JP2014235018A - 振動検知装置、および振動検知機能を有する作動装置 - Google Patents

振動検知装置、および振動検知機能を有する作動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】地震などの振動の停止後に転動体を載置面に位置するように復帰させる作業を不要にするとともに、地震などの振動を確実に検知することができる振動検知装置を提供する。
【解決手段】振動検知装置は、所定内部空間を画定する前カバーおよびケース本体51の内部に配置され、載置面59と、その載置面から互いに反対方向に延び、上方に傾斜する傾斜面60A、60Bとを有する載置台58を備える。スイッチ手段は、傾斜面60Aの上端部に近接して位置する固定接点形成片61と、固定接点形成片61よりも傾斜面の上端部から離れて上方に位置する固定接点形成片62とを有し、前カバーおよびケース本体51の内部に配置される。導電性の球体70が、所定内部空間において載置台の載置面および傾斜面を転動することが可能である。球体が傾斜面の上端部を越えて転動したときに、球体が両固定接点形成片61、62を短絡する。
【選択図】図6

Description

本発明は、地震などの振動により転動する転動体と、転動体の転動に応じて作動するスイッチ手段とを備える振動検知装置に関する。
従来、地震などの振動を検知する振動検知装置として、種々の構成の振動検知装置が提案されている。たとえば、特許文献1に記載の振動検知装置は、球体が載置される載置部と、載置部の周りに配置されたドーナツ状の可動接点と、可動接点の上面が載置部の上面とともに凹面を形成するように可動接点を弾性付勢するバネと、可動接点の下方に設置された固定接点と、可動接点の外側に配置され、可動接点の上面と共通の凹面を形成するテーパ部とを備える。球体が地震などにより可動接点を越えてテーパ部まで転動したときに、テーパ部は球体を載置部まで復帰させる働きをする。球体が地震などにより凹面を転動する場合、球体が、可動接点の上を転動している間に、その自重によりバネの弾性力に抗して可動接点を下降させる。この結果、転動している球体が一時的に可動接点に載っている間、可動接点は下降して固定接点と接触する。可動接点と固定接点との接触により、検知信号が制御回路に与えられ、配線遮断器が作動する。
実用新案登録第3026542号公報
特許文献1に記載の振動検知装置において、地震などの振動が停止したときに、球体が、載置部と可動接点とテーパ部とから形成される凹面に沿って自重により載置部に復帰することから、球体を復帰させる構造が複雑化しない利点がある。しかし、特許文献1に記載の振動検知装置においては、球体が可動接点の上を転動している間に、バネの弾性力に抗して可動接点を固定接点に接触させる構造であることから、球体の重量、バネの弾性力、可動接点と固定接点との間の距離などの多数の要因について微妙な設定または調整を行う必要がある。また、地震などの振動が大きい場合、球体は可動接点を越えてテーパ部まで転動することから、振動の初期段階では、可動接点を固定接点に確実に接触させることができないおそれがある。このため、地震などの振動を早期に検知して配線遮断器を作動させることができない問題がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされ、地震などの振動の停止後に転動体を載置面に位置するように復帰させる作業を不要にするとともに、地震などの振動を確実に検知することができる振動検知装置を提供することを目的とする。
(第1の発明態様、およびその具体的態様)
請求項1に記載の第1の発明態様は、所定内部空間を画定する筐体と、筐体の内部に配置され、載置面と、その載置面から互いに反対方向に延び、上方に傾斜する傾斜面とを有する載置部材と、傾斜面の上端部に近接して位置する第1接点部分と、第1接点部分よりも傾斜面の上端部から離れて上方に位置する第2接点部分とを有し、筐体の内部に配置されるスイッチ手段と、筐体の所定内部空間において載置部材の載置面および傾斜面を転動することが可能な導電性の転動体と、を備え、転動体が傾斜面の上端部まで転動したときに、または、その上端部を越えて転動したときに、転動体が第1接点部分および第2接点部分を短絡する構成である。
第1の発明態様では、筐体は、周囲が閉鎖された所定内部空間を画定する構成でも、上方が開放された所定内部空間を画定する構成でもよい。
第1の発明態様では、スイッチ手段は、筐体の内部に配置されるのであれば、その個数は、1個でも、複数個でもよい。スイッチ手段が1個である場合、スイッチ手段は、互いに反対方向に延びる傾斜面の上端部に近接した1箇所に配置される構成でも、載置部材の全周にわたって第1接点部分および第2接点部分の各接点部分が一体的に延びる構成でもよい。
第1の発明態様では、第1接点部分が傾斜面の上端部に接して配置される構成でも、第1接点部分が、傾斜面の上端部から離れるが、第2接点部分よりはその上端部に近い位置に配置される構成でもよい。また、第1の発明態様では、載置部材および第1接点部分が、分離した別個の部材から構成されても、第1接点部分が傾斜面の上端部に接して配置される構成であれば、導電性材料により一体的に構成されてもよい。
第1の発明態様では、転動体は、筐体の所定内部空間において載置面および傾斜面を転動することが可能な形状であれば、いかなる形状でもよい。たとえば、転動体は、円筒形状でも、球面の一部分を有する形状でもよいが、完全な球面を有する球体であることが好ましい。
第1の発明態様では、載置面は、転動体を静止した状態で載せることができるのであれば、いかなる形状でもよい。たとえば、載置面は、水平な平面、湾曲面、V字形状の屈曲面などの面から構成される形状でもよい。また、載置面は、転動体の一部が嵌り込む凹所を有する形状でもよい。
第1の発明態様では、傾斜面は、載置面から互いに反対方向に延びる構成であれば、載置面の全周にわたって延びる構成でも、載置面から互いに反対方向となる2つの特定の方向にそれぞれ延びる構成でもよい。また、互いに反対方向に延びる傾斜面は、同じ傾斜角度でも、異なる傾斜角度でもよいが、同じ傾斜角度であることが好ましい。
請求項2に記載の具体的態様では、載置部材は、筐体の所定内部空間が長く延びる水平方向において、載置面から互いに反対方向に同じ傾斜角度で同じ長さだけ延びる2つの傾斜面を有し、スイッチ手段は、2つの傾斜面の両上端部にそれぞれ近接して2個配置される。
請求項3に記載の具体的態様は、筐体の内部において載置部材の下方に配置され、2個のスイッチ手段が取り付けられる回路基板を備える。
具体的態様では、2個のスイッチ手段は、1つの回路基板に取り付けられる構成でも、2つの回路基板にそれぞれ取り付けられる構成でもよい。
請求項4に記載の具体的態様は、筐体の内部に配置され、筐体に対して回路基板を位置決めする位置決め部材を備える。
具体的態様では、位置決め部材は、水平方向、および鉛直方向である上下方向の少なくとも一方の方向において筐体に対して回路基板を位置決めする構成であればよい。
請求項5に記載の具体的態様では、第1接点部分は、上方に傾斜する傾斜接触面を有し、第2接点部分は、第1接点部分の傾斜接触面よりも大きな傾斜角度で上方に延びる起立接触面を有し、転動体は、第1接点部分の傾斜接触面と、第2接点部分の起立接触面とに接触して短絡する。
具体的態様では、起立接触面は、傾斜接触面よりも大きな傾斜角度で上方に延びる面であれば、鉛直方向に起立する面でも、鉛直方向に対して傾斜して起立する面でもよい。
請求項6に記載の具体的態様では、転動体が第1接点部分と第2接点部分とを短絡する状態にあるときに、転動体が第1接点部分と接触する第1接触位置は、筐体の所定内部空間が長く延びる水平方向において、短絡する状態にある転動体の中心位置よりも、転動体が第2接点部分と接触する第2接触位置の近くに位置する。
具体的態様では、第1接触位置が、転動体の中心位置よりも第2接触位置の近くに位置するのであれば、第1接点部分が傾斜した接触面を有する構成でも、水平な接触面を有する構成でもよい。
請求項7に記載の具体的態様では、転動体が第1接点部分および第2接点部分を短絡した状態において、転動体と第2接点部分との接触位置が、両接点部分を短絡する転動体の中心の位置、または、その中心の位置より上方に位置する。
請求項8に記載の具体的態様では、載置部材は、導電性材料から形成され、第1接点部分は、載置部材と一体的に形成される。
(第2の発明態様、およびその具体的態様)
請求項9に記載の第2の発明態様は、第1の発明態様、または、その具体的態様である振動検知装置と、蓄電手段と、電気的作動手段と、振動検知装置のスイッチ手段の第1接点部分および第2接点部分が短絡されたときに、蓄電手段からの電力を電気的作動手段に供給する電力供給手段と、を備える構成である。
第2の発明態様の各構成要素は、第1の発明態様および具体的態様と同様に、種々の形態で実現される。また、第2の発明態様は、電源としての発電手段または商用電源に接続可能な接続手段を備える構成でも、発電手段および接続手段を備えない構成でもよい。蓄電手段は、発電手段により発電された電力、または商用電源から供給された電力を蓄える構成である。電気的作動手段は、地震などの異常発生時に使用される照明手段、発音手段、または表示手段などの作動手段である。
請求項10に記載の具体的態様では、電力供給手段は、振動検知装置のスイッチ手段の第1接点部分および第2接点部分が短絡されたときに、蓄電手段からの電力を電気的作動手段に供給する電力供給状態を保持する保持回路を有する。
請求項11に記載の具体的態様は、操作スイッチを備え、電力供給手段は、操作スイッチの操作により保持回路の電力供給状態を解除するリセット回路を有する請求項7に記載の振動検知機能を有する。
請求項12に記載の具体的態様は、振動検知装置、蓄電手段、電気的作動手段、および電力供給手段を収容する装置フレームを備え、操作スイッチの操作部分が、装置フレームの外部に露出する。
請求項13に記載の具体的態様は、発電手段を備え、蓄電手段は、発電手段により発電された電力を蓄電し、電気的作動手段は、並列接続された複数の発光ダイオードから構成される。
(第1の発明態様、およびその具体的態様の効果)
請求項1に記載の第1の発明態様では、地震などの振動が発生したとき、転動体が、載置面から傾斜面に沿って転動する。転動体が、傾斜面の上端部まで、または、その上端部を越えて転動して、スイッチ手段の第1接点部分および第2接点部分にそれぞれ接触する。第2接点部分は、第1接点部分よりも上方に位置することから、転動体は、第1接点部分と接触した状態で、第2接点部分に当接して転動の動きを一時的に停止する。この結果、転動体は両接点に同時に接触して短絡することができ、地震などの振動の発生を確実に検知することができる。また、転動体は自重により載置面に向かって戻されることから、地震などの振動が停止した後に、ユーザは、次の振動の発生に備えて転動体を載置面に戻す復帰作業を行う必要がない。
請求項2に記載の具体的態様では、2つの傾斜面は、筐体の所定内部空間が長く延びる水平方向において、載置面から互いに反対方向に同じ傾斜角度で同じ長さだけ延びる。2個のスイッチ手段は、2つの傾斜面の両上端部にそれぞれ近接して配置される。この結果、地震などの振動の初期段階において、転動体が、載置面から2つの傾斜面のいずれの傾斜面に沿って転動したとしても、振動の発生を確実に検知することができる。
請求項3に記載の具体的態様では、2個のスイッチ手段が取り付けられる回路基板が、筐体の内部において載置部材の下方に配置される。この結果、転動体が転動する所定内部空間を狭めることなく、2個のスイッチ手段を2つの傾斜面の両上端部に近接してそれぞれ配置することができる。
請求項4に記載の具体的態様では、位置決め部材は、筐体に対して回路基板を位置決めする。この結果、2個のスイッチ手段を筐体の内部において正確に位置決めすることができる。
請求項5に記載の具体的態様では、第1接点部分は、上方に傾斜する傾斜接触面を有し、第2接点部分は、第1接点部分の傾斜接触面よりも大きな傾斜角度で上方に延びる起立接触面を有し、転動体は、第1接点部分の傾斜接触面と、第2接点部分の起立接触面とに接触して短絡する。この結果、転動体が両接点部分を短絡した後に、傾斜接触面に沿って載置部材の載置面に向かって、転動体を転動させることができ、次の振動の発生に備えて転動体を載置面に確実に戻すことができる。
請求項6に記載の具体的態様では、転動体が第1接触部分と第2接触部分とを短絡する状態において、第1接触位置が、転動体の中心位置よりも第2接触位置の近くに位置する。この結果、転動体が第1接点部分と第2接点部分とを短絡した状態において、転動体の中心位置、すなわち転動体の重心が、第1接触位置より載置面の配置位置の側に位置することから、転動体を載置面に向かって確実に転動させることができる。
請求項7に記載の具体的態様では、転動体と第2接点部分との接触位置が、両接点部分を短絡する転動体の中心の位置、または、その中心の位置より上方に位置する。この結果、転動体が第2接点部分に当接したときに、転動体の転動の動きを一時的に停止させて転動体により両接点部分を確実に短絡することができ、地震などの振動の初期段階で振動の発生を確実に検知することができる。
請求項8に記載の具体的態様では、載置部材および第1接点部分が、導電性材料から一体的に形成される。この結果、載置部材および第1接点部分を、プレス成形などにより容易に形成することができる。
(第2の発明態様、およびその具体的態様の効果)
請求項9に記載の第2の発明態様では、振動検知装置のスイッチ手段の第1接点部分および第2接点部分が短絡されたときに、電力供給手段が、蓄電手段からの電力を電気的作動手段に供給する。この結果、地震などの振動が発生したときに、電気的作動手段を確実に作動させることができる。
請求項10に記載の具体的態様では、保持回路は、振動検知装置のスイッチ手段の第1接点部分および第2接点部分が短絡されたときに、蓄電手段からの電力を電気的作動手段に供給する電力供給状態を保持する。この結果、転動体が、スイッチ手段の第1接点部分および第2接点部分を一時的に短絡した後に、傾斜面の上端部から載置面に向けて転がり落ちても、蓄電手段からの電力を電気的作動手段に供給し続けることができ、電気的作動手段を確実に作動させることができる。
請求項11に記載の具体的態様では、リセット回路は、操作スイッチの操作により保持回路の電力供給状態を解除する。この結果、ユーザは、地震などの振動が停止した後に操作スイッチを操作することにより、蓄電手段から電気的作動手段への電力供給を停止することができ、蓄電手段の電力が無駄に使用されることを防止することができる。
請求項12に記載の具体的態様では、振動検知装置、蓄電手段、電気的作動手段、および電力供給手段を収容する装置フレームを備え、操作スイッチの操作部分が、装置フレームの外部に露出する。振動検知装置、蓄電手段、電気的作動手段、および供給回路が装置フレームに収容される。操作スイッチの操作部分が、装置フレームから露出する。この結果、ユーザは、装置フレームの外部から操作スイッチを操作することができ、保持回路の電力供給状態を容易に解除することができる。
請求項13に記載の具体的態様では、蓄電手段が、発電手段により発電された電力を蓄電する。並列接続された複数の発光ダイオードは、スイッチ手段を介して蓄電手段から電力の供給を受けて発光する。この結果、商用電源から電力供給を受けない作動装置であっても、地震などの振動が発生したときに、複数の発光ダイオードは、発電手段により発電された電力の供給を確実に受けて、発光することができる。
本発明の第1の実施形態に係るスライド扉用照明装置1と、そのスライド扉用照明装置1が取り付けられたスライド扉開閉装置2とを示す正面図である。 図1に示すA−A線に従ってスライド扉開閉装置2の扉支持機構4を切断した断面図である。 スライド扉用照明装置1の照明作動装置21の分解斜視図である。 照明作動装置21を組み立てた状態を示す斜視図である。 スライド扉用照明装置1の地震検知装置22の分解斜視図である。 地震検知装置22の前カバー50を取り外した状態で、ケース本体51の内部構成を示す拡大斜視図である。 スライド扉用照明装置1の電気的構成の一部分を示す回路図である。 スライド扉用照明装置1の電気的構成の他の部分を示す回路図である。 地震が発生していない正常状態において、球体70の一部分が載置台58の凹所59Aに嵌り、球体70が載置面59の上で静止している状態を示す図面である。 地震が発生している緊急状態において、球体70が傾斜面60Aを転動して上方連結部61Cおよび脚部62Aに接触した状態を示す図面である。 本発明の第2の実施形態に係るスライド扉用照明装置1の地震検知装置22の前カバー50を取り外した状態で、ケース本体51の内部構成を示す図面である。 地震が発生している緊急状態において、球体70が傾斜面160Aを転動して傾斜面160A上の位置PA1および固定接点形成片162の脚部162Aの側面上の位置PA2でそれぞれ接触した状態を示す図面である。
<第1の実施形態>
[スライド扉用照明装置1およびスライド扉開閉装置2の全体構成]
以下に、本発明の振動検知装置をスライド扉用照明装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態は、商店などの出入口に設置されたスライド扉の開閉動作に伴い発電された電力を使用して、スライド扉の周辺を照明するスライド扉用照明装置1である。図1は、スライド扉用照明装置1と、そのスライド扉用照明装置1が取り付けられたスライド扉開閉装置2とを示す正面図である。図1に矢印で示す2つの方向を、上下方向、および左右方向とし、両方向にそれぞれ直交する方向を、前後方向として、各図面での各方向を示す。
[スライド扉開閉装置2の全体構成]
図1において、スライド扉開閉装置2は、一対のスライド扉3A、3Bと、扉支持機構4とを備える。
扉支持機構4は、一対のスライド扉3A、3Bを左右方向に開閉可能に支持する。両スライド扉3A、3Bは人間の接近を感知して電動モータを駆動することにより開放される構成の扉であり、いわゆる自動扉である。自動扉において、電動モータからスライド扉に動力を伝達する構成は、特開平11−36695号公報などにより公知であるので、その詳細な説明を省略する。
図1において、扉支持機構4は、商店の出入口の床などの固定された基礎部分5に設置される。一対の支持パネル6A、6Bが、客の通過を許容する間隔をあけて、基礎部分5にそれぞれ固定されるとともに、商店の外壁にそれぞれ固定される。図1には、支持パネル6Aが固定される外壁7のみが示される。支持梁8が、両支持パネル6A、6Bの上部に架設される。
扉支持機構4の詳細な構成について、図2を参照して説明する。図2は、図1に示すA−A線に従って扉支持機構4を切断した断面図である。図2において、上方案内梁9が、支持梁8の後側に固定される。上方案内梁9は、中空に形成され、内部に上方案内レール9Aを有する。下方案内レール10が、基礎部分5に埋設される。連結アーム11Aが、スライド扉3Aの上部に固定される。プーリ11Bが、連結アーム11Aに回転自在に設けられ、上方案内レール9Aに係合する。下方案内レール10は、矩形断面形状の凹所を備え、スライド扉3Aの下端部と嵌合する。スライド扉3Aは、両案内レール9A、10により左右方向に案内されるとともに、開閉可能に支持される。スライド扉3Bも、スライド扉3Aと同様な構成により支持される。
[スライド扉用照明装置1の全体構成]
スライド扉用照明装置1は、スライド扉用発電装置20と、照明作動装置21と、地震検知装置22とを備える。スライド扉用発電装置20は、図2に示すように、スライド扉3Aの内側に近接して基礎部分5に設置される。
スライド扉用発電装置20は、筐体23と、その筐体23内に収容された2つの発電ユニットと、交流電圧を直流電圧に整流するための整流基板とを主に備える。各発電ユニットは、発電機と、その発電機の回転軸に連結された回転体とを備える。回転体は、コイルバネの弾性力により、スライド扉3Aに押圧される。
[照明作動装置21の詳細な構成]
照明作動装置21は、図1に示すように、支持梁8に固定して配置される。図3および図4を参照して、照明作動装置21の詳細な構成を説明する。図3は、照明作動装置21の分解斜視図であり、図4は、照明作動装置21が組み立てられた状態を示す斜視図である。照明作動装置21は、本体取付板30と、本体カバー31と、LED基板32と、リフレクタ33と、LEDカバー34と、制御基板35とを主に備える。
本体取付板30は、左右方向に長い板状に形成され、支持梁8に取り付けられる。台座36が、本体取付板30の上面の中央位置において左右方向に延びて形成される。台座36は、LED基板32を本体取付板30に対して所定角度だけ傾けて取り付けるために傾斜面を有する。6個の発光ダイオードD1〜D6が、LED基板32に搭載される。LED基板32は、ネジなどの固定手段により台座36に取り付けられる。リフレクタ33は、LED基板32上の発光ダイオードD1〜D6にそれぞれ対向する6個の開口W1〜W6を有する。リフレクタ33は、各発光ダイオードから各開口を通して出射された光を反射させて拡散させる。LEDカバー34は、リフレクタ33全体を前方から覆うために曲面形状の前面を有し、光透過材料から形成される。
制御基板35は、各種の回路素子が搭載された基板であり、本体取付板30の左側の領域に取り付けられる。各種の回路素子は、発電機により発電された電力を蓄電するための回路素子と、発光ダイオードD1〜D6の点滅を制御する回路素子とを含む。制御基板35の詳細な構成については後述する。
地震検知装置22は、本体取付板30の右側の領域にネジなどの固定手段により取り付けられる。3つの位置決め突起37A〜37Cが、本体取付板30の上面に形成される。地震検知装置22の一部が位置決め突起37A〜37Cに当接することにより、地震検知装置22は、本体取付板30の上面において位置決めされる。
本体カバー31は、本体取付板30全体を前方から覆うために左右方向に長い形状に形成され、曲面形状の前面を有する。収納凹部38が、本体カバー31の中央領域に形成される。LEDカバー34は、収納凹部38に嵌め込まれて本体取付板30に取り付けられる。本体カバー31は、ネジなどの固定手段により本体カバー31取り付けられる。本体カバー31は、白色のABS樹脂により成形される。
本体カバー31は、その前面の右側の領域に開口39を有する。開口39は、左右方向に細長い形状を有し、透明板体が、開口39に嵌め込まれる。また、本体カバー31は、左右の両側に側壁を有し、左側の側壁40には、図4に示すように、コネクタ用開口41と、スイッチ用開口42とが形成される。
[地震検知装置22の詳細な構成]
図5および図6を参照して、地震検知装置22の構成を説明する。図5は、地震検知装置22の分解斜視図であり、図6は、前カバー50を取り外した状態でケース本体51の内部構成を示す斜視図である。図5において、地震検知装置22は、前カバー50と、ケース本体51と、スイッチ基板52とを主に備え、これらの構成部材が組み付けられてユニット化される。
前カバー50およびケース本体51は、左右方向に長い形状を有し、透明なABS樹脂により成形される。ケース本体51は、本体取付板30にネジなどの固定手段により取り付けられる。前カバー50は、ケース本体51と組み合わされ、ネジ53によりケース本体51に取り付けられる。ケース本体51を本体取付板30に取り付ける際に、ケース本体51の左上角部が位置決め突起37A、37Bにそれぞれ当接し、ケース本体51の下方端部が位置決め突起37Cに当接することにより、ケース本体51が本体取付板30の上面において位置決めされる。ケース本体51は、左右方向に延びる上方壁54Uと、左右方向で互いに対向する左側壁54Lおよび右側壁54Rと、これらの壁54U、54L、54Rに連結する後方壁55とを有する。また、ケース本体51は、スイッチ基板52を上下方向に位置決めするために、上方位置決め突起56A、56Bと、下方位置決め突起57A、57Bとを有する。スイッチ基板52の後端縁は、上方位置決め突起56A、56Bと下方位置決め突起57A、57Bとの間に嵌め込まれる。また、スイッチ基板52の後端縁の左右両端部は、ケース本体51の左側壁54Lおよび右側壁54Rと当接可能に配置される。4つの位置決め突起および2つの側壁により、スイッチ基板52は、上下方向および左右方向においてケース本体51に位置決めされる。図5には示されないが、前カバー50も、ケース本体51と同様に、上方位置決め突起および下方位置決め突起を有し、スイッチ基板52の前端縁も、前カバー50に位置決めされる。
載置台58が、ケース本体51の後方壁55から前方に突出し、ケース本体51と一体的に形成される。載置台58は、左右方向においてケース本体51の中央位置に配置され、上下方向において上方位置決め突起56A、56Bより上方に配置される。載置台58は、載置面59と、一対の傾斜面60A、60Bとを有する。載置面59は、水平な平面から構成される。円形の凹所59Aが、左右方向において載置面59の中央に形成される。傾斜面60Aは、載置面59から左上方に傾斜して延びる平面から構成され、傾斜面60Bは、載置面59から右上方に傾斜して延びる平面から構成される。本実施形態では、後述する図9において、水平な方向である左右方向に対する両傾斜面60A、60Bの傾斜角度α、βは、同じであり、12度にそれぞれ設定される。また、凹所59Aの中央位置から傾斜面60Aの上端部60A−1までの左右方向における距離SAは、凹所59Aの中央位置から傾斜面60Bの上端部60B−1までの左右方向における距離SBと同じに設定される。
スイッチ基板52は、左右方向に長い形状に形成された1枚の基板から構成される。第1の対の固定接点形成片61、62が、スイッチ基板52の上面の左端近傍に配置され、第2の対の固定接点形成片63、64が、スイッチ基板52の上面の右端近傍に配置される。コネクタ65が、スイッチ基板52の下面に配置され、4つの固定接点形成片61〜64にそれぞれ接続される。固定接点形成片61は、金属材料などの導電性材料をU字状に折り曲げて形成され、一対の脚部61A、61Bと、上方連結部61Cとを有する。両脚部61A、61Bは、スイッチ基板52の上面から垂直方向に起立して配置される。脚部61Aは、脚部61Bよりも、傾斜面60Aの左上端部60A−1に近接して位置する。上方連結部61Cは、脚部61Aの上端から脚部61Bの上端に向けて左上方に傾斜して形成される。脚部61Aの上端は、上下方向である垂直方向において、傾斜面60Aの上端部60A−1とほぼ同じ高さであるが、脚部61Bの上端は、傾斜面60Aの上端部60A−1より上方に位置する。本実施形態では、上方連結部61Cの傾斜面の傾斜角度は、傾斜面60Aの傾斜角度αとほぼ同じ角度に設定される。
固定接点形成片62は、金属材料などの導電性材料をU字状に折り曲げて形成され、一対の脚部62A、62Bと、上方連結部62Cとを有する。導電性材料としては、スチールをスズでメッキした材料が考えられ、スイッチ基板52へのハンダ付けの容易性が図られる。両脚部62A、62Bは、スイッチ基板52の上面から垂直方向に起立して配置される。両脚部62A、62Bは、垂直方向に同じ高さを有し、固定接点形成片61の脚部61Bより十分に高くなるように形成される。上方連結部62Cは、両脚部62A、62Bの両上端を連結する。
固定接点形成片63は、固定接点形成片61とほぼ同じ構成であり、金属材料などの導電性材料をU字状に折り曲げて形成され、一対の脚部63A、63Bと、上方連結部63Cとを有する。脚部63Aは、脚部63Bよりも、傾斜面60Bの右上端部60B−1に近接して位置する。上方連結部63Cは、脚部63Aの上端から脚部63Bの上端に向けて左上方に傾斜して形成される。脚部63Aの上端は、上下方向である垂直方向において、傾斜面60Bの上端部60B−1とほぼ同じ高さであるが、脚部63Bの上端は、傾斜面60Bの上端部60B−1より上方に位置する。本実施形態では、上方連結部63Cの傾斜面の傾斜角度は、傾斜面60Bの傾斜角度βとほぼ同じ角度に設定される。固定接点形成片64は、固定接点形成片62と同じ構成であり、金属材料などの導電性材料をU字状に折り曲げて形成され、一対の脚部64A、64Bと、上方連結部64Cとを有する。両脚部64A、64Bは、垂直方向に同じ高さを有し、固定接点形成片63の脚部63Bより十分に高くなるように形成される。上方連結部64Cは、両脚部64A、64Bの両上端を連結する。
球体70が、載置台58の上面に載せられる。球体70は、金属材料などの導電性材料から構成され、載置台58の載置面59と両傾斜面60A、60Bとを転動することができる。球体70の導電性材料としては、スチールまたはステンレスが考えられる。球体70の転動可能な空間は、前カバー50およびケース本体51により形成される内部空間であって、図6に示すように、載置台58の載置面59および両傾斜面60A、60Bと、固定接点形成片61、63の上方連結部61C、63Cの傾斜面と、固定接点形成片62、64の脚部62A、64Aの側面とにより形成される空間である。
球体70の下方部分が載置台58の載置面59に形成された凹所59Aに嵌り、球体70は、通常の状態において載置面59上で静止する。地震などの振動が発生している状態において、球体70は、載置台58の載置面59および傾斜面60A、60Bを転動する。球体70が、固定接点形成片61、62の配置位置まで転動したとき、上方連結部61Cの傾斜面と、脚部62Aの側面とに接触し、固定接点形成片61、62を短絡する。球体70が、固定接点形成片63、64の配置位置まで転動したとき、上方連結部63Cの傾斜面と、脚部64Aの側面とに接触し、固定接点形成片63、64を短絡する。
[スライド扉用照明装置1の電気的構成]
図7および図8を参照して、スライド扉用照明装置1の電気的構成について説明する。図7は、地震検知装置22の電気的構成の一部分を示す回路図であり、図8は、地震検知装置22の電気的構成の他の部分を示す回路図である。地震検知装置22の電気的構成は、図7に示す制御基板35と、図8に示すLED基板32およびスイッチ基板52とから構成される。
制御基板35は、3つのコネクタ80、81、82を有する。コネクタ80は、スライド扉用発電装置20の整流基板の出力端子に接続されたコネクタと接続ラインを介して連結される。コネクタ81は、スイッチ基板52に搭載されたコネクタ65に接続ラインを介して連結される。コネクタ82は、LED基板32に搭載されたコネクタ83に接続ラインを介して連結される。
蓄電用コンデンサCNDが、コネクタ80の端子CT11、CT12の間に接続される。端子CT11は電源端子VCCに接続され、端子CT12は接地される。コンデンサCNDは、コネクタ80から供給される直流電圧を蓄電する。電源端子VCCがコネクタ81の端子CT21に接続され、抵抗RC1の一端がコネクタ81の端子CT22に接続される。PNP型のトランジスタBTRのエミッタが電源端子VCCに接続され、そのコレクタが抵抗RC1の他端に接続され、そのベースがコネクタ82の端子CT32に接続される。電源端子VCCがコネクタ82の端子CT31に接続される。
電界効果トランジスタETR1のドレインが、コネクタ82の端子CT32に接続され、そのゲートが抵抗RC1の他端に接続され、そのソースが接地される。ノイズ除去用のコンデンサC1が、トランジスタETR1のゲートとソースとの間に接続される。電界効果トランジスタETR2のドレインが、抵抗RC1の他端に接続され、そのソースが接地される。リセットスイッチRTSWの一端が、電源端子VCCに接続され、そのスイッチRTSWの他端がトランジスタETR2のゲートに接続される。ノイズ除去用のコンデンサC2が、トランジスタETR2のゲートとソースとの間に接続される。リセットスイッチRTSWは、ユーザが押圧操作している間、閉成してトランジスタETR2のゲートに電源端子VCCからの電源電圧を供給する。リセットスイッチRTSWは、ユーザが押圧操作を解除したときに、開放されてトランジスタETR2のゲートへの電源電圧の供給を停止する。
リセットIC90は、入力端子RT1と、接地端子RT2と、出力端子RT3とを有する。リセットIC90は、入力端子RT1に入力された電圧が所定値以上である場合に、リセット信号を出力端子RT3から出力し、入力端子RT1に入力された電圧が所定値に達しない場合に、リセット信号を出力端子RT3から出力しないもので、公知の回路素子である。入力端子RT1は電源端子VCCに接続され、接地端子RT2は接地される。
抵抗RC2の一端が電源端子VCCに接続され、抵抗RC2の他端が電界効果トランジスタETR3のドレインに接続される。トランジスタETR3のゲートがリセットIC90の出力端子RT3に接続され、そのソースが接地される。電界効果トランジスタETR4のドレインが、抵抗RC1の他端に接続され、そのゲートが抵抗RC2の他端に接続され、そのソースが接地される。ノイズ除去用のコンデンサC3が、トランジスタETR4のゲートとソースとの間に接続される。
リセット信号が出力端子RT3からトランジスタETR3のゲートに供給されないときに、トランジスタETR3はオフ状態になり、ドレインからソースへの電流が遮断される。リセット信号が出力端子RT3からトランジスタETR3のゲートに供給されるときに、トランジスタETR3はオン状態になり、ドレインからソースへ電流が流れる。
図8に示すスイッチ基板52において、固定接点形成片61および固定接点形成片63が、コネクタ65の端子ST1に共通に接続される。固定接点形成片62および固定接点形成片64が、コネクタ65の端子ST2に共通に接続される。コネクタ65の端子ST1、ST2は、コネクタ81の端子CT21、CT22にそれぞれ接続される。
図8に示すLED基板32において、発光ダイオードD1は電流制限用抵抗R1と直列に接続されて直列回路を構成する。同様に、発光ダイオードD2〜D6も電流制限用抵抗R2〜R6とそれぞれ直列に接続されて直列回路を構成する。各直列回路は、コネクタ83の端子LT1、LT2の間に接続される。コネクタ83の端子LT1、LT2は、コネクタ82の端子CT31、CT32にそれぞれ接続される。
図3において、蓄電用コンデンサCND、およびコネクタ81、82が、制御基板35の右側に配置され、コネクタ80、およびリセットスイッチRTSWが、制御基板35の左側に配置される。コネクタ80、およびリセットスイッチRTSWの操作部分は、図4に示すように、コネクタ用開口41、およびスイッチ用開口40を通して、本体カバー31から外部にそれぞれ露出する。
[第1の実施形態の動作および作用]
図9および図10を参照して、スライド扉用照明装置1の動作および作用について説明する。図9は、地震が発生していない正常状態において、球体70の一部分が載置台58の凹所59Aに嵌り、球体70が載置面59の上で静止している状態を示す。図10は、地震が発生している緊急状態において、球体70が傾斜面60Aを転動して上方連結部61Cおよび脚部62Aに接触した状態を示す。地震が発生していない正常状態において、スライド扉開閉装置2は商用電源から電力供給を受けて動作する。人間の接近が感知されたとき、スライド扉開閉装置2は電動モータを駆動して両スライド扉3A、3Bを開閉させる。スライド扉3Aの開閉動作により、スライド扉用発電装置20の発電機は交流電圧を発電する。この交流電圧は、スライド扉用発電装置20内の整流基板によって直流電圧に整流され、コネクタ80の端子CT11、CT12の間に供給される。供給された直流電圧は、コンデンサCNDにより蓄電される。
(地震が発生していない正常状態)
正常状態において、球体70は載置面59の上で静止しているので、両固定接点形成片61、62は短絡されることなく、電気的に遮断されるとともに、両固定接点形成片63、64も短絡されることなく、電気的に遮断される。この結果、正常な状態において、図8に示す両固定接点形成片61、62の間、および両固定接点形成片63、64の間は、共に開放された状態にある。この開放状態においては、電源端子VCCからの電源電圧は、トランジスタETR1のゲートに供給されないことから、トランジツタETR1はオフ状態を維持する。このトランジスタETR1のオフ状態により、電源端子VCCからの電源電圧は発光ダイオートD1〜D6に供給されない。正常状態において、電源端子VCCからの電源電圧は発光ダイオートD1〜D6により消費されることがないので、スライド扉3Aの開閉動作により発電機が発電した電力は、蓄電用コンデンサCNDに充電され続ける。
蓄電用コンデンサCNDから電源端子VCCを通して電源電圧がリセットIC90に供給され、その供給された電源電圧が所定値以上である場合、リセットIC90はリセット信号を出力端子RT3から出力する。そのリセット信号はトランジスタETR3のゲートに供給され、トランジスタETR3はオン状態を維持する。トランジスタETR3がオン状態にある間、電源端子VCCから抵抗RC2を介して供給される電源電圧は、トランジスタETR3のドレインとソースとの間に供給され、トランジスタETR4のゲートの電位が低い電位に維持される。このため、トランジスタETR4はオフ状態に維持される。
正常状態において、ユーザはリセットスイッチRTSWを押圧操作することがないので、リセットスイッチRTSWは開放状態を維持する。このため、電源端子VCCからトランジスタETR2のゲートへの電源電圧の供給は、リセットスイッチRTSWにより停止される。この結果、トランジスタETR2もオフ状態を維持する。
(地震が発生している緊急状態)
地震が発生すると、球体70は載置台58の載置面59から傾斜面60A、60Bのいずれかの傾斜面に沿って転動を開始し、載置面59および両傾斜面60A、60Bの上で転動しながら左右方向に往復運動する。地震の振動が所定の振動以上の強い振動に達したときに、球体70は、固定接点形成片62、64のいずれかの固定接点形成片に当接する。たとえば、球体70が傾斜面60Aの左上端部60A−1を越えて転動し、固定接点形成片62の脚部62Aに当接した場合、球体70は、図10に示すように、固定接点形成片61の上部連結部61Cの傾斜面と、固定接点形成片62の脚部62Aの側面とに接触し、両固定接点形成片61、62を短絡する。この結果、図8に示す両固定接点形成片61、62の間が閉成される。一方、図8に示す両固定接点形成片63、64の間は開放されたままである。
両固定接点形成片61、62の間が閉成されると、電源端子VCCから両固定接点形成片61、62を通して電源電圧が抵抗RC1に供給され、電源電圧が抵抗RC1を通してトランジスタETR1のゲートに供給される。この結果、トランジスタETR1がオン状態に変化し、電源端子VCCからの電源電圧が発光ダイオートD1〜D6に供給される。発光ダイオードD1〜D6が点灯し、スライド扉3A、3Bの周辺を照明する。強い地震が発生した場合、商用電源からの電力供給が停止されることがあることから、発光ダイオードD1〜D6の点灯により、商店の内部に残っている客などをスライド扉3A、3Bの場所に誘導することができ、客などはスライド扉3A、3Bを手動で開放して外に出ることができる。
また、両固定接点形成片61、62の間が閉成され、トランジスタETR1が一旦オンすると、電源端子VCCからの電源電流が、トランジスタBTRのエミッタからベースに流れ、トランジスタETR1のドレインおよびソースを通って接地側に流れる。この結果、トランジスタBTRはオン状態に変化し、電源端子VCCからの電源電圧をトランジスタETR1のゲートに供給し続ける。
球体70が、図10に示すように固定接点形成片62に当接して両固定接点形成片61、62を短絡した後に、自重により右方向に向かって傾斜面60Aを転がり落ちると、両固定接点形成片61、62の間が開放される。このため、両固定接点形成片61、62の間、および両固定接点形成片63、64の間が、共に開放された状態となり、電源端子VCCからの電源電圧が抵抗RC1を通してトランジスタETR1のゲートに供給されなくなる。しかし、トランジスタBTRがオン状態となっていることから、トランジスタBTRがトランジスタETR1のゲートに電源電圧を供給し続ける。この結果、両固定接点形成片61、62の間が開放された後でも、トランジスタETR1は電源電圧を発光ダイオードD1〜D6に供給し続け、発光ダイオードD1〜D6は点灯し続ける。
球体70が、傾斜面60Bの右上端部60B−1を越えて転動し、固定接点形成片64の脚部64Aに当接した場合、球体70は、固定接点形成片63の上部連結部63Cの傾斜面と、固定接点形成片64の脚部64Aの側面とに接触し、両固定接点形成片63、64を短絡する。この結果、図8に示す両固定接点形成片63、64の間が閉成される。一方、図8に示す両固定接点形成片61、62の間は開放されたままである。
両固定接点形成片63、64の間が閉成されると、電源端子VCCから両固定接点形成片63、64を通して電源電圧が抵抗RC1に供給され、電源電圧が抵抗RC1を通してトランジスタETR1のゲートに供給される。しかし、トランジスタETR1はすでにオン状態にあることから、トランジスタETR1は電源電圧を発光ダイオードD1〜D6に供給し続け、発光ダイオードD1〜D6は点灯し続ける。
(地震停止後の発光ダイオードの消灯操作)
地震がおさまった場合、球体70は、自重により傾斜面60A、60Bを転がり落ちて載置台58の凹所59Aに嵌り、載置面59の上で静止する。その後に商用電源が復旧した場合には、発光ダイオードD1〜D6の点灯は必要なくなる。このため、ユーザは、発光ダイオードD1〜D6を消灯させるために、スイッチ用開口42を通してリセットスイッチRTSWを押圧操作する。
リセットスイッチRTSWが押圧操作され、そのスイッチRTSWが閉成されると、電源端子VCCから電源電圧がトランジスタETR2のゲートに供給され、トランジスタETR2はオン状態に変化する。トランジスタETR2のオン状態により、トランジスタETR1のゲートの電位が低い電位に強制的に下げられる。このため、トランジスタETR1はオフ状態に変化し、トランジスタBTRのエミッタからベースへ流れる電流が遮断される。このベースへの電流の遮断により、トランジスタBTRはオフ状態に変化し、電源端子VCCからトランジスタETR1のゲートへの電源電圧の供給が停止される。この結果、トランジスタETR1はオフ状態に変化し、電源端子VCCからの電源電圧は発光ダイオートD1〜D6に供給されなくなり、発光ダイオートD1〜D6は消灯する。
(蓄電用コンデンサCNDの充電電圧の低下)
リセットスイッチRTSWが押圧操作されずに、発光ダイオードD1〜D6が点灯し続けると、蓄電用コンデンサCNDの充電電圧が低下し続ける。蓄電用コンデンサCNDの充電電圧が所定値に達しない場合に、リセットIC90はリセット信号を出力端子RT3から出力しなくなる。リセット信号が出力されなくなると、トランジスタETR3のゲートの電位が低下してトランジスタETR3はオフ状態に変化する。トランジスタETR3のオフ状態により、電源端子VCCから電源電圧、すなわち蓄電用コンデンサCNDの充電電圧がトランジスタETR4のゲートに供給され、トランジスタETR4がオン状態に変化する。トランジスタETR4がオン状態に変化すると、トランジスタETR2のオン状態への変化と同様に、トランジスタETR1のゲートの電位が低い電位に強制的に下げられる。このため、トランジスタETR1はオフ状態に変化し、トランジスタBTRのエミッタからベースへ流れる電流が遮断される。このベースへの電流の遮断により、トランジスタBTRはオフ状態に変化し、電源端子VCCからトランジスタETR1のゲートへの電源電圧の供給が停止される。この結果、トランジスタETR1はオフ状態に変化し、電源端子VCCからの電源電圧は発光ダイオートD1〜D6に供給されなくなり、発光ダイオートD1〜D6は消灯する。発光ダイオードの消灯により、蓄電用コンデンサCNDの充電電圧の消費が停止される。
(短絡状態での球体70の位置関係)
図10は、球体70が両固定接点形成片61、62を短絡した状態を示す。図10において、位置CPは、両固定接点形成片61、62を短絡する球体70の中心の位置である。位置PA1は、短絡状態において固定接点形成片61の上方連結部61Cの傾斜面が球体70と接触する接触位置である。位置PA2は、短絡状態において固定接点形成片62の脚部62Aの側面が球体70と接触する接触位置であり、位置PA1より上方に位置する。半径Rは、球体70の半径である。距離LA1は、水平方向である左右方向において、傾斜面60Aの上端部60A−1から位置PA1までの距離である。距離LA2は、水平方向である左右方向において、傾斜面60Aの上端部60A−1から位置PA2までの距離である。本実施形態では、距離LA2は、距離LA1より大きく設定される。また、距離LA2は、球体70の半径Rより大きく、かつ、球体70の直径である半径Rの2倍の値より小さく設定される。位置PA1と位置PA2との間の距離(LA2−LA1)は、球体70の半径Rより小さく設定される。短絡状態にある球体70の中心位置CPは、鉛直方向である上下方向において、位置PA2とほぼ同じ位置に位置する。
球体70と両固定接点形成片63、64との位置関係は、球体70と両固定接点形成片61、62との位置関係と同様な関係にある。位置PB1は、短絡状態において固定接点形成片63の上方連結部63Cの傾斜面が球体70と接触する接触位置である。位置PB2は、短絡状態において固定接点形成片64の脚部64Aの側面が球体70と接触する接触位置であり、位置PB1より上方に位置する。距離LB1は、水平方向である左右方向において、傾斜面60Bの上端部60B−1から位置PB1までの距離である。距離LB2は、水平方向である左右方向において、傾斜面60Bの上端部60B−1から位置PB2までの距離である。本実施形態では、距離LB2は、距離LB1より大きく設定される。また、距離LB2は、球体70の半径Rより大きく、かつ、球体70の直径より小さく設定される。位置PB1と位置PB2との間の距離(LB2−LB1)は、球体70の半径Rより小さく設定される。短絡状態にある球体70の中心位置CPは、鉛直方向である上下方向において、位置PB2とほぼ同じ位置に位置する。
[第1の実施形態の効果]
第1の実施形態では、固定接点形成片62、64がスイッチ基板52から垂直方向に起立する構成であることから、地震が発生している間に、球体70が各固定接点形成片に当接して、固定接点形成片61、62の間、または固定接点形成片63、64の間を確実に短絡する。この結果、地震検知装置22は地震の発生を確実に検知することができる。また、載置台58が傾斜面60A、60Bを有し、固定接点形成片61、63の上部連結部61C、63Cが傾斜して形成されることから、地震がおさまった後に、球体70は自重により傾斜面を転がり落ちて載置台58の載置面59に戻され、その載置面59の上で静止する。この結果、ユーザは、次の地震に備えて球体70を載置面59に戻す作業を行う必要がなくなる。
第1の実施形態では、球体70が両固定接点形成片61、62を短絡する状態において、位置PA2は短絡状態にある球体70の中心位置CPとほぼ同じ高さに位置し、脚部62Aは位置PA2よりも上方に起立する。この結果、球体70が、脚部62Aに当接したときに脚部62Aを乗り越えることはなく、確実に停止するので、両固定接点形成片61、62を確実に短絡することができる。また、短絡状態にある球体70の中心位置CPは、左右方向において、位置PA1より載置面59の配置位置の側に位置する。この結果、球体70が脚部62Aに当接して停止した後に、球体70を載置面59に向かって転動させて確実に戻すことができる。
第1の実施形態では、リセットスイッチRTSWが本体カバー31のスイッチ用開口42を通して外部に露出することから、ユーザは、リセットスイッチRTSWを容易に操作することができる。この結果、地震がおさまった後に、蓄電用コンデンサCNDから発光ダイオードD1〜D6への無駄な電力供給を簡単なスイッチ操作により防ぐことができる。
第1の実施形態では、リセットIC90が、蓄電用コンデンサCNDの充電電圧が所定値に達しない場合にリセット信号の出力を停止し、このリセット信号の出力停止によりトランジスタETR1が強制的にオフ状態に変化する。この結果、地震がおさまった後に、蓄電用コンデンサCNDから発光ダイオードD1〜D6へ電力供給が継続されて蓄電用コンデンサCNDが過放電することを防ぐことができる。
第1の実施形態では、透明板体が嵌め込まれた開口39が本体カバー31に配置され、地震検知装置22の前カバー50およびケース本体51が透明な材料から成形される。この結果、ユーザは、スライド扉用照明装置1を分解するなどの煩雑な作業を行うことなく、開口39を通して前カバー50およびケース本体51の内部における球体70の位置を容易に確認することができる。この確認を通して、球体70が載置面59に戻っていない異常状態の発生を容易に見つけることができる。
第1の実施形態では、ケース本体51の左上角部を本体取付板30の位置決め突起37A、37Bに当接させるとともに、ケース本体51の下方端部を本体取付板30の位置決め突起37Cに当接させることにより、本体取付板30に対して地震検知装置22を左右方向および上下方向に位置決めする。この結果、スライド扉用照明装置1の本体取付板30が、スライド扉開閉装置2の支持梁8に対して水平な状態で取り付けられれば、地震検知装置22を水平な姿勢で取り付けることができ、地震の振動を正確に検知することができる。
第1の実施形態では、スライド扉3A、3Bの開閉領域の全域を照射するためにスライド扉用照明装置1が左右方向に長い形状を有する。地震検知装置22も、スライド扉用照明装置1に内蔵されることから、左右方向に長い形状を有する。この結果、球体70が、前カバー50およびケース本体51により形成される内部空間を転がる構成は、上下方向において球体が落下などの移動を行う構成に比べ、左右方向に長い装置に内蔵するのに最適な構成である。
<第2の実施形態>
以下に、本発明の振動検知装置をスライド扉用照明装置に適用した第2の実施形態について、図面を参照して説明する。第2の実施形態は、地震検知装置22の載置接点組体および固定接点形成片の構成について、第1の実施形態と相違するので、この相違する構成について説明する。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成を有する部分には同一の番号または記号を付して説明する。
[地震検知装置22の構成]
図11は、地震検知装置22の前カバー50を取り外した状態で、ケース本体51の内部構成を示す。図11において、載置接点組体158が、金属材料などの導電性材料を折り曲げて形成され、左右方向においてスイッチ基板152の上面の中央位置に配置される。載置接点組体158の導電性材料としては、スチールをスズでメッキした材料が考え、スイッチ基板152へのハンダ付けの容易性が図られる。載置接点組体158は、載置面159と、一対の傾斜転動面160A、160Bと、一対の脚部161、163とを備える。載置面159は、水平な平面から構成される。円形の凹所159Aが、載置面59の中央に形成される。傾斜転動面160Aは、載置面159から左上方に傾斜して延びる平面から構成される。傾斜転動面160Bは、載置面159から右上方に傾斜して延びる平面から構成される。脚部161は、傾斜転動面160Aの左上端部から下方に延び、スイッチ基板152に取り付けられる。脚部163は、傾斜転動面160Bの右上端部から下方に延び、スイッチ基板152に取り付けられる。
本実施形態では、図11において、水平方向である左右方向に対する両傾斜転動面160A、160Bの傾斜角度α、βは、同じであり、12度にそれぞれ設定される。図12において、位置PA1は、球体70が載置接点組体158と固定接点形成片162との間を短絡する状態において、球体70が載置接点組体158と接触する接触位置である。位置PB1は、球体70が載置接点組体158と固定接点形成片164との間を短絡する状態において、球体70が載置接点組体158と接触する接触位置である。距離CAは、凹所59Aの中央位置から位置PA1までの距離であり、距離CBは、凹所59Aの中央位置から位置PB1までの距離である。両距離CA、CBは、同じ距離に設定される。
図12において、位置PA2は、球体70が載置接点組体158と固定接点形成片162との間を短絡する状態において、球体70が固定接点形成片162の脚部162Aの側面と接触する接触位置であり、位置PA1より上方に位置する。位置PB2は、球体70が載置接点組体158と固定接点形成片164との間を短絡する状態において、球体70が固定接点形成片164の脚部164Aの側面と接触する接触位置であり、位置PB1より上方に位置する。距離LACは、水平方向である左右方向において、位置PA1から位置PA2までの距離である。距離LBCは、水平方向である左右方向において、位置PB1から位置PB2までの距離である。両距離LAC、LBCは、同じに設定される。両距離LAC、LBCの各距離は、球体70の半径Rより小さく設定される。
図12において、載置接点組体158と固定接点形成片162との間を短絡する状態にある球体70の中心位置CPは、鉛直方向である上下方向において、位置PA2とほぼ同じ位置に位置する。同様に、載置接点組体158と固定接点形成片164との間を短絡する状態にある球体70の中心位置CPは、鉛直方向である上下方向において、位置PB2とほぼ同じ位置に位置する。
一対の固定接点形成片162、164が、金属材料などの導電性材料をU字状に折り曲げて形成される。固定接点形成片の導電性材料としては、スチールをスズでメッキした材料が考えられ、スイッチ基板152へのハンダ付けの容易性が図られる。固定接点形成片162は、脚部161に近接した位置でスイッチ基板152に取り付けられ、一対の脚部162A、162Bと、上部連結部162Cとを有する。両脚部162A、162Bは、スイッチ基板152から垂直方向に起立し、載置接点組体158の脚部161より十分に高く形成される。上部連結部162Cは、両脚部162A、162Bの両上端を連結する。固定接点形成片164は、脚部163に近接した位置でスイッチ基板152に取り付けられ、一対の脚部164A、164Bと、上部連結部164Cとを有する。両脚部164A、164Bは、スイッチ基板152から垂直方向に起立し、載置接点組体158の脚部163より十分に高く形成される。上部連結部164Cは、両脚部164A、164Bの両上端を連結する。
球体70が、載置接点組体158の上面に載せられ、載置面159と両傾斜転動面160A、160Bとを転動することができる。球体70の転動可能な空間は、前カバー50およびケース本体51により形成される内部空間であって、図11に示すように、載置接点組体158の載置面159および両傾斜転動面160A、160Bと、固定接点形成片162、164の脚部162A、164Aの側面とにより形成される空間である。
球体70の下方部分が載置接点組体158の載置面159に形成された凹所159Aに嵌り、球体70は、通常の状態において載置面159上で静止する。地震などの振動が発生している状態において、球体70は、載置面159および傾斜転動面160A、160Bを転動する。球体70が、固定接点形成片162の配置位置まで転動したとき、傾斜転動面160A上の位置PA1と、脚部162Aの側面上の位置PA2とで接触し、載置接点組体158と固定接点形成片162との間を短絡する。球体70が、固定接点形成片164の配置位置まで転動したとき、傾斜転動面160B上の位置PB1と、脚部164Aの側面上の位置PB2とで接触し、載置接点組体158と固定接点形成片164との間を短絡する。
[スライド扉用照明装置1の電気的構成]
第2の実施形態のスライド扉用照明装置1の電気的構成は、スイッチ基板158の構成以外は、図7および図8に示す第1の実施形態の電気的構成と同じである。第2の実施形態のスイッチ基板158において、載置接点組体158の脚部161が図8に示すコネクタ65の端子ST1に直接に接続され、脚部163が、載置接点組体158の傾斜転動面160B、載置面159、傾斜転動面160A、および脚部161を介して図8に示すコネクタ65の端子ST1に接続される。固定接点形成片162および固定接点形成片164が、コネクタ65の端子ST2に共通に接続される。
[第2の実施形態の動作および作用]
(地震が発生していない正常状態)
正常状態において、球体70は載置面159の上で静止しているので、載置接点組体158と固定接点形成片162との間は短絡されることなく、電気的に遮断されるとともに、載置接点組体158と固定接点形成片164との間も短絡されることなく、電気的に遮断される。この結果、正常な状態において、載置接点組体158と固定接点形成片162との間、および載置接点組体158と固定接点形成片164との間は、共に開放された状態にある。この開放状態においては、第1の実施形態と同様に、トランジツタETR1はオフ状態を維持し、電源端子VCCからの電源電圧は発光ダイオートD1〜D6に供給されない。正常状態において、スライド扉3Aの開閉動作により発電機が発電した電力は、蓄電用コンデンサCNDに充電され続ける。
蓄電用コンデンサCNDから供給された電源電圧が所定値以上である場合、リセットIC90はリセット信号を出力端子RT3から出力し、トランジスタETR3はオン状態を維持する。トランジスタETR3がオン状態にある間、トランジスタETR4はオフ状態を維持する。
正常状態において、ユーザはリセットスイッチRTSWを押圧操作することがないので、リセットスイッチRTSWは開放状態を維持し、電源端子VCCからトランジスタETR2のゲートへの電源電圧の供給は、リセットスイッチRTSWにより停止される。この結果、トランジスタETR2もオフ状態を維持する。
(地震が発生している緊急状態)
地震が発生すると、球体70は載置接点組体158の載置面159から傾斜転動面160A、160Bのいずれかの傾斜転動面に沿って転動を開始し、載置面159および両傾斜転動面160A、160Bの上で転動しながら左右方向に往復運動する。地震の振動が所定の振動以上の強い振動に達したときに、球体70は、固定接点形成片162、164のいずれかの固定接点形成片に当接する。たとえば、球体70が傾斜転動面160A上の位置PA1まで転動し、固定接点形成片162の脚部162Aに当接した場合、球体70は、図12に示すように、傾斜転動面160A上の位置PA1と、固定接点形成片162の脚部162Aの側面上の位置PA2とで接触し、載置接点組体158と固定接点形成片162との間を短絡する。この結果、載置接点組体158と固定接点形成片162との間が閉成される一方、載置接点組体158と固定接点形成片164との間は開放されたままである。
載置接点組体158と固定接点形成片162との間が閉成されると、トランジスタETR1がオン状態に変化し、電源端子VCCからの電源電圧が発光ダイオートD1〜D6に供給される。発光ダイオードD1〜D6が点灯し、スライド扉3A、3Bの周辺を照明する。また、載置接点組体158と固定接点形成片162との間が閉成され、トランジスタETR1が一旦オンすると、トランジスタBTRはオン状態に変化し、電源端子VCCからの電源電圧をトランジスタETR1のゲートに供給し続ける。
球体70が、図12に示すように固定接点形成片162に当接して載置接点組体158と固定接点形成片162との間を短絡した後に、自重により右方向に向かって傾斜転動面160Aを転がり落ちると、載置接点組体158と固定接点形成片162との間が開放される。このため、載置接点組体158と固定接点形成片162との間、および載置接点組体158と固定接点形成片164との間が、共に開放された状態となり、電源端子VCCからの電源電圧が抵抗RC1を通してトランジスタETR1のゲートに供給されなくなる。しかし、トランジスタBTRがオン状態となっていることから、載置接点組体158と固定接点形成片162との間が開放された後でも、トランジスタETR1は電源電圧を発光ダイオードD1〜D6に供給し続け、発光ダイオードD1〜D6は点灯し続ける。
球体70が、傾斜転動面160B上の位置PB1まで転動し、固定接点形成片164の脚部164Aに当接した場合、球体70は、傾斜転動面160B上の位置PB1と、固定接点形成片164の脚部164Aの側面上の位置PB2とで接触し、載置接点組体158と固定接点形成片164との間を短絡する。この結果、載置接点組体158と固定接点形成片164との間が閉成される一方、載置接点組体158と固定接点形成片162との間は開放されたままである。
載置接点組体158と固定接点形成片164との間が閉成されると、電源端子VCCから電源電圧が抵抗RC1に供給され、電源電圧が抵抗RC1を通してトランジスタETR1のゲートに供給される。しかし、トランジスタETR1はすでにオン状態にあることから、トランジスタETR1は電源電圧を発光ダイオードD1〜D6に供給し続け、発光ダイオードD1〜D6は点灯し続ける。
地震停止後の発光ダイオードの消灯操作における動作、および、蓄電用コンデンサCNDの充電電圧の低下における動作については、第2の実施形態は第1の実施形態と同じ動作を実行するので、その説明を省略する。
[第2の実施形態の効果]
第2の実施形態では、載置接点組体158が、載置面159と、傾斜転動面160A、160Bと、固定接点形成片162、164とともにスイッチ手段を構成する傾斜転動面160A、160B上の位置PA1、PB1での接触部分とを有し、導電性材料を折り曲げて形成される。この結果、第1の実施形態のように載置台58と、固定接点形成片61、63とを別個に形成する構成に比べ、地震検知装置22の構成を簡単にすることができる。
なお、第2の実施形態でも、第1の実施形態と同じ構成部分により、第1の実施形態と同じ効果が発揮される。
<構成の対応関係>
スライド扉用照明装置1が、本発明の振動検知機能を有する作動装置の一例である。地震検知装置22は、本発明の振動検知装置の一例である。前カバー50およびケース本体51が、本発明の筐体の一例である。載置台58、または載置接点組体158の一部分が、本発明の載置部材の一例であり、載置面59および傾斜面60A、60Bは、本発明の載置面、および傾斜面の一例である。載置面159、および、載置面159の左右の端部から傾斜転動面160A、160B上の位置PA1、PB1までの傾斜面が、本発明の載置面、および傾斜面の一例である。固定接点形成片61の上部連結部61C上の位置PA1での接触部分、または固定接点形成片63の上部連結部63C上の位置PB1での接触部分が、本発明の第1接点部分の一例であり、傾斜接触面の一例である。固定接点形成片62の脚部62Aの側面上の位置PA2での接触部分、または固定接点形成片64の脚部64Aの側面上の位置PB2での接触部分が、本発明の第2接点部分の一例であり、起立接触面の一例である。また、載置接点組体158の傾斜転動面160A上の位置PA1での接触部分、または傾斜転動面160B上の位置PB1での接触部分が、本発明の第1接点部分の一例であり、傾斜接触面の一例である。固定接点形成片162の脚部162Aの側面上の位置PA2での接触部分、または固定接点形成片164の脚部164Aの側面上の位置PB2での接触部分が、本発明の第2接点部分の一例であり、起立接触面の一例である。固定接点形成片61の上部連結部61C上の位置PA1での接触部分と、固定接点形成片62の脚部62Aの側面上の位置PA2での接触部分との組み合わせが、本発明のスイッチ手段の一例である。固定接点形成片63の上部連結部63C上の位置PB1での接触部分と、固定接点形成片64の脚部64Aの側面上の位置PB2での接触部分との組み合わせが、本発明のスイッチ手段の一例である。また、載置接点組体158の傾斜転動面160A上の位置PA1での接触部分と、固定接点形成片162の脚部162Aの側面上の位置PA2での接触部分との組み合わせが、本発明のスイッチ手段の一例である。載置接点組体158の傾斜転動面160B上の位置PB1での接触部分と、固定接点形成片164の脚部164Aの側面上の位置PB2での接触部分との組み合わせが、本発明のスイッチ手段の一例である。3つの位置決め突起37A〜37Cが、本発明の位置決め部材の一例である。トランジスタETR1、ETR2およびトランジスタBTRの組み合わせが、本発明の電力供給手段の一例である。トランジスタBTRと、そのトランジスタBTRをトランジスタETR1に接続する回路との組み合わせが、本発明の保持回路の一例である。トランジスタETR2と、そのトランジスタETR2をリセットスイッチRTSWおよびトランジスタETR1に接続する回路との組み合わせが、本発明のリセット回路の一例である。スイッチ基板52またはスイッチ基板152が、本発明の回路基板の一例である。リセットスイッチRTSWが、本発明の操作スイッチの一例である。球体70が、本発明の転動体の一例である。発光ダイオードD1〜D6が、本発明の電気的作動手段の一例であり、本発明の複数の発光ダイオードの一例である。蓄電用コンデンサCNDが、本発明の蓄電手段の一例である。スライド扉用発電装置20の発電機が、本発明の発電手段の一例である。
<変形例>
本発明は、第1および第2の本実施形態に限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
(1)両実施形態では、スライド扉用照明装置1が、電動モータにより駆動される自動のスライド扉開閉装置2に取り付けられる構成であるが、手動のスライド扉開閉装置にも、人間の体重により開閉する半自動のスライド扉開閉装置にも取り付けることができる。半自動のスライド扉開閉装置は、特許第4253034号公報などにより公知である。
(2)両実施形態は、スライド扉3A、3Bの周辺領域を照射するスライド扉用照明装置1であるが、本発明は、映画館または劇場などの暗い場所において、地震などの振動が発生した異常状態を報知する警報音を発生する発音装置、または警報メッセージを表示する表示装置にも適用することができる。
(3)両実施形態では、本発明の振動検知装置が地震検知装置22に具体化されたが、地震検知装置に限定されない。たとえば、車両などの移動体が衝突したときの振動の強さを検知する振動検知装置に本発明を具体化することもできる。この変形例においては、所定値以上の強い振動を検知したときに、移動体の安全装置が作動する構成が考えられる。
(4)両実施形態では、スライド扉用発電装置20の発電機がスライド扉3Aの開閉動作により発電し、蓄電用コンデンサCNDに蓄電する構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、コンデンサCNDなどの蓄電手段は、スライド扉の設置場所以外の場所に設置され、太陽光または風力などの自然エネルギー、或いは室内光を利用した発電装置により発電された電力を蓄電する構成でも、地震が発生していない正常な状態において商用電源から供給された電力を蓄電する構成でもよい。
(5)両実施形態では、トランジスタBTRと、そのトランジスタBTRをトランジスタETR1に接続する回路との組み合わせから、保持回路が構成されるが、トランジスタETR1、ETR2およびトランジスタBTRの組み合わせから構成される電力供給手段の電力供給状態を保持する手段であれば、この構成に限定されない。たとえば、フリップフロップなどのラッチ機能を備えるデジタル回路素子から構成される保持回路でも、固定接点形成片などの短絡に応答して機械的に状態を保持する機能を有する保持機構でもよい。
(6)両実施形態では、トランジスタETR2と、そのトランジスタETR2をリセットスイッチRTSWおよびトランジスタETR1に接続する回路との組み合わせから、リセット回路が構成されるが、トランジスタETR1、ETR2およびトランジスタBTRの組み合わせから構成される電力供給手段の電力供給状態を解除する手段であれば、この構成に限定されない。たとえば、デジタル回路素子から構成される保持回路のセット状態をリセットする回路でも、保持機構により機械的に保持された状態をリセットスイッチRTSWの押圧操作に応答して解除する機構でもよい。
(7)第1の実施形態では、左右方向において傾斜面60A、60Bを同じ長さに設定するために、凹所59Aの中央から上端部60A−1、60B−1までの距離SA、SBが同じ長さに設定される。これに代えて、載置面59の左端部から上端部60A−1までの距離と、載置面59の右端部から上端部60B−1までの距離とを同じ長さに設定してもよい。第2の実施形態でも、凹所159Aの中央から位置PA1、PB1までの距離CA、CBを同じ長さに設定するのに代えて、載置面159の左端部から位置PA1までの距離と、載置面159の右端部から位置PB1までの距離とを同じ長さに設定してもよい。
(8)両実施形態では、固定接点形成片62、64、162、164が鉛直方向に起立することから、短絡状態にある球体70の中心位置CPが位置PA2、PB2とほぼ同じ高さに位置する。これに代えて、短絡状態にある球体70が固定接点形成片62、64または固定接点形成片162、164と接触する位置PA2、PB2が、球体70の中心位置CPより上方に位置するように、固定接点形成片62、64または固定接点形成片162、164が載置面59の配置位置の側に傾斜して起立するように形成してもよい。
(9)両実施形態では、球体70が固定接点形成片62、64、162、164に当接したときに、球体70を載置面59、159に向かって転動させるために、上部連結部61C、63Cは傾斜した面を有し、または、傾斜転動面160A、160Bが設けられる。これに代えて、位置PA1、PB1が、短絡状態にある球体70の中心位置よりも位置PA2、PB2の近くに位置するのであれば、上部連結部61C、63Cが水平な面から形成される構成でもよく、また、図12に示す傾斜転動面において位置PA1より僅かに右側の位置から左側の面、および位置PB2より僅かに左側の位置から右側の面が水平な面から形成される構成でもよい。
1 スライド扉用照明装置
20 スライド扉用発電装置
22 地震検知装置
50 前カバー
51 ケース本体
52、152 スイッチ基板
58 載置台
59、159 載置面
60A、60B 傾斜面
61〜64、162、164 固定接点形成片
70 球体
158 載置接点組体
160A、160B 傾斜転動面
BTR PNP型のトランジスタ
CND 蓄電用コンデンサ
D1〜D6 発光ダイオード
ETR1〜ETR4 電界効果トランジスタ
RTSW リセットスイッチ

Claims (13)

  1. 所定内部空間を画定する筐体と、
    筐体の内部に配置され、載置面と、その載置面から互いに反対方向に延び、上方に傾斜する傾斜面とを有する載置部材と、
    傾斜面の上端部に近接して位置する第1接点部分と、第1接点部分よりも傾斜面の上端部から離れて上方に位置する第2接点部分とを有し、筐体の内部に配置されるスイッチ手段と、
    筐体の所定内部空間において載置部材の載置面および傾斜面を転動することが可能な導電性の転動体と、を備え、
    転動体が傾斜面の上端部まで転動したときに、または、その上端部を越えて転動したときに、転動体が第1接点部分および第2接点部分を短絡する振動検知装置。
  2. 載置部材は、筐体の所定内部空間が長く延びる水平方向において、載置面から互いに反対方向に同じ傾斜角度で同じ長さだけ延びる2つの傾斜面を有し、
    スイッチ手段は、2つの傾斜面の両上端部にそれぞれ近接して2個配置される請求項1に記載の振動検知装置。
  3. 筐体の内部において載置部材の下方に配置され、2個のスイッチ手段が取り付けられる回路基板を備える請求項2に記載の振動検知装置。
  4. 筐体の内部に配置され、筐体に対して回路基板を位置決めする位置決め部材を備える請求項3に記載の振動検知装置。
  5. 第1接点部分は、上方に傾斜する傾斜接触面を有し、
    第2接点部分は、第1接点部分の傾斜接触面よりも大きな傾斜角度で上方に延びる起立接触面を有し、
    転動体は、第1接点部分の傾斜接触面と、第2接点部分の起立接触面とに接触して短絡する請求項1〜4のいずれかに記載の振動検知装置。
  6. 転動体が第1接点部分と第2接点部分とを短絡する状態にあるときに、転動体が第1接点部分と接触する第1接触位置は、筐体の所定内部空間が長く延びる水平方向において、短絡する状態にある転動体の中心位置よりも、転動体が第2接点部分と接触する第2接触位置の近くに位置する請求項1〜4のいずれかに記載の振動検知装置。
  7. 転動体が第1接点部分および第2接点部分を短絡した状態において、転動体と第2接点部分との接触位置が、両接点部分を短絡する転動体の中心の位置、または、その中心の位置より上方に位置する請求項1〜6のいずれかに記載の振動検知装置。
  8. 載置部材は、導電性材料から形成され、
    第1接点部分は、載置部材と一体的に形成される請求項1〜7のいずれかに記載の振動検知装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の振動検知装置と、
    蓄電手段と、
    電気的作動手段と、
    振動検知装置のスイッチ手段の第1接点部分および第2接点部分が短絡されたときに、蓄電手段からの電力を電気的作動手段に供給する電力供給手段と、を備える振動検知機能を有する作動装置。
  10. 電力供給手段は、振動検知装置のスイッチ手段の第1接点部分および第2接点部分が短絡されたときに、蓄電手段からの電力を電気的作動手段に供給する電力供給状態を保持する保持回路を有する請求項9に記載の振動検知機能を有する作動装置。
  11. 操作スイッチを備え、
    電力供給手段は、操作スイッチの操作により保持回路の電力供給状態を解除するリセット回路を有する請求項10に記載の振動検知機能を有する作動装置。
  12. 振動検知装置、蓄電手段、電気的作動手段、および電力供給手段を収容する装置フレームを備え、
    操作スイッチの操作部分が、装置フレームの外部に露出する請求項11に記載の振動検知機能を有する作動装置。
  13. 発電手段を備え、
    蓄電手段は、発電手段により発電された電力を蓄電し、
    電気的作動手段は、並列接続された複数の発光ダイオードから構成される請求項9〜12のいずれかに記載の振動検知機能を有する作動装置。
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