JP2014228356A - 車両用表示装置 - Google Patents

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JP2014228356A JP2013107367A JP2013107367A JP2014228356A JP 2014228356 A JP2014228356 A JP 2014228356A JP 2013107367 A JP2013107367 A JP 2013107367A JP 2013107367 A JP2013107367 A JP 2013107367A JP 2014228356 A JP2014228356 A JP 2014228356A
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真章 石丸
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Abstract

【課題】文字板裏面には、文字板開口と対応する位置に表示器が配置されている。文字板開口を装飾するための枠に固定フックを設けて、この固定フックを文字板へ貫通させて、固定フックを文字板に固定すると、表示器と固定フックに干渉が生じる。本発明は、表示器に干渉しない枠部材を有する車両表示装置を提供する。【解決手段】表示器と、開口を有する文字板と、枠部材と、を有しており、表示器が、文字板の視認側とは反対側で、かつ、表示部と開口が対向する位置に配置されている車両用表示装置において、表示器は、固定部を有しており、固定部は、開口の内側で、かつ、表示器の表示部の面上方に配置されており、枠部材は、固定部に固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、表示器と、文字板と、を備える車両用表示装置に関するものである。
従来、車両用表示装置において、車両状態を表示する表示部を運転者に視認させるため文字板に形成した文字板開口に表示部を配置している。そして、文字板開口を装飾するために、見返し板や文字板と一体に枠が形成されたコンビネーションパネルが提供されている。
しかし、見返し板や文字板と一体に枠を形成する場合には、デザイン上の制約が発生する。そのため、枠を別部品にて成形することが考えられる。その際、枠を文字板に固定する方法として、枠に固定フックを形成し、文字板開口周囲の対応する位置に穴を設け、枠に形成した固定フックを文字板開口周囲に設けた穴に貫通させることが考えられる。しかし、文字板裏面には、文字板開口と対応する位置に表示器が配置されている。そのため、文字板の穴を貫通した枠を固定フックと表示器とが、干渉する課題があった。
そこで、本発明は表示器に干渉しない枠部材を有する車両用表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両状態を表示する表示部を有する表示器と、表示器の前記車両状態である表示内容を認識できるようにするための開口を有する文字板と、開口を装飾するための枠部材と、を有しており、表示器が、文字板の視認側とは反対側で、かつ、表示部と開口が対向する位置に配置されている車両用表示装置において、表示器は、固定部を有しており、固定部は、開口の内側で、かつ、表示器の表示部の面上方に配置されており、枠部材は、固定部に固定されていることを特徴とする。
このように本発明によれば、表示器は、固定部を有しており、固定部は、開口の内側で、かつ、表示器の表示部の面上方に配置されており、枠部材は、固定部に固定されているので、枠部材が表示器に干渉することなく取付けることができる。
請求項2に記載のように、固定部は、穴を有しており、枠部材は、突起を有しており、枠部材の固定部への固定は、突起を穴に係合することにより行うことを特徴とする。
このように本発明によれば、固定部の穴に、枠部材の突起を係合することにより、枠部材と表示器とを容易に取り付けることができる。
請求項3に記載のように、枠部材は、視認方向とは反対側の面に溝部を有し、溝部は、内側に突起を有しており、固定部は、溝部の内側に挿入されており、突起と、穴とは溝部の内側で係合されていることを特徴とする。
このように本発明によれば、視認方向とは反対側の面にある溝部内で枠部材と表示器とを係合することができるので、視認者から枠部材と表示器との固定位置を隠すことができ、美的外観が損なわれるのを回避することができる。
本発明の実施形態におけるコンビネーションメータを示す正面図である。 本発明の実施形態におけるコンビネーションメータの機械的構成を示す断面図であり、図1中のA−A線断面図である。 本発明の実施形態における枠部材締結部の拡大断面図であり、図2中のB部である。 本発明の実施形態における表示器と枠部材の取付け斜視図である。 本発明の実施形態における表示器に設けられた固定部であり、図4中のC部である。 本発明の実施形態における表示器に設けられた枠部材の視認面と反対側の面である。 本発明の実施形態における表示器に設けられた枠部材の断面図であり、図6中のD−D線断面図である。
以下、図1〜7において説明する。
コンビネーションメータ200は、車両の車室内運転席前方のインストルメントパネル内に収容され、車両の運転に必要な情報や車両各部の作動状態に関する情報を、運転者に向けて表示するものである。コンビネーションメータ200は、要部として、表示器50と、文字板60と、回路基板70と、ケース80と、見返し板90と、フロントパネル100と、ロアカバー110と、枠部材120と、を有する。表示器50と、回路基板70とは、ロアカバー110に取付けられている。文字板60と、ケース80とは、見返し板90と、ロアカバー110とに狭持されるように固定されている。枠部材120は、表示器50に取付けられている。フロントパネル100は、見返し板90に固定されている。
表示器50は、車両情報を表示するものである。表示器50は、液晶表示部51と、表示部下側ケース52と、表示部上側ケース53とで構成されている。液晶表示部51は、表示部下側ケース52に固定されている。表示部下側ケース52は、表示部上側ケース53に覆われるように、表示部上側ケース53に固定されている。
液晶表示部51は、その駆動回路部が回路基板70に、図示されていないコネクタ等で接続されており、車両の区間走行距離や総走行距離や車両の作動状態や異常状態などの車両状態を示すマイコンで制御された画像を画像表示面51aに表示することができる。画像表示面51aは、矩形に形成されている。液晶表示部51は、表示部下側ケース52に画像表示面51aとは反対側の面が覆われるように、表示部下側ケース52に固定されている。
表示部下側ケース52は、液晶表示部51を挿入するための表示部下側ケース開口52aを有している。表示部下側ケース52は、液晶表示部51とほぼ同じ大きさである。表示部下側ケース52は、鉄等の金属材料によって形成されている。表示部下側ケース52は、表示部上側ケース53により、表示部下側ケース52に固定されている液晶表示部51の画像表示面51aと、表示部上側ケース53の後述する表示部開口56とが対向するように覆われている。
表示部上側ケース53は、4つの枠部材固定部54と、表示部開口56と、4つの表示器固定部57と、表示器上側ケース枠59とを有している。表示部上側ケース53は、鉄等の金属材料によって形成されている。
枠部材固定部54は、表示部上側ケース53と一体で形成されている。枠部材固定部54は、枠部材固定部外面54aと、枠部材固定部内面54bと、枠部材固定部側面54cと、枠部材固定部上面54dと、を有している。枠部材固定部上面54dは、枠部材固定角部54eを有している。枠部材固定部外面54aは、表示器50の後述する表示器上側ケース枠上面部59aに連続した平面にあり、枠部材固定部54の表示部開口56とは反対側の面である。枠部材固定部内面54bは、枠部材固定部外面54aと反対側の面であり、枠部材固定部54の表示部開口56側の面である。枠部材固定部側面54cは、枠部材固定部外面54aと、枠部材固定部内面54bとで挟まれ、車両取付け状態において前後方向の面である。枠部材固定部上面54dは、枠部材固定部54の上側の面であり、枠部材固定部外面4aと、枠部材固定部内面54bと、枠部材固定部側面54cと、で囲まれた面である。枠部材固定角部54eは、枠部材固定部内面54bと、枠部材固定部上面54dが接する部分である。
枠部材固定部54は、枠部材固定穴55を有している。枠部材固定部54は、表示器上側ケース枠上面部59aの上方、かつ、表示部開口56上方斜め方向に突出している。枠部材固定部54は、表示部開口56と、表示器上側ケース枠59との境目にて折り曲げられ形成されている。枠部材固定部54は、文字板60を組み付けた状態において、後述する文字板開口61内に位置するように形成されている。枠部材固定部54は、表示部上側ケース53に4つ設けられている。枠部材固定部54は、表示部開口56を挟んで向かい合う位置に2つずつ配置されている。枠部材固定部54は、隣り合う枠部材固定部側面54cが対向するように、設けられている。
枠部材固定穴55は、枠部材固定部外面54aと、枠部材固定部内面54bとを貫通するように矩形に設けられている。枠部材固定穴55は、後述する突起125を固定するための穴固定面55aを有する。枠部材固定穴55は、4つの枠部材固定部54に夫々設けられている。枠部材固定穴55は、枠部材固定部外面54aと、枠部材固定部内面54bとに、垂直に設けられている。ここで、表示部開口56を挟んで対向する位置に配置されている枠部材固定部54を表示器上側ケース枠上面部59aと垂直になるように変形させた場合に、互いの枠部材固定穴55の中心軸が同一直線状になるよう、その枠部材固定穴55が枠部材固定部54に形成されている。隣り合う位置に配置されている枠部材固定部54を表示器上側ケース枠上面部59aと垂直になるように変形させた場合に、互いの枠部材固定穴55の水平方向の中心線が同一直線状になるよう、その枠部材固定穴55が枠部材固定部54に形成されている。
表示部開口56は、画像表示面51aと相似形である、矩形に形成されている。表示部開口56は、表示部下側ケース52と一体として固定されている画像表示面51aが視認できるよう画像表示面51aと対向する位置に、表示部上側ケース53に開口されている。表示部開口56は、画像表示面51aより若干小さく形成されている。
表示器固定部57は、画像表示面51aが、表示部開口56、枠部材120を通してコンビネーションメータ200から視認できるように、回路基板70の視認者側の面である回路基板表面70aに接する角度で、表示部上側ケース53と一体として設けられている。表示器固定部57は、表示器固定穴58を有している。
表示器固定穴58は、表示器50をロアカバー110に螺子111で固定するための貫通穴である。
表示器上側ケース枠59は、液晶表示部51とほぼ同じ大きさである。表示器上側ケース枠59は、表示器上側ケース枠上面部59aと、表示器上側ケース枠側面部59bを有する。表示器上側ケース枠上面部59aは、画像表示面51aと平行に形成され、表示部開口56の外周部分である。表示器上側ケース枠側面部59bは、表示器上側ケース枠上面部59aとは垂直をなし、液晶表示部51の側面を覆う部分である。
文字板60は、樹脂を平面状、または、圧空成形などにより立体状に形成されている。文字板60には、文字板開口61が設けられている。文字板60は、速度計1、エンジン回転計2、燃料計3、水温計4が配置されている文字板表面60aと、文字板表面60aと反対側の面である文字板裏面60bを有する。
文字板開口61は、画像表示面51aと相似形である、矩形に形成されている。文字板開口61は、表示部開口56より若干大きく形成されている。文字板開口61は、文字板裏面60b側に配置される画像表示面51aと、対向する位置に設けられている。
回路基板70は、樹脂で形成されている。回路基板70は、回路基板表面70aと、回路基板裏面70bと、回路基板固定穴71を有する。
回路基板表面70aは、回路基板70の文字板60側の面である。回路基板表面70aには回路が構成されている。回路基板表面70aには、文字板60を照射するLEDからなる文字板光源6と、速度計1、エンジン回転計2、燃料計3、水温計4に設けられた指針5を照射するLEDからなる指針光源7とが、はんだ付けにより実装されている。
回路基板裏面70bは、回路基板70の文字板60とは反対側の面である。回路基板裏面70bには、回路が構成されている。回路基板裏面70bには、指針5を回転駆動させるためのステッパモータ等からなるムーブメント8と、図示されていないマイコン等の制御回路とが、はんだ付けにより実装されている。
回路基板固定穴71は、回路基板70をロアカバー110に螺子111で固定するための貫通穴である。回路基板固定穴71は、表示器固定穴58に対応する位置に設けられている。
ケース80は、樹脂で形成されている。ケース80には、ケース開口81が設けられている。ケース80は、ケース上面80aを有している。ケース上面80aは、文字板裏面60bと接する面である。ケース80は、文字板光源6から放射される光が文字板60と、指針光源7から放射される光が指針5と、異なる部位に漏れないように、文字板光源6および指針光源7のそれぞれ外周に閉じられた構造を有している。
ケース開口81は、回路基板70上に固定された表示器50に対応する位置で、かつ、表示器上側ケース枠側面部59bを囲むように設けられている。
見返し板90は、樹脂による射出成形により形成されている。見返し板90は、文字板60の外周を覆うように設けられている。
フロントパネル100は、透光性の樹脂で形成されている。フロントパネル100を通して、速度計1と、エンジン回転計2と、燃料計3と、水温計4と、後述する窓部121及び文字板開口61を通した画像表示面51aと、見返し板90と、枠部材120とが、視認可能となっている。また、フロントパネル100は、見返し板90に爪等で固定されている。
ロアカバー110は、樹脂による射出成形により形成されている。ロアカバー110は、裸子穴112を有している。ロアカバー110には、表示器50と回路基板70とが、各々の表示器固定穴58と、回路基板固定穴71に螺子111を通し、その螺子111を螺子穴112に螺合することにより固定されている。ロアカバー110は、回路基板表面70a側に配置されたケース80とケース80の回路基板70とは反対側に配置された文字板60と、を狭持するように、爪等で見返し板90に固定されている。
枠部材120は、文字板60と表示器50との間に生じる隙間が運転者等から見えなくし、文字板開口61周囲を加飾するため設けられている。枠部材120は、画像表示面51aと相似形であり、ほぼ同形状である矩形にて形成されている。枠部材120は、文字板開口61の全周を覆うように設けられている。枠部材120は、運転者等から視認される枠部材視認面120aと、運転者等から視認されない枠部材裏面120eと、窓部121とを有している。
枠部材視認面120aは、枠部材視認窓側面120bと、枠部材視認外側面120cと、部材視認上面120dとを有している。枠部材視認窓側面120bは、窓部121と接する面全周に渡り形成されている。枠部材視認外側面120cは、枠部材視認面120aの、枠部材視認窓側面120bと反対側の面である。部材視認上面120dは、枠部材視認面120aの、枠部材視認窓側面120bと、枠部材視認外側面120cとに囲まれた面である。部材視認上面120dには、凹凸形状122、枠部材角部123が加飾形状として形成されている。
枠部材裏面120eには、枠部材裏面内周120f、枠部材裏面外周120g、溝部124が形成されている。枠部材裏面内周120fは、枠部材裏面120eにおける溝部124と、窓部121とに挟まれた面である。枠部材裏面外周120gは、枠部材裏面120eにおける窓部121に対し、溝部124の外側の面である。
窓部121は、ロアカバー110に表示器50が固定された状態において、表示部開口56、ケース開口81、文字板開口61を通して、画像表示面51aに表示される内容を認識できるよう設けられている。窓部121は、画像像表示面51aとほぼ相似形をしており、ほぼ矩形にて形成されている。
溝部124は、枠部材裏面120e全周に渡り設けられている。溝部124は、溝部壁124aを有している。溝部壁124aは、枠部材120と、溝部124とが接する面である。溝部壁124aは、溝部壁内側面124bと、溝部壁外側面124cと、溝部壁上面124dとを有している。溝部壁内側面124bは、溝部壁124aの窓部121側の面である。溝部壁外側面124cは、溝部壁124aの溝部壁内側面124bと対向した面である。溝部壁上面124dは、溝部壁124aの溝部壁内側面124bと、溝部壁外側面124cに囲まれた面である。溝部壁内側面124bは、突起125を有している。ここで、突起125を有している窓部121を挟んで反対側の両溝部壁内側面124b間距離を、溝部壁内側面間距離L1とする。対応する斜めに配置された枠部材固定部54の枠部材固定部内面54bの角部である両枠部材固定角部54e間の距離を、枠部材固定角部間距離L2とする。溝部壁内側面124bは、溝部壁内側面間距離L1が枠部材固定角部間距離L2に比べ若干広くなるよう、枠部材120に形成されている。
突起125は、枠部材固定穴55に挿入し、枠部材120を表示器50に固定するために設けられている。突起125は、突起固定面125aを有する。突起125は、枠部材120を表示器50に固定するため、枠部材固定穴55に対応する位置に、溝部壁内側面124bに4つ設けられている。突起固定面125aは、突起125と枠部材固定穴55とを係合した際に、枠部材120と液晶表示部51とが水平となるように、平面が設けられているとともに、この4つの突起125の枠部材固定穴55に対する配置位置が設定されている。
以下、枠部材120を表示器50に固定する方法について説明する。
枠部材120は、突起125を枠部材固定部54の枠部材固定部内面54bに押し当て、斜めに形成された枠部材固定部54を表示部開口56と反対側に変形させながら、溝部124へ挿入する。枠部材固定部54は、表示部開口56と反対側に変形することにより、弾性エネルギーを得る。
枠部材固定部54は、突起125が枠部材固定穴55に挿入されると、表示部開口56側へ弾性変形し、弾性反力により枠部材固定角部54eで溝部壁内側面124bを圧接する。これにより、枠部材120は、コンビネーションメータ200視認左右方向の位置が固定される。
枠部材裏面外周120gは、枠部材固定部54を溝部124に挿入することにより、文字板表面60aを圧接する。文字板60は、枠部材120の挿入力により枠部材120挿入方向に変形し、弾性エネルギーを得る。
文字板60には、枠部材120の挿入力を解除すると、弾性エネルギーにより、枠部材120の挿入方向とは反対側に弾性反力が生じる。枠部材120は、文字板60の弾性反力により、枠部材120の挿入方向と反対側に押し上げられる。枠部材120は、枠部材120の挿入方向と反対側に押し上げられたことにより、穴固定面55aにて突起固定面125aに圧接される。これにより、枠部材120は、表示器50に対するコンビネーションメータ200視認前後方向の位置が固定される。
以下、枠部材120を表示器50に固定する作用、効果について説明する。
枠部材120は、見返し板90や文字板60とは別部品により、射出成形により形成されている。圧空成形により成形する場合、枠部分を圧縮成形された文字板60と一体に成形するためには、樹脂の収縮量ばらつきが大きいため欠損が生じないよう、枠部分の側壁に連続した平面部を形成する必要がある。これに対し本発明では、枠部材120は、射出成形により文字板60と別部品で形成されているため、樹脂の収縮量ばらつきが圧空成形の場合と比べ少ないので、枠部材視認窓側面120bに連続した平面を設ける必要がない。また、圧空成形する際には、直角に近づけることや、細かな凹凸形状を設けることが困難である。これに対し本発明では、枠部材120は射出成形により文字板60と別部品で形成されているので、より細かな凹凸形状122や、枠部材角部123を成形することが可能である。また、見返し板90と一体に枠部分を形成した場合、冷却過程において肉厚が大きい見返し部分と肉厚が小さい枠部分との間で冷却速度に偏りが生じ、樹脂の温度差が大きくなり、反りが発生しやすく、肉厚の小さい形状を形成することが困難である。これに対し本発明では、枠部材120は、見返し板90とは別部品で形成されているので、冷却速度の差が生じにくく、枠部材の幅L3を見返し板90と一体で形成する場合に比べ細くすることが可能である。したがって、デザイン上の制約がなくなるので、高級感を向上させることができる。
枠部材120を文字板60に固定する場合、枠部材裏面120eに突起状のフックを形成し、文字板開口61の周囲に設けた穴に挿入し、突起状のフックを文字板裏面60bから2〜3ミリ突出させ、固定することが考えられる。しかしながら、文字板裏面60bに対向する方向で、かつ、文字板開口61を覆う位置に文字板60と0.3〜1.0ミリ程度の距離にて表示器上側ケース枠上面部59aが位置しており、枠部材裏面に突起状のフックを設けた場合、表示器50と干渉する。そのため、文字板60と表示器上側ケース枠上面部59aとの距離を広く確保する必要が生じる。この場合、斜め方向からの視認した際には、フロントパネル100、窓部121、文字板開口61を通し、文字板60と表示器上側ケース枠上面部59aとの隙間から、回路基板70に実装された素子や、ケース80が視認される。また、表示器上側ケース枠上面部59aと、文字板裏面60bとの距離を広く確保することにより、画像表示面51aが文字板60から奥まった感じが生じる。これにより、コンビネーションパネル200の美的外観が低下する。これに対し本発明では、枠部材固定部54を文字板開口61から突出させ、枠部材120を枠部材固定部54に固定するため、文字板60と表示器上側ケース枠上面部59aとの間に取り付け部を有していない。したがって、文字板60と表示器上側ケース枠上面部59aとの距離を広く確保する必要がなく、コンビネーションパネル200の美的外観が低下することを回避することができる。
突起125が、溝部124の側面である溝部壁内側面124bに設けられていることにより、表示器50と枠部材120との固定を溝部124内部で行うことができ、視認者から固定位置を隠すことができる。これにより、美的外観が損なわれるのを回避することができる。
固定部構成である突起125を枠部材120に、枠部材固定部54と、枠部材固定穴55とを表示部上側ケース53に、それぞれ一体にて形成することにより追加的な部品を必要とせず、コンビネーションメータ200に取り付けが可能な枠部材を形成することができる。
なお、本発明は、上述の実施例に限らず、以下のように種々変形可能である。
(1)枠部材固定部54は、表示部開口56と、表示器上側ケース枠59との境目にて折り曲げられ、表示部上側ケース53と一体で形成されているものに限られない。例えば、枠部材固定部54を、表示器上側ケース枠側面部59bに設け、表示器上側ケース枠上面部59aを沿うように屈曲させ、枠部材固定部54が、文字板開口61を突出すように配置してもよい。また、枠部材固定部54は、表示部上側ケース53と別に設け、枠部材固定部54を、溶接により表示器上側ケース枠上面部59aに取付けたものでもよい。
(2)枠部材固定部54は、斜め方向に、突出しているものに限られない。例えば、枠部材固定部54を表示器上側ケース枠上面部59aと垂直に形成し、枠部材固定部54を表示部開口56上方に突出させてもよい。
(3)枠部材120は、表示器50の画像表示面51aにほぼ相似形である、矩形に限定されるものではない。例えば、円形であってもよい。
(4)枠部材120を、文字板開口61の全周を覆うものに限られない。例えば、枠部材120を分割し、表示器50に取付けてもよい。
(5)突起125は、三角形状に限られるものではない。例えば、円錐状に形成されたものであってもよい。
(6)突起固定面125aは、溝部壁内側面124bに垂直に設けられたものに限られない。例えば、突起固定面125aを溝部壁内側面124bに対し、斜めに設けられても良い。
(7)枠部材120に設けられた突起125は、溝部壁124aの窓部121側の面である溝部壁内側面124bに設けられたものに限られるものではない。例えば、枠部材固定部54を、枠部材固定部側面54cが表示器上側ケース枠上面部59aに対向する位置まで屈曲させ、突起125を、溝部壁内側面124bとは反対側の面である溝部壁外側面124cに、かつ、枠部材固定穴55に対応する位置に設け、枠部材120を表示器50に固定してもよい。
(8)表示器50と枠部材120の固定は、枠部材固定部54に設けられた枠部材固定穴55と枠部材に設けられた突起125とによって行われることに限らない。例えば、枠部材裏面120eに、枠部材固定部54の板厚より細い溝部124を設け、表示器50に設けられた枠部材固定部54を、溝部124に圧入することにより固定してもよい。
(9)枠部材固定部54は、板状に限られるものではない。例えば、円柱状であってもよい。
(10)枠部材固定部54は、表示部開口56を挟んで向かい合う位置に2つずつ配置されたものに限定されるものではない。例えば、枠部材固定部54を、表示部上側ケース53における表示部開口56に枠部材固定部54が設けられていない位置にさらに設けて、突起125を、枠部材120における溝部124内の夫々の枠部材固定部54が対応する位置に形成して固定してもよい。また、枠部材固定部54を、4つから3つに減らし、表示器50と枠部材120を固定してもよい。
(11)表示器50と枠部材120の固定は、枠部材裏面外周120gを文字板表面60aに圧接した弾性反力よるものに限られず、枠部材裏面内周120fを表示器上側ケース枠上面部59aに圧接した弾性反力によるものであってもよい。例えば、枠部材120の枠部材裏面内周120f側を長くし、かつ、枠部材外周裏面120e側を短くし、枠部材裏面内周120fを表示器上側ケース枠上面部59aに押し当てる。これにより、表示器上側ケース枠上面部59aの弾性反力により、穴固定面55aと突起固定面125aとを圧接し、枠部材120を表示器50に固定してもよい。
1 速度計
2 エンジン回転計
3 燃料計
4 水温計
5 指針
6 文字板光源
7 指針光源
8 ムーブメント
50 表示器
51 液晶表示部
51a 画像表示面
52 表示部下側ケース
52a 表示部下側ケース開口
53 表示部上側ケース
54 枠部材固定部
54a 枠部材固定部外面
54b 枠部材固定部内面
54c 枠部材固定部側面
54d 枠部材固定部上面
54e 枠部材固定角部
55 枠部材固定穴
55a 穴固定面
56 表示部開口
57 表示器固定部
58 表示器固定穴
59 表示器上側ケース枠
59a 表示器上側ケース枠上面部
59b 表示器上側ケース枠側面部
60 文字板
60a 文字板表面
60b 文字板裏面
61 文字板開口
70 回路基板
70a 回路基板表面
70b 回路基板裏面
71 回路基板固定穴
80 ケース
80a ケース上面
81 ケース開口
90 見返し板
100 フロントパネル
110 ロアカバー
111 螺子
112 螺子穴
120 枠部材
120a 枠部材視認面
120b 枠部材視認窓側面
120c 枠部材視認外側面
120d 枠部材視認上面
120e 枠部材裏面
120f 枠部材裏面内周
120g 枠部材裏面外周
121 窓部
122 凹凸形状
123 枠部材角部
124 溝部
124a 溝部壁
124b 溝部壁内側面
124c 溝部壁外側面
124d 溝部壁上面
125 突起
125a 突起固定面
200 コンビネーションメータ
L1 溝部壁内側面間距離
L2 枠部材固定角部間距離
L3 幅

Claims (3)

  1. 車両状態を表示する表示部を有する表示器と、
    前記表示器の前記車両状態である表示内容を認識できるようにするための開口を有する文字板と、
    前記開口を装飾するための枠部材と、を有しており、
    前記表示器が、前記文字板の視認側とは反対側で、かつ、前記表示部と前記開口が対向する位置に配置されている車両用表示装置において、
    前記表示器は、固定部を有しており、
    前記固定部は、前記開口の内側で、かつ、前記表示器の前記表示部の面上方に配置されており、
    前記枠部材は、前記固定部に固定されていることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記固定部は、穴を有しており、
    前記枠部材は、突起を有しており、
    前記枠部材の前記固定部への固定は、前記突起を前記穴に係合することにより行うことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記枠部材は、視認方向とは反対側の面に溝部を有し、
    前記溝部は、内側に前記突起を有しており、
    前記固定部は、前記溝部の内側に挿入されており、
    前記突起と、前記穴とは前記溝部の内側で係合されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016203646A1 (ja) * 2015-06-19 2018-02-22 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の表示装置

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