JP2014234082A - 車両の換気装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1及び図3に示すように、本実施形態の車両11においては、フロントパネル12の後端にラムエアを導入するための導入口13が形成されている。車両11の車室内14において、フロントウィンドシールド15の下方のインストルメントパネル16には、フロントウィンドシールド15に向けてエアを吹き出すための吹出口17が形成されている。この吹出口17はダクト18を介して導入口13に接続されている。そして、車両11の走行中に導入口13から導入されるラムエアが、ダクト18を通して吹出口17から吹き出される。
図3及び図4に示すように、ルーフ19の後端には、車室内14のエアを車外に排出するための排出口20が設けられている。この排出口20の車室内14側の入口201は、バックパネル21の上端211と、その上端211に対向するルーフ19とによって区画されている。また、この排出口20は、車外側の出口202に向けて鉛直方向の下方、実際には斜め後側下方を指向するように形成されている。そして、この排出口20の指向構成によって、雨水が排出口20を通じて車室内14に流入することが抑制される。
車両11が走行すると、フロントパネル12上の導入口13からラムエアが導入されて、ダクト18を通して導入口13からフロントウィンドシールド15に向けて吹き出される。この車両11の走行中には、図3及び図4に示すように、ルーフ19の後端に設けられた排出口20の出口202の外側近傍に高速のエアが流れて、その出口202の外側近傍の領域23で負圧が発生する。この負圧に基づくエジェクタ効果により、車室内14のエアが排出口20を通じて車外に排出される。この車室内14のエアの排出により、前記吹出口17からフロントウィンドシールド15に向けてのエアの吹き出しが増強される。これにより、フロントウィンドシールド15の曇り予防や、フロントウィンドシールド15が曇った際の曇り除去が好適に行われる。
(1)車室内14におけるフロントウィンドシールド15の下方において開口し、同フロントウィンドシールド15に向けてエアを吹き出す吹出口17と、車両11のルーフ19の後端において開口し、車室内14のエアを車外に排出する排出口20とが備えられている。前記排出口20の車室内14側の入口201は、車両11の後面をなすバックパネル21におけるルーフ19の後端の内側に位置する上端211と、その上端211に対向するルーフ19とによって区画されている。こうした構成によれば、前述した作用によって、フロントウィンドシールド15の曇り予防や、フロントウィンドシールド15が曇った際の曇り除去を好適に行うことができる。また、この換気装置においては、従来構成のような排気ダクトが設けられていないので、装置の構造を簡略化することができる。さらに、この換気装置では、フロントウィンドシールド15の内表面に沿って上方に流れたエアが、車室内14の後方に向けて流れた後にルーフ19の後端に設けられた排出口20を通じて車外に排出される。よって、車室内14の前後方向全体にわたって換気を効果的に行うことができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・吹出口17へのエア供給通路にブロアファンを設けた車両に対して適用すること。
・排出口20を出口202に向けて車両11の後方を指向するように形成すること。またこの場合、さらに、排出口20の出口202の外側に雨水の流入を抑止するための庇を設けること。
・排出口20を車幅方向の一部、例えば車幅方向の中央位置に設けること。
Claims (5)
- 車室内の換気を行う車両の換気装置において、
車室内におけるフロントウィンドシールドの下方において開口し、同フロントウィンドシールドに向けてエアを吹き出す吹出口と、
車両のルーフの後端において開口し、車室内のエアを車外に排出する排出口とを備え、
前記排出口の車室内側の入口は、車両の後面をなすバックパネルにおけるルーフの後端の内側に位置する上端と、その上端に対向するルーフとによって区画されている、
車両の換気装置。 - 前記吹出口はラムエアを吹き出すものである、
請求項1に記載の車両の換気装置。 - 前記排出口は車外側の出口に向けて鉛直方向下方を指向している、
請求項1または請求項2に記載の車両の換気装置。 - 前記排出口における車室内側の入口の通路断面積は、車外側の出口の通路断面積に比べて大きくされている、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両の換気装置。 - 前記排出口は車幅方向の中央位置を通り鉛直方向に延びる仮想線に関して対称に形成されている、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両の換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013116986A JP2014234082A (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 車両の換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013116986A JP2014234082A (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 車両の換気装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014234082A true JP2014234082A (ja) | 2014-12-15 |
Family
ID=52137100
Family Applications (1)
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JP2013116986A Pending JP2014234082A (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 車両の換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014234082A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2013
- 2013-06-03 JP JP2013116986A patent/JP2014234082A/ja active Pending
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