JP6115189B2 - 量子もつれ光子対発生装置 - Google Patents

量子もつれ光子対発生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6115189B2
JP6115189B2 JP2013042741A JP2013042741A JP6115189B2 JP 6115189 B2 JP6115189 B2 JP 6115189B2 JP 2013042741 A JP2013042741 A JP 2013042741A JP 2013042741 A JP2013042741 A JP 2013042741A JP 6115189 B2 JP6115189 B2 JP 6115189B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photon
optical
frequency
photon pair
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013042741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014170169A (ja
Inventor
慎 荒平
慎 荒平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2013042741A priority Critical patent/JP6115189B2/ja
Publication of JP2014170169A publication Critical patent/JP2014170169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6115189B2 publication Critical patent/JP6115189B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Description

この発明は、量子もつれ光子対を発生する量子もつれ光子対発生装置に関する。
量子もつれ光子対を発生する量子もつれ光子対発生装置は、量子暗号や量子コンピュータなど、量子情報通信技術を実現するための重要な構成要素となっている。量子もつれ光子対発生装置の実現を目的として、従来、様々な技術が研究されている。様々な技術の中で、非線形光学媒体中でのパラメトリック蛍光を用いる技術が最も実用性に優れている。
パラメトリック蛍光は、非線形光学媒体に1個ないし複数個の励起光子が入力されると、シグナル光子及びアイドラー光子と呼ばれる光子対が一対発生する非線形光学現象である。ここで、励起光子、シグナル光子及びアイドラー光子は、エネルギー保存則に相当する相関関係や偏波についての相関関係がある。
これらの相関関係を利用することにより、量子もつれ光子対を生成することができる。例えば、非特許文献1には、シグナル光子及びアイドラー光子の光子対間に偏波相関がある偏波量子もつれ光子対を発生する量子もつれ光子対発生装置が開示されている。ここでは、非線形光学媒体として、周期的変調構造を作りつけたLiNbO結晶(PPLN結晶:Periodically Poled Lithium Niobate)を用いたサニャック干渉計型の光干渉計を構成することで、偏波量子もつれ光子対を発生させている。
H.C.Lim、 A.Yoshizawa、 H.Tsuchida and K.Kikuchi、"Stable source of high quality telecom−band polarization−entangled photon−pairs based on a single, pulse−pumped, short PPLN waveguide"、 Optics Express. Vol.16,No.17,pp.12460−12468 (2008)
パラメトリック蛍光を利用して量子もつれ光子対を発生させる場合、パラメトリック蛍光現象を生じさせるために励起光子の光源が必要である。例えば、非特許文献1に開示されている量子もつれ光子対発生装置では、励起光子の光源(以下、励起光源と称する。)は、非線形光学媒体を含む光干渉計など量子もつれ対を発生する光学系とは別個に用意されている。
このため、励起光源と光干渉計とを有する量子もつれ光子対発生装置は、全体として大型で高コストとなる。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、励起光源と光干渉計が一体化された、より小型で低コストの量子もつれ光子対発生装置を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の量子もつれ光子対発生装置は、レーザ共振器と、偏波面変換器と、偏光ビームスプリッタと、WDM(Wavelength Division Multiplexer/Demultiplexer)フィルタとを備えて構成される。レーザ共振器は、光周波数ωpを含む周波数帯域で光学利得を有し、光周波数ωpの励起光子を生成する光増幅器、非線形光学効果により、励起光子から光周波数ωsのシグナル光子及び光周波数ωiのアイドラー光子の光子対を生成する非線形光学媒体、及び、励起光子の伝播方向に非線形光学媒体を挟む位置に設けられ、シグナル光子及びアイドラー光子を取り出す第1及び第2の光子対取出部を備えている。偏波面変換器は、第1の光子対取出部から取り出されたシグナル光子及びアイドラー光子の偏光方向を90度回転させる。偏光ビームスプリッタは、偏波面変換器からの出力光と、第2の光子対取出部からの出力光とを偏光合成する。WDMフィルタは、偏光ビームスプリッタからの出力光をシグナル光子の波長成分と、アイドラー光子の波長成分とに空間分離する。
この発明の量子もつれ光子対発生装置によれば、非線形光学媒体が、レーザ共振器の内部に設けられている。すなわち、励起光子の光源(以下、励起光源と称する。)と、非線形光学媒体を含む光干渉計など量子もつれ対を発生する光学系が一体化されている。このため、量子もつれ光子対発生装置のより小型で低コスト化が図られる。
第1のもつれ光子対発生装置の概略構成図である。 第1のもつれ光子対発生装置に用いられる波長分離フィルタの特性を示す模式図である。 第1のもつれ光子対発生装置に用いられる光バンドパスフィルタの特性を示す模式図である。 第1のもつれ光子対発生装置の第1の変形例の概略構成図である。 第1のもつれ光子対発生装置の第2の変形例の概略構成図である。 第2のもつれ光子対発生装置の概略構成図である。 第2のもつれ光子対発生装置に用いられる波長分離フィルタの特性を示す模式図である。 第2のもつれ光子対発生装置の変形例の概略構成図である。 レーザ共振器の概略構成図である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(第1のもつれ光子対発生装置)
図1を参照して、この発明に係る量子もつれ光子対発生装置の第1の実施形態(以下、第1のもつれ光子対発生装置とも称する。)について説明する。図1は、第1のもつれ光子対発生装置の概略構成図である。
第1のもつれ光子対発生装置10は、レーザ共振器20と光子対出力部80を備えて構成される。
レーザ共振器20は、光増幅器30、非線形光学媒体40、第1及び第2の光子対取出部、狭帯域の光バンドパスフィルタ64、並びに、光遅延回路66を備えていて、ループ型共振器として構成されている。このレーザ共振器20は、光周波数ωpでレーザ発振する。また、光子対出力部80は、偏波面変換器82と、偏光ビームスプリッタ84と、光ローパスフィルタ86と、WDM(Wavelength Division Multiplexer/Demultiplexer)フィルタ88とを備えて構成される。
光増幅器30の一方の端面30aは、第1の光経路60により、非線形光学媒体40の一方の端面40aに、光学結合されている。また、光増幅器30の他方の端面30bは、第2の光経路61により、非線形光学媒体40の他方の端面40bに、光学結合されている。
第1の光経路60には、狭帯域の光バンドパスフィルタ64及び第1の光子対取出部として第1の波長分離フィルタ50が設けられている。第1の波長分離フィルタ50は第1〜3の入出力端50a〜50cを備えている。第1の波長分離フィルタ50の第1の入出力端50aは、非線形光学媒体40の一方の端面40aに接続されている。また、第1の波長分離フィルタ50の第2の入出力端50bは、狭帯域の光バンドパスフィルタ64を経て、光増幅器30の一方の端面30aに接続されている。第1の波長分離フィルタ50の第3の入出力端50cは、光子対出力部80の偏波面変換器82に接続されている。
第2の光経路61には、光遅延回路66及び第2の光子対取出部として第2の波長分離フィルタ51が設けられている。第2の波長分離フィルタ51は第1〜3の入出力端51a〜51cを備えている。第2の波長分離フィルタ51の第1の入出力端51aは、非線形光学媒体40の他方の端面40bに接続されている。また、第2の波長分離フィルタ51の第2の入出力端51bは、光遅延回路66を経て、光増幅器30の他方の端面30bに接続されている。第2の波長分離フィルタ51の第3の入出力端51cは、光子対出力部80の偏光ビームスプリッタ84に接続されている。
偏光ビームスプリッタ84は、第1〜3の入出力端84a〜84cを備えている。偏光ビームスプリッタ84の第1の入出力端84aは、第2の波長分離フィルタ51の第3の入出力端51cに接続されている。また、偏光ビームスプリッタ84の第2の入出力端84bは、偏波面変換器82を経て、第1の波長分離フィルタ50の第3の入出力端50cに接続されている。偏光ビームスプリッタ84の第3の入出力端84cは、光ローパスフィルタ86を経て、WDMフィルタ88に接続されている。
光増幅器30は、光周波数ωpを含む、光周波数ωp近傍の周波数帯域で光学利得を有し、光周波数ωpの励起光子を生成する。光増幅器30として、半導体光増幅器や、エルビウム添加光ファイバ導波路等の光導波路タイプの増幅器など、任意好適な従来周知の光増幅器を用いるとことができる。ここでは、光増幅器30として半導体光増幅器を用いる例を説明する。この場合、光増幅器30に電流注入することにより、光学利得を生じさせるための駆動電源34が設けられている。光増幅器が光導波路タイプの増幅器の場合、駆動電源34に換えて、励起光子を生成する光源が用いられる場合もある。
また、光増幅器30の両端面30a及び30bは、反射戻り光による動作不安定性を避けるために無反射コーティングされていることが望ましい。
ここでは、レーザ発振の発振偏光方向がV偏光であると仮定する。このレーザ発振光は、レーザ共振器を時計回り及び反時計回りの両方向で伝播する。
非線形光学媒体40は、非線形光学効果により、励起光子から、光周波数ωsのシグナル光子及び光周波数ωiのアイドラー光子の光子対を生成する。非線形光学媒体40として、例えば、周期的変調構造を作りつけたLiNbO結晶(PPLN結晶)を用いることができる。ここでは、LiNbO結晶のd33成分を利用する。レーザ発振の発振偏光方向がV偏光である場合、c軸方向がV偏光方向と合致するようにLiNbO結晶を配置する。
この例では、非線形光学媒体40は、非線形光学効果として、自然パラメトリック下方変換を生じさせるように、周期分極反転の周期が設定される。非線形光学媒体は、励起光子に対する自然パラメトリック下方変換光として、シグナル光子及びアイドラー光子を生成する。このとき、励起光子、シグナル光子及びアイドラー光子の光周波数ωp、ωs及びωiは、ωp=ωs+ωiの関係式を満たす。また、励起光子、シグナル光子及びアイドラー光子の光波長λp、λs及びλiは、1/λp=1/λs+1/λiの関係式を満たす。量子もつれ光子対の波長帯として、1.5μm帯を所望する場合は、励起光子の波長帯として、0.75μmを用いればよい。
また、非線形光学媒体40の両端面40a及び40bは、反射戻り光による動作不安定性を避けるために無反射コーティングされていることが望ましい。
第1及び第2の波長分離フィルタ50及び51は、励起光子の伝播方向に、非線形光学媒体40を挟む位置に設けられている。第1及び第2の波長分離フィルタ50及び51は、シグナル光子及びアイドラー光子をレーザ共振器20から取り出す。また、第1及び第2の波長分離フィルタ50及び51は、光周波数ωpの励起光子を、レーザ共振器内に伝播させてレーザ発振を生じさせる。
このため、第1及び第2の波長分離フィルタ50及び51が、シグナル光子の光周波数ωs及びアイドラー光子の光周波数ωiと、励起光子の光周波数ωpの間の境界周波数ωx未満の周波数を有する低周波成分の光子をレーザ共振器20から取り出し、境界周波数ωx以上の周波数を有する高周波成分の光子をそのままレーザ共振器20内に伝播させるのが良い。
図2を参照して、波長分離フィルタの入出力特性を説明する。図2は、波長分離フィルタの入出力特性を示す模式図である。図2は横軸に光周波数を取って示し、縦軸に透過率をいずれも任意単位で取って示している。図2中、実線Iは、第1の入出力端に入力された光に対し、第2の入出力端から出力される透過率を示し、点線IIは、第1の入出力端に入力された光に対し、第3の入出力端から出力される透過率を示している。
これらの特性を示す、第1及び第2の光子対取出部を構成する波長分離フィルタは、市販の光ハイパスフィルタ又は光ローパスフィルタを利用して実現できる。
非線形光学媒体40の一方の端面40aから時計回りの方向に出力される光は、第1の波長分離フィルタ50の第1の入出力端50aに入力される。第1の入出力端50aから入力された光のうち、境界周波数ωx以上の周波数を有する高周波成分は、第2の入出力端50bから出力され、ループ共振器を時計回りに伝播する。一方、境界周波数ωx未満の周波数を有する低周波成分は、第3の入出力端50cからレーザ共振器20の外部に取り出される。第3の入出力端50cから取り出された低周波成分の光は、光子対出力部80の偏波面変換器82に送られる。
一方、光増幅器30の一方の端面30aから出力されて、反時計回りに伝播する光は、第2の入出力端50bから第1の波長分離フィルタ50に入力される。この第2の入出力端50bから入力された境界周波数ωx以上の周波数を有する高周波成分は、第1の入出力端50aから出力されて、非線形光学媒体40に送られる。
また、非線形光学媒体40の他方の端面40bから反時計回りの方向に出力される光は、第2の波長分離フィルタ51の第1の入出力端51aに入力される。第1の入出力端51aから入力された光のうち、境界周波数ωx以上の周波数を有する高周波成分は、第2の入出力端51bから出力され、ループ共振器を反時計回りに伝播する。一方、境界周波数ωx未満の周波数を有する低周波成分は、第3の入出力端51cからレーザ共振器20の外部に取り出される。第3の入出力端51cから取り出された低周波成分の光は、光子対出力部80の偏光ビームスプリッタ84に送られる。
一方、光増幅器30の他方の端面30bから出力されて、時計回りに伝播する光は、第2の入出力端51bから第2の波長分離フィルタ51に入力される。この第2の入出力端51bから入力された境界周波数ωx以上の周波数を有する高周波成分は、第1の入出力端51aから出力されて、非線形光学媒体40に送られる。
ここで、レーザ共振器20には、狭帯域の光バンドパスフィルタ64が設けられているのが良い。
図3を参照して、狭帯域の光バンドパスフィルタの入出力特性を説明する。図3は、狭帯域の光バンドパスフィルタの入出力特性を示す模式図である。図3は横軸に光周波数を取って示し、縦軸に透過率をいずれも任意単位で取って示している。
狭帯域の光バンドパスフィルタ64は、レーザ共振器の発振周波数を光周波数ωpに限定するために用いられる。これにより、位相整合のとれない光周波数でのレーザ発振を抑制できるため、量子もつれ光子対の生成効率を増加させることができる。
また、ωp=ωs+ωiの関係式を満たす組合せ以外の、光子対発生を抑制することができる。すなわち、励起光子の光周波数が一つに限定されれば、シグナル光子の光周波数ωsに対応するアイドラー光子の光周波数ωiも一つに限定される。このため、光子相関の相関度を上げることができる。
また、レーザ共振器20には、光遅延回路66が設けられているのが良い。光遅延回路66は、レーザ共振器長の調整と、非線形光学媒体40に左右両方向から入力される励起光子の位相差の調整とに用いられる。レーザ共振器長の調整により、レーザ発振の光周波数が、励起光子の光周波数ωpに調整される。また、位相差の調整により量子もつれのもつれ具合を最大化できる。
上述したように、第1のもつれ光子対生成装置10では、レーザ共振器20は、ループ型共振器を時計回りに伝搬するシグナル光及びアイドラー光を第1の波長分離フィルタ50から取り出し、反時計回りに伝播するシグナル光及びアイドラー光を第2の波長分離フィルタ51から取り出す。
第1の波長分離フィルタ50から取り出された光子対は、偏波面変換器82を経て、偏光ビームスプリッタ84に送られる。また、第2の波長分離フィルタ51から取り出された光子対は、そのまま、偏光ビームスプリッタ84に送られる。
偏波面変換器82は、第1の波長分離フィルタ50から取り出されたシグナル光子及びアイドラー光子の偏光方向を90度回転させる。ここで、シグナル光子及びアイドラー光子がV偏光である場合、偏波面変換器82で、H偏光に変換される。
偏波面変換器82としては、例えば、偏波面保持光ファイバをその中間箇所で90度光学軸を変換して融着接続したものを利用できる。また、シグナル光子の光周波数ωsとアイドラー光子の光周波数ωiが近傍である場合は、1/2波長板を利用しても良い。
偏光ビームスプリッタ84は、第1〜3の入出力端84a〜84cを有している。第1の入力端84aから入力されたV偏光の直線偏波光は、第3の入力端84cから出力される。また、第2の入力端84bから入力されたH偏光の直線偏波光は、第3の入力端84cから出力される。このように偏光ビームスプリッタ84は、V偏光とH偏光の直線偏波光を偏光合成して出力する。
偏光ビームスプリッタ84から出力される光は、光ローパスフィルタ86に送られる。光ローパスフィルタ86は、シグナル光子及びアイドラー光子を透過させて、WDMフィルタ88に送り、励起光子を遮断する。
光ローパスフィルタ86から出力される光は、WDMフィルタ88に送られる。WDMフィルタ88は、シグナル光子の波長成分と、アイドラー光子の波長成分とに空間分離して、偏波量子もつれ光子対として出力する。WDMフィルタは、例えば、アレイ導波路回折格子(AWG:Arrayed Waveguide grating)を用いて構成することができる。
なお、量子もつれ光子対発生装置は、コリメートレンズなどを利用して、各部品を空間光学系として構成としても良いし、光ファイバコネクタなどで光モジュールとして市販されている各部品を接続した光ファイバ光学系として構成しても良い。なお、この量子もつれ光子対発生装置を構成する光学系は、偏光保持光学系であることが望ましいが、光モジュールが偏光保持光学系でない場合は、偏波面コントローラなどを挿入しても良い。
この第1のもつれ光子対発生装置によれば、励起光源部であるレーザ共振器と、非線形光学媒体を含む光子対発生部が一体化されている。このため、より小型で低コストの量子もつれ光子対を提供することができる。また、励起光をレーザ共振器外に取り出す必要がないため、より高効率となる。
(第1のもつれ光子対発生装置の第1の変形例)
図4を参照して、第1のもつれ光子対発生装置の第1の変形例を説明する。図4は、第1の変形例のもつれ光子対発生装置11の概略図である。
量子もつれのもつれ具合を最大化するためには、V偏光の光子対とH偏光の光子対の生成確率を同じにする必要がある。そのために、非線形光学媒体に入力される励起光の強度を第1の光経路60及び第2の光経路61のいずれについても等しくするのが良い。
そこで、この変形例のレーザ共振器21では、光増幅器を第1及び第2の光増幅器31及び32の2つとし、第1及び第2の光増幅器31及び32、第1及び第2の波長分離フィルタ50及び51を、非線形光学媒体40を中心として対称に配置している。このように構成することで、V偏光の光子対とH偏光の光子対の生成確率を同じにできる。また、第1及び第2の波長分離フィルタ50及び51の損失特性にばらつきがある場合には、駆動電源35及び36の出力を調整することにより、2つの光増幅器31及び32の光学利得に差をつけて補償可能にすることもできる。
その他の構成要素については、第1のもつれ光子対発生装置10と同様に構成できるので、重複する説明を省略する。
また、この例では、第1の光増幅器31及び第2の光増幅器32を接続する第3の光経路62に、光バンドパスフィルタ64及び光遅延回路66を設けている。なお、光バンドパスフィルタ64及び光遅延回路66を、第1の光経路60及び第2の光経路62にそれぞれ設けて、光バンドパスフィルタ及び光遅延回路を含めて、対称に配置しても良い。
(第1のもつれ光子対発生装置の第2の変形例)
図5を参照して、第1のもつれ光子対発生装置の第2の変形例を説明する。図5は、第2の変形例のもつれ光子対発生装置12の概略図である。
アプリケーションによっては、量子もつれ光子対を光パルス状に形成する必要がある。そこで、第2の変形例では、レーザ共振器22内に光変調器68を備えている。この光変調器68により、励起光子を光パルス化し、その結果、量子もつれ光子対を光パルス状に形成できる。また、励起光子のピーク強度が増加するので、高効率化となる。
光変調器以外の構成要素については、第1のもつれ光子対発生装置の第1の変形例と同様に構成できるので、重複する説明を省略する。
なお、ここでは、第1のもつれ光子対発生装置の第1の変形例に光変調器を設ける構成について説明したが、第1のもつれ光子対発生装置に、光変調器を設けても良い。
(第2のもつれ光子対発生装置)
図6を参照して、この発明に係る量子もつれ光子対発生装置の第2の実施形態(以下、第2のもつれ光子対発生装置とも称する。)について説明する。図6は、第2のもつれ光子対発生装置の概略構成図である。
第2のもつれ光子対発生装置14は、非線形光学媒体41が、励起光子に対するカスケード2次非線形光学効果による自然パラメトリック下方変換光として、あるいは、励起光子の自然4光波混合光としてシグナル光子及びアイドラー光子を生成する点が、第1のもつれ光子対発生装置と異なっている。
このとき、励起光子、シグナル光子及びアイドラー光子の光周波数ωp、ωs及びωiは、2ωp=ωs+ωiの関係式を満たす。また、励起光子、シグナル光子及びアイドラー光子の光波長λp、λs及びλiは、2/λp=1/λs+1/λiの関係式を満たす。量子もつれ光子対の波長帯として、1.5μm帯を所望する場合は、励起光子の波長帯として、1.5μmを用いればよい。
この場合、第1及び第2の光子対取出部が、シグナル光子とアイドラー光子をレーザ共振器24から取り出し、励起光子をレーザ共振器内に伝播させてレーザ発振を生じさせる波長分離フィルタで構成される。例えば、波長分離フィルタを、第1及び第2の誘電体多層膜光フィルタ52及び53で構成することができる。
図7を参照して、波長分離フィルタの入出力特性を説明する。図7は、波長分離フィルタの入出力特性を示す模式図である。図7は横軸に光周波数を取って示し、縦軸に透過率をいずれも任意単位で取って示している。図7中、実線Iは、第1の入出力端に入力された光に対し、第2の入出力端から出力される透過率を示し、点線IIは、第1の入出力端に入力された光に対し、第3の入出力端から出力される透過率を示している。
この場合、第1及び第2の光子対取出部を透過する光周波数は、励起光子の光周波数ωpに限定されるため、狭帯域の光バンドパスフィルタは不要となる。
その他の構成については、第1のもつれ光子対発生装置と同様に構成できるので、ここでは、重複する説明を省略する。なお、第2のもつれ光子対発生装置が備える第1及び第2の光子対取出部を第1のもつれ光子対発生装置に適用しても良い。
この第2のもつれ光子対発生装置は、励起光子、アイドラー光子及びシグナル光子が同じ波長帯の光である。このため、単一波長帯で動作する光部品を用いて構成することができ、結合光学系の設計も容易になる。さらに、安価で信頼性の高い汎用部品を利用することができ、信頼性の向上及び低コスト化という利点もある。
(第2のもつれ光子対発生装置の変形例)
図8を参照して、第2のもつれ光子対発生装置の変形例を説明する。図8は、第2のもつれ光子対発生装置の変形例の概略図である。
この変形例のもつれ光子対発生装置15は、第1及び第2の光子対取出部が異なっており、他の構成は図6を参照して説明した第2のもつれ光子対発生装置と同様なので説明を省略する。
この変形例では、第1の波長分離フィルタが、第1の光サーキュレータ54及び第1のファイバブラッググレーティング(FBG)56で構成され、第2の波長分離フィルタが、第2の光サーキュレータ55及び第2のファイバブラッググレーティング(FBG)57で構成されている。
第1の光サーキュレータ54は第1〜3の入出力端54a〜54cを備えている。第1の入出力端54aに入力された光は、第2の入出力端54bから出力され、第2の入出力端54bに入力された光は、第3の入出力端54cから出力され、第3の入出力端54cに入力された光は、第1の入出力端54aから出力される。
第1の光サーキュレータ54の第2の入出力端54bは、非線形光学媒体41の一方の端面41aに接続されている。また、第1の光サーキュレータ54の第1の入出力端54aは、光増幅器30の一方の端面30aに接続されている。第1の光サーキュレータ54の第3の入出力端54cは、第1のFBG56を経て偏波面変換器82に接続されている。
第2の光サーキュレータ55は第1〜3の入出力端55a〜55cを備えている。第2の光サーキュレータ55の第2の入出力端55bは、非線形光学媒体41の他方の端面41bに接続されている。また、第2の光サーキュレータ55の第1の入出力端55aは、光遅延回路66を経て、光増幅器30の他方の端面30bに接続されている。第2の光サーキュレータ55の第3の入出力端55cは、第2のFBG57を経て偏光ビームスプリッタ84に接続されている。
第1及び第2のFBG56及び57は、励起光子の光周波数ωpに対応する波長λpがブラッグ波長となっていて、光周波数ωpの励起光子を反射する。これ以外の光周波数の光は、FBGを通過する。
光増幅器30の一方の端面30aから出力された励起光子は、第1の光サーキュレータ54の第1の入出力端54aに入力される。第1の入出力端54aに入力された光は、第2の入出力端54bから出力されて非線形光学媒体41の一方の端面41aに入力される。非線形光学媒体41で生成されたシグナル光子及びアイドラー光子は、非線形光学媒体41の他方の端面41bから出力されて、第2の光サーキュレータ55の第2の入出力端55bに入力される。第2の入出力端55bに入力された光は、第3の入出力端55cから出力されて第2のFBG57に入力される。第2のFBG57は励起光子を反射する構成とされている。シグナル光子及びアイドラー光子は、第2のFBG57を通過して偏光ビームスプリッタ84に送られる。一方、非線形光学媒体41の他方の端面41bから出力された励起光子は、第2のFBG57で反射され、第2の光サーキュレータ55の第3の入出力端55c、第1の入出力端55aを経て、光増幅器30に送られる。
光増幅器30の他方の端面30bから出力された励起光子は、第2の光サーキュレータ55の第1の入出力端55aに入力される。第1の入出力端55aに入力された光は、第2の入出力端55bから出力されて非線形光学媒体41の他方の端面41bに入力される。非線形光学媒体41で生成されたシグナル光子及びアイドラー光子は、非線形光学媒体41の一方の端面41aから出力されて、第1の光サーキュレータ54の第2の入出力端54bに入力される。第2の入出力端54bに入力された光は、第3の入出力端54cから出力されて第1のFBG56に入力される。第1のFBG56は励起光子を反射する構成とされている。シグナル光子及びアイドラー光子は、第1のFBG56を通過して、偏波面変換器82を経て、偏光ビームスプリッタ84に送られる。一方、非線形光学媒体41の一方の端面41aから出力された励起光子は、第1のFBG56で反射され、第1の光サーキュレータ54の第3の入出力端54c、第1の入出力端54aを経て、光増幅器30に送られる。
(他の実施形態)
なお、上述した各実施形態及び変形例では、レーザ共振器をループ型共振器とした例を説明したが、これに限定されない。例えば、レーザ共振器をファブリーペロー型の共振器としても良い。
図9を参照して、レーザ共振器をファブリーペロー型の共振器とした場合について説明する。図9(A)〜(C)は、レーザ共振器をファブリーペロー型の共振器とした場合の模式図である。ファブリーペロー型の共振器を用いる場合、対称性の観点から、非線形光学媒体を挟む位置に1対の光増幅器31及び32を設ける(図9(B)参照。)か、あるいは、光増幅器を挟む位置に1対の非線形光学媒体42及び43を設けるのが良い(図9(C)参照)。
なお、ファブリーペロー型の共振器の場合、反射鏡70が必要となる。これに対し、ループ型共振器は、反射鏡を設ける必要が無く、また、小型が容易である。従って、ループ型共振器を用いるのがより好ましい。
10、11、12、14、15 もつれ光子対発生装置
20、21、22、24、25 レーザ共振器
30、31、32 光増幅器
34、35、36 駆動電源
40、41、42、43 非線形光学媒体
50、51 波長分離フィルタ
52、53 誘電体多層膜光フィルタ
54、55 光サーキュレータ
56、57 ファイバブラッググレーティング(FBG)
60、61、62 光経路
64 光バンドパスフィルタ
66 光遅延回路
68 光変調器
70 反射鏡
80 光子対出力部
82 偏波面変換器
84 偏光ビームスプリッタ
86 光ローパスフィルタ
88 WDMフィルタ

Claims (12)

  1. 光周波数ωpを含む周波数帯域で光学利得を有し、光周波数ωpの励起光子を生成する光増幅器、
    非線形光学効果により、前記励起光子から、光周波数ωsのシグナル光子及び光周波数ωiのアイドラー光子の光子対を生成する非線形光学媒体、及び
    励起光子の伝播方向に前記非線形光学媒体を挟む位置に設けられ、前記シグナル光子及びアイドラー光子を取り出す、第1及び第2の光子対取出部
    を備え、光周波数ωpでレーザ発振するレーザ共振器と、
    前記第1の光子対取出部から取り出されたシグナル光子及びアイドラー光子の偏光方向を90度回転させる偏波面変換器と、
    前記偏波面変換器からの出力光と、前記第2の光子対取出部からの出力光とを偏光合成する偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタからの出力光を前記シグナル光子の波長成分と、前記アイドラー光子の波長成分とに空間分離するWDM(Wavelength Division Multiplexer/Demultiplexer)フィルタと
    を備え
    前記光増幅器が、第1の光増幅器及び第2の光増幅器により構成され、
    前記第1及び第2の光増幅器、前記第1及び第2の光子対取出部、並びに、前記非線形光学媒体が、当該非線形光学媒体を中心として対称に配置されてい
    ことを特徴とする量子もつれ光子対発生装置。
  2. 前記レーザ共振器が、ループ型共振器である
    ことを特徴とする請求項1に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  3. 前記レーザ共振器内に、光遅延回路を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  4. 前記レーザ共振器内に、光変調器を備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  5. 前記偏光ビームスプリッタと前記WDMフィルタの間に、
    前記シグナル光子及び前記アイドラー光子を透過させ、前記シグナル光子の光周波数ωsと、前記アイドラー光子の光周波数ωiの和で与えられる光周波数の光子を遮断する光ローパスフィルタを備える
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  6. 前記非線形光学媒体は、前記励起光子に対する自然パラメトリック下方変換光として、前記シグナル光子及び前記アイドラー光子を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  7. 前記非線形光学媒体は、前記励起光子に対するカスケード2次非線形光学効果による自然パラメトリック下方変換光として、前記シグナル光子及び前記アイドラー光子を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  8. 前記非線形光学媒体は、前記励起光子の自然4光波混合光として、前記シグナル光子及び前記アイドラー光子を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  9. 前記レーザ共振器内に、前記励起光子の波長成分を透過させる光バンドパスフィルタを備え、
    第1及び第2の光子対取出部が、前記シグナル光子の光周波数ωs及び前記アイドラー光子の光周波数ωiと、前記励起光子の光周波数ωpの間の境界周波数ωx未満の周波数を有する低周波成分の光子を前記レーザ共振器外に取り出し、前記境界周波数ωx以上の周波数を有する高周波成分の光子をレーザ共振器内を伝播させる波長分離フィルタで構成される
    ことを特徴とする請求項に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  10. 第1及び第2の光子対取出部が、前記シグナル光子の波長成分と、前記アイドラー光子の波長成分の光を前記レーザ共振器外に取り出し、前記励起光子の波長成分をレーザ共振器内を伝播させる波長分離フィルタで構成される
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  11. 前記波長分離フィルタが、誘電体多層膜光フィルタで構成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  12. 前記波長分離フィルタが、ファイバブラッググレーティングと光サーキュレータで構成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の量子もつれ光子対発生装置。
JP2013042741A 2013-03-05 2013-03-05 量子もつれ光子対発生装置 Active JP6115189B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013042741A JP6115189B2 (ja) 2013-03-05 2013-03-05 量子もつれ光子対発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013042741A JP6115189B2 (ja) 2013-03-05 2013-03-05 量子もつれ光子対発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014170169A JP2014170169A (ja) 2014-09-18
JP6115189B2 true JP6115189B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=51692587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013042741A Active JP6115189B2 (ja) 2013-03-05 2013-03-05 量子もつれ光子対発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6115189B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107317636B (zh) 2016-12-26 2018-10-02 科大国盾量子技术股份有限公司 一种用于量子通信系统的光源及编码装置
CN107346086B (zh) * 2017-07-27 2019-06-28 山西大学 量子通道和量子节点之间连续变量量子纠缠的产生装置
JP2020148911A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 学校法人東京理科大学 量子もつれ光子対増幅装置及び量子もつれ光子対増幅方法
CN112130396B (zh) * 2020-09-07 2021-06-22 济南量子技术研究院 基于ppktp晶体的多模接收小型化纠缠源系统
CN112068380B (zh) * 2020-09-07 2021-07-30 济南量子技术研究院 基于bbo晶体的多模接收小型化纠缠源系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004521374A (ja) * 2000-11-30 2004-07-15 トラスティーズ オブ ボストン ユニバーシティ レーザ共振器内でのパラメトリックプロセスによる絡み合った高束光子の発生
JP5434373B2 (ja) * 2009-08-26 2014-03-05 沖電気工業株式会社 量子もつれ光子対発生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014170169A (ja) 2014-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5946129A (en) Wavelength conversion apparatus with improved efficiency, easy adjustability, and polarization insensitivity
JP5488342B2 (ja) 量子相関光子対発生方法及び量子相関光子対発生装置
JP5856083B2 (ja) 光信号増幅装置
JP6287152B2 (ja) 光源装置、並びに相関光子対発生装置、偏光量子もつれ光子対発生装置、及び時間位置量子もつれ光子対発生装置
JP5434440B2 (ja) 量子もつれ光子対発生装置
JP6115189B2 (ja) 量子もつれ光子対発生装置
US8780946B2 (en) Ultraviolet laser device
TW200900828A (en) Laser light generating apparatus
JP2014228639A (ja) 光増幅装置
JP7153271B2 (ja) 光信号処理装置
JP5919740B2 (ja) 光源装置及び波長変換方法
JP2014095780A (ja) 光増幅装置
JP2017219749A (ja) 光増幅装置
JP6580554B2 (ja) 赤外領域及び可視領域における少なくとも3つのコヒーレントなレーザビームのための発生器
JP6907917B2 (ja) 波長変換装置
WO2013075565A1 (zh) 基于多普勒振镜的可调谐光学变频器
JP6220314B2 (ja) 光増幅装置
JP4602923B2 (ja) 波長変換器
JPH10213826A (ja) 波長変換装置
Riesgo et al. Demonstration of degenerate vector phase-sensitive amplification
JP2014067061A (ja) 量子もつれ光子対発生装置
JP2014067060A (ja) 量子もつれ光子対発生装置
Yeo et al. Continuous wave tunable fiber optical parametric oscillator with double-pass pump configuration
JP6726205B2 (ja) 周波数可変レーザ光源および周波数可変レーザビームの放射方法
Bai et al. Mode field switching in narrow linewidth mode-locked fiber laser

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160923

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6115189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150