JP2014228639A - 光増幅装置 - Google Patents

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【課題】集積型位相感応光増幅器において、入力偏波によらず出力が一定となるような偏波無依存型の集積化構成を提供する。【解決手段】本発明の位相感応型光増幅装置は、信号光の偏波を分離・回転する分離・回転手段と、基本波光を増幅する光ファイバレーザ増幅器と、励起光を用いて信号光を増幅する二次非線形光学素子と、位相変調器と、信号光の位相と励起光の位相とを同期する同期手段とを備え、二次非線形光学素子は、同一基板上に、周期的に分極反転された二次非線形光学材料から成る、基本波光から励起光である第二高調波光を発生させるための光導波路と、基本波光と第二高調波光とから第二高調波光のみを分離する分波器と、信号光の入力に用いられる光導波路と、信号光と第二高調波光とを合波する合波器と、周期的に分極反転された二次非線形光学材料により構成される、励起光を用いて信号光のパラメトリック増幅を行うための光導波路とが集積されていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は光増幅装置に関し、具体的には、光通信システムや光計測システムにおいて用いられる光増幅装置に関する。
従来の光伝送システムでは、光ファイバを伝搬することにより減衰した信号を再生するために、光信号を電気信号に変換し、デジタル信号を識別した後に光信号を再生する識別再生光中継器が用いられていた。この識別再生光中継器では、光信号を電気信号に変換する電子部品の応答速度に制限があることや、伝送する信号のスピードが速くなると、消費電力が大きくなるなどの問題があった。
この問題を解決するための信号増幅手段として、エルビウムやプラセオジム等の希土類元素を添加した光ファイバに励起光を入射して信号光を増幅するファイバレーザ増幅器や、半導体レーザ増幅器が存在する。ファイバレーザ増幅器や半導体レーザ増幅器は、信号光を光のままで増幅することができるので、識別再生光中継器で問題になっていた電気的な処理速度の制限が存在しない。加えて、ファイバレーザ増幅器や半導体レーザ増幅器は、機器構成も比較的単純であるという利点を有する。しかし、これらのレーザ増幅器は、劣化した信号光パルス波形を整形する機能を有さない。また、これらのレーザ増幅器においては、不可避的かつランダムに発生する自然放出光が信号成分とは全く無関係に混入されるので、信号光のSN比が増幅前後で少なくとも3dB低下する。これらは、デジタル信号伝送時における伝送符号誤り率の上昇につながり、伝送品質を低下させる要因になっている。
従来のレーザ増幅器の限界を打開する手段として、位相感応光増幅器(Phase Sensitive Amplifier:PSA)が検討されている。位相感応光増幅器は、伝送ファイバの分散の影響による劣化した信号光パルス波形を整形する機能を有する。また、信号とは無関係の直交位相をもった自然放出光を抑圧できるために、増幅前後で信号光のSN比を劣化させず同一に保つことが原理的に可能である。
位相感応型増幅器の実現方式は、非特許文献1に示されるような光ファイバなどの三次非線形光学媒質を用いた構成と、非特許文献2に示される二次非線形光学媒質を用いた構成とに大別できる。二次非線形光学媒質としては周期的に分極反転されたニオブ酸リチウム(PPLN)が知られており、PPLNを用いた構成の場合、光ファイバなどの三次非線形光学媒質を用いた構成に比べ、GAWBSやASEの混入がなく低ノイズな増幅が可能である。
PPLNにおいて高効率を得るには、導波路型のデバイスを形成することが有効であり、種々の導波路が研究開発されている。主にこれまでは、Ti拡散導波路やプロトン交換導波路と呼ばれる拡散型の導波路を用いて検討がなされてきた。
しかしながらこれらの導波路は、作製において結晶内に不純物を拡散することから、光損傷耐性や長期信頼性の観点において課題があった。拡散型の導波路では、高強度の光を導波路に入射するとフォトリフラクティブ効果による結晶の損傷が発生してしまうため、導波路に入力できる光の強度に制限があった。
近年、結晶のバルクの特性をそのまま利用できることから、高光損傷耐性、長期信頼性、デバイス設計が容易などの特徴を持つリッジ型の光導波路が研究開発されている。二枚の基板を接合して形成された光学素子の一方の基板を薄膜化した後、リッジ加工をすることにより、リッジ型の光導波路を形成することができる。この基板を接合する場合に、接着剤を用いずに、基板同士を強固に接合する技術として、直接接合技術が知られている。
接着剤等を用いずに基板同士を強固に接合することができる直接接合の技術は、高光損傷耐性、長期信頼性、デバイス設計の容易性等の特徴以外にも不純物の混入や接着剤等による光の吸収を回避できる点からも有望視されている。
図1は、非特許文献2等に開示されている二次非線形光学媒質として直接接合型の周期分極反転導波路を用いた位相感応光増幅器100の基本的な構成を示す図である。本構成では、光通信に用いられる微弱なレーザ光から非線形光学効果を得るのに十分なパワーを得るために、ファイバレーザ増幅器101を用いて基本波光を増幅する。増幅された基本波光を第1の二次非線形光学素子102に入射させて第二高調波を発生させる。第2の二次非線形光学素子103に、信号光と第二高調波とを入射して縮退パラメトリック増幅を行うことで、位相感応増幅を行う構成としている。二次非線形光学素子102、103は、周期的に分極反転されたニオブ酸リチウム(PPLN)から成る光導波路を備える。
この光増幅器は、位相感応光増幅部100における信号光と励起光の位相が一致すると入力信号光は増幅され、両者の位相が90度ずれた直交位相関係になると、入力信号光は減衰する特性を有する。この特性を利用して増幅利得が最大となるように励起光―信号光間の位相を一致させると、信号光と直交位相の自然放出光を発生させずに、つまりSN比を劣化させずに信号光を増幅することができる。
図1に示した方法では個別の位相変調器104、第2高調波発生用素子(第1の二次非線形光学素子)102、OPA素子(第2の二次非線形光学素子)103あるいは合分波器105、106といった種々の素子を光ファイバにより接続しているため、接続による損失により増幅光のSNRが低下する欠点があった。また複数の二次非線形光学素子が必要である、励起光源と信号光との2者間の位相関係を同期させる必要があるなど、必要な部品点数が多くなり、さらに全体の構成が複雑になってしまうという問題があった。
PPLNの導波路化にはバルクに比べて高い変換効率が得られること以外にも本来は、大きな利点がある。それは複数の機能を1チップに集積することで高機能なデバイスを実現可能なことである。そこで上記問題に対して、同一基板上に上記素子を集積する構成を採用することにより素子間の接続損失が原理的に無くなり、接続損失により劣化する増幅光のSNRが改善可能である。
PPLN導波路を用いて複数の非線形過程を起こし、位相感応増幅を行う方法としては非特許文献3に示されているようなPPLN導波路をタンデムに接続する形態が提案されている。非特許文献1においては、第2高調波発生用素子(第1の二次非線形光学素子)102と、縮退パラメトリック増幅のためのOPA素子(第2の二次非線形光学素子)103とが、光合分波器を介して直列に接続されることで、縮退パラメトリック増幅に成功している。
しかしながら、PPLNを直列(タンデム)に接続する構成では個別のPPLN長が短くなってしまうという問題があった。変換効率は長さの二乗に比例するため、集積度を上げていくと急激に変換効率が下がるという問題がある。
そこで図2に記載の位相感応光増幅器の従来技術1に示す構成が考えられる。図2の従来技術1の構成は反射型の構成をもつ光合分波器を利用することで、PPLN導波路を並列方向に集積することを可能にしている。この構成をとることで、タンデムにPPLNを接続する場合に比べて、限られたウェハ上でPPLN長を長くとることが可能になり、高効率な非線形過程により位相感応増幅を達成することが可能となる。
W. Imajuku, and A. Takada, "Gain characteristics of coherent optical amplifiers using a Mach-Zehnder interferometer," IEEE J. Quantum Electron., vol. 35, no. 11, pp. 1657-1665 (1999). T. Umeki, O. Tadanaga, A. Takada and M. Asobe, "Phase sensitive degenerate parametric amplification using directly-bonded PPLN ridge waveguides," Optics Express, 19, 6326-6332 (2011). Gregory Kanter, Prem Kumar, Rostislav Roussev, Jonathan Kurz, Krishnan Parameswaran, and Martin Fejer,"Squeezing in a LiNbO3 integrated optical waveguide circuit," Optics Express, Vol. 10, Issue 3, pp. 177-182 (2002)
しかしながらPPLN導波路はLNの結晶異方性のため、単一の偏波に対してのみ位相整合特性が合う、すなわち単一の偏波でのみ波長変換動作が可能となる。通常PPLN導波路内では最も高い非線形光学定数の利用できるTM偏光を用いる。PPLN導波路に入力する光の偏光状態が一定でない場合は波長変換特性が一定ではなくなるために位相感応増幅器として使用した場合の増幅特性も一定ではなくなる。
実際の光伝送では、光送信機からの光信号は、その偏波の向きが常に決まった方向を向いている。ところが、光ファイバに加わる温度変化等の外乱により、光ファイバを伝送した後の光信号は偏波の向きが一定していない。このような光信号を増幅する場合、光信号の偏波の向きに対して利得が変化するような光増幅器では、光増幅器より送り出される光信号の強度が時々刻々変化することになり、使用することができない。
偏波無依存化に向けた方法として、偏波分離素子で偏波を分離して両者をTM偏光に合わせ各々を位相感応増幅させた後に、合流させる偏波ダイバーシティ構成が考えられる。図2の集積型構成では2つの分離された偏波を同時に受けることはできないため、偏波無依存動作のためにはより複数のPPLN導波路が必要になる。このための単純な方法としては図2の集積素子を2つ用意し、偏波分離信号を増幅させる方法が考えられる。しかし二つの分離された信号を再び合波させるまでの光路長を正確に合わせる必要があるために、素子をバラックで組み合わせる方法よりも、同一基板上で複数信号を増幅できる形態を構成する方が望ましい。
本発明の目的は上記問題を鑑みて、集積型位相感応光増幅器において、入力偏波によらず出力が一定となるような偏波無依存型の集積化構成を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、二次非線形光学効果を用いた光混合によって信号光を増幅する位相感応型光増幅装置であって、前記信号光の偏波を分離・回転する分離・回転手段と、基本波光を増幅する光ファイバレーザ増幅器と、励起光を用いて前記信号光を増幅する二次非線形光学素子と、位相変調器と、前記信号光の位相と前記励起光の位相とを同期する同期手段とを備え、前記二次非線形光学素子は、同一基板上に、周期的に分極反転された二次非線形光学材料から成る、前記基本波光から前記励起光である第二高調波光を発生させるための光導波路と、前記基本波光と前記第二高調波光とから前記第二高調波光のみを分離する分波器と、前記信号光の入力に用いられる光導波路と、前記信号光と前記第二高調波光とを合波する合波器と、周期的に分極反転された二次非線形光学材料により構成される、前記励起光を用いて前記信号光のパラメトリック増幅を行うための光導波路とが集積されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の位相感応型光増幅装置であって、前記分波器は複数の入出力導波路と、前記第二高調波を反射し前記基本光波の反射を防止する光学膜がコーティングされた反射端面とを備え、前記分波器の光軸方向の長さは前記第2高調波が1:N(N≧1)に結像する長さの半分に調整され、前記合波器は複数の入出力導波路を備え、光軸方向の長さは前記第二高調波又は前記基本光波が1:1に結像する長さに調整されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の位相感応型光増幅装置であって、分離された前記信号光がそれぞれ伝搬する導波路は光路長が等しくなるように調整されており、分離された前記信号光をそれぞれパラメトリック増幅を行うために分離された前記第二高調波光がそれぞれ伝搬する導波路は光路長が等しくなるように調整されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の位相感応型光増幅装置であって、前記分波器及び前記合波器は、マルチモード干渉型光学素子または方向性結合器から構成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の位相感応型光増幅装置であって、前記信号光の偏波を分離・回転する分離・回転手段は、ファイバ系部品、空間光学系部品または導波路型のデバイスによって構成されることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の位相感応型光増幅装置であって、前記信号光の偏波を分離・回転する分離・回転手段は、前記二次非線形光学素子と同一基板上に集積されていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の位相感応型光増幅装置であって、前記信号光の偏波を分離・回転する分離・回転手段は、平面光波回路を用いた導波路型デバイスにおいて構成され、前記二次非線形光学素子と接続されていることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の位相感応型光増幅装置であって、前記非線形光学材料は、LiNbO3、KNbO3、LiTaO3、LiNb(x)Ta(1−x)O3(0≦x≦1)、KTiOPO4、または、それらにMg、Zn、Sc、Inからなる群から選ばれた少なくとも一種を添加物として含有していることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の位相感応型光増幅装置であって、前記非線形光学材料は、非線形光学効果を有する第一の基板と、第一の基板に比べ屈折率の小さい第二の基板とを熱処理による拡散接合によって直接貼り合わせることによって作製された薄膜基板であることを特徴とする。
本発明によると、非線形光学効果であるパラメトリック増幅効果を利用して信号光の特定の位相だけを増幅する位相感応型増幅器において、入力信号の偏光状態によらず増幅特性が一定となるような偏波ダイバーシティ構成に対応した集積化構成を提供することで、高品質な増幅特性を有する位相感応型増幅器を提供することができる。
従来のPPLN導波路を用いた位相感応増幅器の構成を示す図である。 従来のPPLN導波路を用いた集積型位相感応増幅器の構成を示す図である。 本発明の第一の実施形態にかかる偏波無依存型位相感応増幅器の構成を示す図である。 本発明の第一の実施形態にかかる二次非線形光学素子を作製する工程を示す図である。 本発明の第一の実施形態にかかる二次非線形光学素子の導波路を示す断面図である。 本発明の第一の実施形態にかかる二次非線形光学素子の集積素子の作製方法を示す斜視である。 本発明の第一の実施形態にかかる二次非線形光学素子の端面加工プロセスを示す図である。 本発明の第一の実施形態にかかる二次非線形光学素子の合分波器の特性を測る実験を示す図である。 本発明の第一の実施形態にかかる偏波無依存型位相感応増幅器における、入力信号光と励起光との間の位相差Δφと、利得との関係を示す図表である。 本発明の第一の実施形態にかかる偏波無依存型位相感応増幅器によって増幅された信号の時間波形を示す図である。 本発明の第二の実施形態にかかる偏波無依存型位相感応増幅器の構成を示す図である。 本発明の第三の実施形態にかかる偏波無依存型位相感応増幅器の構成を示す図である。 本発明の第四の実施形態にかかる偏波無依存型位相感応増幅器の構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
本発明の実施形態について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態にかかる集積型位相感応光増幅器(集積型PSA)300を示す図である。PSA300は、従来構成において問題であった入力偏波に依存した出力変動を防ぐための構成としたものである。
本構成においては、同一LN基板310上に第二高調波の発生を行う1つのPPLN導波路(311)と、縮退パラメトリック増幅を行う2つのPPLN導波路(312、313)と、合分波器として3つのマルチモード干渉型合分波器(MMI321、322、323)とを集積し、波長1.56μmの信号光を増幅する構成とする。
信号光350は、LN基板310入射前に偏波分離素子302によってTE偏光361、TM偏光371に分離され、TE偏光361側に対しては更に偏波回転素子303によりTM偏光362に変換される。これによりLN基板310上の導波路内は全てTM偏光が伝搬する。これらの光はLN基板310上の導波路から出力されたのちもともとTE偏光だった光363に対しては再び偏波回転素子304によりTE偏光364に戻され、その後偏波分離素子302を逆方向に用いた偏頗分離素子305によりこれら2つの出力光を1本のファイバに合成する。
また信号光の一部をカップラ301により分岐して信号光381とし、信号光と励起光の位相同期用位相変調器331を通じてEDFA332に入力し増幅した後、LN基板310のTM偏光入力側と反対側より入力し励起光に使用する(励起光382)。右端より入力した励起光382はMMI321に到達するまでにほぼ全て第2高調波発生用PPLN導波路311にて第2高調波成分に変換される(383)。
ここで集積した3つのMMIについて説明する。MMI322は光が入射及び出射する入出射端面及び反射端面を有する単一のマルチモード光導波路と、その反射端面に形成された反射膜324と、入出射端面内においてマルチモード光導波路の光軸を示す中心線A321上に接続された第1の入出力導波路311と、中心線から対称に軸ずれした位置で接続された第2、第3の入出力導波路316、317とを備える。MMI321も含めた素子の左端には第2高調波である波長0.78μmの光に対しては高い反射率(HR)、1.56μmの光に対しては無反射(AR)な特性を有する光学多層反射膜324を備えている。このようにマルチモード導波路の片側端面に誘電体多層膜等の反射膜324を用いることで、不要な1.56μmの光384をLN基板外に透過させ、入出力導波路から入射された0.78μmの光はマルチモード干渉を起こしながら干渉の途中で反射し折り返され、さらにマルチモード干渉を行いながらマルチモード光導波路内で周期的に結像を繰り返しながら集光する。この集光位置は入力位置、MMIの幅、長さ即ち反射位置に依存する。結像は1:Nへと分岐させる結像も可能であり、これらを最適化することにより第2高調波発生用PPLNで生成した0.78μmの光383を入出力導波路311から入射させ、低損失に第2、第3の入出力導波路316、317に1:1の割合で結像させることができる。
もう一方のMMI322、323はマルチモード干渉導波路と、入力側端面に光軸を示す中心線A321、A322から対称に軸ズレした位置に1.56μmのTM偏光の信号光362、371が入射してくる入力導波路314、315と、MMI321から接続されている入力導波路316、317と、出力側端面に入力導波路と同一軸上にDPA用PPLN導波路312、313へと結合する出力導波路とを備える。入出力位置、MMIの幅、MMI長を最適に設計することで波長1.56μmの信号光362または371と第2高調波発生用PPLN311により生成した0.78μmの励起光385を低損失にDPA用PPLN導波路312、313に結合することができる。
入出力導波路311よりMMI321に入射した第2高調波383はMMI321を介して1:1に分岐され(385)、MMI322及びMMI323を介して入力信号光362または371と合波されDPA用PPLN導波路312、313で信号光が増幅される。
偏波分離素子302で偏波分離された信号光の導波路314→MMI322→導波路312を伝搬する光と、導波路315→MMI323→導波路313を伝播する光路とは、両光路長が等長化されるように導波路が設計されている。またMMI321で分岐されたPump光385が、導波路316→MMI322→導波路312を伝播する光路と、導波路317→MMI323→導波路313を伝播する光路とについても、両光路長が等長化されるように導波路は設計されている。
(作製方法)
図4は、図3に示したPSA300の集積素子を作製する工程を示す図である。第1の実施形態においては、非線形光学媒質である第一の基板401は、ZカットZn添加LN基板である。第二の基板402としてZカットMg添加LN基板を用いる。なお、非線形光学媒質として、LNの他に、KNbO、LiTaO、LiNb(x)Ta(1-x)(0≦x≦1)、KTiOPO、または、それらにMg、Zn、Sc、Inからなる群から選ばれた少なくとも一種を添加物として含有している材料を用いることができる。
光導波路形成において第一の基板401にはあらかじめ1.5μm帯で位相整合条件が満たされるように、周期分極反転構造が作製されている。LiNbO結晶等における分極反転格子作製技術については多くの研究がなされ、いくつかの方法が開発されているが、そのうち良好な結果が再現性よく得られる電界印加法により周期分極反転構造を作製した。結晶表面上にリソグラフィにより周期レジストパターンを形成し、これを利用して周期的な電極(金属薄膜電極、液体電極等)を形成して電圧パルスを印加することで良好な周期分極反転構造を得ることができた。
第一の基板401と第二の基板402とは、熱膨張係数がほぼ一致している。また、第一の基板401の屈折率よりも第二の基板402の屈折率のほうが小さい。なお、第一及び第二の基板401、402は何れも、両面が光学研磨されてある3インチウェハである。第一の基板C1の厚さは300μm、第二の基板402の厚さは500μmである。
用意した第一及び第二の基板401、402の表面を、通常の酸洗浄あるいはアルカリ洗浄によって親水性にした後、これら二つの基板をマイクロパーティクルが極力存在しない清浄雰囲気中で重ね合わせる(第1の工程)。そして、重ね合わせた第一及び第二の基板401、402を電気炉に入れ、400℃で3時間熱処理することにより拡散接合を行う。接合された基板は、接合面にマイクロパーティクル等の挟み込みがなく、ボイドフリーであり、室温に戻したときにおいてもクラックなどは発生しない。
次に、研磨定盤の平坦度が管理された研磨装置を用いて、接着された基板の第一の基板401の厚さが20μmになるまで研磨加工を施す(第2の工程)。研磨加工の後に、ポリッシング加工を行うことにより、鏡面の研磨表面を得ることができる。基板の平行度(最大高さと最小高さとの差)を光学的な平行度測定機を用いて測定したところ、3インチウェハの周囲を除き、ほぼ全体にわたってサブミクロンの平行度が得られ、薄膜基板403を作製することができる。この薄膜基板403は、接着剤を用いず、第一の基板401と第二の基板402とを熱処理による拡散接合によって直接貼り合わせることにより作製したため、3インチウェハの全面積にわたって均一な組成、膜厚を有する。
その後、光導波路の作製手段としてはドライエッチングプロセスを用いて、導波路を作製する。薄膜基板403のうち、第一の基板401の表面に通常のフォトリソグラフィのプロセスによって導波路パターンを作製する。その後、ドライエッチング装置に基板をセットし、Arガスをエッチングガスとして薄膜基板403の第一の基板401の表面をエッチングすることによりリッジ型光導波路を作製する(後述の図9参照)。
図5は、図4に示す製造方法により作製された導波路を示す断面図である。高さ5μm、導波路幅およそ5μmのリッジ型光導波路501を、導波路の幅により位相整合の条件は変化するため第一の基板401の厚みよりも深くエッチング加工を施し、リッジ導波路の両脇の第一の基板材料を完全に取り除くことが望ましい。しかしながらこの場合、第二の基板402との接合面が極めて細くなるため、それに耐えうるだけの十分な接合強度を必要とする。本実施形態における直接接合法は、第一の基板401と第二の基板402が導波路の直下の面502のみで接合されているような構造においても剥離などが起きず、十分な接合強度を保つことができたため、図5に示されるようなリッジ導波路の両脇を第二の基板402まで完全に落とす構造を作製することができた。
図6は、第1の実施形態のPSA300の集積素子の作製方法を示す。図6(a)の底面基板601は、図4に示した方法により作製した、第一の基板401(ZカットZn添加LN基板)と第二の基板402(ZカットMg添加LN基板)とが接合された薄膜基板である。
第一の基板401の表面に通常のフォトリソグラフィのプロセスによって、集積素子のパターンを作製する。これらのパターンを3インチウェハである薄膜基板403に平行に複数個作製する。その後、ドライエッチング装置に基板をセットし、Arガスをエッチングガスとして薄膜基板403の第一の基板401の表面をエッチングすることにより、複数のモード干渉導波路を作製する(図6(b))。
これら集積素子ごとに薄膜基板403を短冊状に切り出し、MMI側の端面602と、PPLN導波路側端面603とを光学研磨することによって集積素子を切り出した(図6(c))。
次に、反射形態である集積素子作製のうち端面加工プロセスを説明する。図7はPSA300の集積素子の端面加工プロセスを示す図である。0.78μmの光を入力導波路701から入射し、出力導波路702から分岐比が1:1で出力されるモード干渉導波路の長さ方向でちょうど半分となる位置でモード干渉導波路方向に対し垂直に切り出し、端面加工を施す。端面加工を施した後、端面703に1.5μm帯の光に対しては反射防止(AR)、0.78μm帯の光に対しては反射(HR)となる光学積層膜をイオンアシスト型のスパッタリング装置を用いて光学膜705を蒸着した。1.5μm帯の光に対しては反射防止(AR)膜の特性を評価したところ、反射率は0.5%であった。一方で端面704側も加工を行い、1.5μm帯の光及び0.78μm帯の光に対して反射防止(AR)となるように光学積層膜706を形成した。
作製した集積素子を用いて、1.56μmの信号光をDPA用PPLN導波路へ結合させたときのMMI322、323(図3参照)の挿入損失と0.78μmの光をDPA用PPLN導波路へ結合させたときのMMI321及びMMI322、323(図3参照)トータルでの挿入損失を測定した。図8の第1の実施形態にかかる二次非線形光学素子の合分波器の特性を測る実験の構成を示す図を用いて説明する。
0.78μmの光851を導波路801に入射し、MMI804へと伝搬させる。また1.56μmの光852、853を導波路802、803に入射し、MMI805、806へと伝搬させた。MMI804の反射端面は0.78μmの光に対しては反射、1.56μmの光に対しては反射防止の光学膜811がコーティングされている。MMI803へ入射されると0.78μmの光はモード干渉導波路内をマルチモード干渉を行いながら伝搬し、反射膜810で反射された後に導波路809、810に結像される。
MMI804を折り返し、MMI809、810を通過後に出力された0.78μmの光において、反射膜811の反射率は99%と非常に高いため、折り返しによる光の損失はマルチモード干渉導波路を通過する際の損失が支配的であるが、MMIによる光過剰損失が非常に小さい損失であるため、トータルで2.0dBと非常に小さい損失で光の折り返しを行うことができた。また波長1.56μmの信号光に対してMMI809、810の挿入損失は0.8dBと非常に低損失であった。
第1の実施形態の位相感応型増幅器300においては、信号と位相の合った光のみを増幅するために、上述のように信号光と励起光の位相が一致、もしくはπラジアンだけずれている必要がある。本実施形態のように2次の非線形光学効果を用いる場合は、第二高調波に相当する波長である励起光の位相φ2ωsと、信号光の位相φωsとが以下の(式1)の関係を満たすことが必要となる。
Δφ=1/2φ2ωs−φωs=nπ(ただし、nは整数) (式1)
図9は、本発明の1実施形態にかかる偏波無依存型位相観桜増幅器における、入力信号光と励起光との間の位相差Δφと、利得との関係を示す図表である。図9の位相差と利得グラフは、従来の二次非線形光学効果を利用した位相感応光増幅器における、入力信号光‐励起光間の位相差Δφと、利得(dB)との関係を示すグラフである。Δφが−π、0、又はπのときに、利得が最大となっていることがわかる。
図9に示すような入力信号光と励起光との間の位相同期を達成するために、図3に示す構成では、光ファイバレーザ増幅器の前に、励起光の位相を一定周波数の小振幅のパイロット信号で変調するための位相変調器331を設けている。励起光の位相を微小に変調した状態でパラメトリック増幅された信号光を、分岐部306で分岐して光検出器(PD:フォトダイオード)333により受光・観測する。図9に示す利得が最大となる位相同期が取れている状態では、位相変調による利得の変動が最小になるのに対して、図9に示す位相差が大きくなるに従って、位相変調によって利得に変調を生じ、増幅された光にもパイロット信号と同じ周波数の変調成分を生じることになる。このような増幅光に現れる変調成分が最小になるように、PLL(Phase Lock Loop)334の技術を用いて、励起光の位相にフィードバックをかけることで、励起光と信号光との間の位相を同期させることができる。本実施形態ではPZTを用いた光ファイバの伸長器335にフィードバックを行うことにより、光ファイバ部品の伸び縮みや温度変動による位相の変動を抑制できるようにしている。
本実施形態において、データ信号用変調機としてLNマッハツェンダー変調機を用い、入力信号として10Gb/sのNRZ信号を入力した場合の増幅特性を評価した。
図10は、本実施形態による位相感応光増幅器によって増幅された信号の時間波形を示す図である。図10(a)に励起光が入射しないときの入射信号光の出力波形を、図10(b)にPLLにより励起光と信号光の位相が合うように設定したときの出力波形を、図10(c)にPLLにより励起光と信号光の位相が90度ずれるように設定したときの出力波形をそれぞれ示す。励起光の位相を信号光に合わせることにより、本実施形態では約11dBの利得を得ることができた。
本発明による集積化構成をとることで、信号光から分離されたTE、TM偏光をTM偏光に揃え、別々のPPLN導波路に入射させ、縮退パラメトリック増幅を起こすことができる。2偏波間で異なる2経路を伝播する信号光間の遅延も導波路を適切に設計することでμmオーダーの制度であわせることができ、2つのDPA用PPLN導波路へ入射する2つの分離されたPump光間の遅延も同様に合わせることができる。遅延の制御された導波路で増幅され出力された2つの信号光を再度TE、TM偏光に変換し、合波することで入力時と同じ変更状態に戻すことができる。集積素子における2つのDPA用PPLN導波路は、導波路構造が同一に設計されたものであり、位相整合特性も揃っているために、両導波路を通過する光の増幅特性も揃ったものとなっている。以上から、入力信号の偏光状態によらず、増幅特性の揃った位相感応増幅器を構成することができた。
なお、本実施形態において、パラメトリック増幅過程における信号光および励起光の波長関係は縮退パラメトリック過程を用いたが、波長が異なる場合すなわち非縮退パラメトリック過程においても同様に信号光を低雑音で増幅することが可能である。
また本実施形態において、偏波分離素子及び偏波回転素子は図3内でファイバ系で構成されているが、これらを空間光学系を用いて構成してもよい。
また本実施形態においては、周期的に分極反転された二次非線形光学材料としてZnを添加したニオブ酸リチウム(LiNbO)を用いたが、ニオブ酸リチウムに限定されるものではなく、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウムとタンタル酸リチウムの混晶(LiNb(x)Ta(1-x)(0≦x≦1))、ニオブ酸カリウム(KNbO)、チタニルリン酸カリウム(KTiOPO)等に代表される二次非線形光学材料であれば同様の効果が得られる。また二次非線形光学材料の添加物に関しても、Znに限定されるものではなく、Znの代わりにMg、Zn、Sc、In、Feを用いても良く、もしくは添加物を添加しなくてもよい。
(第2の実施形態)
図11は、本発明の第2の実施形態にかかる偏波無依存集積型位相感応増幅器1100の構成を示す図である。第2の実施形態は、第1の実施形態における偏波分離素子302、305及び偏波回転素子303、304を同一のLN基板1110上に集積した場合の集積素子構成を示すものである。
第1の実施形態においては偏波分離素子302、305及び偏波回転素子303、304を光学部品によって構成していたが、部品点数が多くなることと、光学部品による増幅器のサイズ増大等の問題があった。そこで本実施形態においては偏波分離素子及び偏波回転素子を同一LN基板1110上に集積する構成とした。
本実施形態の構成においては、同一LN基板1110上に第二高調波の発生を行う2つのPPLN導波路1111、1112と、縮退パラメトリック増幅を行う2つのPPLN導波路1113、1114と、合分波器として4つのMMI1121、1122、1123、1124とを集積し、波長1.56μmの信号光を増幅する構成とする。
信号光1150はLN基板1110入射後に偏波分離素子1125によってTE偏光1161、TM偏光1171に分離され、TE偏光1161は導波路1119、TM偏光1171は導波路1118を伝搬し、合波器であるMMI1124、1123に入射し、縮退パラメトリック増幅を行うPPLN導波路1114、1113へと結合する。導波路1114を伝搬するTE偏光側に対しては導波路1119に挿入された波長板1127によりTM偏光1162に変換される。これらの光は縮退パラメトリック増幅を行うPPLN導波路1113、1114を伝搬後、もともとTE偏光だった光に対しては再び波長板1128によりTE偏光に戻され、その後偏波分離素子1125を逆方向に用いた偏波結合素子1126によりこれら2つの出力光を合波する。その他のLN基板1110外の構成については第1の実施形態のPSA300の場合と同様である。
偏波分離素子1125は方向性結合器又はMMIを用いてTE、TM偏光間での結合長の差を利用した構成等で実現が可能である。偏波回転素子としては導波路中に薄膜型波長板を45°光学軸で挿入している。
信号光と第二高調波を合波するためのMMI1123、1124の動作は第1の実施形態におけるMMIの場合と同様である。MMI1121は光が入射及び出射する入出射端面及び反射端面を有する単一のマルチモード光導波路と、その反射端面に形成された反射膜1131と、入出射端面内においてマルチモード光導波路の光軸を示す中心線1121から対象に軸ずれした位置に接続された第1の入出力導波路1111と第2の入出力導波路1115とを備える。MMI1122も含めた素子の左端には第二高調波である波長0.78μmの光に対しては高い反射率(HR)、1.56μmの光に対しては無反射(AR)な特性を有する光学多層膜1131を備えている。このようにマルチモード導波路の片側端面に誘電体多層膜等の反射膜1131を用いることで、不要な1.56μmの光をLN基板1110外に透過させ、入出力導波路から入射された0.78μmの光はマルチモード干渉を起こしながら干渉の途中で反射し折り返され、さらにマルチモード干渉を行いながらマルチモード光導波路内で周期的に結像を繰り返しながら集光する。この集光位置は入力位置、MMIの幅、長さ即ち反射位置に依存する。これらを最適化することにより第2高調波発生用PPLNで生成した0.78μmの光を入出力導波路1111から入射させ、低損失に第2入出力導波路1115に結像させることができる。MMI1122もMMI1121と同様の動作をするように設計されている。
偏波分離素子1125で偏波分離された信号光の導波路1118→MMI1123→導波路1113を伝搬する光路と、導波路1119→MMI1124→導波路1114を伝搬する光路とは、両光路長が等長化されるように導波路が設計されている。またカップラ1103で2分岐されたPump光発生のための励起光1182が、導波路1111→MMI1121→導波路1115→MMI1123→導波路1113を伝搬する光路と、導波路1112→MMI1122→導波路1116→MMI1124→導波路1114とを伝搬する光路とについても、両光路長が等長化されるように導波路は設計されている。
図11に示される集積素子の作製方法は第1の実施形態と同様である。基板の端面も端面加工を施した後、信号光入射側端面に1.5μm帯の光に対しては反射防止(AR)、0.78μm帯の光に対しては反射(HR)となる光学積層膜1131を形成し、信号光の出力側端面には1.5μm帯の光及び0.78μm帯の光に対して反射防止(AR)となるような光学積層膜1132を形成した。
本実施形態において励起光の位相を信号光に合わせ位相感応型増幅を行ったところ、入力信号の偏光状態によらず約8dBの利得を得ることができた。
なお、本実施形態において、パラメトリック増幅過程における信号光および励起光の波長関係は縮退パラメトリック過程を用いたが、波長が異なる場合すなわち非縮退パラメトリック過程においても同様に信号光を低雑音で増幅することが可能である。
また本実施形態においては、周期的に分極反転された二次非線形光学材料としてZnを添加したニオブ酸リチウム(LiNbO)を用いたが、ニオブ酸リチウムに限定されるものではなく、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウムとタンタル酸リチウムの混晶(LiNb(x)Ta(1−x)(0≦x≦1))、ニオブ酸カリウム(KNbO)、チタニルリン酸カリウム(KTiOPO)等に代表される二次非線形光学材料であれば同様の効果が得られる。また二次非線形光学材料の添加物に関しても、Znに限定されるものではなく、Znの代わりにMg、Zn、Sc、In、Feを用いても良く、もしくは添加物を添加しなくてもよい。
(第3の実施形態)
図12は、本発明の第3の実施形態にかかる偏波無依存集積型位相感応増幅器1200の構成を示す図である。本実施形態は、第1の実施形態における偏波分離素子302、304及び偏波回転素子303、304をPLC(平面光波回路)1230、1235上に集積し、位相感応増幅を行うLN基板1210と接合した場合の集積素子構成を示すものである。
第2の実施形態においては偏波分離素子及び偏波回転素子を同一LN基板上に構成していたが、偏波分離素子1125、1126及び偏波回転素子1127、1128を形成することで限られたLN基板1110のスペースを圧迫してしまい、非線形光学効果を起こすためのPPLN導波路長が短くなってしまうために非線形光学効果の効率が劣化してしまうという問題があった。そこで本実施形態においては偏波分離素子及び偏波回転素子を加工技術の確立されているPLC(平面光波回路)1230、1235上で構成しLN基板1210と接合する構成とした。
本構成においては同一LN基板1210上に第二高調波の発生を行う2つのPPLN導波路1211、1212と、縮退パラメトリック増幅を行う2つのPPLN導波路1213、1214と、合分波器として4つのMMI1221、1222、1223、1224とを集積し、波長1.56μmの信号光1250を増幅する構成とする。
信号光1250は入力側PLC1230入射後に偏波分離素子1231によってTE偏光1261、TM偏光1271に分離され、TE偏光1261は導波路1233、TM偏光1271は導波路1234を伝搬し、LN基板1210上の導波路1217、1218へと結合され、合波器であるMMI1223、1224に入射し、縮退パラメトリック増幅を行うPPLN導波路1213、1214へと結合する。PLC導波路1233を伝搬するTE偏光側に対しては導波路1233に挿入された偏波回転素子1232によりTM偏光に変換される。これらの光は縮退パラメトリック増幅を行うPPLN導波路1213、1214を伝搬後、PLC導波路1238、1239に結合し、導波路1238を伝搬する光に対しては再び偏波回転素子1237によりTE偏光に戻され、その後偏波分離素子1235を逆方向に用いた偏波分離素子1236においてこれら2つの出力光を合波する。その他のPLC1230、1235及びLN基板1210外の構成については第1及び第2の実施形態の場合と同様である。
偏波分離素子1231は方向性結合器又はMMIを用いてTE、TM偏光間での結合長の差を利用した構成等で実現が可能である。偏波回転素子としては導波路中に薄膜型波長板を45°光学軸で挿入している。
LN基板上における分波器及び合波器であるMMI1221、1222、1223、1224の構成は第2の実施形態における場合と同様である。
PLC1230で偏波分離された信号光の、導波路1233→導波路1217→MMI1223→導波路1213→導波路1238を伝搬する光路と、導波路1234→導波路1218→MMI1224→導波路1214→導波路1239を伝搬する光路とは、両光路長が等長化されるように導波路が設計されている。またカップラ1203で2分岐されたPump光発生のための励起光1282が導波路1246→導波路1211→MMI1221→導波路1215→MMI1223→導波路1213→導波路1238を伝播する光路と、導波路1247→導波路1212→MMI1222→導波路1216→MMI1224→導波路1214→導波路1239を伝搬する光路とについても、両光路長が等長化されるように導波路は設計されている。
図12に示されるLN基板の集積素子の作製方法は第1の実施形態と同様である。LN基板の端面は端面加工を施した後、信号光入射側端面に1.5μm帯の光に対しては反射防止(AR)、0.78μm帯の光に対しては反射(HR)となる光学積層膜1225を形成し、信号光の出力側端面には1.5μm帯の光及び0.78μm帯の光に対して反射防止(AR)となるような光学積層膜1226を形成した。その後、偏波分離素子1231、偏波回転素子1232及び導波路1233、1234の集積されたPLC1230と、偏波分離素子1236、偏波回転素子1237及び導波路1238、1239の集積されたPLC1235を、作製されたLN基板1210と接着材等により接続する。
本実施形態において励起光の位相を信号光に合わせ位相感応型増幅を行ったところ、入力信号の偏光状態によらず約11dBの利得を得ることができた。
なお、本実施形態において、パラメトリック増幅過程における信号光および励起光の波長関係は縮退パラメトリック過程を用いたが、波長が異なる場合すなわち非縮退パラメトリック過程においても同様に信号光を低雑音で増幅することが可能である。
また本実施形態においては、周期的に分極反転された二次非線形光学材料としてZnを添加したニオブ酸リチウム(LiNbO)を用いたが、ニオブ酸リチウムに限定されるものではなく、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウムとタンタル酸リチウムの混晶(LiNb(x)Ta(1-x)(0≦x≦1))、ニオブ酸カリウム(KNbO)、チタニルリン酸カリウム(KTiOPO)等に代表される二次非線形光学材料であれば同様の効果が得られる。また二次非線形光学材料の添加物に関しても、Znをに限定されるものではなく、Znの代わりにMg、Zn、Sc、In、Feを用いても良く、もしくは添加物を添加しなくてもよい。
(第4の実施形態)
図13は、本発明の第4の実施形態にかかる偏波無依存集積型位相感応増幅器1300の構成を示す図である。本実施形態は、第1の実施形態における偏波分離素子302、304及び偏波回転素子303、304をPLC1330、1335上に集積し、位相感応増幅を行うLN基板1310と接合した場合の集積素子構成を示すものである。
第1の実施形態においては信号光のTE、TM偏光を分離し合波するまでの1部分にファイバ系又は空間系が含まれており、第2および第3の実施例においてはPump光を発生させるための励起光を分離後の一部分にファイバ系が含まれている。これらの部分は信号光増幅の偏波無依存動作、位相感応動作を実現する上で光路の等長化が必要である。しかしながらファイバ系の場合、ファイバ伸縮や振動による動作不安定の問題があり、空間系の場合光学系の等長化実装が非常に困難という問題がある。そこで本実施形態においては等長化を必要とする部分をすべて導波路上で形成することで、μmオーダーでの光路間の長さの精度を確保する構成とした。
本構成においては同一LN基板1310上に第2高調波の発生を行うPPLN導波路1311と、縮退パラメトリック増幅を行う2つのPPLN導波路1312、1313と、合波器として3つのMMI1321、1322、1323とを集積し、波長1.56μmの信号光1350を増幅する構成とする。
信号光1350は入力側PLC1330入射後に偏波分離素子1331によってTE偏光1361、TM偏光1371に分離される。TE偏光1361は導波路1333を伝播しLN基板1310上の導波路1317へと結合され、合波器であるMMI1322に入射し、縮退パラメトリック増幅を行うPPLN導波路1312へと結合する。TM偏光1371は導波路1334を伝搬し、LN基板1310上の導波路1318へと結合され、合波器であるMMI1323に入射し、縮退パラメトリック増幅を行うPPLN導波路1313へと結合する。PLC導波路を伝搬するTE偏光側に対しては導波路1333に挿入された偏波回転素子1332によりTM偏光1362に変換される。これらの光は縮退パラメトリック増幅を行うPPLN導波路1312、1313を伝搬後、PLC導波路1338、1339に結合し、導波路1338を伝搬する光に対しては再び偏波回転素子1337によりTM偏光に戻され、その後偏波分離素子1336を逆方向に用いてこれら2つの出力光を合波する。その他のPLC基板1330、1335及びLN基板1310外の構成については第1、第2及び第3の実施形態の場合と同様である。
偏波分離素子1331は方向性結合器又はMMIを用いてTE、TM偏光間での結合長の差を利用した構成等で実現が可能である。偏波回転素子としては導波路中に薄膜型波長板を45°光学軸で挿入している。
LN基板上における分波器及び合波器であるMMI1321、1323の構成は第2の実施形態における場合と同様である。MMI1322は入出力導波路1315から入射された0.78μmの光を入出力導波路1316、1319に1:1で結像させ、入出力導波路1317から入射された1.56μmの光を入出力導波路1316に結像させるように設計されている。
PLCで偏波分離された信号光の、導波路1333→導波路1317→MMI1322→導波路1312→導波路1338を伝搬する光路と、導波路1334→導波路1318→MMI1323→導波路1313→導波路1339を伝搬する光路とは、両光路長が等長化されるように導波路が設計されている。またMMI1322で2分岐されたPump光が1316→1312を伝搬する光路と1319→MMI1323→1313を伝搬する光路についても、両光路長が等長化されるように導波路は設計されている。
図13に示されるLN基板の集積素子の作製方法は第1の実施形態と同様である。LN基板1310の端面は端面加工を施した後、信号光入射側端面に1.5μm対の光に対しては反射防止(AR)、0.78μm帯の光に対しては反射(HR)となる光学積層膜1325を形成し、信号光の出力側端面には1.5μm帯の光及び0.78μm帯の光に対して反射防止(AR)となるような光学積層幕1326を形成した。その後、偏波分離素子1331、偏波回転素子1332及び導波路1333、1334の集積されたPLC1330と、偏波分離素子1336、偏波回転素子1337及び導波路1338、1339の集積されたPLC1335とを作成されたLN基盤1310と接着剤等により接続する。
本実施形態において励起光の位相を信号光に合わせ位相感応型増幅を行ったところ、入力信号の偏光状態によらず約11dBの利得を得ることができた。
なお、本実施形態において、パラメトリック増幅過程における信号光および励起光の波長関係は縮退パラメトリック過程を用いたが、波長が異なる場合すなわち非縮退パラメトリック過程においても同様に信号光を低雑音で増幅することが可能である。
また本実施形態においては、周期的に分極反転された二次非線形光学材料としてZnを添加したニオブ酸リチウム(LiNbO)を用いたが、ニオブ酸リチウムに限定されるものではなく、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウムとタンタル酸リチウムの結晶(LiNb(x)Ta(1-x)Os(0≦x≦1))、ニオブ酸カリウム(KNbO)、チタニルリン酸カリウム(KTiOPO4)等に代表される二次非線形光学材料であれば同様の効果が得られる。また二次非線形光学材料の添加物に関しても、Znに限定されるものではなく、Znの代わりにMg、Zn、Sc、In、Fe、を用いてもよく、もしくは添加物を添付しなくてもよい。
100 位相感応光増幅器
101、332 EDFA
102、103 2次非線形光学素子
300、1100、1200、1300 集積型位相感応光増幅器
301、306、1101、1102、1103、1201、1202、1203 光カップラ
302、305、1125、1126、1231、1236、1331、1336 偏波分離素子
303、304、1127、1128、1232、1237、1332、1337 偏波回転素子
310、1110、1210、1310 LN基板
311、312、313、701、702、703、801、802、803、1111、1112、1113、1114、1211、1212、1213、1214、1331、1332、1333 PPLN導波路
314、315、316、317、807、808、809、810、1115、1116、1117、1118、1119、1215、1216、1217、1218、1233、1234、1238、1239、1246、1247、1315、1316、1317、1318、1319 導波路
321、322、323、804、805、806、1121、1122、1123、1124、1221、1222、1223、1224、1321、1322、1333 MMI
324、705、1131、1225、1325 1.56AR/0.78HR光学多層膜
325、706、1132、1226、1326 1.56AR/0.78AR光学多層膜
331、1141、1241、1341 位相変調器
333、1143、1243、1343 光検出器
334、1144、1244、1344 PLL
335、1145、1245、1345 光ファイバ伸長器
350、1150、1250、1350 1.56μm光信号
1251、1351 出力光
361、364、1161、1261、1361 TE偏光
362、363、371、372、852、853、1162、1171、1262、1271、1362、1371、 TM偏光
381、1181、1281、1381 分岐光
382、851、1182、1183、1282、1283、1382、1383 励起光
383、385、1184、1185、1284、1384 第2高長波
384 1.56μm光
401 第1の基板
402 第2の基板
403、601 薄膜基板
501 リッジ型光導波路
502 導波路直下の面
602 MMI側の端面
603 PPLN導波路側端面
703、704 端面加工位置
1330、1335 PLC

Claims (9)

  1. 二次非線形光学効果を用いた光混合によって信号光を増幅する位相感応型光増幅装置であって、
    前記信号光の偏波を分離・回転する分離・回転手段と、
    基本波光を増幅する光ファイバレーザ増幅器と、
    励起光を用いて前記信号光を増幅する二次非線形光学素子と、
    位相変調器と、
    前記信号光の位相と前記励起光の位相とを同期する同期手段とを備え、
    前記二次非線形光学素子は、同一基板上に、
    周期的に分極反転された二次非線形光学材料から成る、前記基本波光から前記励起光である第二高調波光を発生させるための光導波路と、
    前記基本波光と前記第二高調波光とから前記第二高調波光のみを分離する分波器と、
    前記信号光の入力に用いられる光導波路と、
    前記信号光と前記第二高調波光とを合波する合波器と、
    周期的に分極反転された二次非線形光学材料により構成される、前記励起光を用いて前記信号光のパラメトリック増幅を行うための光導波路とが集積されている
    ことを特徴とする位相感応型光増幅装置。
  2. 前記分波器は複数の入出力導波路と、前記第二高調波を反射し前記基本光波の反射を防止する光学膜がコーティングされた反射端面とを備え、前記分波器の光軸方向の長さは前記第二高調波が1:N(N≧1)に結像する長さの半分に調整され、
    前記合波器は複数の入出力導波路を備え、光軸方向の長さは前記第二高調波又は前記基本光波が1:1に結像する長さに調整されることを特徴とする請求項1に記載の位相感応型光増幅器。
  3. 分離された前記信号光がそれぞれ伝搬する導波路は光路長が等しくなるように調整されており、
    分離された前記信号光をそれぞれパラメトリック増幅を行うために分離された前記第二高調波光がそれぞれ伝搬する導波路は光路長が等しくなるように調整されていることを特徴とする請求項1または2に記載の位相感応型光増幅器。
  4. 前記分波器及び前記合波器は、マルチモード干渉型光学素子または方向性結合器から構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の位相感応型光増幅装置。
  5. 前記信号光の偏波を分離・回転する分離・回転手段は、ファイバ系部品、空間光学系部品または導波路型のデバイスによって構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の位相感応型光増幅装置。
  6. 前記信号光の偏波を分離・回転する分離・回転手段は、前記二次非線形光学素子と同一基板上に集積されている請求項5に記載の位相感応型光増幅装置。
  7. 前記信号光の偏波を分離・回転する分離・回転手段は、平面光波回路を用いた導波路型デバイスにおいて構成され、前記二次非線形光学素子と接続されていることを特徴とする請求項5に記載の位相感応型光増幅装置。
  8. 前記非線形光学材料は、LiNbO3、KNbO3、LiTaO3、LiNb(x)Ta(1−x)O3(0≦x≦1)、KTiOPO4、または、それらにMg、Zn、Sc、Inからなる群から選ばれた少なくとも一種を添加物として含有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の位相感応型光増幅装置。
  9. 前記非線形光学材料は、非線形光学効果を有する第一の基板と、第一の基板に比べ屈折率の小さい第二の基板とを熱処理による拡散接合によって直接貼り合わせることによって作製された薄膜基板であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の位相感応型光増幅装置。
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