JP2007145359A - 工具類搬送容器、およびその蓋体 - Google Patents

工具類搬送容器、およびその蓋体 Download PDF

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政彦 盛田
Yohei Akisue
陽平 秋末
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Abstract

【課題】 高所作業のために昇降索により上げ降ろしを行う際に該工具類搬送容器が鉄塔におけるコロビ部の構成材に引っかかることがなく、また仮に容器が引っかかって傾きまたは逆さになった場合でも内部の工具および資材などが落下することがない工具類搬送容器を提供する。
【解決手段】 底板を有する筒状の胴部10と、該胴部10の上端に着脱自在に連結され、上方に向けて膨出した形状の上蓋体20とからなり、該上蓋体20の頂部には吊り具27が設けられてなることを特徴とする工具類搬送容器。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高所作業に使用され、工具や資材など(以下、工具類という。)の上げ降ろしを円滑に行うことができる工具類搬送容器、およびその蓋体に関する。
送電鉄塔などの高所において送電線や鉄塔自体の保守、点検、修理などの作業をする際には、作業場所まで適当な容器に収納して使用する工具類の上げ降ろし作業が行われる。
例えば、送電鉄塔には、その下部に主柱材が上方から下方に向かって外側に広がるいわゆるコロビがある。このコロビの部分(以下、コロビ部という。)では、主柱材に両端が接合される水平材や斜材などの構成材もまた上方から下方に向かうにつれ、鉄塔の外側に広がっている。工具類を収納した容器を該容器に連結された昇降索により鉛直方向に上げ降ろしする場合には、容器自体や容器の開口部から突出した工具などがこのコロビ部に引っ掛かって傾き、容器内の工具類が容器から落下し、その結果事故が発生する危険性がある。
このような高所に工具類を搬送する工具収納容器として、例えば、特許文献1記載の収納ポケット付工具袋が知られている。この工具袋は、内周に工具収納ポケットおよび小物収納ポケットが設けられた有底円筒状を呈しており、上部は開口として開放されているので、前記のように容器を昇降索により上げ降ろしする際にこの開口から長尺工具の一部が突出している場合、該長弱工具がコロビ部の構成材などに引っ掛かって容器が傾き、収納されていた工具類が落下して事故が発生する危険性がある。
そのため、通常、容器の底部に案内索を取り付け、上げ降ろしの際に容器がコロビ部の構成材などに引っかからないように地上から案内索を操作しているが、この操作には熟練および多大な労力が必要とされる。また、地上からの案内索の操作による容器の移動量および移動方向などには限界があり、さらに、長尺工具の一部が容器の開口から突出している場合には地上からの案内索の操作のみによって前記の危険を完全に回避することは困難である。
また、例えば特許文献2では、送電線工事などに使用される長尺工具専用の収納袋が提案されている。この長尺工具用収納袋は、袋の前方側面から長尺工具を出し入れできる点では優れているが、長尺工具以外の工具や小物類を収納するのには適していない。また、この収納袋は電柱の上部に支持・固定させたり、昇降バケット付き作業車の昇降バケットの外側に支持させ該昇降バケットとともに昇降させるものであり、それ自体を昇降索により昇降させることを想定されたものではない。
実開平6−36790号公報 特開2000−103485号公報
本発明は、上記事情に鑑み、高所作業のために昇降索により上げ降ろしを行う際に該工具類搬送容器が鉄塔におけるコロビ部の構成材に引っかかるような突出部分をなくし、また仮に容器が引っかかって傾きまたは逆さになった場合でも内部の工具類が落下することがない工具類搬送容器を提供することを目的とする。
上記目的は、本発明の一局面によれば、底板を有する筒状の胴部と、該胴部の上端に着脱自在に連結され、上方に向けて膨出した形状の上蓋体とからなり、該上蓋体の頂部には吊り具が設けられてなることを特徴とする工具類搬送容器が提供される。
上記胴部には、さらにその下端に下方に向けて膨出した形状の底蓋体を着脱自在に連結できる。また、上記底板は、着脱自在に固定されたものであってもよい。
また、上記目的は、本発明の別の局面によれば、上記工具類搬送容器に上蓋体および底蓋体として使用される膨出した形状の蓋体であって、その頂部には吊り具を備え、底面側端部は前記工具類搬送容器の胴部に着脱自在に連結されるようにしたことを特徴とする蓋体によって達成される。
上記蓋体は、上記工具類搬送容器に底蓋体として使用される場合には、頂部の吊り具を省略することができる。
本発明によって、高所作業で用いる工具類を収納した工具類搬送容器を鉄塔コロビ部の構成材に引っかからぬように上げ降ろしでき、また仮に当該容器が上記構成材に引っかかり傾き、または逆さになったとしても容器内の工具類の落下を確実に防止できる。
本発明における工具類搬送容器の底板を備えた胴部は、例えば円筒状、楕円筒状または角筒状などの筒状を呈するものであり、いずれの断面形状であっても好適に使用できる。好ましくは、円筒状とするのがよい。
胴部の材質は、収納された工具類の重量に耐え得る強度を有するシートであれば特に制限なく使用できる。好ましくは、このシートは、さらに耐水性を備えているのがよい。具体的には、ズック、天然皮革、人工皮革、合成樹脂繊維織布および合成樹脂などの各種シートが挙げられ、これらはいずれも好適に使用できる。
また、胴部は、使用時にその形状を保持するために、その内周面(外周面であってもよい)の全面または一部が補強材により補強されていてもよい。補強材としては、メッシュバンドや各種の繊維スリング、荷締め用平ベルトなどのほか、薄手の合成樹脂板や厚手の布地などが挙げられる。補強は、貼付などの公知の方法で行うことができる。このように胴部を補強することにより、胴部の強度が増大するとともに使用時にその形状を保持して工具類の収納や取り出しに便利となる。
胴部の内周面には、工具類搬送容器の上げ降ろし時にこれに収納された工具類が内部で動かないように、工具類を縛って固定する少なくとも1対の紐やロープなどを取り付けておくことができる。このような紐やロープなどを用いることで、さらに工具類を整理して収納することも可能となる。
なお、この胴部の上端側には周面の対向する位置にそれぞれ穴を設け、当該穴に吊りロープの両端をそれぞれ連結しておき、これ自体を吊り下げられるようにしてもよい。吊りロープには、各種フックを取り付けていてもよい。
胴部の下端側に設けられる底板には、通常、前記胴部の材料と同種のものが使用される。その強度は、収納された工具類の重量に耐え得るものであるのがよい。底板は、その少なくとも一方の面がさらに上記補強材により補強されていることが好ましい。可撓性のない合成樹脂板なども好ましく使用することができ、これらを使用する場合には補強材による補強は必要とされない。
底板は、胴部の内週面の所定の位置に縫合などの手段によって固着してもよく、着脱自在に固定してもよい。底板を着脱自在に固定する場合、底板は1つに限られず、胴部の長さ方向に沿って所定の間隔で複数設けることができる。例えば、胴部の下端のほか、上端にも設けることもでき、これによって、胴部に上蓋体および底蓋体を連接された工具類搬送容器は、上下逆にしても容器としての機能を果たすようになる。さらに、胴部の中間にも底板を設けて内部を重層構造としてもよい。
さらに、底板には、その下面のほぼ中央または縁部分に案内索を取り付け可能なフックなどの吊り具を取り付けておいてもよい。
本発明の工具類搬送容器における上蓋体は、胴部上部の端縁によって形成された開口を覆うためのものである。この上蓋体は、頂部を中心とし、上記端縁の断面と略同等の大きさの底面側端部に向けて放射状に広がる周面を備えており、これを上記胴部の上端に連結した場合に上方に膨出した形状を呈する。この膨出した形状としては特に限定されず、半球状などの形状とすることができるが、好ましくは実質的に錐体状とするのがよい。胴部が円筒の場合は、上蓋体は実質的に円錐状とされるのがよい。
上蓋体には前記胴部周壁の材質と同様な材質が使用され、また、胴部と同様に補強材によって補強されることが好ましい。補強材の形状は、上蓋体の補強に使用できる限り特に制限されないが、好ましくは帯状とするのがよい。補強材が帯状の場合、外補強材を上蓋体の頂部を通り、相対する底面側の端部に達するまで周面に沿って少なくとも1つ設けることができる。補強材としては、例えばメッシュバンドや各種の繊維スリング、荷締め用平ベルトなどの上記記載のものが挙げられ、これらはいずれも好適に使用できる。
この上蓋体には、その周面に上下方向に沿ってまたは同方向に対して所定の角度にて少なくとも1個の開口を設けることができる。開口には、その両側のそれぞれに固定され対をなす閉鎖具が取り付けられ、開閉自在とされるのが好ましい。閉鎖具の代表例として、面ファスナー、ホック、および少なくとも1対の紐およびロープなどが挙げられる。このように開口を設けることで、工具類の胴部からの出し入れが容易となる。
上蓋体は胴部の上端に連結される。該上蓋体の底面側端部と胴部の上端とは、例えばファスナー、面ファスナーなどにより着脱自在に連結し、また例えば縫着、接着および鋲着などの固着手段によって連結することもできる。また、上蓋体および胴部のそれぞれに一端が固定された適当な長さの複数のロープなどを相対するもの同士結んで固定することもできる。さらに、上蓋体と胴部とは予め一体物であってもよい。このうち、作業性や携帯性などを考慮すると、上蓋体は胴部の上端に着脱自在に連結されるのが好ましい。
上蓋体には、その頂部に吊り具が設けられる。吊り具の取り付けは、例えば、頂部の相対する周面にそれぞれ挿通可能な挿通穴を設け、これら2つの挿通穴に吊り具を挿通させるなどの方法を用いて行うことができる。上蓋体の補強に上記の帯状の補強財が使用される場合、2つの挿通穴は、この帯状の補強材を挟む位置に設けてもよく、また補強材で補強された位置に設けてもよい。吊り具は、各種フック、シャックル、カラビナなどが使用でき、例えばより戻し付フックなどが好適に使用できる。
なお、胴部に上記の吊りロープが取り付けられている場合には、上記の吊り具を上蓋体頂部に設ける代わりに、該頂部に上記吊りロープを挿通させることができる程度の開口を設けておき、当該開口から上蓋体の外側に引き出した吊りロープに上記の吊り具を設けるようにしてもよい。
本発明の工具類搬送容器においては、胴部の下端に底蓋体を連結できる。この底蓋体は、頂部を中心とし、上記端縁の断面と略同等の大きさの底面側端部に向けて放射状に広がる周面を備えており、これを上記胴部の下端に連結した場合に下方に膨出した形状を呈する。「膨出した形状」については、上蓋体の場合と同様であり、半球状などの形状を指すが、好ましくは実質的に錐体状とされるのがよく、より好ましくは上記上蓋体を上下に反転したものとするのがよい。従って、胴部が円筒状である場合には、この底蓋体も実質的に円錐状とされる。
底蓋体は、通常、胴部に底板が設けられた状態でその下端に連結し、底板と底蓋体との二重底構造とするが、底板を省略した状態で連結することもできる。連結の方法は、上蓋体の場合と同様に着脱自在とされてもよく、縫合などの手段によって両者を固着することもできるが、好ましくは着脱自在とされるのがよい。胴部に底板が設けられる場合、底蓋体は、それ自体に収納された工具類の重量がかかることはないが、底板が破損した場合などに対応できるよう、底板を省略した場合と同様、工具類の内容物の重量に耐え得る強度を備えていることが好ましい。なお、胴部下端に底板と底蓋体とを併設した場合には、胴部中には長尺工具を、また、底蓋体には短尺の工具およびビス、ボルトなどの資材を区別して収納することができる。また、胴部の底板を省略し底蓋体のみとした場合にはさらに長尺の工具類を収納することができる。
底蓋体の頂部には、吊り具を取り付けることができる。この吊り具は、上蓋体の場合と同様に、補強材により補強された部分を挟む位置に、または該補強された部分に設けられた吊り具挿通穴に挿通させて取り付けられるのが好ましい。この吊り具に案内索の一端を結び、これを垂下することができる。このような吊り具には、上蓋体に取り付けられる吊り具と同様のものが使用できるが、より戻し付フックを用いるのが好ましい。
底蓋体のその他の構成、具体的には周面に閉鎖具を備えて開閉自在とした開口などは、上蓋体の場合と同様に設けることができる。
以下、図面に示された実施の形態により、本発明の工具類搬送容器をより詳細に説明するが、本発明は図面に示された実施の形態に限定されるものではない。なお、上、下、左、右は図面における上、下、向かって左、向かって右を意味する。
図1(a)は、本発明の工具類搬送容器の実施形態の一例を示す斜視図であり、同図(b)は平面図である。図2は、本発明の工具類搬送容器の実施形態の別の例を示す斜視図である。また、図3は、本発明の工具類搬送容器の実施形態のさらに別の例を示す斜視図である。これらの図において、工具類搬送容器1は、胴部10、頂部に吊り具27を備えた上蓋体20、胴部10と上蓋体20との連結手段30、頂部に吊り具47を備えた底蓋体40および胴部10と底蓋体40との間の連結手段50から構成されている。また、図4は、胴部10の内周面に着脱自在に固定される底板の一例を示す図である。この図において、(a)平面図、(b)は側面図、(c)は使用時の形態を示している。
図1に示す実施形態では、胴部10の上下端に上蓋体20および底蓋体40がファスナー30、50(連結手段)によってそれぞれ着脱自在に連結され、上下に対称形状とされている。胴部10は円筒であり、下端内部には底板16が設けられている。上端の外周には、ファスナー30の一方のエレメント30bが設けられ、下端の外周にはファスナー50の一方のエレメント50aが設けられている。内周面には、工具類を整理して固定するのに使用される紐15,15、・・・が数箇所に設けられている。なお、胴部10の周壁および底板11はいずれも合成樹脂繊維織布製である。
上蓋体20は、円錐状とされ、その内周面には頂部を通り、相対する底面側の端部に達する補強材25が縫合されている。この補強材は、メッシュバンドである。この上蓋体20も胴部10と同様の材質のもので形成されている。図1(b)に示すように、上蓋体20の頂部において補強材25を挟む位置にそれぞれ2つの穴26,26が設けられ、この2つの穴26,26に吊り具27が挿通され、容器1を上げ降ろしする場合に、この吊り具27にフックなどが係合されるようになっている。
上蓋体20の周面には、補強材によって補強された部分を避けて上下方向に平行に開口部が設けられており、この開口部の両側にそれぞれ取り付けられ、エレメント24a、24bから構成されたファスナー24によって開閉自在とされている。
上蓋体20の底面側の端部には、ファスナー30の他方のエレメント30aが設けられ、これと胴部10のファスナー30の一方のエレメント30bとが係合されて、上蓋体20と胴部10とが着脱自在に連結されるようになっている。
底蓋体40は、上蓋体20を逆にした実質的に円錐状を呈しており、上蓋体20と同様に頂部に吊り具47が設けられ、その周面には閉塞具44が取り付けられた開口および補強材45が設けられている。この底蓋体40の上側(底面側)には、ファスナー50の一方のエレメント50bが取り付けられ、胴部10の下端に配置されたファスナー50の他方のエレメント50aと係合されて底蓋体40と胴部10とが着脱自在に連結されるようになっている。
図2に示す実施形態では、図1に示す実施形態と同様、胴部10、上蓋体20および底蓋体40から構成された上下に対称形状を備えており、胴部10と上蓋体20との間の連結手段および胴部10と底蓋体40との間の連結手段が面ファスナー30、50となっている点が異なっている。これらの面ファスナーの一方のエレメント30a、50aは、上蓋体20および底蓋体40の底面側(胴部側)の端部に縫合されているため、これらの蓋体20、40の周面の上下方向の長さは、図1に示す実施形態よりもそれぞれ上記エレメント30a、50aの幅分だけ長く設定されている。また、胴部10の上下端領域には同幅の面ファスナーの他方のエレメント30b、50bがそれぞれ縫合されている。上蓋体20および底蓋体40の面ファスナーの一方のエレメント30a、50aを胴部10の上下端にそれぞれ外側から面ファスナーの他方のエレメント30b、50bを被覆するように接触させ、この接触部分を内外方向から押圧することで、胴部10と上蓋体20および底蓋体40とが連結される。
上蓋体20および底蓋体40には、その周面に上下方向に開口が設けられており、当該開口の開閉にも面ファスナー24、44が用いられ、開閉自在とされている。また、本実施形態では、図4に示す底板16がその外周に配置された複数の突出片17を介して胴部10の内周面に着脱自在に固定される。突出片17の一方の面と当該面が接触する胴部10の内周面とには、それぞれ面ファスナー(不図示)が貼付され、底板16が固定されている。
上記以外の構成は、図1に示す実施形態と本質的に変わるところはない。なお、胴部10、上蓋体20および底蓋体40は、それぞれズックによって形成されている。また、補強材25、45には、図1に示す実施形態と同様、メッシュバンドが使用されている。
図3に示す実施形態では、図1に示す実施形態と同様、胴部10、上蓋体20および底蓋体40から構成された上下に対称形状を備えており、胴部10と上蓋体20との間の連結手段および胴部10と底蓋体40との間の連結手段が細径のロープ31,51となっている点が異なっている。ロープ31は、胴部10の上端と上蓋体20の下端(底面側の端部)とにそれぞれ複数取り付けられ、またロープ51は、胴部10の下端と底蓋体40の上端(底面側の端部)とにそれぞれ複数取り付けられている。同じ符号のロープをそれぞれ緊縛することで、胴部10と上蓋体20および底蓋体40とが連結される。
本実施形態では、上蓋体20および底蓋体40の周面に設けられた開口の閉鎖具にもロープ28,48が使用されている。ロープ28,48は、各開口の両側に対向して複数対取り付けられている。
また、本実施形態では、胴部10の上下端にそれぞれ底蓋16,16が着脱自在に設けられており、容器1の内部が3層構造とされている。工具類は、胴部10の上下に設けられた底板の間に収納されてもよく、さらに上蓋体20および/または底蓋体40に収納されてもよい。なお、その他の構成は、図1および図2に示す実施形態と本質的に変わるところはない。
図4は、上記したような底板の一例を示す図である。円盤状の底板16の周縁には、複数の突出片17、17、・・・が突設されている。これらの突出片17、17、・・・の一方の面には面ファスナー(不図示)の一方のエレメントが縫合などされ、また胴部10の内周面に縫合などされた面ファスナー(不図示)の他方のエレメントと接触させ、相互に押圧されることで、底板16を胴部10の内周面に着脱自在に装着できる。なお、底板の材質は、ズックなどとするのがよい。
以上説明したように、本発明の工具類搬送容器は、これに長尺工具を収納した場合でも突出部分が生じないので、当該容器を鉄塔コロビ部の構成材に引っかからぬように上げ降ろしでき、また仮に当該容器が上記構成材に引っかかり傾き、または逆さになったとしても容器内の工具類の落下を確実に防止できる。また、本発明の容器は、上蓋体および底蓋体を併用して上下に対称形状とすることで、上下反転して使用できる。さらに、本発明の容器は、上蓋体および底蓋体を着脱自在に連結可能としたので、容器を使用しない場合にはこれらを胴部内に収納でき、また底板を胴部に着脱自在に装着可能としたので、容器内部を重層構造とすることができ、工具類を整理して収納することが容易になる。
なお、本発明の工具類搬送容器は、上蓋体および胴部、所望により設けられる底蓋体を一体化して1枚のシートから作成することができる。この場合には、工具類搬送容器の使用時において胴部相当部分に胴部の形状を保持せしめるために、少なくとも胴部相当部分を前記の補強材のうちのたとえば、上記の補強材で補強することが好ましい。
本発明の工具類搬送容器は、送電鉄塔上部などにおける高所作業の際に工具類の上げ降ろしに有効に使用できる。
本発明の工具類搬送容器の実施形態の一例を示す斜視図である。 本発明の工具類搬送容器の実施形態の別の例を示す斜視図である。 本発明の工具類搬送容器の実施形態のさらに別の例を示す斜視図である。 本発明の工具類搬送容器の底板の一例を示す図である。
符号の説明
1 工具類搬送容器
10 胴部
16 底板
17 底板突出片
20 上蓋体
24 開口閉鎖具
25 補強材
27 吊り具
30 上蓋体と胴部との連結手段
40 底蓋体
44 開口閉鎖具
45 補強材
47 吊り具
50 底蓋体と胴部との連結手段

Claims (10)

  1. 底板を有する筒状の胴部と、該胴部の上端に着脱自在に連結され、上方に向けて膨出した形状の上蓋体とからなり、該上蓋体の頂部に吊り具を備えてなることを特徴とする工具類搬送容器。
  2. 前記胴部には、さらにその下端に下方に向けて膨出した形状の底蓋体が着脱自在に連結されてなる請求項1に記載の工具類搬送容器。
  3. 前記底蓋体は、その頂部に吊り具を備えてなる請求項2に記載の工具類搬送容器。
  4. 前記膨出した形状は、実質的に錐体状である請求項1〜3のいずれか1項に記載の工具類搬送容器。
  5. 前記上蓋体、または前記上蓋体および底蓋体には、頂部を通り、相対する底面側の端部に達する帯状の補強材が周面に沿って少なくとも1つ設けられた請求項1〜4のいずれか1項に記載の工具類搬送容器。
  6. 前記上蓋体、または前記上蓋体および底蓋体には、周面に少なくとも1個開口が開閉自在に設けられた請求項1〜5のいずれか1項に記載の工具類搬送容器。
  7. 前記底板は、前記胴部内周面に着脱自在に固定された請求項1〜6のいずれか1項に記載の工具類搬送容器。
  8. 前記底板は、前記胴部内周面の上端および下端に各1つ設けられる請求項7に記載の工具類搬送容器。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の工具類搬送容器に上蓋体および底蓋体として使用される膨出した形状の蓋体であって、その頂部には吊り具を備え、底面側端部は前記工具類搬送容器の胴部に着脱自在に連結されるようにしたことを特徴とする蓋体。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の工具類搬送容器に底蓋体として使用される膨出した形状の蓋体であって、底面側端部は前記工具類搬送容器の胴部下端に着脱自在に連結されるようにしたことを特徴とする蓋体。


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