JP2014231086A - 鋼の連続鋳造方法 - Google Patents

鋼の連続鋳造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014231086A
JP2014231086A JP2013113747A JP2013113747A JP2014231086A JP 2014231086 A JP2014231086 A JP 2014231086A JP 2013113747 A JP2013113747 A JP 2013113747A JP 2013113747 A JP2013113747 A JP 2013113747A JP 2014231086 A JP2014231086 A JP 2014231086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
roll
rolls
reduction
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013113747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5929836B2 (ja
Inventor
圭吾 外石
Keigo Toishi
圭吾 外石
則親 荒牧
Norichika Aramaki
則親 荒牧
浩之 大野
Hiroyuki Ono
浩之 大野
三木 祐司
Yuji Miki
祐司 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2013113747A priority Critical patent/JP5929836B2/ja
Publication of JP2014231086A publication Critical patent/JP2014231086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5929836B2 publication Critical patent/JP5929836B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

【課題】 複数の圧下ロールから構成され、圧下ロールのなかに1対以上のピンチロールが含まれる圧下セグメントを用いて鋳片を圧下して中心偏析を軽減する際に、圧下ロールへの荷重を高めることなく且つ鋳片に内部割れを発生させることなく、目的とする圧下量を付与して中心偏析を軽減する。【解決手段】 連続鋳造機1の鋳片支持ロール6のロール開度を下流側に向かって拡大させて、未凝固層12を有する鋳片10の長辺面厚みを、厚みを拡大させる前の鋳片厚みの0.1〜3.0%の範囲内で拡大させ、その後、複数の圧下ロールから構成され、ピンチロールの押し付け圧力を該ピンチロールの設置された位置での静鉄圧の0.9倍以下とするピンチロールが前記複数の圧下ロールのなかに少なくとも1対配置された1基以上のロールセグメントからなる圧下セグメント14を用いて、鋳片厚み中心部の固相率が少なくとも0.2以下の時点から0.9以下の範囲の鋳片の長辺面を圧下する。【選択図】 図1

Description

本発明は、連続鋳造中の鋳片の厚み中心部に発生する成分偏析を抑制する鋼の連続鋳造方法に関する。
鋼の凝固過程では、炭素、燐、硫黄、マンガンなどの溶質元素は、凝固時の再分配によって未凝固の液相側に濃化されることから、凝固組織であるデンドライト樹間には偏析部が形成される。但し、この偏析は、体積が非常に小さいことからミクロ偏析と呼ばれており、鋼製品の品質に実害は及ぼさない。
連続鋳造機によって鋳造されつつある鋳片の凝固過程では凝固収縮が起こり、この収縮に伴って、鋳片の引き抜き方向へ未凝固溶鋼が吸引されて流動する。この場合、凝固末期の未凝固層には十分な量の溶鋼が存在しないので、上記のミクロ偏析によって濃縮された溶鋼が流動し、鋳片中心部に集積して凝固する。この溶鋼は、溶質元素の濃度が溶鋼の初期濃度に比べて格段に高濃度となっており、この溶鋼が凝固することで、鋳片中心部に溶質元素の濃化した偏析部が形成される。この偏析をマクロ偏析と呼び、その存在部位から中心偏析と呼んでいる。中心偏析の原因となる凝固末期での濃化溶鋼の流動を生じさせる要因としては、上記の凝固収縮の他に、溶鋼静圧によるロール間での鋳片バルジング(膨らみ)や、鋳片支持ロールのロールアライメントの不整合なども挙げられる。
この中心偏析は、鋼製品、特に厚鋼板の品質を劣化させる。例えば、石油輸送用や天然ガス輸送用のラインパイプ用鋼管においては、サワーガスの作用により中心偏析を起点として水素誘起割れが発生する。また、海洋構造物、貯槽、石油タンクなどにおいても、同様の問題が発生する。しかも近年、鋼材の使用環境は、より低温下或いはより腐食環境下といった厳しい環境での使用を求められることが多く、鋳片の中心偏析を低減することの重要性は益々大きくなっている。
それ故、連続鋳造工程から圧延工程に至るまで、鋳片の中心偏析を低減する或いは無害化する対策が多数提案されている。そのなかで、効果的な対策として、未凝固層を有する凝固末期の鋳片を、複数対の鋳片支持ロールによって徐々に圧下しながら鋳造する方法(「凝固末期軽圧下方法」と呼ぶ)、及び、未凝固層を有する凝固末期の鋳片を、1対または2〜3対の圧下ロールで10mm程度或いはそれ以上を圧下する方法(「凝固末期大圧下方法」と呼ぶ)が行われている。
この凝固末期軽圧下方法は、鋳片の凝固完了位置付近に圧下ロール群(「軽圧下帯」という)を鋳造方向に配置し、この圧下ロール群によって連続鋳造中の鋳片を凝固収縮量に相当する程度の圧下速度(0.5〜1.5mm/min)で徐々に圧下し、鋳片中心部での空隙の形成や濃化溶鋼の流動を抑止し、これによって鋳片の中心偏析を抑制するという技術である。一方、凝固末期大圧下方法は、鋳片の凝固完了位置付近に配置した1対または2〜3対の圧下ロールで鋳片を圧下し、デンドライト樹間に存在する濃化溶鋼を鋳造方向の上流側に排出し、これによって鋳片の中心偏析を抑制するという技術である。
例えば、特許文献1には、鋳型と鋳片の液相線クレータエンドとの間の凝固シェルに、積極的にバルジング力を作用させて、鋳片内未凝固層の厚さを増大させ、次いで、前記液相線クレータエンドと前記鋳片の固相線クレータエンドとの間の鋳片を軽圧下し、かくして中心偏析の発生を低減する凝固末期軽圧下方法が開示されている。
凝固末期軽圧下方法では、圧下量が不足すると中心偏析や内質欠陥の生成防止が不十分となり、一方、圧下量が大き過ぎると内部割れが発生して却って鋳片の内質を悪化させる。特許文献1は、バルジング量及び圧下量を規定しておらず、鋳片に内部割れが発生したり、中心偏析が改善されなかったりする虞がある。
また、近年、鋼鋳片を鋳造する連続鋳造機は、複数本の鋳片支持ロールが配置されたフレームを相対させて構成されるロールセグメントを鋳造方向に複数個組み合わせたロールセグメント方式の連続鋳造機が主流であり、これに伴って、鋳片に軽圧下力を付与するための圧下ロール群(軽圧下帯)も、1基または2基以上のロールセグメントで構成されることが主流になっている。この場合、圧下ロール群の中に、鋳片を引き抜くためのピンチロールが含まれることがあり、ピンチロールは、ロールセグメントに固定されておらず、鋳片を個別に圧下可能な構造となっており、ピンチロールの圧下量が大きすぎる場合には、鋳片に内部割れを発生させたり、中心偏析を悪化させたりする。特許文献1は、ピンチロールが圧下ロール群に含まれる場合を考慮していない。
特許文献2には、バルジング開始時の鋳片の厚みの3%以上25%以下、鋳片を強制的にバルジングさせ、その後、中心部固相率が0.2以上0.7以下の鋳片の位置を、1対の圧下ロールを用いてバルジング量の30%以上70%以下に相当する厚みを圧下する凝固末期大圧下方法が開示され、また、特許文献3には、鋳片の液相線クレータエンド相当位置から固相線クレータエンド相当位置までの間の所定範囲に配列されたガイドロール群の鋳片厚さ方向(短辺方向)の間隔を広げ、鋳片に合計で5mmから20mm未満のバルジングを強制的に起こさせ、次いで、鋳片の中心部固相率が0.1から0.8までの間で、少なくとも1対の圧下ロールによりバルジングさせた量の0.5倍から1.0倍までの圧下量で圧下を加えて中心偏析を軽減する凝固末期大圧下方法が開示されている。
特許文献2、3は、強制的なバルジング量が大きく、強制的にバルジングさせる際に鋳片内部に割れが発生する虞がある。また、圧下ロール1本あたりの圧下量が大きく、負荷荷重の高い圧下設備が必要であるのみならず、圧下時に鋳片に内部割れが発生する虞がある。
特開昭60−6254号公報 特開2000−288705号公報 特開平11−156511号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、複数の圧下ロールから構成され、この圧下ロールのなかに少なくとも1対のピンチロールが含まれる1基のロールセグメントからなる圧下セグメントを用いて鋳片を圧下する際に、圧下ロールに掛かる荷重を高めることなく、且つ、鋳片に内部割れを発生させることなく、目的とする圧下量を確実に鋳片に付与することができ、これにより中心偏析の軽微な鋼鋳片を鋳造することのできる、鋼の連続鋳造方法を提供することである。
上記課題を解決するための本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]連続鋳造機の鋳片支持ロールのロール開度を鋳造方向下流側に向かって拡大させて、内部に未凝固層を有する矩形の鋳片の長辺面厚みを、厚みを拡大させる前の鋳片厚みの0.1〜3.0%の範囲内で拡大させ、その後、複数の圧下ロールから構成され、ピンチロールの押し付け圧力を該ピンチロールの設置された位置での静鉄圧の0.9倍以下とするピンチロールが前記複数の圧下ロールのなかに少なくとも1対配置された1基以上のロールセグメントからなる圧下セグメントを用いて、鋳片厚み中心部の固相率が少なくとも0.2以下の時点から0.9以下の範囲の前記鋳片の長辺面を圧下することを特徴とする、鋼の連続鋳造方法。
[2]前記複数の圧下ロールによる鋳片の圧下量を厚み拡大量の50%以上150%以下とすることを特徴とする、上記[1]に記載の鋼の連続鋳造方法。
本発明によれば、鋳片の厚みを、厚みを拡大させる前の鋳片厚みの0.1〜3.0%の範囲内で拡大させ、その後、ピンチロールの押し付け圧力を静鉄圧の0.9倍以下とするピンチロールが複数の圧下ロールのなかに少なくとも1対配置された1基以上の圧下セグメントを用いて、鋳片厚み中心部の固相率が少なくとも0.2以下の時点から0.9以下の範囲の鋳片を圧下するので、圧下ロールに掛かる荷重を高めることなく、且つ、鋳片に内部割れを発生させることなく、目的とする圧下量を確実に鋳片に付与することができ、これにより中心偏析の軽微な鋼鋳片を安定して鋳造することが実現される。
本発明を実施する際に用いたスラブ連続鋳造機の側面概略図である。 スラブ連続鋳造機で鋳造されつつある鋳片を圧下するための圧下セグメントの1例を示す概略図であり、連続鋳造機の側方から見た概略図である。 図2に示す圧下セグメントを鋳片鋳造方向と直交する方向から見た概略図である。 本発明における鋳片支持ロールのロール開度のプロフィルの例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明を具体的に説明する。図1は、本発明を実施する際に用いたスラブ連続鋳造機の側面概略図である。
図1に示すように、スラブ連続鋳造機1には、溶鋼9を注入して凝固させ、鋳片10の外殻形状を形成するための鋳型5が設置され、この鋳型5の上方所定位置には、取鍋(図示せず)から供給される溶鋼9を鋳型5に中継供給するためのタンディッシュ2が設置されている。タンディッシュ2の底部には、溶鋼9の流量を調整するためのスライディングノズル3が設置され、このスライディングノズル3の下面には、浸漬ノズル4が設置されている。一方、鋳型5の下方には、サポートロール、ガイドロール及びピンチロールからなる複数対の鋳片支持ロール6が配置されている。鋳造方向に隣り合う鋳片支持ロール6の間隙には、水スプレーノズル或いはエアーミストスプレーノズルなどのスプレーノズル(図示せず)が配置された二次冷却帯が構成され、二次冷却帯のスプレーノズルから噴霧される冷却水(「二次冷却水」ともいう)によって鋳片10は引き抜かれながら冷却されるようになっている。また、鋳造方向最終の鋳片支持ロール6の下流側には、鋳造された鋳片10を搬送するための複数の搬送ロール7が設置されており、この搬送ロール7の上方には、鋳造される鋳片10から所定の長さの鋳片10aを切断するための鋳片切断機8が配置されている。
鋳片10の凝固完了位置13の鋳造方向上流側には、鋳片10を挟んで対向する鋳片支持ロール間の間隔(この間隔を「ロール開度」と呼ぶ)を鋳造方向下流側に向かって順次狭くなるように設定された、つまり圧下勾配(鋳造方向下流に向かって順次狭くなるように設定されたロール開度の状態)が設定された、複数対の鋳片支持ロール群から構成される、ロールセグメントからなる圧下セグメント14が設置されている。圧下セグメント14の各鋳片支持ロール間にも鋳片10を冷却するためのスプレーノズルが配置されている。通常、圧下勾配は、鋳造方向1mあたりのロール開度絞り込み量、つまり「mm/m」で表示されており、従って、圧下セグメント14における、鋳片10の圧下速度(mm/min)は、この圧下勾配(mm/m)に鋳片引き抜き速度(m/min)を乗算することで得られる。尚、圧下セグメント14に配置される鋳片支持ロール6を圧下ロールと称す。図1では、ロールセグメントからなる圧下セグメント14が1基のみ設置されているが、本発明においてロールセグメントからなる圧下セグメント14は1基のみに限るものではなく、複数のロールセグメントを圧下セグメント14としても構わない。
図2、図3に圧下セグメント14の拡大概略図を示す。図2及び図3は、スラブ連続鋳造機で鋳造されつつある鋳片を圧下するための、ロールセグメント構造の圧下セグメント14の1例を示す概略図であり、図2は、連続鋳造機の側方から見た概略図、図3は、鋳片鋳造方向と直交する方向から見た概略図である。図2及び図3に示す圧下セグメント14は、5対の鋳片支持ロール6が配置された例を示す図で、5対の鋳片支持ロール6のうちの1対がピンチロール6Aで、他の4対がガイドロール6Bの例である。
図2及び図3に示すように、圧下セグメント14は、ロールチョック22を介して5対の鋳片支持ロール(5対の鋳片支持ロールのうちで、1対はピンチロール6Aで、4対はガイドロール6B)を保持した1対のフレーム17及びフレーム17′からなり、フレーム17及びフレーム17′を貫通させて合計4本(上流側の両サイド及び下流側の両サイド)のタイロッド18が配置され、このタイロッド18に設置されているウオームジャッキ20をモーター21にて駆動させることにより、フレーム17とフレーム17′との間隔の調整、つまり、圧下セグメント14における圧下勾配の調整が行われるようになっている。鋳造中は、ウオームジャッキ20は未凝固層を有する鋳片10の溶鋼静圧によってセルフロックされ、鋳片10のバルジング力に対抗しており、鋳片10が存在しない条件下で、つまり、圧下セグメント14に設置されるピンチロール6A及びガイドロール6Bに鋳片10からの負荷が作用しない条件下で、圧下勾配の調整が行われるように構成されている。
また、タイロッド18には、フレーム17′とウオームジャッキ20との間に皿バネ19が設置されている。皿バネ19は、1個の皿バネで構成されるものではなく、複数個の皿バネを重ねて構成されるものである(多数個の皿バネを重ねるほど剛性が高くなる)。この皿バネ19は、皿バネ19に或る所定の荷重以上の負荷荷重が作用しない場合には収縮せずに一定の厚みを呈しているが、或る所定の負荷荷重が作用した場合に収縮し始め、或る所定の負荷荷重を超えた以降は負荷荷重に比例して収縮するように構成されている。例えば、鋳片10が圧下セグメント14の範囲内で凝固完了した場合には、凝固完了した鋳片10を圧下することによって圧下セグメント14に過大な荷重が負荷されるが、このような過大な荷重が負荷される場合には、皿バネ19が収縮することで、フレーム17′が開放し、つまり、ロール開度が拡大し、圧下セグメント14に過大な荷重が負荷されないように構成されている。尚、下面側のフレーム17は、連続鋳造機の基礎に固定されていて鋳造中には移動しないように構成されている。
フレーム17′に設置されるガイドロール6Bは、ロールチョック22がフレーム17′に固定されていて、フレーム17′と同一の動きをするが、フレーム17′に配置されるピンチロール6Aは、ロールチョック22が油圧シリンダー16のシリンダーロッド23で支持されており、油圧シリンダー16の油圧に応じて、鋳片10を押し付けるように構成されている。但し、ピンチロール6Aの押し付け力が鋳片10の静鉄圧よりも小さい場合には、他のガイドロール6Bの圧下勾配と同一の勾配になる位置に退避するように構成されている。また、ピンチロール6Aは電動機(図示せず)に接続され、この電動機によって所定の回転速度で回転するように構成されている。これに対してガイドロール6Bは、駆動せず、移動する鋳片10と接触することで回転する。
一方、フレーム17に設置されるピンチロール6Aは、フレーム17に設置されるガイドロール6Bと同様に、フレーム17に固定されており、鋳片厚み方向に移動しないように構成されている。但し、フレーム17に設置されるピンチロール6Aも電動機(図示せず)に接続されており、所定の回転速度で回転するように構成されている。
ピンチロール6Aが圧下セグメント14での圧下勾配と関係なく鋳片10を押し付け可能に構成される理由は、ピンチロール6Aによって鋳片10やダミーバー(鋳造開始時に鋳片の代わりに連続鋳造機内に挿入される物体)を所定の速度で引く抜く必要があり、そのためには、ピンチロール6Aは鋳片10やダミーバーへの所定の押し付け力を有することが必要であるからである。鋳片10やダミーバーに対して所定の押し付け力を確保できない場合には、鋳片10やダミーバーは駆動されない。
尚、図2では、圧下セグメント14に1対のピンチロール6Aが配置されているが、1つの圧下セグメント14に2対以上のピンチロール6Aが配置されていても構わない。また、図1〜3は、圧下セグメント14に設置される鋳片支持ロールの設置数が5対の例であるが、鋳片支持ロールの設置数は5対に限らず、2対以上であるならば幾つであっても構わない。また、図示はしないが、圧下セグメント14以外の鋳片支持ロール6もロールセグメント構造となっている。
図1において、鋳型5の下端から鋳片10の液相線クレータエンド位置との間に配置される鋳片支持ロール6は、鋳造方向下流側に向かって、ロール開度の拡大量が所定値となるまで、1ロール毎または数ロール毎に順次ロール開度が広くなる強制バルジング帯15を構成している。強制バルジング帯15の下流側の鋳片支持ロール6は、ロール開度が一定値または鋳片10の温度降下に伴う収縮量に見合う程度に狭められ、その後、圧下セグメント14につながっている。
図4に、本発明における鋳片支持ロール6のロール開度のプロフィルの例を示す。図4に示すように、強制バルジング帯15で鋳片長辺面を溶鋼静圧によって強制的にバルジングさせて鋳片長辺面の中央部の厚みを増大させ(領域b)、強制バルジング帯15の下流側では、ロール開度が鋳片10の温度降下に伴う収縮量に見合う程度に狭められ(領域c)、その後、圧下セグメント14で鋳片長辺面を圧下する(領域d)というプロフィルである。図中のa′は、鋳片10の温度降下に伴う収縮量に見合う程度にロール開度を狭くする従来方法のロール開度の例である。尚、図中のa及びeは、ロール開度が鋳片10の温度降下に伴う収縮量に見合う程度に狭められる領域である。
強制バルジング帯15では、鋳片支持ロール6のロール開度を鋳造方向下流側に向かって順次広くすることにより、鋳片10の短辺近傍を除く長辺面は、未凝固層12による溶鋼静圧によって鋳片支持ロール6に倣って強制的にバルジングさせられる。鋳片長辺面の短辺近傍は、凝固の完了した鋳片短辺面に固持されることから、強制バルジングを開始した時点の厚みを維持しており、したがって、鋳片10は、強制的なバルジングによって鋳片長辺面のバルジングした部分のみが鋳片支持ロール6に接触することになる。
この構成のスラブ連続鋳造機1においては、タンディッシュ2から浸漬ノズル4を介して鋳型5に注入された溶鋼9は、鋳型5で冷却されて凝固シェル11を形成し、内部に未凝固層12を有する鋳片10として、鋳型5の下方に設けた鋳片支持ロール6に支持されつつ、鋳型5の下方に連続的に引き抜かれる。鋳片10は、鋳片支持ロール6を通過する間、二次冷却帯の二次冷却水で冷却され、凝固シェル11の厚みを増大し、且つ、強制バルジング帯15では鋳片長辺面の短辺側端部を除いた部分の厚みを増大させ、更に、圧下セグメント14では圧下されながら凝固完了位置13で内部までの凝固を完了する。凝固完了後の鋳片10は、鋳片切断機8によって切断されて鋳片10aとなる。
本発明において、強制バルジング帯15を鋳型5の下端から鋳片10の液相線クレータエンド位置との間に配置する理由は、以下のとおりである。即ち、鋳片10の液相線クレータエンド位置よりも鋳造方向上流側は、鋳片厚み中心部は全て未凝固層12(液相)であり、鋳片10の凝固シェル11は温度が高く、変形抵抗が小さく、容易にバルジングさせることができる。また、鋳片10を強制的にバルジングさせる場合、鋳片10の内部の未凝固層12が少ない時点でバルジングさせると、中心偏析は却って悪化するが、鋳片10の液相線クレータエンド位置よりも鋳造方向上流側でバルジングさせても、この時点では、溶質元素の富化されていない初期濃度の溶鋼が鋳片内部に潤沢に存在し、この溶鋼が容易に流動するので、この時点におけるバルジングは中心偏析の原因とはならない。
尚、鋳片10の液相線とは、鋳片10の化学成分によって決まる凝固開始温度であり、例えば、下記の(1)式から求めることができる。
TL=1536-(78×[%C]+7.6×[%Si]+4.9×[%Mn]+34.4×[%P]+38×[%S]+4.7×[%Cu]+3.1×[%Ni]+1.3×[%Cr]+3.6×[%Al])…(1)
但し、(1)式において、TLは液相線温度(℃)、[%C]は溶鋼の炭素濃度(質量%)、[%Si]は溶鋼の珪素濃度(質量%)、[%Mn]は溶鋼のマンガン濃度(質量%)、[%P]は溶鋼の燐濃度(質量%)、[%S]は溶鋼の硫黄濃度(質量%)、[%Cu]は溶鋼の銅濃度(質量%)、[%Ni]は溶鋼のニッケル濃度(質量%)、[%Cr]は溶鋼のクロム濃度(質量%)、[%Al]は溶鋼のアルミニウム濃度(質量%)である。
鋳片10の液相線クレータエンド位置は、二次元伝熱凝固計算により求められる鋳片内部の温度勾配と、(1)式で定まる液相線温度とを照らし合わせることで求めることができる。また、鋳造中の鋳片10の厚み中心部に溶融点が既知の金属製のピンを打ち込み、金属製ピンの溶融状態を調べることからも、液相線クレータエンド位置を求めることができる。
本発明においては、強制バルジング帯15では、強制バルジングの総量を、厚みを拡大させる前の鋳片厚みの0.1〜3.0%の範囲内とすることが必要である。強制バルジングの総量が、厚みを拡大させる前の鋳片厚みの0.1%未満では、圧下セグメント14において、負荷荷重を低く抑えた状態での圧下可能な量が少なく、鋳片10に対して中心偏析の改善効果が不十分になる虞がある。一方、強制バルジングの総量が、厚みを拡大させる前の鋳片厚みの3.0%を超えると、バルジングによる歪によって鋳片10に内部割れを誘発する虞がある。また、強制バルジング帯15において、1ロールあたりのロール開度の拡大量は、鋳片長辺面のバルジングする部位とバルジングしない部位との境界位置における亀裂発生を防止するために、1.5mm以下とすることが好ましい。
また、本発明においては、圧下セグメント14では、鋳片厚み中心部の固相率が少なくとも0.2以下の時点から0.9以下の範囲の鋳片10を圧下する。鋳片厚み中心部の固相率が0.9を超える鋳片は圧下抵抗が大きく、鋳片厚み中心部の固相率が0.9を超える鋳片が圧下セグメント14の範囲内に存在する場合には、皿バネ19が収縮して所望する圧下量を鋳片に付与できなくなる虞がある。一方、圧下セグメント14において鋳片厚み中心部の固相率が0.2を超えてから圧下を開始しても、それ以前に濃化溶鋼の流動が発生する可能性があり、これにより中心偏析が発生し、中心偏析軽減効果を十分に得ることができない。
但し、圧下セグメント14の出口位置での鋳片厚み中心部の固相率が0.6未満の場合には、圧下セグメント14を通り抜けた以降での濃化溶鋼の流動によって中心偏析が悪化する虞があるので、圧下セグメント14の出口位置での鋳片厚み中心部の固相率は0.6以上とすることが好ましい。
鋳片厚み中心部の固相率は、液相線クレータエンド位置を求める場合と同様に、二次元伝熱凝固計算によって求めることができる。ここで、固相率とは、凝固開始前を固相率=0、凝固完了時を固相率=1.0と定義されるものであり、鋳片厚み中心部の固相率が1.0となる位置が凝固完了位置13(固相線クレータエンド位置)であり、液相線クレータエンド位置は、鋳片厚み中心部の固相率がゼロとなる最も下流側の位置に該当する。
本発明においては、圧下セグメント14に設置されるピンチロール6Aの押し付け圧力を、該ピンチロールの設置された位置での静鉄圧の0.9倍以下とする。ピンチロール6Aの押し付け圧力を該ピンチロールの設置された位置での静鉄圧の0.9倍以下とすることで、ピンチロール6Aは他のガイドロール6Bと同一の圧下勾配を形成し、ピンチロール6Aによる過大な圧下を防止することができる。
但し、押し付け圧力は有しているので、ダミーバーの引き抜きや、溶鋼静圧のない凝固完了した鋳片の引き抜きには何ら問題は起こらない。押し付け圧力を小さくしすぎると、ダミーバーの引き抜きや、凝固完了した鋳片の引き抜きが困難になるので、該ピンチロールの設置された位置での静鉄圧の0.7倍以上の押し付け圧力を確保することが好ましい。また、未凝固層12を有する鋳片10の鋳造時は、溶鋼静圧によって鋳片10とピンチロール6Aとが密接するので、この場合も鋳片10の引き抜きに何ら問題は起こらない。
また、本発明においては、圧下セグメント14における圧下量を、強制バルジング帯15における厚み拡大量の50%以上150%以下とすることが好ましい。圧下セグメント14における圧下量が厚み拡大量の50%未満では、圧下量が少なく、鋳片10の中心偏析軽減効果が十分とならない虞がある。一方、圧下セグメント14における圧下量が厚み拡大量の150%を超えると、圧下時の圧下セグメント14に掛かる負荷荷重が高くなり、皿バネ19が収縮して所望する圧下量を鋳片に付与できなくなる虞がある。
また、連続鋳造操業の種々の鋳造条件において、予め二次元伝熱凝固計算などを用いて凝固シェル11の厚み並びに鋳片厚み中心部の固相率を求め、圧下セグメント14に入る時点での鋳片厚み中心部の固相率が0.2以下になり、且つ、圧下セグメント14を出る時点での鋳片厚み中心部の固相率が0.9以下になるように、二次冷却水量、二次冷却の幅切り、鋳片引き抜き速度のうちの何れか1種または2種以上を調整する。ここで、「二次冷却の幅切り」とは、鋳片長辺面の両端部への冷却水の噴霧を中止することである。二次冷却の幅切りを実施することで、二次冷却は弱冷化され、一般的に、凝固完了位置13は鋳造方向下流側に延長される。
以上説明したように、本発明によれば、鋳片10の厚みを、厚みを拡大させる前の鋳片厚みの0.1〜3.0%の範囲内で拡大させ、その後、ピンチロール6Aの押し付け圧力を静鉄圧の0.9倍以下とするピンチロールが複数の圧下ロールのなかに少なくとも1対配置された1基の圧下セグメント14を用いて、鋳片厚み中心部の固相率が少なくとも0.2以下の時点から0.9以下の範囲の鋳片を圧下するので、圧下ロールに掛かる荷重を高めることなく、且つ、鋳片に内部割れを発生させることなく、目的とする圧下量を確実に鋳片に付与することができ、これにより中心偏析の軽微な鋼鋳片を安定して鋳造することが実現される。
尚、図1に示す連続鋳造機は垂直曲げ型連続鋳造機であるが、本発明は垂直曲げ型連続鋳造機に限定されるものではなく、湾曲型連続鋳造機であってもまた垂直型連続鋳造機であっても、上記と同様に本発明を適用することができる。
図1に示すスラブ連続鋳造機と類似した形式のスラブ連続鋳造機を用いて低炭素アルミキルド鋼を連続鋳造する試験を行った。鋳片のサイズは、厚みが250mm、幅が2100mmであり、二次冷却比水量を1.6L/鋼−kgとし、鋳片引き抜き速度を1.4m/minとした。圧下セグメントは、1つのセグメントあたり合計8対の鋳片支持ロールを備えたロールセグメントが鋳造方向に3機配置されて構成されている。鋳造方向最上流側に配置された圧下セグメントの8対の鋳片支持ロールのうちの最上流の1対の鋳片支持ロールがピンチロールであり、他の残り7対の鋳片支持ロールがガイドロールである。また、他の2つの圧下セグメントは、1セグメントあたり8対の全ての鋳片支持ロールがガイドロールである。
鋳片支持ロールの外径は250mmであり、ロールピッチ(鋳造方向のロール軸心間距離)は300mmである。つまり、圧下セグメントの鋳造方向長さは、2.1(=0.3×7)mである。また、最上流の圧下セグメント入り口における鋳片厚み中心部の固相率は、全ての試験で0.2〜0.3であった。
表1に、本発明の範囲内の条件を行った試験1〜4と、本発明の範囲外の条件で行った試験5〜7とでの鋳造条件及び鋳造されたスラブ鋳片における中心偏析度、ポロシティー、内部割れの調査結果を示す。ピンチロールの押し付け圧力は、試験1〜5、7では、該ピンチロールの設置された位置での静鉄圧の0.85倍とし、試験6では、該ピンチロールの設置された位置での静鉄圧の1.3倍とした。
Figure 2014231086
鋳片の中心偏析度の測定方法は、スラブ鋳片の断面中央部における厚さ方向での炭素濃度を分析し、その最大値をCmaxとし、平均炭素濃度(つまり溶鋼での炭素濃度)をC0として、Cmax/C0を中心偏析度と定義した。つまり、この定義では、中心偏析度が1.0に近づくほど中心偏析は低減することになる。ここでは、中心偏析度が1.1以上となった場合に中心偏析が悪化したものとして不良判定を行った。
試験1及び試験2では、強制バルジング量を鋳片厚みの1.4%に相当する3.5mmとし、試験1、2でそれぞれ総圧下量を3.5mm、5.0mmとした。試験3及び試験4では、強制バルジング量をスラブ厚みの2.9%に相当する7.25mmとし、試験3、4でそれぞれ総圧下量を7.25mm、10.0mmとした。また、ピンチロールでの圧下量は、総圧下量の4.17%(=1/24)であり、最下流側の圧下セグメント出口での鋳片厚み中心部の固相率は、0.65〜0.82であった。
表1に示すように、本発明の範囲内である試験1〜4では中心偏析度は低位であり、また、ポロシティー及び内部割れは確認されなかった。
比較例として行った試験5では、強制バルジング量を本発明の範囲外である、鋳片厚みの8.0%に相当する20mmとし、総圧下量を10mmとした。その結果、鋳片の厚み中央部にポロシティーが発生した。
試験6では、強制バルジング量を本発明の範囲内である、スラブ厚みの2.9%に相当する7.25mmとしたが、ピンチロールの押し付け圧力を該ピンチロールの設置された位置での静鉄圧の1.3倍とした結果、ピンチロールにおける圧下量が過大となり、鋳片の厚み中央部に内部割れが発生した。また、試験7では、強制バルジング量、圧下量は本発明の範囲内であったが、圧下セグメント出口での鋳片厚み中央部の固相率が0.9を超えたため、中心偏析度が高く、更にポロシティーが発生した。
1 スラブ連続鋳造機
2 タンディッシュ
3 スライディングノズル
4 浸漬ノズル
5 鋳型
6 鋳片支持ロール
6A ピンチロール
6B ガイドロール
7 搬送ロール
8 鋳片切断機
9 溶鋼
10 鋳片
11 凝固シェル
12 未凝固層
13 凝固完了位置
14 圧下セグメント
15 強制バルジング帯
16 油圧シリンダー
17 フレーム
18 タイロッド
19 皿バネ
20 ウオームジャッキ
21 モーター
22 ロールチョック
23 シリンダーロッド

Claims (2)

  1. 連続鋳造機の鋳片支持ロールのロール開度を鋳造方向下流側に向かって拡大させて、内部に未凝固層を有する矩形の鋳片の長辺面厚みを、厚みを拡大させる前の鋳片厚みの0.1〜3.0%の範囲内で拡大させ、その後、複数の圧下ロールから構成され、ピンチロールの押し付け圧力を該ピンチロールの設置された位置での静鉄圧の0.9倍以下とするピンチロールが前記複数の圧下ロールのなかに少なくとも1対配置された1基以上のロールセグメントからなる圧下セグメントを用いて、鋳片厚み中心部の固相率が少なくとも0.2以下の時点から0.9以下の範囲の前記鋳片の長辺面を圧下することを特徴とする、鋼の連続鋳造方法。
  2. 前記複数の圧下ロールによる鋳片の圧下量を厚み拡大量の50%以上150%以下とすることを特徴とする、請求項1に記載の鋼の連続鋳造方法。
JP2013113747A 2013-05-30 2013-05-30 鋼の連続鋳造方法 Active JP5929836B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013113747A JP5929836B2 (ja) 2013-05-30 2013-05-30 鋼の連続鋳造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013113747A JP5929836B2 (ja) 2013-05-30 2013-05-30 鋼の連続鋳造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014231086A true JP2014231086A (ja) 2014-12-11
JP5929836B2 JP5929836B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=52124808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013113747A Active JP5929836B2 (ja) 2013-05-30 2013-05-30 鋼の連続鋳造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5929836B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016103293A1 (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 Jfeスチール株式会社 鋼の連続鋳造方法
JP2020069483A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 日本製鉄株式会社 連続鋳造方法、及び連続鋳造機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269757A (ja) * 2000-03-10 2001-10-02 Sms Demag Ag 圧延板鋼片、特に圧延薄板鋼片の直接鋳造法
JP2005262269A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼の連続鋳造方法
JP2010158719A (ja) * 2008-12-10 2010-07-22 Jfe Steel Corp 連続鋳造鋳片の製造方法
JP2012086260A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Jfe Steel Corp 連続鋳造における鋳片の軽圧下制御方法
JP2012218047A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Jfe Steel Corp 連続鋳造鋳片の製造方法
JP2012245527A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Jfe Steel Corp 連続鋳造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269757A (ja) * 2000-03-10 2001-10-02 Sms Demag Ag 圧延板鋼片、特に圧延薄板鋼片の直接鋳造法
JP2005262269A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼の連続鋳造方法
JP2010158719A (ja) * 2008-12-10 2010-07-22 Jfe Steel Corp 連続鋳造鋳片の製造方法
JP2012086260A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Jfe Steel Corp 連続鋳造における鋳片の軽圧下制御方法
JP2012218047A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Jfe Steel Corp 連続鋳造鋳片の製造方法
JP2012245527A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Jfe Steel Corp 連続鋳造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016103293A1 (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 Jfeスチール株式会社 鋼の連続鋳造方法
CN107000045A (zh) * 2014-12-24 2017-08-01 杰富意钢铁株式会社 钢的连续铸造方法
EP3219408A4 (en) * 2014-12-24 2017-10-04 JFE Steel Corporation Continuous casting method for steel
KR101930660B1 (ko) * 2014-12-24 2018-12-18 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 강의 연속 주조 방법
RU2678112C2 (ru) * 2014-12-24 2019-01-23 ДжФЕ СТИЛ КОРПОРЕЙШН Способ непрерывного литья стали
US10543527B2 (en) 2014-12-24 2020-01-28 Jfe Steel Corporation Continuous steel casting method
JP2020069483A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 日本製鉄株式会社 連続鋳造方法、及び連続鋳造機
JP7139884B2 (ja) 2018-10-29 2022-09-21 日本製鉄株式会社 連続鋳造方法、及び連続鋳造機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5929836B2 (ja) 2016-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6252674B2 (ja) 鋳片の連続鋳造方法
JP6115735B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP5686062B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
WO2016103293A1 (ja) 鋼の連続鋳造方法
KR20210133282A (ko) 강의 연속 주조 방법
JP6075336B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP6384679B2 (ja) 熱延鋼板の製造方法
JP5870966B2 (ja) 連続鋳造鋳片の製造方法
JP5929836B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP5045408B2 (ja) 連続鋳造鋳片の製造方法
JP6044746B1 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP6152824B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP6439663B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP4998734B2 (ja) 連続鋳造鋳片の製造方法
JP6852798B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP5648300B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP5707849B2 (ja) 連続鋳造における鋳片の軽圧下制御方法
JP5910577B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP2017087218A (ja) スラブ鋳片の連続鋳造方法
JP5915453B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP5920083B2 (ja) 鋼鋳片の連続鋳造方法
WO2016121355A1 (ja) 鋼の連続鋳造方法
TWI580496B (zh) Continuous Casting of Steel
WO2023228796A1 (ja) 鋼の連続鋳造方法及び連続鋳造機
JP2020104149A (ja) 鋼の連続鋳造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5929836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250