JP2014231607A - 意匠材及び組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紫外線照射によって多様な蛍光発光を呈する面を有する意匠材であって、面内に、蛍光発光を呈する発光材が少なくとも2種以上散在し、発光材として、蛍光発光材料、及び紫外線高反射性材料(P)からなる発光材(A)と、蛍光発光材料、及び当該(P)よりも紫外線反射性の低い紫外線低反射性材料(Q)からなる発光材(B)を有することを特徴とする意匠材。
【選択図】なし
Description
面内に、蛍光発光を呈する発光材が少なくとも2種以上散在し、
着色材として、蛍光発光材料、及び紫外線高反射性材料(P)を含む発光材(A)と、蛍光発光材料、及び当該(P)よりも紫外線反射性の低い紫外線低反射性材料(Q)を含む発光材(B)を有する意匠材に想到し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明意匠材料は、下記の特徴を有するものである。
面内に、蛍光発光を呈する発光材が少なくとも2種以上散在し、
発光材として、蛍光発光材料、及び紫外線高反射性材料(P)からなる発光材(A)と、蛍光発光材料、及び当該(P)よりも紫外線反射性の低い紫外線低反射性材料(Q)からなる発光材(B)を有し、発光材(A)、発光材(B)の紫外線反射率が異なるように、上記(P)と(Q)が下記(1)〜(3)の少なくともいずれかまたはこれらの組み合わせで設定され、上記(P)と(Q)との紫外線反射率の差が少なくとも1%以上であることを特徴とする意匠材。
(1)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線反射率の異なる粉粒体を使用する。
(2)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線反射率の異なる樹脂を使用する。
(3)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線吸収剤の濃度が異なるように調製する。
2.上記紫外線高反射性材料(P)と紫外線低反射性材料(Q)において、上記(P)が樹脂、及びアルミナ、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムから選ばれる粉粒体を含み、上記(Q)が樹脂、及び酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、珪藻土から選ばれる粉粒体を含むことを特徴とする1.に記載の意匠材。
3.上記紫外線高反射性材料(P)と紫外線低反射性材料(Q)において、上記(P)が紫外線反射率の高い樹脂を含み、上記(Q)が紫外線反射率の低い樹脂を含み、紫外線反射率が高い樹脂と低い樹脂との紫外線反射率の差が1%以上であることを特徴とする1.に記載の意匠材。
4.紫外線反射率の高い樹脂が、スチレン比率が小さい樹脂を含み、紫外線反射率の低い樹脂が、スチレン比率が大きな樹脂を含み、該スチレン比率が10重量%以上異なることを特徴とする3.に記載の意匠材。
5.上記紫外線高反射性材料(P)と紫外線低反射性材料(Q)において、上記(P)が樹脂を含み(紫外線吸収剤を含まない)、上記(Q)が樹脂及び紫外線吸収剤を含むことを特徴とする1.に記載の意匠材。
6.上記紫外線高反射性材料(P)と紫外線低反射性材料(Q)において、上記(P)(Q)がそれぞれ樹脂及び紫外線吸収剤を含み、紫外線吸収剤の濃度が0.01重量%以上異なるように上記(P)における紫外線吸収剤の濃度を低くし、上記(Q)における紫外線吸収剤の濃度を高くすることを特徴とする1.に記載の意匠材。
7.紫外線照射によって多様な蛍光発光を呈する面を形成するための組成物であって、
分散媒中に、蛍光発光を呈する塗料粒子が少なくとも2種以上分散し、
塗料粒子として、蛍光発光材料、紫外線高反射性材料(P)、及び媒体を含む塗料粒子(A′)と、蛍光発光材料、当該(P)よりも紫外線反射性の低い紫外線低反射性材料(Q)、及び媒体を含む塗料粒子(B′)を有し、塗料粒子(A′)、塗料粒子(B′)の紫外線反射率が異なるように、上記(P)と(Q)が下記(1)〜(3)の少なくともいずれかまたはこれらの組み合わせで設定され、上記(P)と(Q)との紫外線反射率の差が少なくとも1%以上であることを特徴とする組成物。
(1)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線反射率の異なる粉粒体を使用する。
(2)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線反射率の異なる樹脂を使用する。
(3)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線吸収剤の濃度が異なるように調製する。
上記(P)とは、紫外線反射性が高い紫外線高反射性材料(p)、及び/または紫外線吸収性が低い紫外線低吸収性材料(p′)を含むものである。また、上記(Q)とは、上記(p)よりも紫外線反射性が低い紫外線低反射性材料(q)、及び/または上記(p′)よりも紫外線吸収性が高い紫外線高吸収性材料(q′)を含むものである。
(P)の紫外線反射率は、10%以上(好ましくは15%以上)とすることが望ましい。また、(P)と(Q)との紫外線反射率の差は、少なくとも1%以上(好ましくは5%以上)とすることが望ましい。なお、本発明の紫外線反射率は、波長領域365nmでの反射率(%)を分光光度計によって測定した値である。
例えば、
(1)(P)、(Q)において、それぞれ紫外線反射率の異なる粉粒体を使用する方法
(2)(P)、(Q)において、それぞれ紫外線反射率の異なる樹脂を使用する方法
(3)(P)、(Q)において、それぞれ紫外線吸収剤の濃度が異なるように調製する方法
などが挙げられる。本発明では、(1)〜(3)の方法を組み合わせることも可能である。
なお、(2)における紫外線反射率は、予め紫外線を反射しないように黒色に塗装されたアルミ板上に、各樹脂にアルミナを混合した組成物(隠蔽率95%)を、塗付(乾燥膜厚:100μm)、乾燥させたものを試料とし、波長領域365nmでの反射率(%)を分光光度計によって測定した値である。
基材としては、例えば、石膏ボード、合板、コンクリート、モルタル、タイル、繊維混入セメント板、セメント珪酸カルシウム板、スラグセメントパーライト板、等が挙げられる。これら基材は、その表面に既存塗膜を有するものや、既に壁紙が貼り付けられたもの等であってもよい。
1.刷毛等で塗り分ける方法
2.斑点状に吹き付ける方法
3.カプセル化またはゲル化させたもの(分散媒中に塗料粒子を分散させた組成物)を塗付する方法
等が挙げられる。
上記1.〜3.のうち、塗装工程、意匠性の制御等の簡便さを考慮すると、少ない塗装回数で仕上げることができる上記3.の方法が好適である。
(a)水中油型(以下「O/Wタイプ」という。)
水性の分散媒中に、溶剤系塗料ベースの蛍光発光材料、及び(P)または(Q)を含む塗料粒子を識別できる程度の大きさに分散したタイプ。
(b)油中水型(以下「W/Oタイプ」という。)
分散媒が油性であって、これに水性の蛍光発光材料、及び((P)または(Q)を含む塗料粒子を識別できる程度の大きさに分散したタイプ。
(c)油中油型(以下「O/O」タイプという。)
油性の分散媒を用い、これに溶剤系塗料ベースの蛍光発光材料、及び((P)または(Q)を含む塗料粒子を識別できる程度の大きさに分散したタイプ。
(d)水中水型(以下「W/Wタイプ」という。)
水性の分散媒中に、水性の蛍光発光材料、及び(P)または(Q)を含む塗料粒子を識別できる程度の大きさに分散したタイプ。
などが挙げられる。上記の識別できる程度の大きさとは、1.0mm〜10.0mm程度である。1.0mmより小さい場合、意匠性に劣るおそれがあり、10.0mmより大きい場合、分散媒中に分散し難くなるおそれがある。
粒子塗料中の媒体としては、水性塗料では水が主であるが、水溶性溶剤等を併用することもできる。溶剤系塗料では、各種有機溶剤が使用できる。
本発明の意匠材形成用組成物は、多彩模様塗料等の分野における公知の方法を用いて製造することができる。
発光材を形成する塗料組成物1〜7の調整
表1に塗料組成物1〜7を示す。なお、用いた原料を以下に示す。
・樹脂1:溶剤可溶形アクリル樹脂(固形分50%、固形分中のスチレン比率0%、紫外線反射率83.6%)
・樹脂2:アクリル−スチレン樹脂(固形分50%、固形分中のスチレン比率45%、紫外線反射率77.7%)
・蛍光発光材料1:緑色無機蛍光顔料(平均粒子径1.1μm)
・粉粒体1:アルミナ(平均粒子径1.0μm、紫外線反射率83.6%)
・粉粒体2:酸化チタン(平均粒子径0.2μm、紫外線反射率6.5%)
・粉粒体3:硫酸バリウム(平均粒子径0.3μm、紫外線反射率48.3%)
・粉粒体4:重質炭酸カルシウム(平均粒子径2.0μm、紫外線反射率45.1%)
・粉粒体5:酸化亜鉛(平均粒子径0.02μm、紫外線反射率4.4%)
・紫外線吸収剤1:ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
・溶剤:ミネラルスピリット
・添加剤:増粘剤等
<評価1:紫外線反射率>
表1に示す配合のうち、蛍光発光材料を除く成分を常法により均一に混合して、塗料組成物1〜7にそれぞれ含まれる紫外線反射性材料1〜7を製造した。
アルミニウム板(40mm×40mm×0.6mm)上にウレタン樹脂100重量部(固形分)に対してカーボンブラック20重量部混合した塗料組成物を塗付厚が150μmとなるように塗付、硬化させた後、紫外線反射性材料1〜7をそれぞれ塗付厚が150μmとなるように塗付、乾燥させた試験体を用い、波長領域365nmでの反射率(%)を分光光度計(「UV−3100」:株式会社島津製作所製)で測定した。なお、紫外線反射性材料を塗付する前の反射率は、1.5%であった。結果を表1に示す。
<評価2>
表1に示す配合に基づき、常法により均一に混合して塗料組成物1〜7製造した。
紫外線反射性材料1〜7を塗料組成物1〜7に代えた以外、上記評価1と同様に試験体を作製し、この試験体に対して、暗室中で3cmの距離から紫外線(6W紫外線ランプ:365nm)を照射し、発光輝度(cd/m2)を、色彩輝度計「BM−5A」(株式会社トプコン製)を用いて測定した。
(分散液1)
ポリビニルアルコール水溶液4重量部、アクリル樹脂エマルション3重量部、及び水50重量部を均一に混合して得た水系分散媒に、上記塗料組成物1を徐々に滴下しながら混合し、さらに架橋剤1重量部を混合し、アルミナを含む粒子径3〜5mmの塗料粒子1が、水系分散媒に分散した状態の分散液1を得た。
分散液1と同様に、塗料組成物2〜7それぞれにおいて、粒子径3〜5mmの塗料粒子2〜7が水系分散媒に分散した状態の分散液2〜7を得た。
分散液1と分散液2を1:1の重量比率で混合し、アルミナを含む塗料粒子1と、酸化チタンを含む塗料粒子2が分散した意匠材形成用組成物1を得た。
意匠材形成用組成物1を、白色基材(40mm×40mm×0.6mmのアルミ板に、白色塗膜を設けたもの。以下同様)に対し塗付け量300g/m3となるようにスプレーで均一に塗装し、乾燥させ、意匠材1を得た。
得られた意匠材1に関して、40W室内蛍光灯照明下において目視評価したところ、意匠材1はほぼ均一な白色に視認された。また、意匠材1と30cmの距離に20W紫外線ランプを設置し、紫外線を照射したところ、部分的に輝度の異なる多様な発光模様が認められた。
分散液2と分散液3を1:1の重量比率で混合し、酸化チタンを含む塗料粒子2と硫酸バリウムを含む塗料粒子3が分散した意匠材形成用組成物2を得た。
意匠材形成用組成物2を、白色基材に対し塗付け量300g/m3となるようにスプレーで均一に塗装し、乾燥させ、意匠材2を得た。
得られた意匠材2に関して、実施例1と同様に室内蛍光灯照明下で目視評価を行ったところ、意匠材2はほぼ均一な白色に視認され、紫外線ランプ照明下では、部分的に輝度が異なる多様な発光模様が認められた。
分散液2と分散液4を1:1の重量比率で混合し、酸化チタンを含む塗料粒子2と重質炭酸カルシウムを含む塗料粒子4が分散した意匠材形成用組成物3を得た。
意匠材形成用組成物3を、白色基材に対し塗付け量300g/m3となるようにスプレーで均一に塗装し、乾燥させ、意匠材3を得た。
得られた意匠材3に関して、実施例1と同様に室内蛍光灯照明下で目視評価を行ったところ、意匠材3はほぼ均一な白色に視認され、紫外線ランプ照明下では、部分的に輝度が異なる多様な発光模様が認められた。
分散液1と分散液5を1:1の重量比率で混合し、アルミナを含む塗料粒子1と酸化亜鉛を含む塗料粒子5が分散した意匠材形成用組成物4を得た。
意匠材形成用組成物4を、白色基材に対し塗付け量300g/m3となるようにスプレーで均一に塗装し、乾燥させ、意匠材4を得た。
得られた意匠材4に関して、実施例1と同様に室内蛍光灯照明下で目視評価を行ったところ、意匠材4はほぼ均一な白色に視認され、紫外線ランプ照明下では、部分的に輝度が異なる多様な発光模様が認められた。
分散液1と分散液6を1:1の重量比率で混合し、アルミナを含む塗料粒子1とアクリル−スチレン樹脂、アルミナを含む塗料粒子6が分散した意匠材形成用組成物5を得た。
意匠材形成用組成物5を、白色基材に対し塗付け量300g/m3となるようにスプレーで均一に塗装し、乾燥させ、意匠材5を得た。
得られた意匠材5に関して、実施例1と同様に室内蛍光灯照明下で目視評価を行ったところ、意匠材5はほぼ均一な白色に視認され、紫外線ランプ照明下では、部分的に輝度が異なる多様な発光模様が認められた。
分散液1と分散液7を1:1の重量比率で混合し、アルミナを含む塗料粒子1とアルミナ、紫外線吸収剤を含む塗料粒子7が分散した意匠材形成用組成物6を得た。
意匠材形成用組成物6を、白色基材に対し塗付け量300g/m3となるようにスプレーで均一に塗装し、乾燥させ、意匠材6を得た。
得られた意匠材6に関して、実施例1と同様に室内蛍光灯照明下で目視評価を行ったところ、意匠材6はほぼ均一な白色に視認され、紫外線ランプ照明下では、部分的に輝度が異なる多様な発光模様が認められた。
分散液1、分散液2、及び分散液3を1:1:1の重量比率で混合することにより、アルミナを含む塗料粒子1、酸化チタンを含む塗料粒子2、及び硫酸バリウムを含む塗料粒子3が分散した意匠材形成用組成物7を得た。
意匠材形成用組成物7を、白色基材に対し塗付け量300g/m3となるようにスプレーで均一に塗装し、乾燥させ、意匠材7を得た。
得られた意匠材7について、実施例1と同様に室内蛍光灯照明下で目視評価を行ったところ、意匠材7はほぼ均一な白色に視認された。また、紫外線ランプ照明下では、部分的に輝度が異なり、非常に多様な発光模様が認められた。
分散液3と分散液4を1:1の重量比率で混合することにより、硫酸バリウムを含む塗料粒子3と、重質炭酸カルシウムを含む塗料粒子4が分散した意匠材形成用組成物8を得た。
意匠材形成用組成物8を、白色基材に対し塗付け量300g/m3となるようにスプレーで均一に塗装し、乾燥させ、意匠材8を得た。
得られた意匠材8について、実施例1と同様に室内蛍光灯照明下で目視評価を行ったところ、意匠材8はほぼ均一な白色に視認され、紫外線ランプ照明下では、部分的に、わずかに輝度が異なる発光模様が認められた。
分散液2と分散液5を1:1の重量比率で混合することにより、酸化チタンを含む塗料粒子2と、酸化亜鉛を含む塗料粒子5が分散した意匠材形成用組成物9を得た。
意匠材形成用組成物9を、白色基材に対し塗付け量300g/m3となるようにスプレーで均一に塗装し、乾燥させ、意匠材9を得た。
得られた意匠材9について、実施例1と同様に室内蛍光灯照明下で目視評価を行ったところ、意匠材9はほぼ均一な白色に視認され、紫外線ランプ照明下では、ごくわずかに輝度が異なる発光模様が認められた。
Claims (7)
- 紫外線照射によって多様な蛍光発光を呈する面を有する意匠材であって、
面内に、蛍光発光を呈する発光材が少なくとも2種以上散在し、
発光材として、蛍光発光材料、及び紫外線高反射性材料(P)からなる発光材(A)と、蛍光発光材料、及び当該(P)よりも紫外線反射性の低い紫外線低反射性材料(Q)からなる発光材(B)を有し、発光材(A)、発光材(B)の紫外線反射率が異なるように、上記(P)と(Q)が下記(1)〜(3)の少なくともいずれかまたはこれらの組み合わせで設定され、上記(P)と(Q)との紫外線反射率の差が少なくとも1%以上であることを特徴とする意匠材。
(1)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線反射率の異なる粉粒体を使用する。
(2)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線反射率の異なる樹脂を使用する。
(3)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線吸収剤の濃度が異なるように調製する。 - 上記紫外線高反射性材料(P)と紫外線低反射性材料(Q)において、上記(P)が樹脂、及びアルミナ、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムから選ばれる粉粒体を含み、上記(Q)が樹脂、及び酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、珪藻土から選ばれる粉粒体を含むことを特徴とする請求項1に記載の意匠材。
- 上記紫外線高反射性材料(P)と紫外線低反射性材料(Q)において、上記(P)が紫外線反射率の高い樹脂を含み、上記(Q)が紫外線反射率の低い樹脂を含み、紫外線反射率が高い樹脂と低い樹脂との紫外線反射率の差が1%以上であることを特徴とする請求項1に記載の意匠材。
- 紫外線反射率の高い樹脂が、スチレン比率が小さい樹脂を含み、紫外線反射率の低い樹脂が、スチレン比率が大きな樹脂を含み、該スチレン比率が10重量%以上異なることを特徴とする請求項3に記載の意匠材。
- 上記紫外線高反射性材料(P)と紫外線低反射性材料(Q)において、上記(P)が樹脂を含み(紫外線吸収剤を含まない)、上記(Q)が樹脂及び紫外線吸収剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の意匠材。
- 上記紫外線高反射性材料(P)と紫外線低反射性材料(Q)において、上記(P)(Q)がそれぞれ樹脂及び紫外線吸収剤を含み、紫外線吸収剤の濃度が0.01重量%以上異なるように上記(P)における紫外線吸収剤の濃度を低くし、上記(Q)における紫外線吸収剤の濃度を高くすることを特徴とする請求項1に記載の意匠材。
- 紫外線照射によって多様な蛍光発光を呈する面を形成するための組成物であって、
分散媒中に、蛍光発光を呈する塗料粒子が少なくとも2種以上分散し、
塗料粒子として、蛍光発光材料、紫外線高反射性材料(P)、及び媒体を含む塗料粒子(A′)と、蛍光発光材料、当該(P)よりも紫外線反射性の低い紫外線低反射性材料(Q)、及び媒体を含む塗料粒子(B′)を有し、塗料粒子(A′)、塗料粒子(B′)の紫外線反射率が異なるように、上記(P)と(Q)が下記(1)〜(3)の少なくともいずれかまたはこれらの組み合わせで設定され、上記(P)と(Q)との紫外線反射率の差が少なくとも1%以上であることを特徴とする組成物。
(1)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線反射率の異なる粉粒体を使用する。
(2)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線反射率の異なる樹脂を使用する。
(3)上記(P)、(Q)において、それぞれ紫外線吸収剤の濃度が異なるように調製する。
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