JP2014234277A - 袋吊り装置、袋、及び、袋吊り方法 - Google Patents

袋吊り装置、袋、及び、袋吊り方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被収容物を収容した袋の持ち手が倒伏した状態であっても当該持ち手を引き上げることが可能で、かつ、引き上げた持ち手に引っ掛け手段を引っ掛けて袋を吊り上げることが可能な袋吊り装置等を提供する。【解決手段】被収容物21が収容されるとともに持ち手23を有した袋2の倒伏した状態の持ち手23を吸引して持ち手23を引き上げることで持ち手23と被収容物21との間に引っ掛け孔23aを形成する吸引手段31(磁石31A)と、引っ掛け孔23aに挿入されることで持ち手23に引っ掛けられる引っ掛け手段32(突起32A)と、持ち手23に引っ掛けられた引っ掛け手段を吊り上げることにより袋を吊り上げる吊り上げ手段33(バックホウ3Aの作業機37)とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、被収容物を収容した袋の持ち手が倒伏した状態であっても当該持ち手を引き上げることができ、かつ、引き上げた持ち手に引っ掛け手段を引っ掛けて袋を吊り上げる袋吊り装置等に関する。
土、粉粒体、廃棄物、穀物等の被収容物を収容して運搬するための袋として、例えば、フレキシブルコンテナバッグが知られている(特許文献1等参照)。
被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグ等の袋を運搬するには、被収容物を収容した袋を袋吊り装置で吊り上げる必要があり、袋の持ち手に袋吊り装置の引っ掛け部を引っ掛けて袋を吊り上げるようにしている。
しかしながら、袋の持ち手に袋吊り装置の引っ掛け部を引っ掛けるためには、袋の持ち手を引き上げておく必要がある。このため、従来、例えば、人が持ち手を引き上げたり、持ち手に番線を巻き付けること等によって持ち手を引き上げていた。
特開2012−121629号公報
しかしながら、被収容物を収容した袋の持ち手を人が引き上げる方法では、人手が必要になるばかりでなく、袋吊り装置としては重機を用いることが多いので、安全性の面においても好ましくない。また、被収容物を収容した袋の持ち手に番線を巻き付けること等によって持ち手を引き上げる方法では、被収容物を収容した袋を積み重ねた場合等、持ち手が倒伏してしまい、袋の持ち手に袋吊り装置の引っ掛け部を引っ掛けることができなくなる。
本発明は、被収容物を収容した袋の持ち手が倒伏した状態であっても当該持ち手を引き上げることが可能で、かつ、引き上げた持ち手に引っ掛け手段を引っ掛けて袋を吊り上げることが可能な袋吊り装置等を提供する。
本発明に係る袋吊り装置は、被収容物が収容されるとともに持ち手を有した袋の倒伏した状態の持ち手を吸引して持ち手を引き上げることで持ち手と被収容物との間に引っ掛け孔を形成する吸引手段と、引っ掛け孔に挿入されることで持ち手に引っ掛けられる引っ掛け手段と、持ち手に引っ掛けられた引っ掛け手段を吊り上げることにより袋を吊り上げる吊り上げ手段とを備えたので、被収容物を収容した袋の持ち手が倒伏した状態であっても当該持ち手を引き上げることが可能で、かつ、引き上げた持ち手に引っ掛け手段を引っ掛けて袋を吊り上げることができる。
袋の持ち手が、吸引手段で吸引される被吸引手段を備えたので、持ち手を引き上げやすくなる。
吸引手段が磁石であり、被吸引手段が磁石に吸引される物質であるので、磁石の磁力で物質を吸引して袋の持ち手を倒伏した状態から容易に引き上げることができる。
本発明の袋は、上記袋吊り装置により吊られる袋であって、持ち手と、当該持ち手に設けられて吸引手段により吸引される被吸引手段とを備えたので、持ち手を引き上げやすい袋となる。
持ち手が吸引手段により引き上げられて形成される引っ掛け孔に対して引っ掛け手段を挿入する方向を示す目印を備えたので、目印を参照して袋吊り装置の引っ掛け手段の位置決めを容易に行え、袋吊り作業の効率化が計れる。
本発明に係る袋吊り方法は、被収容物が収容されるとともに持ち手を有した袋の持ち手を倒伏した状態から吸引手段による吸引力によって引き上げることで持ち手と被収容物との間に引っ掛け孔を形成した後、袋を吊る装置に設けられた引っ掛け手段を引っ掛け孔に挿入して持ち手に引っ掛けて袋を吊るようにしたので、被収容物を収容した袋の持ち手が倒伏した状態であっても当該持ち手を引き上げることが可能で、かつ、引き上げた持ち手に引っ掛け手段を引っ掛けて袋を吊り上げることができる。
袋吊り装置を示す図。 吸引手段及び引っ掛け手段を備えたバケットを示す斜視図。 (a)は袋の構成図、(b)は被収容物を収容した状態の袋を示す図。 袋吊り装置の動作説明図。 袋吊り装置を示す図。 吸引手段及び引っ掛け手段を備えたバケットを示す斜視図。 袋吊り装置を示す図。 図7のA方向から見た図。
実施形態1
図1に示すように、袋吊り装置1は、袋2と、吊り手段3とを備える。
図3に示すように、袋2は、例えば、土、粉粒体、廃棄物、穀物等の被収容物21を収容可能な収容空間を有した収容部22と、持ち手23と、当該持ち手23に設けられた例えば鉄24A等の磁性体(強磁性体)により構成された被吸引手段24とを備えた構成である。
吊り手段3は、被収容物21を収容した袋2の倒伏した状態の持ち手23を吸引して引き上げることで持ち手23と被収容物21との間に引っ掛け手段32を通すための引っ掛け孔23aを形成する例えば永久磁石や電磁石等の磁石31Aにより構成された吸引手段31(図1;図2参照)と、吸引手段31で引き上げた持ち手23に引っ掛けられる引っ掛け手段32(図1;図2参照)と、引っ掛け手段32が持ち手23に引っ掛けられた状態で袋2を吊り上げる吊り上げ手段33(図1参照)とを備えた構成である。
尚、被吸引手段24は磁石31Aに吸引される物質であればよく、このように、吸引手段31として磁石31Aを用い、被吸引手段24として当該物質を磁石31Aに吸引される物質を用いることによって、磁石31Aの磁力で吸引して袋2の持ち手23を倒伏した状態から確実に引き上げることができる。
図3に示すように、例えばフレキシブルコンテナバッグと呼ばれる袋2は、底部22aと、底部22aの周縁より延長するように設けられた胴周壁部22bと、胴周壁部22bの延長端(上端)により形成された開口縁で囲まれた開口22cとを備えた一端閉塞一端開口の袋体に、持ち手23を備えた構成である。尚、被収容物21は胴周壁部22bの底側から開口22c側に向かって順番に袋体の内側に収容され、胴周壁部22bの上部は紐22d等で縛られて胴周壁部22bの底側から上部側までの収容部22に収容された被収容物21を覆う上部覆いカバーとして機能する。
持ち手23は、例えば、帯状体(ベルト)の両端が胴周壁部22bの外面に取付けられ、引き上げられた場合に、被収容物21を覆う胴周壁部22bの上部と帯状体とで囲まれた引っ掛け孔23aを形成するように構成される。持ち手23は例えば2つ設けられ、各持ち手23;23が引き上げられて引っ掛け孔23a;23aが形成された場合、これら各引っ掛け孔23a;23aは互いに向かい合うように構成される。
鉄24Aは、例えば引っ掛け孔23aを形成する帯状体の内部に埋め込まれたり、引っ掛け孔23aを形成する帯状体の表面に取付けられること等によって、持ち手23に設けられた構成であればよい。
尚、図3に示すように、環状(無端)に形成された帯状体の中央部を交差させた交差点23bを底部22aの外面を形成する例えば円面の円の中心に位置させ、かつ交差点から延長する4つの帯状体をそれぞれ底部22aの外面及び胴周壁部22bの外面に沿わせて環状の帯状体の両端の弧状部が開口22cを越えて突出するように配置し、底部22aの外面、及び、胴周壁部22bの外面における収容部22の上端近傍まで沿わせた帯状体を底部22aの外面及び胴周壁部22bの外面に縫い付ける等して固定された構成の持ち手23を備えることによって、収容部22に収容された被収容物21の重量を持ち手23で負担でき、かつ、強度の高い持ち手23を備えた袋2を得ることができる。
このように、当該持ち手23に被吸引手段24とを備えた袋2を用いることにより、持ち手23が倒伏した状態であっても吊り手段3の吸引手段31が被吸引手段24を吸引することで当該持ち手23が引き上げられ、吊り手段3の引っ掛け手段32を引き上げられた持ち手23に引っ掛けて吊り上げることができる袋2となる。
また、図3に示すように、胴周壁部22bの外面には、引き上げられた持ち手23により形成される引っ掛け孔23aに吊り手段3の引っ掛け手段32を挿入する方向を示す目印23Xが設けられる。目印23Xは、例えば図3(b)に示すように、引き上げられた持ち手23により形成される引っ掛け孔23aの下方に位置する胴周壁部22bの外面において、胴周壁部22bの外面の底側から上部側に向かうように表記された矢印模様等により構成される。当該目印23Xを備えた袋2を用いることにより、目印23Xを参照して吊り手段3の引っ掛け手段32の位置決めを容易に行えるので、袋吊り作業を効率的に行える。
吊り手段3は、例えば、吊り上げ手段33を備えた機械に、吸引手段31及び引っ掛け手段32を設けて構成される。
吊り上げ手段33を備えた機械としては、例えば、油圧ショベル、フォークリフト、クレーン等の一般建設機械である。
吊り手段3が、吊り上げ手段33を備えたバックホウ3Aと呼ばれる油圧ショベルに吸引手段31と引っ掛け手段32とを備えて構成される場合について説明する。
図1に示すように、バックホウ3Aは、下部機構35、上部機構36、作業機(フロント)37を備えた構成である。
下部機構35は、クローラ(無限軌道)等の下部走行体41、及び、当該下部走行体41を駆動させる図外の駆動機構等を備えた構成である。
上部機構36は、上部旋回体42、操縦室43、図外のエンジン、油圧ポンプ等を備えた構成である。
作業機37は、上部旋回体42より延長するように設けられたブーム44、ブーム44の先端に設けられたアーム45、アーム45の先端に設けられたバケット46、油圧シリンダー等を備えた構成であり、当該作業機37により吊り上げ手段33が構成される。油圧シリンダーとしては、ブーム44を上下動させるためのブームシリンダー47、アームをブームに対して伸展・屈曲動作させるためのアームシリンダー48、アームの先端側を回転中心としてバケットを回転させるためのバケットシリンダー49等を備える。
図2に示すように、バケット46は、例えば、一方向に長い長尺な長方形状の平板の長手方向の中央側が底となって当該平板の長手方向の両端が互いに近づくように当該平板を湾曲させてなる底板52と、底板52の長手方向に沿った両側の縁部に連結されて互いに平行に向かい合うように設けられた一対の側板53;53とにより構成され、これら底板52の長手方向の両端である開放端縁54;55と一対の側板の開放端縁56;56とで囲まれた開口51を備え、これら底板52と一対の側板53;53とで囲まれた一端開口の有底箱状容器により構成される。
バケット46は、開口51が操縦室43側を向くように、底板52の長手方向の一端である一方の開放端縁54に平行に沿った回転中心軸57を回転中心として回転可能なようにアーム45の先端側に取付けられている。
当該吊り手段3の場合、吸引手段31は、バックホウ3Aのバケット46の回転運動に伴って上下方向に移動可能に設けられた磁石31Aにより構成され、引っ掛け手段32は、バックホウ3Aのバケット46に取付けられた引っ掛け部材により構成される。
引っ掛け部材は、例えば、図2に示すように、バケット46の底板52の長手方向の他端である他方の開放端縁(バケット46の先端縁)55よりバケット46の底46e側とは反対方向に突出するように当該他方の開放端縁55に設けられた突起32Aにより形成される。当該突起32Aは、例えば、当該他方の開放端縁55における一対の側板53;53間の中央位置に設けられる。
上記磁石31Aは、上記突起32Aと互いに向かい合うように設けられて、例えば、図4に示すように、バケット46の開口51が下側に向いた状態から上側に向いた状態になるようにバケット46が回転されて突起32Aが持ち手23の引っ掛け孔23aの上縁の下方に位置された場合に突起32Aの上方に位置されるように、取付部材60を介してバケット46に取付けられている。
取付部材60は、例えば図2に示すように、磁石31Aが取付けられた磁石取付部材61と、磁石取付部材61をバケット46に取付ける一対の支持部材62;62と、支持部材を補強する一対の補強支持部材63;63とを備える。
支持部材62は、一端がバケット46の側板53の外面の中央側に固定され、他端が側板53の開放端縁56より突出してバケット46の底46eから離れる方向に延長するように設けられた例えば棒材により構成される。一対の支持部材62;62は、一方の支持部材62の一端がバケット46の一方の側板53に取付けられ、他方の支持部材62の一端がバケット46の他方の側板53に取付けられて、互いに対向するように設けられる。
磁石取付部材61は、バケット46の各側板53;53間を跨ぐように設けられて、一端と一方の支持部材62の他端部とが連結され、他端と他方の支持部材62の他端部とが連結された例えば棒材により構成される。
補強支持部材63は、一端がバケット46の側板53の外表面の回転中心軸57側端部に固定され、他端が側板53の開放端縁56より突出するように設けられた例えば棒材により構成される。一対の補強支持部材63;63は、一方の補強支持部材63の一端がバケット46の一方の側板53に取付けられ、他方の補強支持部材63の一端がバケット46の他方の側板53に取付けられて、互いに対向するように設けられ、一方の補強支持部材63の他端部と一方の支持部材62の他端部とが連結され、他方の補強支持部材63の他端部と他方の支持部材62の他端部とが連結される。
磁石31Aが磁石取付部材61における突起32Aと対向する位置に取付けられることで、磁石31Aが突起32Aと対向するように設けられる。
尚、バケット46の開口51が下方を向くようにバケット46を回転させて磁石31Aが最下方に位置された場合、突起32Aは磁石31Aの位置よりも上方に位置されるように構成されている(図4(a)参照)。
次に、袋吊り装置1を用いた袋吊り方法について説明する。尚、以下の説明においては、バケットが操縦室43に近づく方向を「内側」、バケットが操縦室43から離れる方向を「外側」と定義して説明する。
土砂等の被収容物21が袋2の上部の開口22cから袋2内に詰め込まれ、袋2の上部の開口22cが閉じられた後、バックホウ3Aを操作し、バケット46を外側に回転させた状態で下方に移動させることで吸引手段31としての磁石31Aを下方に移動させ、袋2の持ち手23に設けられた被吸引手段24としての鉄24Aを磁石31Aで吸引することによって袋2の持ち手23を引き上げて引っ掛け孔23a(図2(a)参照)を形成した状態でバケット46を内側に回転させることで引っ掛け手段32としての突起32Aを引っ掛け孔23aに通して持ち手23の上端縁に引っ掛ける。そして、持ち手23の上端縁に引っ掛けられた突起32Aを上方に移動させることによって袋2を吊り上げることができる。
この際、被収容物21を収容した袋2の持ち手23が倒伏した状態であっても、当該持ち手23に設けられた被吸引手段24としての鉄24Aを吸引手段31としての磁石31Aで吸引することによって持ち手23が引き上げられて引っ掛け孔23aが形成されるので、突起32Aを引っ掛け孔23aに貫通させて持ち手23の上端縁に引っ掛けることができる。
磁石31Aとして永久磁石を用いた場合の具体的を図4を参照して説明する。
まず、バケット46の開口51が下方を向くようにバケット46を外側に回転させ(図4(a)参照)、アーム45を下降させて磁石31Aと持ち手23に設けられた鉄24Aとを磁着させた後(図4(b)参照)、アーム45を上昇させてバケット46を上昇させることにより、持ち手23が引き上げられて引っ掛け孔23aが形成される(図4(c)参照)。引っ掛け孔23aが形成された後、持ち手23が最大限引き上げられる前に、バケット46を内側に回転させて突起32Aを引っ掛け孔23aに挿入し、突起32Aを磁石31Aのほぼ真下に位置させる(図4(d)参照)。その後、アーム45を上昇させてバケット46を上昇させることによって持ち手23が最大限引き上げられた後、さらにバケット46を上昇させると、磁石31Aと鉄24Aとをくっつけている磁力が袋2の重さに負けて磁石31Aと鉄24Aとが離れ、持ち手23の上端縁が下方に移動(落下)して引っ掛け孔23aの上端縁の弧部が突起32Aの上面に位置された状態、即ち、持ち手23が突起32Aに引っ掛けられた状態となる(図4(e)参照)。持ち手23が突起32Aに引っ掛けられた状態となった後、さらにバケット46を上昇させることにより、袋2を吊り上げることができる(図4(f)参照)。
このように、バケット46の開口51を下向き状態としてバケット46を上下方向に往復移動させて吸引手段31を上下往復移動させることにより、吸引手段31で袋2の持ち手23を引き上げ、かつ、バケット46の開口51が下向き状態から上向き状態となるようにバケット46を内側に回転させて引っ掛け手段32を回転移動させることにより、引っ掛け手段32を持ち手23に引っ掛けた後に袋2を吊り上げることができる袋吊り装置1、言い換えれば、袋吊り装置1を構成する吊り手段3及び袋2が得られる。
つまり、被収容物21を収容した袋2の持ち手23が倒伏した状態であっても当該持ち手23を引き上げることが可能で、かつ、引き上げた持ち手23に引っ掛け手段32を引っ掛けて袋2を吊り上げることが可能な袋吊り装置1を得ることができる。
磁石31Aとしては、被収容物21を収容した袋2が設置面100から離れるまでの間は、持ち手23に設けられた被吸引手段24としての鉄24Aを吸引可能な磁力を備え、かつ、被収容物21を収容した袋2が設置面100から離れて吊り上げられた後は、被収容物21を収容した袋2の自重により鉄24Aが磁石より離れるような磁力を備えた永久磁石を用いたり、あるいは、被収容物21を収容した袋2が設置面100から離れるまでの間は、持ち手23に設けられた鉄24Aを吸引可能な磁力を発生するように制御され、かつ、被収容物21を収容した袋2を吊り上げる際には、消磁されるように制御される電磁石を用いればよい。
吊り上げ手段33を備えた機械は、遠隔操作される機械であってもよいし、操縦室43内で人が操作する機械であってもよい。
吊り上げ手段33を備えた機械として、遠隔操作される機械を用いれば、例えば、土砂崩れや洪水等の災害地や放射線汚染地域等の危険地域において、機械を遠隔操作することで、被収容物21が収容された袋2の吊り上げ作業の無人化が可能となる。また、被収容物21として人体に有害な物質(放射能等)を収容した袋2の引き上げに使用できる。
実施形態2
磁石31Aが、図5;6に示すような取付部材60Aを用いてバケット46に取付けられた構成の吊り手段3であってもよい。取付部材60Aは、例えば図6に示すように、磁石31Aが取付けられた磁石取付部材66と、磁石取付部材66をバケット46に取付ける支持部材65とを備える。
支持部材65は、バケット46の底板52の長手方向の他端である他方の開放端縁(バケット46の先端縁)55より一方の開放端縁54側に延長するように設けられる。
磁石取付部材66は、支持部材65の先端からバケットの底46eより離れる方向に延長して突起32Aと対向するように設けられる。尚、突起32Aは、実施形態1と同じように、バケット46の底板52の長手方向の他端である他方の開放端縁(バケット46の先端縁)55よりバケット46の底46e側とは反対方向に突出するように当該他方の開放端縁55に設けられた突起であり、例えば、当該他方の開放端縁55における一対の側板53;53間の中央位置に設けられる。
磁石31Aは突起32Aと対向するように、磁石取付部材66における支持部材65側(根元側)とは反対側である先端側に取付けられる。
尚、支持部材65は、バケット46の底板52の長手方向の他端である他方の開放端縁55において突起32Aが設けられる部分の両側に設けられ、これら各支持部材65;65の各先端に設けられた各磁石取付部材66の先端側にそれぞれ磁石31A;31Aが設けられている。つまり、磁石31Aが突起32Aの両側と向かい合う位置に設けられており、バケット46を内側に回転させて突起32Aを引っ掛け孔23aに挿入する際に、袋2の持ち手23が突起32Aの両側と向かい合う位置で2つの磁石31A;31Aにより吸引されているので、突起32Aが引っ掛け孔23aに挿入しやすくなり、作業の確実性を向上する。
このように、実施形態2の構成の袋吊り装置1でも実施形態1と同じ効果が得られる。
実施形態3
実施形態1;2では、バケット46の開口51が下向き状態から上向き状態となるようにバケット46を外側から内側に回転させることによって、袋2の持ち手23を引き上げ、かつ、引き上げられた持ち手23により形成された引っ掛け孔23aに引っ掛け手段32を通して引っ掛け手段32を持ち手23に引っ掛けて袋2を吊り上げるように構成された吊り手段3を例示したが、図7;8に示すように、バケット46の回転中心軸57側のリンク機構70に、吸引手段31としての磁石31A、及び、引っ掛け手段32としての鉤状引っ掛け部材32Bを吊り下げるように構成された吊り手段3を用いてもよい。
例えば、鉤状引っ掛け部材32Bとしては、図7に示すように、外側に開口した鉤状引っ掛け部材32Bを用い、磁石31Aを鉤状引っ掛け部材32Bの外側に位置させた構成とすればよい。また、例えば図7に示すように、磁石31Aを吊り下げる部材71は、紐や棒などで構成すればよい。また、鉤状引っ掛け部材32Bを吊り下げる部材は、吊り下げ部材72、及び、吊り下げ部材72と鉤状引っ掛け部材32Bとを連結する例えばシャックルと呼ばれる連結具73などにより構成すればよい。尚、鉤状引っ掛け部材32Bはリンク機構70に直接取付けてもよい。
実施形態3の袋吊り装置1を用いた袋吊り方法の一例について説明する。まず、バケット46の開口51を上向き状態としてアーム45をブーム44に近づける方向に移動させた状態でバケット46をブーム44を下げて下降させ、磁石31Aを袋2の倒伏した持ち手23の鉄24Aに磁着させた後、バケット46を上方に移動させることによって持ち手23を引き上げる。その後、アーム45をブーム44から離れる方向に移動させることにより、引き上げられた持ち手23の引っ掛け孔23aに鉤状引っ掛け部材32Bを挿入し、さらにアーム45を上昇させると、磁石31Aと鉄24Aとをくっつけている磁力が袋2の重さに負けて磁石31Aと鉄24Aとが離れ、持ち手23の上端縁が下方に移動(落下)して引っ掛け孔23aの上端縁の弧部が鉤状引っ掛け部材32Bに引っ掛けられた状態となる(図7;8参照)。このように、持ち手23が鉤状引っ掛け部材32Bに引っ掛けられた状態となった後、さらにバケット46を上昇させることにより、袋2を吊り上げることができる。
当該実施形態3の袋吊り装置1を用いた場合でも、実施形態1と同じ効果が得られる。
尚、袋吊り装置1は、真空ポンプ等を用いた吸引力を利用して持ち手を引き上げる吸引装置を吸引手段として備えた袋吊り装置であってもよい。当該袋吊り装置1の場合、上述した吸引装置により吸引される持ち手に被吸引手段を備えない構成の袋を用いて、被収容物を収容した当該袋の倒伏した状態の持ち手を上述した吸引装置で吸引することで引き上げることができ、かつ、引き上げた持ち手に引っ掛け手段を引っ掛けて袋を吊り上げることができるようになる。
この場合、被吸引手段を備えない構成の袋を吊る袋吊り装置1は吊り手段3により構成されることになる。
尚、真空ポンプ等の吸引手段を用いる場合において、袋の持ち手が、吸引手段による吸引を補助するような被吸引手段を備えた構成の袋を用いてもよい。被吸引手段は、例えば、持ち手を形成するベルトの面より突出するように設けられた多数の短冊状や毛状のものからなる構成、あるいは、吸引しやすいように、軽量な素材、柔軟な素材、空気を通さない素材等で形成された持ち手の当該素材等である。この場合、袋吊り装置1は、当該袋と吊り手段3とを備えた構成となる。このように、袋の持ち手が、吸引手段で吸引される被吸引手段を備えた構成であれば、持ち手を引き上げやすくなる。
1 袋吊り装置、2 袋、3 吊り手段、21 被収容物、23 持ち手、
23a 引っ掛け孔、24 被吸引手段、24A 鉄(被吸引手段)、31 吸引手段、31A 磁石(吸引手段)、32 引っ掛け手段、33 吊り上げ手段。

Claims (6)

  1. 被収容物が収容されるとともに持ち手を有した袋の倒伏した状態の持ち手を吸引して持ち手を引き上げることで持ち手と被収容物との間に引っ掛け孔を形成する吸引手段と、引っ掛け孔に挿入されることで持ち手に引っ掛けられる引っ掛け手段と、持ち手に引っ掛けられた引っ掛け手段を吊り上げることにより袋を吊り上げる吊り上げ手段とを備えたことを特徴とする袋吊り装置。
  2. 袋の持ち手が、吸引手段で吸引される被吸引手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の袋吊り装置。
  3. 吸引手段が磁石であり、被吸引手段が磁石に吸引される物質であることを特徴とする請求項2に記載の袋吊り装置。
  4. 請求項1に記載の袋吊り装置により吊られる袋であって、持ち手と、当該持ち手に設けられて吸引手段により吸引される被吸引手段とを備えたことを特徴とする袋。
  5. 持ち手が吸引手段により引き上げられて形成される引っ掛け孔に対して引っ掛け手段を挿入する方向を示す目印を備えたことを特徴とする請求項4に記載の袋。
  6. 被収容物が収容されるとともに持ち手を有した袋の持ち手を倒伏した状態から吸引手段による吸引力によって引き上げることで持ち手と被収容物との間に引っ掛け孔を形成した後、袋を吊る装置に設けられた引っ掛け手段を引っ掛け孔に挿入して持ち手に引っ掛けて袋を吊るようにしたことを特徴とする袋吊り方法。
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