁領域又は前記縁領域の部分領域中で、貫通孔(33)を有し、前記密閉部材(29)を前記担体部分(31)に固定するために、前記密閉部材(29)の対応する領域が前記貫通孔(33)中に係合することを特徴とする請求項3又は4に記載の筐体。
  6. 前記密閉部材(29)は、弾性を有するプラスチックからなり、好ましくは前記担体部分(31)の周りでの射出により製造されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の筐体。
  7. 筐体上方部分(5)と底面板(3)とが取り付けられた状態で、確実に、前記筐体上方部分(5)の側壁部(5b)が、前記底面板(3)に対して十分に密閉されていて、したがって、前記筐体(1)と前記担体部材(7)との間での押圧力なしに、筐体内部が十分に密閉されているように、前記密閉部材(29)と前記担体部分(31)とが形成されて前記筐体(1)の下面に配置されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の筐体。
  8. 前記担体部分(31)は1つ又は複数の貫通孔(37)を有し、前記貫通孔(37)は、前記底面板(3)の下面に形成されているフランジ突起(39)と貫通により係合していて、前記フランジ突起(39)は、前記筐体(1)が前記担体部材(7)上に取り付けられた状態では前記担体部材(7)上に載置される当接面を有し、かつ、前記密閉部材(29)は、前記筐体(1)が前記担体部材(7)上に取り付けられた状態では、前記フランジ突起(39)に対して密閉機能を確実にする弾性変形を有するように形成されていることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の筐体。
  9. 筐体上方部分(5)と底面板(3)とが取り付けられた状態では、前記筐体(1)が追加的な押圧力によって平坦な表面の方向に作用されない限りは、前記筐体(1)が、密閉部材(29)のみによって前記平坦な表面上に載置されるように、前記底面板(3)が形成されていて、かつ、前記密閉部材(29)と前記担体部分(31)とが形成されて前記筐体(1)の下面に配置されていることを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の筐体。
  10. 前記筐体上方部分(5)の前記側壁部(5b)は、前記密閉部材(29)に作用する端面(5c)で、前記密閉部材(29)に作用する前記底面板(3)の前記縁領域の下面(3a)を越えて突出することを特徴とする上記請求項1から9のいずれか1項に記載の筐体。
  11. 枠部(15)が、前記筐体上方部分(5)を取り付けるために前記底面板(3)と連結、又は、前記底面板(3)と一体形成されていて、かつ、前記密閉作用のために、前記筐体上方部分(5)の前記側壁部(5b)の前記端面(5c)を、前記密閉部材(29)に対して押圧するために十分な押圧力を発生させることができるように前記筐体上方部分(5)は、前記枠部(15)と連結可能又は連結されていることを特徴とする上記請求項1から10のいずれか1項に記載の筐体。
  12. 前記底面板(3)は、前記筐体(1)が前記担体部材(7)上に取り付けられた状態では、前記担体部材(7)に対して密閉されている縁領域内部で、1つ又は複数の貫通孔(27)及び/又は前記底面板(3)の前記下面を介して接触可能な1つ又は複数の電気接点、好ましくはプラグ接続部(25)の形態での電気接点を有することを特徴とする上記請求項1から11のいずれか1項に記載の筐体。
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