JP2014232132A - 移動量検出装置、レンズ鏡筒及びカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】操作性がよく、またフォーカスリングの回転を安定して検出可能な移動量検出装置、レンズ鏡筒及びカメラを提供する。
【解決手段】本発明の移動量検出装置は、発光部24aと受光部24bとを有するフォトリクレクタ24が設けられた第1部材26と、前記第1部材26に対して相対移動するとともに、前記フォトリクレクタ24との対向面に、湾曲して突出した凸部22bと、湾曲して窪んだ凹部22aとが一定間隔で交互に設けられている第2部材22と、を備え、前記第2部材22の前記第1部材26に対する移動量を検出する。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の移動量検出装置は、発光部24aと受光部24bとを有するフォトリクレクタ24が設けられた第1部材26と、前記第1部材26に対して相対移動するとともに、前記フォトリクレクタ24との対向面に、湾曲して突出した凸部22bと、湾曲して窪んだ凹部22aとが一定間隔で交互に設けられている第2部材22と、を備え、前記第2部材22の前記第1部材26に対する移動量を検出する。
【選択図】図3
Description
本発明は移動量検出装置、レンズ鏡筒及びカメラに関するものである。
従来、フォーカスリングの外周にフォトリフレクタを配置し、フォーカスリングの回転を検出しているレンズ鏡筒がある(特許文献1参照)。
また、フォーカスリングと一体で回転する筒部材に反射部と非反射部をパターン状に設け、該パターンと対向する位置にフォトリフレクタを配置したレンズ鏡筒もある。このようなレンズ鏡筒では、フォーカスリングを回転させると反射部/非反射部パターンに応じてフォトリフレクタからHigh/Low信号が出力され、これによりフォーカスリングの回転量が検出される。そして、MFモードではフォーカスリングの回転量に応じて、レンズ鏡筒のフォーカス駆動が行われている。
また、フォーカスリングと一体で回転する筒部材に反射部と非反射部をパターン状に設け、該パターンと対向する位置にフォトリフレクタを配置したレンズ鏡筒もある。このようなレンズ鏡筒では、フォーカスリングを回転させると反射部/非反射部パターンに応じてフォトリフレクタからHigh/Low信号が出力され、これによりフォーカスリングの回転量が検出される。そして、MFモードではフォーカスリングの回転量に応じて、レンズ鏡筒のフォーカス駆動が行われている。
しかし、反射部/非反射部パターンの刻み幅が長いと、フォーカスリング回転に対して鏡筒フォーカス駆動が段階的になり、マニュアルフォーカスの操作性が悪い。
また、反射部/非反射部パターンの刻み幅を短くすると、フォトリフレクタと非反射部とが対向している位置で隣接する反射部からの光が混入してしまい、High/Low検出が不安定になる。
また、反射部/非反射部パターンの刻み幅を短くすると、フォトリフレクタと非反射部とが対向している位置で隣接する反射部からの光が混入してしまい、High/Low検出が不安定になる。
本発明の課題は、操作性がよく、またフォーカスリングの回転を安定して検出可能な移動量検出装置、レンズ鏡筒及びカメラを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。
請求項1に記載の発明は、発光部と受光部とを有するフォトリクレクタが設けられた第1部材と、前記第1部材に対して相対移動するとともに、前記フォトリクレクタとの対向面に、湾曲して突出した凸部と、湾曲して窪んだ凹部とが一定間隔で交互に設けられている第2部材と、を備え、前記第2部材の前記第1部材に対する移動量を検出する移動量検出装置である。
請求項2に記載の発明は、前記対向面における、前記凸部の表面の反射率は、前記凹部は反射率より低いこと、を特徴とする請求項1に記載の移動量検出装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1部材は固定筒であり、前記第2部材は前記第1部材に対して相対回転する回転筒であり、前記凸部と前記凹部とは、前記第2部材の円周面に設けられ、前記フォトリクレクタは、前記円周面に対向して配置されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の移動量検出装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1部材は固定筒であり、前記第2部材は前記第1部材に対して相対回転する回転筒であり、前記凸部と前記凹部とは、前記第2部材の軸線と垂直な側面に設けられ、前記フォトリクレクタは、前記側面に対向して配置されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の移動量検出装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第2部材は、操作部材と、該操作部材と一体で移動する第1部材と、を備え、前記凸部と前記凹部とは、前記第1部材に設けられていること、を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の移動量検出装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項の移動量検出装置を備えること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項7に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項の移動量検出装置を備えること、を特徴とするカメラである。
なお、上記構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
請求項1に記載の発明は、発光部と受光部とを有するフォトリクレクタが設けられた第1部材と、前記第1部材に対して相対移動するとともに、前記フォトリクレクタとの対向面に、湾曲して突出した凸部と、湾曲して窪んだ凹部とが一定間隔で交互に設けられている第2部材と、を備え、前記第2部材の前記第1部材に対する移動量を検出する移動量検出装置である。
請求項2に記載の発明は、前記対向面における、前記凸部の表面の反射率は、前記凹部は反射率より低いこと、を特徴とする請求項1に記載の移動量検出装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1部材は固定筒であり、前記第2部材は前記第1部材に対して相対回転する回転筒であり、前記凸部と前記凹部とは、前記第2部材の円周面に設けられ、前記フォトリクレクタは、前記円周面に対向して配置されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の移動量検出装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1部材は固定筒であり、前記第2部材は前記第1部材に対して相対回転する回転筒であり、前記凸部と前記凹部とは、前記第2部材の軸線と垂直な側面に設けられ、前記フォトリクレクタは、前記側面に対向して配置されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の移動量検出装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第2部材は、操作部材と、該操作部材と一体で移動する第1部材と、を備え、前記凸部と前記凹部とは、前記第1部材に設けられていること、を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の移動量検出装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項の移動量検出装置を備えること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項7に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項の移動量検出装置を備えること、を特徴とするカメラである。
なお、上記構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、操作性がよく、またフォーカスリングの回転を安定して検出可能な移動量検出装置、レンズ鏡筒及びカメラを提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図には、説明と理解を容易にするために、断面図等において、適宜XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸OAを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラの位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZプラス方向とする。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のカメラ1の構成を説明するブロック図である。
カメラ1は、カメラ本体10と、カメラ本体10に対して着脱可能なレンズ鏡筒20と、を備える。ただし、本発明はこれに限定されず、カメラ本体10とレンズ鏡筒20とが着脱不能な一体型のカメラ1であってもよい。
図1は、第1実施形態のカメラ1の構成を説明するブロック図である。
カメラ1は、カメラ本体10と、カメラ本体10に対して着脱可能なレンズ鏡筒20と、を備える。ただし、本発明はこれに限定されず、カメラ本体10とレンズ鏡筒20とが着脱不能な一体型のカメラ1であってもよい。
カメラ1は、フォーカスモード選択ボタン11、レリーズボタン13、撮像素子14及び制御部15を備えている。
フォーカスモード選択ボタン11、レリーズボタン13は、撮影者が操作する操作部である。各ボタンの操作情報は、制御部15に出力される。
フォーカスモード選択ボタン11は、AF(オートフォーカス)モード及びMF(マニュアルフォーカス)モードを切り替えるボタンである。
撮像素子14は、露光時に結像された被写体像を電気信号に変換するものであり、例えば、CCD、CMOS等の光電変換素子である。
フォーカスモード選択ボタン11、レリーズボタン13は、撮影者が操作する操作部である。各ボタンの操作情報は、制御部15に出力される。
フォーカスモード選択ボタン11は、AF(オートフォーカス)モード及びMF(マニュアルフォーカス)モードを切り替えるボタンである。
撮像素子14は、露光時に結像された被写体像を電気信号に変換するものであり、例えば、CCD、CMOS等の光電変換素子である。
制御部15は、カメラ1を統括的に制御するための制御部であり、CPU(中央処理装置)等から構成される。制御部15は、記憶部(図示せず)に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、前述したハードウェアにより、本発明に係る各種機能を実現している。
制御部15は、AF制御部15a、MF制御部15bを備える。
AF制御部15aは、AFモード時におけるフォーカスエリア内の焦点調節状態を判定する制御部である。なお、本実施形態において合焦状態は、例えばサブミラーによって導かれた被写体光束に基づいて検出するものであってもよく、また、撮像素子に入力された被写体像のコントラストにより合焦状態を検出するものであってもよい。
MF制御部15bは、MFモード時の制御を行う制御部である。
AF制御部15aは、AFモード時におけるフォーカスエリア内の焦点調節状態を判定する制御部である。なお、本実施形態において合焦状態は、例えばサブミラーによって導かれた被写体光束に基づいて検出するものであってもよく、また、撮像素子に入力された被写体像のコントラストにより合焦状態を検出するものであってもよい。
MF制御部15bは、MFモード時の制御を行う制御部である。
レンズ鏡筒20は、フォーカスレンズ21、フォーカスリング22、フォーカスレンズ駆動モータ23を備える。
フォーカスレンズ21は、焦点調節用のレンズである。フォーカスレンズ21は、光軸OAに沿った方向に移動可能に、レンズ鏡筒20に収容されている。フォーカスレンズ21は、複数のレンズによって構成されていてもよい。
フォーカスリング22は、レンズ鏡筒20の外周部に回転自在に設けられた円筒状の部材である。フォーカスリング22は、撮影者が手動(マニュアル)でフォーカスレンズ21を移動するために操作される。フォーカスリング22の操作力は、カム筒(図示せず)等の駆動力伝達機構を介して、フォーカスレンズ21に伝達される。
フォーカスレンズ21は、焦点調節用のレンズである。フォーカスレンズ21は、光軸OAに沿った方向に移動可能に、レンズ鏡筒20に収容されている。フォーカスレンズ21は、複数のレンズによって構成されていてもよい。
フォーカスリング22は、レンズ鏡筒20の外周部に回転自在に設けられた円筒状の部材である。フォーカスリング22は、撮影者が手動(マニュアル)でフォーカスレンズ21を移動するために操作される。フォーカスリング22の操作力は、カム筒(図示せず)等の駆動力伝達機構を介して、フォーカスレンズ21に伝達される。
図2は本発明の第1実施形態における、移動量検出装置20Aを含むレンズ鏡筒20の光軸OAに沿った概略断面図である。図3はフォーカスリング22及びフォトリフレクタ24の光軸OAと直交する概略断面図である。
図2に示すように、レンズ鏡筒20は、光軸OA方向に移動可能なフォーカスレンズ21と、フォーカスレンズ21を駆動するフォーカスリング22と、フォトリクレクタ24と、外側固定筒25と、内側固定筒26とを備えている。
フォーカスリング22は、外側固定筒25に対して相対回転可能に設けられている。またフォトリクレクタ24は、内側固定筒26に固定されている。
フォーカスリング22と、フォトリクレクタ24と、内側固定筒26とで回転量(移動量)検出装置20Aを構成する。
フォーカスリング22は、外側固定筒25に対して相対回転可能に設けられている。またフォトリクレクタ24は、内側固定筒26に固定されている。
フォーカスリング22と、フォトリクレクタ24と、内側固定筒26とで回転量(移動量)検出装置20Aを構成する。
図1に示す、カメラ本体10に設けられたフォーカスモード選択ボタン11によりオートフォーカスが選択された場合、AF制御部15aによってフォーカスしようとしているエリアの合焦状態が検出され、その合焦状態に応じて、フォーカスレンズ駆動モータによってフォーカスレンズが駆動されて合焦される。
カメラ本体10に設けられたフォーカスモード選択ボタン11によりマニュアルフォーカスが選択された場合、フォーカスリング22によるフォーカスレンズ21の駆動が可能となる。そして、フォーカスリング22の回転操作量に応じてフォーカスレンズ21が光軸OA方向に移動し、撮影者の意図した位置に合焦させることができる。
ここで、フォーカスリング22の内面は、光を反射可能な反射面となっており、さらに図3で示すように、光軸OAと直交する方向からみたときに、波状となる凹凸が形成されている。凹部22a(最小厚さd)と凸部22b(最大厚さD、d<D)とは、フォーカスリング22の周方向に連続して一定の間隔で規則的に繰り返されている。また、凸部は湾曲して突出し、凹部は湾曲して窪み、フォーカスリングの厚みは滑らかに変化している。
なお、本実施形態ではフォーカスリング22の内面に直接凹凸が設けられている携帯について説明するがこれに限定されず、フォーカスリング22の内周に、フォーカスリング22と一体に回転する別部材を設け、この別部材に凹凸を形成してもよい。
なお、本実施形態ではフォーカスリング22の内面に直接凹凸が設けられている携帯について説明するがこれに限定されず、フォーカスリング22の内周に、フォーカスリング22と一体に回転する別部材を設け、この別部材に凹凸を形成してもよい。
一方、フォトリクレクタ24は、内側固定筒26の外周における、フォーカスリング22と対向する部分に配置されている。フォトリクレクタ24は、発光部24aと受光部24bとを有しており、発光部24aより発光された光をフォーカスリング22の内面に照射し、反射した光を受光部24bで検出する。
本実施形態において発光部24aと受光部24bとは、図2に示すように光軸OA方向に並列して配置されているが、これに限らず、例えば、周方向に並列して配置されているものであってもよい。
また、本実施形態でフォトリクレクタ24は、図3に示すように2つ配置するがこれに限定されず、1つであってもよい。
本実施形態において発光部24aと受光部24bとは、図2に示すように光軸OA方向に並列して配置されているが、これに限らず、例えば、周方向に並列して配置されているものであってもよい。
また、本実施形態でフォトリクレクタ24は、図3に示すように2つ配置するがこれに限定されず、1つであってもよい。
図4は、図3の部分拡大図であり、図4(a)は、フォトリクレクタ24がフォーカスリング22の内面の凸部22bと対向している場合、図4(b)は、フォトリクレクタ24がフォーカスリング22の内面の凹部22aと対向している場合を示す。
図4(a)に示すようにフォーカスリング22が回転し、その内面の凸部22bがフォトリクレクタ24と対向する位置にくると、フォトリクレクタ24の発光部24aから発光された光は、凸部22bの湾曲した曲面によって拡散される。
すなわち、発光部24aから発光された光は、フォトリクレクタ24の受光部24bよりも外側に広がる方向に反射する。したがって、受光部24bにおいて光が検出されず、すなわちフォトリクレクタ24の検出状態はLowとなる。
すなわち、発光部24aから発光された光は、フォトリクレクタ24の受光部24bよりも外側に広がる方向に反射する。したがって、受光部24bにおいて光が検出されず、すなわちフォトリクレクタ24の検出状態はLowとなる。
一方、図4(b)に示すようにフォーカスリング22が回転し、その内面の凹部22aがフォトリクレクタ24と対向する位置にくると、フォトリクレクタ24の発光部24aから発光された光は、凹部22aの湾曲した曲面によって集光される。
すなわち、発光部24aから発光された光は内側(フォトリクレクタ24の受光部24bの中心方向)に反射される。したがって、受光部24bにおいて光が検出され、フォトリクレクタ24の検出状態はHighとなる。
すなわち、発光部24aから発光された光は内側(フォトリクレクタ24の受光部24bの中心方向)に反射される。したがって、受光部24bにおいて光が検出され、フォトリクレクタ24の検出状態はHighとなる。
以上のように、フォーカスリング22の内面の凸部22bがフォトリクレクタ24と対向すると、受光部24bにおいて光が検出されず、フォトリクレクタ24の検出状態はLowとなる。
フォーカスリング22の内面の凹部22aがフォトリクレクタ24と対向すると、受光部24bにおいて光が検出され、フォトリクレクタ24の検出状態はHighとなる。
したがって、マニュアルフォーカス時にフォーカスリング22を回転すると、フォトリクレクタ24においてはその回転に応じて光がHighとLowとのパルス状に検出される。
これによりフォーカスリング22の回転量が検出され、MFモードではフォーカスリング22の回転量に応じて、フォーカスレンズ21のフォーカス駆動が行われる。
フォーカスリング22の内面の凹部22aがフォトリクレクタ24と対向すると、受光部24bにおいて光が検出され、フォトリクレクタ24の検出状態はHighとなる。
したがって、マニュアルフォーカス時にフォーカスリング22を回転すると、フォトリクレクタ24においてはその回転に応じて光がHighとLowとのパルス状に検出される。
これによりフォーカスリング22の回転量が検出され、MFモードではフォーカスリング22の回転量に応じて、フォーカスレンズ21のフォーカス駆動が行われる。
図5は、本実施形態によるフォトリクレクタ24の検出結果と、比較形態におけるフォトリクレクタの検出結果を示した図である。
比較形態は、フォーカスリングの内面に凹凸が設けられていないが、例えば反射部と非反射部とが交互に繰り返されたパターンが形成されているものである。反射部は例えば白色のラインであり、非反射部は例えば黒色のラインである。図5の点線で示すグラフが比較形態の検出結果である。これに対して図5の実線で示すグラフは本実施形態でのフォトリクレクタ24の検出結果である。
比較形態は、フォーカスリングの内面に凹凸が設けられていないが、例えば反射部と非反射部とが交互に繰り返されたパターンが形成されているものである。反射部は例えば白色のラインであり、非反射部は例えば黒色のラインである。図5の点線で示すグラフが比較形態の検出結果である。これに対して図5の実線で示すグラフは本実施形態でのフォトリクレクタ24の検出結果である。
図5に示すように、比較形態においても、フォーカスリングを回転させるとフォトリクレクタの出力は、HighとLowとを繰り返す。
しかし、フォーカスリングの内面が平坦なため、反射部に照射された光であっても、外側に拡散し、フォトリクレクタの受光部に戻らない光もある。また、非反射部に光が照射された場合であっても、隣接する反射部からの反射光が受光部に入射する場合もある。
フォーカスリングの回転量を正確に求める理想的な出力は、矩形波であるが、比較形態では、このように光の拡散等によって、矩形波とはならず、むしろ正弦波に近い形となる。
しかし、フォーカスリングの内面が平坦なため、反射部に照射された光であっても、外側に拡散し、フォトリクレクタの受光部に戻らない光もある。また、非反射部に光が照射された場合であっても、隣接する反射部からの反射光が受光部に入射する場合もある。
フォーカスリングの回転量を正確に求める理想的な出力は、矩形波であるが、比較形態では、このように光の拡散等によって、矩形波とはならず、むしろ正弦波に近い形となる。
一方、本実施形態によると、フォーカスリング22の内面に凹凸があるので、凹部22aに照射された光は中央部に集光され、フォトリクレクタ24の受光部に戻る割合が増加する。
また、凸部22bに照射された光は、外側に拡散されるので、フォトリクレクタ24に戻る割合が減少する。したがって、図5の実線のように、比較形態と比べて、矩形波に近い形状となる。
ゆえに、フォーカスリング22の回転角度の検出をより正確に行うことができる。
また、凸部22bに照射された光は、外側に拡散されるので、フォトリクレクタ24に戻る割合が減少する。したがって、図5の実線のように、比較形態と比べて、矩形波に近い形状となる。
ゆえに、フォーカスリング22の回転角度の検出をより正確に行うことができる。
そして、このように矩形波に近い形状となるので、凹凸のパターンの刻み幅を狭くすることが可能で、精度のよい検出を行うことが可能となる。そして、フォーカスリング22の回転に対するフォーカス駆動の応答性が良くなるので、マニュアルフォーカスの操作性が向上する。
なお、本実施形態は、フォーカスリング22の内面は、全面が発光部24aからの光を反射可能な面である形態について説明した。しかし、上述の比較形態のように、反射部と非反射部とが交互に繰り返されたパターンが形成されているものであってもよい。この場合、反射部が凹部、非反射部が凸部となるようにする。
このようにすることにより、凹部での光の集光効果がより高まり、凸部での光の拡散効果がより高まる。したがって、フォトリクレクタ24の検出結果が、より矩形波に近くなり、さらに精度のよい検出結果を得ることが出来る。
このようにすることにより、凹部での光の集光効果がより高まり、凸部での光の拡散効果がより高まる。したがって、フォトリクレクタ24の検出結果が、より矩形波に近くなり、さらに精度のよい検出結果を得ることが出来る。
また、本実施形態では、図3で示すようにフォーカスリング22の内面における周方向に沿って凹凸を設けたが、図2に示すように光軸OAに沿った方向の断面においては、フォーカスリング22の内面は平坦になっている。
しかし、本発明はこれに限定されず、例えば凹部22aは、図2で示す光軸OAに沿った方向の断面においても凹状にし、凸部22bは、図2で示す光軸OAに沿った方向の断面においても凸状にしてもよい。
この場合、凹部22aにおける集光効果がより高まり、凸部22bでの光の拡散効果がより高まる。したがって、フォトリクレクタ24の検出結果がより矩形波に近くなり、さらに精度のよい検出結果を得ることが出来る。
さらに、本実施形態ではマニュアルフォーカスの際のフォーカスリング22の回転量の検出について説明したが、本発明はこれに限定されず、オートフォーカスの際にフォーカスリング22の回転をフィードバック用に検出するために利用してもよい。
しかし、本発明はこれに限定されず、例えば凹部22aは、図2で示す光軸OAに沿った方向の断面においても凹状にし、凸部22bは、図2で示す光軸OAに沿った方向の断面においても凸状にしてもよい。
この場合、凹部22aにおける集光効果がより高まり、凸部22bでの光の拡散効果がより高まる。したがって、フォトリクレクタ24の検出結果がより矩形波に近くなり、さらに精度のよい検出結果を得ることが出来る。
さらに、本実施形態ではマニュアルフォーカスの際のフォーカスリング22の回転量の検出について説明したが、本発明はこれに限定されず、オートフォーカスの際にフォーカスリング22の回転をフィードバック用に検出するために利用してもよい。
(第2実施形態)
図6は本発明の第2実施形態を示した図で、図6(a)は移動量検出装置30Aを含むレンズ鏡筒30の光軸OAに沿った概略断面図であり、図6(b)はフォーカスリング32の押さえ筒37を光軸OAに沿った方向から見た図である。
第2実施形態が第1実施形態と異なる点はフォーカスリング32の形状と、フォトリクレクタ34の配置である。それ以外の構成は第1実施形態と同様であるのでその説明は省略する。
図6は本発明の第2実施形態を示した図で、図6(a)は移動量検出装置30Aを含むレンズ鏡筒30の光軸OAに沿った概略断面図であり、図6(b)はフォーカスリング32の押さえ筒37を光軸OAに沿った方向から見た図である。
第2実施形態が第1実施形態と異なる点はフォーカスリング32の形状と、フォトリクレクタ34の配置である。それ以外の構成は第1実施形態と同様であるのでその説明は省略する。
第2実施形態のフォーカスリング32には、フォーカスリング32と別部材であり且つフォーカスリング32と一体となって回転する押さえ筒37が取り付けられている。
押さえ筒37は、フォーカスリング32を外固定筒35に取り付ける際に、外固定筒35の先端部を挟んでフォーカスリング32の端部に取り付けるための部材である。
図6(b)に示すように、押さえ筒37の側面(光軸に対して垂直な面)38には、周方向に交互に一定の間隔で形成された複数の凹部32aと凸部32bとが設けられている。
押さえ筒37は、フォーカスリング32を外固定筒35に取り付ける際に、外固定筒35の先端部を挟んでフォーカスリング32の端部に取り付けるための部材である。
図6(b)に示すように、押さえ筒37の側面(光軸に対して垂直な面)38には、周方向に交互に一定の間隔で形成された複数の凹部32aと凸部32bとが設けられている。
一方、フォトリクレクタ34は、内側固定筒36の側面の、押さえ筒37における凹部32aと凸部32bとが形成された側面38と対向する部分に配置されている。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、凸部32bがフォトリクレクタ24と対向すると、受光部34bにおいて光が検出されず、フォトリクレクタ34の検出状態はLowとなる。凹部32aがフォトリクレクタ34と対向すると、受光部34bにおいて光が検出され、フォトリクレクタ34の検出状態はHighとなる。
したがって、マニュアルフォーカス時にフォーカスリング32を回転すると、フォトリクレクタ34においてはその回転に応じて光がHighとLowとのパルス状に検出される。
したがって、マニュアルフォーカス時にフォーカスリング32を回転すると、フォトリクレクタ34においてはその回転に応じて光がHighとLowとのパルス状に検出される。
これによりフォーカスリング32の回転量が検出され、MFモードではフォーカスリング32の回転量に応じて、フォーカスレンズ31のフォーカス駆動が行われる。
そして、フォーカスリング32の内面に凹凸があるので、凹部32aに照射された光は中央部に集光され、フォトリクレクタ34の受光部に戻る割合が増加する。
また、凸部32bに照射された光は、外側に拡散されるので、フォトリクレクタ34に戻る割合が減少する。ゆえに、フォーカスリング32の回転角度の検出をより正確に行うことができる。
そして、フォーカスリング32の内面に凹凸があるので、凹部32aに照射された光は中央部に集光され、フォトリクレクタ34の受光部に戻る割合が増加する。
また、凸部32bに照射された光は、外側に拡散されるので、フォトリクレクタ34に戻る割合が減少する。ゆえに、フォーカスリング32の回転角度の検出をより正確に行うことができる。
1:カメラ、10:カメラ本体、20:レンズ鏡筒、21:フォーカスレンズ、22:フォーカスリング、22a:凹部、22b:凸部、23:フォーカスレンズ駆動モータ、24:フォトリクレクタ、24a:発光部、24b:受光部、30:レンズ鏡筒、31:フォーカスレンズ、32:フォーカスリング、32a:凹部、32b:凸部、34:フォトリクレクタ、34b:受光部、37:押さえ筒
Claims (7)
- 発光部と受光部とを有するフォトリクレクタが設けられた第1部材と、
前記第1部材に対して相対移動するとともに、前記フォトリクレクタとの対向面に、湾曲して突出した凸部と、湾曲して窪んだ凹部とが一定間隔で交互に設けられている第2部材と、
を備え、前記第2部材の前記第1部材に対する移動量を検出する移動量検出装置。 - 前記対向面における、前記凸部の表面の反射率は、前記凹部は反射率より低いこと、
を特徴とする請求項1に記載の移動量検出装置。 - 前記第1部材は固定筒であり、
前記第2部材は前記第1部材に対して相対回転する回転筒であり、
前記凸部と前記凹部とは、前記第2部材の円周面に設けられ、
前記フォトリクレクタは、前記円周面に対向して配置されていること、
を特徴とする請求項1または2に記載の移動量検出装置。 - 前記第1部材は固定筒であり、
前記第2部材は前記第1部材に対して相対回転する回転筒であり、
前記凸部と前記凹部とは、前記第2部材の軸線と垂直な側面に設けられ、
前記フォトリクレクタは、前記側面に対向して配置されていること、
を特徴とする請求項1または2に記載の移動量検出装置。 - 前記第2部材は、
操作部材と、
該操作部材と一体で移動する第1部材と、を備え、
前記凸部と前記凹部とは、前記第1部材に設けられていること、
を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の移動量検出装置。 - 請求項1から5のいずれか1項の移動量検出装置を備えること、
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から5のいずれか1項の移動量検出装置を備えること、
を特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013111521A JP2014232132A (ja) | 2013-05-28 | 2013-05-28 | 移動量検出装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
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JP2013111521A JP2014232132A (ja) | 2013-05-28 | 2013-05-28 | 移動量検出装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=52125570
Family Applications (1)
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JP2013111521A Pending JP2014232132A (ja) | 2013-05-28 | 2013-05-28 | 移動量検出装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
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JP (1) | JP2014232132A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10473879B2 (en) | 2016-08-01 | 2019-11-12 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Lens module and camera module including same |
CN112166358A (zh) * | 2018-05-30 | 2021-01-01 | 宁波舜宇光电信息有限公司 | 光学镜头、摄像模组及其组装方法 |
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2013
- 2013-05-28 JP JP2013111521A patent/JP2014232132A/ja active Pending
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